JP2003177352A - 投写型表示装置及びこれを用いた背面投写型表示装置 - Google Patents

投写型表示装置及びこれを用いた背面投写型表示装置

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JP2003177352A
JP2003177352A JP2002264628A JP2002264628A JP2003177352A JP 2003177352 A JP2003177352 A JP 2003177352A JP 2002264628 A JP2002264628 A JP 2002264628A JP 2002264628 A JP2002264628 A JP 2002264628A JP 2003177352 A JP2003177352 A JP 2003177352A
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Mitsuhiro Wada
充弘 和田
Yoshihiro Masumoto
吉弘 枡本
Yoshimasa Fushimi
吉正 伏見
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の反射型光変調素子を用いた投写型表示
装置は、小型、かつ安価な構成で正面投写を実現するこ
とが困難であった。 【解決手段】 ランプ1(光源)と、照明手段8と、折
り返しミラー9(反射手段)と、DMD10(反射型光
変調素子)と、平凸レンズ11(レンズ素子)と、投写
レンズ12(投写手段)とから、投写型表示装置が構成
される。照明手段8の光軸8aと投写レンズ12の光軸
12aとがねじれの位置にあり、平凸レンズ11は、照
明手段8の出射瞳8bと投写レンズ12の入射瞳12b
とを略共役とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、反射型の空間光変
調素子を用いて大画面映像をスクリーン上に投影するこ
とのできる投写型表示装置、及び背面投写型表示装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、大画面用の映像機器として各種の
空間光変調素子を用いた投写型表示装置が知られてい
る。最近では、DMD(Digital Micro-Mirror Devic
e)のような表示効率の高い反射型の空間光変調素子が
注目されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】図16A,図16Bは、空間光変調素子と
してDMDを用いた投写型表示装置の構成をした図であ
り、図16Aはその上面図、図16Bはその側面図であ
る。この投写型表示装置は、白色光を放射するランプ1
61と、ランプ161の放射光を集光する楕円面鏡16
2と、楕円面鏡162の長焦点近傍に配置され、赤、
緑、青の三原色光を順次選択的に透過させる回転型カラ
ーフィルタ164と、集光レンズ165と、平面ミラー
166と、入射光を変調して光学像を形成するDMD1
67と、DMD167上の光学像をスクリーン(図示せ
ず)上に拡大投影する投写レンズ168とから構成され
ている。
【0004】ランプ161は、超高圧水銀ランプやキセ
ノンランプ等が用いられる。これらのランプは、輝度が
高く、発光部が比較的小さいため、放射光を効率よく集
光することができる。集光レンズ165は、回転型カラ
ーフィルタ164を透過した光の拡がりを抑えてDMD
167及び投写レンズ168に導く。
【0005】図17AはDMD167の概略正面図、図
17BはDMD167上の微小ミラー171の動作原理
を示す模式的側面図である。図17Aに示すように、D
MD167は、画素毎に設けられた微小ミラー171を
2次元的に配列して構成される。各画素ごとに、微小ミ
ラー171の直下に配置されたメモリー素子の静電界作
用により、微小ミラー171の傾きが制御され、入射光
の反射角度を変化させることによって、ON/OFF状
態が形成される。
【0006】図17Bを用いて、DMD167面に対し
て微小ミラー171が±10度傾く場合について説明す
る。DMD167面の法線に対して20度傾いた光17
2が入射すると、微小ミラー171がON(+10度)
状態の時、反射光173は投写レンズ168に入射し、
スクリーン上に画素が表示される。一方、微小ミラー1
71がOFF(−10度)状態の時、反射光174は投
写レンズ168に入射せず、スクリーン上には画素が表
示されない。各画素について、ON/OFFの切り替え
を時間的に制御することで、階調表現が可能になる。
【0007】DMD167上の各ミラー171は、図1
7Aに示すように表示領域の短軸176に対して方位角
45度の方向に傾斜する。
【0008】上記DMD167が適正に動作し、かつ、
集光レンズ165や投写レンズ168等の光学部品の機
械的な接触や干渉を避けるため、図16A,図16Bに
示すように、平面ミラー166は、集光レンズ165を
出射した光の光路を三次元的に折り返し、DMD167
に所定の入射角で入射させるように配置されている。
【0009】なお、DMD167の中心軸(DMD16
7の有効部の中心を通る法線)167aは投写レンズ1
68の光軸168aと一致しておらず、オフセット(シ
フト)して配置される。従って、投写レンズ168は、
有効像円のうち、一部の画角のみを使用してDMD16
7上の光学像を投影している。
【0010】ところが、図16A,図16Bに示す投写
型表示装置は、以下の課題があった。
