JPH09120376A - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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JPH09120376A
JPH09120376A JP27797195A JP27797195A JPH09120376A JP H09120376 A JPH09120376 A JP H09120376A JP 27797195 A JP27797195 A JP 27797195A JP 27797195 A JP27797195 A JP 27797195A JP H09120376 A JPH09120376 A JP H09120376A
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JP
Japan
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data
eeprom
failure
processing device
data processing
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JP27797195A
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Yousuke Taichi
陽介 太地
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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Publication date
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  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
  • Memory System (AREA)
  • Read Only Memory (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 EEPROMを使用したデータ処理装置にお
いて、EEPROMに関する適切な故障予知、故障検
知、及び故障対策(フェールセーフ処理)の手法を確立
する。 【解決手段】 メモリの少なくとも一部をEEPROM
2で構成するデータ処理装置であって、EEPROMの
データを書き換えた回数を計数しかつ記憶するカウンタ
と、そのカウンタの値が所定の値に達したときに、EE
PROMの故障が発生しうる状態であると判定する故障
予知手段と、を具備する。EEPROM2は複数のデー
タ領域を有しており、前記カウンタはその複数のデータ
領域ごとに備えられており、故障予知手段はその複数の
データ領域ごとに判定する。EEPROMの故障が予知
されたときは、EEPROM2内においてデータ領域と
して使用されている領域を移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ処理装置に
関し、より詳細には、電気的消去書込可能読出専用メモ
リ(Electrically Erasable/Programable Read Only Mem
ory)(以下、EEPROMという)を有するデータ処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、マイクロコンピュータシステム
等の小型のデータ処理装置では、プログラムエリアをR
OM(Read Only Memory)、データエリアをRAM(Rando
m Access Memory)で構成するものが多い。また、電源が
切断された状態においても保持されるべきデータを有す
る装置では、さらにEEPROMがそれらのデータを記
憶するために使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】EEPROMは、書き
換え回数に制限を設けることにより、その品質が保証さ
れているため、保証回数を越えると、データの信頼性が
失われると考えなくてはならない。そして、EEPRO
Mは、書き換え頻度が高かった領域のような特定の領域
のみ故障することがある。ただし、故障であると判定し
ても、実際に故障しているか否か不確実な場合がある。
また、EEPROMの異常や故障が装置に明らかな影響
を及ぼさない限り、ユーザがそのような異常や故障を認
識することは一般的にできない。さらに、EEPROM
の故障を修理する際に、装置単位の交換が必要となって
修理コストの増大を招く場合がある。そして、たとえE
EPROMの交換のみで対策することが可能な場合であ
っても、重要なデータがその交換の際に消去されてしま
うといった事態に至ることがある。
【0004】かかる実情に鑑み、本発明の目的は、EE
