JP2002285189A - 香料組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】洗濯乾燥後の清潔な木綿生地を想起でき、かつ
心地よさを向上させることのできる香料組成物を提供す
る。 【解決手段】炭素数５〜１５の飽和又は不飽和である脂
肪族のアルデヒド、ケトン及びアルコール並びに炭素数
５〜１９の飽和又は不飽和の脂肪酸からなる群より選ば
れる１種以上の成分と、下記Ａ群より選択される少なく
とも１種以上の香料とを含有する洗濯乾燥後の清潔な木
綿生地を想起できる香料組成物。 Ａ群）ターピネオール、ターピニルアセテート、セピオ
ネート、メチルジヒドロジャスモネート、インドール、
２−メチル−３−（３，４−メチレンジオキシ−フェニ
ル）−プロパナール、ヒドロキシシトロネラール、ヒド
ロキシシトロネロール、ｐ−ｔ−ブチル−α−メチルヒ
ドロシンナミックアルデヒド、４−（４−ヒドロキシ−
４−メチル−ペンチル）−３−シクロヘキセン−１−カ
ルボキシアルデヒド、３−メチル−５−フェニルペンタ
ノール他

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、香料組成物に関
し、詳しくは、洗濯乾燥後の清潔な木綿生地を想起でき
る香気を持ち、かつ心地よさを向上させることのできる
香料組成物に関する。

【０００２】

【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】現代社
会には様々なストレスがあり、それらを解消するために
様々な試みがなされている。香りの持つストレスを癒す
効果についても着目され、近年香りの心理生理効果につ
いて様々な検討がなされている。

【０００３】これまでに天然精油及び単体の合成香料に
ついてはこれまでに多くの心理生理測定が行われ、スト
レス軽減や鎮静効果を持つものとして、特開平１０−２
０４４７３号公報、特開平７−３０５０８９号公報、特
開平９−１６９９９３号公報、特開平９−２０６４６号
公報、特開平６−１７２７８１号公報、特開２０００−
８６４７８号公報、特開平６−４０９０６号公報、特開
平７−３１６５８２号公報、特開平９−３２３９１８号
公報、特開平５−２８６８６７号公報、特開２０００−
１５４３９４号公報等、様々な技術が開示されている。
ところが、いずれも天然植物性香料や植物エッセンス、
単品合成香料又は合成香料の併用、天然香料と合成香料
の多種併用等、各香料原料の持つ鎮静効果やリフレッシ
ュ効果等に関するものであり、実際の生活において経験
する香り、即ち自然に咲く花の香りや果実の香り、化粧
品や食品に賦香されている香りについての検討は十分で
はなかった。

【０００４】例えば、植物から抽出される天然香料の香
りは、香料の抽出過程において成分の構成比が変化し、
また、回収しきれない香気成分や必要以上に抽出されて
しまう成分が存在する。それ故、精油自体は依然として
非常に貴重な香料素材として存在するが、自然に存在す
る植物から感じられる香りとは違った香りに変質してし
まっている。また、単体の合成香料については、そのま
まの香りを嗅ぐ機会は稀である。

【０００５】このように従来の天然精油や合成香料の持
つ心理生理効果に依存した香料組成物の香りは、その使
用者にとってはなじみが薄く、言わば経験したことの無
い香りである。また経験したことない香りを嗅ぐことは
使用者によっては軽いストレスとなる場合があり、スト
レスを解消する目的とは相反する結果を招きかねない危
惧があるのが実情であった。

【０００６】本発明は上記従来技術の課題に鑑み、これ
を解消しようとするものであり、多くの人に馴染のあ
る、受け入れられやすい香りであり、かつストレスを解
消し、心地よさを向上させる効果を持つ、優れた香料組
成物を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明者等は上記従来技
術の課題について、多くの人に馴染のある香りであり、
かつストレスを解消し、心地よさを向上させる目的に使
用できる香料組成物がないか鋭意検討を重ねてきた。そ
の結果、日に干した洗濯物や布団、タオル等を室内に取
り込むときに、何とも言われぬ「心地よい暖かな香り」
がすることに注目し、検討を進めた。

【０００８】その結果、炭素数５〜１５の飽和又は不飽
和である脂肪族のアルデヒド、ケトン及びアルコール並
びに炭素数５〜１９の飽和又は不飽和の脂肪酸からなる
群より選ばれる１種以上の成分と、下記Ａ群より選択さ
れる少なくとも１種以上の香料とを組み合わせることに
よって、洗濯乾燥後の清潔な木綿生地を想起でき、かつ
心地よさを向上させることのできる香料組成物が得られ
ることを見出し、本発明を完成するに至った。