【0011】第1に、DMD167の中心軸167aと
投写レンズ168の光軸168aとがオフセットしてい
るため、高さ方向に余分なスペースが必要になり、装置
全体の小型化が困難であった。
【0012】第2に、このような装置を用いて背面投写
型の表示装置を構成する場合、投写レンズ168の光軸
168aと投写画像の中心軸とがオフセットするため、
筐体に保持される透過型スクリーンの中心軸(スクリー
ンの有効部の中心を通る法線)も投写レンズ168の光
軸168aに対してオフセットする必要があった。この
ため、オフセット量に比例して画角が増大し、投写レン
ズ168が大型化すると同時に、スクリーンを構成して
いるフレネルレンズへの光線入射角が大きくなる。それ
故、スクリーン周辺部のフレアや迷光が増加し、表示画
像の品位が低下するという課題があった。
【0013】また、画面の最周辺部(4隅)に対する画
角がそれぞれ異なるため、解像度や明るさが画面上で不
均一になるという課題があった。
【0014】それ故、背面投写型表示装置を構成する場
合には、投写装置は正面投写(オフセット無し)が好ま
しい。
【0015】これに対して、DMDを用いて正面投写を
実現した構成が提案されている(例えば、特許文献
2)。
【0016】これは2つ、或いは3つのプリズム片から
なるTIR(Total Internal Reflection)プリズム
を、投写レンズとDMDとの間に配置し、各プリズム片
の空気ギャップ間で生じる全反射を利用して、正面投写
を実現したものである。
【0017】
【特許文献1】特開2000−98272号公報
【0018】
【特許文献2】特開2001−166118号公報
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、TIR
プリズムの空気ギャップの不均一性によって投写画像に
片ボケを生じるため、極めて厳しい精度が必要であっ
た。また、TIRプリズムが非常に高価な部品であるた
め、装置全体のコストアップ要因であった。
【0020】本発明は、上記課題を鑑みてなされたもの
であり、DMD等の反射型光変調素子を用いて、表示画
像の均一性が高く、正面投写が可能な、小型、かつ安価
な投写型表示装置、ならびに、これを用いた背面投写型
表示装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の投写型表示装置は、光源と、前記光源か
ら放射された光を集光して照明光を形成する照明手段
と、前記照明光の光路を折り曲げる反射手段と、前記反
射手段により折り曲げられた前記照明光によって照明さ
れ、映像信号に応じて光学像を形成する反射型光変調素
子と、前記反射型光変調素子上の前記光学像を投影する
投写手段と、前記反射型光変調素子の入射光及び出射光
の光路上に配置されたレンズ素子とを備え、前記照明手
段の光軸と前記投写手段の光軸とがねじれの位置にあ
り、前記レンズ素子は、前記照明手段の出射瞳と前記投
写手段の入射瞳とを略共役にせしめることを特徴とす
る。
【0022】また、本発明の背面投写型表示装置は、上
記の本発明の投写型表示装置と、前記投写型表示装置が
投影する画像を表示する透過型スクリーンと、前記投写
型表示装置を内包し前記透過型スクリーンを保持する筐
体とを備える。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の投写型表示装置は、照明
手段の光軸と投写手段の光軸とがねじれの位置にあり、
レンズ素子は、照明手段の出射瞳と投写手段の入射瞳と
を略共役にせしめることにより、反射型光変調素子を用
いて、正面投写が可能な、小型で安価な投写型表示装置
を実現できる。
【0024】本発明において、照明手段の光軸と投写手
段の光軸とがねじれの位置にあるとは、両光軸が同一平
面上にないこと、すなわち、両光軸が平行でなく、且つ
交差もしていないことを意味する。
【0025】本発明の上記の投写型表示装置において、
前記入射瞳は前記投写手段の光軸に対して偏心している
ことが好ましい。
【0026】このとき、前記投写手段の前記偏心方向の
集光角が、これと直交する方向の集光角よりも小さいこ
とが好ましい。
【0027】また、前記投写手段は、その光軸の回りに
回転することのないフォーカス調整機構を備えることが
好ましい。
【0028】また、本発明の上記の投写型表示装置にお
いて、前記照明手段の光軸及び前記投写手段の光軸の双
方と直交する方向から見たとき、前記照明手段の光軸と
前記投写手段の光軸との見かけ上の交点が、前記レンズ
素子と前記投写手段との間に配置されていることが好ま
しい。
【0029】また、前記反射型光変調素子の光軸と前記
投写手段の光軸とが一致していることが好ましい。
【0030】また、本発明の上記の投写型表示装置が、
更に、第1の筐体と第2の筐体とを備え、前記第1の筐
体は、前記照明手段を保持すると共に、前記照明手段か
ら出射する光を通過させるための出射窓を有し、前記第
2の筐体は、前記反射手段と前記反射型光変調素子と前
記レンズ素子と前記投写手段とを保持すると共に、前記
照明手段からの光を入射させるための入射窓を有し、前
記出射窓と前記入射窓とが結合されていることが好まし
い。
【0031】このとき、前記出射窓と前記入射窓との間
に結合手段を有し、前記結合手段は、光軸或いは光路長
を調整するための調整機構を備えることが好ましい。
【0032】また、本発明の上記の投写型表示装置にお
いて、前記照明手段は、光学インテグレータ素子を備え
ることが好ましい。
【0033】ここで、前記光学インテグレータ素子は、
