JP2002287975A - プログラム処理フロー制御装置および制御方法 - Google Patents

プログラム処理フロー制御装置および制御方法

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JP2002287975A
JP2002287975A JP2001088482A JP2001088482A JP2002287975A JP 2002287975 A JP2002287975 A JP 2002287975A JP 2001088482 A JP2001088482 A JP 2001088482A JP 2001088482 A JP2001088482 A JP 2001088482A JP 2002287975 A JP2002287975 A JP 2002287975A
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pgm
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flow control
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JP2001088482A
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Atsushi Ogawa
淳 小川
Akihiro Ueno
明広 上野
Maki Nishihara
まき 西原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のプログラムの処理フローの柔軟性を向
上しつつプログラム開発の効率化を図ることを目的とす
る。 【解決手段】 ユーザの指示によりプログラムを起動す
る手段と、プログラムの起動履歴が記録される履歴テー
ブルを記憶する手段と、新たなプログラムの起動時に、
当該新たなプログラムを指定して前記履歴テーブルに起
動履歴を記録する手段であって、当該新たなプログラム
の起動時に起動中のプログラムがある場合には、その継
承関係を示す情報を記録する記録手段と、起動中のプロ
グラムの終了時に、次に起動するプログラムを選択する
選択手段と、を備え、前記選択手段は、前記履歴テーブ
ルを参照し、前記終了するプログラムについて前記継承
関係を示す情報が記録されていた場合は、当該継承関係
を示す情報に基づいて次に起動するプログラムを選択す
ることを特徴とする機能を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のプログラム
の処理フローを制御するための制御方法および制御装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプログラム処理フロー制御方法お
よびかかる制御方法を実現するための制御装置を図1か
ら図5を用いて説明する。
【0003】図1は、従来のプログラム処理フロー制御
方法を実現するための制御装置の機能ブロック図であ
り、プラットフォーム上に予め与えられたフロー制御テ
ーブル11に記載されたフローに基づいて、プログラム
処理手段12がプログラムを処理する。
【0004】図2は、従来のプログラム処理フロー制御
方法を実現するための制御装置の構成を示す図である。
制御装置は、表示装置21、入力装置22、主記憶装置
23、中央処理装置24、外部記憶装置25とを備え
る。
【0005】図3は、従来のプログラム処理フロー制御
方法による処理フローを表す模式図である。ユーザから
のプログラム開始指令(不図示)により、ステップS3
01でプログラム(以下「PGM」と略す) Hが起動
し、処理を開始する。PGM−H内の所定の処理が完了
したら、自動的に次のPGMに移行する。移行にあたっ
ては、ステップS302でフロー制御テーブル300を
検索する。フロー制御テーブル300より、PGM−H
の次PGMであるPGM−Cを取得し(ステップS30
3)、処理を開始する(ステップS304)。PGM−
C内の所定の処理が完了したら、自動的に次のPGMに
移行する。移行にあたっては、ステップS305でフロ
ー制御テーブル300を検索する。フロー制御テーブル
300より、PGM−Cの次PGMはPGM−Zである
ことから、これを取得し(ステップS306)、ステッ
プS307でPGM−Zを起動し、処理を開始する。