【０００９】Ａ群）ターピネオール、ターピニルアセテ
ート、セピオネート、メチルジヒドロジャスモネート、
インドール、２−メチル−３−（３，４−メチレンジオ
キシ−フェニル）−プロパナール、ヒドロキシシトロネ
ラール、ヒドロキシシトロネロール、ｐ−ｔ−ブチル−
α−メチルヒドロシンナミックアルデヒド、４−（４−
ヒドロキシ−４−メチル−ペンチル）−３−シクロヘキ
セン−１−カルボキシアルデヒド、３−メチル−５−フ
ェニルペンタノール、フェニルエチルアルコール、α−
ヨノン、β−ヨノン、γ−メチルヨノン、ジヒドロ−β
−ヨノン、ベンジルサリチレート、シス−３−ヘキセニ
ルサリシレート、オイゲノール、シンナミックアルコー
ル、シンナミックアルデヒド、グアイオールアセテー
ト、グアイオール、セドレニルアセテート、セドリルメ
チルケトン、６，７−ジヒドロ−１，１，２，３，３−
ペンタメチル−４（５Ｈ）−インダン、ベチバーアセテ
ート、３−メチル−５−（２，３，３−トリメチル−３
−シクロペンテン−１−イル）−ペンタン−２−オー
ル、２−エチル−４−（２，３，３−トリメチル−３−
シクロペンテン−１−イル）−２−ブテン−１−オー
ル、イソボルニルシクロヘキサノール、ヘリオトロピ
ン、クマリン、バニリン、エチルバニリン、ムスコン、
エチレンブラシレート、４，６，６，７，８，８−ヘキ
サメチル−１，３，４，６，７，８−ヘキサハイドロシ
クロペンタベンゾピラン、シクロペンタデカノリッド、
アンブレットライド、γ−ウンデカラクトン、γ−デカ
ラクトン、４−（４−ヒドロキシフェニル）−２−ブタ
ノン、ムスクケトン、スカトール、シスジャスモン、フ
ェニルエチルアセテート、シベトン、γ−ノナラクト
ン、α−サンタロール、β−サンタロール、オイゲニル
アセテート、α−ヘキシルシンナミックアデヒド、α−
ダマスコン、β−ダマスコン、β−ダマセノン、δ−ダ
マスコン、ローズアブソリュート、ローズオイル、サン
ダルウッドオイル、ラブダナムアブソリュート、シスト
アブソリュート、ベチバーオイル、ガヤックウッドオイ
ル

【００１０】即ち、本発明は、炭素数５〜１５の飽和又
は不飽和である脂肪族のアルデヒド、ケトン及びアルコ
ール並びに炭素数５〜１９の飽和又は不飽和の脂肪酸か
らなる群より選ばれる１種以上の成分と、上記Ａ群より
選択される少なくとも１種以上の香料とを含有する洗濯
乾燥後の清潔な木綿生地を想起できる香料組成物にあ
る。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて更に詳しく説明する。

【００１２】本発明で用いられる、炭素数５〜１５の飽
和又は不飽和である脂肪族のアルデヒドとは、例えば、
ペンタナール，ヘキサナール，トランス−２−ヘキセナ
ール，ヘプタナール，トランス−２−ヘプテナール，オ
クタナール，トランス−２−オクテナール，ノナナー
ル，トランス−２−ノネナール，１−デカナール，シス
−４−デセナール，ウンデカナール，１０−ウンデセナ
ール，ドデカナール，トリデカナール，テトラデカナー
ル，ペンタデカナール等が挙げられるが、これ以外の炭
素数５〜１５の飽和又は不飽和である鎖式の脂肪族アル
デヒドも使用できる。

【００１３】本発明で用いられる、炭素数５〜１５の飽
和又は不飽和である脂肪族のケトンとは、例えば、２−
ペンタノン，２−ヘキサノン，３−ヘキサノン，４−ヘ
キセン−３−オン，５−ヘキセン−２−オン，２−ヘプ
タノン，３−ヘプタノン，４−ヘプタノン，２−オクタ
ノン，３−オクタノン，２−ノナノン，３−ノナノン，
５−ノナノン，トランス−３−ノネン−２−オン，２−
デカノン，３−デカノン，４−デカノン，２−ウンデカ
ノン，６−ウンデカノン，２−ドデカノン，２−トリデ
カノン，７−トリデカノン，２−テトラデカノン，２−
ペンタデカノン等が挙げられるが、これ以外の炭素数５
〜１５の飽和又は不飽和である鎖式の脂肪族ケトンも使
用できる。

