JPH07221138A - ボンディング装置及びボンディング方法 - Google Patents

ボンディング装置及びボンディング方法

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JPH07221138A
JPH07221138A JP1372294A JP1372294A JPH07221138A JP H07221138 A JPH07221138 A JP H07221138A JP 1372294 A JP1372294 A JP 1372294A JP 1372294 A JP1372294 A JP 1372294A JP H07221138 A JPH07221138 A JP H07221138A
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JP
Japan
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movement
chip
bonding
substrate
amount
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JP1372294A
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English (en)
Inventor
Tetsuji Kadowaki
徹二 門脇
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07221138A publication Critical patent/JPH07221138A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/74Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and for methods related thereto
    • H01L2224/75Apparatus for connecting with bump connectors or layer connectors

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  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はチップ部品を基板上にボンディング
を行うボンディング装置及びボンディング方法に関し、
加圧制御による高精度のボンディングを行い、装置の小
型化、低コスト化を図ることを目的とする。 【構成】 モータ38で上下動する第2の可動部36と
スプリング37を介して連結される第1の可動部35を
チップ50方向に一直線上に配置する。チップ50の基
板48への当接をスイッチセンサ42で検出し、検出後
に第2の可動部36を設定した所定量で移動させてスプ
リング37の付勢力でボンディングヘッド35a により
チップ50及び基板48を加圧する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チップ部品を基板上に
ボンディングを行うボンディング装置及びボンディング
方法に関する。
【0002】近年、コンピュータ等の高速化、小型化の
要求に伴い、1枚の基板上に複数のチップを搭載する高
集積基板が採用されてきている。基板の高集積化を図る
ために、搭載するチップにバンプを形成し、基板上で加
圧しながらバンプを熱溶着させるフリップチップボンデ
ィングが行われる。
【0003】このようなフリップチップボンディングで
は、高精度に行われることが要求されると共に、小型、
低コスト化が望まれている。そのため、基板へのチップ
の加圧力を高精度に制御する必要がある。
【0004】
【従来の技術】図6に従来のボンディング装置における
ヘッド部分の説明図を示す。図6において、支持部11
の上方に加圧機構12が設けられる。この加圧機構12
は、例えばモータ13の軸にボールネジ14が取り付け
られ、ボールネジ14が可動部15内に螺合する。可動
部15は支持部11に設けられたガイド部16によりガ
イドされる。
【0005】可動部15内にはバネ17及び歪ゲージ1
8を介して吸着部19が取り付けられている。吸着部1
9は加熱部20を備えている。
【0006】吸着部19は真空吸着を行うもので、先端
の吸着口19a より内部の孔を介して真空源(図示せ
ず)に連結される。吸着口19a は、バンプ21aが形
成されたチップ21を真空吸着し、載置台22上の基板
23にボンディングを行う。
【0007】すなわち、吸着部19の吸着口19a に吸
着したチップ21を、加圧機構12におけるモータ13
