JP2002285980A - スクロール型圧縮機及びスクロール型圧縮機の潤滑方法 - Google Patents

スクロール型圧縮機及びスクロール型圧縮機の潤滑方法

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JP2002285980A
JP2002285980A JP2001088167A JP2001088167A JP2002285980A JP 2002285980 A JP2002285980 A JP 2002285980A JP 2001088167 A JP2001088167 A JP 2001088167A JP 2001088167 A JP2001088167 A JP 2001088167A JP 2002285980 A JP2002285980 A JP 2002285980A
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refrigerant
movable scroll
movable
compression chamber
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JP2001088167A
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Hiroyuki Motonami
博之 元浪
Kazuhiro Kuroki
和博 黒木
Sei Nagagawa
聖 永川
Giichi Fukutani
義一 福谷
Takeshi Mizufuji
健 水藤
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Toyota Industries Corp
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Toyota Industries Corp
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C29/00Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
    • F04C29/02Lubrication; Lubricant separation
    • F04C29/028Means for improving or restricting lubricant flow
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮後の高圧冷媒を固定スクロールに設けた
吐出ポートから吐出するスクロール型圧縮機において、
冷媒を圧力差によって可動スクロールの駆動機構へ導入
し、該駆動機構を潤滑する。 【解決手段】 一端が可動渦巻壁30の先端面に開口
し、他端が可動スクロール基板24の背面に開口する冷
媒導入孔80を設ける。圧縮室32内の冷媒を、可動渦
巻壁30の先端面と固定スクロール基板26の底面との
隙間から冷媒導入孔80を経て可動スクロール基板24
の背面へ導入し、該冷媒中のオイルによって可動スクロ
ール20の駆動機構23を潤滑する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、固定スクロール
に吐出ポートを備えた形式のスクロール型圧縮機及びス
クロール型圧縮機の潤滑方法に係り、詳しくは可動スク
ロールを回転駆動する駆動機構の潤滑技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、固定スクロールに吐出ポートを有
するスクロール型圧縮機において、可動スクロールを回
転駆動させる駆動機構の潤滑技術としては、例えば特開
昭58−117380号公報がある。上記公報に記載さ
れた電動式のスクロール型圧縮機では、駆動源としての
電動モータを収容するハウジング底部に油溜が形成され
ており、その油溜のオイルをモータ軸(可動スクロール
の駆動軸)に軸線に偏心して設けられた油孔のポンプ作
用によって汲み上げ、モータ軸と可動スクロールとの軸
受部に導いている。軸受部に流入されたオイルは、軸受
部を経由後、放射方向に導かれて可動スクロールを回転
可能に支持するスラスト方向の支持部材を潤滑し、その
後、支持部材に設けた回収孔を経て自重で油溜に落下さ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報記載のスクロ
ール型圧縮機は、潤滑のためのオイルを潤滑すべき摺動
