JP2002288047A - 記憶手段のチェック方法、そのプログラム、その記録媒体及びその装置 - Google Patents

記憶手段のチェック方法、そのプログラム、その記録媒体及びその装置

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JP2002288047A
JP2002288047A JP2001089049A JP2001089049A JP2002288047A JP 2002288047 A JP2002288047 A JP 2002288047A JP 2001089049 A JP2001089049 A JP 2001089049A JP 2001089049 A JP2001089049 A JP 2001089049A JP 2002288047 A JP2002288047 A JP 2002288047A
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JP2001089049A
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Kazumasa Kodama
和正 小玉
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Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】チェック効率を高め、制御対象に対して制御中
において、周期的に行うにしても、従来よりはメモリ等
の記憶手段のチェック時間を少なくすることができると
ともに、簡単に行うことができる記憶手段のチェック方
法、そのプログラム、その記録媒体及びその装置を提供
する。 【解決手段】 データを記憶する複数のRAM22のバ
ンクを備えたRAMのバンクのチェック方法であって、
チェック対象となる2つのRAMのバンクに同じチェッ
ク処理(制御演算と監視演算)を行い、その両演算結果
(チェック結果)が同じか否かを判別するようにする。
制御演算及び監視演算した結果をそれぞれのRAM22
のバンクに書き込みし(S10,S12)、その書き込
みした値を読み出して、両者の値が一致するか否かを判
定する(S13)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記憶手段のチェッ
ク方法、そのプログラム、その記録媒体及びその装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両に搭載されたマイクロコ
ンピュータ(以下、マイコンという)においては、メモ
リやレジスタのチェックが行われている。例えば、前記
メモリには、マイコンの命令やマイクロコンピュータシ
ステムの処理に必要なデータが格納される。従って、車
両に搭載された種々の制御を司るマイコンは、各種制御
中にデータが外乱によって喪失したりした場合、適正な
制御が行えなくなるため、制御中において、周期的にメ
モリのチェックを行っている。
【0003】従来方式におけるメモリのチェック処理
は、例えばメモリの全領域にわたってマイコンがテスト
データの書込みと読出しを実行し、書き込んだ値と読み
出した値が等しいかどうかをチェックする。メモリの故
障が生じていると、書き込んだ値と読み出した値に不一
致が生じるために、マイコンはメモリの故障を外部に表
示した後、システムの動作を停止する等のエラー処理を
実行している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に、マイコンの制御対象を制御中においても、周期的に
メモリやレジスタのチェックを行っているが、1個ずつ
メモリのチェック処理を行っているため、マイコンにと
っては、過負荷となる問題があった。
【0005】本発明の目的は、チェック効率を高め、制
御対象に対して制御中において、周期的に行うにして
も、従来よりはメモリ等の記憶手段のチェック時間を少
なくすることができるとともに、簡単に行うことができ
る記憶手段のチェック方法、そのプログラム、その記録
媒体及びその装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、デー
タを記憶する複数の記憶手段を備えた記憶手段のチェッ
ク方法において、チェック対象となる少なくとも2つの
記憶手段に同じチェック処理を行い、そのチェック結果
同士が同じか否かを判別することを特徴とする記憶手段
のチェック方法を要旨とするものである。
【0007】請求項2の発明は、請求項1において、前
記少なくとも2つの記憶手段に同じチェック処理を行っ
た際に発生するデータをそれぞれ異なるレジスタに格納
し、その後、異なるレジスタに格納したデータを照合し
て同じか否かを判別することを特徴とする。
【0008】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
において、チェック対象である記憶手段は読出し及び書
込み可能なメモリであり、前記チェック処理は同じデー
タを記憶手段に書き込み後、読み出す処理であることを
特徴とする。
【0009】請求項4の発明は、請求項1又は請求項2
において、チェック対象である記憶手段はレジスタであ
り、前記チェック処理は同じデータを記憶手段に書き込
み後、読み出す処理であることを特徴とする。
【0010】請求項5の発明は、請求項1又は請求項2
において、チェック対象である記憶手段は読出し専用メ
モリであり、前記チェック処理は同じデータを読み出し
た後、サムチェック又はCRCチェックを行うものであ
ることを特徴とする。
【0011】請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5
のうちいずれか1項において、前記チェック結果同士が
同じでない場合が、所定回数繰り返された場合に、チェ
ック対象であった記憶手段を使用不能にするエラー処理
を行うことを特徴とする。
【0012】請求項7の発明は、コンピュータに、チェ
