JP4177255B2 - 回路遮断器 - Google Patents

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Description

この発明は、過電流を検出したとき可動接触子を回動させ、接点間に発生したアークを消弧装置により消弧する回路遮断器に関する。
従来の回路遮断器のベースは、耐熱性、耐アーク性、機械的強度等の要求を比較的容易に達成できることから、熱硬化性樹脂を主成分とするものが多く用いられてきた。ところが、熱硬化性樹脂は、成形時に発生するバリ、射出成形時に発生するスプルーやランナー等の焼却または埋め立てが必要であり、バリ、スプルー、ランナー等のリサイクル或いはリユースが困難であった。
他方、熱可塑性樹脂を主成分とする成形品を採用することも検討されている。例えば、特開平08−171847号公報に示されたナイロン6、ナイロン66、ナイロンMXD6からなる熱可塑性樹脂と200°C以上で脱水反応する無機化合物と強化材とを含有する成形品は、難燃性及び電極開閉後の絶縁性能に優れ、回路遮断器用の成形品としても好適である。しかしながら、定格電流の大きな回路遮断器のベースに適用するときには、ベースとして要求される特性、特に耐熱性が不充分であることが判ってきた。
特開平8−171847号公報
発明者らの実験によれば、上述の特開平08−171847号公報に記載されたベース(主樹脂となるナイロン6の融点約215°C)を225アンペアフレーム、定格電流225Aの回路遮断器に適用し、過負荷遮断試験(定格電流の6倍を通電し遮断する試験(JIS C8370及びC8371)。この場合、225A×6=1350Aを通電)を行ったところ、接点間のオーバートラベル値が減少し、接点間の接圧が異常に減少することがあった。このとき、ベース側に固定される接触子を固定しているベースの表面近傍が溶融していたことが判った。これらオーバートラベル値の減少、接点間の接圧の減少、ベースの近傍部位の溶融は、遮断に伴って発生するアーク発熱が主要因と考えられる。そして、固定接触子を固定しているベースの近傍部位が溶融すると、接点間の接圧が不安定になるばかりか、開閉を繰り返すことにより、ベースの固定接触子との接触部が変形し、さらにオーバートラベル値の減少を誘引することが懸念される。
ここで、オーバートラベル値とは、接点が接触した状態で、固定側の接点を取り去ったときに、可動側の接点が固定側の接点側に移動する量であり、接圧を一定に保つために裕度をもって接点厚さの数倍に設定している。そして、接点を保持する構造物例えばベース、可動接触子、固定接触子等は接点間の接圧を維持するため、その反力を受けており、この反力に起因して構造物が変形例えばクリープ変形し、経年的にオーバートラベル値は減少する。
また、熱可塑性樹脂として、ポリブチレンテレフタレート(略称PBT、融点 約220°C)やポリエチレンテレフタレート(略称PET、融点約255°C)を主成分としたときも同様であった。
そこで、樹脂材料を更に高融点であるポリフェニレンサルファイド(略称PPS、融点約290°C)に変更して、同様の過電流引き外し試験を実施しても、同様の問題を発生した。
この発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、耐熱性および耐アーク性に優れ、特に過電流引き外しの際に発生、またはこれを繰り返しにより発生するような、高温の熱履歴を受けても、溶融や熱変形の発生が少な回路遮断器を得ることを目的とする。
この発明の第1の観点による回路遮断器は、 過電流を検出したとき可動接触子を回動させ、この可動接触子の可動接点と対向する固定接点との間に発生したアークを消弧装置により消弧する回路遮断器であって、
前記可動接触子を回動可能に保持する保持ホルダーを開閉する開閉機構と、
結晶性熱可塑性樹脂を主樹脂とする成形品で構成されたベースと、
このベースに被せられ筐体を構成するカバーとを備え、
前記ベースは、前記保持ホルダー、固定接点および消弧装置が配置される底部と、
この底部に直交して設けられ外部と境界を成す側面壁を有し、