面へ給油する圧送手段としてのポンプを別途に設ける必
要がある。
【0004】本発明は、上述した従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、圧縮後
の高圧冷媒を固定スクロールに設けた吐出ポートから吐
出するスクロール型圧縮機において、冷媒を圧力差によ
って可動スクロールの駆動機構へ導入し、その冷媒中の
オイルで駆動機構を潤滑するスクロール型圧縮機及びス
クロール型圧縮機の潤滑方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明に係るスクロール型圧縮機は、特許請求の範
囲の各請求項に記載の通りの構成を備えた。請求項1に
記載のスクロール型圧縮機においては、圧縮室内の冷媒
を可動スクロールの背面側へ導入する冷媒導入経路を有
するとともに、その冷媒導入経路は、少なくとも、冷媒
の導入量を規制する導入量規制通路を有している。ここ
で、冷媒導入経路は、導入量規制通路を備えておれば足
り、経路全体が一体的な冷媒導入通路を形成し、該一体
的通路の一部が、導入量規制通路を形成する態様、ある
いは経路中に、導入量規制通路及び冷媒導入量に対して
規制作用を奏さない通常の冷媒導通路が適宜配設される
態様等であればよい。すなわち、経路の意義について
は、一体的な通路によって経路を構成するタイプ、複数
の通路を結合するとともに、各通路に種々の機能を付与
して経路を構成するタイプ等が考えられる。
【0006】請求項2に記載のスクロール型圧縮機にお
いては、冷媒導入経路は、可動スクロールに形成され、
導入量規制通路は、固定スクロールの固定スクロール基
板と、前記可動スクロールの可動渦巻壁先端面との間に
形成された隙間によって構成されている。
【0007】従って、請求項1又は2に記載の発明によ
れば、圧縮機の運転中において、圧縮室内の圧縮過程に
おける一部の冷媒が冷媒導入経路を経て低圧側の可動ス
クロールの背面側へ導入され、その冷媒中に含まれるオ
イルによって駆動機構を摺動面を潤滑することができ
る。この場合、圧縮室内からの導入量は導入量規制通路
によって必要量に抑えられる。請求項2に記載の発明に
おいては、固定スクロール基板と可動渦巻壁先端面間の
隙間による絞り作用によって、圧縮室からの冷媒の流出
による効率低下を最小限度に抑えることができる。この
ように、請求項1又は2に記載の発明によれば、圧縮室
内の冷媒を圧力差によって可動スクロールの背面側へ導
入し、冷媒中のオイルにより駆動機構を潤滑できるた
め、給油用の圧送手段としてのポンプを別途に設ける必
要がなくなり、構造の簡素化を図ることが可能となる。
【0008】また、請求項3に記載のスクロール型圧縮
機においては、可動スクロールの可動スクロール基板
に、一端が前記圧縮室に直接に開口され、他端が可動ス
クロール基板の背面に開口された冷媒導入用の細孔を設
け、前記圧縮室内の一部の冷媒を前記細孔を介して前記
可動スクロールの背面側へ規制された流量で導入する構
成としている。従って、請求項3に記載の発明によれ
ば、細孔を介して圧縮室内の一部の冷媒を低圧側の可動
スクロールの背面側へ導入され、その冷媒中に含まれる
オイルによって駆動機構を摺動面を潤滑することができ
る。この場合において、冷媒の導入量は細孔によって規
制される。すなわち、細孔の孔径の設定で適正な導入量
となるように調整ですることが可能である。
【0009】請求項4に記載のスクロール型圧縮機にお
いては、吸入から吐出に至る冷媒の流通径路を、駆動機
構の駆動源である電動モータを収容するモータ室に連絡
路を介して連通している。従って、圧縮機の運転時にお
いて、流通経路側の冷媒とモータ室側の冷媒との間で熱
が移動する。すなわち、高熱側であるモータ室内の熱が
流通経路側へ移動し、この熱移動によって電動モータが
冷却される。また、流通経路側とモータ室側との間に圧
力差が生じたときは、両者間で圧力が均等となるように
連絡路を介して冷媒が流動するので、この冷媒の流動に
伴う熱移動によっても電動モータが冷却される。このよ
うに、請求項4に記載の発明によれば、駆動機構の摺動
面を潤滑できることに加え、該駆動機構の駆動源である
電動モータを冷却することができる。
【0010】また、請求項5に記載の発明においては、
可動スクロールの駆動機構は、駆動スクロールの背面に
形成されたボス部と、そのボス部を回転可能に支持する
駆動軸との間にプレーンベアリングを備えている。この
プレーンベアリングは、駆動スクロールと駆動軸とが円
滑に相対回転するように支持する機能に加え、駆動軸又
