JP2002287084A - 反射型液晶表示素子を用いた投写型画像表示装置 - Google Patents

反射型液晶表示素子を用いた投写型画像表示装置

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    • G03B21/20Lamp housings
    • G03B21/2073Polarisers in the lamp house

Abstract

(57)【要約】 【目的】 偏光ビームスプリッタと反射型液晶表示素子
の位置関係を規定することにより、強誘電性液晶(FLC)
表示素子およびカラーホイールを用いた投写型画像表示
装置にも好適な、投写画像の高コントラスト化および装
置の小型化、低価格化が可能な、反射型液晶表示素子を
用いた投写型画像表示装置を得る。 【構成】 光源部1からの照明光をPBS2を介し長方
形状のFLC素子3に入射させ、このFLC素子3にお
いて光変調させ、PBS2を介し投映レンズにより投映
する装置であり、光源部1とPBS2との間には、アフ
ォーカル部4、インテグレータ部5、偏光変換素子6、
コンデンサレンズ18、20および折り曲げミラー19
が配されている。またこの装置において、PBS2に入
射される照明光の光軸およびPBS2から投映レンズに
向けて出射される照明光の光軸を含む面が、FLC素子
3の短辺が延びる方向と、互いに略平行となるように構
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、反射型液晶表示素
子に表示された画像をスクリーン上に拡大投映する投写
型画像表示装置に関し、詳しくは、偏光ビームスプリッ
タを介し長方形状の反射型液晶表示素子に照明光を入射
させる反射型液晶表示素子を用いた投写型画像表示装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、投写型画像表示装置の液晶表示素
子としては、透過型のものよりも開口率を増大させるこ
とができ高解像度化、高照度化の要求を満足させ得る、
反射型液晶表示素子が用いられるようになってきてい
る。反射型液晶表示素子の特徴は、液晶の旋光作用を利
用し、偏光方向によって画素のON状態とOFF状態を
区別することである。
【0003】また最近では、この反射型液晶表示素子の
一種である強誘電性液晶(felloelectric liquid cryst
al)表示素子(以下、FLC素子と称する)が知られて
きている。このFLC素子は前述した一般的な反射型液
晶表示素子としての特徴の他に、「電圧印加に対する応
答速度が速いこと」がその最大の特徴として挙げられ
る。このように応答速度の速いFLC素子を用いること
により、従来の透過型液晶や反射型液晶においてはカラ
ー画像を表示するために光の3原色に対応する3枚の素
子を用いていたのに対し、単板のカラーホイールにより
時分割で色分解を行うことが可能となる。すなわち、F
LC素子を用いることにより装置のコストや重量の面で
有利となることから、この素子は投写型画像表示装置に
おいて今後ますます利用されていくと考えられる。
【0004】ところで、一般に反射型液晶表示素子のよ
うに、偏光方向によって画素のON状態とOFF状態を
区別する反射型液晶表示素子を用いて投写光学系を構成
する場合、反射型液晶表示素子の前段、多くはこの素子
の直前に、偏光ビームスプリッタ(以下、PBSと称す
る)を配置する構成とされることが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】反射型液晶表示素子と
PBSとの組み合わせで使用する上記のような場合、し
ばしば問題となるのは最終的に投写された画像のコント
ラストが悪いことである。すなわち、液晶表示素子上で
画面を全て黒に表示したときには、理想的には全ての光
束がPBSによって遮断されるはずであるにも拘わら
ず、現実にはPBS内部に存在する歪み等の影響によっ
て液晶表示素子で反射された光束の偏光状態が変化せし
められ、本来ならば全て遮断されるべき光がスクリーン
側に漏れて来てしまう。このように、液晶表示素子上で
画面を黒に表示させたとしてもある程度の光がスクリー
ンに到達してスクリーン上の輝度を上げてしまう為に、
投写された画像のコントラストが低下してしまう。
【0006】すなわち、画像のコントラストは、液晶表
示素子で反射された光束がPBSを介しスクリーン側に
出射される過程において、PBS内部で生じているもの
であり、PBS内での光路が短くなるような装置構成が
望まれている。
【0007】また、このような装置においては、反射型
液晶表示素子と投映レンズの最終面との間にPBSを配
置する構成となることから、投映レンズはある程度のバ
ックフォーカスを有していることが必要となるが、この
バックフォーカスを多く確保すると歪曲や倍率色収差の
補正が困難となるばかりか、投映レンズ自体も大型化し
てしまうという問題がある。上述したように、液晶表示
素子で反射されPBSを介しスクリーン側に出射される
光束のPBS内での光路が短くなるよう、PBSの寸法
を小さくする装置構成とした場合には、投映レンズに必
要とされるバックフォーカスも小さくなり、この問題に