前記ベースの底部には電子線照射が施され、かつ前記側面壁には、電子線照射が施されないことを特徴とする。
この発明の第2の観点による回路遮断器は、過電流を検出したとき可動接触子を回動させ、この可動接触子の可動接点と対向する固定接点との間に発生したアークを消弧装置により消弧する回路遮断器にあって、
前記可動接触子を回動可能に保持する保持ホルダーを開閉する開閉機構と、
結晶性熱可塑性樹脂を主樹脂とする成形品で構成されたベースと、
このベースに被せられ筐体を構成するカバーとを備え、
前記ベースは、側面部と、この側面部の外周縁から前記側面部に直交するように形成された壁部とを有し、
前記保持ホルダー、固定接点および消弧装置は前記ベースの側面部に沿って配置されており、
前記ベースの側面部には電子線照射が施され、かつ前記ベースの壁部には電子線照射が施されないことを特徴とする。
この発明の第1の観点による回路遮断器は、前記可動接触子を回動可能に保持する保持ホルダーを開閉する開閉機構と、結晶性熱可塑性樹脂を主樹脂とする成形品で構成されたベースと、このベースに被せられ筐体を構成するカバーとを備え、前記ベースは、前記保持ホルダー、固定接点および消弧装置が配置される底部と、この底部に直交して設けられ外部と境界を成す側面壁を有し、前記ベースの底部には電子線照射が施され、かつ前記側面壁には、電子線照射が施されないことを特徴とし、ベースに結晶性熱可塑性樹脂を主樹脂とするとともに、成形後に電子線照射が施された絶縁性の成形品を用いたので、高温の熱履歴を受けても、溶融や熱変形の発生が少なく、かつ耐アークに優れる回路遮断器を得ることができる。また、前記成形品はベースを構成するので、耐熱性および接点間のオーバートラベル特性に優れる。
また、ベースは、保持ホルダー、固定接点および消弧装置が配置される底部と、この底部に直交して設けられ外部と境界を成す側面壁を有記ベースの底部に電子線照射が施され、かつ記ベースの記側面壁には電子線照射が施されないので、アーク発生時のアーク発熱による耐熱性および筐体内圧の上昇に対する耐衝撃性に優れる。
また、この発明の第2の観点による回路遮断器では、ベースは、側面部と、この側面部の外周縁から前記側壁部に直交するように形成された壁部とを有し、ベースの側面部に沿って、保持ホルダー、固定接点および消弧装置が配置され、この側面部に電子線照射が施されたので、耐熱性および耐アーク性に優れるとともに微細な加工が可能となり、外径の小型化および部品の高密度化に寄与できる。
以下この発明のいくつかの実施の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る回路遮断器の外観を示す図、図2図1の外観図からカバーを取り去った図、図3図2の保持ホルダーの外観を示す図、図4は接点部分を拡大して示す断面図、図5図1のベースを模式的に示す上面図である。
図において、1は回路遮断器、2は絶縁性の樹脂成形品により形成されたベース、3は絶縁性の樹脂成形品により形成されベース2に被せられベース2とにより筐体を形成するカバー、4はカバー3の外部より開閉機構7および保持ホルダー6を介して可動接触子5を開閉するハンドル、6は可動子保持部6A(図3)に可動接触子5を回動可能に保持する保持ホルダー、7は金属製のフレーム7Aがベース2に支持され、保持ホルダー6を開閉駆動する開閉機構、8は過電流を検出し開閉機構をトリップさせる過電流検出器、9は接点5A、10A間に発生したアークを消弧する消弧装置であり、複数の金属製の消弧グリッド板9A(第4図)を絶縁性のグリッド側板9Bにより支持している。10は可動接点5Aに対向する固定接点10Aが設けられたベース側接触子(固定接触子に相当する)、11はベース側接触子10を支持ピン12周りに回動可能に支持するとともに電路を形成する支持部材、13は支持部材10と固定導体14を電気的に接続する可とう性銅線、15は固定導体14を覆う絶縁部材である。
次いで、ベース2について詳説する。
