JP3845858B2 - 位置決め装置および実装装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、位置決め装置および実装装置に関するものであり、特に基板上に電子部品を取り付ける実装装置およびそれを構成する位置決め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6に示す液晶表示装置における液晶パネル1は、ガラス基板3上に多数の液晶分子をマトリクス状に配置した表示部2を有し、各液晶分子に電圧を加えることにより画像を表示するものである。そのため、表示部2に隣接して液晶ドライバIC8を設置する。液晶ドライバIC8は、異方導電性接着剤9を塗布した上で、ガラス基板3上の液晶ドライバIC接着部5に、加熱および加圧して接着(実装)する。なお液晶ドライバIC接着部には多数の電極4が形成されていて、液晶ドライバIC8の電極を電極4に対応した正確な位置に接着する必要がある。そのため液晶パネル1を位置決めステージ上に載置して位置決めし、その上で液晶ドライバIC8を接着している。
【0003】
従来の位置決めステージは、図7に示すようにボールねじ機構110のボールハウジング112にステージ118を接続し、スクリュウ軸114をサーボモータ116で駆動して、ステージ上に配置した液晶パネルの位置決めを行うものであった。そしてボールねじ機構110、120を積層することにより、ステージ118を異なる方向に独立して移動可能とし、水平面内での位置決めを可能としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
液晶ドライバICを加圧して液晶パネルに実装する際に、液晶パネルを搭載したステージには上下方向荷重が加わることになる。この点従来の位置決め装置では、平面移動機構を形成するボールねじおよびサーボモータによってその荷重を支持するので、局部的に塑性変形によるがたつきが発生し、位置決め精度が低下するという問題がある。
本発明は上記問題点に着目し、ワークに加わる上下方向荷重が平面移動機構に伝達されることのない位置決め装置の提供を目的とする。また、その位置決め装置を使用した実装装置の提供を目的とする。
【0005】
一方、ボールねじおよびサーボモータを使用した従来の位置決め装置では、装置の小型化が困難であるという問題がある。また、液晶パネルを目標位置まで移動させてサーボモータを停止する際に残留振動が発生し、液晶パネルが目標位置で静止するまでの間は、液晶ドライバICの実装ができないという問題がある。さらに、液晶パネルが停止している場合でも、その停止位置を保持するためサーボモータに電力を供給し続ける必要があり、電力消費量が大きいという問題がある。
本発明は上記問題点に着目し、装置の小型化が可能であり、残留振動が発生せず、または電力消費量が小さい位置決め装置の提供を目的とする。また、その位置決め装置を使用した実装装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため、本発明に係る位置決め装置は、平面移動機構における平面移動体の移動によりワークの位置調整をなす位置決め装置であって、前記平面移動体と中間枠とを第1変形部材により接続し、前記第1変形部材を弾性変形させつつ前記平面移動体を第1の方向に移動させる駆動手段を設置し、前記中間枠と外側固定枠とを第2変形部材により接続し、前記第2変形部材を弾性変形させつつ前記第1の方向とは異なる第2の方向に前記中間枠を移動させる駆動手段を設置し、第1固定ガイドに摺動可能に第1スライダを搭載し、前記第1固定ガイドとは異なる方向に配置した第2ガイドを前記第1スライダに固定し、前記第2ガイドに摺動可能に第2スライダを搭載し、前記第2スライダと前記平面移動体とを連結することにより連動可能とし、前記第2スライダに搭載した前記ワークに加わる上下方向荷重を前記第1固定ガイドによって支持可能とした構成とした。これにより、従来の位置決め装置と同様に、水平面内での位置決めが可能となる。
【0010】
なお前記駆動手段として、圧縮空気の供給手段と、前記圧縮空気の空気圧を調整する電空レギュレータと、前記電空レギュレータの動作を制御する制御部とを設置するのが好ましい。これにより、圧縮空気を供給してステージを目標位置まで移動させた後、電空レギュレータを閉じることにより停止位置を保持することができる。従って電力を供給し続ける必要がなく、電力消費量を削減することができる。
【0011】
