JP2002284783A - 二環性アミノ基置換ピロール誘導体 - Google Patents

二環性アミノ基置換ピロール誘導体

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JP2002284783A
JP2002284783A JP2002012247A JP2002012247A JP2002284783A JP 2002284783 A JP2002284783 A JP 2002284783A JP 2002012247 A JP2002012247 A JP 2002012247A JP 2002012247 A JP2002012247 A JP 2002012247A JP 2002284783 A JP2002284783 A JP 2002284783A
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hexahydroindolizin
pyr
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Application number
JP2002012247A
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Tomio Kimura
富美夫 木村
Nobuyuki Okawa
信幸 大川
Akira Nakao
彰 中尾
Takami Nagasaki
孝美 長崎
Takanori Yamazaki
高典 山崎
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 炎症性サイトカインの産生を抑制し得る化合
物を提供する。 【解決手段】 下記一般式(I)を有する化合物、又は
その薬理上許容される塩、エステル若しくはその他の誘
導体: 【化1】 {A:ピロール環; R1:置換可アリール、置換可ヘ
テロアリール; R2:置換可ヘテロアリール; R3
一般式(IIa)、(IIb)又は(IIc)の基 【化2】 [m:1、2; R4:アルキル等; D、E:一方は、N、
他方は、>C(R5)−(R5:水素等); B:ヘテロ
サイクル環]。但し、R1及びR3が結合しているピロー
ル環上の原子は、それぞれ、R2が結合しているピロー
ル環上の原子に隣接している。}

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬品として有用
なヘテロアリール置換ピロール誘導体に関する。更に詳
細にはインタ−ロイキン(IL)−1、IL−6、IL
−8、腫瘍壊死因子(TNF)などの炎症性サイトカイ
ンの産生抑制作用を有する、解熱・鎮痛・抗炎症剤並び
に慢性関節リウマチなどの自己免疫疾患、骨粗鬆症など
の骨疾患、その他前記サイトカインが関与する疾患に対
する治療剤として有用なヘテロアリール置換ピロール誘
導体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、非ステロイド性抗炎症剤(NSA
ID)は、シクロオキシゲナ−ゼ阻害によるプロスタグ
ランジン(PG)生合成阻害を作用機序とする解熱・鎮
痛・抗炎症作用を主たる薬理作用として有し、各種の炎
症性・疼痛性疾患に繁用されてきた。慢性関節リウマチ
などに対しては対症療法的な目的でNSAID、原因療
法的な目的で免疫調節剤(DMARD)が使用されてい
る。
【0003】従来のNSAIDはその作用機序から胃潰
瘍などの消化管障害を惹起し、長期の連続使用において
問題点を有している。また、DMARDは未だ安定して
明確な薬効を発現するに至っていない。近年、免疫担当
細胞が産生するサイトカインと総称される活性物質が見
出されてきている。その中でインタ−ロイキン(IL)
−1、IL−6、IL−8、腫瘍壊死因子(TNF)な
どは炎症性サイトカインと呼ばれ、PGの産生系である
アラキドン酸代謝系の活性化、白血球の遊走、急性期蛋
白の誘導、破骨細胞の活性化など炎症メディエ−タ−と
しての多彩な働きが解明されてきており、これら炎症性
サイトカインの産生抑制剤は従来とは異なった作用機序
による新世代の解熱・鎮痛・抗炎症剤並びに慢性関節リ
ウマチなどの自己免疫疾患、骨粗鬆症などの骨疾患、そ
の他前記サイトカインが関与する疾患に対する治療剤と
して期待されている。
【0004】これら炎症性サイトカインの産生を抑制す
る作用を有するヘテロアリール化合物としては、例え
ば、下記の化合物が具体的に開示されているが、薬効、
体内動態及び安全性において、更に優れた化合物の開発
が望まれている。また、これらの先行技術には、本願化
合物が部分構造として有する二環性アミノ基は開示も示
唆もされていない。
【0005】
【化4】
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記の
炎症性サイトカインの産生を抑制し得る化合物の合成と
その薬理作用について長年に亘り鋭意研究を行なった結
果、1H−ピロール環を有し、その1H−ピロール環上
に二環性アミノ基を有する化合物が、優れた炎症性サイ
トカイン産生抑制作用を有することを見出し、本発明を
完成した。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1) 下記
一般式(I)を有する化合物、又はその薬理上許容され
る塩、エステル若しくはその他の誘導体に関する:
【0008】
【化5】
【0009】{式中、Aは、ピロール環を示し、R
1は、アリール基;置換基群α及び置換基群βから選択
される基で置換されたアリール基;ヘテロアリール基;
又は置換基群α及び置換基群βから選択される基で置換
されたヘテロアリール基を示し、R2は、窒素原子を少
なくとも一つ有するヘテロアリール基;又は置換基群α
及び置換基群βから選択される基で置換された、窒素原
子を少なくとも一つ有するヘテロアリール基を示し、R
3は、下記一般式(IIa)、(IIb)又は(II
c)を有する基:
【0010】
【化6】
【0011】[式中、mは、1又は2を示し、R4は、
置換基群α、置換基群β及び置換基群γから任意に選択
される1乃至3個の基を示し、D及びEの一方は、窒素
原子を示し、他方は、>C(R5)−(式中、R5は、水
素原子、置換基群α及び置換基群βから選択される1個
の基を示す。)を示し、Bは、少なくとも1個の窒素原
子を含有する4乃至7員のヘテロサイクル環(該環は飽
和であるか不飽和であり;アリール基、ヘテロアリール
基、シクロアルキル基又はヘテロシクリル基と縮環して
いてもよい。)を示し、更に、Bがアリール基、ヘテロ
アリール基、シクロアルキル基又はヘテロシクリル基と
縮環しているヘテロサイクル環である場合、R4は水素
原子であってもよい。]を有する基を示す。
【0012】但し、R1及びR3が結合しているピロール
環上の原子は、それぞれ、R2が結合しているピロール
環上の原子に隣接している。}。
【0013】[置換基群α]水酸基、ニトロ基、シアノ
基、ハロゲン原子、低級アルコキシ基、ハロゲノ低級ア
ルコキシ基、低級アルキルチオ基、ハロゲノ低級アルキ
ルチオ基、−NRabを有する基(式中、Ra及びR
bは、同一若しくは異なって、それぞれ、水素原子、低
級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、
アラルキル基、又は低級アルキルスルホニル基を示す
か、或いは、Ra及びRbが結合している窒素原子と一緒
になって、ヘテロシクリル基を形成する。) [置換基群β]低級アルキル基、低級アルケニル基、低
級アルキニル基、アラルキル基、シクロアルキル基、置
換基群αから選択される基で置換された低級アルキル
基、置換基群αから選択される基で置換された低級アル
ケニル基、置換基群αから選択される基で置換されたア
ルキニル基 [置換基群γ]オキソ基、ヒドロキシイミノ基、低級ア
ルコキシイミノ基、低級アルキレン基、低級アルキレン
ジオキシ基、低級アルキルスルフィニル基、低級アルキ
ルスルホニル基、アリール基、置換基群α及び置換基群
βから選択される基で置換されたアリール基、アリール
オキシ基、置換基群α及び置換基群βから選択される基
で置換されたアリールオキシ基、低級アルキリデニル
基、アラルキリデニル基。
【0014】これらのうち、好適な化合物としては、
(2) R1が、アリール基;又は置換基群α及び置換
基群βから選択される基で置換されたアリール基である
化合物、(3) R1が、フェニル、ナフチル、又は置
換基群α及び置換基群βから選択される基で置換された
フェニル若しくはナフチルである化合物、(4) R1
が、フェニル、又は置換基群α1及び置換基群β1から選
択される基で置換されたフェニルである化合物、(5)
1が、フェニル、又は下記置換基群から選択される
基で置換されたフェニルである化合物、(置換基群:ハ
ロゲン原子、ハロゲノ低級アルキル基、ハロゲノ低級ア
ルコキシ基) (6) R1が、フェニル、4−フルオロフェニル、3
−フルオロフェニル、3−クロロフェニル、3,4−ジ
フルオロフェニル、3,4,5−トリフルオロフェニ
ル、3−クロロ−4−フルオロフェニル、3−ジフルオ
ロメトキシフェニル又は3−トリフルオロメチルフェニ
ルである化合物、(7) R2が、窒素原子を1若しく
は2個含む5乃至6員ヘテロアリール基;又は置換基群
α及び置換基群βから選択される基で置換された、窒素
原子を1若しくは2個含む5乃至6員ヘテロアリール基
である化合物、(8) R2が、ピリジル、ピリミジニ
ル、又は置換基群α及び置換基群βから選択される基で
置換されたピリジル若しくはピリミジニルである化合
物、(9) R2が、4−ピリジル、4−ピリミジニ
ル、又は置換基群α及び置換基群βから選択される基で
置換された4−ピリジル若しくは4−ピリミジニルであ
る化合物、(10) R2が、4−ピリジル、4−ピリ
ミジニル、又は置換基群α及び置換基群βから選択され
る1個の基で2位が置換された4−ピリジル若しくは4
−ピリミジニルである化合物、(11) R2が、4−
ピリジル、4−ピリミジニル、又は下記置換基群から選
択される1個の基で2位が置換された4−ピリジル若し
くは4−ピリミジニルである化合物、(置換基群:メト
キシ、アミノ、メチルアミノ、ベンジルアミノ、α−メ
チルベンジルアミノ。) (12) Bが、1個の窒素原子を含有し、更に窒素原
子、酸素原子、硫黄原子、基>SO及び基>SO2から
なる群より選択される1個の原子又は基を含有していて
もよい5又は6員ヘテロサイクル環(該環は飽和である
か不飽和であり;アリール基、ヘテロアリール基、シク
ロアルキル基又はヘテロシクリル基と縮環していてもよ
い。)である化合物、(13) Bが、D;E;並び
に、3又は4個の炭素原子からなる5又は6員ヘテロサ
イクル環(該環は飽和であるか不飽和であり;アリール
基、ヘテロアリール基、シクロアルキル基又はヘテロシ
クリル基と縮環していてもよい。)である化合物、(1
4) Bが、ピロリジン、又はピロリンである化合物、
(15) R3が、一般式(IIa)又は(IIb)を
有する基である化合物、(16) R3が、一般式(I
Ia)を有する基である化合物、(17) mが1であ
る化合物、(18) R4が、置換基群α、置換基群β
及び置換基群γ1から任意に選択される1若しくは2個
の基である化合物、(19) R4が、水酸基、ハロゲ
ン原子、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、ハロ
ゲノ低級アルコキシ基、低級アルキル基、ハロゲノ低級
アルキル基、オキソ基、アリール基、置換基群α及び置
換基群βから選択される基で置換されたアリール基、低
級アルキレン基、低級アルキレンジオキシ基、低級アル
キルスルホニル基である化合物、(20) R4が、水
酸基、フッ素原子、塩素原子、メトキシ、エトキシ、プ
ロポキシ、メチル、エチル、プロピル、フェニル、又は
置換基群α及び置換基群βから選択される基で置換され
たフェニルである化合物、(21) R4が、メトキ
シ、メチル、エチル、プロピル、又はフェニルである化
合物、(22) R4が、アリールオキシ基、置換基群
α及び置換基群βから選択される基で置換されたアリー
ルオキシ基、低級アルキリデニル基、アラルキリデニル
基である化合物、(23) R4が、フェノキシ、メチ
リデニル、エチリデニル、プロピリデニル又はベンジリ
デニルである化合物、(24) Dが>C(R5)−
(式中、R5は、水素原子、置換基群α及び置換基群β
から選択される1個の基を示す。)であり、Eが窒素原
子である化合物、(25) 下記一般式(I−1)若し
くは一般式(I−3):
【0015】
【化7】
【0016】で表される化合物、(26) 一般式(I
−1)で表される化合物、並びにその薬理上許容される
塩、エステル若しくはその他の誘導体を挙げることがで
きる。
【0017】[置換基群α1]ハロゲン原子、低級アル
コキシ基、ハロゲノ低級アルコキシ基、−NRabを有
する基(式中、Ra及びRbの一方は水素原子又は低級ア
ルキル基を示し、他方は水素原子、低級アルキル基又は
アラルキル基を示す。) [置換基群β1]低級アルキル基、ハロゲノ低級アルキ
ル基、ヒドロキシ低級アルキル基、ニトロ低級アルキル
基、アミノ低級アルキル基、低級アルキルアミノ低級ア
ルキル基、ジ(低級アルキル)アミノ低級アルキル基、
アラルキルアミノ低級アルキル基 [置換基群γ1]オキソ基、ヒドロキシイミノ基、低級
アルコキシイミノ基、低級アルキレン基、低級アルキレ
ンジオキシ基、低級アルキルスルフィニル基、低級アル
キルスルホニル基、アリール基、置換基群α及び置換基
群βから選択される基で置換されたアリール基。 更に、上記(1)の化合物において、(2)乃至
(6);(7)乃至(11);(12)乃至(14);
(15)及び(16);(17);(18)乃至(2
3);(24);並びに(25)及び(26)からなる
8個の群から任意に選択した要件の組み合わせを充足す
るような化合物も好適である。
【0018】これらのうち、特に好適な化合物として
は、(27) 下記から選択される化合物又はその薬理
上許容される塩、エステル若しくはその他の誘導体を挙
げることができる: ・2−(3−フルオロフェニル)−4−[2−メチル−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・2−(3−フルオロフェニル)−4−[2−フェニル
−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
ピロール ・2−(3−フルオロフェニル)−4−[2−ヒドロキ
シ−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリ
ジン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H
−ピロール ・2−(3−フルオロフェニル)−4−[2−メトキシ
−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
ピロール ・4−[2−フルオロ−1,2,3,5,6,8a−ヘ
キサヒドロインドリジン−7−イル]−2−(3−フル
オロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−メチル−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−フェニル
−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−ヒドロキ
シ−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリ
ジン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H
−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−メトキシ
−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
ピロール ・4−[2,2−エチレンジオキシ−1,2,3,5,
6,8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−2
−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イ
ル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−オキソ−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・4−[2−フルオロ−1,2,3,5,6,8a−ヘ
キサヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−フル
オロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
ピロール ・4−[2−クロロ−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
サヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−フルオ
ロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・4−[2,2−ジフルオロ−1,2,3,5,6,8
a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4
−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−
1H−ピロール ・2−(3−クロロフェニル)−4−[2−メチル−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・2−(3−クロロフェニル)−4−[2−フェニル−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・2−(3−クロロフェニル)−4−[2−ヒドロキシ
−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
ピロール ・2−(3−クロロフェニル)−4−[2−メトキシ−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・2−(3−クロロフェニル)−4−[2−フルオロ−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・4−[2−クロロ−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
サヒドロインドリジン−7−イル]−2−(3−クロロ
フェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロ
ール ・4−[2−メチル−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
サヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン−
4−イル)−2−(3−トリフルメチルオロフェニル)
−1H−ピロール ・4−[2−フェニル−1,2,3,5,6,8a−ヘ
キサヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン
−4−イル)−2−(3−トリフルオロメチルフェニ
ル)−1H−ピロール ・4−[2−ヒドロキシ−1,2,3,5,6,8a−
ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジ
ン−4−イル)−2−(3−トリフルオロメチルフェニ
ル)−1H−ピロール ・4−[2−メトキシ−1,2,3,5,6,8a−ヘ
キサヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン
−4−イル)−2−(3−トリフルオロメチルフェニ
ル)−1H−ピロール ・4−[2−フルオロ−1,2,3,5,6,8a−ヘ
キサヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン
−4−イル)−2−(3−トリフルオロメチルフェニ
ル)−1H−ピロール ・4−[2−クロロ−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
サヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン−
4−イル)−2−(3−トリフルオロメチルフェニル)
−1H−ピロール ・4−[2,8−ジメチル−1,2,3,5,6,8a
−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−
フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1
H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−ヒドロキ
シ−8−メチル−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒ
ドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン−4−
イル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−メトキシ
−8−メチル−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒド
ロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イ
ル)−1H−ピロール ・4−[2−フルオロ−8−メチル−1,2,3,5,
6,8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−2
−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イ
ル)−1H−ピロール ・4−[2−クロロ−8−メチル−1,2,3,5,
6,8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−2
−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イ
ル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−メチル−
3,5,6,8a−テトラヒドロインドリジン−7−イ
ル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−ヒドロキ
シ−1,2,3,5,8,8a−ヘキサヒドロインドリ
ジン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H
−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−メトキシ
−1,2,3,5,8,8a−ヘキサヒドロインドリジ
ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
ピロール ・4−[2−クロロ−1,2,3,5,8,8a−ヘキ
サヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−フルオ
ロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・4−[2,2−ジフルオロ−1,2,3,5,8,8
a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4
−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−
1H−ピロール ・4−[シクロプロパンスピロ−6'−(1',2',
3',5',6',8a'−ヘキサヒドロインドリジン)−
7'−イル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−
(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−メチリデ
ン−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリ
ジン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H
−ピロール ・4−[2,2−ジメチル−1,2,3,5,6,8a
−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−
フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1
H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−メチルチ
オ−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリ
ジン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H
−ピロール ・4−[2−エチル−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
サヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−フルオ
ロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・4−[2−エチル−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
サヒドロインドリジン−7−イル]−2−(3−フルオ
ロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・2−(3−クロロフェニル)−4−[2−エチル−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・4−[2−エチル−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
サヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン−
4−イル)−2−(3−トリフルオロメチルフェニル)
−1H−ピロール ・2−(4−クロロフェニル)−4−[2−エチル−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・4−[2−ブチルチオ−1,2,3,5,6,8a−
ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−フ
ルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H
−ピロール ・4−[2−エチルチオ−1,2,3,5,6,8a−
ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−フ
ルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H
−ピロール ・4−[2−エチリデン−1,2,3,5,6,8a−
ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−フ
ルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H
−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−プロピル
−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
ピロール ・2−(3−フルオロフェニル)−4−[2−プロピル
−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
ピロール ・2−(3−クロロフェニル)−4−[2−プロピル−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・4−[2−プロピル−1,2,3,5,6,8a−ヘ
キサヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン
−4−イル)−2−(3−トリフルオロメチルフェニ
ル)−1H−ピロール ・2−(4−クロロフェニル)−4−[2−プロピル−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・4−[2−エトキシ−1,2,3,5,6,8a−ヘ
キサヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−フル
オロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
ピロール ・4−[シクロペンタンスピロ−2'−(1',2',
3',5',6',8a'−ヘキサヒドロインドリジン)−
7'−イル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−
(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール ・4−[2−ベンジリデン−1,2,3,5,6,8a
−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−
フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1
H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−プロピリ
デン−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインド
リジン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1
H−ピロール ・4−[5,5−ジメチル−1,2,3,5,6,8a
−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−
フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1
H−ピロール ・4−[2−エチル−3,5,6,8a−テトラヒドロ
インドリジン−7−イル]−2−(4−フルオロフェニ
ル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−プロピル
−3,5,6,8a−テトラヒドロインドリジン−7−
イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−フェニル
−3,5,6,8a−テトラヒドロインドリジン−7−
イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール ・2−(4−クロロフェニル)−4−[2−メトキシ−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・2−(4−クロロフェニル)−4−[2−メチル−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・2−(4−クロロフェニル)−4−[2−フェニル−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール。 (28) (27)に列挙した化合物のうち、更に好適
な化合物としては次のような化合物又はその薬理上許容
される塩、エステル若しくはその他の誘導体を挙げるこ
とができる: ・2−(3−フルオロフェニル)−4−[2−メチル−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・2−(3−フルオロフェニル)−4−[2−フェニル
−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
ピロール ・2−(3−フルオロフェニル)−4−[2−メトキシ
−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−メチル−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−フェニル
−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−メトキシ
−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
ピロール ・2−(3−クロロフェニル)−4−[2−メチル−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・2−(3−クロロフェニル)−4−[2−フェニル−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・2−(3−クロロフェニル)−4−[2−メトキシ−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・4−[2−メチル−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
サヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン−
4−イル)−2−(3−トリフルオロメチルフェニル)
−1H−ピロール ・4−[2−フェニル−1,2,3,5,6,8a−ヘ
キサヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン
−4−イル)−2−(3−トリフルオロメチルフェニ
ル)−1H−ピロール ・4−[2−メトキシ−1,2,3,5,6,8a−ヘ
キサヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン
−4−イル)−2−(3−トリフルオロメチルフェニ
ル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−メチル−
3,5,6,8a−テトラヒドロインドリジン−7−イ
ル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−メチリデ
ン−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリ
ジン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H
−ピロール ・4−[2−エチル−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
サヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−フルオ
ロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・4−[2−エチル−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
サヒドロインドリジン−7−イル]−2−(3−フルオ
ロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・2−(3−クロロフェニル)−4−[2−エチル−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・4−[2−エチル−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
サヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン−
4−イル)−2−(3−トリフルオロメチルフェニル)
−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−プロピル
−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
ピロール ・2−(3−フルオロフェニル)−4−[2−プロピル
−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
ピロール ・2−(3−クロロフェニル)−4−[2−プロピル−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・4−[2−プロピル−1,2,3,5,6,8a−ヘ
キサヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン
−4−イル)−2−(3−トリフルオロメチルフェニ
ル)−1H−ピロール ・4−[2−エチル−3,5,6,8a−テトラヒドロ
インドリジン−7−イル]−2−(4−フルオロフェニ
ル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−プロピル
−3,5,6,8a−テトラヒドロインドリジン−7−
イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−フェニル
−3,5,6,8a−テトラヒドロインドリジン−7−
イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロー
ル。 (29) 最も好適な化合物としては、次のような化合
物又はその薬理上許容される塩、エステル若しくはその
他の誘導体を挙げることができる: ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[(2R,8a
S)−2−フェニル−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
サヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン−
4−イル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[(8aS)−
2−メチル−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロ
インドリジン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イ
ル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[(8aS)−
2−メチリデン−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒ
ドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン−4−
イル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[(8aS)−
2−メチル−3,5,6,8a−テトラヒドロインドリ
ジン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H
−ピロール ・4−[(2S,8aS)−2−エチル−1,2,3,
5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]
−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4
−イル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[(2S,8a
S)−2−プロピル−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
サヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン−
4−イル)−1H−ピロール。 また、本発明の他の目的は、上記(1)乃至(29)か
ら選択されるいずれか1に記載の化合物、その薬理上許
容される塩又は誘導体を有効成分として含有する医薬を
提供することにある。上記一般式(I)を有する化合物
は、即ち、下記の一般式(I−1)乃至(I−5)のい
ずれか1個の式を有する:
【0019】
【化8】
【0020】(式中、R1、R2及びR3は、前記と同意
義を示す。) 上記一般式(I)において、R1及び[置換基群γ]の
定義における、「アリール基」、及び「置換基群α及び
置換基群βから選択される基で置換されたアリール基」
の「アリール基」とは、例えば、フェニル、ナフチル、
フェナンスリル、アントラセニルのような炭素数6乃至
14個のアリール基を示し、好適には、フェニル又はナ
フチルであり、最適にはフェニルである。
【0021】尚、上記「アリール基」は、炭素数3乃至
10個のシクロアルキル基と縮環していてもよく、その
ような基としては、例えば、5−インダニルなどを挙げ
ることができる。
【0022】R1及び[置換基群γ]の定義における
「置換基群α及び置換基群βから選択される基で置換さ
れたアリール基」は、好適には、置換基群α及び置換基
群βから選択される1乃至4個の基で置換されたアリー
ル基を示し、更に好適には、置換基群α及び置換基群β
から選択される1乃至3個の基で置換されたアリール基
である。好適な例としては、4−フルオロフェニル、3
−フルオロフェニル、4−クロロフェニル、3−クロロ
フェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3,4−ジク
ロロフェニル、3,4,5−トリフルオロフェニル、3
−クロロ−4−フルオロフェニル、3−ジフルオロメト
キシフェニル、3−トリフルオロメトキシフェニル、3
−トリフルオロメチルフェニルのような基を挙げること
ができる。
【0023】R1の定義における、「ヘテロアリール
基」、及び「置換基群α及び置換基群βから選択される
基で置換されたヘテロアリール基」の「ヘテロアリール
基」とは、例えば、フリル、チエニル、ピロリル、ピラ
ゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリ
ル、チアゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリル、テト
ラゾリル、チアジアゾリル、ピリジル、ピリダジニル、
ピリミジニル、ピラジニルのような、硫黄原子、酸素原
子及び/又は窒素原子を1乃至3個含む5乃至7員ヘテ
ロアリール基を示し、好適には、フリル、チエニル、ピ
ロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イ
ソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピリジ
ル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニルのよう
な、1若しくは2個の硫黄原子、酸素原子及び/又は窒
素原子を含む5乃至6員ヘテロアリール基であり、更に
好適には、フリル、チエニル、ピリジル又はピリミジニ
ルである。
【0024】尚、上記「ヘテロアリール基」は、他の環
式基(例えば、アリール基、炭素数3乃至10個のシク
ロアルキル基のような環式基)と縮環していてもよく、
そのような基としては、例えば、インドリル、ベンゾフ
ラニル、ベンゾチエニル、キノリル、イソキノリル、キ
ナゾリニル、テトラヒドロキノリル、テトラヒドロイソ
キノリルなどを挙げることができる。
【0025】R1の定義における「置換基群α及び置換
基群βから選択される基で置換されたヘテロアリール
基」は、好適には、置換基群α及び置換基群βから選択
される1乃至3個の基で置換されたヘテロアリール基を
示し、更に好適には、置換基群α及び置換基群βから選
択される1乃至2個の基で置換されたヘテロアリール基
である。好適な例としては、5−フルオロ−2−フリ
ル、4−クロロ−2−チエニル、5−ジフルオロメトキ
シ−3−フリル、5−トリフルオロメチル−3−チエニ
ル、5−フルオロ−2−オキサゾリルのような基を挙げ
ることができる。
【0026】R2の定義における、「窒素原子を少なく
とも一つ有するヘテロアリール基」、及び「置換基群α
及び置換基群βから選択される基で置換された、窒素原
子を少なくとも一つ有するヘテロアリール基」の「窒素
原子を少なくとも一つ有するヘテロアリール基」とは、
ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、
イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、トリア
ゾリル、テトラゾリル、チアジアゾリル、ピリジル、ピ
リダジニル、ピリミジニル、ピラジニルのような、少な
くとも1個の窒素原子を含み、更に1若しくは2個の硫
黄原子、酸素原子及び/又は窒素原子を含んでいてもよ
い5乃至7員ヘテロアリール基を示す。好適には、ピロ
リル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソ
キサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピリジル、
ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニルのような、1
個の窒素原子を含み、更に硫黄原子、酸素原子又は窒素
原子を1個含んでいてもよい5乃至6員ヘテロアリール
基であり、更に好適には、イミダゾリル、ピリジル、ピ
リダジニル、ピリミジニル又はピラジニルのような、窒
素原子を1若しくは2個含む5乃至6員ヘテロアリール
基であり、特に好適には、ピリジル又はピリミジニルで
あり、最適には、4−ピリジル又は4−ピリミジニルで
ある。
【0027】R2の定義における「置換基群α及び置換
基群βから選択される基で置換された、窒素原子を少な
くとも一つ有するヘテロアリール基」は、好適には、置
換基群α及び置換基群βから選択される1乃至3個の基
で置換された基を示し、更に好適には、置換基群α及び
置換基群βから選択される1乃至2個の基で置換された
基であり、より更に好適には、置換基群α及び置換基群
βから選択される1個の基で置換された基であり、特に
好適には、置換基群α及び置換基群βから選択される1
個の基で2位が置換された4−ピリジル若しくは4−ピ
リミジニルである。最も好適には、−NRabを有する
基(式中、Ra及びRbは、同一若しくは異なって、それ
ぞれ、水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル基、
低級アルキニル基、アラルキル基、又は低級アルキルス
ルホニル基を示すか、或いは、R a及びRbが結合してい
る窒素原子と一緒になって、ヘテロシクリル基を形成す
る。)及び−NRabを有する基(式中、Ra及びR
bは、前記と同意義を示す。)で置換された低級アルキ
ル基から選択される1個の基で2位が置換された4−ピ
リジル若しくは4−ピリミジニルである。好適な例とし
ては、2−アミノ−4−ピリジル、2−アミノ−4−ピ
リミジニル、2−メチルアミノ−4−ピリジル、2−メ
チルアミノ−4−ピリミジニル、2−メトキシ−4−ピ
リジル、2−メトキシ−4−ピリミジニル、2−ベンジ
ルアミノ−4−ピリジル、2−ベンジルアミノ−4−ピ
リミジニル、2−(α−メチルベンジルアミノ)−4−
ピリジル、2−(α−メチルベンジルアミノ)−4−ピ
リミジニルのような基を挙げることができる。
【0028】環式基Bの定義における、「少なくとも1
個の窒素原子を含有する4乃至7員のヘテロサイクル
環」とは、D;E;並びに、炭素原子、窒素原子、酸素
原子、硫黄原子、基>SO及び基>SO2からなる群よ
り選択される2乃至5個の原子又は基からなる4乃至7
員ヘテロサイクル環を意味し、少なくとも1個の窒素原
子を含有する4乃至7員のヘテロサイクル環(即ち、飽
和ヘテロサイクル環又は不飽和ヘテロサイクル環)を示
す。好適には、1個の窒素原子を含有し、更に窒素原
子、酸素原子、硫黄原子、基>SO及び基>SO2から
なる群より選択される1個の原子又は基を含有していて
もよい5又は6員ヘテロサイクル環を示し、更に好適に
は、ピロリジン、ピロリン、イミダゾリジン、イミダゾ
リン、ピラゾリジン、ピラゾリン、オキサゾリジン、チ
アゾリジン、ピペリジン、テトラヒドロピリジン、ジヒ
ドロピリジン、ピペラジン、モルホリン、チオモルホリ
ンであり、特に好適には、ピロリジン、ピロリン、イミ
ダゾリンであり、最適には、ピロリジン、ピロリンであ
る。
【0029】尚、上記「ヘテロサイクル環」は、上記
「アリール基」、上記「ヘテロアリール基」、「シクロ
アルキル基」又は「ヘテロシクリル基」と縮環していて
もよく、そのような環としては、例えば、テトラヒドロ
キノリン、オクタヒドロキノリン、デカヒドロキノリ
ン、テトラヒドロイソキノリン、オクタヒドロイソキノ
リン、デカヒドロイソキノリン、インドリン、オクタヒ
ドロインドール、イソインドリン、オクタヒドロイソイ
ンドールのような基を挙げることができる。[ここに、
「シクロアルキル基」とは、シクロプロピル、シクロブ
チル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチ
ルのような炭素数3乃至7個のシクロアルキル基を示
し、好適には、炭素数3乃至6個のシクロアルキル基で
ある。「ヘテロシクリル基」とは、1乃至3個の硫黄原
子、酸素原子及び/又は窒素原子を有する4乃至7員の
ヘテロシクリル基を示し、好適には、1若しくは2個の
硫黄原子、酸素原子及び/又は窒素原子を含む4乃至7
員ヘテロシクリル基を示す。更に好適には、窒素原子を
1個含み、更に、酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1
個含んでいてもよい5又は6員ヘテロシクリル基を示
し、そのような基としては、例えば、アゼチジニル、ピ
ロリジニル、ピロリニル、イミダゾリジニル、イミダゾ
リニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、オキサゾリジ
ニル、チアゾリジニル、ピペリジル、テトラヒドロピリ
ジル、ジヒドロピリジル、ピペラジニル、モルホリニ
ル、チオモルホリニル、ホモピペリジルを挙げることが
できる。]Ra、Rb及び[置換基群β]の定義における
「低級アルキル基」;並びに、[置換基群β]の定義に
おける「置換基群αから選択される基で置換された低級
アルキル基」の「低級アルキル基」とは、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチ
ル、s−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペ
ンチル、2−メチルブチル、ネオペンチル、1−エチル
プロピル、n−ヘキシル、イソヘキシル、4−メチルペ
ンチル、3−メチルペンチル、2−メチルペンチル、1
−メチルペンチル、3,3−ジメチルブチル、2,2−
ジメチルブチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジ
メチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,3−ジメ
チルブチル、2−エチルブチルのような炭素数1乃至6
個の直鎖若しくは分枝鎖アルキル基を示す。好適には、
炭素数1乃至4個のアルキル基であり、更に好適には、
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル又はブチルで
あり、特に好適には、メチル、エチル又はプロピルであ
る。
【0030】Ra、Rb及び[置換基群β]の定義におけ
る「低級アルケニル基」;並びに、[置換基群β]の定
義における「置換基群αから選択される基で置換された
低級アルケニル基」の低級アルケニル基とは、ビニル、
2−プロペニル、1−メチル−2−プロペニル、2−メ
チル−2−プロペニル、2−エチル−2−プロペニル、
2−ブテニル、1−メチル−2−ブテニル、2−メチル
−2−ブテニル、1−エチル−2−ブテニル、3−ブテ
ニル、1−メチル−3−ブテニル、2−メチル−3−ブ
テニル、1−エチル−3−ブテニル、2−ペンテニル、
1−メチル−2−ペンテニル、2−メチル−2−ペンテ
ニル、3−ペンテニル、1−メチル−3−ペンテニル、
2−メチル−3−ペンテニル、4−ペンテニル、1−メ
チル−4−ペンテニル、2−メチル−4−ペンテニル、
2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5
−ヘキセニルのような炭素数2乃至6個の直鎖若しくは
分枝鎖アルケニル基を示す。好適には、炭素数2乃至4
個のアルケニル基であり、更に好適には、炭素数2又は
3個のアルケニル基である。
【0031】Ra、Rb及び[置換基群β]の定義におけ
る「低級アルキニル基」;並びに、[置換基群β]の定
義における「置換基群αから選択される基で置換された
低級アルキニル基」の低級アルキニル基とは、エチニ
ル、2−プロピニル、1−メチル−2−プロピニル、2
−ブチニル、1−メチル−2−ブチニル、1−エチル−
2−ブチニル、3−ブチニル、1−メチル−3−ブチニ
ル、2−メチル−3−ブチニル、1−エチル−3−ブチ
ニル、2−ペンチニル、1−メチル−2−ペンチニル、
3−ペンチニル、1−メチル−3−ペンチニル、2−メ
チル−3−ペンチニル、4−ペンチニル、1−メチル−
4−ペンチニル、2−メチル−4−ペンチニル、2−ヘ
キシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニル、5−ヘキ
シニルのような炭素数2乃至6個の直鎖若しくは分枝鎖
アルキニル基を示す。好適には、炭素数2乃至4個のア
ルキニル基であり、更に好適には、炭素数2又は3個の
アルキニル基である。
【0032】Ra、Rb及び[置換基群β]の定義におけ
る「アラルキル基」とは、前記「アリール基」が前記
「低級アルキル基」に結合した基を示し、そのような基
としては、例えば、ベンジル、インデニルメチル、フェ
ナンスレニルメチル、アントラセニルメチル、α−ナフ
チルメチル、β−ナフチルメチル、ジフェニルメチル、
トリフェニルメチル、α−ナフチルジフェニルメチル、
9−アンスリルメチル、ピペロニル、1−フェネチル、
2−フェネチル、1−ナフチルエチル、2−ナフチルエ
チル、1−フェニルプロピル、2−フェニルプロピル、
3−フェニルプロピル、1−ナフチルプロピル、2−ナ
フチルプロピル、3−ナフチルプロピル、1−フェニル
ブチル、2−フェニルブチル、3−フェニルブチル、4
−フェニルブチル、1−ナフチルブチル、2−ナフチル
ブチル、3−ナフチルブチル、4−ナフチルブチル、1
−フェニルペンチル、2−フェニルペンチル、3−フェ
ニルペンチル、4−フェニルペンチル、5−フェニルペ
ンチル、1−ナフチルペンチル、2−ナフチルペンチ
ル、3−ナフチルペンチル、4−ナフチルペンチル、5
−ナフチルペンチル、1−フェニルヘキシル、2−フェ
ニルヘキシル、3−フェニルヘキシル、4−フェニルヘ
キシル、5−フェニルヘキシル、6−フェニルヘキシ
ル、1−ナフチルヘキシル、2−ナフチルヘキシル、3
−ナフチルヘキシル、4−ナフチルヘキシル、5−ナフ
チルヘキシル、6−ナフチルヘキシルを挙げることがで
きる。これらのうち、ベンジル、フェナンスレニルメチ
ル、アントラセニルメチル、α−ナフチルメチル、β−
ナフチルメチル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチ
ル、9−アンスリルメチル、ピペロニル、1−フェネチ
ル、2−フェネチル、1−フェニルプロピル、2−フェ
ニルプロピル、3−フェニルプロピル、1−フェニルブ
チル、2−フェニルブチル、3−フェニルブチル及び4
−フェニルブチルが好適である。
【0033】尚、当該「アラルキル基」のアリール部分
は、前記「置換基群α」及び「置換基群β」から選択さ
れる1乃至3個の基で置換されていてもよく、そのよう
な置換されたアラルキル基としては、例えば、2−フル
オロベンジル、3−フルオロベンジル、4−フルオロベ
ンジル、2−クロロベンジル、3−クロロベンジル、4
−クロロベンジル、2−ブロモベンジル、3−ブロモベ
ンジル、4−ブロモベンジル、3,5−ジフルオロベン
ジル、2,5−ジフルオロフェネチル、2,6−ジフル
オロベンジル、2,4−ジフルオロフェネチル、3,5
−ジブロモベンジル、2,5−ジブロモフェネチル、
2,6−ジクロロベンジル、2,4−ジクロロフェネチ
ル、2,3,6−トリフルオロベンジル、2,3,4−
トリフルオロフェネチル、3,4,5−トリフルオロベ
ンジル、2,5,6−トリフルオロフェネチル、2,
4,6−トリフルオロベンジル、2,3,6−トリブロ
モフェネチル、2,3,4−トリブロモベンジル、3,
4,5−トリブロモフェネチル、2,5,6−トリクロ
ロベンジル、2,4,6−トリクロロフェネチル、1−
フルオロ−2−ナフチルメチル、2−フルオロ−1−ナ
フチルエチル、3−フルオロ−1−ナフチルメチル、1
−クロロ−2−ナフチルエチル、2−クロロ−1−ナフ
チルメチル、3−ブロモ−1−ナフチルエチル、3,8
−ジフルオロ−1−ナフチルメチル、2,3−ジフルオ
ロ−1−ナフチルエチル、4,8−ジフルオロ−1−ナ
フチルメチル、5,6−ジフルオロ−1−ナフチルエチ
ル、3,8−ジクロロ−1−ナフチルメチル、2,3−
ジクロロ−1−ナフチルエチル、4,8−ジブロモ−1
−ナフチルメチル、5,6−ジブロモ−1−ナフチルエ
チル、2,3,6−トリフルオロ−1−ナフチルメチ
ル、2,3,4−トリフルオロ−1−ナフチルエチル、
3,4,5−トリフルオロ−1−ナフチルメチル、4,
5,6−トリフルオロ−1−ナフチルエチル、2,4,
8−トリフルオロ−1−ナフチルメチル、ビス(2−フ
ルオロフェニル)メチル、3−フルオロフェニルフェニ
ルメチル、ビス(4−フルオロフェニル)メチル、4−
フルオロフェニルフェニルメチル、ビス(2−クロロフ
ェニル)メチル、ビス(3−クロロフェニル)メチル、
ビス(4−クロロフェニル)メチル、4−クロロフェニ
ルフェニルメチル、2−ブロモフェニルフェニルメチ
ル、3−ブロモフェニルフェニルメチル、ビス(4−ブ
ロモフェニル)メチル、ビス(3,5−ジフルオロフェ
ニル)メチル、ビス(2,5−ジフルオロフェニル)メ
チル、ビス(2,6−ジフルオロフェニル)メチル、
2,4−ジフルオロフェニルフェニルメチル、ビス
(3,5−ジブロモフェニル)メチル、2,5−ジブロ
モフェニルフェニルメチル、2,6−ジクロロフェニル
フェニルメチル、ビス(2,4−ジクロロフェニル)メ
チル、ビス(2,3,6−トリフルオロフェニル)メチ
ルのようなハロゲン原子で置換されたアラルキル基;2
−トリフルオロメチルベンジル、3−トリフルオロメチ
ルフェネチル、4−トリフルオロメチルベンジル、2−
トリクロロメチルフェネチル、3−ジクロロメチルベン
ジル、4−トリクロロメチルフェネチル、2−トリブロ
モメチルベンジル、3−ジブロモメチルフェネチル、4
−ジブロモメチルベンジル、3,5−ビストリフルオロ
メチルフェネチル、2,5−ビストリフルオロメチルベ
ンジル、2,6−ビストリフルオロメチルフェネチル、
2,4−ビストリフルオロメチルベンジル、3,5−ビ
ストリブロモメチルフェネチル、2,5−ビスジブロモ
メチルベンジル、2,6−ビスジクロロメチルメチルフ
ェネチル、2,4−ビスジクロロメチルベンジル、2,
3,6−トリストリフルオロメチルフェネチル、2,
3,4−トリストリフルオロメチルベンジル、3,4,
5−トリストリフルオロメチルフェネチル、2,5,6
−トリストリフルオロメチルベンジル、2,4,6−ト
リストリフルオロメチルフェネチル、2,3,6−トリ
ストリブロモメチルベンジル、2,3,4−トリスジブ
ロモメチルフェネチル、3,4,5−トリストリブロモ
メチルベンジル、2,5,6−トリスジクロロメチルメ
チルフェネチル、2,4,6−トリスジクロロメチルベ
ンジル、1−トリフルオロメチル−2−ナフチルエチ
ル、2−トリフルオロメチル−1−ナフチルメチル、3
−トリフルオロメチル−1−ナフチルエチル、1−トリ
クロロメチル−2−ナフチルメチル、2−ジクロロメチ
ル−1−ナフチルエチル、3−トリブロモメチル−1−
ナフチルメチル、3,8−ビストリフルオロメチル−1
−ナフチルエチル、2,3−ビストリフルオロメチル−
1−ナフチルメチル、4,8−ビストリフルオロメチル
−1−ナフチルエチル、5,6−ビストリフルオロメチ
ル−1−ナフチルメチル、3,8−ビストリクロロメチ
ル−1−ナフチルエチル、2,3−ビスジクロロメチル
−1−ナフチルメチル、4,8−ビスジブロモメチル−
1−ナフチルエチル、5,6−ビストリブロモメチル−
1−ナフチルメチル、2,3,6−トリストリフルオロ
メチル−1−ナフチルエチル、2,3,4−トリストリ
フルオロメチル−1−ナフチルメチル、3,4,5−ト
リストリフルオロメチル−1−ナフチルエチル、4,
5,6−トリストリフルオロメチル−1−ナフチルメチ
ル、2,4,8−トリストリフルオロメチル−1−ナフ
チルメチル、ビス(4−トリフルオロメチルフェニル)
メチル、4−トリフルオロメチルフェニルフェニルメチ
ル、ビス(2−トリクロロメチルフェニル)メチル、ビ
ス(3−トリクロロメチルフェニル)メチル、ビス(4
−トリクロロメチルフェニル)メチル、2−トリブロモ
メチルフェニルフェニルメチル、3−トリブロモメチル
フェニルフェニルメチル、ビス(4−トリブロモメチル
フェニル)メチル、ビス(3,5−ビストリフルオロメ
チルフェニル)メチル、ビス(2,5−ビストリフルオ
ロメチルフェニル)メチル、ビス(2,6−ビストリフ
ルオロメチルフェニル)メチル、2,4−ビストリフル
オロメチルフェニルフェニルメチル、ビス(3,5−ビ
ストリブロモメチルフェニル)メチル、2,5−ビスト
リブロモメチルフェニルフェニルメチル、2,6−ビス
トリクロロメチルフェニルフェニルメチル、ビス(2,
4−ビストリクロロメチルフェニル)メチル、ビス
(2,3,6−トリストリフルオロメチルフェニル)メ
チルのようなハロゲノ低級アルキル基で置換されたアラ
ルキル基;2−メチルベンジル、3−メチルベンジル、
4−メチルベンジル、2−メチルフェネチル、4−メチ
ルフェネチル、2−エチルベンジル、3−プロピルフェ
ネチル、4−エチルベンジル、2−ブチルフェネチル、
3−ペンチルベンジル、4−ペンチルフェネチル、3,
5−ジメチルベンジル、2,5−ジメチルフェネチル、
2,6−ジメチルベンジル、2,4−ジメチルフェネチ
ル、3,5−ジブチルベンジル、2,5−ジペンチルフ
ェネチル、2,6−ジプロピルベンジル、2,4−ジプ
ロピルフェネチル、2,3,6−トリメチルベンジル、
2,3,4−トリメチルフェネチル、3,4,5−トリ
メチルベンジル、2,4,6−トリメチルベンジル、
2,5,6−トリメチルフェネチル、2,3,6−トリ
ブチルフェネチル、2,3,4−トリペンチルベンジ
ル、3,4,5−トリブチルフェネチル、2,5,6−
トリプロピルベンジル、2,4,6−トリプロピルフェ
ネチル、1−メチル−2−ナフチルメチル、2−メチル
−1−ナフチルエチル、3−メチル−1−ナフチルメチ
ル、1−エチル−2−ナフチルエチル、2−プロピル−
1−ナフチルメチル、3−ブチル−1−ナフチルエチ
ル、3,8−ジメチル−1−ナフチルメチル、2,3−
ジメチル−1−ナフチルエチル、4,8−ジメチル−1
−ナフチルメチル、5,6−ジメチル−1−ナフチルエ
チル、3,8−ジエチル−1−ナフチルメチル、2,3
−ジプロピル−1−ナフチルメチル、4,8−ジペンチ
ル−1−ナフチルエチル、5,6−ジブチル−1−ナフ
チルメチル、2,3,6−トリメチル−1−ナフチルメ
チル、2,3,4−トリメチル−1−ナフチルエチル、
3,4,5−トリメチル−1−ナフチルメチル、4,
5,6−トリメチル−1−ナフチルメチル、2,4,8
−トリメチル−1−ナフチルメチル、ビス(2−メチル
フェニル)メチル、3−メチルフェニルフェニルメチ