ック対象となる少なくとも2つの記憶手段に同じチェッ
ク処理を行うチェック処理手段、及びそのチェック結果
同士が同じか否かを判別する判別手段として機能させる
ためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体を要旨とするものである。
【0013】請求項8の発明は、請求項7において、前
記少なくとも2つの記憶手段に同じチェック処理を行っ
た際に発生するデータをそれぞれ異なるレジスタに格納
する格納手段、及び格納手段が異なるレジスタに格納し
たデータを照合して同じか否かを判別する照合手段とし
て機能させるためのプログラムを記録したことを特徴と
する。
【0014】請求項9の発明は、コンピュータに、チェ
ック対象となる少なくとも2つの記憶手段に同じチェッ
ク処理を行うチェック処理手段、及びそのチェック結果
同士が同じか否かを判別する判別手段として機能させる
ためのプログラムを要旨とするものである。
【0015】請求項10の発明は、請求項9において、
さらに、コンピュータに、前記少なくとも2つの記憶手
段に同じチェック処理を行った際に発生するデータをそ
れぞれ異なるレジスタに格納する格納手段、及び格納手
段が異なるレジスタに格納したデータを照合して同じか
否かを判別する照合手段として機能させるためのプログ
ラムを要旨としている。
【0016】請求項11の発明は、データを記憶する複
数の記憶手段と、チェック対象となる少なくとも2つの
記憶手段に同じチェック処理を行うチェック処理手段
と、そのチェック結果同士が同じか否かを判別する判別
手段を備えたことを特徴とする記憶手段チェック装置を
要旨とするものである。
【0017】請求項12の発明は、請求項11におい
て、前記少なくとも2つの記憶手段に同じチェック処理
を行った際に発生するデータをそれぞれ異なるレジスタ
に格納する格納手段と、格納手段が異なるレジスタに格
納したデータを照合して同じか否かを判別する照合手段
とを備えたことを特徴とする。
【0018】(作用)請求項1の発明によれば、チェッ
ク対象となる少なくとも2つの記憶手段に同じチェック
処理を行って、そのチェック結果同士が同じか否かを判
別する。
【0019】請求項2の発明によれば、2つの記憶手段
に同じチェック処理を行った際に発生するデータをそれ
ぞれ異なるレジスタに格納し、その後、異なるレジスタ
に格納したデータを照合して同じか否かを判別する。
【0020】請求項3の発明では、チェック対象である
記憶手段を読出し及び書込み可能なメモリとし、チェッ
ク処理として同じデータを記憶手段に書き込み後、読み
出す処理を行うことにより、請求項1又は請求項2の作
用を実現する。
【0021】請求項4の発明では、チェック対象である
記憶手段をレジスタとし、チェック処理として同じデー
タを記憶手段に書き込み後、読み出す処理を行うことに
より、請求項1の作用を実現する。
【0022】請求項5の発明では、チェック対象である
記憶手段を読出し専用メモリとし、チェック処理は同じ
データを読み出した後、サムチェック又はCRCチェッ
クを行うことにより、請求項1の作用を実現する。
【0023】請求項6の発明では、請求項1乃至請求項
4のうちいずれか1項においては、チェック結果同士が
同じでない場合が、所定回数繰り返されたときに、チェ
ック対象であった記憶手段を使用不能にするエラー処理
を行う。
【0024】請求項7の発明は、コンピュータに、チェ
ック対象となる少なくとも2つの記憶手段に同じチェッ
ク処理を行うチェック処理手段、及びそのチェック結果
同士が同じか否かを判別する判別手段として機能させる
ためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体とすることにより、この記録媒体を読み込み
したコンピュータは、上記各手段として機能することが
できる。
【0025】請求項8の発明は、チェック対象となる少
なくとも2つの記憶手段に同じチェック処理を行うチェ
ック処理手段、及びそのチェック結果同士が同じか否か
を判別する判別手段として機能させるためのプログラム
とすると、コンピュータがこのプログラムを実行した際
に、上記各手段として機能する。
【0026】請求項9の発明のプログラムを実行する
と、コンピュータは、チェック処理手段として、チェッ
ク対象となる少なくとも2つの記憶手段に同じチェック
処理を行う。又、コンピュータは、判別手段としてその
チェック結果同士が同じか否かを判別する。
【0027】請求項10の発明のプログラムを実行する
と、請求項9の作用に加えて、コンピュータは、少なく
とも2つの記憶手段に同じチェック処理を行った際に発
生するデータをそれぞれ異なるレジスタに格納する格納
手段として、及び格納手段が異なるレジスタに格納した
データを照合して同じか否かを判別する照合手段として
機能する。
【0028】請求項11の発明は、チェック処理手段
が、チェック対象となる少なくとも2つの記憶手段に同
じチェック処理を行う。判別手段は、そのチェック結果
同士が同じか否かを判別する。
【0029】請求項12の発明は、請求項11の作用に
加えて、格納手段は前記少なくとも2つの記憶手段に同
じチェック処理を行った際に発生するデータをそれぞれ
異なるレジスタに格納する。照合手段は、前記格納手段
が異なるレジスタに格納したデータを照合して同じか否
かを判別する。
【0030】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
車両に搭載され、種々の制御に使用されるマイクロコン
ピュータ10に具体化した第1実施形態を図1及び図2
を参照して説明する。
【0031】図1は、車両の各種制御(例えばパワース
テアリング制御)を司るマイクロコンピュータ10(以
下、マイコンという)の構成例を示している。マイコン
は、パワーステアリング制御装置に相当する。
【0032】本マイコン10は、演算処理を行うCPU
20(中央演算処理装置)、前記各種制御行うための制
御プログラムや、メモリチェック制御プログラムを格納
