JP2002287826A - 位置決め装置および実装装置 - Google Patents

位置決め装置および実装装置

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JP2002287826A JP2001089656A JP2001089656A JP2002287826A JP 2002287826 A JP2002287826 A JP 2002287826A JP 2001089656 A JP2001089656 A JP 2001089656A JP 2001089656 A JP2001089656 A JP 2001089656A JP 2002287826 A JP2002287826 A JP 2002287826A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ワークに加わる上下方向荷重が平面移動機構に
伝達されることのない位置決め装置の提供を目的とす
る。一方、装置の小型化が可能であり、残留振動が発生
せず、または電力消費量が小さい位置決め装置の提供を
目的とする。 【解決手段】平面移動機構における平面移動体12の移
動によりワークの位置調整をなす位置決め装置であっ
て、ローラガイド機構30の固定ガイドレール34に摺
動可能に搭載されたローラ収容体32とその下方に配置
した平面移動体12とを連結することにより連動可能と
し、ローラ収容体32に搭載したワークに加わる上下方
向荷重を前記固定ガイドに伝達可能とした。なお平面移
動機構は、平面移動体12と外側固定枠19とを変形部
材14により接続し、変形部材14を弾性変形させつつ
平面移動体12を移動させる駆動手段を設置して構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位置決め装置およ
び実装装置に関するものであり、特に基板上に電子部品
を取り付ける実装装置およびそれを構成する位置決め装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6に示す液晶表示装置における液晶パ
ネル1は、ガラス基板3上に多数の液晶分子をマトリク
ス状に配置した表示部2を有し、各液晶分子に電圧を加
えることにより画像を表示するものである。そのため、
表示部2に隣接して液晶ドライバIC8を設置する。液
晶ドライバIC8は、異方導電性接着剤9を塗布した上
で、ガラス基板3上の液晶ドライバIC接着部5に、加
熱および加圧して接着(実装)する。なお液晶ドライバ
IC接着部には多数の電極4が形成されていて、液晶ド
ライバIC8の電極を電極4に対応した正確な位置に接
着する必要がある。そのため液晶パネル1を位置決めス
テージ上に載置して位置決めし、その上で液晶ドライバ
IC8を接着している。
【0003】従来の位置決めステージは、図7に示すよ
うにボールねじ機構110のボールハウジング112に
ステージ118を接続し、スクリュウ軸114をサーボ
モータ116で駆動して、ステージ上に配置した液晶パ
ネルの位置決めを行うものであった。そしてボールねじ
機構110、120を積層することにより、ステージ1
18を異なる方向に独立して移動可能とし、水平面内で
の位置決めを可能としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】液晶ドライバICを加
圧して液晶パネルに実装する際に、液晶パネルを搭載し
たステージには上下方向荷重が加わることになる。この
点従来の位置決め装置では、平面移動機構を形成するボ
ールねじおよびサーボモータによってその荷重を支持す
るので、局部的に塑性変形によるがたつきが発生し、位
置決め精度が低下するという問題がある。本発明は上記
問題点に着目し、ワークに加わる上下方向荷重が平面移
動機構に伝達されることのない位置決め装置の提供を目
的とする。また、その位置決め装置を使用した実装装置
の提供を目的とする。
【0005】一方、ボールねじおよびサーボモータを使
用した従来の位置決め装置では、装置の小型化が困難で
あるという問題がある。また、液晶パネルを目標位置ま
で移動させてサーボモータを停止する際に残留振動が発
生し、液晶パネルが目標位置で静止するまでの間は、液
晶ドライバICの実装ができないという問題がある。さ
らに、液晶パネルが停止している場合でも、その停止位
置を保持するためサーボモータに電力を供給し続ける必
要があり、電力消費量が大きいという問題がある。本発
明は上記問題点に着目し、装置の小型化が可能であり、
残留振動が発生せず、または電力消費量が小さい位置決
め装置の提供を目的とする。また、その位置決め装置を
使用した実装装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、本発明に係る位置決め装置は、平面移動機構におけ
る平面移動体の移動によりワークの位置調整をなす位置
決め装置であって、前記平面移動体を直接または間接的
に固定ガイドに摺動可能に搭載し、前記平面移動体に搭
載した前記ワークに加わる上下方向荷重を前記固定ガイ
ドに伝達可能とした構成とした。上記構成とすることに
より、平面移動体に搭載したワークに上下方向荷重が加
えられても、その荷重は固定ガイドに伝達されて支持さ