ル、ビス(4−メチルフェニル)メチル、4−メチルフ
ェニルフェニルメチル、ビス(2−エチルフェニル)メ
チル、ビス(3−エチルフェニル)メチル、ビス(4−
エチルフェニル)メチル、2−プロピルフェニルフェニ
ルメチル、3−プロピルフェニルフェニルメチル、ビス
(4−プロピルフェニル)メチル、ビス(3,5−ジメ
チルフェニル)メチル、ビス(2,5−ジメチルフェニ
ル)メチル、ビス(2,6−ジメチルフェニル)メチ
ル、2,4−ジメチルフェニルフェニルメチル、ビス
(3,5−ジプロピルフェニル)メチル、2,5−ジプ
ロピルフェニルフェニルメチル、2,6−ジエチルフェ
ニルフェニルメチル、ビス(2,4−ジエチルフェニ
ル)メチル、ビス(2,3,6−トリメチルフェニル)
メチルのような低級アルキル基で置換されたアラルキル
基;2−メトキシベンジル、3−メトキシベンジル、4
−メトキシベンジル、3−メトキシフェネチル、2−エ
トキシフェネチル、3−プロポキシベンジル、4−エト
キシフェネチル、2−ブトキシベンジル、3−ペントキ
シフェネチル、4−ペントキシベンジル、3,5−ジメ
トキシフェネチル、2,5−ジメトキシベンジル、2,
6−ジメトキシフェネチル、2,4−ジメトキシベンジ
ル、3,5−ジブトキシフェネチル、2,5−ジペント
キシベンジル、2,6−ジプロポキシフェネチル、2,
4−ジプロポキシベンジル、2,3,6−トリメトキシ
フェネチル、2,3,4−トリメトキシベンジル、3,
4,5−トリメトキシフェネチル、2,5,6−トリメ
トキシベンジル、2,4,6−トリメトキシフェネチ
ル、2,3,6−トリブトキシベンジル、2,3,4−
トリペントキシフェネチル、3,4,5−トリブトキシ
ベンジル、2,5,6−トリプロポキシフェネチル、
2,4,6−トリプロポキシベンジル、1−メトキシ−
2−ナフチルメチル、2−メトキシ−1−ナフチルメチ
ル、3−メトキシ−1−ナフチルエチル、1−エトキシ
−2−ナフチルメチル、2−プロポキシ−1−ナフチル
メチル、3−ブトキシ−1−ナフチルエチル、3,8−
ジメトキシ−1−ナフチルメチル、2,3−ジメトキシ
−1−ナフチルメチル、4,8−ジメトキシ−1−ナフ
チルエチル、5,6−ジメトキシ−1−ナフチルメチ
ル、3,8−ジエトキシ−1−ナフチルメチル、2,3
−ジプロポキシ−1−ナフチルエチル、4,8−ジペン
トキシ−1−ナフチルメチル、5,6−ジブトキシ−1
−ナフチルメチル、2,3,6−トリメトキシ−1−ナ
フチルエチル、2,3,4−トリメトキシ−1−ナフチ
ルメチル、3,4,5−トリメトキシ−1−ナフチルメ
チル、4,5,6−トリメトキシ−1−ナフチルエチ
ル、2,4,8−トリメトキシ−1−ナフチルメチル、
ビス(2−メトキシフェニル)メチル、3−メトキシフ
ェニルフェニルメチル、ビス(4−メトキシフェニル)
メチル、4−メトキシフェニルフェニルメチル、ビス
(2−エトキシフェニル)メチル、ビス(3−エトキシ
フェニル)メチル、ビス(4−エトキシフェニル)メチ
ル、2−プロポキシフェニルフェニルメチル、3−プロ
ポキシフェニルフェニルメチル、ビス(4−プロポキシ
フェニル)メチル、ビス(3,5−ジメトキシフェニ
ル)メチル、ビス(2,5−ジメトキシフェニル)メチ
ル、ビス(2,6−ジメトキシフェニル)メチル、2,
4−ジメトキシフェニルフェニルメチル、ビス(3,5
−ジプロポキシフェニル)メチル、2,5−ジプロポキ
シフェニルフェニルメチル、2,6−ジエトキシフェニ
ルフェニルメチル、ビス(2,4−ジエトキシフェニ
ル)メチル、ビス(2,3,6−トリメトキシフェニ
ル)メチルのような低級アルコキシ基で置換されたアラ
ルキル基;2−アミノフェネチル、3−アミノベンジ
ル、4−アミノフェネチル、3,5−ジアミノベンジ
ル、2,5−ジアミノフェネチル、2,6−ジアミノベ
ンジル、2,4−ジアミノフェネチル、2,3,6−ト
リアミノベンジル、2,3,4−トリアミノフェネチ
ル、3,4,5−トリアミノベンジル、2,5,6−ト
リアミノフェネチル、2,4,6−トリアミノベンジ
ル、1−アミノ−2−ナフチルメチル、2−アミノ−1
−ナフチルエチル、3−アミノ−1−ナフチルメチル、
3,8−ジアミノ−1−ナフチルメチル、2,3−ジア
ミノ−1−ナフチルエチル、4,8−ジアミノ−1−ナ
フチルメチル、5,6−ジアミノ−1−ナフチルメチ
ル、2,3,6−トリアミノ−1−ナフチルエチル、
2,3,4−トリアミノ−1−ナフチルメチル、3,
4,5−トリアミノ−1−ナフチルメチル、4,5,6
−トリアミノ−1−ナフチルエチル、2,4,8−トリ
アミノ−1−ナフチルメチル、ビス(2−アミノフェニ
ル)メチル、3−アミノフェニルフェニルメチル、ビス
(4−アミノフェニル)メチル、4−アミノフェニルフ
ェニルメチル、ビス(3,5−ジアミノフェニル)メチ
ル、ビス(2,5−ジアミノフェニル)メチル、ビス
(2,6−ジアミノフェニル)メチル、2,4−ジアミ
ノフェニルフェニルメチル、ビス(2,3,6−トリア
ミノフェニル)メチルのようなアミノ基で置換されたア
ラルキル基;2−ニトロフェネチル、3−ニトロベンジ
ル、4−ニトロベンジル、4−ニトロフェネチル、3,
5−ジニトロベンジル、2,5−ジニトロフェネチル、
2,6−ジニトロベンジル、2,4−ジニトロフェネチ
ル、2,3,6−トリニトロベンジル、2,3,4−ト
リニトロフェネチル、3,4,5−トリニトロベンジ
ル、2,5,6−トリニトロフェネチル、2,4,6−
トリニトロベンジル、1−ニトロ−2−ナフチルメチ
ル、2−ニトロ−1−ナフチルエチル、3−ニトロ−1
−ナフチルメチル、3,8−ジニトロ−1−ナフチルメ
チル、2,3−ジニトロ−1−ナフチルエチル、4,8
−ジニトロ−1−ナフチルメチル、5,6−ジニトロ−
1−ナフチルメチル、2,3,6−トリニトロ−1−ナ
フチルエチル、2,3,4−トリニトロ−1−ナフチル
メチル、3,4,5−トリニトロ−1−ナフチルメチ
ル、4,5,6−トリニトロ−1−ナフチルエチル、
2,4,8−トリニトロ−1−ナフチルメチル、ビス(2
−ニトロフェニル)メチル、3−ニトロフェニルフェニ
ルメチル、ビス(4−ニトロフェニル)メチル、4−ニ
トロフェニルフェニルメチル、ビス(3,5−ジニトロ
フェニル)メチル、ビス(2,5−ジニトロフェニル)
メチル、ビス(2,6−ジニトロフェニル)メチル、
2,4−ジニトロフェニルフェニルメチル、ビス(2,
3,6−トリニトロフェニル)メチルのようなニトロ基
で置換されたアラルキル基;及び2−シアノフェネチ
ル、3−シアノベンジル、4−シアノベンジル、4−シ
アノベンジルジフェニルメチル、4−シアノフェネチ
ル、3,5−ジシアノベンジル、2,5−ジシアノフェ
ネチル、2,6−ジシアノベンジル、2,4−ジシアノ
フェネチル、2,3,6−トリシアノベンジル、2,
3,4−トリシアノフェネチル、3,4,5−トリシア
ノベンジル、2,5,6−トリシアノフェネチル、2,
4,6−トリシアノベンジル、1−シアノ−2−ナフチ
ルメチル、3−シアノ−1−ナフチルメチル、3,8−
ジシアノ−1−ナフチルメチル、2,3−ジシアノ−1
−ナフチルエチル、4,8−ジシアノ−1−ナフチルメ
チル、5,6−ジシアノ−1−ナフチルメチル、2,
3,6−トリシアノ−1−ナフチルエチル、2,3,4
−トリシアノ−1−ナフチルメチル、3,4,5−トリ
シアノ−1−ナフチルメチル、4,5,6−トリシアノ
−1−ナフチルエチル、2,4,8−トリシアノ−1−
ナフチルメチル、ビス(2−シアノフェニル)メチル、
3−シアノフェニルフェニルメチル、ビス(4−シアノ
フェニル)メチル、4−シアノフェニルフェニルメチ
ル、ビス(3,5−ジシアノフェニル)メチル、ビス
(2,5−ジシアノフェニル)メチル、ビス(2,6−
ジシアノフェニル)メチル、2,4−ジシアノフェニル
フェニルメチル、ビス(2,3,6−トリシアノフェニ
ル)メチルのようなシアノ基で置換されたアラルキル基
を挙げることができる。
【0034】好適には、無置換のアラルキル基又はハロ
ゲン原子、低級アルキル基若しくは低級アルコキシ基で
置換されたアラルキル基であり、更に好適には、無置換
のアラルキル基又はハロゲン原子若しくは低級アルキル
基で置換されたアラルキル基であり、最も好適には、無
置換のアラルキル基である。
【0035】Ra、Rb及び[置換基群γ]の定義におけ
る「低級アルキルスルホニル基」とは、上記「低級アル
キル」にスルホニル(−SO2−)が結合した基を示
す。好適には、炭素数1乃至4個の直鎖若しくは分枝鎖
アルキルスルホニル基であり、更に好適には、メチルス
ルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、イ
ソプロピルスルホニル、ブチルスルホニルであり、特に
好適には、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロ
ピルスルホニルである。
【0036】Ra及びRbが、それらが結合している窒素
原子と一緒になって形成するヘテロシクリル基とは、窒
素原子を1個含み、更に、酸素原子、硫黄原子又は窒素
原子を1個含んでいてもよい4乃至7員ヘテロシクリル
基を示し、そのような基としては、例えば、1−アゼチ
ジニル、1−ピロリジニル、1−ピロリニル、1−イミ
ダゾリジニル、1−イミダゾリニル、1−ピラゾリジニ
ル、1−ピラゾリニル、3−オキサゾリジニル、3−チ
アゾリジニル、1−ピペリジル、テトラヒドロピリジン
−1−イル、ジヒドロピリジン−1−イル、1−ピペラ
ジニル、4−モルホリニル、4−チオモルホリニル、1
−ホモピペリジル、8−アザビシクロ[3.2.1]オ
クタン−8−イル、8−アザビシクロ[3.2.1]オ
クテン−8−イル、9−アザビシクロ[3.3.1]ノ
ナン−9−イル、9−アザビシクロ[3.3.1]ノネ
ン−9−イルを挙げることができる。
【0037】尚、これらの基は、アリール基又はヘテロ
アリール基と縮環していてもよく、そのような基として
は、例えば、テトラヒドロキノリン−1−イル、テトラ
ヒドロイソキノリン−2−イルのような基を挙げること
ができる。
【0038】[置換基群α]の定義における「ハロゲン
原子」としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨ
ウ素原子を挙げることができ、好適には、フッ素原子、
塩素原子である。
【0039】[置換基群α]の定義における「低級アル
コキシ基」とは、上記「低級アルキル基」に酸素原子が
結合した基を示す。好適には、炭素数1乃至4個の直鎖
若しくは分枝鎖アルコキシ基であり、更に好適には、メ
トキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブト
キシであり、特に好適には、メトキシ、エトキシ、プロ
ポキシである。
【0040】[置換基群α]の定義における「ハロゲノ
低級アルコキシ基」とは、上記「低級アルコキシ基」の
1個若しくは2個以上の水素原子が上記「ハロゲン原
子」で置換された基を示す。好適には、炭素数1乃至4
個ハロゲノ低級アルコキシ基であり、更に好適には、ジ
フルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、2,2,2
−トリフルオロエトキシであり、特に好適にはジフルオ
ロメトキシである。
【0041】[置換基群α]の定義における「低級アル
キルチオ基」とは、上記「低級アルキル基」に硫黄原子
が結合した基を示す。好適には、炭素数1乃至4個の直
鎖若しくは分枝鎖アルキルチオ基であり、更に好適に
は、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロ
ピルチオ、ブチルチオであり、特に好適には、メチルチ
オ、エチルチオ、プロピルチオである。
【0042】[置換基群α]の定義における「ハロゲノ
低級アルキルチオ基」とは、上記「低級アルキルチオ
基」の1個若しくは2個以上の水素原子が上記「ハロゲ
ン原子」で置換された基を示す。好適には、炭素数1乃
至4個ハロゲノ低級アルキルチオ基であり、更に好適に
は、ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、
2,2,2−トリフルオロエチルチオである。
【0043】[置換基群β]の定義における「シクロア
ルキル基」とは、シクロプロピル、シクロブチル、シク
ロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルのような
炭素数3乃至7個のシクロアルキル基を示し、好適に
は、炭素数3乃至6個のシクロアルキル基であり、更に
好適には、シクロペンチル又はシクロヘキシルである。
【0044】[置換基群γ]の定義における「低級アル
コキシイミノ基」とは、ヒドロキシイミノ基の水素原子
が上記「低級アルキル基」で置きかえられた基を示す。
好適には炭素数1乃至4個のアルコキシイミノ基であ
り、更に好適には、メトキシイミノ、エトキシイミノ、
プロポキシイミノである。
【0045】[置換基群γ]の定義における「低級アル
キレン基」とは、エチレン、トリメチレン、プロピレ
ン、テトラメチレン、1−メチルトリメチレン、2−メ
チルトリメチレン、1,1−ジメチルエチレン、ペンタ
メチレン、1,1−ジメチルトリメチレン、2,2−ジ
メチルトリメチレン、1,2−ジメチルトリメチレン、
ヘキサメチレンのような炭素数2乃至6個の直鎖若しく
は分枝鎖アルキレンである基を示す。好適には、炭素数
2乃至4個の直鎖若しくは分枝鎖アルキレン基であり、
更に好適には、エチレン、トリメチレン、プロピレン、
テトラメチレンである。尚、これらは、環式基B上に置
換することにより、スピロ状の環を形成していてもよ
い。
【0046】[置換基群γ]の定義における「低級アル
キレンジオキシ基」とは、アルキレン部分が、メチレ
ン、エチレン、トリメチレン、プロピレン、テトラメチ
レン、1−メチルトリメチレン、2−メチルトリメチレ
ン、1,1−ジメチルエチレン、ペンタメチレン、1,
1−ジメチルトリメチレン、2,2−ジメチルトリメチ
レン、1,2−ジメチルトリメチレン、ヘキサメチレン
のような炭素数1乃至6個の直鎖若しくは分枝鎖アルキ
レンである基を示す。好適には、炭素数1乃至4個の直
鎖若しくは分枝鎖アルキレンジオキシ基であり、更に好
適には、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、トリメ
チレンジオキシ、プロピレンジオキシ、テトラメチレン
ジオキシである。尚、これらは、環式基B上に置換する
ことにより、スピロ状の環を形成していてもよい。
【0047】[置換基群γ]の定義における「低級アル
キルスルフィニル基」とは、上記「低級アルキル」にス
ルフィニル(−SO−)が結合した基を示す。好適に
は、炭素数1乃至4個の直鎖若しくは分枝鎖アルキルス
ルフィニル基であり、更に好適には、メチルスルフィニ
ル、エチルスルフィニル、プロピルスルフィニル、イソ
プロピルスルフィニル、ブチルスルフィニルであり、特
に好適には、メチルスルフィニル、エチルスルフィニ
ル、プロピルスルフィニルである。
【0048】[置換基群γ]の定義における、「アリー
ルオキシ基」、及び「置換基群α及び置換基群βから選
択される基で置換されたアリールオキシ基」のアリール
オキシ基とは、上記「アリール基」に酸素原子が結合し
た基を示す。好適には、フェノキシ、ナフチルオキシ、
フェナントリルオキシ又はアントラセニルオキシであ
り、更に好適には、フェノキシ又はナフチルオキシであ
り、最も好適には、フェノキシである。
【0049】[置換基群γ]の定義における「低級アル
キリデニル基」とは、炭素数1乃至6個の直鎖若しくは
分枝鎖アルキリデニル基を示し、好適には、メチリデニ
ル、エチリデニル、プロピリデニル、1−メチルエチリ
デニル、ブチリデニル、1−メチルプロピリデニルのよ
うな炭素数1乃至4個の直鎖若しくは分枝鎖アルキリデ
ニル基であり、更に好適には、メチリデニル、エチリデ
ニル又はプロピリデニルである。
【0050】[置換基群γ]の定義における「アラルキ
リデニル基」とは、上記「低級アルキリデニル基」の1
乃至3個の水素原子が上記「アリール基」で置き換えら
れた基を示し、そのような基としては、ベンジリデニ
ル、フェニルエチリデニル、フェニルプロピリデニル及
びナフチルメチリデニルのような基を挙げることができ
る。好適には、フェニル若しくはナフチルで置換された
炭素数1乃至4個の直鎖若しくは分枝鎖アルキリデニル
基であり、更に好適には、ベンジリデニル又はフェニル
エチリデニルである。
【0051】「置換基群α」として定義された基のう
ち、好適な基の集合は「置換基群α1」であり、これ
は、ハロゲン原子、低級アルコキシ基、ハロゲノ低級ア
ルコキシ基及び−NRabを有する基(式中、Ra及び
bの一方は水素原子又は低級アルキル基を示し、他方
は水素原子、低級アルキル基又はアラルキル基を示
す。)からなる。
【0052】「置換基群β」として定義された基のう
ち、好適な基の集合は、「置換基群β 1」であり、これ
は、低級アルキル基、ハロゲノ低級アルキル基、ヒドロ
キシ低級アルキル基、ニトロ低級アルキル基、アミノ低
級アルキル基、低級アルキルアミノ低級アルキル基、ジ
(低級アルキル)アミノ低級アルキル基、及びアラルキ
ルアミノ低級アルキル基からなる。
【0053】「置換基群β1」の定義における「ハロゲ
ノ低級アルキル基」とは、前記「低級アルキル基」の1
個若しくは2個以上の水素原子が前記「ハロゲン原子」
で置換された基を示す。好適には炭素数1乃至4個のハ
ロゲノアルキル基であり、更に好適には、トリフルオロ
メチル、トリクロロメチル、ジフルオロメチル、ジクロ
ロメチル、ジブロモメチル、フルオロメチル、2,2,
2−トリクロロエチル、2,2,2−トリフルオロエチ
ル、2−ブロモエチル、2−クロロエチル、2−フルオ
ロエチル、2,2−ジブロモエチルであり、より更に好
適には、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、ジフ
ルオロメチル、フルオロメチルであり、最も好適には、
トリフルオロメチルである。
【0054】「置換基群β1」の定義における「ヒドロ
キシ低級アルキル基」とは、前記「低級アルキル基」の
1個若しくは2個以上の水素原子が前記「水酸基」で置
換された基を示す。好適には炭素数1乃至4個のヒドロ
キシアルキル基であり、更に好適には、ヒドロキシメチ
ル、2−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピルで
ある。
【0055】「置換基群β1」の定義における「ニトロ
低級アルキル基」とは、前記「低級アルキル基」の1個
若しくは2個以上の水素原子がニトロ基で置換された基
を示す。好適には炭素数1乃至4個のニトロアルキル基
であり、更に好適には、ニトロメチル、2−ニトロエチ
ル、3−ニトロプロピルである。
【0056】「置換基群β1」の定義における「アミノ
低級アルキル基」、「低級アルキルアミノ低級アルキル
基」、「ジ(低級アルキル)アミノ低級アルキル基」及
び「アラルキルアミノ低級アルキル基」とは、前記「低
級アルキル基」の1個若しくは2個以上の水素原子が
「置換基群α1」の定義における−NRabを有する基
(式中、Ra及びRbの一方は水素原子又は低級アルキル
基を示し、他方は水素原子、低級アルキル基又はアラル
キル基を示す。)で置換された基を示す。好適には、ア
ルキル部分が炭素数1乃至4個のアルキルである基であ
り、更に好適には、アミノメチル、2−アミノエチル、
3−アミノプロピル、メチルアミノメチル、2−(メチ
ルアミノ)エチル、3−(メチルアミノ)プロピル、エ
チルアミノメチル、2−(エチルアミノ)エチル、3−
(エチルアミノ)プロピル、ジメチルアミノメチル、2
−(ジメチルアミノ)エチル、3−(ジメチルアミノ)
プロピル、ジエチルアミノメチル、2−(ジエチルアミ
ノ)エチル、3−(ジエチルアミノ)プロピル、ベンジ
ルアミノメチル、2−(ベンジルアミノ)エチル、3−
(ベンジルアミノ)プロピルである。
【0057】「置換基群γ」として定義された基のう
ち、好適な基の集合は「置換基群γ1」であり、これ
は、オキソ基、ヒドロキシイミノ基、低級アルコキシイ
ミノ基、低級アルキレン基、低級アルキレンジオキシ
基、低級アルキルスルフィニル基、低級アルキルスルホ
ニル基、アリール基、置換基群α及び置換基群βから選
択される基で置換されたアリール基からなる。
【0058】「エステル若しくはその他の誘導体」と
は、本発明の化合物が有する官能基(例えば、水酸基、
アミノ基、イミノ基、スルホンアミド基など)を常法に
したがって、保護基などで修飾することによって得られ
る化合物を示す。
【0059】例えば、本発明の化合物が水酸基を有する
場合、当該水酸基を「一般的保護基」又は「生体内で加
水分解のような生物学的方法により開裂し得る保護基」
で保護することにより、そのような「エステル若しくは
その他の誘導体」が得られる。
【0060】ここで、「一般的保護基」とは、加水素分
解、加水分解、電気分解、光分解のような化学的方法に
より開裂し得る保護基を示し、好適には、ホルミル、ア
セチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペン
タノイル、ピバロイル、バレリル、イソバレリル、オク
タノイル、ノナノイル、デカノイル、3−メチルノナノ
イル、8−メチルノナノイル、3−エチルオクタノイ
ル、3,7−ジメチルオクタノイル、ウンデカノイル、
ドデカノイル、トリデカノイル、テトラデカノイル、ペ
ンタデカノイル、ヘキサデカノイル、1−メチルペンタ
デカノイル、14−メチルペンタデカノイル、13,1
3−ジメチルテトラデカノイル、ヘプタデカノイル、1
5−メチルヘキサデカノイル、オクタデカノイル、1−
メチルヘプタデカノイル、ノナデカノイル、アイコサノ
イル、ヘナイコサノイルのようなアルカノイル基、クロ
ロアセチル、ジクロロアセチル、トリクロロアセチル、
トリフルオロアセチルのようなハロゲン化アルキルカル
ボニル基、メトキシアセチルのような低級アルコキシア
ルキルカルボニル基、アクリロイル、プロピオロイル、
メタクリロイル、クロトノイル、イソクロトノイル、
(E)−2−メチル−2−ブテノイルのような不飽和ア
ルキルカルボニル基等の「脂肪族アシル基」(好適に
は、炭素数1乃至6個の低級脂肪族アシル基であ
る。);ベンゾイル、α−ナフトイル、β−ナフトイル
のようなアリ−ルカルボニル基、2−ブロモベンゾイ
ル、4−クロロベンゾイル、2,4,6−トリフルオロ
ベンゾイルのようなハロゲン化アリ−ルカルボニル基、
2,4,6−トリメチルベンゾイル、4−トルオイルの
ような低級アルキル化アリ−ルカルボニル基、4−アニ
ソイルのような低級アルコキシ化アリ−ルカルボニル
基、4−ニトロベンゾイル、2−ニトロベンゾイルのよ
うなニトロ化アリ−ルカルボニル基、2−(メトキシカ
ルボニル)ベンゾイルのような低級アルコキシカルボニ
ル化アリ−ルカルボニル基、4−フェニルベンゾイルの
ようなアリ−ル化アリ−ルカルボニル基等の「芳香族ア
シル基」;メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、
プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、s−ブト
キシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、イソブトキ
シカルボニルのような低級アルコキシカルボニル基、
2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル、2−トリ
メチルシリルエトキシカルボニルのようなハロゲン又は
トリ低級アルキルシリル基で置換された低級アルコキシ
カルボニル基等の「アルコキシカルボニル基」;テトラ
ヒドロピラン−2−イル、3−ブロモテトラヒドロピラ
ン−2−イル、4−メトキシテトラヒドロピラン−4−
イル、テトラヒドロチオピラン−2−イル、4−メトキ
シテトラヒドロチオピラン−4−イルのような「テトラ
ヒドロピラニル又はテトラヒドロチオピラニル基」;テ
トラヒドロフラン−2−イル、テトラヒドロチオフラン
−2−イルのような「テトラヒドロフラニル又はテトラ
ヒドロチオフラニル基」;トリメチルシリル、トリエチ
ルシリル、イソプロピルジメチルシリル、t−ブチルジ
メチルシリル、メチルジイソプロピルシリル、メチルジ
−t−ブチルシリル、トリイソプロピルシリルのような
トリ低級アルキルシリル基、ジフェニルメチルシリル、
ジフェニルブチルシリル、ジフェニルイソプロピルシリ
ル、フェニルジイソプロピルシリルのような1乃至2個
のアリ−ル基で置換されたトリ低級アルキルシリル基等
の「シリル基」;メトキシメチル、1,1−ジメチル−
1−メトキシメチル、エトキシメチル、プロポキシメチ
ル、イソプロポキシメチル、ブトキシメチル、t−ブト
キシメチルのような低級アルコキシメチル基、2−メト
キシエトキシメチルのような低級アルコキシ化低級アル
コキシメチル基、2,2,2−トリクロロエトキシメチ
ル、ビス(2−クロロエトキシ)メチルのようなハロゲ
ノ低級アルコキシメチル等の「アルコキシメチル基」;
1−エトキシエチル、1−(イソプロポキシ)エチルの
ような低級アルコキシ化エチル基、2,2,2−トリク
ロロエチルのようなハロゲン化エチル基等の「置換エチ
ル基」;ベンジル、α−ナフチルメチル、β−ナフチル
メチル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、α−
ナフチルジフェニルメチル、9−アンスリルメチルのよ
うな1乃至3個のアリ−ル基で置換された低級アルキル
基、4−メチルベンジル、2,4,6−トリメチルベン
ジル、3,4,5−トリメチルベンジル、4−メトキシ
ベンジル、4−メトキシフェニルジフェニルメチル、2
−ニトロベンジル、4−ニトロベンジル、4−クロロベ
ンジル、4−ブロモベンジル、4−シアノベンジルのよ
うな低級アルキル、低級アルコキシ、ニトロ、ハロゲ
ン、シアノ基でアリ−ル環が置換された1乃至3個のア
リ−ル基で置換された低級アルキル基等の「アラルキル
基」;ビニルオキシカルボニル、アリルオキシカルボニ
ルのような「アルケニルオキシカルボニル基」;ベンジ
ルオキシカルボニル、4−メトキシベンジルオキシカル
ボニル、3,4−ジメトキシベンジルオキシカルボニ
ル、2−ニトロベンジルオキシカルボニル、4−ニトロ
ベンジルオキシカルボニルのような、「1乃至2個の低
級アルコキシ又はニトロ基でアリ−ル環が置換されてい
てもよいアラルキルオキシカルボニル基」を挙げること
ができる。
【0061】「生体内で加水分解のような生物学的方法
により開裂し得る保護基」とは、人体内で加水分解等の
生物学的方法により開裂し、フリーの酸又はその塩を生
成する保護基をいい、そのような誘導体か否かは、ラッ
トやマウスのような実験動物に静脈注射により投与し、
その後の動物の体液を調べ、元となる化合物又はその薬
理学的に許容される塩を検出できることにより決定でき
る。そのような「生体内で加水分解のような生物学的方
法により開裂し得る保護基」としては、好適には、ホル
ミルオキシメチル、アセトキシメチル、ジメチルアミノ
アセトキシメチル、プロピオニルオキシメチル、ブチリ
ルオキシメチル、ピバロイルオキシメチル、バレリルオ
キシメチル、イソバレリルオキシメチル、ヘキサノイル
オキシメチル、1−ホルミルオキシエチル、1−アセト
キシエチル、1−プロピオニルオキシエチル、1−ブチ
リルオキシエチル、1−ピバロイルオキシエチル、1−
バレリルオキシエチル、1−イソバレリルオキシエチ
ル、1−ヘキサノイルオキシエチル、1−ホルミルオキ
シプロピル、1−アセトキシプロピル、1−プロピオニ
ルオキシプロピル、1−ブチリルオキシプロピル、1−
ピバロイルオキシプロピル、1−バレリルオキシプロピ
ル、1−イソバレリルオキシプロピル、1−ヘキサノイ
ルオキシプロピル、1−アセトキシブチル、1−プロピ
オニルオキシブチル、1−ブチリルオキシブチル、1−
ピバロイルオキシブチル、1−アセトキシペンチル、1
−プロピオニルオキシペンチル、1−ブチリルオキシペ
ンチル、1−ピバロイルオキシペンチル、1−ピバロイ
ルオキシヘキシルのような1−(「低級脂肪族アシル」
オキシ)「低級アルキル基」、シクロペンチルカルボニ
ルオキシメチル、シクロヘキシルカルボニルオキシメチ
ル、1−シクロペンチルカルボニルオキシエチル、1−
シクロヘキシルカルボニルオキシエチル、1−シクロペ
ンチルカルボニルオキシプロピル、1−シクロヘキシル
カルボニルオキシプロピル、1−シクロペンチルカルボ
ニルオキシブチル、1−シクロヘキシルカルボニルオキ
シブチルのような1−(「シクロアルキル」カルボニル
オキシ)「低級アルキル基」、ベンゾイルオキシメチル
のような1−(「芳香族アシル」オキシ)「低級アルキ
ル基」等の1−(アシルオキシ)「低級アルキル基」;
メトキシカルボニルオキシメチル、エトキシカルボニル
オキシメチル、プロポキシカルボニルオキシメチル、イ
ソプロポキシカルボニルオキシメチル、ブトキシカルボ
ニルオキシメチル、イソブトキシカルボニルオキシメチ
ル、ペンチルオキシカルボニルオキシメチル、ヘキシル
オキシカルボニルオキシメチル、シクロヘキシルオキシ
カルボニルオキシメチル、シクロヘキシルオキシカルボ
ニルオキシ(シクロヘキシル)メチル、1−(メトキシ
カルボニルオキシ)エチル、1−(エトキシカルボニル
オキシ)エチル、1−(プロポキシカルボニルオキシ)
エチル、1−(イソプロポキシカルボニルオキシ)エチ
ル、1−(ブトキシカルボニルオキシ)エチル、1−
(イソブトキシカルボニルオキシ)エチル、1−(t−
ブトキシカルボニルオキシ)エチル、1−(ペンチルオ
キシカルボニルオキシ)エチル、1−(ヘキシルオキシ
カルボニルオキシ)エチル、1−(シクロペンチルオキ
シカルボニルオキシ)エチル、1−(シクロペンチルオ
キシカルボニルオキシ)プロピル、1−(シクロヘキシ
ルオキシカルボニルオキシ)プロピル、1−(シクロペ
ンチルオキシカルボニルオキシ)ブチル、1−(シクロ
ヘキシルオキシカルボニルオキシ)ブチル、1−(シク
ロヘキシルオキシカルボニルオキシ)エチル、1−(エ
トキシカルボニルオキシ)プロピル、1−(メトキシカ
ルボニルオキシ)プロピル、1−(エトキシカルボニル
オキシ)プロピル、1−(プロポキシカルボニルオキ
シ)プロピル、1−(イソプロポキシカルボニルオキ
シ)プロピル、1−(ブトキシカルボニルオキシ)プロ
ピル、1−(イソブトキシカルボニルオキシ)プロピ
ル、1−(ペンチルオキシカルボニルオキシ)プロピ
ル、1−(ヘキシルオキシカルボニルオキシ)プロピ
ル、1−(メトキシカルボニルオキシ)ブチル、1−
(エトキシカルボニルオキシ)ブチル、1−(プロポキ
シカルボニルオキシ)ブチル、1−(イソプロポキシカ
ルボニルオキシ)ブチル、1−(ブトキシカルボニルオ
キシ)ブチル、1−(イソブトキシカルボニルオキシ)
ブチル、1−(メトキシカルボニルオキシ)ペンチル、
1−(エトキシカルボニルオキシ)ペンチル、1−(メ
トキシカルボニルオキシ)ヘキシル、1−(エトキシカ
ルボニルオキシ)ヘキシルのような(低級アルコキシカ
ルボニルオキシ)アルキル基;(5−フェニル−2−オ
キソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチル、〔5
−(4−メチルフェニル)−2−オキソ−1,3−ジオ
キソレン−4−イル〕メチル、〔5−(4−メトキシフ
ェニル)−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イ
ル〕メチル、〔5−(4−フルオロフェニル)−2−オ
キソ−1,3−ジオキソレン−4−イル〕メチル、〔5
−(4−クロロフェニル)−2−オキソ−1,3−ジオ
キソレン−4−イル〕メチル、(2−オキソ−1,3−
ジオキソレン−4−イル)メチル、(5−メチル−2−
オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチル、
(5−エチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4
−イル)メチル、(5−プロピル−2−オキソ−1,3
−ジオキソレン−4−イル)メチル、(5−イソプロピ
ル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メ
チル、(5−ブチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレ
ン−4−イル)メチルのようなオキソジオキソレニルメ
チル基;等の「カルボニルオキシアルキル基」:フタリ
ジル、ジメチルフタリジル、ジメトキシフタリジルのよ
うな「フタリジル基」:前記「低級脂肪族アシル基」:
前記「芳香族アシル基」:「コハク酸のハーフエステル
塩残基」:「燐酸エステル塩残基」:「アミノ酸等のエ
ステル形成残基」:カルバモイル基:1乃至2個の低級
アルキル基で置換されたカルバモイル基:及び、ピバロ
イルオキシメチルオキシカルボニルのような「1−(ア
シルオキシ)アルキルオキシカルボニル基」を挙げるこ
とができ、好適には、「カルボニルオキシアルキル基」
である。
【0062】また、本発明の化合物(I)がアミノ基、
イミノ基及び/又はスルホンアミド基を有する場合に
も、当該官能基を修飾することにより、「誘導体」にす
ることができる。そのような誘導体としては、例えば、
化合物(I)が有するアミノ基、イミノ基及び/又はス
ルホンアミド基の窒素原子に、前記「脂肪族アシル基」
又は前記「芳香族アシル基」が結合しているアミド誘導
体などを挙げることができる。
【0063】「その薬理上許容される塩」とは、本発明
の化合物(I)又はその薬理上許容されるエステル若し
くはその他の誘導体は、アミノ基のような塩基性の基を
有する場合には酸と反応させることにより、又、スルホ
ンアミド基のような酸性基を有する場合には塩基と反応
させることにより、塩にすることができるので、その塩
を示す。
【0064】塩基性基に基づく塩としては、好適には、
塩酸塩、臭化水素酸塩、沃化水素酸塩のようなハロゲン
化水素酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩、燐酸塩等の
無機酸塩;メタンスルホン酸塩、トリフルオロメタンス
ルホン酸塩、エタンスルホン酸塩のような低級アルカン
スルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンス
ルホン酸塩のようなアリ−ルスルホン酸塩、酢酸塩、り
んご酸塩、フマ−ル酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩、ア
スコルビン酸塩、酒石酸塩、蓚酸塩、マレイン酸塩等の
有機酸塩;及び、グリシン塩、リジン塩、アルギニン
塩、オルニチン塩、グルタミン酸塩、アスパラギン酸塩
のようなアミノ酸塩を挙げることができる。
【0065】一方、酸性基に基づく塩としては、好適に
は、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩のようなア
ルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩のような
アルカリ土類金属塩、アルミニウム塩、鉄塩等の金属
塩;アンモニウム塩のような無機塩、t−オクチルアミ
ン塩、ジベンジルアミン塩、モルホリン塩、グルコサミ
ン塩、フェニルグリシンアルキルエステル塩、エチレン
ジアミン塩、N−メチルグルカミン塩、グアニジン塩、
ジエチルアミン塩、トリエチルアミン塩、ジシクロヘキ
シルアミン塩、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン
塩、クロロプロカイン塩、プロカイン塩、ジエタノール
アミン塩、N−ベンジルフェネチルアミン塩、ピペラジ
ン塩、テトラメチルアンモニウム塩、トリス(ヒドロキ
シメチル)アミノメタン塩のような有機塩等のアミン
塩;及び、グリシン塩、リジン塩、アルギニン塩、オル
ニチン塩、グルタミン酸塩、アスパラギン酸塩のような
アミノ酸塩を挙げることができる。
【0066】本発明の一般式(I)を有する化合物又は
その薬理上許容される塩、エステル若しくはその他の誘
導体は、大気中に放置したり、又は、再結晶をすること
により、水分を吸収し、吸着水が付いたり、水和物とな
る場合があり、そのような水和物も本発明に包含され
る。
【0067】本発明の一般式(I)を有する化合物に
は、幾何異性体(cis,trans或いはZ−,E−
異性体)及び分子内の不斉中心に基づく光学異性体等が
存在する場合がある。本発明の化合物においては、これ
らの異性体およびこれらの異性体の混合物がすべて単一
の式、即ち一般式(I)で示されている。従って、本発
明はこれらの異性体およびこれらの異性体の任意の割合
の混合物をもすべて含むものである。
【0068】本発明の一般式(I)を有する化合物の具
体例としては、例えば、下記表1乃至表6に記載の化合
物を挙げることができる。
【0069】
【化9】
【0070】
【表1】 ---------------------------------------------------------------- 化合物 番 号 R1 R2 R4 ---------------------------------------------------------------- 1-1 Ph 4-Pyr 1-Me 1-2 Ph 4-Pyr 1-Et 1-3 Ph 4-Pyr 1-Pr 1-4 Ph 4-Pyr 1,1-diMe 1-5 Ph 4-Pyr 2-Me 1-6 Ph 4-Pyr 2-Et 1-7 Ph 4-Pyr 2-Pr 1-8 Ph 4-Pyr 2-Bu 1-9 Ph 4-Pyr 2-Allyl 1-10 Ph 4-Pyr 2-Ph 1-11 Ph 4-Pyr 2-Bn 1-12 Ph 4-Pyr 2-Phet 1-13 Ph 4-Pyr 2,2-diMe 1-14 Ph 4-Pyr 2-OH 1-15 Ph 4-Pyr 2-MeO 1-16 Ph 4-Pyr 2-EtO 1-17 Ph 4-Pyr 2-PrO 1-18 Ph 4-Pyr 2,2-di(MeO) 1-19 Ph 4-Pyr 2,2-di(EtO) 1-20 Ph 4-Pyr 2,2-OCH2CH2O- 1-21 Ph 4-Pyr 2-Oxo 1-22 Ph 4-Pyr 2-F 1-23 Ph 4-Pyr 2-Cl 1-24 Ph 4-Pyr 2-Br 1-25 Ph 4-Pyr 2-I 1-26 Ph 4-Pyr 2,2-diF 1-27 Ph 4-Pyr 2,2-diCl 1-28 Ph 4-Pyr 2,2-diBr 1-29 Ph 4-Pyr 3-Me 1-30 Ph 4-Pyr 3-Et 1-31 Ph 4-Pyr 3-Pr 1-32 Ph 4-Pyr 3,3-diMe 1-33 Ph 4-Pyr 5-Me 1-34 Ph 4-Pyr 5-Et 1-35 Ph 4-Pyr 5-Pr 1-36 Ph 4-Pyr 5,5-diMe 1-37 Ph 4-Pyr 6-Me 1-38 Ph 4-Pyr 6-Et 1-39 Ph 4-Pyr 6-Pr 1-40 Ph 4-Pyr 6,6-diMe 1-41 Ph 4-Pyr 6-Oxo 1-42 Ph 4-Pyr 8-Me 1-43 Ph 4-Pyr 8-Et 1-44 Ph 4-Pyr 8-Pr 1-45 Ph 4-Pyr 8-Ph 1-46 Ph 4-Pyr 8a-Me 1-47 Ph 4-Pyr 8a-Et 1-48 Ph 4-Pyr 8a-Pr 1-49 Ph 2-NH2-4-Pym 1-Me 1-50 Ph 2-NH2-4-Pym 1-Et 1-51 Ph 2-NH2-4-Pym 1-Pr 1-52 Ph 2-NH2-4-Pym 1,1-diMe 1-53 Ph 2-NH2-4-Pym 2-Me 1-54 Ph 2-NH2-4-Pym 2-Et 1-55 Ph 2-NH2-4-Pym 2-Pr 1-56 Ph 2-NH2-4-Pym 2-Bu 1-57 Ph 2-NH2-4-Pym 2-Allyl 1-58 Ph 2-NH2-4-Pym 2-Ph 1-59 Ph 2-NH2-4-Pym 2-Bn 1-60 Ph 2-NH2-4-Pym 2-Phet 1-61 Ph 2-NH2-4-Pym 2,2-diMe 1-62 Ph 2-NH2-4-Pym 2-OH 1-63 Ph 2-NH2-4-Pym 2-MeO 1-64 Ph 2-NH2-4-Pym 2-EtO 1-65 Ph 2-NH2-4-Pym 2-PrO 1-66 Ph 2-NH2-4-Pym 2,2-di(MeO) 1-67 Ph 2-NH2-4-Pym 2,2-di(EtO) 1-68 Ph 2-NH2-4-Pym 2,2-OCH2CH2O- 1-69 Ph 2-NH2-4-Pym 2-Oxo 1-70 Ph 2-NH2-4-Pym 2-F 1-71 Ph 2-NH2-4-Pym 2-Cl 1-72 Ph 2-NH2-4-Pym 2-Br 1-73 Ph 2-NH2-4-Pym 2-I 1-74 Ph 2-NH2-4-Pym 2,2-diF 1-75 Ph 2-NH2-4-Pym 2,2-diCl 1-76 Ph 2-NH2-4-Pym 2,2-diBr 1-77 Ph 2-NH2-4-Pym 3-Me 1-78 Ph 2-NH2-4-Pym 3-Et 1-79 Ph 2-NH2-4-Pym 3-Pr 1-80 Ph 2-NH2-4-Pym 3,3-diMe 1-81 Ph 2-NH2-4-Pym 5-Me 1-82 Ph 2-NH2-4-Pym 5-Et 1-83 Ph 2-NH2-4-Pym 5-Pr 1-84 Ph 2-NH2-4-Pym 5,5-diMe 1-85 Ph 2-NH2-4-Pym 6-Me 1-86 Ph 2-NH2-4-Pym 6-Et 1-87 Ph 2-NH2-4-Pym 6-Pr 1-88 Ph 2-NH2-4-Pym 6,6-diMe 1-89 Ph 2-NH2-4-Pym 6-Oxo 1-90 Ph 2-NH2-4-Pym 8-Me 1-91 Ph 2-NH2-4-Pym 8-Et 1-92 Ph 2-NH2-4-Pym 8-Pr 1-93 Ph 2-NH2-4-Pym 8-Ph 1-94 Ph 2-NH2-4-Pym 8a-Me 1-95 Ph 2-NH2-4-Pym 8a-Et 1-96 Ph 2-NH2-4-Pym 8a-Pr 1-97 Ph 2-MeNH-4-Pym 1-Me 1-98 Ph 2-MeNH-4-Pym 1-Et 1-99 Ph 2-MeNH-4-Pym 1-Pr 1-100 Ph 2-MeNH-4-Pym 1,1-diMe 1-101 Ph 2-MeNH-4-Pym 2-Me 1-102 Ph 2-MeNH-4-Pym 2-Et 1-103 Ph 2-MeNH-4-Pym 2-Pr 1-104 Ph 2-MeNH-4-Pym 2-Bu 1-105 Ph 2-MeNH-4-Pym 2-Allyl 1-106 Ph 2-MeNH-4-Pym 2-Ph 1-107 Ph 2-MeNH-4-Pym 2-Bn 1-108 Ph 2-MeNH-4-Pym 2-Phet 1-109 Ph 2-MeNH-4-Pym 2,2-diMe 1-110 Ph 2-MeNH-4-Pym 2-OH 1-111 Ph 2-MeNH-4-Pym 2-MeO 1-112 Ph 2-MeNH-4-Pym 2-EtO 1-113 Ph 2-MeNH-4-Pym 2-PrO 1-114 Ph 2-MeNH-4-Pym 2,2-di(MeO) 1-115 Ph 2-MeNH-4-Pym 2,2-di(EtO) 1-116 Ph 2-MeNH-4-Pym 2,2-OCH2CH2O- 1-117 Ph 2-MeNH-4-Pym 2-Oxo 1-118 Ph 2-MeNH-4-Pym 2-F 1-119 Ph 2-MeNH-4-Pym 2-Cl 1-120 Ph 2-MeNH-4-Pym 2-Br 1-121 Ph 2-MeNH-4-Pym 2-I 1-122 Ph 2-MeNH-4-Pym 2,2-diF 1-123 Ph 2-MeNH-4-Pym 2,2-diCl 1-124 Ph 2-MeNH-4-Pym 2,2-diBr 1-125 Ph 2-MeNH-4-Pym 3-Me 1-126 Ph 2-MeNH-4-Pym 3-Et 1-127 Ph 2-MeNH-4-Pym 3-Pr 1-128 Ph 2-MeNH-4-Pym 3,3-diMe 1-129 Ph 2-MeNH-4-Pym 5-Me 1-130 Ph 2-MeNH-4-Pym 5-Et 1-131 Ph 2-MeNH-4-Pym 5-Pr 1-132 Ph 2-MeNH-4-Pym 5,5-diMe 1-133 Ph 2-MeNH-4-Pym 6-Me 1-134 Ph 2-MeNH-4-Pym 6-Et 1-135 Ph 2-MeNH-4-Pym 6-Pr 1-136 Ph 2-MeNH-4-Pym 6,6-diMe 1-137 Ph 2-MeNH-4-Pym 6-Oxo 1-138 Ph 2-MeNH-4-Pym 8-Me 1-139 Ph 2-MeNH-4-Pym 8-Et 1-140 Ph 2-MeNH-4-Pym 8-Pr 1-141 Ph 2-MeNH-4-Pym 8-Ph 1-142 Ph 2-MeNH-4-Pym 8a-Me 1-143 Ph 2-MeNH-4-Pym 8a-Et 1-144 Ph 2-MeNH-4-Pym 8a-Pr 1-145 3-F-Ph 4-Pyr 1-Me 1-146 3-F-Ph 4-Pyr 1-Et 1-147 3-F-Ph 4-Pyr 1-Pr 1-148 3-F-Ph 4-Pyr 1,1-diMe 1-149 3-F-Ph 4-Pyr 2-Me 1-150 3-F-Ph 4-Pyr 2-Et 1-151 3-F-Ph 4-Pyr 2-Pr 1-152 3-F-Ph 4-Pyr 2-Bu 1-153 3-F-Ph 4-Pyr 2-Allyl 1-154 3-F-Ph 4-Pyr 2-Ph 1-155 3-F-Ph 4-Pyr 2-Bn 1-156 3-F-Ph 4-Pyr 2-Phet 1-157 3-F-Ph 4-Pyr 2,2-diMe 1-158 3-F-Ph 4-Pyr 2-OH 1-159 3-F-Ph 4-Pyr 2-MeO 1-160 3-F-Ph 4-Pyr 2-EtO 1-161 3-F-Ph 4-Pyr 2-PrO 1-162 3-F-Ph 4-Pyr 2,2-di(MeO) 1-163 3-F-Ph 4-Pyr 2,2-di(EtO) 1-164 3-F-Ph 4-Pyr 2,2-OCH2CH2O- 1-165 3-F-Ph 4-Pyr 2-Oxo 1-166 3-F-Ph 4-Pyr 2-F 1-167 3-F-Ph 4-Pyr 2-Cl 1-168 3-F-Ph 4-Pyr 2-Br 1-169 3-F-Ph 4-Pyr 2-I 1-170 3-F-Ph 4-Pyr 2,2-diF 1-171 3-F-Ph 4-Pyr 2,2-diCl 1-172 3-F-Ph 4-Pyr 2,2-diBr 1-173 3-F-Ph 4-Pyr 3-Me 1-174 3-F-Ph 4-Pyr 3-Et 1-175 3-F-Ph 4-Pyr 3-Pr 1-176 3-F-Ph 4-Pyr 3,3-diMe 1-177 3-F-Ph 4-Pyr 5-Me 1-178 3-F-Ph 4-Pyr 5-Et 1-179 3-F-Ph 4-Pyr 5-Pr 1-180 3-F-Ph 4-Pyr 5,5-diMe 1-181 3-F-Ph 4-Pyr 6-Me 1-182 3-F-Ph 4-Pyr 6-Et 1-183 3-F-Ph 4-Pyr 6-Pr 1-184 3-F-Ph 4-Pyr 6,6-diMe 1-185 3-F-Ph 4-Pyr 6-Oxo 1-186 3-F-Ph 4-Pyr 8-Me 1-187 3-F-Ph 4-Pyr 8-Et 1-188 3-F-Ph 4-Pyr 8-Pr 1-189 3-F-Ph 4-Pyr 8-Ph 1-190 3-F-Ph 4-Pyr 8a-Me 1-191 3-F-Ph 4-Pyr 8a-Et 1-192 3-F-Ph 4-Pyr 8a-Pr 1-193 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 1-Me 1-194 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 1-Et 1-195 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 1-Pr 1-196 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 1,1-diMe 1-197 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 2-Me 1-198 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 2-Et 1-199 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 2-Pr 1-200 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 2-Bu 1-201 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 2-Allyl 1-202 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 2-Ph 1-203 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 2-Bn 1-204 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 2-Phet 1-205 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 2,2-diMe 1-206 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 2-OH 1-207 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 2-MeO 1-208 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 2-EtO 1-209 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 2-PrO 1-210 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 2,2-di(MeO) 1-211 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 2,2-di(EtO) 1-212 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 2,2-OCH2CH2O- 1-213 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 2-Oxo 1-214 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 2-F 1-215 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 2-Cl 1-216 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 2-Br 1-217 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 2-I 1-218 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 2,2-diF 1-219 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 2,2-diCl 1-220 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 2,2-diBr 1-221 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 3-Me 1-222 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 3-Et 1-223 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 3-Pr 1-224 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 3,3-diMe 1-225 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 5-Me 1-226 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 5-Et 1-227 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 5-Pr 1-228 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 5,5-diMe 1-229 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 6-Me 1-230 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 6-Et 1-231 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 6-Pr 1-232 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 6,6-diMe 1-233 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 6-Oxo 1-234 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 8-Me 1-235 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 8-Et 1-236 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 8-Pr 1-237 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 8-Ph 1-238 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 8a-Me 1-239 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 8a-Et 1-240 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 8a-Pr 1-241 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 1-Me 1-242 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 1-Et 1-243 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 1-Pr 1-244 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 1,1-diMe 1-245 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 2-Me 1-246 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 2-Et 1-247 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 2-Pr 1-248 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 2-Bu 1-249 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 2-Allyl 1-250 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 2-Ph 1-251 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 2-Bn 1-252 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 2-Phet 1-253 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 2,2-diMe 1-254 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 2-OH 1-255 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 2-MeO 1-256 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 2-EtO 1-257 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 2-PrO 1-258 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 2,2-di(MeO) 1-259 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 2,2-di(EtO) 1-260 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 2,2-OCH2CH2O- 1-261 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 2-Oxo 1-262 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 2-F 1-263 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 2-Cl 1-264 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 2-Br 1-265 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 2-I 1-266 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 2,2-diF 1-267 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 2,2-diCl 1-268 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 2,2-diBr 1-269 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 3-Me 1-270 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 3-Et 1-271 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 3-Pr 1-272 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 3,3-diMe 1-273 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 5-Me 1-274 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 5-Et 1-275 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 5-Pr 1-276 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 5,5-diMe 1-277 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 6-Me 1-278 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 6-Et 1-279 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 6-Pr 1-280 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 6,6-diMe 1-281 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 6-Oxo 1-282 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 8-Me 1-283 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 8-Et 1-284 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 8-Pr 1-285 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 8-Ph 1-286 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 8a-Me 1-287 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 8a-Et 1-288 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 8a-Pr 1-289 4-F-Ph 4-Pyr 1-Me 1-290 4-F-Ph 4-Pyr 1-Et 1-291 4-F-Ph 4-Pyr 1-Pr 1-292 4-F-Ph 4-Pyr 1,1-diMe 1-293 4-F-Ph 4-Pyr 2-Me 1-294 4-F-Ph 4-Pyr 2-Et 1-295 4-F-Ph 4-Pyr 2-Pr 1-296 4-F-Ph 4-Pyr 2-Bu 1-297 4-F-Ph 4-Pyr 2-Allyl 1-298 4-F-Ph 4-Pyr 2-Ph 1-299 4-F-Ph 4-Pyr 2-Bn 1-300 4-F-Ph 4-Pyr 2-Phet 1-301 4-F-Ph 4-Pyr 2,2-diMe 1-302 4-F-Ph 4-Pyr 2-OH 1-303 4-F-Ph 4-Pyr 2-MeO 1-304 4-F-Ph 4-Pyr 2-EtO 1-305 4-F-Ph 4-Pyr 2-PrO 1-306 4-F-Ph 4-Pyr 2,2-di(MeO) 1-307 4-F-Ph 4-Pyr 2,2-di(EtO) 1-308 4-F-Ph 4-Pyr 2,2-OCH2CH2O- 1-309 4-F-Ph 4-Pyr 2-Oxo 1-310 4-F-Ph 4-Pyr 2-F 1-311 4-F-Ph 4-Pyr 2-Cl 1-312 4-F-Ph 4-Pyr 2-Br 1-313 4-F-Ph 4-Pyr 2-I 1-314 4-F-Ph 4-Pyr 2,2-diF 1-315 4-F-Ph 4-Pyr 2,2-diCl 1-316 4-F-Ph 4-Pyr 2,2-diBr 1-317 4-F-Ph 4-Pyr 3-Me 1-318 4-F-Ph 4-Pyr 3-Et 