ベース2には、その底部2C(図5図7)に、開閉機構7、過電流検出器8、消弧装置9、支持部材11を介してベース側接点10Aが配置されており、端子板保持部2D、2Eには端子板14A、16(図4図2)が配置され、さらに、保持ホルダー受け部2Fで保持ホルダー6の回転軸6B(図3)を支持する。これらの中で消弧装置9とベース側接点10Aは接点5Aおよび10A間に発生したアークに近くアークによる発熱の影響が大きい領域であり2G(図5)と付番した、また、ベース2の底部2Cに直交して、外部との境界を成す側面壁2Aおよび相間を絶縁する相間壁2Bが一体成形により設けられている。また、固定接点10Aが設けられたベース側接触子10の支持部11との接触部、開閉機構の支持部、保持ホルダー6の回転軸6Bの支持部に大きな力が作用する。
ベース2は結晶性の熱可塑性樹脂を主樹脂とした成形品であり、電子線が照射されている。ここで、電子線とは、電子の流れを細くしぼり、ほぼ直線状としたものであって、殺菌を目的として医療用品の分野で広く使用されている。
結晶性熱可塑性樹脂は、結晶性であれば、特に制約を設けないが、回路遮断器が市場において10〜15年にわたり連続使用されることから考えて、耐熱連続使用温度が120°C以上であるポリエステル、ポリアミドが好ましい。吸湿の影響が極めて少ない点で、ポリエステルが好ましく、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリブチレンテレフタレート(PBT)が適している。また、これらのアロイでも良い。トラッキング性能や遮断後の絶縁性能が良好な点で、ベンゼン環を有さない樹脂、例えばポリアミドが好ましく、ナイロン12やナイロン6やナイロン66などが適している。
架橋促進剤は、電子線照射により結晶性熱可塑性樹脂中の非結晶部位が、主として架橋
されることを促進する目的で、0.5〜2部添加されている。架橋促進剤として、例えば、多官能性モノマーである、トリアリルイソシアネレート(略称TAIC)、トリスハイドロオキシエチルイソシアヌリックアクリレート(略称 THEICA)、トリスハイドロオキシエチルイソシアヌリックメタクリレート(略称 THEICM)、トリメチロールプロパントリアクリレート(略称TMPTA)が好ましい。また、これらを組み合せて添加しても良い。
同一電子線照射量でのゲル分率が高い点で、TAICまたはTHEICAの添加が好ましい。
酸化防止剤は、材料混練時に、架橋促進剤の自己架橋を防止することを目的として、0.2〜0.9部添加されている。更に0.4〜0.6部が好ましい。酸化防止剤としては、例えば、ヒンダードフェノール系酸化防止剤が好ましく、2,6−ジ−t−ブチル−P−クレゾール(略称 BHT)、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、1,6−ヘキサンジオール−ビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、ペンタエリスリチル・テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、N,N'−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナマミド)、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルフォスフォネート−ジエチルエステルなどが挙げられる。
これらは、単体で添加しても、組み合せて添加しても良い。
強化材は、ガラス繊維に代表される。ガラス繊維は、ガラスからなる繊維状のものをいい、ガラス素材としては、Eガラス、Sガラス、Dガラス、Tガラスまたはシリカガラスなどが挙げられる。一般的に知られるように、ガラス繊維の直径が6〜13μm、アスペクト比が10以上であることが耐衝撃強度向上の点から好ましい。
無機質の充填材は、アルミナ、炭酸カルシウム、マイカ、クレー、タルク、カオリン、ワラストナイトなどが挙げられる。
難燃材としては、赤燐系、リン酸エステル系、ハロゲン系などが挙げられるが、接点5A、10Aをはじめとする金属腐食が極めて少ない点で、リン酸エステル系、ハロゲン系が好ましい。また、リン酸エステル系と比較して少ない添加量で難燃性を発揮する点でハロゲン系が好ましい。更に、成形時にシリンダー滞留した場合でも、分解し難いという点で、ジブロモポリスチレンが好ましい。
