JP2000080094A - 5員ヘテロアリ―ル化合物 - Google Patents

5員ヘテロアリ―ル化合物

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JP2000080094A
JP2000080094A JP11187804A JP18780499A JP2000080094A JP 2000080094 A JP2000080094 A JP 2000080094A JP 11187804 A JP11187804 A JP 11187804A JP 18780499 A JP18780499 A JP 18780499A JP 2000080094 A JP2000080094 A JP 2000080094A
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pyrm
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pyrrole
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JP11187804A
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English (en)
Inventor
Tomio Kimura
富美夫 木村
Akihiro Kawahara
朗博 河原
Akira Nakao
彰 中尾
Shigeru Ushiyama
茂 牛山
Ryuichi Shimozato
隆一 下里
Keisuke Suzuki
鈴木  啓介
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】優れた炎症性サイトカイン産生抑制作用を有す
る化合物を提供する。 【解決手段】下記一般式(I)を有する化合物又はその
薬理上許容される塩、エステル若しくはその他の誘導
体: [式中、環A:5員ヘテロアリール環; Ar1、A
2:置換可アリール、置換可ヘテロアリール; Q:
置換可アリーレン、置換可ヘテロアリーレン、2価の複
素環基; R1:H、置換可アルキル、置換可アルケニ
ル、置換可アルキニル、ハロゲン、ニトロ; R2
H、置換可アルキル、置換可アルケニル、置換可アルキ
ニル; R3:−WR4、−OWR4、−S(O)m
4、−N(WR4)R5など[m:0〜2; W:アル
キレン、アルケニレン、シクロアルキレンなど;
4:アジド、ニトロ、ニトロソオキシ、ニトロキシ、
チオシアナートなど; R5:H、アルキル、アルケニ
ル、アルキニルなど。]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬品として有用
な5員ヘテロアリール化合物に関する。更に詳細にはイ
ンタ−ロイキン(IL)−1、IL−6、IL−8、腫
瘍壊死因子(TNF)などの炎症性サイトカインの産生
抑制作用を有する、解熱・鎮痛・抗炎症剤並びに慢性関
節リウマチなどの自己免疫疾患、骨粗鬆症などの骨疾
患、その他前記サイトカインが関与する疾患に対する治
療剤として有用な5員ヘテロアリール化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、非ステロイド性抗炎症剤(NSA
ID)は、シクロオキシゲナ−ゼ阻害によるプロスタグ
ランジン(PG)生合成阻害を作用機序とする解熱・鎮
痛・抗炎症作用を主たる薬理作用として有し、各種の炎
症性・疼痛性疾患に繁用されてきた。慢性関節リウマチ
などに対しては対症療法的な目的でNSAID、原因療
法的な目的で免疫調節剤(DMARD)が使用されてい
る。
【0003】従来のNSAIDはその作用機序から胃潰
瘍などの消化管障害を惹起し、長期の連続使用において
問題点を有している。また、DMARDは未だ安定して
明確な薬効を発現するに至っていない。近年、免疫担当
細胞が産生するサイトカインと総称される活性物質が見
出されてきている。その中でインタ−ロイキン(IL)
−1、IL−6、IL−8、腫瘍壊死因子(TNF)な
どは炎症性サイトカインと呼ばれ、PGの産生系である
アラキドン酸代謝系の活性化、白血球の遊走、急性期蛋
白の誘導、破骨細胞の活性化など炎症メディエ−タ−と
しての多彩な働きが解明されてきており、これら炎症性
サイトカインの産生抑制剤は従来とは異なった作用機序
による新世代の解熱・鎮痛・抗炎症剤並びに慢性関節リ
ウマチなどの自己免疫疾患、骨粗鬆症などの骨疾患、そ
の他前記サイトカインが関与する疾患に対する治療剤と
して期待されている。
【0004】これら炎症性サイトカインの産生を抑制す
る作用を有するヘテロアリール化合物としては、例え
ば、下記の化合物がWO97/5878に具体的に開示
されているが、薬効、体内動態及び安全性において、更
に優れた化合物の開発が望まれている。
【0005】
【化5】
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記の
炎症性サイトカインの産生を抑制し得る5員ヘテロアリ
ール化合物の合成とその薬理作用について長年に亘り鋭
意研究を行なった結果、5員ヘテロアリール環上に少な
くとも3個の環式基を有する5員ヘテロアリール化合物
が、優れた炎症性サイトカイン産生抑制作用を有するこ
とを見出し、本発明を完成した。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1) 下記
一般式(I)を有する化合物又はその薬理上許容される
塩、エステル若しくはその他の誘導体:
【0008】
【化6】 {式中、環Aは、5員ヘテロアリール環を示し、Ar1
及びAr2は、同一若しくは異なって、それぞれ、アリ
ール基、ヘテロアリール基、置換基群α及び置換基群β
から選択される基で置換されたアリール基、又は置換基
群α及び置換基群βから選択される基で置換されたヘテ
ロアリール基を示し、Qはアリーレン基、ヘテロアリー
レン基、置換基群α及び置換基群βから選択される基で
置換されたアリーレン基、置換基群α及び置換基群βか
ら選択される基で置換されたヘテロアリーレン基、又は
少なくとも1個の窒素原子を含有する2価の3乃至8員
飽和複素環基を示し、R1は環上の炭素原子に結合する
基であって、水素原子、炭素数1乃至15個のアルキル
基、炭素数2乃至15個のアルケニル基、炭素数2乃至
15個のアルキニル基、置換基群α及び置換基群γから
選択される1乃至3個の基で置換された炭素数1乃至1
5個のアルキル基、置換基群α及び置換基群γから選択
される1乃至3個の基で置換された炭素数2乃至15個
のアルケニル基、置換基群α及び置換基群γから選択さ
れる1乃至3個の基で置換された炭素数2乃至15個の
アルキニル基、ハロゲン原子又はニトロ基を示し、R2
は環上の窒素原子に結合する基であって、水素原子、炭
素数1乃至15個のアルキル基、炭素数2乃至15個の
アルケニル基、炭素数2乃至15個のアルキニル基、置
換基群α及び置換基群γから選択される1乃至3個の基
で置換された炭素数1乃至15個のアルキル基、置換基
群α及び置換基群γから選択される1乃至3個の基で置
換された炭素数2乃至15個のアルケニル基、又は置換
基群α及び置換基群γから選択される1乃至3個の基で
置換された炭素数2乃至15個のアルキニル基を示し、
3は、一般式−WR4、−OWR4、−S(O)m
4、−N(WR4)R5、−SO2N(WR4)R5、−C
ON(WR4)R5、−COWR4又は−PO(OR 6
(OR7)を有する基[式中、mは、0、1又は2を示
し、Wは、アルキレン基、低級アルケニレン基、シクロ
アルキレン基、シクロアルケニレン基又は低級アルキニ
レン基を示し、R4は、アジド基、ニトロ基、ニトロソ
オキシ基、ニトロキシ基、チオシアナート基、基PO
(OR6)(OR7)、基C(=NOR8)R9又は基CO
N(OR 8)R9を示し、R5、R8及びR9は、同一若し
くは異なって、それぞれ、水素原子、炭素数1乃至15
個のアルキル基、炭素数2乃至15個のアルケニル基、
炭素数2乃至15個のアルキニル基、アリール基、アラ
ルキル基、ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキル
基又は保護基を示し、R6及びR7は、同一若しくは異な
って、それぞれ、水素原子、炭素数1乃至15個のアル
キル基、炭素数2乃至15個のアルケニル基、炭素数2
乃至15個のアルキニル基又はアラルキル基を示す。]
を示し、但し、(a)環Aが、酸素原子、硫黄原子及び
窒素原子から選択される3個の原子を含有する場合、及
び(b)環Aが、酸素原子、硫黄原子及び窒素原子から
選択される2個の原子を含有し、そのうち1個が酸素原
子又は硫黄原子である場合には、R1及びR2は存在せ
ず、(c)環Aが、2個の窒素原子を含有する場合、R
1及びR2のいずれか一方は存在せず、(d)環Aが、窒
素原子を含有しない場合、R2は存在しない。}に関す
る。 [置換基群α]ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、N
1011(式中、R10及びR11は、同一又は異なって、
それぞれ、水素原子、炭素数1乃至15個のアルキル基
又はハロゲノ低級アルキル基を示すか、或いは、それら
が結合している窒素原子と一緒になって、少なくとも1
個の窒素原子を含有するヘテロシクリル基を形成す
る。)、OR10(式中、R10は、前記と同意義を示
す。)及びSR10(式中、R10は、前記と同意義を示
す。)、 [置換基群β]低級アルキル基、及び上記置換基群αか
ら選択される1乃至3個の基で置換された低級アルキル基 [置換基群γ]アリール基、ヘテロアリール基、及びヘ
テロシクリル基(これらの基は、置換基群α及び置換基
群βから選択される1乃至3個の基で置換されていてもよ
い。)。
【0009】これらのうち好適な化合物としては、
(2) 環Aが、窒素原子を少なくとも1個含み、更に
酸素原子又は窒素原子を含んでいてもよい5員芳香族複
素環である化合物、(3) 環Aが、ピロール、イミダ
ゾール又はオキサゾールである化合物、(4) 下記一
般式(I−A):
【0010】
【化7】 を有する化合物、(5) Ar1が、ヘテロアリール
基、又は置換基群α及び置換基群βから選択される基で
置換されたヘテロアリール基である化合物、(6) A
1が、窒素原子を1若しくは2個含む5乃至6員芳香族
複素環基、又は置換基群α及び置換基群βから選択され
る基で置換された、窒素原子を1若しくは2個含む5乃
至6員芳香族複素環基である化合物、(7) Ar
1が、ピリジル、ピリミジニル、置換基群α及び置換基
群βから選択される基で置換されたピリジル、又は置換
基群α及び置換基群βから選択される基で置換されたピ
リミジニルである化合物、(8) Ar1が、4−ピリ
ジル、又は置換基群α及び置換基群βから選択される基
で置換された4−ピリジルである化合物、(9) Ar
2が、アリール基、ヘテロアリール基又は置換基群α及
び置換基群βから選択される基で置換されたアリール基
である化合物、及び(10) Ar2が、アリール基、
又は置換基群α及び置換基群βから選択される基で置換
されたアリール基である化合物、並びにその薬理上許容
される塩、エステル若しくはその他の誘導体を挙げるこ
とができる。
【0011】更に、(11) Qが、アリーレン基、ヘ
テロアリーレン基、又は置換基群α及び置換基群βから
選択される基で置換されたアリーレン基である化合物に
おいて、好適な化合物としては、(12) Qが、アリ
ーレン基、又は置換基群α及び置換基群βから選択され
る基で置換されたアリーレン基である化合物、(13)
Qが、1,4−フェニレン、又は置換基群α及び置換
基群βから選択される基で置換された1,4−フェニレ
ンである化合物、(14) R3が、一般式−WR4、−
OWR4又は−S(O)mWR4を有する基である化合
物、(15) R3が、一般式−S(O)mWR4を有す
る基である化合物、及び(16) R3が、一般式−S
(O)mWR4を有する基であり、mが、1又は2である
化合物並びにその薬理上許容される塩、エステル若しく
はその他の誘導体を挙げることができ、他方、(17)
Qが、少なくとも1個の窒素原子を含有する2価の3
乃至8員飽和複素環基である化合物において、好適な化
合物としては、(18) Qが、アゼチジンジイル、ピ
ロリジンジイル、イミダゾリジンジイル、オキサゾリジ
ンジイル、チアゾリジンジイル、ピペリジンジイル、ピ
ペラジンジイル、モルホリンジイル又はチオモルホリン
ジイルである化合物、(19) Qが、アゼチジンジイ
ル、ピロリジンジイル、ピペリジンジイル又はピペラジ
ンジイルである化合物、(20) 基−Q−R3が、下
記一般式(II):
【0012】
【化8】 {式中、環式基:
【0013】
【化9】 は、Qの定義における、少なくとも1個の窒素原子を含
有する2価の3乃至8員飽和複素環基を示し、R3
は、R3の定義における、一般式−WR4、−S(O)m
WR4、−SO2N(WR4)R5、−CON(WR4
5、−COWR4又は−PO(OR6)(OR7)を有す
る基を示す。}を有する基である化合物、(21) R
3が、一般式−WR4、−S(O)mWR4又は−COWR
4を有する基である化合物、及び(22) R3が、一般
式−WR4又は−COWR4を有する基である化合物、
(23) R3が、一般式−WR4を有する基である化合
物並びにその薬理上許容される塩、エステル若しくはそ
の他の誘導体を挙げることができる。
【0014】上記化合物中、更に好適な化合物として
は、(24) Wが、アルキレン基、低級アルケニレン
基又は低級アルキニレン基である化合物、(25) W
が、アルキレン基である化合物、(26) Wが、炭素
数1乃至4個の直鎖若しくは分枝鎖アルキレン基である
化合物、(27) Wが、炭素数1乃至3個の直鎖若し
くは分枝鎖アルキレン基である化合物、(28) W
が、メチレン、エチレン又はトリメチレンである化合
物、(29) Wが、メチレン又はエチレンである化合
物、(30) R4が、アジド基、ニトロ基、チオシア
ナート基又は基PO(OR6)(OR7)[式中、R6
7、R8及びR9は、前記と同意義を示す。]である化
合物、(31) R4が、アジド基又はニトロ基である
化合物、(32) R1が、水素原子、炭素数1乃至1
5個のアルキル基、又は置換基群α及び置換基群γから
選択される1乃至3個の基で置換された炭素数1乃至1
5個のアルキル基である化合物、(33) R1が、水
素原子である化合物、(34) R2が、水素原子、炭
素数1乃至15個のアルキル基、又は置換基群α及び置
換基群γから選択される1乃至3個の基で置換された炭
素数1乃至15個のアルキル基である化合物、(35)
2が、水素原子である化合物並びにその薬理上許容
される塩、エステル若しくはその他の誘導体を挙げるこ
とができる。
【0015】更に、上記(1)の化合物において、
(2)乃至(4)、(5)乃至(8)、(9)及び(1
0)、(11)乃至(23)、(24)乃至(29)、
(30)及び(31)、(32)及び(33)、並びに
(34)及び(35)からなる8個の群から任意に選択
した要件の組み合わせを充足するような化合物も好適で
ある。
【0016】これらのうち、特に好適な化合物として
は、(36)下記から選択される化合物又はその薬理上
許容される塩、エステル若しくはその他の誘導体を挙げ
ることができ: ・5−[4−(2−アジドエチルスルフィニル)フェニ
ル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン
−4−イル)−1H−ピロール、 ・2−(4−フルオロフェニル)−5−[4−(3−ニ
トロプロピルスルフィニル)フェニル]−3−(ピリジ
ン−4−イル)−1H−ピロール、 ・2−(4−フルオロフェニル)−5−[4−(3−ニ
トロプロピルスルホニル)フェニル]−3−(ピリジン
−4−イル)−1H−ピロール、 ・2−(4−フルオロフェニル)−5−[4−(3−ニ
トロキシプロピルスルフィニル)フェニル]−3−(ピ
リジン−4−イル)−1H−ピロール、 ・5−[4−(2−ジエチルホスホノエチルスルフィニ
ル)フェニル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−
(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール、 ・5−[4−(2−ジエチルホスホノエチルスルホニ
ル)フェニル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−
(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール、 ・2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4
−イル)−5−[4−(2−チオシアナートエチルスル
フィニル)フェニル]−1H−ピロール、 ・2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4
−イル)−5−[4−(2−チオシアナートエチルスル
ホニル)フェニル]−1H−ピロール、 ・5−[4−(3−アジドプロピルスルフィニル)フェ
ニル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジ
ン−4−イル)−1H−ピロール、 ・5−[4−(3−アジドプロピルスルホニル)フェニ
ル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン
−4−イル)−1H−ピロール、 ・2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4
−イル)−5−[4−(3−チオシアナートプロピルス
ルフィニル)フェニル]−1H−ピロール、 ・2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4
−イル)−5−[4−(3−チオシアナートプロピルス
ルホニル)フェニル]−1H−ピロール、 ・5−[4−(2−アジドエチルスルホニル)フェニ
ル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン
−4−イル)−1H−ピロール、 ・5−[4−(アジドメチルスルフィニル)フェニル]
−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4
−イル)−1H−ピロール、 ・5−[4−(アジドメチルスルホニル)フェニル]−
2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−
イル)−1H−ピロール、 ・5−[1−(2−ジエチルホスホノエチル)ピペリジ
ン−4−イル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−
(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール、 ・2−(4−フルオロフェニル)−5−[1−(2−ニ
トロエチル)ピペリジン−4−イル]−3−(ピリジン
−4−イル)−1H−ピロール、 ・5−[1−(ジエチルホスホノメチル)ピペリジン−
4−イル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピ
リジン−4−イル)−1H−ピロール、 ・2−(4−フルオロフェニル)−5−[1−(3−ニ
トロプロピオニル)ピペリジン−4−イル]−3−(ピ
リジン−4−イル)−1H−ピロール、 ・2−(4−フルオロフェニル)−5−[1−(ジメチ
ルホスホリル)ピペリジン−4−イル]−3−(ピリジ
ン−4−イル)−1H−ピロール、 ・2−(4−フルオロフェニル)−5−[4−(4−ニ
トロブチルスルフィニル)フェニル]−3−(ピリジン
−4−イル)−1H−ピロール、 ・2−(3−クロロフェニル)−5−[4−(3−ニト
ロプロピルスルフィニル)フェニル]−3−(ピリジン
−4−イル)−1H−ピロール、及び ・2−(3,4−ジフルオロフェニル)−5−[4−
(3−ニトロプロピルスルフィニル)フェニル]−3−
(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール、最も好適な
化合物としては、(37)下記から選択される化合物又
はその薬理上許容される塩、エステル若しくはその他の
誘導体を挙げることができる: ・5−[4−(2−アジドエチルスルフィニル)フェニ
ル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン
−4−イル)−1H−ピロール、 ・2−(4−フルオロフェニル)−5−[4−(3−ニ
トロプロピルスルフィニル)フェニル]−3−(ピリジ
ン−4−イル)−1H−ピロール、 ・2−(4−フルオロフェニル)−5−[4−(3−ニ
トロプロピルスルホニル)フェニル]−3−(ピリジン
−4−イル)−1H−ピロール、 ・5−[4−(3−アジドプロピルスルフィニル)フェ
ニル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジ
ン−4−イル)−1H−ピロール、 ・5−[4−(3−アジドプロピルスルホニル)フェニ
ル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン
−4−イル)−1H−ピロール、 ・5−[4−(2−アジドエチルスルホニル)フェニ
ル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン
−4−イル)−1H−ピロール、 ・5−[4−(アジドメチルスルフィニル)フェニル]
−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4
−イル)−1H−ピロール、 ・5−[1−(2−ジエチルホスホノエチル)ピペリジ
ン−4−イル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−
(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール、 ・2−(4−フルオロフェニル)−5−[1−(2−ニ
トロエチル)ピペリジン−4−イル]−3−(ピリジン
−4−イル)−1H−ピロール、 ・5−[1−(ジエチルホスホノメチル)ピペリジン−
4−イル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピ
リジン−4−イル)−1H−ピロール、及び ・2−(4−フルオロフェニル)−5−[1−(3−ニ
トロプロピオニル)ピペリジン−4−イル]−3−(ピ
リジン−4−イル)−1H−ピロール。
【0017】更に、本発明の他の目的は、上記(1)乃
至(37)から選択されるいずれか1に記載の化合物、
その薬理上許容される塩又は誘導体を有効成分として含
有する医薬を提供することにある。そのような医薬とし
ては、例えば、鎮痛・抗炎症剤、抗ウイルス剤、及び慢
性関節リウマチ、変形性関節症、アレルギー性疾患、喘
息、敗血症、乾せん、骨粗鬆症、自己免疫疾患(例え
ば、全身性エリトマトーデス、潰瘍性大腸炎、クローン
病等)、糖尿病、糸球体腎炎、肝炎、動脈硬化症の予防
剤又は治療剤を挙げることができ、特に、鎮痛・抗炎症
剤、及び慢性関節リウマチ、変形性関節症、アレルギー
性疾患、敗血症、乾せん、骨粗鬆症、潰瘍性大腸炎、糖
尿病、肝炎、動脈硬化症の予防剤又は治療剤を挙げるこ
とができる。
【0018】上記一般式(I)において、環Aの定義に
おける、「5員ヘテロアリール環」とは、フラン、チオ
フェン、ピロール、オキサゾール、イソキサゾール、チ
アゾール、イソチアゾール、イミダゾール、ピラゾー
ル、トリアゾールのような硫黄原子、酸素原子及び/又
は窒素原子を1乃至3個含む5員芳香族複素環を示し、
好適には、ピロール、イミダゾール又はオキサゾールの
ような窒素原子を少なくとも1個含み、更に酸素原子又
は窒素原子を含んでいてもよい5員芳香族複素環であ
り、最適には、ピロールである。環Aがピロールである
化合物においては、下記一般式(I−A):
【0019】
【化10】 (式中、Ar1、Ar2、Q、R1、R2及びR3は前記と
同意義を示す。)で示される化合物が好適である。
【0020】Ar1、Ar2、R5、R8、R9及び置換基
群γの定義における「アリール基」;並びにAr1及び
Ar2の定義における「置換基群α及び置換基群βから
選択される基で置換されたアリール基」の「アリール
基」とは、例えば、フェニル、インデニル、ナフチル、
フェナンスリル、アントラセニルのような炭素数6乃至
14個の芳香族炭化水素基を示し、好適には、フェニル
又はナフチルであり、最適にはフェニルである。
【0021】尚、上記「アリール基」は、炭素数3乃至
10個のシクロアルキル基と縮環していてもよく、その
ような基としては、例えば、5−インダニルなどを挙げ
ることができる。
【0022】Ar1及びAr2の定義における「置換基群
α及び置換基群βから選択される基で置換されたアリー
ル基」は、好適には、置換基群α及び置換基群βから選
択される1乃至4個の基で置換されたアリール基を示
し、更に好適には、置換基群α及び置換基群βから選択
される1乃至3個の基で置換されたアリール基である。
【0023】Ar1、Ar2、R5、R8、R9及び置換基
群γの定義における「ヘテロアリール基」;並びにAr
1及びAr2の定義における「置換基群α及び置換基群β
から選択される基で置換されたヘテロアリール基」の
「ヘテロアリール基」とは、フリル、チエニル、ピロリ
ル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソキ
サゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリ
ル、テトラゾリル、チアジアゾリル、ピラニル、ピリジ
ル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニルのよう
な、硫黄原子、酸素原子及び/又は窒素原子を1乃至3
個含む5乃至7員芳香族複素環基を示し、好適には、フ
リル、チエニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリ
ル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソ
チアゾリル、ピラニル、ピリジル、ピリダジニル、ピリ
ミジニル、ピラジニルのような、硫黄原子、酸素原子及
び/又は窒素原子を1若しくは2個含む5乃至6員芳香
族複素環基であり、更に好適には、フリル、チエニル、
ピリジル又はピリミジニルである。Ar1については、
より更に好適には、ピリジル又はピリミジニルのような
窒素原子を1若しくは2個含む5乃至6員芳香族複素環
基であり、特に好適には、4−ピリジル又は4−ピリミ
ジルであり、最も好適には4−ピリジルである。Ar 2
については、より更に好適には、フリル又はチエニルで
ある。
【0024】尚、上記「ヘテロアリール基」は、他の環
式基と縮環していてもよく、そのような基としては、例
えば、インドリル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、
イソキノリル、キノリルなどを挙げることができる。
【0025】Ar1及びAr2の定義における「置換基群
α及び置換基群βから選択される基で置換されたヘテロ
アリール基」は、好適には、置換基群α及び置換基群β
から選択される1乃至3個の基で置換されたヘテロアリ
ール基を示し、更に好適には、置換基群α及び置換基群
βから選択される1乃至2個の基で置換されたヘテロア
リール基である。
【0026】Qの定義における「アリーレン基」及び、
「置換基群α及び置換基群βから選択される基で置換さ
れたアリーレン基」の「アリーレン基」とは、炭素数6
乃至14個の芳香族炭化水素の2価の基を示し、好適に
は、フェニレン、ナフチレンのような炭素数6乃至10
個の芳香族炭化水素の2価の基であり、更に好適には、
1,4−フェニレン、1,3−フェニレン又は1,4−
ナフチレンであり、最も好適には、1,4−フェニレン
である。
【0027】尚、上記「アリーレン基」は、炭素数3乃
至10個のシクロアルキル基と縮環していてもよく、そ
のような基としては、例えば、インダン−4,7−ジイ
ルなどを挙げることができる。
【0028】Qの定義における「置換基群α及び置換基
群βから選択される基で置換されたアリーレン基」は、
好適には、置換基群α及び置換基群βから選択される1
乃至2個の基で置換されたアリーレン基を示し、更に好
適には、置換基群α及び置換基群βから選択される1個
の基で置換されたアリーレン基である。
【0029】Qの定義における「ヘテロアリーレン基」
及び「置換基群α及び置換基群βから選択される基で置
換されたヘテロアリーレン基」の「ヘテロアリーレン
基」とは、フラニレン、チエニレン、ピロリレン、アゼ
ピニレン、ピラゾリレン、イミダゾリレン、オキサゾリ
レン、イソオキサゾリレン、チアゾリレン、イソチアゾ
リレン、1,2,3−オキサジアゾリレン、トリアゾリ
レン、チアジアゾリレン、ピラニレン、ピリジレン、ピ
リダジニレン、ピリミジニレン、ピラジニレンのような
硫黄原子、酸素原子及び/又は窒素原子を1乃至3個含
む5乃至7員芳香族複素環の2価の基を示す。好適に
は、硫黄原子、酸素原子及び/又は窒素原子を1若しく
は2個含む5乃至6員芳香族複素環の2価の基であり、
更に好適には、チエニレン、イミダゾリレン、ピリジレ
ン又はピラジニレンであり、より更に好適には、チエニ
レンであり、特に好適には、1,3−チエニレンであ
る。
【0030】尚、上記「ヘテロアリーレン基」は、他の
環式基と縮環していてもよく、そのような基としては、
例えば、インドール−4,7−ジイル、ベンゾチオフェ
ン−4,7−ジイルなどを挙げることができる。
【0031】Qの定義における「置換基群α及び置換基
群βから選択される基で置換されたヘテロアリーレン
基」は、好適には、置換基群α及び置換基群βから選択
される1乃至2個の基で置換されたヘテロアリーレン基
を示し、更に好適には、置換基群α及び置換基群βから
選択される1個の基で置換されたヘテロアリーレン基で
ある。
【0032】Qの定義における、「少なくとも1個の窒
素原子を含有する2価の3乃至8員飽和複素環基」と
は、1個の窒素原子を含み、更に、硫黄原子、酸素原子
又は/及び窒素原子を1乃至2個含んでいてもよい3乃
至8員飽和複素環の2価の基を示し、好適には、1個の
窒素原子を含み、更に、硫黄原子、酸素原子又は窒素原
子を1個含んでいてもよい3乃至8員飽和複素環の2価
の基を示し、そのような基としては、例えば、アゼチジ
ンジイル、ピロリジンジイル、イミダゾリジンジイル、
オキサゾリジンジイル、チアゾリジンジイル、ピペリジ
ンジイル、ピペラジンジイル、モルホリンジイル及びチ
オモルホリンジイルのような基を挙げることができる。
更に好適には、1個の窒素原子を含み、更に、硫黄原
子、酸素原子又は窒素原子を1個含んでいてもよい4乃
至6員飽和複素環の2価の基であり、より更に好適に
は、アゼチジンジイル、ピロリジンジイル、ピペリジン
ジイル又はピペラジンジイルであり、特に好適には、ア
ゼチジン−1,3−ジイル、ピロリジン−1,3−ジイ
ル、ピペリジン−1,4−ジイル又はピペラジン−1,
4−ジイルである。
【0033】また、Qが、「少なくとも1個の窒素原子
を含有する2価の3乃至8員飽和複素環基」を示す場
合、基−QR3は、好適には下記一般式(II):
【0034】
【化11】 (式中、環式基:
【0035】
【化12】 は、Qの定義における、「少なくとも1個の窒素原子を
含有する2価の3乃至8員飽和複素環基」を示す。)を
有する基である。
【0036】R1、R2、R5、R6、R7、R8、R9、R
10及びR11の定義における「炭素数1乃至15個のアル
キル基」、並びに、R1及びR2の定義における「置換基
群α及び置換基群γから選択される1乃至3個の基で置
換された炭素数1乃至15個のアルキル基」の炭素数1
乃至15個のアルキル基としては、例えば、メチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチ
ル、s−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペ
ンチル、2−メチルブチル、ネオペンチル、1−エチル
プロピル、n−ヘキシル、イソヘキシル、4−メチルペ
ンチル、3−メチルペンチル、2−メチルペンチル、1
−メチルペンチル、3,3−ジメチルブチル、2,2−
ジメチルブチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジ
メチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,3−ジメ
チルブチル、2−エチルブチル、ヘプチル、1−メチル
ヘキシル、2−メチルヘキシル、3−メチルヘキシル、
4−メチルヘキシル、5−メチルヘキシル、1−プロピ
ルブチル、4,4−ジメチルペンチル、オクチル、1−
メチルヘプチル、2−メチルヘプチル、3−メチルヘプ
チル、4−メチルヘプチル、5−メチルヘプチル、6−
メチルヘプチル、1−プロピルペンチル、2−エチルヘ
キシル、5,5−ジメチルヘキシル、ノニル、3−メチ
ルオクチル、4−メチルオクチル、5−メチルオクチ
ル、6−メチルオクチル、1−プロピルヘキシル、2−
エチルヘプチル、6,6−ジメチルヘプチル、デシル、
1−メチルノニル、3−メチルノニル、8−メチルノニ
ル、3−エチルオクチル、3,7−ジメチルオクチル、
7,7−ジメチルオクチル、ウンデシル、4,8−ジメ
チルノニル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペ
ンタデシル、3,7,11−トリメチルドデシルのよう
な直鎖若しくは分枝鎖アルキルを挙げることができる。