を駆動し、ボールネジ14により可動部15を介して下
降させて基板23上に所定圧力で接触加圧する。そし
て、加熱部20を駆動して所定温度に加熱することによ
り、バンプ21a が溶融し、冷却により基板23上にチ
ップ21がボンディングされるものである。
【0008】この場合、チップ21の基板23への圧力
は、伸縮するバネ17の付勢力により加えられるもの
で、歪ゲージ18からの歪信号によるフィードバック制
御方式でモータ13を制御することによって行われる。
すなわち、モータ13に対して回転位置制御を行い、歪
信号よりモータ13に供給する電流を制御してモータ出
力トルクを制御することによって加圧制御するものであ
る。
【0009】一般に、フリップチップのボンディング装
置は、バンプの個数やバンプ形成材料により、加圧力
0.5〜80kg、モータ分解能0.01kg、温度3
00〜500℃、加圧精度5μmという範囲内でそれぞ
れ高精度の制御が要求されており、上述のようにモータ
13を制御して加圧力を制御する。
【0010】一方、チップ21の基板23への加圧を制
御するものとして、特開昭62−250649号公報に
記載されるものがある。これは、バンプ21a の押しつ
ぶし量を基板23の高さとして直接に接触センサにより
検出して加圧制御を行うものである。
【0011】また、特開平5−47858号公報に記載
されているものは、チップを板カム機構により基板上に
搭載し、上記モータに代えてエアシリンダにより加圧さ
せている。エアシリンダによる加圧制御には言及されて
いないが、エアシリンダの機構上圧力の精密制御が困難
であり、バネの付勢力による加圧であって、エアシリン
ダの一定量の駆動で加圧するものと考えられる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図6に示すよ
うなボンディング装置による加圧制御は、歪ゲージ18
の信号によるモータ制御と、モータ回転位置制御とを行
わなければならず、制御が複雑となり、コスト的に不利
となる。また、熱による精度及び調整上の影響を生じ、
最大加圧発生時に圧力伝送機構によっては加圧面への歪
みや撓み等で精度悪化が発生する場合があるという問題
がある。
【0013】また、上述の基板の高さで加圧制御するも
のは、センサを配置するためのエリアを確保する必要が
あり、装置が大型化し、またマルチチップモジュールの
ような基板ではエリアを確保することができないという
問題がある。
【0014】さらに、エアシリンダを用いて加圧する方
法では、チップ搭載に板カム機構を用いることからチッ
プの厚さが異なるとエアシリンダの一定量による加圧で
は当接してからの移動量の異なり、加圧力への影響を制
御することができないという問題がある。
【0015】そこで、本発明は上記課題に鑑みなされた
もので、圧力制御による高精度のボンディングを行い、
装置の小型化、低コスト化を図るボンディング装置及び
ボンディング方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1では、ボンディングヘッドによりチップを
基板上に押圧する工程を含んでボンディングを行うボン
ディング装置において、前記チップを前記基板上のボン
ディング位置に搬送する搬送手段と、該チップを押圧す
る前記ボンディングヘッドを備える第1の可動手段と、
該第1の可動手段と伸縮自在の付勢部材で連結される第
2の可動手段と、該第2の可動手段を、該ボンディング
ヘッドの該チップ方向に移動させる駆動手段と、該駆動
手段による該第2の可動手段と連結されて移動される第
1の可動手段の、該ボンディングヘッドの押圧による該
チップの該基板への当接を検出する検出手段と、該検出
手段の検出後に、該ボンディングヘッドにより該チップ
を押圧させるために該駆動手段により該第2の可動手段
を定められた移動量で移動させるための該移動量が記憶
される記憶手段と、を有して構成する。
【0017】また、一態様として請求項5では、前記記
憶手段は、前記第2の可動手段の初期位置より前記チッ
プの前記基板への当接位置の近傍までの第1の移動の固
定された移動量と、該近傍位置より該当接位置までの第
2の移動の可変自在な移動量と、前記検出手段の検出後
の移動量とを記憶するものであり、該第2の移動におけ
る移動量を計数して該記憶手段における該第2の移動の
移動量を更新して次回の第2の移動の移動情報とさせる
ための計数手段が設けられる構成とする。
【0018】また、請求項7では、ボンディングヘッド
によりチップを基板上に押圧する工程を含んでボンディ
ングを行うボンディング方法において、前記チップ方向
に移動される第2の可動手段と付勢部材で連結された前
記ボンディングヘッドを、初期位置より前記チップの前
記基板への当接位置の近傍まで移動させる第1の移動を