難燃助材としては、ハロゲン系との相乗効果が増す点で、三酸化アンチモンが好ましい。
次いで、ベースへの電子線照射について説明する。
図6図5に示すベースへの電子線照射の模式図、図7図6の電子線照射時のベースと電子線遮蔽治具との位置関係を示す図であり、ベースを破線で示している。図8、9は、図6の電子線照射治具の他の例を示す図である。
図において、40は電子線照射装置、41は電子線、50は電子線遮蔽治具であり、例えば板厚4mmの鉄板に電子線41を通過させる通過孔51が設けられている。通過孔51は、図7に示すように、ベース2の底部2Cに対し開口し、他方、ベース2の側面壁2Aおよび端子板保持部2D、2Eは、電子線遮蔽治具50により遮蔽されている。また、図6では、電子線遮蔽治具50がベース2から離間した例を示しているが、電子線遮蔽治具50はベース2に直置きしてもよい。
電子線照射装置40から互いに平行に照射された電子線41は、真っ直ぐ被照射体であるベース2に照射され、底部2Cを透過する。電子線遮蔽治具50により、ベース2の底面2Cは架橋し、一方、側面壁2Aおよび端子板保持部2D、2Eは電子線41が遮蔽されるため架橋しない。一般的に、結晶性熱可塑樹脂は結晶化度の割合に応じて非晶性部分が含まれており、成形品(ベース2)に電子線41が照射されると、成形品中の非晶性部分を架橋し三次元網目構造が形成される。
当該成形品樹脂材料には、ベースレジン、強化材、無機充填材、難燃材、難燃助材など、通常の樹脂を構成する材料に加えて、架橋促進剤、酸化防止剤が添加されている。
電子線41の照射により非晶性部分が架橋されるが、電子線41の強度が弱く成形品を貫通しないと成形品内部に電子が残留することとなる問題があるので、電子線41は成形品を貫通する強度であることが望ましい。
電子線照射の加速電圧は、ベース2の底部2Cの板厚2mmを貫通しかつ架橋がなされる条件から、2MV以上が好ましいが、照射電子線を材料内に空間電荷として残存させないためには、3〜5MVが最適である。
なお、電子の残留を防ぐ観点からは、厚さの薄い保持ホルダー受け2F部分以外の相間壁2Bには電子線を照射しないことが好ましい。即ち、電子線遮蔽治具55、56(図8図9)のように、相間壁2Bの全て、或いは保持ホルダー受け2F部分を除く相間壁2Bを遮蔽する形状の治具を用いることが好ましい。
図4に示す閉路状態で、過電流が発生すると、過電流検出器8が過電流を検出し、開閉機構7にトリップ指令を与える。これにより、開閉機構7はトグルリンク機構の蓄勢力により、保持ホルダー6を図2図4において反時計方向に回動させ、可動接触子5もそれに伴って保持ホルダー6と同方向に回動し、接点5A、10Aが開離し接点5A、10A間にアークが発生する。このアークは消弧装置9に電磁気的に吸引され消弧される。なお、過電流の大きさが非常に大きいときには、開閉機構7の開離動作前に、電磁反発力によって接点5A、10Aは開離する。このアーク発生時にアークにより多大な熱的な影響を受ける領域が消弧装置9や接点5A、10Aが設けられた領域2G(図5)である。また、接点10Aが設けられたベース側接触子10の支持部11との接触部2G、開閉機構7のフレーム7Aの支持部、保持ホルダー6の回転軸6Bの支持部に大きな力が作用する。
以上のように、結晶性熱可塑性樹脂を主樹脂とするとともに、成形後に電子線照射が施された絶縁性のベース2を用いたので、熱可塑性樹脂の微細加工性、スプルー、ランナー等のリサイクル性のメリットを享有しつつ、耐熱性および耐アーク性に優れるベース2を得ることができた。さらに、高温の熱履歴を受けても、溶融や熱変形の発生が少なく、かつ耐クリープ性に優れ、したがって接点5A、10A間の接圧に影響が少ないベース2を得ることができた。また、相間壁2Bの保持ホルダー受け2Fにも電子線照射が施されており、耐熱性、接点間のオーバートラベル特性に優れる。