好適には、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
n−ブチル、イソブチル、s−ブチル、tert−ブチル、
n−ペンチル、イソペンチル、2−メチルブチル、ネオ
ペンチル、1−エチルプロピル、n−ヘキシル、イソヘ
キシル、4−メチルペンチル、3−メチルペンチル、2
−メチルペンチル、1−メチルペンチル、3,3−ジメ
チルブチル、2,2−ジメチルブチル、1,1−ジメチ
ルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチル
ブチル、2,3−ジメチルブチル、2−エチルブチルの
ような低級アルキル基であり、更に好適には、炭素数1
乃至4個のアルキル基であり、より更に好適には、メチ
ル、エチル又はプロピルである。R5、R6及びR8につ
いて、特に好適には、メチル又はエチルである。
【0037】置換基群βの定義における「低級アルキル
基」、及び「置換基群αから選択される1乃至3個の基
で置換された低級アルキル基」の「低級アルキル基」と
は、炭素数1乃至6個の直鎖若しくは分枝鎖アルキルを
示し、そのような基としては、「炭素数1乃至15個の
アルキル基」として挙げたアルキルのうち、炭素数1乃
至6個のものを挙げることができる。好適には、炭素数
1乃至4個のアルキル基であり、より更に好適には、メ
チル、エチル又はプロピルであり、特に好適には、メチ
ル又はエチルであり、最も好適にはメチルである。
【0038】R1、R2、R5、R6、R7、R8及びR9
定義における「炭素数2乃至15個のアルケニル基」、
並びに、R1及びR2の定義における「置換基群α及び置
換基群γから選択される1乃至3個の基で置換された炭
素数2乃至15個のアルケニル基」の炭素数2乃至15
個のアルケニル基としては、例えば、ビニル、2−プロ
ペニル、1−メチル−2−プロペニル、2−メチル−2
−プロペニル、2−エチル−2−プロペニル、2−ブテ
ニル、1−メチル−2−ブテニル、2−メチル−2−ブ
テニル、1−エチル−2−ブテニル、3−ブテニル、1
−メチル−3−ブテニル、2−メチル−3−ブテニル、
1−エチル−3−ブテニル、2−ペンテニル、1−メチ
ル−2−ペンテニル、2−メチル−2−ペンテニル、3
−ペンテニル、1−メチル−3−ペンテニル、2−メチ
ル−3−ペンテニル、4−ペンテニル、1−メチル−4
−ペンテニル、2−メチル−4−ペンテニル、2−ヘキ
セニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセ
ニル、6−ヘプテニル、7−オクテニル、8−ノネニ
ル、9−デセニル、10−ウンデセニル、11−ドデセ
ニル、12−トリデセニル、13−テトラデセニル、1
4−ペンタデセニルのような直鎖又は分枝鎖アルケニル
基を挙げることができ、好適には、ビニル、2−プロペ
ニル、1−メチル−2−プロペニル、2−メチル−2−
プロペニル、2−エチル−2−プロペニル、2−ブテニ
ル、1−メチル−2−ブテニル、2−メチル−2−ブテ
ニル、1−エチル−2−ブテニル、3−ブテニル、1−
メチル−3−ブテニル、2−メチル−3−ブテニル、1
−エチル−3−ブテニル、2−ペンテニル、1−メチル
−2−ペンテニル、2−メチル−2−ペンテニル、3−
ペンテニル、1−メチル−3−ペンテニル、2−メチル
−3−ペンテニル、4−ペンテニル、1−メチル−4−
ペンテニル、2−メチル−4−ペンテニル、2−ヘキセ
ニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニ
ルのような低級アルケニル基であり、更に好適には、炭
素数3乃至5個のアルケニル基である。
【0039】R1、R2、R5、R6、R7、R8及びR9
定義における「炭素数2乃至15個のアルキニル基」、
並びに、R1及びR2の定義における「置換基群α及び置
換基群γから選択される1乃至3個の基で置換された炭
素数2乃至15個のアルキニル基」の炭素数2乃至15
個のアルキニル基としては、例えば、エチニル、2−プ
ロピニル、1−メチル−2−プロピニル、2−メチル−
2−プロピニル、2−エチル−2−プロピニル、2−ブ
チニル、1−メチル−2−ブチニル、2−メチル−2−
ブチニル、1−エチル−2−ブチニル、3−ブチニル、
1−メチル−3−ブチニル、2−メチル−3−ブチニ
ル、1−エチル−3−ブチニル、2−ペンチニル、1−
メチル−2−ペンチニル、2−メチル−2−ペンチニ
ル、3−ペンチニル、1−メチル−3−ペンチニル、2
−メチル−3−ペンチニル、4−ペンチニル、1−メチ
ル−4−ペンチニル、2−メチル−4−ペンチニル、2
−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニル、5−
ヘキシニル、6−ヘプチニル、7−オクチニル、8−ノ
ニニル、9−デシニル、10−ウンデシニル、11−ド
デシニル、12−トリデシニル、13−テトラデシニ
ル、14−ペンタデシニルのような直鎖又は分枝鎖アル
キニル基を挙げることができ、好適には、エチニル、2
−プロピニル、1−メチル−2−プロピニル、2−メチ
ル−2−プロピニル、2−エチル−2−プロピニル、2
−ブチニル、1−メチル−2−ブチニル、2−メチル−
2−ブチニル、1−エチル−2−ブチニル、3−ブチニ
ル、1−メチル−3−ブチニル、2−メチル−3−ブチ
ニル、1−エチル−3−ブチニル、2−ペンチニル、1
−メチル−2−ペンチニル、2−メチル−2−ペンチニ
ル、3−ペンチニル、1−メチル−3−ペンチニル、2
−メチル−3−ペンチニル、4−ペンチニル、1−メチ
ル−4−ペンチニル、2−メチル−4−ペンチニル、2
−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニル、5−
ヘキシニルのような低級アルキニル基であり、更に好適
には、炭素数3乃至5個のアルキニル基である。
【0040】R1及び置換基群αの定義における「ハロ
ゲン原子」とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨ
ウ素原子を示す。置換基群αとして、好適には、フッ素
原子及び塩素原子である。
【0041】一般式−S(O)mWR4において、「m」
は、0、1又は2を示し、好適には1又は2である。
【0042】Wの定義における「アルキレン基」とは、
メチレン、エチレン、トリメチレン、プロピレン、テト
ラメチレン、1−メチルトリメチレン、2−メチルトリ
メチレン、1,1−ジメチルエチレン、ペンタメチレ
ン、1,1−ジメチルトリメチレン、ヘキサメチレン、
ヘプタメチレン、オクタメチレン、ノナメチレン、デカ
メチレンのような炭素数1乃至10個の直鎖若しくは分
枝鎖アルキレン基を示す。好適には、炭素数1乃至4個
の直鎖若しくは分枝鎖アルキレン基であり、更に好適に
は、1乃至3個の直鎖若しくは分枝鎖アルキレン基であ
り、より更に好適には、メチレン、エチレン又はトリメ
チレンであり、特に好適には、メチレン又はエチレンで
ある。
【0043】Wの定義における「低級アルケニレン基」
とは、ビニレン、1−メチルビニレン、プロペニレン、
1−ブテニレン、2−ブテニレン、1−ペンテニレン、
2−ペンテニレンなどのような炭素数2乃至6個の直鎖
若しくは分枝鎖アルケニレン基を示し、好適には、炭素
数2乃至4個の直鎖若しくは分枝鎖アルケニレン基であ
り、更に好適には、ビニレン、プロペニレン又はブテニ
レンである。
【0044】Wの定義における「シクロアルキレン基」
とは、シクロプロピレン、1,2−シクロブチレン、
1,3−シクロブチレン、1,2−シクロペンチレン、
1,3−シクロペンチレン、1,2−シクロヘキシレ
ン、1,3−シクロヘキシレン、1,4−シクロヘキシ
レン、1,2−シクロヘプタニレン、1,3−シクロヘ
プタニレン、1,4−シクロヘプタニレンのような炭素
数3乃至7個のシクロアルキレン基を示しす。好適に
は、炭素数3乃至6個のシクロアルキレン基であり、更
に好適には、シクロプロピレン、1,3−シクロブチレ
ン、1,3−シクロペンチレン又は1,3−シクロヘキ
シレンである。
【0045】Wの定義における「シクロアルケニレン
基」とは、1,2−シクロプロペニレン、1,3−シク
ロプロペニレン、1,2−シクロブテニレン、1,3−
シクロブテニレン、1,4−シクロブテニレン、1,2
−シクロペンテニレン、1,3−シクロペンテニレン、
1,4−シクロペンテニレン、1,5−シクロペンテニ
レン、3,4−シクロペンテニレン、3,5−シクロペ
ンテニレン、1,2−シクロヘキセニレン、1,3−シ
クロヘキセニレン、1,4−シクロヘキセニレン、1,
5−シクロヘキセニレン、1,6−シクロヘキセニレ
ン、3,4−シクロヘキセニレン、3,5−シクロヘキ
セニレン、3,6−シクロヘキセニレン、4,5−シク
ロヘキセニレン、1,2−シクロヘプテニレン、1,3
−シクロヘプテニレン、1,4−シクロヘプテニレン、
2,3−シクロヘプテニレン、2,4−シクロヘプテニ
レン、3,4−シクロヘプテニレン、3,6−シクロヘ
プテニレン、3,7−シクロヘプテニレンのような炭素
数3乃至7個のシクロアルケニレン基を示す。好適に
は、炭素数3乃至6個のシクロアルケニレン基であり、
更に好適には、1,2−シクロプロペニレン、1,2−
シクロブテニレン、1,3−シクロペンテニレン又は
1,3−シクロヘキセニレンである。
【0046】Wの定義における「低級アルキニレン基」
とは、炭素数2乃至6個の直鎖若しくは分枝鎖アルキニ
レン基を示し、好適には、炭素数2乃至4個の直鎖若し
くは分枝鎖アルキニレン基であり、更に好適には、エチ
ニレン、プロピニレン、1−ブチニレン又は2−ブチニ
レンであり、特に好適には、エチニレン又はプロピニレ
ンである。
【0047】R5、R6、R7、R8及びR9の定義におけ
る「アラルキル基」とは、前記「アリール基」が前記
「炭素数1乃至15個のアルキル基」(好適には、前記
「低級アルキル基」)に結合した基を示し、そのような
基としては、例えば、ベンジル、インデニルメチル、フ
ェナンスレニルメチル、アントラセニルメチル、α−ナ
フチルメチル、β−ナフチルメチル、ジフェニルメチ
ル、トリフェニルメチル、α−ナフチルジフェニルメチ
ル、9−アンスリルメチル、ピペロニル、1−フェネチ
ル、2−フェネチル、1−ナフチルエチル、2−ナフチ
ルエチル、1−フェニルプロピル、2−フェニルプロピ
ル、3−フェニルプロピル、1−ナフチルプロピル、2
−ナフチルプロピル、3−ナフチルプロピル、1−フェ
ニルブチル、2−フェニルブチル、3−フェニルブチ
ル、4−フェニルブチル、1−ナフチルブチル、2−ナ
フチルブチル、3−ナフチルブチル、4−ナフチルブチ
ル、1−フェニルペンチル、2−フェニルペンチル、3
−フェニルペンチル、4−フェニルペンチル、5−フェ
ニルペンチル、1−ナフチルペンチル、2−ナフチルペ
ンチル、3−ナフチルペンチル、4−ナフチルペンチ
ル、5−ナフチルペンチル、1−フェニルヘキシル、2
−フェニルヘキシル、3−フェニルヘキシル、4−フェ
ニルヘキシル、5−フェニルヘキシル、6−フェニルヘ
キシル、1−ナフチルヘキシル、2−ナフチルヘキシ
ル、3−ナフチルヘキシル、4−ナフチルヘキシル、5
−ナフチルヘキシル、6−ナフチルヘキシルを挙げるこ
とができる。
【0048】尚、当該「アラルキル基」のアリール部分
は、前記「置換基群α」及び「置換基群β」から選択さ
れる1乃至3個の基で置換されていてもよく、そのよう
な置換されたアラルキル基としては、例えば、2−フル
オロベンジル、3−フルオロベンジル、4−フルオロベ
ンジル、2−クロロベンジル、3−クロロベンジル、4
−クロロベンジル、2−ブロモベンジル、3−ブロモベ
ンジル、4−ブロモベンジル、3,5−ジフルオロベン
ジル、2,5−ジフルオロフェネチル、2,6−ジフル
オロベンジル、2,4−ジフルオロフェネチル、3,5
−ジブロモベンジル、2,5−ジブロモフェネチル、
2,6−ジクロロベンジル、2,4−ジクロロフェネチ
ル、2,3,6−トリフルオロベンジル、2,3,4−
トリフルオロフェネチル、3,4,5−トリフルオロベ
ンジル、2,5,6−トリフルオロフェネチル、2,
4,6−トリフルオロベンジル、2,3,6−トリブロ
モフェネチル、2,3,4−トリブロモベンジル、3,
4,5−トリブロモフェネチル、2,5,6−トリクロ
ロベンジル、2,4,6−トリクロロフェネチル、1−
フルオロ−2−ナフチルメチル、2−フルオロ−1−ナ
フチルエチル、3−フルオロ−1−ナフチルメチル、1
−クロロ−2−ナフチルエチル、2−クロロ−1−ナフ
チルメチル、3−ブロモ−1−ナフチルエチル、3,8
−ジフルオロ−1−ナフチルメチル、2,3−ジフルオ
ロ−1−ナフチルエチル、4,8−ジフルオロ−1−ナ
フチルメチル、5,6−ジフルオロ−1−ナフチルエチ
ル、3,8−ジクロロ−1−ナフチルメチル、2,3−
ジクロロ−1−ナフチルエチル、4,8−ジブロモ−1
−ナフチルメチル、5,6−ジブロモ−1−ナフチルエ
チル、2,3,6−トリフルオロ−1−ナフチルメチ
ル、2,3,4−トリフルオロ−1−ナフチルエチル、
3,4,5−トリフルオロ−1−ナフチルメチル、4,
5,6−トリフルオロ−1−ナフチルエチル、2,4,
8−トリフルオロ−1−ナフチルメチル、ビス(2−フ
ルオロフェニル)メチル、3−フルオロフェニルフェニ
ルメチル、ビス(4−フルオロフェニル)メチル、4−
フルオロフェニルフェニルメチル、ビス(2−クロロフ
ェニル)メチル、ビス(3−クロロフェニル)メチル、
ビス(4−クロロフェニル)メチル、4−クロロフェニ
ルフェニルメチル、2−ブロモフェニルフェニルメチ
ル、3−ブロモフェニルフェニルメチル、ビス(4−ブ
ロモフェニル)メチル、ビス(3,5−ジフルオロフェ
ニル)メチル、ビス(2,5−ジフルオロフェニル)メ
チル、ビス(2,6−ジフルオロフェニル)メチル、
2,4−ジフルオロフェニルフェニルメチル、ビス
(3,5−ジブロモフェニル)メチル、2,5−ジブロ
モフェニルフェニルメチル、2,6−ジクロロフェニル
フェニルメチル、ビス(2,4−ジクロロフェニル)メ
チル、ビス(2,3,6−トリフルオロフェニル)メチ
ルのようなハロゲン原子で置換されたアラルキル基;2
−トリフルオロメチルベンジル、3−トリフルオロメチ
ルフェネチル、4−トリフルオロメチルベンジル、2−
トリクロロメチルフェネチル、3−ジクロロメチルベン
ジル、4−トリクロロメチルフェネチル、2−トリブロ
モメチルベンジル、3−ジブロモメチルフェネチル、4
−ジブロモメチルベンジル、3,5−ビストリフルオロ
メチルフェネチル、2,5−ビストリフルオロメチルベ
ンジル、2,6−ビストリフルオロメチルフェネチル、
2,4−ビストリフルオロメチルベンジル、3,5−ビ
ストリブロモメチルフェネチル、2,5−ビスジブロモ
メチルベンジル、2,6−ビスジクロロメチルメチルフ
ェネチル、2,4−ビスジクロロメチルベンジル、2,
3,6−トリストリフルオロメチルフェネチル、2,
3,4−トリストリフルオロメチルベンジル、3,4,
5−トリストリフルオロメチルフェネチル、2,5,6
−トリストリフルオロメチルベンジル、2,4,6−ト
リストリフルオロメチルフェネチル、2,3,6−トリ
ストリブロモメチルベンジル、2,3,4−トリスジブ
ロモメチルフェネチル、3,4,5−トリストリブロモ
メチルベンジル、2,5,6−トリスジクロロメチルメ
チルフェネチル、2,4,6−トリスジクロロメチルベ
ンジル、1−トリフルオロメチル−2−ナフチルエチ
ル、2−トリフルオロメチル−1−ナフチルメチル、3
−トリフルオロメチル−1−ナフチルエチル、1−トリ
クロロメチル−2−ナフチルメチル、2−ジクロロメチ
ル−1−ナフチルエチル、3−トリブロモメチル−1−
ナフチルメチル、3,8−ビストリフルオロメチル−1
−ナフチルエチル、2,3−ビストリフルオロメチル−
1−ナフチルメチル、4,8−ビストリフルオロメチル
−1−ナフチルエチル、5,6−ビストリフルオロメチ
ル−1−ナフチルメチル、3,8−ビストリクロロメチ
ル−1−ナフチルエチル、2,3−ビスジクロロメチル
−1−ナフチルメチル、4,8−ビスジブロモメチル−
1−ナフチルエチル、5,6−ビストリブロモメチル−
1−ナフチルメチル、2,3,6−トリストリフルオロ
メチル−1−ナフチルエチル、2,3,4−トリストリ
フルオロメチル−1−ナフチルメチル、3,4,5−ト
リストリフルオロメチル−1−ナフチルエチル、4,
5,6−トリストリフルオロメチル−1−ナフチルメチ
ル、2,4,8−トリストリフルオロメチル−1−ナフ
チルメチル、ビス(4−トリフルオロメチルフェニル)
メチル、4−トリフルオロメチルフェニルフェニルメチ
ル、ビス(2−トリクロロメチルフェニル)メチル、ビ
ス(3−トリクロロメチルフェニル)メチル、ビス(4
−トリクロロメチルフェニル)メチル、2−トリブロモ
メチルフェニルフェニルメチル、3−トリブロモメチル
フェニルフェニルメチル、ビス(4−トリブロモメチル
フェニル)メチル、ビス(3,5−ビストリフルオロメ
チルフェニル)メチル、ビス(2,5−ビストリフルオ
ロメチルフェニル)メチル、ビス(2,6−ビストリフ
ルオロメチルフェニル)メチル、2,4−ビストリフル
オロメチルフェニルフェニルメチル、ビス(3,5−ビ
ストリブロモメチルフェニル)メチル、2,5−ビスト
リブロモメチルフェニルフェニルメチル、2,6−ビス
トリクロロメチルフェニルフェニルメチル、ビス(2,
4−ビストリクロロメチルフェニル)メチル、ビス
(2,3,6−トリストリフルオロメチルフェニル)メ
チルのようなハロゲノ低級アルキル基で置換されたアラ
ルキル基;2−メチルベンジル、3−メチルベンジル、
4−メチルベンジル、2−メチルフェネチル、4−メチ
ルフェネチル、2−エチルベンジル、3−プロピルフェ
ネチル、4−エチルベンジル、2−ブチルフェネチル、
3−ペンチルベンジル、4−ペンチルフェネチル、3,
5−ジメチルベンジル、2,5−ジメチルフェネチル、
2,6−ジメチルベンジル、2,4−ジメチルフェネチ
ル、3,5−ジブチルベンジル、2,5−ジペンチルフ
ェネチル、2,6−ジプロピルベンジル、2,4−ジプ
ロピルフェネチル、2,3,6−トリメチルベンジル、
2,3,4−トリメチルフェネチル、3,4,5−トリ
メチルベンジル、2,4,6−トリメチルベンジル、
2,5,6−トリメチルフェネチル、2,3,6−トリ
ブチルフェネチル、2,3,4−トリペンチルベンジ
ル、3,4,5−トリブチルフェネチル、2,5,6−
トリプロピルベンジル、2,4,6−トリプロピルフェ
ネチル、1−メチル−2−ナフチルメチル、2−メチル
−1−ナフチルエチル、3−メチル−1−ナフチルメチ
ル、1−エチル−2−ナフチルエチル、2−プロピル−
1−ナフチルメチル、3−ブチル−1−ナフチルエチ
ル、3,8−ジメチル−1−ナフチルメチル、2,3−
ジメチル−1−ナフチルエチル、4,8−ジメチル−1
−ナフチルメチル、5,6−ジメチル−1−ナフチルエ
チル、3,8−ジエチル−1−ナフチルメチル、2,3
−ジプロピル−1−ナフチルメチル、4,8−ジペンチ
ル−1−ナフチルエチル、5,6−ジブチル−1−ナフ
チルメチル、2,3,6−トリメチル−1−ナフチルメ
チル、2,3,4−トリメチル−1−ナフチルエチル、
3,4,5−トリメチル−1−ナフチルメチル、4,
5,6−トリメチル−1−ナフチルメチル、2,4,8
−トリメチル−1−ナフチルメチル、ビス(2−メチル
フェニル)メチル、3−メチルフェニルフェニルメチ
ル、ビス(4−メチルフェニル)メチル、4−メチルフ
ェニルフェニルメチル、ビス(2−エチルフェニル)メ
チル、ビス(3−エチルフェニル)メチル、ビス(4−
エチルフェニル)メチル、2−プロピルフェニルフェニ
ルメチル、3−プロピルフェニルフェニルメチル、ビス
(4−プロピルフェニル)メチル、ビス(3,5−ジメ
チルフェニル)メチル、ビス(2,5−ジメチルフェニ
ル)メチル、ビス(2,6−ジメチルフェニル)メチ
ル、2,4−ジメチルフェニルフェニルメチル、ビス
(3,5−ジプロピルフェニル)メチル、2,5−ジプ
ロピルフェニルフェニルメチル、2,6−ジエチルフェ
ニルフェニルメチル、ビス(2,4−ジエチルフェニ
ル)メチル、ビス(2,3,6−トリメチルフェニル)
メチルのような低級アルキル基で置換されたアラルキル
基;2−メトキシベンジル、3−メトキシベンジル、4
−メトキシベンジル、3−メトキシフェネチル、2−エ
トキシフェネチル、3−プロポキシベンジル、4−エト
キシフェネチル、2−ブトキシベンジル、3−ペントキ
シフェネチル、4−ペントキシベンジル、3,5−ジメ
トキシフェネチル、2,5−ジメトキシベンジル、2,
6−ジメトキシフェネチル、2,4−ジメトキシベンジ
ル、3,5−ジブトキシフェネチル、2,5−ジペント
キシベンジル、2,6−ジプロポキシフェネチル、2,
4−ジプロポキシベンジル、2,3,6−トリメトキシ
フェネチル、2,3,4−トリメトキシベンジル、3,
4,5−トリメトキシフェネチル、2,5,6−トリメ
トキシベンジル、2,4,6−トリメトキシフェネチ
ル、2,3,6−トリブトキシベンジル、2,3,4−
トリペントキシフェネチル、3,4,5−トリブトキシ
ベンジル、2,5,6−トリプロポキシフェネチル、
2,4,6−トリプロポキシベンジル、1−メトキシ−
2−ナフチルメチル、2−メトキシ−1−ナフチルメチ
ル、3−メトキシ−1−ナフチルエチル、1−エトキシ
−2−ナフチルメチル、2−プロポキシ−1−ナフチル
メチル、3−ブトキシ−1−ナフチルエチル、3,8−
ジメトキシ−1−ナフチルメチル、2,3−ジメトキシ
−1−ナフチルメチル、4,8−ジメトキシ−1−ナフ
チルエチル、5,6−ジメトキシ−1−ナフチルメチ
ル、3,8−ジエトキシ−1−ナフチルメチル、2,3
−ジプロポキシ−1−ナフチルエチル、4,8−ジペン
トキシ−1−ナフチルメチル、5,6−ジブトキシ−1
−ナフチルメチル、2,3,6−トリメトキシ−1−ナ
フチルエチル、2,3,4−トリメトキシ−1−ナフチ
ルメチル、3,4,5−トリメトキシ−1−ナフチルメ
チル、4,5,6−トリメトキシ−1−ナフチルエチ
ル、2,4,8−トリメトキシ−1−ナフチルメチル、
ビス(2−メトキシフェニル)メチル、3−メトキシフ
ェニルフェニルメチル、ビス(4−メトキシフェニル)
メチル、4−メトキシフェニルフェニルメチル、ビス
(2−エトキシフェニル)メチル、ビス(3−エトキシ
フェニル)メチル、ビス(4−エトキシフェニル)メチ
ル、2−プロポキシフェニルフェニルメチル、3−プロ
ポキシフェニルフェニルメチル、ビス(4−プロポキシ
フェニル)メチル、ビス(3,5−ジメトキシフェニ
ル)メチル、ビス(2,5−ジメトキシフェニル)メチ
ル、ビス(2,6−ジメトキシフェニル)メチル、2,
4−ジメトキシフェニルフェニルメチル、ビス(3,5
−ジプロポキシフェニル)メチル、2,5−ジプロポキ
シフェニルフェニルメチル、2,6−ジエトキシフェニ
ルフェニルメチル、ビス(2,4−ジエトキシフェニ
ル)メチル、ビス(2,3,6−トリメトキシフェニ
ル)メチルのような低級アルコキシ基で置換されたアラ
ルキル基;2−アミノフェネチル、3−アミノベンジ
ル、4−アミノフェネチル、3,5−ジアミノベンジ
ル、2,5−ジアミノフェネチル、2,6−ジアミノベ
ンジル、2,4−ジアミノフェネチル、2,3,6−ト
リアミノベンジル、2,3,4−トリアミノフェネチ
ル、3,4,5−トリアミノベンジル、2,5,6−ト
リアミノフェネチル、2,4,6−トリアミノベンジ
ル、1−アミノ−2−ナフチルメチル、2−アミノ−1
−ナフチルエチル、3−アミノ−1−ナフチルメチル、
3,8−ジアミノ−1−ナフチルメチル、2,3−ジア
ミノ−1−ナフチルエチル、4,8−ジアミノ−1−ナ
フチルメチル、5,6−ジアミノ−1−ナフチルメチ
ル、2,3,6−トリアミノ−1−ナフチルエチル、
2,3,4−トリアミノ−1−ナフチルメチル、3,
4,5−トリアミノ−1−ナフチルメチル、4,5,6
−トリアミノ−1−ナフチルエチル、2,4,8−トリ
アミノ−1−ナフチルメチル、ビス(2−アミノフェニ
ル)メチル、3−アミノフェニルフェニルメチル、ビス
(4−アミノフェニル)メチル、4−アミノフェニルフ
ェニルメチル、ビス(3,5−ジアミノフェニル)メチ
ル、ビス(2,5−ジアミノフェニル)メチル、ビス
(2,6−ジアミノフェニル)メチル、2,4−ジアミ
ノフェニルフェニルメチル、ビス(2,3,6−トリア
ミノフェニル)メチルのようなアミノ基で置換されたア
ラルキル基;2−ニトロフェネチル、3−ニトロベンジ
ル、4−ニトロベンジル、4−ニトロフェネチル、3,
5−ジニトロベンジル、2,5−ジニトロフェネチル、
2,6−ジニトロベンジル、2,4−ジニトロフェネチ
ル、2,3,6−トリニトロベンジル、2,3,4−ト
リニトロフェネチル、3,4,5−トリニトロベンジ
ル、2,5,6−トリニトロフェネチル、2,4,6−
トリニトロベンジル、1−ニトロ−2−ナフチルメチ
ル、2−ニトロ−1−ナフチルエチル、3−ニトロ−1
−ナフチルメチル、3,8−ジニトロ−1−ナフチルメ
チル、2,3−ジニトロ−1−ナフチルエチル、4,8
−ジニトロ−1−ナフチルメチル、5,6−ジニトロ−
1−ナフチルメチル、2,3,6−トリニトロ−1−ナ
フチルエチル、2,3,4−トリニトロ−1−ナフチル
メチル、3,4,5−トリニトロ−1−ナフチルメチ
ル、4,5,6−トリニトロ−1−ナフチルエチル、
2,4,8−トリニトロ−1−ナフチルメチル、ビス(2
−ニトロフェニル)メチル、3−ニトロフェニルフェニ
ルメチル、ビス(4−ニトロフェニル)メチル、4−ニ
トロフェニルフェニルメチル、ビス(3,5−ジニトロ
フェニル)メチル、ビス(2,5−ジニトロフェニル)
メチル、ビス(2,6−ジニトロフェニル)メチル、
2,4−ジニトロフェニルフェニルメチル、ビス(2,
3,6−トリニトロフェニル)メチルのようなニトロ基
で置換されたアラルキル基;及び2−シアノフェネチ
ル、3−シアノベンジル、4−シアノベンジル、4−シ
アノベンジルジフェニルメチル、4−シアノフェネチ
ル、3,5−ジシアノベンジル、2,5−ジシアノフェ
ネチル、2,6−ジシアノベンジル、2,4−ジシアノ
フェネチル、2,3,6−トリシアノベンジル、2,
3,4−トリシアノフェネチル、3,4,5−トリシア
ノベンジル、2,5,6−トリシアノフェネチル、2,
4,6−トリシアノベンジル、1−シアノ−2−ナフチ
ルメチル、3−シアノ−1−ナフチルメチル、3,8−
ジシアノ−1−ナフチルメチル、2,3−ジシアノ−1
−ナフチルエチル、4,8−ジシアノ−1−ナフチルメ
チル、5,6−ジシアノ−1−ナフチルメチル、2,
3,6−トリシアノ−1−ナフチルエチル、2,3,4
−トリシアノ−1−ナフチルメチル、3,4,5−トリ
シアノ−1−ナフチルメチル、4,5,6−トリシアノ
−1−ナフチルエチル、2,4,8−トリシアノ−1−
ナフチルメチル、ビス(2−シアノフェニル)メチル、
3−シアノフェニルフェニルメチル、ビス(4−シアノ
フェニル)メチル、4−シアノフェニルフェニルメチ
ル、ビス(3,5−ジシアノフェニル)メチル、ビス
(2,5−ジシアノフェニル)メチル、ビス(2,6−
ジシアノフェニル)メチル、2,4−ジシアノフェニル
フェニルメチル、ビス(2,3,6−トリシアノフェニ
ル)メチルのようなシアノ基で置換されたアラルキル基
を挙げることができる。
【0049】好適には、無置換のアラルキル基又はハロ
ゲン原子、低級アルキル基若しくは低級アルコキシ基で
置換されたアラルキル基であり、更に好適には、無置換
のアラルキル基又はハロゲン原子若しくは低級アルキル
基で置換されたアラルキル基であり、最も好適には、無
置換のアラルキル基である。
【0050】R5、R8及びR9の定義における「ヘテロ
アリールアルキル基」とは、前記「ヘテロアリール基」
が前記「炭素数1乃至15個のアルキル基」(好適に
は、前記「低級アルキル基」)に結合した基を示し、そ
のような基としては、好適には、フリルメチル、チエニ
ルメチル、ピリジルメチル、ピリミジニルメチル、3−
メチルピリジルメチル及び4−メチルピリミジニルメチ
ルのような基を挙げることができる。
【0051】R5、R8及びR9の定義における「保護
基」とは、「水酸基のエステル」に斯かる「一般的保護
基」及び「生体内で加水分解のような生物学的方法によ
り開裂し得る保護基」として後述する基と同様の基を示
す。
【0052】R10及びR11の定義における「ハロゲノ低
級アルキル基」とは、前記「低級アルキル基」の1個若
しくは2個以上の水素原子が前記「ハロゲン原子」で置
換された基を示す。好適には炭素数1乃至4個のハロゲ
ノアルキル基であり、更に好適には、トリフルオロメチ
ル、トリクロロメチル、ジフルオロメチル、ジクロロメ
チル、ジブロモメチル、フルオロメチル、2,2,2−
トリクロロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、
2−ブロモエチル、2−クロロエチル、2−フルオロエ
チル、2,2−ジブロモエチルであり、より更に好適に
は、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、ジフルオ
ロメチル、フルオロメチルであり、最も好適には、トリ
フルオロメチルである。
【0053】R10及びR11が、それらが結合している窒
素原子と一緒になって形成する「少なくとも1個の窒素
原子を含有するヘテロシクリル基」とは、窒素原子を1
個含み、更に、酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1個
含んでいてもよい5乃至7員非芳香族複素環基を示し、
そのような基としては、例えば、モルホリニル、チオモ
ルホリニル、ピロリジニル、ピロリニル、イミダゾリジ
ニル、イミダゾリニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニ
ル、ピペリジル、ピペラジニルを挙げることができる。
好適には、窒素原子を1個含み、更に、酸素原子、硫黄
原子又は窒素原子を1個含んでいてもよい5乃至6員非
芳香族複素環基であり、更に好適には、モルホリニル、
ピロリジニル、ピペリジル、ピペラジニルである。尚、
当該「少なくとも1個の窒素原子を含有するヘテロシク
リル基」は、オキソ基及び/又はチオキソ基を有してい
てもよく、そのような基としては、2−オキソモルホリ
ニル、ピロリドニルのような基を挙げることができる。
【0054】置換基群γの定義における「ヘテロシクリ
ル基」とは、炭素数5乃至7個のシクロアルキル若しく
はシクロアルケニル基の1乃至3個の炭素原子が、硫黄
原子、酸素原子及び/又は窒素原子で置き換えられてい
る非芳香族複素環基を示す。好適には、モルホリニル、
チオモルホリニル、ピロリジニル、ピロリニル、イミダ
ゾリジニル、イミダゾリニル、ピラゾリジニル、ピラゾ
リニル、ピペリジル、ピペラジニルのような硫黄原子、
酸素原子及び/又は窒素原子を1乃至3個含む5乃至6
員非芳香族複素環基であり、更に好適には、モルホリニ
ル、ピロリジニル、ピペリジル、ピペラジニルのような
窒素原子を1個含み、更に1個の酸素原子又は窒素原子
を含んでいてもよい5乃至6員非芳香族複素環基であ
る。
【0055】尚、上記「ヘテロシクリル基」は、他の環
式基と縮環していてもよく、そのような基としては、例
えば、クロマニル、インドリニル、イソインドリニルの
ような基を挙げることができる。
【0056】「置換基群α」として定義された基のう
ち、好適な基の集合は「置換基群α1」であり、これ
は、ハロゲン原子、低級アルコキシ基、ハロゲノ低級ア
ルコキシ基、低級アルキルチオ基及びハロゲノ低級アル
キルチオ基からなり、更に好適な基の集合は「置換基群
α2」であり、これは、ハロゲン原子、ハロゲノ低級ア
ルコキシ基及び低級アルキルチオ基からなる。
【0057】「置換基群α1」及び「置換基群α2」の定
義において:「ハロゲン原子」とは、前記と同意義を示
し;「低級アルコキシ基」とは、前記「低級アルキル
基」に酸素原子が結合した基を示し、好適には、炭素数
1乃至4個の直鎖若しくは分枝鎖アルコキシ基であり、
更に好適には、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソ
プロポキシ、ブトキシであり、より更に好適にはメトキ
シ、エトキシ、プロポキシであり、最も好適には、メト
キシ基であり;「ハロゲノ低級アルコキシ基」とは、前
記「ハロゲノ低級アルキル基」が酸素原子に結合した基
を示し、好適には、炭素数1乃至4個のハロゲノアルコ
キシ基であり、更に好適には、ジフルオロメトキシ、ト
リフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキ
シであり、最も好適には、ジフルオロメトキシであり;
「低級アルキルチオ基」とは、前記「低級アルキル基」
が硫黄原子に結合した基を示し。好適には、炭素数1乃
至4個の直鎖若しくは分枝鎖アルキルチオ基であり、更
に好適には、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、
イソプロピルチオ、ブチルチオであり、より更に好適に
は、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオであり、最
も好適には、メチルチオであり;「ハロゲノ低級アルキ
ルチオ基」とは、前記「ハロゲノ低級アルキル基」が硫
黄原子に結合した基を示し、好適には、炭素数1乃至4
個のハロゲノアルキルチオ基であり、更に好適には、ジ
フルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、2,
2,2−トリフルオロエチルチオである。
【0058】「置換基群β」として定義された基のう
ち、好適な基の集合は「置換基群β1」であり、これ
は、低級アルキル基及びハロゲノ低級アルキル基からな
り、更に好適な基の集合は「置換基群β2」であり、こ
れは、低級アルキル基からなる。
【0059】「エステル」とは、本発明の化合物(I)