【0006】フロー制御テーブル300によれば、PG
M−Zの次PGMは存在しないため、PGM−Zは実行
途中で次のPGMに移行することなく、最後まで実行さ
れる。PGM−Zの処理が実行完了後、ステップS30
8でフロー制御テーブル300を検索し、前PGMとし
て、PGM−Cを取得する(ステップS309)。すな
わち、PGM−Zに移行する前に処理を実行していたP
GMは、PGM−Cであることから、ステップS310
で自動的にPGM−Cに戻り、起動する。PGM−Cは
PGM−Zへ移行する前までの処理済みのPGMの後か
らPGM−Cの処理を開始する。PGM−Cは、ステッ
プS306で、すでに次PGMであるPGM−Zへ移行
し、PGM−Zの処理を完了しているため、次PGMへ
移行することなく、最後まで実行される。
【0007】PGM−Cの処理が実行完了後、ステップ
S311でフロー制御テーブル300を検索し、前PG
MとしてPGM−Hを取得する(ステップS312)。
すなわち、PGM−Cに移行する前に処理を実行してい
たPGMは、PGM−Hであることから、ステップS3
13で自動的にPGM−Hに戻り、起動する。PGM−
HはPGM−Cへ移行する前までの処理済みのPGMの
後からPGM−Hの処理を開始する。PGM−Hは、ス
テップS304で、すでに次PGMであるPGM−Cへ
移行し、PGM−Cの処理を完了しているため、次PG
Mへ移行することなく最後まで実行される。PGM−H
の処理が実行完了後、ステップS314でフロー制御テ
ーブル300を検索する。フロー制御テーブル300に
よれば、前PGMは空欄であることから、フロー制御テ
ーブルに記載したすべてのPGMを実行完了と認識し、
処理を終了する。
【0008】図4の(A)はフロー制御テーブル30
0、(B)は実際のフロー構造を表す模式図である。上
述のように、実際の処理フローは予めフロー制御テーブ
ル300に記述された手順に従って制御され、該フロー
制御テーブルの場合、PGM−Hからはじまり、PGM
−C→PGM−Z→PGM−C→PGM−Hの順で処理
が進行する。
【0009】図5は、フロー制御テーブルを用いたプロ
グラム処理フロー制御方法を示すフローチャートであ
る。
【0010】図5に示す従来の制御方法は、まず、ステ
ップS501でPGM内に次PGMまたは前PGMに移
行するための指示であるネスト指示の有無を判断する。
【0011】ステップS501において、PGM内のネ
ストを常に監視し、ネスト指示を検出したら、ステップ
S502に進み、フロー制御テーブルを読み込み、該テ
ーブルを検索する。フロー制御テーブルには、現PGM
から次PGMに移行する場合のPGMと、前PGMに戻
る場合のPGMとが記載されている。ステップS503
では、フロー制御テーブル内の前PGMまたは次PGM
の記載(ネスト)の有無を判断する。ステップS503
でネスト有りと判断された場合には、ステップS504
のPGM起動部へ進みネストを実行開始する(すなわ
ち、記載されたPGMを起動する)。ステップS504
でPGMを起動したら、再びステップS501に戻り、
該PGM内のネスト指示の有無を判断する。
【0012】一方、ステップS503でネストが無い場
合には(すなわち、フロー制御テーブルに記載されたす
べての処理を完了したら)、終了する。
【0013】このように従来のプログラム処理フロー制
御装置及び制御方法ではプログラムのフロー制御を行う
ための専用の仕組みが必要であり、あらかじめ与えられ
たフロー制御テーブルに記述されているフロー制御以外
のフロー制御を行うことは出来ない。このため、プログ
ラムの組み合わせやネスト回数に制限があり、フロー制
御の柔軟性がないという問題があった。
【0014】一方、近年オンデマンド処理が一般化して
きている。係る処理は上述のようにユーザが開始指令を
与えると、自動的に決められた順序でプログラム処理を
するのではなく、プログラム実行中に、ユーザの指示に
従って、次に起動するプログラムが決定されていくた
め、処理の順序に様々な順列・組合せが考えられる。加
えて、プログラム数の増加に伴い、フロー制御テーブル
はますます複雑化してきている。このため、かかるフロ
ー制御テーブルを用いたプログラム処理フロー制御方法
では、フロー制御テーブルを定義するのに、多大な手間
がかかり、プログラム開発の効率化を阻害するという問
題も生じてきた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題を