2枚のレンズアレイ板を有し、少なくとも前記光源に近
い側のレンズアレイ板を構成する複数のレンズはそれぞ
れ適切に偏心していることが好ましい。
【0034】次に、本発明の第1の背面投写型表示装置
は、上記の本発明の投写型表示装置と、前記投写型表示
装置が投影する画像を表示する透過型スクリーンと、前
記投写型表示装置を内包し前記透過型スクリーンを保持
する筐体とを備える。これにより、明るさや解像度の均
一性が高く、高画質な画像を表示することのできる背面
投写型表示装置を実現できる。
【0035】また、本発明の第2の背面投写型表示装置
は、上記の複数の本発明の投写型表示装置と、前記複数
の投写型表示装置が投影する画像を表示する透過型スク
リーンと、前記複数の投写型表示装置を内包し前記透過
型スクリーンを保持する筐体とを備える。これにより、
高画質で、画面間の画質差の少ないマルチ画面表示が可
能な背面投写型表示装置を実現できる。
【0036】前記第1及び第2の投写型表示装置は、前
記透過型スクリーン側に視野絞りを備えることが好まし
い。
【0037】以下、本発明の投写型表示装置、及び背面
投写型表示装置に関する具体的な実施の形態について、
図面を参照しながら説明する。
【0038】(実施の形態1)図1は、本発明の第1の
実施の形態に係る投写型表示装置の構成図である。1は
光源としてのランプ、8は照明手段、9は反射手段とし
ての折り返しミラー、10は反射型光変調素子としての
DMD、11はレンズ素子としての平凸レンズ、12は
投写手段としての投写レンズである。
【0039】ここで、xyz直交座標系を図のように定
義すると、図1は、x−z平面に関しての構成を示して
いる。同様に、図2、図3のそれぞれは、x−y平面、
y−z平面に関しての構成を示す。
【0040】楕円面鏡2は、ランプ1の放射光を集光
し、長焦点近傍に集光スポットを形成する。UV−IR
カットフィルタ3は、ランプ1の放射光から紫外光、赤
外光成分を除去するために用いている。
【0041】照明手段8は、回転型カラーフィルタ4、
コンデンサレンズ5、第1レンズアレイ6及び第2レン
ズアレイ7から構成される。
【0042】回転型カラーフィルタ4は、三原色のカラ
ーフィルタを円盤状に組み合わせたもので、集光スポッ
トの近傍に配置して回転させることにより、赤、緑、青
の光を順次選択的に透過させることができる。
【0043】コンデンサレンズ5は、回転型カラーフィ
ルタ4を透過した発散光を集光して、効率よく第1レン
ズアレイ6に導く。
【0044】第1レンズアレイ6及び第2レンズアレイ
7は、光学インテグレータ素子である。第1レンズアレ
イ6は、コンデンサレンズ5で集光した光束を微小光束
に分割する。第2レンズアレイ7は、各微小光束をそれ
ぞれ拡大してDMD10上で重ね合わせる。これによ
り、微小光束の積分値として、DMD10上に均一な照
明光束が形成される。
【0045】図4A,図4Bは第1レンズアレイ6の正
面図及び側面図であり、図5A,図5Bは第2レンズア
レイ7の正面図及び側面図である。第1レンズアレイ6
は、DMD10の表示領域とおよそ相似な複数の第1レ
ンズ6aを二次元的に配列して構成される。第2レンズ
アレイ7は、第1レンズ6aと同形状の第2レンズ7a
を二次元的に配列して構成される。第2レンズ7aの各
々は、それぞれに対応する第1レンズ6aを通過した微
小光束がDMD10上で重なるように、適切に偏心され
ている。
【0046】この例では、第2レンズアレイ7を構成す
る第2レンズ7aは、第1レンズ6aと同形状としてい
るが、これに限定しない。第1レンズ6aの各々を偏心
させて、互いに異なる開口形状の第2レンズを組み合わ
せて構成したものであっても良い。
【0047】また、第2レンズ7aを偏心させる代わり
に、第2レンズアレイ7の出射側近傍に正パワーのレン
ズを配置して、重畳作用を得る構成としてもよい。
【0048】照明手段8を出射した光は、折り返しミラ
ー9により光路を折り曲げられ、平凸レンズ11を通過
し、DMD10に入射する。
【0049】折り返しミラー9は平面ミラーであり、照
明手段8の光軸8aと投写レンズ12の光軸12aとが
ねじれの位置となるように配置される。更に、図1に示
すように、照明手段8の光軸8a及び投写レンズ12の
光軸12aの双方と直交する方向(すなわちy軸方向)
から見たとき、照明手段8の光軸8aと投写レンズ12
の光軸12aとの見かけ上の交点Pが、平凸レンズ11
と投写レンズ12との間に配置されるように、折り返し
ミラー9が配置される。
【0050】DMD10上の微小ミラーの傾斜角は±1
0度であり、この傾斜角を変化させて入射光の反射方向
を制御する。この制御を回転型カラーフィルタ4の回転
と同期させ、赤、緑、青の光学像を時間的に重ね合わせ
ることによって、フルカラー画像を表示することができ
る。
【0051】照明光の最大集光角は約10度である。折
り返しミラー9は、照明光がDMD10面に対して方位
角(図2に示したように、DMD10の法線方向から見
たときの、DMD10の短辺に対する入射光の角度θ)
45度、入射角20度で入射するように配置されてい
る。
【0052】平凸レンズ11は、DMD10の入射光と
出射光とを共有し、DMD10の中心軸(DMD10の
有効部の中心を通る法線)10aと投写レンズ12の光
軸12aとが同軸となるように配置され、照明手段8の
出射瞳8b(図1の構成の場合、第2レンズアレイ7の
出射面)と投写レンズ12の入射瞳12bとを共役とせ
しめる。
【0053】平凸レンズ11は、出射瞳8bを通過した
光をDMD10に導くと同時に、DMD10のON状態