は可動スクロールとの摺動面についてシール機能を発揮
する。すなわち、プレーンベアリングの摺動面には、冷
媒中のオイルによる油膜が形成され、この油膜によって
冷媒の流出が抑えられる。その結果として、可動スクロ
ールの背面側に形成されるボス部によって囲まれる空間
は、冷媒の導入元である圧縮室の圧力に近い高圧状態に
保持されることになる。従って、請求項5に記載の発明
によれば、圧縮室から可動スクロールの背面側へ導入さ
れる冷媒によって高圧領域を形成することができ、これ
により可動スクロール背面に固定スクロール側に向かう
スラスト力(軸方向の力)を作用させ、固定スクロール
と可動スクロールとのスラスト方向に関するシール性を
向上できる。
【0011】また、請求項6に記載のスクロール型圧縮
機の潤滑方法によれば、冷媒を圧力差によって可動スク
ロールの背面側へ導入し、その冷媒中のオイルによって
可動スクロールの駆動機構を潤滑する潤滑方法を提供で
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
スクロール型電動圧縮機及び該圧縮機の潤滑方法を図1
〜図4に基づいて説明する。図1はスクロール型圧縮機
の全体を示す縦断面図、図2は可動スクロールと固定ス
クロールを示す断面図であり、固定スクロールを細線で
示し、可動スクロールを太線で示す。図3は固定スクロ
ールに対する冷媒導入用の連通孔の回転軌跡を示す説明
図である。図4は要部の拡大図である。
【0013】図1に示すように、固定スクロール2の一
端面にはセンターハウジング4の一端面が接合されてお
り、そのセンターハウジング4の他端面にはモータハウ
ジング6が接合されている。上記の固定スクロール2及
び2つのハウジング4,6によって圧縮機の機体7が構
成されている。センターハウジング4とモータハウジン
グ6とには、駆動軸8がラジアルベアリング10,12
を介して回転可能に支持されており、その駆動軸8のセ
ンターハウジング4側には、該駆動軸8に対して偏心し
た位置に偏心軸14が一体に形成されている。
【0014】偏心軸14にはブッシュ16が一体回転す
るように嵌合されている。ブッシュ16の軸方向一端部
にはバランスウエイト18が一体回転するように取り付
けられ、また、ブッシュ16の他端部側には、可動スク
ロール20が固定スクロール2と対向するようにニード
ルベアリング22を介して相対回転可能に取り付けられ
ている。なお、ニードルベアリング22は、可動スクロ
ール20における可動スクロール基板24の背面(図1
中の右側)に突設された筒状のボス部24a内に収容さ
れている。
【0015】固定スクロール2は、円板状の固定スクロ
ール基板26の片面に立設した渦巻状の固定渦巻壁(ラ
ップ)28を有している。同様に可動スクロール20
は、円板状の可動スクロール基板24の片面に立設した
渦巻状の可動渦巻壁(ラップ)30を有している。そし
て、両スクロール2,20は、その渦巻壁28,30が
互いに噛合するように配置されている。また、固定渦巻
壁28の先端にチップシール28aが設けられ、可動渦
巻壁30の先端にチップシール30aが設けられてい
る。固定スクロール2の固定スクロール基板26及び固
定渦巻壁28、可動スクロール20の可動スクロール基
板24及び可動渦巻壁30は、図2に示すように、固定
渦巻壁28と可動渦巻壁30が複数の点で接触すること
で、三日月状の圧縮室(密閉空間)32を形成する。可
動スクロール20は偏心軸14の回転(旋回運動)に伴
って公転(旋回運動)し、そのとき、バランスウエイト
18は可動スクロール20の公転に伴う遠心力を相殺す
る。駆動軸8と一体に回転する偏心軸14、ブッシュ1
6、ニードルベアリング22、駆動軸8を回転可能に支
持するラジアルベアリング10等によって、駆動軸8の
回転力を可動スクロール20に公転運動として伝える駆
動機構23が構成されている。
【0016】図1に示すように、センターハウジング4
の端面には、同一円周線上に複数(例えば4個)の自転
阻止用の凹部34が等間隔角度位置に形成されている。
センターハウジング4に固定された固定ピン36と、可
動スクロール基板24に固定された可動ピン38とは、
凹部34に挿入された状態で止着されている。可動スク
ロール20は偏心軸14の回転に伴って凹部34及び固
定ピン36、可動ピン38によって自転が阻止される。
すなわち、凹部34及び固定ピン36、可動ピン38に
よって可動スクロール20の自転防止機構が構成されて
おり、偏心軸14の回転時に可動スクロール20は公転
される。可動スクロール基板24の背面と、これに対向