PROMを使用したデータ処理装置においてEEPRO
Mに関する適切な故障予知、故障検知、及び故障対策
(フェールセーフ処理)の手法を確立することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に案出された、本願第1の発明に係るデータ処理装置
は、メモリの少なくとも一部をEEPROMで構成する
データ処理装置であって、前記EEPROMのデータを
書き換えた回数を計数しかつ記憶するカウンタと、前記
カウンタの値が所定の値に達したときに、前記EEPR
OMの故障が発生しうる状態であると判定する故障予知
手段と、を具備する。
【0006】第2の発明によれば、第1の発明に係る装
置において、前記EEPROMは分割された複数のデー
タ領域を有しており、前記カウンタは前記複数のデータ
領域ごとに備えられており、前記故障予知手段は前記複
数のデータ領域ごとに判定するものとされる。
【0007】第3の発明によれば、第1の発明に係る装
置において、前記カウンタは該データ処理装置内のRA
M上に形成され、前記カウンタの値は該データ処理装置
の電源が切断される直前に前記EEPROM上のカウン
タに記憶せしめられるものとされる。
【0008】第4の発明によれば、第3の発明に係る装
置において、EEPROM上の前記カウンタの最下位ワ
ードは、複数個準備され、該カウンタの値が所定の値に
達したときに、使用される最下位ワードが切り換えられ
るものとされる。
【0009】第5の発明に係るデータ処理装置は、メモ
リの少なくとも一部をEEPROMで構成するデータ処
理装置であって、前記EEPROMのデータの中で異常
となったデータのアドレス及び該アドレスにおける異常
検知回数を記憶する手段と、前記異常検知回数が所定の
値に達したときに、当該アドレスのデータに関して故障
が発生したと判定する故障検知手段と、を具備する。
【0010】第6の発明によれば、第5の発明に係る装
置において、前記故障検知手段により故障が発生したと
判定されたデータが書き込まれたタイミングと同一のタ
イミングで書き換えられたデータに関し、故障が発生し
うる状態であると判定する故障予知手段、をさらに具備
するものとされる。
【0011】第7の発明に係るデータ処理装置は、メモ
リの少なくとも一部をEEPROMで構成するデータ処
理装置であって、前記EEPROMの故障を予知する故
障予知手段と、前記EEPROMの故障が予知されたと
きに、前記EEPROM内においてデータ領域として使
用されている領域を移動させるデータ領域移動手段と、
を具備する。
【0012】第8の発明によれば、第7の発明に係る装
置において、前記EEPROMは分割された複数のデー
タ領域を有しており、前記データ領域移動手段によって
移動せしめられるデータ領域は故障が予知されたデータ
領域のみであるものとされる。
【0013】第9の発明に係るデータ処理装置は、メモ
リの少なくとも一部をEEPROMで構成するデータ処
理装置であって、前記EEPROMの故障を検知する故
障検知手段と、前記EEPROMの故障が検知されたと
きに、前記EEPROM内において関連するデータ領域
を所定の内容に初期化する手段と、を具備する。
【0014】第10の発明に係るデータ処理装置は、メ
モリの少なくとも一部をEEPROMで構成するデータ
処理装置であって、前記EEPROMの故障を予知又は
検知する故障予知又は検知手段と、前記EEPROMの
故障が予知又は検知されたときに、警告を発生する手段
と、を具備する。
【0015】第11の発明によれば、第10の発明に係
る装置において、前記警告の発生とともに前記EEPR
OMのデータ内容を出力する手段をさらに具備する。
【0016】第12の発明によれば、第10の発明に係
る装置において、同一の書き込み処理がなされる複数個
のEEPROMが備えられており、かつ、前記警告の発
生に伴う異常品のEEPROMの交換時に、交換後の新
たなEEPROMに正常品のEEPROMの内容をコピ
ーする手段をさらに具備するものとされる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施例を説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施例に係るデータ処
理装置の構成を示すブロック図である。データ処理装置
の中枢となる中央処理装置(CPU)1は、ROM11
及びRAM12を内蔵したマイクロプロセッサで構成さ
れ、ROM11に格納されたプログラムに従ってデータ
処理を実行する。RAM12は、そのようなデータ処理
過程における一時的なデータ記憶場所として使用される
(ノーマルRAMとも呼ばれる)。また、CPU1に外
付けされているEEPROM2は、装置が電源オフとさ
れて停止している状態においても保持されるべきデータ
を格納するために使用されている。CPU1は、EEP
ROM2へクロックCLK及びシリアルデータ出力SD