において反射された光を効率よく入射瞳12bに導く。
【0054】投写レンズ12のF値は2.88(最大集
光角10度)であり、DMD10のON状態において反
射された光をスクリーン(図示せず)上に導き、大画面
のフルカラー映像を表示する。
【0055】図1〜図3に示した本実施の形態の投写型
表示装置は、平凸レンズ11のパワー、及び平凸レンズ
11と投写レンズ12との間の空気間隔を適切に設定す
ることにより、TIRプリズム等の高価な部品を用いる
ことなく、DMD10と投写レンズ12とを同軸上に配
置することができる。
【0056】また、照明手段8の光軸8aと投写レンズ
12の光軸12aとがねじれの位置にあることにより、
光学部品の機械的な接触や干渉が無く、空間を効率よく
利用することができる。
【0057】更に、y軸方向から見たとき、照明手段8
の光軸8aと投写レンズ12の光軸12aとの見かけ上
の交点が、平凸レンズ11と投写レンズ12との間に配
置されるように、折り返しミラー9を平凸レンズ11と
投写レンズ12との間に適切に配置することにより、装
置の小型化が可能になる。
【0058】上記構成によれば、反射型光変調素子を用
いて、正面投写が可能な、安価かつコンパクトな投写型
表示装置を実現することができる。
【0059】(実施の形態2)図6は、本発明の第2の
実施の形態に係る投写型表示装置の構成図である。ここ
で、xyz直交座標を図のように定義すると、図6は、
x−z平面に関しての構成を示している。同様に、図7
は、y−z平面に関しての構成を示す。
【0060】光源1から投写レンズ12に至るまでの基
本的な作用は、実施の形態1と同様であり、同一の機能
を有する部材には同一の符号を付してそれらの説明を割
愛する。
【0061】実施の形態1に対する本実施の形態の特徴
は、投写レンズ12の入射瞳12bを光軸12aに対し
て偏心させている点である。本実施の形態では、図7に
示すように、入射瞳12bをDMD10の短軸(y軸)
方向に偏心させている。このため、DMD10上の微小
ミラーの傾斜角±10度に対し、照明光の最大入射角を
10度、DMD10面への照明光の入射角を24.5
度、方位角を40度としている。
【0062】投写レンズ12のF値は2.0(最大集光
角14.5度)であり、入射瞳12bの実効F値は2.
85である。
【0063】投写レンズ12は、入射瞳12bと同様な
形状の絞りを内蔵し、入射瞳12bが偏心しているので
光軸12a回りに回転すること無く投写レンズ12の光
軸12aに沿ってのみ移動可能なフォーカス調整機構を
備えている。
【0064】入射瞳12bは、DMD10の入射光と出
射光との成す角度が大きくなる方向に偏心すればよい。
これにより、折り返しミラー9から平凸レンズ11に向
かう照明光と、平凸レンズ11から投写レンズ12に向
かう投写光との分離角が大きくなり、折り返しミラー9
をより平凸レンズ11に近接して配置することができる
ので、平凸レンズ11と投写レンズ12との間の空気間
隔を小さくすることができ、装置を小型化にできる。
【0065】入射瞳12bの偏心量が大きいほど、照明
光と投写光との分離角は大きくなるが、投写レンズ12
に必要な最大集光角も大きくなるため、F値の小さな投
写レンズが必要になる。それ故に偏心量は、セットサイ
ズ、投写レンズのF値などを検討した上で適切に設定す
ることが望ましい。
【0066】本実施の形態では、照明光の方位角を40
度とし、入射瞳12bをDMD10の短軸(y軸)方向
に偏心させる例を示したが、これに限定されるものでは
ない。しかしながら、照明光の方位角は、DMD10上
の微小ミラーが傾斜する方向(本実施の形態の場合、D
MD10の短軸(y軸)に対して45度の方向)とDM
D10の短軸(y軸)との間に設定する方が好ましい。
【0067】図6〜図7に示した本実施の形態の投写型
表示装置は、平凸レンズ11のパワー、及び平凸レンズ
11と投写レンズ12との間の空気間隔を適切に設定す
ることにより、TIRプリズム等の高価な部品を用いる
ことなく、DMD10と投写レンズ12を同軸上に配置
することができる。
【0068】また、照明手段8の光軸8aと投写レンズ
12の光軸12aとがねじれの位置にあることにより、
光学部品の機械的な接触や干渉が無く、空間を効率よく
利用することができる。
【0069】更に、y軸方向から見たとき、照明手段8
の光軸8aと投写レンズ12の光軸12aとの見かけ上
の交点Pが、平凸レンズ11と投写レンズ12との間に
配置されるように、折り返しミラー9を平凸レンズ11
と投写レンズ12との間に適切に配置することにより、
装置の小型化が可能になる。
【0070】更に、入射瞳12bを適切に偏心すること
により、平凸レンズ11と投写レンズ12との間隔を小
さくすることができる。
【0071】上記構成によれば、反射型光変調素子を用
いて、正面投写が可能な、安価で、かつ実施の形態1に
示した構成よりも更にコンパクトな投写型表示装置を実
現することができる。
【0072】(実施の形態3)図8Aは、本発明の第3
の実施の形態に係る投写型表示装置の構成図である。こ
こで、xyz直交座標を図のように定義すると、図8A
は、x−z平面に関しての構成を示している。同様に、
図9は、y−z平面に関しての構成を示す。
【0073】図8Bは、図8Aの8B−8B線において
矢印方向から見たDMD10の正面図である。
【0074】光源1から投写レンズ12に至るまでの基
本的な作用は、実施の形態1,2と同様であり、同一の
機能を有する部材には同一の符号を付してそれらの説明
を割愛する。