対しても望ましい。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みなされたも
ので、反射型液晶表示素子で反射された光束がPBSを
介しスクリーン側に出射される過程においてPBS内で
の光路が短くなるよう、PBSの寸法を小さくし得る構
成を与え、それにより投写画像のコントラストを改善
し、かつ投映レンズの小型化をも図り得る反射型液晶表
示素子を用いた投写型画像表示装置を提供することを目
的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の反射型液晶表示
素子を用いた投写型画像表示装置は、光源部からの照明
光を、偏光ビームスプリッタを介し長方形状の反射型液
晶表示素子に入射させ、この反射型液晶表示素子におい
て光変調させ、該偏光ビームスプリッタを介し投映レン
ズにより投映する反射型液晶表示素子を用いた投写型画
像表示装置において、該偏光ビームスプリッタに入射さ
れる前記照明光の光軸、および、該偏光ビームスプリッ
タから前記投映レンズに向けて出射される前記照明光の
光軸を含む面が、該反射型液晶表示素子の短辺が延びる
方向と、互いに略平行となるように構成されていること
を特徴とするものである。
【0010】また、前記偏光ビームスプリッタに入射さ
れた前記照明光が、該偏光ビームスプリッタの内部の偏
光分離膜により略90度折り曲げられて前記反射型液晶表
示素子に向けて反射され、該反射型液晶表示素子で反射
され該偏光ビームスプリッタの該偏光分離膜を透過して
前記投映レンズに向けて出射されるように構成されてい
るか、または、前記偏光ビームスプリッタに入射された
前記照明光が、該偏光ビームスプリッタの内部の偏光分
離膜を透過して前記反射型液晶表示素子に向けて出射さ
れ、該反射型液晶表示素子で反射され該偏光ビームスプ
リッタの該偏光分離膜により略90度折り曲げられて前記
投映レンズに向けて反射されるように構成されていても
よい。
【0011】また、前記光源部からの前記照明光を各色
光成分に分解する色分解手段を備えていることが好まし
い。
【0012】また、前記光源部から非偏光な前記照明光
が出力され、この照明光が、光軸と垂直な断面内での該
照明光の強度分布を均一化するインテグレータ部、およ
び、前記照明光を一方向に振動する直線偏光に変換する
偏光変換手段を介して、前記偏光ビームスプリッタに入
射するように構成されていることが好ましい。
【0013】また、前記インテグレータ部がロッドイン
テグレータからなっていてもよい。
【0014】また、前記インテグレータ部が、複数のレ
ンズを二次元的に配列して構成され、少なくとも2枚の
光軸方向に配列されたフライアイよりなる、フライアイ
インテグレータからなり、このインテグレータ部の後段
に前記偏光変換手段として、入射される前記非偏光な照
明光を互いに直交する偏光成分を有する第1偏光および
第2偏光に分離するビームスプリッタと、このビームス
プリッタにより分離されたいずれか一方の偏光を反射す
るミラーと、いずれか一方の偏光を他の偏光と同じ偏光
方向の光に揃えるための位相板とからなり、前記非偏光
な照明光をいずれか一方の偏光成分のみの光として出射
する偏光変換素子が配されていてもよい。
【0015】また、前記色分解手段が、カラーホイール
装置またはカラースイッチング素子からなることが好ま
しい。
【0016】また、前記光源部から略平行な前記照明光
が出力され、この照明光が、前群レンズおよび後群レン
ズが略アフォーカル系を構成しその焦点近傍に前記色分
解手段として透過型カラーホイールが配されたアフォー
カル部を介して、前記インテグレータ部に入射されるよ
う構成されていてもよい。
【0017】また、前記アフォーカル部の前記前群レン
ズおよび前記後群レンズが、互いに同一の部品から構成
されていてもよい。
【0018】また、前記アフォーカル部の前記前群レン
ズまたは前記アフォーカル部全体が脱着可能とされてい
てもよい。
【0019】また、前記反射型液晶表示素子が強誘電体
液晶表示素子とされていることが好ましい。
【0020】また、前記照明光が、前記偏光ビームスプ
リッタの前記偏光分離膜に対してS偏光とされて入射さ
れ、該偏光分離膜により略90度折り曲げられて前記反射
型液晶表示素子に向けて反射されるよう構成されている
か、または、前記照明光が、前記偏光ビームスプリッタ
の前記偏光分離膜に対してP偏光とされて入射され、該
偏光分離膜を透過して前記反射型液晶表示素子に向けて
出射されよう構成されていることがより好ましい。
【0021】また、前記光源部から前記反射型液晶表示
素子に至る光路中に配置される少なくとも1つの光学部
品が、非球面形状とされていてもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の第1の実
施形態の代表例として、後述する実施例1の反射型液晶
表示素子を用いた投写型画像表示装置の構成を示す図で
あり、(a)は実施例1の装置を正面からみた光学配置
を示し、(b)はこの装置を上からみた光学配置を示
し、(c)はこの装置の一部を(a)の紙面右側からみ
た光学配置を示している。
