JP2000206463A - 反射型液晶プロジェクタ - Google Patents

反射型液晶プロジェクタ

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JP2000206463A
JP2000206463A JP11007022A JP702299A JP2000206463A JP 2000206463 A JP2000206463 A JP 2000206463A JP 11007022 A JP11007022 A JP 11007022A JP 702299 A JP702299 A JP 702299A JP 2000206463 A JP2000206463 A JP 2000206463A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高いコントラストを保ちながら光源の発する
光を高い効率で取り込み、もって明るい画像を形成する
ことができる反射型液晶プロジェクタを提供する。 【解決手段】 瞳の形状を、偏光ビームスプリッタの表
面の法線と前記投射レンズの光軸とで作られる主入射面
方向の開口角をPIとし、該主入射面に垂直な方向の開
口角をPPとするとき、前記開口角PPを前記開口角P
Iより大きくする。ここに、前記開口角PP,PIを、
PP/PI>1.2及び、PP<60°の範囲に設定す
るのが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、偏光ビームスプリ
ッタと1/4波長板及び投射レンズを備えた反射型液晶
プロジェクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、液晶素子上に表示される画像
に対して平面偏光を照射し、当該液晶素子上の画像に対
応する画素により反射される楕円偏光から所定の方向の
平面偏光を取り出し、これを投射レンズによりスクリー
ン上に投射する反射型液晶プロジェクタが知られてい
る。図1は、このような反射型液晶プロジェクタの1例
を示す。このプロジェクタは、光源手段(図示せず)及
び、偏光ビームスプリッタ21、液晶素子23及び投射
レンズ25を備える。図1において、前記光源手段は、
光軸がY軸に平行なレンズ(図示せず)を備え、前記偏
光ビームスプリッタ21は、その法線nがY―Z平面内
に存在し且つY軸・Z軸に対して45°の角度を成すよ
うに配置されている。また、前記液晶素子23はその表
面がZ軸に直交するようにされ、前記投射レンズ25は
その光軸がZ軸と平行になるように配置されている。
【0003】前記光源手段からの光線R0,R1,R2
のうち、Y軸に平行な光線(主入射光線)R0は、偏光
ビームスプリッタ21に対して45°の角度で入射され
る。前記偏光ビームスプリッタ21は、(入射光線が白
色光の場合)前記入射光線R0のエネルギーのうち、Y
軸と偏光ビームスプリッタ21の法線nで定義される主
入射面27に平行に振動するP波(P偏光成分)は当該
偏光ビームスプリッタ21を透過させ、前記主入射面に
直交する方向に振動するS波(S偏光成分)は前記偏光
ビームスプリッタ21により反射し、Z軸に沿って液晶
素子23へ向かうように構成されている。前記液晶素子
23により反射された光線は再びZ軸に沿って前記偏光
ビームスプリッタ21へ向かう。
【0004】その際、前記液晶素子23が鏡面として作
用する部位から反射された光線は再びS波の直線偏光と
なる。従ってこの光線は前記偏光ビームスプリッタ21
により反射され、光源手段側へ向かう。一方、前記液晶
素子23内の所定の画像を生ずる部位で反射された光線
は、前記部位における複屈折により楕円偏光となり、前
記偏光ビームスプリッタ21に入射された後、 そのS
波成分は前記偏光ビームスプリッタ21により反射され
前記光源手段側へ向かい、そのP波成分は偏光ビームス
プリッタ21を透過し投射レンズ24を介して図示しな
いスクリーンへ投射され、所定の画像を形成する。
【0005】前記光源手段からの光は、光束として前記
偏光ビームスプリッタ21へ入射される。従って、前記
光源手段からの光線は前記光線R0のみならず光線R1
及び光線R2を含む。前記光線R1は、前記主入射面