また、成形品は樹脂成分100重量部に対し60〜200重量部の強化材を含むとき、ベース2の溶融や熱変形の発生が少なく、かつ耐クリープ性に優れ、強度にも優れることから接圧の減少が特に少なかった。このように、強化材が多量に含まれた構造材で、局所的な力を受けその箇所にアーク熱のような高温が作用するベース2に適用するときに非常に有用であった。
また、ベース2の底部2Cは架橋し、側面壁2Aは電子線が遮蔽され架橋されないので、回路遮断器の過負荷遮断時に、高熱になりやすいベース2の底部2Cは溶融や熱変形することが少なく、耐クリープ性に優れる。側面壁は、逆に、架橋により衝撃性能が低下すると、短絡遮断時に発生する内圧を受け、破損する場合があるが、ベース側面壁2Aは架橋されておらず耐衝撃性にも優れるので、耐熱性と耐衝撃性を兼ね備えたベース2を得ることができる。
実施例1
以下、本発明の実施例を具体的に説明するが、本発明は、この実施例に限定されるものではない。実施例1では、225アンペアフレーム用の回路遮断器について説明する。
図10は、この発明の実施例1に係る225アンペアフレーム用ベース成形用の金型を示す図である。図10において、90は固定金型90A及び可動金型90Bからなり、その内部が、ベース2に沿った形に形成された金型である。91は、固定金型90Aに形成された混合材料の注入口である。混合材料を固定金型90Aの中心に位置する注入口91から、250トン射出成形機で、可動金型温度85〜95°C、固定金型温度85〜95°C、シリンダー温度230〜280°C、保圧時間と射出時間との合計が、10秒の条件で、ベース2を成形した。
続いて、当該成形品を図6に示す方法で、四方の側面壁2A、2D、2E(図5)を厚さ4mmの鉄製の電子線遮蔽治具50で覆った状態で、日新ハイボルテージ電子線照射装置を用いて、加速電圧2MVで電子線照射を行った。
次に、試験方法、判定方法およびその結果について説明する。
上述の方法で成形、電子線照射したベース(11)〜(15)を用いて、回路遮断器(225アンペアフレーム)を組立て、過負荷遮断試験(定格電流の6倍(225A×6=1350A)を通電)を行った。
試験後、固定接触子の接触部およびその近傍(図5におけるベース側接触子10の支持部11とベース2の底部2Cであり領域2Gの一部)の表層が溶融していない場合を合格とし、溶融した場合を不合格とした。
表1〜表2に試験結果を示す。表中のレジン(樹脂)には、難燃材と難燃助材も含めた部数となっている。サンプル(11)〜(15)、比較例(21)〜(24)には、難燃材として、ジブロモポリスチレンを15部、難燃助材として、三酸化アンチモンを5部添加した。また、サンプル(11)〜(15)、比較例(22)、(24)には、架橋促進剤として、トリアリルイソシアネレート(略称TAIC)、酸化防止剤として、2,6−ジ−t−ブチル−P−クレゾール(略称 BHT)を添加した。また、サンプル(14)〜(15)、比較例(23)、(24)には衝撃吸収材として、エチレン/プロピレン共重合体8部を含む。
また、サンプル(11)〜(15)、比較例(21)、(23)には電子線を照射し、比較例(22)、(24)には電子線を照射しなかった。
Figure 0004177255
Figure 0004177255
以上のように、架橋促進剤と酸化防止剤とを添加したナイロン6複合材料からなるベース2で構成されたサンプル(11)〜(15)を用いた回路遮断器は、過負荷遮断試験後も、ベース2の固定子接触部およびその近傍が溶融することなく、電子線照射を施さないベースを用いた回路遮断器に比較し、耐熱性および耐アーク性に優れていた。したがって、経年使用時における接点間のオーバートラベル特性にも優れることが容易に予測される。
また、サンプル(14)〜(15)を用いた回路遮断器は、耐衝撃性にも優れており、特に図10の金型で成形したベース2の場合には、ベース2の底部2Cは電子線の照射による架橋により機械的強度が増しており(但し、耐衝撃性は低下している)、側壁部2Aは電子線が照射されず耐衝撃性に優れるので、アーク発生に伴って生じる内圧上昇にも充分に耐えうることができ好ましいものであった。
また、電子線を照射しなかった、比較例(22)、(24)は耐熱特性に劣るものであ
った。
実施の形態2.