【0023】この装置は、光源部1からの照明光を、偏
光ビームスプリッタ(以下、PBSと称する)2を介し
長方形状の反射型液晶表示素子3に入射させ、この反射
型液晶表示素子3において光変調させ、PBS2を介し
投映レンズ(図示せず)により投映する反射型液晶表示
素子を用いた投写型画像表示装置であり、光源部1とP
BS2との間には、アフォーカル部4、インテグレータ
部5、偏光変換素子6、コンデンサレンズ18、20お
よび折り曲げミラー19が配されている。また、この装
置において、PBS2に入射される照明光の光軸、およ
び、PBS2から投映レンズに向けて出射される照明光
の光軸を含む面が、反射型液晶表示素子3の短辺が延び
る方向と、互いに略平行となるように構成されている。
【0024】このPBS2と反射型液晶表示素子3の位
置関係を、図2を用いて説明する。図2(a)は、一般
的な反射型液晶表示素子の表示面の形状を示す図であ
る。図2(a)に示すように一般的な反射型液晶表示素
子の表示面は長方形状となっており、素子の水平方向長
さHは垂直方向長さVよりも長い。この形状は、通常、
最終形成画像に応じたアスペクト比になっており、図2
(a)では水平方向長さH=16.90、垂直方向長さV=1
0.14のアスペクト比5:3とされている。
【0025】図2(b)は本実施形態の装置におけるP
BS2と反射型液晶表示素子3の位置関係を示す図であ
る。なお、反射型液晶表示素子3としてはFLC素子が
用いられ、PBS2とFLC素子3の間にはFLCカバ
ーガラス22が配されている。光源部1からの照明光は
上記各部材を介して、A方向からPBS2に入射され
る。本図では、光束はF2.8でFLC素子面にテレセン
トリックに入出射するとして作図されている。この照明
光は、PBS2内部の偏光分離膜21により略90度折り
曲げられてFLC素子3に向けて反射され、このFLC
素子3で反射されPBS2の偏光分離膜21を透過して
投映レンズに向けてB方向に出射される。本実施形態の
装置において、長方形状のFLC素子3は、PBS2に
入射される照明光の光軸およびPBS2から投映レンズ
に向けて出射される照明光の光軸を含む面が、FLC素
子3の短辺が延びる方向と、互いに略平行となるように
配置されている。すなわち、この面は紙面に対して平行
な面であり、FLC素子3の短辺が延びる方向はこの面
と略平行となっているので、図2(b)ではFLC素子
3の短辺(垂直方向V)が見えた状態となっている。
【0026】図2(c)は本実施形態の装置との比較例
であり、PBS2に入射される照明光の光軸およびPB
S2から投映レンズに向けて出射される照明光の光軸を
含む面が、FLC素子3の長辺が延びる方向と、互いに
略平行となるように配置されている。光源部からの照明
光は図2(b)と同様にして、F2.8でFLC素子面に
テレセントリックに入出射する。図2(c)において、
PBS2に入射される照明光の光軸およびPBS2から
投映レンズに向けて出射される照明光の光軸を含む面
は、紙面に対して平行な面であり、FLC素子3の長辺
が延びる方向はこの面と略平行となっているので、図2
(c)ではFLC素子3の長辺(水平方向H)が見えた
状態となっている。
【0027】図2(b)および(c)から明らかなよう
に、図2(b)のPBS2の大きさはこの面において各
辺が(c)の約70%と小さい。したがって、図2(b)
のような位置関係でPBS2とFLC素子3とが配置さ
れることにより、FLC素子3で光変調され画像情報を
担持した照明光がPBS2を介して投映レンズに向かう
過程においても、照明光のPBS2内を通る光路を短く
することができる。
【0028】これにより、液晶表示素子3で反射された
光束の偏光状態の変化を少なくすることができ、投写さ
れた画像のコントラストを改善することができる。ま
た、PBS2の寸法が小さくなれば、投映レンズに必要
とされるバックフォーカスも小さくなるので、投映レン
ズにかかる負担が軽減され、小型化が容易となる。
【0029】また、最近はアスペクト比16:9の様な
横長の画面が採用される傾向にあるが、本発明のような
PBS2と反射型液晶表示素子3との位置関係による利
点は、横長の画面になればなるほど大きくなるといえ
る。
【0030】なお、本実施形態のように光源部側からP
BS2に入射された照明光が偏光分離膜21により略90
度折り曲げられて反射型液晶表示素子3に向けて反射さ
れるよう構成されている場合には、照明光は必要ならば
入射される前段で偏光変換され、PBS2の偏光分離膜
21に対してS偏光とされて入射されることが好まし
い。これは偏光分離膜21に対してS偏光とされて入射
される方が反射効率が良好となるためで、光量損失を防
止する。
【0031】本発明の第2の実施形態は、上述した装置
と略同様の構成の装置において、PBS2と反射型液晶
表示素子3の位置関係が以下のように変更されたもので
ある。すなわち本実施形態においては、PBS2に入射
された照明光は、PBS2内部の偏光分離膜21を透過
して反射型液晶表示素子3に向けて出射され、この反射
型液晶表示素子3で反射されPBS2の偏光分離膜21
により略90度折り曲げられて投映レンズに向けて反射さ
れる。この構成は上述した図2(b)において、第1の