する読出し専用メモリ(ROM)21、CPU20の演
算処理用データを格納する読出し及び書込み可能なメモ
リ(RAM)22を備えている。又、さらに、マイコン
10は動作状態を外部に表示したり、外部への制御信号
を出力するとともに外部から種々の制御に必要な信号を
入力するための入出力回路24を備えている。又、前記
各回路又は各素子間はバス25を介して接続されてい
る。CPU20は、チェック処理手段、判別手段に相当
する。又、マイコン10は記憶手段チェック装置に相当
する。
【0033】RAM22は互いに同記憶容量となる複数
のメモリ領域(バンク)を有し、各バンクはアドレスを
連続的に有する。RAM22のバンクは記憶手段に相当
する。さらに、バス25には、メモリバンク切換装置2
6が接続されている。メモリバンク切換装置26は、本
実施形態では、メモリのチェック時において、その結果
を格納する記憶領域(バンク)を切換え制御するための
ものであって、CPU20から指示信号により、RAM
22のバンクを切換える。なお、切換えた後のバンク
は、CPU20から見た場合、切換える前のバンクと同
一アドレス空間となる。
【0034】さらに、バス25には、不揮発性メモリで
あるEEPROM27が接続されている。又、CPU2
0には、内部にレジスタ23a〜23dを備えており、
各レジスタは汎用レジスタからなる。
【0035】(作用)次に、本実施形態の作用について
説明する。図2は、CPU20が定時割込みで周期的に
実行するメモリチェック制御プログラムのフローチャー
トである。
【0036】ステップ(以下、ステップをSという)1
0においては、入出力回路24を介して入力した信号
(パラメータ)に基づいて、CPU20の制御対象を制
御するために必要な演算(以下、制御演算という)を実
行する。この演算は、ROM21に格納した制御プログ
ラムに基づいて行う。
【0037】そして、その演算結果をRAM22のバン
クnに格納する。なお、n(=0,1,2,3……)は
バンク番号を示し、バンク番号を格納しているアドレス
に対応しているものとする。なお、次の制御周期のS1
0において、演算結果を格納すべきバンクのバンク番号
を格納しているアドレスの切換えは後述する。なお、バ
ンク番号に対応したアドレスの初期値は、バンク番号が
0に対応したアドレスである。
【0038】この後、S11ではバンク番号を格納して
いるアドレス切換えを行い、S12において使用するバ
ンク番号を指定可能としておく。すなわち、切換えたア
ドレスに格納しているバンク番号(n+1)のバンクに
すべく、メモリバンク切換装置26に指示信号を出力
し、メモリバンク切換装置26はその指示信号に基づい
てバンクの切換え処理を行う。
【0039】S12では、S10と同様に入出力回路2
4を介して入力した信号(パラメータ)に基づいて、C
PU20の制御対象を制御するために必要な演算(以
下、監視演算という)を実行する。すなわち、S10及
びS12において、制御演算と監視演算とでは、使用す
るパラメータは同じ値を使用する。
【0040】この後、監視演算の演算結果をRAM22
のバンクn+1に格納する。又、この後、バンク番号を
格納しているアドレス切換えを行い、次回の制御周期の
S10において使用するバンク番号(n+2)を指定可
能としておく。
【0041】続く、S13では、S10にてバンクnに
格納したデータ(制御データ)と、S12にてバンクn
+1に格納したデータ(制御データ)とが一致している
か否かを判定する。
【0042】S13において、データが一致している場
合には、S14に移行し、前記S10で算出した、演算
結果のデータを使用して、正常制御を行うために、入出
力回路24を介して制御信号を出力し、このフローチャ
ートを一旦終了する。なお、S14の処理を行う際に、
エラー処理カウンタを0にリセットする。
【0043】又、S13において、データが一致してい
ない場合には、S15において、エラー処理を行い、こ
のフローチャートを一旦終了する。エラー処理では、こ
のS15に移行する毎にその移行回数をエラー処理カウ
ンタで1つカウントアップする。そして、そのカウント
値がS15に所定回数未満(例えば3回未満)であれ
ば、過去の制御周期において、S13で正常であると判
定されたときの、S10で算出されたデータを使用し
て、制御を行う。そして、S15において、エラー処理
カウンタの値が所定回数(例えば3回)となった際に
は、CPU20が制御しているシステムの停止処置を行
う。又、入出力回路24を介して、外部に設けた報知手
段(例えば警告灯、アラーム)を作動させ、EEPRO
M27へ、このエラー処理に関係したRAM22に関す
るダイアグコードを記憶する。
【0044】次に、本実施形態の特徴を以下に記載す
る。 (1) 本実施形態においては、データを記憶する複数
の記憶手段(RAMのバンク)を備えたRAMのバンク
のチェック方法であって、チェック対象となる2つのR
AMのバンクに同じチェック処理(制御演算と監視演
算)を行い、その両演算結果(チェックに結果)が同じ
か否かを判別するようにした。
【0045】すなわち、制御演算及び監視演算した結果
をそれぞれのRAM22のバンクに書き込みし(S1
0,S12)、その書き込みした値を読み出して、両者
の値が一致するか否かを判定する(S13)ようにし
た。
【0046】この結果、制御演算と監視演算の結果をそ
れぞれ格納したバンク同士のデータを読み出して比較す
るため、チェック対象である2つのRAM22のバンク
が一度に不良であるか否かを判定することができる。
【0047】従来は、テストデータの書込みと読出しを
実行し、書き込んだ値と読み出した値が等しいかどうか
をチェックしているが、この方法では、1つ1つのバン
クに上記処理を行うため、処理時間を多く要することに
なる。
【0048】本実施形態では、一度に2つのバンクに格
納した演算結果同士を比較して不一致の場合は、両バン
クのうちいずれかが、或いは両バンクともに故障してい
ることが一度に判別できる。しかも、2つのバンクに関
