JP5342727B2 - 煙草臭消臭性香料組成物 - Google Patents

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Description

【発明の属する技術分野】
本発明は、煙草臭消臭性香料組成物に関し、さらに詳しくは特定の香料群から選ばれた少なくとも3種の香料から構成される煙草臭消臭性香料組成物に関するものである。
【従来の技術】
一部の都市に見られるような人口密度の増大した社会において、住環境における悪臭・異臭の問題は重大な問題の一つとなっている。即ち、家庭内で発生する主な悪臭として、生ゴミの臭い、ペットの臭い、排泄物の臭い、煙草の臭い等を挙げることができる。
これらの臭いを除去する方法の一つとして、強い芳香を有する物質を消臭剤として用い、その芳香を悪臭に混合させることにより、悪臭を隠蔽する方法が用いられてきた(周知・慣用技術集(香料)第I部、香料一般、平成11年1月29日発行)。
しかし、この消臭方法を採用すると、悪臭の強度よりも更に強い芳香剤を使用するため、悪臭との混合後の全体としての臭いの強さが、混合前の悪臭の強さよりもかなり強くなり、結果的に不快に感じられることが多い。また、混合前の悪臭の隠蔽はできても、混合後の臭いが新たな別の不快な臭いに感じられる場合も多い。このように、従来の消臭剤は臭いの不快さを根本的に改善するまでには至っていなかった。
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明者らは、臭いの不快さを改善できる消臭性組成物を得るために、まず煙草臭を感じにくくする単品香料を検索し、優れた煙草臭消臭効果を有する単品香料物質をいくつか見出した。
しかし、それらは何れも比較的香気強度の強い単品香料であり、しかも、煙草臭消臭効果を示すために必要な濃度は比較的高かった。その為に、消臭効果を示す濃度の単品香料物質を調合香料に配合すれば、その単品香料物質の香気が調合香料全体のバランスを狂わせることに繋がるおそれが残った。つまり、前記煙草臭消臭効果に優れた単品香料物質を全体の香気バランスを乱すことなく調合香料に配合することは実用上困難であった。
従って、本発明では、上記悪臭のうち煙草臭、特に喫煙時に放出される周囲の煙草主流煙臭気を隠蔽することができる消臭性組成物を提供することを目的とする。特に、調合香料に混合した後でも香料全体の臭いの強さを不快なレベルまで強くすることなく、更には、調合香料に混合した結果、新たな別の不快臭をもたらすことなく、しかも、悪臭を隠蔽することができる消臭性組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記目的を達成すべく、前記煙草臭消臭効果に優れた単品香料物質の化学構造と煙草臭消臭効果の関係を念頭に置きながら鋭意研究し、実験を重ねた。その結果、特定の化学構造と香気を有する化合物群及び精油類に分類される香料が単独でも煙草臭を感じにくくする効果を有するという、煙草臭消臭効果と構造の相関関係を見出した。
更に、これらの化合物群及び精油類に分類される香料を研究し続ける過程で、特定の5種類の化合物群及び精油類のうち、少なくとも3種類を含有する香料組成物は煙草臭を感じにくくする効果を有するだけではなく、その香料組成物を調合香料又は香粧品に配合すると、配合された香料全体又は製品全体の香気を乱すことがない上に、低濃度でも煙草臭消臭効果を示すことを見出し、かかる知見に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下に記載する各発明を包含するものである。
1.下記(A)、(B)、(C)及び(D)の群からなる化合物並びに(E)群の精油類よりなる群から選ばれた少なくとも3種以上の群の組み合わせからなる煙草臭消臭性香料組成物。
(A)アルデヒド的な香気又はグリーン的な香気を有する脂肪族アルデヒド化合物
(B)果実的な香気又はグリーン的な香気を有するベンゼン環を含むアルデヒド化合物
(C)果実的な香気又はグリーン的な香気を有するケトン化合物
(D)果実的な香気又はグリーン的な香気を有する脂肪族エステル化合物及び
(E)グリーン的な香気、バルサミックな香気、果実的な香気、アンバー的な香気又はスパイシーな香気を有する精油類
2.上記(A)群に属する脂肪族アルデヒド化合物が、下記一般式(1)
【化1】
Figure 0005342727
(但し、R1 は炭素−炭素不飽和結合を1個又は2個以上の含んでいてもよい直鎖状又は分枝状の炭素数5乃至12の炭化水素基を示す。)で表される化合物である煙草臭消臭性香料組成物。
3.上記(B)群に属するベンゼン環を含むアルデヒド化合物が、下記一般式(2)
【化2】
Figure 0005342727
(但し、R2 は水素、メチル基又はメトキシ基を示し、m及びnはそれぞれ独立に0又は1を示す。しかし、mが0のときはnも0である。)で表される化合物である煙草臭消臭性香料組成物。
4.上記(C)群に属するケトン化合物が、下記一般式(3)
【化3】
Figure 0005342727