実施形態と逆行してB方向からPBS2に照明光が入射
され、PBS2の偏光分離膜21を透過してFLC素子
3に向かい、このFLC素子3で反射された照明光がP
BS2の偏光分離膜21により略90度折り曲げられて反
射され、A方向に出射されるものであるということがで
きる。
【0032】本実施形態においても第1の実施形態と同
様に、照明光がPBS2内を通る光路を短くすることが
できるので、第1の実施形態と同様の作用効果を得るこ
とができる。
【0033】なお、本実施形態のように光源部側からP
BS2に入射された照明光が偏光分離膜21を透過して
反射型液晶表示素子3に向けて出射されるよう構成され
ている場合には、照明光は必要ならば入射される前段で
偏光変換され、PBS2の偏光分離膜21に対してP偏
光とされて入射されることが好ましい。このような構成
の場合には、後段の反射型液晶表示素子3により変調さ
れた投映されるべき光束が、偏光分離膜21で略90度折
り曲げられて投映レンズに向けて反射されることにな
る。したがって、光源部側からPBS2にP偏光が入射
されて透過され、反射型液晶表示素子3でS偏光に光変
調された光束が偏光分離膜21に対して入射される方
が、反射効率が良好となる。
【0034】なお、上述したPBS2と反射型液晶表示
素子3との位置関係については、光路中にミラー等が配
設されて平行関係が上記実施形態と異なっている場合に
も、これらのミラー等を排除して上記実施形態と同様の
位置関係となるのであれば、上記実施形態に含まれるも
のである。
【0035】
【実施例】以下、本発明の各実施例について説明する。
各実施例において同様の部材には同一の符号を付してい
る。 <実施例1>図1は、上述したとおり、本実施例にかか
る反射型液晶表示素子を用いた投写型画像表示装置の構
成を示す図である。この装置の構成についてさらに詳し
く説明する。
【0036】発光体11からの光束を光軸前方に略平行
光として出射する放物面リフレクタ12の開口より出射
した光束は、図中左方向から右方向へ進行しアフォーカ
ル部4に入射する。アフォーカル部4は前群レンズ13
および後群レンズ15が略アフォーカル系を構成し、そ
の光束径が最小となるアフォーカル部4中間位置の、前
群レンズ13の焦点近傍に色分解手段として透過型カラ
ーホイール14が配されている。なお、アフォーカル部
4を出射した照明光はリフレクタ12の開口出射時とほ
ぼ同じ程度の光束径となっている。
【0037】このアフォーカル部4は、平行光が出射さ
れる光源部1と、後段の、平行光が入射されることが望
ましいフライアイインテグレータ5との間に配され、照
明光の光束径をカラーホイール14に適するよう小さく
するとともに、フライアイインテグレータ5に向けて平
行光を出射する作用を担っている。また、このアフォー
カル部4を取り除き、フライアイインテグレータ5をリ
フレクタ12直後に配置する構成とした場合は、後述す
るようにリフレクタ12の開口形状を変更する場合に、
異なる開口形状に対応させることは困難となるが、アフ
ォーカル部4が挿入されていることにより、リフレクタ
12の異なる開口形状を網羅して対応し得る光学系とす
ることができる。
【0038】このアフォーカル部4の前群レンズ13お
よび後群レンズ15は、互いに同一の部品から構成され
ている。図1において、前群レンズ13の光源部側のレ
ンズと後群レンズ15のPBS側のレンズとは同一の部
品であり、前群レンズ13のPBS側のレンズと後群レ
ンズ15の光源部側のレンズとは同一の部品である。こ
のような構成により製造性が向上される。
【0039】透過型カラーホイール14は、この投写型
カラー画像表示装置において照明光を各色光成分に分解
する色分解手段である。このカラーホイール14のよう
なカラーホイール装置は、一般に、ガラス製の円板状
で、その円周角を略3等分するように中心から扇形状に
3つの領域に分けられており、各々の領域には3原色光
のうち各々1色の光束のみを反射または透過するダイク
ロイック膜が形成されたものである。そしてこの円板
を、中心部にモータの軸部を固定し回転させ、周辺部の
所定位置に照明光を入射させることにより、照明光を時
分割で各色光成分に分解することができる。本実施例に
おいては透過型カラーホイール14を用いているので、
カラーホイール14を透過することにより、時分割で3
原色のうち1色の光束が順に出射される。スクリーン上
にはこの時分割された各色光成分による画像が時系列的
に投映されるが、人の視認速度より十分早い変化速度と
することにより、カラー画像として認識されうる。
【0040】なお、カラーホイール装置は、従来の3板
式の色分解光学系に比べ軽量小型でコスト的にも優れた
色分解手段であるが、この装置を用いた場合、スクリー
ン上でカラー画像として認識されるために、後段の液晶
表示素子は応答速度の速いものでなければならない。本
実施例においては、後述する通り反射型液晶表示素子3
としてFLC素子3を用いている。
【0041】アフォーカル部4を出射後、照明光はイン
テグレータ部5に入射される。インテグレータ部5は光
軸と垂直な断面内での照明光の強度分布を均一化するも
ので、複数のレンズを二次元的に配列して構成された2
