JP2002288682A - ロゴデータの作成方法、その方法を記録した記録媒体、その方法の実行命令からなるプログラムプロダクトおよび、ロゴデータ作成装置 - Google Patents

ロゴデータの作成方法、その方法を記録した記録媒体、その方法の実行命令からなるプログラムプロダクトおよび、ロゴデータ作成装置

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JP2002288682A
JP2002288682A JP2001388552A JP2001388552A JP2002288682A JP 2002288682 A JP2002288682 A JP 2002288682A JP 2001388552 A JP2001388552 A JP 2001388552A JP 2001388552 A JP2001388552 A JP 2001388552A JP 2002288682 A JP2002288682 A JP 2002288682A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷目的に応じて色の指定および画像の調整
を行なうことができるロゴ作成装置および方法を提供す
る。 【解決手段】 2色以上の画像データからなる元データ
を取得し、取得した元データのイメージ画像を見なが
ら、元データの色をプリンタで印刷可能な任意の色に自
由に変換できるように設定することができるよう構成し
た。色設定入力が行なわれると、入力された設定情報に
従って元データが加工処理されて、出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置(プリン
タ)内部に登録したロゴデータを所定の印刷命令に従っ
て、印刷するプリンタに登録するロゴデータを作成する
方法、その方法を実現するコンピュータプログラムを格
納した記録媒体、その記録方法の実行命令からなるコン
ピュータ・プログラム・プロダクトおよび、ロゴデータ
を作成する装置に関する。ここで、ロゴとは、一般的に
は、例えばPOS端末装置等でレシート上に印刷される
店舗または企業名等を示すものをいうが、本明細書で
は、後述するようにこれらに加えて、宣伝広告情報、ク
ーポン券、告知情報をも含む概念として用いている。ま
た、本明細書では減色とは、カラー深度を浅くすること
もしくは2値化するという意味で使用している。
【0002】
【従来の技術】例えば、POS(販売時点管理システ
ム)端末装置では、商品精算情報を印字するレシートの
上に、店舗名または企業名等からなるロゴを印刷する。
POS端末装置で印刷されるロゴは、特殊な装飾文字、
特殊なデザイン等で構成されるものが多く、ほとんどの
ロゴは画像情報で構成されている。
【0003】このような画像情報はデータ量が多いた
め、個々のレシート印刷の度にロゴデータを送信してい
たのでは、印刷に多くの時間を必要とする。一方、PO
S端末装置では、購入商品の登録および精算処理を迅速
に行なう必要があるため、特に迅速な印刷が求められ
る。そのため、POS端末装置では、頻繁に印刷を行な
うロゴ情報をプリンタ内部の不揮発性記憶部に記憶(登
録または格納)しておき、所定の印刷命令を受信するこ
とにより不揮発性記憶部から登録したロゴを読み出しそ
のロゴを印刷するようにしている。この様にプリンタに
登録することにより、ホスト装置からロゴ情報(主とし
て画像情報)を送信する必要がなくなることによるホス
ト装置の負担軽減を図ることができるのみならず、送信
時間がかからないので印刷速度を大幅に向上させること
ができる。本発明は、このような各種ロゴデータのプリ
ンタへの登録に関するものである。
【0004】最近のフルカラープリンタでは、1600
万色以上の色数の印刷が可能なものもあり、ほぼ自然色
に近い色での印刷が可能となっている。従って、ロゴ印
刷をフルカラーで行なうようにすることも可能である
が、自然色に近い色で印刷を行なう場合には、イメージ
情報の処理が複雑である上にC(シアン)、M(マジェ
ンダ)、Y(イエロー)、K(黒)等の各種の色毎の印
刷パターンデータをビット情報として記憶しておき、こ
れらのドットデータの印刷を実行しなければならない。
そのため、フルカラー印刷はモノクロ印刷と比べて、印
刷するイメージデータの演算処理、プリンタによるデー
タの受信、およびその印刷処理時間がかかるため、一般
的に印刷速度が遅れ、プリンタの構成が複雑となる。
【0005】一方、POS端末装置では、商品の精算時
にレシート印刷を行なわなければならない必要上、高速
性、一定の印刷品質、および静寂性等に加えて経済性が
要求されるため、必ずしもフルカラー印刷が好ましいと
はいえない。このように、常にフルカラー印刷が求めら
れるわけではなく、種々の用途に従って、自然色の画像
から一定数の色まで減色して印刷することが要求され、
そのような要求に適合する製品が提供されることとな
る。
【0006】POSプリンタの主目的は、購入商品の細
目および金額等の詳細情報等をレシートおよびジャーナ
ルに正確に印刷することである。そのため、POSプリ
ンタではカラー印刷の必要性は低いものと考えられてお
り、カラー印刷の潜在ニーズの存在はあまり認識されて
いなかった。
【0007】しかし、POSプリンタで発行されるレシ
ートは、購入商品の細目および金額等の詳細情報を顧客
に伝えるメッセージシートであり、領収書である。従っ
て、レシートは購入商品の登録および精算処理の終了時
に顧客に直接手渡される。多くの顧客は精算に誤りがな
いかレシートの内容を読み取ることにより確認する。ま
た、多くの顧客は自宅に帰り、これらのレシートの内容
を確認しつつ、家計簿への記録を行なう。このように、
レシートは個々の顧客に個別的に直接に手渡されるもの
であり、レシートは顧客にとっても重要な記録であるか
ら大切に取り扱われ、通常の広告宣伝用のチラシとは本
質的に異なる媒体である。
【0008】顧客は、受領したレシートの内容を見て購
買内容と支払いに間違いがないかを確認する。従って、
レシート上に、顧客に興味のある情報を印刷することに
より、その情報を顧客に確実に伝えることが可能とな
る。この場合、できるだけ伝えたい情報の識別性を高め
て印刷することが望ましい。例えば、従来のロゴ印刷と
同様にして、広告宣伝用の写真または絵もしくは文字、
告知情報等(以下、告知イメージ情報と呼ぶ)をレシー
ト上にカラー印刷することにより、レシートを通じて顧
客への商品プロモーション、告知等をすることが可能と
なる。レシートは各顧客に個別的に直接渡されるもので
あり、各顧客への注意喚起力、影響力は通常のチラシ広
告、つるし広告に比し各段に大きい。特にカラー印刷が
可能になると、識別力も増し、顧客の注意力を強く喚起
し、レシートをチェックする度にその存在をアピールす
ることが可能となり、告知上または販促上極めて有効で
ある。
【0009】POSプリンタでは、上述の通り印刷速度
と経済性等の観点から、フルカラープリンタではなく、
限定された所定の数種類の色(例えば、赤と黒の2色)
のみを使用可能なプリンタが主流である。しかし、色数
が限定されているとはいえ、カラーイメージ情報を印刷
可能なPOSシステムは、単に商品精算登録システムと
してだけでなく、商品販促のツールとしての使用も可能
となり、流通分野において今後更にカラープリンタを搭
載したPOSシステムの利用が拡大されるものと予測さ
れる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、カラーロ
ゴ印刷が可能になり印刷目的が多様化してくると、印刷
する告知情報およびイメージ情報等に相応してロゴのサ
イズの指定変更、使用する色の指定、解像度の変更等を
自由に設定できることが望ましい。また使用するロゴデ
ータの種類も増え、かつ告知情報の印刷、割引券等の発
行、商品広告の印刷等を目的とするロゴデータでは、既
に登録済みのロゴデータの内容を少し変更して使用する
ような使いまわしも頻繁に生じるものと考えられる。
【0011】しかし、従来のPOS端末装置では、登録
するロゴデータを画像作成のソフトウェア等により作成
し、ロゴ登録専用プログラムによってプリンタに登録し
ていた。このようなロゴ登録専用プログラムに画像編集
機能を備えるようにしてもよいが、フルカラーを減色し
てプリンタで印刷可能な色(以下「印刷可能色」とい
う。)へ変換する場合に、希望する色合い、減色方法を
使用して希望するロゴを自由に作成することができない
という問題があった。そのため、印刷目的に適するロゴ
の作成が困難でありカラーPOSプリンタを有効利用で
きないという問題があった。
【0012】また、ロゴデータを作成するにあたり、原
画(元データ)が複数の画像データまたはテキストデー
タ(以下、「オブジェクト」という)から構成される場
合がある。このような場合、元データの画像全体を単一
の減色方法で減色処理して、プリンタの印刷能力に適合
するような2色化または3色化等の処理によりロゴデー
タを作成するだけではなく、オブジェクト毎に異なる減
色処理を施すこともできることが望ましい。
【0013】また、印刷可能色の色数が少ないため、各
使用可能色を有効に使って印刷目的にあったロゴを作成
する必要がある。従って、ロゴの作成装置はできるだけ
多彩な色の表現方法を選択可能であることが望ましい。
例えば、黒色と青色が印刷可能色であり、背景の空とそ
れ以外の部分が別々のオブジェクトで構成されていると
すると、空を青色のグレースケールで表示し、それ以外
のオブジェクトを黒色のグレースケールで表示すると、
黒色だけのグレースケール画像とはかなり異なった印象
を与えることが可能となる。このように、印刷可能色が
2色以上であれば、黒以外の色を使ったグレースケール
を用いて、表現力を高めることが可能である。
【0014】また、ロゴの作成にあたっては、ロゴの元
となる基本画像データを表示しながら減色方法の指定、
色の指定等を行ない、その結果を同一画面で比較するこ
とができることが望ましい。そのためには2つの画像を
同一画面に表示する必要があるため、画像を縮小して表
示することが求められることが多い。画面表示は表示さ
れた状態がそのまま印刷されることが望ましいことか
ら、WYSWYGの概念に従い、本来印刷されるロゴデ
ータを縮小印刷することが考えられる。しかしながら、
ロゴデータの場合には、多色の画像を所定の色(2色ま
たは3色)に減色処理したものである。従って、多色の
画像を少ない色の画像に減色する場合、例えばディザ法
を使用して減色する場合等では、減色した後にその画像
を縮小表示すると、画面上に格子状の薄い模様が現れ、
実際に印刷されるときのロゴの色および画像として正確
なプレビュー表示ができないという問題があった。この
ような格子状縞模様の発生は、減色処理の後に縮小化処
理のためのデータサンプリングを行なうと、同じ色が直
線状または模様状にサンプリング取得され易いことに起
因するものと考えられる。
【0015】また、POSプリンタ等のロゴは、少ない
色を利用して、できるだけ鮮明な、またはきれいな、も
しくはインパクトの強い画像を印刷することを目的とす
るものであるから、ロゴの作成にあたっては、印刷画像
イメージができるだけ明確にプレビュー表示できること
が望ましい。ここで、多色画像を減色処理した後に縮小
表示するような処理は、いくつかの場面で想定できる
が、以下では、実用的観点から重要度の高いPOSプリ
ンタで印刷するロゴの作成装置を用いて説明する。しか
し、これは本発明がPOSプリンタに限定して適用され
ることを意味するものではなく、本発明の基本原理に反
しない限り多色画像を減色処理した後に縮小表示するよ
うな処理に、広く適用可能である。
【0016】本発明は、上述のような問題を解決するこ
とを目的とし、ロゴの作成または変更が容易なロゴ作成
方法、その実行命令を記録した記録媒体、およびロゴ作
成装置を提供するものである。
【0017】また、本発明の他の目的は、ロゴの作成時
に実際の印刷イメージを確認しながらロゴの色指定、サ
イズ、減色方法等の設定変更を行なうことができるロゴ
作成方法、その実行命令を記録した記録媒体、およびロ
ゴ作成装置を提供することである。
【0018】更に、本発明の他の目的は、先に登録した
ロゴデータを利用して新たなロゴを作成することができ
るロゴ作成方法、その実行命令を記録した記録媒体、お
よびロゴ作成装置を提供することである。
【0019】また、本発明の他の目的は、元データの構
成部分毎に異なる減色処理を施すことができるロゴデー
タ作成装置を提供することを目的とする。
【0020】更に本発明は、元データを複数の構成デー
タから作成し、減色処理を含む画像処理を構成データ毎
に施すことが可能なロゴ作成装置を提供することを目的
とする。
【0021】また、本発明の他の目的は、グレースケー
ル表現を黒色以外の色でもグレースケール表現すること
ができるロゴ作成装置または方法を提供することを目的
とする。
【0022】更に本発明は、元データの画像を構成する
オブジェクト毎にグレースケール処理する色を指定する
ことが可能なロゴデータ作成装置または方法を提供する
ことを目的とする。
【0023】また、本発明の他の目的は、多色の画像を
ディザ法等により減色処理した処理画像を確認するとき
などに、格子状模様等のない縮小イメージ画像を表示で
きるロゴデータ作成方法、その実行命令を記録した記録
媒体、およびロゴデータ作成装置を提供するものであ
る。
【0024】尚、本発明はロゴ作成装置に限らず、多色
の画像をディザ法等により減色処理した処理画像を確認
するときなどに、格子状模様等のない縮小イメージ画像
を表示できる縮小表示画面を提供する方法および装置を
提供することもできる。
【0025】尚、本発明は、POSプリンタに限らず、
例えば、銀行のATM装置、駐車券発行装置、銀行等の
窓口整理券発行装置のプリンタ等でも、特定のイメージ
情報を繰り返し印刷するためにロゴデータをプリンタ内
部に登録する場合には適用可能である。また、ロゴと
は、通常、POS端末装置で使用される特殊な装飾文字
または特殊なデザインで構成される店舗名または企業名
等からなるマークのことである。しかし、本明細書でロ
ゴ、ロゴデータまたはロゴ情報というときには、このよ
うな従来のロゴだけでなく、上述したようにPOS端末
装置で繰り返し印刷するためにプリンタに登録する広告
宣伝、告知情報、クーポン券等のイメージ情報も含む概
念として用いている。また、ロゴにはイメージデータの
みならず、テキストデータも含むものとし、モノクロ、
カラーのいずれも含む。
【0026】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明の原理に従って、下記の発明を開示する。
【0027】本発明では、画像データ、グラフィックデ
ータおよびテキストデータ等のオブジェクトを組み合わ
せることにより最終的に用いられるロゴの基礎となる元
データを作成し、減色方法の指定、元データの複数の色
を印刷可能色の中から希望の色へ任意に変換し、サイズ
の指定を行なえるようにして上記課題を解決する。
【0028】また、本発明は、複数のオブジェクト(画
像データおよびテキストデータ)からなる元データを、
ロゴを印刷するプリンタの機種固有の機能および特性に
合わせて画像処理する際に、各オブジェクトを元データ
から取り出し、画像処理を行なった後に更に元データに
組み込むような処理を行なうことにより、上記課題を解
決する。これにより、元画像を構成するオブジェクト毎
に画像処理ができるようになり、プリンタの能力を最大
限に発揮および反映したロゴの作成が可能となった。こ
れにより、商品広告情報、クーポン券、割引券、告知情
報等の目的に沿ったロゴの作成が一層容易となる。
【0029】また、本発明は、元データの各画素の輝度
に従ってグレースケール処理を行ない、設定入力に応じ
てグレースケール処理を行なった元データ色を、印刷可
能色の指定を変更することにより、指定された色でグレ
ースケール表示するようにして、上記課題を解決する。
このようにロゴデータの作成段階において、選択された
色によりグレースケール表示の加工ができることによ
り、元データをあらかじめ所定の色でグレースケール処
理しておく必要がなく便利である。また、ロゴデータ作
成段階で、種々のパターンで表示してみることができる
ので、ロゴ作成には極めて有用である。このようなグレ
−スケール処理を各オブジェクト毎に行なうことができ
ると、更に有用性が増す。
【0030】また、本発明では、ロゴを作成するための
処理が行なわれる元データとは別個に、表示用に元デー
タの縮小画像データを先に作成しておき、入力された設
定情報に従ってこの縮小画像データを元データと同様に
減色処理して表示することにより、上記課題を解決す
る。このように縮小化処理してから減色(カラー深度を
浅くするまたは2値化)すると、縮小化処理のためのサ
ンプリングで同一の色が直線状または模様状に連続する
ことは少なく、かつ、その後の減色処理でも同じ色が直
線状または模様状に現れることはきわめて稀である。そ
のため、格子状の模様の出現が防止可能となる。
【0031】本発明の1つの態様にかかるロゴデータの
作成方法は、以下の工程(a)〜(d)を備えることを