れ、その荷重が平面移動機構に伝達されることはない。
従って高精度の位置決め性能を維持することができる。
【0007】また、平面移動機構における平面移動体の
移動によりワークの位置調整をなす位置決め装置であっ
て、固定ガイドに摺動可能に搭載されたスライダとその
下方に配置した前記平面移動体とを連結することにより
連動可能とし、前記スライダに搭載した前記ワークに加
わる上下方向荷重を前記固定ガイドに伝達可能とした構
成とした。これにより、スライダに搭載したワークに上
下方向荷重が加えられても、その荷重は固定ガイドに伝
達されて支持され、平面移動機構に荷重が伝達されるこ
とはない。従って高精度の位置決め性能を維持すること
ができる。平面移動機構とスライド機構とを別々に製造
して組み立てることができ、上記の位置決め装置を簡単
に形成することができる。
【0008】なお前記平面移動機構は、前記平面移動体
と外側固定枠とを変形部材により接続し、前記変形部材
を弾性変形させつつ前記平面移動体を移動させる駆動手
段を設置して構成されるのが好ましい。変形部材を弾性
変形させつつ平面移動体を移動させるには、ある程度大
きな空気圧が必要なので、微小な圧力変動によって平面
移動体の位置が左右されることがなく、高精度の位置決
めが可能となる。また、ワークを目標位置まで移動させ
て圧縮空気の供給を停止する際に、ワークに残留振動が
発生しない。さらに、ボールねじおよびサーボモータを
使用しないので、装置の小型化が可能となる。
【0009】また、平面移動機構における平面移動体の
移動によりワークの位置調整をなす位置決め装置であっ
て、前記平面移動体と中間枠とを第1変形部材により接
続し、前記第1変形部材を弾性変形させつつ前記平面移
動体を第1の方向に移動させる駆動手段を設置し、前記
中間枠と外側固定枠とを第2変形部材により接続し、前
記第2変形部材を弾性変形させつつ前記第1の方向とは
異なる第2の方向に前記中間枠を移動させる駆動手段を
設置し、第1固定ガイドに摺動可能に第1スライダを搭
載し、前記第1固定ガイドとは異なる方向に配置した第
2ガイドを前記第1スライダに固定し、前記第2ガイド
に摺動可能に第2スライダを搭載し、前記第2スライダ
と前記平面移動体とを連結することにより連動可能と
し、前記第2スライダに搭載した前記ワークに加わる上
下方向荷重を前記第1固定ガイドによって支持可能とし
た構成とした。これにより、従来の位置決め装置と同様
に、水平面内での位置決めが可能となる。
【0010】なお前記駆動手段として、圧縮空気の供給
手段と、前記圧縮空気の空気圧を調整する電空レギュレ
ータと、前記電空レギュレータの動作を制御する制御部
とを設置するのが好ましい。これにより、圧縮空気を供
給してステージを目標位置まで移動させた後、電空レギ
ュレータを閉じることにより停止位置を保持することが
できる。従って電力を供給し続ける必要がなく、電力消
費量を削減することができる。
【0011】また前記ガイドおよび前記スライダは、ロ
ーラガイド機構により構成されているのが好ましい。前
記ガイドをローラガイド機構のガイドレールで構成する
とともに、前記スライダをローラガイド機構のローラ収
容体で構成することにより、相互に低摩擦で摺動可能と
なり、高精度の位置決めが可能となる。一方、本発明に
係る実装装置は、前記ワークとして基板を搭載する請求
項1ないし4のいずれかに記載の位置決め装置と、前記
基板に電子部品を取り付ける圧着ヘッドを構成要素とす
る加圧手段とを備えた構成とした。これにより、請求項
1ないし4の効果をともなった実装装置とすることがで
きる。
【0012】また、前記ワークとして基板を搭載する請
求項1ないし3のいずれかに記載の第1の位置決め装置
と、前記基板に電子部品を取り付ける圧着ヘッドを前記
ワークに代えて設置した請求項1ないし3のいずれかに
記載の第2の位置決め装置を構成要素とする加圧手段と
を、相互に異なる方向の位置決めが可能となるように配
置した構成とした。これにより、請求項1ないし3の効
果をともなった実装装置とすることができるとともに、
装置を複雑にすることなく水平面内での位置決めが可能
な実装装置とすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態につき、図面
を参照して詳細に説明する。なお以下に記載するのは本
発明の実施形態の一態様にすぎず、本発明はこれらに限
定されるものではない。まず、第1の実施の形態につい
て説明する。図1に第1実施形態に係る位置決め装置の
斜視図を示す。図2に第1実施形態に係る位置決め装置
の平面図および駆動手段のブロック図を示す。第1実施
形態に係る位置決め装置は、平面移動体12と外側固定
枠19とを変形部材14により接続し、平面移動体12
を移動させる圧縮空気の供給手段22と、圧縮空気の空
気圧を調整する電空レギュレータ24と、電空レギュレ
ータ24の動作を制御する制御部28とを設置し、ロー
ラガイド機構30の固定ガイドレール(固定ガイド)3
4に摺動可能に搭載されたローラ収容体(スライダ)3
2とその下方に配置した平面移動体12とを連結するこ
とにより連動可能とし、ローラ収容体32に搭載したワ
ークの位置決めを行うものである。
【0014】平面移動体12と外側固定枠19とを変形