以下この発明の実施の形態2について説明する。図11はこの発明の実施の形態2に係る回路遮断器の外観を示す図、図12図11の回路遮断器の一部を切り欠いて示す説明図である。
図において、20は絶縁筐体であり、実施の形態1および実施例1で説明したベース2と同様の材料で形成されたベース21およびカバー22からなっている。ベース21は、回路遮断器の一側面を構成する側面部(配置部)21Aと、この側面部21Aの外周縁から当該側面部21Aに直交するようにて壁部21Bが一体成形により形成されている。側面部21Aの内側には可動接触子25の回動面に沿って消弧装置38や固定接触子23が配置される。カバー22は平板状に形成され、ベース21の側面部21Aに対向して設けられ回路遮断器の他側面を構成しており、ベース21にネジ或いはリベットにより固定されている。
また、ベース21の側面部21Aおよびカバー22は実施の形態1および実施例1と同様にして電子線が照射されている。なお、ベース21への電子線の照射時には、図6に示したように電子線遮蔽治具50を使用し、筒状の壁部21Bに電子線が全く照射されないようにすると、カバー22との当接する部分が硬くなりすぎず割れや欠けが発生しにくく好ましい。一方、電子線照射の作業効率からは電子線遮蔽治具50を使用しないことが好ましい。
遮断回路には、固定接触子23と、この固定接触子23に固着された固定接点24と、この固定接点24に対向して接離する可動接点25aを有する可動接触子25とが設けられている。26はこの可動接触子25を一体に支持するアーム(可動接触子25を回動可能に保持する保持部材)であり、U字状溝26aと、ストッパ係止部26bと、軸27が係合する長孔26cとが形成されている。
27はアーム26(保持部材)および可動接触子25の回動中心となる軸であり、絶縁筺体20に支持されている。28は可動接触子25を固定接点24から常に開離させる方向へ付勢するように張設したメインバネ、29は合成樹脂で形成され外部から開閉操作を行うハンドル、30はハンドル29を反時計方向へ付勢するリセットバネ、31は丸棒材をU字形に曲げて形成した操作リンクであり、一端はハンドル29と係合し、他端はラッチ32のリンク係合溝32aに係合する。また、ハンドル29は、絶縁筺体20の外に突出した取手部29bと、操作リンク31を連結する突出部29cとで構成されている。
32は軸27に軸支されたラッチであり、操作リンク31の他端に係合するリンク係合溝32aと、電磁引き外し部34のロッド37の押圧力を受けるトリガー片32bと、バイメタル33の湾曲による押圧力で操作リンク31とリンク係合溝32aとの係合を解脱せしめる方向への力を受けるトリガー片32cが形成されている。また、アーム26とラッチ32との間には、復帰バネ32dが縮設されていて、常時ラッチ32をアーム26に対して時計方向に付勢する。U字状溝26aに嵌まり込んだ操作リンク31の他端は、バネ32dのバネ力によってラッチ32のリンク係合溝32aで挟持されて、ロック状態になっている。そして、固定接点24に対して可動接点25aが弾接し、遮断回路が形成される(図12の状態)。
こうして、上記アーム26と、メインバネ28と、ハンドル29と、リセットバネ30と、操作リンク31と、ラッチ32とにより開閉機構が構成される。
33は通電電流に対応して図12において右方向へ加熱湾曲されるバイメタル、34は
電磁引き外し装置であり、電磁石35への通電による電磁力により駆動されるプランジャ36と、このプランジャ36の吸引動作により図12において左方向へ突出するロッド37を有している。バイメタル33と、電磁引き外し装置34とにより過電流引き外し装置が形成されている。38は消弧装置、39はこの消弧装置38の消弧板である。40は上記固定接点24と可動接触子25を含むアーク発生室であり、可動接触子25が開離時に発生するアークが充満する。41はアークを消弧装置38の方向へ誘導するアークランナーである。