行わせるステップと、該第2の可動手段及びボンディン
グヘッドを、該近傍位置より該当接位置まで該基板への
該チップの位置決めを行いつつ移動させる第2の移動を
行わせるステップと、該第2の可動手段を、該当接位置
より定められた所定量移動させる第3の移動を行わせ、
該ボンディングヘッドにより当接した該チップ及び基板
を加圧させるステップと、を含んで構成する。
【0019】また、一態様として、請求項8では、前記
第1の移動の移動量、前記第2の移動の移動量、及び前
記第3の移動の移動量を記憶させ、該記憶された移動量
で該第1及び第3の移動を行わせると共に、該第2の移
動量を計数して更新し、次回における第2の移動の移動
量とする構成とする。
【0020】
【作用】上述のように、請求項1及び7の発明では、駆
動手段により第2の可動手段及び第1の可動手段のボン
ディングヘッドをチップの基板への当接位置まで移動さ
せ、さらに当接位置より第2の可動手段を定められた所
定量移動させる。この第2の可動手段の移動でボンディ
ングヘッドが付勢手段の付勢力によりチップ及び基板を
加圧する。
【0021】すなわち、チップの基板への当接位置を基
準にして第2の可動手段を所定量移動させることで、チ
ップの厚さに拘らず、常に一定の加圧を行うことが可能
となり、高精度なボンディングが可能となる。また、従
来のように加圧による高さ検出等を行う必要がないこと
から小型が図られると共に、駆動手段の駆動位置検出を
行う必要もなく低コスト化を図ることがが可能となる。
【0022】また、請求項5及び8の発明では、第2の
可動手段及び第1の可動手段のボンディングヘッドを、
チップの基板への当接位置までの移動量にあたり、まず
当接位置の近傍まで移動させ、近傍位置より当接位置ま
で移動させる。この近傍位置までの移動量と近傍位置か
らの移動量と、該当接位置からの押圧のための移動量と
を記憶させ、該近傍位置からの移動量を計数して記憶を
更新し、次回の移動量とする。
【0023】これにより、ボンディングヘッドの該当接
位置までの移動時間を短縮させることが可能となる。
【0024】
【実施例】図1に、本発明の一実施例の構成図を示す。
図1において、ボンディング装置31は、設置される所
定形状の固定支持部32に、第1及び第2のガイド部3
3,34がガイド方向に直線上で配置される。第1のガ
イド部33にはボンディングヘッド35a を備える第1
の可動部35が係合され、第2のガイド部33には第2
の可動部36が係合される。第1及び第2の可動部3
3,34の機構は後述する。
【0025】第1の可動部35は伸縮自在の付勢部材で
あるスプリング37を介して第2の可動部36と連結さ
れる。第2の可動部36は、固定支持部32に固着され
た駆動手段であるサーボモータ等のモータ38の回転軸
に取り付けられたボールネジ38a と係合する。すなわ
ち、モータ38の回転がボールネジ38a を介して第2
の可動部36を第2のカイド部34にガイドされて直線
移動される。このとき、スプリング37で連結された第
1の可動部33も第1のガイド部33にカイドされて直
線移動する。
【0026】このように、第1の可動部35(ボンディ
ングヘッド35a )、第2の可動部36、及びモータ3
8は、後述するチップに対して一直線上に配置される。
【0027】また、固定支持部32の第2の可動部36
の上方に、該第2の可動部36の初期位置(最初の高さ
位置)を検出する初期位置センサ39が設けられる。固
定支持部32の所定位置にマイクロメータヘッド40が
取り付けられる。このマイクロメータヘッド40は、例
えば差動マイクロメータが使用され、サブミクロン単位
で設定が可能となっている。
【0028】一方、第1の可動部35より延出させた支
持部材35b には第1の調整手段を構成するマイクロメ
ータヘッド41及び検出手段を構成するマイクロメータ
ヘッド42が取り付けられる。また、支持部材35b
おける上記マイクロメータヘッド40と対応する位置
に、上下動自在に遊嵌されたストッパ43、及びストッ
パ43上方に第2の検出手段であるスイッチセンサ44
が配置される。
【0029】また、第2の可動部36における、上記マ
イクロメータヘッド41に対応する位置に調整手段であ
るストッパ45が設けられる。また上記マイクロメータ
ヘッド42に対応する位置に検出手段であるセンサスイ
ッチ46が設けられる。ストッパ45はスプリング37
の初期長を設定するために使用されるものである。スイ
ッチセンサ44,46は、例えば繰り返し精度±0.1
μmのものが使用され、これによるチップ50への加圧
力の誤差を0.0021kgとすることができる(後述
する)。
【0030】なお、スプリング37付近には空冷のため
のファン47が設けられる。
【0031】また、第1の可動部35(ボンディングヘ