【００１４】本発明で用いられる、炭素数５〜１５の飽
和又は不飽和である脂肪族のアルコールとは、例えば、
１−ペンタノール，１−ヘキサノール，２−ヘキサノー
ル，３−ヘキサノール，１−ヘキセン−３−オール，シ
ス−２−ヘキセン−１−オール，トランス−２−ヘキセ
ン−１−オール，シス−３−ヘキセン−１−オール，ト
ランス−３−ヘキセン−１−オール，４−ヘキセン−１
−オール，５−ヘキセン−１−オール，１−ヘプタノー
ル，２−ヘプタノール，３−ヘプタノール，１−ヘプテ
ン−３−オール，１−オクタノール，２−オクタノー
ル，３−オクタノール，１−オクテン−３−オール，１
−ノナノール，２−ノナノール，シス−３−ノネン−１
−オール，１−デカノール，２−デカノール，４−デカ
ノール，９−デセン−１−オール，１−ウンデカノー
ル，２−ウンデカノール，１０−ウンデセン−１−オー
ル，１−ドデカノール，２−ドデカノール，シス−７−
ドデセン−１−オール，１−トリデカノール，１−テト
ラデカノール，２−テトラデカノール，シス−９−テト
ラデセン−１−オール，シス−１１−テトラデセン−１
−オール，１−ペンタデカノール等が挙げられるが、こ
れ以外の炭素数５〜１５の飽和又は不飽和である鎖式の
脂肪族アルコールも使用できる。

【００１５】本発明で用いられる、炭素数５〜１９の飽
和又は不飽和の脂肪酸とは、例えば、ヘキサン酸，トラ
ンス−２−ヘキセン酸，トランス−３−ヘキセン酸，５
−ヘキセン酸，ヘプタン酸，６−ヘプテン酸，オクタン
酸，２−オクテン酸，ノナン酸，デカン酸，ウンデカン
酸，１０−ウンデセン酸，１０−ウンデシン酸，ドデカ
ン酸，シス−５−ドデセン酸，トリデカン酸，テトラデ
カン酸，シス−９−テトラデセン酸，ペンタデカン酸，
ヘキサデカン酸，ヘプタデカン酸，オクタデカン酸，ノ
ナデカン酸等が挙げられるが、これ以外の炭素数５〜１
９の飽和又は不飽和である鎖式の脂肪酸も使用できる。

【００１６】本発明で炭素数５〜１５の飽和又は不飽和
である脂肪族のアルデヒド、ケトン及びアルコール並び
に炭素数５〜１９の飽和又は不飽和の脂肪酸からなる群
より選ばれる１種以上の成分と組み合わせて用いられ
る、前記Ａ群から選択される少なくとも１種以上の香料
は、合成香料、天然香料、ともに特に限定されるもので
はなく、植物性天然香料から単離されるものと、石炭，
石油，天然ガス，油脂等から各種反応によって合成され
るもの等が不純物を含んでいても使用できる。植物性天
然香料では、植物の花，葉，蕾，果実，種子，樹皮，根
茎等に含まれている香気物質を水蒸気蒸留や溶剤抽出，
炭酸ガス超臨界抽出等色々な方法で製造したものが使用
できる。

【００１７】本発明に係る香料組成物の対象製品として
は、例えば香水，オードパルファム，オードトワレ，コ
ロン，デオドラント剤，制汗剤，シャンプー，リンス，
ヘアートリートメント，ヘアースタイリングフォーム，
ヘアースタイリングスプレー，ヘアースタイリングジェ
ル，白髪または黒髪用ヘアーカラーリング剤、ヘアーリ
ムーバー、石鹸，ボディシャンプー，粉末状入浴剤，液
体入浴剤，フェイスローション，フェイスミルク，フェ
イスクリーム，ボディミルク，ボディイローション，ボ
ディパウダー，日焼け防止剤等の人体用基礎化粧品、パ
ウダーファンデーション，リキッドファンデーション，
マスカラ，アイライナー，口紅，リップクリーム，ネイ
ルカラー等の各種メイクアップ化粧品、衣料用洗剤，衣
料用柔軟材，衣料用仕上げ剤，衣料用アイロン仕上げ
剤，衣料用仕上げ用ノリ（スターチ）剤，ズボンプレッ
サー用仕上剤，ズボンプレッサー用消臭剤，衣料用消臭
剤，衣料洗濯機用洗剤，衣料洗濯乾燥機用洗剤，衣料洗
濯乾燥機用仕上剤，衣料乾燥機用仕上剤，靴用洗剤，寝
具用洗剤，カーテン用洗剤等の衣料・布・皮用製品、ア
ロマキャンドル，芳香剤，芳香消臭剤，香りつきトイレ
ットペーパー，トイレ用洗剤，台所用食器洗剤，食器洗
浄機用洗剤，生ごみ処理機専用消臭剤，住宅用洗剤，住
宅清掃用不織布，住宅清掃用ワイパー，風呂用洗剤，ト
イレ用洗剤，掃除機専用消臭剤，掃除機専用ごみパッ
ク，車洗浄用洗剤，車用仕上げ剤（ワックス，コート
剤），壁・天井用ペイント剤，壁・天井用クロス，カー
ペット，洋紙・和紙・ビニール・樹脂等の住居・車用製
品、洋服，和服，衣類，肌着，寝具，カーテン，椅子用
の布・皮革、車内装用の樹脂・布・皮革、室内用スリッ
パ，靴，帽子，手袋等の生活用品、または菓子類，飲料
類，食用油等に用いる食品用のフレーバー等が挙げられ
る。好ましくは、香水，コロン，入浴剤，スキンローシ
ョン，ボディローション等の人体への香りを主体とした
製品である。そして、アロマテラピー用として特に有用
である。