(但し、R3 は炭素−炭素不飽和結合を含んでいてもよい直鎖状、分枝状又は脂環式の炭化水素基を含む総炭素数6乃至12の炭化水素基、又は置換基として水酸基を含んでいてもよいベンゼン環を有する総炭素数6乃至12の炭化水素基を示し、R4 は炭素−炭素不飽和結合を含んでいてもよい炭素数1乃至6の直鎖状又は分枝状の炭化水素基を示す。)で表される化合物である煙草臭消臭性香料組成物。
5.上記(C)群に属するケトン化合物が、(i)炭素−炭素不飽和結合を1個又は2個以上含んでいてもよい直鎖状又は分枝状の炭化水素基を有する総炭素数が6乃至12の5員環ケトンであるか、又は(ii)環内に酸素原子及び炭素−炭素不飽和結合又は芳香環をそれぞれ1個または2個以上含み、さらに水酸基及び直鎖状又は分枝状の炭化水素基を有してもよい総炭素数が6乃至12の複素環式ケトンである煙草臭消臭性香料組成物。
6.上記(D)群に属する脂肪族エステル化合物が、下記一般式(4)又は(5)
【化4】
Figure 0005342727
【化5】
Figure 0005342727
(但し、R5 は総炭素数1乃至10の直鎖状、分枝状又は脂環式の飽和炭化水素基を示し、R6 及びR8 は炭素−炭素不飽和結合を含んでいてもよい総炭素数1乃至10の直鎖状、分枝状又は脂環式の炭化水素基を示し、R7 は炭素数1乃至4の直鎖状又は分枝状の飽和炭化水素基を示し、R5 とR6 は共に結合して置換基を有していてもよい環を形成してもよい。)で表される化合物である煙草臭消臭性香料組成物。
7.上記(A)群に属する脂肪族アルデヒド化合物が、オクタナール、ノナナール、デカナール、ウンデカナール、2−メチルウンデカナール、10−ウンデセナール、ドデカナール又は2−トランス−6−シス−ノナジエナールである煙草臭消臭性香料組成物。
8. 上記(B)群に属するベンゼン環を含むアルデヒド化合物が、ベンズアルデヒド、アニスアルデヒド、 フェニルアセトアルデヒド又はフェノキシアセトアルデヒドである煙草臭消臭性香料組成物。
9.上記(C)群に属するケトン化合物が、ラズベリーケトン、α−ダマスコン、ダイナスコン、イロン、2−ペンチルシクロペンタノン、マルトール、ジヒドロジャスモン又はカロンである煙草臭消臭性香料組成物。
10.上記(D)群に属する脂肪族エステル化合物が、シクロヘキシルプロピオン酸アリル、アリルアミルグリコレート、酢酸ペンチル、2−メチルブタン酸エチル、2−メチルペンタン酸エチル、ヘキサン酸アリル、ヘプタン酸アリル、酢酸シス−3−ヘキセニル、シクロヘキシルオキシ酢酸アリル、ジャスモラクトン、γ−デカラクトン、γ−ウンデカラクトン、γ−ドデカラクトン、酢酸トリシクロデセニル又はプロピオン酸トリシクロデセニルである煙草臭消臭性香料組成物。
11.上記(E)群に属する精油類が、ガルバナム、バイオレット、リアトリックス、バルサム、タジェート、ラブダナム、バジル、カルダモン、バーチタール、ジュニパー・ベリーのアブソリュート又はオイルである煙草臭消臭性香料組成物。
12.上記煙草臭消臭性香料組成物を0.001〜30重量%含有する香粧品。
13.上記煙草臭消臭性香料組成物を0.001〜10重量%含有する口腔用組成物。
【発明の実施の形態】
本発明における煙草臭消臭性香料組成物を構成する香料は、上記(A)、(B)、(C)及び(D)群に属する化合物並びに(E)群に属する精油類の中から選ばれ、しかもその煙草臭消臭性香料組成物内には、上記各群から選ばれた少なくとも3種以上の群の組み合わせとなるように化合物或いは精油類が含まれるように配合する。
本発明の煙草臭消臭性香料組成物内には、(A)〜(D)群に属する化合物の2種以上或いは(E)群に属する精油類の2種以上が含まれていてもよい。
以下に、本発明の消臭性香料組成物を構成する各群の化合物並びに精油類について順次詳細に説明する。
(A)群について
(A)群に属する化合物は、アルデヒド的な香気又はグリーン的な香気を有する脂肪族アルデヒド化合物である。アルデヒド的な香気又はグリーン的な香気に関しては本出願前から広く知られているものである。
アルデヒド的な香気とは、脂肪臭を有し、多少刺激のある香気をいう。また、グリーン的な香気とは、若葉の香り、青葉青草の香り乃至はそれらを想起させるような香気をいう。
(A)群に属する化合物の具体例は、下記一般式(1)
【化6】
Figure 0005342727
(但し、R1 は炭素−炭素不飽和結合を1個又は2個以上の含んでいてもよい直鎖状又は分枝状の炭素数5乃至12の炭化水素基を示す)で表される化合物である。
上記式中のR1 は、例えばペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、1−メチルデシル基、1−メチルウンデシル基、デセニル基、ウンデセニル基、1−トランス−5−シス−オクタジエニル基等が好ましい。
好ましい化合物としては、オクタナール、ノナナール、デカナール、ウンデカナール、2−メチルウンデカナール、10−ウンデセナール、ドデカナール、2−トランス−6−シス−ノナジエナール等を挙げることができる。
(B) 群について
(B)群に属する化合物は、果実的な香気又はグリーン的な香気を有するベンゼン環を含むアルデヒド化合物である。果実的な香気については本出願前から広く知られており、天然果実、例えばリンゴ、すもも、もも、メロン、ストロベリー、パイナップル、なし等の一般に甘さを伴う成熟したフルーツの香気をいう。グリーン的な香気については既に説明した通りである。