(Y―Z面)27内でY軸に対して傾斜した角度で、前
記偏光ビームスプリッタ21へ入力される。この光線R
1は、入射光軸がレンズ光軸Lと前記法線nとで定義さ
れる主入射面にあるため、前記偏光ビームスプリッタ2
1により反射された反射光(S波)は前記主入射面に垂
直に振動する。従って、この反射光は、前記液晶素子2
3のうち鏡面として作用する部位に入射される場合、こ
れによりそのまま反射され再び前記主入射面27に直交
する方向の直線偏光を有し前記偏光ビームスプリッタ2
1により反射され光源手段側へ向かう。
【0006】これに対して、前記光源手段からの光線の
うち前記主入射面27に対して傾斜した入射方向(これ
は、例えばX―Z面内にあるとする。)に沿って入射す
る光線R2は、前記偏光ビームスプリッタ21により分
離されると、当該スプリッタ21による反射光は前記光
線R2の入射方向と前記法線nにより定まる入射面に直
交する方向へ振動する直線偏光となる。この直線偏光の
方向は、図2においてS2で示される。図示の如く、こ
の振動方向S2は前記主入射面27に直交する軸(X
軸)に対して、進行方向を向いて時計回りにずれた角度
αを有する。この振動方向S2を有するS波が前記液晶
素子23により反射されると(より詳細には前記液晶素
子23のうち鏡面として作用する部位で反射される
と)、当該液晶素子による反射光は図2においてX軸に
対して同じ角度αだけずれた偏光方向S2´を有する。
この偏光方向S2´の直線偏光が前記偏光ビームスプリ
ッタ21へ入力される。
【0007】ところで前述した通り、前記偏光ビームス
プリッタ21は、光線の入射方向と偏光ビームスプリッ
タ21の法線nとで定義される入射面と垂直な振動方向
を有する直線偏光を完全に反射し、前記入射面に平行な
振動成分を完全に透過する機能を有する。前記液晶素子
23からの反射光(光線R2の反射光)が、前記偏光ビ
ームスプリッタ21の法線nとで作る入射面に直交する
方向は、図2に示すように、X軸に対して(―α)の角
度を有する方向S4である。従って、前記反射光の直線
偏光S2´のうちS4と平行な成分は前記偏光ビームス
プリッタ21により反射されるが、S4と直交する方向
の成分は前記偏光ビームスプリッタ21を透過しスクリ
ーン上へ投射される。これによりスクリーン上で、例え
ば黒くあるべきところが薄明るくなりコントラストが低
下する。
【0008】図3は、図1に示す反射型液晶プロジェク
タにおいて、前記ビームスプリッタ21から、意図する
ことなく漏れ出る光の量を表す。ここに開口角は±6°
に設定されている。図3において、それぞれの数字
(%)は、それぞれ数字が位置する場所において、光量
分布が均一である場合に漏れ出る光の量を表す。すなわ
ち1%と記載されている場所では1%の光が漏れること
を表す。すなわちこれによれば開口角が±6°に設定さ
れているにも拘わらず、コントラストは0.01以下に
低下する。
【0009】図4は、前記コントラストの低下を防止す
るために、前記偏光ビームスプリッタ21と前記液晶素
子23との間に、進相軸あるいは遅相軸を前記主入射面
27の方向に合わせた1/4波長板31を置いた構成を
示す。この構成においては、前記液晶素子23で反射さ
れる光線は前記1/4波長板を2回通過する。従って、
前記1/4波長板31は、実質的に1/2波長板として
作用する。このため、前記入射光線R2からの光線は前
記液晶素子23で反射された後、(前記1/2波長板が
存在しない場合は、前記偏光面S2´を有するが、前記
1/4波長板31が存在する場合は)偏光面S4(図
2)を有する直線偏光となり、前記偏光ビームスプリッ
タ21へ入力されると当該スプリッタ21これにより完
全に反射され、前記投射レンズ25の側へ透過すること
がない。より詳細には以下の通りである。すなわち、前
記光線R2が前記偏光ビームスプリッタ21に反射され
て生成された反射光線において偏光方向の前記主入射面
の直交方向からのずれ角度をαとする(図2)と、前記
反射光線のジョーンズベクトルは
【数1】 で表される。すると、前記液晶素子23で反射され1/
4波長板31を通過した後のジョーンズベクトルは、
【数2】 で表わされる。ここで前記1/4波長板31の進相軸あ