部材14により接続する。平面移動体12は厚さ10m
m程度の鋼板等により形成する。一方変形部材14も金
属材料等により形成する。変形部材14は、その一方端
部を平面移動体12に接続し他方端部を外側固定枠19
に接続して、平面移動体12と外側固定枠19とを接続
する。なお外側固定枠19はその位置が固定されたもの
である。変形部材14は、平面移動体の移動方向である
図1のX方向に対応して、平面移動体12の両端部に設
置する。また変形部材14にはひずみゲージ17を接着
する(図2参照)。
【0015】なお変形部材14の長さ方向中央部分を湾
曲させて、蛇腹部15を形成する。これにより変形部材
14は比較的小さな力で弾性変形し、平面移動体12の
駆動力を小さくすることができる。変形部材14に蛇腹
部15を形成する場合には、平面移動体12を所定の方
向に移動可能とするため、移動方向に沿った垂直面に対
して面対称となるように一対の変形部材を設置する。ま
た図2に示すように、湾曲した蛇腹部15の先端部分に
は、変形部材の断面積を部分的に小さくする切り欠き1
6を設けるのが好ましい。切り欠き16の部分で剛性が
小さくなるので、平面移動体12の駆動力をより小さく
することができる。また切り欠き部分に変形が集中する
ので、切り欠き16にひずみゲージ17を貼り付けれ
ば、平面移動体12の移動量を精度良く検出することが
できる。特に蛇腹部15の先端部分に切り欠き16を形
成すれば、平面移動体12と変形部材14との接続点か
らのいわゆる腕の長さが長くなり、小さな駆動力によっ
て切り欠き部分を大きく変形させることができる。な
お、上記の平面移動体12、変形部材14および外側固
定枠19は、それぞれの外縁形状に沿って鋼板に貫通溝
を穿設することにより、一体的に形成することもでき
る。これにより平面移動機構をコンパクト化することが
できる。
【0016】一方、ローラガイド機構30のガイドレー
ル34を、図1に示すように外側固定枠19に固定す
る。ローラガイド機構は、複数のローラがガイドレール
表面を転動することにより、ローラ収容体がガイドレー
ルに沿って無推力で移動しうるものである。ローラガイ
ド機構30は市販のものを使用すればよい。さらに、固
定ガイドレールに摺動可能に搭載されたローラ収容体3
2と、固定ガイドレールの下方に配置した平面移動体1
2とを連結する。連結は複数の連結部材36によって行
う。ローラ収容体32の上面には、位置決め対象となる
ワークを搭載するステージを形成する。なお図3に示す
ように、平面移動体を介することなく、ローラ収容体3
2と外側固定枠19とを直接変形部材14により接続し
てもよい。これにより、固定ガイドレールに摺動可能に
搭載されたローラ収容体32は、平面移動機構の平面移
動体としての機能を併有し、部品点数を削減することが
できる。もっとも第1実施形態の構成によれば、既製の
ローラガイド機構に複雑な加工を施すことなく使用する
ことができ、位置決め装置を簡単に形成することができ
る。
【0017】また、平面移動体12を移動させる圧縮空
気の供給手段22と、圧縮空気の空気圧を調整する電空
レギュレータ24と、電空レギュレータの動作を制御す
る制御部28とを設置する。図2に第1実施形態に係る
位置決め装置の平面図および駆動手段のブロック図を示
す。圧縮空気供給手段22は、工場内各所に圧縮空気を
供給している圧力配管を使用してもよいし、個別にコン
プレッサ等を設置してもよい。圧縮空気供給手段22か
ら配管を2つに分岐して、それぞれ電空レギュレータ2
4の入口側に接続する。電空レギュレータ24は、入口
側から供給された圧縮空気の圧力変動を吸収するととも
に、入力された電圧信号に応じて出口側の空気圧を所定
値に調整するものである。電空レギュレータ24の出口
側に接続した配管は、平面移動体12の移動方向である
図2のX方向に対応して、外側固定枠19に接続する。
外側固定枠19の配管接続部分には予め貫通穴19aを
穿設しておく。さらに貫通穴19aから平面移動体12
にかけて金属ベローズ18を設置する。金属ベローズ1
8は、内部の圧縮空気の漏出を防止するとともに、小さ
な力によりその長さを伸縮可能としたものである。
【0018】なお上記に加えて、ステージ上に載置され
たワークを撮影するCCDカメラ26を設置する。さら
にワークの位置決め制御を行う制御部28を設置する。
制御部28は、CCDカメラの画像データからワークの
初期位置を検出する画像処理部28a、ステージの移動
方向および移動量を計算する計算部28b、位置決め装
置のキャリブレーション結果を保存するメモリ28c、
および電空レギュレータ24へ制御電圧を出力する出力
部28dにより形成する。
【0019】以上のように構成された第1実施形態に係
る位置決め装置は、以下のようにして使用する。なお以
下には、ワークとしての液晶パネルに液晶ドライバIC
を実装する場合を例にして説明するが、その他のワーク
の位置決めも同様に行うことができるのであり、本発明
の用途は以下に限定されるものではない。
【0020】液晶ドライバICの実装作業に先行して、
位置決め装置のキャリブレーションを行う。まず一方の
電空レギュレータ24の入力電圧値を段階的に設定し、
変形部材14に接着したひずみゲージ17の出力値およ
び平面移動体12の現実の移動量を測定する。なお平面