Oを供給し、EEPROM2よりシリアルデータ入力S
DIを受け取る。なお、RAM12には、EEPROM
2内のデータをコピーして更新するためのワークエリア
121が設けられている。
【0019】図2は、EEPROM2のメモリマップを
示す図である。EEPROM2は、複数のデータ領域D
A,DB,…を有している。さらに、データ領域DA
は、複数のデータDA1,DA2,…を格納し、データ
領域DBは、複数のデータDB1,DB2,…を格納す
る(以下、同様)構成となっている。また、これらデー
タの領域DA,DB,…の予備領域DA’,DB’,…
が設けられており、その中のデータは、DA1’,DA
2’,…と表示されている。また、データ領域の他に、
後述する処理で使用されるいくつかの制御情報も記憶さ
れる。CDAH、CDAM及びCDALは、データ領域
DAの書き換え回数カウンタCDAを構成する上位ワー
ド、中位ワード及び下位ワードを表し、CDAL’は、
CDALの切り換え用に使用されるものである。データ
領域DB以下に対しても、同様の書き換え回数カウンタ
CDB以下が設けられている。また、EEPROM内で
異常が検知された場合のアドレスを記憶するための領域
ERADR1,ERADR2,…が設けられるととも
に、それとリンクして異常検知回数を記憶するための領
域CER1,CER2,…が設けられている。これらの
制御情報については、後に詳細に説明される。
【0020】図3は、ノーマルRAM12内の前記した
EEPROMデータ用ワークエリア121のメモリマッ
プを示す図である。このワークエリア121は、EEP
ROM内のデータが、データ予備領域DA’,DB’,
…を除いて、格納されるように構成されており、EEP
ROM内の名称に対応して、頭に“N”が付された名称
が与えられている。
【0021】次に、第1、2、3、7、8及び10の発
明の実施例について図4を用いて説明する。図4は、デ
ータ領域DA更新ルーチンの処理手順を示すフローチャ
ートである。すなわち、本データ処理装置では、パワー
オン後、EEPROM2の内容をRAM内ワークエリア
121にコピーして、RAM上でデータの更新処理を実
行し、所定の周期で及びパワーオフ前にワークエリア1
21からEEPROM2へデータを戻す処理を実行する
ようにしている。本ルーチンは、データ領域DAに関し
てそのような処理を行うものである。
【0022】まず、ステップ102では、データ領域D
A用書き換え回数カウンタNCDA(図3に示されるよ
うに、NCDAH,NCDAM,NCDALの3ワード
で構成される)をインクリメントし、ステップ104に
進む。なお、本発明では、EEPROMのデータの書き
換えをデータ領域ごとに行うことができるように、デー
タ領域ごとにカウンタが持たれる(第2の発明)。ステ
ップ104では、NCDAが書き換え保証回数*0.8
以上となったか否かを判定し、その判定結果がYESの
場合にはステップ106に進み、NOの場合にはステッ
プ108に進む。ステップ106では、EEPROMデ
ータ使用領域変更フラグXCHANGEを1にセットす
る。すなわち、ステップ104及び106は、書き換え
回数カウンタの値が所定の値に達したときにEEPRO
Mが故障しそうな状態であると判定するものである(第
1の発明)。
【0023】ステップ108では、フラグXCHANG
Eが1か否かを判定し、1でない場合すなわち0の場合
にはステップ110に進み、1の場合にはステップ11
2に進む。ステップ110では、RAM上のデータ領域
NDA内のデータNDA1,NDA2,…をEEPRO
M上のデータ領域DA内のDA1,DA2,…に書き込
んで、ステップ116に進む。一方、ステップ112で
は、RAM上のデータ領域NDA内のデータNDA1,
NDA2,…をEEPROM上のデータ予備領域DA’
内のDA1’,DA2’,…に書き込んで、ステップ1
14に進む。このように、本発明では、故障が予知され
たときにEEPROM上のデータ使用領域が移動せしめ
られる(第7の発明)。また、その際、故障が予知され
たデータ領域のみが移動せしめられる(第8の発明)。
ステップ114では、故障が予知されたため、警告を発
すべく所定のダイアグランプ(図示せず)を点灯させ
(第10の発明)、ステップ116に進む。
【0024】ステップ116では、今回の本ルーチンの
起動がパワーダウン前であることによるものか否か、す
なわちパワーダウン指示があるか否かを判定し(例えば
車両内の装置であればイグニションスイッチの信号を入
力することにより判定する)、パワーダウン指示がある
場合にはステップ118に進み、ない場合には本ルーチ
ンを終了する。ステップ118では、RAM上のカウン
タNCDA(すなわちNCDAH,NCDAM,NCD
AL)の内容を、EEPROM上のカウンタCDA(す
なわちCDAH,CDAM,CDAL)へコピーして、
本ルーチンを終了する。このように、本発明では、デー