るいは遅相軸(光軸)は、前記主入射面27に直交する
ように配置されている(即ちX軸と平行に配置されてい
る。)。従って、前記1/4波長板を通過して出てきた
光線の偏光方向は前記入射光線の偏光方向S2から−2
α回転し、偏光方向S4を有することとなる。前述の通
り、この偏光方向S4は、前記偏光ビームスプリッタ2
1の法線nと反射光線の入射方向で定義される入射面に
垂直であり、前記偏光ビームスプリッタ21を通過する
率は零であり、スクリーン上には光が達することはなく
高いコントラストが得られる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の反射型液晶プロジェクタでは、偏光ビームスプリッ
タの特性のために、前記1/4波長板からのP波(P波
偏光成分)が依然として偏光ビームスプリッタを透過す
ることがあり、これにより画像のコントラストが低下す
るという問題点があった。また、この画像コントラスト
の低下を防止するためにレンズ系に絞りを設けると、画
像の明るさが低下するという問題点が有った。
【0011】この発明の目的は、上記のごとき問題点を
解決する反射型液晶プロジェクタを提供することであ
る。より詳細には、高いコントラストを保ちながら光源
の発する光を高い効率で取り込み、明るい画像を形成す
ることができる反射型液晶プロジェクタを提供すること
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題は、例えば液晶
面から光源側を見た時の瞳の形状を、偏光ビームスプリ
ッタの表面の法線と前記投射レンズの光軸とで作られる
主入射面方向の開口角をPIとし、該主入射面に垂直な
方向の開口角をPPとするとき、PP>PIとすること
により達成される。ここに主入射面とは、ビームスプリ
ッタへ入射される入射光束の内、当該入射光束を射出す
る光学要素の光学軸に沿って進む光線とビームスプリッ
タの法線とで作られる面である。この面は本願発明のプ
ロジェクタの場合、前記法線と投射レンズの光軸とで作
られる面と同一である。また、前記において瞳の開口角
は、液晶面の位置から見た場合の開口角である。
【0013】前記構成により前記課題が達成されること
を説明するために、まず前記問題点の発生原因である偏
光ビームスプリッタの特性を説明する。
【0014】図5に示すように、偏光ビームスプリッタ
21の面は、その法線nに対して入射光線iが略θ=4
5°で入射する場合、入射光線のS波を完全に反射しP
波を完全に透過するように設計されている。しかし、そ
の入射角度が45°から著しくずれた場合当該機能が低
下する。例えば図5に示すように、入射光の光束が太く
なった場合、当該光束のうちの周辺光の光線i’では、
前記法線nに対する入射角度θ±φが45°から所定角
度(例えば±6°)以上にずれ、ビームスプリッタ21
を透過するS波の振幅及び、ビームスプリッタ21で反
射されるP波の振幅が増大するおそれがある。この事情
をより詳細に説明すると以下の通りである。
【0015】図6は、前記ビームスプリッタの特性の一
例を示すものである。図6において横軸は入射光の波長
λ(単位はnm)を示し、縦軸はビームスプリッタの透
過率T(%)を表す。図6に示される450nm乃至6
00nmの波長は緑色光線に対応する。図6においてS
(45°)で示される曲線は、入射光線と前記偏光ビー
ムスプリッタ21の法線とが45°をなす場合のS波の
透過率を表す。すなわち、この場合には前記450nm
〜600nmで、S波は前記偏光ビームスプリッタによ
り完全に反射される。また曲線P(45°)で示すよう
に、ビームスプリッタ21の法線nに対して45°の角
度で入射した光線のP波は当該ビームスプリッタを完全
に透過する。
【0016】これに対して、曲線S(51°)で示され
るように、ビームスプリッタ21へその法線nに対して
例えば51°の入射角度で入射するS波は短波長では完
全に反射されるが、600nm前後の波長で、そのエネ
ルギーの一部が前記偏光ビームスプリッタ21を透過し
てしまう。
【0017】また、曲線P(39°)で示されるよう
に、偏光ビームスプリッタ21へその法線nに対して例
えば39°の入射角度で入射するP波は、450nm乃