また前記ガイドおよび前記スライダは、ローラガイド機構により構成されているのが好ましい。前記ガイドをローラガイド機構のガイドレールで構成するとともに、前記スライダをローラガイド機構のローラ収容体で構成することにより、相互に低摩擦で摺動可能となり、高精度の位置決めが可能となる。
一方、本発明に係る実装装置は、前記ワークとして基板を搭載する請求項1ないし4のいずれかに記載の位置決め装置と、前記基板に電子部品を取り付ける圧着ヘッドを構成要素とする加圧手段とを備えた構成とした。これにより、請求項1ないし4の効果をともなった実装装置とすることができる。
【0012】
また、前記ワークとして基板を搭載する請求項1ないし3のいずれかに記載の第1の位置決め装置と、前記基板に電子部品を取り付ける圧着ヘッドを前記ワークに代えて設置した請求項1ないし3のいずれかに記載の第2の位置決め装置を構成要素とする加圧手段とを、相互に異なる方向の位置決めが可能となるように配置した構成とした。これにより、請求項1ないし3の効果をともなった実装装置とすることができるとともに、装置を複雑にすることなく水平面内での位置決めが可能な実装装置とすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態につき、図面を参照して詳細に説明する。なお以下に記載するのは本発明の実施形態の一態様にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではない。
まず、第1の実施の形態について説明する。図1に第1実施形態に係る位置決め装置の斜視図を示す。図2に第1実施形態に係る位置決め装置の平面図および駆動手段のブロック図を示す。第1実施形態に係る位置決め装置は、平面移動体12と外側固定枠19とを変形部材14により接続し、平面移動体12を移動させる圧縮空気の供給手段22と、圧縮空気の空気圧を調整する電空レギュレータ24と、電空レギュレータ24の動作を制御する制御部28とを設置し、ローラガイド機構30の固定ガイドレール(固定ガイド)34に摺動可能に搭載されたローラ収容体(スライダ)32とその下方に配置した平面移動体12とを連結することにより連動可能とし、ローラ収容体32に搭載したワークの位置決めを行うものである。
【0014】
平面移動体12と外側固定枠19とを変形部材14により接続する。平面移動体12は厚さ10mm程度の鋼板等により形成する。一方変形部材14も金属材料等により形成する。変形部材14は、その一方端部を平面移動体12に接続し他方端部を外側固定枠19に接続して、平面移動体12と外側固定枠19とを接続する。なお外側固定枠19はその位置が固定されたものである。変形部材14は、平面移動体の移動方向である図1のX方向に対応して、平面移動体12の両端部に設置する。また変形部材14にはひずみゲージ17を接着する(図2参照)。
【0015】
なお変形部材14の長さ方向中央部分を湾曲させて、蛇腹部15を形成する。これにより変形部材14は比較的小さな力で弾性変形し、平面移動体12の駆動力を小さくすることができる。変形部材14に蛇腹部15を形成する場合には、平面移動体12を所定の方向に移動可能とするため、移動方向に沿った垂直面に対して面対称となるように一対の変形部材を設置する。また図2に示すように、湾曲した蛇腹部15の先端部分には、変形部材の断面積を部分的に小さくする切り欠き16を設けるのが好ましい。切り欠き16の部分で剛性が小さくなるので、平面移動体12の駆動力をより小さくすることができる。また切り欠き部分に変形が集中するので、切り欠き16にひずみゲージ17を貼り付ければ、平面移動体12の移動量を精度良く検出することができる。特に蛇腹部15の先端部分に切り欠き16を形成すれば、平面移動体12と変形部材14との接続点からのいわゆる腕の長さが長くなり、小さな駆動力によって切り欠き部分を大きく変形させることができる。なお、上記の平面移動体12、変形部材14および外側固定枠19は、それぞれの外縁形状に沿って鋼板に貫通溝を穿設することにより、一体的に形成することもできる。これにより平面移動機構をコンパクト化することができる。
【0016】
