JPH09153676A - 接合装置 - Google Patents

接合装置

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JPH09153676A
JPH09153676A JP33248995A JP33248995A JPH09153676A JP H09153676 A JPH09153676 A JP H09153676A JP 33248995 A JP33248995 A JP 33248995A JP 33248995 A JP33248995 A JP 33248995A JP H09153676 A JPH09153676 A JP H09153676A
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JP33248995A
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Naoki Osada
直樹 長田
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Nippon Avionics Co Ltd
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Nippon Avionics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下端に加熱ツールが固定された接合ヘッドを
下降させて接合部に加圧し、接合部を加熱しながら接合
する接合装置において、接合部を所定の加圧力で安定し
て加圧し、加圧力の高精度な制御ができ、特に加熱ツー
ルの接合部への進入量が変化しても常に一定の加圧力で
接合できるようにする。 【解決手段】 上下動可能に保持された加圧ブロック
と、この加圧ブロックに対して独立に上下動可能に保持
され下端に加熱ヘッドが固定されたヘッド保持ブロック
と、加圧ブロックとヘッド保持ブロックとの間に介在す
る圧力センサと、加圧ブロックをヘッド保持ブロック側
へ押圧する加圧手段と、圧力センサが検出する圧力を設
定圧とするように加圧手段の押圧力を制御する加圧制御
手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異方性導電フィル
ムを用いたりリフローソルダリング法などによって、プ
リント配線板にICなどの電子部品を接合する際に用い
る接合装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器の小型化に伴い高密度実装に対
する要求が大きくなり、最近では外部回路との接続端子
間隔は0.2〜0.5mmのものも要求されている。そ
こでこのような端子接続のために異方性導電フィルムが
用いられるようになった。
【0003】この異方性導電フィルムは、導電粒子を接
着剤の中に均一に分散させた高分子膜で構成され、接続
端子間にこのフィルムを挟んで熱圧着することにより電
気的異方性を有するものである。すなわち膜の厚み方向
のみに導電性を持ち、膜の平面方向には絶縁性を持った
ものである。
【0004】従って電子回路基板の表面に僅かな間隔を
もって並設された多数の接続端子に、フレキシブルプリ
ント配線板などの同一間隔をもった外部接続端子を両者
間にこの異方性導電フィルムを介して重ね、これらの接
続端子の重ね合せ部(接合部)を上方から熱圧着ヒータ
で加熱すれば、隣接する端子間の絶縁性を確保しつつ接
続端子の接続が可能になる。
【0005】ここにこのフィルムを用いて熱圧着により
安定した電気的特性や接着強度を得るためには、接続面
に均一な加圧力が加わり、接続面全体が均一温度に加熱
されることが重要である。また接続面を加熱したままの
状態でヒータを離すと接着剤が固まらず接着面が剥離す
るので、接着剤が固まるまで加圧を続けることが必要で
ある。
【0006】このような異方性導電フィルムを用いて接
続する際に使用する接合装置としては、従来より図10
〜12に示すものが用いられていた。図10はこの従来
装置の正面図、図11は一部を断面した右側面図、図1
2は加熱ツールの斜視図である。
【0007】図10、11において、符号10は固定フ
レームであり、支持台12に固定されている。この固定
フレーム10は支持台12の前面から前方へ突出する箱
状であり、その左右両側のフランジ10Aがボルト10
Bにより支持台12に固定されている。
【0008】この固定フレーム10には垂直に1本のラ
ムシャフト14が貫通している。このラムシャフト14
はリニヤベアリング16、18によって固定フレーム1
0に上下動自在に保持されている。その上端はエアシリ
ンダ20のピストンロッド22に固定され、その下端に
は後記する接合ヘッド24が取付けられている。このエ