解決するためになされたもので、複数のプログラムの処
理フローの柔軟性を向上しつつプログラム開発の効率化
を図ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、例えば本発明のプログラム処理フロー制御装置は以
下の構成を備える。すなわち、ユーザの指示によりプロ
グラムを起動する手段と、プログラムの起動履歴が記録
される履歴テーブルを記憶する手段と、新たなプログラ
ムの起動時に、当該新たなプログラムを指定して前記履
歴テーブルに起動履歴を記録する手段であって、当該新
たなプログラムの起動時に起動中のプログラムがある場
合には、その継承関係を示す情報を記録する記録手段
と、起動中のプログラムの終了時に、次に起動するプロ
グラムを選択する選択手段と、を備え、前記選択手段
は、前記履歴テーブルを参照し、前記終了するプログラ
ムについて前記継承関係を示す情報が記録されていた場
合は、当該継承関係を示す情報に基づいて次に起動する
プログラムを選択することを特徴とする機能を有する。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
面を参照して詳細に説明する。
【0018】図6は、本発明の一実施の形態にかかるプ
ログラム処理フロー制御装置の機能ブロック図である。
プログラム処理手段62は、プラットフォーム上にある
フロー記述手段61にフロー引数及びPGM名を記入し
ながらプログラム処理を行う。
【0019】図7は、本発明の一実施の形態にかかるプ
ログラム処理フロー制御装置の構成を示す図である。制
御装置は、表示装置71と、入力装置72と、主記憶装
置A73と、中央処理装置A74と、外部記憶装置A7
5とを備える。
【0020】図8は、本発明の一実施の形態にかかる処
理フローを表す模式図である。ステップS801でPG
M−Xを起動し、処理を開始するとともに、フロー記述
テーブルにPGM−Xを識別するフロー引数(「1」)
をPGM名と対応づけて記入する(ステップS802、
記入後のフロー記述テーブルは800)。次にPGM−
X実行中に入力装置72より所定のPGM起動指令(ネ
スト指示)が入力されたら(ステップS803)、指定
されたPGMをフロー記述テーブル800に、記入する
(ステップS804、記入後のフロー記述テーブルは8
01)。すなわち、フロー記述テーブルには、インタラ
クティブ操作で任意の次PGMを起動するたびに、PG
Mのフロー引数とPGM名が記入されていく。ステップ
S804ではPGM−Xが引数1を渡しながらPGM−
Zを起動し、起動したPGM−Zは起動元のフロー引数
(「1」)を元に自らのフロー引数をフロー記述テーブ
ルに記入する。この場合、フロー記述テーブルを検索す
ると、PGM−ZはPGM−Xに組み入れられた最初の
プログラム(ネスト)であることから、PGM−Zのフ
ロー引数は起動元であるPGM−Xの引数を10の位
に、最初のプログラム(ネスト)であることを示す
「1」を1の位に配し、「11」と記入する。
【0021】同様にPGM−Z実行中に、インタラクテ
ィブ操作により任意のプログラムPGM−Yを起動する
とき(ステップS805)、フロー引数11を引き渡
す。起動したPGM−Yは起動元のフロー引数とフロー
記述テーブルを検索した結果を元に自らのフロー引数1
11をフロー記述テーブルに記入する(ステップS80
6、記入後のフロー記述テーブルは802)。
【0022】PGM−Yが次に起動するプログラムの指
示を受けることなく処理を終了する場合、自らのフロー
引数111を元にフロー記述テーブルを検索し、元PG
M−Zを得て(ステップS807)、PGM−Zに戻り
該PGMを起動する(ステップS808)。すなわち、
自らのフロー引数111から1の位を除けば、元のPG
Mのフロー引数となることから、フロー引数11をフロ
ー記述テーブルより検索し、元PGMであるPGM−Z
を得ることができる。PGM−ZはPGM−Yへ移行す
る前までの処理済みのPGMの後からPGM−Zの処理
を開始する。
【0023】次にPGM−Z実行中にインタラクティブ
操作により任意のプログラムPGM−Aを起動するとき
(ステップS809)、フロー引数11を引き渡す。起
動したPGM−Aは起動元のフロー引数とフロー記述テ
ーブルを検索した結果を元に自らのフロー引数112を
フロー記述テーブルに記入する(ステップS810、記
入後のフロー記述テーブルは803)。すなわち、フロ