一方、ローラガイド機構30のガイドレール34を、図1に示すように外側固定枠19に固定する。ローラガイド機構は、複数のローラがガイドレール表面を転動することにより、ローラ収容体がガイドレールに沿って無推力で移動しうるものである。ローラガイド機構30は市販のものを使用すればよい。さらに、固定ガイドレールに摺動可能に搭載されたローラ収容体32と、固定ガイドレールの下方に配置した平面移動体12とを連結する。連結は複数の連結部材36によって行う。ローラ収容体32の上面には、位置決め対象となるワークを搭載するステージを形成する。なお図3に示すように、平面移動体を介することなく、ローラ収容体32と外側固定枠19とを直接変形部材14により接続してもよい。これにより、固定ガイドレールに摺動可能に搭載されたローラ収容体32は、平面移動機構の平面移動体としての機能を併有し、部品点数を削減することができる。もっとも第1実施形態の構成によれば、既製のローラガイド機構に複雑な加工を施すことなく使用することができ、位置決め装置を簡単に形成することができる。
【0017】
また、平面移動体12を移動させる圧縮空気の供給手段22と、圧縮空気の空気圧を調整する電空レギュレータ24と、電空レギュレータの動作を制御する制御部28とを設置する。図2に第1実施形態に係る位置決め装置の平面図および駆動手段のブロック図を示す。圧縮空気供給手段22は、工場内各所に圧縮空気を供給している圧力配管を使用してもよいし、個別にコンプレッサ等を設置してもよい。圧縮空気供給手段22から配管を2つに分岐して、それぞれ電空レギュレータ24の入口側に接続する。電空レギュレータ24は、入口側から供給された圧縮空気の圧力変動を吸収するとともに、入力された電圧信号に応じて出口側の空気圧を所定値に調整するものである。電空レギュレータ24の出口側に接続した配管は、平面移動体12の移動方向である図2のX方向に対応して、外側固定枠19に接続する。外側固定枠19の配管接続部分には予め貫通穴19aを穿設しておく。さらに貫通穴19aから平面移動体12にかけて金属ベローズ18を設置する。金属ベローズ18は、内部の圧縮空気の漏出を防止するとともに、小さな力によりその長さを伸縮可能としたものである。
【0018】
なお上記に加えて、ステージ上に載置されたワークを撮影するCCDカメラ26を設置する。さらにワークの位置決め制御を行う制御部28を設置する。制御部28は、CCDカメラの画像データからワークの初期位置を検出する画像処理部28a、ステージの移動方向および移動量を計算する計算部28b、位置決め装置のキャリブレーション結果を保存するメモリ28c、および電空レギュレータ24へ制御電圧を出力する出力部28dにより形成する。
【0019】
以上のように構成された第1実施形態に係る位置決め装置は、以下のようにして使用する。なお以下には、ワークとしての液晶パネルに液晶ドライバICを実装する場合を例にして説明するが、その他のワークの位置決めも同様に行うことができるのであり、本発明の用途は以下に限定されるものではない。
【0020】
液晶ドライバICの実装作業に先行して、位置決め装置のキャリブレーションを行う。まず一方の電空レギュレータ24の入力電圧値を段階的に設定し、変形部材14に接着したひずみゲージ17の出力値および平面移動体12の現実の移動量を測定する。なお平面移動体12の現実の移動量は、位置決め装置に設置されているCCDカメラ26を用いて測定すればよい。その結果から、▲1▼電空レギュレータの入力電圧値とひずみゲージの出力値との関係式、および▲2▼ひずみゲージの出力値と平面移動体の移動量との関係式を求める。上記の関係式は制御部28内のメモリ28cに保存し、計算部28bから読み出し可能にしておく。
【0021】
次に実装作業を行う。まず液晶パネルをローラ収容体32上に形成したステージに搭載するとともに、液晶ドライバICを所定位置にセットし、異方導電性接着剤を塗布する。そしてCCDカメラ26により液晶パネルを撮影する。その画像データを制御部28に伝送し、画像処理部28aにおいて液晶パネルの初期位置を検出する。この位置情報により計算部28bでは、平面移動体の移動方向および移動量を算出する。ここで計算部は、メモリ28cから▲2▼ひずみゲージの出力値と平面移動体の移動量との関係式を読み出し、目標とする移動量に対応するひずみゲージ17の出力値を求める。さらに計算部は、メモリから▲1▼電空レギュレータの入力電圧値とひずみゲージの出力値との関係式を読み出し、目標とする出力値に対応する電空レギュレータ24の入力電圧値を求める。そして出力部28dは、平面移動体の移動方向の上流側に対応する電空レギュレータ24に対して、計算部28bが求めた入力電圧値に対応する電圧を出力する。
【0022】