して故障しているか否かの判別を一度に行うため、その
処理時間も少なくて済む利点がある。
【0049】(2) 本実施形態では、チェック対象で
ある記憶手段を、読出し及び書込み可能なメモリである
RAM22のバンクとし、チェック処理として同じデー
タを記憶手段に書き込み後、読み出す処理とした。
【0050】この結果、RAM22のバンクに対して本
実施形態の(1)の作用効果を実現することができる。 (3) 本実施形態では、チェック結果同士が同じでな
い場合が、3回(所定回数)連続して繰り返されたとき
に、チェック対象であったRAM22のバンクを使用不
能にするエラー処理を行うようにした。
【0051】すなわち、3回連続してチェック処理結果
が不一致の場合は、RAM22のバンクの使用が不能に
なるため、不具合のあるRAM22のバンクを使用する
ことがなくなり、その後の制御に悪影響が出ることはな
い。又、1回や2回のRAM22のバンク同士に格納し
たデータが異なっていた場合には、外乱の影響によっ
て、データがたまたま異なっている場合として処理し
た。この場合には、前の正常なときのデータを制御に使
用することにより、RAM22のバンクに格納されたデ
ータが一時的に外乱等の原因により起因する制御の支障
はない。
【0052】(4) 本実施形態では、マイコン10
(コンピュータ)に、チェック対象となる2つのRAM
22のバンク(記憶手段)に同じチェック処理(制御演
算と監視演算)を行うチェック処理手段、及びそのチェ
ック結果同士が同じか否かを判別する判別手段として機
能させるためのメモリチェック制御プログラム(プログ
ラム)を記録したコンピュータ読み取り可能なROM2
1(記録媒体)を設けた。
【0053】この結果、この記録媒体をマイコン10に
読み取り、実行させることにより、マイコン10にて本
実施形態の上記(1)の作用効果を実現することができ
る。 (5) 本実施形態では、マイコン10(コンピュー
タ)に、チェック対象となる2つのRAM22のバンク
(記憶手段)に同じチェック処理(制御演算と監視演
算)を行うチェック処理手段、及びそのチェック結果同
士が同じか否かを判別する判別手段として機能させるた
めのメモリチェック制御プログラム(プログラム)を設
けた。
【0054】この結果、このプログラムを実行すると、
本実施形態の(1)の作用効果を実現することができ
る。 (6) 本実施形態では、データを記憶する複数のRA
M22のバンク(記憶手段)とし、チェック対象となる
2つのRAM22のバンク(記憶手段)に同じチェック
処理(制御演算と監視演算)を行うチェック処理手段
と、そのチェック結果同士が同じか否かを判別する判別
手段とを備えたCPU20とを組み合わせたマイコン1
0を記憶手段チェック装置とした。
【0055】この結果、マイコン10が、本実施形態の
(1)の作用効果を実現することができる。 (第2実施形態)次に、第2実施形態を図1及び図3を
参照して説明する。
【0056】なお、第1実施形態と同一構成について
は、同一符号を付し、異なる構成を中心に説明する。本
実施形態では、汎用レジスタである各種レジスタ23の
チェックに特徴がある。レジスタ23a〜23dは、互
いに同じ個数となるように2つのグループ、例えばレジ
スタ23a,23b(以下、これをレジスタA群とい
う)と、レジスタ23c,23d(以下、このグループ
をレジスタB群という)に区別されている。それぞれの
グループ内のレジスタは、共通のアドレスでCPU20
からの指定が可能とされている。すなわち、指定される
前のレジスタと、指定された後のレジスタは、CPU2
0から見た場合、指定される前のレジスタと同一アドレ
ス空間となる。
【0057】ROM21には、レジスタ23a〜23d
をチェックするためのレジスタチェック制御プログラム
を格納している。なお、レジスタ23a〜23dは記憶
手段に相当する。
【0058】(作用)次に、本実施形態の作用について
説明する。図3は、CPU20が定時割込みで周期的に
実行するレジスタチェック制御プログラムのフローチャ
ートである。
【0059】S20においては、入出力回路24を介し
て入力した信号(パラメータ)に基づいて、CPU20
の制御対象を制御するために制御演算を実行する。この
演算は、ROM21に格納した制御プログラムに基づい
て行う。
【0060】そして、その演算結果を2つのグループに
分けたレジスタA群に、それぞれ演算した結果を格納す
る。続く、S21では、CPU20は他のレジスタB群
のチェックのためにレジスタ群の切換え処理を行う。こ
の切換え処理は、CPU20がレジスタB群を指定可能
にするため処理である。
【0061】S22では、S20と同様に入出力回路2
4を介して入力した信号(パラメータ)に基づいて、C
PU20の制御対象を制御するために必要な監視演算を
実行する。すなわち、S20及びS22において、制御
演算と監視演算とでは、使用するパラメータは同じ値を
使用する。
【0062】この後、監視演算の演算結果をレジスタB
群の各レジスタに格納する。又、この後、レジスタA群
への切換えを行い、次回の制御周期のS10において使
用するレジスタA群を指定可能としておく。
【0063】続く、S23では、S20にてレジスタA
群に格納したデータと、S22にてレジスタB群に格納
したデータとが一致しているか否かを判定する。S23
において、データが一致している場合には、S24に移
行し、前記S20で算出した、演算結果のデータを使用
して、正常制御を行うために、入出力回路24を介して
制御信号を出力し、このフローチャートを一旦終了す
る。なお、S24の処理を行う際に、エラー処理カウン
タを0にリセットする。
【0064】又、S23において、データが一致してい
ない場合には、S25において、エラー処理を行い、こ
のフローチャートを一旦終了する。この処理は、前記第
1実施形態のS15と同じ処理である。すなわち、エラ
ー処理では、このS25に移行する毎にその移行回数を
エラー処理カウンタで1つカウントアップする。そし