【0075】本実施の形態では、実施の形態2と同様
に、図9に示すように、入射瞳12bをDMD10の短
軸(y軸)方向に偏心させている。
【0076】実施の形態1に対する本実施の形態の特徴
は、投写レンズ12の入射瞳12bを光軸12aに対し
て偏心させ、同時に、入射瞳12bにおける偏心方向の
集光角がこれとは直交する方向の集光角よりも小さくな
るようにしている点である。
【0077】図10A,図10Bは、投写レンズ12の
最大集光角の範囲と入射瞳との関係を示す模式図であ
る。図10Aは、偏心方向100(y軸方向)の集光角
とこれに直交する方向(x軸方向)の集光角とが同じ場
合(実施の形態2に相当する)において、入射瞳101
と、投写レンズ12に必要な最大集光角の範囲102と
を示している。図10Bは、偏心方向100(y軸方
向)の集光角をこれに直交する方向(x軸方向)の集光
角よりも小さくした場合(本実施の形態3に相当する)
において、入射瞳103と、投写レンズ12に必要な最
大集光角の範囲104とを示している。いずれも、偏心
量と入射瞳の面積(実効F値、斜線部で示す)は同じで
ある。
【0078】入射瞳103において、偏心方向100
(y軸方向)の最大長さをFV、これに垂直な方向(x
軸方向)の最大長さをFHとしている。
【0079】図10Aと図10Bとの比較から明らかな
ように、偏心方向100の集光角をこれに直交する方向
の集光角よりも小さくすることにより、同一の実効F値
を有する偏心した入射瞳に対して、投写レンズの最大集
光角の範囲を小さくできる。すなわち、最大集光角の小
さい(F値の大きい)投写レンズを用いて、同様の性能
を実現することができる。
【0080】また、偏心方向100の集光角を小さくす
ることにより、折り返しミラー9から平凸レンズ11に
向かう照明光と平凸レンズ11から投写レンズ12に向
かう投写光との干渉が緩和されるので、折り返しミラー
9をより平凸レンズ11に近接して配置することがで
き、平凸レンズ11と投写レンズ12との間の空気間隔
を小さくすることができる。
【0081】上記入射瞳12bに整合した照明手段8の
出射瞳8bを得るためには、例えば、図11A,図11
Bに示す形状の第1レンズアレイ86、及び図12A,
図12Bに示す形状の第2レンズアレイ87を用いれば
よい。
【0082】図11Aは第1レンズアレイ86の正面
図、図11Bは図11Aの11B−11B線での矢視断
面図であり、第1レンズアレイ86を構成する各第1レ
ンズ86aは、それぞれを通過した光束が第2レンズア
レイ87内の対応する第2レンズ87a上に集光される
ように偏心させている。
【0083】また、図12Aは第2レンズアレイ87の
正面図、図12Bは図12Aの12B−12B線での矢
視断面図であり、第2レンズアレイ87を構成する各第
2レンズ87aは、それぞれに対応する第1レンズ86
aを通過した光束がDMD90上で重なるように、適切
に偏心させている。
【0084】第2レンズアレイ87は、その短軸87b
方向が入射瞳12bの偏心方向とおよそ一致するように
配置され、短軸87b方向と長軸87c方向におけるそ
れぞれの大きさが投写レンズ12の対応する方向におけ
る集光角と整合するように設定すれば良い。
【0085】本発明における十分な効果を得るために
は、以下の式(1),(2)を満足すればよい。
【0086】 0.5×LDMD≦D1≦LDMD ・・・(1) 0.3f≦D2≦f ・・・(2) ここで、LDMDはDMD10の有効表示領域の対角長
(図8B参照)、D1はDMD10と平凸レンズ11と
の間の空気間隔、D2は平凸レンズ11と投写レンズ1
2との間の空気間隔、fは平凸レンズ91の焦点距離で
ある。
【0087】式(1)において、D1が下限値よりも小
さくなると、DMD10と平凸レンズ11との間で発生
する不要反射光が増加し、画質に悪影響を及ぼすので好
ましくない。また、D1が上限値よりも大きくなると、
平凸レンズ11の有効径が大きくなり、装置の大型化を
招くので好ましくない。
【0088】また、式(2)において、D2が下限値よ
りも小さくなると、折り返しミラー9の配置が困難にな
るので好ましくない。また、D2が上限値より大きくな
ると、投写レンズ12のバックフォーカスが長くなり、
収差補正が困難になる、大型化を招く等の問題が生じる
ため好ましくない。
【0089】図1〜図3に示した実施の形態1、及び図
6〜図7に示した実施の形態2においても、上記式
(1)、(2)を満足することにより、十分な効果を得
ることができる。
【0090】更に、以下の式(3),(4)を満足すれ
ばなお良い。
【0091】 2×θDMD≦θi≦2.5×θDMD ・・・(3) 0.35≦FV/FH≦0.95 ・・・(4) ここで、θDMDはDMD10上の微小ミラーの傾斜角、
θiはDMD10の中心軸10aに対する照明光(ここ
では、照明手段8の光軸8aに相当する)の入射角、F
Vは入射瞳12bの偏心方向の最大長さ、FHは入射瞳1
2bの偏心方向に直交する方向の最大長さである。
【0092】式(3)において、θiが下限値よりも小
さくなると、DMD10への入射光と出射光との分離角
が小さくなり、折り返しミラー9の配置が困難になるの
で好ましくない。また、θiが上限値よりも大きくなる
と、投写レンズ12に必要な最大集光角が大きくなり、
投写レンズ12の大型化を招くので好ましくない。
【0093】また、式(4)において、FV/FHが下限
値よりも小さくなると、投写レンズ12の最大集光角範
囲における入射瞳領域(光線が通過する領域)が相対的
に小さくなり、無駄が大きくなるので好ましくない。ま