アシリンダ20には図10に示すエアレギュレータ26
により一定圧に制御された空気が導かれ、ラムシャフト
14を昇降させる。
【0009】接合ヘッド24は、ラムシャフト14の下
端に水平に固定された端板28と、この端板28の下面
に固定された平行度調整機構30と、この平行度調整機
構30の下に固定された加熱ツール32とを持つ。平行
度調整機構30は、端板28に固定された上板34と、
この上板34の下面に対向する下板36と、これら上・
下板34、36の間に挟持された1つの鋼球38と、こ
の鋼球38を囲む三角形の3つの頂点に位置して上・下
板34、36を結合する3本のボルト40とを持つ。
【0010】加熱ツール32は、図12に示すように略
U字状に折曲した導電性材料で作られ、そのU字状の折
曲部下面32Aを接合部に押圧して用いる。この加熱ツ
ール32のU字状の溝を挟んで対向する2辺32B、3
2Cには電極42(42A、42B)が固定されてい
る。これら電極42は下板36の下面に固定された共通
の絶縁ブロック44に固定されている。
【0011】これらの電極42A、42Bには電源(図
示せず)から電流が供給され、この電流が加熱ツール3
2の2辺32B、32C間に流れることによってU字状
の折曲部下面32Aが発熱する。
【0012】固定フレーム10内にはラムシャフト14
による押圧力を制御するための圧力調整機構46が収容
されている。この機構46は、固定フレーム10の内部
にラムシャフト14と平行に固定されたガイドロッド4
8と、このガイドロッド48上を上下動するリニヤベア
リング50に保持されると共にラムシャフト14に固定
された水平なアンチプレート52と、このアンチプレー
ト52の下面に当接・離隔するコイルばね54とを持
つ。なおコイルばね54はガイドロッド56によって起
立位置に保持されている。
【0013】従ってエアシリンダ20によりラムシャフ
ト14を所定の圧力で押し下げれば、アンチプレート5
2が一体となって下降する。そしてアンチプレート52
がコイルばね54に当接するとその後はコイルばね54
を圧縮しつつ下降する。
【0014】一方この接合ヘッド24の下方には接合部
58が位置する。すなわちプリント配線基板60の接続
端子62と、これに接続するフレキシブルプリント配線
板64の接続端子66との間に、異方性導電フィルム6
8を挟むことにより接合部58が形成される。接合ヘッ
ド24を下降させれば、加熱ツール32の折曲部下面3
2Aはこの接合部58を押圧する。この状態で加熱ツー
ル32に通電すれば発熱し、接合部58の異方性導電フ
ィルム68により接続端子62と66とを接続できる。
この状態で加熱ツール32の通電を停止すれば加熱ツー
ル32が冷えて接着面が固まる。その後接合ヘッド24
を上昇させれば接合が終了する。
【0015】なお加熱ツール32の傾きは、平行度調整
機構30により調整できる。すなわち3本のボルト40
を順に調整することにより、下板36の上板34に対す
る傾きを調整することができる。また加熱ツール32の
接合部58に対する押圧力は、エアシリンダ20に供給
する空気圧を変えることにより調整することができる。
【0016】
【従来の技術の問題点】この従来装置においては、接合
ヘッド24やラムシャフト14などの可動部分の荷重を
コイルばねで受けることにより相殺し、エアシリンダ2
0の圧力だけが加熱ツール32に加わるようにしてい
る。しかし加熱ツール32が接合部58を押圧する上下
方向の位置が僅かに変化すると、コイルばね54の圧縮
長さも変化するため、加熱ツール32の加圧力も変化し
てしまうという問題があった。
【0017】またエアシリンダ20を用いているため、
空気圧の変動がそのまま加熱ツール32の加圧力の変動
となるばかりでなく、空気圧の細かい制御が困難であ
る。このため加圧力の精密な制御が困難であった。
【0018】さらに接合部58は、加熱ツール32の加
圧および加熱によって陥没し、加熱ツール32が接合部
58の中に進入する。この加熱ツール32の進入量は予
測が困難であり、この場合の加圧力の調整は非常に困難
であった。
【0019】また接合ヘッド24の傾きを調整する平行
度調整機構30は、鋼球38を中心にした3本のボルト
40を調整するものであるが、これら複数のボルト40
は互いに調和をとりながら調整する必要がある。また一
部のボルト40を締めすぎると上・下板34、36が湾
曲するなどの歪みが発生し、加熱ツール32の接合部5
8に対する平行度に悪影響が生じ易い。また調整が変化
すると同じ状態を再現させるのは非常に困難でもあっ
た。
【0020】
【発明の目的】本発明はこのような事情に鑑みなされた
ものであり、接合部を所定の加圧力で安定して加圧する
ことができ、加圧力の高精度な制御が可能になり、特に
加熱ツールの接合部への進入量が変化しても常に一定の
加圧力で接合することができる接合装置を提供すること