枚の光軸方向に配列されたフライアイ16、17よりな
る、フライアイインテグレータ5からなる。すなわち、
略平行光とされて光源部側フライアイ16に入射した照
明光はこのフライアイ16の各セルにより部分光束に分
割される。FLC素子側フライアイ17は光源部側フラ
イアイ16の分割数に応じた複数の2次光源像が生成さ
れる位置近傍に配され、この各部分光束を各々被照明領
域方向に射出する。
【0042】このインテグレータ部5の後段に、照明光
を一方向に振動する直線偏光に変換するための偏光変換
手段として、入射される非偏光な照明光を互いに直交す
る偏光成分を有する第1偏光および第2偏光に分離する
ビームスプリッタと、このビームスプリッタにより分離
されたいずれか一方の偏光を反射するミラーと、いずれ
か一方の偏光を他の偏光と同じ偏光方向の光に揃えるた
めの位相板とからなり、非偏光な照明光をいずれか一方
の偏光成分のみの光として出射する偏光変換素子6が配
されている。
【0043】この偏光変換素子6はFLC素子側フライ
アイ17の出射直後に配置されている。この位置はフラ
イアイ16の分割数に応じた複数の2次光源像が生成さ
れる位置近傍であり、その各々について偏光変換素子6
の位相板が対応している。この2次光源像は、光源部側
フライアイ16のセルにより部分光束に分割されて結像
されているので、各々の2次光源のF値は大きい(すな
わち光束の角度分布が狭い)。したがってフライアイイ
ンテグレータ5および偏光変換素子6がこのように配置
されていることにより、照明光を効率よく、いずれか一
方の偏光成分のみの光として変換することができる。な
お、本実施例では偏光変換素子6を出射した光束は全て
後段の偏光分離膜21に対してS偏光となるよう構成さ
れている。
【0044】偏光変換素子6から出射された各部分光束
は、コンデンサレンズ18、20により被照明領域で重
畳されるよう収束され、PBS2に入射される。なお、
偏光変換素子6からPBS2に至る光路中には折り曲げ
ミラー19が挿入され光路が変向されている。
【0045】そして、照明光はPBS2内部の偏光分離
膜21により略90度折り曲げられて反射され、反射型液
晶表示素子3に到達する。前述したとおり本実施例で
は、偏光変換素子6を出た光束は全て偏光分離膜21に
対してS偏光となっている。したがって、全て偏光分離
膜21で反射される。なお、本実施例において反射型液
晶表示素子3はFLC素子とされている。FLC素子3
に到達したS偏光の照明光は画素毎に光変調を受けた
後、再びPBS2に入射し、投映されるべき(P偏光に
変調された)光束は偏光分離膜21を透過し、遮断され
るべき(S偏光のままの)光束は照明光学系側に戻され
る。
【0046】本実施例においても上述したとおり、PB
S2に入射される照明光の光軸およびPBS2から投映
レンズに向けて出射される照明光の光軸を含む面が、反
射型液晶表示素子3の短辺が延びる方向と、互いに略平
行となるように構成されているので、照明光がPBS2
内を通る光路を短くすることができる。
【0047】なお、本実施例において、アフォーカル部
4の前群レンズ13は脱着可能とされていることが好ま
しい。すなわち、このような装置において、リフレクタ
12を他のものと換えて開口径を大きくしたり小さくし
たりする場合があり、この場合、アフォーカル部4の前
群レンズ13が脱着可能とされていることにより、アフ
ォーカル部4の前群レンズ13のみを変更することによ
りサイズの異なるリフレクタにも対応させることがで
き、フライアイインテグレータ5以降の光学系は一切変
更する必要がない。
【0048】図3は、サイズの異なるリフレクタとアフ
ォーカル部4の前後群レンズ15(以下、アフォーカル
系と称する)との関係を示すものである。アフォーカル
系の倍率は角倍率γ=−(前群焦点距離)/(後群焦点
距離)で定義されるが、図3(a)はγ=−0.8の時、
(b)はγ=−1.0の時、(c)はγ=−1.4の時に相当
している。図1に示した本実施例は図3(b)の状態で
ある。
【0049】図3に示されるように、リフレクタ12
のように開口径が小さい場合はアフォーカル系の角倍率
γの値を小さくした系に設定し(図3(a))、リフレ
クタ12のように開口径が大きい場合はアフォーカル
系の角倍率γの値を大きくした系に設定する(図3
(c))ことにより、アフォーカル部4の後群レンズ1
5を出射したところでの光束径は不変となる。このよう
にアフォーカル部4の前群レンズ13、13、13
を交換し、リフレクタ12、12、12から出射さ
れるビーム径に合わせて交換することにより、リフレク
タ12、12、12からの照明光を効率よく利用す
ることができるとともに、アフォーカル部4の前群レン
ズ13、13、13のみを交換するだけで、アフォ
ーカル部4の後群レンズ15以降を変更しなくても照明
光学系として成立するように構成することができ、利便
性が高い。
【0050】<実施例2>本実施例にかかる反射型液晶
表示素子を用いた投写型画像表示装置の構成を図4に示
す。図4において、(a)は実施例2の装置を正面から
みた光学配置を示し、(b)はこの装置を上からみた光
学配置を示し、(c)はこの装置の一部を(a)の紙面