移動体12の現実の移動量は、位置決め装置に設置され
ているCCDカメラ26を用いて測定すればよい。その
結果から、電空レギュレータの入力電圧値とひずみゲ
ージの出力値との関係式、およびひずみゲージの出力
値と平面移動体の移動量との関係式を求める。上記の関
係式は制御部28内のメモリ28cに保存し、計算部2
8bから読み出し可能にしておく。
【0021】次に実装作業を行う。まず液晶パネルをロ
ーラ収容体32上に形成したステージに搭載するととも
に、液晶ドライバICを所定位置にセットし、異方導電
性接着剤を塗布する。そしてCCDカメラ26により液
晶パネルを撮影する。その画像データを制御部28に伝
送し、画像処理部28aにおいて液晶パネルの初期位置
を検出する。この位置情報により計算部28bでは、平
面移動体の移動方向および移動量を算出する。ここで計
算部は、メモリ28cからひずみゲージの出力値と平
面移動体の移動量との関係式を読み出し、目標とする移
動量に対応するひずみゲージ17の出力値を求める。さ
らに計算部は、メモリから電空レギュレータの入力電
圧値とひずみゲージの出力値との関係式を読み出し、目
標とする出力値に対応する電空レギュレータ24の入力
電圧値を求める。そして出力部28dは、平面移動体の
移動方向の上流側に対応する電空レギュレータ24に対
して、計算部28bが求めた入力電圧値に対応する電圧
を出力する。
【0022】電空レギュレータ24は、入力電圧に従っ
て出口側の空気圧を上昇させる。そしてその空気圧によ
り、平面移動体12が押されて移動する。平面移動体1
2が移動すると、これに連結したローラ収容体32も同
時に移動し、ローラ収容体32上のステージに載置した
液晶パネルも同時に移動する。
【0023】以上の操作でも位置決めはできるが、より
精緻な位置決めをするため、フィードバック制御を行
う。まず平面移動体12の移動過程でひずみゲージ17
の出力値を測定し、制御部28に伝送する。次に計算部
28bが、最初に求めたひずみゲージ17の目標出力値
と現在の出力値との比較を行う。同時にメモリ28cか
ら電空レギュレータの入力電圧値とひずみゲージの出
力値との関係式を読み出し、目標とする出力値に近づけ
るべく入力電圧値を決定する。制御動作にはPID制御
動作(比例積分微分動作)を採用して、ひずみゲージの
出力値をできるだけ早く目標出力値に一致させるのが好
ましい。そして出力部28dは電空レギュレータ24に
対して、計算部28bが決定した入力電圧値に対応する
電圧を出力する。以上の作業を繰り返して行い、平面移
動体を目標位置まで移動させる。
【0024】平面移動体12が目標位置に到達したら、
電空レギュレータ24を閉じて停止位置を保持する。次
に圧着ヘッドを下降させ、液晶ドライバICを液晶パネ
ルに接着する。その際、予め加熱しておいた圧着ヘッド
により加熱および加圧して接着する。なお、圧着ヘッド
の熱が位置決め装置に伝達されると、ひずみゲージ17
が正確なひずみ量を出力しなくなる場合がある。また、
上記実施形態のように平面移動体12を変形部材14の
変形によって移動させる構成とした場合、圧着ヘッドの
熱が位置決め装置に伝達されることにより、変形部材自
体が熱変形し、位置決め精度が低下する場合がある。こ
の点ローラ収容体32が、断熱材を介して平面移動体1
2と連結されているのが好ましい。具体的には、連結手
段36の全体をセラミック等の断熱材により形成する
か、またはその途中部分に断熱材を挟み込んで形成す
る。これにより、実装作業の熱がローラ収容体から平面
移動体に伝わりにくくなり、ひずみゲージに熱影響を与
えることがなく、正確なひずみ量を出力させることがで
きる。また、変形部材の熱変形を抑えることができ、位
置決め精度を向上できる。
【0025】なおひずみゲージに代えて、ローラ収容体
の移動量を非接触により測定する移動量測定手段を設置
してもよい。このような移動量測定手段として具体的に
は、リニアスケール等の直線位置センサまたはレーザ変
位計等の変位センサを設置する。非接触式の移動量測定
手段は、接触式のひずみゲージのように熱による影響を
受けることが少ないので、正確な移動量を直接測定する
ことができる。また液晶パネルを搭載したローラ収容体
の移動量を測定することにより、液晶パネルの移動量を
正確に推定することができる。なお移動量測定手段とし
て前述したCCDカメラを使用することもできるが、C
CDカメラは画像処理に時間がかかり、移動量を逐時測
定してフィードバック制御を行うのが難しい。そこでひ
ずみゲージの出力値を逐時測定し、その測定値から平面
移動体の移動量を算出していた。しかし直線位置センサ
を設置することにより、移動量を直接にしかも逐時測定
できるので、ひずみゲージを使用する必要がなくなり、
制御プロセスを単純化することができる。
【0026】上記のように構成した第1実施形態に係る
位置決め装置を、上記のように使用することにより、高
精度の位置決めが可能であり、なおかつ装置の小型化が
可能である。この点、ボールねじおよびサーボモータを
使用した従来の位置決め装置では、装置の小型化が困難
であるという問題があった。しかし第1実施形態に係る
位置決め装置は、平面移動体と外側固定枠とを変形部材
により接続し、変形部材を弾性変形させつつ平面移動体