1-319 4-F-Ph 4-Pyr 3-Pr 1-320 4-F-Ph 4-Pyr 3,3-diMe 1-321 4-F-Ph 4-Pyr 5-Me 1-322 4-F-Ph 4-Pyr 5-Et 1-323 4-F-Ph 4-Pyr 5-Pr 1-324 4-F-Ph 4-Pyr 5,5-diMe 1-325 4-F-Ph 4-Pyr 6-Me 1-326 4-F-Ph 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2-Ph 1-922 4-F-Ph 2-MeO-4-Pym 8-Me 1-923 4-F-Ph 2-MeO-4-Pym 2-F 1-924 4-F-Ph 2-MeO-4-Pym 2-Cl 1-925 4-F-Ph 2-MeO-4-Pym 2-Br 1-926 4-F-Ph 2-MeO-4-Pym 2,2-diF 1-927 4-F-Ph 2-MeO-4-Pym 2,2-diCl 1-928 4-F-Ph 2-(α-Me-BnNH)-4-Pym 2-OH 1-929 4-F-Ph 2-(α-Me-BnNH)-4-Pym 2-MeO 1-930 4-F-Ph 2-(α-Me-BnNH)-4-Pym 2-Ph 1-931 4-F-Ph 2-(α-Me-BnNH)-4-Pym 8-Me 1-932 4-F-Ph 2-(α-Me-BnNH)-4-Pym 2-F 1-933 4-F-Ph 2-(α-Me-BnNH)-4-Pym 2-Cl 1-934 4-F-Ph 2-(α-Me-BnNH)-4-Pym 2-Br 1-935 4-F-Ph 2-(α-Me-BnNH)-4-Pym 2,2-diF 1-936 4-F-Ph 2-(α-Me-BnNH)-4-Pym 2,2-diCl 1-937 4-F-Ph 2-BnNH-4-Pym 2-OH 1-938 4-F-Ph 2-BnNH-4-Pym 2-MeO 1-939 4-F-Ph 2-BnNH-4-Pym 2-Ph 1-940 4-F-Ph 2-BnNH-4-Pym 8-Me 1-941 4-F-Ph 2-BnNH-4-Pym 2-F 1-942 4-F-Ph 2-BnNH-4-Pym 2-Cl 1-943 4-F-Ph 2-BnNH-4-Pym 2-Br 1-944 4-F-Ph 2-BnNH-4-Pym 2,2-diF 1-945 4-F-Ph 2-BnNH-4-Pym 2,2-diCl 1-946 Ph 4-Pyr 6,6-(CH2)2- 1-947 Ph 2-NH2-4-Pym 6,6-(CH2)2- 1-948 Ph 2-MeNH-4-Pym 6,6-(CH2)2- 1-949 3-F-Ph 4-Pyr 6,6-(CH2)2- 1-950 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 6,6-(CH2)2- 1-951 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 6,6-(CH2)2- 1-952 4-F-Ph 4-Pyr 6,6-(CH2)2- 1-953 4-F-Ph 2-NH2-4-Pym 6,6-(CH2)2- 1-954 4-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 6,6-(CH2)2- 1-955 3-Cl-Ph 4-Pyr 6,6-(CH2)2- 1-956 3-Cl-Ph 2-NH2-4-Pym 6,6-(CH2)2- 1-957 3-Cl-Ph 2-MeNH-4-Pym 6,6-(CH2)2- 1-958 3-CF3-Ph 4-Pyr 6,6-(CH2)2- 1-959 3-CF3-Ph 2-NH2-4-Pym 6,6-(CH2)2- 1-960 3-CF3-Ph 2-MeNH-4-Pym 6,6-(CH2)2- 1-961 3,4-diF-Ph 4-Pyr 6,6-(CH2)2- 1-962 3,4-diF-Ph 2-NH2-4-Pym 6,6-(CH2)2- 1-963 3,4-diF-Ph 2-MeNH-4-Pym 6,6-(CH2)2- 1-964 Ph 4-Pyr 6,6-diF 1-965 Ph 2-NH2-4-Pym 6,6-diF 1-966 Ph 2-MeNH-4-Pym 6,6-diF 1-967 3-F-Ph 4-Pyr 6,6-diF 1-968 3-F-Ph 2-NH2-4-Pym 6,6-diF 1-969 3-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 6,6-diF 1-970 4-F-Ph 4-Pyr 6,6-diF 1-971 4-F-Ph 2-NH2-4-Pym 6,6-diF 1-972 4-F-Ph 2-MeNH-4-Pym 6,6-diF 1-973 3-Cl-Ph 4-Pyr 6,6-diF 1-974 3-Cl-Ph 2-NH2-4-Pym 6,6-diF 1-975 3-Cl-Ph 2-MeNH-4-Pym 6,6-diF 1-976 3-CF3-Ph 4-Pyr 6,6-diF 1-977 3-CF3-Ph 2-NH2-4-Pym 6,6-diF 1-978 3-CF3-Ph 2-MeNH-4-Pym 6,6-diF 1-979 3,4-diF-Ph 4-Pyr 6,6-diF 1-980 3,4-diF-Ph 2-NH2-4-Pym 6,6-diF 1-981 3,4-diF-Ph 2-MeNH-4-Pym 6,6-diF 1-982 4-F-Ph 4-Pyr 2->CH2 1-983 4-F-Ph 4-Pyr 2->CHMe 1-984 4-F-Ph 4-Pyr 2->CHEt 1-985 4-F-Ph 4-Pyr 2->CHPr 1-986 4-F-Ph 4-Pyr 2->C(Me)2 1-987 4-F-Ph 4-Pyr 2->CHPh 1-988 4-F-Ph 4-Pyr 2,2-diPh 1-989 4-F-Ph 4-Pyr 2,2-O(CH2)3O- 1-990 4-F-Ph 4-Pyr 2,2-OCH2C(Me)2CH2O- 1-991 4-F-Ph 4-Pyr 2,2-(CH2)2- 1-992 4-F-Ph 4-Pyr 2,2-(CH2)3- 1-993 4-F-Ph 4-Pyr 2,2-(CH2)4- 1-994 4-F-Ph 4-Pyr 2,2-(CH2)5- 1-995 4-F-Ph 4-Pyr 2-MeS 1-996 4-F-Ph 4-Pyr 2-EtS 1-997 4-F-Ph 4-Pyr 2-PrS 1-998 4-F-Ph 4-Pyr 2-BuS 1-999 4-F-Ph 4-Pyr 2-MeSO2 1-1000 4-F-Ph 4-Pyr 2-PhO 1-1001 4-Cl-Ph 4-Pyr 1-Me 1-1002 4-Cl-Ph 4-Pyr 1-Et 1-1003 4-Cl-Ph 4-Pyr 1-Pr 1-1004 4-Cl-Ph 4-Pyr 1,1-diMe 1-1005 4-Cl-Ph 4-Pyr 2-Me 1-1006 4-Cl-Ph 4-Pyr 2-Et 1-1007 4-Cl-Ph 4-Pyr 2-Pr 1-1008 4-Cl-Ph 4-Pyr 2-Bu 1-1009 4-Cl-Ph 4-Pyr 2-Allyl 1-1010 4-Cl-Ph 4-Pyr 2-Ph 1-1011 4-Cl-Ph 4-Pyr 2-Bn 1-1012 4-Cl-Ph 4-Pyr 2-Phet 1-1013 4-Cl-Ph 4-Pyr 2,2-diMe 1-1014 4-Cl-Ph 4-Pyr 2-OH 1-1015 4-Cl-Ph 4-Pyr 2-MeO 1-1016 4-Cl-Ph 4-Pyr 2-EtO 1-1017 4-Cl-Ph 4-Pyr 2-PrO 1-1018 4-Cl-Ph 4-Pyr 2,2-di(MeO) 1-1019 4-Cl-Ph 4-Pyr 2,2-di(EtO) 1-1020 4-Cl-Ph 4-Pyr 2,2-OCH2CH2O- 1-1021 4-Cl-Ph 4-Pyr 2-Oxo 1-1022 4-Cl-Ph 4-Pyr 2-F 1-1023 4-Cl-Ph 4-Pyr 2-Cl 1-1024 4-Cl-Ph 4-Pyr 2-Br 1-1025 4-Cl-Ph 4-Pyr 2-I 1-1026 4-Cl-Ph 4-Pyr 2,2-diF 1-1027 4-Cl-Ph 4-Pyr 2,2-diCl 1-1028 4-Cl-Ph 4-Pyr 2,2-diBr 1-1029 4-Cl-Ph 4-Pyr 3-Me 1-1030 4-Cl-Ph 4-Pyr 3-Et 1-1031 4-Cl-Ph 4-Pyr 3-Pr 1-1032 4-Cl-Ph 4-Pyr 3,3-diMe 1-1033 4-Cl-Ph 4-Pyr 5-Me 1-1034 4-Cl-Ph 4-Pyr 5-Et 1-1035 4-Cl-Ph 4-Pyr 5-Pr 1-1036 4-Cl-Ph 4-Pyr 5,5-diMe 1-1037 4-Cl-Ph 4-Pyr 6-Me 1-1038 4-Cl-Ph 4-Pyr 6-Et 1-1039 4-Cl-Ph 4-Pyr 6-Pr 1-1040 4-Cl-Ph 4-Pyr 6,6-diMe 1-1041 4-Cl-Ph 4-Pyr 6-Oxo 1-1042 4-Cl-Ph 4-Pyr 8-Me 1-1043 4-Cl-Ph 4-Pyr 8-Et 1-1044 4-Cl-Ph 4-Pyr 8-Pr 1-1045 4-Cl-Ph 4-Pyr 8-Ph 1-1046 4-Cl-Ph 4-Pyr 8a-Me 1-1047 4-Cl-Ph 4-Pyr 8a-Et 1-1048 4-Cl-Ph 4-Pyr 8a-Pr 1-1049 4-Cl-Ph 4-Pyr 6,6-(CH2)2- 1-1050 4-Cl-Ph 4-Pyr 6,6-diF 1-1051 4-Cl-Ph 4-Pyr 2->CH2 1-1052 4-Cl-Ph 4-Pyr 2->CHMe 1-1053 4-Cl-Ph 4-Pyr 2->CHEt 1-1054 4-Cl-Ph 4-Pyr 2->CHPr 1-1055 4-Cl-Ph 4-Pyr 2->C(Me)2 1-1056 4-Cl-Ph 4-Pyr 2->CHPh 1-1057 4-Cl-Ph 4-Pyr 2,2-diPh 1-1058 4-Cl-Ph 4-Pyr 2,2-O(CH2)3O- 1-1059 4-Cl-Ph 4-Pyr 2,2-OCH2C(Me)2CH2O- 1-1060 4-Cl-Ph 4-Pyr 2,2-(CH2)2- 1-1061 4-Cl-Ph 4-Pyr 2,2-(CH2)3- 1-1062 4-Cl-Ph 4-Pyr 2,2-(CH2)4- 1-1063 4-Cl-Ph 4-Pyr 2,2-(CH2)5- 1-1064 4-Cl-Ph 4-Pyr 2-MeS 1-1065 4-Cl-Ph 4-Pyr 2-EtS 1-1066 4-Cl-Ph 4-Pyr 2-PrS 1-1067 4-Cl-Ph 4-Pyr 2-BuS 1-1068 4-Cl-Ph 4-Pyr 2-MeSO2 1-1069 4-Cl-Ph 4-Pyr 2-PhO 1-1070 4-F-Ph 4-Pyr 2-(4-MeO-Ph) 1-1071 4-F-Ph 4-Pyr 2-(4-Me-Ph) 1-1072 4-F-Ph 4-Pyr 2-(4-F-Ph) 1-1073 4-F-Ph 4-Pyr 2-(4-CF3-Ph) 1-1074 4-F-Ph 4-Pyr 2-(4-Cl-Ph) 1-1075 4-F-Ph 4-Pyr 2-(2,4-diF-Ph) 1-1076 3-CF3-Ph 4-Pyr 2-(4-MeO-Ph) 1-1077 3-CF3-Ph 4-Pyr 2-(4-Me-Ph) 1-1078 3-CF3-Ph 4-Pyr 2-(4-F-Ph) 1-1079 3-CF3-Ph 4-Pyr 2-(4-CF3-Ph) 1-1080 3-CF3-Ph 4-Pyr 2-(4-Cl-Ph) 1-1081 3-CF3-Ph 4-Pyr 2-(2,4-diF-Ph) ----------------------------------------------------------------
【0071】
【化10】
【0072】
【表2】 --------------------------------------------------------- 化合物 番 号 R1 R2 R4 --------------------------------------------------------- 2-1 Ph 4-Pyr 1-Me 2-2 Ph 4-Pyr 1-Et 2-3 Ph 4-Pyr 1-Pr 2-4 Ph 4-Pyr 1,1-diMe 2-5 Ph 4-Pyr 2-Me 2-6 Ph 4-Pyr 2-Et 2-7 Ph 4-Pyr 2-Pr 2-8 Ph 4-Pyr 2-Bu 2-9 Ph 4-Pyr 2-Allyl 2-10 Ph 4-Pyr 2-Ph 2-11 Ph 4-Pyr 2-Bn 2-12 Ph 4-Pyr 2-Phet 2-13 Ph 4-Pyr 2,2-diMe 2-14 Ph 4-Pyr 2-OH 2-15 Ph 4-Pyr 2-MeO 2-16 Ph 4-Pyr 2-EtO 2-17 Ph 4-Pyr 2-PrO 2-18 Ph 4-Pyr 2,2-di(MeO) 2-19 Ph 4-Pyr 2,2-di(EtO) 2-20 Ph 4-Pyr 2,2-OCH2CH2O- 2-21 Ph 4-Pyr 2-Oxo 2-22 Ph 4-Pyr 2-F 2-23 Ph 4-Pyr 2-Cl 2-24 Ph 4-Pyr 2-Br 2-25 Ph 4-Pyr 2-I 2-26 Ph 4-Pyr 2,2-diF 2-27 Ph 4-Pyr 2,2-diCl 2-28 Ph 4-Pyr 2,2-diBr 2-29 Ph 4-Pyr 3-Me 2-30 Ph 4-Pyr 3-Et 2-31 Ph 4-Pyr 3-Pr 2-32 Ph 4-Pyr 3,3-diMe 2-33 Ph 4-Pyr 5-Me 2-34 Ph 4-Pyr 5-Et 2-35 Ph 4-Pyr 5-Pr 2-36 Ph 4-Pyr 5,5-diMe 2-37 Ph 4-Pyr 6-Me 2-38 Ph 4-Pyr 6-Et 2-39 Ph 4-Pyr 6-Pr 2-40 Ph 4-Pyr 6,6-diMe 2-41 Ph 4-Pyr 6-Oxo 2-42 Ph 4-Pyr 8a-Me 2-43 Ph 4-Pyr 8a-Et 2-44 Ph 4-Pyr 8a-Pr 2-45 3-F-Ph 4-Pyr 1-Me 2-46 3-F-Ph 4-Pyr 1-Et 2-47 3-F-Ph 4-Pyr 1-Pr 2-48 3-F-Ph 4-Pyr 1,1-diMe 2-49 3-F-Ph 4-Pyr 2-Me 2-50 3-F-Ph 4-Pyr 2-Et 2-51 3-F-Ph 4-Pyr 2-Pr 2-52 3-F-Ph 4-Pyr 2-Bu 2-53 3-F-Ph 4-Pyr 2-Allyl 2-54 3-F-Ph 4-Pyr 2-Ph 2-55 3-F-Ph 4-Pyr 2-Bn 2-56 3-F-Ph 4-Pyr 2-Phet 2-57 3-F-Ph 4-Pyr 2,2-diMe 2-58 3-F-Ph 4-Pyr 2-OH 2-59 3-F-Ph 4-Pyr 2-MeO 2-60 3-F-Ph 4-Pyr 2-EtO 2-61 3-F-Ph 4-Pyr 2-PrO 2-62 3-F-Ph 4-Pyr 2,2-di(MeO) 2-63 3-F-Ph 4-Pyr 2,2-di(EtO) 2-64 3-F-Ph 4-Pyr 2,2-OCH2CH2O- 2-65 3-F-Ph 4-Pyr 2-Oxo 2-66 3-F-Ph 4-Pyr 2-F 2-67 3-F-Ph 4-Pyr 2-Cl 2-68 3-F-Ph 4-Pyr 2-Br 2-69 3-F-Ph 4-Pyr 2-I 2-70 3-F-Ph 4-Pyr 2,2-diF 2-71 3-F-Ph 4-Pyr 2,2-diCl 2-72 3-F-Ph 4-Pyr 2,2-diBr 2-73 3-F-Ph 4-Pyr 3-Me 2-74 3-F-Ph 4-Pyr 3-Et 2-75 3-F-Ph 4-Pyr 3-Pr 2-76 3-F-Ph 4-Pyr 3,3-diMe 2-77 3-F-Ph 4-Pyr 5-Me 2-78 3-F-Ph 4-Pyr 5-Et 2-79 3-F-Ph 4-Pyr 5-Pr 2-80 3-F-Ph 4-Pyr 5,5-diMe 2-81 3-F-Ph 4-Pyr 6-Me 2-82 3-F-Ph 4-Pyr 6-Et 2-83 3-F-Ph 4-Pyr 6-Pr 2-84 3-F-Ph 4-Pyr 6,6-diMe 2-85 3-F-Ph 4-Pyr 6-Oxo 2-86 3-F-Ph 4-Pyr 8a-Me 2-87 3-F-Ph 4-Pyr 8a-Et 2-88 3-F-Ph 4-Pyr 8a-Pr 2-89 4-F-Ph 4-Pyr 1-Me 2-90 4-F-Ph 4-Pyr 1-Et 2-91 4-F-Ph 4-Pyr 1-Pr 2-92 4-F-Ph 4-Pyr 1,1-diMe 2-93 4-F-Ph 4-Pyr 2-Me 2-94 4-F-Ph 4-Pyr 2-Et 2-95 4-F-Ph 4-Pyr 2-Pr 2-96 4-F-Ph 4-Pyr 2-Bu 2-97 4-F-Ph 4-Pyr 2-Allyl 2-98 4-F-Ph 4-Pyr 2-Ph 2-99 4-F-Ph 4-Pyr 2-Bn 2-100 4-F-Ph 4-Pyr 2-Phet 2-101 4-F-Ph 4-Pyr 2,2-diMe 2-102 4-F-Ph 4-Pyr 2-OH 2-103 4-F-Ph 4-Pyr 2-MeO 2-104 4-F-Ph 4-Pyr 2-EtO 2-105 4-F-Ph 4-Pyr 2-PrO 2-106 4-F-Ph 4-Pyr 2,2-di(MeO) 2-107 4-F-Ph 4-Pyr 2,2-di(EtO) 2-108 4-F-Ph 4-Pyr 2,2-OCH2CH2O- 2-109 4-F-Ph 4-Pyr 2-Oxo 2-110 4-F-Ph 4-Pyr 2-F 2-111 4-F-Ph 4-Pyr 2-Cl 2-112 4-F-Ph 4-Pyr 2-Br 2-113 4-F-Ph 4-Pyr 2-I 2-114 4-F-Ph 4-Pyr 2,2-diF 2-115 4-F-Ph 4-Pyr 2,2-diCl 2-116 4-F-Ph 4-Pyr 2,2-diBr 2-117 4-F-Ph 4-Pyr 3-Me 2-118 4-F-Ph 4-Pyr 3-Et 2-119 4-F-Ph 4-Pyr 3-Pr 2-120 4-F-Ph 4-Pyr 3,3-diMe 2-121 4-F-Ph 4-Pyr 5-Me 2-122 4-F-Ph 4-Pyr 5-Et 2-123 4-F-Ph 4-Pyr 5-Pr 2-124 4-F-Ph 4-Pyr 5,5-diMe 2-125 4-F-Ph 4-Pyr 6-Me 2-126 4-F-Ph 4-Pyr 6-Et 2-127 4-F-Ph 4-Pyr 6-Pr 2-128 4-F-Ph 4-Pyr 6,6-diMe 2-129 4-F-Ph 4-Pyr 6-Oxo 2-130 4-F-Ph 4-Pyr 8a-Me 2-131 4-F-Ph 4-Pyr 8a-Et 2-132 4-F-Ph 4-Pyr 8a-Pr 2-133 3-Cl-Ph 4-Pyr 1-Me 2-134 3-Cl-Ph 4-Pyr 1-Et 2-135 3-Cl-Ph 4-Pyr 1-Pr 2-136 3-Cl-Ph 4-Pyr 1,1-diMe 2-137 3-Cl-Ph 4-Pyr 2-Me 2-138 3-Cl-Ph 4-Pyr 2-Et 2-139 3-Cl-Ph 4-Pyr 2-Pr 2-140 3-Cl-Ph 4-Pyr 2-Bu 2-141 3-Cl-Ph 4-Pyr 2-Allyl 2-142 3-Cl-Ph 4-Pyr 2-Ph 2-143 3-Cl-Ph 4-Pyr 2-Bn 2-144 3-Cl-Ph 4-Pyr 2-Phet 2-145 3-Cl-Ph 4-Pyr 2,2-diMe 2-146 3-Cl-Ph 4-Pyr 2-OH 2-147 3-Cl-Ph 4-Pyr 2-MeO 2-148 3-Cl-Ph 4-Pyr 2-EtO 2-149 3-Cl-Ph 4-Pyr 2-PrO 2-150 3-Cl-Ph 4-Pyr 2,2-di(MeO) 2-151 3-Cl-Ph 4-Pyr 2,2-di(EtO) 2-152 3-Cl-Ph 4-Pyr 2,2-OCH2CH2O- 2-153 3-Cl-Ph 4-Pyr 2-Oxo 2-154 3-Cl-Ph 4-Pyr 2-F 2-155 3-Cl-Ph 4-Pyr 2-Cl 2-156 3-Cl-Ph 4-Pyr 2-Br 2-157 3-Cl-Ph 4-Pyr 2-I 2-158 3-Cl-Ph 4-Pyr 2,2-diF 2-159 3-Cl-Ph 4-Pyr 2,2-diCl 2−160 3−Cl−Ph 4−Pyr
2,2−diBr 2−161 3−Cl−Ph 4−Pyr
3−Me 2−162 3−Cl−Ph 4−Pyr
3−Et 2−163 3−Cl−Ph 4−Pyr
3−Pr 2−164 3−Cl−Ph 4−Pyr
3,3−diMe 2−165 3−Cl−Ph 4−Pyr
5−Me 2−166 3−Cl−Ph 4−Pyr
5−Et 2−167 3−Cl−Ph 4−Pyr
5−Pr 2−168 3−Cl−Ph 4−Pyr
5,5−diMe 2−169 3−Cl−Ph 4−Pyr
6−Me 2−170 3−Cl−Ph 4−Pyr
6−Et 2−171 3−Cl−Ph 4−Pyr
6−Pr 2−172 3−Cl−Ph 4−Pyr
6,6−diMe 2−173 3−Cl−Ph 4−Pyr
6−Oxo 2−174 3−Cl−Ph 4−Pyr
8a−Me 2−175 3−Cl−Ph 4−Pyr
8a−Et 2−176 3−Cl−Ph 4−Pyr
8a−Pr 2−177 3−CF−Ph 4−Pyr
1−Me 2−178 3−CF−Ph 4−Pyr
1−Et 2−179 3−CF−Ph 4−Pyr
1−Pr 2−180 3−CF−Ph 4−Pyr
1,1−diMe 2−181 3−CF−Ph 4−Pyr
2−Me 2−182 3−CF−Ph 4−Pyr
2−Et 2−183 3−CF−Ph 4−Pyr
2−Pr 2−184 3−CF−Ph 4−Pyr
2−Bu 2−185 3−CF−Ph 4−Pyr
2−Allyl 2−186 3−CF−Ph 4−Pyr
2−Ph 2−187 3−CF−Ph 4−Pyr
2−Bn 2-189 3-CF3-Ph 4-Pyr 2,2-diMe 2-190 3-CF3-Ph 4-Pyr 2-OH 2-191 3-CF3-Ph 4-Pyr 2-MeO 2-192 3-CF3-Ph 4-Pyr 2-EtO 2-193 3-CF3-Ph 4-Pyr 2-PrO 2-194 3-CF3-Ph 4-Pyr 2,2-di(MeO) 2-195 3-CF3-Ph 4-Pyr 2,2-di(EtO) 2-196 3-CF3-Ph 4-Pyr 2,2-OCH2CH2O- 2-197 3-CF3-Ph 4-Pyr 2-Oxo 2-198 3-CF3-Ph 4-Pyr 2-F 2-199 3-CF3-Ph 4-Pyr 2-Cl 2-200 3-CF3-Ph 4-Pyr 2-Br 2-201 3-CF3-Ph 4-Pyr 2-I 2-202 3-CF3-Ph 4-Pyr 2,2-diF 2-203 3-CF3-Ph 4-Pyr 2,2-diCl 2-204 3-CF3-Ph 4-Pyr 2,2-diBr 2-205 3-CF3-Ph 4-Pyr 3-Me 2-206 3-CF3-Ph 4-Pyr 3-Et 2-207 3-CF3-Ph 4-Pyr 3-Pr 2-208 3-CF3-Ph 4-Pyr 3,3-diMe 2-209 3-CF3-Ph 4-Pyr 5-Me 2-210 3-CF3-Ph 4-Pyr 5-Et 2-211 3-CF3-Ph 4-Pyr 5-Pr 2-212 3-CF3-Ph 4-Pyr 5,5-diMe 2-213 3-CF3-Ph 4-Pyr 6-Me 2-214 3-CF3-Ph 4-Pyr 6-Et 2-215 3-CF3-Ph 4-Pyr 6-Pr 2-216 3-CF3-Ph 4-Pyr 6,6-diMe 2-217 3-CF3-Ph 4-Pyr 6-Oxo 2-218 3-CF3-Ph 4-Pyr 8a-Me 2-219 3-CF3-Ph 4-Pyr 8a-Et 2-220 3-CF3-Ph 4-Pyr 8a-Pr 2-221 3,4-diF-Ph 4-Pyr 1-Me 2-222 3,4-diF-Ph 4-Pyr 1-Et 2-223 3,4-diF-Ph 4-Pyr 1-Pr 2-224 3,4-diF-Ph 4-Pyr 1,1-diMe 2-225 3,4-diF-Ph 4-Pyr 2-Me 2-226 3,4-diF-Ph 4-Pyr 2-Et 2-227 3,4-diF-Ph 4-Pyr 2-Pr 2-228 3,4-diF-Ph 4-Pyr 2-Bu 2-229 3,4-diF-Ph 4-Pyr 2-Allyl 2-230 3,4-diF-Ph 4-Pyr 2-Ph 2-231 3,4-diF-Ph 4-Pyr 2-Bn 2-232 3,4-diF-Ph 4-Pyr 2-Phet 2-233 3,4-diF-Ph 4-Pyr 2,2-diMe 2-234 3,4-diF-Ph 4-Pyr 2-OH 2-235 3,4-diF-Ph 4-Pyr 2-MeO 2-236 3,4-diF-Ph 4-Pyr 2-EtO 2-237 3,4-diF-Ph 4-Pyr 2-PrO 2-238 3,4-diF-Ph 4-Pyr 2,2-di(MeO) 2-239 3,4-diF-Ph 4-Pyr 2,2-di(EtO) 2-240 3,4-diF-Ph 4-Pyr 2,2-OCH2CH2O- 2-241 3,4-diF-Ph 4-Pyr 2-Oxo 2-242 3,4-diF-Ph 4-Pyr 2-F 2-243 3,4-diF-Ph 4-Pyr 2-Cl 2-244 3,4-diF-Ph 4-Pyr 2-Br 2-245 3,4-diF-Ph 4-Pyr 2-I 2-246 3,4-diF-Ph 4-Pyr 2,2-diF 2-247 3,4-diF-Ph 4-Pyr 2,2-diCl 2-248 3,4-diF-Ph 4-Pyr 2,2-diBr 2-249 3,4-diF-Ph 4-Pyr 3-Me 2-250 3,4-diF-Ph 4-Pyr 3-Et 2-251 3,4-diF-Ph 4-Pyr 3-Pr 2-252 3,4-diF-Ph 4-Pyr 3,3-diMe 2-253 3,4-diF-Ph 4-Pyr 5-Me 2-254 3,4-diF-Ph 4-Pyr 5-Et 2-255 3,4-diF-Ph 4-Pyr 5-Pr 2-256 3,4-diF-Ph 4-Pyr 5,5-diMe 2-257 3,4-diF-Ph 4-Pyr 6-Me 2-258 3,4-diF-Ph 4-Pyr 6-Et 2-259 3,4-diF-Ph 4-Pyr 6-Pr 2-260 3,4-diF-Ph 4-Pyr 6,6-diMe 2-261 3,4-diF-Ph 4-Pyr 6-Oxo 2-262 3,4-diF-Ph 4-Pyr 8a-Me 2-263 3,4-diF-Ph 4-Pyr 8a-Et 2-264 3,4-diF-Ph 4-Pyr 8a-Pr 2-265 Ph 4-Pyr 6,6-(CH2)2- 2-266 3-F-Ph 4-Pyr 6,6-(CH2)2- 2-267 4-F-Ph 4-Pyr 6,6-(CH2)2- 2-268 3-Cl-Ph 4-Pyr 6,6-(CH2)2- 2-269 3-CF3-Ph 4-Pyr 6,6-(CH2)2- 2-270 3,4-diF-Ph 4-Pyr 6,6-(CH2)2- 2-271 Ph 4-Pyr 6,6-diF 2-272 3-F-Ph 4-Pyr 6,6-diF 2-273 4-F-Ph 4-Pyr 6,6-diF 2-274 3-Cl-Ph 4-Pyr 6,6-diF 2-275 3-CF3-Ph 4-Pyr 6,6-diF 2-276 3,4-diF-Ph 4-Pyr 6,6-diF ---------------------------------------------------------
【0073】
【化11】
【0074】
【表3】 --------------------------------------------------------- 化合物 番 号 R1 R2 R4 --------------------------------------------------------- 3-1 4-F-Ph 4-Pyr 2-Me 3-2 4-F-Ph 4-Pyr 2-Et 3-3 4-F-Ph 4-Pyr 2-Pr 3-4 4-F-Ph 4-Pyr 2-Bu 3-5 4-F-Ph 4-Pyr 2-Allyl 3-6 4-F-Ph 4-Pyr 2-Ph 3-7 4-F-Ph 4-Pyr 2-Bn 3-8 4-F-Ph 4-Pyr 2-Phet 3-9 4-F-Ph 4-Pyr 3-Me 3-10 4-F-Ph 4-Pyr 3-Et 3-11 4-F-Ph 4-Pyr 3-Pr 3-12 4-F-Ph 4-Pyr 3,3-diMe 3-13 4-F-Ph 4-Pyr 5-Me 3-14 4-F-Ph 4-Pyr 5-Et 3-15 4-F-Ph 4-Pyr 5-Pr 3-16 4-F-Ph 4-Pyr 5,5-diMe 3-17 4-F-Ph 4-Pyr 6-Me 3-18 4-F-Ph 4-Pyr 6-Et 3-19 4-F-Ph 4-Pyr 6-Pr 3-20 4-F-Ph 4-Pyr 6,6-diMe 3-21 4-F-Ph 4-Pyr 6,6-(CH2)2- 3-22 4-F-Ph 4-Pyr 6-Oxo 3-23 4-F-Ph 4-Pyr 8-Me 3-24 4-F-Ph 4-Pyr 8-Et 3-25 4-F-Ph 4-Pyr 8-Pr 3-26 4-F-Ph 4-Pyr 8-Ph 3-27 4-F-Ph 4-Pyr 8a-Me 3-28 4-F-Ph 4-Pyr 8a-Et 3-29 4-F-Ph 4-Pyr 8a-Pr ---------------------------------------------------------
【0075】
【化12】
【0076】
【表4】 --------------------------------------------------------- 化合物 番 号 R1 R2 R4 --------------------------------------------------------- 4-1 4-F-Ph 4-Pyr 1-Me 4-2 4-F-Ph 4-Pyr 1-Et 4-3 4-F-Ph 4-Pyr 1-Pr 4-4 4-F-Ph 4-Pyr 1,1-diMe 4-5 4-F-Ph 4-Pyr 2-Me 4-6 4-F-Ph 4-Pyr 2-Et 4-7 4-F-Ph 4-Pyr 2-Pr 4-8 4-F-Ph 4-Pyr 2-Bu 4-9 4-F-Ph 4-Pyr 2-Allyl 4-10 4-F-Ph 4-Pyr 2-Ph 4-11 4-F-Ph 4-Pyr 2-Bn 4-12 4-F-Ph 4-Pyr 2-Phet 4-13 4-F-Ph 4-Pyr 2,2-diMe 4-14 4-F-Ph 4-Pyr 2-OH 4-15 4-F-Ph 4-Pyr 2-MeO 4-16 4-F-Ph 4-Pyr 2-EtO 4-17 4-F-Ph 4-Pyr 2-PrO 4-18 4-F-Ph 4-Pyr 2,2-di(MeO) 4-19 4-F-Ph 4-Pyr 2,2-di(EtO) 4-20 4-F-Ph 4-Pyr 2,2-OCH2CH2O- 4-21 4-F-Ph 4-Pyr 2-Oxo 4-22 4-F-Ph 4-Pyr 2-F 4-23 4-F-Ph 4-Pyr 2-Cl 4-24 4-F-Ph 4-Pyr 2-Br 4-25 4-F-Ph 4-Pyr 2-I 4-26 4-F-Ph 4-Pyr 2,2-diF 4-27 4-F-Ph 4-Pyr 2,2-diCl 4-28 4-F-Ph 4-Pyr 2,2-diBr 4-29 4-F-Ph 4-Pyr 3-Me 4-30 4-F-Ph 4-Pyr 3-Et 4-31 4-F-Ph 4-Pyr 3-Pr 4-32 4-F-Ph 4-Pyr 3,3-diMe 4-33 4-F-Ph 4-Pyr 5-Me 4-34 4-F-Ph 4-Pyr 5-Et 4-35 4-F-Ph 4-Pyr 5-Pr 4-36 4-F-Ph 4-Pyr 5,5-diMe 4-37 4-F-Ph 4-Pyr 6-Me 4-38 4-F-Ph 4-Pyr 6-Et 4-39 4-F-Ph 4-Pyr 6-Pr 4-40 4-F-Ph 4-Pyr 6-Ph 4-41 4-F-Ph 4-Pyr 8-Me 4-42 4-F-Ph 4-Pyr 8-Et 4-43 4-F-Ph 4-Pyr 8-Pr 4-44 4-F-Ph 4-Pyr 8,8-diMe 4-45 4-F-Ph 4-Pyr 8,8-(CH2)2- 4-46 4-F-Ph 4-Pyr 8-Oxo 4-47 4-F-Ph 4-Pyr 8a-Me 4-48 4-F-Ph 4-Pyr 8a-Et 4-49 4-F-Ph 4-Pyr 8a-Pr 4-50 4-F-Ph 4-Pym 2->CH2 4-51 4-F-Ph 4-Pym 2->CHMe 4-52 4-F-Ph 4-Pym 2->CHEt 4-53 4-F-Ph 4-Pym 2->CHPr 4-54 4-F-Ph 4-Pym 2->C(Me)2 4-55 4-F-Ph 4-Pym 2->CHPh 4-56 4-F-Ph 4-Pym 2,2-diPh 4-57 4-F-Ph 4-Pym 2,2-O(CH2)3O- 4-58 4-F-Ph 4-Pym 2,2-OCH2C(Me)2CH2O- 4-59 4-F-Ph 4-Pym 2,2-(CH2)2- 4-60 4-F-Ph 4-Pym 2,2-(CH2)3- 4-61 4-F-Ph 4-Pym 2,2-(CH2)4- 4-62 4-F-Ph 4-Pym 2,2-(CH2)5- 4-63 4-F-Ph 4-Pym 2-MeS 4-64 4-F-Ph 4-Pym 2-EtS 4-65 4-F-Ph 4-Pym 2-PrS 4-66 4-F-Ph 4-Pym 2-BuS 4-67 4-F-Ph 4-Pym 2-MeSO2 4-68 4-F-Ph 4-Pym 2-PhO ---------------------------------------------------------
【0077】
【化13】
【0078】
【化14】
【0079】
【表6】 --------------------------------------------------------- 化合物 番 号 R1 R2 R4 --------------------------------------------------------- 6-1 4-F-Ph 4-Pyr 2-Me 6-2 4-F-Ph 4-Pyr 2-Et 6-3 4-F-Ph 4-Pyr 2-Pr 6-4 4-F-Ph 4-Pyr 2-Bu 6-5 4-F-Ph 4-Pyr 2-Allyl 6-6 4-F-Ph 4-Pyr 2-Ph 6-7 4-F-Ph 4-Pyr 2-Bn 6-8 4-F-Ph 4-Pyr 2-Phet 6-9 4-F-Ph 4-Pyr 3-Me 6-10 4-F-Ph 4-Pyr 3-Et 6-11 4-F-Ph 4-Pyr 3-Pr 6-12 4-F-Ph 4-Pyr 3,3-diMe 6-13 4-F-Ph 4-Pyr 5-Me 6-14 4-F-Ph 4-Pyr 5-Et 6-15 4-F-Ph 4-Pyr 5-Pr 6-16 4-F-Ph 4-Pyr 5,5-diMe 6-17 4-F-Ph 4-Pyr 6-Me 6-18 4-F-Ph 4-Pyr 6-Et 6-19 4-F-Ph 4-Pyr 6-Pr 6-20 4-F-Ph 4-Pyr 6,6-diMe 6-21 4-F-Ph 4-Pyr 6,6-(CH2)2- 6-22 4-F-Ph 4-Pyr 6-Oxo 6-23 4-F-Ph 4-Pyr 8-Me 6-24 4-F-Ph 4-Pyr 8-Et 6-25 4-F-Ph 4-Pyr 8-Pr 6-26 4-F-Ph 4-Pyr 8-Ph 6-27 4-F-Ph 4-Pyr 8a-Me 6-28 4-F-Ph 4-Pyr 8a-Et 6-29 4-F-Ph 4-Pyr 8a-Pr --------------------------------------------------------- 上記表中、「Allyl」はアリルを示し、「Bn」はベンジ
ルを示し、「Bu」はブチルを示し、「Et」はエチルを示
し、「Me」はメチルを示し、「Ph」はフェニルを示し、
「Phet」はフェネチルを示し、「Pr」はプロピルを示
し、「Pym」はピリミジニルを示し、「Pyr」はピリジル
を示し、「>CH2」はメチリデニルを示し、「>CHMe」
はエチリデニルを示し、「>CHEt」はプロピリデニルを
示し、「>C(Me)2」はイソプロピリデニルを示し、「>
CHPr」はブチリデニルを示し、「>CHPh」はベンジリデ
ニルを示す。上記表1乃至表6において、好適な化合物
としては、例示化合物番号1−5乃至1−7、1−1
0、1−14乃至1−23、1−26、1−27、1−
37乃至1−40、1−42乃至1−44、1−149
乃至1−151、1−154、1−158乃至1−16
7、1−170、1−171、1−181乃至1−18
4、1−186乃至1−188、1−197乃至1−1
99、1−202、1−206乃至1−215、1−2
18、1−219、1−229乃至1−232、1−2
34乃至1−236、1−245乃至1−247、1−
250、1−254乃至1−263、1−266、1−
267、1−277乃至1−280、1−282乃至1
−284、1−293乃至1−296、1−298、1
−301乃至1−311、1−314、1−315、1
−324乃至1−328、1−330乃至1−332、
1−341乃至1−343、1−346、1−350乃
至1−359、1−362、1−363、1−373乃
至1−376、1−378乃至1−380、1−389
乃至1−391、1−394、1−398乃至1−40
7、1−410、1−411、1−421乃至1−42
4、1−426乃至1−428、1−473乃至1−4
39、1−442、1−446乃至1−455、1−4
58、1−459、1−469乃至1−472、1−4
74乃至1−476、1−485乃至1−487、1−
490、1−494乃至1−503、1−506、1−
507、1−517乃至1−520、1−522乃至1
−524、1−533乃至1−535、1−538、1
−542乃至1−551、1−554、1−555、1
−565乃至1−568、1−570乃至1−572、
1−581乃至1−583、1−586、1−590乃
至1−599、1−602、1−603、1−613乃
至1−616、1−618乃至1−620、1−629
乃至1−631、1−634、1−638乃至1−64
7、1−650、1−651、1−661乃至1−66
4、1−666乃至1−668、1−677乃至1−6
79、1−682、1−686乃至1−695、1−6
98、1−699、1−709乃至1−712、1−7
14乃至1−716、1−725乃至1−727、1−
730、1−734乃至1−743、1−746、1−
747、1−757乃至1−760、1−762乃至1
−764、1−946乃至1−987、1−989乃至
1−998、1−1005乃至1−1008、1−10
10、1−1014乃至1−1023、1−1026、
1−1027、1−1037乃至1−1040、1−1
042乃至1−1044、1−1049乃至1−105
6、1−1058乃至1−1067、1−1070乃至
1−1081、2−5乃至2−7、2−10、2−14
乃至2−23、2−26、2−27、2−37乃至2−
40、2−49乃至2−51、2−54、2−58乃至
2−67、2−70、2−71、2−81乃至2−8
4、2−93乃至2−95、2−98、2−102乃至
2−111、2−114、2−115、2−125乃至
2−128、2−137乃至2−139、2−142、
2−146乃至2−155、2−158、2−159、
2−169乃至2−172、2−181乃至2−18
3、2−186、2−190乃至2−199、2−20
2、2−203、2−213乃至2−216、2−22
5乃至2−227、2−230、2−234乃至2−2
43、2−246、2−247、2−257乃至2−2
60、2−265乃至2−276、3−1乃至3−3、
3−6、3−17乃至3−21、3−23乃至3−2
5、4−5乃至4−7、4−10、4−14乃至4−2
3、4−26、4−27、4−50乃至4−55、4−
57乃至4−66、5−1、5−3、5−5乃至5−
8、6−1乃至6−3、並びに6−6の化合物を挙げる
ことができ、更に好適な化合物としては、例示化合物番
号1−5、1−6、1−10、1−14乃至1−16、
1−18乃至1−23、1−26、1−27、1−3
7、1−38、1−40、1−42、1−43、1−1
49乃至1−151、1−154、1−158乃至1−
160、1−162乃至1−167、1−170、1−
171、1−181、1−182、1−184、1−1
86、1−187、1−197、1−198、1−20
2、1−206乃至1−208、1−210乃至1−2
15、1−218、1−219、1−229、1−23
0、1−232、1−234、1−235、1−24
5、1−246、1−250、1−254乃至1−25
6、1−258乃至1−263、1−266、1−26
7、1−277、1−278、1−280、1−28
2、1−283、1−293乃至1−295、1−29
8、1−301乃至1−304、1−306乃至1−3
11、1−314、1−315、1−324乃至1−3
26、1−328、1−330、1−331、1−34
1、1−342、1−346、1−350乃至1−35
2、1−354乃至1−359、1−362、1−36
3、1−373、1−374、1−376、1−37
8、1−379、1−389、1−390、1−39
4、1−398乃至1−400、1−402乃至1−4
07、1−410、1−411、1−421、1−42
2、1−424、1−426、1−427、1−437
乃至1−439、1−442、1−446乃至1−44
8、1−450乃至1−455、1−458、1−45
9、1−469、1−470、1−472、1−47
4、1−475、1−485、1−486、1−49
0、1−494乃至1−496、1−498乃至1−5
03、1−506、1−507、1−517、1−51
8、1−520、1−522、1−523、1−53
3、1−534、1−538、1−542乃至1−54
4、1−546乃至1−551、1−554、1−55
5、1−565、1−566、1−568、1−57
0、1−571、1−581乃至1−583、1−58
6、1−590乃至1−592、1−594乃至1−5
99、1−602、1−603、1−613、1−61
4、1−616、1−618、1−619、1−62
9、1−630、1−634、1−638乃至1−64
0、1−642乃至1−647、1−650、1−65
1、1−661、1−662、1−664、1−66
6、1−667、1−677、1−678、1−68
2、1−686乃至1−688、1−690乃至1−6
95、1−698、1−699、1−709、1−71
0、1−712、1−714、1−715、1−72
5、1−726、1−730、1−734乃至1−73
6、1−738乃至1−743、1−746、1−74
7、1−757、1−758、1−760、1−76
2、1−763、1−946乃至1−987、1−98
9乃至1−998、1−1005乃至1−1008、1
−1010、1−1014乃至1−1023、1−10
51乃至1−1056、1−1058乃至1−106
7、1−1070乃至1−1075、2−93、2−9
4、2−98、2−102乃至2−104、2−106
乃至2−111、2−114、2−115、2−12
5、2−126、2−128、2−137、2−13
8、2−142、2−146、2−147、2−150
乃至2−155、2−158、2−159、2−16
9、2−170、2−172、2−181、2−18
2、2−186、2−190乃至2−192、2−19
4乃至2−199、2−202、2−203、2−21
3、2−214、2−216、2−265乃至2−27
6、3−1乃至3−4、3−6、3−17、3−18、
3−20、3−23、3−24、4−5、4−10、4
−14乃至4−16、4−20乃至4−23、4−2
6、4−27、5−1、5−3、並びに5−5乃至5−
8の化合物を挙げることができ、より更に好適には、例
示化合物番号1−5、1−10、1−14、1−15、
1−20乃至1−23、1−26、1−37、1−4
0、1−42、1−149乃至1−151、1−15
4、1−158、1−159、1−164乃至1−16
7、1−170、1−181、1−184、1−18
6、1−197、1−202、1−206、1−20
7、1−212乃至1−215、1−218、1−22
9、1−232、1−234、1−245、1−25
0、1−254、1−255、1−260乃至1−26
3、1−266、1−277、1−280、1−28
2、1−293乃至1−295、1−298、1−30
1乃至1−304、1−308乃至1−311、1−3
14、1−324、1−325、1−328、1−33
0、1−341、1−346、1−350、1−35
1、1−356乃至1−359、1−362、1−37
3、1−376、1−378、1−389、1−39
4、1−398、1−399、1−404乃至1−40
7、1―410、1−421、1−424、1−42
6、1−437乃至1−439、1−442、1−44
6、1−447、1−452乃至1−455、1−45
8、1−469、1−472、1−474、1−48
5、1−490、1−494、1−495、1−500
乃至1−503、1−506、1−517、1−52
0、1−522、1−533、1−538、1−54
2、1−543、1−548乃至1−551、1−55
4、1−565、1−568、1−570、1−581
乃至1−583、1−586、1−590、1−59
1、1−596乃至1−599、1−602、1−61
3、1−616、1−618、1−629、1−63
4、1−638、1−639、1−644乃至1−64
7、1−650、1−661、1−664、1−66
6、1−677、1−682、1−686、1−68
7、1−692乃至1−695、1−698、1−70
9、1−712、1−714、1−725、1−73
0、1−734、1−735、1−740乃至1−74
3、1−746、1−757、1−760、1−94
6、1−949、1−952乃至1−961、1−96
4、1−967、1−970乃至1−979、1−98
2乃至1−987、1−991乃至1−996、1−9
98、1−1005乃至1−1008、1−1010、
1−1014乃至1−1016、1−1051乃至1−
1056、1−1070乃至1−1075、2−93、
2−98、2−102、2−103、2−108乃至2
−111、2−114、2−125、2−128、2−
137、2−142、2−146、2−147、2−1
52乃至2−155、2−158、2−169、2−1
72、2−181、2−186、2−190、2−19
1、2−196乃至2−199、2−202、2−21
3、2−216、3−1乃至3−4、3−6、3−1
7、3−20、3−23、4−14、4−15、4−2
2、4−23、並びに4−26の化合物を挙げることが
できる。
【0080】特に好適な化合物としては、下記のような
化合物を挙げることができる: ・2−(3−フルオロフェニル)−4−[2−メチル−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・2−(3−フルオロフェニル)−4−[2−フェニル
−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
ピロール ・2−(3−フルオロフェニル)−4−[2−ヒドロキ
シ−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリ
ジン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H
−ピロール ・2−(3−フルオロフェニル)−4−[2−メトキシ
−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
ピロール ・4−[2−フルオロ−1,2,3,5,6,8a−ヘ
キサヒドロインドリジン−7−イル]−2−(3−フル
オロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−メチル−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−フェニル
−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−ヒドロキ
シ−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリ
ジン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H
−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−メトキシ
−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
ピロール ・4−[2,2−エチレンジオキシ−1,2,3,5,
6,8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−2
−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イ
ル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−オキソ−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・4−[2−フルオロ−1,2,3,5,6,8a−ヘ
キサヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−フル
オロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
ピロール ・4−[2−クロロ−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
サヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−フルオ
ロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・4−[2,2−ジフルオロ−1,2,3,5,6,8
a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4
−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−
1H−ピロール ・2−(3−クロロフェニル)−4−[2−メチル−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・2−(3−クロロフェニル)−4−[2−フェニル−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・2−(3−クロロフェニル)−4−[2−ヒドロキシ
−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
ピロール ・2−(3−クロロフェニル)−4−[2−メトキシ−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・2−(3−クロロフェニル)−4−[2−フルオロ−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・4−[2−クロロ−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
サヒドロインドリジン−7−イル]−2−(3−クロロ
フェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロ
ール ・4−[2−メチル−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
サヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン−
4−イル)−2−(3−トリフルメチルオロフェニル)
−1H−ピロール ・4−[2−フェニル−1,2,3,5,6,8a−ヘ
キサヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン
−4−イル)−2−(3−トリフルオロメチルフェニ
ル)−1H−ピロール ・4−[2−ヒドロキシ−1,2,3,5,6,8a−
ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジ
ン−4−イル)−2−(3−トリフルオロメチルフェニ
ル)−1H−ピロール ・4−[2−メトキシ−1,2,3,5,6,8a−ヘ
キサヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン
−4−イル)−2−(3−トリフルオロメチルフェニ
ル)−1H−ピロール ・4−[2−フルオロ−1,2,3,5,6,8a−ヘ
キサヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン
−4−イル)−2−(3−トリフルオロメチルフェニ
ル)−1H−ピロール ・4−[2−クロロ−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
サヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン−
4−イル)−2−(3−トリフルオロメチルフェニル)
−1H−ピロール ・4−[2,8−ジメチル−1,2,3,5,6,8a
−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−
フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1
H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−ヒドロキ
シ−8−メチル−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒ
ドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン−4−
イル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−メトキシ
−8−メチル−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒド
ロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イ
ル)−1H−ピロール ・4−[2−フルオロ−8−メチル−1,2,3,5,
6,8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−2
−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イ
ル)−1H−ピロール ・4−[2−クロロ−8−メチル−1,2,3,5,
6,8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−2
−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イ
ル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−メチル−
3,5,6,8a−テトラヒドロインドリジン−7−イ
ル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−ヒドロキ
シ−1,2,3,5,8,8a−ヘキサヒドロインドリ
ジン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H
−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−メトキシ
−1,2,3,5,8,8a−ヘキサヒドロインドリジ
ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
ピロール ・4−[2−クロロ−1,2,3,5,8,8a−ヘキ
サヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−フルオ
ロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・4−[2,2−ジフルオロ−1,2,3,5,8,8
a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4
−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−
1H−ピロール ・4−[シクロプロパンスピロ−6'−(1',2',
3',5',6',8a'−ヘキサヒドロインドリジン)−
7'−イル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−
(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−メチリデ
ン−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリ
ジン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H
−ピロール ・4−[2,2−ジメチル−1,2,3,5,6,8a
−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−
フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1
H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−メチルチ
オ−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリ
ジン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H
−ピロール ・4−[2−エチル−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
サヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−フルオ
ロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・4−[2−エチル−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
サヒドロインドリジン−7−イル]−2−(3−フルオ
ロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・2−(3−クロロフェニル)−4−[2−エチル−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・4−[2−エチル−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
サヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン−
4−イル)−2−(3−トリフルオロメチルフェニル)
−1H−ピロール ・2−(4−クロロフェニル)−4−[2−エチル−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・4−[2−ブチルチオ−1,2,3,5,6,8a−
ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−フ
ルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H
−ピロール ・4−[2−エチルチオ−1,2,3,5,6,8a−
ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−フ
ルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H
−ピロール ・4−[2−エチリデン−1,2,3,5,6,8a−
ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−フ
ルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H
−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−プロピル
−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
ピロール ・2−(3−フルオロフェニル)−4−[2−プロピル
−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
ピロール ・2−(3−クロロフェニル)−4−[2−プロピル−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・4−[2−プロピル−1,2,3,5,6,8a−ヘ
キサヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン
−4−イル)−2−(3−トリフルオロメチルフェニ
ル)−1H−ピロール ・2−(4−クロロフェニル)−4−[2−プロピル−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール・4−[2−エトキシ−1,2,3,5,6,8
a−ヘキサヒドロインドリジン −7−イル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−
(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール ・4−[シクロペンタンスピロ−2'−(1',2',
3',5',6',8a'−ヘキサヒドロインドリジン)−
7'−イル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−
(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール ・4−[2−ベンジリデン−1,2,3,5,6,8a
−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−
フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1
H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−プロピリ