電空レギュレータ24は、入力電圧に従って出口側の空気圧を上昇させる。そしてその空気圧により、平面移動体12が押されて移動する。平面移動体12が移動すると、これに連結したローラ収容体32も同時に移動し、ローラ収容体32上のステージに載置した液晶パネルも同時に移動する。
【0023】
以上の操作でも位置決めはできるが、より精緻な位置決めをするため、フィードバック制御を行う。まず平面移動体12の移動過程でひずみゲージ17の出力値を測定し、制御部28に伝送する。次に計算部28bが、最初に求めたひずみゲージ17の目標出力値と現在の出力値との比較を行う。同時にメモリ28cから▲1▼電空レギュレータの入力電圧値とひずみゲージの出力値との関係式を読み出し、目標とする出力値に近づけるべく入力電圧値を決定する。制御動作にはPID制御動作(比例積分微分動作)を採用して、ひずみゲージの出力値をできるだけ早く目標出力値に一致させるのが好ましい。そして出力部28dは電空レギュレータ24に対して、計算部28bが決定した入力電圧値に対応する電圧を出力する。以上の作業を繰り返して行い、平面移動体を目標位置まで移動させる。
【0024】
平面移動体12が目標位置に到達したら、電空レギュレータ24を閉じて停止位置を保持する。次に圧着ヘッドを下降させ、液晶ドライバICを液晶パネルに接着する。その際、予め加熱しておいた圧着ヘッドにより加熱および加圧して接着する。なお、圧着ヘッドの熱が位置決め装置に伝達されると、ひずみゲージ17が正確なひずみ量を出力しなくなる場合がある。また、上記実施形態のように平面移動体12を変形部材14の変形によって移動させる構成とした場合、圧着ヘッドの熱が位置決め装置に伝達されることにより、変形部材自体が熱変形し、位置決め精度が低下する場合がある。この点ローラ収容体32が、断熱材を介して平面移動体12と連結されているのが好ましい。具体的には、連結手段36の全体をセラミック等の断熱材により形成するか、またはその途中部分に断熱材を挟み込んで形成する。これにより、実装作業の熱がローラ収容体から平面移動体に伝わりにくくなり、ひずみゲージに熱影響を与えることがなく、正確なひずみ量を出力させることができる。また、変形部材の熱変形を抑えることができ、位置決め精度を向上できる。
【0025】
なおひずみゲージに代えて、ローラ収容体の移動量を非接触により測定する移動量測定手段を設置してもよい。このような移動量測定手段として具体的には、リニアスケール等の直線位置センサまたはレーザ変位計等の変位センサを設置する。非接触式の移動量測定手段は、接触式のひずみゲージのように熱による影響を受けることが少ないので、正確な移動量を直接測定することができる。また液晶パネルを搭載したローラ収容体の移動量を測定することにより、液晶パネルの移動量を正確に推定することができる。なお移動量測定手段として前述したCCDカメラを使用することもできるが、CCDカメラは画像処理に時間がかかり、移動量を逐時測定してフィードバック制御を行うのが難しい。そこでひずみゲージの出力値を逐時測定し、その測定値から平面移動体の移動量を算出していた。しかし直線位置センサを設置することにより、移動量を直接にしかも逐時測定できるので、ひずみゲージを使用する必要がなくなり、制御プロセスを単純化することができる。
【0026】
上記のように構成した第1実施形態に係る位置決め装置を、上記のように使用することにより、高精度の位置決めが可能であり、なおかつ装置の小型化が可能である。この点、ボールねじおよびサーボモータを使用した従来の位置決め装置では、装置の小型化が困難であるという問題があった。しかし第1実施形態に係る位置決め装置は、平面移動体と外側固定枠とを変形部材により接続し、変形部材を弾性変形させつつ平面移動体を移動させる圧縮空気の供給手段と、圧縮空気の空気圧を調整する電空レギュレータと、電空レギュレータの動作を制御する制御部を設置し、ローラガイド機構の固定ガイドレールに摺動可能に搭載されたローラ収容体とその下方に配置した平面移動体とを連結することにより連動可能とした構成とした。変形部材を弾性変形させつつ平面移動体を移動させるには、ある程度大きな空気圧が必要なので、微小な圧力変動によって平面移動体の位置が左右されることがなく、高精度の位置決めが可能となる。その結果、±200μm程度もの移動可能量を確保できるのに対して、位置決め誤差はサブミクロンオーダーに抑えることができる。
【0027】