右側からみた光学配置を示している。この装置は実施例
1の装置と略同様の構成とされており、略同様の作用効
果を有するものであるが、ミラー23が挿入されている
点が異なっているのでこの点について説明する。
【0051】一般にミラーに対するS偏光とP偏光の反
射特性は、偏光分離膜21に関して前述したとおり、ミ
ラー面に対してS偏光とされている方がP偏光とされて
いるよりも良好となる。したがって、ミラーでの反射に
よる光量損失の観点からはミラー面に対してP偏光より
もS偏光が入射されるとなるような光学配置が望まし
い。なお、実施例1の装置においては、偏光分離膜21
に対し折り曲げミラー19が90度回転した向きで配置さ
れているため、折り曲げミラー面に関してはP偏光の光
束を反射する構成となっている。
【0052】本実施例においては、偏光変換素子6によ
り偏光方向が揃えられた以降は、偏光分離膜21と折り
曲げミラー19はともにS偏光成分を反射するように構
成しているので、光量損失を防止し得る。このような構
成とするために本実施例ではフライアイインテグレータ
5の2枚のフライアイ16、17の間にミラー23が挿
入され、これにより、折り曲げミラー19と偏光分離膜
21とは互いに略平行となるように配置される。
【0053】また、本実施例においても、リフレクタ1
2の開口径の変化に対応させアフォーカル部4の前群レ
ンズ13は脱着可能とされ交換できるようにされている
ことが好ましい。
【0054】<実施例3>図5は実施例3の反射型液晶
表示素子を用いた投写型画像表示装置を正面からみた光
学配置を示している。本実施例についても、実施例1の
装置と略同様の構成および作用効果については説明を省
略し、相違点についてのみ説明する。
【0055】本実施例においては、実施例1のカラーホ
イール14を含むアフォーカル部4が取り除かれ、偏光
変換素子6とPBS2との間に色分解手段としてカラー
スイッチング素子24が配設されている。ここでカラー
スイッチング素子24とは、液晶を数層重ねた光学素子
であり、その作用は印加する電圧によって透過または反
射させる波長域を可変とするものである。このような素
子を用いても、白色光を入射させ各色光成分の光を時分
割で分離させることが可能であり、色分解手段とするこ
とができる。例えば、カラーリンク社製のカラースイッ
チ(登録商標)は、2つの互いに直交する偏光方向と3
原色光の組み合わせによる6通りの光を、色と偏光方向
を任意に設定して分離することが可能なカラースイッチ
ング素子24である。
【0056】このようにカラースイッチング素子24を
用いた場合には、カラーホイール14を用いた場合のよ
うにアフォーカル部4を配設する必要がなく、光源部1
をある程度までフライアイインテグレータ5に近づけて
配置することができるので、装置の小型化を図り得る。
なお、カラースイッチング素子24の位置は、この素子
24が液晶よりなることから偏光方向が揃えられた照明
光が入射される位置とされていることが好ましい。
【0057】また、本実施例による構成は、例えば実施
例1のように、アフォーカル部4が挿入された装置にお
いてアフォーカル部4全体を脱着可能とし、必要に応じ
てカラーホイール14を含むアフォーカル部4を挿入し
たり、これらを外してカラースイッチング素子24を挿
入したりすることにより、成されるようにされていても
よい。このように色分解手段を変更する場合にも、これ
ら以外の光学部品を変更する必要がないので容易に変更
を行い得る。
【0058】なお、本発明の反射型液晶表示素子を用い
た投写型画像表示装置としては上述した実施例のものに
限られず、種々の態様の変更が可能である。
【0059】まず、光源部のリフレクタは楕円面鏡とさ
れていてもよい。例えば実施例1の装置のような、カラ
ーホイールを備えたアフォーカル部が配された構成の装
置において、リフレクタとして楕円面鏡を採用する場合
には、アフォーカル部の前群レンズを外し、楕円面鏡の
第1焦点近傍に発光体を配し、第2焦点近傍にカラーホ
イールが位置するようにリフレクタを配設することによ
り、楕円面リフレクタの集光作用により放物面鏡と同等
の作用を得ることができる。楕円面鏡をリフレクタとし
た場合にはこのようにアフォーカル部の前群レンズが不
要となり、低コスト化、小型化を図り得る。また、実施
例1の装置のような構成の装置において、アフォーカル
部の前群レンズを脱着可能に構成し、リフレクタの変更
に応じてこの前群レンズを着脱してもよい。
【0060】また、色分解手段は上記実施例のものに限
られず、例えば反射型カラーホイールを用いるように構
成されていてもよい。
【0061】また、インテグレータ部はフライアイイン
テグレータに限られず、例えばロッドインテグレータか
らなるように構成されていてもよい。なお、ロッドイン
テグレータを用いる場合には、フライアイインテグレー
タの場合のように入射光が略平行光とされている必要は
なく、また、ロッドインテグレータ出射後の光束の状態
もフライアイインテグレータとは異なるので、ロッドイ
ンテグレータに適した偏光変換素子およびレンズ等の部
材を配設されることが好ましい。
【0062】また、フライアイインテグレータを採用し
た場合に、少なくとも1枚のフライアイは複数の偏心レ