た、FV/FHが上限値よりも大きくなると、投写レンズ
12に必要な最大集光角が大きくなり、投写レンズ12
の大型化を招くので好ましくない。
【0094】図6〜図7に示した実施の形態2において
も、上記式(3)の条件を満足することにより、より十
分な効果を得ることができる。
【0095】図8A、図8Bに示す構成では、LDMD
20.3mm、D1=10mm、D2=40mm、f=1
00mm、θDMD=10度、θi=24度、FV/FH
0.7、としている。また、DMD10上のミラーは、
短軸(y軸)に対して45度の方向に傾斜する。これに
対して、照明光は、DMD10の短軸に対して40度の
方位角で入射させている。
【0096】投写レンズ12のF値は2.1であり、入
射瞳12bと同様な形状の絞りを内蔵し、入射瞳12b
が偏心しているので光軸12a回りに回転すること無く
投写レンズ12の光軸12aに沿ってのみ移動可能なフ
ォーカス調整機構を備えている。
【0097】入射瞳12bの偏心方向は、照明光の方位
角が、DMD10の短軸方向と微小ミラーが傾斜する方
向との間となるように設定するのが好ましい。
【0098】図8A、図8B、図9に示した本実施の形
態の投写型表示装置は、平凸レンズ11のパワー、及び
平凸レンズ11と投写レンズ12との間の空気間隔を適
切に設定することにより、TIRプリズム等の高価な部
品を用いることなく、DMD10と投写レンズ12を同
軸上に配置することができる。
【0099】また、照明手段8の光軸8aと投写レンズ
12の光軸12aとがねじれの位置にあることにより、
光学部品の機械的な接触や干渉が無く、空間を効率よく
利用することができる。
【0100】更に、y軸方向から見たとき、照明手段8
の光軸8aと投写レンズ12の光軸12aとの見かけ上
の交点Pが、平凸レンズ11と投写レンズ12との間に
配置されるように、折り返しミラー9を平凸レンズ11
と投写レンズ12との間に適切に配置することにより、
装置の小型化が可能になる。
【0101】また、入射瞳12bを適切に偏心させ、偏
心方向の集光角をこれに垂直な方向の集光角よりも小さ
くすることで、集光角の小さな(F値の大きな)投写レ
ンズ12を用いることができる。同時に、平凸レンズ1
1と投写レンズ12との間の空気間隔を小さくすること
ができる。
【0102】上記構成によれば、反射型光変調素子を用
いて、正面投写が可能な、安価で、かつ実施の形態1,
2に示した構成よりも更にコンパクトな投写型表示装置
を実現することができる。
【0103】(実施の形態4)図13は、本発明の第4
の実施の形態に係る投写型表示装置の構成図である。1
31は第1の筐体、132は第2の筐体、133は第3
の筐体、134は結合手段である。光源1から投写レン
ズ12に至るまでの基本的な作用は、実施の形態3と同
様であり、同一の機能を有する部材には同一の符号を付
してそれらの説明を割愛する。
【0104】第1の筐体131は、照明手段8を保持す
ると共に、ランプ1の放射光が入射するための入射窓1
31aと、照明光を出射させるための出射窓131bと
を有する。
【0105】第2の筐体132は、折り返しミラー9、
DMD10、平凸レンズ11、及び投写レンズ12を保
持すると共に、照明光が入射するための入射窓132a
を有する。
【0106】第3の筐体133は、ランプ1、凹面鏡
2、UV−IRカットフィルタ3を保持すると共に、ラ
ンプ81からの放射光を出射させるための出射窓133
aを有する。
【0107】結合手段134は、照明光の光軸8aが略
一致するように、第1の筐体131の出射窓131b
と、第2の筐体132の入射窓132aとを結合する。
結合手段134は、x、y、zの3方向の調整機構を有
する。
【0108】結合手段135は、ランプ81の光軸1a
と照明光の光軸8aとが略一致するように、第3の筐体
133の出射窓133aと、第1の筐体131の入射窓
131aとを結合する。結合手段135は、x、y、z
の3方向の調整機構を有する。
【0109】一般に、投写光学系は、照明光学系よりも
高い部品精度が要求される。図13に示した投写型表示
装置は、光源部、照明光学系、及び投写光学系を異なる
筐体に保持しているため、筐体毎に適切な加工精度や材
料を選定できるという利点がある。例えば、第1の筐体
131はコストを優先、第2の筐体132は精度を優
先、第3の筐体133は耐熱性を優先した材料と加工法
を適用すればよい。
【0110】また、光学部品を筐体毎に分割してユニッ
ト化することで、メンテナンスが容易になるという利点
がある。
【0111】結合手段134、135に調整機構を設け
ることで、従来必要であった各光学部品の調整機構が不
要になるという利点もある。
【0112】本実施例では、投写型表示装置を3つの筐
体に分割して構成する例を示したが、第1の筐体131
と第3の筐体133とを共通の筐体として構成しても良
い。
【0113】上記構成によれば、光学部品のメンテナン
スが容易で、安価な投写型表示装置を実現することがで
きる。
【0114】図13では、実施の形態3の光学系を備え
た投写型表示装置を示したが、本発明はこれに限定され
ず、例えば実施の形態1,2の光学系を備えていてもよ
い。
【0115】(実施の形態5)図14Aは、本発明の実
施の形態5に係る背面投写型表示装置の正面透視図、図
14Bはその側面透視図である。141は投写型表示装
置、142は透過型スクリーン、143は筐体である。
透過型スクリーン142を保持した筐体143内に、実
施の形態4に示した投写型表示装置141を配置してい
る。
【0116】投写型表示装置141の投写レンズから出