するセンターハウジング4の軸方向端面との間には、ス
クロールのスラストクリアランス調整用としてのスラス
トプレート25が介在されている。このスラストプレー
ト25は、可動スクロール基板24に固着され、固定ス
クロール2と可動スクロール20とに関するスクロール
基板24,26と渦巻壁28.30との対向隙間を調整
するために備えられる。
【0017】モータハウジング6の内周面にはステータ
44が固着されており、駆動軸8にはロータ45が固着
されている。ステータ44及びロータ45によって電動
モータ46を構成し、ステータ44への通電によりロー
タ45及び駆動軸8が一体となって回転する。すなわ
ち、電動モータ46はモータハウジング6とセンターハ
ウジング4とによって形成される密閉されたモータ室4
8に収容されている。
【0018】駆動軸8の偏心軸14が回転することに伴
い、可動スクロール20が公転し、入口42から導入さ
れた吸入冷媒が両スクロール2,20の周縁側から固定
スクロール基板26と可動スクロール基板24との間へ
流入する。このとき、偏心軸14の回転に伴い、可動ス
クロール20はブッシュ16の中心軸線回りに自転しよ
うとするが、前述した自転防止機構によって自転を阻止
される。すなわち、偏心軸14が回転するとき、該偏心
軸14にニードルベアリング22を介して相対回転可能
に取り付けられた可動スクロール20は、自転すること
なく駆動軸8の中心軸線回りに公転する。可動スクロー
ル20が公転することに伴い、入口42から導入された
吸入冷媒が圧縮室32へ流入され、圧縮室32は外周側
から容積を減少しつつ内周側へ移動し、両スクロール
2,20の渦巻壁28,30の内周端部間に向かって収
束していく。なお、吸入冷媒の入口42は、固定スクロ
ール2に形成されている。
【0019】固定スクロール基板26の中心部には、吐
出ポート50が形成され、該吐出ポート50は最終の圧
縮室32と連通されている。固定スクロール基板26の
背面側には、吐出チャンバ52が形成されており、その
吐出チャンバ52内に吐出ポート50を開閉する吐出弁
54が設けられている。吐出弁54は、リード弁56と
リテーナ58とから構成されている。なお、吐出チャン
バ52はリヤカバー51によって覆われ、そのリヤカバ
ー51の流出口51aに外部回路の冷媒吐出管路(図示
省略)が接続される。
【0020】圧縮機構21側とモータ室48とを仕切る
センターハウジング4には、圧縮機構21側に形成され
た吸入から吐出に至る冷媒の流通経路中の吸入領域を、
モータ室48に連通させるための連絡路49が設けられ
ている。すなわち、吸入冷媒の入口42は、可動スクロ
ール基板24の外周面と、該可動スクロール基板24を
収容するスクロール収容空間の内壁面との間に形成され
る空間49aに通じており、その空間49aがセンター
ハウジング4に設けた連絡孔49bによってモータ室4
8に連通されている。上記の空間49aと連絡孔49b
とによって連絡路49が構成され、この連絡路49は圧
縮機の運転中、スクロール収容空間内を公転する可動ス
クロール基板24の位置に関係なく、冷媒の流通経路に
対して常に連通状態が維持される。
【0021】また、機体7の径方向の外側上面には、平
坦な取付面7aが形成され、その取付面7aに前記電動
モータを制御する制御ユニットを構成するインバータ6
0が取り付けられている。インバータ60を構成する部
品は、発熱度の高い複数のスイッチング素子62等の高
発熱部品と、比較的発熱度の低い複数のコンデンサ64
等の低発熱部品とに区分してユニットハウジング70内
に収容されている。スイッチング素子62は、ユニット
ハウジング70における筒部70a内に配置されるとと
もに、その筒部70a内に配置された筒体63の外周面
に貼り付くようにして支持されている。一方、コンデン
サ64等は取付板65によって支持されている。
【0022】ユニットハウジング70内を貫通する筒体
63は、その一端が圧縮室32の入口42に接続され、
他端が外部回路の冷媒吸入管路(図示省略)と接続され
る。一方、インバータ60を収容するユニットハウジン
グ70は、断熱材料、好ましくは合成樹脂によって形成
されており、その底板70bが脚部70cを介して機体
7の取付面7aに対して所定の隙間Cを隔てた状態で取
り付けられる。この隙間Cによって断熱領域が形成され
ている。
【0023】また、ユニットハウジング70内のスイッ
チング素子62と、モータハウジング6内の電動モータ
46とは、モータハウジング6内とユニットハウジング
70内に貫通する3本の導通ピン66及び導線67,6