は、エステルにすることができるので、そのエステルを
いい、そのようなエステルとしては、「水酸基のエステ
ル」「メルカプト基のエステル」及び「ホスホノ基のエ
ステル」を挙げることができ、各々のエステル残基が
「一般的保護基」又は「生体内で加水分解のような生物
学的方法により開裂し得る保護基」であるエステルをい
う。
【0060】「一般的保護基」とは、加水素分解、加水
分解、電気分解、光分解のような化学的方法により開裂
し得る保護基をいう。
【0061】「水酸基のエステル」及び「メルカプト基
のエステル」に斯かる「一般的保護基」としては、好適
には、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、
イソブチリル、ペンタノイル、ピバロイル、バレリル、
イソバレリル、オクタノイル、ノナノイル、デカノイ
ル、3−メチルノナノイル、8−メチルノナノイル、3
−エチルオクタノイル、3,7−ジメチルオクタノイ
ル、ウンデカノイル、ドデカノイル、トリデカノイル、
テトラデカノイル、ペンタデカノイル、ヘキサデカノイ
ル、1−メチルペンタデカノイル、14−メチルペンタ
デカノイル、13,13−ジメチルテトラデカノイル、
ヘプタデカノイル、15−メチルヘキサデカノイル、オ
クタデカノイル、1−メチルヘプタデカノイル、ノナデ
カノイル、アイコサノイル、ヘナイコサノイルのような
アルカノイル基、クロロアセチル、ジクロロアセチル、
トリクロロアセチル、トリフルオロアセチルのようなハ
ロゲン化アルキルカルボニル基、メトキシアセチルのよ
うな低級アルコキシアルキルカルボニル基、アクリロイ
ル、プロピオロイル、メタクリロイル、クロトノイル、
イソクロトノイル、(E)−2−メチル−2−ブテノイ
ルのような不飽和アルキルカルボニル基等の「脂肪族ア
シル基」(好適には、炭素数1乃至6個の低級脂肪族ア
シル基である。);ベンゾイル、α−ナフトイル、β−
ナフトイルのようなアリ−ルカルボニル基、2−ブロモ
ベンゾイル、4−クロロベンゾイルのようなハロゲン化
アリ−ルカルボニル基、2,4,6−トリメチルベンゾ
イル、4−トルオイルのような低級アルキル化アリ−ル
カルボニル基、4−アニソイルのような低級アルコキシ
化アリ−ルカルボニル基、4−ニトロベンゾイル、2−
ニトロベンゾイルのようなニトロ化アリ−ルカルボニル
基、2−(メトキシカルボニル)ベンゾイルのような低
級アルコキシカルボニル化アリ−ルカルボニル基、4−
フェニルベンゾイルのようなアリ−ル化アリ−ルカルボ
ニル基等の「芳香族アシル基」;メトキシカルボニル、
エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、ブトキシ
カルボニル、s−ブトキシカルボニル、t−ブトキシカ
ルボニル、イソブトキシカルボニルのような低級アルコ
キシカルボニル基、2,2,2−トリクロロエトキシカ
ルボニル、2−トリメチルシリルエトキシカルボニルの
ようなハロゲン又はトリ低級アルキルシリル基で置換さ
れた低級アルコキシカルボニル基等の「アルコキシカル
ボニル基」;テトラヒドロピラン−2−イル、3−ブロ
モテトラヒドロピラン−2−イル、4−メトキシテトラ
ヒドロピラン−4−イル、テトラヒドロチオピラン−2
−イル、4−メトキシテトラヒドロチオピラン−4−イ
ルのような「テトラヒドロピラニル又はテトラヒドロチ
オピラニル基」;テトラヒドロフラン−2−イル、テト
ラヒドロチオフラン−2−イルのような「テトラヒドロ
フラニル又はテトラヒドロチオフラニル基」;トリメチ
ルシリル、トリエチルシリル、イソプロピルジメチルシ
リル、t−ブチルジメチルシリル、メチルジイソプロピ
ルシリル、メチルジ−t−ブチルシリル、トリイソプロ
ピルシリルのようなトリ低級アルキルシリル基、ジフェ
ニルメチルシリル、ジフェニルブチルシリル、ジフェニ
ルイソプロピルシリル、フェニルジイソプロピルシリル
のような1乃至2個のアリ−ル基で置換されたトリ低級
アルキルシリル基等の「シリル基」;メトキシメチル、
1,1−ジメチル−1−メトキシメチル、エトキシメチ
ル、プロポキシメチル、イソプロポキシメチル、ブトキ
シメチル、t−ブトキシメチルのような低級アルコキシ
メチル基、2−メトキシエトキシメチルのような低級ア
ルコキシ化低級アルコキシメチル基、2,2,2−トリ
クロロエトキシメチル、ビス(2−クロロエトキシ)メ
チルのようなハロゲノ低級アルコキシメチル等の「アル
コキシメチル基」;1−エトキシエチル、1−(イソプ
ロポキシ)エチルのような低級アルコキシ化エチル基、
2,2,2−トリクロロエチルのようなハロゲン化エチ
ル基等の「置換エチル基」;前記「アラルキル基」;ビ
ニルオキシカルボニル、アリルオキシカルボニルのよう
な「アルケニルオキシカルボニル基」;ベンジルオキシ
カルボニル、4−メトキシベンジルオキシカルボニル、
3,4−ジメトキシベンジルオキシカルボニル、2−ニ
トロベンジルオキシカルボニル、4−ニトロベンジルオ
キシカルボニルのような、1乃至2個の低級アルコキシ
又はニトロ基でアリ−ル環が置換されていてもよい「ア
ラルキルオキシカルボニル基」を挙げることができる。
【0062】「ホスホノ基のエステル」に斯かる「一般
的保護基」としては、好適には、前記「ハロゲノ低級ア
ルキル」;2−ヒドロキシエチル、2,3−ジヒドロキ
シプロピル、3−ヒドロキシプロピル、3,4−ジヒド
ロキシブチル、4−ヒドロキシブチルのようなヒドロキ
シ「低級アルキル基」;アセチルメチルのような「低級
脂肪族アシル」−「低級アルキル基」;前記「シリル
基」を挙げることができる。
【0063】「生体内で加水分解のような生物学的方法
により開裂し得る保護基」とは、人体内で加水分解等の
生物学的方法により開裂し、本発明の化合物(I)又は
その塩を生成する保護基をいい、そのような誘導体か否
かは、ラットやマウスのような実験動物に静脈注射によ
り投与し、その後の動物の体液を調べ、元となる化合物
又はその薬理学的に許容される塩を検出できることによ
り決定でき、「水酸基のエステル」及び「メルカプト基
のエステル」に斯かる「生体内で加水分解のような生物
学的方法により開裂し得る保護基」としては、好適に
は、ホルミルオキシメチル、アセトキシメチル、ジメチ
ルアミノアセトキシメチル、プロピオニルオキシメチ
ル、ブチリルオキシメチル、ピバロイルオキシメチル、
バレリルオキシメチル、イソバレリルオキシメチル、ヘ
キサノイルオキシメチル、1−ホルミルオキシエチル、
1−アセトキシエチル、1−プロピオニルオキシエチ
ル、1−ブチリルオキシエチル、1−ピバロイルオキシ
エチル、1−バレリルオキシエチル、1−イソバレリル
オキシエチル、1−ヘキサノイルオキシエチル、1−ホ
ルミルオキシプロピル、1−アセトキシプロピル、1−
プロピオニルオキシプロピル、1−ブチリルオキシプロ
ピル、1−ピバロイルオキシプロピル、1−バレリルオ
キシプロピル、1−イソバレリルオキシプロピル、1−
ヘキサノイルオキシプロピル、1−アセトキシブチル、
1−プロピオニルオキシブチル、1−ブチリルオキシブ
チル、1−ピバロイルオキシブチル、1−アセトキシペ
ンチル、1−プロピオニルオキシペンチル、1−ブチリ
ルオキシペンチル、1−ピバロイルオキシペンチル、1
−ピバロイルオキシヘキシルのような1−(「低級脂肪
族アシル」オキシ)「低級アルキル基」、シクロペンチ
ルカルボニルオキシメチル、シクロヘキシルカルボニル
オキシメチル、1−シクロペンチルカルボニルオキシエ
チル、1−シクロヘキシルカルボニルオキシエチル、1
−シクロペンチルカルボニルオキシプロピル、1−シク
ロヘキシルカルボニルオキシプロピル、1−シクロペン
チルカルボニルオキシブチル、1−シクロヘキシルカル
ボニルオキシブチルのような1−(「シクロアルキル」
カルボニルオキシ)「低級アルキル基」、ベンゾイルオ
キシメチルのような1−(「芳香族アシル」オキシ)
「低級アルキル基」等の1−(アシルオキシ)「低級ア
ルキル基」;メトキシカルボニルオキシメチル、エトキ
シカルボニルオキシメチル、プロポキシカルボニルオキ
シメチル、イソプロポキシカルボニルオキシメチル、ブ
トキシカルボニルオキシメチル、イソブトキシカルボニ
ルオキシメチル、ペンチルオキシカルボニルオキシメチ
ル、ヘキシルオキシカルボニルオキシメチル、シクロヘ
キシルオキシカルボニルオキシメチル、シクロヘキシル
オキシカルボニルオキシ(シクロヘキシル)メチル、1
−(メトキシカルボニルオキシ)エチル、1−(エトキ
シカルボニルオキシ)エチル、1−(プロポキシカルボ
ニルオキシ)エチル、1−(イソプロポキシカルボニル
オキシ)エチル、1−(ブトキシカルボニルオキシ)エ
チル、1−(イソブトキシカルボニルオキシ)エチル、
1−(t−ブトキシカルボニルオキシ)エチル、1−
(ペンチルオキシカルボニルオキシ)エチル、1−(ヘ
キシルオキシカルボニルオキシ)エチル、1−(シクロ
ペンチルオキシカルボニルオキシ)エチル、1−(シク
ロペンチルオキシカルボニルオキシ)プロピル、1−
(シクロヘキシルオキシカルボニルオキシ)プロピル、
1−(シクロペンチルオキシカルボニルオキシ)ブチ
ル、1−(シクロヘキシルオキシカルボニルオキシ)ブ
チル、1−(シクロヘキシルオキシカルボニルオキシ)
エチル、1−(エトキシカルボニルオキシ)プロピル、
1−(メトキシカルボニルオキシ)プロピル、1−(エ
トキシカルボニルオキシ)プロピル、1−(プロポキシ
カルボニルオキシ)プロピル、1−(イソプロポキシカ
ルボニルオキシ)プロピル、1−(ブトキシカルボニル
オキシ)プロピル、1−(イソブトキシカルボニルオキ
シ)プロピル、1−(ペンチルオキシカルボニルオキ
シ)プロピル、1−(ヘキシルオキシカルボニルオキ
シ)プロピル、1−(メトキシカルボニルオキシ)ブチ
ル、1−(エトキシカルボニルオキシ)ブチル、1−
(プロポキシカルボニルオキシ)ブチル、1−(イソプ
ロポキシカルボニルオキシ)ブチル、1−(ブトキシカ
ルボニルオキシ)ブチル、1−(イソブトキシカルボニ
ルオキシ)ブチル、1−(メトキシカルボニルオキシ)
ペンチル、1−(エトキシカルボニルオキシ)ペンチ
ル、1−(メトキシカルボニルオキシ)ヘキシル、1−
(エトキシカルボニルオキシ)ヘキシルのような(低級
アルコキシカルボニルオキシ)アルキル基;(5−フェ
ニル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)
メチル、〔5−(4−メチルフェニル)−2−オキソ−
1,3−ジオキソレン−4−イル〕メチル、〔5−(4
−メトキシフェニル)−2−オキソ−1,3−ジオキソ
レン−4−イル〕メチル、〔5−(4−フルオロフェニ
ル)−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル〕
メチル、〔5−(4−クロロフェニル)−2−オキソ−
1,3−ジオキソレン−4−イル〕メチル、(2−オキ
ソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチル、(5−
メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イ
ル)メチル、(5−エチル−2−オキソ−1,3−ジオ
キソレン−4−イル)メチル、(5−プロピル−2−オ
キソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチル、(5
−イソプロピル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−
4−イル)メチル、(5−ブチル−2−オキソ−1,3
−ジオキソレン−4−イル)メチルのようなオキソジオ
キソレニルメチル基;等の「カルボニルオキシアルキル
基」:フタリジル、ジメチルフタリジル、ジメトキシフ
タリジルのような「フタリジル基」:前記「低級脂肪族
アシル基」:前記「芳香族アシル基」:「コハク酸のハ
ーフエステル塩残基」:「燐酸エステル塩残基」:「ア
ミノ酸等のエステル形成残基」:カルバモイル基:1乃
至2個の低級アルキル基で置換されたカルバモイル基:
及び、ピバロイルオキシメチルオキシカルボニルのよう
な「1−(アシルオキシ)アルキルオキシカルボニル
基」を挙げることができ、好適には、「カルボニルオキ
シアルキル基」である。
【0064】一方、「ホスホノ基のエステル」に斯かる
「生体内で加水分解のような生物学的方法により開裂し
得る保護基」としては、好適には、メトキシエチル、1
−エトキシエチル、1−メチル−1−メトキシエチル、
1−(イソプロポキシ)エチル、2−メトキシエチル、
2−エトキシエチル、1,1−ジメチル−1−メトキシ
エチル、エトキシメチル、n−プロポキシメチル、イソ
プロポキシメチル、n−ブトキシメチル、t−ブトキシ
メチルのような低級アルコキシ低級アルキル基、2−メ
トキシエトキシメチルのような低級アルコキシ化低級ア
ルコキシ低級アルキル基、フェノキシメチルのような
「アリール」オキシ「低級アルキル基」、2,2,2−
トリクロロエトキシメチル、ビス(2−クロロエトキ
シ)メチルのようなハロゲン化低級アルコキシ低級アル
キル基等の「アルコキシ低級アルキル基」;メトキシカ
ルボニルメチルのような「「低級アルコキシ」カルボニ
ル「低級アルキル基」」;シアノメチル、2−シアノエ
チルのような「シアノ「低級アルキル基」;メチルチオ
メチル、エチルチオメチルのような「「低級アルキル」
チオメチル基」;フェニルチオメチル、ナフチルチオメ
チルのような「「アリール」チオメチル基」;2−メタ
ンスルホニルエチル、2−トリフルオロメタンスルホニ
ルエチルのような「ハロゲンで置換されていてもよい
「低級アルキル」スルホニル「低級アルキル基」」;2
−ベンゼンスルホニルエチル、2−トルエンスルホニル
エチルのような「「アリール」スルホニル「低級アルキ
ル基」」;前記「1−(アシルオキシ)「低級アルキル
基」」;前記「フタリジル基」;前記「アリール基」;
前記「低級アルキル基」;カルボキシメチルのような
「カルボキシアルキル基」;及びフェニルアラニンのよ
うな「アミノ酸のアミド形成残基」を挙げることができ
る。
【0065】「その他の誘導体」とは、本発明の化合物
(I)がアミノ基及び/又はホスホノ基を有する場合、
上記「エステル」及び下記「その薬理上許容される塩」
以外の誘導体にすることができるので、その誘導体を示
す。そのような誘導体としては、例えばアミド誘導体を
挙げることができる。
【0066】「その薬理上許容される塩」とは、本発明
の化合物(I)は、ピリジン環やアミノ基のような塩基
性の基を有する場合には酸と反応させることにより、
又、ホスホノ基のような酸性基を有する場合には塩基と
反応させることにより、塩にすることができるので、そ
の塩を示す。
【0067】塩基性基に基づく塩としては、好適には、
弗化水素酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、沃化水素酸塩の
ようなハロゲン化水素酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸
塩、燐酸塩等の無機酸塩;メタンスルホン酸塩、トリフ
ルオロメタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩のよう
な低級アルカンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、
p−トルエンスルホン酸塩のようなアリ−ルスルホン酸
塩、酢酸塩、りんご酸塩、フマ−ル酸塩、コハク酸塩、
クエン酸塩、アスコルビン酸塩、酒石酸塩、蓚酸塩、マ
レイン酸塩等の有機酸塩;及び、グリシン塩、リジン
塩、アルギニン塩、オルニチン塩、グルタミン酸塩、ア
スパラギン酸塩のようなアミノ酸塩を挙げることができ
る。
【0068】一方、酸性基に基づく塩としては、好適に
は、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩のようなア
ルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩のような
アルカリ土類金属塩、アルミニウム塩、鉄塩等の金属
塩;アンモニウム塩のような無機塩、t−オクチルアミ
ン塩、ジベンジルアミン塩、モルホリン塩、グルコサミ
ン塩、フェニルグリシンアルキルエステル塩、エチレン
ジアミン塩、N−メチルグルカミン塩、グアニジン塩、
ジエチルアミン塩、トリエチルアミン塩、ジシクロヘキ
シルアミン塩、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン
塩、クロロプロカイン塩、プロカイン塩、ジエタノール
アミン塩、N−ベンジルフェネチルアミン塩、ピペラジ
ン塩、テトラメチルアンモニウム塩、トリス(ヒドロキ
シメチル)アミノメタン塩のような有機塩等のアミン
塩;及び、グリシン塩、リジン塩、アルギニン塩、オル
ニチン塩、グルタミン酸塩、アスパラギン酸塩のような
アミノ酸塩を挙げることができる。
【0069】本発明の一般式(I)を有する化合物は、
その分子内に不斉炭素原子が存在し、種々の異性体を有
する場合がある。本発明の化合物においては、これらの
異性体およびこれらの異性体の混合物がすべて単一の
式、即ち一般式(I)で示されている。従って、本発明
はこれらの異性体およびこれらの異性体の混合物をもす
べて含むものである。
【0070】本発明の一般式(I)を有する化合物は、
大気中に放置したり、又は、再結晶をすることにより、
水分を吸収し、吸着水が付いたり、水和物となる場合が
あり、そのような水和物も本発明に包含される。
【0071】本発明の一般式(I)を有する化合物の具
体例としては、例えば、下記表1乃至表7に記載の化合
物を挙げることができる。
【0072】
【化13】
【0073】
【表1】 表1 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 化合物 番 号 Ar1 Ar2 m W R4 R1 R2 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 1-1 4-Pyr 4-F-Ph 0 (CH2)2 N3 H H 1-2 4-Pyr 4-F-Ph 0 (CH2)2 NO2 H H 1-3 4-Pyr 4-F-Ph 0 (CH2)2 ONO H H 1-4 4-Pyr 4-F-Ph 0 (CH2)2 ONO2 H H 1-5 4-Pyr 4-F-Ph 0 (CH2)2 SCN H H 1-6 4-Pyr 4-F-Ph 0 (CH2)2 PO(OMe)2 H H 1-7 4-Pyr 4-F-Ph 0 (CH2)2 PO(OEt)2 H H 1-8 4-Pyrm 4-F-Ph 0 (CH2)2 N3 H H 1-9 4-Pyrm 4-F-Ph 0 (CH2)2 NO2 H H 1-10 4-Pyrm 4-F-Ph 0 (CH2)2 ONO H H 1-11 4-Pyrm 4-F-Ph 0 (CH2)2 ONO2 H H 1-12 4-Pyrm 4-F-Ph 0 (CH2)2 SCN H H 1-13 4-Pyrm 4-F-Ph 0 (CH2)2 PO(OMe)2 H H 1-14 4-Pyr 4-F-Ph 0 (CH2)3 N3 H H 1-15 4-Pyr 4-F-Ph 0 (CH2)3 NO2 H H 1-16 4-Pyr 4-F-Ph 0 (CH2)3 ONO H H 1-17 4-Pyr 4-F-Ph 0 (CH2)3 ONO2 H H 1-18 4-Pyr 4-F-Ph 0 (CH2)3 SCN H H 1-19 4-Pyr 4-F-Ph 0 (CH2)3 PO(OMe)2 H H 1-20 4-Pyr 4-F-Ph 0 (CH2)3 PO(OEt)2 H H 1-21 4-Pyrm 4-F-Ph 0 (CH2)3 N3 H H 1-22 4-Pyrm 4-F-Ph 0 (CH2)3 NO2 H H 1-23 4-Pyrm 4-F-Ph 0 (CH2)3 ONO H H 1-24 4-Pyrm 4-F-Ph 0 (CH2)3 ONO2 H H 1-25 4-Pyrm 4-F-Ph 0 (CH2)3 SCN H H 1-26 4-Pyrm 4-F-Ph 0 (CH2)3 PO(OMe)2 H H 1-27 4-Pyr Ph 1 CH2 N3 H H 1-28 4-Pyr Ph 1 CH2 NO2 H H 1-29 4-Pyr Ph 1 CH2 ONO H H 1-30 4-Pyr Ph 1 CH2 ONO2 H H 1-31 4-Pyr Ph 1 CH2 SCN H H 1-32 4-Pyr Ph 1 CH2 PO(OMe)2 H H 1-33 4-Pyr Ph 1 CH2 PO(OEt)2 H H 1-34 4-Pyrm Ph 1 CH2 N3 H H 1-35 4-Pyrm Ph 1 CH2 NO2 H H 1-36 4-Pyrm Ph 1 CH2 ONO H H 1-37 4-Pyrm Ph 1 CH2 ONO2 H H 1-38 4-Pyrm Ph 1 CH2 SCN H H 1-39 4-Pyrm Ph 1 CH2 PO(OMe)2 H H 1-40 4-Pyr Ph 1 (CH2)2 N3 H H 1-41 4-Pyr Ph 1 (CH2)2 NO2 H H 1-42 4-Pyr Ph 1 (CH2)2 ONO H H 1-43 4-Pyr Ph 1 (CH2)2 ONO2 H H 1-44 4-Pyr Ph 1 (CH2)2 SCN H H 1-45 4-Pyr Ph 1 (CH2)2 PO(OMe)2 H H 1-46 4-Pyr Ph 1 (CH2)2 PO(OEt)2 H H 1-47 4-Pyrm Ph 1 (CH2)2 N3 H H 1-48 4-Pyrm Ph 1 (CH2)2 NO2 H H 1-49 4-Pyrm Ph 1 (CH2)2 ONO H H 1-50 4-Pyrm Ph 1 (CH2)2 ONO2 H H 1-51 4-Pyrm Ph 1 (CH2)2 SCN H H 1-52 4-Pyrm Ph 1 (CH2)2 PO(OMe)2 H H 1-53 4-Pyr Ph 1 (CH2)3 N3 H H 1-54 4-Pyr Ph 1 (CH2)3 NO2 H H 1-55 4-Pyr Ph 1 (CH2)3 ONO H H 1-56 4-Pyr Ph 1 (CH2)3 ONO2 H H 1-57 4-Pyr Ph 1 (CH2)3 SCN H H 1-58 4-Pyr Ph 1 (CH2)3 PO(OMe)2 H H 1-59 4-Pyr Ph 1 (CH2)3 PO(OEt)2 H H 1-60 4-Pyrm Ph 1 (CH2)3 N3 H H 1-61 4-Pyrm Ph 1 (CH2)3 NO2 H H 1-62 4-Pyrm Ph 1 (CH2)3 ONO H H 1-63 4-Pyrm Ph 1 (CH2)3 ONO2 H H 1-64 4-Pyrm Ph 1 (CH2)3 SCN H H 1-65 4-Pyrm Ph 1 (CH2)3 PO(OMe)2 H H 1-66 4-Pyr Ph 1 (CH2)4 N3 H H 1-67 4-Pyr Ph 1 (CH2)4 NO2 H H 1-68 4-Pyr Ph 1 (CH2)4 ONO H H 1-69 4-Pyr Ph 1 (CH2)4 ONO2 H H 1-70 4-Pyr Ph 1 (CH2)4 SCN H H 1-71 4-Pyr Ph 1 (CH2)4 PO(OMe)2 H H 1-72 4-Pyr Ph 1 (CH2)4 PO(OEt)2 H H 1-73 4-Pyrm Ph 1 (CH2)4 N3 H H 1-74 4-Pyrm Ph 1 (CH2)4 NO2 H H 1-75 4-Pyrm Ph 1 (CH2)4 ONO H H 1-76 4-Pyrm Ph 1 (CH2)4 ONO2 H H 1-77 4-Pyrm Ph 1 (CH2)4 SCN H H 1-78 4-Pyrm Ph 1 (CH2)4 PO(OMe)2 H H 1-79 4-Pyr 3-F-Ph 1 CH2 N3 H H 1-80 4-Pyr 3-F-Ph 1 CH2 NO2 H H 1-81 4-Pyr 3-F-Ph 1 CH2 ONO H H 1-82 4-Pyr 3-F-Ph 1 CH2 ONO2 H H 1-83 4-Pyr 3-F-Ph 1 CH2 SCN H H 1-84 4-Pyr 3-F-Ph 1 CH2 PO(OMe)2 H H 1-85 4-Pyr 3-F-Ph 1 CH2 PO(OEt)2 H H 1-86 4-Pyrm 3-F-Ph 1 CH2 N3 H H 1-87 4-Pyrm 3-F-Ph 1 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3,4-diCl-Ph 1 CH2 ONO H H 1-297 4-Pyrm 3,4-diCl-Ph 1 CH2 ONO2 H H 1-298 4-Pyrm 3,4-diCl-Ph 1 CH2 SCN H H 1-299 4-Pyrm 3,4-diCl-Ph 1 CH2 PO(OMe)2 H H 1-300 4-Pyr 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)2 N3 H H 1-301 4-Pyr 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)2 NO2 H H 1-302 4-Pyr 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)2 ONO H H 1-303 4-Pyr 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)2 ONO2 H H 1-304 4-Pyr 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)2 SCN H H 1-305 4-Pyr 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)2 PO(OMe)2 H H 1-306 4-Pyr 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)2 PO(OEt)2 H H 1-307 4-Pyrm 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)2 N3 H H 1-308 4-Pyrm 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)2 NO2 H H 1-309 4-Pyrm 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)2 ONO H H 1-310 4-Pyrm 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)2 ONO2 H H 1-311 4-Pyrm 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)2 SCN H H 1-312 4-Pyrm 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)2 PO(OMe)2 H H 1-313 4-Pyr 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)3 N3 H H 1-314 4-Pyr 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)3 NO2 H H 1-315 4-Pyr 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)3 ONO H H 1-316 4-Pyr 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)3 ONO2 H H 1-317 4-Pyr 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)3 SCN H H 1-318 4-Pyr 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)3 PO(OMe)2 H H 1-319 4-Pyr 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)3 PO(OEt)2 H H 1-320 4-Pyrm 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)3 N3 H H 1-321 4-Pyrm 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)3 NO2 H H 1-322 4-Pyrm 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)3 ONO H H 1-323 4-Pyrm 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)3 ONO2 H H 1-324 4-Pyrm 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)3 SCN H H 1-325 4-Pyrm 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)3 PO(OMe)2 H H 1-326 4-Pyr 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)4 N3 H H 1-327 4-Pyr 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)4 NO2 H H 1-328 4-Pyr 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)4 ONO H H 1-329 4-Pyr 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)4 ONO2 H H 1-330 4-Pyr 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)4 SCN H H 1-331 4-Pyr 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)4 PO(OMe)2 H H 1-332 4-Pyr 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)4 PO(OEt)2 H H 1-333 4-Pyrm 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)4 N3 H H 1-334 4-Pyrm 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)4 NO2 H H 1-335 4-Pyrm 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)4 ONO H H 1-336 4-Pyrm 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)4 ONO2 H H 1-337 4-Pyrm 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)4 SCN H H 1-338 4-Pyrm 3,4-diCl-Ph 1 (CH2)4 PO(OMe)2 H H 1-339 4-Pyr 3-Cl-4-F-Ph 1 CH2 N3 H H 1-340 4-Pyr 3-Cl-4-F-Ph 1 CH2 NO2 H H 1-341 4-Pyr 3-Cl-4-F-Ph 1 CH2 ONO H H 1-342 4-Pyr 3-Cl-4-F-Ph 1 CH2 ONO2 H H 1-343 4-Pyr 3-Cl-4-F-Ph 1 CH2 SCN H H 1-344 4-Pyr 3-Cl-4-F-Ph 1 CH2 PO(OMe)2 H H 1-345 4-Pyr 3-Cl-4-F-Ph 1 CH2 PO(OEt)2 H H 1-346 4-Pyrm 3-Cl-4-F-Ph 1 CH2 N3 H H 1-347 4-Pyrm 3-Cl-4-F-Ph 1 CH2 NO2 H H 1-348 4-Pyrm 3-Cl-4-F-Ph 1 CH2 ONO H H 1-349 4-Pyrm 3-Cl-4-F-Ph 1 CH2 ONO2 H H 1-350 4-Pyrm 3-Cl-4-F-Ph 1 CH2 SCN H H 1-351 4-Pyrm 3-Cl-4-F-Ph 1 CH2 PO(OMe)2 H H 1-352 4-Pyr 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)2 N3 H H 1-353 4-Pyr 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)2 NO2 H H 1-354 4-Pyr 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)2 ONO H H 1-355 4-Pyr 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)2 ONO2 H H 1-356 4-Pyr 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)2 SCN H H 1-357 4-Pyr 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)2 PO(OMe)2 H H 1-358 4-Pyr 