(B)群に属する化合物の具体例は下記一般式(2)
【化7】
Figure 0005342727
(但し、R2 は水素、メチル基又はメトキシ基を示し、m及びnはそれぞれ独立に0又は1を示す。但し、mが0のときはnも0である。)
で表される化合物である。
好ましい化合物としてはベンズアルデヒド、アニスアルデヒド、 フェニルアセトアルデヒド、フェノキシアセトアルデヒド等を挙げることができる。
(C)群について
(C)群に属する化合物は、果実的な香気又はグリーン的な香気を有するケトン化合物の1種又は2種以上である。果実的な香気又はグリーン的な香気については既に説明した通りである。
(C)群に属する化合物の具体例は、下記一般式(3)
【化8】
Figure 0005342727
(但し、R3 は炭素−炭素不飽和結合を含んでいてもよい直鎖状、分枝状又は脂環式の炭化水素基を含む総炭素数6乃至12の炭化水素基、又は置換基として水酸基を含んでいてもよいベンゼン環を有する総炭素数6乃至12の炭化水素基を示し、R4 は炭素−炭素不飽和結合を含んでいてもよい炭素数1乃至6の直鎖状又は分枝状の炭化水素基を示す。)で表される化合物であるか、又は
(i)炭素−炭素不飽和結合を1個又は2個以上含んでいてもよい直鎖状又は分枝状の炭化水素基を有する総炭素数が6乃至12の5員環ケトンであるか、又は(ii)環内に酸素原子及びび炭素−炭素不飽和結合又は芳香環をそれぞれ1個又は2個以上含み、さらに水酸基及び直鎖状又は分枝状の炭化水素基を有してもよい総炭素数が6乃至12の複素環式ケトンである。
3 の例としては、2−(4−ヒドロキシフェニル)エチル基、2, 6, 6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル基、5, 5−ジメチル−1−シクロヘキセン−1−イル基、2−(2, 6, 6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)エチル基、2−(2, 6, 6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)−1−プロペン−2−イル基、3−(2, 4, 6−トリメチル−3−シクロヘキセン−1−イル)−2−プロペン−2−イル基、2−(2, 6, 6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)エテニル基、2− (2, 5, 6, 6−テトラメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)エテニル基等が好ましく、R4 の例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、n−ブチル基、ビニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、3−ブテニル基、1−ペンテニル基、2−ペンテニル基等が好ましい。
(C)群に属する化合物であって、より好ましい化合物は、下記一般式(6)において、
【化9】
Figure 0005342727
(但し、R9 は炭素−炭素不飽和二重結合を含んでいてもよい総炭素数7乃至12の脂環式炭化水素基、又は置換基として水酸基を含んでいてもよいベンゼン環を有する総炭素数7乃至13のアラルキル基を示し、R10は炭素数1乃至4のアルキル基又はアルケニル基を示す。)
で表される化合物、又は
(i)環内に炭素−炭素不飽和二重結合を1個又は2個以上含んでいてもよい炭素数が1ないし6のアルキル基又はアルケニル基を有する総炭素数が6乃至12の5員環ケトンであるか、又は(ii)環内に酸素原子及び炭素−炭素不飽和結合又は芳香環をそれぞれ1個又は2個以上含み、さらに水酸基或いは炭素数が1ないし3のアルキル基を有してもよい総炭素数が6乃至12の6員環又は7員環複素環式ケトンである。
9 の例としては、2−(4−ヒドロキシフェニル)エチル基、2, 6, 6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル基、5, 5−ジメチル−1−シクロヘキセン−1−イル基、2−(2, 6, 6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)エチル基、2−(2, 6, 6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)−1−プロペン−2−イル基、2−(2, 6, 6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)エテニル基、2−(2, 5, 6, 6−テトラメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)エテニル基等が好ましく、R10の例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、n−ブチル基、ビニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、3−ブテニル基、1−ペンテニル基、2−ペンテニル基等が好ましい。