射する光は、折り返しミラー144によって反射され透
過型スクリーン142に入射する。
【0117】透過型スクリーン142は、例えば、フレ
ネルレンズとレンチキュラレンズとで構成されている。
フレネルレンズの焦点距離は、フレネルレンズから投写
レンズに至る光路長とおよそ等しく設定され、入射光を
適切に屈折させて、スクリーン142前方に透過させ
る。視聴者は、投写型表示装置141が拡大投影した像
を、透過型スクリーン142を通して観察することがで
きる。
【0118】本発明の投写型表示装置141を用いてい
るので、フレネルレンズをオフセットする必要が無く、
解像度や明るさの均一性が高い、高画質な大画面映像を
実現できる。また、装置が小型であるため、筐体全体を
コンパクトにすることができる。
【0119】上記構成によれば、反射型光変調素子を用
いて、安価かつコンパクトで高画質表示が可能な背面投
写型表示装置を実現することができる。
【0120】(実施の形態6)図15は、本発明の実施
の形態6に係る背面投写型表示装置の斜視図である。1
51は投写型表示装置、152は透過型スクリーン、1
53は筐体である。4枚の透過型スクリーン152を保
持した筐体153内に、スクリーン152と同数で対を
成す実施の形態4に示した投写型表示装置151を配置
している。
【0121】複数の投写型表示装置151の画像を並べ
てマルチ画面を表示する場合、各画面間の境界を挟んだ
両側の画面の明るさや解像度の差は、小さいほうが好ま
しい。
【0122】本実施の形態では、本発明の投写型表示装
置151を用いているので、フレネルレンズをオフセッ
トする必要が無く、各画面内の表示画像は、画面中心に
対して、回転対称な解像度や明るさ性能を有している。
それ故、これを複数並べてマルチ画面を構成する場合、
各画面の境界を挟んだ両側の画面の明るさや解像度の差
は、画面毎のばらつきを除いて、極めて小さくすること
ができる利点がある。
【0123】上記構成によれば、反射型光変調素子を用
いた複数の投写型表示装置を用いて、高画質、かつ画面
間の画質差の少ない、マルチ画面表示が可能な背面投写
型表示装置を実現することができる。
【0124】図14A,図14B、及び図15におい
て、投写型表示装置141,151としては、実施の形
態1〜4に示したいずれの投写型表示装置であってもよ
く、同様の効果を得ることができる。
【0125】また、投写レンズの出射側開口部に不要光
をカットするための視野絞りを設けても良い。これによ
り、コントラストの高い表示画像を実現することができ
る。
【0126】なお、上記実施の形態1〜4では、照明手
段8に2枚のレンズアレイを用いた例を示したが、ガラ
スロッド等の光学インテグレータ素子を用いても良い。
また、光学インテグレータ素子の代わりに、コンデンサ
レンズで照明光を形成するものであってもよい。
【0127】また、上記実施の形態1〜4では、反射手
段として平面ミラー9を用いたが、曲面ミラー(例え
ば、球面、非球面、自由曲面、放物面など)であっても
良い。
【0128】上記実施の形態1〜4では、反射型光変調
素子としてDMD10を用いたが、偏光や回折等の変化
を与えて入射光を空間的に変調できるものであればよ
い。
【0129】上記実施の形態1〜4では、レンズ素子と
して平凸レンズ11を用いたが、レンズの凸面は実施の
形態で述べた向きに限定するものではない。また、平凸
レンズの代わりに、両凸レンズや屈折率分布型レンズな
どを用いても良い。
【0130】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、反
射型光変調素子を用いて、正面投写が可能な、小型で安
価な投写型表示装置を実現できる。
【0131】また、本発明の投写型表示装置を用いて、
明るさや解像度の均一性が高く、高画質な画像を表示す
ることのできる背面投写型表示装置を実現できる。
【0132】また、本発明の投写型表示装置を用いて、
高画質で、画面間の画質差の少ないマルチ画面表示が可
能な背面投写型表示装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る投写
型表示装置の構成を示すx−z平面図である。
【図2】図2は、本発明の第1の実施の形態に係る投写
型表示装置の構成を示すx−y平面図である。
【図3】図3は、本発明の第1の実施の形態に係る投写
型表示装置の構成を示すy−z平面図である。
【図4】図4Aは本発明の第1の実施の形態に係る投写
型表示装置の第1レンズアレイの正面図、図4Bはその
側面図である。
【図5】図5Aは本発明の第1の実施の形態に係る投写
型表示装置の第2レンズアレイの正面図、図5Bはその
側面図である。
【図6】図6は、本発明の第2の実施の形態に係る投写
型表示装置の構成を示すx−z平面図である。
【図7】図7は、本発明の第2の実施の形態に係る投写
型表示装置の構成を示すy−z平面図である。
【図8】図8Aは、本発明の第3の実施の形態に係る投
写型表示装置の構成を示すx−z平面図である。図8B
は、図8Aの8B−8B線において矢印方向から見たD
MDの正面図である。
【図9】図9は、本発明の第3の実施の形態に係る投写
型表示装置の構成を示すy−z平面図である。
【図10】図10Aは、本発明の第2の実施の形態に係
る投写型表示装置の投写レンズの入射瞳の位置と形状を
説明するための模式図である。図10Bは、本発明の第
3の実施の形態に係る投写型表示装置の投写レンズの入
射瞳の位置と形状を説明するための模式図である。
【図11】図11Aは本発明の第3の実施の形態の投写