特徴とする。 (a) 少なくとも2色を有する画像オブジェクト、グ
ラフィックオブジェクトまたはテキストオブジェクトの
一つを含む元データを取得する工程と、(b) 少なく
とも前記元データの色を所定の色に変換するための色指
定入力を含む、元データを加工するための設定情報の入
力を可能にする設定情報入力工程と、(c) 入力され
た設定情報に応じて、前記元データを加工処理するデー
タ処理工程と、(d) 前記データ処理工程(c)で処
理された処理後の前記元データをロゴデータとして出力
する工程。
【0032】これにより、多数の色を有する元データを
より少ない色に変換する際に、操作者が希望の色に任意
に設定可能となり、固定的に変換色が指定されている方
法によると、同一色に変換されてしまうために画像の境
目がわからなくなる場合等に、境目が明確になるような
色指定が可能となる。また、ロゴ印刷な目的に合わせ
て、最適の色に変換することが可能となる。尚、元デー
タの使用している色数が印刷可能色の色数を超える場合
に限らず、元データの色数が印刷可能色の色数と同数ま
たはそれ以下の場合でも、いずれかの色をどのように変
換するかを自由に指定可能である。
【0033】更に、本発明の他の態様では、プリンタに
よって印刷されるロゴデータを作成する方法であって、
前記設定情報入力工程(b)は、少なくとも (b1) 前記元データを画像として表示する元データ
表示工程と、(b2) 前記元データの色を前記プリン
タで印刷可能な印刷可能色に任意に変換するための入力
を可能にする色指定入力工程とを備えている。従って、
元データのイメージを確認しながら、色変換のための色
指定等を行なえるため、より適切な色変換が可能とな
る。
【0034】なお、印刷可能色とは、例えば、プリンタ
側で準備されるインク、又は感熱染料、若しくは印刷媒
体で構成される印刷材の色で定められる。例えば、プリ
ンタが、無彩色(黒)、有彩色(赤)のインクを用いて
白い用紙に印刷を行う場合は、印刷可能色は、印刷材自
体で表現される黒、赤、白となる。また更に、前記印刷
材の色の組み合わせで得られる中間色(ハーフトーン、
中間調色といっても良い)を含めて印刷可能色を構成し
ても良い。例えば、1画素を複数のドットで構成し、印
刷材の色を各ドットに割付けて、面積階調により擬似的
に表現される中間色、重ね打ち等により1画素を構成す
るドットの大きさを変えることにより表現される中間色
も、印刷可能色に含めることが可能である。このような
中間色を印刷可能色として用いることにより,より細か
い表現が可能となる。
【0035】また、本発明の他の態様では、元データで
使用している色数が所定の色数を超える場合には、前記
元データの色数を前記所定の色数以下に減色処理して第
1の処理データを生成する工程と、第1の処理データを
画像として表示する工程を備え、色指定入力工程(b
2)において、前記第1の処理データの各色を前記印刷
可能色に変換するための色指定入力を可能にしている。
【0036】この態様によると、元データの色数が多い
場合には、所定数まで減色処理されてから表示されるの
で、操作者にとって、色変換のための色指定が容易とな
る。より具体的に説明すると、フルカラーをそのまま印
刷可能色のいずれかに色変換するための色指定はきわめ
て煩雑であるが、例えば8色まで減色して表示されたも
のを基準にすると、比較的容易に色指定が可能となる。
また、例えば、減色処理方法として、ディザ法、誤差拡
散法、または単純減色法等を指定することが可能であ
る。
【0037】また、本発明の他の態様では、色指定入力
工程が、印刷可能色以外の色指定入力を禁止することを
特徴とする。
【0038】また、本発明の他の態様では、印刷材の色
として、第1、第2の色が準備されており、第1色が黒
で、第2の色が黒以外の特定の有彩色からなるときに、
データ処理工程(c)において、元データの無彩色部分
を第1の色に変換し、元データまたの有彩色部分を第2
の色に変換することができる。また、この場合におい
て、元データの無彩色部分を第1の色から形成される中
間色に変換し、元データの有彩色部分を第2の色から形
成される中間色に変換するようにしてもよい。
【0039】本発明の他の態様では、設定情報入力工程
において更に、ロゴデータを登録するプリンタに固有の
機能に応じた固有情報を入力可能であり、データ処理工
程において入力されたプリンタの固有情報に応じて元デ
ータを調整処理可能である。この場合において、設定情
報入力工程において入力されるプリンタの固有情報は、
印刷用紙の幅を指定する用紙幅情報および印刷解像度情
報を含み、データ処理工程が、入力された印刷用紙の幅
および印刷解像度を基準にして印刷可能な画像のサイズ
を算出し、元データの画像サイズを調整するようデータ
処理を行なうことも可能である。
【0040】また、本発明の他の態様によると、設定情
報入力工程(b)は、前記元データを構成する複数のオ
ブジェクトの一つを指定可能で、更に当該指定されたオ
ブジェクトの色を所定の色に変換するための色指定入力
が可能であり、前記データ処理工程(c)は、前記色指
定入力に基づいて、前記指定されたオブジェクトの色を
所定の色に変換することを特徴とする。
【0041】また、本発明の他の態様によると、設定情
報入力工程(b)は更に、前記元データをグレースケー
ルに変換する処理のための第2の色指定入力が可能であ
り、データ処理工程(c)は、前記元データを、当該元
データを構成する各画素の輝度に従ってグレースケール
に変換し、当該変換されたグレースケールに、前記第2
の色指定入力で指定された色を割付けることを特徴とす
る。
【0042】更に、本発明の他の態様では、設定情報入
力工程(b)は、前記元データを構成する複数のオブジ
ェクトの一つを指定可能で、更に当該指定されたオブジ
ェクトをグレースケールに変換する処理のための第2の
色指定入力が可能であり、データ処理工程(c)は、前
記指定されたオブジェクトを、当該オブジェクトを構成
する各画素の輝度に従ってグレースケールに変換し、当
該変換されたグレースケールに、前記第2の色指定入力
で指定された色を割付けることを特徴とする。
【0043】更に本発明のロゴデータ作成方法にかかる
他の実施態様では、元データを取得する工程(a)は、
次の工程(a1)〜(a3)を備えることを特徴とす
る。 (a1) 少なくとも一つの前記オブジェクトを取得す
る工程と、(a2) 前記取得されたオブジェクトの編
集を可能にする工程と、(a3) 前記編集されたオブ
ジェクトを前記元データとして格納する工程。
【0044】この場合において、編集工程(a2)は、
前記取得されたオブジェクトのサイズの変更、位置向き
の組み合わせを可能とする工程を含んでも良い。また、
格納工程(a3)は、設定情報入力工程(b)におい
て、オブジェクト毎に独立して前記色指定入力を行える
ように、複数のオブジェクトを前記元データとして格納
するようにしてもよい。これにより、元データの編集が
容易となる。
【0045】更に本発明のロゴデータ作成方法にかかる
出力工程(d)の形態には、以下の工程が挙げられる。 ・処理後の元データをロゴデータファイルとして出力す
る。この場合において、ロゴデータファイルが再び読み
出されたときに、元データを構成するオブジェクト毎に
独立して前記設定情報の入力が可能なように保存される
ことが好ましい。 ・処理後の元データを接続されているプリンタに送信又
は登録する。
【0046】更に、本発明の他の実施態様にかかるロゴ
データ作成方法では、以下の工程を備えることを特徴と
する。 (a) 少なくとも2色を有する画像オブジェクト、グ
ラフィックオブジェクトまたはテキストオブジェクトの
一つを含む元データを取得する工程と、(b) 少なく
とも前記元データの色を所定の色に変換するための色指
定入力を含む、元データを加工するための設定情報の入
力を可能にする設定情報入力工程と、(c) 入力され
た設定情報に応じて、前記元データを加工処理するデー
タ処理工程と、(e) 前記データ処理工程(c)にお
いて処理された前記元データを確認画像として表示する
工程と、(f) 前記処理後の元データを保存するかど
うかを確認する確認工程と、(g) 前記確認工程
(f)において保存が選択された場合には、前記処理後
の元データを保存し、保存が選択されなかった場合に、
前記工程(b)、工程(c)、工程(e)および工程
(f)を繰り返す工程。この場合において、確認画像を
表示する工程(e)は、確認画像を縮小表示するように
してもよい。また、設定情報入力工程(b)において、
元データをグレースケールに変換する処理のための第2
の色指定入力が可能な場合には、確認画像を表示する工
程(e)が、前記元データから変換されたグレースケー
ルを、前記第2の色指定入力で指定された色で、表示す
るようにすることが好ましい。これにより、元データの
画像と処理後の画像の両方を確認しながら、グレースケ
ール表示および色の指定をロゴデータ作成の段階でイメ
ージ像を確認しながら作業を行なうことができる。
【0047】また、本発明の他の実施態様にかかるロゴ
データ作成方法では、以下の工程を備えることを特徴と
する。 (a) 少なくとも2色を有する画像オブジェクト、グ
ラフィックオブジェクトまたはテキストオブジェクトの
一つを含む元データを取得する工程と、(b) 少なく
とも前記元データの色を所定の色に変換するための色指
定入力を含む、元データを加工するための設定情報の入
力を可能にする設定情報入力工程と、(c) 入力され
た設定情報に応じて、前記元データを加工処理する第1
のデータ処理工程と、(d) 前記第1のデータ処理工
程(c)で処理された処理後の前記元データをロゴデー
タとして出力する工程と、(h) 前記元データを所定
の大きさに縮小化し、当該縮小化された元データを表示
する第1の表示工程と、(i) 前記第1の表示工程
(h)において縮小化された元データを、前記入力工程
(b)で入力された設定情報に基づいて加工処理する第
2のデータ処理工程と、(j) 第2のデータ処理工程
(i)で処理されたデータをロゴイメージ画像として表
示する第2の表示工程。
【0048】本発明の実施態様にかかるロゴデータ作成
装置は、少なくとも2色を有する画像オブジェクト、グ
ラフィックオブジェクトまたはテキストオブジェクトの
一つを含む元データを取得する元データ取得手段と、取
得した前記元データを表示する元データ表示手段と、少
なくとも前記元データの色を所定の色に変換するための
色指定入力を含む、前記元データを加工するための設定
情報の入力を可能にする設定情報入力手段と、入力され
た前記設定情報に応じて、前記元データを加工処理する
データ調整処理手段と、前記データ調整処理手段で加工
処理された処理後の前記元データをロゴデータとして出
力する出力手段を備えることを特徴とする。
【0049】本発明の他の態様にかかるロゴデータ作成
装置は、少なくとも2色以上の印刷可能色を備えたプリ
ンタ内部に登録されるものであって、前記設定情報入力
手段が、前記元データの色を前記印刷可能色のいずれか
に任意に変換するための入力を可能にする色指定入力手
段を備えていることを特徴とする。また、この場合にお
いて、元データが、各々独立して編集可能な複数の前記
オブジェクトの組み合わせであってもよい。
【0050】また、データ調整処理手段が更に、前記元
データが所定の色数を超える色を有するときには、当該
元データの色を前記所定の色数以下に減色する手段を備
え、前記元データ表示手段は、前記減色された元データ
を表示することを特徴とする。所定の色数は例えば8色
である。また、前記減色する手段としては、ディザ法、
誤差拡散法、または単純減色法を用いて元データを減色
する手段を採用できる。
【0051】本発明の他の態様では、印刷可能色は、前
記プリンタ側で準備されるインクの色、又は感熱染料、
若しくは印刷媒体で構成される印刷材の色で定められ、
前記設定入力手段は、前記印刷可能色以外の色指定入力
を禁止することを特徴とする。
【0052】また、他の実施態様では、データ調整処理
手段が更に、前記元データの色を、前記プリンタ側で準
備されるインクの色、又は感熱染料、若しくは印刷媒体
で構成される印刷材の色を組み合わせた中間色に変換す
る手段を備え、前記設定情報入力手段が、前記中間色の
いずれかを色指定入力可能であることを特徴とする。こ
の場合には、データ調整処理手段は、面積階調またはド
ット階調により中間色を表現するよう構成することがで
きる。
【0053】更に、他の態様によると、データ調整処理
手段が、前記印刷可能色が黒色および黒以外の特定の有
彩色であるときは、前記元データの有彩色部分を前記特
定の有彩色に変換することことが可能である。
【0054】更に、本発明の他の態様では、設定入力手
段は、前記元データを構成する複数のオブジェクトの一
つを指定可能で、更に当該指定されたオブジェクトの色
を所定の色に変換するための色指定入力が可能であり、
前記データ調整処理手段は、前記色指定入力に基づい
て、前記指定されたオブジェクトの色を所定の色に変換
すること特徴とする。
【0055】更に、本発明の他の態様では、設定情報入
力手段は更に、前記元データをグレースケールに変換す
る処理のための第2の色指定入力手段を備えており、前
記データ調整処理手段は、前記元データを、当該元デー
タを構成する各画素の輝度に従ってグレースケールに変
換し、当該変換されたグレースケールに、前記第2の色
指定入力手段で指定された色を割付けることを特徴とす
る。
【0056】更に、本発明の他の態様では、設定情報入
力手段は更に、前記元データを構成する複数のオブジェ
クトの一つを指定可能で、更に当該指定されたオブジェ
クトをグレースケールに変換する処理のための第2の色
指定入力手段を備えており、前記データ調整処理手段
は、前記指定されたオブジェクトを、当該オブジェクト
を構成する各画素の輝度に従ってグレースケールに変換
し、当該変換されたグレースケールに、前記第2の色指
定入力手段で指定された色を割付けることを特徴とす
る。
【0057】更に、他の実施態様によるロゴデータ作成
装置は、少なくとも2色を有する画像オブジェクト、グ
ラフィックオブジェクトまたはテキストオブジェクトの
一つを含む元データを取得する元データ取得手段と、前
記元データを所定の大きさに縮小化処理する縮小化処理
手段と、当該縮小化処理手段により縮小された前記元デ
ータを表示する元データ表示手段と、少なくとも前記元
データの色を所定の色に変換するための色指定入力を含
む、前記元データを加工するための設定情報の入力を可
能にする設定情報入力手段と、入力された前記設定情報
に応じて、前記元データを加工処理するデータ調整処理
手段と、前記縮小化処理手段により縮小された元データ
を、更に前記データ調整処理手段で加工処理して表示す
るロゴイメージ表示手段とを備えることを特徴とする。
この場合において、ロゴイメージ表示手段を、前記設定
情報の入力が変更されるまで、前記加工処理された元デ
ータの縮小表示を継続し、前記設定情報の入力が変更さ
れると、当該設定情報の入力に応じて、新たに加工処理
された元データの縮小表示に更新するように構成しても
良い。これにより、設定情報を入力後の処理画像を確か
めながら、何回でも設定情報を変更し、最適なロゴデー
タを作成可能となる。
【0058】また、本発明の他の態様では、本発明の各
機能を、中央制御装置(CPU)、ROM、RAM、表
示装置、入出力装置、インターフェースおよび、RO
M、RAMに記録された制御プログラムとデータセット
により達成することを特徴とする。また、これらの制御
プログラムおよびデータセット、およびこれらの制御プ
ログラムおよびデータセットを記録した記録媒体も本発
明の実施態様に含まれる。
【0059】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を説明す
る。なお、以下に説明する実施形態は説明のためのもの
であり、本願発明の範囲を制限するものではない。従っ
て、当業者であればこれらの各要素もしくは全要素をこ
れと均等なものに置換した実施形態を採用することが可
能であるが、これらの実施形態も本願発明の範囲に含ま
れる。以上の点を前提に以下の説明では、ロゴ印刷が最
も頻繁に行なわれるPOS用のプリンタを用いて説明す
る。
【0060】(プリンタへのロゴ登録手順の全体概要)
本発明にかかるロゴ登録の手順の一例を、図2を用いて
説明する。図2は、本発明にかかるロゴの作成からプリ
ンタへのロゴの送信、登録までの手順の概略を示す図で
ある。
【0061】ロゴデータの送信、登録に当たっては、ま
ず登録しようとするロゴを確定しなければならない。こ
れには、登録しようとするロゴを新たに作成する場合、
既に存在するイメージファイルをそのまま利用する場
合、または、既に使用中のロゴを登録しているファイル
を読み出して再加工する場合がある。元データ3の変更
処理では、減色方法および色割り付けの指定、サイズの
指定等が行なわれる。ロゴ作成の基礎となる元データ
は、新たに作成する場合と、既存のイメージファイルを
そのまま利用する場合とがある。ロゴ編集ツール2を使
用するのは、ロゴ印刷の目的に合わせて新しい元データ