また第1実施形態に係る位置決め装置は、従来の位置決め装置のようにボールねじおよびサーボモータを使用しないので、装置の小型化が可能となる。さらにステージを目標位置で停止させる際に、ステージに残留振動を発生させることがない。この点サーボモータを使用した従来の位置決め装置では、サーボモータ停止時の残留振動によりステージにも残留振動を発生させ、その静定時間内はステージが目標位置で静止しないため、実装作業にとりかかることができなかった。しかし第1実施形態に係る位置決め装置では、平面移動体を移動させるためにある程度大きな空気圧力が必要なので、微小な圧力変動によって平面移動体の位置が左右されることがなく、圧縮空気の供給を停止する際に平面移動体に残留振動を発生させることがない。従ってステージにも残留振動を発生させることがなく、直ちに実装作業にとりかかることができる。
【0028】
加えて第1実施形態に係る位置決め装置は、ローラガイド機構の固定ガイドレールに摺動可能に搭載されたローラ収容体とその下方に配置した平面移動体とを連結することにより連動可能とした構成としたので、高精度の位置決め性能を維持することができる。この点、液晶パネルが配置されるステージを、変形部材の変形によって移動させるように構成した平面移動機構を備えた位置決め装置においては、平面移動機構に加わる荷重は、変形部材へも加わることになるので、この荷重によって変形部材が変形し、位置決め精度が低下するという問題がある。しかし第1実施形態に係る位置決め装置では、ローラ収容体に入力された上下方向の荷重を固定ガイドレールが支持し、平面移動体には荷重が入力されないので、変形部材がこれを負担することがない。従って変形部材が塑性または弾性変形することがなく、高精度の位置決め性能を維持することができる。
【0029】
一方第1実施形態に係る位置決め装置は、圧縮空気供給手段、電空レギュレータおよび制御部を有するので、圧縮空気を供給してステージを目標位置まで移動させた後、電空レギュレータを閉じることにより停止位置を保持することができる。この点サーボモータを使用した従来の位置決め装置では、停止位置を保持するためフィードバック制御を続ける必要があり、電力を供給し続ける必要があった。しかし第1実施形態に係る位置決め装置では、電空レギュレータを閉じるだけで停止位置が保持され、制御を継続する必要がないので、電力を供給し続ける必要がなく電力消費量を削減することができる。
【0030】
次に、第2の実施の形態について説明する。図4に第2実施形態に係る位置決め装置の斜視図を示す。第2実施形態に係る位置決め装置は、平面移動体12と中間枠42とを第1変形部材14により接続し、第1変形部材14を弾性変形させつつ平面移動体をX方向に移動させる駆動手段を設置し、中間枠42と外側固定枠19とを第2変形部材44により接続し、第2変形部材44を弾性変形させつつY方向に中間枠42を移動させる駆動手段を設置したものである。なお駆動手段として、圧縮空気の供給手段と、圧縮空気の空気圧を調整する電空レギュレータと、電空レギュレータの動作を制御する制御部を設置する。加えて、第1ローラガイド機構30の第1固定ガイドレール(第1固定ガイド)34に摺動可能に第1ローラ収容体(第1スライダ)32を搭載し、第1固定ガイドレール34とは異なる方向に配置した第2ガイドレール(第2ガイド)54を第1ローラ収容体32に固定し、第2ローラガイド機構50の第2ガイドレール54に摺動可能に第2ローラ収容体(第2スライダ)52を搭載し、第2ローラ収容体52と平面移動体12とを連結することにより連動可能とし、第2ローラ収容体52に搭載したワークの位置決めを行うものである。なお第1実施形態と同じ構成となる部分については、その説明を省略する。
【0031】
まず、平面移動体12と中間枠42とを第1変形部材14により接続する。第1変形部材14は、図4のX方向に対応する平面移動体12の両端部に設置する。中間枠42は金属材料等からなり、平面移動体12の外周に沿って形成する。さらに中間枠42と外側固定枠19とを第2変形部材44により接続する。第2変形部材44は、図4のY方向に対応する中間枠42の両端部に設置する。なお、図4のXY方向は相互に直交する方向である。第2変形部材44は第1変形部材14と同形状とするのが好ましい。これにより、キャリブレーションの結果を共用することができ、平面移動体の移動量の計算アルゴリズムを単純化することができる。なお、上記の平面移動体12、第1変形部材14、中間枠42、第2変形部材44および外側固定枠19は、それぞれの外縁形状に沿って鋼板に貫通溝を穿設することにより一体的に形成することもできる。これにより平面移動機構をコンパクト化することができる。
【0032】