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)2 PO(OEt)2 H H 1-359 4-Pyrm 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)2 N3 H H 1-360 4-Pyrm 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)2 NO2 H H 1-361 4-Pyrm 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)2 ONO H H 1-362 4-Pyrm 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)2 ONO2 H H 1-363 4-Pyrm 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)2 SCN H H 1-364 4-Pyrm 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)2 PO(OMe)2 H H 1-365 4-Pyr 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)3 N3 H H 1-366 4-Pyr 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)3 NO2 H H 1-367 4-Pyr 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)3 ONO H H 1-368 4-Pyr 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)3 ONO2 H H 1-369 4-Pyr 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)3 SCN H H 1-370 4-Pyr 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)3 PO(OMe)2 H H 1-371 4-Pyr 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)3 PO(OEt)2 H H 1-372 4-Pyrm 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)3 N3 H H 1-373 4-Pyrm 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)3 NO2 H H 1-374 4-Pyrm 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)3 ONO H H 1-375 4-Pyrm 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)3 ONO2 H H 1-376 4-Pyrm 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)3 SCN H H 1-377 4-Pyrm 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)3 PO(OMe)2 H H 1-378 4-Pyr 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)4 N3 H H 1-379 4-Pyr 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)4 NO2 H H 1-380 4-Pyr 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)4 ONO H H 1-381 4-Pyr 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)4 ONO2 H H 1-382 4-Pyr 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)4 SCN H H 1-383 4-Pyr 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)4 PO(OMe)2 H H 1-384 4-Pyr 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)4 PO(OEt)2 H H 1-385 4-Pyrm 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)4 N3 H H 1-386 4-Pyrm 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)4 NO2 H H 1-387 4-Pyrm 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)4 ONO H H 1-388 4-Pyrm 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)4 ONO2 H H 1-389 4-Pyrm 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)4 SCN H H 1-390 4-Pyrm 3-Cl-4-F-Ph 1 (CH2)4 PO(OMe)2 H H 1-391 4-Pyr 3,4,5-triF-Ph 1 CH2 N3 H H 1-392 4-Pyr 3,4,5-triF-Ph 1 CH2 NO2 H H 1-393 4-Pyr 3,4,5-triF-Ph 1 CH2 ONO H H 1-394 4-Pyr 3,4,5-triF-Ph 1 CH2 ONO2 H H 1-395 4-Pyr 3,4,5-triF-Ph 1 CH2 SCN H H 1-396 4-Pyr 3,4,5-triF-Ph 1 CH2 PO(OMe)2 H H 1-397 4-Pyr 3,4,5-triF-Ph 1 CH2 PO(OEt)2 H H 1-398 4-Pyrm 3,4,5-triF-Ph 1 CH2 N3 H H 1-399 4-Pyrm 3,4,5-triF-Ph 1 CH2 NO2 H H 1-400 4-Pyrm 3,4,5-triF-Ph 1 CH2 ONO H H 1-401 4-Pyrm 3,4,5-triF-Ph 1 CH2 ONO2 H H 1-402 4-Pyrm 3,4,5-triF-Ph 1 CH2 SCN H H 1-403 4-Pyrm 3,4,5-triF-Ph 1 CH2 PO(OMe)2 H H 1-404 4-Pyr 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)2 N3 H H 1-405 4-Pyr 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)2 NO2 H H 1-406 4-Pyr 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)2 ONO H H 1-407 4-Pyr 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)2 ONO2 H H 1-408 4-Pyr 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)2 SCN H H 1-409 4-Pyr 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)2 PO(OMe)2 H H 1-410 4-Pyr 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)2 PO(OEt)2 H H 1-411 4-Pyrm 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)2 N3 H H 1-412 4-Pyrm 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)2 NO2 H H 1-413 4-Pyrm 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)2 ONO H H 1-414 4-Pyrm 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)2 ONO2 H H 1-415 4-Pyrm 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)2 SCN H H 1-416 4-Pyrm 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)2 PO(OMe)2 H H 1-417 4-Pyr 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)3 N3 H H 1-418 4-Pyr 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)3 NO2 H H 1-419 4-Pyr 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)3 ONO H H 1-420 4-Pyr 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)3 ONO2 H H 1-421 4-Pyr 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)3 SCN H H 1-422 4-Pyr 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)3 PO(OMe)2 H H 1-423 4-Pyr 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)3 PO(OEt)2 H H 1-424 4-Pyrm 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)3 N3 H H 1-425 4-Pyrm 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)3 NO2 H H 1-426 4-Pyrm 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)3 ONO H H 1-427 4-Pyrm 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)3 ONO2 H H 1-428 4-Pyrm 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)3 SCN H H 1-429 4-Pyrm 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)3 PO(OMe)2 H H 1-430 4-Pyr 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)4 N3 H H 1-431 4-Pyr 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)4 NO2 H H 1-432 4-Pyr 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)4 ONO H H 1-433 4-Pyr 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)4 ONO2 H H 1-434 4-Pyr 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)4 SCN H H 1-435 4-Pyr 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)4 PO(OMe)2 H H 1-436 4-Pyr 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)4 PO(OEt)2 H H 1-437 4-Pyrm 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)4 N3 H H 1-438 4-Pyrm 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)4 NO2 H H 1-439 4-Pyrm 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)4 ONO H H 1-440 4-Pyrm 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)4 ONO2 H H 1-441 4-Pyrm 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)4 SCN H H 1-442 4-Pyrm 3,4,5-triF-Ph 1 (CH2)4 PO(OMe)2 H H −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0074】
【表2】 (表1の続き) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 化合物 番 号 Ar1 Ar2 m W R4 R1 R2 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 1-443 4-Pyr Ph 2 CH2 N3 H H 1-444 4-Pyr Ph 2 CH2 NO2 H H 1-445 4-Pyr Ph 2 CH2 ONO H H 1-446 4-Pyr Ph 2 CH2 ONO2 H H 1-447 4-Pyr Ph 2 CH2 SCN H H 1-448 4-Pyr Ph 2 CH2 PO(OMe)2 H H 1-449 4-Pyr Ph 2 CH2 PO(OEt)2 H H 1-450 4-Pyrm Ph 2 CH2 N3 H H 1-451 4-Pyrm Ph 2 CH2 NO2 H H 1-452 4-Pyrm Ph 2 CH2 ONO H H 1-453 4-Pyrm Ph 2 CH2 ONO2 H H 1-454 4-Pyrm Ph 2 CH2 SCN H H 1-455 4-Pyrm Ph 2 CH2 PO(OMe)2 H H 1-456 4-Pyr Ph 2 (CH2)2 N3 H H 1-457 4-Pyr Ph 2 (CH2)2 NO2 H H 1-458 4-Pyr Ph 2 (CH2)2 ONO H H 1-459 4-Pyr Ph 2 (CH2)2 ONO2 H H 1-460 4-Pyr Ph 2 (CH2)2 SCN H H 1-461 4-Pyr Ph 2 (CH2)2 PO(OMe)2 H H 1-462 4-Pyr Ph 2 (CH2)2 PO(OEt)2 H H 1-463 4-Pyrm Ph 2 (CH2)2 N3 H H 1-464 4-Pyrm Ph 2 (CH2)2 NO2 H H 1-465 4-Pyrm Ph 2 (CH2)2 ONO H H 1-466 4-Pyrm Ph 2 (CH2)2 ONO2 H H 1-467 4-Pyrm Ph 2 (CH2)2 SCN H H 1-468 4-Pyrm Ph 2 (CH2)2 PO(OMe)2 H H 1-469 4-Pyr Ph 2 (CH2)3 N3 H H 1-470 4-Pyr Ph 2 (CH2)3 NO2 H H 1-471 4-Pyr Ph 2 (CH2)3 ONO H H 1-472 4-Pyr Ph 2 (CH2)3 ONO2 H H 1-473 4-Pyr Ph 2 (CH2)3 SCN H H 1-474 4-Pyr Ph 2 (CH2)3 PO(OMe)2 H H 1-475 4-Pyr Ph 2 (CH2)3 PO(OEt)2 H H 1-476 4-Pyrm Ph 2 (CH2)3 N3 H H 1-477 4-Pyrm Ph 2 (CH2)3 NO2 H H 1-478 4-Pyrm Ph 2 (CH2)3 ONO H H 1-479 4-Pyrm Ph 2 (CH2)3 ONO2 H H 1-480 4-Pyrm Ph 2 (CH2)3 SCN H H 1-481 4-Pyrm Ph 2 (CH2)3 PO(OMe)2 H H 1-482 4-Pyr Ph 2 (CH2)4 N3 H H 1-483 4-Pyr Ph 2 (CH2)4 NO2 H H 1-484 4-Pyr Ph 2 (CH2)4 ONO H H 1-485 4-Pyr Ph 2 (CH2)4 ONO2 H H 1-486 4-Pyr Ph 2 (CH2)4 SCN H H 1-487 4-Pyr Ph 2 (CH2)4 PO(OMe)2 H H 1-488 4-Pyr Ph 2 (CH2)4 PO(OEt)2 H H 1-489 4-Pyrm Ph 2 (CH2)4 N3 H H 1-490 4-Pyrm Ph 2 (CH2)4 NO2 H H 1-491 4-Pyrm Ph 2 (CH2)4 ONO H H 1-492 4-Pyrm Ph 2 (CH2)4 ONO2 H H 1-493 4-Pyrm Ph 2 (CH2)4 SCN H H 1-494 4-Pyrm Ph 2 (CH2)4 PO(OMe)2 H H 1-495 4-Pyr 3-F-Ph 2 CH2 N3 H H 1-496 4-Pyr 3-F-Ph 2 CH2 NO2 H H 1-497 4-Pyr 3-F-Ph 2 CH2 ONO H H 1-498 4-Pyr 3-F-Ph 2 CH2 ONO2 H H 1-499 4-Pyr 3-F-Ph 2 CH2 SCN H H 1-500 4-Pyr 3-F-Ph 2 CH2 PO(OMe)2 H H 1-501 4-Pyr 3-F-Ph 2 CH2 PO(OEt)2 H H 1-502 4-Pyrm 3-F-Ph 2 CH2 N3 H H 1-503 4-Pyrm 3-F-Ph 2 CH2 NO2 H H 1-504 4-Pyrm 3-F-Ph 2 CH2 ONO H H 1-505 4-Pyrm 3-F-Ph 2 CH2 ONO2 H H 1-506 4-Pyrm 3-F-Ph 2 CH2 SCN H H 1-507 4-Pyrm 3-F-Ph 2 CH2 PO(OMe)2 H H 1-508 4-Pyr 3-F-Ph 2 (CH2)2 N3 H H 1-509 4-Pyr 3-F-Ph 2 (CH2)2 NO2 H H 1-510 4-Pyr 3-F-Ph 2 (CH2)2 ONO H H 1-511 4-Pyr 3-F-Ph 2 (CH2)2 ONO2 H H 1-512 4-Pyr 3-F-Ph 2 (CH2)2 SCN H H 1-513 4-Pyr 3-F-Ph 2 (CH2)2 PO(OMe)2 H H 1-514 4-Pyr 3-F-Ph 2 (CH2)2 PO(OEt)2 H H 1-515 4-Pyrm 3-F-Ph 2 (CH2)2 N3 H H 1-516 4-Pyrm 3-F-Ph 2 (CH2)2 NO2 H H 1-517 4-Pyrm 3-F-Ph 2 (CH2)2 ONO H H 1-518 4-Pyrm 3-F-Ph 2 (CH2)2 ONO2 H H 1-519 4-Pyrm 3-F-Ph 2 (CH2)2 SCN H H 1-520 4-Pyrm 3-F-Ph 2 (CH2)2 PO(OMe)2 H H 1-521 4-Pyr 3-F-Ph 2 (CH2)3 N3 H H 1-522 4-Pyr 3-F-Ph 2 (CH2)3 NO2 H H 1-523 4-Pyr 3-F-Ph 2 (CH2)3 ONO H H 1-524 4-Pyr 3-F-Ph 2 (CH2)3 ONO2 H H 1-525 4-Pyr 3-F-Ph 2 (CH2)3 SCN H H 1-526 4-Pyr 3-F-Ph 2 (CH2)3 PO(OMe)2 H H 1-527 4-Pyr 3-F-Ph 2 (CH2)3 PO(OEt)2 H H 1-528 4-Pyrm 3-F-Ph 2 (CH2)3 N3 H H 1-529 4-Pyrm 3-F-Ph 2 (CH2)3 NO2 H H 1-530 4-Pyrm 3-F-Ph 2 (CH2)3 ONO H H 1-531 4-Pyrm 3-F-Ph 2 (CH2)3 ONO2 H H 1-532 4-Pyrm 3-F-Ph 2 (CH2)3 SCN H H 1-533 4-Pyrm 3-F-Ph 2 (CH2)3 PO(OMe)2 H H 1-534 4-Pyr 3-F-Ph 2 (CH2)4 N3 H H 1-535 4-Pyr 3-F-Ph 2 (CH2)4 NO2 H H 1-536 4-Pyr 3-F-Ph 2 (CH2)4 ONO H H 1-537 4-Pyr 3-F-Ph 2 (CH2)4 ONO2 H H 1-538 4-Pyr 3-F-Ph 2 (CH2)4 SCN H H 1-539 4-Pyr 3-F-Ph 2 (CH2)4 PO(OMe)2 H H 1-540 4-Pyr 3-F-Ph 2 (CH2)4 PO(OEt)2 H H 1-541 4-Pyrm 3-F-Ph 2 (CH2)4 N3 H H 1-542 4-Pyrm 3-F-Ph 2 (CH2)4 NO2 H H 1-543 4-Pyrm 3-F-Ph 2 (CH2)4 ONO H H 1-545 4-Pyrm 3-F-Ph 2 (CH2)4 ONO2 H H 1-546 4-Pyrm 3-F-Ph 2 (CH2)4 SCN H H 1-547 4-Pyrm 3-F-Ph 2 (CH2)4 PO(OMe)2 H H 1-548 4-Pyr 4-F-Ph 2 CH2 N3 H H 1-549 4-Pyr 4-F-Ph 2 CH2 NO2 H H 1-550 4-Pyr 4-F-Ph 2 CH2 ONO H H 1-551 4-Pyr 4-F-Ph 2 CH2 ONO2 H H 1-552 4-Pyr 4-F-Ph 2 CH2 SCN H H 1-553 4-Pyr 4-F-Ph 2 CH2 PO(OMe)2 H H 1-554 4-Pyr 4-F-Ph 2 CH2 PO(OEt)2 H H 1-555 4-Pyrm 4-F-Ph 2 CH2 N3 H H 1-556 4-Pyrm 4-F-Ph 2 CH2 NO2 H H 1-557 4-Pyrm 4-F-Ph 2 CH2 ONO H H 1-558 4-Pyrm 4-F-Ph 2 CH2 ONO2 H H 1-559 4-Pyrm 4-F-Ph 2 CH2 SCN H H 1-560 4-Pyrm 4-F-Ph 2 CH2 PO(OMe)2 H H 1-561 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)2 N3 H H 1-562 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)2 NO2 H H 1-563 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)2 ONO H H 1-564 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)2 ONO2 H H 1-565 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)2 SCN H H 1-566 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)2 PO(OMe)2 H H 1-567 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)2 PO(OEt)2 H H 1-568 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)2 N3 H H 1-569 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)2 NO2 H H 1-570 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)2 ONO H H 1-571 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)2 ONO2 H H 1-572 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)2 SCN H H 1-573 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)2 PO(OMe)2 H H 1-574 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)3 N3 H H 1-575 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)3 NO2 H H 1-576 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)3 ONO H H 1-577 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)3 ONO2 H H 1-578 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)3 SCN H H 1-579 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)3 PO(OMe)2 H H 1-580 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)3 PO(OEt)2 H H 1-581 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)3 N3 H H 1-582 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)3 NO2 H H 1-583 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)3 ONO H H 1-584 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)3 ONO2 H H 1-585 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)3 SCN H H 1-586 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)3 PO(OMe)2 H H 1-587 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)4 N3 H H 1-588 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)4 NO2 H H 1-589 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)4 ONO H H 1-590 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)4 ONO2 H H 1-591 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)4 SCN H H 1-592 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)4 PO(OMe)2 H H 1-593 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)4 PO(OEt)2 H H 1-594 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)4 N3 H H 1-595 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)4 NO2 H H 1-596 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)4 ONO H H 1-597 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)4 ONO2 H H 1-598 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)4 SCN H H 1-599 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)4 PO(OMe)2 H H 1-600 4-Pyr 3-Cl-Ph 2 CH2 N3 H H 1-601 4-Pyr 3-Cl-Ph 2 CH2 NO2 H H 1-602 4-Pyr 3-Cl-Ph 2 CH2 ONO H H 1-603 4-Pyr 3-Cl-Ph 2 CH2 ONO2 H H 1-604 4-Pyr 3-Cl-Ph 2 CH2 SCN H H 1-605 4-Pyr 3-Cl-Ph 2 CH2 PO(OMe)2 H H 1-606 4-Pyr 3-Cl-Ph 2 CH2 PO(OEt)2 H H 1-607 4-Pyrm 3-Cl-Ph 2 CH2 N3 H H 1-608 4-Pyrm 3-Cl-Ph 2 CH2 NO2 H H 1-609 4-Pyrm 3-Cl-Ph 2 CH2 ONO H H 1-610 4-Pyrm 3-Cl-Ph 2 CH2 ONO2 H H 1-611 4-Pyrm 3-Cl-Ph 2 CH2 SCN H H 1-612 4-Pyrm 3-Cl-Ph 2 CH2 PO(OMe)2 H H 1-613 4-Pyr 3-Cl-Ph 2 (CH2)2 N3 H H 1-614 4-Pyr 3-Cl-Ph 2 (CH2)2 NO2 H H 1-615 4-Pyr 3-Cl-Ph 2 (CH2)2 ONO H H 1-616 4-Pyr 3-Cl-Ph 2 (CH2)2 ONO2 H H 1-617 4-Pyr 3-Cl-Ph 2 (CH2)2 SCN H H 1-618 4-Pyr 3-Cl-Ph 2 (CH2)2 PO(OMe)2 H H 1-619 4-Pyr 3-Cl-Ph 2 (CH2)2 PO(OEt)2 H H 1-620 4-Pyrm 3-Cl-Ph 2 (CH2)2 N3 H H 1-621 4-Pyrm 3-Cl-Ph 2 (CH2)2 NO2 H H 1-622 4-Pyrm 3-Cl-Ph 2 (CH2)2 ONO H H 1-623 4-Pyrm 3-Cl-Ph 2 (CH2)2 ONO2 H H 1-624 4-Pyrm 3-Cl-Ph 2 (CH2)2 SCN H H 1-625 4-Pyrm 3-Cl-Ph 2 (CH2)2 PO(OMe)2 H H 1-626 4-Pyr 3-Cl-Ph 2 (CH2)3 N3 H H 1-627 4-Pyr 3-Cl-Ph 2 (CH2)3 NO2 H H 1-628 4-Pyr 3-Cl-Ph 2 (CH2)3 ONO H H 1-629 4-Pyr 3-Cl-Ph 2 (CH2)3 ONO2 H H 1-630 4-Pyr 3-Cl-Ph 2 (CH2)3 SCN H H 1-631 4-Pyr 3-Cl-Ph 2 (CH2)3 PO(OMe)2 H H 1-632 4-Pyr 3-Cl-Ph 2 (CH2)3 PO(OEt)2 H H 1-633 4-Pyrm 3-Cl-Ph 2 (CH2)3 N3 H H 1-634 4-Pyrm 3-Cl-Ph 2 (CH2)3 NO2 H H 1-635 4-Pyrm 3-Cl-Ph 2 (CH2)3 ONO H H 1-636 4-Pyrm 3-Cl-Ph 2 (CH2)3 ONO2 H H 1-637 4-Pyrm 3-Cl-Ph 2 (CH2)3 SCN H H 1-638 4-Pyrm 3-Cl-Ph 2 (CH2)3 PO(OMe)2 H H 1-639 4-Pyr 3-Cl-Ph 2 (CH2)4 N3 H H 1-640 4-Pyr 3-Cl-Ph 2 (CH2)4 NO2 H H 1-641 4-Pyr 3-Cl-Ph 2 (CH2)4 ONO H H 1-642 4-Pyr 3-Cl-Ph 2 (CH2)4 ONO2 H H 1-643 4-Pyr 3-Cl-Ph 2 (CH2)4 SCN H H 1-644 4-Pyr 3-Cl-Ph 2 (CH2)4 PO(OMe)2 H H 1-645 4-Pyr 3-Cl-Ph 2 (CH2)4 PO(OEt)2 H H 1-646 4-Pyrm 3-Cl-Ph 2 (CH2)4 N3 H H 1-647 4-Pyrm 3-Cl-Ph 2 (CH2)4 NO2 H H 1-648 4-Pyrm 3-Cl-Ph 2 (CH2)4 ONO H H 1-649 4-Pyrm 3-Cl-Ph 2 (CH2)4 ONO2 H H 1-650 4-Pyrm 3-Cl-Ph 2 (CH2)4 SCN H H 1-651 4-Pyrm 3-Cl-Ph 2 (CH2)4 PO(OMe)2 