8によって接続されており、電動モータ46の駆動に必
要な電力は、これらの導通ピン66及び導線67,68
を介して供給される。
【0024】図1及び図2に示すように、可動スクロー
ル20の可動渦巻壁30及び可動スクロール基板24に
は、断面円形の冷媒導入孔80が設けられている。冷媒
導入孔80は圧縮室32内における圧縮過程の冷媒の一
部を、可動スクロール基板24の背面側に形成されるボ
ス部24aによって囲まれた空間81に導く。また、冷
媒導入孔80は一端が可動渦巻壁30の内終側先端面に
開口され、他端が可動スクロール基板24の背面に開口
されており、例えばドリルによる穴開け加工で形成され
る。
【0025】可動渦巻壁30は、その先端面の凹部に取
り付けられるチップシール30aを介して固定スクロー
ル基板26の底面に接触される。なお、そのときの接触
圧は前述のスラストプレート25によって調整される。
チップシール30aは、図4に示すように、可動渦巻壁
30の先端面から僅かに突出するように組み付けられ
る。従って、チップシール30aが固定スクロール基板
26の底面に接触された状態において、該チップシール
30aが存在しない領域では、可動渦巻壁30の先端面
は、固定スクロール基板26の底面に対して隙間C1を
保有する。
【0026】そして、可動渦巻壁30の先端面における
上記の隙間C1に対応する部位に冷媒導入孔80が開口
される(図3及び図4参照)。これにより冷媒導入孔8
0は、上記隙間C1を介して圧縮室32と常時連通す
る。すなわち、冷媒導入孔80は、固定スクロール基板
26の底面と、これに対向する可動渦巻壁30の先端面
における非シール領域との間に形成される隙間C1を含
んで構成される。従って、圧縮室32から前記空間81
へ導入される冷媒は、上記の隙間C1による規制された
流量となる。上記の冷媒導入孔80及び隙間C1が本発
明でいう冷媒導入経路に対応し、隙間C1が本発明でい
う導入量規制通路に対応する。また、冷媒導入孔80は
可動スクロール20と共に公転運動を行うが、その公転
運動時の冷媒導入孔80の移動軌跡が図3に仮想線で示
されている。この図から分かるように、冷媒導入孔80
の開口は吐出ポート50に直接連通しない位置に形成さ
れ、これにより吐出チャンバ52内の高圧冷媒が冷媒導
入孔80を経て空間81側へ流出することを回避してい
る。
【0027】また、モータ室48の底部には油溜82が
形成されている。この油溜82はセンターハウジング4
に形成されたオイル回収用の通し孔83を介して吸入領
域(最外側の固定渦巻壁28と可動渦巻壁30との間に
形成される空間)と連通されている。
【0028】上記のように構成されたスクロール型圧縮
機によれば、運転時において、入口42から吸入された
冷媒は、圧縮室32で圧縮されて高圧の冷媒として吐出
弁54から吐出チャンバ52へと吐出される。中心部に
最も近い圧縮室32内の冷媒は、図4に矢印で示すよう
に、可動渦巻壁30の先端面と固定スクロール基板26
の底面間の隙間C1から冷媒導入孔80を経て可動スク
ロール基板24の背面における低圧領域である空間81
へ圧力差で導入される。
【0029】空間81に導入された冷媒は、図1に矢印
で示すように、空間81内に配置されている駆動機構2
3の構成部材中における摺動面、すなわちニードルベア
リング22、ラジアルベアリング10の隙間を通ってモ
ータ室48へ流動し、この流動により冷媒に含まれるオ
イルによってニードルベアリング22及びラジアルベア
リング10の摺動面を潤滑することができる。この場
合、冷媒導入孔80の可動スクロール基板24側の開口
位置は、冷媒を潤滑すべき部位、すなわちニードルベア
リング22に向かって直接吹き付けることができるよう
な位置あるいは向きとなるように形成することが好まし
い。
【0030】空間81に流出された冷媒中のオイルは、
その流動中において一部が冷媒から分離され、モータ室
48の底部の油溜82に溜められる。この油溜82に溜
められたオイルは、オイル回収用の通し孔83を通って
モータ室48内の圧力よりも低圧の領域(最外側の固定
渦巻壁28と可動渦巻壁30との間に形成される吸入領
域)へ圧力差で流出されて回収される。
【0031】このように、本実施の形態によれば、圧縮
室32内の圧縮過程における冷媒の一部を冷媒導入孔8
0から低圧側である可動スクロール基板24の背面側の
空間81へ圧力差によって導入させることで、その冷媒
中に含まれるオイルによって駆動機構23の摺動部であ
るニードルベアリング22及びラジアルベアリング10
を潤滑することができる。このような圧力差を利用した