タの書き換えごとにカウンタをインクリメントしている
と、カウンタ自体の値の方が早く書き換え上限回数に達
してしまうので、カウンタは、RAM上に置かれ、パワ
ーダウン直前にEEPROM上のカウンタにコピーされ
る(第3の発明)。
【0025】次に、第4の発明の実施例について図5を
用いて説明する。図5は、データ領域DA更新ルーチン
の他の実施例の処理手順を示すフローチャートである。
EEPROM上のカウンタの書き換え回数も、データの
書き換え回数に比例して増えていき、書き換え上限回数
に達してしまうので、第4の発明では、カウンタの最下
位ワードを複数個備え、一定回数ごとに使い捨てるよう
にする。具体的には、まず、ステップ202において、
カウンタ最下位ワードNCDALをインクリメントし、
ステップ204に進む。ステップ204では、NCDA
Lがオーバフローしたか否かを判定し、オーバフローし
なかった場合にはステップ212に進み、オーバフロー
した場合にはステップ206に進む。ステップ206で
は、カウンタ中位ワードNCDAMをインクリメント
し、ステップ208に進む。ステップ208では、NC
DAMがオーバフローしたか否かを判定し、オーバフロ
ーしなかった場合にはステップ212に進み、オーバフ
ローした場合にはステップ210に進む。ステップ21
0では、カウンタ上位ワードNCDAHをインクリメン
トし、ステップ212に進む。
【0026】ステップ212では、カウンタ上位ワード
NCDAHの値が0か否かを判定する。0の場合には、
書き換え回数が少ないと判断して、ステップ214に進
み、RAM上のカウンタ最下位ワードNCDALをEE
PROM上のCDALにコピーする。一方、0以外の場
合には、書き換え回数が多いと判断して、ステップ21
6に進み、NCDALをEEPROM上に別途設けられ
ているCDAL’にコピーする。最後に、ステップ21
8では、RAM上のカウンタの中位及び上位ワード並び
にデータをEEPROMにコピーする。
【0027】次に、第5、6及び9の発明の実施例につ
いて図6、図7及び図8を用いて説明する。図6は、デ
ータ領域にチェック用ミラーデータ(元のデータの1と
0とを反転させたデータ)を設けた場合のメモリマップ
を示す図である。すなわち、EEPROM上において、
図6(A)に示されるように、データDA1に対してミ
ラーデータDA1m、データDA2に対してミラーデー
タDA2m、というようにチェック用ミラーデータを各
データごとに備えるようにする。また、図6(B)に示
されるように、RAM上においても対応して、データN
DA1及びミラーデータNDA1m等が格納できるよう
にする。なお、&NDA1等は、NDA1等のアドレス
を表す。
【0028】そして、図7及び図8に示されるようなデ
ータ領域DAチェックルーチンを実行する。なお、この
ルーチンは、所定時間周期で実行される。まず、ステッ
プ302では、データDA1,DA2,…をそれらのミ
ラーデータDA1m,DA2m,…とともにRAM上に
コピーする。次いで、ステップ304では、データND
A1とミラーデータNDA1mとを照合して正常か否か
をチェックし、正常な場合にはステップ308に進み、
異常な場合にはステップ306に進む。ステップ306
では、NDA1の格納アドレス&NDA1をエラーアド
レスNERADRi(i=1,2,3,…)として記憶
するとともに、異常検知回数のカウンタNCERiをイ
ンクリメントする。すなわち、既にそのアドレスがエラ
ーアドレスNERADRiとして登録されている場合に
は、カウンタNCERiをインクリメントすればよい
し、未登録の場合には、新たにエラーアドレスを登録し
てカウンタの値を1にすればよい。ステップ308以降
では、NDA2以降のデータについて同様に照合チェッ
クを行う。
【0029】データの照合チェック完了後のステップ3
12では、異常検知回数のカウンタNCER1が3以上
か否かを判定し、3以上の場合にはステップ314に進
み、3未満の場合にはステップ316に進む。ステップ
314では、DA1異常と判定して、ステップ320に
進む。ステップ316以下においては、カウンタNCE
R2以下について同様の判定を行う。このように、本発
明では、EEPROMのデータの中で、異常となったデ
ータのアドレスを記憶しておき、所定の回数、異常とな
ったアドレスのデータは故障と判定する(第5の発
明)。また、その際、そのデータと同じタイミングで書
き換えられたデータに関しても、信頼性が低く故障が発
生しうる状態であると判定するようにしてもよい(第6
の発明)。
【0030】ステップ320では、RAM上のデータ領
域NDA(データNDA1,NDA2,…)を初期化す
る。すなわち、データチェックにより異常と判定されて
も、故障であるとは必ずしも断定できず、また、異常と
なったデータと同じタイミングで書き換えられたデータ
は誤ったデータになっている可能性があるので、それら
一連のデータを初期化するのである(第9の発明)。次