ー記述テーブル802を検索すると、PGM−AはPG
M−Zに組み入れられたPGM−Yと同一ネストレベル
を有し、PGM−Yに次ぐ2番目のネストであることか
ら、PGM−Aのフロー引数はPGM−Zの引数を10
0の位と10の位に、2番目のネストであることを示す
「2」を1の位に配し、「112」と記入する。
【0024】PGM−Aが次に起動するプログラムの指
示を受けることなく処理を終了する場合、自らのフロー
引数112を元にフロー記述テーブル803を検索し、
元PGM−Zを得て、PGM−Zに戻り該PGMを起動
する(ステップS811、ステップS812)。PGM
−ZはPGM−Aへ移行する前までの処理済みのPGM
の後からPGM−Zの処理を開始する。
【0025】PGM−Zが次に起動するプログラムの指
示を受けることなく処理を終了する場合、自らのフロー
引数11を元にフロー記述テーブル803を検索し、元
PGM−Xを得て、PGM−Xに戻り該PGMを起動す
る(ステップS813、ステップS814)。PGM−
XはPGM−Zへ移行する前までの処理済みのPGMの
後からPGM−Xの処理を開始する。PGM−Xの処理
完了後、自らのフロー引数1を元にフロー記述テーブル
803を検索し、元PGMが無いことを確認したらすべ
ての処理を終了する(ステップS815)。
【0026】図9は、フロー記述テーブルの表記例
(A)と、その場合のフロー構造(B)を表す。上述の
ようにフロー記述テーブルに挙げられているフロー引数
は次PGMが起動されると1桁繰り上がり、それまで実
行していたPGMを識別するフロー引数が最上位桁に付
く。一方、最下位桁にそのレベルでの起動PGMの識別
子をシーケンシャルに付与し、フローを形成していくこ
とを示している。
【0027】例えば、図9のフロー構造(B)におい
て、フロー引数「112121」は、フロー引数「11
212」から移行した1番目のPGMであることを示す
もので、かかるPGM実行後は、フロー引数「1121
2」にもどる。また、フロー引数「11212」は、フ
ロー引数「1121」から移行した2つの同一ネストレ
ベルのPGMのうち、2番目のPGMであり、かかるP
GM実行後は、フロー引数「1121」に戻る。さら
に、フロー引数「1121」は、フロー引数「11」か
ら移行した2つの同一ネストレベルのPGMのうち、2
番目のPGMであり、係るPGM実行後は、フロー引数
「11」に戻る。フロー引数「11」はフロー引数
「1」から移行した4つの同一ネストレベルのPGMの
うち、1番目のPGMであり、かかるPGM実行後は、
フロー引数「1」に戻る。フロー引数「1」のPGM実
行完了によりすべての処理を完了する。
【0028】この制御方法の特質からフロー構造の階層
(ネストレベル)はフロー記述テーブルのフロー引数の
有効桁数に依存し、事実上無制限であり、かつ同一レベ
ルの識別も10進表記で10、16進表記にすれば1
6、アルファベットを加えれば36と実用上十分な数を
備えることが可能である。同一ネストレベルのPGMを
識別するフロー引数がさらに必要であれば、階層(ネス
トレベル)が下がる毎に1桁ずつ繰り上がっているの
を、2桁ずつ、またはそれ以上の桁ずつ繰り上げていけ
ばよいので、事実上無限ということができる。
【0029】図10は、本発明の一実施の形態にかかる
プログラム処理フロー制御装置における制御方法を示す
フローチャートである。
【0030】ユーザの指示によりPGMが起動されると
(不図示)、ステップS1001で、フロー引数に
「1」を設定し、かかる引数を該PGM名とともにフロ
ー記述テーブルに記入する(ステップS1002)。
【0031】次にステップS1003で、PGM実行中
にネスト指示がないか、または実行中のPGM内にネス
ト指示がないかを監視する。PGM実行中のネスト指示
とは、ユーザが入力装置A72を用いて、所定のPGM
の起動を指示(インタラクティブ操作による指示)した
場合の指示で、実行中のPGM内のネスト指示とは、P
GM内に記載されたPGMのエンドを示す文字に基づい
て、実行中のPGMの処理が完了したことを示す指示で
ある。
【0032】ステップS1003で、ネスト指示があっ
た場合、ステップS1004でかかる指示がインタラク
ティブ操作による指示か否かを判断する。インタラクテ
ィブ操作による指示の場合には、ステップS1005へ
進み、ユーザが指示したPGMの名称をフロー記述テー
ブルに記入しステップS1006へ進む。