H H 1-652 4-Pyr 3,4-diF-Ph 2 CH2 N3 H H 1-653 4-Pyr 3,4-diF-Ph 2 CH2 NO2 H H 1-654 4-Pyr 3,4-diF-Ph 2 CH2 ONO H H 1-655 4-Pyr 3,4-diF-Ph 2 CH2 ONO2 H H 1-656 4-Pyr 3,4-diF-Ph 2 CH2 SCN H H 1-657 4-Pyr 3,4-diF-Ph 2 CH2 PO(OMe)2 H H 1-658 4-Pyr 3,4-diF-Ph 2 CH2 PO(OEt)2 H H 1-659 4-Pyrm 3,4-diF-Ph 2 CH2 N3 H H 1-660 4-Pyrm 3,4-diF-Ph 2 CH2 NO2 H H 1-661 4-Pyrm 3,4-diF-Ph 2 CH2 ONO H H 1-662 4-Pyrm 3,4-diF-Ph 2 CH2 ONO2 H H 1-663 4-Pyrm 3,4-diF-Ph 2 CH2 SCN H H 1-664 4-Pyrm 3,4-diF-Ph 2 CH2 PO(OMe)2 H H 1-665 4-Pyr 3,4-diF-Ph 2 (CH2)2 N3 H H 1-666 4-Pyr 3,4-diF-Ph 2 (CH2)2 NO2 H H 1-667 4-Pyr 3,4-diF-Ph 2 (CH2)2 ONO H H 1-668 4-Pyr 3,4-diF-Ph 2 (CH2)2 ONO2 H H 1-669 4-Pyr 3,4-diF-Ph 2 (CH2)2 SCN H H 1-670 4-Pyr 3,4-diF-Ph 2 (CH2)2 PO(OMe)2 H H 1-671 4-Pyr 3,4-diF-Ph 2 (CH2)2 PO(OEt)2 H H 1-672 4-Pyrm 3,4-diF-Ph 2 (CH2)2 N3 H H 1-673 4-Pyrm 3,4-diF-Ph 2 (CH2)2 NO2 H H 1-674 4-Pyrm 3,4-diF-Ph 2 (CH2)2 ONO H H 1-675 4-Pyrm 3,4-diF-Ph 2 (CH2)2 ONO2 H H 1-676 4-Pyrm 3,4-diF-Ph 2 (CH2)2 SCN H H 1-677 4-Pyrm 3,4-diF-Ph 2 (CH2)2 PO(OMe)2 H H 1-678 4-Pyr 3,4-diF-Ph 2 (CH2)3 N3 H H 1-679 4-Pyr 3,4-diF-Ph 2 (CH2)3 NO2 H H 1-680 4-Pyr 3,4-diF-Ph 2 (CH2)3 ONO H H 1-681 4-Pyr 3,4-diF-Ph 2 (CH2)3 ONO2 H H 1-682 4-Pyr 3,4-diF-Ph 2 (CH2)3 SCN H H 1-683 4-Pyr 3,4-diF-Ph 2 (CH2)3 PO(OMe)2 H H 1-684 4-Pyr 3,4-diF-Ph 2 (CH2)3 PO(OEt)2 H H 1-685 4-Pyrm 3,4-diF-Ph 2 (CH2)3 N3 H H 1-686 4-Pyrm 3,4-diF-Ph 2 (CH2)3 NO2 H H 1-687 4-Pyrm 3,4-diF-Ph 2 (CH2)3 ONO H H 1-688 4-Pyrm 3,4-diF-Ph 2 (CH2)3 ONO2 H H 1-689 4-Pyrm 3,4-diF-Ph 2 (CH2)3 SCN H H 1-690 4-Pyrm 3,4-diF-Ph 2 (CH2)3 PO(OMe)2 H H 1-691 4-Pyr 3,4-diF-Ph 2 (CH2)4 N3 H H 1-692 4-Pyr 3,4-diF-Ph 2 (CH2)4 NO2 H H 1-693 4-Pyr 3,4-diF-Ph 2 (CH2)4 ONO H H 1-694 4-Pyr 3,4-diF-Ph 2 (CH2)4 ONO2 H H 1-695 4-Pyr 3,4-diF-Ph 2 (CH2)4 SCN H H 1-696 4-Pyr 3,4-diF-Ph 2 (CH2)4 PO(OMe)2 H H 1-697 4-Pyr 3,4-diF-Ph 2 (CH2)4 PO(OEt)2 H H 1-698 4-Pyrm 3,4-diF-Ph 2 (CH2)4 N3 H H 1-699 4-Pyrm 3,4-diF-Ph 2 (CH2)4 NO2 H H 1-700 4-Pyrm 3,4-diF-Ph 2 (CH2)4 ONO H H 1-701 4-Pyrm 3,4-diF-Ph 2 (CH2)4 ONO2 H H 1-702 4-Pyrm 3,4-diF-Ph 2 (CH2)4 SCN H H 1-703 4-Pyrm 3,4-diF-Ph 2 (CH2)4 PO(OMe)2 H H 1-704 4-Pyr 3,4-diCl-Ph 2 CH2 N3 H H 1-705 4-Pyr 3,4-diCl-Ph 2 CH2 NO2 H H 1-706 4-Pyr 3,4-diCl-Ph 2 CH2 ONO H H 1-707 4-Pyr 3,4-diCl-Ph 2 CH2 ONO2 H H 1-708 4-Pyr 3,4-diCl-Ph 2 CH2 SCN H H 1-709 4-Pyr 3,4-diCl-Ph 2 CH2 PO(OMe)2 H H 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4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)4 NO2 Me Me 1-857 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)4 NO2 Me H 1-858 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)4 NO2 H Me 1-859 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)4 NO2 Me Me 1-860 4-Pyr 4-F-Ph 1 CH(Me)CH2 N3 H H 1-861 4-Pyr 4-F-Ph 1 CH2CH(Me) N3 H H 1-862 4-Pyr 4-F-Ph 1 C(Me)2CH2 N3 H H 1-863 4-Pyr 4-F-Ph 1 CH2C(Me)2 N3 H H 1-864 4-Pyr 4-F-Ph 1 CH(Me)(CH2)2 N3 H H 1-865 4-Pyr 4-F-Ph 1 CH2CH(Me)CH2 N3 H H 1-866 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)2CH(Me) N3 H H 1-867 4-Pyr 4-F-Ph 1 C(Me)2(CH2)2 N3 H H 1-868 4-Pyr 4-F-Ph 1 CH2C(Me)2CH2 N3 H H 1-869 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)2C(Me)2 N3 H H 1-870 4-Pyr 4-F-Ph 1 cHx-1,4-diyl N3 H H 1-871 4-Pyr 4-F-Ph 1 CH=CH N3 H H 1-872 4-Pyr 4-F-Ph 1 CH2CH=CH N3 H H 1-873 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)2 CH=CH N3 H H 1-874 4-Pyr 4-F-Ph 2 CH(Me)CH2 N3 H H 1-875 4-Pyr 4-F-Ph 2 CH2CH(Me) N3 H H 1-876 4-Pyr 4-F-Ph 2 C(Me)2CH2 N3 H H 1-877 4-Pyr 4-F-Ph 2 CH2C(Me)2 N3 H H 1-878 4-Pyr 4-F-Ph 2 CH(Me)(CH2)2 N3 H H 1-879 4-Pyr 4-F-Ph 2 CH2CH(Me)CH2 N3 H H 1-880 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)2CH(Me) N3 H H 1-881 4-Pyr 4-F-Ph 2 C(Me)2(CH2)2 N3 H H 1-882 4-Pyr 4-F-Ph 2 CH2C(Me)2CH2 N3 H H 1-883 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)2C(Me)2 N3 H H 1-884 4-Pyr 4-F-Ph 2 cHx-1,4-diyl N3 H H 1-885 4-Pyr 4-F-Ph 2 CH=CH N3 H H 1-886 4-Pyr 4-F-Ph 2 CH2CH=CH N3 H H 1-887 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)2 CH=CH N3 H H 1-888 4-Pyr 4-F-Ph 1 CH2 N3 Me H 1-889 4-Pyr 4-F-Ph 1 CH2 N3 H Me 1-890 4-Pyr 4-F-Ph 1 CH2 N3 Me Me 1-891 4-Pyr 4-F-Ph 2 CH2 N3 Me H 1-892 4-Pyr 4-F-Ph 2 CH2 N3 H Me 1-893 4-Pyr 4-F-Ph 2 CH2 N3 Me Me 1-894 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)2 N3 Me H 1-895 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)2 N3 H Me 1-896 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)2 N3 Me Me 1-897 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)2 N3 Me H 1-898 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)2 N3 H Me 1-899 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)2 N3 Me Me 1-900 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)3 N3 Me H 1-901 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)3 N3 H Me 1-902 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)3 N3 Me Me 1-903 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)3 N3 Me H 1-904 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)3 N3 H Me 1-905 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)3 N3 Me Me 1-906 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)4 N3 Me H 1-907 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)4 N3 H Me 1-908 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)4 N3 Me Me 1-909 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)4 N3 Me H 1-910 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)4 N3 H Me 1-911 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)4 N3 Me Me 1-912 4-Pyr 4-Cl-Ph 1 (CH2)2 N3 H H 1-913 4-Pyr 4-Cl-Ph 2 (CH2)2 N3 H H 1-914 4-Pyr 4-Cl-Ph 1 (CH2)3 NO2 H H 1-915 4-Pyr 4-Cl-Ph 2 (CH2)3 NO2 H H 1-916 2-NH2-4-Pyrm 4-F-Ph 1 CH2 N3 H H 1-917 2-NH2-4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)2 N3 H H 1-918 2-NH2-4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)3 N3 H H 1-919 2-NH2-4-Pyrm 4-F-Ph 1 CH2 NO2 H H 1-920 2-NH2-4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)2 NO2 H H 1-921 2-NH2-4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)3 NO2 H H 1-922 2-NH2-4-Pyrm 4-F-Ph 2 CH2 N3 H H 1-923 2-NH2-4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)2 N3 H H 1-924 2-NH2-4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)3 N3 H H 1-925 2-NH2-4-Pyrm 4-F-Ph 2 CH2 NO2 H H 1-926 2-NH2-4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)2 NO2 H H 1-927 2-NH2-4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)3 NO2 H H 1-928 2-MeNH-4-Pyrm 4-F-Ph 1 CH2 N3 H H 1-929 2-MeNH-4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)2 N3 H H 1-930 2-MeNH-4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)3 N3 H H 1-931 2-MeNH-4-Pyrm 4-F-Ph 1 CH2 NO2 H H 1-932 2-MeNH-4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)2 NO2 H H 1-933 2-MeNH-4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)3 NO2 H H 1-934 2-MeNH-4-Pyrm 4-F-Ph 2 CH2 N3 H H 1-935 2-MeNH-4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)2 N3 H H 1-936 2-MeNH-4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)3 N3 H H 1-937 2-MeNH-4-Pyrm 4-F-Ph 2 CH2 NO2 H H 1-938 2-MeNH-4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)2 NO2 H H 1-939 2-MeNH-4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)3 NO2 H H −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0075】
【化14】
【0076】
【表3】 表2 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 化合物 番 号 Ar1 Ar2 W R4 R1 R2 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 2-1 4-Pyr 4-F-Ph CH2 N3 H H 2-2 4-Pyr 4-F-Ph CH2 NO2 H H 2-3 4-Pyr 4-F-Ph CH2 ONO H H 2-4 4-Pyr 4-F-Ph CH2 ONO2 H H 2-5 4-Pyr 4-F-Ph CH2 SCN H H 2-6 4-Pyr 4-F-Ph CH2 PO(OMe)2 H H 2-7 4-Pyr 4-F-Ph CH2 PO(OEt)2 H H 2-8 4-Pyrm 4-F-Ph CH2 N3 H H 2-9 4-Pyrm 4-F-Ph CH2 NO2 H H 2-10 4-Pyrm 4-F-Ph CH2 ONO H H 2-11 4-Pyrm 4-F-Ph CH2 ONO2 H H 2-12 4-Pyrm 4-F-Ph CH2 SCN H H 2-13 4-Pyrm 4-F-Ph CH2 PO(OMe)2 H H 2-14 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)2 N3 H H 2-15 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)2 NO2 H H 2-16 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)2 ONO H H 2-17 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)2 ONO2 H H 2-18 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)2 SCN H H 2-19 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)2 PO(OMe)2 H H 2-20 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)2 PO(OEt)2 H H 2-21 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)2 N3 H H 2-22 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)2 NO2 H H 2-23 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)2 ONO H H 2-24 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)2 ONO2 H H 2-25 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)2 SCN H H 2-26 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)2 PO(OMe)2 H H 2-27 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)3 N3 H H 2-28 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)3 NO2 H H 2-29 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)3 ONO H H 2-30 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)3 ONO2 H H 2-31 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)3 SCN H H 2-32 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)3 PO(OMe)2 H H 2-33 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)3 PO(OEt)2 H H 2-34 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)3 N3 H H 2-35 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)3 NO2 H H 2-36 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)3 ONO H H 2-37 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)3 ONO2 H H 2-38 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)3 SCN H H 2-39 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)3 PO(OMe)2 H H 2-40 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)4 N3 H H 2-41 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)4 NO2 H H 2-42 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)4 ONO H H 2-43 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)4 ONO2 H H 2-44 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)4 SCN H H 2-45 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)4 PO(OMe)2 H H 2-46 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)4 PO(OEt)2 H H 2-47 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)4 N3 H H 2-48 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)4 NO2 H H 2-49 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)4 ONO H H 2-50 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)4 ONO2 H H 2-51 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)4 SCN H H 2-52 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)4 PO(OMe)2 H H 2-53 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)5 N3 H H 2-54 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)5 NO2 H H 2-55 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)5 ONO H H 2-56 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)5 ONO2 H H 2-57 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)5 SCN H H 2-58 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)5 PO(OMe)2 H H 2-59 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)5 PO(OEt)2 H H 2-60 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)5 N3 H H 2-61 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)5 NO2 H H 2-62 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)5 ONO H H 2-63 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)5 ONO2 H H 2-64 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)5 SCN H H 2-65 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)5 PO(OMe)2 H H −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0077】
【化15】
【0078】
【表4】 表3 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 化合物 番 号 Ar1 Ar2 W R4 R1 R2 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 3-1 4-Pyr 4-F-Ph CH2 N3 H H 3-2 4-Pyr 4-F-Ph CH2 NO2 H H 3-3 4-Pyr 4-F-Ph CH2 ONO H H 3-4 4-Pyr 4-F-Ph CH2 ONO2 H H 3-5 4-Pyr 4-F-Ph CH2 SCN H H 3-6 4-Pyr 4-F-Ph CH2 PO(OMe)2 H H 3-7 4-Pyr 4-F-Ph CH2 PO(OEt)2 H H 3-8 4-Pyrm 4-F-Ph CH2 N3 H H 3-9 4-Pyrm 4-F-Ph CH2 NO2 H H 3-10 4-Pyrm 4-F-Ph CH2 ONO H H 3-11 4-Pyrm 4-F-Ph CH2 ONO2 H H 3-12 4-Pyrm 4-F-Ph CH2 SCN H H 3-13 4-Pyrm 4-F-Ph CH2 PO(OMe)2 H H 3-14 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)2 N3 H H 3-15 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)2 NO2 H H 3-16 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)2 ONO H H 3-17 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)2 ONO2 H H 3-18 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)2 SCN H H 3-19 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)2 PO(OMe)2 H H 3-20 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)2 PO(OEt)2 H H 3-21 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)2 N3 H H 3-22 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)2 NO2 H H 3-23 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)2 ONO H H 3-24 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)2 ONO2 H H 3-25 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)2 SCN H H 3-26 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)2 PO(OMe)2 H H 3-27 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)3 N3 H H 3-28 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)3 NO2 H H 3-29 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)3 ONO H H 3-30 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)3 ONO2 H H 3-31 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)3 SCN H H 3-32 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)3 PO(OMe)2 H H 3-33 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)3 PO(OEt)2 H H 3-34 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)3 N3 H H 3-35 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)3 NO2 H H 3-36 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)3 ONO H H 3-37 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)3 ONO2 H H 3-38 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)3 SCN H H 3-39 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)3 PO(OMe)2 H H 3-40 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)4 N3 H H 3-41 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)4 NO2 H H 3-42 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)4 ONO H H 3-43 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)4 ONO2 H H 3-44 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)4 SCN H H 3-45 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)4 PO(OMe)2 H H 3-46 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)4 PO(OEt)2 H H 3-47 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)4 N3 H H 3-48 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)4 NO2 H H 3-49 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)4 ONO H H 3-50 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)4 ONO2 H H 3-51 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)4 SCN H H 3-52 4-Pyrm 4-F-Ph (CH2)4 PO(OMe)2 H H −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
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【化16】
【0080】