このように構成された回路遮断器において電路に短絡電流が流れると、電磁引き外し装置34の電磁石35がこれを感知して働き、プランジャ36が吸引され、これに連動するロッド37が左方向へ移動する。すると、そのトリガー片32bがロッド37で押圧され、ラッチ32は復帰バネ32dのバネ力に抗して時計方向に回動する。U字状溝26a内でリンク係合溝32aによって施錠状態になって嵌まり込んでいた操作リンク31の他端は、ラッチ32が時計方向へ回動することにより、アーム26に対してフリーな状態になる。このため、アーム26は開放機構としてのメインバネ28のバネ力により軸27を中心にして時計方向に強制的に回動して引き外し(トリップ)動作をする。こうして、可動接触子25は、高速開離し、遮断動作を行う。
ここで、ベース21に配設された部品からベース21に応力が作用する部分、例えばベース21に一体成形により設けられた突起21a、ハンドル軸受け部21b、アーム軸受け部21cおよび電磁引き外し固定部21dについて説明する。
突起21aは、メインバネ28の一端を支持するよう突設して設けられ、メインバネ28より力が作用している。ハンドル軸受け部21bは、ハンドル29の回動軸を軸支するように設けられ、その軸より力が作用している。アーム軸受け部21cは、アーム26および可動接触子25の回動軸27を軸支するように設けられ、回動軸27より力が作用している。電磁引き外し固定部21dは、電磁引き外し装置34をベース21に位置決めするように設けられたリブであり、固定接触子23および電磁引き外し装置34を介して可動接触子25より力が作用している。
以上のように、ベース21の側面部(配置部)21Aに電子線を照射したので、熱可塑性樹脂の微細加工性、スプルー、ランナー等のリサイクル性のメリットを享有しつつ、耐熱性が向上し耐アーク性が向上する。さらに、カバー22にも電子線を照射したので耐熱性が向上し耐アーク性が向上する。
また、実施の形態2のように、可動接触子25の回動面に沿って、アーム26や固定接触子23や消弧装置38が配置される回路遮断器は、実施の形態1のようなベースの底部に保持ホルダー、他の接点および消弧装置が配置される回路遮断器に比較し、遮断容量が小さく、遮断時に発生するアークのエネルギーが小さいこともあり、ベース21やカバー22等の絶縁成形品がアークにより近接する位置に配置される傾向にある。
そして、ベース21の側面部21Aおよびカバー22に電子線を照射し、これらの部分の機械的強度、耐熱性および耐アーク性が向上するので、アークのエネルギーが小さく、アークの発生に伴う曝圧による内部の圧力上昇よりも、アークによる発熱に対する耐性を満足するものを得ることができる。
また、耐熱性および耐アーク性が向上するので、消弧板39を固定するための消弧側壁を必要とせず、直接ベース21およびカバー22の溝に嵌めこむことによって消弧装置38を構成でき、部品点数を削減でき、かつ消弧板39の回路遮断器の幅方向寸法(図12の紙面を貫通する方向)を長くすることができ、アークの消弧性能を向上に寄与できる。
また、突起21a、ハンドル軸受け部21b、アーム軸受け部21cおよび電磁引き外し固定部21dも電子線照射により、機械的強度が向上するので、熱硬化性樹脂に比較し軟らかく位置決め精度に劣る熱可塑性樹脂、特にナイロンの欠点を補うことができる。
なお、実施の形態2では、ベース21が箱状、カバー22が平板状のものについて説明したが、この形状に限定されるものでなく、ベース21およびカバー22の両方が箱状の形状であってもよい。