ッド35a )の下方にはボンディングが行われるための
所定パターンが形成された基板48が配置されるもの
で、該基板48上に搬送手段であるチップ搬送ヘッド4
9によりチップ50が搬送される。チップ50には、ボ
ンディング部材としてバンプ電極(図示せず)が形成さ
れている。
【0032】一方、モータ38は駆動手段を構成するド
ライバ51により回転制御されるもので、ドライバ51
には記憶手段であるメモリ52が接続される。またドラ
イバ51には計数手段であるカウンタ53が設けられる
と共に、センサスイッチ46の検出信号が入力するよう
に配線される。
【0033】ここで、図2に図1の主要部分の構成図を
示すと共に、図3に図2の側面図を示し、また図4に図
2の部分図を示す。図2及び図3において、第1の可動
部35は、先端のボンディングヘッド35a 内に3つの
カートリッジヒータ61a 〜61c 、及びこの温度制御
するための温度センサ62が設けられる(図4
(A))。
【0034】ボンディングヘッド35a は、押圧軸63
の周囲に設けられたヒートシンク64と、図4(B)に
示すようにセラミック等の断熱部材65により連結され
ている。この断熱部材65の外側には放熱のための複数
の溝(図に表われず)が形成される。また、第1のガイ
ド部33に係合する第1のブロック66内には支点軸6
7と調整軸68が設けられており、該第1のブロック6
6とヒートシンク64とが連結部材69及び調整ネジ7
0を介して取り付けられる。なお、押圧軸63に直交す
る方向に支点軸71が設けられる。この調整ネジ70は
ヒートシンク64(ボンディングヘッド35a )を、支
点軸71を支点として図2上の左右方向に初期の傾斜調
整を行うためのものである。
【0035】また、図4(C)に示すように、調整軸6
8に対して、調整ネジ72a ,72 b が設けられる。こ
の調整ねじ72a ,72b によりヒートシンク64(ボ
ンディングヘッド35a )が支点軸67を支点として、
図2上手前から奥方向に初期の傾斜調整を行う。
【0036】さらに、ヒートシンク64を貫く押圧軸6
3の上方には歪ゲージ73が取り付けられ、歪ゲージ7
3に温度センサ74が設けられる。この歪ゲージ73に
スプリング73の一端が取り付けられる。
【0037】一方、第2の可動部36は、ボールネジ3
a と螺合すると共に、第2のブロック75を介して第
2のガイド部34と係合する。そして、スプリング37
の他端が取り付けられ、第1の可動部35と連結され
る。また、第1及び第2のブロック66,75間で2つ
のスプリング76a ,76b により連結されている。こ
のスプリング76a ,76b により第1の可動部35の
自重によるチップ50の加圧の影響を軽減する。
【0038】ところで、このようなボンディング装置3
1は、初期において、図1に示すようにマイクロメータ
ヘッド40でボンディングヘッド35a の下限位置を設
定し、またマイクロメータヘッド41でスプリング37
の初期長を調整して設定し、マイクロメータヘッド42
でスイッチセンサ46の検出位置を調整して設定する。
なお、スイッチセンサ46はボンディングヘッド35a
がチップ50を加圧するまではマイクロメータヘッド4
2により押された状態であり、加圧開始で開放された状
態(信号発生)となる。
【0039】そこで、ボンディング装置31の動作を説
明すると、モータ38がドライバ51により指令された
回転量動作することでボールネジ38a が回転し、第2
の可動部36を下方(チップ50方向)に第2のガイド
部34をガイドとして移動させると共に、スプリング3
7を介して第1の可動部35(ボンディングヘッド35
a )を周方向に第1のガイド部33をガイドとして移動
させる。
【0040】なお、ボンディングヘッド35a は温度セ
ンサ62で温度制御されてカートリッジヒータ61a
61c により所定温度に加熱される。この熱は、断熱部
材65によりヒートシンク64との接触面積を最小にす
ることにより、またヒートシンク64により、さらにフ
ァン47により歪ゲージ73及びスプリング37に伝達
されることを防止している。
【0041】そして、第1及び第2の可動部35,36
の移動でボンディングヘッド35aにより、基板48上
に搬送されたチップ50に対して加圧する(加圧制御に
ついては後述する)。
【0042】ここで、図2において代表的な加圧力の作
用、反作用が発生する点P1〜P3を示すと、P1が発
生した圧力の反作用力を発生する点、P2が回転を推進
力に変換するボールネジ38a の圧力作用点、P3が発
生した圧力をチップ50に伝達する点である。すなわ
ち、モータ38、第1及び第2の可動部35,36を一
直線上に配置することでP1〜P3を結んだ線が直線と
なり、圧力発生に伴う回転モーメントが発生せずに総て