給油方式によれば、ポンプを設ける必要がなくなり、構
造の簡素化が達成される。この場合、圧縮室32内から
の冷媒の流出量は、固定スクロール基板26と可動渦巻
壁30との隙間C1による絞り作用によって最少必要量
に制限され、これにより圧縮室32からの冷媒の流出に
よる効率低下を低減できる。かくして、冷媒を圧力差に
よって駆動機構23へ導入し、該駆動機構23を合理的
に潤滑することが可能なスクロール型圧縮機及びスクロ
ール型圧縮機の潤滑方法を提供することができる。
【0032】一方、外部回路のエバポレータ(図示省
略)から帰還する吸入冷媒は、図1に矢印で示すよう
に、ユニットハウジング70を貫通する筒体63の筒孔
63aを通って圧縮機内に戻る際に、ユニットハウジン
グ70内のインバータ60、とりわけ、筒体63に支持
されている高発熱部品であるスイッチング素子62から
熱を奪いこれを冷却する。
【0033】また、圧縮機の運転中は、冷媒の圧縮によ
る発熱あるいは電動モータ46の駆動による発熱によっ
て機体7が高温化する。しかるに、本実施の形態では、
インバータ60が収容されたユニットハウジング70
を、発熱部品としての機体7、特にモータハウジング6
に対して所定の隙間Cを隔てて配置することで、空気層
からなる断熱領域を設定してあるため、この断熱領域に
よって熱的に絶縁し、電動モータ46に発生した熱がユ
ニットハウジング70へ移動することを抑制する。そし
て、この断熱領域による熱移動の抑制効果は、圧縮機の
運転停止においても継続的に発揮される。
【0034】圧縮機の運転中において、モータ室48
は、冷媒の流通経路における吸入領域と連絡路49を介
して常時連通され、また底部側においてはオイル回収用
の通し孔83を介して吸入領域と連通されている。この
ため、吸入領域の吸入冷媒とモータ室48側の冷媒との
間で連絡路49又は通し孔83を介して熱移動が生ず
る。すなわち、高熱側であるモータ室48側の熱が吸入
領域側へ移動し、この熱移動によって電動モータ46が
冷却される。また、モータ室48側の圧力が吸入領域よ
りも高いため、モータ室48と吸入領域との間には、連
絡路49及び通し孔83を介して冷媒の流れが発生す
る。従って、その冷媒流れに伴い熱が移動され、電動モ
ータ46は冷却される。かくして、電動モータ46のオ
ーバーヒートが防止される。
【0035】上述した冷却は、従来の如きモータ室内を
吸入冷媒の通路とする方式とは異なり、冷媒の大きな流
れを伴わない、いわば「よどみ冷却」である。そして、
このような「よどみ冷却」に直接的に関わる冷媒は、流
通経路を流通する吸入冷媒中の一部であり、吸入冷媒全
体の温度を大きく上昇させるには至らない。このため、
吸入冷媒の比体積の増大が抑えられることになり、圧縮
効率が低下するといった不具合を解消することができ
る。なお、本実施の形態では、吸入冷媒によってインバ
ータ60を冷却する構成を採用しているが、インバータ
60の発熱量は電動モータ46の発熱量に比べて極めて
少ない。従って、モータ室48内に全ての吸入冷媒を流
通させて電動モータ46を冷却する場合に比べると、吸
入冷媒でインバータ60を冷却したときの該吸入冷媒の
温度上昇は僅かであり、圧縮効率を低下させるには至ら
ない。
【0036】また、本実施の形態では、電動モータ46
の冷却に低温の吸入冷媒を用いるため、吐出冷媒に比べ
ると、より高い冷却効果を得ることができる。更には、
吸入冷媒をモータ室48に導く構成によると、電動モー
タ46の駆動力を圧縮機構21に伝える駆動軸8の回り
にシール材を設ける必要が無く、構造が簡単でコスト的
に有利となる。
【0037】次に、本発明に係る他の実施の形態を図5
に基づいて説明する。この実施の形態においては、ブッ
シュ16と可動スクロール基板24のボス部24aとの
間に設けられる軸受をニードルベアリング22からプレ
ーンベアリング(滑り軸受)27に変更することによっ
て、該プレーンベアリング27にシール機能を持たせた
ものである。なお、その他の構成については、前述した
実施の形態と同様であるため、同一符号を付してその説
明を省略する。
【0038】プレーンベアリング27は円筒状に形成さ
れており、ボス部24aの内周面に対して圧入されて固
定されるとともに、ブッシュ16の外周面に対しては回
動可能に嵌合される。すなわち、ブッシュ16との嵌合
面を摺動面とするが、この摺動面のクリアランスは極め
て微小なクリアランスであり、シール効果が期待できる
ものである。そして、プレーンベアリング27によるシ
ール性能は、軸方向に長いほど効果が高いものである。