デン−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインド
リジン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1
H−ピロール ・4−[5,5−ジメチル−1,2,3,5,6,8a
−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−
フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1
H−ピロール ・4−[2−エチル−3,5,6,8a−テトラヒドロ
インドリジン−7−イル]−2−(4−フルオロフェニ
ル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−プロピル
−3,5,6,8a−テトラヒドロインドリジン−7−
イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール
・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−フェニル
−3,5,6,8a−テ トラヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン
−4−イル)−1H−ピロール ・2−(4−クロロフェニル)−4−[2−メトキシ−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・2−(4−クロロフェニル)−4−[2−メチル−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・2−(4−クロロフェニル)−4−[2−フェニル−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール。
【0081】これらのうち、更に好適な化合物として
は、下記のような化合物を挙げることができる: ・2−(3−フルオロフェニル)−4−[2−メチル−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・2−(3−フルオロフェニル)−4−[2−フェニル
−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
ピロール ・2−(3−フルオロフェニル)−4−[2−メトキシ
−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−メチル−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−フェニル
−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−メトキシ
−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
ピロール ・2−(3−クロロフェニル)−4−[2−メチル−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・2−(3−クロロフェニル)−4−[2−フェニル−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・2−(3−クロロフェニル)−4−[2−メトキシ−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・4−[2−メチル−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
サヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン−
4−イル)−2−(3−トリフルオロメチルフェニル)
−1H−ピロール ・4−[2−フェニル−1,2,3,5,6,8a−ヘ
キサヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン
−4−イル)−2−(3−トリフルオロメチルフェニ
ル)−1H−ピロール ・4−[2−メトキシ−1,2,3,5,6,8a−ヘ
キサヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン
−4−イル)−2−(3−トリフルオロメチルフェニ
ル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−メチル−
3,5,6,8a−テトラヒドロインドリジン−7−イ
ル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−メチリデ
ン−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリ
ジン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H
−ピロール ・4−[2−エチル−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
サヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−フルオ
ロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・4−[2−エチル−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
サヒドロインドリジン−7−イル]−2−(3−フルオ
ロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・2−(3−クロロフェニル)−4−[2−エチル−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・4−[2−エチル−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
サヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン−
4−イル)−2−(3−トリフルオロメチルフェニル)
−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−プロピル
−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
ピロール ・2−(3−フルオロフェニル)−4−[2−プロピル
−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
ピロール ・2−(3−クロロフェニル)−4−[2−プロピル−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール ・4−[2−プロピル−1,2,3,5,6,8a−ヘ
キサヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン
−4−イル)−2−(3−トリフルオロメチルフェニ
ル)−1H−ピロール ・4−[2−エチル−3,5,6,8a−テトラヒドロ
インドリジン−7−イル]−2−(4−フルオロフェニ
ル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−プロピル
−3,5,6,8a−テトラヒドロインドリジン−7−
イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−フェニル
−3,5,6,8a−テトラヒドロインドリジン−7−
イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロー
ル。上記において、最も好適な化合物としては、下記の
ような化合物を挙げることができる: ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[(2R,8a
S)−2−フェニル−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
サヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン−
4−イル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[(8aS)−
2−メチル−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロ
インドリジン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イ
ル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[(8aS)−
2−メチリデン−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒ
ドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン−4−
イル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[(8aS)−
2−メチル−3,5,6,8a−テトラヒドロインドリ
ジン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H
−ピロール ・4−[(2S,8aS)−2−エチル−1,2,3,
5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]
−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4
−イル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[(2S,8a
S)−2−プロピル−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
サヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン−
4−イル)−1H−ピロール。
【0082】尚、上記表1乃至表6に具体的に示された
置換基(R1、R2及びR3)の組み合わせは、一般式
(I−2)、(I−3)、(I−4)及び(I−5)に
も適用することができ、一般式(I−2)、(I−
3)、(I−4)又は(I−5)で表され、且つ、「好
適な化合物」として上述したものに対応する化合物も同
様に好適である。
【0083】
【発明の実施の形態】本発明の化合物(I)は以下に示
す方法にしたがって製造することができる。 〈A法〉A法は、一般式(I)を有する化合物のうち、
一般式(I−1)を有する化合物の製造方法である。
【0084】
【化15】
【0085】(上記式中、R1、R2及びR3は、前記と
同意義を示す。) 第1a工程は、アミノニトリル化合物(1a)とα,β
−不飽和アルデヒド化合物(2a)とを反応させてピロ
リジン化合物(3a)を製造する工程であり、EP79
9823に詳述されている方法に従って実施される。
【0086】第2a工程は、ピロリジン化合物(3a)
について、脱シアン化水素反応及び脱水反応を行なっ
て、本発明のピロール誘導体(I−1)を製造する方法
であり、EP799823に詳述されている方法に従っ
て実施される。 〈B法〉、〈C法〉、〈D法〉及び〈E法〉
【0087】
【化16】
【0088】(上記式中、R1、R2及びR3は、前記と
同意義を示す。) B法、C法、D法及びE法は、それぞれ、一般式(I−
2)、(I−3)、(I−4)及び(I−5)を有する
化合物を製造する方法であり、第1b工程、第1c工
程、第1d工程及び第1e工程は第1a工程と同様に実
施され、第2b工程、第2c工程、第2d工程及び第2
e工程は第2a工程と同様に実施される。
【0089】本発明の化合物(I−1)は、以下に示す
F法によって製造することもできる。 〈F法〉
【0090】
【化17】
【0091】(上記式中、B、D、E、R1、R2、R4
及びmは、前記と同意義を示し、R6は、水素原子、前
記「低級アルキル基」又は前記「アラルキル基」を示
し、R7は、同一若しくは異なって、それぞれ、水素原
子、前記「低級アルキル基」、前記「アリール基」又は
前記「アラルキル基」を示す。) 第3工程は、α,β−不飽和化合物(4)とイソニトリ
ル化合物(5)とを反応させて、ピロールカルボン酸誘
導体(6)を製造する工程であり、例えば、R.Di Santo
et al., Synthetic Communications, 25(6), 795-802
頁(1995年)に記載された方法に従って実施される。
【0092】第4工程は、ピロールカルボン酸化合物
(6)を(R6が「低級アルキル基」又は「アラルキル
基」である場合は脱保護した後)脱炭酸してジ置換ピロ
ール化合物(7)を製造する工程である。本工程におい
ては、酸性、アルカリ性、又は中性条件下に加熱すると
いう有機合成化学で汎用される方法(N.Yoshida et a
l., Yakugaku Zasshi, 93(5), 584-598(1973年))を採
用することができる。また、R6が「低級アルキル基」
又は「アラルキル基」である場合の脱保護は、T.W.Gree
ne et al., Protective Groups in Organic Synthesis,
John Willey & Sons, Inc.に記載されている方法によ
り実施することもでき、例えば以下のように実施するこ
とができる。
【0093】使用される溶媒としては、水、又は水と有
機溶媒(例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタンのよう
な脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンの
ような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホル
ム、四塩化炭素、ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化
水素;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テ
トラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類;メ
タノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノー
ル、ブタノール、s−ブタノール、イソブタノール、t
−ブタノールのようなアルコール類;N,N−ジメチル
ホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチ
ルスルホキシドのような非プロトン性極性溶媒;アセト
ニトリルのようなニトリル類;酢酸メチル、酢酸エチル
のようなエステル類)の混合溶媒を挙げることができ
る。
【0094】使用される酸としては、通常の加水分解反
応において酸として用いられるものであれば特に限定は
なく、例えば、塩酸、硫酸、リン酸などの鉱酸類;ギ
酸、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸のようなカ
ルボン酸類;メタンスルホン酸、エタンスルホン酸のよ
うなスルホン酸類を上げることができる。
【0095】使用される塩基としては、通常の加水分解
反応において塩基として用いられるものであれば特に限
定はなく、例えば、水素化ナトリウム、水素化リチウム
のようなアルカリ金属水素化物;水酸化ナトリウム、水
酸化カリウムのようなアルカリ金属水酸化物;炭酸ナト
リウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭酸塩;ト
リエチルアミン、トリブチルアミン、ピリジン、ピコリ
ン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウン
デセンのようなアミン類を挙げることができる。
【0096】反応温度は、通常、−20℃乃至150℃
で行なわれるが、好適には0℃乃至100℃である。反
応時間は、通常、10分間乃至48時間であり、好適に
は30分間乃至12時間である。
【0097】第5工程は、ジ置換ピロール化合物(7)
の1位の窒素原子をシリル化してシリル化合物(8)を
製造する工程である。
【0098】第5工程において得られたシリル化合物
(8)を、第6工程において、臭素化剤(例えば、N−
ブロモコハク酸イミドなど)によって臭素化してブロモ
ピロール化合物(9)とし、次いで、第7工程におい
て、化合物(9)をリチオ化した後ヘテロシクリルケト
ン(10)と反応させてヒドロキシヘテロシクリル化合
物(11)を製造することができる。
【0099】第5工程から第7工程までの反応は、Bria
n L.Bray et al., J.Org.Chem., 55, 6317-6318(1990
年)に詳述されている方法に従って実施される。
【0100】第8工程は、ヒドロキシヘテロシクリル化
合物(11)を脱水反応に付して、不飽和ヘテロシクリ
ル化合物(12)を製造する工程である。この脱水反応
は、通常、硫酸などの酸触媒、アルミナなどの固体触
媒、又はチオニルクロリドなどのハロゲン化剤の存在下
に行われる[これらの反応は、例えば、G.H.Coleman &
H.F.Johnstone, Org.Synth., I, 183(1941年)、R.L.Saw
yer & D.W.Andrus, Org.Synth., III, 276(1955年)、及
びJ.S.Lomas et al., Tetrahedron Lett., 599(1971年)
に詳述されている。]。また、本工程の脱水反応は、ト
リエチルシラン、トリプロピルシラン、トリブチルシラ
ンなどのトリアルキルシラン、及びトリフルオロ酢酸を
用いた反応[例えば、Francis A. Carey & Henry S.Tre
mper, J.Am.Chem.Soc., 91, 2967-2972(1969年)]によ
っても達成することができる。
【0101】第9工程は、不飽和ヘテロシクリル化合物
(12)の保護基(シリル基)をテトラブチルアンモニ
ウムフルオリド(TBAF)等によって除去して本発明
の化合物(I−1a)を製造する工程であり、Brian L.
Bray et al., J.Org.Chem.,55, 6317-6318(1990年)に詳
述されている方法に従って実施される。
【0102】第10工程は、ヒドロキシヘテロシクリル
化合物(11)を脱水反応に付して、不飽和ヘテロシク
リル化合物(13)を製造する工程であり、第8工程と
同様にして実施される。
【0103】第11工程は、不飽和ヘテロシクリル化合
物(13)の保護基(シリル基)を除去して本発明の化
合物(I−1b)を製造する工程であり、第9工程と同
様にして実施される。
【0104】第12工程は、化合物(9)をリチオ化し
た後ヘテロシクリルケトン(14)と反応させてヒドロ
キシヘテロシクリル化合物(15)を製造する工程であ
り、第7工程と同様にして実施される。
【0105】第13工程は、ヒドロキシヘテロシクリル
化合物(15)を脱水反応に付して、不飽和ヘテロシク
リル化合物(16)を製造する工程であり、第8工程と
同様にして実施される。
【0106】第14工程は、不飽和ヘテロシクリル化合
物(16)の保護基(シリル基)を除去して本発明の化
合物(I−1c)を製造する工程であり、第9工程と同
様にして実施される。また、一般的に、本発明の化合物
(I)は、R1基及びR2基を有するピロール化合物にR
3基を導入することによって製造することができ、例え
ば、一般式(I−1)を有する化合物については、下記
G法に従って製造することができる。 〈G法〉
【0107】
【化18】
【0108】(上記式中、R1、R2、R3及びR7は、前
記と同意義を示し、Lは、脱離基を示す。
【0109】Lの定義における「脱離基」とは、通常、
求核残基として脱離する基を示し、例えば、弗素、塩
素、臭素、沃素のようなハロゲン原子;トリクロロメト
キシのようなトリハロゲノメチルオキシ基;メタンスル
ホニルオキシ、エタンスルホニルオキシのような低級ア
ルカンスルホニルオキシ基;トリフルオロメタンスルホ
ニルオキシ、ペンタフルオロエタンスルホニルオキシの
ようなハロゲノ低級アルカンスルホニルオキシ基;ベン
ゼンスルホニルオキシ、p−トルエンスルホニルオキ
シ、p−ニトロベンゼンスルホニルオキシのようなアリ
−ルスルホニルオキシ基を挙げることができる。好適に
は、ハロゲン原子であり、特に好適には、臭素原子であ
る。) 第15工程は、ブロモピロール化合物(9)を、第7工
程と同様に、リチオ化した後、化合物(17)と反応さ
せて、化合物(18)を製造する工程であり、例えば、
WO99/01449に詳述されている方法に従って実
施される。
【0110】第16工程は、化合物(18)の保護基
(シリル基)を除去して、本発明の化合物(I−1)を
製造する工程であり、第9工程と同様にして実施され
る。本発明の化合物(I)のうち、R2が、NRab
置換された、窒素原子を少なくとも一つ有するヘテロア
リール基である化合物(Ia)は、以下のH法によって
製造することもできる。 〈H法〉
【0111】
【化19】
【0112】[上記式中、環式基A、R1、R3、Ra
びRbは、前記と同意義を示し、L’は、脱離基を示
し、基−R2'−L’は、脱離基(基L’)を有する、
「窒素原子を少なくとも一つ有するヘテロアリール基」
(例えば、2−メタンスルホニルピリミジン−4−イ
ル、2−メタンスルホニルピリジン−4−イルなど)を
示し、当該「窒素原子を少なくとも一つ有するヘテロア
リール基」は、R2の定義における「窒素原子を少なく
とも一つ有するヘテロアリール基」と同様の基を示す。
【0113】L’の定義における脱離基とは、Lの定義
における脱離基と同様の基;メタンスルホニル、エタン
スルホニル、プロパンスルホニル、ブタンスルホニルの
ような低級アルキルスルホニル基;又はベンゼンスルホ
ニル、p−トルエンスルホニル、p−ニトロベンゼンス
ルホニルのようなアリ−ルスルホニル基を示し、好適に
は、低級アルキルスルホニル基であり、更に好適には、
メタンスルホニルである。] 第17工程は、化合物(19)とアミン化合物(20)
とを反応させて、脱離基をNRabに変換することによ
って、本発明の化合物(Ia)を製造する工程である。
本反応は、通常、溶媒中、塩基の存在下又は非存在下に
行われる。
【0114】使用される溶媒としては、例えば、メタノ
ール、エタノール、プロパノール、イソプロパノールの
ようなアルコール類;ジエチルエーテル、ジイソプロピ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのような
エーテル類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド、ジメチルスルホキシドのような非プロトン性極性
溶媒;アセトニトリルのようなニトリル類;酢酸メチ
ル、酢酸エチルのようなエステル類;ベンゼン、トルエ
ン、キシレンのような芳香族炭化水素類;ペンタン、ヘ
キサン、ヘプタンのような脂肪族炭化水素類を挙げるこ
とができる。
【0115】使用される塩基としては、例えば、ナトリ
ウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム−t
−ブトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;水
素化ナトリウム、水素化リチウムのようなアルカリ金属
水素化物;水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのような
アルカリ金属水酸化物;炭酸ナトリウム、炭酸カリウム
のようなアルカリ金属炭酸塩;トリエチルアミン、トリ
ブチルアミン、ピリジン、ピコリン、1,8−ジアザビ
シクロ[5.4.0]−7−ウンデセンのようなアミン
類が挙げられる。
【0116】反応温度は、通常、−20℃乃至150℃
で行なわれるが、好適には0℃乃至100℃である。反
応時間は、通常、10分間乃至48時間であり、好適に
は30分間乃至12時間である。
【0117】上記A法乃至H法において出発原料となる
化合物、すなわち、化合物(1a)、(1b)、(1
c)、(1d)、(1e)、(2a)、(2b)、(2
c)、(2d)、(2e)、(4)、(5)、(1
0)、(14)、(17)及び(20)は、それ自体公
知の化合物であるか、公知の化合物から、公知の方法
(例えば、WO97/5877に記載されている方法
等)に準じて処理することにより、容易に得られる化合
物であり、化合物(19)は公知の化合物から、上記A
法乃至E法と同様の反応を行うことによって容易に合成
することができる。上記一般式(10)を有する化合物
は、下記〈I法〉乃至〈M法〉によって製造することも
できる。 〈I法〉
【0118】
【化20】
【0119】[上記式中、B、L及びmは、前記と同意
義を示し、複数のR4aは、同一若しくは異なって、それ
ぞれ、水素原子又はR4の定義と同様の基を示し(但
し、少なくとも1つのR4aはR4と同意義を示す。)、
8及びR9は、同一若しくは異なって、前記「低級アル
キル基」又は前記「アラルキル基」を示す。] 第18工程は、環状アミノ酸エステル化合物(22)
と、脱離基(L)を有するカルボン酸エステル化合物
(21)とを付加させることにより、環状アミンジエス
テル化合物(23)を製造する工程である。
【0120】本反応は、通常、溶媒中、塩基の存在下又
は非存在下に行なわれる。
【0121】使用される溶媒としては、例えば、メタノ
ール、エタノール、プロパノール、イソプロパノールの
ようなアルコール類;ジエチルエーテル、ジイソプロピ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのような
エーテル類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド、ジメチルスルホキシドのような非プロトン性極性
溶媒;アセトニトリルのようなニトリル類;酢酸メチ
ル、酢酸エチルのようなエステル類;ベンゼン、トルエ
ン、キシレンのような芳香族炭化水素類;ペンタン、ヘ
キサン、ヘプタンのような脂肪族炭化水素類を挙げるこ
とができる。
【0122】使用される塩基としては、例えば、ナトリ
ウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム−t
−ブトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;水
素化ナトリウム、水素化リチウムのようなアルカリ金属
水素化物;水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのような
アルカリ金属水酸化物;炭酸ナトリウム、炭酸カリウム
のようなアルカリ金属炭酸塩;トリエチルアミン、トリ
ブチルアミン、ピリジン、ピコリン、1,8−ジアザビ
シクロ[5.4.0]−7−ウンデセンのようなアミン
類を挙げることができる。
【0123】反応温度は、通常、−20℃乃至150℃
で行なわれるが、好適には0℃乃至100℃である。反
応時間は、通常、10分間乃至48時間であり、好適に
は30分間乃至12時間である。
【0124】次いで、環状アミンジエステル化合物(2
3)をDieckmann反応(第19工程)に付して
ケトエステル化合物[化合物(24)及び/又は化合物
(25)]とした後、それぞれの化合物について、加水
分解及び脱炭酸反応を行なって、目的の環状アミノケト
ン化合物[化合物(26)及び化合物(27)]が製造
される(第20工程及び第21工程)。
【0125】上記第19工程乃至第21工程において採
用される反応は、J.R.Harrison etal., J.Chem.Soc,, P
erkin Trans.1, 1999, 3623-3631に記載の方法に準じて
実施することができ、第20工程及び第21工程は、例
えば、下記のように実施される。
【0126】第20工程及び第21工程の反応は、通
常、溶媒の存在下もしくは非存在下、酸又は塩基の存在
下若しくは非存在下に実施される。
【0127】溶媒としては、水、又は水と有機溶媒(例
えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタンのような脂肪族炭
化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香
族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化
炭素、ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素;ジエ
チルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロ
フラン、ジオキサンのようなエーテル類;メタノール、
エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノ
ール、s−ブタノール、イソブタノール、t−ブタノー
ルのようなアルコール類;N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキ
シドのような非プロトン性極性溶媒;アセトニトリルの
ようなニトリル類;酢酸メチル、酢酸エチルのようなエ
ステル類)の混合溶媒を挙げることができる。
【0128】使用される酸としては、通常の加水分解反
応において酸として用いられるものであれば特に限定は
なく、例えば、塩酸、硫酸、リン酸などの鉱酸類;ギ
酸、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸のようなカ
ルボン酸類;メタンスルホン酸、エタンスルホン酸のよ
うなスルホン酸類を上げることができる。尚、本反応は
酸を加えることにより進行が促進される。
【0129】使用される塩基としては、通常の加水分解
反応において塩基として用いられるものであれば特に限
定はなく、例えば、水素化ナトリウム、水素化リチウム
のようなアルカリ金属水素化物;水酸化ナトリウム、水
酸化カリウムのようなアルカリ金属水酸化物;炭酸ナト
リウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭酸塩;ト
リエチルアミン、トリブチルアミン、ピリジン、ピコリ
ン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウン
デセンのようなアミン類を挙げることができる。
【0130】反応温度は、通常、−20℃乃至150℃
で行なわれるが、好適には0℃乃至100℃である。反
応時間は、通常、10分間乃至48時間であり、好適に
は30分間乃至12時間である。 〈J法〉
【0131】
【化21】
【0132】[上記式中、R4aは前記と同意義を示し、
10及びR11は、同一若しくは異なって、前記「低級ア
ルキル基」又は前記「アラルキル基」を示し、R12及び
13は、同一若しくは異なって、前記「低級アルキル
基」を示すか、又は、R12及びR13は、一緒になって、
前記「低級アルキレン基」を示し、Wは、窒素原子、酸
素原子、硫黄原子、基>SO及び基>SO2からなる群
より選択される1又は2個の原子若しくは基で中断され
ていてもよく、1乃至3個のR4で置換された低級アル
キレン基を示し、一般式(31)及び(32)におけ
る、Wを含有する環式基は、環式基B(該Bは、無置換
であるか、1乃至3個のR4で置換されている)に対応
する基を示す。] 第22工程及び第23工程は、O.Pollet et al., Heter
ocycles, 43, 1391(1996)又はAnet et al., Austral.
J. scient. Res., <A>3, 635-640 (1950)に詳述されて
いる反応に準じて実施することができる。 〈K法〉
【0133】
【化22】
【0134】[式中、B及びR4aは前記と同意義を示
し、R14はアミノ基の保護基を示し、Halは、ハロゲ
ン原子(好適には、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原
子)を示し、Yは、ハロゲノカルボニル基(例えば、−
CO−Cl、−CO−Br又は−CO−I)、N−低級
アルコキシ−N−低級アルキルカルバモイル基(例え
ば、N−メトキシ−N−メチルカルバモイル、N−エト
キシ−N−メチルカルバモイル、N−エチル−N−メト
キシカルバモイル等)、又はシアノ基を示す。R14の定
義における「アミノ基の保護基」とは、有機合成におい
て通常用いられるアミノ基の保護基を意味し、そのよう
な基としては、例えば、前記「脂肪族アシル基」、前記
「芳香族アシル基」、前記「シリル基」、前記「アラル
キル基」、前記「アルコキシカルボニル基」、前記「ア
ルケニルオキシカルボニル基」、前記「アラルキルオキ
シカルボニル基」を挙げることができる。] 第24工程は、環状アミノ酸誘導体(33)とオレフィ
ンのグリニアール試薬(34)とを反応させて、α,β
−不飽和ケトン体(35)を製造する工程である。本工
程においては、カルボン酸誘導体とグリニアール試薬と
からケトンを合成する反応として良く知られている反応
を採用することができ、例えば、H.R.Snyder et al., O
rg. Synth., III, 798(1955); J.Cason et al., J. Or
g. Chem.,26, 1768(1961); G.H.Posner et al., J. Am.
Chem. Soc., 94, 5106(1972);及びG.H.Posner, Org. R
eact., 19, 1(1972)等に詳述されている方法に準じて実
施される。
【0135】次いで、α,β−不飽和ケトン体(35)
の窒素原子の保護基(R14)を除去してフリー体(3
6)とし(第25工程)、得られた化合物を閉環せしめ
る(第26工程)ことにより、目的の環状アミノケトン
化合物(37)を製造することができる。第25工程に
おいては、通常有機合成において汎用される脱保護反応
(例えば、T.W.Greene et al., Protective Groups in
Organic Synthesis, John Willey & Sons, Inc.に記載
の反応)を採用することができ、好適には、中性下又は
酸性条件下での脱保護反応が採用される。この脱保護反
応の後、生成する化合物(36)は直ちに閉環して目的
のアミノケトン化合物(37)が生成する。また、第2
5工程において、酸性条件下で脱保護を行なった場合に
は、反応液を中和することにより、直ちにアミノケトン
化合物(37)が生成する。 〈L法〉
【0136】
【化23】
【0137】[式中、B、R4a、R14及びmは前記と同
意義を示し、L”は、Lの定義における脱離基、前記
「低級アルキルスルホニル基」、前記「アリールスルホ
ニル基」又はハロゲノ低級アルキルスルホニル基(例え
ば、トリフルオロメタンスルホニル、ペンタフルオロエ
タンスルホニル等)を示す。] 第27工程及び第28工程は、まず、脱離基を有するケ
トン化合物(38)の保護基(R14)を除去して、フリ
ー体(39)を得て、次いでそのフリー体を閉環せしめ
ることにより目的のアミノケトン化合物(40)を製造
する工程であり、第25工程及び第26工程と同様に実
施される。尚、本法における出発原料である化合物(3
8)は公知であるか、公知化合物から公知の方法(例え
ば、S.W.Goldstein et al., J. Org. Chem., 57, 1179-
1190(1992)、B.Achille et al.,J. Comb. Chem., 2, 33
7-340(2000)等に記載されている方法)に従って製造す
ることができる。 〈M法〉
【0138】
【化24】
【0139】(式中、R4a、R6、R14及びBは前記と
同意義を示し、R15及びR16は、同一若しくは異なっ
て、それぞれ、水素原子、前記「低級アルキル基」又は
前記「アラルキル基」を示すか、或いは、R15及びR16
は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、ピ
ロリジニル、ピペリジル、ピペラジニル、モルホリニ
ル、チオモルホリニルのような、窒素原子を1個含み、
更に、酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1個含んでい
てもよい5又は6員ヘテロシクリル環を形成する。) 第29工程及び第30工程は、まず、脱離基を有するα
−ケト酸化合物(41)の保護基(R14)を除去して、
フリー体(42)を得て、次いでそのフリー体を閉環せ
しめることによりケトラクタム化合物(43)を製造す
る工程であり、第25工程及び第26工程として述べた
方法と同様の方法で実施される。
【0140】第31工程は、ケトラクタム化合物(4
3)と2級アミン化合物(44)とを反応させて、環状
エナミノラクタム化合物(45)を製造する工程であ
る。本工程においては、有機合成反応の分野で汎用され
るエナミン合成法を採用することができ、例えば、G.St
ork et al., J. Am. Chem. Soc., 85, 207(1963)に記載
されている方法に従って実施され、例えば、以下のよう
に実施される。
【0141】反応は、通常、溶媒中、酸の存在下若しく
は非存在下に実施される。
【0142】使用される溶媒としては、ペンタン、ヘキ
サン、ヘプタンのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、
トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロ
ロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン
などのハロゲン化炭化水素;ジエチルエーテル、ジイソ
プロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンの
ようなエーテル類;メタノール、エタノール、プロパノ
ール、イソプロパノール、ブタノール、s−ブタノー
ル、イソブタノール、t−ブタノールのようなアルコー
ル類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチ
ルアセトアミド、ジメチルスルホキシドのような非プロ
トン性極性溶媒;アセトニトリルのようなニトリル類;
酢酸メチル、酢酸エチルのようなエステル類を挙げるこ
とができる。
【0143】使用される酸としては、塩化水素、臭化水
素酸、硫酸、過塩素酸、燐酸のような無機酸;及び酢
酸、蟻酸、蓚酸、メタンスルホン酸、パラトルエンスル
ホン酸、トリフルオロ酢酸、トリフルオロメタンスルホ
ン酸のような有機酸を挙げることができ、好適には、硫
酸、塩化水素又はパラトルエンスルホン酸が用いられ
る。
【0144】本工程において、モレキュラーシーブを添
加したり、水分離装置(例えば、Dean Stark Water Sep
arator:Aldrich社製)を用いて水を除去することによ
り、生成する水を除去することにより、反応を効率的に
実施することができる。
【0145】反応温度は、通常、−20℃乃至150℃
で行なわれるが、好適には0℃乃至100℃である。反
応時間は、通常、10分間乃至48時間であり、好適に
は30分間乃至12時間である。
【0146】第32工程は、環状エナミノラクタム化合
物(45)を還元して環状エナミン化合物(46)を製
造する工程である。本工程においては、有機合成の分野
で汎用されるアミドからアミンを生成する還元反応を採
用することができ、S.Corteset al., J. Org. Chem., 4
8, 2246(1983); Y.Tsuda et al., Synthesis, 652(197
7); H.C.Brown et al., J. Am. Chem. Soc., 86, 3566
(1964) 及びR.J.Sundberg et al., J. Org. Chem., 46,
3730(1981)に記載されている方法に従って実施され、
例えば、以下のように実施される。
【0147】本反応は、通常、溶媒中、還元剤の存在下
におこなわれる。
【0148】使用される還元剤としては、例えば、水素
化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素リチウムのような水
素化ホウ素アルカリ金属、水素化アルミニウムリチウ
ム、水素化リチウムトリエトキシドアルミニウムのよう
な水素化アルミニウム化合物のようなヒドリド試薬;塩
化アルミニウム、四塩化錫、四塩化チタンのようなルイ
ス酸と前記「ヒドリド試薬」の組合せ;及びジボランの
ようなホウ素化合物を挙げることができる。
【0149】溶媒としては、非極性溶媒を用いることが
でき、好適には、ペンタン、ヘキサン、ヘプタンのよう
な脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンの
ような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホル
ム、四塩化炭素、ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化
水素;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テ
トラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類が用
いられる。
【0150】反応温度は、通常、−20℃乃至150℃
で行なわれるが、好適には0℃乃至100℃である。反
応時間は、通常、10分間乃至48時間であり、好適に
は30分間乃至12時間である。
【0151】第33工程は、環状エナミン化合物(4
6)を加水分解することにより環状アミノケトン化合物
(47)を製造する工程であり、環状エナミン化合物
(46)を、溶媒の存在下もしくは非存在下、酸又は塩
基の存在下若しくは非存在下に、水に接触させることに
より反応が実施される。
【0152】溶媒としては、水、又は水と有機溶媒(例
えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタンのような脂肪族炭
化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香
族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化
炭素、ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素;ジエ
チルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロ
フラン、ジオキサンのようなエーテル類;メタノール、
エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノ
ール、s−ブタノール、イソブタノール、t−ブタノー
ルのようなアルコール類;N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキ
シドのような非プロトン性極性溶媒;アセトニトリルの
ようなニトリル類;酢酸メチル、酢酸エチルのようなエ
ステル類)の混合溶媒を挙げることができる。
【0153】使用される酸としては、通常の加水分解反
応において酸として用いられるものであれば特に限定は
なく、例えば、塩酸、硫酸、リン酸などの鉱酸類;ギ
酸、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸のようなカ
ルボン酸類;メタンスルホン酸、エタンスルホン酸のよ
うなスルホン酸類を上げることができる。尚、本反応は
酸を加えることにより進行が促進される。
【0154】使用される塩基としては、通常の加水分解
反応において塩基として用いられるものであれば特に限
定はなく、例えば、水素化ナトリウム、水素化リチウム
のようなアルカリ金属水素化物;水酸化ナトリウム、水
酸化カリウムのようなアルカリ金属水酸化物;炭酸ナト
リウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭酸塩;ト
リエチルアミン、トリブチルアミン、ピリジン、ピコリ
ン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウン
デセンのようなアミン類を挙げることができる。
【0155】反応温度は、通常、−20℃乃至150℃
で行なわれるが、好適には0℃乃至100℃である。反
応時間は、通常、10分間乃至48時間であり、好適に
は30分間乃至12時間である。
【0156】環状アミノケトン化合物(47)の製造に
おける中間体である化合物(45)は、下記〈N法〉に
よって製造することもできる。 〈N法〉
【0157】
【化25】
【0158】[式中、B、R4a、R8、R9、R15及びR
16は前記と同意義を示し、R17は、水素原子又はカルボ
キシル基の保護基を示す。
【0159】R17の定義における「カルボキシル基の保
護基」とは、有機合成において通常用いられるカルボキ
シル基の保護基を意味し、そのような基としては、好適
には、前記「低級アルキル基」、前記「アラルキル基」
等を挙げることができる。] 第34工程は、環状アミノ酸エステル化合物(48)と
マロン酸誘導体(49)若しくはその反応性誘導体とを
反応させてアミノジエステル化合物(50)を製造する
工程である。本工程においては、有機合成の分野で汎用
されるアミド化反応を採用することができ、例えば、下
記(a)、(b)及び(c)のように実施される。 (a)R17が水素原子である場合、反応は、溶媒中、縮
合剤の存在下、塩基の存在下若しくは非存在下に行なわ
れる。
【0160】使用される溶媒としては、ペンタン、ヘキ
サン、ヘプタンのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、
トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロ
ロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン
などのハロゲン化炭化水素;ジエチルエーテル、ジイソ
プロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンの
ようなエーテル類;メタノール、エタノール、プロパノ
ール、イソプロパノール、ブタノール、s−ブタノー
ル、イソブタノール、t−ブタノールのようなアルコー
ル類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチ
ルアセトアミド、ジメチルスルホキシドのような非プロ
トン性極性溶媒;アセトニトリルのようなニトリル類;
酢酸メチル、酢酸エチルのようなエステル類;水;又は
それらの混合溶媒を挙げることができる。
【0161】縮合剤としては、例えば、ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチルア
ミノプロピル)カルボジイミド、又はN,N’−カルボ
ニルジイミダゾールなどを挙げることができる。
【0162】使用される塩基としては、例えば、ナトリ
ウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム−t
−ブトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;水
素化ナトリウム、水素化リチウムのようなアルカリ金属
水素化物;水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのような
アルカリ金属水酸化物;炭酸ナトリウム、炭酸カリウム
のようなアルカリ金属炭酸塩;トリエチルアミン、トリ
ブチルアミン、ピリジン、ピコリン、1,8−ジアザビ
シクロ[5.4.0]−7−ウンデセンのようなアミン
類を挙げることができる。
【0163】反応温度は、通常、−20℃乃至150℃
で行なわれるが、好適には0℃乃至100℃である。反
応時間は、通常、10分間乃至48時間であり、好適に
は30分間乃至12時間である。
【0164】また、R17が水素原子である場合には、化
合物(49)を反応性誘導体に変換した後に、(c)に
記載する方法に従って反応を実施することもできる。 (b)R17がカルボキシル基の保護基(好適には、前記
「低級アルキル基」又は前記「アラルキル基」)である
場合、反応は、溶媒の存在下若しくは非存在下に加熱す
ることにより達成される。
【0165】溶媒中で反応を行なう場合には、(a)に
記載された溶媒と同様の溶媒を用いることができ、反応
温度は、30℃乃至100℃であり、好適には、使用さ
れる溶媒の沸点の±5℃の範囲であることがこのまし
い。最適には、反応は、還流下で反応液を加熱すること
により実施される。
【0166】溶媒を使用しない場合には、化合物(4
8)と化合物(49)とを混合し、これを加熱すること
により反応を実施することができる。反応温度は、30
℃乃至150℃であり、好適には、50℃乃至120℃
である。
【0167】反応時間は、通常、10分間乃至48時間
であり、好適には30分間乃至12時間である。 (c)化合物(49)の反応性誘導体を用いる場合、
「反応性誘導体」とは、酸ハロゲン化物、混合酸無水
物、活性エステル、活性アミドなどを示し、反応は、溶
媒中、縮合剤の存在下、塩基の存在下若しくは非存在下
に実施される。
【0168】「酸ハロゲン化物」は、R17が水素である
化合物(49)とハロゲン化剤(例えば、チオニルクロ
リド、オキサリルクロリドなど)とを反応させることに
よって得ることができ;「混合酸無水物」は、R17が水
素である化合物(49)と酸ハロゲン化物(例えば、ク
ロロ炭酸メチル、クロロ炭酸エチルなど)とを反応させ
ることによって得ることができ;「活性エステル」は、
17が水素である化合物(49)とヒドロキシ化合物
(例えば、N−ヒドロキシコハク酸イミド、N−ヒドロ
キシフタル酸イミドなど)とを(a)で述べた「縮合
剤」の存在下に反応させることによって得ることがで
き;「活性アミド」(例えば、Weinreb amide)は、R
17が水素である化合物(49)とN−低級アルコキシ−
N−低級アルキルヒドロキシアミン(例えば、N−メト
キシ−N−メチルヒドロキシアミンなど)とを(a)で
述べた「縮合剤」の存在下に反応させることによって得
ることができる。いずれも、通常の有機合成化学におい
て汎用される反応条件を適用して実施される。
【0169】溶媒、縮合剤及び塩基としては、(a)に
記載した溶媒、縮合剤及び塩基を使用することができ
る。
【0170】反応温度は、通常、−20℃乃至150℃
で行なわれるが、好適には0℃乃至100℃である。反
応時間は、通常、10分間乃至48時間であり、好適に
は30分間乃至12時間である。
【0171】第35工程及び第36工程は、アミドジエ
ステル化合物(50)をDieckman反応に付して
ケトラクタムエステル化合物(51)を製造し、次いで
加水分解及び脱炭酸反応を行なってケトラクタム化合物
(52)を製造する工程であり、第19工程及び第20
工程と同様に実施される。
【0172】第37工程は、ケトラクタム化合物(5
2)と2級アミン化合物(44)とを反応させて、環状
エナミノラクタム化合物(45)を製造する工程であ
り、第31工程と同様に実施される。更に、上記〈N
法〉における中間体である化合物(51)は、下記〈O
法〉によって製造することもできる。 〈O法〉
【0173】
【化26】
【0174】(式中、B、R4a、R9及びR17は前記と
同意義を示す。) 第38工程は環状アミノ酸(53)とマロン酸誘導体
(49)若しくはその反応性誘導体とを反応させてアミ
ドモノエステル化合物(54)を製造する工程であり、
第34工程の(a)、(b)及び(c)と同様に実施さ
れる。
【0175】第39工程はアミドモノエステル化合物
(54)のカルボキシル基と活性メチレン基とを分子内
で縮合させて閉環し、ケトラクタムエステル化合物(5
1)を製造する工程である。本工程においては、化合物
(54)をそのまま用いるか、化合物(54)を反応性
誘導体に変換して用いられる。 (a)化合物(54)をそのまま用いる場合、反応は、
溶媒中、縮合剤の存在下、塩基の存在下若しくは非存在
下に行なわれる。
【0176】使用される溶媒としては、ジクロロメタ
ン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタンなどの
ハロゲン化炭化水素;ジエチルエーテル、ジイソプロピ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのような
エーテル類;メタノール、エタノール、プロパノール、
イソプロパノール、ブタノール、s−ブタノール、イソ
ブタノール、t−ブタノールのようなアルコール類;
N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセ
トアミド、ジメチルスルホキシドのような非プロトン性
極性溶媒;アセトニトリルのようなニトリル類;酢酸メ
チル、酢酸エチルのようなエステル類;水;又はそれら
の混合溶媒を挙げることができる。
【0177】縮合剤としては、例えば、ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチルア
ミノプロピル)カルボジイミド、又はN,N’−カルボ
ニルジイミダゾールなどを挙げることができる。
【0178】使用される塩基としては、例えば、ナトリ
ウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム−t
−ブトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;水
素化ナトリウム、水素化リチウムのようなアルカリ金属
水素化物;水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのような
アルカリ金属水酸化物;炭酸ナトリウム、炭酸カリウム
のようなアルカリ金属炭酸塩;トリエチルアミン、トリ
ブチルアミン、ピリジン、ピコリン、1,8−ジアザビ
シクロ[5.4.0]−7−ウンデセンのようなアミン
類を挙げることができる。
【0179】反応温度は、通常、−20℃乃至150℃
で行なわれるが、好適には0℃乃至100℃である。反
応時間は、通常、10分間乃至48時間であり、好適に
は30分間乃至12時間である。 (b)化合物(54)を反応性誘導体とし、これを用い
る場合、反応性誘導体としては、酸ハロゲン化物、混合
酸無水物、活性エステル、活性アミドなどを挙げること
ができる。
【0180】酸ハロゲン化物は、化合物(54)とハロ
ゲン化剤(例えば、チオニルクロリド、オキサリルクロ
リドなど)とを反応させることによって得ることがで
き;混合酸無水物は、化合物(54)と酸ハロゲン化物
(例えば、クロロ炭酸メチル、クロロ炭酸エチルなど)
とを反応させることによって得ることができ;活性エス
テルは、化合物(54)とヒドロキシ化合物(例えば、
N−ヒドロキシコハク酸イミド、N−ヒドロキシフタル
酸イミドなど)とを(a)で述べた「縮合剤」の存在下
に反応させることによって得ることができ;「活性アミ
ド」(例えば、Weinreb amide)は、化合物(54)と
N−低級アルコキシ−N−低級アルキルヒドロキシアミ
ン(例えば、N−メトキシ−N−メチルヒドロキシアミ
ンなど)とを(a)で述べた「縮合剤」の存在下に反応
させることによって得ることができる。いずれも、通常
の有機合成化学において汎用される反応条件を適用して
実施される。
【0181】当該反応性誘導体の閉環反応は、通常、溶
媒中、塩基の存在下又は非存在下に行なわれる。
【0182】溶媒、縮合剤及び塩基としては、(a)に
記載した溶媒、縮合剤及び塩基を使用することができ
る。
【0183】反応温度は、通常、−20℃乃至150℃
で行なわれるが、好適には0℃乃至100℃である。反
応時間は、通常、10分間乃至48時間であり、好適に
は30分間乃至12時間である。
【0184】また、一般式(I)の化合物の部分構造で
あるR3は種々の置換基(R4)を有する。このR4は上
記各工程において別の置換基に変換することができ、例
えば、常法に従って下記のように変換することができ
る。
【0185】
【化27】
【0186】(式中、Ra、Rb及びHalは前記と同意
義を示し、R18は、前記「低級アルキル基」、前記「ハ
ロゲノ低級アルキル基」、「アリール基」又は「置換基
群α及び置換基群βから選択される基で置換されたアリ
ール基」を示し、R19は、同一若しくは異なって、前記
「低級アルキル基」又は前記「ハロゲノ低級アルキル
基」を示すか、或いは、2つのR19は一緒になって低級
アルキレン基を示し、R20は、前記「低級アルキル基」
を示し、R21は、水素原子又は前記「低級アルキル基」
を示し、R22は、置換基群βの定義における、「低級ア
ルキル基」、「低級アルケニル基」、「低級アルキニル
基」、「アラルキル基」、「シクロアルキル基」、「置
換基群αから選択される基で置換された低級アルキル
基」、「置換基群αから選択される基で置換された低級
アルケニル基」又は「置換基群αから選択される基で置
換されたアルキニル基」、或いは、置換基群γの定義に
おける、「アリール基」又は「置換基群α及び置換基群
βから選択される基で置換されたアリール基」を示
す。) 更に、R4が、ハロゲン原子、水酸基、シアノ基、低級
アルキルスルホニル基である場合には、下記のように、
二重結合を形成させた後、還元反応を行なうことによ
り、常法に従ってR4を水素原子に置きかえることもで
きる。
【0187】
【化28】
【0188】(式中、R4aは、前記と同意義を示し、R
4bは、ハロゲン原子、水酸基、シアノ基又は低級アルキ
ルスルホニル基を示す。) R4が低級アルキリデニル基又はアラルキリデニル基で
ある化合物は、下記のように、対応するオキソ化合物か
ら製造することができる。更にそれらの化合物をから、
対応する低級アルキル置換化合物又はアラルキル置換化
合物を製造することができる。
【0189】
【化29】
【0190】(式中、R23及びR24は、同一若しくは異
なって、それぞれ水素原子、前記「低級アルキル基」、
前記「アリール基」又は前記「アラルキル基」を示
す。) 上記各反応終了後、目的化合物は常法に従って、反応混
合物から採取される。
【0191】例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不
溶物が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢
酸エチルのような混和しない有機溶媒を加え、水等で洗
浄後、目的化合物を含む有機層を分離し、無水硫酸マグ
ネシウム等で乾燥後、溶剤を留去することによって得ら
れる。
【0192】得られた目的化合物は必要ならば、常法、
例えば再結晶、再沈殿、又は、通常、有機化合物の分離
精製に慣用されている方法、例えば、シリカゲル、アル
ミナ、マグネシウムーシリカゲル系のフロリジルのよう
な担体を用いた吸着カラムクロマトグラフィー法;セフ
ァデックスLH−20(ファルマシア社製)、アンバー
ライトXAD−11(ローム・アンド・ハース社製)、
ダイヤイオンHP−20(三菱化学社製)のような担体
を用いた分配カラムクロマトグラフィー等の合成吸着剤
を使用する方法、イオン交換クロマトを使用する方法、
又は、シリカゲル若しくはアルキル化シリカゲルによる
順相・逆相カラムクロマトグラフィー法(好適には、高
速液体クロマトグラフィーである。)を適宜組合せ、適
切な溶離剤で溶出することによって分離、精製すること
ができる。本発明の二環性アミノ基置換ピロール誘導体
は優れた炎症性サイトカイン産生抑制作用を示すので、
医薬(特に、炎症性サイトカインが介在する疾患の予防
又は治療剤)として有効である。そのような医薬として
は、例えば、鎮痛・抗炎症剤、抗ウイルス剤、及び慢性
関節リウマチ、変形性関節症、アレルギー性疾患、喘
息、敗血症、乾せん、骨粗鬆症、自己免疫疾患(例え
ば、全身性エリトマトーデス、潰瘍性大腸炎、クローン
病等)、糖尿病、腎炎、肝炎、腫瘍、虚血性心疾患、ア
ルツハイマー病、動脈硬化症の予防剤又は治療剤を挙げ
ることができ、特に、鎮痛・抗炎症剤、及び慢性関節リ
ウマチ、変形性関節症、アレルギー性疾患、敗血症、乾
せん、骨粗鬆症、潰瘍性大腸炎、糖尿病、肝炎、動脈硬
化症の予防剤又は治療剤を挙げることができる。
【0193】本発明の一般式(I)を有する化合物、そ
の薬理上許容される塩又は誘導体の投与形態としては、
例えば錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤もしくはシロッ
プ剤等による経口投与、または注射剤もしくは座剤等に
よる非経口投与をあげることができる。これらの製剤は
賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤、安定剤、矯味矯臭
剤、希釈剤などの添加剤を用いて周知の方法で製造され
る。
【0194】ここに、賦形剤としては、例えば乳糖、白
糖、ぶどう糖、マンニット、ソルビットのような糖誘導
体;トウモロコシデンプン、バレイショデンプン、α−
デンプン、デキストリン、カルボキシメチルデンプンの
ような澱粉誘導体;結晶セルロース、低置換度ヒドロキ
シプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロースカルシウム、内部架橋カルボキシメチルセ
ルロースナトリウムのようなセルロース誘導体;アラビ
アゴム;デキストラン;プルラン;などの有機系賦形
剤;および軽質無水珪酸、合成珪酸アルミニウム、メタ
珪酸アルミン酸マグネシウムのような珪酸塩誘導体;燐
酸カルシウムのような燐酸塩;炭酸カルシウムのような
炭酸塩;硫酸カルシウムのような硫酸塩;などの無機系
賦形剤をあげることができる。
【0195】滑沢剤としては、例えばステアリン酸、ス
テアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウムのよ
うなステアリン酸金属塩;タルク;コロイドシリカ;ビ
ーガム、ゲイ蝋のようなワックス類;硼酸:アジピン
酸;硫酸ナトリウムのような硫酸塩;グリコール;フマ
ル酸;安息香酸ナトリウム;DL−ロイシン;脂肪酸ナ
トリウム塩;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸マ
グネシウムのようなラウリル硫酸塩;無水珪酸、珪酸水
和物のような珪酸類;および、上記澱粉誘導体などをあ
げることができる。
【0196】結合剤としては、例えばポリビニルピロリ
ドン、マクロゴールおよび前記賦形剤と同様の化合物を
あげることができる。
【0197】崩壊剤としては、例えば前記賦形剤と同様
の化合物およびクロスカルメロースナトリウム、カルボ
キシメチルスターチナトリウム、架橋ポリビニルピロリ
ドンのような化学修飾されたデンプン・セルロース類を
あげることができる。
【0198】安定剤としては、例えばメチルパラベン、
プロピルパラベンのようなパラオキシ安息香酸エステル
類;クロロブタノール、ベンジルアルコール、フェニル
エチルアルコールのようなアルコール類;塩化ベンザル
コニウム;フェノール、クレゾールのようなフェノール
類;チメロサール;デヒドロ酢酸;およびソルビン酸を
あげることができる。
【0199】矯味矯臭剤としては、例えば通常使用され
る、甘味料、酸味料、香料等をあげることができる。
【0200】本発明の一般式(I)を有する化合物、そ
の薬理上許容される塩又は誘導体の使用量は症状、年
齢、投与方法等によって異なるが、例えば経口投与の場
合には、成人に対して1日あたり、下限として0.1m
g(好ましくは0.5mg)、上限として、2000m
g(好ましくは500mg)を1回または数回に分け
て、症状に応じて投与することが望ましい。静脈内投与
の場合には、成人に対して1日当たり、下限として0.