3を作成する場合である。ロゴ情報は、例えば、クーポ
ン券の印刷、会社/店舗等ロゴの印刷または、商品の宣
伝広告等、その印刷目的に合わせて作成される場合が多
い。この様な場合にロゴ編集ツールが使用される。ロゴ
編集ツールによる具体的なロゴの作成は、文字情報の作
成と、各種絵、写真等の画像情報を取り込んで、希望の
ロゴになるように文字と画像情報とを適宜組み合わせた
り、プリンタの機種固有条件に適合させたりする作業で
ある。ロゴ編集ツールの詳細は後述する。
【0062】既存のイメージデータをそのまま利用する
場合としては、デジタルカメラまたはスキャナ等の汎用
イメージ作成ツール81で絵、写真等80をイメージフ
ァイル82として作成し、それをそのままソースロゴデ
ータとして使用する場合である。このように既存のイメ
ージファイル82をそのまま使用する場合には、ロゴ編
集ツール2を使用する必要はない。このようにした作成
されたロゴ登録の基本となるデータを、本明細書では元
データ3と称する。
【0063】ロゴデータ作成装置4により、ロゴデータ
を登録するターゲットプリンタで使用する印刷用紙の
幅、印刷解像度、印刷可能色に合わせて、元データの色
およびサイズの調整を行なう。元データの色の調整(減
色処理等)、サイズおよび解像度等の調整後のロゴデー
タ(このようなデータを、ロゴ、ロゴデータ、ロゴ情報
または印刷画像情報と呼ぶ)がプリンタ60への登録対
象となる。なお、ここでいう印刷可能色とは、例えば、
ターゲットプリンタで準備されているインクの色、又は
感熱染料、若しくは印刷媒体で構成される印刷材の色で
定められる。例えば、プリンタが、無彩色(黒)、有彩
色(赤)のインクを用いて白い用紙に印刷を行う場合
は、印刷可能色は、印刷材自体で表現される黒、赤、白
となる。また、複数色の感熱染料がコートされた感熱紙
の印刷を行うサーマルプリンタがターゲットプリンタの
場合、印刷可能色は、感熱染料により発色する色と感熱
紙自身の色となる。その他に、ターゲットプリンタ側に
備えられるインクリボン、トナーによって表現される色
も印刷可能色となる。また更に、後述するように、印刷
材の色の組み合わせで得られる中間色によって印刷可能
色を構成しても良い。
【0064】このようなロゴデータは、プリンタ60が
接続されている場合にはそのままプリンタ60に送信さ
れて、プリンタ60内部のロゴ記憶部61(不揮発性記
憶部)に登録される。また、プリンタ60がロゴ作成ツ
ールに接続されていない場合には、ロゴデータを登録す
るための登録用ロゴデータファイル(ロゴ登録ファイル
5)を作成する。登録用ロゴデータファイルは、ロゴデ
ータとロゴデータを登録するために必要な各種命令デー
タセットを統合したコマンド付きの画像ファイルであ
る。登録用ロゴデータファイルをホスト装置50で読み
取らせることにより、ホスト装置50に登録専用プログ
ラムをインストールすること無しにロゴ登録をすること
が可能となる。登録用ロゴデータファイル(ロゴ登録フ
ァイル5)についても後述する。
【0065】プリンタのロゴ記憶部61にロゴが登録さ
れると、ロゴ印刷命令に従って、ロゴの印刷が可能とな
る。
【0066】また、ロゴ記憶部61を持たないプリンタ
を用いる場合は、ロゴデータをホスト装置50内に設け
られた不揮発性記憶部に登録し、ホスト装置50内で実
行されるアプリケーションプログラムによって適宜ロゴ
データを読み出し、プリンタ60に送信して印刷するよ
うにしても良い。
【0067】(ロゴ編集ツール)次に、ロゴ編集ツール
について説明する。
【0068】ロゴデータをプリンタに登録するには、ま
ず登録しようとするロゴを確定しなければならない。ロ
ゴ編集ツールを使用するのは、ロゴ印刷の目的に合わせ
て新しいロゴを作成する場合である。ロゴを新たに作成
する場合には既存の絵,写真等80をロゴ編集ツール2
で取りこみ、これにテキストデータを書き込んで組み合
わせたり、複数の画像を重ね合わせたりすることによ
り、広告、告知等の目的に最も適合する効果的なロゴの
基本となる、複数のオブジェクトを含む画像データから
なる元データ3を作成する。また、グレースケール処理
の対象となるデータを生成する。ロゴデータは、例え
ば、クーポン券の印刷、会社/店舗等ロゴの印刷また
は、商品の宣伝広告等、その印刷目的に合わせて作成さ
れる。元データ3はその基礎となるデータであり、ロゴ
の基本的枠組みはロゴ編集ツール2により確定される。
ここで、ロゴ編集ツール2を、本発明のロゴデータ作成
装置4の中に組み込むことも可能である。
【0069】ロゴ編集ツール2による元データ3の作成
は、文字情報の作成と、各種絵、写真等の画像情報を取
り込んで、希望のロゴを作成するための基本となるデー
タを文字と画像情報とを適宜組み合わせて作成する作業
である。また、ロゴ編集ツール2では、画像を取り込む
ことなくテキストデータを書き込んで元データ3を作成
することも可能であり、また、図形の描画を行なうこと
ができるように構成することもできる。また、既に存在
するロゴ登録ファイル5に格納されているロゴデータ、
ビットマップファイル83に格納されているロゴデータ
または元データ3を読み込み、再編集して作成すること
も可能である。
【0070】図3を用いてロゴ編集ツールについて更に
詳細に説明する。図3は本発明にかかるロゴ編集ツール
2の一実施形態を示す機能ブロック図である。
【0071】ロゴ編集ツール2は、広告、告知等の印刷
目的に最も適合する効果的なロゴの基本的な構成を作成
するために使用する。ロゴ編集ツール2では、画像デー
タとテキストデータを組み合わせたロゴの基礎となる元
データを作成することができ、作成された元データは、
元データとしてロゴデータ作成装置4(図2)に送信す
ることも、元データファイル3として保存することもで
きる。
【0072】ロゴ編集ツール2は、画像情報取得手段3
1、画像情報記憶手段32、画像情報処理手段33、テ
キスト情報編集手段34、図形描画手段35、合成手段
36、および元データ出力手段37、編集入力手段38
および画像情表示手段39とから構成される。
【0073】画像情報取得手段31では、画像データま
たは文字データを読み込んで基礎データとして画像情報
記憶手段32に記憶する。この場合において、複数の画
像データ等を取得することが可能である。読み込む画像
データとしては、磁気ディスク、CD−ROMまたはそ
の他の記録媒体にイメージファイルとして記憶されてい
るグラフィックデータ等を読み出して画像情報記憶手段
32に記憶する場合の他、デジタルカメラの画像を取り
込むようにしても、スキャナで画像を読み取り記憶する
ように構成してもよい。
【0074】グラフィックデータとしては、例えば、写
真画像、アニメ調のグラフィックデータ、幾何学図形、
飾り文字、各種図形、等の各種のデータが読み取り可能
である。画像情報記憶手段32には、複数のイメージ情
報をそれぞれ独立して記憶可能である。また、各種イメ
ージファイルを読むことができるように、画像情報取得
手段31は、各種画像情報ファイル関連のソフトウェア
に対応させることが望ましい。読み取った各画像等のデ
ータは、それぞれ独立のオブジェクトとして、または画
像データとして、画像情報記憶手段32に記憶すること
ができる。
【0075】画像情報記憶手段32に記憶された各画像
データは、必要に応じて画像情報処理手段33によって
各画像サイズの変更等の処理が行なわれる。また、編集
入力手段38の入力に基づいて、テキスト情報編集手段
34により、画像情報だけでなくテキスト情報を作成す
ることおよび編集することも可能である。このとき、テ
キスト情報に色の指定も可能である。テキスト情報の編
集を可能とすることにより、ロゴ編集段階で、広告宣
伝、または告知のための文字情報をロゴとして組み込む
ことが可能となる。更に図形描画手段35を設けること
により、キーボード、マウス等から構成される編集入力
手段38の入力に基づいて、ロゴ編集ツール2内で図形
を直接描画することができるように構成することも可能
である。
【0076】取り込まれた画像情報、画像処理された画
像情報、ロゴ編集ツール2内で描かれた図形、および/
またはテキスト情報は、希望するロゴを作成するため
に、合成手段36により合成される。合成手段36で
は、複数の画像データ、図形およびテキストデータを組
み合わせ、所望の元データを作成する。画像およびテキ
ストの組み合わせの要素として、例えば、画像およびテ
キストの選択、ロゴ全体に対する各画像およびテキスト
の大きさ、位置等が指定可能である。合成手段36で合
成された元データは、各独立した画像またはテキストデ
ータの組み合わせとして合成されて、元データ出力手段
37により出力される。
【0077】従って、画像情報記憶手段32に記憶され
た各画像データを読み出し、読み出した画像データをそ
れぞれ独立のオブジェクトとして自由に重ね合わせるこ
とまたは組み合わせることが可能である。また、テキス
ト情報編集手段34および/または図形描画手段35に
より作成したオブジェクトと、画像情報記憶手段32に
記憶しているオブジェクトを重ね合わせること等も可能
である。重ね合わされたオブジェクトはオブジェクト毎
に独立して、画像情報処理手段33および合成手段36
において処理可能である。また、オブジェクトが相互に
重なり合う部分について、どのオブジェクトを優先的に
表示させるかも適宜指定または変更可能である。更に、
個々のオブジェクトのサイズを変更することも可能であ
る。
【0078】画像情報表示手段39は、読み取った画像
等および、画像情報記憶手段32に記憶した画像の他、
画像情報処理手段33、合成処理36、テキスト情報編
集手段34および図形描画手段35による出力データも
表示可能である。
【0079】元データ出力手段37は、元データをその
ままロゴデータ作成装置に送信しても、元ロゴデータフ
ァイルとして出力することができる。合成手段36は元
データを、元データの個々の合成要素となる画像等がそ
れぞれ独立した画像等として別々に画像処理または加工
処理ができるような形式で合成する。また、元データが
ファイル出力される場合でも、例えばメタファイルのよ
うに、個々の合成要素が独立して取り扱えるようなファ
イルとして出力される。尚、図3では、画像情報処理手
段33と合成手段36とを別の機能ブロックとして示し
ているが、合成手段36に画像処理機能を持たせて、合
成時に適宜画像の大きさを変更できるようにすることも
可能である。
【0080】この例では、ロゴ編集ツール2により取り
込んだ画像データ等の減色処理等の色処理を行なってい
ないが、例えば元の絵、写真等80がフルカラーである
場合等に、ロゴ編集ツール2により、一定の色数まで減
色してから元データ3として記憶するよう構成すること
も可能である。
【0081】(ロゴデータ作成装置)ロゴ編集ツール2
により作成された元データ3はロゴデータ作成装置4に
より、具体的な特定のプリンタに登録可能な形態に変更
されて最終形態であるロゴデータとなる。
【0082】尚、ロゴデータ作成装置4により取得され
る元データには、ロゴ編集ツールにより作成された元デ
ータ3だけでなく、画像処理ソフトで作成された既存の
イメージファイル形式のデータ82もあるので、本明細
書ではこの双方のデータ3、82を総称して元データと
称することとする。
【0083】前述の通り、POSプリンタは、2色また
は3色で印刷するカラープリンタが中心である。そのた
め、元データの画像がフルカラーもしくは多種類の色
(輝度、彩度および色相)を有するグラフィックデータ
の場合には、POSプリンタで印刷することができるよ
うに元の画像の色を印刷可能な色まで減色する必要があ
る。また、プリンタで使用可能な色数が少ない場合で
も、単純な2色ではなく微妙な色合いでの印刷表現が可
能である。例えば、プリンタで使用可能な色が赤と黒の
2色で、白色の用紙に印刷する場合について説明する
と、単位ピクセルを複数のドットで構成することによ
り、面積階調等の手法を用いて黒色と赤色の濃淡を段階
的に表現することが可能である。更に赤色、黒色、白色
(用紙の色)を組み合わせることで、かなり微妙かつ繊
細で複雑な色表現(中間色を用いた表現)も可能とな
る。プリンタで使用可能な色が3色以上であれば、更に
複雑で微妙な印刷が可能となる。そのため、元データの
色をどのような色でもしくは中間色で表現するかを指定
する(色の変換指定、又は割り付け指定とも呼ぶ)必要
がある。ロゴデータ作成装置4では、このような元デー
タの色の減色方法および印刷可能色の指定を行ない、最
終ロゴの色表現を確定する。
【0084】更に、個々のプリンタによって使用してい
る印刷用紙(レシート)の幅が異なるため、使用してい
る印刷用紙に合わせて印刷するロゴの大きさを調整する
必要もある。また、プリンタの印刷解像度により、印刷
されるロゴの大きさが異なってくるので、印刷解像度に
合わせたロゴの大きさの調整も必要となる。
【0085】ロゴデータ作成装置4は、希望するロゴの
最終画像イメージを調整し、また、ロゴデータを登録す
るターゲットプリンタで使用する用紙の幅、縦および横
の印刷解像度を定め、印刷可能色の中から任意に変換色
を指定することにより画像の調整を行なって、ターゲッ
トプリンタでロゴの印刷が可能となるロゴを完成させる
装置である。また、ロゴデータ作成装置4において、タ
ーゲットプリンタとの通信を行なうために、接続ポート
の指定、通信速度、パリティチェック、フロー制御方法
等の指定を行なうこともできる。
【0086】ロゴデータ作成装置4はロゴ編集ツールで
作成した元データファイル3または既存のイメージファ
イル82を読み込み、ロゴの登録をしようとするターゲ
ットプリンタの固有条件(スペック)に合わせた変換処
理(画像調整処理)をして、当該ターゲットプリンタの
不揮発性記憶部にロゴを登録させるためのロゴを作成す
る(本明細書では、プリンタに対するこのようなロゴの
記憶を、ロゴの登録と呼ぶ)。また、作成されたロゴデ
ータを、固有形式のロゴ登録ファイルとして出力するこ
ともできる。
【0087】(ロゴデータ作成装置の第1の実施形態)
図1を用いて本発明にかかるロゴデータ作成装置4の第
1の実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態
にかかるロゴデータ作成装置の機能ブロック図である。
【0088】第1の実施形態にかかるロゴデータ作成装
置4は、元データ取得手段10、元データイメージ表示
手段11、設定情報入力手段12、データ調整処理手段
13、ロゴデータイメージ表示手段15、ロゴデータ出
力手段16およびこれらを制御する主制御手段14を備
えている。
【0089】元データ取得手段10は、主制御手段14
の制御に基づき、ロゴ編集ツール2(図2)からの元デ
ータ3または通常の画像ファイル82を取得する。取得
した元データは元データ取得手段10の内部に記憶され
る。元データ取得手段10は、ファイル読み取り手段
(図示せず)、または画像取得手段(図示せず)により
各種ファイルを読み出し、または画像を取得することが
できる。どのようなファイルを読み取り可能にするか
は、適宜設定可能である。具体的には、磁気記録読取装
置(FDドライブ、HDドライブ等)、CD−ROMド
ライブ、CD−RWドライブ、DVDドライブ、スキャ
ナ読取装置等の各種読取装置からの読み取りが可能な読
取手段とすることができる。
【0090】主制御手段14は、元データが取得される
と、画像調整等をするための設定条件の入力を受け付け
るように設定情報入力手段12を制御する。これによ
り、プリンタの名称、プリンタで印刷可能な色、解像
度、階調指定等の設定条件の入力が可能となる。これと
同時に主制御手段14は、元データイメージ表示手段1
1を制御して元データのイメージを画面上に表示させ
る。
【0091】これにより、操作者が、元データのイメー
ジ画像を見て、どのような減色方法を使用するか、元画
像のどの色を印刷可能などの色に変換するか等を具体的
に検討しながら必要な条件設定の入力を行なうことがで
きる。
【0092】設定情報が入力されると、設定情報はデー
タ調整処理手段13に送信されて、入力された設定情報
に従って、色、解像度、サイズ等に関して、元データ3
が処理加工される。この場合において、同一サイズのデ
ータであっても、印刷解像度が下がるとプリンタで印刷
される印刷像は全体として大きくなる。従って、印刷画
像を元データのイメージ像と同じ大きさに維持したい場
合またはプリンタの印刷解像度が低いために印刷画像が
印字用紙の幅より大きくなる場合には、印刷画像を縮小
する等の処理も必要である。即ち、プリンタに登録する
ロゴの大きさは、元データのサイズを印刷用紙の幅と解
像度の両面から調整処理する必要がある。調整処理され
た元データ3は、ロゴデータイメージ表示手段15によ
り変更後のイメージとして画面上に表示される。従っ
て、設定入力によりどのような印刷画像が作成されるの
かイメージ画像で確認ができる。処理後の画像を見て設
定入力を変更することも可能である。設定入力の変更が
ない場合には設定入力を確定することにより、主制御手
段14の制御に基づいて、データ処理後のロゴデータ
が、ロゴデータ出力手段16に転送される。
【0093】ロゴデータ出力手段16は、主制御手段1