一方、第1ローラガイド機構30の第1ガイドレール34を外側固定枠19に固定し、これに摺動可能に第1ローラ収容体32を搭載する。図4に示す積層されたローラガイド機構のうち、下側に位置するのが第1ローラガイド機構30であり、上側に位置するのが第2ローラガイド機構50である。また、第1固定ガイドレール34と直交する方向に配置した第2ガイドレール54を、第1ローラ収容体32に固定する。なお第2ガイドレール54は外側固定枠19等には固定しない。さらに、第2ガイドレール54に摺動可能に第2ローラ収容体52を搭載する。加えて、第2ローラ収容体52と平面移動体12とを連結することにより連動可能とする。連結は複数の連結部材56によって行う。なお第1ローラ収容体32は平面移動体12とは連結しない。
【0033】
平面移動体12および中間枠42の駆動手段として、圧縮空気の供給手段と、圧縮空気の空気圧を調整する電空レギュレータと、電空レギュレータの動作を制御する制御部とを設置する。圧縮空気供給手段から配管を4つに分岐して、それぞれ電空レギュレータの入口側に接続する。電空レギュレータの出口側に接続した配管は、中間枠42を移動させるものは、図4のY方向に対応して外側固定枠19に接続する。一方平面移動体12を直接移動させるものは、図4のX方向に対応して中間枠42の両端部に接続する。中間枠42にも外側固定枠19と同様に予め貫通穴を穿設しておく。さらに外側固定枠19の貫通穴から中間枠42にかけて金属ベローズ48を設置する。
【0034】
以上のように構成された第2実施形態に係る位置決め装置は、以下のようにして使用する。なお第1実施形態と同じ構成となる部分については、その説明を省略する。
キャリブレーションの方法は第1実施形態と同様である。次に実装作業を行う。液晶パネルを第2ローラ収容体52上に形成したステージに搭載するとともに、液晶ドライバICを所定位置にセットする。そしてCCDカメラで液晶パネルを撮影し、制御部の画像処理部でその位置を検出する。この位置情報により計算部では、ステージの移動方向および移動量を、XY方向それぞれについて算出する。さらにキャリブレーションで求めた関係式により、電空レギュレータの入力電圧値を求める。そして出力部は、XY方向それぞれにつき平面移動体の移動方向の上流側に対応する電空レギュレータに対して、計算部が求めた入力電圧値に対応する電圧を出力する。
【0035】
電空レギュレータは、入力電圧に従って出口側圧力を上昇させる。図4のY方向では、空気圧によりまず中間枠42が押されて移動する。すると変形部材14を介して中間枠42に接続された平面移動体12もY方向に移動する。一方X方向では、空気圧により直接平面移動体12が押されて移動する。従って平面移動体12は、XY両方向にそれぞれ所定量だけ移動する。平面移動体12が移動すると、これに連結した第2ローラ収容体52も同時に移動し、第2ローラ収容体上のステージに搭載した液晶パネルも同時に移動する。
【0036】
上記のように構成した第2実施形態に係る位置決め装置を、上記のように使用することにより、水平面内での位置決めが可能となる。この点、第1実施形態は単方向の位置決めを行うものであったが、第2実施形態に係る位置決め装置では第2ローラ収容体に配置したワークを、直交する2方向に独立して移動させることができるので、水平面内での位置決めが可能となる。これにより図7に示す従来の位置決め装置と置き換えることができる。
【0037】
そして第2実施形態に係る位置決め装置は、第1実施形態に係る位置決め装置を複合的に用いるものであるため、第1実施形態に係る位置決め装置の効果をすべて発揮することができる。すなわち装置の小型化が可能であり、なおかつ高精度の位置決めができる。またステージに残留振動を発生させることがなく、さらに電力消費量を削減することができる。
【0038】
加えて第2実施形態に係る位置決め装置は、第1ローラガイド機構の第1固定ガイドレールに摺動可能に第1ローラ収容体を搭載し、第1固定ガイドレールとは異なる方向に配置した第2ガイドレールを第1ローラ収容体32に固定し、第2ローラガイド機構の第2ガイドレールに摺動可能に第2ローラ収容体を搭載し、第2ローラ収容体と平面移動体とを連結することにより連動可能とした構成としたので、高精度の位置決め性能を維持することができる。すなわち、第2ローラ収容体に入力された上下方向の荷重を、外側固定枠に固定された第1固定ガイドレールが支持し、平面移動体には荷重が入力されないので、平面移動体に接続された変形部材および中間枠に接続された変形部材がその荷重を負担することがない。従って、いずれの変形部材も荷重によって塑性または弾性変形することがなく、高精度の位置決め性能を維持することができる。