更に、より好ましい化合物としては、ラズベリーケトン、α−ダマスコン、ダイナスコン、イロン、2−ペンチルシクロペンタノン、ジヒドロジャスモン、カロン、マルトール等が挙げられる。なお、イロンは現在4種の異性体が知られており、どの異性体を使用してもよいが、異性体の混合物を使用してもよい。
(D)群について
(D)群に属する化合物は果実的な香気又はグリーン的な香気を有する脂肪族エステル化合物の1種又は2種以上である。果実的な香気又はグリーン的な香気については既に説明した通りである。
(D)群に属する化合物の具体例としては、
下記一般式(4)又は(5)
【化10】
Figure 0005342727
又は
【化11】
Figure 0005342727
(但し、R5 は総炭素数1乃至10の直鎖状、分枝状又は脂環式の飽和炭化水素基を示し、R6 及びR8 は炭素−炭素不飽和結合を含んでいてもよい総炭素数1乃至10の直鎖状、分枝状又は脂環式の炭化水素基を示し、R7 は炭素数1乃至4の直鎖又は分枝状の飽和炭化水素基を示し、R5 とR6 は共に結合して置換基を有していてもよい環を形成してもよい。)
で表される化合物である。
上記置換基としては、炭素数1乃至4のアルキル基又はアルケニル基が好ましい。
式中のR5 としては、メチル基、エチル基、プロピル基、n−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−ノニル基、1−メチルエチル基、1−メチルプロピル基、1−メチルブチル基、1−メチルヘキシル基、1−メチルオクチル基、2−メチルプロピル基、2−メチルペンチル基、2−メチルオクチル基、3−メチルブチル基、3−メチルオクチル基、4−メチルペンチル基、6−メチルヘプチル基、7−メチルオクチル基、1−エチルプロピル基、1−エチルヘプチル基、2−エチルブチル基、2−エチルヘプチル基、3−エチルペンチル基、3−エチルヘプチル基、4−エチルヘキシル基、4−エチルヘプチル基、5−エチルヘプチル基、1−プロピルブチル基、1−ブチルペンチル基、2, 6−ジメチルヘプチル基、シクロヘキシルメチル基、2−シクロヘキシルエチル基、3−シクロヘキシルプロピル基、2, 2, 6−トリメチルシクロヘキセニル基等が好ましく、R6 およびR8 としてはメチル基、エチル基、プロピル基、n−ブチル基、n−ペンチル基、ビニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、1−ペンテニル基、2−ペンテニル基、3−ペンテニル基、4−ペンテニル基、n−ヘキシル基、1−ビニルヘプチル基、n−オクチル基、n−デシル基、9−デセニル基、1−メチルエチル基、1−メチルプロピル基、1−メチルブチル基、2−メチルプロピル基、2−メチルブチル基、2−メチルオクチル基、3−メチルブチル基、シス−3−ヘキセニル基、トリシクロデセニル基等が好ましく、R7 としてはメチレン基、1, 1−エチレン基、1, 2−エチレン基、1, 3−プロピレン基、1, 4−ブチレン基等が好ましく、R5 とR6 が相互に結合して環を形成する好ましい例として、γ−ラクトン環が挙げられる。
上記(D)群に属する脂肪族エステル化合物のより好ましい化合物は、下記一般式(7)又は(8)
【化12】
Figure 0005342727
又は
【化13】
Figure 0005342727
(但し、R5 は上記と同じであり、R11は炭素数1乃至6のアルキル基又はアルケニル基或いは炭素−炭素不飽和二重結合を含んでいてもよい炭素数6乃至12の脂環式炭化水素基を示し、R12は炭素数1乃至7のアルキル基又はアルケニル基であり、R5 とR11は共に結合して炭素数1乃至7のアルキル基又はアルケニル基を有していてもよい環を形成してもよい。)
で表される化合物である。
式中のR11としてはメチル基、エチル基、プロピル基、n−ブチル基、n−ペンチル基、ビニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、1−ペンテニル基、2−ペンテニル基、3−ペンテニル基、4−ペンテニル基、n−ヘキシル基、1−メチルエチル基、1−メチルプロピル基、1−メチルブチル基、2−メチルプロピル基、2−メチルブチル基、3−メチルブチル基、シス−3−ヘキセニル基、トリシクロデセニル基等が好ましく、R12としてはメチル基、エチル基、プロピル基、n−ブチル基、n−ペンチル基、ビニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、1−ペンテニル基、2−ペンテニル基、3−ペンテニル基、4−ペンテニル基、n−ヘキシル基、1−メチルエチル基、1−メチルプロピル基、1−メチルブチル基、2−メチルプロピル基、2−メチルブチル基、3−メチルブチル基、シス−3−ヘキセニル基等が好ましく、R5 とR11或いはR5 とR12が相互に結合して環を形成する好ましい例として、γ−ラクトン環が挙げられる。