4の制御に基づいて、ロゴデータを記憶し、または登録
用の特別の形式であるロゴ登録ファイルとして出力し、
あるいはプリンタへの送信、登録を行なう。ロゴデータ
出力手段16は更に、上述のターゲットプリンタのスペ
ックに合わせた調整処理後のロゴデータを、1つのモノ
クロまたは多色のビットマップからなる画像ファイルと
して出力することも可能である。この様にして作成され
たファイルは、ロゴ登録ツール内部または外部(図示せ
ず)の記録手段(例えば磁気記録手段)に記録すること
ができる。
【0094】尚、色の割り付け指定、画像処理方法の指
定等の具体的な設定入力については、後ほどフローチャ
ートおよび操作画面の図を用いて詳細に説明する。
【0095】(ロゴデータ作成装置のデータ調整処理手
段)更に、図25は、本発明の一実施形態にかかるロゴ
データ作成装置のデータ調整処理手段13の詳細機能ブ
ロック図である。
【0096】図25に示すように、データ調整処理手段
13は、元データ仮記憶手段6、画像処理手段7、オブ
ジェクト読/書制御手段8、およびロゴデータ記憶手段
9とを備えている。図中のAは元データ3による画像イ
メージを示しており、b1、b2、b3は元データを構
成しているオブジェクトを示している。A’はデータ調
整処理手段13による画像処理後の画像イメージ(ロ
ゴ)を示しており、b1’、b2’、b3’はA’を構
成するオブジェクトを示している。
【0097】以下では、元データを構成するオブジェク
トの処理を中心にして説明する。
【0098】設定情報入力手段12からのファイル指定
入力等に基づき、主制御手段14は、元データ取得手段
10により指定されたファイルから元データAを読み取
るよう制御する。取得した元データAは元データ取得手
段10の内部に記憶される。
【0099】主制御手段14は、元データAが取得され
ると、元データAを元データ仮記憶手段6に記憶させる
とともに、画像調整等をするための設定条件の入力を受
け付けるように、データ調整処理手段13および設定情
報入力手段12を制御する。これにより、ターゲットプ
リンタの選択、そのプリンタにおける印刷可能色の選
択、印刷解像度の指定、減色方法の指定等の設定条件の
入力が可能となる。これと同時に主制御手段14は、元
データイメージ表示手段11を制御して元データAのイ
メージを画面上に表示させる。更に元データAは画像処
理手段7を経由して、ロゴデータ記憶手段9に記憶され
る。この際に、画像処理のための設定情報が入力されて
いれば、指定に従った画像処理が行なわれた後、ロゴデ
ータ記憶手段9に記憶される。仮に設定入力が何もされ
てないとすると、設定情報入力手段12に初期設定され
ている印刷可能色の指定、印刷解像度の指定、減色方法
の指定等の設定条件に従って、元データAが画像処理さ
れ、ロゴデータ記憶手段9に記憶される。ロゴデータ記
憶手段9に記憶されたロゴデータは、ロゴデータイメー
ジ表示手段15により表示画面20に表示される。
【0100】これにより、元データAのイメージ画像を
見て、どのような減色処理方法により減色するか、元デ
ータAのどの色を印刷可能色の何れに変換するか等を、
具体的に検討しながら必要な条件設定の入力を行なうこ
とができる。
【0101】設定情報入力手段12によりオブジェクト
指定の入力があると、主制御手段14は、オブジェクト
読/書制御手段8を制御して元データ仮記憶手段6から
指定されたオブジェクトを読み出して、画像処理手段7
に送信する。画像処理手段7では、引き続き入力された
設定情報に従って画像処理を行ないロゴデータ記憶手段
9に記憶する。ロゴデータ記憶手段9に記憶されたデー
タはロゴデータイメージ表示手段15により表示され
る。
【0102】今、オブジェクトb3が指定される場合に
ついて、図26を用いて説明する。図26(a)、
(b)は、表示画面20の表示の一例を示す。図26
(a)では、元データのAの構成例を示している。元デ
ータAは、構成オブジェクトとして、四角形の図形b
1、三角形の図形b2、円形の図形b3からなり、各オ
ブジェクト相互の関係は図26の(a)通りであるとす
る。円形b3の画像処理をする場合、マウス等のポイン
タ18で円形b3を指定してクリックすると、図1のオ
ブジェクト読/書制御手段8が元データ仮記憶手段6か
らオブジェクトb3を読み出し画像処理手段7に送信す
る。これにより、この円形オブジェクトb3の画像処理
が可能となる。このとき、表示は、例えば、図26
(b)のように円形オブジェクトb3が前面に表示され
て、三角形について画像処理したい場合には、同様に三
角形を選択クリックすることにより、処理が可能とな
る。
【0103】この例では、加工処理する画像オブジェク
トが前面に表示されて処理される例を示したが、指定し
たオブジェクトのみが表示されるようにすることも可能
である。また、全てのオブジェクトを一括して処理する
ように指定して、全オブジェクトを一括処理することが
できるように構成することもできる。
【0104】以下、設定情報入力手段12により設定情
報が入力された後の処理について説明する。この後の処
理は、指定されたオブジェクト単位の処理、元データ3
(図2)全体の画像処理のいずれにについても適用され
る。複数のオブジェクトを同時に指定して、指定された
オブジェクトを全て同時に画像処理するよう構成するこ
ともできる。
【0105】(グレースケール処理部分の実施形態)図
27を用いて本発明にかかるロゴデータ作成装置4の画
像処理部の実施形態を説明する。図27は、本発明にか
かるロゴデータ作成装置に使用するグレースケール処理
装置の一実施態様を示す機能ブロック図である。図27
のグレースケール処理装置41では、本発明の説明を明
確にするためにグレースケール化処理の基本的部分だけ
を示している。
【0106】画像データ記憶手段46は、図示しない制
御部からの制御信号に基づいて、元データの画像または
元データ画像を構成するオブジェクトを読み取り、記憶
する。元データ等が記憶されると、制御信号に基づい
て、階調化処理手段47により画像データをグレースケ
ール処理する。グレースケール処理とは、カラーグラフ
ィック情報を、白黒写真のような色彩の情報がないグラ
フィックスデータに変換する処理である。通常のカラー
グラフィックスでは色相、彩度、輝度のデータを管理し
ているが、グレースケールでは輝度のデータのみを管理
する。すなわち、カラー画像を輝度差(階調)のみで表
現する。例えば、通常、24bitのフルカラー画像デ
ータの場合には、1画素の輝度を1バイト(8ビット)
の256階調のグレースケールに変換して表現すること
ができる。グレースケール処理されたデータは、グレー
スケール画像記憶手段48に記憶される。
【0107】グレースケール処理の際に色指定入力がさ
れている場合には、割付色指定処理手段49により指定
に対応した色割付が行なわれる。すなわち、グレースケ
ールデータを、割り付け指定された色と関連付ける。色
指定が無い場合には、例えば黒色のように初期設定され
た値または、最新の処理で指定した色に割り付けられ
る。
【0108】図27に示すグレースケール処理装置41
は、図25の画像処理手段7の中にその一部として存在
させるようにしてもよい。また、図25の元データ仮記
憶手段6に、図27の画像データ記憶手段46の機能を
もたせて、図27の画像データ記憶手段46を省略する
ことも可能である。また図27のグレースケール処理装
置41は一実施態様であるので、本発明の基本思想に基
づく他のグレースケール処理手段を使用することも可能
である。
【0109】(画像縮小表示の基本概念)図28は、後
述するロゴデータ作成装置の第2及び第3の実施形態に
おける画像縮小表示の一例を説明する概念図である。
【0110】本発明の適用対象となる減色処理後の縮小
表示の処理は、図28の手順およびで示すような画
像処理の場合である。処理対象となる多色カラー画像A
を構成する元データ3は、入力手段59からの設定入力
に応じて減色処理等の画像処理56が行なわれる。加工
処理された画像A‘はプリンタ等で印刷しても、プリン
タにロゴとして登録しても、ファイル出力してもよい。
【0111】このような元データ3の画像処理56にお
いては、どのように画像処理するかの設定を行なう際に
元データ3のイメージaを表示し、また、確認のため
に、色割付指定による画像処理後のイメージ画像a’を
表示するのが望ましい。更にこれらの2つの画像を同時
に確認することができるように、これら2つの画像a、
a’を縮小化処理して同一の画面20上に表示すること
が望ましい。
【0112】この際、実際のデータ処理手順に従って減
色処理56をしてから、縮小化処理57を行なうと(即
ち、手順、により元データAをイメージ画像aとし
て縮小化表示し、手順、、により加工後のデータ
A’のイメージ画像a’を同一画面に縮小表示する
と)、縮小の度合い、画像によっては、格子状の模様等
が出現して、正しい処理画像のイメージ表示ができない
場合がある。
【0113】減色処理が行なわれない元データ3のイメ
ージ画像aを表示する手順は、手順、により行なう
が、しかし、画像処理後のイメージ画像a’を表示する
手順は以下の方法で行うのが好ましい。即ち、手順、
、により、まず元データ3を縮小化処理57し、縮
小化処理したデータに対してからで行なう画像処理
と同じ加工処理を行ない、その結果を元データ3の処理
後データA’の縮小イメージa’として表示するのが好
ましい。これにより、縮小化処理57が減色処理56よ
りも先に行なわれるため、縮小化処理57の際のデータ
サンプリングにより同一色が模様状にデータサンプリン
グされるのを防止できる。
【0114】このようにして得られた縮小画像は、本来
的には処理画像を縮小したプレビューとはいえない。し
かし、この手順で作成されるイメージ画像は、本来の減
色処理された画像を縮小して得られる本来の縮小画面よ
りも鮮明に、加工処理されたデータのイメージ画像を現
わしている。プレビューは、実物を確認することが困難
な場合や時間がかかる場合に簡易にそのイメージを確認
することを目的としている。従って、その実態をより正
確かつ鮮明に表示していることが重要であり、その作成
過程は重要ではない。従って、上述の通り、より鮮明な
プレビュー画面の表示を得るためにプレビュー表示のた
めに縮小画像を先に作成してそれを減色処理することが
好ましい。
【0115】(ロゴデータ作成装置の第2の実施形態)
図4を用いて本発明の第2の実施形態を説明する。図4
は本発明の第2の実施形態にかかるロゴデータ作成装置
4−2の機能ブロック図である。
【0116】第1の実施形態と異なるのは、画像縮小化
処理手段17を設けて、縮小化処理をしてから元データ
の縮小化イメージaと加工処理後のロゴデータイメージ
a’の表示を行なうようにしている。これにより、同一
画面20上に元データのイメージaと変更後のロゴの画
像イメージa’を同時に表示可能となり、一層効率的な
調整作業が可能となる。
【0117】(ロゴデータ作成装置の第3の実施形態)
図5は本発明の第3の実施形態にかかるロゴデータ作成
装置4−3の機能ブロック図である。 第2の実施形態
と異なるのは、ロゴデータまたはそのオブジェクトの縮
小イメージaの表示を行なう際に、元データAを一旦画
像縮小化処理手段17に送り、縮小化処理をして縮小化
したイメージ画像aを作成してからデータ調整処理手段
13により色データの減色処理等を行ない、縮小イメー
ジ画像a’を作成して表示している点である。このよう
に、一旦縮小してから減色処理するよう構成することに
より、減色処理をしてから縮小表示した場合に発生する
格子状のノイズまたは縞模様の発生を防止することがで
きるので、より実際の印刷に近いプレビュー表示を得る
ことが可能となる。
【0118】(ロゴデータ出力手段によるロゴ登録ファ
イルの作成)図1、図4、図5および図25のロゴデー
タ出力手段16は、前述の通り、そのままプリンタにロ
ゴデータを送信し登録させることも、ビットマップ形式
のファイルとしてロゴデータをファイル作成することが
できるが、ロゴ登録の実行命令付きのロゴ登録ファイル
5(図2)を作成することもできる。このロゴ登録ファ
イル5は、ロゴデータとロゴデータを登録するために必
要な各種命令データセットを統合したコマンド付きの画
像ファイルである。作成したロゴ登録ファイル5をPO
S端末装置のホスト装置等で読み取らせることにより、
登録専用プログラムをインストールしないでもロゴ登録
ファイル5から直接ロゴ登録をすることが可能になる。
ホスト装置は読み取ったロゴ登録ファイル5の登録用実
行コマンドをプリンタに送信することにより、ロゴの登
録を完了する。
【0119】図6にロゴ登録ファイルを作成可能なロゴ
データ出力手段16の一実施形態にかかるロゴ登録ファ
イル出力手段18の機能ブロック図を示す。尚、図6で
は主要部のみを示し、特にロゴファイルの作成にあまり
重要でないところは、省略してある。
【0120】ロゴ登録ファイル出力手段18は、命令デ
ータセット作成手段19、ロゴ登録ファイル生成手段2
0、通信インターフェース21を有している。ロゴ登録
ファイル出力手段18はデータ調整処理手段13からロ
ゴデータを受信し記憶する。命令データセット作成手段
19はデータ調整処理手段13で作成されたロゴをプリ
ンタに登録するための一連の命令セットを作成する。命
令データセット作成手段19は、登録命令データセット
作成手段22、送信命令データセット作成手段23とを
備えている。登録命令データセットとは、ロゴをターゲ
ットプリンタに登録するためにプリンタに送信する実行
命令である。
【0121】送信命令データセット作成手段23は、更
に通信ポート等のパラメータの入力を受け付けるための
実行命令セットを作成するパラメータ入力命令セット作
成手段24と、ターゲットプリンタが接続されている通
信ポートを検出するための実行命令セットを作成するた
めのポート検出命令セット作成手段25と、登録命令デ
ータセットおよびロゴデータをターゲットプリンタに送
信するための送信命令データセットを生成手段26とを
備えている。
【0122】ロゴ登録ファイル生成手段20(以下、フ
ァイル生成手段20と称する)は、ロゴデータ(印刷画
像データ)、登録命令データセット、および送信命令セ
ットを統合してロゴ登録ファイル5(図2)として作成
する。ロゴ登録ファイルは、1つのファイルとして作成
されることが望ましいが、複数のファイルが互いにリン
クされる形で統合されるようにしても良い。尚、送信命
令データセットの作成の有無、パラメータ入力命令セッ
トの作成の有無、またはポート検出命令セットの作成の
有無については、図示しない制御部により指定可能であ
る。
【0123】ロゴ登録ファイル生成手段20により生成
されたロゴ登録ファイルは、通信インターフェース21
を介して通信回線に接続され、ターゲットプリンタが接
続されているPOS端末装置等のホスト装置に送信する
こともできる。または、ロゴ登録ファイル生成手段20
から内部のメモリまたは不揮発性(NV)メモリ(図示
せず)に記憶することもでき、また図示しない入出力イ
ンターフェースを介してフレキシブルディスク、ハード
ディスク、メモリカード等の外部記憶装置に記録するこ
とができる(図示せず)。通信回線により送信したロゴ
登録ファイルまたはFD等に記録されたロゴ登録ファイ
ルを、POS端末装置のホスト装置に読み取らせること
により、ロゴ登録ファイル内の命令データセットが読み
出されて、ホスト装置に、登録専用プログラムをインス
トールすることなくプリンタへのロゴ登録が可能とな
る。
【0124】以上の説明では、ロゴ編集ツール2および
ロゴデータ作成装置4を別個の構成として説明したが、
ロゴ編集ツール2をロゴデータ作成装置4の中に組み込
んで一体的なものとし、ロゴ編集機能を有するロゴデー
タ作成装置とすることも可能である。
【0125】当業者に明らかなように、以上のロゴ編集
ツールおよびロゴデータ作成装置は、マイクロプロセッ
サであるCPUと、CPUにバスラインを介して接続さ
れているROM、RAM、およびROMとRAMに記憶
されたオペレーティングシステム(OS)その他の制御
プログラム等から構成することができる。CPU、RA
MおよびROMが、ROMとRAMに記憶された制御プ
ログラムとは、互いに協働することによりそれぞれの各
機能ブロックとして機能する。この場合には、各種入力
装置、各種制御プログラム,CPUおよび各種記憶装置
が有機的に結合して、上述したロゴ編集ツール2および
ロゴデータ作成装置4の各手段を構成する。
【0126】(ロゴ編集処理の手順)次に図7から図1
3を用いてロゴ編集処理手順を説明する。図7は元デー
タを作成するための本発明にかかるロゴ編集方法の一実
施形態を示すフローチャートであり、図8から図13
は、ロゴ編集処理において、設定入力を行なうために表
示される画面表示の一例を示す図である。
【0127】まず、図7を用いて一実施形態を説明す
る。
【0128】ロゴ編集ツール2をスタートするとまず、
ロゴの元データファイルを新規に編集するか、過去にロ
ゴ編集ツール2で作成した元データファイルを編集する
かが選択される。新規にロゴを編集する場合は、例えば
図10に示されるように、ロゴのサイズを設定する画面