を移動させる圧縮空気の供給手段と、圧縮空気の空気圧
を調整する電空レギュレータと、電空レギュレータの動
作を制御する制御部を設置し、ローラガイド機構の固定
ガイドレールに摺動可能に搭載されたローラ収容体とそ
の下方に配置した平面移動体とを連結することにより連
動可能とした構成とした。変形部材を弾性変形させつつ
平面移動体を移動させるには、ある程度大きな空気圧が
必要なので、微小な圧力変動によって平面移動体の位置
が左右されることがなく、高精度の位置決めが可能とな
る。その結果、±200μm程度もの移動可能量を確保
できるのに対して、位置決め誤差はサブミクロンオーダ
ーに抑えることができる。
【0027】また第1実施形態に係る位置決め装置は、
従来の位置決め装置のようにボールねじおよびサーボモ
ータを使用しないので、装置の小型化が可能となる。さ
らにステージを目標位置で停止させる際に、ステージに
残留振動を発生させることがない。この点サーボモータ
を使用した従来の位置決め装置では、サーボモータ停止
時の残留振動によりステージにも残留振動を発生させ、
その静定時間内はステージが目標位置で静止しないた
め、実装作業にとりかかることができなかった。しかし
第1実施形態に係る位置決め装置では、平面移動体を移
動させるためにある程度大きな空気圧力が必要なので、
微小な圧力変動によって平面移動体の位置が左右される
ことがなく、圧縮空気の供給を停止する際に平面移動体
に残留振動を発生させることがない。従ってステージに
も残留振動を発生させることがなく、直ちに実装作業に
とりかかることができる。
【0028】加えて第1実施形態に係る位置決め装置
は、ローラガイド機構の固定ガイドレールに摺動可能に
搭載されたローラ収容体とその下方に配置した平面移動
体とを連結することにより連動可能とした構成としたの
で、高精度の位置決め性能を維持することができる。こ
の点、液晶パネルが配置されるステージを、変形部材の
変形によって移動させるように構成した平面移動機構を
備えた位置決め装置においては、平面移動機構に加わる
荷重は、変形部材へも加わることになるので、この荷重
によって変形部材が変形し、位置決め精度が低下すると
いう問題がある。しかし第1実施形態に係る位置決め装
置では、ローラ収容体に入力された上下方向の荷重を固
定ガイドレールが支持し、平面移動体には荷重が入力さ
れないので、変形部材がこれを負担することがない。従
って変形部材が塑性または弾性変形することがなく、高
精度の位置決め性能を維持することができる。
【0029】一方第1実施形態に係る位置決め装置は、
圧縮空気供給手段、電空レギュレータおよび制御部を有
するので、圧縮空気を供給してステージを目標位置まで
移動させた後、電空レギュレータを閉じることにより停
止位置を保持することができる。この点サーボモータを
使用した従来の位置決め装置では、停止位置を保持する
ためフィードバック制御を続ける必要があり、電力を供
給し続ける必要があった。しかし第1実施形態に係る位
置決め装置では、電空レギュレータを閉じるだけで停止
位置が保持され、制御を継続する必要がないので、電力
を供給し続ける必要がなく電力消費量を削減することが
できる。
【0030】次に、第2の実施の形態について説明す
る。図4に第2実施形態に係る位置決め装置の斜視図を
示す。第2実施形態に係る位置決め装置は、平面移動体
12と中間枠42とを第1変形部材14により接続し、
第1変形部材14を弾性変形させつつ平面移動体をX方
向に移動させる駆動手段を設置し、中間枠42と外側固
定枠19とを第2変形部材44により接続し、第2変形
部材44を弾性変形させつつY方向に中間枠42を移動
させる駆動手段を設置したものである。なお駆動手段と
して、圧縮空気の供給手段と、圧縮空気の空気圧を調整
する電空レギュレータと、電空レギュレータの動作を制
御する制御部を設置する。加えて、第1ローラガイド機
構30の第1固定ガイドレール(第1固定ガイド)34
に摺動可能に第1ローラ収容体(第1スライダ)32を
搭載し、第1固定ガイドレール34とは異なる方向に配
置した第2ガイドレール(第2ガイド)54を第1ロー
ラ収容体32に固定し、第2ローラガイド機構50の第
2ガイドレール54に摺動可能に第2ローラ収容体(第
2スライダ)52を搭載し、第2ローラ収容体52と平
面移動体12とを連結することにより連動可能とし、第
2ローラ収容体52に搭載したワークの位置決めを行う
ものである。なお第1実施形態と同じ構成となる部分に
ついては、その説明を省略する。
【0031】まず、平面移動体12と中間枠42とを第
1変形部材14により接続する。第1変形部材14は、
図4のX方向に対応する平面移動体12の両端部に設置
する。中間枠42は金属材料等からなり、平面移動体1
2の外周に沿って形成する。さらに中間枠42と外側固
定枠19とを第2変形部材44により接続する。第2変
形部材44は、図4のY方向に対応する中間枠42の両
端部に設置する。なお、図4のXY方向は相互に直交す
る方向である。第2変形部材44は第1変形部材14と
同形状とするのが好ましい。これにより、キャリブレー
ションの結果を共用することができ、平面移動体の移動
量の計算アルゴリズムを単純化することができる。な
お、上記の平面移動体12、第1変形部材14、中間枠