【0039】
次に、第3の実施の形態について説明する。図5に第3実施形態に係る実装装置の説明図を示す。同図(1)は側面図であり、同図(2)は正面図である。第3実施形態に係る実装装置は、ワークとして液晶パネル62を搭載する第1実施形態に係る第1の位置決め装置60と、液晶パネル62に液晶ドライバICを取り付ける圧着ヘッド72をワークに代えて設置した第1実施形態に係る第2の位置決め装置70を構成要素とする加圧手段とを、それぞれX方向およびY方向の位置決めが可能となるように配置したものである。なお第1実施形態と同じ構成となる部分については、その説明を省略する。
【0040】
第1位置決め装置60の構成は、第1実施形態と同様である。第1位置決め装置60は、図5のX方向に対する位置決めが可能となるように設置する。一方第2位置決め装置70は、液晶パネル62に液晶ドライバICを取り付ける圧着ヘッド72を、第1実施形態におけるローラ収容体32に設置したものである。圧着ヘッド72は先細形状であり、その先端部で接着部を加圧する。また圧着ヘッド72の内部にはヒータが内蔵され、接着部を加熱できるようになっている。なお第2位置決め装置70は、図5のY方向に対する位置決めが可能となるように設置する。
【0041】
以上のように構成された第3実施形態に係る位置決め装置は、以下のようにして使用する。なお第1実施形態と同じ構成となる部分については、その説明を省略する。
キャリブレーションの方法は第1実施形態と同様である。次に実装作業を行う。液晶パネル62を第1位置決め装置60のローラ収容体32上に形成したステージに搭載するとともに、液晶ドライバICを所定位置にセットする。そして両者をCCDカメラで撮像し、制御部の画像処理部で両者の位置を検出する。この位置情報により計算部では、平面移動体12の移動方向および移動量を、XY方向それぞれについて算出する。さらにキャリブレーションで求めた関係式により、電空レギュレータの入力電圧値を決定する。そして出力部は、第1位置決め装置60および第2位置決め装置70につき平面移動体12の移動方向の上流側に対応する電空レギュレータに対して、計算部が求めた入力電圧値に対応する電圧を出力する。
【0042】
電空レギュレータは、入力電圧に従って出口側圧力を上昇させる。そしてその空気圧により、各位置決め装置60、70の平面移動体12、12が押されて移動する。第1位置決め装置60の平面移動体12が移動すると、これに接続したローラ収容体32も同時に移動し、ローラ収容体32上のステージに載置した液晶パネル62も同時にX方向に移動する。一方第2位置決め装置70の平面移動体12が移動すると、これに接続したローラ収容体32も同時に移動し、ローラ収容体32に設置した圧着ヘッド72も同時にY方向に移動する。このようにして、水平面内における両者の位置決めがなされる。
【0043】
上記のように構成した第3実施形態に係る実装装置を、上記のように使用することにより、装置を複雑にすることなく水平面内での位置決めが可能な実装装置とすることができる。この点図7に示す従来の位置決め装置は、一方側のみに水平面内における位置決め機能を負担させていたので、装置が複雑になっていた。しかし第3実施形態にかかる実装装置は、上側と下側とにそれぞれ単方向の位置決め機能を分担させているので、装置が簡単である。しかもそれぞれの方向が直交するので、水平面内での位置決めが可能となる。そして位置決めの後、圧着ヘッドを下降させることにより、液晶ドライバICを実装することができる。
【0044】
そして第3実施形態に係る実装装置は、第1実施形態に係る位置決め装置を相対して設置したものであるため、第1実施形態に係る位置決め装置の効果をすべて発揮することができる。すなわち装置の小型化が可能であり、なおかつ高精度の位置決めができる。またステージに残留振動を発生させることがなく、さらに電力消費量を削減することができる。加えて、外側固定枠に固定したガイドレールが上下方向荷重を支持し、変形部材が荷重によって塑性または弾性変形することがなく、高精度の位置決め性能を維持することができる。
【0045】
【発明の効果】