更に好ましい化合物としては、シクロヘキシルプロピオン酸アリル、酢酸ペンチル、2−メチルブタン酸エチル、2−メチルペンタン酸エチル、ヘキサン酸アリル、ヘプタン酸アリル、酢酸シス−3−ヘキセニル、シクロヘキシルオキシ酢酸アリル、アリルアミルグリコレート、ジャスモラクトン、γ−デカラクトン、γ−ウンデカラクトン、γ−ドデカラクトン、酢酸トリシクロデセニル、プロピオン酸トリシクロデセニル等が挙げられる。なお、上記化合物の中には光学異性体が存在するものもあるが、それらの化合物では、いずれの化合物も使用可能である。また、アリルアミルグリコレートはアリルイソアミルグリコレートとアリルペンチルグリコレートとの混合物である。
上記(A)〜(D)群に属する香料の消臭性組成物内での配合量は特に限定されるものではないが、特に0.001〜50重量%が好ましい。
(E)群について
(E)群に属する精油は、グリーン的な香気、バルサミックな香気、果実的な香気、アンバー的な香気又はスパイシーな香気を有する精油類から選ばれる1種又は2種以上の精油である。
バルサミックな香気とは、甘さを持った樹脂様の柔らかで暖かい香気をいう。アンバー的な香気は持続性のある甘く動物的な香気をいう。スパイシーな香気はクローブ、シナモン、ナツメグ、ペッパー等のぴりっとした感じのスパイスの香気をいう。
(E)群に属する精油の具体例としては、ガルバナム、バイオレット、リアトリックス、バルサム、タジェート、ラブダナム、バジル、カルダモン、バーチタール、ジュニパー・ベリーのアブソリュート又はオイルを挙げることができる。 上記(E)群の消臭性組成物内での配合量は特に限定されるものではないが、特に0.001〜10重量%が好ましい。
本発明においては、上記(A)、(B)、(C)、(D)及び(E)の各群から選ばれる少なくとも3種以上の群の組み合わせとなるように化合物或いは精油類を選択すればよいのであり、それら群の組み合わせは何ら限定されるものではないが、特に上記群の中で、(A)群、(D)群及び(E)群から選ばれる2つの群からなる化合物或いは精油類が共存するように組み合わせると、消臭効果の強さの点からみて好ましい効果をもたらす。
また、本発明の消臭性組成物には、初期の目的を達成する範囲内において、通常使用されている消臭効果を有する香料をさらに添加してもよい。
これら添加使用することができる他の香料としては、各種の合成香料、天然香料、合成精油、天然精油、柑橘油等が挙げられ、例えば、周知慣用技術集(香料)第I部 香料一般 2・6・16 マスキング剤、230〜250頁(1999年)に記載されているような広い範囲の消臭効果を有する香料成分を使用することができる。
本発明の消臭性組成物を構成する上記各香料(精油類又は化合物)は本出願前から広く知られているものであり、容易に調製できるが、市販品を購入してもよい。また、本発明の消臭性組成物を調製する方法は従来から行われている方法を用いればよい。
かくして得られた消臭性組成物は、香粧品類等多くのものに添加することができる。
消臭性組成物の添加量は、添加されるものにより大幅に異なるものであり、一概に規定することができないが、しいていえば0.01ないし5重量%程度である。
消臭性組成物を添加することができるものとして、香粧品類、芳香剤類、洗剤類、口腔用組成物類、衛生用組成物類、その他に衣類、家屋、家具備品、各種空調機器等の消臭のために使用する組成物等を例示することができる。
上記香粧品類香粧品類としては、シャンプー、リンス、コンディショナー、髪油、セッティングローション、ヘアーポマード、ヘアージェル等のヘアーケア製品、一般化粧水、オーデコロン、スキンローション、乳液、粘液性化粧水、ハンドローション等の化粧品、各種香水、クレンジングクリーム、コールドクリーム、薬用クリーム等のクリーム、アイシャドウ、タルカムパウダー、バスオイル、浴剤、パック用化粧料、ベビーオイル、ベビーパウダー等その他の化粧品等が挙げられる。
芳香剤類としては、芳香スプレー、液状芳香剤、ゲル状芳香剤、粉末状芳香剤、身体用芳香剤、室内用芳香剤、車内用芳香剤等がある。また、薫料にも添加可能である。
洗剤類としては、化粧石鹸、洗濯用洗剤、工業用洗剤、車用洗剤、台所用洗剤、ボディソープ、ハンドクリーナー、磨き粉、水石鹸、薬用石鹸、愛玩動物用シャンプー、食器、ガラス、皮革、カーテン、カーペット、家具、壁、床等の特定の物のための洗剤等が挙げられ、口腔用組成物としては、固形歯磨き、粉歯磨き、練り歯磨き、マウスウオッシュ、チュウイングガム等がある。衛生用組成物としては、台所消毒用組成物、家具・備品消毒用組成物、車内消毒用組成物、床消毒用組成物、トイレ殺菌用組成物、ゴミ箱殺菌用組成物、化学雑巾、足ふきマット等が挙げられる。
その他のものとして、艶出し紙、艶出し布、ふき取り紙、脂肪取り紙、ウエットティッシュー等の化粧品雑貨類、衣類用芳香消臭剤、洗濯物用芳香消臭剤、カーテン用芳香消臭剤、カーペット用芳香消臭剤、室内用芳香消臭剤、家具備品用芳香消臭剤、車内用芳香消臭剤、煙草吸殻用芳香消臭剤、ペット用芳香消臭剤等の芳香消臭剤、衣類用仕上げ剤、カーテン用仕上げ剤、カーペット用仕上げ剤、室内用仕上げ剤、家具・備品用仕上げ剤、車内用仕上げ剤、ガラス用仕上げ剤、皮革用仕上げ剤等の仕上げ剤、家具・備品用用艶だし剤、床用艶だし剤、車用艶だし剤、皮革用艶だし剤等の艶だし剤、家庭用帯電防止剤、衣類用帯電防止剤、家庭用脱脂剤、洗濯用柔軟剤、洗濯用ふのり、アイロンスムーサー、靴クリーム、靴墨等がある。