従って、本実施の形態では、図示のようにプレーンベア
リング27の軸方向長さが、摺動面の軸方向の全長に亘
って形成されている。
【0039】従って、圧縮機の運転時において、圧縮室
32内から冷媒導入孔80を通って空間81へ導入され
た冷媒は、プレーンベアリング27の摺動面のクリアラ
ンスを通ってラジアルベアリング10側へ流れ、そのと
きの冷媒中のオイルで摺動面が潤滑される。そして、摺
動面には油膜が形成され、この油膜によって冷媒の流出
が抑えられる。その結果として、可動スクロール基板2
4のボス部24aによって囲まれる空間81は、冷媒導
入元である圧縮室32の圧力に近い高圧状態になる。従
って、この実施の形態によれば、圧縮室32から可動ス
クロール基板24の背面側へ導入される冷媒によって高
圧領域を形成することができ、これにより可動スクロー
ル基板24の背面に固定スクロール2側に向かう軸方向
の力(背圧)を作用させ、固定渦巻壁28及び可動渦巻
壁30の先端面に関するシール性を向上することができ
る。また、可動スクロール20に背圧を作用させること
で、前述した実施の形態において必要とされる隙間調整
用のスラストプレート25を省略することができる。
【0040】また、図6は圧縮室32内の冷媒を可動ス
クロール基板24の背面に導入する冷媒導入経路に関す
る他の実施形態を示している。この実施形態は、冷媒導
入経路として、一端が可動スクロール基板24の底面に
開口し、他端が可動スクロール基板24の背面に開口す
る小径の細孔(ピンホール)85を設けたものである。
このときの細孔85の孔径は、駆動機構23の潤滑に必
要な量の冷媒を確保できる範囲で最小となるように設定
される。よって、この場合の細孔85はその全長が導入
量規制通路によって構成されているともいえる。従っ
て、この実施形態によっても、圧縮室32内の圧縮過程
における冷媒のうち、適正量の冷媒を細孔85を介して
可動スクロール基板24の背面側へ導入し、そこに配置
されている駆動機構23に関わる摺動面を潤滑できる。
【0041】なお、圧縮室32内の冷媒の一部を可動ス
クロール基板24の背面側へ導入する冷媒導入経路につ
いて、実施の形態では、1つの連続した通路(冷媒導入
孔80)の一部に絞り作用を営む導入量規制通路(隙間
C1)を備えているという表現で説明しているが、冷媒
導入経路は、冷媒の流量を絞る通路と、絞らない通路と
を含んで構成されていれば足りるのであって、絞り通路
と非絞り通路との2通りの通路のみで成立することを要
件とするものではない。また、冷媒導入経路は、可動ス
クロール20以外に形成してもよい。また、図示の実施
形態では、冷媒導入孔80を可動渦巻壁30の内終先端
部に設けた場合を示しているが、冷媒導入孔80の位置
は、必ずしも上記の位置に限るものではなく、圧縮室3
2からの冷媒の流出に伴う効率を考慮して定められる。
また、細孔85についても同様である。また、図示の実
施形態は電動式のスクロール型圧縮機として説明した
が、電動式に限定されるものではなく、エンジンから取
り出される動力で駆動する形式のスクロール型圧縮機に
適用してもよい。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
圧縮後の高圧冷媒を固定スクロールに設けた吐出ポート
から吐出するスクロール型圧縮機において、冷媒を圧力
差によって可動スクロールの駆動機構へ導入し、その冷
媒中のオイルで駆動機構を潤滑するスクロール型圧縮機
及びスクロール型圧縮機の潤滑方法を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スクロール型圧縮機の全体を示す縦断面図であ
る。
【図2】可動スクロールと固定スクロールを示す断面図
であり、固定スクロールを細線で示し、可動スクロール
を太線で示す。
【図3】固定スクロールに対する冷媒導入用の連通孔の
回転軌跡を示す説明図である。
【図4】要部の拡大図である。
【図5】他の実施の形態に係るスクロール型圧縮機を示
す縦断面図である。
【図6】連通路に関する他の実施形態を示す部分断面図
である。
【符号の説明】