【表5】 表4 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 化合物 番 号 Ar1 Ar2 m W R4 R2 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 4-1 4-Pyr 4-F-Ph 1 CH2 N3 H 4-2 4-Pyr 4-F-Ph 1 CH2 NO2 H 4-3 4-Pyr 4-F-Ph 1 CH2 ONO H 4-4 4-Pyr 4-F-Ph 1 CH2 ONO2 H 4-5 4-Pyr 4-F-Ph 1 CH2 SCN H 4-6 4-Pyr 4-F-Ph 1 CH2 PO(OMe)2 H 4-7 4-Pyr 4-F-Ph 1 CH2 PO(OEt)2 H 4-8 4-Pyrm 4-F-Ph 1 CH2 N3 H 4-9 4-Pyrm 4-F-Ph 1 CH2 NO2 H 4-10 4-Pyrm 4-F-Ph 1 CH2 ONO H 4-11 4-Pyrm 4-F-Ph 1 CH2 ONO2 H 4-12 4-Pyrm 4-F-Ph 1 CH2 SCN H 4-13 4-Pyrm 4-F-Ph 1 CH2 PO(OMe)2 H 4-14 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)2 N3 H 4-15 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)2 NO2 H 4-16 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)2 ONO H 4-17 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)2 ONO2 H 4-18 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)2 SCN H 4-19 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)2 PO(OMe)2 H 4-20 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)2 PO(OEt)2 H 4-21 4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)2 N3 H 4-22 4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)2 NO2 H 4-23 4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)2 ONO H 4-24 4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)2 ONO2 H 4-25 4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)2 SCN H 4-26 4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)2 PO(OMe)2 H 4-27 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)3 N3 H 4-28 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)3 NO2 H 4-29 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)3 ONO H 4-30 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)3 ONO2 H 4-31 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)3 SCN H 4-32 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)3 PO(OMe)2 H 4-33 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)3 PO(OEt)2 H 4-34 4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)3 N3 H 4-35 4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)3 NO2 H 4-36 4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)3 ONO H 4-37 4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)3 ONO2 H 4-38 4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)3 SCN H 4-39 4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)3 PO(OMe)2 H 4-40 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)4 N3 H 4-41 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)4 NO2 H 4-42 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)4 ONO H 4-43 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)4 ONO2 H 4-44 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)4 SCN H 4-45 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)4 PO(OMe)2 H 4-46 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)4 PO(OEt)2 H 4-47 4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)4 N3 H 4-48 4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)4 NO2 H 4-49 4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)4 ONO H 4-50 4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)4 ONO2 H 4-51 4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)4 SCN H 4-52 4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)4 PO(OMe)2 H 4-53 4-Pyr 4-F-Ph 2 CH2 N3 H 4-54 4-Pyr 4-F-Ph 2 CH2 NO2 H 4-55 4-Pyr 4-F-Ph 2 CH2 ONO H 4-56 4-Pyr 4-F-Ph 2 CH2 ONO2 H 4-57 4-Pyr 4-F-Ph 2 CH2 SCN H 4-58 4-Pyr 4-F-Ph 2 CH2 PO(OMe)2 H 4-59 4-Pyr 4-F-Ph 2 CH2 PO(OEt)2 H 4-60 4-Pyrm 4-F-Ph 2 CH2 N3 H 4-61 4-Pyrm 4-F-Ph 2 CH2 NO2 H 4-62 4-Pyrm 4-F-Ph 2 CH2 ONO H 4-63 4-Pyrm 4-F-Ph 2 CH2 ONO2 H 4-64 4-Pyrm 4-F-Ph 2 CH2 SCN H 4-65 4-Pyrm 4-F-Ph 2 CH2 PO(OMe)2 H 4-66 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)2 N3 H 4-67 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)2 NO2 H 4-68 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)2 ONO H 4-69 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)2 ONO2 H 4-70 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)2 SCN H 4-71 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)2 PO(OMe)2 H 4-72 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)2 PO(OEt)2 H 4-73 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)2 N3 H 4-74 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)2 NO2 H 4-75 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)2 ONO H 4-76 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)2 ONO2 H 4-77 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)2 SCN H 4-78 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)2 PO(OMe)2 H 4-79 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)3 N3 H 4-80 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)3 NO2 H 4-81 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)3 ONO H 4-82 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)3 ONO2 H 4-83 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)3 SCN H 4-84 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)3 PO(OMe)2 H 4-85 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)3 PO(OEt)2 H 4-86 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)3 N3 H 4-87 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)3 NO2 H 4-88 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)3 ONO H 4-89 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)3 ONO2 H 4-90 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)3 SCN H 4-91 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)3 PO(OMe)2 H 4-92 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)4 N3 H 4-93 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)4 NO2 H 4-94 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)4 ONO H 4-95 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)4 ONO2 H 4-96 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)4 SCN H 4-97 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)4 PO(OMe)2 H 4-98 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)4 PO(OEt)2 H 4-99 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)4 N3 H 4-100 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)4 NO2 H 4-101 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)4 ONO H 4-102 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)4 ONO2 H 4-103 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)4 SCN H 4-104 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)4 PO(OMe)2 H −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0081】
【化17】
【0082】
【表6】 表5 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 化合物 番 号 Ar1 Ar2 m W R4 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 5-1 4-Pyr 4-F-Ph 1 CH2 N3 5-2 4-Pyr 4-F-Ph 1 CH2 NO2 5-3 4-Pyr 4-F-Ph 1 CH2 ONO 5-4 4-Pyr 4-F-Ph 1 CH2 ONO2 5-5 4-Pyr 4-F-Ph 1 CH2 SCN 5-6 4-Pyr 4-F-Ph 1 CH2 PO(OMe)2 5-7 4-Pyr 4-F-Ph 1 CH2 PO(OEt)2 5-8 4-Pyrm 4-F-Ph 1 CH2 N3 5-9 4-Pyrm 4-F-Ph 1 CH2 NO2 5-10 4-Pyrm 4-F-Ph 1 CH2 ONO 5-11 4-Pyrm 4-F-Ph 1 CH2 ONO2 5-12 4-Pyrm 4-F-Ph 1 CH2 SCN 5-13 4-Pyrm 4-F-Ph 1 CH2 PO(OMe)2 5-14 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)2 N3 5-15 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)2 NO2 5-16 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)2 ONO 5-17 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)2 ONO2 5-18 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)2 SCN 5-19 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)2 PO(OMe)2 5-20 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)2 PO(OEt)2 5-21 4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)2 N3 5-22 4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)2 NO2 5-23 4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)2 ONO 5-24 4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)2 ONO2 5-25 4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)2 SCN 5-26 4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)2 PO(OMe)2 5-27 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)3 N3 5-28 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)3 NO2 5-29 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)3 ONO 5-30 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)3 ONO2 5-31 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)3 SCN 5-32 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)3 PO(OMe)2 5-33 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)3 PO(OEt)2 5-34 4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)3 N3 5-35 4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)3 NO2 5-36 4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)3 ONO 5-37 4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)3 ONO2 5-38 4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)3 SCN 5-39 4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)3 PO(OMe)2 5-40 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)4 N3 5-41 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)4 NO2 5-42 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)4 ONO 5-43 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)4 ONO2 5-44 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)4 SCN 5-45 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)4 PO(OMe)2 5-46 4-Pyr 4-F-Ph 1 (CH2)4 PO(OEt)2 5-47 4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)4 N3 5-48 4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)4 NO2 5-49 4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)4 ONO 5-50 4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)4 ONO2 5-51 4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)4 SCN 5-52 4-Pyrm 4-F-Ph 1 (CH2)4 PO(OMe)2 5-53 4-Pyr 4-F-Ph 2 CH2 N3 5-54 4-Pyr 4-F-Ph 2 CH2 NO2 5-55 4-Pyr 4-F-Ph 2 CH2 ONO 5-56 4-Pyr 4-F-Ph 2 CH2 ONO2 5-57 4-Pyr 4-F-Ph 2 CH2 SCN 5-58 4-Pyr 4-F-Ph 2 CH2 PO(OMe)2 5-59 4-Pyr 4-F-Ph 2 CH2 PO(OEt)2 5-60 4-Pyrm 4-F-Ph 2 CH2 N3 5-61 4-Pyrm 4-F-Ph 2 CH2 NO2 5-62 4-Pyrm 4-F-Ph 2 CH2 ONO 5-63 4-Pyrm 4-F-Ph 2 CH2 ONO2 5-64 4-Pyrm 4-F-Ph 2 CH2 SCN 5-65 4-Pyrm 4-F-Ph 2 CH2 PO(OMe)2 5-66 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)2 N3 5-67 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)2 NO2 5-68 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)2 ONO 5-69 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)2 ONO2 5-70 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)2 SCN 5-71 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)2 PO(OMe)2 5-72 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)2 PO(OEt)2 5-73 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)2 N3 5-74 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)2 NO2 5-75 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)2 ONO 5-76 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)2 ONO2 5-77 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)2 SCN 5-78 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)2 PO(OMe)2 5-79 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)3 N3 5-80 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)3 NO2 5-81 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)3 ONO 5-82 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)3 ONO2 5-83 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)3 SCN 5-84 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)3 PO(OMe)2 5-85 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)3 PO(OEt)2 5-86 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)3 N3 5-87 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)3 NO2 5-88 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)3 ONO 5-89 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)3 ONO2 5-90 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)3 SCN 5-91 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)3 PO(OMe)2 5-92 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)4 N3 5-93 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)4 NO2 5-94 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)4 ONO 5-95 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)4 ONO2 5-96 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)4 SCN 5-97 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)4 PO(OMe)2 5-98 4-Pyr 4-F-Ph 2 (CH2)4 PO(OEt)2 5-99 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)4 N3 5-100 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)4 NO2 5-101 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)4 ONO 5-102 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)4 ONO2 5-103 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)4 SCN 5-104 4-Pyrm 4-F-Ph 2 (CH2)4 PO(OMe)2 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0083】
【化18】
【0084】
【表7】 表6 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 化合物 番 号 Ar1 Ar2 R3 R1 R2 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 6-1 4-Pyr 4-F-Ph CH2N3 H H 6-2 4-Pyr 4-F-Ph CH2NO2 H H 6-3 4-Pyr 4-F-Ph CH2ONO H H 6-4 4-Pyr 4-F-Ph CH2ONO2 H H 6-5 4-Pyr 4-F-Ph CH2SCN H H 6-6 4-Pyr 4-F-Ph CH2PO(OMe)2 H H 6-7 4-Pyr 4-F-Ph CH2PO(OEt)2 H H 6-8 4-Pyr 4-F-Ph COCH2N3 H H 6-9 4-Pyr 4-F-Ph COCH2NO2 H H 6-10 4-Pyr 4-F-Ph COCH2ONO H H 6-11 4-Pyr 4-F-Ph COCH2ONO2 H H 6-12 4-Pyr 4-F-Ph COCH2SCN H H 6-13 4-Pyr 4-F-Ph COCH2PO(OMe)2 H H 6-14 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)2N3 H H 6-15 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)2NO2 H H 6-16 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)2ONO H H 6-17 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)2ONO2 H H 6-18 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)2SCN H H 6-19 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)2PO(OMe)2 H H 6-20 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)2PO(OEt)2 H H 6-21 4-Pyr 4-F-Ph CO(CH2)2N3 H H 6-22 4-Pyr 4-F-Ph CO(CH2)2NO2 H H 6-23 4-Pyr 4-F-Ph CO(CH2)2ONO H H 6-24 4-Pyr 4-F-Ph CO(CH2)2ONO2 H H 6-25 4-Pyr 4-F-Ph CO(CH2)2SCN H H 6-26 4-Pyr 4-F-Ph CO(CH2)2PO(OMe)2 H H 6-27 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)3N3 H H 6-28 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)3NO2 H H 6-29 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)3ONO H H 6-30 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)3ONO2 H H 6-31 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)3SCN H H 6-32 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)3PO(OMe)2 H H 6-33 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)3PO(OEt)2 H H 6-34 4-Pyr 4-F-Ph CO(CH2)3N3 H H 6-35 4-Pyr 4-F-Ph CO(CH2)3NO2 H H 6-36 4-Pyr 4-F-Ph CO(CH2)3ONO H H 6-37 4-Pyr 4-F-Ph CO(CH2)3ONO2 H H 6-38 4-Pyr 4-F-Ph CO(CH2)3SCN H H 6-39 4-Pyr 4-F-Ph CO(CH2)3PO(OMe)2 H H 6-40 4-Pyr 4-F-Ph PO(OMe)2 H H 6-41 4-Pyr 4-F-Ph PO(OEt)2 H H 6-42 4-Pyr 4-F-Ph SO2CH2N3 H H 6-43 4-Pyr 4-F-Ph SO2(CH2)2N3 H H 6-44 4-Pyr 4-F-Ph SO2(CH2)3N3 H H 6-45 4-Pyr 4-F-Ph SO2CH2NO2 H H 6-46 4-Pyr 4-F-Ph SO2(CH2)2NO2 H H 6-47 4-Pyr 4-F-Ph SO2(CH2)3NO2 H H −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0085】
【化19】
【0086】