が表示される。ロゴサイズが設定されると、そのサイズ
に応じた編集画面が表示される。
【0129】次に元データ作成の基礎となる画像データ
を読み取るか否かが確認される(S101)。画像デー
タの読み込みはファイルからの読み込みが主であり、過
去にロゴ編集ツール2で作成した元データファイル3で
あっても、既存のイメージファイルであってもよい。フ
ァイル読み込みを行なう場合(S101;Yes)に
は、読み込みファイルを指定して読み込みを行ないロゴ
編集ツール2内に記憶する(S102)。ファイル読み
込みが不要の場合(S101;No)には、工程S10
3に進む。例えば、既存の元データファイル3を編集し
ている場合、また、テキストのみでロゴを編集する場合
はこの工程が不要になる。
【0130】次に描画またはテキスト入力するか否かを
確認し(S103)、入力する場合(S103;Ye
s)には入力処理を行ない(S104)、入力の必要が
ない場合(S103;No)には工程S105に進む。
工程S105では、読み取った画像データおよびテキス
トデータのサイズの変更や、複数の画像やテキストデー
タを操作者の入力に従って合成処理する。入力が完了し
ない場合(S106;No)、描画や合成処理等の入力
が全て完了するまで工程S101からS106が編集画
面上で繰り返される。入力が完了したら(S106;Y
es)、元データとして内部に記憶するか、元データフ
ァイルとして出力される(S107)。
【0131】次に図8から図13に示すロゴ編集処理の
表示画面の一例を用いて、ロゴ編集処理を説明する。
尚、以下の表示画面で説明する処理は、図7のフローチ
ャートの処理手順で処理される内容と結果としてほぼ同
様の処理を実行するものであるが、図7のフローチャー
トと1対1に対応するものではない。
【0132】本発明の一実施によると、ロゴ編集ツール
2またはロゴデータ作成装置4をスタートしたときに図
8に示すようなロゴ作成と編集に共通のメイン画面10
0が表示される。図8のメイン画面100の新規作成ボ
タン110をクリックすると、図9に示すロゴ編集ツー
ルの編集メイン画面120が表示される。編集メイン画
面120には、上部のツールバー部分にファイル12
1、編集122、表示123、ツール124のボタンが
設けられており、中央部にはロゴ編集エリア127が設
けられている。
【0133】編集メイン画面120のファイルボタン1
21をクリックすると、「新規作成」、「開く」、「閉
じる」、「上書き保存」、「名前をつけて保存」、「ロ
ゴサイズ指定」、「終了」等のボタンが、例えばプルダ
ウンメニューのような形で現れる(図示せず)。ここ
で、「新規作成」のボタンは新しい元データを作成する
場合に使用し、これを選択すると、ロゴ(元データ)の
サイズを指定するために図10に示すようなダイアグボ
ックス130が表示される。このボックス130で新し
く作成する元データとしてのロゴサイズを指定する。
【0134】図示していない「開く」のボタンは既存フ
ァイルを開くもので、ファイルを指定するためのダイア
ログボックス(図示せず)により、過去にロゴ編集ツー
ルで作成した元データファイル等を指定することができ
る。図示していない「閉じる」のボタンは、編集中の元
データファイルを閉じるものであり、元データファイル
の内容に変更が合った場合等に保存を促すメッセージが
表示される。図示していない「上書き保存」は、編集中
の元データファイルを上書き保存するものであり、新規
作成の元データについて上書き保存しようとした場合に
は、名前をつけて保存のダイアログボックスが表示され
る。図示していない「名前をつけて保存する」は、編集
中の元データファイル名を指定して保存するものであ
る。同様に図示していない「ロゴサイズ指定」は、編集
中の元データのロゴサイズを変更するためのものであ
り、このボタンを選択すると、図10と同様のダイアロ
グボックスが表示されて、元データのロゴサイズを変更
することができる。「終了」ボタンによりロゴ編集ツー
ルの処理を終了する。未保存ファイルがある場合には、
保存を促すメッセージが表示される。
【0135】図9の編集メイン画面120の「編集」1
22を選択すると、直前の操作を元に戻す「元に戻
す」、「切り取り」、「コピー」、「貼り付け」、「す
べてを選択」等のダイアログボックスが表示される(い
ずれも図示せず)。これらの機能は、市販のワープロソ
フトと同様である。図示していない「貼り付け」ボタン
では編集中のロゴ(元データ)にクリップボード内のオ
ブジェクトを貼り付ける。貼り付け可能なオブジェクト
種類は、テキスト形式、DIB形式、BMP形式、JP
EG形式等の通常の描画オブジェクトを含む他、このロ
ゴ編集ツール2で作成する元データファイルの形式、お
よびロゴデータ作成装置4で作成するロゴデータファイ
ル等の本編集ツールで認識可能な描画オブジェクトを含
む。クリップボード内のオブジェクトがビットマップで
あれば、イメージオブジェクトとして処理する。同様に
図示していない「すべてを選択」のボタンは、編集中の
元データ内に存在する全てのオブジェクトを選択状態に
する。選択されたオブジェクトに対し、「切り取り」、
「コピー」、「移動」、「削除」等の操作が可能であ
る。
【0136】図9の編集メイン画面120の「表示」1
23を選択すると、拡大表示するための「ズームイ
ン」、縮小表示のための「ズームアウト」、「グリッド
表示」、オブジェクトのグリッド配置のオン/オフの切
り替え、X、Y方向のグリッドの単位と配置を指定する
「グリッド設定」等のダイアログボックスが表示される
(いずれも図示せず)。
【0137】図9の編集メイン画面120の「ツール」
124を選択すると、「挿入」、「テキストプロパテ
ィ」、「イメージプロパティ」、「座標入力」、「前面
へ」、「背面へ」等のダイアログボックスが表示される
(いずれも図示せず)。「挿入」を選択すると、サブメ
ニューとして「テキスト」と「イメージ」が表示される
(図示せず)。「テキスト」を選択して、ロゴ編集エリ
ア127をクリック&ドラッグすると、指定した位置と
サイズでテキストオブジェクトが挿入される。「イメー
ジ」を選択し、編集エリア127をクリック&ドラッグ
すると、指定した位置とサイズでイメージオブジェクト
が挿入される。イメージオブジェクトの挿入を実行する
と、挿入するイメージファイルを指定するために、イメ
ージプロパティダイアログが表示される。
【0138】図示していない「テキストプロパティ」を
選択すると、図11に示すようなテキストオブジェクト
のプロパティ設定画面140が表示される。フォント名
選択ボックス141では、例えば、WIFEフォント、
True Typeフォントの一覧から選択可能であ
る。スタイル選択ボックス142では、選択フォントが
サポートしているスタイルの一覧から選択可能である。
サイズの選択ボックスからは、選択フォントがサポート
しているサイズの一覧から選択可能である。また、文字
飾り、文字色、テキストオブジェクトの回転も指定でき
る。
【0139】図示していない「イメージプロパティ」を
選択すると、図12に示すようなイメージプロパティ設
定画面150が選択される。ファイル名ボックス151
に読み込みファイル名を指定すると、読み出したイメー
ジファイルがプレビュー領域152に表示される。参照
ボタンを設けて、ファイルを参照して選択できるように
することもできる(図示せず)。「用紙幅に合わせる」
というチェックボックス153を選択すると、イメージ
データの画像サイズを用紙幅に合わせて変更する。これ
は、プリンタで使用する用紙幅が指定されたときに自動
的にその幅に画像を調整する機能である。描画モード1
54では、「上書き」、「重ね書き」が指定できる。
「上書き」では、背景に拘わらず描画される。「重ね書
き」は、背景と選択したイメージが論理「オア」の関係
で描画される。
【0140】図示していない「座標入力」を選択する
と、図13に示すようなダイアログボックス160が表
示される。このダイアログボックスにより、選択されて
いるオブジェクトの左上の座標位置(X、Y)を設定す
ることができる。
【0141】図示していない「前面へ」のボタンによ
り、選択されているオブジェクトを、最前面に表示す
る。同様に図示していない「背面へ」のボタンは、選択
されているオブジェクトを、最背面に表示する。
【0142】以上のほかウィンドーメニューとして、重
ねて表示、並べて表示、アイコン整列、バージョン情報
等を設けることもできる。
【0143】(ロゴデータ作成手順)次に図14を用い
て、ロゴデータの作成手順について説明する。図14
は、本発明のロゴデータの作成方法にかかる一実施形態
を示すフローチャートである。
【0144】まず、先ほど説明したようにしてロゴ編集
ツール2で作成した元データファイル3または、既存の
画像ファイル82から元データとなるオブジェクトを読
み出して、加工のために記憶する(S201)。次に記
憶した元データの画像を画面(例えば、図15の表示領
域225)上に表示する(S202)。このとき、初期
設定されている画像処理に基づいて、元データを構成す
る各オブジェクトに画像処理を行ない、画面(例えば、
図15の表示領域226)上に同時に表示するようにし
てもよい。
【0145】次に、元データを構成するオブジェクトに
ついて、以降の画像処理の対象となるオブジェクトの指
定入力の有無が確認され(S203)、オブジェクトの
指定入力がない場合には(S203;No)、処理工程
(S208)に進む。オブジェクトの指定入力がある場
合には(S203;Yes)、指定されたオブジェクト
の読み出しが行なわれ、対象オブジェクトの画像処理の
設定を行なうための入力画面(例えば、図15の22
8、229、図16、図17によって示される画面)が
表示される(S204)。引き続き設定情報の入力があ
るか確認され(S205)、設定情報の入力が無い場合
には(S205;No)、初期設定されている画像処理
が行われた画像を表示したまま、処理工程(S208)
に進む。設定情報の入力がある場合には(S205;Y
es)、指定されているオブジェクトの画像処理が行な
われ(S206)、処理後の画像が画面に表示しなおさ
れる(S207)。なお、設定情報の入力(S205)
が変更されるまで、その画像処理された画像が表示され
続け、設定情報の入力(S205)が変更されると、そ
の設定情報の入力に応じて画像の表示が更新される。こ
のように元データの画像を表示することにより、ロゴ作
成者は元データ画像の色、模様等の全体的な印象を把握
した上で、次の工程である色の割り付け、減色処理方法
の指定等の設定入力を行なうことが可能になる。
【0146】次にロゴ出力の有無が確認され(S20
8)、ロゴ出力する場合には(S208;Yes)、画
像処理後のデータが出力される(S210)。ロゴ出力
しない場合には(S208;No)、設定を終了するか
どうかを確認し(S209)、設定終了の場合には(S
209;Yes)、ロゴ作成処理を終了する。設定を続
ける場合には(S209;No)、再び工程(S20
3)の戻り、同様の処理を繰り返す。ロゴの出力および
設定の終了は設定情報入力手段への入力情報により、確
認する。ロゴデータの出力については後述する。
【0147】(別のロゴデータ作成手順)次に図29を
用いて、画像縮小表示処理のロゴデータの作成手順につ
いて説明する。図29は、本発明のロゴデータの作成方
法にかかる一実施形態を示すフローチャートである。図
29のフローチャートには、各工程の右側に、その工程
で得られる画像である関連する元データ画像A、画像処
理後の画像A’、画像Aの縮小データの画像a、および
ロゴA’の縮小されたプレビューイメージ画像a’を示
している。
【0148】フローチャートを順を追って説明する。ま
ず、先ほど説明した編集ツール2で作成した元データフ
ァイルまたは、既存のイメージファイルから元データと
なるオブジェクトを読み出して、加工のために記憶する
(S401)。次に記憶した元データの画像Aを縮小化
処理したイメージ画像aを作成する(S402)。その
後縮小化処理したイメージ画像aを画面20(図6)上
に表示する(S403)。これにより、ロゴ作成者は元
データ画像の色、模様等の全体的な印象を把握した上
で、次の工程である色の割り当て、減色処理方法の指定
等の設定入力を行なうことが可能になる。尚、ここで、
元データ画像の確認が必要でない場合には、この工程
(S402)を省略し、イメージ画像aの表示をしない
で、直接次の工程(S403)に進むことも可能であ
る。
【0149】その後、設定情報の入力が受け付けられる
(S404)。この段階で、プリンタの機種固有情報の
入力、およびプリンタ固有の機能に合わせて最大限の印
刷効果を発揮できるような色の割り付け等の入力が可能
となる。設定情報の入力が行なわれると、入力された設
定情報に従って、まず元データAを調整するための画像
加工処理が行なわれ、ロゴA’が作成される(S40
5)。次に、縮小データの画像aについても元データA
と同様に設定情報に基づいて画像加工処理が行なわれ、
ロゴA’の縮小されたプレビューイメージ画像a’が作
成される(S406)。プレビューイメージ画像a’は
縮小後に減色処理等の画像処理が施されるので、格子状
の模様は発生しない。この段階で、元データの縮小イメ
ージaと加工処理後の画像A’の縮小されたプレビュー
イメージ画像a’が表示されている。従って、ロゴ作成
者は、加工処理前と加工処理後の双方のイメージデータ
を確認できるので、ロゴデータ作成時点で最適なロゴと
なるように設定情報の入力を修正することが可能とな
る。
【0150】次に設定入力が確定されたかどうかが確認
され(S407)、入力が確定されなければ(S40
7;No)、工程S404からS407が繰り返され
る。従って、画像処理後のイメージ画像a’を確認しな
がら、最適なロゴとして最終確定するまで設定情報の再
入力を繰り返し行なうことが可能である。設定入力が確
定されると(S407;Yes)、ロゴデータの出力が
行なわれる(S408)。
【0151】尚、図29では、縮小化処理工程(S40
2)を元データ取得直後に設けたが、元データの縮小イ
メージを表示しない場合には、画像処理工程(S40
5)の後に縮小化工程を設けてもよい。また、本発明
は、減色処理工程より前に縮小化処理工程による処理を
行なうことを特徴とするものであるので、この発明の原
理に従って当業者が設計変更可能な範囲は本発明の予定
する範囲である。
【0152】次に図8、図15から図19、図30およ
び図31に示すロゴ作成処理の表示画面の一例を用い
て、ロゴデータ作成処理を説明する。尚、以下の表示画
面で説明する処理は、図14のフローチャートの処理手
順で処理される内容と結果としてほぼ同様の処理を実行
するものであるが、図14のフローチャートと1対1に
対応するものではない。
【0153】本発明のロゴデータ作成装置の一実施によ
ると、ロゴ編集ツール2の場合と同様に最初に図8に示
すメイン画面100と同一のメイン画面210が表示さ
れる。この画面210には、プリンタ情報指定ボックス
220が設けられており、ロゴが登録されるターゲット
プリンタの用紙幅、印刷可能色の指定、印刷解像度など
の機種固有情報が設定可能になっている。また、通信条
件設定ボックス221では、ポート番号、通信速度等の
各種条件が設定可能である。これらのプリンタ情報およ
び通信条件は、プリンタ情報指定ボックス220の名称
入力部で機種が指定されたときに、可能な限り自動的に
設定されるように構成することもできる。これは、プリ
ンタ毎の機種固有情報を内部に記憶しておき、機種名が
入力されたときに対応する機種固有情報を読み出して自
動設定するように構成することにより可能となる。
【0154】ソースファイル入力部223にファイル名
を入力することにより、希望するファイルからロゴの基
礎となる元データを読み込むことが可能となる。その
際、参照ボタン224によりファイルをプルダウン形式
(図示せず)で参照することができる。第1の表示領域
225は、元データの画像を表示する領域であり、第2
の表示領域226は、設定条件に従って画像処理された
後の画像を表示する領域である。最も一般的なファイル
は、ロゴ編集ツール2で作成された元データであるが、
できるだけ多くの種類のファイル形式を読み出し可能に
しておくことが、種種のファイルで記憶されている画像
データ等を元データとして利用することを可能にするこ
とになる。
【0155】次に元画像の読み込みと設定入力および画
像処理について説明する。図15は、メイン画面100
(図8)から、ファイルを読み込み、設定条件を入力し
た状態におけるロゴ作成画面210を示す図である。図
15では、元データのイメージ画像およびデータ処理後
のイメージ画像が、縮小表示される例を示しているが、
縮小表示しないように構成することも可能である。
【0156】メイン画面100(図8)のソースファイ
ル入力部223にファイル名を入力すると、指定された
ファイルの内容が元データとして読み出されて所定の記
憶場所に記憶される。記憶された元データは縮小化処理
されて、ロゴ作成画面210内に設けられた第1の表示
領域225(図15)に示すように、元データの縮小イ
メージ画像aとして表示される。