ンズが二次元的に配列されているように構成されていて
もよい。フライアイセルの偏心は光軸に対して放射状に
なっていることが一般的であり、偏心レンズを用いるこ
とにより照明効率の向上を図ることができる。
【0063】また、本発明の装置において光源部から反
射型液晶表示素子に至る光路中に、少なくとも1つの非
球面形状を有する光学部品が配置されるよう構成されて
いてもよい。
【0064】また、上記実施例は反射型液晶表示素子と
して、印加電圧に対する応答速度が速いという利点を有
するFLC素子を用いているが、本発明の装置において
反射型液晶表示素子はこれに限られるものではない。ま
た、上記実施例は色分解処理を行うカラー画像表示装置
について説明しているが、本発明を、色分解処理を行わ
ない投写型画像表示装置に適用することも勿論可能であ
る。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の反射型液
晶表示素子を用いた投写型画像表示装置によれば、反射
型液晶表示素子で反射された光束がPBSを介しスクリ
ーン側に出射される過程においてPBS内での光路が短
くなるよう、PBSに入射される照明光の光軸、およ
び、PBSから投映レンズに向けて出射される照明光の
光軸を含む面が、長方形状の反射型液晶表示素子の短辺
が延びる方向と、互いに略平行となるように構成するこ
とにより、投写画像の高コントラスト化および装置の小
型化、低価格化を図ることができる。また、本発明の反
射型液晶表示素子を用いた投写型画像表示装置は、反射
型液晶表示素子としてFLC素子を用い、単板式の色分
解手段を備えるように構成してもよく、この場合にも高
コントラストで低価格な装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の反射型液晶表示素子を用いた投写型
画像表示装置の光学配置図
【図2】本発明の装置におけるPBSと反射型液晶表示
素子の位置関係を説明する図
【図3】実施例1の装置のリフレクタとアフォーカル部
との関係を示す図
【図4】実施例2の反射型液晶表示素子を用いた投写型
画像表示装置の光学配置図
【図5】実施例3の反射型液晶表示素子を用いた投写型
画像表示装置の光学配置図
【符号の説明】
1 光源部 2 偏光ビームスプリッタ(PBS) 3 反射型液晶表示素子(強誘電性液晶表示素子:F
LC素子) 4 アフォーカル部 5 インテグレータ部(フライアイインテグレータ) 6 偏光変換素子 11 発光体 12 放物面リフレクタ 13 前群レンズ 14 透過型カラーホイール 15 後群レンズ 16 光源部側フライアイ 17 FLC素子側フライアイ 18、20 コンデンサレンズ 19 折り曲げミラー 21 偏光分離膜 22 FLCカバーガラス 23 ミラー 24 カラースイッチング素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/141 G02F 1/141 G03B 21/00 G03B 21/00 E 33/12 33/12 H04N 5/74 H04N 5/74 K Fターム(参考) 2H048 AA12 AA19 AA22 AA24 AA26 2H052 BA02 BA03 BA09 BA14 2H088 EA13 EA16 HA20 HA21 HA24 HA28 JA17 MA02 MA20 2H091 FA10Z FA14Z FA26X FA26Z FA41Z HA12 LA11 LA12 LA17 MA07 5C058 EA01 EA02 EA11 EA13 EA21 EA25 EA42

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源部からの照明光を、偏光ビームスプ
    リッタを介し長方形状の反射型液晶表示素子に入射さ
    せ、この反射型液晶表示素子において光変調させ、該偏
    光ビームスプリッタを介し投映レンズにより投映する反
    射型液晶表示素子を用いた投写型画像表示装置におい
    て、 該偏光ビームスプリッタに入射される前記照明光の光
    軸、および、該偏光ビームスプリッタから前記投映レン
    ズに向けて出射される前記照明光の光軸を含む面が、該
    反射型液晶表示素子の短辺が延びる方向と、互いに略平
    行となるように構成されていることを特徴とする反射型
    液晶表示素子を用いた投写型画像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記偏光ビームスプリッタに入射された
    前記照明光が、該偏光ビームスプリッタの内部の偏光分
    離膜により略90度折り曲げられて前記反射型液晶表示素
    子に向けて反射され、該反射型液晶表示素子で反射され
    該偏光ビームスプリッタの該偏光分離膜を透過して前記
    投映レンズに向けて出射されるように構成されてなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の反射型液晶表示素子を用
    いた投写型画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記偏光ビームスプリッタに入射された