て、そのカウント値が所定回数未満(例えば3回未満)
であれば、過去の制御周期において、S23で正常であ
ると判定されたときの、S20で算出されたデータを使
用して、制御を行う。そして、S25において、エラー
処理カウンタの値が所定回数(例えば3回)となった際
には、CPU20が制御しているシステムの停止処置を
行う。又、入出力回路24を介して、外部に設けた報知
手段(例えば警告灯、アラーム)を作動させ、EEPR
OM27へ、このエラー処理に関係したRAM22に関
するダイアグコードを記憶する。
【0065】次に、本実施形態の特徴を以下に記載す
る。 (1) 本実施形態においては、データを記憶する複数
のレジスタ(記憶手段)を備えたレジスタのチェック方
法であって、チェック対象となる2つの群のレジスタに
同じチェック処理(制御演算と監視演算)を行い、その
両演算結果(チェック結果)が同じか否かを判別するよ
うにした。
【0066】すなわち、制御演算及び監視演算した結果
をそれぞれ2つの群のレジスタに書き込みし(S20,
S22)、その書き込みした値を読み出して、両者の値
が一致するか否かを判定する(S23)ようにした。
【0067】この結果、制御演算と監視演算の結果をそ
れぞれ格納したレジスタ群同士のデータを読み出して比
較するため、チェック対象である2つのレジスタ群が一
度に不良であるか否かを判定することができる。
【0068】本実施形態では、一度に2つのレジスタ群
に格納した演算結果同士を比較して不一致の場合は、両
レジスタ群のうちいずれかが、或いは両レジスタ群とも
に故障していることが一度に判別できる。しかも、2つ
のレジスタ群が故障しているか否かの判別を一度に行う
ため、その処理時間も少なくて済む利点がある。
【0069】(2) 本実施形態では、チェック対象で
ある記憶手段としてレジスタとし、チェック処理として
同じデータを2つのレジスタ群に書き込み後、読み出す
処理とした。この結果、レジスタ群に対して本実施形態
の上記(1)の作用効果を実現することができる。
【0070】(3) 本実施形態においても、第1実施
形態の(3)と同様の効果を奏する。 (4) 本実施形態では、マイコン10(コンピュー
タ)に、チェック対象となる2つのレジスタ群(記憶手
段)に同じチェック処理(制御演算と監視演算)を行う
チェック処理手段、及びそのチェック結果同士が同じか
否かを判別する判別手段として機能させるためのレジス
タチェック制御プログラム(プログラム)を記録したコ
ンピュータ読み取り可能なROM21(記録媒体)を設
けた。
【0071】この結果、この記録媒体をマイコン10に
読み取り、実行させることにより、マイコン10にて本
実施形態の上記(1)の作用効果を実現することができ
る。 (5) 本実施形態では、マイコン10(コンピュー
タ)に、チェック対象となる2つのレジスタ群(記憶手
段)に同じチェック処理(制御演算と監視演算)を行う
CPU20(チェック処理手段)、及びそのチェック結
果同士が同じか否かを判別するCPU20(判別手段)
として機能させるためのレジスタチェック制御プログラ
ム(プログラム)を設けた。
【0072】この結果、このプログラムを実行すると、
本実施形態の上記(1)の作用効果を実現することがで
きる。 (6) 本実施形態では、データを記憶する2つのレジ
スタ群(記憶手段)とし、チェック対象となる2つのレ
ジスタ群(記憶手段)に同じチェック処理(制御演算と
監視演算)を行うCPU20(チェック処理手段)と、
そのチェック結果同士が同じか否かを判別するCPU2
0(判別手段)とを備えたマイコン10を記憶手段チェ
ック装置として設けた。
【0073】この結果、マイコン10が、本実施形態の
上記(1)の作用効果を実現することができる。なお、
本実施形態では、次のように変更して構成することも可
能である。
【0074】・本実施形態では、レジスタ群の23a,
23bと、レジスタ群の23c,23dとを区別して処
理したが、第1実施形態と同様に複数のメモリ領域(バ
ンク)に相当するレジスタ領域(バンク)を切換えて処
理しても良い。すなわち、複数のレジスタ領域(バン
ク)を切換えて使用できるマイコンにおいては、レジス
タA群の23a,23bがひとつのレジスタ領域(バン
ク)であり、レジスタB群の23c,23dが他のレジ
スタ領域(バンク)であり、これらを切換えて使用すれ
ば、同様の効果が得られる。
【0075】(第3実施形態)次に第3実施形態を図
1、図4を参照して説明する。なお、第1実施形態と同
一構成については、同一符号を付し、異なる構成を中心
に説明する。
【0076】本実施形態では、ROM21は、同一デー
タを2つの記憶領域にてそれぞれ記憶するようにしてお
り、この同一データを記憶した2つの記憶領域のチェッ
クに特徴がある。
【0077】又、ROM21には、前記同一データを記
憶した記憶領域をチェックするためのROMチェック制
御プログラムを格納している。なお、ROM21は、記
憶手段に相当する。
【0078】(作用)図4は、CPU20が定時割込み
で周期的に実行するROMチェック制御プログラムのフ
ローチャートである。
【0079】S30においては、ROM21の同一デー
タを記憶している2つの記憶領域のうち、一方の記憶領
域に格納したデータ、すなわち、データの先頭アドレス
から、終了アドレスまでを読出し、公知のサムチェック
又はCRC(Cyclic Redundancy Check)チェックを
行う。そして、そのチェック結果をRAM22の所定の
記憶領域に格納する。この所定の記憶領域を以下、記憶
領域pという。次に、S31においては、同一データを
格納している他方の記憶領域に係るアドレスを予めRO
M21の他の記憶領域に格納されているテーブルを参照
して読出す。
【0080】次のS32においては、同一データを記憶
している他方の記憶領域に格納したデータを読出し、同
様にサムチェック又はCRC(Cyclic Redundancy Ch
eck)チェックを行う。そして、その結果をRAM22
における他の所定の記憶領域に格納する。他の所定の記