【実施例】
以下に、実施例によって本発明を説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
試験例1 煙草臭消臭性試験
単品香料の煙草臭消臭性試験
a)煙草臭標準液の調製
煙草200本の主流煙をクエン酸トリエチル400mlに吸収させた、煙草臭原液を更にクエン酸トリエチルで50倍に希釈した液を煙草臭標準液とした。
b)香料溶液の調製
香料の1%クエン酸トリエチル溶液を香料溶液とした。
煙草臭標準液5gに香料溶液0. 5gを加えた溶液を試験液とし、煙草臭標準液を比較液として、以下の評価基準に従って4名の専門パネラーによって官能評価試験を行った。
評価基準 スコアー
比較液より試験液の方が煙草臭が強い 4点
比較液と試験液は同等の煙草臭を感じる 3点
比較液より試験液の方が煙草臭が弱い 2点
試験液は煙草臭を感じない 1点
スコアーの平均値が1. 5以下である下記の香料を煙草臭消臭性香料と判定した。

試験結果
下記の香料が煙草臭消臭性香料に適していることが判った。
オクタナール、ノナナール、デカナール、ウンデカナール、2−メチルウンデカナール、10−ウンデセナール、ドデカナール、2−トランス−6−シス−ノナジエナール;
ベンズアルデヒド、アニスアルデヒド、 フェニルアセトアルデヒド、フェノキシアセトアルデヒド;
ラズベリーケトン、α−ダマスコン、イロン、ダイナスコン、2−ペンチルシクロペンタノン、マルトール、ジヒドロジャスモン、カロン;
シクロヘキシルプロピオン酸アリル、酢酸ペンチル、2−メチルブタン酸エチル、2−メチルペンタン酸エチル、ヘキサン酸アリル、ヘプタン酸アリル、酢酸シス−3−ヘキセニル、シクロヘキシルオキシ酢酸アリル、アリルアミルグリコレート、ジャスモラクトン、γ−デカラクトン、γ−ウンデカラクトン、γ−ドデカラクトン、酢酸トリシクロデセニル、プロピオン酸トリシクロデセニル;
ガルバナム、バイオレット、リアトリックス、バルサム、タジェート、ラブダナム、バジル、カルダモン、バーチタール、ジュニパー・ベリーのアブソリュート又はオイル。
実施例1
下記処方例の通りの香料組成物を調製した。
【表1】
第 1 表
Figure 0005342727