2 固定スクロール 8 駆動軸 20 可動スクロール 21 圧縮機構 22 ニードルベアリング 23 駆動機構 24 可動スクロール基板 24a ボス部 26 固定スクロール基板 28 固定渦巻壁 30 可動渦巻壁 32 圧縮室 48 モータ室 49 連絡路 50 吐出ポート 80 冷媒導入孔 81 空間 82 油溜 83 オイル回収用の通し孔 C1 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永川 聖 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 福谷 義一 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 水藤 健 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 Fターム(参考) 3H029 AA02 AA15 AB01 BB09 BB44 CC04 CC23 CC33 CC54 CC55 3H039 AA02 AA04 AA12 BB11 BB13 CC02 CC07 CC08 CC27 CC42 CC47

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定スクロールと可動スクロールとによ
    って形成される圧縮室と、前記可動スクロールの背面側
    において該可動スクロールを回転駆動する駆動機構とを
    備えており、前記圧縮室内に吸入した冷媒を圧縮し、前
    記固定スクロールに形成された吐出ポートから高圧冷媒
    として吐出するスクロール型圧縮機であって、 前記圧縮室内の一部の冷媒を前記可動スクロールの背面
    側へ導入する冷媒導入経路を有するとともに、前記冷媒
    導入経路は、少なくとも冷媒の導入量を規制する導入量
    規制通路を有することを特徴とするスクロール型圧縮
    機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のスクロール型圧縮機で
    あって、前記冷媒導入経路が前記可動スクロールに形成
    され、前記導入量規制通路が、前記固定スクロールの固
    定スクロール基板と、前記可動スクロールの可動渦巻壁
    先端面との間に形成された隙間によって構成されている
    ことを特徴とするスクロール型圧縮機。
  3. 【請求項3】 固定スクロールと可動スクロールとによ
    って形成される圧縮室と、前記可動スクロールの背面側
    において該可動スクロールを回転駆動する駆動機構とを
    備えており、前記圧縮室内に吸入した冷媒を圧縮し、前
    記固定スクロールに形成された吐出ポートから高圧冷媒
    として吐出するスクロール型圧縮機であって、 前記可動スクロールの可動スクロール基板に、一端が前
    記圧縮室に直接に開口され、他端が可動スクロール基板
    の背面に開口された冷媒導入用の細孔を設け、前記圧縮
    室内の一部の冷媒を前記細孔を介して前記可動スクロー
    ルの背面側へ規制された流量で導入する構成としたこと
    を特徴とするスクロール型圧縮機。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のスクロ
    ール型圧縮機であって、吸入から吐出に至る冷媒の流通
    経路と、前記駆動機構の駆動源である電動モータを収容
    するモータ室とを連絡路によって連通したことを特徴と
    するスクロール型圧縮機。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載のスクロ
    ール型圧縮機であって、前記駆動機構は、前記可動スク
    ロールの背面側に形成されたボス部と、そのボス部を回
    転可能に支持する駆動軸との間に介装されるプレーンベ
    アリングを有しており、前記ボス部によって囲まれる空
    間に前記冷媒導入経路が開口されていることを特徴とす
    るスクロール型圧縮機。
  6. 【請求項6】 固定スクロールと可動スクロールとによ
    って形成される圧縮室と、前記可動スクロールの背面側
    において該可動スクロールを回転駆動する駆動機構とを
    備えており、前記圧縮室内に吸入した冷媒を圧縮し、前
    記固定スクロールに形成された吐出ポートから高圧冷媒
    として吐出するスクロール型圧縮機の潤滑方法であっ
    て、 前記圧縮室内の一部の冷媒を前記可動スクロールの背面
    側へ導入する冷媒導入経路を有しており、前記圧縮室内
    の冷媒を前記冷媒導入経路から前記可動スクロールの背
    面側に導入させ、その冷媒中に含まれるオイルにより前
    記可動スクロールの背面側に配置された前記駆動機構を
    潤滑することを特徴とするスクロール型圧縮機の潤滑方
    法。
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