憶領域を以下、記憶領域qという。
【0081】S33において、両記憶領域p,qに格納
したデータ(結果)が一致している場合には、S34に
移行し、S30での読み込みしたデータを使用して正常
制御を行い、このルーチンを終了する。なお、S34の
処理を行う際に、エラー処理カウンタを0にリセットす
る。
【0082】又、S33において、データが一致してい
ない場合には、S35において、エラー処理を行い、こ
のフローチャートを一旦終了する。この処理は、前記第
1実施形態のS15と同様の処理であるので、説明を省
略する。
【0083】次に、本実施形態の特徴を以下に記載す
る。 (1) 本実施形態では、データを記憶するROM21
内に同じデータを記憶する複数の記憶領域(記憶手段)
を備えたROMのチェック方法において、チェック対象
となるROM21の2つ記憶領域p,qに同じチェック
処理(サムチェック又はCRCチェック)を行い、その
両演算結果(チェック結果)が同じか否かを判別するよ
うにした。
【0084】すなわち、ROM21の所定領域からそれ
ぞれ読出したデータをサムチェック又はCRCチェック
を行ってRAM22の所定領域にそれぞれ格納し、格納
したデータが一致するか否かを判定するようにした。
【0085】この結果、サムチェック又はCRCチェッ
クの結果をそれぞれ格納したROM21の同じデータを
記憶する記憶領域p,q同士のデータを読み出して比較
するため、チェック対象である2つの両記憶領域p,q
が一度に不良であるか否かを判定することができる。
【0086】本実施形態では、一度に2つの記憶領域
p,qに格納したデータのチェック処理結果を比較して
不一致の場合は、両記憶領域p,qのうちいずれかが、
或いは両記憶領域p,qともに故障していることが一度
に判別できる。しかも、2つの記憶領域p,qが故障し
ているか否かの判別を一度に行うため、その処理時間も
少なくて済む利点がある。
【0087】(2) 本実施形態では、チェック対象で
ある記憶手段として読出し専用メモリであるROM21
の同じデータを記憶する記憶領域p,qとし、チェック
処理として、サムチェック又はCRCチェックを行うよ
うにしてリードチェックを行うようにした。この結果、
ROM21に対して本実施形態の上記(1)の作用効果
を実現することができる。
【0088】(3) 又、本実施形態においても、第1
実施形態の(3)と同様の効果を奏する。 (4) 本実施形態では、マイコン10(コンピュー
タ)に、チェック対象となるROM21の2つの記憶領
域p,q(記憶手段)に同じチェック処理(サムチェッ
ク又はCRCチェック)を行うチェック処理手段、及び
そのチェック結果同士が同じか否かを判別する判別手段
として機能させるためのROMチェック制御プログラム
(プログラム)を記録したコンピュータ読み取り可能な
ROM21(記録媒体)を設けた。
【0089】この結果、このROM21に格納したRO
Mチェック制御プログラムをCPU20に読み取り、実
行させることにより、マイコン10にて本実施形態の
(1)の作用効果を実現することができる。
【0090】(5) 本実施形態では、マイコン10
(コンピュータ)に、チェック対象となるROM21の
2つの記憶領域p,q(記憶手段)に同じチェック処理
(サムチェック又はCRCチェック)を行うCPU20
(チェック処理手段)、及びそのチェック結果同士が同
じか否かを判別するCPU20(判別手段)として機能
させるためのROMチェック制御プログラム(プログラ
ム)を設けた。
【0091】この結果、このプログラムを実行すると、
本実施形態の上記(1)の作用効果を実現することがで
きる。 (6) 本実施形態では、チェック対象となるROM2
1の2つの記憶領域p,q(記憶手段)とし、チェック
対象となる2つの記憶領域p,q(記憶手段)に同じチ
ェック処理(サムチェック又はCRCチェック)を行う
CPU20(チェック処理手段)と、そのチェック結果
同士が同じか否かを判別するCPU20(判別手段)と
を備えたマイコン10を記憶手段チェック装置として設
けた。
【0092】この結果、マイコン10が、本実施形態の
上記(1)の作用効果を実現することができる。 (第4実施形態)第4実施形態は、第1実施形態と第2
実施形態とを組み合わせたものである。
【0093】すなわち、本実施形態では、マイコン10
は、レジスタ及びRAMのバンクのチェック装置に相当
する。すなわち、マイコン10は、記憶手段チェック装
置に相当し、CPU20は、チェック処理手段、判別手
段、格納手段、及び照合手段に相当する。又、ROM2
1、RAM22、レジスタは記憶手段に相当する。
【0094】この実施形態のハード構成は第1実施形態
と同様のため、同一構成については同一符号を付して、
その説明を省略する。又、第1実施形態と第2実施形態
の作用の説明中、同様の処理については説明を省略し、
異なるところを中心に説明する。
【0095】ROM21内には、下記の作用で示すメモ
リチェック制御プログラムとデータとが格納されてい
る。 (作用)以下、この制御プログラムの処理を図2を参照
して説明する。
【0096】まずS10で、入出力回路24を介して入
力した信号(パラメータ)に基づいて、CPU20の制
御対象を制御するために必要な制御演算(RAM21,
ROM22の演算)を実行し、演算結果をレジスタバン
クnに格納した後、S11を介してS12に移行する。
【0097】図2のS12では、S10と同様に入出力
回路24を介して入力した信号(パラメータ)に基づい
て、CPU20の制御対象を制御するために必要な監視
演算(RAM21,ROM22の演算)を実行し、S1
3に移行する。なお、S10及びS12で用いられるR
OM21とRAM22とのメモリ領域は異なるが、RO
M21にもRAM22にも同じデータが入れてある。こ
の後、S13において、S10にてレジスタバンクnに
格納したデータと、S12にてレジスタバンクn+1に
格納したデータとが一致しているか否かを判定した後、
S14又はS15に移行する。