至500nmの波長で、そのエネルギーの一部が反射さ
れてしまい明るさが減少する。
【0018】なお、上記では緑色の波長の光線に対する
偏光ビームスプリッタの特性を説明したが、赤色・青色
の波長の光線に対する偏光ビームスプリッタの特性も同
様である。すなわち、偏光ビームスプリッタ21へその
法線nに対して45°からずれた角度で入射される光線
では、P波とS波が所望の通りに完全に分離されない。
【0019】従って、入射光と偏光ビームスプリッタ2
1の法線nの成す角度が45°から著しくずれる(例え
ば±6°ずれる)と、前記1/4波長板の設置にも拘わ
らず前記ビームスプリッタ21から光の漏れが発生しコ
ントラストが低下したり明るさが減少したりする。
【0020】図7及び図8は、入射光と偏光ビームスプ
リッタ21の法線nの成す角度がほぼ45°であり(例
えば45°との差違が±6°以内であり)前記ビームス
プリッタ21からの光の漏れが発生しない入射光の入射
範囲を表す。ここに図7はポアンカレ球を示し、前記偏
光ビームスプリッタは番号21で表される。図6を参照
して説明したように、偏光ビームスプリッタ21へ入力
される光線のうち前記法線nに対して45°をなす光線
を中心として、例えばその前後±6°の光線について
は、前記偏光ビームスプリッタが正常に機能し、S方向
の直線偏光とP方向の直線偏光が正しく分離される。図
7における斜線部分(リング状部分)41は、そのよう
な光線が存在する範囲(即ち前記法線nに対する入射光
線の角度が例えば39°乃至51°である範囲)を示
す。すなわち、この斜線部分41から入射される光線
は、偏光ビームスプリッタ21によりそのS方向直線偏
光とP方向直線偏光が正しく分離され、S方向直線偏光
は前記偏光ビームスプリッタ21により完全に反射され
P方向直線偏光は偏光ビームスプリッタ21を完全に通
過する。
【0021】図8は、液晶素子23の側から見た場合
の、前記斜線部分(リング状部分)41の形状を表す。
すなわち、図8において番号41で示されるものは、図
7における斜線部分41のX―Y面への射影である。す
なわち前記偏光ビームスプリッタ21を使用する反射型
液晶プロジェクタでは、前記液晶素子23の側から見
て、円管部分41を通る光線は、前記偏光ビームスプリ
ッタ21により正しくS波直線偏光とP波直線偏光が分
離されるが、この領域の外側を通る光線はS波直線偏光
とP波直線偏光が正しく分離されない。即ちS波でもビ
ームスプリッタを透過する成分が存在し、P波でもビー
ムスプリッタにより反射される成分が存在する。
【0022】更に、前記偏光ビームスプリッタ21と反
射型液晶素子23とを組み合わせた本願発明のプロジェ
クタでは、前記液晶面23での反射後、反射光線が偏光
ビームスプリッタ21へ入射する際にその入射角度が逆
転する。図9において番号42は、前記液晶素子23か
らの反射光線が前記偏光ビームスプリッタ21へ入射す
る際に、前記法線nに対する入射角度が例えば39°乃
至51°となる反射光線の存在範囲を示す。
【0023】従って最終的に、前記偏光ビームスプリッ
タ21によりS波直線偏光とP波直線偏光が正しく分離
されるためには、光線は図9における領域41と領域4
2の交叉する細長範囲(細長領域)43を通る必要があ
る。換言すれば当該細長範囲43の外側を通る光線はS
波偏光とP波偏光とが正しく分離されずコントラストの
劣化を招く。なお、前記細長範囲43のX軸方向の長さ
bは、Y軸方向の長さaに比較して5倍以上の長さを有
する。
【0024】上記に鑑みて、本願発明は、前記細長範囲
43に対応する形状の瞳が形成されるように構成した。
即ち、液晶面から光源側を見た時の瞳の形状を、偏光ビ
ームスプリッタの表面の法線と前記投射レンズの光軸と
で作られる主入射面方向の開口角をPIとし、該主入射
面に垂直な方向の開口角をPPとするとき、PP>PI
とした。
【0025】これにより、前記細長範囲43の外側を通
る光線は遮断され、高いコントラストの映像を実現する
ことができる。また、前記細長範囲43を通る光線は効
率良く使用され、明るいプロジェクタを実現することが
できる。
【0026】前記において開口角PPは、開口角PIの
1.2倍より大きいことが望ましい。これにより極めて