01mg(好ましくは0.05mg)、上限として、2
00mg(好ましくは50mg)を1回または数回に分
けて、症状に応じて投与することが望ましい。以下に実
施例、参考例、製剤例及び試験例を挙げて、本発明につ
いて更に具体的に詳述するが、本発明はこれらに限定さ
れるものではない。
【0201】
【実施例】
【0202】
【実施例1】 2−(4−フルオロフェニル)−4−
[(2R,8aS)−2−メトキシ−1,2,3,5,
8,8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−3
−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合
物番号4−15) 1) 4−エトキシカルボニル−2−(4−フルオロフ
ェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロー
1.53Mブチルリチウム/ヘキサン溶液36ml(5
4.7mmol)をテトラヒドロフラン240ml中に
加え、次いで−45℃で、α−(p−トルエンスルホニ
ル)−4−フルオロベンジルイソシアニド15.90g
(54.7mmol)のテトラヒドロフラン溶液120
mlを加えた。同温度で10分間攪拌後、95%リチウ
ムブロミド25.00g(273mmol)を加えて3
0分間攪拌し、更に3−(4−ピリジル)アクリル酸
エチルエステル8.73g(49.2mmol)のテト
ラヒドロフラン溶液120mlを加えた。同温度で1時
間攪拌後反応器を冷却浴から出して更に1時間攪拌し、
水500mlを加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を
水洗後無水硫酸ナトリウムで乾燥して減圧濃縮し、得ら
れた固形物をジエチルエーテルで洗浄して標記の化合物
13.61gを淡黄色粉末として得た(収率89%)。
【0203】1H−核磁気共鳴スペクトル(500MH
z,CDCl3 )δppm:8.84 (1H, br.s), 8.51 (2
H, d, J=7Hz), 7.58 (1H, d, J=3Hz),7.21 (2H, d, J=6
Hz), 7.11 (2H, dd, J=9Hz, 5Hz), 6.97 (2H, t, J=9H
z),4.18 (2H, quartet, J=7Hz), 1.20 (3H, t, J=7H
z)。 2) 2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン
−4−イル)−1H−ピロール 1)で得た4−エトキシカルボニル−2−(4−フルオ
ロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
ロール15.00g(48.3mmol)を、酢酸90
ml、硫酸30ml及び水60mlの混合液に溶解し、
100℃で16時間攪拌した。室温に冷却後、10%水
酸化ナトリウム水溶液を加えてアルカリ性とし、酢酸エ
チルで抽出した。有機層を水洗後、無水硫酸ナトリウム
で乾燥して減圧濃縮し、標記の化合物11.40gを微
赤色粉末として得た(収率99%)。
【0204】1H−核磁気共鳴スペクトル(500MH
z,CDCl3 )δppm:9.78 (1H, br.s), 8.42 (2
H, d, J=7Hz), 7.37 (2H, dd, J=9Hz, 5Hz),7.22 (2H,
d, J=6Hz), 7.06 (2H, t, J=9Hz), 6.90 (1H, t, J=3H
z),6.47 (1H, t, J=3Hz)。 3) 2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン
−4−イル)−1−トリイソプロピルシリル−1H−ピ
ロール 2)で得た2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリ
ジン−4−イル)−1H−ピロール11.30g(4
7.4mmol)をテトラヒドロフラン300mlに溶
解し、−78℃で1.57Nブチルリチウム/ヘキサン
溶液31ml(47.4mmol)を加えて10分間攪
拌した後、同温度で、トリイソプロピルシリルトリフラ
ート13.4ml(49.8mmol)を加えた。更
に、反応器を冷却浴から出して室温で30分間攪拌し
た。反応液に水200mlと飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液300mlを加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を
水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥して減圧濃縮し、標
記の化合物18.70gを赤紫色油状物として得た(収
率:定量的)。
【0205】1H−核磁気共鳴スペクトル(500MH
z,DMSO−d6 )δppm:8.25 (2H, d, J=6Hz),
7.39 (2H, dd, J=9Hz, 6Hz), 7.28 (2H, t, J=9Hz),7.
00 (1H, d, J=3Hz), 6.91(2H, d, J=7Hz), 6.71 (1H,
d, J=3Hz),1.15-1.05 (3H, m), 0.98 (18H, d, J=8H
z)。 4) 4−ブロモ−2−(4−フルオロフェニル)−3
−(ピリジン−4−イル)−1−トリイソプロピルシリ
ル−1H−ピロール 3)で得た2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリ
ジン−4−イル)−1−トリイソプロピルシリル−1H
−ピロール18.70g(47.4mmol)をテトラ
ヒドロフラン300mlに溶解し、−78℃で、N−ブ
ロモコハク酸イミド8.61g(47.4mmol)の
テトラヒドロフラン懸濁液100mlを徐々に加え、同
温度で6時間攪拌し、更に反応器を冷却浴から出して室
温で1時間攪拌した後、ヘキサン400mlを加えて不
溶物を濾去した。濾液を減圧濃縮して残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン:酢酸エチ
ル=2:1)に付し、標記の化合物9.57gを淡黄色
プリズム状結晶として得た(収率43%)。
【0206】1H−核磁気共鳴スペクトル(500MH
z,DMSO−d6 )δppm:8.36 (2H, d, J=6Hz),
7.34 (2H, dd, J=9Hz, 6Hz),7.18 (2H, t, J=9Hz), 7.
12 (1H, s), 7.04(2H, d, J=6Hz),1.16-1.08 (3H, m),
0.99 (18H, d, J=8Hz)。 5)2−(4−フルオロフェニル)−4−[(2R,8
aS)−2−メトキシ−1,2,3,5,8,8a−ヘ
キサヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン
−4−イル)−1H−ピロール 4)で得た4−ブロモ−2−(4−フルオロフェニル)
−3−(ピリジン−4−イル)−1−トリイソプロピル
シリル−1H−ピロール3.00g(6.34mmo
l)をテトラヒドロフラン60mlに溶解し、−78℃
で1.6Mブチルリチウム/ヘキサン溶液4.36ml
(6.97mmol)を加えて10分間撹拌した後、同
温度で(2R,8aS)−2−メトキシ−1,2,3,
5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7
−オン1.29g(7.60mmol)を加えて−78
℃で2時間、室温で1時間撹拌した。反応液を飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液に加えて酢酸エチルで抽出し、有
機層を水洗して無水硫酸ナトリウムで乾燥した後減圧濃
縮した。
【0207】残渣をジクロロエタン40mlに溶解し、
トリフルオロ酢酸1.95ml(25.3mmol)を
加えて1時間加熱還流した後反応液を減圧濃縮した。次
いで残渣をテトラヒドロフラン30mlに溶解し、1M
テトラブチルアンモニウムフルオリド/テトラヒドロフ
ラン溶液25.3ml(25.3mmol)を加えて室
温で10分間撹拌した後、反応液に水を加え、1N塩酸
水溶液で酸性にして酢酸エチルで抽出した。水層に炭酸
ナトリウムを加えてアルカリ性としてから酢酸エチルで
抽出し、有機層を水洗して無水硫酸ナトリウムで乾燥後
減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶媒;酢酸エチル:メタノール:イソプロピルア
ミン=100:10:1)に付し、標記の化合物(Rf
値0.45)を微褐色粉末として得た(収率22%)。
【0208】融点:203−205℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,DMSO
−d6 )δppm:11.38 (1H, br. s), 8.44 (2H, d,
J=6Hz), 7.20-7.06 (6H, m),6.90 (1H, d, J=3Hz), 5.2
7-5.22 (1H, m), 3.92-3.85 (1H, m),3.40 (1H, dd, J=
9Hz, 7Hz), 3.29-3.19 (1H, m), 3.16 (3H, s),2.71-2.
62 (1H, m), 2.37-2.20 (2H, m), 2.04-1.90 (2H, m),
1.88-1.80 (1H, m), 1.51-1.41 (1H, m)。
【0209】
【実施例2】 2−(4−フルオロフェニル)−4−
[(2R,8aS)−2−メトキシ−1,2,3,5,
6,8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−3
−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合
物番号1−303) 実施例1−5)で実施したシルカゲルカラムクロマトグ
ラフィーにより標記の化合物(Rf値0.40)を微褐
色粉末として得た(収率12%)。
【0210】融点:198−200℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,DMSO
−d6 )δppm:11.39 (1H, br.s), 8.44 (2H, d, J
=6Hz), 7.21-7.05 (6H, m),6.92 (1H, d, J=3Hz), 5.16
-5.11 (1H, m), 3.92-3.84 (1H, m),3.39-3.25 (1H,
m), 3.23-3.11 (1H, m), 3.15 (3H, s),3.05 (1H, dd,
J=10Hz, 6Hz), 2.86-2.77 (1H, m),2.64-2.54 (1H, m),
2.30-2.19 (1H, m), 2.10-2.00 (1H, m),1.76-1.67 (1
H, m), 1.48-1.38 (1H, m)。
【0211】
【実施例3】 2−(4−フルオロフェニル)−4−
[(2R,8aS)−2−ヒドロキシ−1,2,3,
5,8,8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]
−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示
化合物番号4−14) (2R,8aS)−2−メトキシ−1,2,3,5,
6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7−オ
ンの代わりに(2R,8aS)−2−(t−ブチルジメ
チルシリルオキシ)−1,2,3,5,6,7,8,8
a−オクタヒドロインドリジン−7−オンを用いて、実
施例1−5)と同様の反応とシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶媒;酢酸エチル:メタノール:イソプロ
ピルアミン=100:10:2.5)に行ない、標記の
化合物(Rf値0.25)を微褐色粉末として得た(収
率25%)。
【0212】融点:208−210℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,DMSO
−d6 )δppm:11.37 (1H, br.s), 8.44 (2H, d, J
=6Hz), 7.20-7.06 (6H, m),6.90 (1H, d, J=3Hz), 5.26
-5.22 (1H, m), 4.72 (1H, d, J=4Hz),4.25-4.16 (1H,
m), 3.38-3.27 (1H, m), 3.25-3.17 (1H, m),2.72-2.63
(1H, m), 2.45-2.35 (1H, m), 2.26-2.18 (1H, m),1.9
8-1.87 (2H, m), 1.71-1.64 (1H, m), 1.57-1.46 (1H,
m)。
【0213】
【実施例4】 2−(4−フルオロフェニル)−4−
[(2R,8aS)−2−ヒドロキシ−1,2,3,
5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]
−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示
化合物番号1−302) 実施例3で実施したシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにより、標記の化合物(Rf値0.20)を微褐色粉
末として得た(収率9%)。
【0214】融点:209−211℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,DMSO
−d6 )δppm:11.38 (1H, br.s), 8.44 (2H, d, J
=5Hz), 7.20-7.05 (6H, m),6.90 (1H, d, J=3Hz), 5.16
-5.12 (1H, m), 4.63 (1H, d, J=5Hz),4.25-4.16 (1H,
m), 3.30-3.20 (1H, m),3.00 (1H, dd, J=10Hz, 6Hz),
2.84-2.74 (1H, m),2.63-2.53 (1H, m), 2.40 (1H, dd,
J=10Hz, 4Hz),2.27-2.16 (1H, m), 2.08-1.98 (1H,
m), 1.62-1.52 (1H, m),1.52-1.42 (1H, m)。
【0215】
【実施例5】 4−[(2S,8aS)−2−クロロ−
1,2,3,5,8,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−
(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合物
番号4−23) (2R,8aS)−2−メトキシ−1,2,3,5,
6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7−オ
ンの代わりに(2S,8aS)−2−クロロ−1,2,
3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン
−7−オンを用いて、実施例1−5)と同様の反応とシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;酢酸エチ
ル:メタノール:イソプロピルアミン=40:1:1)
を行ない、標記の化合物(Rf値0.45)を微褐色粉
末として得た(収率21%)。
【0216】融点:195−197℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDC
3)δppm:8.46 (2H, d, J=6Hz), 8.38 (1H, br.
s), 7.16 (2H, d, J=6Hz),7.13 (2H, dd, J=9Hz, 5Hz),
6.97 (2H, t, J=9Hz),6.83 (1H, d, J=3Hz), 5.54-5.5
3 (1H, m), 4.42-4.36 (1H, m),3.54 (1H, dd, J=16Hz,
5Hz), 3.39 (1H, d, J=11Hz),2.79 (1H, d, J=16Hz),
2.68-2.60 (2H, m), 2.30-2.16 (3H, m),1.85-1.76 (1
H, m)。
【0217】
【実施例6】 4−[(2S,8aS)−2−クロロ−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−
(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合物
番号1−311) 実施例5で実施したシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにより標記の化合物(Rf値0.35)を微褐色粉末
として得た(収率16%)。
【0218】融点:177−180℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDC
3)δppm:8.49 (2H, d, J=5Hz), 8.37 (1H, br.
s), 7.17 (2H, d, J=5Hz),7.13 (2H, dd, J=8Hz, 5Hz),
6.98 (2H, t, J=8Hz),6.84 (1H, d, J=3Hz), 5.40 (1
H, s), 4.38-4.32 (1H, m),3.53-3.45 (1H, m), 3.23
(1H, dd, J=11Hz, 7Hz),3.13-3.06 (2H, m), 2.90-2.82
(1H, m),2.59 (1H, dt, J=14Hz, 8Hz), 2.43-2.31 (1
H, m),2.13-2.02 (1H, m), 1.79-1.69 (1H, m)。
【0219】
【実施例7】 4−[(8aS)−2,2−ジフルオロ
−1,2,3,5,8,8a−ヘキサヒドロインドリジ
ン−7−イル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−
(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合物
番号4−26) (2R,8aS)−2−メトキシ−1,2,3,5,
6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7−オ
ンの代わりに(8aS)−2,2−ジフルオロ−1,
2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリ
ジン−7−オンを用いて、実施例1−5)と同様の反応
とシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ジクロ
ロメタン:メタノール=49:1)を行ない、標記の化
合物(Rf値0.35)を微褐色粉末として得た(収率
28%)。
【0220】融点:201−203℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,DMSO
−d6 )δppm:11.42 (1H, br.s), 8.45 (2H, d, J
=6Hz), 7.21-7.02 (6H, m),6.93 (1H, d, J=3Hz), 5.27
-5.22 (1H, m), 3.48-3.37 (1H, m),3.33-3.22 (1H,
m), 2.77-2.68 (1H, m), 2.59-2.36 (3H, m),2.34-2.26
(1H, m), 2.16-2.06 (1H, m), 1.96-1.78 (1H, m)。
【0221】
【実施例8】 4−[(8aS)−2,2−ジフルオロ
−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
ン−7−イル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−
(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合物
番号1−314) 実施例7で実施したシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにより標記の化合物(Rf値0.30)を微褐色粉末
として得た(収率23%)。
【0222】融点:202−204℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,DMSO
−d6 )δppm:11.44 (1H, br.s), 8.43 (2H, d, J
=6Hz), 7.21-7.07 (6H, m),6.96 (1H, d, J=3Hz), 5.15
-5.11 (1H, m), 3.46-3.39 (1H, m),3.26-3.15 (1H,
m), 2.98-2.85 (2H, m), 2.71-2.62 (1H, m),2.39-2.25
(2H, m), 2.12-2.04 (1H, m), 1.83-1.67 (1H, m)。
【0223】
【実施例9】 (±)−2−(4−フルオロフェニル)
−3−(ピリジン−4−イル)−4−(6,9,9a,
10−テトラヒドロピリド[1,2−a]インドール−
8−イル)−1H−ピロール(例示化合物番号5−8) (2R,8aS)−2−メトキシ−1,2,3,5,
6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7−オ
ンの代わりに(±)−6,7,8,9,9a,10−ヘ
キサヒドロピリド[1,2−a]インドール−8−オン
を用いて、実施例1−5)と同様の反応とシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶媒;酢酸エチル:ヘキサン
=1:1)を行ない、標記の化合物(Rf値0.40)
を淡黄色粉末として得た(収率5%)。
【0224】融点:214−216℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl
3 )δppm:8.48 (2H, d, J=6Hz), 8.29 (1H, br.
s), 7.18 (2H, d, J=6Hz),7.14 (2H, dd, J=9Hz, 5Hz),
7.11-7.06 (2H, m), 6.98 (2H, t, J=9Hz),6.87 (1H,
d, J=3Hz), 6.69 (1H, t, J=8Hz), 6.46 (1H, d, J=8H
z),5.62-5.60 (1H, m), 4.00-3.90 (1H, m), 3.47-3.34
(2H, m),3.03 (1H, dd, J=15Hz, 8Hz), 2.61 (1H, dd,
J=15Hz, 12Hz),2.51-2.33 (2H, m)。
【0225】
【実施例10】 (±)−2−(4−フルオロフェニ
ル)−3−(ピリジン−4−イル)−4−(6,7,9
a,10−テトラヒドロピリド[1,2−a]インドー
ル−8−イル)−1H−ピロール(例示化合物番号5−
1) 実施例9で実施したシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにより標記の化合物(Rf値0.20)を淡黄色粉末
として得た(収率15%)。
【0226】融点:205−207℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl
3 )δppm:8.32 (2H, d, J=6Hz), 8.27 (1H, br.
s), 7.15-7.05 (4H, m),6.95 (2H, t, J=9Hz), 6.88 (2
H, d, J=6Hz), 6.77-6.72 (2H, m),6.60 (1H, d, J=8H
z), 5.26 (1H, s), 4.35-4.26 (1H, m),3.77 (1H, dd,
J=14Hz, 6Hz), 3.35-3.27 (1H, m),3.13 (1H, dd, J=15
Hz, 10Hz), 2.55 (1H, d, 15Hz), 2.50-2.39 (1H, m),
1.91-1.82 (1H, m)。
【0227】
【実施例11】 2−(4−フルオロフェニル)−4−
[(2R,8aS)−2−フェニル−1,2,3,5,
8,8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−3
−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合
物番号4−10) (2R,8aS)−2−メトキシ−1,2,3,5,
6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7−オ
ンの代わりに(2R,8aS)−2−フェニル−1,
2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリ
ジン−7−オンを用いて、実施例1−5)と同様の反応
とシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;酢酸エ
チル:メタノール:イソプロピルアミン=100:1
0:1)を行ない、標記の化合物(Rf値0.45)を
淡褐色粉末として得た(収率19%)。
【0228】融点:191−193℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,DMSO
−d6 )δppm:11.39 (1H, br.s), 8.46 (2H, d, J
=5Hz), 7.38-7.06 (11H, m),6.94 (1H, d, J=2Hz), 5.3
6-5.29 (1H, m), 3.42-3.27 (2H, m),3.07-2.98 (1H,
m), 2.75-2.63 (1H, m), 2.62-2.50 (1H, m),2.46-2.22
(3H, m), 2.16-2.05 (1H, m), 1.40-1.29 (1H, m)。
【0229】
【実施例12】 2−(4−フルオロフェニル)−4−
[(2R,8aS)−2−フェニル−1,2,3,5,
6,8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−3
−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合
物番号1−298) 実施例11で実施したシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより標記の化合物(Rf値0.30)を白色粉末
として得た(収率17%)。
【0230】融点:208−210℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,DMSO
−d6 )δppm:11.40 (1H, br.s), 8.35 (2H, d, J
=6Hz), 7.38-7.07 (11H, m),6.95 (1H, d, J=3Hz), 5.2
5-5.20 (1H, m), 3.49-3.40 (1H, m),3.33-3.21 (1H,
m), 3.04-2.90 (2H, m), 2.83-2.69 (2H, m),2.39-2.26
(2H, m), 2.04-1.95 (1H, m), 1.32-1.22 (1H, m)。
【0231】
【実施例13】 4−[(8aS)−2,2−エチレン
ジオキシ−1,2,3,5,8,8a−ヘキサヒドロイ
ンドリジン−7−イル]−2−(4−フルオロフェニ
ル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール
(例示化合物番号4−20) (2R,8aS)−2−メトキシ−1,2,3,5,
6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7−オ
ンの代わりに(8aS)−2,2−エチレンジオキシ−
1,2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロイン
ドリジン−7−オンを用いて、実施例1−5)と同様の
反応とシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;酢
酸エチル:メタノール:イソプロピルアミン=100:
10:0.5)を行ない、標記の化合物(Rf値0.5
5)を白色粉末として得た(収率30%)。
【0232】融点:230−232℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,DMSO
−d6 )δppm:11.39 (1H, br.s), 8.44 (2H, d, J
=6Hz), 7.21-7.06 (6H, m),6.91 (1H, d, J=2Hz), 5.27
-5.21 (1H, m), 3.91-3.71 (4H, m),3.27-3.18 (1H,
m), 3.12 (1H, d, J=10Hz), 2.68-2.58 (1H, m),2.37-
2.16 (3H, m), 2.11-1.97 (2H, m), 1.55 (1H, dd, J=1
3Hz, 10Hz)。
【0233】
【実施例14】 4−[(8aS)−2,2−エチレン
ジオキシ−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロイ
ンドリジン−7−イル]−2−(4−フルオロフェニ
ル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール
(例示化合物番号1−308) 実施例13で実施したシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより標記の化合物(Rf値0.40)を淡褐色粉
末として得た(収率8%)。
【0234】融点:196−198℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,DMSO
−d6 )δppm:11.40 (1H, br.s), 8.43 (2H, d, J
=6Hz), 7.21-7.05 (6H, m),6.93 (1H, d, J=3Hz), 5.19
-5.14 (1H, m), 3.89-3.72 (4H, m),3.23-3.14 (1H,
m), 2.96-2.85 (2H, m), 2.62-2.48 (2H, m),2.34-2.21
(1H, m), 2.12-2.01 (1H, m), 1.93 (1H, dd, J=13Hz,
7Hz),1.51 (1H, dd, J=13Hz, 9Hz)。
【0235】
【実施例15】 2−(4−フルオロフェニル)−4−
[(8aS)−2−メチル−1,2,3,5,8,8a
−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリ
ジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合物番号4
−5) (2R,8aS)−2−メトキシ−1,2,3,5,
6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7−オ
ンの代わりに(8aS)−2−メチル−1,2,3,
5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7
−オンを用いて実施例1−5)と同様の反応とシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶媒;酢酸エチル:メタ
ノール:イソプロピルアミン=10:1:1)に付し、
標記の化合物(Rf値0.65)を淡褐色粉末として得
た(収率9%)。
【0236】融点:190−193℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl
3 )δppm:8.46 (2H, d, J=6Hz), 8.32 (1H, br.
s), 7.17 (2H, d, J=6Hz),7.13 (2H, dd, J=9Hz, 5Hz),
6.97 (2H, t, J=9Hz), 6.82 (1H, d, J=3Hz),5.53-5.5
1 (1H, m), 3.49-3.43 (1H, m), 2.83 (1H, dd, J=9Hz,
3Hz),2.82-2.73 (1H, m), 2.41 (1H, t, J=9Hz), 2.30
-2.05 (5H, m),1.09 (3H, d, J=7Hz), 1.06-0.98 (1H,
m)。
【0237】
【実施例16】 2−(4−フルオロフェニル)−4−
[(8aS)−2−メチル−1,2,3,5,6,8a
−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル)−3−(ピリ
ジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合物番号1
−293) 実施例15で実施したシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより、標記の化合物(Rf値0.40)を淡褐色
粉末として得た(収率10%)。
【0238】融点:181−185℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl
3 )δppm:8.47 (2H, d, J=6Hz), 8.30 (1H, br.
s), 7.16 (2H, d, J=6Hz),7.13 (2H, dd, J=9Hz, 5Hz),
6.97 (2H, t, J=9Hz), 6.82 (1H, d, J=3Hz),5.41 (0.
2H, s), 5.39 (0.8H, s), 3.53-3.43 (0.8H, m),3.41-
3.22 (0.2H, m), 3.11-3.05 (0.2H, m), 3.04-2.90 (1
H, m),2.89-2.77 (1.6H, m), 2.73-2.64 (0.2H, m), 2.
48 (0.8H, t, J=9Hz),2.41-2.07 (3.2H, m), 2.04-1.93
(1H, m), 1.06 (2.4H, d, J=7Hz),1.02 (0.6H, d, J=7
Hz), 0.99-0.93 (1H, m)。
【0239】
【実施例17】 2−(4−フルオロフェニル)−4−
[(8aS)−8−メチル−1,2,3,5,8,8a
−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリ
ジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合物番号4
−41) (2R,8aS)−2−メトキシ−1,2,3,5,
6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7−オ
ンの代わりに(8aS)−8−メチル−1,2,3,
5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7
−オンを用いて実施例1−5)と同様の反応とシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶媒;酢酸エチル:メタ
ノール:イソプロピルアミン=10:0.5:0.5)
に付し、標記の化合物(Rf値0.45)を橙色粉末と
して得た(収率5%)。
【0240】融点:205−207℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(500MHz,CDCl
3 )δppm:8.46 (2H, d, J=8Hz), 8.29-8.18 (1H,
br.s), 7.18-7.13 (4H, m),6.97 (2H, t, J=9Hz), 6.73
(1H, d, J=3Hz), 5.62-5.55 (1H, m),3.58-3.50 (1H,
m), 3.24-3.17 (1H, m), 2.77-2.68 (1H, m),2.23-2.08
(2H, m), 2.04-1.95 (1H, m), 1.90-1.78 (2H, m),1.7
7-1.68 (1H, m), 1.43-1.33 (1H, m), 0.76 (3H, d, J=
7Hz).
【0241】
【実施例18】 2−(4−フルオロフェニル)−4−
[(8aS)−8−メチル−1,2,3,5,6,8a
−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリ
ジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合物番号1
−330) 実施例17で実施したシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより、標記の化合物(Rf値0.30)を淡桃色
粉末として得た(収率17%)。
【0242】融点:233−234℃1 H−核磁気共鳴スペクトル(500MHz,CDCl
3 )δppm:8.43 (2H, d, J=8Hz), 8.36-8.25 (1H,
br.s),7.22 (2H, dd, J=9Hz, 5Hz), 7.08 (2H, d, J=8H
z), 7.00 (2H, t, J=9Hz),6.70 (1H, d, J=3Hz), 3.07-
3.01 (1H, m), 2.97-2.92 (1H, m),2.91-2.84 (1H, m),
2.70-2.62 (1H, m), 2.57-2.49 (1H, m),2.34-2.24 (1
H, m), 2.12-2.03 (1H, m), 2.02-1.94 (1H, m),1.92-
1.84 (1H, m), 1.81-1.70 (1H, m), 1.55-1.45 (1H,
m),1.46 (3H, s)。
【0243】
【実施例19】 4−[シクロプロパンスピロ−6’−
[(8a’S)−1’,2’,3’,5’,6’,8
a’−ヘキサヒドロインドリジン]−7’−イル]−2
−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イ
ル)−1H−ピロール(例示化合物番号1−952) (2R,8aS)−2−メトキシ−1,2,3,5,
6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7−オ
ンの代わりにシクロプロパンスピロ−6’−[(8a’
S)−1’,2’,3’,5’,6’,7’,8’,8
a’−オクタヒドロインドリジン]−7’−オンを用い
て、実施例1−5)と同様の反応とシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶媒;酢酸エチル:メタノール:イ
ソプロピルアミン=100:10:1)を行ない、標記
の化合物(Rf値0.24)を淡褐色粉末として得た
(収率11%)。
【0244】融点:189−191℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,DMSO
−d6 )δppm:11.35 (1H, br.s), 8.39 (2H, d, J
=6Hz), 7.23 (2H, dd, J=9Hz, 6Hz),7.14 (2H, t, J=9H
z), 7.09 (2H, d, J=6Hz), 6.69 (1H, d, J=2Hz),5.33-
5.30 (1H, m), 3.50-3.42 (1H, m), 2.98-2.85 (2H,
m),2.65-2.57 (1H, m), 2.39 (1H, d, J=13Hz), 1.91-
1.80 (1H, m),1.76-1.53 (2H, m), 1.31-1.20 (1H, m),
0.56-0.42 (3H, m),0.22-0.15 (1H, m)。
【0245】
【実施例20】 2−(4−フルオロフェニル)−4−
[(2S,8aS)−2−メトキシ−1,2,3,5,
8,8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−3
−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合
物番号4−15) (2R,8aS)−2−メトキシ−1,2,3,5,
6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7−オ
ンの代わりに(2S,8aS)−2−メトキシ−1,
2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリ
ジン−7−オンを用いて、実施例1−5)と同様の反応
とシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;酢酸エ
チル:メタノール:イソプロピルアミン=100:1
0:1)を行ない、標記の化合物(Rf値0.50)を
白色粉末として得た(収率6%)。
【0246】融点:212−213℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(500MHz,CDCl
3 )δppm:8.46 (2H, d, J=6Hz), 8.38-8.27 (1H,
br.s), 7.16 (2H, d, J=6Hz),7.12 (2H, dd, J=9Hz, 5H
z), 6.97 (2H, t, J=9Hz), 6.81 (1H, d, J=3Hz),5.52-
5.47 (1H, m), 3.91-3.84 (1H, m), 3.54-3.47 (1H,
m),3.30-3.24 (1H, m), 3.27 (3H, s), 2.78-2.69 (1H,
m),2.35 (1H, quint, J=7Hz), 2.27-2.10 (4H, m), 1.
48-1.39 (1H, m)。
【0247】
【実施例21】 2−(4−フルオロフェニル)−4−
[(2S,8aS)−2−メトキシ−1,2,3,5,
6,8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル)−3
−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合
物番号1−303) 実施例20で実施したシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより、標記の化合物(Rf値0.30)を微褐色
粉末として得た(収率5%)。
【0248】融点:219−220℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(500MHz,CDCl
3 )δppm:8.47 (2H, d, J=6Hz), 8.41-8.30 (1H,
br.s), 7.17 (2H, d, J=6Hz),7.12 (2H, dd, J=9Hz, 5H
z), 6.97 (2H, t, J=9Hz), 6.82 (1H, d, J=3Hz),5.45-
5.41 (1H, m), 4.01-3.93 (1H, m), 3.30 (3H, s),3.28
-3.17 (1H, br.s), 3.10-3.03 (1H, m), 2.95 (1H, dd,
J=10Hz, 4Hz),2.87-2.78 (1H, m), 2.75-2.65 (1H,
m), 2.45-2.35 (1H, m),2.30-2.21 (1H, m), 2.17-2.07
(1H, m), 1.51-1.41 (1H, m)。
【0249】
【実施例22】 2−(4−フルオロフェニル)−4−
[(8aS)−2−メチリデン−1,2,3,5,8,
8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−3−
(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合物
番号4−50) (2R,8aS)−2−メトキシ−1,2,3,5,
6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7−オ
ンの代わりに(8aS)−2−メチリデン−1,2,
3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン
−7−オンを用いて、実施例1−5)と同様の反応とシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;酢酸エチ
ル:メタノール:イソプロピルアミン=10:1:1)
を行ない、標記の化合物(Rf値0.50)を淡桃色粉
末として得た(収率10%)。
【0250】融点:212−214℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl
3 )δppm:8.47 (2H, d, J=6Hz), 8.29 (1H, br.
s), 7.17 (2H, d, J=6Hz),7.13 (2H, dd, J=9Hz, 5Hz),
6.97 (2H, t, J=9Hz), 6.83 (1H, d, J=3Hz),5.52-5.4
8 (1H, m), 4.92 (1H, br.s), 4.89 (1H, br.s),3.79
(1H, d, J=13Hz), 3.54-3.43 (1H, m), 2.92-2.80 (2H,
m),2.59 (1H, dd, J=16Hz, 6Hz), 2.50-2.38 (1H, m),
2.33-2.25 (1H, m),2.24-2.10 (2H, m)。
【0251】
【実施例23】 2−(4−フルオロフェニル)−4−
[(8aS)−2−メチリデン−1,2,3,5,6,
8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−3−
(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合物
番号1−982) 実施例22で実施したシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより、標記の化合物(Rf値0.30)を白色粉
末として得た(収率11%)。
【0252】融点:217−218℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl
3 )δppm:8.46 (2H, d, J=6Hz), 8.29 (1H, br.
s), 7.20-7.09 (4H, m),6.97 (2H, t, J=9Hz), 6.83 (1
H, d, J=3Hz), 5.42 (1H, d, J=2Hz),4.953 (1H, br.
s), 4.949 (1H, br.s), 3.50-3.32 (3H, m),2.99-2.93
(1H, m), 2.80-2.72 (1H, m), 2.56 (1H, dd, J=16Hz,
7Hz),2.42-2.31 (1H, m), 2.22-2.10 (2H, m)。
【0253】
【実施例24】 (±)−4−(2,2−ジフェニル−
1,2,3,5,8,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル)−2−(4−フルオロフェニル)−3−
(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合物
番号4−56) (2R,8aS)−2−メトキシ−1,2,3,5,
6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7−オ
ンの代わりに(±)−2,2−ジフェニル−1,2,
3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン
−7−オン[J.Med.Chem., 31, 9, 1708-1712 (1988)]
を用いて、実施例1−5)と同様の反応とシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶媒;塩化メチレン:メタノ
ール=39:1)を行ない、標記の化合物(Rf値0.