【0098】本実施形態の特徴を以下に記載する。 (1) 本実施形態では、第1実施形態の構成に加え
て、2つの記憶手段(2つのROM21と2つのRAM
22のバンク)に同じチェック処理を行った演算結果の
データをそれぞれ異なるレジスタに格納し、その後、異
なるレジスタに格納したデータを照合して同じか否かを
判別するようにした。
【0099】この結果、第1実施形態の(1)〜(6)
の作用効果に加えて、第2実施形態の(1)〜(6)の
作用効果を同時に奏することができる。これにより、チ
ェック対象であるROM21とRAM22とレジスタと
の少なくともひとつが不良か否かを一度に調べることが
できる。
【0100】(2) 本実施形態では、マイコン10
に、2つの記憶手段(2つのROM21と2つのRAM
22のバンク)に同じチェック処理を行った演算結果の
データをそれぞれ異なるレジスタに格納する格納手段と
して機能させ、かつ、その格納手段が異なるレジスタに
格納したデータを照合して同じか否かを判別する照合手
段として機能させるためのメモリチェック制御プログラ
ムを記録した記録媒体(ROM21)をマイコン10に
設けた。この結果、ROM21に記録したメモリチェッ
ク制御プログラムを実行することにより、上記本実施形
態の(1)の作用を実現することができる。
【0101】(3) 本実施形態では、マイコン10
に、2つの記憶手段(ROM21,RAM22のバン
ク)に同じチェック処理を行った演算結果のデータをそ
れぞれ異なるレジスタ23a〜24dに格納する格納手
段、及び格納手段が異なるレジスタに格納したデータを
照合して同じか否かを判別する照合手段として機能させ
るためのメモリチェック制御プログラムを設けた。この
結果、このメモリチェック制御プログラムを実行すると
上記本実施形態の(1)の作用を実現することができ
る。
【0102】(4) 本実施形態では、マイコン10
を、前記格納手段、照合手段として機能する記憶手段チ
ェック装置とした。この装置により、本実施形態の
(1)の作用効果を実現できる。
【0103】なお、本実施形態を次のように構成するこ
ともできる。 ・本実施形態では、制御演算結果と監視演算結果とをレ
ジスタバンクnとレジスタバンクn+1とに格納した
が、制御演算結果と監視演算結果とを1種類のレジスタ
バンクであるレジスタA群(23a,23b)とレジス
タB群(23c,23d)とに格納しても良い。このよ
うにしても同様の作用効果を奏することができる。
【0104】なお、本発明の実施形態は上記実施形態に
限定されるものではなく、以下のように変更してもよ
い。 (1) 前記各実施形態では、S15,S25,S35
において、エラー処理を行う移行回数のカウント値が3
回となると、外部に設けた報知手段(例えば警告灯、ア
ラーム)を作動させ、EEPROM27へ、このエラー
処理に関係したRAM22に関するダイアグコードを記
憶するようにした。この回数以外の回数であってもよ
い。例えば、1回、2回、4回等にしてもよい。
【0105】(2) 前記各実施形態では、パワーステ
アリング制御を司る制御装置としてのマイコン10に具
体化したが、他の制御を行うものに具体化してもよい。 (3) 又、記憶媒体は、上記各実施形態で実施される
各制御プログラムを格納した記憶媒体はROMに限定さ
れるものでははなく、他の記憶媒体であってもよい。
【0106】(4) 又、第1実施形態と第3実施形
態、第2実施形態と第3実施形態、又は第1〜第3実施
形態を組み合わせてもよい。 (5) 前記各実施形態では、2つの記憶手段に格納し
たデータに関しての演算結果が一致しているか否かを判
定するようにしたが、3つや、4つ以上の記憶手段に格
納したデータに関しての演算結果が、それぞれ他のもの
との比較において、一致しているか否かを判定するよう
にしてもよい。
【0107】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1乃至請求
項12に記載の発明によれば、一度に2つの記憶手段に
関したデータ同士を比較して不一致の場合は、両記憶手
段のうちいずれかが、或いは両記憶手段がともに故障し
ていることが一度に判別できる。しかも、2つの記憶手
段が故障しているか否かの判別を一度に行うため、その
処理時間も少なくて済む利点がある。従って、制御対象
に対して制御中において、周期的に行うにしても、従来
よりはメモリ等の記憶手段のチェック時間を少なくする
ことができるとともに、簡単に行うことができる。
【0108】請求項2の発明によれば、請求項1の効果
に加え、レジスタのチェックも一度に行うことができ
る。請求項3の発明によれば、読み出し及び書き込み可
能なメモリにおいて、請求項1又は請求項2の効果を実
現することができる。
【0109】請求項4の発明によれば、少なくとも2つ
のレジスタに対して、請求項1又は請求項2の効果を実
現することができる。請求項5の発明によれば、読出し
専用メモリにおいて、請求項1又は請求項2の効果を実
現することができる。
【0110】請求項6の発明によれば、所定回数連続し
てチェック処理結果が不一致の場合は、その該当する記
憶手段の使用が不能になるため、不具合のある記憶手段
を使用することがなくなり、その後の制御に悪影響が出
ることはない。
【0111】請求項7の発明によれば、記録媒体をコン
ピュータが読み取り、実行させることにより、請求項1
の効果を実現することができる。請求項8の発明によれ
ば、記録媒体をコンピュータが読み取り、実行させるこ
とにより、請求項2の効果を実現することができる。
請求項9の発明によれば、このプログラムを実行する
と、請求項1の効果を実現することができる。
【0112】請求項10の発明によれば、このプログラ
ムを実行すると、請求項2の効果を実現することができ
る。請求項11の発明によれば、この装置により請求項
1の効果を実現できる。
【0113】請求項12の発明によれば、この装置によ
り請求項2の効果を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の回路ブロック図。