【0033】ステップS1006では、フロー引数取得
処理1を行い、ステップS1005においてフロー記述
テーブルに記入されたPGMに対応するフロー引数を取
得する。フロー引数取得処理1の詳細は、図11に示す
とおりである。
【0034】すなわち、フロー引数を10倍することで
フロー引数の桁を1桁繰り上げた値を検索条件に設定し
(ステップS1101)、該検索条件にてフロー記述テ
ーブル内を検索する(ステップS1102)。検索条件
とは新たなフロー引数を取得する際に、同一ネストレベ
ルのPGMの順序を付加するためにフロー記述テーブル
を検索するための条件をいう。フロー記述テーブル内の
検索は、フロー検索テーブル内に記入されたフロー引数
と、検索条件とを比較し、検索条件と桁数が同じで、か
つ検索条件より大きいフロー引数を持つもののうち最大
のものを検索する。
【0035】ステップS1103では、ステップS11
02おける検索結果に1加算した値をあらたなフロー引
数として設定する(すなわち、同一ネストレベル内のP
GMにシーケンシャルに番号を付加する)。
【0036】ステップS1104では、ステップS11
03で設定されたフロー引数がオーバーフローしていな
いか否かを判断し、オーバーフローしていなかったらス
テップS1105に進み、フロー引数を確定し格納す
る。一方、オーバーフローしていたらステップS110
6に進み、エラー処理をする。
【0037】再び図11に戻る。ステップS1006で
確定したフロー引数をステップS1007でフロー記述
テーブルに記入し、ステップS1005で記入されたP
GMを起動し(ステップS1008)、ステップS10
03に戻る。
【0038】一方、ステップS1004で、インタラク
ティブ操作でないと判断された場合には、ステップS1
009へ進み、現在設定されているフロー引数が1であ
るか否かを判断する。フロー引数が1であるということ
は、ユーザが最初に起動したPGMまで戻っていること
を意味し、かつインタラクティブ操作でないネスト指示
があったということは、該PGMの処理が完了したこと
を示す。したがって、ステップS1009でフロー引数
=1と判断された場合には、処理が終了となる。
【0039】一方、ステップS1009でフロー引数が
1でないと判断された場合には、ステップS1010に
進む。ステップS1009でフロー引数が1でないとい
うことは、現PGMが所定のネストレベルを有している
ことに他ならない。ステップS1009ではフロー引数
取得処理2を行い、次に進むPGMを決定するとともに
フロー引数を定義する。フロー引数取得処理2の詳細は
図12に示すとおりである。
【0040】すなわち、ステップS1201で検索条件
にフロー引数の最下位桁を削除した値を設定する。次
に、該検索条件にてフロー記述テーブル内を検索する
(ステップS1202)。フロー記述テーブル内の検索
は、フロー記述テーブル内に記入されたフロー引数と、
検索条件とを比較し、合致するものを抽出する。
【0041】ステップS1203では、ステップS12
02で抽出されたフロー引数に該当するPGM名をフロ
ー記述テーブルに新たに記入する。さらにステップS1
204にて、該フロー引数を確定し格納する。
【0042】再び図11に戻る。ステップS1010で
確定したフロー引数をステップS1007でフロー記述
テーブルに記入し、ステップS1010で検出されたP
GMをステップS1008で起動後、ステップS100
3に戻る。以下同様の処理を繰り返す。
【0043】図13はユーザが様々なプログラムを指示
した場合でも、本発明の一実施の形態にかかるフロー制
御方法を用いることで、処理フローを制御することがで
きることを示す図である。なお、図13の(A)フロー
記述テーブルおよび(B)実フロー構造は上述の表示手
段A71に表示可能であるものとする。
【0044】図13の場合、ユーザが最初にPGM−X
(フロー引数=1)を起動する指示を与え、PGM−X
(フロー引数=1)起動中に、PGM−Y(フロー引数
=11)を起動する指示を与え、さらにPGM−Y(フ
ロー引数=11)起動中にPGM−Z(フロー引数=1
11)を起動する指示を与え、PGM−Z(フロー引数
=111)起動中にPGM−Z(フロー引数=111
1)を起動する指示を与えたことを示す。このような場
合でも、PGM−Z(フロー引数=1111)の処理が
完了したら、自動的に一階層上のPGM−Z(フロー引
数=111)に戻り、PGM−Z(フロー引数=11