を目的とする。
【0021】また加熱ツールの接合部に対する平行度を
簡単かつ高精度に調整することができる平行度調整機構
を有する接合装置を提供することを他の目的とする。
【0022】
【発明の構成】本発明によればこの目的は、下端に加熱
ツールが固定された接合ヘッドを下降させて接合部に加
圧し、接合部を加熱しながら接合する接合装置におい
て、上下動可能に保持された加圧ブロックと、この加圧
ブロックに対して独立に上下動可能に保持され下端に前
記加熱ヘッドが固定されたヘッド保持ブロックと、前記
加圧ブロックとヘッド保持ブロックとの間に介在する圧
力センサと、前記加圧ブロックを前記ヘッド保持ブロッ
ク側へ押圧する加圧手段と、前記圧力センサが検出する
圧力を設定圧とするように前記加圧手段の押圧力を制御
する加圧制御手段とを備えることを特徴とする接合装
置、により達成される。
【0023】ここに加圧ブロックとヘッド保持ブロック
とを一定距離以上に離れないように連結しておけば、ヘ
ッド保持ブロックの上昇により加圧ブロックも接合部か
ら離隔することができる。加圧ブロックを加圧する手段
(加圧手段)は、モータにより回転されるウォーム歯車
軸と、この軸が螺合するナットとを備え、このナットを
加圧ブロックに固定した構造(送りねじ構造)のものが
適する。特にここに用いるナットはボール循環式のボー
ルナットとすれば動きが円滑になる。
【0024】圧力センサは歪みゲージを用いるのがよ
い。例えば一端を加圧ブロックとヘッド保持ブロックと
のいずれか一方のブロックに固定し他端を他方のブロッ
クに当接させた略水平なゲージブロックを設け、このゲ
ージブロックに加わる歪みをここに貼り付けた歪ゲージ
によって検出し、加圧力に変換する構造のものとするこ
とができる。
【0025】本発明の他の目的は、接合ヘッドを、ヘッ
ド保持ブロックに水平に固定された上板と、この上板に
1つの球面継手によって連結された下板と、この球面継
手を囲む三角形の1つの頂点にあってこれら上・下板の
間隔を拡げる弾性体と、前記三角形の他の2つの頂点に
あって上・下板間隔を調整する2つのマイクロメータと
で形成し、前記加熱ツールを前記下板の下面に固定した
請求項1の接合装置、により達成される。
【0026】
【発明の実施態様】図1は本発明の一実施態様の正面
図、図2は図1におけるII-II線断面図、図3は同じくI
II-III線断面図、図4は一部の背面図、図5は圧力セン
サ付近の分解斜視図、図6は平行度調整機構を一部断面
して示す正面図、図7は同じく右側面図、図8は平面
図、図9は加圧手段の制御系統などを示すブロック図で
ある。
【0027】図1、2において符号100は枠状の固定
フレームであり、支持台102に固定されている。この
固定フレーム100内には左右一対のガイドロッド10
4(104A、104B)が保持されている。これらの
ガイドロッド104には、図5によっても明らかなよう
に、加圧ブロック106とヘッド保持ブロック108と
がそれぞれリニヤベアリング110、112によって上
下動自在に保持されている。
【0028】加圧ブロック106にはボールナット11
4が固定され、ここにはウォーム歯車軸116が螺合し
ている。このウォーム歯車軸16の下端は固定フレーム
100の下壁に軸受118で支持される一方、その上端
は固定フレーム100の上壁を貫通して上方へ突出して
いる。このウォーム歯車軸116の上端には、カップリ
ング120、減速機122、カップリング124を介し
て電動モータ126が接続されている。従ってこのモー
タ126の正逆転により加圧ブロック106が昇降す
る。
【0029】加圧ブロック106の右端には、ゲージブ
ロック128の右端がボルト止めされている。このゲー
ジブロック128の左端の下面には突起130が設けら
れ、この突起130がヘッド保持ブロック108の左端
に上方から当接している。ゲージブロック128は左右
両端を残して中間部分に左右方向に長い切込みが設けら
れ、この切込みの内面に歪ゲージ132が貼り付けられ
ている。これらゲージブロック128と歪ゲージ132
とは、加圧ブロック106による加圧力を検出する圧力
センサを形成するものである。
【0030】加圧ブロック106とヘッド保持ブロック
108とは、連結ボルト134により連結されている。
このボルト134は加圧ブロック106を遊動自在に上
から貫通し、その下端がヘッド保持ブロック108に螺
入され固定されている。従って両ブロック106、10
8はこのボルト134の長さの範囲では自由に近接・離
隔する。
【0031】ヘッド保持ブロック108の下面には、2
本の連結ロッド136、136の上端が固定されてい
る。連結ロッド136は固定フレーム100の下壁を貫
通して下方へ延び、これらの下端に端板138が固定さ
れている。この端板138の下面に接合ヘッド140が