明るいプロジェクタが実現できる。
【0027】上記の如く細長範囲43の長巾bは、短巾
aの5倍以上の長さを有する。従って、この範囲に比例
する開口角PPと開口角PIの比率の瞳を使用すること
により極めて明るいプロジェクタを使用することができ
る。
【0028】更に、図10に示すように、偏光ビームス
プリッタ21がガラスプリズム44で作られている場
合、ガラスプリズム44の入射出面で入射光が屈折す
る。従ってこの場合には、図11に示すように、X軸方
向に更に細長い細長範囲45が形成される。なお図11
の領域は、より詳細にはプリズムの屈折率が1.8であ
る場合を示す。図10に示すように、この場合ビームス
プリッタの法線に対する主入射光線の光軸(Y軸)の成
す角度θは45°であり、許容ずれ角度φは3.32°
となる。
【0029】なお、前記垂直方向開口角PPは、60°
より小さいのが望ましい。これによりレンズの収差補正
が容易となる。すなわち前記開口角が60°であること
は、Fナンバーで1に相当する。従ってこの角度を越え
る明るさの投射レンズの実現は一般的には困難である。
【0030】本願発明の他の側面は、偏光ビームスプリ
ッタ及び1/4波長板及び投射レンズを備えた反射型液
晶プロジェクタにおいて、投射レンズの前方(スクリー
ン側)から光源側を見た時の瞳の形状を、偏光ビームス
プリッタの表面の法線と前記投射レンズの光軸とで作ら
れる主入射面方向の開口角をPIとし、該主入射面に垂
直な方向の開口角をPPとするとき、PP>PIとする
ことである。前記において開口角PPは、開口角PIの
1.2倍より大きいことが望ましい。
【0031】前記瞳は、好ましくは、ビームスプリッタ
と光源との間に置かれた絞りを、液晶面又は投射レンズ
のスクリーン側から見た場合の、当該絞りのレンズ系に
よる像である。前記絞りは、好ましくはフライアイイン
テグレータ(後述する実施態様における第2フライアイ
インテグレータ)である。
【0032】本願発明の他の側面は、偏光ビームスプリ
ッタ及び1/4波長板及び投射レンズを備えた反射型液
晶プロジェクタにおいて、光学系を通過する光線を定め
る機能を有する絞り手段の形状を、前記偏光ビームスプ
リッタの表面の法線と前記投射レンズの光軸とで作られ
る主入射面に平行な方向の巾に比べて、当該方向に垂直
な方向の巾が大きいものとしたことである。前記におい
て主入射面に垂直な方向の幅は、平行な方向の幅の1.
2倍より大きいことが望ましい。
【0033】前記絞り手段の機能は、例えば光源と偏光
ビームスプリッタの間に配置されるフライアイインテグ
レータにより果たされる。この場合前記絞りの形状は、
前記フライアイインテグレータの外形形状である。
【0034】
【発明の実施の形態】図12乃至図15を参照して、本
願発明の反射型液晶プロジェクタの一実施形態を説明す
る。
【0035】この実施形態には光源としてのランプ10
1が設けてある。このランプ101から射出された光線
はリフレクタ103により反射された後、コンデンサレ
ンズ105により集束され、第1フライアイインテグレ
ータ107へ入射される。ここに前記リフレクタ103
により反射され、コンデンサレンズ105により集束さ
れる光線はリフレクタ軸109に対して回転対称に分布
する。従って、前記第1フライアイインテグレータ10
7は、図13に示すように光線を最大限取り込めるよう
に円形に近い外形形状に成形されている。
【0036】図13に示すように、前記第1フライアイ
インテグレータ107は多数のレンズエレメント111
から構成されている。そして、前記第1フライアイイン
テグレータ107の各レンズエレメント111による光
源のスポット像が第2フライアイインテグレータ113
の対応する各々のレンズエレメント115(図14)の
上に結像される。
【0037】前記第2フライアイインテグレータ113
からの光線は、ダイクロイックミラー117及び119
により例えば赤、青、緑の波長の光線に分光される。分
光された各光線は、フィールドレンズ121,123,
125(及び場合によってはリレーレンズ127,反射
ミラー128、リレーレンズ129)を介してそれぞれ
の波長についての像形成を行う像形成装置131,13