【0157】プリンタ情報指定ボックス220からは、
登録対象となるターゲットプリンタの名称、用紙幅、使
用可能な色および解像度等のターゲットプリンタの機種
固有情報が設定可能となり、通信条件設定ボックス22
1からはポート番号、通信レートおよびビット長等の機
種固有情報が入力可能である。この場合において、プリ
ンタの名称を入力または指定すると、機種固有情報記憶
手段(図示せず)から、対応するプリンタの機種固有情
報が読み出されて、自動的に設定されるように構成する
ことも可能である。また、ターゲットプリンタが接続さ
れている場合には、プリンタから自動的に機種IDを読
み取り、対応する機種固有情報を自動設定するようにし
てもよい。また、プロパティ入力ボックス222によ
り、減色方法の指定、印刷可能色への色変換の指定等を
設定することが可能である。なお、プリンタ情報指定ボ
ックス220で、ターゲットプリンタが指定されると、
そのプリンタ固有の印刷可能色の中から、プロパティ入
力ボックス222によって指定される色変換に用いられ
る色(図15の色設定メニューでは第1色に黒、第2色
に赤が選択されている。)を選択することが可能であ
る。プリンタ情報指定ボックス220の色設定メニュー
に、プリンタ固有の印刷可能色以外の色を表示させない
ようにすることにより、印刷可能色以外の色が、プロパ
ティ入力ボックス222で指定されることを禁止してい
る。
【0158】第2の表示領域226には、機種固有情
報、プロパティの設定入力に従って画像処理されたデー
タの縮小イメージa’が表示される。これらの設定が入
力されるまでは、既設定の設定情報またはプリセットさ
れた設定値に従って加工処理され、処理後の加工処理さ
れたイメージ画像がロゴ作成画面210の第2の表示領
域226に表示される。例えば、2色プリンタであれ
ば、2色と白(非印字:印刷用紙の色)の3色とその中
間色で表現された印刷画像(ロゴ)がプレビューとして
表示される。また、プリンタの印刷解像度が低ければ、
表示される画像も低い解像度で現わされる。
【0159】尚、この画面では加工処理されたイメージ
画像が第2の表示領域226に縮小表示されているが、
実寸表示ボタン231により実際の印刷イメージと同じ
大きさで表示させることができる(図示せず)。
【0160】次に、図15から図18を用いてイメージ
データおよびテキストデータのプロパティの設定につい
て説明する。以下の画面の説明では、プロパティの設定
は、ロゴ編集ツール2で作成した元データ3を画像処理
するものとして説明する。ロゴ編集ツール2により作成
された元データは、前述した通り、複数の画像データま
たはテキストデータを組み合わせたものであっても良
い。そのため、まず、図15のプロパティ入力ボックス
222のオブジェクト指定ボックス227で、処理対象
となるオブジェクトを指定する。イメージ1が指定され
たとすると、ハーフトーン指定キーボックス228、お
よびグレースケール指定ボックス229により指定され
た処理方法により、イメージ1の処理が行なわれ、処理
後イメージ1を含むロゴイメージ全体が第2の表示領域
226に表示される。プロパティ入力ボックス222で
は、オブジェクト指定ボックス227により合成されて
いる全てのイメージまたはテキストを個別に選択して指
定することにより、各イメージまたはテキスト毎に別個
の処理することが可能である。
【0161】ハーフトーン指定キーボックス228の減
色処理スライダキー237は、左から右にスライド可能
であり、粗から密まで段階的に減色処理方法を指定可能
である。例えば、粗から密の順に、「単純減色」、「デ
ィザ」、「誤差拡散」の順に3段階に指定できるように
する。また、明るさスライダキー236も横方向にスラ
イドして段階的に明るさを指定できる。例えば、5段階
の明るさを指定できるようにすることができる。
【0162】グレースケール指定ボックス229は、オ
ン状態のときに単色に減色処理することを指定すること
ができ、オフのときに印刷可能な全ての色(この例では
2色)に減色する。単色にする場合の指定色は、入力ボ
ックス238にその色を入力しても、プルダウンメニュ
ーの中から1色を選択するようにしてもよい。
【0163】また、例えば、プロパティ入力ボックス2
22のオブジェクト指定ボックス227にテキスト2と
入力すると、プロパティ入力ボックス222(図15)
が図16のようなテキスト入力画面240となる。操作
者は、テキスト入力ボックス241から、希望するテキ
スト文字を入力可能であり、色指定ボックス242によ
りプルダウンメニュー等によりテキストの色を指定する
ことができる。
【0164】次に、図30を用いて、オブジェクト毎に
画像処理を行なう例を示す。プロパティ入力ボックス2
22のオブジェクト指定ボックス227の選択マークを
指定すると、プルダウンメニュー245が現れる。プル
ダウンメニュー245から処理を希望するオブジェクト
をイメージ1、2の中から選択する。希望するオブジェ
クトを選択すると、そのイメージが表示される。ハーフ
トーン指定キーボックス228により減色処理および明
るさの指定、およびグレースケールの指定は前述の通り
である。たとえば、イメージ1はディザによる減色処理
を行ない、グレースケール処理を行なわず、イメージ2
では、単純減色して黒色のグレースケール処理を行なう
等の、オブジェクト毎の処理が可能である。
【0165】次に、図31を用いて、グレースケール処
理を行なう例を示す。プロパティ入力ボックス222内
にあるグレースケール指定ボックス229の入力ボック
ス238の選択マークを指定すると、プルダウンメニュ
ー245が現れる。プルダウンメニュー245から処理
を希望する色(この例では黒)を選択する。希望する色
を選択すると、そのイメージが第2の表示領域226に
表示される。
【0166】次に図17を用いて、多様な色割り付けを
可能にした設定画面の例を説明する。図17(a)は、
元データを8色まで減色した後、その8色を夫々更に1
5色の印刷可能色のいずれかに変換するための設定が可
能な画面の例を示し、(b)は8色まで減色した元デー
タの各色を、3色の印刷可能色のいずれかを指定して色
変換するための設定画面の例である。フルカラーデータ
等を8色まで減色する方法としては、前述のハーフトー
ン指定キーボックス228の減色処理スライダキー23
7により選択した減色処理法、またはプリセット設定さ
れた減色処理方法が用いられる。 図17(a)では、
インク色が2色の場合を示しており、第1色が黒色で、
第2色が赤色の例である。この画面では元データの黒、
ブルー、赤、マジェンダ、グリーン、シアン、黄、白の
8色を、割付処理部250のスライダ251を0→1→
2→0→12の順にスライドさせて、15色のいずれか
に変換している。図15の右側には元データのイメージ
画像が上段に表示され、下段に色の割り付け処理後のイ
メージ画像が表示される。 この図17による各スライ
ダ251による15色の指定方法を説明するために、2
色の印刷が可能なプリンタでどのようにして15色の印
刷が可能であるか、スライダ251によりどのように1
5色が指定されるかを、図18を用いて説明する。
【0167】2色のインク(非印字を白とすると3色)
を使用して、2×2の4ドットからなるマトリクスを1
ピクセルとして4ドットに各色を割り付けると、1ピク
セルで15種類の色を表現できる。この15種の色と図
15の色割付のためのスライダ251の関係を図18に
示す。図18において●は黒色、○は赤色、空白は白の
ドットを示し、(x、y、z)は各マトリクスにおける
(白、黒、赤)のドットの数を示している。すなわち1
ピクセルを構成するドット(4個)中の色ドットの割合
で単位ピクセル毎の色合いが表現されることとなる。
【0168】図18の領域a(0→1)では、白と黒の
みの組み合わせからなるマトリクスであって白が4個の
マトリクスから黒が4個のマトリクスまでの変化の範囲
(方向)を示している。領域b(1→2)では、黒と赤
のみの組み合わせからなるマトリクスであって、黒が4
個から赤が4個になるまでの変化の範囲(方向)を示し
ている。領域c(2→0)では、赤と白のみの組み合わ
せからなるマトリクスであって、赤が4個から白が4個
までの変化の範囲(方向)を示している。領域d(0→
12)では、白と赤と黒の組み合わせであって、白が4
個から黒が4個までの範囲(方向)を示している。
【0169】スライダの位置による色の割付指定は、図
17および図18に示すスライダ251と、この領域
a、領域b、領域cの関係により理解することができ
る。すなわち、スライダ251を0→1に移動させると
白から徐々に黒くなり、更に1→2に移動させると黒か
ら徐々に赤くなり、更に2→0に移動させると赤から徐
々に白くなり、0→12にスライドさせると白から赤黒
白が混じった色になり徐々に黒くなる。このような図1
7(a)の設定画面を用いて、例えば、プリンタ情報指
定ボックス220の色設定メニューによって、第1色が
黒で、第2の色が黒以外の特定の有彩色(図では赤)が
選択されたときに、元データの有彩色部分(ブルー、
赤、マジェンダ、グリーン、シアン、黄)を第2の色
(赤)から形成される中間色(図18の領域b、c、d
のいずれか)に変換し、元データの無彩色部分(黒)を
第1の色(黒)又は第1の色から形成される中間色(図
18の領域a)に変換する処理も可能となる。 次に、
図17(b)を用いて8色の元データを3色の色に変換
するための設定画面を説明する。(b)では、8色に減
色された元データの黒、ブルー、赤、マジェンダ、グリ
ーン、シアン、黄、白のそれぞれを、白、第1色
(黒)、第2色(赤)のいずれかに割り付けている。こ
の場合も元データと変換後のイメージ画像を確認できる
ようにイメージを表示している。
【0170】また、図17(b)の設定画面を用いて、
例えば、プリンタ情報指定ボックス220の色設定メニ
ューによって、第1色が黒で、第2の色が黒以外の特定
の有彩色(図では赤)が選択されたときに、元データの
無彩色部分(黒)を第1の色に変換し、元データまたの
有彩色部分(ブルー、赤、マジェンダ、グリーン、シア
ン、黄)を第2の色に変換するように設定することが可
能である。
【0171】このように、プリンタで表現できる色のい
ずれかを操作者が任意に選択して、元データの画像を減
色処理したデータを、選択した色に変換することができ
るようにすることによって、一定の固定的色変換では重
要な色の境目が同一の色に変換されてしまい画像が非常
に見にくくなるような場合でも、簡単に色の指定を変更
できるため、表現力のある印刷結果(ロゴ)が得られる
ようになる。 また表現力の少ないプリンタ(例えば2
色プリンタ)でも、面積階調やドット階調によって変換
可能な色数を増やして、操作者が任意に種種の印字色を
選択できるようにすることにより、更にロゴの表現力を
増すことができる。
【0172】尚、以上の説明では、プロパティ入力ボッ
クス222による色処理の任意指定ができる元データ
を、ロゴ編集ツール2で作成した元データファイルに限
定しているものとして説明したが、オブジェクト指定ボ
ックス227により元データとなる既存のイメージファ
イルを指定するようにして、既存のイメージファイルに
よる元データも同様に色処理を任意に指定可能となるよ
うにしてもよい。
【0173】図15のロゴデータ作成のメイン画面21
には、編集230、テスト印刷232、ファイル出力2
33、プリンタ登録234、プリンタNV管理235、
および終了246のボタンがある。
【0174】編集ボタン230は、ロゴ編集ツールを起
動するものであり、ロゴデータ作成中のファイルを更に
編集し直したい場合に使用する。ロゴ編集ツールによる
編集を終了後、ロゴデータ作成装置は、現在使用してい
るファイルの内容(編集後の内容)を再度読み込み、編
集後の内容を反映させたロゴ作成を行なう。編集ボタン
230による編集処理を、ロゴ作成中の元データファイ
ルがロゴ編集ツール2で作成したファイルであるときだ
けに限り使用可能であるように限定してもよい。
【0175】テスト印刷ボタン232は、作成したロゴ
データを接続されているターゲットプリンタで実際に印
刷してみるためのボタンである。この時点ではまだプリ
ンタへの登録は行なわない。
【0176】プリンタNV管理ボタン235により、タ
ーゲットプリンタにすでに登録されているNVグラフィ
ックス(NV;不揮発性記憶)の印刷または、削除を行
なうことができる。プリンタNV管理ボタン235によ
り、図19に示すようなNV管理ダイアログボックス2
60が表示される。キーコード一覧取得ボタン261に
より、接続されているプリンタから登録済みNVグラフ
ィックスのキーコード一覧を取得し、NVグラフィック
ス・キーコード一覧262に表示する。
【0177】すべて選択ボタン263は、NVグラフィ
ックス・キーコード一覧262に表示されているキーコ
ード一覧を全て選択状態にする。選択されているキーコ
ードは、印刷や削除の対象となる。印刷や削除は選択ボ
ックス260の下欄の印刷ボタン264,削除ボタン2
65により選択指定する。選択解除ボタン267は、キ
ーコード一覧で選択状態のキーコード項目の選択を解除
する。キーコード一覧に対応するNVグラフィックスは
ロゴ作成装置内部に記憶されている。印刷ボタン264
は、選択されているキーコードに対応するNVグラフィ
ックスを読み出して印刷する。NVグラフィックスのヘ
ッダとして、先頭にキーコードを印刷することができ
る。
【0178】削除ボタン265は選択されているキーコ
ードのグラフィックスを内部記憶から削除する。削除す
る前に削除の確認メッセージが表示される。閉じるボタ
ン266でNV管理ダイアログボックス260を閉じ、
ロゴ作成画面210に戻る。
【0179】(ロゴ登録ファイルの作成手順)次に、フ
ローチャートを用いて、ロゴ登録ファイル作成工程をよ
り詳細に説明する。図20はロゴデータの作成後にロゴ
登録ファイル5を作成する工程の概略を示すフローチャ
ートである。
【0180】各種設定入力に従い、データ調整処理手段
13(図1、図4、図5、図25)により、例えば図
7、図14に示した手順に従ってロゴデータ(ロゴ)が
作成される(S310)。ロゴデータの作成が終了する
と、命令データセットが作成され(S330)、次にロ
ゴデータと命令データセットが統合されてロゴ登録ファ
イル5(図2)が生成される(S340)。生成された
ロゴ登録ファイル5は、フレキシブルディスクまたは通
信回線を介してターゲットプリンタのホスト装置に送信
される(S350)。
【0181】図21は、図20に示す命令データセット
の作成工程(S330)の詳細な工程を示すフローチャ
ートである。
【0182】ロゴデータの作成が終了すると(図20の
S310)、ロゴデータをプリンタに登録するためにプ
リンタで実行される登録命令データセットが作成される
(S331)。登録命令データセットとは、ロゴデータ
をプリンタ内の不揮発性メモリに登録するためにターゲ
ットプリンタで実行される命令セットである。
【0183】登録命令データセットの作成(S331)
が終了すると、命令セットとして、送信命令データセッ
トが付加されるかどうかが確認される(S332)。送
信命令を付加するかどうかは、作成するロゴ登録ファイ
ルの種類に応じて選択的に指定できるように構成可能で
ある。
【0184】送信命令を付加しない場合には(S33
2:No)、そのままロゴ登録ファイルの生成工程34
0へ進む。送信命令を付加する場合には(S332;Y
es)、送信命令データセットを作成する(S33
3)。送信命令データセットとは、ロゴデータと登録命
令データセットとをホスト装置からプリンタに送信する
ために一連の命令データセットである。これにより、ロ
ゴ登録ファイルを読み出すだけで自動的に、または、通
信ポート番号等所定のパラメータを指定するだけで、ホ
スト装置からプリンタに登録命令セットとロゴデータを
送信することができる。
【0185】次にポート検出命令セットを送信命令セッ
トに組み込むかどうかが確認される(S334)。ポ−
ト検出命令セットの組み込みが必要な場合(S334;
Yes)、ポート検出命令セットが作成される(S33
5)。ポ−ト検出命令セットの組み込みが不要な場合
(S334;No)、パラメータ入力命令セットが作成
される(S336)。
【0186】図22は、図20に示すロゴ登録ファイル
の生成工程S340の詳細な工程を示すフローチャート
である。
【0187】命令データセットの作成が終了すると(図
20のS330)、ロゴ登録ファイルの作成工程に入る
(図22のS340からS345)。ロゴ登録ファイル
作成工程では、まず命令データセットの作成工程で作成
した(図21のS331)、登録命令データセットをロ
ゴデータ(印刷画像データ)に付加したデータおよび命
令セットからなる実効命令データセット41を作成する
(S341)。その状態を図22の工程S341の左側
に模式的に示す。この登録命令セットとロゴデータを統
合したデータをホスト装置からプリンタに送信すること
により、プリンタはロゴデータを登録することができ
る。
【0188】次に命令データセットの作成工程(S33
0)で送信命令データセットが作成されたか否かが確認