    前記照明光が、該偏光ビームスプリッタの内部の偏光分
    離膜を透過して前記反射型液晶表示素子に向けて出射さ
    れ、該反射型液晶表示素子で反射され該偏光ビームスプ
    リッタの該偏光分離膜により略90度折り曲げられて前記
    投映レンズに向けて反射されるように構成されてなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の反射型液晶表示素子を用
    いた投写型画像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記光源部からの前記照明光を各色光成
    分に分解する色分解手段を備えたことを特徴とする請求
    項1〜3のうちいずれか1項記載の反射型液晶表示素子
    を用いた投写型画像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記光源部から非偏光な前記照明光が出
    力され、この照明光が、光軸と垂直な断面内での該照明
    光の強度分布を均一化するインテグレータ部、および、
    前記照明光を一方向に振動する直線偏光に変換する偏光
    変換手段を介して、前記偏光ビームスプリッタに入射す
    るように構成されてなることを特徴とする請求項1〜4
    のうちいずれか1項記載の反射型液晶表示素子を用いた
    投写型画像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記インテグレータ部がロッドインテグ
    レータからなることを特徴とする請求項5記載の反射型
    液晶表示素子を用いた投写型画像表示装置。
  7. 【請求項7】 前記インテグレータ部が、複数のレンズ
    を二次元的に配列して構成され、少なくとも2枚の光軸
    方向に配列されたフライアイよりなる、フライアイイン
    テグレータからなり、このインテグレータ部の後段に前
    記偏光変換手段として、入射される前記非偏光な照明光
    を互いに直交する偏光成分を有する第1偏光および第2
    偏光に分離するビームスプリッタと、このビームスプリ
    ッタにより分離されたいずれか一方の偏光を反射するミ
    ラーと、いずれか一方の偏光を他の偏光と同じ偏光方向
    の光に揃えるための位相板とからなり、前記非偏光な照
    明光をいずれか一方の偏光成分のみの光として出射する
    偏光変換素子が配されていることを特徴とする請求項5
    記載の反射型液晶表示素子を用いた投写型画像表示装
    置。
  8. 【請求項8】 前記色分解手段が、カラーホイール装置
    またはカラースイッチング素子からなることを特徴とす
    る請求項4〜7のうちいずれか1項記載の反射型液晶表
    示素子を用いた投写型画像表示装置。
  9. 【請求項9】 前記光源部から略平行な前記照明光が出
    力され、この照明光が、前群レンズおよび後群レンズが
    略アフォーカル系を構成しその焦点近傍に前記色分解手
    段として透過型カラーホイールが配されたアフォーカル
    部を介して、前記インテグレータ部に入射されることを
    特徴とする請求項7記載の反射型液晶表示素子を用いた
    投写型画像表示装置
  10. 【請求項10】 前記アフォーカル部の前記前群レンズ
    および前記後群レンズが、互いに同一の部品から構成さ
    れていることを特徴とする請求項9記載の反射型液晶表
    示素子を用いた投写型画像表示装置。
  11. 【請求項11】 前記アフォーカル部の前記前群レンズ
    または前記アフォーカル部全体が脱着可能とされている
    ことを特徴とする請求項9または10記載の反射型液晶
    表示素子を用いた投写型画像表示装置。
  12. 【請求項12】 前記反射型液晶表示素子が強誘電体液
    晶表示素子とされていることを特徴とする請求項1〜1
    1のうちいずれか1項記載の反射型液晶表示素子を用い
    た投写型画像表示装置。
  13. 【請求項13】 前記照明光が、前記偏光ビームスプリ
    ッタの前記偏光分離膜に対してS偏光とされて入射さ
    れ、該偏光分離膜により略90度折り曲げられて前記反射
    型液晶表示素子に向けて反射されるよう構成されている
    か、または、前記照明光が、前記偏光ビームスプリッタ
    の前記偏光分離膜に対してP偏光とされて入射され、該
    偏光分離膜を透過して前記反射型液晶表示素子に向けて
    出射されよう構成されていることを特徴とする請求項1
    〜12のうちいずれか1項記載の反射型液晶表示素子を
    用いた投写型画像表示装置。
  14. 【請求項14】 前記光源部から前記反射型液晶表示素
    子に至る光路中に配置される少なくとも1つの光学部品
    が、非球面形状とされていることを特徴とする請求項1
    〜13のうちいずれか1項記載の反射型液晶表示素子を
    用いた投写型画像表示装置。
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