型表示装置の第1レンズアレイの正面図、図11Bは図
11Aの11B−11B線での矢視断面図である。
【図12】図12Aは本発明の第3の実施の形態の投写
型表示装置の第2レンズアレイの正面図、図12Bは図
12Aの12B−12B線での矢視断面図である。
【図13】図13は、本発明の第4の実施の形態に係る
投写型表示装置の構成を示すx−z平面図である。
【図14】図14Aは本発明の実施の形態5に係る背面
投写型表示装置の正面透視図、図14Bはその側面透視
図である。
【図15】図15は、本発明の実施の形態6に係る背面
投写型表示装置の斜視図である。
【図16】図16Aは空間光変調素子としてDMDを用
いた従来の投写型表示装置の構成を示した上面図、図1
6Bはその側面図である。
【図17】図17AはDMDの概略正面図、図17Bは
DMDの動作原理を説明する概略側面図である。
【符号の説明】
1 ランプ(光源) 8 照明手段 9 折り返しミラー(反射手段) 10 DMD(反射型光変調素子) 11 平凸レンズ(レンズ素子) 12 投写レンズ(投写手段) 131 第1の筐体 132 第2の筐体 134 結合手段 141、151 投写型表示装置 142、152 透過型スクリーン 143、153 筐体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伏見 吉正 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2K103 AA05 AA07 AA14 AA17 AA25 AB07 BC26 BC27

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、 前記光源から放射された光を集光して照明光を形成する
    照明手段と、 前記照明光の光路を折り曲げる反射手段と、 前記反射手段により折り曲げられた前記照明光によって
    照明され、映像信号に応じて光学像を形成する反射型光
    変調素子と、 前記反射型光変調素子上の前記光学像を投影する投写手
    段と、 前記反射型光変調素子の入射光及び出射光の光路上に配
    置されたレンズ素子とを備え、 前記照明手段の光軸と前記投写手段の光軸とがねじれの
    位置にあり、 前記レンズ素子は、前記照明手段の出射瞳と前記投写手
    段の入射瞳とを略共役にせしめることを特徴とする投写
    型表示装置。
  2. 【請求項2】 前記入射瞳は前記投写手段の光軸に対し
    て偏心している請求項1に記載の投写型表示装置。
  3. 【請求項3】 前記投写手段の前記偏心方向の集光角
    が、これと直交する方向の集光角よりも小さい請求項2
    に記載の投写型表示装置。
  4. 【請求項4】 前記投写手段は、その光軸の回りに回転
    することのないフォーカス調整機構を備える請求項2に
    記載の投写型表示装置。
  5. 【請求項5】 前記照明手段の光軸及び前記投写手段の
    光軸の双方と直交する方向から見たとき、前記照明手段
    の光軸と前記投写手段の光軸との見かけ上の交点が、前
    記レンズ素子と前記投写手段との間に配置されている請
    求項1に記載の投写型表示装置。
  6. 【請求項6】 前記反射型光変調素子の光軸と前記投写
    手段の光軸とが一致している請求項1に記載の投写型表
    示装置。
  7. 【請求項7】 更に、第1の筐体と第2の筐体とを備
    え、 前記第1の筐体は、前記照明手段を保持すると共に、前
    記照明手段から出射する光を通過させるための出射窓を
    有し、 前記第2の筐体は、前記反射手段と前記反射型光変調素
    子と前記レンズ素子と前記投写手段とを保持すると共
    に、前記照明手段からの光を入射させるための入射窓を
    有し、 前記出射窓と前記入射窓とが結合されている請求項1に
    記載の投写型表示装置。
  8. 【請求項8】 前記出射窓と前記入射窓との間に結合手
    段を有し、 前記結合手段は、光軸或いは光路長を調整するための調
    整機構を備える請求項7に記載の投写型表示装置。
  9. 【請求項9】 前記照明手段は、光学インテグレータ素
    子を備える請求項1に記載の投写型表示装置。
  10. 【請求項10】 前記光学インテグレータ素子は、2枚
    のレンズアレイ板を有し、少なくとも前記光源に近い側
    のレンズアレイ板を構成する複数のレンズはそれぞれ適
    切に偏心している請求項9に記載の投写型表示装置。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の投写型表示装置と、
    前記投写型表示装置が投影する画像を表示する透過型ス
    クリーンと、前記投写型表示装置を内包し前記透過型ス
    クリーンを保持する筐体とを備える背面投写型表示装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の複数の投写型表示装
    置と、前記複数の投写型表示装置が投影する画像を表示
    する透過型スクリーンと、前記複数の投写型表示装置を
    内包し前記透過型スクリーンを保持する筐体とを備える
    背面投写型表示装置。
  13. 【請求項13】 前記投写型表示装置は、前記透過型ス
    クリーン側に視野絞りを備える請求項11又は12に記
    載の背面投写型表示装置。
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