される(S342)。もし作成されていなければ(S3
42;No)、工程S341で作成された実行命令デー
タセット41がロゴ登録ファイル5として出力される。
もし、送信命令データセットが作成されていれば(S3
42;Yes)、次にポート検出命令セットの有無が確
認される(S343)。ポート検出命令セットが作成さ
れている場合(S343;Yes)には、ポート検出命
令セットが送信命令データセットに組み込まれる(S3
44)。ポート検出命令セットが作成されていない場合
(S343;No)には、パラメータ入力命令セットが
組み込まれる(S346)。
【0189】その後、工程S341で作成された実行命
令データセット41に、送信命令データセットが統合さ
れた統合命令データセット42(図22の左端)が作成
される(S345)。
【0190】統合命令データセット42の送信命令デー
タセットにはポート検出命令セットが組み込まれてお
り、ホスト装置によりロゴ登録ファイルが読み出された
ときに、ポ−ト検出命令が実行されて、プリンタが接続
されている通信ポート自動的に検出されて、登録命令デ
ータセットおよびロゴデータが、ホスト装置から自動的
に送信される。
【0191】統合命令データセット42(図22)の送
信命令データセットにパラメータ入力命令セットが組み
込まれていると、ホスト装置によりロゴ登録ファイルが
読み出されたときに、パラメータ入力命令セットが実行
されて、ホスト装置から通信ポート等のパラメータの指
定入力が可能となる。パラメータの入力により、指定さ
れた通信ポートへ登録命令データセットおよびロゴデー
タが転送されて、プリンタに送信される。
【0192】以上説明したように、本発明のロゴ編集ツ
ール2およびロゴデータ作成装置4によると、印刷目的
に適合するように多様なロゴの作成が可能となり、か
つ、ロゴの登録、変更も容易となり、カラーロゴ印刷を
利用目的に合わせて有効に活用可能となる。
【0193】以上の説明では、プリンタに限定して説明
したが、プリンタに限らず、表示可能な色が制限された
表示装置にロゴ登録をしておく場合にも本発明は適用可
能である。
【0194】また、以上の説明では、プリンタ60(図
2)のロゴ登録部61(図2)にあらかじめロゴを登録
してロゴ印刷を高速化しようとする場合について説明し
ている。しかし、本発明によるカラーロゴの減色処理と
印刷可能色への色変換(色割り付け)の基本的な考え
は、少ない色(例えば2色)の印刷しかできないプリン
タでカラービットマップを印刷させる場合に、例えば、
ウインドウズ(商標、以下省略)等のOS上で稼動する
プリンタドライバ、OLE for Retail P
OS(以下OPOSと呼ぶ)等が提供するデバイス制御
システムに適用することが可能である。すなわち、この
ような場合には、従来は他のビットマップ変換ツールで
フルカラー画像を2色画像に変換してから印刷する必要
があった。この発明を適用することにより、このような
ファイル変換をすることなく印刷が可能となる。
【0195】図23および図24を用いて説明する。図
23は、OPOSの基本構成を示す図である。デバイス
74はプリンタであってもカスタマーディスプレイであ
っても良いが、ここではプリンタを用いて説明する。
【0196】OPOSは、標準化された仕様に基づいて
ウインドウズ上で稼動するPOSアプリケーションプロ
グラムに、プリンタ等の周辺機器について機種依存性の
ないインターフェースを提供するものである。POSア
プリケーションプログラム70がプリンタ74から出力
するときは、データがプリンタのコントロールオブジェ
クト(CO)71に渡され、更に、出力するプリンタの
機種に対応したサービスオブジェクト(SO)72に渡
され、オペレーティングシステムOS(win)73を
介してプリンタ74に渡される。プリンタ74が2色ま
たは3色のプリンタであるとすると、多色の画像等は減
色して印刷する必要がある。
【0197】OPOSが提供するデバイス制御システム
では、主として、サービスオブジェクト72が各デバイ
ス70に対応する固有の処理を行なうので、サービスオ
ブジェクト72に本発明の減色処理機能、色変換処理機
能、又これらの処理の指定を使用者が任意に行なえる機
能を組み込んでおき、印刷可能な画像データに変更して
からOS73を経由してプリンタ70に送信するように
することが可能である。
【0198】すなわち、POSアプリケーションプログ
ラム70から、フルカラーの印刷データが、OPOSが
提供するデバイス制御システムに渡された場合には、サ
ービスオブジェクト72内で、フルカラーの印刷データ
を指定された減色処理、色変換処理に基づいてPOSプ
リンタ用の印刷データに変換してから、OS73を介し
てプリンタ74に送信する。例えば、フルカラーデータ
を印刷可能色で表される2又は3色データに変換する処
理(画像処理、明るさ、色等)を任意に設定しておくこ
とができるように、サービスオブジェクト72を構成す
ることによりこのような変換処理が可能となる。また、
このような変換処理をサービスオブジェクト72で行な
うことにより、個々のアプリケーションプログラム側
で、フルカラーデータを印刷データに変換する処理を行
なう必要がなく、アプリケーションの開発を容易にする
ことが可能となる。
【0199】図24に設定画面400を示す。サービス
オブジェクト72内にこのようなフルカラーからの減色
処理等の画像調整サービスルーチンを設けておき、図2
4のような画面を表示可能にする。例えば、カラービッ
トマップ401を選択すると、図15のプロパティ入力
で説明したようなハーフトーン設定ボックス402が表
示され、減色法の指定、明るさの指定が可能となる。ま
た、カラー指定ボックス403により、印刷可能な第1
の色と第2の色の指定が可能である。これらの機能は、
前述した、イメージプロパティの画面の機能とおなじで
あるので、繰り返し説明はしない。
【0200】あらかじめこれらの設定を行なっておくこ
とにより、所定の画像ファイルを自動的に2色化して印
刷させることができる。また、希望により画像に応じて
設定変更を行なうことも自由である。また、図17で示
したような中間色の設定も可能にするよう構成すること
も可能である。
【0201】
【発明の効果】これにより、元データの実際の色を見な
がら、元画像のどの部分をどの印刷可能色に変換する
か、どのような減色方法により減色するか等について具
体的に検討しながら設定入力を行なうことができる。
【0202】調整処理された元データは、ロゴデータイ
メージ表示手段15(図1)により変更後のイメージと
して画面上に表示される。従って、設定入力によりどの
ような印刷画像が作成されるのかイメージ画像で確認が
できる。処理後の画像をみて設定入力を変更することも
可能である。
【0203】これにより元データによる画像イメージを
画像表示により確認することができ、設定後の調整処理
後のロゴデータも確認することができる。従って、入力
前にのどのように設定するかの判断が容易となり、かつ
設定後のイメージも視覚的に把握できるので、変更等の
処理が迅速かつ容易に行なえる。
【0204】画像縮小化処理手段17(図4)を設け
て、縮小化処理をしてから元データとロゴデータの表示
を行なうようにしている。これにより、同一画面上に元
データと変更後のロゴの画像を表示可能となり、一層効
率的な調整作業が可能となる。
【0205】従って、本発明によると印刷目的に適合す
る多様なロゴを簡単に作成することが可能となり、かつ
ロゴの登録および変更も容易になった。そのため、カラ
ー印刷ロゴの能力を有効に活用することができる。
【0206】また、本発明によると、複数の画像データ
およびテキストデータを重ね合わせて作成された原画
(元データ)を、各構成オブジェクト毎に減色処理、色
割付処理等の加工処理を行なうことが可能となった。そ
のため、商品広告情報、クーポン券、割引券、告知情報
等をカラー印刷するロゴの作成に当り、繊細で微妙な画
像調整を各オブジェクト毎に行なうことが可能となる。
【0207】また、本発明によると、画像データから輝
度のみをとりだしてグレースケール処理を行ない、設定
入力に応じてグレースケール処理を行なった画像データ
の印刷可能色の指定を変更することにより、指定された
色でグレースケール表示することが可能となる。
【0208】このようにロゴデータの作成段階におい
て、選択された色によりグレースケール表示の加工がで
きることにより、元データをあらかじめ所定の色でグレ
ースケール処理しておく必要がなく便利なロゴ作成ツー
ルを提供することができる。また、ロゴデータ作成段階
で、種々のパターンで表示してみることができるので、
ロゴ作成には極めて有用である。また、このようなグレ
−スケール処理を各オブジェクト毎に行なうことができ
るようにすることにより、更に有用なロゴ作成装置を提
供することできる。
【0209】また、本発明によると、元データを加工し
た後の縮小イメージを鮮明に表示することが可能とな
り、実際の印刷イメージと同じイメージ画像を確認でき
るため、的確な画像処理条件の入力が可能となる。とく
にロゴ作成の際に、微妙な色合いの指定であっても、設
定情報による画像を画面上で確認可能であるので、迅速
なロゴ作成が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるロゴデータ作成装
置の機能ブロック図。
【図2】ロゴ編集ツールおよびロゴデータ作成装置によ
りロゴの登録を行なう場合の手順の概略を説明する概念
図。
【図3】本発明にかかるロゴ編集ツールの一実施形態を
示す機能ブロック図。
【図4】本発明の第2の実施形態にかかるロゴデータ作
成装置の機能ブロック図。
【図5】本発明の第3の実施形態にかかるロゴデータ作
成装置の機能プロック図。
【図6】ロゴ登録ファイルを作成可能なロゴデータ出力
手段16の一実施形態にかかるロゴ登録ファイル出力手
段18の機能ブロック図。
【図7】元データを作成するためのロゴ編集方法の一実
施形態を示すフローチャート図。
【図8】本発明にかかるロゴ編集ツール又はロゴデータ
作成装置のメイン画面の一実施形態を示す図。
【図9】本発明のロゴ編集ツールの一実施形態にかかる
編集メイン画面の一例を示す図。
【図10】ロゴ編集ツールにより元データを新規に作成
する場合に、ロゴ(元データ)のサイズを指定するため
に表示されるサイズ指定ダイアログボックス画面の一例
を示す図。
【図11】元データの編集の際にテキストプロパティを
設定するために表示されるテキストプロパティ設定用画
面の一例を示す図。
【図12】ロゴ編集ツールにより元データを作成または
編集する際にイメージプロパティを設定するために表示
されるイメージプロパティ設定画面の一例を示す図。
【図13】ロゴ編集ツールによりロゴの位置を指定する
ために表示される位置設定画面の一例を示す図。
【図14】本発明のロゴデータ作成方法の一実施形態を
示すフローチャート図。
【図15】元データを読み込み、ロゴデータを作成する
ための設定条件を入力した状態のロゴ作成画面の一例を
示す図。
【図16】ロゴデータ作成装置において、プロパティ入
力ボックスでテキストデータの入力を指定したときに表
示されるプロパティ入力ボックスの画面の一例を示す
図。
【図17】多様な色割り付けを可能にした設定画面の例
を説明する画面の図であって、(a)は、元データを8
色まで減色した後にその8色を15色に割り付け設定す
るような指定が可能な画面の例を示し、(b)は8色ま
で減色した元データを3色に割り付ける場合の設定画面
の例を示す図。
【図18】1ドットを2色(非印字を含めると3色)の
印刷が可能なプリンタにおいて、1ピクセルを4ドット
で現わすときに表現できる15種の色と図15の色割付
スライダ251の関係を示す図。
【図19】プリンタNV管理の選択ボックスの画面例を
示す図。
【図20】ロゴデータの作成後にロゴ登録ファイルを作
成する工程を示すフローチャート図。
【図21】図20に示す命令データセットの作成工程
(S330)の詳細な工程を示すフローチャート図。
【図22】図20に示すロゴ登録ファイルの生成工程S
340の詳細な工程を示すフローチャート図。
【図23】OPOSの基本構成を示す図。
【図24】OPOSにおける画像調整の設定画面の一例
を示す図。
【図25】本発明にかかるロゴデータ作成装置に使用す
るデータ調整処理手段の一実施態様を示す詳細機能ブロ
ック図。
【図26】オブジェクトのイメージを画面上に表示した
例を示す図。
【図27】本発明にかかるロゴデータ作成装置に使用す
るグレースケール処理装置の一実施態様を示す機能ブロ
ック図。
【図28】本発明のロゴデータ作成装置の第2及び第3
の実施形態における画像縮小表示の一例を説明する概念
図。
【図29】本発明のロゴデータ作成方法の別の実施形態
を示すフローチャート図。
【図30】オブジェクト毎に画像処理を行なう場合の画
面の表示例を示す図。
【図31】オブジェクト毎に画像処理を行なう場合の画
面の表示例を示す図。
【符号の説明】
2 ロゴ編集ツール 3 元データ 4 ロゴデータ作成装置 5 ロゴ登録ファイル 6 元データ仮記憶手段 7 画像処理手段 8 オブジェクト読/書制御手段 9 ロゴデータ記憶手段 10 元データ取得手段 11 元データ表示手段 12 設定情報入力手段 13 データ調整処理手段 14 主制御手段 15 ロゴデータ表示手段 16 ロゴデータ出力手段 17 画像縮小化手段 41 実効命令データセット 42 統合命令データセット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/387 H04N 1/387 5C079 1/46 1/40 D 1/60 1/46 Z (72)発明者 北原 克人 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2C087 AA13 AA15 AA18 AB01 AC05 AC08 BA03 BA04 BA05 BD07 CB20 5B050 AA10 BA06 BA15 BA18 BA20 EA09 EA12 EA14 EA19 FA02 FA03 FA12 FA13 5B057 AA11 CA01 CA08 CA12 CA16 CA18 CB01 CB02 CB07 CB08 CB12 CB16 CD05 CE08 CE11 CE17 5C076 AA17 AA22 AA26 5C077 LL19 MP08 PP20 PP37 PQ08 PQ12 PQ23 SS06 TT02 5C079 HB11 LA37 LB02 MA04 MA11 MA17 NA03 NA15 PA03

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の工程を備えることを特徴とする、
    ロゴデータの作成方法。 (a) 少なくとも2色を有する画像オブジェクト、グ
    ラフィックオブジェクトまたはテキストオブジェクトの
    一つを含む元データを取得する工程と、(b) 少なく
    とも前記元データの色を所定の色に変換するための色指
    定入力を含む、元データを加工するための設定情報の入
    力を可能にする設定情報入力工程と、(c) 入力され
    た設定情報に応じて、前記元データを加工処理するデー
    タ処理工程と、(d) 前記データ処理工程(c)で処
    理された処理後の前記元データをロゴデータとして出力
    する工程。
  2. 【請求項2】 プリンタによって印刷されるロゴデータ
    を作成する方法であって、前記設定情報入力工程(b)
    は、少なくとも (b1) 前記元データを画像として表示する元データ
    表示工程と、(b2) 前記元データの色を前記プリン
    タで印刷可能な印刷可能色に任意に変換するための入力
    を可能にする色指定入力工程を備えることを特徴とする
    請求項1に記載のロゴデータの作成方法。
  3. 【請求項3】 前記元データ表示工程(b1)は、前記
    元データで使用している色数が所定の色数を超える場合
    には、前記元データの色数を前記所定の色数以下に減色
    処理して第1の処理データを生成する工程と、前記第1
    の処理データを画像として表示する工程を備え、 前記色指定入力工程(b2)において、前記第1の処理
    データの各色を前記印刷可能色に変換するための色指定
    入力を可能にすることを特徴とする請求項2に記載のロ
    ゴデータ作成方法。
  4. 【請求項4】 前記所定の色数は8色であり、前記第1
    の処理データは8色以下の色により表示されることを特
    徴とする請求項3に記載のロゴデータの作成方法。
  5. 【請求項5】 前記第1の処理データを生成する工程に
    おいて指定可能な前記減色処理の方法は、ディザ法、誤
    差拡散法、または単純減色法を含むことを特徴とする請
    求項3又は4のいずれか1項に記載のロゴデータの作成
    方法。
  6. 【請求項6】 前記色指定入力工程(b2)は更に、前
    記印刷可能色以外の色指定入力を禁止することを特徴と
    する請求項2から5のいずれか1項に記載のロゴデータ
    の作成方法。