いで、ステップ322では、RAM上のデータ領域ND
A内のデータNDA1,NDA2,…をEEPROM上
のデータ予備領域内のDA1’,DA2’,…に格納
し、本ルーチンを終了する。
【0031】次に、第11及び12の発明の実施例につ
いて図9及び図10を用いて説明する。この実施例で
は、図9に示されるように、全く同一の書き込み処理が
なされる2つのEEPROM、すなわち第1のEEPR
OM21及び第2のEEPROM22がCPU1に外付
けされる。一方、EEPROMからの読み込みに関して
は、選択スイッチ3を介していずれかのEEPROMが
選択されるようになっている。その選択スイッチ3の切
り換えは、CPU1からの切り換えスイッチ操作信号S
ELによる。また、CPU1には、故障したEEPRO
Mの交換後にONされるべきテスト端子が接続されてお
り、CPU1は、そのテスト信号TSTを入力すること
ができるようになっている。
【0032】図9に示されるような構成において実施さ
れる故障対策ルーチンは、図10のフローチャートに示
される。まず、ステップ402では、前述したような故
障予知又は検知の手段に基づいて第1のEEPROM2
1が異常か否かを判定し、異常の場合にはステップ40
4に進み、正常の場合には本ルーチンを終了する。ステ
ップ404では、第1のEEPROM21に関するダイ
アグデータを適当な手段で出力し、ステップ406に進
む。このように、本発明では、EEPROMの交換等の
処置が必要か否かを判定することができるように、デー
タの内容を吐き出す機能が内蔵される(第11の発
明)。ステップ406では、EEPROM選択スイッチ
3を第2のEEPROM22側に切り換えて、ステップ
408に進む。
【0033】ステップ408では、第1のEEPROM
21が交換されてテスト端子がONされた状態になって
いるか否かを所定時間監視し、ONされなければ本ルー
チンを終了し、ONされればステップ410に進む。ス
テップ410では、第2のEEPROM22より全デー
タを読み込む。次いで、ステップ412では、そのデー
タを第1のEEPROM21に書き込んで、処理を終了
する。
【0034】以上、本発明の実施例について述べてきた
が、もちろん本発明はこれに限定されるものではなく、
様々な実施例を案出することは当業者にとって容易なこ
とであろう。例えば、第12の発明を除いて、EEPR
OMを内蔵するマイクロプロセッサを採用したデータ処
理装置にも、本発明は適用可能である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
EEPROMを使用したデータ処理装置において、EE
PROMに関する適切な故障予知、故障検知、及び故障
対策(フェールセーフ処理)が確立される。すなわち、
第1の発明によれば、書き換え回数が保証回数を越えて
EEPROMが故障する前にデータを移動させることに
より、データ破壊が防止される。また、第2の発明によ
れば、全データを移動させるとEEPROMのメモリが
不足する可能性があるので、データ領域を細分して操作
することにより、メモリの節約が可能となる。また、第
3の発明によれば、書き換え頻度が減少し、EEPRO
Mの寿命を長くすることができる。
【0036】また、第4の発明によれば、書き換えカウ
ンタ自体の故障によりデータの故障検知ができなくなる
ことが防止される。また、第5及び第8の発明によれ
ば、メモリが節約される。また、第6の発明によれば、
故障し易そうなデータが事前に検知され、保護可能とな
る。また、第7の発明によれば、データの保護が図られ
る。また、第9の発明によれば、データの信頼性がない
ときにフェールセーフが図られる。また、第10の発明
によれば、故障状態をいち早くユーザに知らせることが
できる。また、第11及び第12の発明によれば、故障
から修理までの操作においてデータの保持が確保され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るデータ処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】EEPROMのメモリマップを示す図である。
【図3】RAM内のEEPROMデータ用ワークエリア
を示す図である。
【図4】データ領域DA更新ルーチンの処理手順を示す
フローチャートである。
【図5】データ領域DA更新ルーチンの他の実施例の処
理手順を示すフローチャートである。
【図6】データ領域にチェック用ミラーデータを設けた
場合のメモリマップを示す図である。
【図7】データ領域DAチェックルーチンの処理手順を
示すフローチャート(1/2)を示す図である。
【図8】データ領域DAチェックルーチンの処理手順を
示すフローチャート(2/2)を示す図である。
【図9】本発明の他の実施例に係るデータ処理装置の構
成を示すブロック図である。