実施例2
煙草臭標準液として、試験例1の煙草臭消臭性試験で用いた煙草臭標準液を比較液に用い、処方例1〜処方例7を試験液として煙草臭消臭性試験に示した方法及び以下の評価基準に従って4名の専門パネラーによって官能評価試験を行って4名の平均値を算出した。
1)香料の強度評価基準 スコアー
試験液に香料臭を感じる 3点
試験液にやや香料臭を感じる 2点
試験液に香料臭を感じない 1点
官能評価試験結果(:スコアーの平均値)
煙草臭強度 香料の強度
処方例1 1. 13 2. 50
処方例2 1. 25 2. 25
処方例3 1. 00 2. 50
処方例4 1. 50 2. 50
処方例5 1. 88 2. 50
処方例6 1. 88 2. 38
処方例7 1. 13 3. 00

実施例3
下記第2表に記載の処方に従って各成分を合わせ、撹拌することによりシトラス様香気を有するファブリックケア用香料組成物を調製した。なお、実施例の組成物から本発明の化合物を含まない組成物、及び本発明の化合物の精油類に含まれるカルダモンオイルやジュニパーベリーオイルを含まない組成物を調製し、それぞれ比較例1−1及び比較例1−2とした。
【表2】
第 2 表
Figure 0005342727

実施例4
下記第3表に記載の処方に従って各成分を合わせ、撹拌することにより果実様香気を有するファブリックケア用香料組成物を調製した。なお、実施例の組成物から本発明化合物を含まない組成物を調製しそれぞれ比較例2とした。
【表3】
第 3 表
Figure 0005342727
1) ガラクソリドは、1,3,4,6,7,8-ヘキサヒドロ-4,6,6,7,8,8- ヘキサメチルシクロペンタ- γ-2- ベンゾピランの50%安息香酸ベンジル溶液である。以下の処方例も同じである。

実施例5
下記第4表に記載の処方に従って各成分を合わせ、撹拌することによりシトラス様香気を有するシャンプー用香料組成物を調製した。なお、実施例の組成物から本発明化合物を含まない組成物を調製しそれぞれ比較例3とした。
【表4】
第 4 表
Figure 0005342727

実施例6
下記第5表に記載の処方に従って各成分を合わせ、撹拌することにより果実様香気を有するシャンプー用香料組成物を調製した。なお、実施例の組成物から本発明化合物を含まない組成物を調製しそれぞれ比較例4とした。
【表5】
第 5 表
Figure 0005342727

実施例7
下記第6表に記載の処方に従って各成分を合わせ、撹拌することによりシトラス様香気を有する芳香剤用香料組成物を調製した。なお、実施例の組成物から本発明化合物を含まない組成物を調製しそれぞれ比較例5とした。
【表6】
第 6 表
Figure 0005342727
1)1%DPG は、1%ジプロピレングリコール溶液を意味する。

実施例8
下記第7表に記載の処方に従って各成分を合わせ、撹拌することにより果実様香気を有する芳香剤用香料組成物を調製した。
【表7】
第 7 表
Figure 0005342727

実施例9
煙草臭標準液として試験例1の煙草臭消臭性試験に用いた煙草臭標準液を比較液に用い、実施例3から実施例8までの香料組成物の1.00%クエン酸トリメチル溶液を試験液として用いて、煙草臭消臭性試験に示した方法、及び実施例2以下の評価基準に従って4名の専門パネラーによって官能評価試験を行って4名の平均値を算出した。結果を第8表に示す。
【表8】
第 8 表
Figure 0005342727