  7. 【請求項7】 前記印刷可能色は、前記プリンタ側で準
    備されるインクの色、又は感熱染料、若しくは印刷媒体
    で構成される印刷材の色で定められることを特徴とする
    請求項2から6のいずれか1項に記載のロゴデータの作
    成方法。
  8. 【請求項8】 前記印刷可能色は、前記印刷材の色の組
    み合わせで得られる中間色を含むことを特徴とする請求
    項7に記載の印刷用画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記中間色は、単位ピクセルを近接する
    複数のドットにより構成したときに、当該単位ピクセル
    内の各ドットで印刷される前記印刷材の色の組み合わせ
    により表現されることを特徴とする請求項8に記載のロ
    ゴデータの作成方法。
  10. 【請求項10】 前記印刷材の色は、プリンタで用いら
    れるインクの色、又は感熱染料で定められる第1色、第
    2色と、印刷媒体の色で定められる第3色であることを
    特徴とする請求項7から9のいずれか1項に記載のロゴ
    データの作成方法。
  11. 【請求項11】、前記第1の色が黒で、前記第2の色が
    黒以外の特定の有彩色からなるときに、データ処理工程
    (c)は、前記元データまたは前記第1の処理データの
    無彩色部分を前記第1の色に変換し、前記元データまた
    は前記第1の処理データの有彩色部分を前記第2の色に
    変換することを特徴とする請求項10に記載のロゴデー
    タの作成方法。
  12. 【請求項12】、前記第1の色が黒で、前記第2の色が
    特定の有彩色からなるときに、データ処理工程(c)
    は、前記元データまたは前記第1の処理データの無彩色
    部分を前記第1の色から形成される中間色に変換し、前
    記元データまたは前記第1の処理データの有彩色部分を
    前記第2の色から形成される中間色に変換することを特
    徴とする請求項10に記載のロゴデータの作成方法。
  13. 【請求項13】 前記設定情報入力工程(b)は更に、
    ロゴデータを登録するプリンタに固有の機能に応じた固
    有情報を入力可能であり、 前記データ処理工程(c)は、前記入力されたプリンタ
    の固有情報に応じて前記元データを処理することを特徴
    とする請求項1から12のいずれか1項に記載のロゴデ
    ータの作成方法。
  14. 【請求項14】 前記設定情報入力工程(b)は、前記
    元データを構成する複数のオブジェクトの一つを指定可
    能で、更に当該指定されたオブジェクトの色を所定の色
    に変換するための色指定入力が可能であり、 前記データ処理工程(c)は、前記色指定入力に基づい
    て、前記指定されたオブジェクトの色を所定の色に変換
    することを特徴とする請求項1から13のいずれか1項
    に記載のロゴデータの作成方法。
  15. 【請求項15】前記設定情報入力工程(b)は更に、前
    記元データをグレースケールに変換する処理のための第
    2の色指定入力が可能であり、 前記データ処理工程(c)は、前記元データを、当該元
    データを構成する各画素の輝度に従ってグレースケール
    に変換し、当該変換されたグレースケールに、前記第2
    の色指定入力で指定された色を割付けることを特徴とす
    る請求項1から14のいずれか1項に記載のロゴデータ
    の作成方法。
  16. 【請求項16】 前記設定情報入力工程(b)は、前記
    元データを構成する複数のオブジェクトの一つを指定可
    能で、更に当該指定されたオブジェクトをグレースケー
    ルに変換する処理のための第2の色指定入力が可能であ
    り、 前記データ処理工程(c)は、前記指定されたオブジェ
    クトを、当該オブジェクトを構成する各画素の輝度に従
    ってグレースケールに変換し、当該変換されたグレース
    ケールに、前記第2の色指定入力で指定された色を割付
    けることを特徴とする請求項15に記載のロゴデータの
    作成方法。
  17. 【請求項17】 前記元データを取得する工程(a)
    は、次の工程を備えることを特徴とする請求項1から1
    6に記載のロゴデータの作成方法。 (a1) 少なくとも一つの前記オブジェクトを取得す
    る工程と、(a2) 前記取得されたオブジェクトの編
    集を可能にする工程と、(a3) 前記編集されたオブ
    ジェクトを前記元データとして格納する工程。
  18. 【請求項18】前記編集工程(a2)は、前記取得され
    たオブジェクトのサイズの変更、位置向きの組み合わせ
    を可能とする工程を備えていることを特徴とする請求項
    17に記載のロゴデータの作成方法。
  19. 【請求項19】 前記格納工程(a3)は、前記設定情
    報入力工程(b)が、オブジェクト毎に独立して前記色
    指定入力を行えるように、複数のオブジェクトを前記元
    データとして格納することを特徴とする請求項17また
    は18に記載のロゴデータの作成方法。
  20. 【請求項20】 以下の工程を備えることを特徴とす
    る、ロゴデータの作成方法。 (a) 少なくとも2色を有する画像オブジェクト、グ
    ラフィックオブジェクトまたはテキストオブジェクトの
    一つを含む元データを取得する工程と、(b) 少なく
    とも前記元データの色を所定の色に変換するための色指
    定入力を含む、元データを加工するための設定情報の入
    力を可能にする設定情報入力工程と、(c) 入力され
    た設定情報に応じて、前記元データを加工処理するデー
    タ処理工程と、(e) 前記データ処理工程(c)にお
    いて処理された前記元データを確認画像として表示する
    工程と、(f) 前記処理後の元データを保存するかど
    うかを確認する確認工程と、(g) 前記確認工程
    (f)において保存が選択された場合には、前記処理後
    の元データを保存し、保存が選択されなかった場合に、
    前記工程(b)、工程(c)、工程(e)および工程
    (f)を繰り返す工程。
  21. 【請求項21】 前記確認画像を表示する工程(e)
    は、確認画像を縮小表示することを特徴とする請求項2
    0に記載のロゴデータの作成方法。
  22. 【請求項22】 前記設定情報入力工程(b)は更に、
    前記元データをグレースケールに変換する処理のための
    第2の色指定入力が可能であり、 前記データ処理工程(c)は、前記元データを、当該元
    データを構成する各画素の輝度に従ってグレースケール
    に変換し、当該変換されたグレースケールに、前記第2
    の色指定入力で指定された色を割付ける工程であり、 前記設定情報入力工程(b)で、前記第2の色指定入力
    がされた時に、前記確認画像を表示する工程(e)は、
    前記元データから変換されたグレースケールを、前記第
    2の色指定入力で指定された色で、表示することを特徴
    とする請求項20または21に記載のロゴデータの作成
    方法。
  23. 【請求項23】 前記出力工程(d)は、前記処理後の
    元データをロゴデータファイルとして出力することを特
    徴とする請求項1から22のいずれか1項に記載のロゴ
    データの作成方法。
  24. 【請求項24】 前記ロゴデータファイルは複数のオブ
    ジェクトを含んでおり、前記ロゴデータファイルが再び
    読み出されたときに、オブジェクト毎に独立して前記設
    定情報の入力が可能なように保存されることを特徴とす
    る請求項23に記載のロゴデータの作成方法。
  25. 【請求項25】 前記出力工程(d)は、前記処理後の
    元データを接続されているプリンタに送信又は登録する
    ことを特徴とする請求項1から22のいずれか1項に記
    載のロゴデータの作成方法。
  26. 【請求項26】 以下の工程を備えることを特徴とす
    る、ロゴデータの作成方法。 (a) 少なくとも2色を有する画像オブジェクト、グ
    ラフィックオブジェクトまたはテキストオブジェクトの
    一つを含む元データを取得する工程と、(b) 少なく
    とも前記元データの色を所定の色に変換するための色指
    定入力を含む、元データを加工するための設定情報の入
    力を可能にする設定情報入力工程と、(c) 入力され
    た設定情報に応じて、前記元データを加工処理する第1
    のデータ処理工程と、(d) 前記第1のデータ処理工
    程(c)で処理された処理後の前記元データをロゴデー
    タとして出力する工程と、(h) 前記元データを所定
    の大きさに縮小化し、当該縮小化された元データを表示
    する第1の表示工程と、(i) 前記第1の表示工程
    (h)において縮小化された元データを、前記入力工程
    (b)で入力された設定情報に基づいて加工処理する第
    2のデータ処理工程と、(j) 第2のデータ処理工程
    (i)で処理されたデータをロゴイメージ画像として表
    示する第2の表示工程。
  27. 【請求項27】 請求項1から26のいずれか1項に記
    載のロゴデータの作成方法の各工程を実現するコンピュ
    ータプログラムを格納してコンピュータで読み取り可能
    な情報記録媒体。
  28. 【請求項28】 前記情報記録媒体は、前記コンピュー
    タプログラムを、コンパクトディスク、フレキシブルデ
    ィスク、ハードディスク、または磁気記録テープに記録
    したことを特徴とする請求項27に記載の情報記録媒
    体。
  29. 【請求項29】 請求項1から28のいずれか1項に記
    載のロゴデータの作成方法の各工程を実現する実行命令
    セットおよびデータセットを備えることを特徴とするコ
    ンピュータ・プログラム・プロダクト。
  30. 【請求項30】 以下の手段を備えることを特徴とす
    る、ロゴデータを作成するロゴデータ作成装置。少なく
    とも2色を有する画像オブジェクト、グラフィックオブ
    ジェクトまたはテキストオブジェクトの一つを含む元デ
    ータを取得する元データ取得手段と、 取得した前記元データを表示する元データ表示手段と、 少なくとも前記元データの色を所定の色に変換するため
    の色指定入力を含む、前記元データを加工するための設
    定情報の入力を可能にする設定情報入力手段と、 入力された前記設定情報に応じて、前記元データを加工
    処理するデータ調整処理手段と、 前記データ調整処理手段で加工処理された処理後の前記
    元データをロゴデータとして出力する出力手段。
  31. 【請求項31】 前記ロゴデータは、少なくとも2色以
    上の印刷可能色を備えたプリンタ内部に登録されるもの
    であって、 前記設定情報入力手段は、前記元データの色を前記印刷
    可能色のいずれかに任意に変換するための入力を可能に
    する色指定入力手段を備えていることを特徴とする請求
    項30に記載のロゴデータ作成装置。
  32. 【請求項32】 前記元データは、各々独立して編集可
    能な複数の前記オブジェクトの組み合わせを含むことを
    特徴とする請求項30または31に記載のロゴデータ作
    成装置。
  33. 【請求項33】 前記データ調整処理手段は更に、前記
    元データが所定の色数を超える色を有するときには、当
    該元データの色を前記所定の色数以下に減色する手段を
    備え、前記元データ表示手段は、前記減色された元デー
    タを表示することを特徴とする請求項30から32のい
    ずれか1項に記載のロゴデータ作成装置。
  34. 【請求項34】 前記所定の色数が8色であることを特
    徴とする請求項33に記載のロゴデータ作成装置。
  35. 【請求項35】 前記減色する手段は、ディザ法、誤差
    拡散法、または単純減色法を用いて元データを減色する
    ことを特徴とする請求項33または34に記載のロゴデ
    ータ作成装置。
  36. 【請求項36】 前記印刷可能色は、前記プリンタ側で
    準備されるインクの色、又は感熱染料、若しくは印刷媒
    体で構成される印刷材の色で定められ、前記設定入力手
    段は、前記印刷可能色以外の色指定入力を禁止すること
    を特徴とする請求項31から35のいずれか1項に記載
    のロゴデータ作成装置。
  37. 【請求項37】 前記データ調整処理手段は更に、前記
    元データの色を、前記プリンタ側で準備されるインクの
    色、又は感熱染料、若しくは印刷媒体で構成される印刷
    材の色を組み合わせた中間色に変換する手段を備え、 前記設定情報入力手段は、前記中間色のいずれかを色指
    定入力可能であることを特徴とする請求項31から35
    のいずれか1項またに記載のロゴデータ作成装置。
  38. 【請求項38】 前記データ調整処理手段は、面積階調
    またはドット階調により前記中間色を表現することを特
    徴とする請求項37に記載のロゴデータ作成装置。
  39. 【請求項39】 前記データ調整処理手段は、前記印刷
    可能色が黒色および黒以外の特定の有彩色であるとき
    は、前記元データの有彩色部分を前記特定の有彩色に変
    換することを特徴とする請求項31から38のいずれか
    1項に記載のロゴデータ作成装置。
  40. 【請求項40】 前記設定入力手段は、前記元データを
    構成する複数のオブジェクトの一つを指定可能で、更に
    当該指定されたオブジェクトの色を所定の色に変換する
    ための色指定入力が可能であり、 前記データ調整処理手段は、前記色指定入力に基づい
    て、前記指定されたオブジェクトの色を所定の色に変換
    すること特徴とする請求項30から39のいずれか1項
    に記載のロゴデータ作成装置。
  41. 【請求項41】 前記設定情報入力手段は更に、前記元
    データをグレースケールに変換する処理のための第2の
    色指定入力手段を備えており、 前記データ調整処理手段は、前記元データを、当該元デ
    ータを構成する各画素の輝度に従ってグレースケールに
    変換し、当該変換されたグレースケールに、前記第2の
    色指定入力手段で指定された色を割付けることを特徴と
    する請求項30から39のいずれか1項に記載のロゴデ
    ータ作成装置。
  42. 【請求項42】 前記設定情報入力手段は更に、前記元
    データを構成する複数のオブジェクトの一つを指定可能
    で、更に当該指定されたオブジェクトをグレースケール
    に変換する処理のための第2の色指定入力手段を備えて
    おり、前記データ調整処理手段は、前記指定されたオブ
    ジェクトを、当該オブジェクトを構成する各画素の輝度
    に従ってグレースケールに変換し、当該変換されたグレ
    ースケールに、前記第2の色指定入力手段で指定された
    色を割付けることを特徴とする請求項30から39のい
    ずれか1項に記載のロゴデータ作成装置。
  43. 【請求項43】 更に、前記元データを所定の大きさに
    縮小化処理する縮小化処理手段を備え、前記元データ表
    示手段は、前記縮小化処理手段により縮小された元デー
    タを表示することを特徴とする請求項30から42のい
    ずれか1項に記載のロゴデータ作成装置。
  44. 【請求項44】 以下の手段を備えることを特徴とす
    る、ロゴデータを作成するロゴデータ作成装置。少なく
    とも2色を有する画像オブジェクト、グラフィックオブ
    ジェクトまたはテキストオブジェクトの一つを含む元デ
    ータを取得する元データ取得手段と、 前記元データを所定の大きさに縮小化処理する縮小化処
    理手段と、 当該縮小化処理手段により縮小された前記元データを表
    示する元データ表示手段と、 少なくとも前記元データの色を所定の色に変換するため
    の色指定入力を含む、前記元データを加工するための設
    定情報の入力を可能にする設定情報入力手段と、 入力された前記設定情報に応じて、前記元データを加工
    処理するデータ調整処理手段と、前記縮小化処理手段に
    より縮小された元データを、更に前記データ調整処理手
    段で加工処理して表示するロゴイメージ表示手段。
  45. 【請求項45】 前記ロゴイメージ表示手段は、前記設
    定情報の入力が変更されるまで、前記加工処理された元
    データの縮小表示を継続し、前記設定情報の入力が変更
    されると、当該設定情報の入力に応じて、新たに加工処
    理された元データの縮小表示に更新することを特徴とす
    る請求項44に記載のロゴデータ作成装置。
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