の圧力がP1とP3で発生するものである。
【0043】また、第1及び第2のガイド部34,35
はボンディング面精度を保障するものであり、移動軌跡
がP1〜P3を結んだ線と平行となることから、該第1
及び第2のガイド部34,35には不要な力は加わらな
いものである。
【0044】次に、上述の構成におけるボンディング装
置31のボンディングヘッド35aによるチップ50へ
の荷重(加圧)Pについて説明する。ここで、スプリン
グ37のバネ定数をK(例えば1kg/mm)、ボール
ネジ38a のリードr(例えば2mm/1回転)、モー
タ38の分解能(1パルス当りの回転量)、S(例えば
1/1000)、カウンタ53による荷重パルス数n、
初期荷重P1 、第2の可動部35の総自重P2 (例えば
2kg)、スプリング76a ,76b のバネ定数K
1 (例えば0.05kg/mm)、スプリング76a
76b の初期長さL(例えば80mm)、第1及び第2
のガイド部33,34間の初期距離d(例えば100m
m)とする。従って、荷重Pは、 P=P1 +{P2 −2K1 (d−L)}+rsm(k+K1 ) …(1) で表わされる。
【0045】(1)式における第2項目はスプリング7
a ,76b で補正される荷重であり、第3項目の(K
+K1 )は総合バネ定数、第3項目のrsmはスプリン
グ37に作用する移動量となる。
【0046】例えば、P1 =0,m=500とすると、
荷重Pは10.5kgとなる。この場合、前述のように
センサスインチ42,44の繰り返し精度±1μmは
(1)式のrsmに影響を与えるものであり、0.00
21kgの誤差を与えるに過ぎないものである。
【0047】続いて、ボンディングヘッド35a におけ
るカートリッジヒータ61a 〜61 c による他機構の熱
の影響について説明する。図2に示すように歪ゲージ7
3に取り付けられた温度センサ74はファン(図1参
照)47により温度を略一定に保たれる。この場合、歪
ゲージ73の温度変化による温度センサ74の感度変化
はS=0.02%FS×δc で表わされる。
【0048】ここで、FS(歪ゲージ73の最大検出荷
重)を例えば40kgとし、δc (検出時の温度ばらつ
き)を例えば200℃(100〜300℃)とすると、
δt=0.02%×40kg×200=1.6kgとな
る。従って、温度ばらつきをコントロールすることによ
り高精度なボンディングを行うことができる。
【0049】また、スプリング37に対する熱の影響
は、前述のように、断熱部材65及びヒートシンク64
により低減させている。
【0050】次に、図5に、本発明の加圧制御の動作フ
ローチャートを示す。ここで、図1に示すように、位置
Aが第1の可動部36の下端の初期位置(原点)を示
し、位置Bがボンディングヘッド35a によるチップ5
0が基板48に当接する位置を示し、位置Cが加圧させ
るための移動位置を示している。なお、位置bは位置A
からの移動に対する位置Bの近傍位置として示してい
る。そして、第1の可動部36の位置Aから位置bまで
の移動を第1の移動x1 、位置bから位置Bまでの移動
を当接のための第2の移動x2 、位置Bから位置Cまで
の移動を加圧のための第3の移動x3 とする。また、第
1及び第2の移動x1 ,x2 の移動量第1の移動x1
おける移動量は固定及び第3の移動x3 の移動量がメモ
リ52(図1)に予め設定されている。この場合、第2
の移動x2 の移動量は随時更新されて使用される。
【0051】図5において、ボンディング装置31でボ
ンディングが開始されると(ステップST1)、第2の
可動部34(第1の可動部33)が原点位置Aに位置さ
れているか否かが初期位置センサ39により判断される
(ST2)。原点位置Aに位置されていなければ、移動
させる(ST3)。
【0052】第1の可動部34が原点位置Aに位置され
る場合、チップ50が基板48の上方にチップ搬送ヘッ
ド49により搬送されたか否かが判断され(ST4)、
搬送されていなければチップ搬送を行う(ST5)。
【0053】そこで、ボンディングが初回か否かが判断
され(ST6)、初回であれば、Z 0 (移動量であって
実行毎に更新される)=D(第1の移動x1 の固定され
た移動量)をメモリ52より読み出し、位置bま移動量
1 (=D)で高速移動される(ST7)。位置bから
は低速で下降され(ST8)、スイッチセンサ46がオ
ン状態(スイッチセンサ46がマイクロメータヘッド4
2より離間)となるまで、すなわち、チップ50が基板
48に当接するまで下降が続けられ、第2の移動が行わ
れる。
【0054】ところで、第2の移動は、精度向上のため
に1μmごとにスイッチセンサ42をチェックして行わ
れるもので、例えば位置bから位置Bまでの距離を30