50)を淡褐色粉末として得た(収率11%)。
【0254】融点:224−227℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,DMSO
−d6 )δppm:11.39 (1H, br.s), 8.44 (2H, d, J
=5Hz), 7.33-7.07 (16H, m),6.93 (1H, d, J=3Hz), 5.3
4-5.29 (1H, m), 3.85 (1H, d, J=9Hz),3.42-3.32 (1H,
m), 2.86 (1H, dd, J=13Hz, 7Hz), 2.75-2.65 (2H,
m),2.49-2.39 (1H, m), 2.33-2.24 (1H, m), 2.16-2.03
(2H, m)。
【0255】
【実施例25】 (±)−4−(2,2−ジフェニル−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル)−2−(4−フルオロフェニル)−3−
(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合物
番号1−988) 実施例24で実施したシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより、標記の化合物(Rf値0.30)を淡褐色
粉末として得た(収率15%)。
【0256】融点:241−244℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,DMSO
−d6 )δppm:11.38 (1H, br.s), 8.21 (2H, d, J
=6Hz), 7.36-7.28 (4H, m),7.25-7.08 (10H, m), 7.02
(2H, d, J=6Hz), 6.91 (1H, d, J=3Hz),5.24-5.21 (1H,
m), 3.62-3.55 (1H, m), 3.53-3.47 (1H, m),3.17 (1
H, d, J=6Hz), 2.94-2.75 (3H, m), 2.35-2.24 (1H,
m),1.97-1.87 (1H, m), 1.75 (1H, dd, 13Hz, 8Hz)。
【0257】
【実施例26】 4−[(8aS)−2,2−ジメチル
−1,2,3,5,8,8a−ヘキサヒドロインドリジ
ン−7−イル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−
(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合物
番号4−13) (2R,8aS)−2−メトキシ−1,2,3,5,
6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7−オ
ンの代わりに(8aS)−2,2−ジメチル−1,2,
3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン
−7−オンを用いて、実施例1−5)と同様の反応とシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;酢酸エチ
ル:メタノール:イソプロピルアミン=100:10:
1)を行ない、標記の化合物(Rf値0.50)を淡褐
色粉末として得た(収率32%)。
【0258】融点:193−196℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,DMSO
−d6 )δppm:11.37 (1H, br.s), 8.44 (2H, d, J
=6Hz), 7.19-7.07 (6H, m),6.90 (1H, d, J=3Hz), 5.27
-5.22 (1H, m), 3.27-3.18 (1H, m),2.78 (1H, d, J=9H
z), 2.64-2.54 (1H, m), 2.33-2.15 (2H, m),2.06-1.94
(1H, m), 1.93-1.85 (1H, m), 1.67 (1H, dd, J=12Hz,
7Hz),1.21-1.12 (1H, m), 1.07 (3H, s), 1.02 (3H,
s)。
【0259】
【実施例27】 4−[(8aS)−2,2−ジメチル
−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
ン−7−イル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−
(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合物
番号1−301) 実施例26で実施したシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより、標記の化合物(Rf値0.25)を淡褐色
粉末として得た(収率18%)。
【0260】融点:190−193℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,DMSO
−d6 )δppm:11.38 (1H, br.s), 8.43 (2H, d, J
=6Hz), 7.20-7.08 (6H, m),6.91 (1H, d, J=3Hz), 5.15
-5.11 (1H, m), 3.28-3.19 (1H, m),2.95-2.86 (1H,
m), 2.66-2.55 (2H, m), 2.36-2.21 (2H, m),2.00-1.92
(1H, m), 1.56 (1H, dd, J=12Hz, 7Hz), 1.10-0.98 (1
H, m),1.05 (3H, s), 1.02 (3H, s)。
【0261】
【実施例28】 2−(4−フルオロフェニル)−4−
[(2S,8aS)−2−メチルチオ−1,2,3,
5,8,8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]
−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示
化合物番号4−63) (2R,8aS)−2−メトキシ−1,2,3,5,
6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7−オ
ンの代わりに(2S,8aS)−2−メチルチオ−1,
2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリ
ジン−7−オンを用いて、実施例1−5)と同様の反応
とシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;酢酸エ
チル:メタノール:イソプロピルアミン=100:1:
1)を行ない、標記の化合物(Rf値0.25)を淡褐
色粉末として得た(収率17%)。
【0262】融点:212−213℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CD3
D)δppm:8.35 (2H, dd, J=5Hz, 1Hz), 7.24 (2H,
dd, J=5Hz, 1Hz),7.20-7.15 (2H, m), 7.03-6.98 (2H,
m), 6.85 (1H, s),5.38 (1H, t, J=2Hz), 3.43-3.37
(1H, m), 3.31-3.24 (1H, m),3.15 (1H, dd, J=10Hz, 3
Hz), 2.82-2.77 (1H, m),2.63 (1H, dd, J=10Hz, 9Hz),
2.49-2.30 (3H, m), 2.27-2.13 (1H, m),2.10 (3H,
s), 1.37-1.29 (1H, m)。
【0263】
【実施例29】 2−(4−フルオロフェニル)−4−
[(2S,8aS)−2−メチルチオ−1,2,3,
5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]
−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示
化合物番号1−995) 実施例28で実施したシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより、標記の化合物(Rf値0.10)を淡褐色
粉末として得た(収率12%)。
【0264】融点:198−200℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CD3
D)δppm:8.38 (2H, dd, J=4Hz, 1Hz), 7.24 (2H,
dd, J=4Hz, 1Hz),7.20-7.15 (2H, m), 7.03-6.97 (2H,
m), 6.86 (1H, s),5.28 (1H, d, J=2Hz), 3.53-3.48
(1H, m), 3.25 (1H, quintet, J=8Hz),3.14 (1H, dd, J
=10Hz, 8Hz), 3.08-3.03 (1H, m), 2.87-2.78 (2H, m),
2.40 (1H, ddd, J=13hz, 8Hz, 3Hz), 2.36-2.30 (1H,
m),2.17-2.16 (1H, m), 2.14 (3H, s), 1.36 (1H, ddd,
J=13Hz, 8Hz, 3Hz)。
【0265】
【実施例30】 2−(4−フルオロフェニル)−4−
[(8aS)−2−メチル−3,5,8,8a−テトラ
ヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン−4
−イル)−1H−ピロール(例示化合物番号6−1) (2R,8aS)−2−メトキシ−1,2,3,5,
6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7−オ
ンの代わりに(8aS)−2−メチル−3,5,6,
7,8,8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−オンを
用いて、実施例1−5)と同様の反応とシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶媒;酢酸エチル:メタノー
ル:イソプロピルアミン=10:1:1)を行ない、標
記の化合物(Rf値0.50)を淡褐色粉末として得た
(収率3%)。
【0266】融点:183−185℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl
3 )δppm:8.48 (2H, d, J=6Hz), 8.37 (1H, br.
s), 7.20-7.09 (4H, m),6.97 (2H, t, J=9Hz), 6.83 (1
H, d, J=3Hz), 5.58-5.50 (1H, m),5.38-5.32 (1H, m),
3.71-3.32 (4H, m), 3.30-3.20 (1H, m),2.50-2.28 (2
H, m), 1.79 (3H, m)。
【0267】
【実施例31】 2−(4−フルオロフェニル)−4−
[(8aS)−2−メチル−3,5,6,8a−テトラ
ヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン−4
−イル)−1H−ピロール(例示化合物番号3−1) 実施例30で実施したシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより、標記の化合物(Rf値0.30)を淡褐色
粉末として得た(収率5%)。
【0268】融点:181−183℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl
3 )δppm:8.45 (2H, d, J=6Hz), 8.37 (1H, br.
s), 7.20-7.09 (4H, m),6.97 (2H, t, J=9Hz), 6.81 (1
H, d, J=3Hz), 5.44 (1H, br.s),5.24 (1H, br.s), 4.4
2-4.38 (1H, m), 3.60-3.44 (2H, m),3.04-2.92 (2H,
m), 2.40-2.28 (1H, m), 1.97-1.85 (1H, m),1.75 (3H,
s)。
【0269】
【実施例32】 4−[(2S,8aS)−2−エチル
−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
ン−7−イル)−2−(4−フルオロフェニル)−3−
(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合物
番号1−294) (2R,8aS)−2−メトキシ−1,2,3,5,
6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7−オ
ンの代わりに(2S,8aS)−2−エチル−1,2,
3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン
−7−オンを用いて、実施例1−5)と同様の反応とシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;酢酸エチ
ル:メタノール:イソプロピルアミン=100:10:
5)を行ない、標記の化合物(Rf値0.50)を淡褐
色粉末として得た(収率21%)。
【0270】融点:203−205℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl
3 )δppm:11.39-11.38 (1H, br.s), 8.43 (2H, d,
J=6Hz), 7.19-7.16 (2H, m),7.15-7.10 (4H, m), 6.91
(1H, d, J=3Hz), 5.13-5.12 (1H, br.s),3.32-3.26 (2
H, m), 2.94-2.90 (1H, m), 2.70-2.64 (2H, m),2.50-
2.41 (1H, m), 2.31-2.25 (1H, m), 2.02-1.88 (3H,
m),1.38-1.28 (2H, m), 0.85 (3H, t, J=7Hz)。
【0271】
【実施例33】 4−[(2S,8aS)−2−ブチル
チオ−1,2,3,5,8,8a−ヘキサヒドロインド
リジン−7−イル)−2−(4−フルオロフェニル)−
3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化
合物番号4−66) (2R,8aS)−2−メトキシ−1,2,3,5,
6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7−オ
ンの代わりに(2S,8aS)−2−ブチルチオ−1,
2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリ
ジン−7−オンを用いて、実施例1−5)と同様の反応
とシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;酢酸エ
チル:メタノール:イソプロピルアミン=100:1:
1)を行ない、標記の化合物(Rf値0.25)を淡桃
色粉末として得た(収率8%)。
【0272】融点:189−190℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CD3OD
)δppm:8.35 (2H, dd, J=5Hz, 2Hz), 7.24 (2H,
dd, J=5Hz, 2Hz),7.15 (2H, dd, J=5Hz, 3Hz), 7.03-6.
97 (2H, m), 6.85 (1H, s),5.37 (1H, t, J=2Hz), 3.42
-3.33 (2H, m), 3.13 (1H, dd, J=10Hz, 3Hz),2.83-2.7
7 (1H, m), 2.66 (1H, t, J=10Hz), 2.56 (2H, t, J=7H
z),2.53-2.30 (3H, m), 2.21-2.13 (1H, m), 1.57 (2H,
quintet, J=8Hz),1.42 (2H, sextet, J=7Hz), 1.36-1.
29 (1H, m), 0.92 (3H, t, J=7Hz)。
【0273】
【実施例34】 4−[(2S,8aS)−2−ブチル
チオ−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインド
リジン−7−イル)−2−(4−フルオロフェニル)−
3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化
合物番号1−998) 実施例33で実施したシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより、標記の化合物(Rf値0.10)を淡褐色
粉末として得た(収率13%)。
【0274】融点:199−200℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CD3
D)δppm:8.37 (2H, dd, J=5Hz, 2Hz), 7.23 (2H,
dd, J=5Hz, 2Hz),7.17 (2H, dd, J=6Hz, 3Hz), 7.03-
6.97 (2H, m), 6.86 (1H, s),5.26 (1H, d, J=1Hz), 3.
53-3.49 (1H, m), 3.14 (1H, dd, J=10Hz, 8Hz),3.08-
3.03 (1H, m), 2.88-2.76 (2H, m), 2.59 (2H, t, J=7H
z),2.44-2.29 (2H, m), 2.16-2.11 (1H, m), 1.59 (2H,
tt, J=16Hz, 7Hz),1.44 (2H, sextet, J=7Hz), 1.35
(2H, tt, J=13Hz, 8Hz),1.24 (3H, t, J=7Hz)。
【0275】
【実施例35】 4−[(2S,8aS)−2−エチル
チオ−1,2,3,5,8,8a−ヘキサヒドロインド
リジン−7−イル]−2−(4−フルオロフェニル)−
3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化
合物番号4−64) (2R,8aS)−2−メトキシ−1,2,3,5,
6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7−オ
ンの代わりに(2S,8aS)−2−エチルチオ−1,
2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリ
ジン−7−オンを用いて、実施例1−5)と同様の反応
とシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;酢酸エ
チル:メタノール:イソプロピルアミン=100:1:
1)を行ない、標記の化合物(Rf値0.25)を淡褐
色粉末として得た(収率24%)。
【0276】融点:205−207℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CD3
D)δppm:8.35 (2H, dd, J=4Hz, 1Hz), 7.23 (2H,
dd, J=4Hz, 1Hz),7.19-7.15 (2H, m), 7.03-6.97 (2H,
m), 6.85 (1H, s),5.38 (1H, t, J=2Hz), 3.42-3.33
(2H, m), 3.13 (1H, dd, J=10Hz, 3Hz),2.83-2.77 (1H,
m), 2.66 (1H, dd, J=10Hz, 8Hz), 2.57 (2H, q, J=7H
z),2.50-2.33 (2H, m), 2.31-2.30 (1H, m), 2.21-2.13
(1H, m),1.38-1.30 (1H, m), 1.25 (3H, t, J=7Hz)。
【0277】
【実施例36】 4−[(2S,8aS)−2−エチル
チオ−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインド
リジン−7−イル]−2−(4−フルオロフェニル)−
3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化
合物番号1−996) 実施例35で実施したシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより、標記の化合物(Rf値0.10)を淡桃色
粉末として得た(収率20%)。
【0278】融点:193−196℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CD3
D)δppm:8.37 (2H, dd, J=4Hz, 2Hz), 7.23 (2H,
dd, J=4Hz, 2Hz),7.21-7.15 (2H, m), 7.02-6.98 (2H,
m), 6.86 (1H, s), 5.27 (1H, br.s),3.54-3.49 (1H,
m), 3.32 (1H, quintet, J=8Hz),3.14 (1H, dd, J=10H
z, 8Hz), 3.08-3.02 (1H, dt, J=12Hz, 5Hz),2.85 (1H,
dt, J=12Hz, 5Hz), 2.78 (1H, dd, J=10Hz, 8Hz),2.60
(2H, q, J=8Hz), 2.41 (1H, dt, J=12Hz, 9Hz),2.36-
2.29 (1H, m), 2.17-2.11 (1H, m), 1.35 (1H, dt, J=1
3Hz, 8Hz),1.27 (3H, t, J=8Hz)。
【0279】
【実施例37】 4−[(8aS)−2−エチリデン−
1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
−7−イル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−
(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合物
番号1−983) (2R,8aS)−2−メトキシ−1,2,3,5,
6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7−オ
ンの代わりに(8aS)−2−エチリデン−1,2,
3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン
−7−オンを用いて、実施例1−5)と同様の反応とシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;酢酸エチ
ル:メタノール:イソプロピルアミン=100:5:
3)を行ない、標記の化合物(Rf値0.50)を白色
粉末として得た(収率4%)。
【0280】融点:244−246℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl
3 )δppm:8.42 (2H, d, J=6Hz), 7.18-7.12 (4H,
m), 7.10-7.07 (2H, m),6.93 (1H, d, J=3Hz), 5.31-5.
29 (1H, br.s), 5.18-5.16 (1H, br.s),3.30-3.29 (1H,
m), 3.24-3.23 (1H, m), 3.19-3.10 (1H, m),2.84-2.8
0 (1H, m), 2.64-2.55 (1H, m), 2.35-2.26 (2H, m),2.
10-2.07 (1H, m), 1.82-1.78 (1H, m), 1.53 (3H, d, J
=6Hz)。
【0281】
【実施例38】 2−(4−フルオロフェニル)−4−
[(8aS)−2,2−プロピレンジオキシ−1,2,
3,5,8,8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イ
ル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール
(例示化合物番号4−57) (2R,8aS)−2−メトキシ−1,2,3,5,
6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7−オ
ンの代わりに(8aS)−2,2−プロピレンジオキシ
−1,2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロイ
ンドリジン−7−オンを用いて、実施例1−5)と同様
の反応とシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;
酢酸エチル:メタノール:イソプロピルアミン=10
0:10:0.25)を行ない、標記の化合物(Rf値
0.48)を淡褐色粉末として得た(収率29%)。
【0282】融点:164−166℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,DMSO
−d6 )δppm:11.39 (1H, br.s), 8.45 (2H, d, J
=6Hz), 7.20-7.08 (6H, m),6.91 (1H, d, J=3Hz), 5.27
-5.22 (1H, m), 3.86-3.69 (4H, m),3.39 (1H, d, J=10
Hz), 3.27-3.19 (1H, m), 2.66-2.57 (1H, m),2.35-2.1
9 (3H, m), 2.15 (1H, d, J=10Hz), 2.06-1.96 (1H,
m),1.62-1.54 (2H, m), 1.50-1.42 (1H, m)。
【0283】
【実施例39】 2−(4−フルオロフェニル)−4−
[(8aS)−2,2−プロピレンジオキシ−1,2,
3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イ
ル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール
(例示化合物番号1−989) 実施例38で実施したシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより、標記の化合物(Rf値0.22)を淡褐色
粉末として得た(収率19%)。
【0284】融点:214−216℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,DMSO
−d6 )δppm:11.40 (1H, br.s), 8.43 (2H, d, J
=6Hz), 7.22-7.07 (6H, m),6.93 (1H, d, J=3Hz), 5.20
-5.16 (1H, m), 3.85-3.70 (4H, m),3.14-3.04 (1H,
m), 3.07 (1H, d, J=10Hz), 2.93-2.85 (1H, m),2.62
(1H, d, J=10Hz), 2.54-2.44 (1H, m), 2.33-2.21 (1H,
m),2.16-2.04 (2H, m), 1.68-1.44 (2H, m), 1.47 (1
H, dd, J=13Hz, 9Hz)。
【0285】
【実施例40】 4−[(8aS)−2,2−(2’,
2’−ジメチルプロピレンジオキシ)−1,2,3,
5,8,8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]
−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4
−イル)−1H−ピロール(例示化合物番号4−58) (2R,8aS)−2−メトキシ−1,2,3,5,
6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7−オ
ンの代わりに(8aS)−2,2−(2’,2’−ジメ
チルプロピレンジオキシ)−1,2,3,5,6,7,
8,8a−オクタヒドロインドリジン−7−オンを用い
て、実施例1−5)と同様の反応とシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶媒;酢酸エチル:メタノール:イ
ソプロピルアミン=100:10:0.25)を行な
い、標記の化合物(Rf値0.58)を淡褐色粉末とし
て得た(収率26%)。
【0286】融点:235−237℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,DMSO
−d6 )δppm:11.39 (1H, br.s), 8.45 (2H, d, J
=6Hz), 7.20-7.08 (6H, m),6.91 (1H, d, J=3Hz), 5.27
-5.22 (1H, m), 3.47-3.30 (5H, m),3.26-3.18 (1H,
m), 2.66-2.58 (1H, m), 2.36-2.19 (3H, m),2.16 (1H,
d, J=10Hz), 2.07-1.96 (1H, m),1.47 (1H, dd, J=12H
z, 10Hz), 0.88 (6H, s)。
【0287】
【実施例41】 4−[(8aS)−2,2−(2’,
2’−ジメチルプロピレンジオキシ)−1,2,3,
5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]
−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4
−イル)−1H−ピロール(例示化合物番号1−99
0) 実施例40で実施したシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより、標記の化合物(Rf値0.20)を白色粉
末として得た(収率19%)。
【0288】融点:235−237℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,DMSO
−d6 )δppm:11.40 (1H, br.s), 8.43 (2H, d, J
=6Hz), 7.19-7.08 (6H, m),6.93 (1H, d, J=3Hz), 5.19
-5.15 (1H, m), 3.47-3.29 (4H, m),3.14-3.05 (2H,
m), 2.93-2.85 (1H, m), 2.63 (1H, d, J=10Hz),2.54-
2.45 (1H, m), 2.33-2.22 (1H, m), 2.14-2.04 (2H,
m),1.46 (1H, dd, J=13Hz, 9Hz), 0.91 (3H, s), 0.85
(3H, s)。
【0289】
【実施例42】 2−(4−フルオロフェニル)−4−
[(2S,8aS)−2−プロピル−1,2,3,5,
8,8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−3
−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合
物番号4−7) (2R,8aS)−2−メトキシ−1,2,3,5,
6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7−オ
ンの代わりに(2S,8aS)−2−プロピル−1,
2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリ
ジン−7−オンを用いて、実施例1−5)と同様の反応
とシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;酢酸エ
チル:メタノール:イソプロピルアミン=100:5:
1)を行ない、標記の化合物(Rf値0.60)を淡黄
色粉末として得た(収率5%)。
【0290】融点:205−206℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl
3 )δppm:11.36-11.35 (1H, br.s), 8.44 (2H, d,
J=6Hz), 7.17-7.14 (4H, m),7.13-7.09 (2H, m), 6.90
(1H, d, J=3Hz), 5.25-5.24 (1H, br.s),3.36-3.30 (1
H, m), 3.27-3.22 (1H, m), 2.74-2.72 (1H, m),2.61-
2.51 (1H, m), 2.23-2.10 (3H, m), 2.07-1.97 (3H,
m),1.38-1.20 (4H, m), 0.86 (3H, t, J=7Hz)。
【0291】
【実施例43】 2−(4−フルオロフェニル)−4−
[(2S,8aS)−2−プロピル−1,2,3,5,
6,8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−3
−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合
物番号1−295) 実施例42で実施したシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより、標記の化合物(Rf値0.50)を淡黄色
粉末として得た(収率3%)。
【0292】融点:202−203℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl
3 )δppm:11.38-11.37 (1H, br.s), 8.42 (2H, d,
J=6Hz), 7.18-7.13 (4H, m),7.12-7.09 (2H, m), 6.91
(1H, d, J=3Hz), 5.12-5.11 (1H, br.s),3.31-3.23 (1
H, m), 2.92-2.88 (1H, m), 2.67-2.61 (2H, m),2.51-
2.49 (1H, m), 2.42-2.38 (1H, m), 2.30-2.25 (1H,
m),2.02-1.89 (3H, m), 1.36-1.22 (4H, m), 0.88 (3H,
d, J=7Hz)。
【0293】
【実施例44】 4−[(2R,8aS)−2−エトキ
シ−1,2,3,5,8,8a−ヘキサヒドロインドリ
ジン−7−イル]−2−(4−フルオロフェニル)−3
−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合
物番号4−16) (2R,8aS)−2−メトキシ−1,2,3,5,
6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7−オ
ンの代わりに(2R,8aS)−2−エトキシ−1,
2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリ
ジン−7−オンを用いて、実施例1−5)と同様の反応
とシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;酢酸エ
チル:メタノール:イソプロピルアミン=10:1:
1)を行ない、標記の化合物(Rf値0.65)を淡褐
色粉末として得た(収率9%)。
【0294】融点:194−196℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl
3 )δppm:8.46 (2H, d, J=6Hz), 8.23 (1H, br.
s), 7.16 (2H, d, J=6Hz),7.12 (2H, dd, J=9Hz, 5Hz),
6.97 (2H, t, J=9Hz), 6.82 (1H, d, J=3Hz),5.51-5.4
7 (1H, m), 4.14-4.08 (1H, m), 3.62-3.53 (1H, m),3.
50-3.36 (3H, m), 2.93-2.82 (1H, m), 2.59-2.46 (1H,
m),2.32-2.15 (2H, m), 2.14-2.01 (1H, m), 2.00-1.9
2 (1H, m),1.70-1.60 (1H, m), 1.19 (3H, t, J=7Hz)。
【0295】
【実施例45】 4−[(2R,8aS)−2−エトキ
シ−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリ
ジン−7−イル]−2−(4−フルオロフェニル)−3
−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合
物番号1−304) 実施例44で実施したシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより、標記の化合物(Rf値0.60)を淡褐色
粉末として得た(収率7%)。
【0296】融点:192−195℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl
3 )δppm:8.47 (2H, d, J=6Hz), 8.25 (1H, br.
s), 7.20-7.09 (4H, m),6.97 (2H, t, J=9Hz), 6.82 (1
H, d, J=3Hz), 5.40 (1H, d, J=2Hz),4.10-4.02 (1H,
m), 3.50-3.34 (3H, m), 3.16 (1H, dd, J=11Hz, 6Hz),
2.99-2.90 (1H, m), 2.80-2.65 (2H, m), 2.46-2.30 (1
H, m),2.18-2.04 (1H, m), 1.96-1.88 (1H, m), 1.69-
1.60 (1H, m),1.19 (3H, t, J=7Hz)。
【0297】
【実施例46】 (±)−4−[シクロペンタンスピロ
−2’−(1’,2’,3’,5’,8’,8a’−ヘ
キサヒドロインドリジン)−7’−イル]−2−(4−
フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1
H−ピロール(例示化合物番号4−61) (2R,8aS)−2−メトキシ−1,2,3,5,
6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7−オ
ンの代わりに(±)−シクロペンタンスピロ−2’−
(1’,2’,3’,5’,6’,7’,8’,8a’
−オクタヒドロインドリジン)−7’−オンを用いて、
実施例1−5)と同様の反応とシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶媒;酢酸エチル:メタノール:イソプ
ロピルアミン=100:10:0.25)を行ない、標
記の化合物(Rf値0.53)を淡褐色粉末として得た
(収率29%)。
【0298】融点:206−208℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,DMSO
−d6 )δppm:11.37 (1H, br.s), 8.45 (2H, d, J
=5Hz), 7.20-7.07 (6H, m),6.90 (1H, d, J=3Hz), 5.27
-5.22 (1H, m), 3.28-3.20 (1H, m),2.90 (1H, d, J=9H
z), 2.64-2.55 (1H, m), 2.29-2.17 (2H, m),2.05-1.94
(2H, m), 1.80 (1H, dd, J=12Hz, 6Hz), 1.64-1.42 (8
H, m),1.26 (1H, dd, J=12Hz, 10Hz)。
【0299】
【実施例47】 (±)−4−(2−スピロシクロペン
タン−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインド
リジン−7−イル)−2−(4−フルオロフェニル)−
3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化
合物番号1−993) 実施例46で実施したシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより、標記の化合物(Rf値0.19)を淡褐色
粉末として得た(収率19%)。
【0300】融点:202−204℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,DMSO
−d6 )δppm:11.38 (1H, br.s), 8.43 (2H, d, J
=6Hz), 7.20-7.08 (6H, m),6.91 (1H, d, J=3Hz), 5.17
-5.13 (1H, m), 3.25-3.18 (1H, m),2.92-2.85 (1H,
m), 2.70 (1H, d, J=9Hz), 2.65-2.56 (1H, m),2.37 (1
H, d, J=9Hz), 2.34-2.23 (1H, m), 2.01-1.92 (1H,
m),1.69 (1H, dd, J=12Hz, 7Hz), 1.61-1.39 (8H, m),
1.15 (1H, dd, J=12Hz, 8Hz)。
【0301】
【実施例48】 4−[(2S,8aS)−2−ベンジ
ル−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリ
ジン−7−イル]−2−(4−フルオロフェニル)−3
−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合
物番号1−299) (2R,8aS)−2−メトキシ−1,2,3,5,
6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7−オ
ンの代わりに(2S,8aS)−2−ベンジル−1,
2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリ
ジン−7−オンを用いて、実施例1−5)と同様の反応
とシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;酢酸エ
チル:メタノール:イソプロピルアミン=100:1
0:2)を行ない、標記の化合物(Rf値0.50)を
淡褐色粉末として得た(収率11%)。
【0302】融点:207−209℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl
3 )δppm:11.39-11.38 (1H, br.s), 8.46 (2H, d,
J=6Hz), 7.28 (2H, t, J=8Hz),7.20-7.11 (9H, m), 6.
92 (1H, d, J=3Hz), 5.14-5.13 (1H, br.s),3.39-3.21
(2H, m), 2.91-2.83 (1H, m), 2.65-2.49 (5H, m),2.32
-2.29 (2H, m), 1.99-1.87 (2H, m)。
【0303】
【実施例49】 4−[(8aS)−2−ベンジリデン
−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
ン−7−イル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−
(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合物
番号1−987) (2R,8aS)−2−メトキシ−1,2,3,5,
6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7−オ
ンの代わりに(8aS)−2−ベンジリデン−1,2,
3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン
−7−オンを用いて、実施例1−5)と同様の反応とシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;酢酸エチ
ル:メタノール:イソプロピルアミン=100:10:
2)を行ない、標記の化合物(Rf値0.50)を淡褐
色粉末として得た(収率3%)。
【0304】融点:243−245℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl
3 )δppm:8.41 (2H, d, J=6Hz), 8.31-8.29 (1H,
br.s), 7.38-7.27 (4H, m),7.21 (1H, t, J=7Hz), 7.15
-7.10 (4H, m), 6.97 (2H, t, J=9Hz),6.84 (1H, d, J=
3Hz), 6.40 (1H, s), 5.50-5.49 (1H, br.s),3.65-3.58
(3H, m), 2.96-2.93 (1H, m), 2.85-2.78 (2H, m),2.4
7-2.42 (1H, m), 2.36-2.21 (2H, m)。
【0305】
【実施例50】 2−(4−フルオロフェニル)−4−
[(2S,8aS)−2−フェノキシ−1,2,3,
5,8,8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]
−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示
化合物番号4−68) (2R,8aS)−2−メトキシ−1,2,3,5,
6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7−オ
ンの代わりに(2S,8aS)−2−フェノキシ−1,
2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリ
ジン−7−オンを用いて、実施例1−5)と同様の反応
とシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;酢酸エ
チル:メタノール=19:1)を行ない、標記の化合物
(Rf値0.63)を白色粉末として得た(収率33
%)。
【0306】融点:212−214℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,DMSO
−d6 )δppm:11.40 (1H, br.s), 8.45 (2H, d, J
=6Hz), 7.27 (2H, t, J=8Hz),7.21-7.08 (6H, m), 6.96
-6.82 (4H, m), 5.28-5.24 (1H, m),4.88-4.80 (1H,
m), 3.34-3.27 (1H, m), 3.19-3.11 (1H, m),2.70-2.50
(2H, m), 2.46-2.05 (4H, m), 1.47-1.37 (1H, m)。
【0307】
【実施例51】 2−(4−フルオロフェニル)−4−
[(2S,8aS)−2−フェノキシ−1,2,3,
5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]
−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示
化合物番号1−1000) 実施例50で実施したシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより、標記の化合物(Rf値0.10)を淡褐色
粉末として得た(収率15%)。
【0308】融点:199−201℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,DMSO
−d6 )δppm:11.41 (1H, br.s), 8.33 (2H, d, J
=6Hz), 7.29 (2H, t, J=8Hz),7.21-7.08 (6H, m), 6.97
-6.86 (4H, m), 5.28-5.24 (1H, m),4.88-4.82 (1H,
m), 3.21-3.14 (1H, m), 3.04-2.91 (3H, m),2.67-2.57
(1H, m), 2.44-2.35 (1H, m), 2.33-2.23 (1H, m),2.1
1-2.02 (1H, m), 1.44-1.36 (1H, m)。
【0309】
【実施例52】 2−(4−フルオロフェニル)−4−
[(2S,8aS)−2−メチルスルホニル−1,2,
3,5,8,8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イ
ル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール
(例示化合物番号4−67) (2R,8aS)−2−メトキシ−1,2,3,5,
6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7−オ
ンの代わりに(2S,8aS)−2−メチルスルホニル
−1,2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロイ
ンドリジン−7−オンを用いて、実施例1−5)と同様
の反応とシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;
酢酸エチル:メタノール:イソプロピルアミン=10
0:1:1)を行ない、標記の化合物(Rf値0.2)
を褐色粉末として得た(収率2%)。
【0310】融点:>250℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CD3
D)δppm:8.40-8.36 (2H, m), 7.25 (2H, d, J=5H
z), 7.22-7.15 (2H, m),7.05-6.98 (2H, m), 6.87 (1H,
s), 5.39 (1H, t, J=2Hz),3.81-3.74 (1H, m), 3.59
(1H, dd, J=11Hz, 3Hz), 3.49-3.44 (1H, m),2.93 (3H,
s), 2.90-2.83 (1H, m), 2.67 (1H, t, J=11Hz),2.57-
2.27 (3H, m), 2.27-2.20 (1H, m), 1.88-1.80 (1H,
m)。
【0311】
【実施例53】 2−(4−フルオロフェニル)−4−
[(2S,8aS)−2−メチルスルホニル−1,2,
3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イ
ル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール
(例示化合物番号1−999) 実施例52で実施したシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより、標記の化合物(Rf値0.05)を褐色粉
末として得た(収率2%)。
【0312】融点:147−150℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CD3
D)δppm:8.39-8.35 (2H, m), 7.24 (2H, d, J=5H
z), 7.19-7.16 (2H, m),7.03-6.87 (2H, m), 6.86 (1H,
s), 5.38 (1H, t, J=2Hz),3.69-3.65 (1H, m), 3.62-
3.56 (1H, m), 3.44-3.38 (1H, m),2.92 (3H, s), 2.82
-2.78 (1H, m), 2.63-2.53 (1H, m),2.50-2.39 (1H,
m), 2.36-2.15 (3H, m), 1.92-1.76 (1H, m)。
【0313】
【実施例54】 2−(4−フルオロフェニル)−4−
[(8aS)−2−プロピリデン−1,2,3,5,
6,8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−3
−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合
物番号1−984) (2R,8aS)−2−メトキシ−1,2,3,5,
6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7−オ
ンの代わりに(8aS)−2−プロピリデン−1,2,
3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン
−7−オンを用いて、実施例1−5)と同様の反応とシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;酢酸エチ
ル:メタノール:イソプロピルアミン=100:5:
1)を行ない、標記の化合物の2種の異性体(E体及び
Z体)を得た。 異性体A Rf値 0.50、橙色粉末 0.56g(収率4
%)、 融点:185−187℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDC
3)δppm:11.41-11.40 (1H, Br.s), 8.41 (2H,
d, J=6Hz), 7.18-7.11 (4H, m),7.10-7.07 (2H, m), 6.
93 (1H, d, J=3Hz), 5.23-5.18 (1H, m),5.14-5.13 (1
H, br.s), 3.41-3.36 (1H, m), 3.22-3.13 (2H, m),2.9
3-2.89 (1H, m), 2.68-2.66 (1H, m), 2.40-2.29 (2H,
m),2.10-2.06 (1H, m), 1.97-1.87 (2H, m), 1.57-1.55
(1H, m),0.94 (3H, d, J=7Hz)。 異性体B Rf値 0.45、白色粉末 1.58g(収率11
%)、 融点:249−251℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDC
3)δppm:11.47-11.46 (1H, Br.s), 8.42 (2H,
d, J=6Hz), 7.19-7.14 (4H, m),7.13-7.07 (2H, m), 6.
92 (1H, d, J=3Hz), 5.27-5.23 (1H, m),5.18-5.17 (1
H, br.s), 4.14 (1H, q, J=5Hz), 3.24-3.21 (1H, m),
3.13-3.10 (1H, m), 2.85-2.80 (1H, m), 2.63-2.58 (1
H, m),2.37-2.31 (2H, m), 2.11-2.07 (1H, m), 1.95-
1.90 (2H, m),1.88-1.78 (1H, m), 0.92 (3H, d, J=8H
z)。
【0314】
【参考例】
【0315】
【参考例1】 (2R,8aS)−2−メトキシ−1,
2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリ
ジン−7−オン 1) (2S,4R)−1−ベンジルオキシカルボニル
−2−シアノメチル−4−メトキシピロリジン (2S,4R)−1−ベンジルオキシカルボニル−4−
メトキシプロリン2.00g(7.16mmol)をテ
トラヒドロフラン20mlに溶解し、0℃で撹拌して1
Mボラン・テトラヒドロフランコンプレックス/テトラ
ヒドロフラン溶液17.9ml(17.9mmol)を
加え、同温度で1時間、更に室温で3時間撹拌した。再
び反応液を0℃に冷却し、注意深くメタノールを加えた
後、減圧濃縮した。残渣に飽和炭酸水素ナトリウムを加
え、酢酸エチルで抽出して有機層を水洗し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、減圧濃縮して褐色油状物1.82
gを得た(還元生成物;アルコール体)。
【0316】この油状物をジクロロメタン25mlに溶
解してトリエチルアミン1.13ml(8.14mmo
l)を加え、氷冷撹拌下にメタンスルホニルクロリド
0.58ml(7.46mmol)を加えて同温度で3
0分間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液を加えた後、ジクロロメタンで抽出して有機層を水洗
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後減圧濃縮して褐色油
状物2.19gを得た(メシレート体)。
【0317】次いでこのものをジメチルスルホキシド2
2mlに溶解してシアン化ナトリウム0.31g(6.
32mmol)を加え、100℃で30分間撹拌した。
反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて酢酸エ
チルで抽出し、有機層を水洗して無水硫酸ナトリウムで
乾燥後減圧濃縮し、標記の化合物1.70gを微褐色油
状物として得た(収率88%)。
【0318】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:7.43-7.28 (5H, m), 5.26-
5.08 (2H, m), 4.20-4.10 (1H, m),4.03-3.93 (1H, m),
3.90 (0.4H, d, J=12Hz),3.74 (0.6H, d, J=12Hz), 3.
56-3.44 (1H, m), 3.31 (1.2H, s),3.30 (1.8H, s), 3.
16 (0.6H, dd, J=17Hz, 6Hz),2.80 (0.4H, dd, J=17Hz,
6Hz), 2.76-2.58 (1H, m),2.39-2.30 (1H, m), 2.08-
1.97 (1H, m)。 2) (2S,4R)−1−ベンジルオキシカルボニル
−2−(3−エトキシカルボニル−2−オキソプロピ
ル)−4−メトキシピロリジン 亜鉛末57.19g(875mmol)をテトラヒドロ
フラン600mlに懸濁して90℃に加熱し、ブロモ酢
酸エチル0.5ml(4.51mmol)を加えて1時
間加熱還流した。更に反応液に1)で得た(2S,4
R)−1−ベンジルオキシカルボニル−2−シアノメチ
ル−4−メトキシピロリジン30.00g(109mm
ol)のテトラヒドロフラン溶液30mlとブロモ酢酸
エチル84.9ml(766mmol)を加えて1.5
時間加熱還流した。室温に冷却後ロ過してロ液を減圧濃
縮し、残渣を酢酸エチルに溶解して飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液とよく混合した後分液した。有機層を水洗し
て無水硫酸マグネシウムで乾燥した後減圧濃縮し、残渣
をジオキサン200mlと1N塩酸水溶液100mlの
混合液に溶解して室温で3時間放置した。反応液に水を
加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を水洗後、減圧濃縮
して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶媒;酢酸エチル:ヘキサン=2:3)に付して標
記の化合物28.23gを淡黄色油状物として得た(収
率71%)。
【0319】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:7.43-7.27 (5H, m), 5.24-
5.06 (2H, m), 4.33-4.10 (3H, m),3.93-3.86 (1H, m),
3.78 (0.4H, d, J=12Hz),3.65 (0.6H, d, J=12Hz), 3.
52-3.24 (3.6H, m), 3.29 (3H, s),3.14-3.05 (0.4H,
m), 2.80-2.62 (1H, m), 2.42-2.32 (1H, m),1.84-1.73
(1H, m), 1.34-1.21 (3H, m)。 3) (2R,8aS)−2−メトキシ−1,2,3,
5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7
−オン 2)で得た(2S,4R)−1−ベンジルオキシカルボ
ニル−2−(3−エトキシカルボニル−2−オキソプロ
ピル)−4−メトキシピロリジン15.00g(41.
3mmol)を酢酸エチル150mlに溶解してピロリ
ジン3.79ml(45.4mmol)、モレキュラー
シーブ(MS4A)1.50gおよび20%水酸化パラ
ジウム−炭素3.75gを加え、水素雰囲気下に室温で
2時間撹拌した。反応混合物をロ過し、ロ液を減圧濃縮
して得られる残渣をテトラヒドロフラン150mlに溶
解した。この溶液を、水素化アルミニウムリチウム4.
70g(124mmol)のテトラヒドロフラン100
ml懸濁液に氷冷撹拌下に滴下し、室温で18時間撹拌
した。
【0320】反応液を0℃に冷却し、4%水酸化ナトリ
ウム水溶液19mlを注意深く加えた後エタノール25
0mlを加えてロ過した。ロ液を減圧濃縮して得られた
残渣をアルミナカラムクロマトグラフィー(溶媒;酢酸
エチル)に付し、標記の化合物4.13gを微褐色粉末
として得た(収率59%)。
【0321】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:4.12-4.04 (1H, m), 3.54
(1H, dd, J=10Hz, 7Hz),3.34-3.24 (1H, m), 3.29 (3H,
s), 2.63-2.30 (5H, m),2.29-2.19 (2H, m), 2.00 (1
H, ddd, J=13Hz, 6Hz, 1Hz),1.79-1.67 (1H, m)。
【0322】
【参考例2】 (2R,8aS)−2−(t−ブチルジ
メチルシリルオキシ)−1,2,3,5,6,7,8,
8a−オクタヒドロインドリジン−7−オン 1) (2R,8aS)−2−ヒドロキシ−1,2,
3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン
−7−オン 参考例1で得た(2R,8aS)−2−メトキシ−1,
2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリ
ジン−7−オン2.63g(15.5mmol)を47
%臭化水素酸水溶液26mlに溶解して100℃で8時
間撹拌し、0℃に冷却後炭酸ナトリウムを加えて中和し
減圧濃縮した。
【0323】残渣にエタノールを加えて不溶物をロ去
し、ロ液を減圧濃縮して残渣をアルミナカラムクロマト
グラフィー(溶媒;酢酸エチル:メタノール=39:
1)に付し、標記の化合物1.30gを淡黄色油状物と
して得た(収率52%)。
【0324】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:4.63-4.56 (1H, m), 3.58
(1H, dd, J=10Hz, 7Hz),3.31-3.24 (1H, m), 2.72-2.44
(4H, m), 2.39-2.32 (1H, m),2.29-2.20 (2H, m), 1.9
7-1.70 (3H, m)。 2) (2R,8aS)−2−(t−ブチルジメチルシ
リルオキシ)−1,2,3,5,6,7,8,8a−オ
クタヒドロインドリジン−7−オン 1)で得た(2R,8aS)−2−ヒドロキシ−1,
2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリ
ジン−7−オンをジクロロメタン30mlに溶解しイミ
ダゾール1.70g(24.9mmol)とt−ブチル
ジメチルシリルクロリド1.88g(12.5mmo
l)を加えて室温で20時間撹拌した。反応液に水を加
えてジクロロメタンで抽出し、有機層を水洗後減圧濃縮
して得られる残渣をアルミナカラムクロマトグラフィー
(溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=9:1)に付し、標記
の化合物1.98gを無色油状物として得た(収率88
%)。
【0325】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:4.56-4.48 (1H, m), 3.50-
3.42 (1H, m), 3.30-3.23 (1H, m),2.69-2.32 (5H, m),
2.30-2.17 (2H, m), 1.90-1.78 (2H, m),0.88 (9H,
s), 0.06 (3H, s), 0.05 (3H, s)。
【0326】
【参考例3】 (2S,8aS)−2−クロロ−1,
2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリ
ジン−7−オン 参考例2−1)で得た(2R,8aS)−2−ヒドロキ
シ−1,2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロ
インドリジン−7−オン1.55g(10.0mmo
l)を四塩化炭素45mlに溶解し、トリフェニルホス
フィン3.93g(15.0mmol)を加えて5時間
加熱還流した。溶媒を減圧留去し、残渣をアルミナカラ
ムクロマトグラフィー(溶媒;酢酸エチル:ヘキサン=
1:1)に付して標記の化合物1.52gを淡黄色油状
物として得た(収率88%)。
【0327】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:4.47-4.40 (1H, m), 3.39-
3.31 (2H, m), 2.78-2.63 (3H, m),2.57-2.42 (2H, m),
2.42-2.26 (3H, m),1.94 (1H, ddd, J=14Hz, 10Hz, 5H
z)。
【0328】
【参考例4】 (8aS)−2,2−ジフルオロ−1,
2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリ
ジン−7−オン (2S,4R)−1−ベンジルオキシカルボニル−4−
メトキシプロリンの代わりに(2S)−1−ベンジルオ
キシカルボニル−4,4−ジフルオロプロリンを出発原
料として用いて、参考例1−1),2)及び3)の反応
を順次行ない、標記の化合物を淡黄色油状物として得た
(合計収率14%)。
【0329】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:3.55-3.45 (1H, m), 3.33-
3.24 (1H, m), 2.72-2.33 (8H, m),2.17-2.00 (1H,
m)。
【0330】
【参考例5】 (±)−6,7,8,9,9a,10−
ヘキサヒドロピリド[1,2−a]インドール−8−オ
1) 1−ベンジルオキシカルボニルインドリン−2−
メタノール 1−ベンジルオキシカルボニルインドリン−2−カルボ
ン酸 メチルエステル33.0g(106mmol)を
テトラヒドロフラン450mlに溶解し、水素化ホウ素
リチウム4.6g(212mmol)を3回に分けて加
え、室温で5時間攪拌した後、反応液に氷を加えて1時
間攪拌して酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗して無
水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサ
ン=2:5)に付して、標記の化合物25.0gを無色
油状物として得た(収率83%)。
【0331】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:7.47-7.28 (6H, m), 7.19-
7.10 (2H, m), 6.97 (1H, t, J=7Hz),5.30 (2H, s), 4.
72-4.53 (2H, m), 3.82-3.63 (2H, m),3.33 (1H, dd, J
=16Hz, 10Hz), 3.00-2.77 (1H, m)。 2) 1−ベンジルオキシカルボニル−2−シアノメチ
ルインドリン 1)で得た1−ベンジルオキシカルボニルインドリン−
2−メタノールを用いて、参考例1−1)と同様にメタ
ンスルホニル化及びシアノ化を行ない、標記の化合物を
橙色油状物として得た(収率65%)。
【0332】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:7.48-7.32 (6H, m), 7.23-
7.16 (2H, m), 7.02 (1H, t, J=7Hz),5.31 (2H, s), 4.
81-4.68 (1H, m), 3.50 (1H, dd, J=16Hz, 10Hz),3.01
(1H, d, J=16Hz), 2.99-2.50 (2H, m)。 3) 1−ベンジルオキシカルボニル−2−(3−エト
キシカルボニル−2−オキソプロピル)インドリン (2S,4R)−1−ベンジルオキシカルボニル−2−
シアノメチル−4−メトキシピロリジンの代わりに2)
で得た1−ベンジルオキシカルボニル−2−シアノメチ
ルインドリンを用いて、参考例1−2)と同様に反応を
行ない、標記の化合物を黄色油状物として得た(収率4
7%)。
【0333】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:7.45-7.32 (6H, m), 7.22-
7.13 (2H, m), 6.97 (1H, t, J=7Hz),5.28 (2H, s), 4.