固定されている。この接合ヘッド140は平行度調整機
構142を介して加熱ツール144を保持する。
【0032】この平行度調整機構142は図6、7、8
に示すように1つの玉継手146によって互いに連結さ
れた上板148および下板150を持つ。これら上・下
板148、150は、この玉継手146を囲む三角形の
1つの頂点に位置し、上・下板148、150間に縮装
された1つのコイルばね152と、他の2つの頂点に位
置する2つのマイクロメータ154とによって傾きが調
整可能になっている。すなわちマイクロメータ154の
ボデー154Aは下板150に固定され、そのスピンド
ル154Bが上板148に下から当接している。
【0033】従ってマイクロメータ154のボデー15
4Aに設けた調整リングを回転してスピンドル154B
の突出量を変化させれば、下板150は玉継手146を
中心にして任意の方向へ傾きを変化させることができ
る。なお下板150には絶縁ブロック156および電極
158(158A、158B)を介して加熱ツール14
4が取付けられている。
【0034】このように2つのマイクロメータ154
と、1つのコイルばね152とで下板150の傾きを調
節するから、下板150と上板148との間に無理な力
が作用することがなく、マイクロメータ154の目盛り
を確認することにより所定の傾きに容易に調整すること
ができる。
【0035】なお固定フレーム100の背面には縦に2
本の支柱160、162が固定され、これらには加圧ブ
ロック106の上下限位置を検出する光学式リミットス
イッチ164、166、168が固定されている。加圧
ブロック106には後方に突出する2本の足に遮板17
0が垂直に固定され、この遮板170がリミットスイッ
チ164、166、168の検出スリット内に進退する
ことにより加圧ブロック106の位置が検出される。す
なわちリミットスイッチ164は上限位置を、リミット
スイッチ166は下限位置を、リミットスイッチ168
は原点位置をそれぞれ検出する。
【0036】この接合装置を使用する際には、図示しな
いスタートスイッチを押すことによりモータ126を回
転させ、加圧ブロック106を下降させる。加熱ツール
144が接合部に当接するとヘッド保持ブロック108
の下降が止まり、加圧ブロック106だけがさらに下降
する。そして加圧ブロック106と共にゲージブロック
128も一体に下降し、その突起130がヘッド保持ブ
ロック108に当接してその後はこのヘッド保持ブロッ
ク108を加圧することになる。
【0037】この加圧力によりゲージブロック128が
僅かに湾曲し、この時の歪みが歪ゲージ132によって
検出される。この歪みと加圧力との間には一定の関係が
成立するから、この関係を予め記憶しておくことによ
り、加圧力を求めることができる。図9の圧力検出手段
200はこの関係式を予めメモリし、歪ゲージ132の
出力から加圧力を検出する。
【0038】この検出した加圧力は、比較器202にお
いて設定器204により設定された設定圧と比較され、
加圧力がこの設定圧になるまでモータ126を同じ方向
へ回転させる。そして加圧力が設定圧になると、比較器
202は加圧制御手段206によってモータ126を停
止させると共に、タイマ208をスタートさせる。
【0039】一方この比較器202は加圧力が設定圧に
なると、加熱制御手段210によって加熱ツール144
に電流を流し、発熱させる。この通電時間はタイマ21
2で積算され、一定時間が経つと通電を止め、加熱ツー
ル144を冷やす。その後他のタイマ208の設定時間
が経つと加圧制御手段206はモータ126を逆転さ
せ、加圧ブロック106を上昇させる。従ってヘッド保
持ブロック108も連結ボルト134によって引き上げ
られ、加熱ツール144が接合部から離れる。
【0040】なおこの実施例では、加圧の終了をタイマ
208の設定時間により求めている。しかし加熱ツール
144に温度センサを設けておき、この加熱ツール14
4が一定温度以下になったら加圧を終了させ、加圧ブロ
ック106を上昇させるようにしてもよい。
【0041】この実施例は加圧ブロック106を上下動
させるのにボールナット114とウォーム歯車軸116
を用いているので、モータ126による加圧ブロック1
06の昇降が円滑に行われ得る。しかしボールナット1
14に代えて通常のナットを用いたり、他の加圧手段を
用いたものであってもよい。また圧力センサは歪ゲージ
132を用いているので、極めて精度の高い圧力検出が
可能になる。しかし他の圧力センサであってもよい。
【0042】
【発明の効果】請求項1の発明は以上のように、加圧ブ
ロックによる加圧力を圧力センサで検出し、この加圧力
を設定圧にするように圧力制御手段によって制御するも
のであるから、加圧力を高精度に制御することができ、
加熱ツールの接合部への進入量が変化しても常に一定の