1)の処理を続行することができる。さらに、このと
き、ユーザがPGM−W(フロー引数=1112)を起
動する指示を与え、PGM−W(フロー引数=111
2)が起動しても、かかるPGMの処理が完了したら、
再び自動的にPGM−Z(フロー引数=111)に戻り
PGM−Z(フロー引数=111)の処理を続行するこ
とができる。以下同様に、ユーザがPGM処理開始指令
を任意に与えても、かかるPGMの処理が完了したら、
再びもとのPGMの処理に戻り、処理を続行することが
できる。
【0045】従来のフロー制御テーブルを用いたフロー
制御方法では、上記のような場合、ユーザのPGM開始
指令のあらゆるパターンを事前に想定してテーブルを作
成しなければならず、プログラム開発段階で膨大な時間
を要していたが、本発明の一実施の形態にかかる制御方
法を用いれば、フロー制御テーブルを作成することな
く、あらゆるPGM処理開始指令に対応したフロー制御
を実現できる。このため、PGMの処理フローの柔軟性
を向上しつつ、プログラム開発の効率化が実現できる。
【0046】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0047】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実
行することにより、前述した実施形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0048】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0049】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードが格納されることになる。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明により、複数のプ
ログラムの処理フローの柔軟性を向上しつつプログラム
開発の効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プログラム処理フロー制御方法を実現するため
の制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】プログラム処理フロー制御方法を実現するため
の制御装置の構成を示すシステム構成図である。
【図3】プログラム処理フロー制御方法における処理フ
ローを表す模式図
【図4】プログラム処理に使用されるフロー制御テーブ
ルおよびフロー構造を示す図である。
【図5】フロー制御テーブルを用いたプログラム処理フ
ロー制御における制御方法を示すフローチャートであ
る。
【図6】本発明の一実施の形態にかかるプログラム処理
フロー制御装置の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の一実施の形態にかかるプログラム処理
フロー制御装置の構成を示すシステム構成図である。
【図8】本発明の一実施の形態にかかる処理フローを表
す模式図である。
【図9】本発明の一実施の形態にかかるフロー記述テー
ブルとフロー構造を示す図である。
【図10】本発明の一実施の形態にかかるプログラム処
理フロー制御装置における制御方法を示すフローチャー
トである。
【図11】本発明の一実施の形態にかかるフロー引数取
得処理を示すフローチャートである。
【図12】本発明の一実施の形態にかかるフロー引数取
得処理を示すフローチャートである。
【図13】本発明の一実施の形態にかかるフロー記述テ
ーブルとフロー構造を示す図である。
フロントページの続き (72)発明者 西原 まき 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5B042 GA23 JJ03 MC21 MC25 5B076 AB00 AB14 AB17

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザの指示によりプログラムを起動す
    る手段と、 プログラムの起動履歴が記録される履歴テーブルを記憶
    する手段と、 新たなプログラムの起動時に、当該新たなプログラムを
    指定して前記履歴テーブルに起動履歴を記録する手段で
    あって、当該新たなプログラムの起動時に起動中のプロ
    グラムがある場合には、その継承関係を示す情報を記録