92-4.84 (1H, m), 4.22-4.12 (2H, m),3.46 (1H, dd, J
=16Hz, 9Hz), 3.43-3.31 (2H, m),2.84 (1H, dd, J=6H
z, 4Hz), 2.80 (1H, dd, J=6Hz, 4Hz),2.74 (1H, dd, J
=16Hz, 2Hz), 1.29 (3H, t, J=7Hz)。 4) 2−(3−エトキシカルボニル−2−オキソプロ
ピル)インドリン 3)で得た1−ベンジルオキシカルボニル−2−(3−
エトキシカルボニル−2−オキソプロピル)インドリン
を用いて、参考例1−3)と同様に、水素ガス/水酸化
パラジウム−炭素による加水分解反応(脱ベンジル反
応)を行ない、標記の化合物を橙色油状物として得た
(収率定量的)。
【0334】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:7.08 (1H, d, J=7Hz), 6.9
9 (1H, t, J=7Hz), 6.68 (1H, t, J=7Hz),6.57 (1H, d,
J=7Hz), 4.28-4.16 (1H, m), 4.12-4.01 (2H, m),3.39
-3.18 (4H, m), 3.03-2.81 (1H, m), 2.81-2.71 (1H,
m),1.32-1.21 (3H, m)。 5) (±)−6,7,8,9,9a,10−ヘキサヒ
ドロピリド[1,2−a]インドール−8−オン 4)で得た2−(3−エトキシカルボニル−2−オキソ
プロピル)インドリン7.0g(28.3mmol)を
ジクロロメタン140mlに溶解し、4N塩酸/ジオキ
サン溶液14.1ml(56.6mmol)を加えて室
温で2時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣をエタ
ノール140mlに溶解して、ピロリジン2.6ml
(31.1mmol)を加え、室温で5時間攪拌した。
反応液を減圧濃縮し、残渣をテトラヒドロフラン100
mlに溶解し、氷冷下に水素化アルミニウムリチウム
3.18g(84.9mmol)を加えて室温で18時
間攪拌した。
【0335】反応液を0℃に冷却し、4%水酸化ナトリ
ウム水溶液13mlを注意深く加えた後エタノール15
0mlを加えてロ過した。ロ液を減圧濃縮して得られた
残渣をアルミナカラムクロマトグラフィー(溶媒;酢酸
エチル:ヘキサン=1:5)に付して、標記の化合物7
20mgを淡黄色油状物として得た(収率14%)。
【0336】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:7.20-7.10 (2H, m), 6.61-
6.52 (2H, m), 3.20-3.09 (2H, m),2.74-2.33 (7H,
m)。
【0337】
【参考例6】 (2R,8aS)−2−フェニル−1,
2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリ
ジン−7−オン 1) (S)−1−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒ
ドロキシメチル−4−フェニル−3−ピロリン (S)−1−ベンジルオキシカルボニル−4−フェニル
−3−ピロリン−2−カルボン酸 メチルエステルを、
参考例5−1)と同様に、ホウ素化リチウムで還元し
て、標記の化合物を淡黄色粉末として得た(収率78
%)。
【0338】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:7.47-7.27 (10H, m), 6.11
-6.07 (0.2H, m), 6.03-5.99 (0.8H, m),5.23 (2H, dd,
J=16Hz, 12Hz), 5.00-4.94 (0.8H, m),4.85-4.80 (0.2
H, m), 4.77-4.70 (0.2H, m),4.65 (0.8H, dt, J=15Hz,
2Hz), 4.56 (1H, ddd, J=15Hz, 5Hz, 2Hz),4.26 (1H,
br.s), 3.94-3.83 (1H, m), 3.80-3.74 (0.2H, m),3.72
(0.8H, dd, 12Hz, 7Hz)。 2) (S)−1−ベンジルオキシカルボニル−2−シ
アノメチル−4−フェニル−3−ピロリン 1)で得た(S)−1−ベンジルオキシカルボニル−2
−ヒドロキシメチル−4−フェニル−3−ピロリンを用
いて、参考例1−1)と同様にメタンスルホニル化及び
シアノ化を行ない、標記の化合物を淡黄色粉末として得
た(収率80%)。
【0339】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:7.47-7.29 (10H, m), 6.17
-6.11 (1H, m), 5.25 (1H, d, J=12Hz),5.18 (1H, d, J
=12Hz), 5.01-4.90 (1H, m), 4.77-4.60 (2H, m),3.10
(0.7H, dd, J=17Hz, 6Hz), 2.90 (0.7H, dd, J=17Hz, 3
Hz),2.86-2.73 (0.6H, m)。 3) (2S,4R)−1−ベンジルオキシカルボニル
−2−シアノメチル−4−フェニルピロリジン 2)で得た(S)−1−ベンジルオキシカルボニル−2
−シアノメチル−4−フェニル−3−ピロリン11.6
0g(36.4mmol)を酢酸エチル150mlに溶
解し、20%水酸化パラジウム−炭素2.32gを加え
て水素雰囲気下に室温で7時間攪拌した。反応液をロ過
して、ロ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=4:
1)に付して、標記の化合物8.18gを淡褐色油状物
として得た(収率70%)。
【0340】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:7.44-7.17 (10H, m), 5.26
-5.09 (2H, m), 4.32-4.06 (2H, m),3.50-3.41 (1H,
m), 3.37-3.26 (1H, m), 3.21 (0.7H, dd, J=17Hz, 6H
z),2.93 (0.3Hz, dd, J=17Hz, 6Hz), 2.88-2.59 (2H,
m),2.19-2.07 (1H, m)。 4) (2S,4R)−1−ベンジルオキシカルボニル
−2−(3−エトキシカルボニル−2−オキソプロピ
ル)−4−フェニルピロリジン (2S,4R)−1−ベンジルオキシカルボニル−2−
シアノメチル−4−メトキシピロリジンの代わりに、
3)で得た(2S,4R)−1−ベンジルオキシカルボ
ニル−2−シアノメチル−4−フェニルピロリジンを用
いて、参考例1−2)と同様に反応を行ない、標記の化
合物を淡黄色油状物として得た(収率72%)。
【0341】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:7.43-7.17 (10H, m), 5.23
-5.07 (2H, m), 4.31-4.10 (4H, m),3.55-3.20 (5H,
m), 2.87-2.67 (2H, m), 1.85-1.74 (1H, m),1.32-1.21
(3H, m)。 5) (2R,8aS)−2−フェニル−1,2,3,
5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7
−オン (2S,4R)−1−ベンジルオキシカルボニル−2−
(3−エトキシカルボニル−2−オキソプロピル)−4
−メトキシピロリジンの代わりに、4)で得た(2S,
4R)−1−ベンジルオキシカルボニル−2−(3−エ
トキシカルボニル−2−オキソプロピル)−4−フェニ
ルピロリジンを用いて、参考例1−3)と同様に反応を
行ない、標記の化合物を淡黄色油状物として得た(収率
27%)。
【0342】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:7.42-7.14 (5H, m), 3.42-
3.28 (2H, m), 3.18 (1H, dd, J=9Hz, 3Hz),2.77-2.63
(2H, m), 2.58-2.30 (6H, m), 1.70-1.58 (1H, m)。
【0343】
【参考例7】 (8aS)−2,2−エチレンジオキシ
−1,2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロイ
ンドリジン−7−オン 1) (S)−1−ベンジルオキシカルボニル−4,4
−エチレンジオキシ−2−ヒドロキシメチルピロリジン (S)−1−ベンジルオキシカルボニル−4,4−エチ
レンジオキシプロリンメチルエステルを、参考例5−
1)と同様に、ホウ素化リチウムで還元して、標記の化
合物を無色油状物として得た(収率85%)。
【0344】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:7.42-7.29 (5H, m), 5.14
(2H, s), 4.22-4.08 (1H, m), 4.02-3.88 (4H, m),3.82
-3.62 (2H, m), 3.59 (1H, d, J=12Hz), 3.47 (1H, d,
J=12Hz),2.27-2.18 (1H, m), 1.90-1.82 (1H, m)。 2) (S)−1−ベンジルオキシカルボニル−2−シ
アノメチル−4,4−エチレンジオキシピロリジン 1)で得た(S)−1−ベンジルオキシカルボニル−
4,4−エチレンジオキシ−2−ヒドロキシメチルピロ
リジンを用いて、参考例1−1)と同様にメタンスルホ
ニル化及びシアノ化を行ない、標記の化合物を無色油状
物として得た(収率88%)。
【0345】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:7.43-7.28 (5H, m), 5.22-
5.08 (2H, m), 4.30-4.21 (1H, m),4.06-3.88 (4H, m),
3.62-3.44 (2H, m), 3.00-2.72 (2H, m),2.41-2.29 (1
H, m), 2.17-2.10 (1H, m)。 3) (8aS)−2,2−エチレンジオキシ−1,
2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリ
ジン−7−オン (2S,4R)−1−ベンジルオキシカルボニル−2−
シアノメチル−4−メトキシピロリジンの代わりに、
2)で得た(S)−1−ベンジルオキシカルボニル−2
−シアノメチル−4,4−エチレンジオキシピロリジン
を出発原料として用いて、参考例1−2)及び1−3)
と同様の反応を順次行ない、標記の化合物を白色粉末と
して得た(合計収率17%)。
【0346】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:4.06-3.84 (4H, m), 3.32-
3.24 (1H, m), 3.22 (1H, d, J=10Hz),2.73-2.61 (1H,
m), 2.58-2.32 (6H, m), 2.23 (1H, dd, J=13Hz, 6Hz),
1.89 (1H, dd, J=13Hz, 10Hz)。
【0347】
【参考例8】 (8aS)―2−メチル−1,2,3,
5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7
−オン 1) (S)−1−ベンジルオキシカルボニル−4−メ
チリデンプロリン メチルエステル カリウム t−ブトキシド1.41g(12.6mmo
l)をジエチルエーテル100mlに懸濁し、メチルト
リフェニルホスホニウムブロミド4.80g(13.4
mmol)を加えて5℃で15分間撹拌した後、(S)
−1−ベンジルオキシカルボニル−4−オキソプロリン
メチルエステル2.50g(9.0mmol)のジエ
チルエーテル溶液30mlを加え35℃で3時間撹拌し
た。反応液に氷冷下に飽和塩化アンモニウム水溶液50
mlを加えて分液した後、有機層を水洗して無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶媒;酢酸エチル:ヘキサン=
1:3)に付して標記の化合物1.80gを淡黄色油状
物として得た(収率72%)。
【0348】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:7.40-7.23 (5H, m), 5.21-
4.95 (4H, m), 4.60-4.50 (1H, m),4.20-4.09 (2H, m),
3.74 (1.5H, s), 3.60 (1.5H, s),3.07-2.91 (1H, m),
2.65 (1H, d, J=16Hz)。 2) (2S)−4−メチルプロリン メチルエステル 1)で得た(S)−1−ベンジルオキシカルボニル−4
−メチリデンプロリンメチルエステル1.80g(6.
5mmol)をメタノール50mlに溶解し、10%パ
ラジウム−炭素180mgを加えて水素雰囲気下に室温
で2時間撹拌した。反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮し
て標記の化合物0.93gを淡黄色油状物として得た
(収率定量的)。
【0349】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:3.82 (1H, t, J=8Hz), 3.7
4 (3H, s), 3.08 (1H, dd, J=10Hz, 7Hz),2.60 (1H, d
d, J=10Hz, 8Hz), 2.33 (1H, dt, J=12Hz, 8Hz),2.28-
2.15 (1H, m), 1.44-1.37 (1H, m), 1.27 (1H, dd, J=1
4Hz, 7Hz),1.02 (3H, d, J=7Hz)。 3) (2S)−1−ベンジルオキシカルボニル−2−
ヒロドキシメチル−4−メチルピロリジン 2)で得た(2S)−4−メチレンプロリン メチルエ
ステル0.93g(6.5mmol)をトルエン20m
lに溶解し、炭酸水素ナトリウム1.89g(22.5
mmol)の水溶液20mlとクロロギ酸ベンジル1.
54ml(10.8mmol)を加えて室温で一夜撹拌
した。反応液に酢酸エチルを加えて抽出し、有機層を水
洗後減圧濃縮して(2S)−1−ベンジルオキシカルボ
ニル−4−メチルプロリン メチルエステル1.78g
を淡黄色油状物として得た(収率99%)。次いでこの
化合物全量を用いて、参考例5−1)と同様に水素化ホ
ウ素リチウムによる還元反応を行ない、標記の化合物
1.07gを淡黄色油状物として得た(収率66%)。
【0350】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:7.42-7.29 (5H, m), 5.14
(2H, br.s), 5.07-4.90 (1H, m),4.08-3.87 (1H, m),
3.86-3.40 (4H, m), 2.90-2.65 (1H, m),2.40-2.05 (2
H, m), 1.02 (3H, d, J=6Hz)。 4) (2S)−1−ベンジルオキシカルボニル−2−
シアノメチル−4−メチルピロリジン 3)で得た(2S)−1−ベンジルオキシカルボニル−
2−ヒドロキシメチル−4−メチルピロリジンを用いて
参考例1−1)と同様にメタンスルホニル化及びシアノ
化を行ない、標記の化合物を無色油状物として得た(収
率70%)。
【0351】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:7.50-7.30 (5H, m), 5.25-
5.05 (2H, m), 4.20-3.78 (1.8H, m),3.70-3.62 (0.2H,
m), 3.15-2.88 (1.4H, m), 2.84-2.67 (1.2H, m),2.62
-2.50 (0.4H, m), 2.45-2.30 (0.8H, m), 2.23-2.00 (1
H, m),1.89-1.77 (0.2H, m), 1.60-1.49 (1H, m), 1.10
-1.03 (3H, m)。 5) (2S)−1−ベンジルオキシカルボニル−2−
(3−エトキシカルボニル−2−オキソプロピル)−4
−メチルピロリジン (2S,4R)−1−ベンジルオキシカルボニル−2−
シアノメチル−4−メトキシピロリジンの代わりに4)
で得た(2S)−1−ベンジルオキシカルボニル−2−
シアノメチル−4−メチルピロリジンを用いて、参考例
1−2)と同様に反応を行ない、標記の化合物を淡黄色
油状物として得た(収率66%)。
【0352】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:7.43-7.28 (5H, m), 5.20-
4.99 (2H, m), 4.27-4.03 (3H, m),3.56-3.40 (1.6H,
m), 3.37-3.25 (0.4H, m), 3.00-2.89 (0.2H, m),2.89-
2.75 (0.8H, m), 2.75-2.56 (1H, m), 2.50-2.22 (1H,
m),2.20-2.05 (1H, m), 1.32-1.15 (4H, m), 1.08 (0.6
H, d, J=6Hz),1.02 (2.4H, d, J=6Hz)。 6) (8aS)−2−メチル−1,2,3,5,6,
7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7−オン (2S,4R)−1−ベンジルオキシカルボニル−2−
(3−エトキシカルボニル−2−オキソプロピル)−4
−メトキシピロリジンの代わりに5)で得た(2S)−
1−ベンジルオキシカルボニル−2−(3−エトキシカ
ルボニル−2−オキソプロピル)−4−メチルピロリジ
ンを用いて、参考例1−3)と同様に反応を行ない、標
記の化合物を無色油状物として得た(収率34%)。
【0353】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:3.34-3.22 (1.2H, m), 2.7
7 (0.8H, dd, J=9Hz, 3Hz),2.68-2.55 (1H, m), 2.51-
2.43 (2H, m), 2.39-2.24 (5H, m),2.20-2.10 (1H, m),
1.87-1.75 (0.8H, m), 1.57-1.51 (0.2H, m),1.14 (2.
4H, d, J=7Hz), 1.04 (0.6H, d, J=7Hz)。
【0354】
【参考例9】 (8aS)―8−メチル−1,2,3,
5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7
−オン 1) (2S)−1−メチルマロニル−2−(1−カル
ボキシエチル)ピロリジン (2S)−2−(1−カルボキシエチル)ピロリジン
(Tetrahedron Lett.40,2891-2894(1999))2.43g
(17.0mmol)をジクロロメタン60mlに溶解
し、トリエチルアミン2.61ml(18.7mmo
l)を加えて氷冷撹拌下メチルマロリルクロリド2.0
1ml(18.7mmol)を滴下し、同温度で15分
間撹拌した。更に室温で30分間撹拌した後、反応液に
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、水層に濃塩酸を
加えてpHを2としてジクロロメタン:イソプロパノー
ル=4:1の混合液で抽出した。有機層を水洗して無水
硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、標記の化合物
4.47gを淡褐色油状物として得た(収率定量的)。
【0355】1H−核磁気共鳴スペクトル(500MH
z,CDCl3 )δppm:4.55-4.47 (0.4H, m), 4.3
4-4.25 (0.6H, m), 3.76 (2.4H, s),3.59-3.42 (4H,
m), 3.25-3.16 (0.6H, m), 2.14-1.80 (5H, m),1.18
(1.8H, d, J=7Hz), 1.08 (1.2H, d, J=7Hz)。 2) (8aS)−6−メトキシカルボニル−8−メチ
ル−1,2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロ
インドリジン−5,7−ジオン 1)で得た(2S)−1−メチルマロニル−2−(1−
カルボキシエチル)ピロリジン4.47g(17.0m
mol)をテトラヒドロフラン120mlに溶解し、カ
ルボニルジイミダゾール4.13g(25.5mmo
l)を加えて室温で30分間撹拌した後、1,8−ジア
ザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン3.81m
l(25.5mmol)を加えて更に1時間撹拌した。
反応液を減圧濃縮し、残渣にジクロロメタンと1N塩酸
水溶液を加え分液した。有機層を水洗して無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、標記の化合物4.16
gを褐色油状物として得た(収率定量的)。
【0356】1H−核磁気共鳴スペクトル(500MH
z,CDCl3 )δppm:3.90 (3H, s), 3.89-3.82
(1H, m), 3.73-3.64 (1H, m),3.53-3.32 (2H, m), 2.67
-2.52 (2H, m), 2.33-2.25 (0.5H, m),2.07-1.96 (1.5
H, m), 1.87-1.74 (1H, m), 1.68-1.55 (1H, m),1.43
(1.5H, d, J=7Hz), 1.12 (1.5H, d, J=7Hz)。 3) (8aS)−8−メチル−1,2,3,5,6,
7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−5,7−ジ
オン 2)で得た(8aS)−6−メトキシカルボニル−8−
メチル−1,2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒ
ドロインドリジン−5,7−ジオン4.16g(17.
0mmol)を10%酢酸水溶液40mlに溶解し、1
10℃で30分間撹拌した後、室温にまで冷却した。反
応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてアルカリ
性にした後、ジクロロメタン:イソプロパノール=4:
1の混合液で抽出した。有機層を水洗して無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、標記の化合物2.62
gを褐色油状物として得た(収率92%)。
【0357】1H−核磁気共鳴スペクトル(500MH
z,CDCl3 )δppm:4.03-3.97 (0.3H, m), 3.7
4-3.41 (2.7H, m), 3.27 (1.4H, s),3.26 (0.6H, s),
2.73-2.67 (0.3H, m), 2.38-2.32 (0.7H, m),2.30-2.23
(0.7H, m), 2.14-2.01 (1.3H, m), 1.96-1.86 (1H,
m),1.73-1.63 (1H, m), 1.77 (2.1H, d, J=7Hz), 1.08
(0.9H, d, J=7Hz)。 4) (8aS)−8−メチル−7−(1−ピロリジニ
ル)−1,2,3,5,8,8a−ヘキサヒドロインド
リジン−5−オン 3)で得た(8aS)−8−メチル−1,2,3,5,
6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−5,7
−ジオン2.62g(15.7mmol)をエタノール
30mlに溶解し、ピロリジン2.62ml(31.4
mmol)を加えて80℃で30分間撹拌した後、溶媒
および過剰のピロリジンを減圧留去して標記の化合物
3.67gを褐色油状物として得た(収率定量的)。
【0358】1H−核磁気共鳴スペクトル(500MH
z,CDCl3 )δppm:4.52 (1H, s), 3.80-3.65
(2H, m), 3.44-3.34 (1H, m),3.33-3.17 (4H, m), 2.61
-2.43 (1H, m), 2.02-1.89 (6H, m),1.88-1.72 (4H,
m), 1.01 (3H, d, J=7Hz)。 5) (8aS)−8−メチル−1,2,3,5,6,
7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7−オン 4)で得た(8aS)−8−メチル−7−(1−ピロリ
ジニル)−1,2,3,5,8,8a−ヘキサヒドロイ
ンドリジン−5−オン3.67g(15.7mmol)
をテトラヒドロフラン50mlに溶解し、氷冷撹拌下に
水素化リチウムアルミニウム1.79g(47.1mm
ol)を分割添加した。室温で一夜撹拌し、反応液に1
N水酸化ナトリウム水溶液7.22mlを加えた後、エ
タノールを加えて不溶物を濾去した。濾液を減圧濃縮
し、残渣をアルミナカラムクロマトグラフィー(溶媒;
酢酸エチル)に付して標記の化合物1.69gを淡黄色
油状物として得た(収率70%)。
【0359】1H−核磁気共鳴スペクトル(500MH
z,CDCl3 )δppm:3.36-3.29 (1H, m), 3.18-
3.13 (1H, m), 2.72-2.63 (1H, m),2.40-2.30 (3H, m),
2.26-2.17 (1H, m), 2.05-1.91 (3H, m),1.87-1.78 (1
H, m), 1.64-1.55 (2H, m), 1.01 (3H, d, J=7Hz)。
【0360】
【参考例10】 (2S,8aS)−2−メトキシ−
1,2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロイン
ドリジン−7−オン 1) (2S,4S)−4−メトキシ−1−メチルマロ
ニルホモプロリン (2S,4S)−4−メトキシ−ホモプロリン 塩酸塩
4.40g(22.5mmol)をジクロロメタン10
0mlに懸濁し、トリエチルアミン7.52ml(54
mmol)を加えて、氷冷撹拌下メチルマロニルクロリ
ド2.66ml(24.8mmol)を滴下し、同温度
で15分間攪拌した。更に室温で2時間撹拌した後、反
応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて分液し、
水層に濃塩酸を加えてpHを2としてジクロロメタン:
イソプロパノール=4:1の混合液で抽出した。有機層
を水洗して無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮
し、標記の化合物5.83gを褐色油状物として得た
(収率:定量的)。
【0361】1H−核磁気共鳴スペクトル(500MH
z,CDCl3 )δppm:4.51-4.44 (0.8H, m), 4.36
-4.30 (0.2H, m), 4.05-3.97 (1H, m),3.78-3.73 (2.6
H, m), 3.67-3.52 (2.4H, m), 3.48-3.38 (2H, m),3.35
-3.30 (3H, m), 3.14-3.08 (0.8H, m), 3.03 (0.2H, d
d, J=16Hz, 9Hz),2.83-2.77 (0.2H, m), 2.69 (0.8H, d
d, J=16Hz, 9Hz), 2.21-2.12 (3H, m)。 2) (2S,8aS)−2−メトキシ−6−メトキシ
カルボニル−1,2,3,5,6,7,8,8a−オク
タヒドロインドリジン−5,7−ジオン 1)で得た(2S,4S)−4−メトキシ−1−メチル
マロニルホモプロリン5.83g(22.5mmol)
をテトラヒドロフラン90mlに懸濁し、カルボニルジ
イミダゾール4.02g(24.8mmol)を加えて
室温で30分間撹拌した後、1,8−ジアザビシクロ
[5.4.0]−7−ウンデセン3.71ml(24.
8mmol)を加えて更に1時間撹拌した。反応液を減
圧濃縮し、残渣にジクロロメタンと1N塩酸水溶液を加
えて分液した。有機層を水洗して無水硫酸マグネシウム
で乾燥後、減圧濃縮し、標記の化合物5.21gを褐色
油状物として得た(収率:定量的)。
【0362】1H−核磁気共鳴スペクトル(500MH
z,CDCl3 )δppm:4.02-3.96 (1H, m), 3.90
(3H, s), 3.87-3.79 (1H, m),3.78-3.72 (1H, m), 3.55
(1H, dd, J=13Hz, 6Hz), 3.39-3.29 (4H, m),2.74 (1
H, dd, J=17Hz, 13Hz), 2.59 (1H, dd, J=13Hz, 4Hz),
2.49-2.42 (1H, m), 1.84-1.77 (1H, m)。 3) (2S,8aS)−2−メトキシ−1,2,3,
5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−
5,7−ジオン 2)で得た(2S,8aS)−2−メトキシ−6−メト
キシカルボニル−1,2,3,5,6,7,8,8a−
オクタヒドロインドリジン−5,7−ジオン5.21g
(22.5mmol)を10%酢酸水溶液50mlに溶
解し、110℃で1時間撹拌した後,室温にまで冷却し
た。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてア
ルカリ性にした後、ジクロロメタン:イソプロパノール
=4:1の混合液で抽出した。有機層を水洗して無水硫
酸マグネシウムで乾燥後減圧濃縮して、標記の化合物
3.38gを淡褐色油状物として得た(収率82%)。
【0363】1H−核磁気共鳴スペクトル(500MH
z,CDCl3 )δppm:4.06-3.90 (3H, m), 3.52
(1H, dd, J=12Hz, 5Hz), 3.37-3.28 (5H, m),2.73 (1H,
dd, J=17Hz, 3Hz), 2.55-2.43 (2H, m), 1.95-1.87 (1
H, m)。 4) (2S,8aS)−2−メトキシ−7−(1−ピ
ロリジニル)−1,2,3,5,8,8a−ヘキサヒド
ロインドリジン−5−オン 3)で得た(2S,8aS)−2−メトキシ−1,2,
3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン
−5,7−ジオン3.38g(18.4mmol)をエ
タノール34mlに溶解し、ピロリジン3.07ml
(36.8mmol)を加えて室温で30分間放置した
後、溶媒および過剰のピロリジンを減圧留去し、標記の
化合物4.26gを褐色油状物として得た(収率98
%)。
【0364】1H−核磁気共鳴スペクトル(500MH
z,CDCl3 )δppm:4.60 (1H, s), 4.05-3.96
(1H, m), 3.77-3.65 (2H, m),3.57 (1H, dd, J=12Hz, 5
Hz), 3.34 (3H, s), 3.33-3.16 (4H, m),2.87 (1H, dd,
J=16Hz, 5Hz), 2.50-2.37 (2H, m), 2.02-1.83 (4H,
m),1.80-1.70 (1H, m)。 5) (2S,8aS)−2−メトキシ−1,2,3,
5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7
−オン 4)で得た(2S,8aS)−2−メトキシ−7−(1
−ピロリジニル)−1,2,3,5,8,8a−ヘキサ
ヒドロインドリジン−5−オン4.26g(18.1m
mol)をテトラヒドロフラン50mlに溶解し、氷冷
撹拌下に水素化リチウムアルミニウム2.10g(55
mmol)を加えた。室温で3時間撹拌し、反応液に1
N水酸化ナトリウム水溶液8.40mlを注意深く加え
た後、エタノールを加え、不溶物をロ去した。ロ液を減
圧濃縮し、残渣をアルミナカラムクロマトグラフィー
(溶媒;酢酸エチル)に付して標記の化合物1.60g
を微褐色油状物として得た(収率51%)。
【0365】1H−核磁気共鳴スペクトル(500MH
z,CDCl3 )δppm:3.96-3.90 (1H, m), 3.35-
3.21 (2H, m), 3.32 (3H, s),2.75-2.65 (1H, m), 2.55
-2.17 (5H, m), 1.63-1.53 (2H, m),1.32-1.20 (1H,
m)。
【0366】
【参考例11】 (8aS)−2−メチリデン−1,
2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリ
ジン−7−オン 1) (S)−1−ベンジルオキシカルボニル−2−シ
アノメチル−4−メチリデンピロリジン 参考例8−1)で得た(S)−1−ベンジルオキシカル
ボニル−4−メチリデンプロリン メチルエステルを用
いて、参考例5−1)及び5−2)と同様に還元反応、
メタンスルホニル化及びシアノ化を行ない、標記の化合
物を無色油状物として得た(収率61%)。
【0367】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:7.42-7.30 (5H, m), 5.20-
5.02 (4H, m), 4.36-4.27 (1H, m),4.22-3.93 (2H, m),
2.92 (1H, dd, J=16Hz, 9Hz), 2.80-2.38 (3H, m)。 2) (S)−1−(t−ブトキシカルボニル)−4−
メチリデンホモプロリンエチルエステル 1)で得た(S)−1−ベンジルオキシカルボニル−2
−シアノメチル−4−メチリデンピロリジン7.00g
(27.3mmol)をエタノール100mlに溶解
し、塩化水素ガスを通じながら室温で1時間攪拌し、更
に80℃で2時間攪拌した。エタノールを留去して残渣
を水100mlに溶解し、水層を酢酸エチルで洗浄した
後、水層にジオキサン50mlを加えた。この溶液にト
リエチルアミンを加えて中和し、更にトリエチルアミン
3.80ml(27.3mmol)を加えた後、ジ−t
−ブチル ジカーボネート8.95g(41.0mmo
l)を加えて室温で2時間攪拌した。反応液を酢酸エチ
ルで抽出し、有機層を水洗して無水硫酸マグネシウムで
乾燥した後、減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶媒;酢酸エチル:ヘキサン1:3)
に付して標記の化合物3.40gを無色油状物として得
た(収率46%)。
【0368】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:5.01 (2H, br.s), 4.43-4.
21 (1H, m), 4.12 (2H, dd, J=14Hz, 7Hz),4.08-3.90
(1H, m), 3.84 (1H, dd, J=15Hz, 2Hz), 2.88-2.55 (2
H, m),2.41-2.29 (2H, m), 1.49 (9H, s), 1.30-1.18
(3H, m)。 3) (S)−4−メチリデンホモプロリン トリフル
オロ酢酸塩 2)で得た(S)−1−(t−ブトキシカルボニル)−
4−メチリデンホモプロリン エチルエステル3.40
g(12.6mmol)をエタノール35mlに溶解
し、1N水酸化ナトリウム水溶液18.9ml(18.
9mmol)を加えて室温で2時間攪拌した後、反応液
を減圧濃縮し、残渣に酢酸エチルと水を加えて分液し
た。有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、
減圧濃縮した。残渣をジクロロメタン30mlに溶解
し、トリフルオロ酢酸9.7ml(126mmol)を
加えて室温で2時間攪拌した後、減圧濃縮して、標記の
化合物3.08gを白色粉末として得た(収率96
%)。
【0369】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:5.22-5.12 (2H, m), 4.03-
3.88 (2H, m), 3.80-3.30 (3H, m),2.91-2.79 (2H,
m)。 4) (8aS)−2−メチリデン−1,2,3,5,
6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7−オ
(2S,4S)−4−メトキシホモプロリン 塩酸塩の
代わりに3)で得た(S)−4−メチリデンホモプロリ
ン トリフルオロ酢酸塩を用いて、参考例10−1)、
10−2)、10−3)、10−4)及び10−5)と
同様の反応を順次行ない、標記の化合物を黄色油状物と
して得た(収率39%)。
【0370】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:4.97 (1H, br.s), 4.94 (1
H, br.s), 3.72 (1H, d, J=13Hz),3.34-3.25 (1H, m),
3.00-2.91 (1H, m), 2.70-2.20 (8H, m)。
【0371】
【参考例12】 (2S,8aS)−2−メチルチオ−
1,2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロイン
ドリジン−7−オン 1) (2S,4R)−1−ベンジルオキシカルボニル
−2−ヒドロキシメチル−4−(p−トルエンスルホニ
ルオキシ)ピロリジン a) (2S,4R)−1−ベンジルオキシカルボニル
−4−ヒドロキシプロリン メチルエステル77.70
g(245mmol)をジクロロメタン600mlに溶
解し、トリエチルアミン37.5ml(270mmo
l)、p−トルエンスルホニルクロリド49.04g
(257mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン
2.99g(24.5mmol)の順に加え、室温で一
夜攪拌した。反応混合物を減圧濃縮して残渣に酢酸エチ
ルと水を加え、有機層を水洗後、無水硫酸マグネシウム
で乾燥して減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=1:
1)に付して(2S,4R)−1−ベンジルオキシカル
ボニル−4−(p−トルエンスルホニルオキシ)プロリ
ン メチルエステル106.18gを黄色油状物として
得た。 b) a)で得た(2S,4R)−1−ベンジルオキシ
カルボニル−4−(p−トルエンスルホニルオキシ)プ
ロリン メチルエステル106.18g(245mmo
l)を、参考例5−1)と同様にして還元し、標記の化
合物104.98gを黄色油状物として得た(収率:定
量的)。 2) (2S,4S)−1−ベンジルオキシカルボニル
−2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル−4
−アセチルチオピロリジン a) 1)で得た(2S,4R)−1−ベンジルオキシ
カルボニル−2−ヒドロキシメチル−4−(p−トルエ
ンスルホニルオキシ)ピロリジン104.98g(24
5mmol)をジクロロメタン610mlに溶解し、ト
リエチルアミン37.4ml(269mmol)、t−
ブチルジメチルシリルクロリド38.76g(257m
mol)及び4−ジメチルアミノピリジン2.99g
(24.5mmol)の順に加え、室温で一夜攪拌し
た。反応混合物を減圧濃縮して残渣に酢酸エチルと水を
加え、有機層を水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
て減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=1:1)に付し
て(2S,4R)−1−ベンジルオキシカルボニル−2
−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル−4−
(p−トルエンスルホニルオキシ)ピロリジン119.
34gを黄色油状物として得た(収率94%)。 b) a)で得た(2S,4R)−1−ベンジルオキシ
カルボニル−2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)
メチル−4−(p−トルエンスルホニルオキシ)ピロリ
ジン127.17g(245mmol)をジメチルホル
ムアミド245mlに溶解し、チオ酢酸カリウム29.
34g(257mmol)を加えて60℃で1.5時間
攪拌した。室温にまで冷却後、水を加えて酢酸エチルで
抽出し、有機層を水洗して無水硫酸マグネシウムで乾燥
後減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=8:1)に付し
て標記の化合物91.67gを橙色油状物として得た
(収率88%)。 3) (2S,4S)−1−ベンジルオキシカルボニル
−2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル−4
−メチルチオピロリジン 2)で得た(2S,4S)−1−ベンジルオキシカルボ
ニル−2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル
−4−アセチルチオピロリジン35.26g(83.2
mmol)をメタノール166mlに溶解し、ヨウ化メ
チル6.22ml(99.9mmol)を加えた後、0
℃で28%ナトリウムメトキシド/メタノール溶液14
9ml(41.6mmol)を加え、同温度で1時間攪
拌した。反応混合物を減圧濃縮して残渣に酢酸エチルと
水を加え、有機層を水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾
燥して減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=9:1)に
付して、標記の化合物30.74gを黄色油状物として
得た(収率93%) 4) (2S,4S)−1−ベンジルオキシカルボニル
−2−ヒドロキシメチル−4−メチルチオピロリジン 3)で得た(2S,4S)−1−ベンジルオキシカルボ
ニル−2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル
−4−メチルチオピロリジン30.74g(77.7m
mol)をテトラヒドロフラン155mlに溶解し、1
Mテトラブチルアンモニウムフルオリド/テトラヒドロ
フラン溶液85.5ml(85.5mmol)を加えて
室温で一夜攪拌した。反応混合物を減圧濃縮して残渣に
酢酸エチルと水を加え、有機層を水洗後、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥して減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン:酢酸エチル
=1:1)に付して、標記の化合物21.87gを淡黄
色油状物として得た(収率:定量的)。 5) (2S,4S)−1−ベンジルオキシカルボニル
−2−シアノメチル−4−メチルチオピロリジン 4)で得た(2S,4S)−1−ベンジルオキシカルボ
ニル−2−ヒドロキシメチル−4−メチルチオピロリジ
ンを用いて参考例1−1)と同様にメタンスルホニル化
及びシアノ化を行ない、標記の化合物を黄色油状物とし
て得た(収率52%)。 6) (2S,4S)−4−メチルチオホモプロリン
塩酸塩 5)で得た(2S,4S)−1−ベンジルオキシカルボ
ニル−2−シアノメチル−4−メチルチオピロリジン
7.43g(25.6mmol)に35%塩酸37ml
を加え、80℃で一夜攪拌した。反応混合物を減圧濃縮
し、残渣を酢酸エチルで洗浄後、エタノールを加え不溶
物をロ去し、ロ液を減圧濃縮して、標記の化合物5.3
9gを褐色油状物として得た(収率:定量的)。 7) (2S,8aS)−2−メチルチオ−1,2,
3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン
−7−オン (2S,4S)−4−メトキシホモプロリン 塩酸塩の
代わりに6)で得た(2S,4S)−4−メチルチオホ
モプロリン 塩酸塩を用いて、参考例10−1)、10
−2)、10−3)、10−4)及び10−5)と同様
の反応を順次行ない、標記の化合物を黄色油状物として
得た(収率37%)。
【0372】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:3.32-3.23 (2H, m), 3.17
(1H, dd, J=10Hz, 2Hz), 2.72-2.59 (2H, m),2.51-2.40
(2H, m), 2.37-2.31 (4H, m), 2.15 (3H, s), 1.52-1.
45 (1H, m)。
【0373】
【参考例13】 (2S,8aS)−2−エチルチオ−
1,2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロイン
ドリジン−7−オン ヨウ化メチルの代わりにヨウ化エチルを用いて、参考例
12−3)、12−4)、12−5)、12−6)及び
12−7)と同様の反応を順次行ない、標記の化合物を
黄色油状物として得た(収率8%)。
【0374】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:3.36-3.28 (2H, m), 3.16
(1H, dd, J=10Hz, 2Hz), 2.74-2.57 (4H, m),2.52-2.41
(2H, m), 2.38-2.27 (4H, m), 1.53-1.46 (1H, m),1.2
8 (3H, t, J=7Hz)。
【0375】
【参考例14】 (2S,8aS)−2−ブチルチオ−
1,2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロイン
ドリジン−7−オン ヨウ化メチルの代わりに臭化ブチルを用いて、参考例1
2−3)、12−4)、12−5)、12−6)及び1
2−7)と同様の反応を順次行ない、標記の化合物を褐
色油状物として得た(収率13%)。
【0376】
【参考例15】 (2S,8aS)−2−メチルスルホ
ニル−1,2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒド
ロインドリジン−7−オン 参考例12で得た(2S,8aS)−2−メチルチオ−
1,2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロイン
ドリジン−7−オン1.14g(6.15mmol)を
メタノール15mlに溶解し、2N硫酸4.6ml
(9.23mmol)とタングステン酸ナトリウム二水
和物101mg(0.31mmol)の水溶液3mlを
加え、55℃で30%過酸化水素水1.35ml(1
2.3mmol)を滴下した。同温度で1時間攪拌し、
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液30mlを加え、ジクロ
ロメタンで抽出した。有機層を水洗後、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥して減圧濃縮し、残渣をアルミナカラムク
ロマトグラフィー(溶媒;酢酸エチル)に付して、標記
の化合物945mgを黄色油状物として得た(収率71
%)。
【0377】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:3.62-3.55 (2H, m), 3.63-
3.32 (1H, m), 2.93 (3H, s), 2.69-2.56 (3H, m),2.52
-2.43 (2H, m), 2.41-2.33 (3H, m), 2.02-1.94(1H,
m)。
【0378】
【参考例16】 シクロプロパンスピロ−6’−[(8
a’S)−1’,2’,3’,5’,6’,7’,
8’,8a’−オクタヒドロインドリジン]−7’−オ
1) 1−エトキシカルボニル−1−[(S)−2−エ
トキシカルボニルメチルピロリジン−1−イル]メチル
シクロプロパン (S)−1−ベンジルオキシカルボニルホモプロリン
エチルエステル12.74g(43.7mmol)をエ
タノール200mlに溶解し、10%パラジウム/炭素
4.25gを加えて水素雰囲気下で室温で2時間攪拌し
た。反応混合物をロ過し、ロ液減圧濃縮して残渣をエタ
ノール150mlに溶解し、氷冷攪拌下で1−エトキシ
カルボニル−1−ホルミルシクロプロパン6.84g
(48.1mmol)を加えて0℃で1時間攪拌後、シ
アノトリヒドロホウ酸ナトリウム1.92g(30.6
mmol)を加えた。室温で2日間攪拌し、水300m
lを加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を水洗後無水硫
酸マグネシウムで乾燥して減圧濃縮した。残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン:酢酸
エチル=7:3)に付して、標記の化合物3.07gを
淡褐色油状物として得た(収率25%)。
【0379】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:4.21-4.07 (4H, m), 3.24
(1H, d, J=13Hz), 3.22-3.12 (1H, m),2.82-2.68 (2H,
m), 2.28-2.13 (3H, m), 2.03-1.90 (1H, m),1.82-1.64
(2H, m), 1.56-1.45 (1H, m), 1.36-1.21 (7H, m),1.1
2-1.03 (1H, m), 0.84-0.70 (2H, m)。 2) シクロプロパンスピロ−6’−[(8a’S)−
8’−エトキシカルボニル−1’,2’,3’,5’,
6’,7’,8’,8a’−オクタヒドロインドリジ
ン]−7’−オン 55%水素化ナトリウム518mg(11.9mmo
l)をトルエン20mlに懸濁し、パスツールピペット
を用いてメタノール3滴を加えて130℃に加熱した。
反応液に1)で得た1−エトキシカルボニル−1−
[(S)−2−エトキシカルボニルメチルピロリジン−
1−イル]メチルシクロプロパン3.06g(10.8
mmol)を加えて10分間加熱環流した。0℃に冷却
後、飽和食塩水を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を
水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥して減圧濃縮し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
媒;酢酸エチル:メタノール=9:1)に付して標記の
化合物2.02gを無色油状物として得た(収率79
%)。
【0380】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:4.31-4.15 (2H, m), 3.32
(1H, d, J=11Hz), 3.15 (1H, td, J=9Hz, 3Hz),2.92-2.
82 (2H, m), 2.67 (1H, d, J=11Hz), 2.29 (1H, q, J=9
Hz),2.12-1.80 (3H, m), 1.71-1.55 (2H, m), 1.29 (3
H, t, J=7Hz),1.09-1.02 (1H, m), 0.99-0.92 (1H, m),
0.69-0.62 (1H, m)。 3) シクロプロパンスピロ−6’−[(8a’S)−
1’,2’,3’,5’,6’,7’,8’,8a’−
オクタヒドロインドリジン]−7’−オン 2)で得たシクロプロパンスピロ−6’−[(8a’
S)−8’−エトキシカルボニル−1’,2’,3’,
5’,6’,7’,8’,8a’−オクタヒドロインド
リジン]−7’−オン50mg(0.21mmol)を
エタノール1mlに溶解し、1N水酸化ナトリウム水溶
液1mlを加えて1時間加熱環流した。反応混合物を減
圧濃縮し、残渣をアルミナカラムクロマトグラフィー
(溶媒;酢酸エチル)に付して、標記の化合物10mg
を無色油状物として得た(収率29%)。
【0381】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:3.17 (1H, td, J=9Hz, 3H
z), 2.76 (1H, d, J=12Hz), 2.69 (1H, d, J=12Hz),2.6
7 (1H, dd, J=16Hz, 3Hz), 2.56-2.44 (1H, m),2.34 (1
H, dd, J=16Hz, 12Hz), 2.30-2.18 (1H, m), 2.12-1.93
(2H, m),1.90-1.78 (1H, m), 1.64-1.50 (2H, m), 1.0
8-1.00 (1H, m),0.96-0.88 (1H, m), 0.67-0.58 (1H,
m)。
【0382】
【参考例17】 (8aS)−2,2−ジメチル−1,
2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリ
ジン−7−オン 1) (S)−1−ベンジルオキシカルボニル−4,4
−ジメチル−2−ヒドロキシメチルピロリジン 水素化アルミニウムリチウム25.72g(678mm
ol)をテトラヒドロフラン500mlに懸濁し、氷冷
攪拌下、(S)−4,4−ジメチル−2−ヒドロキシメ
チル−5−オキソピロリジン32.35g(226mm
ol)のテトラヒドロフラン溶液300mlを8乃至1
7℃で20分間かけて滴下した。7時間過熱環流した
後、0℃に冷却し、4%水酸化ナトリウム水溶液103
mlを注意深く加え、不溶物をロ去した。ロ液を減圧濃
縮して残渣をジクロロメタン500mlに溶解し、トリ
エチルアミン40.94ml(294mmol)を加え
た後、氷冷攪拌下、ベンジルオキシカルボニルクロリド
38.71ml(271mmol)を加えて同温度で1
時間攪拌し、更に室温で1時間攪拌した。反応混合物に
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてジクロロメタン
で抽出し、有機層を水洗して無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=1:1)に
付して、標記の化合物43.97gを無色油状物として
得た(収率74%)。
【0383】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:7.42-7.29 (5H, m), 5.20-
5.10 (2H, m), 4.89 (1H, dd, J=9Hz, 3Hz),4.14-4.05
(1H, m), 3.73-3.59 (2H, m), 3.41 (1H, d, J=11Hz),
3.06 (1H, d, J=11Hz), 1.80 (1H, ddd, J=13Hz, 7Hz,
1Hz),1.33 (1H, dd, J=12Hz, 10Hz), 1.08 (3H, s), 1.
02 (3H, s)。 2) (8aS)−2,2−ジメチル−1,2,3,
5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7
−オン (2S,4S)−1−ベンジルオキシカルボニル−2−
ヒドロキシメチル−4−メチルチオピロリジンの代わり
に、1)で得た(S)−1−ベンジルオキシカルボニル
−4,4−ジメチル−2−ヒドロキシメチルピロリジン
を用いて、参考例12−5)、12−6)及び12−
7)と同様の反応を順次行ない、標記の化合物を褐色油
状物として得た(収率36%)。
【0384】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:3.26-3.19 (1H, m), 2.89
(1H, d, J=9Hz), 2.68-2.57 (1H, m),2.49-2.25 (5H,
m), 2.07 (1H, d, J=9Hz), 1.73 (1H, dd, J=12Hz, 6H
z),1.40 (1H, dd, 12Hz, 10Hz), 1.20 (3H, s), 1.07
(3H, s)。
【0385】
【参考例18】 (±)−シクロペンタンスピロ−2’
−(1’,2’,3’,5’,6’,7’,8’,8
a’−オクタヒドロインドリジン)−7−オン 1) 1−シアノ−1−ホルミルメチルシクロペンタン
ジエチルアセタール ジイソプロピルアミン22.00ml(157mmo
l)をテトラヒドロフラン500mlに溶解し、氷冷下
に1.57M n−ブチルリチウム/ヘキサン溶液10
0ml(157mmol)を滴下し、同温度で30分間
攪拌した。反応容器をドライアイス−アセトン浴に移
し、シクロペンタンカルボニトリル14.89ml(1
43mmol)を滴下して、−78℃で15分間攪拌し
た後、ヘキサメチルホスホン酸アミド27.31ml
(157mmol)のテトラヒドロフラン溶液50ml
を滴下し、同温度で30分攪拌後、ブロモアセトアルデ
ヒド ジエチルアセタール23.62ml(157mm
ol)を滴下し、−78℃で2時間攪拌し、更に室温で
20時間攪拌した。反応液に氷水を加えて酢酸エチルで
抽出し、有機層を水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥
して減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=19:1)に
付して、標記の化合物23.92gを無色油状物として
得た(収率79%)。
【0386】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:4.75 (1H, t, J=5Hz), 3.7
6-3.66 (2H, m), 3.61-3.52 (2H, m),2.22-2.13 (2H,
m), 1.93 (2H, d, J=5Hz), 1.91-1.63 (6H, m),1.23 (6
H, t, J=7Hz)。 2) 1−アミノメチル−1−ホルミルメチルシクロペ
ンタン ジエチルアセタール 水素化アルミニウムリチウム12.33g(325mm
ol)をテトラヒドロフラン460mlに懸濁し、氷冷
攪拌下、濃硫酸8.66ml(162mmol)を10
分間かけて滴下した。0℃で1時間攪拌し、1)で得た
1−シアノ−1−ホルミルメチルシクロペンタン ジエ
チルアセタール22.88g(108mmol)を少量
ずつ加え、室温で2時間攪拌した。反応液を再び0℃に
冷却し、4%水酸化ナトリウム水溶液49.3mlを注
意深く加えて不溶物をロ去し、ロ液を減圧濃縮して、標
記の化合物18.69gを淡黄色油状物として得た(収
率80%)1 H−核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDC
3)δppm:4.51 (1H, t, J=5Hz), 3.70-3.60 (2H,
m), 3.54-3.41 (2H, m),2.50 (2H, s), 1.70 (2H, d,
J=5Hz), 1.69-1.34 (10H, m),1.21 (6H, t, J=7Hz)。 3) (±)−シクロペンタンスピロ−2’−(1’,
2’,3’,5’,6’,7’,8’,8a’−オクタ
ヒドロインドリジン)−7’−オン 2)で得た1−アミノメチル−1−ホルミルメチルシク
ロペンタン ジエチルアセタール18.68(86.7
mmol)をジエチルエーテル400mlに溶解し、氷
冷攪拌下、メチルビニルケトン8.67ml(104m
mol)を加えて室温で24時間攪拌した後、3N塩酸
200mlで抽出した。水層を100℃で3時間攪拌し
た後、室温にまで冷却し、炭酸水素ナトリウムでアルカ
リ性にしてから酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗し
て無水硫酸マグネシウムで乾燥後減圧濃縮し、残渣をア
ルミナカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン:酢
酸エチル=9:1)に付して、標記の化合物5.75g
を無色油状物として得た(収率34%)。
【0387】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3)δppm:3.27-3.21 (1H, m), 3.03
(1H, d, J=9Hz), 2.69-2.59 (1H, m),2.47 (1H, dt, J=
13Hz, 2Hz), 2.42-2.26 (4H, m), 2.19 (1H, d, J=9H
z),1.86 (1H, dd, J=12Hz, 5Hz), 1.80-1.46 (9H, m)。
【0388】
【参考例19】 (8aS)−2−メチル−3,5,
6,7,8,8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−オ
1) (S)−2−カルボキシメチル−4−メチル−3
−ピロリン 塩酸塩 参考例11−1)で得た(S)−1−ベンジルオキシカ
ルボニル−2−シアノメチル−4−メチリデンピロリジ
ン24.00g(93.6mmol)に濃塩酸150m
lを加え、80℃で一夜攪拌した後減圧濃縮した。残渣
に酢酸エチルを加えて分液し、水層を減圧濃縮して、標
記の化合物16.60gを白色粉末として得た(収率:
定量的)。
【0389】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,DMSO−d6)δppm:5.47-5.40 (1H, m), 4.