42、第2変形部材44および外側固定枠19は、それ
ぞれの外縁形状に沿って鋼板に貫通溝を穿設することに
より一体的に形成することもできる。これにより平面移
動機構をコンパクト化することができる。
【0032】一方、第1ローラガイド機構30の第1ガ
イドレール34を外側固定枠19に固定し、これに摺動
可能に第1ローラ収容体32を搭載する。図4に示す積
層されたローラガイド機構のうち、下側に位置するのが
第1ローラガイド機構30であり、上側に位置するのが
第2ローラガイド機構50である。また、第1固定ガイ
ドレール34と直交する方向に配置した第2ガイドレー
ル54を、第1ローラ収容体32に固定する。なお第2
ガイドレール54は外側固定枠19等には固定しない。
さらに、第2ガイドレール54に摺動可能に第2ローラ
収容体52を搭載する。加えて、第2ローラ収容体52
と平面移動体12とを連結することにより連動可能とす
る。連結は複数の連結部材56によって行う。なお第1
ローラ収容体32は平面移動体12とは連結しない。
【0033】平面移動体12および中間枠42の駆動手
段として、圧縮空気の供給手段と、圧縮空気の空気圧を
調整する電空レギュレータと、電空レギュレータの動作
を制御する制御部とを設置する。圧縮空気供給手段から
配管を4つに分岐して、それぞれ電空レギュレータの入
口側に接続する。電空レギュレータの出口側に接続した
配管は、中間枠42を移動させるものは、図4のY方向
に対応して外側固定枠19に接続する。一方平面移動体
12を直接移動させるものは、図4のX方向に対応して
中間枠42の両端部に接続する。中間枠42にも外側固
定枠19と同様に予め貫通穴を穿設しておく。さらに外
側固定枠19の貫通穴から中間枠42にかけて金属ベロ
ーズ48を設置する。
【0034】以上のように構成された第2実施形態に係
る位置決め装置は、以下のようにして使用する。なお第
1実施形態と同じ構成となる部分については、その説明
を省略する。キャリブレーションの方法は第1実施形態
と同様である。次に実装作業を行う。液晶パネルを第2
ローラ収容体52上に形成したステージに搭載するとと
もに、液晶ドライバICを所定位置にセットする。そし
てCCDカメラで液晶パネルを撮影し、制御部の画像処
理部でその位置を検出する。この位置情報により計算部
では、ステージの移動方向および移動量を、XY方向そ
れぞれについて算出する。さらにキャリブレーションで
求めた関係式により、電空レギュレータの入力電圧値を
求める。そして出力部は、XY方向それぞれにつき平面
移動体の移動方向の上流側に対応する電空レギュレータ
に対して、計算部が求めた入力電圧値に対応する電圧を
出力する。
【0035】電空レギュレータは、入力電圧に従って出
口側圧力を上昇させる。図4のY方向では、空気圧によ
りまず中間枠42が押されて移動する。すると変形部材
14を介して中間枠42に接続された平面移動体12も
Y方向に移動する。一方X方向では、空気圧により直接
平面移動体12が押されて移動する。従って平面移動体
12は、XY両方向にそれぞれ所定量だけ移動する。平
面移動体12が移動すると、これに連結した第2ローラ
収容体52も同時に移動し、第2ローラ収容体上のステ
ージに搭載した液晶パネルも同時に移動する。
【0036】上記のように構成した第2実施形態に係る
位置決め装置を、上記のように使用することにより、水
平面内での位置決めが可能となる。この点、第1実施形
態は単方向の位置決めを行うものであったが、第2実施
形態に係る位置決め装置では第2ローラ収容体に配置し
たワークを、直交する2方向に独立して移動させること
ができるので、水平面内での位置決めが可能となる。こ
れにより図7に示す従来の位置決め装置と置き換えるこ
とができる。
【0037】そして第2実施形態に係る位置決め装置
は、第1実施形態に係る位置決め装置を複合的に用いる
ものであるため、第1実施形態に係る位置決め装置の効
果をすべて発揮することができる。すなわち装置の小型
化が可能であり、なおかつ高精度の位置決めができる。
またステージに残留振動を発生させることがなく、さら
に電力消費量を削減することができる。
【0038】加えて第2実施形態に係る位置決め装置
は、第1ローラガイド機構の第1固定ガイドレールに摺
動可能に第1ローラ収容体を搭載し、第1固定ガイドレ
ールとは異なる方向に配置した第2ガイドレールを第1
ローラ収容体32に固定し、第2ローラガイド機構の第
2ガイドレールに摺動可能に第2ローラ収容体を搭載
し、第2ローラ収容体と平面移動体とを連結することに
より連動可能とした構成としたので、高精度の位置決め
性能を維持することができる。すなわち、第2ローラ収
容体に入力された上下方向の荷重を、外側固定枠に固定
された第1固定ガイドレールが支持し、平面移動体には
荷重が入力されないので、平面移動体に接続された変形
部材および中間枠に接続された変形部材がその荷重を負
担することがない。従って、いずれの変形部材も荷重に
よって塑性または弾性変形することがなく、高精度の位
置決め性能を維持することができる。
【0039】次に、第3の実施の形態について説明す
る。図5に第3実施形態に係る実装装置の説明図を示
す。同図(1)は側面図であり、同図(2)は正面図で
ある。第3実施形態に係る実装装置は、ワークとして液