圧力で接合することができる。
【0043】ここに加圧ブロックとヘッド保持ブロック
とは、両者を一定距離内に保ちつつこの距離内ではそれ
ぞれの独立した上下動を許容する連結手段により連結す
れば、加圧ブロックの上昇によりヘッド保持ブロックも
上昇させて接合部から加熱ツールを容易に離すことがで
き、構成が簡単になる(請求項2)。
【0044】加圧ブロックを押下する加圧手段は、ナッ
トとウォーム歯車軸とを用いる送りねじ構造とするのが
望ましく、この場合ボールナットを用いれば一層作動が
円滑になる(請求項3)。圧力センサは、加圧により僅
かに歪むゲージブロックの歪みを歪ゲージで検出するよ
うにすれば、極めて精度の高い圧力検出が可能になる
(請求項4)。
【0045】さらに接合ヘッドには平行度調整機構を設
け、これを玉継手などの球面継手でつないだ上・下板
と、この継手を囲む三角形の1つの頂点にあって上・下
板間に縮装された弾性体と、他の2つの頂点にあって上
・下板の間隔を調整するマイクロメータとで構成するこ
とができる(請求項5)。この場合には上・下板に無理
な力が加わることがなく、上・下板の歪みが発生しない
から加熱ツールの接合部に対する平行度に悪影響が生じ
なくなり、またマイクロメータの目盛を合せることによ
り同じ状態を容易に再現でき、再現性が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様の正面図
【図2】図1におけるII-II線断面図
【図3】同じくIII-III線断面図
【図4】一部の背面図
【図5】圧力センサ付近の分解斜視図
【図6】平行度調整機構を一部断面して示す正面図
【図7】同じく右側面図
【図8】平面図
【図9】加圧手段の制御系統などを示すブロック図
【図10】従来装置の正面図
【図11】その一部を断面した右側面図
【図12】加熱ツールの斜視図
【符号の説明】
10、100 固定フレーム 12、102 支持台 106 加圧ブロック 108 ヘッド保持ブロック 114 ボールナット 116 ウォーム歯車軸 128 ゲージブロック 132 歪ゲージ 134 連結ボルト 140 接合ヘッド 142 平行度調整機構 146 球面継手としての玉継手 148 上板 150 下板 152 弾性材としてのコイルばね 154 マイクロメータ 200 圧力検出手段 202 比較器 204 圧力設定器 206 加圧制御手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端に加熱ツールが固定された接合ヘッ
    ドを下降させて接合部に加圧し、接合部を加熱しながら
    接合する接合装置において、上下動可能に保持された加
    圧ブロックと、この加圧ブロックに対して独立に上下動
    可能に保持され下端に前記加熱ヘッドが固定されたヘッ
    ド保持ブロックと、前記加圧ブロックとヘッド保持ブロ
    ックとの間に介在する圧力センサと、前記加圧ブロック
    を前記ヘッド保持ブロック側へ押圧する加圧手段と、前
    記圧力センサが検出する圧力を設定圧とするように前記
    加圧手段の押圧力を制御する加圧制御手段とを備えるこ
    とを特徴とする接合装置。
  2. 【請求項2】 前記加圧ブロックとヘッド保持ブロック
    とは、両者の距離を一定以下に保ちつつこの一定距離以
    内ではそれぞれの独立した上下動を許容する連結手段に
    よって連結されている請求項1の接合装置。
  3. 【請求項3】 加圧手段は、加圧ブロックを上下方向に
    貫通して回動自在に保持されたウォーム歯車軸と、加圧
    ブロックに固定され前記ウォーム歯車軸が螺合するナッ
    トと、前記ウォーム歯車軸を正逆両方向に回転駆動する
    モータとを有する請求項1の接合装置。
  4. 【請求項4】 圧力センサは、一端が加圧ブロックとヘ
    ッド保持ブロックとの一方のブロックに固定され他端が
    他方のブロックに当接する略水平なゲージブロックと、
    このゲージブロックの歪みから加圧力を検出する歪ゲー
    ジとを有する請求項1の接合装置。
  5. 【請求項5】 接合ヘッドは、ヘッド保持ブロックに水
    平に固定された上板と、この上板に1つの球面継手によ
    って連結された下板と、この球面継手を囲む三角形の1
    つの頂点にあってこれら上・下板の間隔を拡げる弾性体
    と、前記三角形の他の2つの頂点にあって上・下板間隔
    を調整する2つのマイクロメータとを持ち、前記加熱ツ
    ールは前記下板の下面に固定されている請求項1の接合
    装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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