【表8】 表7 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 化合物 番 号 Ar1 Ar2 R3 R1 R2 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 7-1 4-Pyr 4-F-Ph CH2N3 H H 7-2 4-Pyr 4-F-Ph CH2NO2 H H 7-3 4-Pyr 4-F-Ph CH2ONO H H 7-4 4-Pyr 4-F-Ph CH2ONO2 H H 7-5 4-Pyr 4-F-Ph CH2SCN H H 7-6 4-Pyr 4-F-Ph CH2PO(OMe)2 H H 7-7 4-Pyr 4-F-Ph CH2PO(OEt)2 H H 7-8 4-Pyr 4-F-Ph COCH2N3 H H 7-9 4-Pyr 4-F-Ph COCH2NO2 H H 7-10 4-Pyr 4-F-Ph COCH2ONO H H 7-11 4-Pyr 4-F-Ph COCH2ONO2 H H 7-12 4-Pyr 4-F-Ph COCH2SCN H H 7-13 4-Pyr 4-F-Ph COCH2PO(OMe)2 H H 7-14 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)2N3 H H 7-15 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)2NO2 H H 7-16 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)2ONO H H 7-17 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)2ONO2 H H 7-18 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)2SCN H H 7-19 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)2PO(OMe)2 H H 7-20 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)2PO(OEt)2 H H 7-21 4-Pyr 4-F-Ph CO(CH2)2N3 H H 7-22 4-Pyr 4-F-Ph CO(CH2)2NO2 H H 7-23 4-Pyr 4-F-Ph CO(CH2)2ONO H H 7-24 4-Pyr 4-F-Ph CO(CH2)2ONO2 H H 7-25 4-Pyr 4-F-Ph CO(CH2)2SCN H H 7-26 4-Pyr 4-F-Ph CO(CH2)2PO(OMe)2 H H 7-27 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)3N3 H H 7-28 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)3NO2 H H 7-29 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)3ONO H H 7-30 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)3ONO2 H H 7-31 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)3SCN H H 7-32 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)3PO(OMe)2 H H 7-33 4-Pyr 4-F-Ph (CH2)3PO(OEt)2 H H 7-34 4-Pyr 4-F-Ph CO(CH2)3N3 H H 7-35 4-Pyr 4-F-Ph CO(CH2)3NO2 H H 7-36 4-Pyr 4-F-Ph CO(CH2)3ONO H H 7-37 4-Pyr 4-F-Ph CO(CH2)3ONO2 H H 7-38 4-Pyr 4-F-Ph CO(CH2)3SCN H H 7-39 4-Pyr 4-F-Ph CO(CH2)3PO(OMe)2 H H 7-40 4-Pyr 4-F-Ph PO(OMe)2 H H 7-41 4-Pyr 4-F-Ph PO(OEt)2 H H 7-42 4-Pyr 4-F-Ph SO2CH2N3 H H 7-43 4-Pyr 4-F-Ph SO2(CH2)2N3 H H 7-44 4-Pyr 4-F-Ph SO2(CH2)3N3 H H 7-45 4-Pyr 4-F-Ph SO2CH2NO2 H H 7-46 4-Pyr 4-F-Ph SO2(CH2)2NO2 H H 7-47 4-Pyr 4-F-Ph SO2(CH2)3NO2 H H −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 上記表1乃至表7において、「Pyr」はピリジルを示
し、「Ph」はフェニルを示し、「Me」はメチルを示
し、「Et」はエチルを示し、「Prym」はピリミジ
ニルを示す。
【0087】上記表中、好適な化合物としては、例示化
合物番号1−1、1−5、1−7、1−14乃至1−1
6、1−18、1−27、1−28、1−40、1−4
1、1−53、1−54、1−66、1−67、1−7
9、1−80、1−92、1−93、1−105、1−
106、1−118、1−119、1−131乃至1−
139、1−144乃至1−152、1−157乃至1
−165、1−170乃至1−176、1−183、1
−184、1−196、1−197、1−209、1−
210、1−222、1−223、1−235、1−2
36、1−248、1−249、1−261、1−26
2、1−274、1−275、1−287、1−28
8、1−300、1−301、1−313、1−31
4、1−326、1−327、1−339、1−34
0、1−352、1−353、1−365、1−36
6、1−378、1−379、1−391、1−39
2、1−404、1−405、1−417、1−41
8、1−430、1−431、1−443、1−44
4、1−456、1−457、1−469、1−47
0、1−482、1−483、1−495、1−49
6、1−508、1−509、1−521、1−52
2、1−534、1−535、1−548乃至1−55
6、1−561乃至1−569、1−574乃至1−5
82、1−587乃至1−593、1−600、1−6
01、1−613、1−614、1−626、1−62
7、1−639、1−640、1−652、1−65
3、1−665、1−666、1−678、1−67
9、1−691、1−692、1−704、1−70
5、1−717、1−718、1−730、1−73
1、1−743、1−744、1−756、1−75
7、1−769、1−770、1−782、1−78
3、1−795、1−796、1−808乃至1−81
1、1−819、1−820、1−822乃至1−82
5、1−833、1−834、1−860乃至1−86
3、1−871、1−872、1−874乃至1−87
7、1−885、1−886、1−916乃至1−93
9、4−1、4−2、4−14、4−15、4−27、
4−28、4−40、4−41、4−53、4−54、
4−66、4−67、4−79、4−80、4−92、
4−93、6−7、6−15、6−20、6−22、6
−34、6−40及び6−44の化合物を挙げることが
でき、更に好適な化合物としては、例示化合物番号1−
27、1−28、1−40、1−41、1−53、1−
54、1−66、1−67、1−79、1−80、1−
92、1−93、1−105、1−106、1−11
8、1−119、1−131乃至1−139、1−14
4乃至1−152、1−157乃至1−165、1−1
70乃至1−176、1−183、1−184、1−1
96、1−197、1−209、1−210、1−22
2、1−223、1−235、1−236、1−24
8、1−249、1−261、1−262、1−27
4、1−275、1−287、1−288、1−30
0、1−301、1−313、1−314、1−32
6、1−327、1−339、1−340、1−35
2、1−353、1−365、1−366、1−37
8、1−379、1−391、1−392、1−40
4、1−405、1−417、1−418、1−43
0、1−431、1−443、1−444、1−45
6、1−457、1−469、1−470、1−48
2、1−483、1−495、1−496、1−50
8、1−509、1−521、1−522、1−53
4、1−535、1−548乃至1−556、1−56
1乃至1−569、1−574乃至1−582、1−5
87乃至1−593、1−600、1−601、1−6
13、1−614、1−626、1−627、1−63
9、1−640、1−652、1−653、1−66
5、1−666、1−678、1−679、1−69
1、1−692、1−704、1−705、1−71
7、1−718、1−730、1−731、1−74
3、1−744、1−756、1−757、1−76
9、1−770、1−782、1−783、1−79
5、1−796、1−808乃至1−811、1−81
9、1−820、1−822乃至1−825、1−83
3、1−834、1−860乃至1−863、1−87
1、1−872、1−874乃至1−877、1−88
5、1−886、1−916乃至1−939、4−1、
4−2、4−14、4−15、4−27、4−28、4
−40、4−41、4−53、4−54、4−66、4
−67、4−79、4−80、4−92、4−93、6
−7、6−15、6−20、6−22及び6−40の化
合物を挙げることができ、より更に好適な化合物として
は、例示化合物番号1−27、1−28、1−40、1
−41、1−53、1−54、1−79、1−80、1
−92、1−93、1−105、1−106、1−13
1、1−132、1−144、1−145、1−15
7、1−158、1−170、1−171、1−18
3、1−184、1−196、1−197、1−20
9、1−210、1−235、1−236、1−24
8、1−249、1−261、1−262、1−28
7、1−288、1−300、1−301、1−31
3、1−314、1−339、1−340、1−35
2、1−353、1−365、1−366、1−39
1、1−392、1−404、1−405、1−41
7、1−418、1−443、1−444、1−45
6、1−457、1−469、1−470、1−49
5、1−496、1−508、1−509、1−52
1、1−522、1−548、1−549、1−56
1、1−562、1−574、1−575、1−58
7、1−588、1−600、1−601、1−61
3、1−614、1−626、1−627、1−65
2、1−653、1−665、1−666、1−67
8、1−679、1−704、1−705、1−71
7、1−718、1−730、1−731、1−75
6、1−757、1−769、1−770、1−78
2、1−783、4−1、4−2、4−14、4−1
5、4−27、4−28、4−53、4−54、4−6
6、4−67、4−79、4−80、6−7、6−1
5、6−20、6−22及び6−40の化合物を挙げる
ことができる。
【0088】特に好適な化合物としては、例示化合物番
号1−131、1−132、1−144、1−145、
1−157、1−158、1−170、1−171、1
−210、1−262、1−548、1−549、1−
561、1−562、1−574、1−575、1−5
87、1−588、6−7、6−15、6−20、6−
22及び6−40の化合物を挙げることができる。
【0089】
【発明の実施の形態】一般式(I)を有する化合物は、
例えば、以下の方法によって製造される。 [A法]「A法」は、一般式(I)を有する化合物中、
一般式(I−A)を有し、R2が水素原子である化合物
(I−Aa)及び化合物(I−Ab)を製造する方法で
ある。
【0090】
【化20】 (上記式中、Ar1、Ar2、Q及びR3は前記と同意義
を示し、R1aは、R1として定義した水素原子以外の基
を示し、R12は、水素原子又は前記「シリル基」を示
し、R13は、前記「低級アルキル基」、前記「低級アル
ケニル基」又は前記「アラルキル基」を示す。) 第1工程はケトアルコール化合物(1)とベンゾイル酢
酸エステル化合物(3)を酢酸中、酢酸アンモニウムの
存在下に縮合反応させてピロールカルボン酸エステル化
合物(4)を製造する工程であり、文献記載の方法(D.
Davidson, J.Org.Chem., 3, 361(1938))に従って実施
される。
【0091】第2工程は化合物(4)を製造するための
別法であり、オキシム化合物(2)と化合物(3)とを
酢酸中、亜鉛末の存在下に加熱して反応させ、還元縮合
させる工程である。本工程は、文献記載の方法(L,Knor
r, H.Lange, Chem.Ber., 35,2998(1902))に従って実施
される。
【0092】第3工程はピロールカルボン酸エステル化
合物(4)を加水分解又は加水素分解し次いで脱炭酸反
応させ、本発明の化合物(I−A)のうちR1及びR2
水素原子である化合物(I−Aa)を製造する工程であ
る。
【0093】本工程の前段の反応においては有機合成化
学において汎用される通常の酸もしくはアルカリによる
加水分解反応又は加水素分解反応が適用され、次いで行
われる脱炭酸反応においては、酸、アルカリ又は熱によ
る脱炭酸反応が適用される。
【0094】第4工程は本発明の化合物(I−Aa)の
ピロール環の4位を基R1aで修飾することにより、本
発明の化合物(I−Ab)を製造する工程である。
【0095】本工程は、WO97/5878(特に、S
CHEME VI乃至SCHEMEX)に開示されてい
る方法に準じて実施される。
【0096】又、R1aが、炭素数1乃至15個のアル
キル基、炭素数2乃至15個のアルケニル基又は炭素数
2乃至15個のアルキニル基である場合には、本工程は
文献に記載の方法(B.V.Gregorovich et al., Can.J.Che
m., 46, 3291(1968))に従って実施することができる。
【0097】尚、上記A法の出発原料である化合物
(1)、(2)及び(3)において、基Ar1、Ar2
びQ−R3を、それぞれ、任意に置き換えた化合物を用
いることにより、これら3個の基の置換位置が異なる化
合物を製造することができる。 [B法]B法は、本発明の化合物(I)のうち、一般式
(I−A)を有し、R2が、上記定義における水素原子
以外の基である化合物(I−Ad)を製造する方法であ
る。
【0098】
【化21】 (上記式中、Ar1、Ar2、Q、R1及びR3は前記と同
意義を示し、R2aは、R2として定義した水素原子以外
の基を示す。) 第5工程は、化合物(I−Ac)[前記A法により製造
される化合物(I−Aa)又は化合物(I−Ab)]の
ピロール環の1位を基R2aで修飾することにより、本
発明の化合物(I−Ad)を製造する工程である。本工
程は、例えば、化合物(I−Ac)を相間移動触媒の存
在下に、一般式:R2a−X(式中、R2aは、前記と同
意義を示し、Xは、ハロゲン原子を示す。)を有する化
合物と反応させることにより達成され、「The Chemistr
y of Heterocyclic Compounds, Vol.48, Part 1, 432-4
36頁, John Wiley & Sons」に詳述されている方法に従
って実施される。
【0099】尚、上記B法の出発原料である化合物(I
−Ac)において、基Ar1、Ar2及びQ−R3を、そ
れぞれ、任意に置き換えた化合物を用いることにより、
これら3個の基の置換位置が異なる化合物を製造するこ
とができる。 [C法]C法は、一般式(I)において、環Aがイミダ
ゾールであり、下記一般式(I−B):
【0100】
【化22】 (式中、Ar1、Ar2、Q、R2及びR3は前記と同意義
を示す。)を有する化合物を製造する方法である。
【0101】
【化23】 (上記式中、Ar1、Ar2、Q、R2a、R3及びR12
前記と同意義を示す。)第6工程は、ケトアルコール化
合物(1)と化合物(5)とを反応させてイミダゾール
環を形成させることにより、一般式(I−B)におい
て、R2が水素原子である化合物を製造する工程であ
り、WO93/14081に詳述されている方法に従っ
て実施される。
【0102】第7工程は、化合物(I−Ba)のイミダ
ゾール環の1位を基R2aで修飾することにより、化合
物(I−Bb)を製造する工程である。本工程は、前記
「第4工程」に準じて行われる。
【0103】尚、上記C法の出発原料である化合物
(1)及び化合物(5)において、基Ar1、Ar2及び
Q−R3を、それぞれ、任意に置き換えた化合物を用い
ることにより、これら3個の基の置換位置が異なる化合
物を製造することができる。 [D法]D法は、一般式(I)において、環Aがオキサ
ゾールであり、下記一般式(I−C)を有する化合物を
製造する方法である。
【0104】
【化24】 (上記式中、Ar1、Ar2、Q及びR3は前記と同意義
を示し、Lは、脱離基を示し、M1は、カリウム、ナト
リウムのようなアルカリ金属を示す。
【0105】Lの定義における「脱離基」とは、通常、
求核残基として脱離する基を示し、例えば、弗素、塩
素、臭素、沃素のようなハロゲン原子;トリクロロメチ
ルオキシのようなトリハロゲノメチルオキシ基;メタン
スルホニルオキシ、エタンスルホニルオキシのような低
級アルカンスルホニルオキシ基;トリフルオロメタンス
ルホニルオキシ、ペンタフルオロエタンスルホニルオキ
シのようなハロゲノ低級アルカンスルホニルオキシ基;
ベンゼンスルホニルオキシ、p−トルエンスルホニルオ
キシ、p−ニトロベンゼンスルホニルオキシのようなア
リ−ルスルホニルオキシ基を挙げることができる。好適
には、ハロゲン原子であり、特に好適には、臭素原子で
ある。) 第8工程は、化合物(6)と化合物(7)とを溶媒の存
在下で縮合させることにより、化合物(8)を製造する
工程である。
【0106】使用される溶剤としては、例えば、ジクロ
ロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン
のようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジ
イソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ンのようなエーテル類;N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキ
シドのようなのような非プロトン性極性溶媒;アセトニ
トリルのようなニトリル類;酢酸メチル、酢酸エチルの
ようなエステル類;ベンゼン、トルエン、キシレンのよ
うな芳香族炭化水素類;ペンタン、ヘキサン、ヘプタン
のような脂肪族炭化水素類;又はこれらの混合溶媒を挙
げることができる。
【0107】反応温度は、通常、−20℃乃至150℃
で行われるが、好適には、室温乃至100℃である。
【0108】反応時間は、主に、反応温度、使用される
溶媒等によって異なるが、通常10分間乃至48時間で
あり、好適には、30分間乃至24時間である。
【0109】第9工程は、化合物(8)の閉環反応を行
い、オキサゾール環を形成させることにより、化合物
(I−C)を製造する工程である。本工程は、WO95
/13067に詳述されている方法に従って実施され
る。
【0110】尚、上記D法の出発原料である化合物
(6)及び化合物(7)において、基Ar1、Ar2及び
Q−R3を、それぞれ、任意に置き換えた化合物を用い
ることにより、これら3個の基の置換位置が異なる化合
物を製造することができる。 [E法]E法は、一般式(I)において、環Aがピラゾ
ールであり、下記一般式(I−D)を有する化合物を製
造する方法である。
【0111】
【化25】 (上記式中、Ar1、Ar2、Q、R1a及びR3は前記と
同意義を示す。) 第10工程は、化合物(9)と化合物(10)とを反応
させてピラゾール環を形成させることにより、化合物
(11)を製造する工程であり、WO95/31451
に詳述されている方法に従って実施される。
【0112】第11工程は、化合物(11)のアミノ基
を除去して化合物(I−Da)を製造する工程であり、
例えば、塩酸の存在下、硝酸ナトリウムを加えることに
より実施される。
【0113】第12工程は、化合物(I−Da)のピラ
ゾール環の第5位を基R1aで修飾することにより化合
物(I−Db)を製造する工程であり、前記「第4工
程」に準じて実施される。
【0114】尚、上記E法の出発原料である化合物
(9)及び化合物(10)において、基Ar1、Ar2
びQ−R3を、それぞれ、任意に置き換えた化合物を用
いることにより、これら3個の基の置換位置が異なる化
合物を製造することができる。
【0115】上記A法乃至D法においては、一般式
(I)において、環Aがピロール、イミダゾール、オキ
サゾール又はピラゾールである化合物の製造方法につい
て述べたが、これらの製造方法及び文献記載の方法(例
えば、「The Chemistry of Heterocyclic Compounds, V
ol.34, Vol.37, Vol.39, Vol.44 及び Vol.49, John Wi
ley & Sons」など)に準じて反応を行うことにより、環
Aが上記以外の5員ヘテロアリール環である化合物も製
造することができる。 [F法]F法は、前記一般式(I)において、R3が、
一般式:−S(O)m−W−R4(式中、R4、m及びW
は前記と同意義を示す。)を有する基である化合物の製
造方法である。
【0116】
【化26】 (上記式中、環A、Ar1、Ar2、Q、L、R1、R2
4、W及びmは前記と同意義を示し、M+は、陽イオン
を示す。
【0117】M+の定義における「陽イオン」として
は、カリウムイオン、ナトリウムイオン、銀イオンのよ
うな1価の金属イオン;アンモニウムイオン、テトラブ
チルアンモニウムイオンのような4級アンモニウムイオ
ンを挙げることができる。) 第13工程は、化合物(12)と化合物(13)とを溶
媒の存在下で反応させて、化合物(12)の脱離基Lと
化合物(14)の(R4-アニオンとを置換することに
より本発明の化合物(I−E)を製造する工程である。
【0118】使用される溶剤としては、例えば、ジクロ
ロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン
のようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジ
イソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ンのようなエーテル類;N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキ
シドのような非プロトン性極性溶媒;アセトニトリルの
ようなニトリル類;酢酸メチル、酢酸エチルのようなエ
ステル類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香
族炭化水素類;ペンタン、ヘキサン、ヘプタンのような
脂肪族炭化水素類;又はこれらの混合溶媒を挙げること
ができる。
【0119】反応温度は、通常、−20℃乃至150℃
で行われるが、好適には、室温乃至100℃である。
【0120】反応時間は、主に、反応温度、使用される
溶媒等によって異なるが、通常10分間乃至48時間で
あり、好適には、30分間乃至24時間である。
【0121】尚、R3が、一般式:−S(O)m−W−R
4(式中、R4、m及びWは前記と同意義を示す。)を有
する基である化合物のうち、S(O)mがスルホキシド
又はスルホンである化合物は、それぞれ対応するスルフ
ィド化合物又はスルホキシド化合物を酸化することによ
って製造することもできる。
【0122】酸化反応は、不活性溶媒(該不活性溶媒と
しては、例えば、ヘキサン、ヘプタン、石油エーテルの
ような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレ
ンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロ
ホルム、四塩化炭素、ジクロロエタンのようなハロゲン
化炭化水素類;メタノール、エタノール、プロパノー
ル、ブタノールのようなアルコール類;酢酸エチル、酢
酸プロピル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチルのような
エステル類;酢酸、プロピオン酸のようなカルボン酸
類;水;又はこれらの混合溶媒を挙げることができ、好
適には、ハロゲン化炭化水素又はカルボン酸であり、特
に好適には、ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロ
エタン又は酢酸である。)中、酸化剤(該酸化剤として
は、例えば、過酢酸、過安息香酸、m−クロロ過安息香
酸のような過酸類;過酸化水素;メタ過塩素酸ナトリウ
ム、メタ過ヨウ素酸ナトリウム、メタ過ヨウ素酸カリウ
ムのようなアルカリ金属過ハロゲン酸塩を挙げることが
でき、好適には、過酸類又は過酸化水素であり、特に好
適には、m−クロロ過安息香酸である。)とスルフィド
化合物又はスルホキシド化合物を、−20℃乃至150
℃(好適には、0℃乃至100℃)で、10分間乃至1
0時間(好適には、30分間乃至5時間)反応させるこ
とにより実施される。
【0123】上記酸化反応によって、1個の酸素原子を
付加させる場合には、基質1当量に対して、0.6乃至
1.4当量(好適には、0.8乃至1.2当量)の酸化
剤が使用される。また、スルフィド化合物を基質として
用い、基質1当量に対して、1.5乃至3当量(好適に
は、1.8乃至2.5当量)の酸化剤を用いて上記酸化
反応を行うことにより、スルホン化合物を製造すること
ができる。
【0124】更に、この酸化反応は、必要であれば、上
記の任意の工程の後に続いて行うことができる。 [G法]「G法」は、一般式(I)を有する化合物中、
一般式(I−A)を有する化合物を製造する方法であ
る。
【0125】
【化27】 (上記式中、Ar1、Ar2、Q、R1、R2、R3及びX
は、前記と同意義を示す。) 第14工程は、ケトン化合物(14)と、α−ハロケト
ン化合物(15)とを反応させて、1,4−ジケトン化
合物(16)を製造する工程であり、第15工程は1,
4−ジケトン化合物(16)とアミン化合物(17)と
を反応させてピロール環を形成し、化合物(I−A)を
製造する工程である。
【0126】これらの工程は、WO97/5878に詳
述されている方法に準じて実施される。 [H法]「H法」は、一般式(I)中の基−Q−R
3が、前記一般式(II)を有する基である化合物を製
造する工程である。
【0127】
【化28】 [上記式中、環A、環式基E、Ar1、Ar2、R1、R2
及びXは、前記と同意義を示し、R3aは、一般式−W
4、−S(O)mWR4、−SO2N(WR4)R5、−C
ON(WR4)R5、−COWR4又は−PO(OR6
(OR7)を有する基(式中、R4、R5、R6、R7、W
及びmは、前記と同意義を示す。)を示す。] 第16工程は、化合物(18)と化合物(19)とを反
応させることにより、化合物(18)の環E(この環
は、環式基Eに対応する)上の窒素原子を基R3aで修
飾し、一般式(I)中の基−Q−R3が前記一般式(I
I)を有する基である化合物を製造する工程である。
【0128】本工程においては、有機合成化学において
汎用される、2級アミンのアルキル化反応、アシル化反
応、スルホニル化反応、又はホスホリル化反応を採用す
ることができ、通常、溶媒中、塩基の存在下又は非存在
下に行われる。
【0129】使用される溶媒としては、例えば、ジエチ
ルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサンのようなエーテル類;ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド
のような非プロトン性極性溶媒;アセトニトリルのよう
なニトリル類;酢酸メチル、酢酸エチルのようなエステ
ル類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭
化水素類;ペンタン、ヘキサン、ヘプタンのような脂肪
族炭化水素類を挙げることができる。
【0130】使用される塩基としては、例えば、ナトリ
ウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム−t
−ブトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;水
酸化ナトリウム、水酸化リチウムのようなアルカリ金属
水酸化物;炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのようなアル
カリ金属炭酸塩;トリエチルアミン、トリブチルアミ
ン、ピリジン、ピコリン、1,8−ジアザビシクロ
[5.4.0]−7−ウンデセンのようなアミン類を挙
げることができる。
【0131】上記A法及びC法乃至H法の出発原料とな
る化合物、すなわち、化合物(1)、(2)、(3)、
(5)、(6)、(7)、(9)、(10)、(1
2)、(13)、(14)、(15)、(17)、(1
8)及び(19)は、それ自体公知の化合物であるか、
公知の化合物から、公知の方法(例えば、WO97/5
878に記載されている方法)及び前記「F法」に準じ
て処理することにより、容易に得られる化合物である。
【0132】上記各反応終了後、目的化合物は常法に従
って、反応混合物から採取される。
【0133】例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不
溶物が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢
酸エチルのような混和しない有機溶媒を加え、水等で洗
浄後、目的化合物を含む有機層を分離し、無水硫酸マグ
ネシウム等で乾燥後、溶剤を留去することによって得ら
れる。
【0134】得られた目的化合物は必要ならば、常法、
例えば再結晶、再沈殿、又は、通常、有機化合物の分離
精製に慣用されている方法、例えば、シリカゲル、アル
ミナ、マグネシウムーシリカゲル系のフロリジルのよう
な担体を用いた吸着カラムクロマトグラフィー法;セフ
ァデックスLH−20(ファルマシア社製)、アンバー
ライトXAD−11(ローム・アンド・ハース社製)、
ダイヤイオンHP−20(三菱化学社製)のような担体
を用いた分配カラムクロマトグラフィー等の合成吸着剤
を使用する方法、イオン交換クロマトを使用する方法、
又は、シリカゲル若しくはアルキル化シリカゲルによる
順相・逆相カラムクロマトグラフィー法(好適には、高
速液体クロマトグラフィーである。)を適宜組合せ、適
切な溶離剤で溶出することによって分離、精製すること
ができる。
【0135】本発明の5員ヘテロアリール化合物は優れ
た炎症性サイトカイン産生抑制作用を示すので、医薬と
して有効である。そのような医薬としては、例えば、鎮
痛・抗炎症剤、抗ウイルス剤、及び慢性関節リウマチ、
変形性関節症、アレルギー性疾患、喘息、敗血症、乾せ
ん、骨粗鬆症、自己免疫疾患(例えば、全身性エリトマ
トーデス、潰瘍性大腸炎、クローン病等)、糖尿病、糸
球体腎炎、肝炎、動脈硬化症の予防剤又は治療剤を挙げ
ることができ、特に、鎮痛・抗炎症剤、及び慢性関節リ
ウマチ、変形性関節症、アレルギー性疾患、敗血症、乾
せん、骨粗鬆症、潰瘍性大腸炎、糖尿病、肝炎、動脈硬
化症の予防剤又は治療剤を挙げることができる。
【0136】本発明の一般式(I)を有する化合物、そ
の薬理上許容される塩又は誘導体の投与形態としては、
例えば錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤もしくはシロッ
プ剤等による経口投与、または注射剤もしくは座剤等に
よる非経口投与をあげることができる。これらの製剤は
賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤、安定剤、矯味矯臭
剤、希釈剤などの添加剤を用いて周知の方法で製造され
る。
【0137】ここに、賦形剤としては、例えば乳糖、白
糖、ぶどう糖、マンニット、ソルビットのような糖誘導
体;トウモロコシデンプン、バレイショデンプン、α−
デンプン、デキストリン、カルボキシメチルデンプンの
ような澱粉誘導体;結晶セルロース、低置換度ヒドロキ
シプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロースカルシウム、内部架橋カルボキシメチルセ
ルロースナトリウムのようなセルロース誘導体;アラビ
アゴム;デキストラン;プルラン;などの有機系賦形
剤;および軽質無水珪酸、合成珪酸アルミニウム、メタ
珪酸アルミン酸マグネシウムのような珪酸塩誘導体;燐
酸カルシウムのような燐酸塩;炭酸カルシウムのような
炭酸塩;硫酸カルシウムのような硫酸塩;などの無機系
賦形剤をあげることができる。
【0138】滑沢剤としては、例えばステアリン酸、ス
テアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウムのよ
うなステアリン酸金属塩;タルク;コロイドシリカ;ビ
ーガム、ゲイ蝋のようなワックス類;硼酸:アジピン
酸;硫酸ナトリウムのような硫酸塩;グリコール;フマ
ル酸;安息香酸ナトリウム;DL−ロイシン;脂肪酸ナ
トリウム塩;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸マ
グネシウムのようなラウリル硫酸塩;無水珪酸、珪酸水
和物のような珪酸類;および、上記澱粉誘導体などをあ
げることができる。
【0139】結合剤としては、例えばポリビニルピロリ
ドン、マクロゴールおよび前記賦形剤と同様の化合物を
あげることができる。
【0140】崩壊剤としては、例えば前記賦形剤と同様
の化合物およびクロスカルメロースナトリウム、カルボ
キシメチルスターチナトリウム、架橋ポリビニルピロリ
ドンのような化学修飾されたデンプン・セルロース類を
あげることができる。
【0141】安定剤としては、例えばメチルパラベン、
プロピルパラベンのようなパラオキシ安息香酸エステル
類;クロロブタノール、ベンジルアルコール、フェニル
エチルアルコールのようなアルコール類;塩化ベンザル
コニウム;フェノール、クレゾールのようなフェノール
類;チメロサール;デヒドロ酢酸;およびソルビン酸を
あげることができる。
【0142】矯味矯臭剤としては、例えば通常使用され
る、甘味料、酸味料、香料等をあげることができる。
【0143】本発明の一般式(I)を有する化合物、そ
の薬理上許容される塩又は誘導体の使用量は症状、年
齢、投与方法等によって異なるが、例えば経口投与の場
合には、成人に対して1日あたり、下限として0.1m
g(好ましくは0.5mg)、上限として、2000m
g(好ましくは500mg)を1回または数回に分け
て、症状に応じて投与することが望ましい。静脈内投与
の場合には、成人に対して1日当たり、下限として0.