0μmとするとスイッチセンサ42のチェックを300
回繰り返して行う。これは、前述のように従来も同様で
あり、従来の装置ではこれがボンディングごとに行われ
る。
【0055】そこで、上述の第2の移動x2 をカウンタ
53により時間Cを計測し(ST10)、この計数値C
に基づいて算出される第1及び第2の移動x1 +x2
移動量Z2 =D+C−Aがメモリ52に記憶する(ST
11)。ここで、Aは予めメモリ52に設定されたマイ
ナス(−)の移動量であり、位置Bまでの近傍位置を示
す。これにより、熱膨張等により位置Bを通過して移動
することが防止される。
【0056】従って、ST6においてボンディングが2
回目以降の場合には、メモリ52より位置B近傍まで高
速移動され(ST12)、以降は初回移動と同じ処理が
なされる。これにより、位置B、すなちわチップ50の
基板48への当接する位置まで最短距離、最短時間で移
動させることができるものである。
【0057】以後、ST14からは第3の移動x3 に進
む。スイッチセンサ46が検出されると、モータ38が
メモリ52に設定されている所定の加圧力が発生する移
動量で第2の可動部36を位置Cまで移動させる(ST
14)。この場合の加圧力はスプリング37の歪みで発
生するもので歪ゲージ73により計測される。
【0058】そして、加圧中にスイッチセンサ46がオ
ン状態になると(ST15)、チップ50に対して過度
の圧力を加えたこととして異常終了(異常表示)する
(ST16)。すなわち、スイッチセンサ46は前述の
ように±1μmの精度で検出することができることか
ら、高精度にボンディング状態を監視することができ
る。また、スイッチセンサ46が作動しなければ正常終
了する(ST17)。
【0059】このように、チップ50の基板48への当
接位置を基準にして第2の可動部36を所定量移動させ
て加圧することで、チップ50の厚さに拘らず、常に一
定の加圧を行うことができ高精度なボンディングを行う
ことができる。
【0060】また、従来のように加圧のための高さ検出
を行う必要がなく小型化することができると共に、モー
タ38の回転位置を検出する必要がなく回転制御が容易
となって低コスト化を図ることができるものである。
【0061】
【発明の効果】以上のように請求項1及び7の発明によ
れば、チップの基板への当接位置を基準にして第2の可
動手段を所定量移動させることにより、チップの厚さに
拘らず常に一定の加圧を行うことができ、高精度なボン
ディングを行うことができる。また、チップと基板間の
高さ検出を行う必要がなく小型化することができると共
に、駆動手段の駆動位置検出を行う必要がなく制御が容
易となって低コスト化することができる。
【0062】また、請求項2の発明によれば、駆動手
段、第1及び第2の可動手段を一直線上に配置すること
により、回転モーメントが発生せず高精度にボンディン
グを行うことができる。
【0063】また、請求項3の発明によれば、付勢手段
の長さ調整等を行う調整手段を設けることにより、容易
に初期調整を行うことができる。
【0064】また、請求項4の発明によれば、チップへ
の加圧の微小変動を監視する第2の検出手段を設けるこ
とにより、高精度にボンディングを行うことができる。
【0065】また請求項5及び8の発明によれば、チッ
プの基板への当接位置の近傍より該当接位置までの移動
量を計数して記憶させ、次回の移動量とすることによ
り、移動時間の短縮を図ることができる。
【0066】そして、請求項6の発明によれば、第1の
可動手段の押圧軸と、ボンディングヘッドとの間に断熱
部材を介在させることにより、ボンディングヘッドの熱
の付勢部材等への伝達が軽減されて高精度にボンディン
グを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】図1の主要部分の構成図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図2の部分部である。
【図5】本発明の加圧制御の動作フローチャートであ
る。
【図6】従来のボンディング装置におけるヘッド部分の
説明図である。
【符号の説明】
31 ボンディング装置 32 固定支持部 33 第1のガイド部 34 第2のガイド部 35 第1の可動部 35a ボンディングヘッド 36 第2の可動部 37 スプリング 38 モータ 38a ボールネジ 39 初期位置センサ 40〜42 マイクロメータヘッド 43,45 ストッパ 44,46 スイッチセンサ 47 ファン 48 基板 49 チップ搬送ヘッド 50 チップ 51 ドライバ 52 メモリ 53 カウンタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボンディングヘッド(35a )によりチ