晶パネル62を搭載する第1実施形態に係る第1の位置
決め装置60と、液晶パネル62に液晶ドライバICを
取り付ける圧着ヘッド72をワークに代えて設置した第
1実施形態に係る第2の位置決め装置70を構成要素と
する加圧手段とを、それぞれX方向およびY方向の位置
決めが可能となるように配置したものである。なお第1
実施形態と同じ構成となる部分については、その説明を
省略する。
【0040】第1位置決め装置60の構成は、第1実施
形態と同様である。第1位置決め装置60は、図5のX
方向に対する位置決めが可能となるように設置する。一
方第2位置決め装置70は、液晶パネル62に液晶ドラ
イバICを取り付ける圧着ヘッド72を、第1実施形態
におけるローラ収容体32に設置したものである。圧着
ヘッド72は先細形状であり、その先端部で接着部を加
圧する。また圧着ヘッド72の内部にはヒータが内蔵さ
れ、接着部を加熱できるようになっている。なお第2位
置決め装置70は、図5のY方向に対する位置決めが可
能となるように設置する。
【0041】以上のように構成された第3実施形態に係
る位置決め装置は、以下のようにして使用する。なお第
1実施形態と同じ構成となる部分については、その説明
を省略する。キャリブレーションの方法は第1実施形態
と同様である。次に実装作業を行う。液晶パネル62を
第1位置決め装置60のローラ収容体32上に形成した
ステージに搭載するとともに、液晶ドライバICを所定
位置にセットする。そして両者をCCDカメラで撮像
し、制御部の画像処理部で両者の位置を検出する。この
位置情報により計算部では、平面移動体12の移動方向
および移動量を、XY方向それぞれについて算出する。
さらにキャリブレーションで求めた関係式により、電空
レギュレータの入力電圧値を決定する。そして出力部
は、第1位置決め装置60および第2位置決め装置70
につき平面移動体12の移動方向の上流側に対応する電
空レギュレータに対して、計算部が求めた入力電圧値に
対応する電圧を出力する。
【0042】電空レギュレータは、入力電圧に従って出
口側圧力を上昇させる。そしてその空気圧により、各位
置決め装置60、70の平面移動体12、12が押され
て移動する。第1位置決め装置60の平面移動体12が
移動すると、これに接続したローラ収容体32も同時に
移動し、ローラ収容体32上のステージに載置した液晶
パネル62も同時にX方向に移動する。一方第2位置決
め装置70の平面移動体12が移動すると、これに接続
したローラ収容体32も同時に移動し、ローラ収容体3
2に設置した圧着ヘッド72も同時にY方向に移動す
る。このようにして、水平面内における両者の位置決め
がなされる。
【0043】上記のように構成した第3実施形態に係る
実装装置を、上記のように使用することにより、装置を
複雑にすることなく水平面内での位置決めが可能な実装
装置とすることができる。この点図7に示す従来の位置
決め装置は、一方側のみに水平面内における位置決め機
能を負担させていたので、装置が複雑になっていた。し
かし第3実施形態にかかる実装装置は、上側と下側とに
それぞれ単方向の位置決め機能を分担させているので、
装置が簡単である。しかもそれぞれの方向が直交するの
で、水平面内での位置決めが可能となる。そして位置決
めの後、圧着ヘッドを下降させることにより、液晶ドラ
イバICを実装することができる。
【0044】そして第3実施形態に係る実装装置は、第
1実施形態に係る位置決め装置を相対して設置したもの
であるため、第1実施形態に係る位置決め装置の効果を
すべて発揮することができる。すなわち装置の小型化が
可能であり、なおかつ高精度の位置決めができる。また
ステージに残留振動を発生させることがなく、さらに電
力消費量を削減することができる。加えて、外側固定枠
に固定したガイドレールが上下方向荷重を支持し、変形
部材が荷重によって塑性または弾性変形することがな
く、高精度の位置決め性能を維持することができる。
【0045】
【発明の効果】平面移動機構における平面移動体の移動
によりワークの位置調整をなす位置決め装置であって、
前記平面移動体を直接または間接的に固定ガイドに摺動
可能に搭載し、前記平面移動体に搭載した前記ワークに
加わる上下方向荷重を前記固定ガイドに伝達可能とした
構成としたので、ワークに加わる上下方向荷重が平面移
動機構に伝達されることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る位置決め装置の斜視図であ
る。
【図2】第1実施形態に係る位置決め装置の平面図およ
び駆動手段のブロック図である。
【図3】第1実施形態に係る位置決め装置の変形例の斜
視図である。
【図4】第2実施形態に係る位置決め装置の斜視図であ
る。
【図5】第3実施形態に係る実装装置の説明図であり、
(1)は側面図であり、(2)は正面図である。
【図6】液晶パネルおよび液晶ドライバICの説明図で
あり、(1)は平面図であり、(2)は正面図である。
【図7】従来技術に係る位置決め装置の斜視図である。
【符号の説明】
1………液晶パネル、2………表示部、3………ガラス
基板、4………電極、5………液晶ドライバIC接着
部、8………液晶ドライバIC、9………異方導電性接
着剤、12………平面移動体、14………変形部材、1