また、実施の形態2では、単極の回路遮断器について説明したが、ベース21とカバー22との間に回路遮断器の厚さ方向に並設して二極が設けられる二極の回路遮断器であってもよく、この場合には並設する二極間を絶縁するセンターベースを設け、このセンターベースに可動接触子25、ハンドル29、電磁引き外し装置34等を設けてもよい。その際、センターベースは、実施の形態2のベースと同一の組成で形成された成形品に電子線が照射されたものを用いるとよい。
この発明は、耐熱性、対アーク性及び接点間のオーバートラベル特性が要求され、かつ熱可塑性樹脂を主成分としバリ、スプルー、ランナー等のリサイクル或いはリユース可能な回路遮断器の成形品として使用することができる。
図1は、この発明の実施の形態1に係る回路遮断器の外観を示す図である。 図2は、図1の外観図からカバーを取り去った図である。 図3は、図2の保持ホルダーの外観を示す図である。 図4は、図1の接点部分を拡大して示す断面図である。 図5は、図1のベースを模式的に示す上面図である。 図6は、図5に示すベースへの電子線照射の説明図である。 図7は、図6の電子線照射時のベースと電子線遮蔽治具との位置関係を示す図である。 図8は、図6の電子線照射治具の他の例を示す図である。 図9は、図6の電子線照射治具の他の例を示す図である。 図10は、この発明の実施例1に係る225アンペアフレーム用ベース成形用の金型を示す図である。 図11は、この発明の実施の形態2に係る回路遮断器の外観を示す図である。 図12は、図11の回路遮断器の一部を切り欠いて示す説明図である。
符号の説明
1、20:回路遮断器、5、25:可動接触子、5A、25a:可動接点、
10A、24:固定接点、9、38:消弧装置、6:保持ホルダー、
26:保持部材、7:開閉機構、2、21:ベース、3、22:カバー、
2C:底部、2A:側面壁、21A:側面部、21B:壁部。

Claims (4)

  1. 過電流を検出したとき可動接触子を回動させ、この可動接触子の可動接点と対向する固定接点との間に発生したアークを消弧装置により消弧する回路遮断器であって、
    前記可動接触子を回動可能に保持する保持ホルダーを開閉する開閉機構と、
    結晶性熱可塑性樹脂を主樹脂とする成形品で構成されたベースと、
    このベースに被せられ筐体を構成するカバーとを備え、
    前記ベースは、前記保持ホルダー、固定接点および消弧装置が配置される底部と、
    この底部に直交して設けられ外部と境界を成す側面壁を有し、
    前記ベースの底部には電子線照射が施され、かつ前記側面壁には、電子線照射が施されないことを特徴とする回路遮断器。
  2. 過電流を検出したとき可動接触子を回動させ、この可動接触子の可動接点と対向する固定接点との間に発生したアークを消弧装置により消弧する回路遮断器にあって、
    前記可動接触子を回動可能に保持する保持ホルダーを開閉する開閉機構と、
    結晶性熱可塑性樹脂を主樹脂とする成形品で構成されたベースと、
    このベースに被せられ筐体を構成するカバーとを備え、
    前記ベースは、側面部と、この側面部の外周縁から前記側面部に直交するように形成された壁部とを有し、
    前記保持ホルダー、固定接点および消弧装置は前記ベースの側面部に沿って配置されており、
    前記ベースの側面部には電子線照射が施され、かつ前記ベースの壁部には電子線照射が施されないことを特徴とする回路遮断器。
  3. 請求項1または2記載の回路遮断器であって、前記結晶性熱可塑性樹脂として、ポリエステルまたはポリアミドを用いたことを特徴とする回路遮断器。
  4. 請求項3記載の回路遮断器であって、前記成形品は、樹脂成分100重量部に対し、60〜200重量部の強化材を含むことを特徴とする回路遮断器。
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