【００１８】

【実施例】次に本発明を実施例で示し、本発明の効果等
を具体的に説明する。

【００１９】（試験方法・香り想起試験方法）洗濯乾燥
後の清潔な木綿生地から感じられる香りを想起できるか
に関しては、香料をクエン酸トリエチルにて１０％の濃
度に薄め、所定の容器に入れ５０名の被験者によりその
香りについて、洗濯乾燥後の清潔な木綿生地を想起でき
るかどうか下記判定基準にて試験を行った。以下の判定
基準の３以上、好ましくは４以上が本発明の効果を達成
できるものである。

【００２０】（判定基準） ５：洗濯乾燥後の清潔な木綿生地を想起できる人数が４
５名以上 ４：洗濯乾燥後の清潔な木綿生地を想起できる人数が３
３〜４４名 ３：洗濯乾燥後の清潔な木綿生地を想起できる人数が２
１〜３２名 ２：洗濯乾燥後の清潔な木綿生地を想起できる人数が１
１〜２０名 １：洗濯乾燥後の清潔な木綿生地を想起できる人数が１
０名以下

【００２１】（試験方法・心地よさ向上度試験方法−
１）香りの心地よさに関しては、次の方法で試験を行っ
た。即ち香料をクエン酸トリエチルにて１０質量％の濃
度に薄め、所定の容器に入れ５０名の被験者により下記
判定基準で「心地よさ向上度」を評価した。以下の判定
基準の３以上、好ましくは４以上が本発明の効果を達成
できるものである。

【００２２】（判定基準） ５：心地よいと感じる人数が４５名以上 ４：心地よいと感じる人数が３３〜４４名 ３：心地よいと感じる人数が２１〜３２名 ２：心地よいと感じる人数が１１〜２０名 １：心地よいと感じる人数が１０名以下

【００２３】（試験方法・心地よさ向上度試験方法−
２）本発明で用いた心地よさ試験方法−２を以下に記
す。工業技術院生命工学工業技術研究所吉田倫幸氏開発
の簡易型α波リズムモニターを用い、心地よさを測定し
た。脳波電極を国際10-20法にしたがいＦｐ１，Ｆｐ２
の前頭部２部位に装着、右耳朶をアース、左耳朶を基準
電極とし前頭部脳波を記録した。記録された脳波につい
て１０２．４秒間の平均ゆらぎスペクトルを求め、それ
ぞれの部位について、得られたゆらぎスペクトルから変
曲点を求め、変曲点より低周波帯域の傾き係数を算出
し、これをゆらぎリズム係数とした。一般に、ゆらぎ係
数は−１に近いほど感情状態が良く、快適な心地よい状
態であり、０に近づくほど感情状態が悪いことを示して
いると言われている。そこで、ブランクの値に較べて−
１方向へ変化した場合に「心地よさが向上した」と評価
した。

【００２４】本発明で行った心地よさ向上度試験方法−
２の試験時の香り呈示方法を以下に記す。香りはクエン
酸トリエチルにより１０質量％に薄められ、空気の入り
口と出口の付いた無臭の２０ｍＬガラス容器に１ｇ入
れ、空気の入り口より無臭の乾燥空気を毎分１リットル
の流量でその容器に入れ、出口より被験者の鼻腔前方約
１０ｃｍの位置に置かれた７５ｍｍφロートに香りを導
き、被験者に呈示した。コントロール（ブランク）条件
の場合は、無臭のガラス容器に無臭の顆粒状活性炭を入
れ無臭空気を呈示した。被験者は実験室に入室後、電極
を装着しシールドルーム内に設置された椅子に楽な姿勢
で座らせ、その後、実験を開始した。安静閉眼状態でブ
ランク条件での脳波を測定し、次に香り呈示条件下で脳
波を測定した。