【図2】 同じく第1実施形態で実行されるレジスタチ
ェックプログラムのフローチャート。
【図3】 第2実施形態で実行されるレジスタチェック
プログラムのフローチャート。
【図4】 第3実施形態で実行されるROMチェックプ
ログラムのフローチャート。
【符号の説明】
10…マイコン(記憶手段チェック装置)、20…CP
U(チェック処理手段、判別手段、格納手段、照合手
段)、21…ROM(読出し専用メモリ、記憶手段)、
22…RAM(読出し及び書込み可能なメモリ、記憶手
段)、23a〜23d…レジスタ(読出し及び書込み可
能なメモリ、記憶手段)。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 15/78 510 G06F 15/78 510K 510A G11C 29/00 631 G11C 29/00 631P

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを記憶する複数の記憶手段を備え
    た記憶手段のチェック方法において、 チェック対象となる少なくとも2つの記憶手段に同じチ
    ェック処理を行い、そのチェック結果同士が同じか否か
    を判別することを特徴とする記憶手段のチェック方法。
  2. 【請求項2】 前記少なくとも2つの記憶手段に同じチ
    ェック処理を行った際に発生するデータをそれぞれ異な
    るレジスタに格納し、その後、異なるレジスタに格納し
    たデータを照合して同じか否かを判別することを特徴と
    する請求項1の記憶手段のチェック方法。
  3. 【請求項3】 チェック対象である記憶手段は読出し及
    び書込み可能なメモリであり、前記チェック処理は同じ
    データを記憶手段に書き込み後、読み出す処理である請
    求項1又は請求項2に記載の記憶手段のチェック方法。
  4. 【請求項4】 チェック対象である記憶手段はレジスタ
    であり、前記チェック処理は同じデータを記憶手段に書
    き込み後、読み出す処理である請求項1又は請求項2に
    記載の記憶手段のチェック方法。
  5. 【請求項5】 チェック対象である記憶手段は読出し専
    用メモリであり、前記チェック処理は同じデータを読み
    出した後、サムチェック又はCRCチェックを行うもの
    である請求項1又は請求項2に記載の記憶手段のチェッ
    ク方法。
  6. 【請求項6】 前記チェック結果同士が同じでない場合
    が、所定回数繰り返されたときに、チェック対象であっ
    た記憶手段を使用不能にするエラー処理を行うことを特
    徴とする請求項1乃至請求項5のうちいずれか1項に記
    載の記憶手段のチェック方法。
  7. 【請求項7】 コンピュータに、 チェック対象となる少なくとも2つの記憶手段に同じチ
    ェック処理を行うチェック処理手段、及びそのチェック
    結果同士が同じか否かを判別する判別手段として機能さ
    せるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
  8. 【請求項8】 前記少なくとも2つの記憶手段に同じチ
    ェック処理を行った際に発生するデータをそれぞれ異な
    るレジスタに格納する格納手段、及び格納手段が異なる
    レジスタに格納したデータを照合して同じか否かを判別
    する照合手段として機能させるためのプログラムを記録
    したことを特徴とする請求項7に記載のコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体。
  9. 【請求項9】 コンピュータに、チェック対象となる少
    なくとも2つの記憶手段に同じチェック処理を行うチェ
    ック処理手段、及びそのチェック結果同士が同じか否か
    を判別する判別手段として機能させるためのプログラ
    ム。
  10. 【請求項10】 請求項9において、さらに、コンピュ
    ータに、前記少なくとも2つの記憶手段に同じチェック
    処理を行った際に発生するデータをそれぞれ異なるレジ
    スタに格納する格納手段、及び格納手段が異なるレジス
    タに格納したデータを照合して同じか否かを判別する照
    合手段として機能させるためのプログラム。
  11. 【請求項11】 データを記憶する複数の記憶手段と、 チェック対象となる少なくとも2つの記憶手段に同じチ
    ェック処理を行うチェック処理手段と、 そのチェック結果同士が同じか否かを判別する判別手段
    を備えたことを特徴とする記憶手段チェック装置。
  12. 【請求項12】 前記少なくとも2つの記憶手段に同じ
    チェック処理を行った際に発生するデータをそれぞれ異
    なるレジスタに格納する格納手段と、 格納手段が異なるレジスタに格納したデータを照合して
    同じか否かを判別する照合手段とを備えたことを特徴と
    する請求項11に記載の記憶手段チェック装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011154593A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Nec Corp メモリ装置およびそのセルフチェック制御方法
US9158618B2 (en) 2010-03-11 2015-10-13 Mitsubishi Electric Corporation Memory diagnostic method, device, and non-transitory computer-readable storage medium for diagnosing a memory used by a process during execution of the process

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