5………蛇腹部、16………切り欠き、17………ひず
みゲージ、18………金属ベローズ、19………外側固
定枠、19a………貫通穴、22………圧縮空気供給手
段、24………電空レギュレータ、26………CCDカ
メラ、28………制御部、30………ローラガイド機
構、32………ローラ収容体、34………ガイドレー
ル、36………連結部材、42………中間枠、44……
…第2変形部材、48………金属ベローズ、50………
第2ローラガイド機構、52………第2ローラ収容体、
54………第2ガイドレール、56………連結部材、6
0………第1位置決め装置、62………液晶パネル、7
0………第2位置決め装置、72………圧着ヘッド、1
10………ボールねじ機構、112………ボールハウジ
ング、114………スクリュウ軸、116………サーボ
モータ、118………ステージ、120………ボールね
じ機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C030 DA36 5E313 AA01 AA11 CC02 CC07 EE01 EE02 EE03 EE38 FF12 FF13 FF24 FF29 5H303 AA06 BB01 BB06 BB11 CC01 DD08 FF14 GG14

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面移動機構における平面移動体の移動
    によりワークの位置調整をなす位置決め装置であって、
    前記平面移動体を直接または間接的に固定ガイドに摺動
    可能に搭載し、前記平面移動体に搭載した前記ワークに
    加わる上下方向荷重を前記固定ガイドに伝達可能とした
    ことを特徴とする位置決め装置。
  2. 【請求項2】 平面移動機構における平面移動体の移動
    によりワークの位置調整をなす位置決め装置であって、
    固定ガイドに摺動可能に搭載されたスライダとその下方
    に配置した前記平面移動体とを連結することにより連動
    可能とし、前記スライダに搭載した前記ワークに加わる
    上下方向荷重を前記固定ガイドに伝達可能としたことを
    特徴とする位置決め装置。
  3. 【請求項3】 前記平面移動機構は、前記平面移動体と
    外側固定枠とを変形部材により接続し、前記変形部材を
    弾性変形させつつ前記平面移動体を移動させる駆動手段
    を設置して構成されることを特徴とする請求項1または
    2に記載の位置決め装置。
  4. 【請求項4】 平面移動機構における平面移動体の移動
    によりワークの位置調整をなす位置決め装置であって、
    前記平面移動体と中間枠とを第1変形部材により接続
    し、前記第1変形部材を弾性変形させつつ前記平面移動
    体を第1の方向に移動させる駆動手段を設置し、前記中
    間枠と外側固定枠とを第2変形部材により接続し、前記
    第2変形部材を弾性変形させつつ前記第1の方向とは異
    なる第2の方向に前記中間枠を移動させる駆動手段を設
    置し、第1固定ガイドに摺動可能に第1スライダを搭載
    し、前記第1固定ガイドとは異なる方向に配置した第2
    ガイドを前記第1スライダに固定し、前記第2ガイドに
    摺動可能に第2スライダを搭載し、前記第2スライダと
    前記平面移動体とを連結することにより連動可能とし、
    前記第2スライダに搭載した前記ワークに加わる上下方
    向荷重を前記第1固定ガイドによって支持可能としたこ
    とを特徴とする位置決め装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動手段として、圧縮空気の供給手
    段と、前記圧縮空気の空気圧を調整する電空レギュレー
    タと、前記電空レギュレータの動作を制御する制御部と
    を設置したことを特徴とする請求項3または4に記載の
    位置決め装置。
  6. 【請求項6】 前記ガイドおよび前記スライダは、ロー
    ラガイド機構により構成されていることを特徴とする請
    求項2または4に記載の位置決め装置。
  7. 【請求項7】 前記ワークとして基板を搭載する請求項
    1ないし4のいずれかに記載の位置決め装置と、前記基
    板に電子部品を取り付ける圧着ヘッドを構成要素とする
    加圧手段とを備えたことを特徴とする実装装置。
  8. 【請求項8】 前記ワークとして基板を搭載する請求項
    1ないし3のいずれかに記載の第1の位置決め装置と、
    前記基板に電子部品を取り付ける圧着ヘッドを前記ワー
    クに代えて設置した請求項1ないし3のいずれかに記載
    の第2の位置決め装置を構成要素とする加圧手段とを、
    相互に異なる方向の位置決めが可能となるように配置し
    たことを特徴とする実装装置。
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CN103753174A (zh) * 2014-01-06 2014-04-30 上海理工大学 长尾夹装配装置

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