【発明の効果】
本発明の消臭性組成物により、調合香料全体の香気を乱すことがなく、低濃度で煙草臭消臭効果を示すことができた。本発明の消臭性組成物は、煙草臭、特に喫煙時の周囲に放出される煙草主流煙臭気を、混合後の全体の臭いの強さを不快なレベルまで強くすることがなく、更には混合後の臭いが新たな別な不快臭になることがなく、悪臭を隠蔽することができる。

Claims (7)

  1. 下記(A)群に記載の脂肪族アルデヒド化合物、下記(B)群に記載のベンゼン環を含むアルデヒド化合物、下記(C)群に記載のケトン化合物、下記(D)群に記載の脂肪族エステル化合物、及び、下記(E)群に記載の精油類のうち、;
    (A)群から選ばれた1以上の化合物、(C)群から選ばれた1以上の化合物、(D)群から選ばれた1以上の化合物、及び、(E)群から選ばれた1以上の精油類、を含有してなること、;を特徴とする煙草臭消臭性香料組成物。
    (A)ノナナール、又はドデカナール。
    (B)ベンズアルデヒド、又はアニスアルデヒド。
    (C)ラズベリーケトン、又はα−ダマスコン。
    (D)シクロヘキシルプロピオン酸アリル、アリルアミルグリコレート、2−メチルブタン酸エチル、ヘプタン酸アリル、シクロヘキシルオキシ酢酸アリル、γ−ウンデカラクトン、又はプロピオン酸トリシクロデセニル。
    (E)リアトリックスのアブソリュート、;又はガルバナム、カルダモン、若しくはジュニパー・ベリーのオイル。
  2. 下記(A)群に記載の脂肪族アルデヒド化合物、下記(B)群に記載のベンゼン環を含むアルデヒド化合物、下記(C)群に記載のケトン化合物、下記(D)群に記載の脂肪族エステル化合物、及び、下記(E)群に記載の精油類のうち、;
    (A)群から選ばれた1以上の化合物、(C)群から選ばれた1以上の化合物、(D)群から選ばれた1以上の化合物、及び、(E)群から選ばれた1以上の精油類、を含有してなること、;を特徴とする煙草臭消臭性香料組成物。
    (A)ノナナール、又はドデカナール。
    (B)ベンズアルデヒド。
    (C)α−ダマスコン。
    (D)シクロヘキシルプロピオン酸アリル、アリルアミルグリコレート、2−メチルブタン酸エチル、ヘプタン酸アリル、シクロヘキシルオキシ酢酸アリル、又はプロピオン酸トリシクロデセニル。
    (E)リアトリックスのアブソリュート、;又はガルバナム、カルダモン、若しくはジュニパー・ベリーのオイル。
  3. 下記(A)群に記載の脂肪族アルデヒド化合物、下記(B)群に記載のベンゼン環を含むアルデヒド化合物、下記(C)群に記載のケトン化合物、下記(D)群に記載の脂肪族エステル化合物、及び、下記(E)群に記載の精油類のうち、;
    (A)群から選ばれた1以上の化合物、及び、(E)群をから選ばれた1以上の精油類を含有し、;且つ、(B)群から選ばれた1以上の化合物、又は、(D)群から選ばれた1以上の化合物を、含有してなること、;を特徴とする煙草臭消臭性香料組成物。
    (A)ノナナール、又はドデカナール。
    (B)ベンズアルデヒド、又はアニスアルデヒド。
    (C)ラズベリーケトン。
    (D)シクロヘキシルプロピオン酸アリル、2−メチルブタン酸エチル、ヘプタン酸アリル、シクロヘキシルオキシ酢酸アリル、γ−ウンデカラクトン、又はプロピオン酸トリシクロデセニル。
    (E)リアトリックスのアブソリュート、又はジュニパー・ベリーのオイル。
  4. 前記(A)群から選ばれた1以上の化合物、前記(C)群から選ばれた1以上の化合物、前記(D)群から選ばれた1以上の化合物、及び、前記(E)群から選ばれた1以上の精油類、を含有してなることを特徴とする、請求項に記載の煙草臭消臭性香料組成物。
  5. 前記(A)群から選ばれた1以上の化合物、前記(B)群から選ばれた1以上の化合物、前記(C)群から選ばれた1以上の化合物、前記(D)群から選ばれた1以上の化合物、及び、前記(E)群から選ばれた1以上の精油類、を含有してなることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の煙草臭消臭性香料組成物。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の煙草臭消臭性香料組成物を0.001〜30重量%含有する香粧品。
  7. 請求項1〜5のいずれかに記載の煙草臭消臭性香料組成物を0.001〜10重量%含有する口腔用組成物。

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