    ップ(50)を基板(48)上に押圧する工程を含んで
    ボンディングを行うボンディング装置において、 前記チップ(50)を前記基板(48)上のボンディン
    グ位置に搬送する搬送手段(49)と、 該チップ(50)を押圧する前記ボンディングヘッド
    (35a )を備える第1の可動手段(35)と、 該第1の可動手段(35)と伸縮自在の付勢部材(3
    7)で連結される第2の可動手段(36)と、 該第2の可動手段(36)を、該ボンディングヘッド
    (35a )の該チップ(50)方向に移動させる駆動手
    段(38)と、 該駆動手段(38)による該第2の可動手段(36)と
    連結されて移動される第1の可動手段(35)の、該ボ
    ンディングヘッド(35a )の押圧による該チップ(5
    0)の該基板(48)への当接を検出する検出手段(4
    6)と、 該検出手段(46)の検出後に、該ボンディングヘッド
    (35a )により該チップ(50)を押圧させるために
    該駆動手段(38)により該第2の可動手段(36)を
    定められた移動量で移動させるための該移動量が記憶さ
    れる記憶手段(52)と、 を有することを特徴とするボンディング装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段(38)、前記第1の可動
    手段(35)、及び前記第2の可動手段(36)が、前
    記チップ(50)に対して一直線上に配置されることを
    特徴とする請求項1記載のボンディング装置。
  3. 【請求項3】 前記付勢手段(37)の長さを調整し、
    これに伴う前記検出手段(46)の検出位置調整を行う
    調整手段(41,42)が設けられることを特徴とする
    請求項1記載のボンディング装置。
  4. 【請求項4】 前記ボンディングヘッド(35a )の前
    記チップへの加圧の微小変動を監視する第2の検出手段
    (40,43,44)が設けられることを特徴とする請
    求項1又は3記載のボンディング装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段(52)は、前記第2の可
    動手段(36)の初期位置より前記チップ(50)の前
    記基板(48)への当接位置の近傍までの第1の移動の
    固定された移動量と、該近傍位置より該当接位置までの
    第2の移動の可変自在な移動量と、前記検出手段(4
    6)の検出後の移動量とを記憶するものであり、 該第2の移動における移動量を計数して該記憶手段(5
    2)における該第2の移動の移動量を更新して次回の第
    2の移動の移動情報とさせるための計数手段(52)が
    設けられることを特徴とする請求項1又は2記載のボン
    ディング装置。
  6. 【請求項6】 前記ボンディングヘッド(35a )には
    加熱手段(61a 〜61c )が設けられ、前記第1の可
    動手段(35)の押圧軸(63)と該ボンディングヘッ
    ド(35a )間に断熱部材(65)が介在されることを
    特徴とする請求項1又は2記載のボンディング装置。
  7. 【請求項7】 ボンディングヘッド(35a )によりチ
    ップ(50)を基板(48)上に押圧する工程を含んで
    ボンディングを行うボンディング方法において、 前記チップ方向に移動される第2の可動手段(36)と
    付勢部材(37)で連結された前記ボンディングヘッド
    (35a )を、初期位置より前記チップ(50)の前記
    基板(48)への当接位置の近傍まで移動させる第1の
    移動を行わせるステップと、 該第2の可動手段(36)及びボンディングヘッド(3
    a )を、該近傍位置より該当接位置まで該基板(4
    8)への該チップ(50)の位置決めを行いつつ移動さ
    せる第2の移動を行わせるステップと、 該第2の可動手段(36)を、該当接位置より定められ
    た所定量移動させる第3の移動を行わせ、該ボンディン
    グヘッド(35a )により当接した該チップ(50)及
    び基板(48)を加圧させるステップと、 を含むことを特徴とするボンディング方法。
  8. 【請求項8】 前記第1の移動の移動量、前記第2の移
    動の移動量、及び前記第3の移動の移動量を記憶させ、
    該記憶された移動量で該第1及び第3の移動を行わせる
    と共に、該第2の移動量を計数して更新し、次回におけ
    る第2の移動の移動量とすることを特徴とする請求項7
    記載のボンディング方法。
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