【００２５】実施例１〜５， 比較例１〜３

【００２６】表１に香料処方Ａ、表２に香料処方Ｂ、表
３に実施例１〜５、比較例１〜３の香料組成物の処方を
記す。尚、処方量は全て質量％で記してある。実施例１
〜５、比較例１〜３の香料組成物をクエン酸トリエチル
にて１０質量％に希釈し、試験に供した。

【００２７】表３に香り想起試験及び、心地よさ向上度
試験方法−１、心地よさ向上度試験方法−２での結果も
併記する。表３からも明らかなように、実施例１〜５の
香料組成物は、洗濯乾燥後の清潔な木綿生地を想起で
き、かつ心地よさを向上させることのできることが確認
できた。

【００２８】

【表１】

【００２９】

【表２】

【００３０】

【表３】

【００３１】

【発明の効果】本発明により、洗濯乾燥後の清潔な木綿
生地を想起でき、かつ心地よさを向上させることのでき
る香料組成物が提供される。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｃ１１Ｂ 9/00 Ｃ１１Ｂ 9/00 Ｒ Ｓ Ｗ Ｘ Ｆターム(参考） 4H059 BA12 BA14 BA19 BA20 BA22 BA23 BA26 BA35 BA36 BA45 BB02 BB03 BB13 BB14 BB15 BB18 BB19 BB22 BB24 BB44 BB45 DA09

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 炭素数５〜１５の飽和又は不飽和である
   脂肪族のアルデヒド、ケトン及びアルコール並びに炭素
   数５〜１９の飽和又は不飽和の脂肪酸からなる群より選
   ばれる１種以上の成分と、下記Ａ群より選択される少な
   くとも１種以上の香料とを含有する洗濯乾燥後の清潔な
   木綿生地を想起できる香料組成物。Ａ群）ターピネオー
   ル、ターピニルアセテート、セピオネート、メチルジヒ
   ドロジャスモネート、インドール、２−メチル−３−
   （３，４−メチレンジオキシ−フェニル）−プロパナー
   ル、ヒドロキシシトロネラール、ヒドロキシシトロネロ
   ール、ｐ−ｔ−ブチル−α−メチルヒドロシンナミック
   アルデヒド、４−（４−ヒドロキシ−４−メチル−ペン
   チル）−３−シクロヘキセン−１−カルボキシアルデヒ
   ド、３−メチル−５−フェニルペンタノール、フェニル
   エチルアルコール、α−ヨノン、β−ヨノン、γ−メチ
   ルヨノン、ジヒドロ−β−ヨノン、ベンジルサリチレー
   ト、シス−３−ヘキセニルサリシレート、オイゲノー
   ル、シンナミックアルコール、シンナミックアルデヒ
   ド、グアイオールアセテート、グアイオール、セドレニ
   ルアセテート、セドリルメチルケトン、６，７−ジヒド
   ロ−１，１，２，３，３−ペンタメチル−４（５Ｈ）−
   インダン、ベチバーアセテート、３−メチル−５−
   （２，３，３−トリメチル−３−シクロペンテン−１−
   イル）−ペンタン−２−オール、２−エチル−４−
   （２，３，３−トリメチル−３−シクロペンテン−１−
   イル）−２−ブテン−１−オール、イソボルニルシクロ
   ヘキサノール、ヘリオトロピン、クマリン、バニリン、
   エチルバニリン、ムスコン、エチレンブラシレート、
   ４，６，６，７，８，８−ヘキサメチル−１，３，４，
   ６，７，８−ヘキサハイドロシクロペンタベンゾピラ
   ン、シクロペンタデカノリッド、アンブレットライド、
   γ−ウンデカラクトン、γ−デカラクトン、４−（４−
   ヒドロキシフェニル）−２−ブタノン、ムスクケトン、
   スカトール、シスジャスモン、フェニルエチルアセテー
   ト、シベトン、γ−ノナラクトン、α−サンタロール、
   β−サンタロール、オイゲニルアセテート、α−ヘキシ
   ルシンナミックアデヒド、α−ダマスコン、β−ダマス
   コン、β−ダマセノン、δ−ダマスコン、ローズアブソ
   リュート、ローズオイル、サンダルウッドオイル、ラブ
   ダナムアブソリュート、シストアブソリュート、ベチバ
   ーオイル、ガヤックウッドオイル
2. 【請求項２】 アロマテラピー用である請求項１記載の
   香料組成物。