3,135へ入射される。ここに、前記像形成装置13
1,133,135は、例えば図4に示したものと同様
な構成を有し、それぞれ、偏光ビームスプリッタ21及
び1/4波長板31及び液晶素子23を備えている。前
記像形成装置131,133,135からのそれぞれの
波長を有する光線は色合成プリズム137で合成され、
前記投射レンズ25と同様の投射レンズ139を介して
図示しないスクリーン上へ投射される。
【0038】図15は、前記投射レンズ139をスクリ
ーン側(図12において左側)から覗いてみた時に当該
レンズ139の中に見える像であり、レンズ139の瞳
139aの中に、前記第2フライアイインテグレータ1
13の像113’が見える。従って、この反射型液晶プ
ロジェクタでは、前記第2フライアイインテグレータ1
13が実質的に開口絞りとして機能する。すなわち、前
記第1フライアイインテグレータ107からのスポット
像は光源101の広がりにより前記第2フライアイイン
テグレータ113のエレメントからはみ出す場合がある
が、はみ出した光線は前記液晶素子23あるいは投射レ
ンズ139により蹴られてしまい実質的にこの反射型液
晶プロジェクタの光学系を通過することができない。従
ってこのプロジェクタの光学系では前記第2フライアイ
インテグレータ113の外形形状のレンズ系による像が
光学系全体の瞳形状となる。
【0039】ところで、すでに図7乃至図9を参照して
説明したように、前記偏光ビームスプリッタ21の特性
のため、前記ビームスプリッタ21の法線nと投射レン
ズの光軸で作られる主入射面と垂直な方向(図12にお
いてX軸方向)に細長い範囲43を通過する光線では前
記ビームスプリッタ21により、P偏光成分とS偏光成
分とが正しく分離されるが前記範囲43の外側を通る光
線ではP偏光成分とS偏光成分とが正しく分離されず、
コントラストの低下を招く。
【0040】従って、前記ビームスプリッタ21の法線
nと投射レンズの光軸で作られる主入射面と平行な方向
(図12においてY軸方向)における前記第2フライア
イインテグレータ113の巾113a(図14)は、比
較的短く設計され、この第2フライアイインテグレータ
113を通過してビームスプリッタ21へ到達した光線
が前記細長範囲43のY軸方向の巾aの中に入るように
設定されている。これによりコントラストの高い画像を
スクリーン上に形成できる。すなわち、Y軸方向の幅1
13aを大きくすれば無駄になる光線の割合を少なくす
ることができるが、この幅113aの外側を通る光線を
使用すると、スクリーン上において画像のコントラスト
の低下を招く。
【0041】一方、前記ビームスプリッタ21の法線n
と投射レンズの光軸で作られる主入射面と垂直な方向
(図12においてX軸方向)における前記第2フライア
イインテグレータ113の巾113b(図14)は、比
較的長く設計され、この第2フライアイインテグレータ
113を通過してビームスプリッタ21へ到達した光線
が前記細長範囲43のX軸方向の巾bの中に入るように
設定されている。X軸方向の幅113bをY軸方向の幅
113aに比べて大きく設定することにより、ランプ1
01から射出された光線を効率良く液晶素子23へ導き
スクリーンをコントラスト良く照らすことができる。
【0042】要するに、X軸方向の幅113aを短く
し、Y軸方向の幅113bを長くすることにより、はみ
出して無駄になる光線の割合を減らし、ランプ101か
ら射出された光線を効率良く液晶素子23へ導きスクリ
ーンをコントラスト良く照らすことができる。尚、前記
X軸方向幅113bを長くすることに対応して、光学系
の他のエレメントの形状も対応する方向において大きく
する必要があることはもちろんである。
【0043】このように、偏光ビームスプリッタと1/
4波長板を組み合わせて使用する反射型液晶プロジェク
タでは、前記瞳の形状を横長の形状にする(例えば前記
主入射面と平行な方向の開口角に対して主入射面と垂直
な方向の開口角を大きくする)ことによりコントラスト
を低下させずに明るいプロジェクタを実現することがで
きる。即ち、光源系及び投射系の瞳形状を円形ではなく
主入射面に垂直方向に伸ばすことにより、広い開口角で
光源からの光をより多く取り込むことができ、以て明る