60-4.47 (1H, m), 4.15-3.75 (2H, m),3.60-3.35 (2H,
m), 1.74 (3H, m)。 2) (8aS)−2−メチル−3,5,6,7,8,
8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−オン (2S,4S)−4−メトキシホモプロリン 塩酸塩の
代わりに1)で得た(S)−2−カルボキシメチル−4
−メチル−3−ピロリン 塩酸塩を用いて、参考例10
−1)、10−2)、10−3)、10−4)及び10
−5)と同様の反応を順次行ない、標記の化合物を橙色
油状物として得た(収率10%)。
【0390】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3)δppm:5.44-5.38 (1H, m), 3.75-
3.67 (1H, m), 3.58 (1H, dd, J=13Hz, 3Hz),3.48-3.39
(1H, m), 3.30-3.21 (1H, m), 3.01-2.92 (1H, m),2.6
3-2.49 (2H, m), 2.45-2.35 (2H, m), 1.79 (3H, s)。
【0391】
【参考例20】 (2R,8aS)−2−エトキシ−
1,2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロイン
ドリジン−7−オン (2S,4R)−1−ベンジルオキシカルボニル−4−
メトキシプロリンの代わりに(2S,4R)−1−ベン
ジルオキシカルボニル−4−エトキシプロリンを用い
て、参考例1−1)、1−2)及び1−3)と同様の反
応を順次行ない、標記の化合物を橙色油状物として得た
(収率5%)。
【0392】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3)δppm:4.21-4.13 (1H, m), 3.60-
3.38 (3H, m), 3.28 (1H, dd, J=11Hz, 7Hz),2.66-2.20
(7H, m), 1.99 (1H, dd, J=13Hz, 6Hz), 1.82-1.70 (1
H, m),1.20 (3H, t, J=7Hz)。
【0393】
【参考例21】 (8aS)−2,2−プロピレンジオ
キシ−1,2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒド
ロインドリジン−7−オン (S)−1−ベンジルオキシカルボニル−4,4−エチ
レンジオキシプロリンメチルエステルの代わりに(S)
−1−ベンジルオキシカルボニル−4,4−プロピレン
ジオキシプロリン メチルエステルを用いて、参考例7
−1)、7−2)及び7−3)と同様の反応を順次行な
い、標記の化合物を淡黄色粉末として得た(収率16
%)。
【0394】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3)δppm:4.00-3.82 (4H, m), 3.51
(1H, d, J=10Hz), 3.33-3.25 (1H, m),2.74-2.62 (1H,
m), 2.57-2.48 (2H, m), 2.43-2.31 (5H, m),1.86-1.62
(2H, m), 1.82 (1H, dd, J=13Hz, 10Hz)。
【0395】
【参考例22】 (8aS)−2,2−(2’,2’−
ジメチルプロピレンジオキシ)−1,2,3,5,6,
7,8,8a−オクタヒドロインドリジン−7−オン (S)−1−ベンジルオキシカルボニル−4,4−エチ
レンジオキシプロリンメチルエステルの代わりに(S)
−1−ベンジルオキシカルボニル−4,4−(2’,
2’−ジメチルプロピレンジオキシ)プロリン メチル
エステルを用いて、参考例7−1)、7−2)及び7−
3)と同様の反応を順次行ない、標記の化合物を淡黄色
粉末として得た(収率19%)。
【0396】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3)δppm:3.57-3.41 (5H, m), 3.31-
3.24 (1H, m), 2.73-2.62 (1H, m),2.57-2.46 (2H, m),
2.42-2.31 (5H, m), 1.82 (1H, dd, J=13Hz, 10Hz),1.
00 (3H, s), 0.96 (3H, s)。
【0397】
【参考例23】 (2S,8aS)−2−フェノキシ−
1,2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロイン
ドリジン−7−オン 1) (2S,4S)−1−ベンジルオキシカルボニル
−4−フェノキシホモプロリン ベンジルエステル (2S,4R)−1−ベンジルオキシカルボニル−4−
ヒドロキシホモプロリン ベンジルエステル18.29
g(49.5mmol)をテトラヒドロフラン300m
lに溶解し、フェノール6.53ml(74.3mmo
l)とトリフェニルホスフィン19.48g(74.3
mmol)を加えて、0℃に冷却した。同温度で、攪拌
下、ジエチルアゾジカルボキシレート(DEAD)1
1.69ml(74.3mmol)を滴下し、室温で一
夜攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残渣にジエチル
エーテルを加えて不溶物をロ去した。ロ液を飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液及び水で順次洗浄して無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=
3:1に付して標記の化合物11.14gを無色油状物
として得た(収率51%)。
【0398】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3)δppm:7.40-7.21 (12H, m), 6.97
(1H, t, J=7Hz), 6.84 (2H, d, J=8Hz),5.21-4.99 (4H,
m), 4.93-4.83 (1H, m), 4.48-4.38 (1H, m),3.84-3.6
8 (2H, m), 3.24-3.15 (0.6H, m), 3.04-2.95 (0.4H,
m),2.92-2.76 (1H, m), 2.39-2.30 (1H, m), 2.26-2.17
(1H, m)。 2) (2S,4S)−4−フェノキシホモプロリン
塩酸塩 1)で得た(2S,4S)−1−ベンジルオキシカルボ
ニル−4−フェノキシホモプロリン ベンジルエステル
11.09g(24.9mmol)をテトラヒドロフラ
ン220mlに溶解し、20%水酸化パラジウム/炭素
2.22gを加えて、水素雰囲気下に室温で6時間攪拌
した。反応液に4N塩酸/ジオキサン溶液6.85ml
(27.4mmol)を加えてロ過し、ロ液を減圧濃縮
して標記の化合物6.39gを淡褐色粉末として得た
(収率:定量的)。
【0399】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,DMSO−d6)δppm:12.70 (1H, br.s), 7.3
3 (2H, dd, J=8Hz, 7Hz), 6.99 (1H, t, J=7Hz),6.96
(2H, d, J=8Hz), 5.16-5.09 (1H, m), 3.98-3.87 (1H,
m),3.50 (1H, dd, J=13Hz, 5Hz), 3.42-3.28 (2H, m),
2.89 (1H, dd, J=18Hz, 8Hz), 2.80 (1H, dd, J=18Hz,
6Hz),2.64-2.54 (1H, m), 1.91-1.81 (1H, m)。 3) (2S,8aS)−2−フェノキシ−1,2,
3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリジン
−7−オン (2S,4S)−4−メトキシホモプロリン 塩酸塩の
代わりに2)で得た(2S,4S)−4−フェノキシホ
モプロリン 塩酸塩を用いて、参考例10−1)、10
−2)、10−3)、10−4)及び10−5)と同様
の反応を順次行ない、標記の化合物を淡褐色粉末として
得た(収率25%)。
【0400】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3)δppm:7.28 (2H, dd, J=8Hz, 7H
z), 6.95 (1H, t, J=7Hz), 6.87 (2H, d, J=8Hz),4.90-
4.82 (1H, m), 3.40 (1H, d, J=11Hz), 3.39-3.32 (1H,
m),2.80-2.68 (1H, m), 2.67-2.27 (7H, m), 1.86-1.7
4 (1H, m)。
【0401】
【参考例24】 (8aS)−2−エチリデン−1,
2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリ
ジン−7−オン メチルトリフェニルホスホニウムブロミドの代わりにエ
チルトリフェニルホスホニウムブロミドを用いて参考例
8−1)と同様の反応を行ない、得られた(S)−1−
ベンジルオキシカルボニル−4−エチリデンプロリン
メチルエステルを用いて、参考例11−1)、11−
2)、11−3)及び11−4)と同様の反応を順次行
ない、標記の化合物を褐色油状物として得た(収率9
%)。
【0402】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:5.45-5.30 (1H, m), 3.78
(0.5H, d, J=3Hz), 3.64 (0.5H, d, J=3Hz),3.37-3.28
(1H, m), 2.94-2.85 (1H, m), 2.69-2.09 (8H, m),1.68
-1.61 (3H, m)。
【0403】
【参考例25】 (8aS)−2−プロピリデン−1,
2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリ
ジン−7−オン メチルトリフェニルホスホニウムブロミドの代わりにプ
ロピルトリフェニルホスホニウムブロミドを用いて参考
例8−1)と同様の反応を行ない、得られた(S)−1
−ベンジルオキシカルボニル−4−プロピリデンプロリ
ン メチルエステルを用いて、参考例11−1)、11
−2)、11−3)及び11−4)と同様の反応を順次
行ない、標記の化合物を褐色油状物として得た(収率1
0%)。
【0404】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:5.37-5.25 (1H, m), 3.78
(0.5H, d, J=3Hz), 3.62 (0.5H, d, J=3Hz),3.36-3.28
(1H, m), 2.94-2.85 (1H, m), 2.69-2.10 (8H, m),2.04
-1.91 (2H, m), 1.01-0.92 (3H, m)。
【0405】
【参考例26】 (8aS)−2−ベンジリデン−1,
2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリ
ジン−7−オン メチルトリフェニルホスホニウムブロミドの代わりにベ
ンジルトリフェニルホスホニウムブロミドを用いて参考
例8−1)と同様の反応を行ない、得られた(S)−1
−ベンジルオキシカルボニル−4−ベンジリデンプロリ
ン メチルエステルを用いて、参考例11−1)、11
−2)、11−3)及び11−4)と同様の反応を順次
行ない、標記の化合物を褐色油状物として得た(収率
0.4%)。
【0406】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:7.41-7.26 (4H, m), 7.21-
7.15 (1H, m), 6.39-6.32 (1H, m),4.70-4.02 (1H, m),
3.89-3.72 (1H, m), 3.40-3.35 (1H, m),3.26-3.10 (1
H, m), 2.98-2.78 (1H, m), 2.75-2.38 (5H, m),2.11-
1.84 (1H, m)。
【0407】
【参考例27】 (2S,8aS)−2−エチル−1,
2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロインドリ
ジン−7−オン (S)−1−ベンジルオキシカルボニル−4−メチリデ
ンプロリン メチルエステルの代わりに(S)−1−ベ
ンジルオキシカルボニル−4−エチリデンプロリン メ
チルエステルを用いて、参考例8−2)、8−3)、8
−4)、8−5)及び8−6)と同様の反応を順次行な
い、標記の化合物を褐色油状物として得た(収率10
%)。
【0408】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:3.28-3.23 (1H, m), 2.87
(1H, d, J=9Hz), 2.67-2.58 (1H, m),2.56-2.40 (2H,
m), 2.32-2.26 (4H, m), 2.13-2.05 (2H, m),1.54-1.45
(2H, m), 1.18 (1H, d, J=6Hz), 0.90 (3H, t, J=7H
z)。
【0409】
【参考例28】 (2S,8aS)−2−プロピル−
1,2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロイン
ドリジン−7−オン (S)−1−ベンジルオキシカルボニル−4−メチリデ
ンプロリン メチルエステルの代わりに(S)−1−ベ
ンジルオキシカルボニル−4−プロピリデンプロリン
メチルエステルを用いて、参考例8−2)、8−3)、
8−4)、8−5)及び8−6)と同様の反応を順次行
ない、標記の化合物を褐色油状物として得た(収率24
%)。
【0410】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:3.29-3.21 (1H, m), 2.87-
2.73 (1H, m), 2.67-2.57 (1H, m),2.53-2.41 (1H, m),
2.40-2.24 (3H, m), 2.22-2.09 (2H, m),1.99-1.85 (1
H, m), 1.83-1.56 (1H, m), 1.53-1.39 (2H, m),1.37-
1.22 (2H, m), 1.21-1.14 (1H, m), 0.93-0.86 (3H,
m)。
【0411】
【参考例29】 (2S,8aS)−2−ベンジル−
1,2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロイン
ドリジン−7−オン (S)−1−ベンジルオキシカルボニル−4−メチリデ
ンプロリン メチルエステルの代わりに(S)−1−ベ
ンジルオキシカルボニル−4−ベンジリデンプロリン
メチルエステルを用いて、参考例8−2)、8−3)、
8−4)、8−5)及び8−6)と同様の反応を順次行
ない、標記の化合物を褐色油状物として得た(収率4
%)。
【0412】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3 )δppm:7.38-7.28 (2H, m), 7.27-
7.11 (3H, m), 3.36-3.23 (1H, m),3.04-2.88 (1H, m),
2.86-2.21 (8H, m), 2.11-2.05 (1H, m),2.02-1.72 (2
H, m), 1.34-1.25 (2H, m)。
【0413】
【製剤例】本発明の前記一般式(I)を有する化合物又
はその薬理上許容される塩、エステル若しくはその他の
誘導体を有効成分として含有する製剤は、例えば次の方
法により製造することができる。
【0414】
【製剤例1】 散剤 実施例2の化合物 5g、乳糖 895gおよびトウモ
ロコシデンプン 100gをブレンダーで混合すると、
散剤が得られる。
【0415】
【製剤例2】 顆粒剤 実施例4の化合物 5g、乳糖 865gおよび低置換
度ヒドロキシプロピルセルロース 100gを混合した
後、10%ヒドロキシプロピルセルロース水溶液 30
0gを加えて練合する。これを押し出し造粒機を用いて
造粒し、乾燥すると顆粒剤が得られる。
【0416】
【製剤例3】 カプセル剤 実施例6の化合物 5g、乳糖 115g、トウモロコ
シデンプン 58gおよびステアリン酸マグネシウム
2gをV型混合機を用いて混合した後、3号カプセルに
180mgずつ充填するとカプセル剤が得られる。
【0417】
【製剤例4】 錠剤 実施例8の化合物 5g、乳糖 90g、トウモロコシ
デンプン 34g、結晶セルロース 20gおよびステ
アリン酸マグネシウム 1gをブレンダーで混合した
後、錠剤機で打錠すると錠剤が得られる。
【0418】
【試験例】
【0419】
【試験例1】ヒト全血IL−1β,TNFα産生に対す
る抑制試験(in vitro) Hartmanらの方法(D.A.Hartman,S.J.Ochalski a
nd R.P.Carlson; Theeffects of antiinflammatory and
antiallergic drugs on cytokine release after stim
ulation of human whole blood by lipopolysaccharide
and zymosanA: Inflamm. Res.,44,269(1995) )に準じ
て行なった。
【0420】健常人のボランティアよりヘパリン存在下
末梢血を採取した。全血1000μlを、被検化合物の
ジメチルスルホキシド溶液2μlを予め添加したエッペ
ンドルフチューブに加え、更に刺激剤としてリポ多糖
(LPS)(E.coli O26:B6由来、Dif
co社)(終濃度10μg/ml)10μlを添加後よ
く混和し、37℃、5%CO2の条件下で6時間培養を
行なった。培養終了後、4℃に冷却して反応を止め、直
ちに14,000rpmの条件で5分間遠心し、上清の
血漿を分離回収した。血漿中に産生、放出されたIL−
1βおよびTNFαは酵素免疫測定(ELISA)キッ
ト(Cayman社およびGenzyme社)で測定し
た。被検化合物存在下および非存在下のサイトカイン産
生量より抑制率を求めた。これら平均抑制率に基づい
て、最小二乗法によりIC50値を求めた。
【表7】 上記表7に示した通り、本試験において、本発明の化合
物は優れたサイトカイン産生抑制作用を示した。
【0421】
【試験例2】TNFα産生抑制試験(in vivo) Ochalskiらの方法(S.J.Ochalski, D.A.Hartma
n, M.T.Belfast, T.L.Walter, K.B.Glaser and R.P.Car
lson; Inhibition of endotoxin-induced hypothermia
and serum TNF-α levels in CD-1 mice by various ph
armacologicalagents: Agents Actions 39,C52-C54(199
3) )に準じて行なった。
【0422】LPSをマウスに静脈内注射することによ
りTNFαの産生を誘導した。実験前日より一晩絶食し
たBalb/c系マウス(雄、5乃至7週齢、体重22
g前後、日本チャールスリバー)の尾静脈に生理食塩水
溶液を用いて0.045mg/mlになるように調製し
たLPS(E.coli O26:B6由来、Difc
o社)を10ml/体重1kgの割合で投与した。1時
間後にエーテル麻酔下でマウスを開腹し、腹大静脈から
採血した。なお、採血には23G針を装着し内壁をヘパ
リンで湿潤した1ml容のディスポーザブル注射筒を用
いた。採血後、血液をすぐに1.5ml容のエッペンド
ルフチューブに移し、4℃、14,000rpmの条件
で遠心分離を行ない血漿を分離した。この血漿はTNF
αの測定まで−20℃で保存した。
【0423】TNFα量の測定は酵素免疫測定(ELI
SA)キット(mouse TNFα ELISA K
IT、Genzyme社)にて行なった。
【0424】被検化合物は0.5%トラガント液に懸濁
し、LPSの注射30分前に10ml/体重1kgの割
合で経口投与を行なった。1被検化合物につき最低3用
量をそれぞれ5匹のマウスに投与した。各投与量につい
てコントロール群に対する平均抑制率を算出した。
【0425】本試験において、本発明の化合物は優れた
TNFα産生抑制作用を示した。
【0426】
【試験例3】IL−1β産生抑制試験(in viv
o) Griffithsらの方法(Richard J.Griffiths,Ethan J.Sta
m,James T.Downs andIvan G.Otterness; ATP Induces t
he Release of IL-1 from LPS-Primed CellsIn Vivo:
J.Immunol., 154, 2821-2828(1995) )に準じて行なっ
た。
【0427】LPSとアデノシントリフォスフェート
(ATP)をマウスに腹腔内注射することによりIL−
1βの産生を誘導した。実験前日より一晩絶食したBa
lb/c系マウス(雄、5乃至7週齢、22g前後、日
本チャールスリバー)の腹腔内に生理食塩水溶液を用い
て0.0045mg/mlになるように調製したLPS
(E.coli O26:B6由来、Difco社)を
10ml/体重1kgの割合で投与した。さらに2時間
後、生理食塩水溶液を用いて6.03mg/mlになる
ように調製した0.5mlのATPを腹腔内に投与し
た。ATP投与0.5時間後、ドライアイスを用いて窒
息死させた後すぐに3mlの洗浄用PBS(ヘパリン:
10U/ml、PMSF:0.25mM、leupep
sin:1μg/ml、pepstatin:1μg/
ml、EDTA:1mMを含有する)を腹腔内に注入
し、腹腔内を洗浄した。洗浄液の回収には21G針を装
着した1ml容のディスポーサブル注射筒を用いた。回
収後、腹腔内からの洗浄液はすぐに1.5ml容のエッ
ペンドルフチューブに移し、4℃、7,500rpmの
条件で遠心分離を行ない上清を分離した。この上清はI
L−1βの測定まで−20℃に保存した。
【0428】IL−1β量の測定は酵素免疫測定(EL
ISA)キット(mouse ELISA KIT、G
enzyme社)にて行なった被検化合物は0.5%ト
ラガント液に懸濁し、LPSの注射30分前に10ml
/体重1kgの割合で経口投与を行なった。1被検化合
物につき最低3用量をそれぞれ5匹のマウスに投与し
た。各投与量についてコントロール群に対する平均抑制
率を算出した。
【0429】本試験において、本発明の化合物は優れた
IL−1β産生抑制作用を示した。
【0430】
【試験例4】アジュバント関節炎発症抑制試験(in
vivo) Winderらの方法(Arthritis Rheum., 12, 472-482, 196
9)に準じて実施した。
【0431】Mycobacterium butyricumの加熱死菌体(D
ifco Laboratories, ロット 679123)をメノウ乳鉢で微
細化し、これを、乾熱滅菌した流動パラフィン(和光純
薬工業(株)、一級)に2mg/mlとなるように懸濁
し、超音波処理することによりアジュバントを作製し
た。Lewis雌性ラット(9週齢、体重190g前後、日
本チャールズ・リバー(株))の右後肢足蹠皮内にこの
アジュバント(加熱死菌体として100μg/0.05ml/paw)
を注射して、関節炎を惹起した。
【0432】被験化合物は、0.5%カルボキシメチル
セルロースナトリウム水溶液に懸濁し、アジュバントの
注射日(0日目:Day 0)より20日目まで、1日1
回、5ml/kgの割合で経口投与した。
【0433】アジュバントの注射から3,5,7,1
0,13,15,18及び21日目に、右足(アジュバ
ントを注射した足)及び左足(注射していない足)の体
積を測定し、腫脹体積(アジュバント注射動物後肢足体
積−健常群後肢足体積)を算出した。足体積の測定には
ラット足容積測定装置(Plesthymometer、Ugo Basile)
を用い、後肢の毛の生え際から足尖までを測定装置の水
槽部に入れて測定した。
【0434】更に、21日目の被験化合物無投与対照群
に対する被験化合物投与群の腫脹抑制率を次式により算
出した。
【0435】腫脹抑制率(%)={1−(被験化合物投
与群の腫脹体積)/(対照群の腫脹体積)}×100 本試験において、本発明の化合物は優れたアジュバント
関節炎発症抑制作用を示した。
【0436】
【試験例5】抗コラーゲン抗体誘導性関節炎発症抑制試
験(in vivo) 本試験においては、マウスの抗コラーゲン抗体誘導性関
節炎モデルを採用した。
【0437】Balb/cマウス(雄性、5−6週齢、日本チ
ャールズ・リバー(株))の尾静脈に、抗コラーゲン抗
体溶液(4 mg/ml、株式会社 免疫生物研究所製 関節
炎用カクテル)0.5mlを投与し、その3日後にリポ
ポリサッカライド溶液(0.5mg/ml、株式会社 免疫生物
研究所製 関節炎用カクテル)0.1mlを腹腔内投与
して、関節炎を惹起した。
【0438】被験化合物は、0.5%トラガント液に懸
濁し、抗コラーゲン抗体溶液を投与した日から7日間、
1日1回、10ml/kgの割合で経口投与した。尚、
対照群には、被験化合物の懸濁液の代わりに0.5%ト
ラガント液を投与した。
【0439】被験化合物(又はトラガント液)の投与が
終了した後、下記の基準に従い、各四肢について腫脹の
程度をスコア化した。
【0440】 0:正常(全く腫脹は認められない) 1:指1本に腫脹が認められる 2:指2本以上に腫脹が認められる 3:肢全体が腫脹している。
【0441】各個体について、四肢のスコアの合計をも
ってその固体の腫脹スコアとし、対照群のスコアの平均
値に対する、被験化合物投与群の各個体のスコアから、
抑制率を算出し、これにより被験化合物の抑制活性を判
断した。
【0442】本試験において、本発明の化合物は優れた
抗コラーゲン抗体誘導性関節炎発症抑制作用を示した。
【0443】
【試験例6】抗コラーゲン抗体誘導性関節炎治療試験
(in vivo) 本試験においては、マウスの抗コラーゲン抗体誘導性関
節炎モデルを採用した。
【0444】Balb/cマウス(雄性、5−6週齢、日本チ
ャールズ・リバー(株))の尾静脈に、抗コラーゲン抗
体溶液(4 mg/ml、株式会社 免疫生物研究所製 関節
炎用カクテル)0.5mlを投与し、その3日後にリポ
ポリサッカライド溶液(0.5mg/ml、株式会社 免疫生物
研究所製 関節炎用カクテル)0.1mlを腹腔内投与
して、関節炎を惹起した。
【0445】抗コラーゲン抗体溶液を投与した日から7
日後に、試験例5に示した基準にしたがって腫脹の程度
をスコア化し、両後肢のスコアがそれぞれ3であるマウ
スを選出し、これらを用いて治療試験を行なった。
【0446】被験化合物は、0.5%トラガント液に懸
濁し、上記選出の日から3日間、1日1回、10ml/
kgの割合で経口投与した。尚、対照群には、被験化合
物の懸濁液の代わりに0.5%トラガント液を投与し
た。
【0447】被験化合物(又はトラガント液)の投与が
終了した後、再度、試験例5に示した基準にしたがって
両後肢の腫脹の程度をスコア化した。対照群のスコアの
平均値に対する、被験化合物投与群の各個体のスコアか
ら、抑制率を算出し、これにより被験化合物の抑制活性
を判断した。
【0448】本試験において、本発明の化合物は優れた
抗コラーゲン抗体誘導性関節炎治療作用を示した。
【0449】
【発明の効果】本発明の化合物は、優れた炎症性サイト
カイン産生抑制作用(特に、IL−1β、TNFα産生
抑制作用)を有しており、経口吸収性が良好であり、且
つ、毒性が低いので、医薬として有用であり、例えば、
鎮痛・抗炎症剤、抗ウイルス剤、及び慢性関節リウマ
チ、変形性関節症、アレルギー性疾患、喘息、敗血症、
乾せん、骨粗鬆症、自己免疫疾患(例えば、全身性エリ
トマトーデス、潰瘍性大腸炎、クローン病等)、糖尿
病、腎炎、肝炎、腫瘍、虚血性心疾患、アルツハイマー
病、動脈硬化症の予防剤又は治療剤として有用であり、
特に、鎮痛・抗炎症剤、及び慢性関節リウマチ、変形性
関節症、アレルギー性疾患、敗血症、乾せん、骨粗鬆
症、潰瘍性大腸炎、糖尿病、肝炎、動脈硬化症の予防剤
又は治療剤として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 29/00 A61P 29/00 101 101 35/00 35/00 37/06 37/06 (72)発明者 中尾 彰 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 長崎 孝美 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 山崎 高典 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 Fターム(参考) 4C065 AA03 BB04 CC01 DD01 EE02 HH01 HH02 JJ10 PP08 PP09 QQ04 4C086 AA01 AA02 AA03 BC05 BC17 CB05 MA01 MA04 NA14 ZA07 ZA08 ZA96 ZA97 ZB08 ZB11 ZB15 ZB26

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)を有する化合物、又は
    その薬理上許容される塩、エステル若しくはその他の誘
    導体: 【化1】 {式中、 Aは、ピロール環を示し、 R1は、アリール基;置換基群α及び置換基群βから選
    択される基で置換されたアリール基;ヘテロアリール
    基;又は置換基群α及び置換基群βから選択される基で
    置換されたヘテロアリール基を示し、 R2は、窒素原子を少なくとも一つ有するヘテロアリー
    ル基;又は置換基群α及び置換基群βから選択される基
    で置換された、窒素原子を少なくとも一つ有するヘテロ
    アリール基を示し、 R3は、下記一般式(IIa)、(IIb)又は(II
    c)を有する基: 【化2】 [式中、mは、1又は2を示し、R4は、置換基群α、
    置換基群β及び置換基群γから任意に選択される1乃至
    3個の基を示し、D及びEの一方は、窒素原子を示し、
    他方は、>C(R5)−(式中、R5は、水素原子、置換
    基群α及び置換基群βから選択される1個の基を示
    す。)を示し、Bは、少なくとも1個の窒素原子を含有
    する4乃至7員のヘテロサイクル環(該環は飽和である
    か不飽和であり;アリール基、ヘテロアリール基、シク
    ロアルキル基又はヘテロシクリル基と縮環していてもよ
    い。)を示し、更に、Bがアリール基、ヘテロアリール
    基、シクロアルキル基又はヘテロシクリル基と縮環して
    いるヘテロサイクル環である場合、R4は水素原子であ
    ってもよい。]を有する基を示す。但し、R1及びR3
    結合しているピロール環上の原子は、それぞれ、R2
    結合しているピロール環上の原子に隣接している。} [置換基群α]水酸基、ニトロ基、シアノ基、ハロゲン
    原子、低級アルコキシ基、ハロゲノ低級アルコキシ基、
    低級アルキルチオ基、ハロゲノ低級アルキルチオ基、−
    NRabを有する基(式中、Ra及びRbは、同一若しく
    は異なって、それぞれ、水素原子、低級アルキル基、低
    級アルケニル基、低級アルキニル基、アラルキル基、又
    は低級アルキルスルホニル基を示すか、或いは、Ra
    びRbが結合している窒素原子と一緒になって、ヘテロ
    シクリル基を形成する。) [置換基群β]低級アルキル基、低級アルケニル基、低
    級アルキニル基、アラルキル基、シクロアルキル基、置
    換基群αから選択される基で置換された低級アルキル
    基、置換基群αから選択される基で置換された低級アル
    ケニル基、置換基群αから選択される基で置換されたア
    ルキニル基 [置換基群γ]オキソ基、ヒドロキシイミノ基、低級ア
    ルコキシイミノ基、低級アルキレン基、低級アルキレン
    ジオキシ基、低級アルキルスルフィニル基、低級アルキ
    ルスルホニル基、アリール基、置換基群α及び置換基群
    βから選択される基で置換されたアリール基、アリール
    オキシ基、置換基群α及び置換基群βから選択される基
    で置換されたアリールオキシ基、低級アルキリデニル
    基、アラルキリデニル基。
  2. 【請求項2】 請求項1において、R1が、アリール
    基;又は置換基群α及び置換基群βから選択される基で
    置換されたアリール基である化合物又はその薬理上許容
    される塩、エステル若しくはその他の誘導体。
  3. 【請求項3】 請求項1において、R1が、フェニル、
    ナフチル、又は置換基群α及び置換基群βから選択され
    る基で置換されたフェニル若しくはナフチルである化合
    物又はその薬理上許容される塩、エステル若しくはその
    他の誘導体。
  4. 【請求項4】 請求項1において、R1が、フェニル、
    又は置換基群α1及び置換基群β1から選択される基で置
    換されたフェニルである化合物又はその薬理上許容され
    る塩、エステル若しくはその他の誘導体。 [置換基群α1]ハロゲン原子、低級アルコキシ基、ハ
    ロゲノ低級アルコキシ基、−NRabを有する基(式
    中、Ra及びRbの一方は水素原子又は低級アルキル基を
    示し、他方は水素原子、低級アルキル基又はアラルキル
    基を示す。) [置換基群β1]低級アルキル基、ハロゲノ低級アルキ
    ル基、ヒドロキシ低級アルキル基、ニトロ低級アルキル
    基、アミノ低級アルキル基、低級アルキルアミノ低級ア
    ルキル基、ジ(低級アルキル)アミノ低級アルキル基、
    アラルキルアミノ低級アルキル基
  5. 【請求項5】 請求項1において、R1が、フェニル、
    又は下記置換基群から選択される基で置換されたフェニ
    ルである化合物又はその薬理上許容される塩、エステル
    若しくはその他の誘導体。 [置換基群]ハロゲン原子、ハロゲノ低級アルキル基、
    ハロゲノ低級アルコキシ基。
  6. 【請求項6】 請求項1において、R1が、フェニル、
    4−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、3−ク
    ロロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3,4,
    5−トリフルオロフェニル、3−クロロ−4−フルオロ
    フェニル、3−ジフルオロメトキシフェニル又は3−ト
    リフルオロメチルフェニルである化合物又はその薬理上
    許容される塩、エステル若しくはその他の誘導体。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6から選択されるい
    ずれか1項において、R 2が、窒素原子を1若しくは2
    個含む5乃至6員ヘテロアリール基;又は置換基群α及
    び置換基群βから選択される基で置換された、窒素原子
    を1若しくは2個含む5乃至6員ヘテロアリール基であ
    る化合物又はその薬理上許容される塩、エステル若しく
    はその他の誘導体。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項6から選択されるい
    ずれか1項において、R 2が、ピリジル、ピリミジニ
    ル、又は置換基群α及び置換基群βから選択される基で
    置換されたピリジル若しくはピリミジニルである化合物
    又はその薬理上許容される塩、エステル若しくはその他
    の誘導体。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項6から選択されるい
    ずれか1項において、R 2が、4−ピリジル、4−ピリ
    ミジニル、又は置換基群α及び置換基群βから選択され
    る基で置換された4−ピリジル若しくは4−ピリミジニ
    ルである化合物又はその薬理上許容される塩、エステル
    若しくはその他の誘導体。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項6から選択される
    いずれか1項において、R2が、4−ピリジル、4−ピ
    リミジニル、又は置換基群α及び置換基群βから選択さ
    れる1個の基で2位が置換された4−ピリジル若しくは
    4−ピリミジニルである化合物又はその薬理上許容され
    る塩、エステル若しくはその他の誘導体。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至請求項6から選択される
    いずれか1項において、R2が、4−ピリジル、4−ピ
    リミジニル、又は下記置換基群から選択される1個の基
    で2位が置換された4−ピリジル若しくは4−ピリミジ
    ニルである化合物又はその薬理上許容される塩、エステ
    ル若しくはその他の誘導体。 [置換基群]メトキシ、アミノ、メチルアミノ、ベンジ
    ルアミノ、α−メチルベンジルアミノ
  12. 【請求項12】 請求項1乃至請求項11から選択され
    るいずれか1項において、Bが、1個の窒素原子を含有
    し、更に窒素原子、酸素原子、硫黄原子、基>SO及び
    基>SO2からなる群より選択される1個の原子又は基
    を含有していてもよい5又は6員ヘテロサイクル環(該
    環は飽和であるか不飽和であり;アリール基、ヘテロア
    リール基、シクロアルキル基又はヘテロシクリル基と縮
    環していてもよい。)である化合物又はその薬理上許容
    される塩、エステル若しくはその他の誘導体。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至請求項11から選択され
    るいずれか1項において、Bが、D;E;並びに、3又
    は4個の炭素原子からなる5又は6員ヘテロサイクル環
    (該環は飽和であるか不飽和であり;アリール基、ヘテ
    ロアリール基、シクロアルキル基又はヘテロシクリル基
    と縮環していてもよい。)である化合物又はその薬理上
    許容される塩、エステル若しくはその他の誘導体。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至請求項11から選択され
    るいずれか1項において、Bが、ピロリジン、又はピロ
    リンである化合物又はその薬理上許容される塩、エステ
    ル若しくはその他の誘導体。
  15. 【請求項15】 請求項1乃至請求項14から選択され
    るいずれか1項において、R3が、一般式(IIa)又
    は(IIb)を有する基である化合物又はその薬理上許
    容される塩、エステル若しくはその他の誘導体。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至請求項14から選択され
    るいずれか1項において、R3が、一般式(IIa)を
    有する基である化合物又はその薬理上許容される塩、エ
    ステル若しくはその他の誘導体。
  17. 【請求項17】 請求項1乃至請求項16から選択され
    るいずれか1項において、mが1である化合物又はその
    薬理上許容される塩、エステル若しくはその他の誘導
    体。
  18. 【請求項18】 請求項1乃至請求項17から選択され
    るいずれか1項において、R4が、置換基群α、置換基
    群β及び置換基群γ1から任意に選択される1若しくは
    2個の基である化合物又はその薬理上許容される塩、エ
    ステル若しくはその他の誘導体: [置換基群γ1]オキソ基、ヒドロキシイミノ基、低級
    アルコキシイミノ基、低級アルキレン基、低級アルキレ
    ンジオキシ基、低級アルキルスルフィニル基、低級アル
    キルスルホニル基、アリール基、置換基群α及び置換基
    群βから選択される基で置換されたアリール基。
  19. 【請求項19】 請求項1乃至請求項17から選択され
    るいずれか1項において、R4が、水酸基、ハロゲン原
    子、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、ハロゲノ
    低級アルコキシ基、低級アルキル基、ハロゲノ低級アル
    キル基、オキソ基、アリール基、置換基群α及び置換基
    群βから選択される基で置換されたアリール基、低級ア
    ルキレン基、低級アルキレンジオキシ基、低級アルキル
    スルホニル基である化合物又はその薬理上許容される
    塩、エステル若しくはその他の誘導体。
  20. 【請求項20】 請求項1乃至請求項17から選択され
    るいずれか1項において、R4が、水酸基、フッ素原
    子、塩素原子、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、メチ
    ル、エチル、プロピル、フェニル、又は置換基群α及び
    置換基群βから選択される基で置換されたフェニルであ
    る化合物又はその薬理上許容される塩、エステル若しく
    はその他の誘導体。
  21. 【請求項21】 請求項1乃至請求項17から選択され
    るいずれか1項において、R4が、メトキシ、メチル、
    エチル、プロピル、又はフェニルである化合物又はその
    薬理上許容される塩、エステル若しくはその他の誘導
    体。
  22. 【請求項22】 請求項1乃至請求項17から選択され
    るいずれか1項において、R4が、アリールオキシ基、
    置換基群α及び置換基群βから選択される基で置換され
    たアリールオキシ基、低級アルキリデニル基、アラルキ
    リデニル基である化合物又はその薬理上許容される塩、
    エステル若しくはその他の誘導体。
  23. 【請求項23】 請求項1乃至請求項17から選択され
    るいずれか1項において、R4が、フェノキシ、メチリ
    デニル、エチリデニル、プロピリデニル又はベンジリデ
    ニルである化合物又はその薬理上許容される塩、エステ
    ル若しくはその他の誘導体。
  24. 【請求項24】 請求項1乃至請求項13から選択され
    るいずれか1項において、Dが>C(R5)−(式中、
    5は、水素原子、置換基群α及び置換基群βから選択
    される1個の基を示す。)であり、Eが窒素原子である
    化合物又はその薬理上許容される塩、エステル若しくは
    その他の誘導体。
  25. 【請求項25】 請求項1乃至請求項24から選択され
    るいずれか1項において、下記一般式(1−1)若しく
    は一般式(1−3): 【化3】 で表される化合物又はその薬理上許容される塩、エステ
    ル若しくはその他の誘導体。
  26. 【請求項26】 請求項25において、一般式(1−
    1)で表される化合物又はその薬理上許容される塩、エ
    ステル若しくはその他の誘導体。
  27. 【請求項27】 請求項1において、下記から選択され
    る化合物又はその薬理上許容される塩、エステル若しく
    はその他の誘導体: ・2−(3−フルオロフェニル)−4−[2−メチル−
    1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
    −7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
    ロール ・2−(3−フルオロフェニル)−4−[2−フェニル
    −1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
    ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
    ピロール ・2−(3−フルオロフェニル)−4−[2−ヒドロキ
    シ−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリ
    ジン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H
    −ピロール ・2−(3−フルオロフェニル)−4−[2−メトキシ
    −1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
    ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
    ピロール ・4−[2−フルオロ−1,2,3,5,6,8a−ヘ
    キサヒドロインドリジン−7−イル]−2−(3−フル
    オロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
    ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−メチル−
    1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
    −7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
    ロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−フェニル
    −1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
    ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
    ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−ヒドロキ
    シ−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリ
    ジン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H
    −ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−メトキシ
    −1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
    ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
    ピロール ・4−[2,2−エチレンジオキシ−1,2,3,5,
    6,8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−2
    −(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イ
    ル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−オキソ−
    1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
    −7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
    ロール ・4−[2−フルオロ−1,2,3,5,6,8a−ヘ
    キサヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−フル
    オロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
    ピロール ・4−[2−クロロ−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
    サヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−フルオ
    ロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
    ロール ・4−[2,2−ジフルオロ−1,2,3,5,6,8
    a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4
    −フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−
    1H−ピロール ・2−(3−クロロフェニル)−4−[2−メチル−
    1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
    −7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
    ロール ・2−(3−クロロフェニル)−4−[2−フェニル−
    1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
    −7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
    ロール ・2−(3−クロロフェニル)−4−[2−ヒドロキシ
    −1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
    ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
    ピロール ・2−(3−クロロフェニル)−4−[2−メトキシ−
    1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
    −7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
    ロール ・2−(3−クロロフェニル)−4−[2−フルオロ−
    1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
    −7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
    ロール ・4−[2−クロロ−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
    サヒドロインドリジン−7−イル]−2−(3−クロロ
    フェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロ
    ール ・4−[2−メチル−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
    サヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン−
    4−イル)−2−(3−トリフルメチルオロフェニル)
    −1H−ピロール ・4−[2−フェニル−1,2,3,5,6,8a−ヘ
    キサヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン
    −4−イル)−2−(3−トリフルオロメチルフェニ
    ル)−1H−ピロール ・4−[2−ヒドロキシ−1,2,3,5,6,8a−
    ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジ
    ン−4−イル)−2−(3−トリフルオロメチルフェニ
    ル)−1H−ピロール ・4−[2−メトキシ−1,2,3,5,6,8a−ヘ
    キサヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン
    −4−イル)−2−(3−トリフルオロメチルフェニ
    ル)−1H−ピロール ・4−[2−フルオロ−1,2,3,5,6,8a−ヘ
    キサヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン
    −4−イル)−2−(3−トリフルオロメチルフェニ
    ル)−1H−ピロール ・4−[2−クロロ−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
    サヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン−
    4−イル)−2−(3−トリフルオロメチルフェニル)
    −1H−ピロール ・4−[2,8−ジメチル−1,2,3,5,6,8a
    −ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−
    フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1
    H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−ヒドロキ
    シ−8−メチル−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒ
    ドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン−4−
    イル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−メトキシ
    −8−メチル−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒド
    ロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イ
    ル)−1H−ピロール ・4−[2−フルオロ−8−メチル−1,2,3,5,
    6,8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−2
    −(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イ
    ル)−1H−ピロール ・4−[2−クロロ−8−メチル−1,2,3,5,
    6,8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−2
    −(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イ
    ル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−メチル−
    3,5,6,8a−テトラヒドロインドリジン−7−イ
    ル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−ヒドロキ
    シ−1,2,3,5,8,8a−ヘキサヒドロインドリ
    ジン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H
    −ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−メトキシ
    −1,2,3,5,8,8a−ヘキサヒドロインドリジ
    ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
    ピロール ・4−[2−クロロ−1,2,3,5,8,8a−ヘキ
    サヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−フルオ
    ロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
    ロール ・4−[2,2−ジフルオロ−1,2,3,5,8,8
    a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4
    −フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−
    1H−ピロール ・4−[シクロプロパンスピロ−6'−(1',2',
    3',5',6',8a'−ヘキサヒドロインドリジン)−
    7'−イル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−
    (ピリジン−4−イル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−メチリデ
    ン−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリ
    ジン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H
    −ピロール ・4−[2,2−ジメチル−1,2,3,5,6,8a
    −ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−
    フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1
    H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−メチルチ
    オ−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリ
    ジン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H
    −ピロール ・4−[2−エチル−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
    サヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−フルオ
    ロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
    ロール ・4−[2−エチル−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
    サヒドロインドリジン−7−イル]−2−(3−フルオ
    ロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
    ロール ・2−(3−クロロフェニル)−4−[2−エチル−
    1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
    −7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
    ロール ・4−[2−エチル−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
    サヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン−
    4−イル)−2−(3−トリフルオロメチルフェニル)
    −1H−ピロール ・2−(4−クロロフェニル)−4−[2−エチル−
    1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
    −7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
    ロール ・4−[2−ブチルチオ−1,2,3,5,6,8a−
    ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−フ
    ルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H
    −ピロール ・4−[2−エチルチオ−1,2,3,5,6,8a−
    ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−フ
    ルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H
    −ピロール ・4−[2−エチリデン−1,2,3,5,6,8a−
    ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−フ
    ルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H
    −ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−プロピル
    −1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
    ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
    ピロール ・2−(3−フルオロフェニル)−4−[2−プロピル
    −1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
    ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
    ピロール ・2−(3−クロロフェニル)−4−[2−プロピル−
    1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
    −7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
    ロール ・4−[2−プロピル−1,2,3,5,6,8a−ヘ
    キサヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン
    −4−イル)−2−(3−トリフルオロメチルフェニ
    ル)−1H−ピロール ・2−(4−クロロフェニル)−4−[2−プロピル−
    1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
    −7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
    ロール ・4−[2−エトキシ−1,2,3,5,6,8a−ヘ
    キサヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−フル
    オロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
    ピロール ・4−[シクロペンタンスピロ−2'−(1',2',
    3',5',6',8a'−ヘキサヒドロインドリジン)−
    7'−イル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−
    (ピリジン−4−イル)−1H−ピロール ・4−[2−ベンジリデン−1,2,3,5,6,8a
    −ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−
    フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1
    H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−プロピリ
    デン−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインド
    リジン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1
    H−ピロール ・4−[5,5−ジメチル−1,2,3,5,6,8a
    −ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−
    フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1
    H−ピロール ・4−[2−エチル−3,5,6,8a−テトラヒドロ
    インドリジン−7−イル]−2−(4−フルオロフェニ
    ル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−プロピル
    −3,5,6,8a−テトラヒドロインドリジン−7−
    イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−フェニル
    −3,5,6,8a−テトラヒドロインドリジン−7−
    イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール ・2−(4−クロロフェニル)−4−[2−メトキシ−
    1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
    −7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
    ロール ・2−(4−クロロフェニル)−4−[2−メチル−
    1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
    −7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
    ロール ・2−(4−クロロフェニル)−4−[2−フェニル−
    1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
    −7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
    ロール。
  28. 【請求項28】 請求項1において、下記から選択され
    る化合物又はその薬理上許容される塩、エステル若しく
    はその他の誘導体: ・2−(3−フルオロフェニル)−4−[2−メチル−
    1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
    −7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
    ロール ・2−(3−フルオロフェニル)−4−[2−フェニル
    −1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
    ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
    ピロール ・2−(3−フルオロフェニル)−4−[2−メトキシ
    −1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
    ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
    ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−メチル−
    1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
    −7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
    ロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−フェニル
    −1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
    ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
    ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−メトキシ
    −1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
    ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
    ピロール ・2−(3−クロロフェニル)−4−[2−メチル−
    1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
    −7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
    ロール ・2−(3−クロロフェニル)−4−[2−フェニル−
    1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
    −7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
    ロール ・2−(3−クロロフェニル)−4−[2−メトキシ−
    1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
    −7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
    ロール ・4−[2−メチル−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
    サヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン−
    4−イル)−2−(3−トリフルオロメチルフェニル)
    −1H−ピロール ・4−[2−フェニル−1,2,3,5,6,8a−ヘ
    キサヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン
    −4−イル)−2−(3−トリフルオロメチルフェニ
    ル)−1H−ピロール ・4−[2−メトキシ−1,2,3,5,6,8a−ヘ
    キサヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン
    −4−イル)−2−(3−トリフルオロメチルフェニ
    ル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−メチル−
    3,5,6,8a−テトラヒドロインドリジン−7−イ
    ル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−メチリデ
    ン−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリ
    ジン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H
    −ピロール ・4−[2−エチル−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
    サヒドロインドリジン−7−イル]−2−(4−フルオ
    ロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
    ロール ・4−[2−エチル−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
    サヒドロインドリジン−7−イル]−2−(3−フルオ
    ロフェニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
    ロール ・2−(3−クロロフェニル)−4−[2−エチル−
    1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
    −7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
    ロール ・4−[2−エチル−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
    サヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン−
    4−イル)−2−(3−トリフルオロメチルフェニル)
    −1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−プロピル
    −1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
    ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
    ピロール ・2−(3−フルオロフェニル)−4−[2−プロピル
    −1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジ
    ン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−
    ピロール ・2−(3−クロロフェニル)−4−[2−プロピル−
    1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン
    −7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピ
    ロール ・4−[2−プロピル−1,2,3,5,6,8a−ヘ
    キサヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン
    −4−イル)−2−(3−トリフルオロメチルフェニ
    ル)−1H−ピロール ・4−[2−エチル−3,5,6,8a−テトラヒドロ
    インドリジン−7−イル]−2−(4−フルオロフェニ
    ル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−プロピル
    −3,5,6,8a−テトラヒドロインドリジン−7−
    イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[2−フェニル
    −3,5,6,8a−テトラヒドロインドリジン−7−
    イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロー
    ル。
  29. 【請求項29】 請求項1において、下記から選択され
    る化合物又はその薬理上許容される塩、エステル若しく
    はその他の誘導体: ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[(2R,8a
    S)−2−フェニル−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
    サヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン−
    4−イル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[(8aS)−
    2−メチル−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒドロ
    インドリジン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イ
    ル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[(8aS)−
    2−メチリデン−1,2,3,5,6,8a−ヘキサヒ
    ドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン−4−
    イル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[(8aS)−
    2−メチル−3,5,6,8a−テトラヒドロインドリ
    ジン−7−イル]−3−(ピリジン−4−イル)−1H
    −ピロール ・4−[(2S,8aS)−2−エチル−1,2,3,
    5,6,8a−ヘキサヒドロインドリジン−7−イル]
    −2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4
    −イル)−1H−ピロール ・2−(4−フルオロフェニル)−4−[(2S,8a
    S)−2−プロピル−1,2,3,5,6,8a−ヘキ
    サヒドロインドリジン−7−イル]−3−(ピリジン−
    4−イル)−1H−ピロール。
  30. 【請求項30】請求項1乃至請求項29から選択される
    いずれか1項に記載の化合物又はその薬理上許容される
    塩、エステル若しくはその他の誘導体を有効成分として
    含有する医薬。
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JPWO2014007228A1 (ja) * 2012-07-03 2016-06-02 小野薬品工業株式会社 ソマトスタチン受容体作動活性を有する化合物およびその医薬用途

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