【図10】故障対策ルーチンの処理手順を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1…マイクロプロセッサ(CPU) 11…内蔵ROM 12…内蔵RAM(ノーマルRAM) 121…EEPROMデータ用ワークエリア 2,21,22…EEPROM 3…EEPROM選択スイッチ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリの少なくとも一部をEEPROM
    で構成するデータ処理装置であって、 前記EEPROMのデータを書き換えた回数を計数しか
    つ記憶するカウンタと、 前記カウンタの値が所定の値に達したときに、前記EE
    PROMの故障が発生しうる状態であると判定する故障
    予知手段と、 を具備するデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記EEPROMは分割された複数のデ
    ータ領域を有しており、前記カウンタは前記複数のデー
    タ領域ごとに備えられており、前記故障予知手段は前記
    複数のデータ領域ごとに判定するものである、請求項1
    に記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記カウンタは該データ処理装置内のR
    AM上に形成され、前記カウンタの値は該データ処理装
    置の電源が切断される直前に前記EEPROM上のカウ
    ンタに記憶せしめられる、請求項1に記載のデータ処理
    装置。
  4. 【請求項4】 EEPROM上の前記カウンタの最下位
    ワードは、複数個準備され、該カウンタの値が所定の値
    に達したときに、使用される最下位ワードが切り換えら
    れる、請求項3に記載のデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 メモリの少なくとも一部をEEPROM
    で構成するデータ処理装置であって、 前記EEPROMのデータの中で異常となったデータの
    アドレス及び該アドレスにおける異常検知回数を記憶す
    る手段と、 前記異常検知回数が所定の値に達したときに、当該アド
    レスのデータに関して故障が発生したと判定する故障検
    知手段と、 を具備するデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記故障検知手段により故障が発生した
    と判定されたデータが書き込まれたタイミングと同一の
    タイミングで書き換えられたデータに関し、故障が発生
    しうる状態であると判定する故障予知手段、をさらに具
    備する、請求項5に記載のデータ処理装置。
  7. 【請求項7】 メモリの少なくとも一部をEEPROM
    で構成するデータ処理装置であって、 前記EEPROMの故障を予知する故障予知手段と、 前記EEPROMの故障が予知されたときに、前記EE
    PROM内においてデータ領域として使用されている領
    域を移動させるデータ領域移動手段と、 を具備するデータ処理装置。
  8. 【請求項8】 前記EEPROMは分割された複数のデ
    ータ領域を有しており、前記データ領域移動手段によっ
    て移動せしめられるデータ領域は故障が予知されたデー
    タ領域のみである、請求項7に記載のデータ処理装置。
  9. 【請求項9】 メモリの少なくとも一部をEEPROM
    で構成するデータ処理装置であって、 前記EEPROMの故障を検知する故障検知手段と、 前記EEPROMの故障が検知されたときに、前記EE
    PROM内において関連するデータ領域を所定の内容に
    初期化する手段と、 を具備するデータ処理装置。
  10. 【請求項10】 メモリの少なくとも一部をEEPRO
    Mで構成するデータ処理装置であって、 前記EEPROMの故障を予知又は検知する故障予知又
    は検知手段と、 前記EEPROMの故障が予知又は検知されたときに、
    警告を発生する手段と、 を具備するデータ処理装置。
  11. 【請求項11】 前記警告の発生とともに前記EEPR
    OMのデータ内容を出力する手段をさらに具備する、請
    求項10に記載のデータ処理装置。
  12. 【請求項12】 同一の書き込み処理がなされる複数個
    のEEPROMが備えられており、かつ、前記警告の発
    生に伴う異常品のEEPROMの交換時に、交換後の新
    たなEEPROMに正常品のEEPROMの内容をコピ
    ーする手段をさらに具備する、請求項10に記載のデー
    タ処理装置。
JP27797195A 1995-10-25 1995-10-25 データ処理装置 Withdrawn JPH09120376A (ja)

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