    する記録手段と、 起動中のプログラムの終了時に、次に起動するプログラ
    ムを選択する選択手段と、を備え、 前記選択手段は、 前記履歴テーブルを参照し、前記終了するプログラムに
    ついて前記継承関係を示す情報が記録されていた場合
    は、当該継承関係を示す情報に基づいて次に起動するプ
    ログラムを選択することを特徴とするプログラム処理フ
    ロー制御装置。
  2. 【請求項2】 前記記録手段において記録する前記情報
    は、 起動中のプログラムを識別する引数と、新たに起動する
    プログラムが該起動中のプログラムの起動から完了まで
    の間に組み入れられて起動した何番目のプログラムであ
    るかを識別する文字と、を備えることを特徴とする請求
    項1に記載のプログラム処理フロー制御装置。
  3. 【請求項3】 前記記録手段により記録された前記情報
    と、該情報に基づいて作成されたプログラムの処理の流
    れを示すフロー構造とを表示する表示手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプロ
    グラム処理フロー制御装置。
  4. 【請求項4】 ユーザの指示によりプログラムを起動す
    る工程と、 プログラムの起動履歴が記録される履歴テーブルを記憶
    する工程と、 新たなプログラムの起動時に、当該新たなプログラムを
    指定して前記履歴テーブルに起動履歴を記録する工程で
    あって、当該新たなプログラムの起動時に起動中のプロ
    グラムがある場合には、その継承関係を示す情報を記録
    する記録工程と、 起動中のプログラムの終了時に、次に起動するプログラ
    ムを選択する選択工程と、を備え、 前記選択工程は、 前記履歴テーブルを参照し、前記終了するプログラムに
    ついて前記継承関係を示す情報が記録されていた場合
    は、当該継承関係を示す情報に基づいて次に起動するプ
    ログラムを選択することを特徴とするプログラム処理フ
    ロー制御方法。
  5. 【請求項5】 前記記録工程において記録する前記情報
    は、 起動中のプログラムを識別する引数と、新たに起動する
    プログラムが該起動中のプログラムの起動から完了まで
    の間に組み入れられて起動した何番目のプログラムであ
    るかを識別する文字と、を備えることを特徴とする請求
    項4に記載のプログラム処理フロー制御方法。
  6. 【請求項6】 前記記録工程により記録された前記情報
    と、該情報に基づいて作成されたプログラムの処理の流
    れを示すフロー構造とを表示する表示工程を更に備える
    ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載のプロ
    グラム処理フロー制御方法。
  7. 【請求項7】 コンピュータを、 ユーザの指示によりプログラムを起動する手段、 プログラムの起動履歴が記録される履歴テーブルを記憶
    する手段、 新たなプログラムの起動時に、当該新たなプログラムを
    指定して前記履歴テーブルに起動履歴を記録する手段で
    あって、当該新たなプログラムの起動時に起動中のプロ
    グラムがある場合には、その継承関係を示す情報を記録
    する手段、 起動中のプログラムの終了時に、次に起動するプログラ
    ムを選択する選択手段、として機能させるプログラムで
    あって、 前記選択手段は、 前記履歴テーブルを参照し、前記終了するプログラムに
    ついて前記継承関係を示す情報が記録されていた場合
    は、当該継承関係を示す情報に基づいて次に起動するプ
    ログラムを選択することを特徴とするプログラム。
  8. 【請求項8】 請求項5または請求項6のいずれか1つ
    に記載のプログラム処理フロー制御方法をコンピュータ
    によって実現させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008263380A (ja) * 2007-04-11 2008-10-30 Canon Inc 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、プログラム、記憶媒体

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