本発明は、平面移動機構における平面移動体の移動によりワークの位置調整をなす位置決め装置であって、前記平面移動体と中間枠とを第1変形部材により接続し、前記第1変形部材を弾性変形させつつ前記平面移動体を第1の方向に移動させる駆動手段を設置し、前記中間枠と外側固定枠とを第2変形部材により接続し、前記第2変形部材を弾性変形させつつ前記第1の方向とは異なる第2の方向に前記中間枠を移動させる駆動手段を設置し、第1固定ガイドに摺動可能に第1スライダを搭載し、前記第1固定ガイドとは異なる方向に配置した第2ガイドを前記第1スライダに固定し、前記第2ガイドに摺動可能に第2スライダを搭載し、前記第2スライダと前記平面移動体とを連結することにより連動可能とし、前記第2スライダに搭載した前記ワークに加わる上下方向荷重を前記第1固定ガイドによって支持可能としたので、ワークに加わる上下方向荷重が平面移動機構に伝達されることがなく、従来の位置決め装置と同様に、水平面内での位置決めが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る位置決め装置の斜視図である。
【図2】第1実施形態に係る位置決め装置の平面図および駆動手段のブロック図である。
【図3】第1実施形態に係る位置決め装置の変形例の斜視図である。
【図4】第2実施形態に係る位置決め装置の斜視図である。
【図5】第3実施形態に係る実装装置の説明図であり、(1)は側面図であり、(2)は正面図である。
【図6】液晶パネルおよび液晶ドライバICの説明図であり、(1)は平面図であり、(2)は正面図である。
【図7】従来技術に係る位置決め装置の斜視図である。
【符号の説明】
1………液晶パネル、2………表示部、3………ガラス基板、
4………電極、5………液晶ドライバIC接着部、
8………液晶ドライバIC、9………異方導電性接着剤、
12………平面移動体、14………変形部材、15………蛇腹部、
16………切り欠き、17………ひずみゲージ、18………金属ベローズ、
19………外側固定枠、19a………貫通穴、
22………圧縮空気供給手段、24………電空レギュレータ、
26………CCDカメラ、28………制御部、30………ローラガイド機構、
32………ローラ収容体、34………ガイドレール、36………連結部材、
42………中間枠、44………第2変形部材、48………金属ベローズ、
50………第2ローラガイド機構、52………第2ローラ収容体、
54………第2ガイドレール、56………連結部材、
60………第1位置決め装置、62………液晶パネル、
70………第2位置決め装置、72………圧着ヘッド、
110………ボールねじ機構、112………ボールハウジング、
114………スクリュウ軸、116………サーボモータ、
118………ステージ、120………ボールねじ機構
Claims (5)
- 平面移動機構における平面移動体の移動によりワークの位置調整をなす位置決め装置であって、前記平面移動体と中間枠とを第1変形部材により接続し、前記第1変形部材を弾性変形させつつ前記平面移動体を第1の方向に移動させる駆動手段を設置し、前記中間枠と外側固定枠とを第2変形部材により接続し、前記第2変形部材を弾性変形させつつ前記第1の方向とは異なる第2の方向に前記中間枠を移動させる駆動手段を設置し、第1固定ガイドに摺動可能に第1スライダを搭載し、前記第1固定ガイドとは異なる方向に配置した第2ガイドを前記第1スライダに固定し、前記第2ガイドに摺動可能に第2スライダを搭載し、前記第2スライダと前記平面移動体とを連結することにより連動可能とし、前記第2スライダに搭載した前記ワークに加わる上下方向荷重を前記第1固定ガイドによって支持可能としたことを特徴とする位置決め装置。
- 前記駆動手段として、圧縮空気の供給手段と、前記圧縮空気の空気圧を調整する電空レギュレータと、前記電空レギュレータの動作を制御する制御部とを設置したことを特徴とする請求項1に記載の位置決め装置。
- 前記ガイドおよび前記スライダは、ローラガイド機構により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の位置決め装置。
- 前記ワークとして基板を搭載する請求項1に記載の位置決め装置と、前記基板に電子部品を取り付ける圧着ヘッドを構成要素とする加圧手段とを備えたことを特徴とする実装装置。
- 前記ワークとして基板を搭載する請求項1ないし3のいずれかに記載の第1の位置決め装置と、前記基板に電子部品を取り付ける圧着ヘッドを前記ワークに代えて設置した請求項1に記載の第2の位置決め装置を構成要素とする加圧手段とを、相互に異なる方向の位置決めが可能となるように配置したことを特徴とする実装装置。
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