いプロジェクタを実現することができる。
【0044】垂直方向に伸ばす割合は主入射面方向の開
口角をPIとし、これと垂直な方向の開口角をPPとす
る場合、PPはPIの1.2倍より大きいのが好まし
い。さもないと、垂直方向に広げた効果が小さく輝度の
向上が望めない。
【0045】また投射レンズを構成する一枚一枚のレン
ズの外形は一般に円形でありPPをPIよりもあまり大
きくすると投射像の形成に寄与しない無駄なレンズ領域
が多くなる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、上記のように構成することにより、高いコントラス
トを保ちながら光源の発する光を高い効率で取り込み、
もって明るい画像を形成することができる反射型液晶プ
ロジェクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の第1反射型液晶プロジェクタの構成を示
す模式図である。
【図2】前記第1反射型液晶プロジェクタに設けた液晶
素子への入射光・反射光の偏光方向を示す模式図であ
る。
【図3】前記第1反射型液晶プロジェクタにおけるスク
リーン上での光の漏れ量を示す模式図である。
【図4】従来の第2反射型液晶プロジェクタの構成を示
す模式図である。
【図5】本願発明の作用を示すための説明図であり、偏
光ビームスプリッタに対する入射光線の入射角度を示す
図である。
【図6】本願発明の作用を示すための説明図であり、図
5の入射角度に応じるS波・P波の透過率の変動を示
す。
【図7】S波・P波の透過率が所望の値を有する範囲に
存在する入射光線の(偏光ビームスプリッタに対する)
入射角度範囲を表す模式図である。
【図8】図7の入射角度範囲をX−Y面へ投影した範囲
を示す模式図である。
【図9】図8の範囲及び液晶素子面での反射後の光線に
ついての使用可能範囲を示す模式図である。
【図10】偏光ビームスプリッタがガラスプリズムで作
られている場合の、光線の入射経路を示す模式図であ
る。
【図11】偏光ビームスプリッタがガラスプリズムで作
られている場合の、本願発明の瞳の形状を表す模式図で
ある。
【図12】本願発明の実施形態を示す模式図である。
【図13】図12に於けるXIII-XIII線に沿って見た第
1フライアイインテグレータの正面図である。
【図14】図12に於けるXIV-XIV線に沿って見た第2
フライアイインテグレータの正面図である。
【図15】図12におけるXV-XV線に沿って見た投射レ
ンズの中の像の模式図である。
【符号の説明】
21: 偏光ビームスプリッタ 23: 液晶素子 25: 投射レンズ 31: 1/4波長板 107: 第1フライアイインテグレータ 113: 第2フライアイインテグレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/74 H04N 5/74 A Fターム(参考) 2H088 EA15 EA16 EA18 HA13 HA17 HA20 HA21 HA24 HA25 HA28 MA02 MA06 2H091 FA05X FA05Z FA10X FA10Z FA11X FA11Z FA14Z FA26X FA29Z FA41Z LA17 MA07 2H099 AA12 BA09 CA01 DA05 5C058 AA06 BA05 BA08 BA23 EA02 EA11 EA26

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏光ビームスプリッタ及び1/4波長板
    及び投射レンズを備えた反射型液晶プロジェクタにし
    て、瞳の形状が、前記偏光ビームスプリッタの表面の法
    線と前記投射レンズの光軸とで作る主入射面方向の開口
    角をPIとし、該主入射面に垂直な方向の開口角をPP
    とするとき、PP>PIであることを特徴とする反射型
    液晶プロジェクタ。
  2. 【請求項2】 前記開口角PP及び開口角PIは、PP
    /PI>1.2及びPP<60°の関係を満たすことを
    特徴とする請求項1に記載の反射型液晶プロジェクタ。
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