01mg(好ましくは0.05mg)、上限として、2
00mg(好ましくは50mg)を1回または数回に分
けて、症状に応じて投与することが望ましい。
【0144】以下に実施例、製剤例及び試験例を挙げ
て、本発明について更に具体的に詳述するが、本発明は
これらに限定されるものではない。
【0145】
【実施例】
【0146】
【実施例1】5−[4−(2−アジドエチルチオ)フェ
ニル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジ
ン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合物番号1−
1) 1) 2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−4’
−フルオロ−2−(ピリジン−4−イル)アセトフェノ
無水テトラヒドロフラン130mlにジイソプロピルア
ミン12.13g(0.120mol)を溶解し、窒素
雰囲気下、−40℃で1.68M n−ブチルリチウム
/ヘキサン溶液74.78ml(0.125mol)を
滴下した。次いで4−(t−ブチルジメチルシリルオキ
シメチル)ピリジン25.51g(0.114mol)
の無水テトラヒドロフラン25ml溶液を滴下した。−
40℃で1時間撹拌後、N−メトキシ−N−メチル−4
−フルオロベンズアミド20.92g(0.114mo
l)の無水テトラヒドロフラン45ml溶液を滴下し、
同温度で2時間撹拌後、冷却浴をはずして室温に戻し
た。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて酢酸
エチルで抽出し、有機層を水洗、無水硫酸マグネシウム
で乾燥後減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=4:1)
に付し標記の化合物33.43gを橙色油状物として得
た(収率85%)。
【0147】1H−核磁気共鳴スペクトル(270MH
z,CDCl3)δppm:8.60(2H,d,J=6Hz), 8.04(2
H,dd,J=9Hz,5Hz), 7.46(2H,d,J=6Hz),7.04(2H,t,J=9H
z), 5.61(1H,s), 0.91(9H,s), 0.12(6H,s)。 2) 4−(2−ヒドロキシエチルチオ)ベンゾニトリ
N,N−ジメチルホルムアミド250mlに2−メルカ
プトエタノール14.45ml(206mmol)とカ
リウムt−ブトキシド23.12g(206mmol)
を加え、氷冷下に30分間撹拌した後、4−フルオロベ
ンゾニトリル25.00g(206mmol)を加えて
75℃で2時間撹拌した。室温に冷却後、水200ml
を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を水洗し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮して標記の化合
物36.90gを黄色油状物として得た(収率;定量
的)。
【0148】1H−核磁気共鳴スペクトル(270MH
z,CDCl3)δppm:7.55(2H,d,J=8Hz), 7.39(2
H,d,J=8Hz), 3.86(2H,q,J=7Hz), 3.21(2H,t,J=7Hz),1.9
8(1H,t,J=7Hz)。 3) 4−(2−ヒドロキシエチルチオ)安息香酸 2)で得た4−(2−ヒドロキシエチルチオ)ベンゾニ
トリル36.00g(201mmol)を酢酸270m
l、濃硫酸80mlおよび水190mlの混合液に加
え、130℃で4時間撹拌した。室温に冷却後28%ア
ンモニア水を加えてpHを3付近に調整し、酢酸エチル
で抽出した。有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥後減圧濃縮して標記の化合物38.46gを白色粉
末として得た(収率99%)。 4) 4−(2−アセトキシエチルチオ)安息香酸 3)で得た4−(2−ヒドロキシエチルチオ)安息香酸
38.00g(197mmol)にピリジン50mlと
無水酢酸37.14ml(394mmol)を加え、7
0℃で1時間撹拌した。室温に冷却後、反応液に水およ
び酢酸を加えて酸性にし酢酸エチルで抽出した。有機層
を水洗、無水硫酸マグネシウムで乾燥後減圧濃縮し標記
の化合物30.88gを白色粉末として得た(収率65
%)。
【0149】1H−核磁気共鳴スペクトル(270MH
z,CDCl3)δppm:8.02(2H,d,J=8Hz), 7.40(2
H,d,J=8Hz), 4.28(2H,t,J=7Hz),3.23(2H,t,J=7Hz), 2.0
5(3H,s)。 5) 4−(2−アセトキシエチルチオ)ベンゾイル酢
酸 p−ニトロベンジルエステル 4)で得た4−(2−アセトキシエチルチオ)安息香酸
30.78g(128mmol)を無水テトラヒドロフ
ラン300mlに懸濁、1,1’−カルボニルジイミダ
ゾール22.85g(141mmol)を加え室温で3
時間撹拌し均一溶液とした。
【0150】別にマロン酸モノ(p−ニトロベンジル)
エステルマグネシウム塩67.30g(134mmo
l)、トリエチルアミン37.5ml(269mmo
l)および塩化マグネシウム13.43g(141mm
ol)に無水テトラヒドロフラン300mlを加え室温
で3時間撹拌した。この反応混合物に上記の溶液を0乃
至5℃で滴下し、滴下終了後室温で一夜撹拌した後、1
N塩酸を加えて酸性とし酢酸エチルで抽出した。有機層
を水洗、無水硫酸マグネシウムで乾燥後減圧濃縮して、
標記の化合物51.70gを橙色油状物として得た(収
率96%)。
【0151】1H−核磁気共鳴スペクトル(270MH
z,CDCl3)δppm:8.23(2H,d,J=8Hz), 7.87(2
H,d,J=8Hz), 7.51(2H,d,J=8Hz),7.42(2H,d,J=8Hz), 5.2
0(2H,s,), 4.21(2H,t,J=7Hz), 4.02(2H,s),3.19(2H,t,J
=7Hz), 2.05(3H,s)。 6) 5−[4−(2−アセトキシエチルチオ)フェニ
ル]−2−(4−フルオロフェニル)−4−(p−ニト
ロベンジルオキシカルボニル)−3−(ピリジン−4−
イル)−1H−ピロール 1)で得た2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−
4’−フルオロ−2−(ピリジン−4−イル)アセトフ
ェノン26.25g(76mmol)、5)で得た4−
(2−アセトキシエチルチオ)ベンゾイル酢酸 p−ニ
トロベンジルエステル31.72g(76mmol)お
よび酢酸アンモニウム23.43g(304mmol)
に酢酸130mlを加え、130℃で1時間撹拌した。
室温に冷却後、氷冷下に28%アンモニア水を加えてア
ルカリ性とし酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗、無
水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン:酢
酸エチル=2:5)に付し、標記の化合物9.55gを
橙色非晶性固体として得た(収率20%)。
【0152】1H−核磁気共鳴スペクトル(270MH
z,CDCl3)δppm:9.82(1H,br.s), 8.54(2H,d,
J=6Hz), 8.43(2H,d,J=8Hz),8.06(2H,d,J=8Hz), 7.51(2
H,d,J=8Hz), 7.34(2H,d,J=8Hz),7.28-7.17(2H,m), 7.15
-7.08(2H,m), 6.98(2H,d,J=8Hz),5.08(2H,s), 4.23(2H,
t,J=7Hz), 3.18(2H, t,J=7Hz), 2.04(3H,s)。 7) 2−(4−フルオロフェニル)−5−[4−(2
−ヒドロキシエチルチオ)フェニル]−3−(ピリジン
−4−イル)−1H−ピロール 6)で得た5−[4−(2−アセトキシエチルチオ)フ
ェニル)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(p−
ニトロベンジルオキシカルボニル)−3−(ピリジン−
4−イル)−1H−ピロール9.55g(15.6mm
ol)を、メタノール200mlとテトラヒドロフラン
15mlの混合溶媒に溶解し、10%パラジウム炭素
7.2gを加えて水素雰囲気下50℃で6時間撹拌し
た。反応混合物を濾過し、濾液を減圧濃縮してフリーカ
ルボン酸体を得た。これをグリセロール70mlに溶解
し、5時間加熱還流した後、室温に冷却し水を加えて、
酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗して、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した後、減圧濃縮し、残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン:酢酸エ
チル=1:4)に付して標記の化合物1.89gを黄色
粉末として得た(収率32%)。
【0153】1H−核磁気共鳴スペクトル(270MH
z,CDCl3−DMSO−d6)δppm:10.70-10.6
0(1H,br.s), 8.43(2H,dd,J=5Hz,2Hz), 7.62(2H,d,J=8H
z),7.44(2H,dd,J=8Hz,5Hz), 7.40(2H,d,J=8Hz), 7.23(2
H,dd,J=5Hz,2Hz),7.07(2H,t,J=9Hz), 6.72(1H,d,J=3H
z), 3.84-3.74(2H,m),3.50-3.35(1H,m), 3.12(2H,t,J=6
Hz)。 8) 5−[4−(2−クロロエチルチオ)フェニル]
−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4
−イル)−1H−ピロール 7)で得た2−(4−フルオロフェニル)−5−[4−
(2−ヒドロキシエチルチオ)フェニル]−3−(ピリ
ジン−4−イル)−1H−ピロール1.80g(4.6
1mmol)に塩化チオニル36mlを加え、室温で2
時間攪拌した。塩化チオニルを減圧留去し、残渣に飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて、酢酸エチルで抽出
した。有機層を水洗して、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した後、減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=4:1)に
付して、標記の化合物1.0gを黄色粉末として得た
(収率53%)。
【0154】1H−核磁気共鳴スペクトル(270MH
z,DMSO−d6)δppm:11.70(1H,s), 8.40(2H,
d,J=5Hz), 7.77(2H,d,J=8Hz), 7.47-7.44(2H,m),7.28(2
H,t,J=9Hz), 7.23(2H,d,J=5Hz), 6.97(1H,d,J=2Hz),3.7
6(2H,t,J=7Hz), 3.41-3.34(2H,m)。 9) 5−[4−(2−アジドエチルチオ)フェニル]
−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4
−イル)−1H−ピロール 8)で得た5−[4−(2−クロロエチルチオ)フェニ
ル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン
−4−イル)−1H−ピロール300mg(0.73m
mol)をN,N−ジメチルホルムアミド6mlに溶解
し、アジ化ナトリウム143mg(2.2mmol)を
加えて50乃至80℃で9時間攪拌した。反応液に水を
加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を水洗して、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮し、標記の化合
物300mgを黄色粉末として得た(収率98%)。
【0155】1H−核磁気共鳴スペクトル(270MH
z,DMSO−d6)δppm:11.70(1H,s), 8.44(2H,
d,J=6Hz), 7.81(2H,d,J=8Hz), 7.50(2H,m),7.45(2H,d,J
=8Hz), 7.32(2H,t,J=9Hz), 7.26(2H,d,J=6Hz),7.00(1H,
d,J=2Hz), 3.57(2H,t,J=6Hz), 3.27(2H,t,J=6Hz)。
【0156】
【実施例2】5−[4−(2−アジドエチルスルフィニ
ル)フェニル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−
(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合物
番号1−144) 実施例1で得た5−[4−(2−アジドエチルチオ)フ
ェニル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリ
ジン−4−イル)−1H−ピロール300mg(0.7
2mmol)をテトラヒドロフラン12mlに溶解し、
氷冷攪拌下、70%m−クロロ過安息香酸125mg
(0.72mmol)を少しずつ添加し、添加終了後、
同温度でさらに30分間撹拌した。反応液に酢酸エチル
と10%チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えて激しく振と
う、分液し、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、
次いで水で洗浄した。溶媒を無水硫酸マグネシウムで乾
燥した後、減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=1:4)
に付し標記の化合物210mgを淡黄色粉末として得た
(収率67%)。
【0157】融点:163−165℃1 H−核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDC
3)δppm:9.66(1H,br.s), 8.44(2H,d,J=6Hz), 7.
73(2H,d,J=8Hz),7.60(2H,d,J=8Hz), 7.42(2H,dd,J=9Hz,
5Hz), 7.23(2H,d,J=6Hz),7.09(2H,d,J=9Hz), 6.84(2H,
d,J=3Hz), 3.81-3.71(1H,m),3.63-3.51(1H,m), 3.00-2.
95(2H,m)。
【0158】
【実施例3】2−(4−フルオロフェニル)−5−[4
−(3−ニトロプロピルチオ)フェニル−3−(ピリジ
ン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合物番号1−
15) 1) 4−(3−ヒドロキシプロピルチオ)ベンゾニト
リル 2−メルカプトエタノールの代わりに3−メルカプトプ
ロパノールを用いて実施例1−2)と同様に反応を行
い、標記の化合物を淡黄色油状物として得た(収率97
%)。 2) 4−(3−ヒドロキシプロピルチオ)安息香酸 1)で得た4−(3−ヒドロキシプロピルチオ)ベンゾ
ニトリルを用いて実施例1−3)と同様に反応を行い、
標記の化合物を白色粉末として得た(収率96%)。 3) 4−(3−アセトキシプロピルチオ)安息香酸 2)で得た4−(3−ヒドロキシプロピルチオ)安息香
酸を用いて実施例1−4)と同様にアセチル化反応を行
い、標記の化合物を白色粉末として得た(収率85
%)。
【0159】1H−核磁気共鳴スペクトル(270MH
z,CDCl3)δppm:8.00(2H,d,J=8Hz), 7.32(2
H,d,J=8Hz), 4.21(2H,t,J=6Hz),3.08(2H,t,J=7Hz), 2.0
8(3H,s), 2.06-1.98(2H,m)。 4) 4−(3−アセトキシプロピルチオ)ベンゾイル
酢酸 p−ニトロベンジルエステル 4−(2−アセトキシエチルチオ)安息香酸の代わりに
3)で得た4−(3−アセトキシプロピルチオ)安息香
酸を用いて実施例1−5)と同様に反応を行い、標記の
化合物を淡黄色粉末として得た(収率;定量的)。
【0160】1H−核磁気共鳴スペクトル(270MH
z,CDCl3)δppm:8.19(2H,d,=9Hz), 7.83(2H,
d,J=9Hz), 7.48(2H,d,J=9Hz),7.30(2H,d,J=9Hz), 5.29
(2H,s), 4.20(2H,t,J=6Hz),3.08(2H,t,J=7Hz), 2.08(3
H,s), 2.07-2.01(2H,m)。 5) 5−[4−(3−アセトキシプロピルチオ)フェ
ニル]−2−(4−フルオロフェニル)−4−(p−ニ
トロベンジルオキシカルボニル)−3−(ピリジン−4
−イル)−1H−ピロール 4−(2−アセトキシエチルチオ)ベンゾイル酢酸 p
−ニトロベンジルエステルの代わりに4)で得た4−
(3−アセトキシプロピルチオ)ベンゾイル酢酸p−ニ
トロベンジルエステルを用いて実施例1−6)と同様に
反応を行い、標記の化合物を黄色非晶性固体として得た
(収率21%)。
【0161】1H−核磁気共鳴スペクトル(270MH
z,CDCl3)δppm:9.32(1H,br.s), 8.45(2H,d,
J=6Hz), 8.05(2H,d,J=9Hz),7.51(2H,d,J=8Hz), 7.20(2
H,d,J=9Hz), 7.17-7.11(2H,m),7.00-6.94(4H,m), 5.09
(2H,s), 4.18-4.10(2H,m), 3.02(2H,t,J=7Hz),2.08-1.9
5(2H,m), 2.04(3H,s)。 6) 5−[4−(3−アセトキシプロピルチオ)フェ
ニル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジ
ン−4−イル)−1H−ピロール 5−[4−(2−アセトキシエチルチオ)フェニル]−
2−(4−フルオロフェニル)−4−(p−ニトロベン
ジルオキシカルボニル)−3−(ピリジン−4−イル)
−1H−ピロールの代わりに5)で得た5−[4−(3
−アセトキシプロピルチオ)フェニル]−2−(4−フ
ルオロフェニル)−4−(p−ニトロベンジルオキシカ
ルボニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロ
ールを用いて実施例1−7)と同様に反応を行い、標記
の化合物を黄色粉末として得た(収率63%)。
【0162】1H−核磁気共鳴スペクトル(270MH
z,CDCl3)δppm:8.71(1H,br.s), 8.44(2H.d.
J=6Hz), 7.47(2H,d,J=8Hz),7.37(2H,dd,J=9Hz,5Hz), 7.
22(2H,d,J=6Hz), 7.08(2H,t,J=9Hz),6.72(1H,d,J=3Hz),
4.19(2H,t,=6Hz), 3.01(2H,d,J=7Hz),2.05(3H,s), 2.0
3-1.93(2H,m)。 7) 2−(4−フルオロフェニル)−5−[4−(3
−ヒドロキシプロピルチオ)フェニル]−3−(ピリジ
ン−4−イル)−1H−ピロール 6)で得た5−[4−(3−アセトキシプロピルチオ)
フェニル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピ
リジン−4−イル)−1H−ピロール2.60g(5.
82mmol)をメタノール48mlと水12mlの混
合液に溶解し、1N水酸化ナトリウム水溶液6.3ml
(6.3mmol)を加えて80℃で1時間攪拌した。
溶媒を減圧留去し、析出した固体を水で洗浄して、標記
の化合物2.13gを黄色粉末として得た(収率90
%)。
【0163】1H−核磁気共鳴スペクトル(270MH
z,CDCl3−DMSO−d6)δppm:10.90(1H,
s), 8.42(2H,d,J=6Hz), 7.63(2H,d,J=8Hz),7.44(2H,dd,
J=9Hz,5Hz), 7.35(2H,d,J=8Hz), 7.22(2Hd,J=6Hz),7.07
(2H,t,J=9Hz), 6.71(1H,d,J=3Hz), 3.72(2H,t,J=7Hz),
3.53(1H,br.s), 3.06(2H,t,J=7Hz), 1.89(2H,m)。 8) 5−[4−(3−ブロモプロピルチオ)フェニ
ル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン
−4−イル)−1H−ピロール N−ブロモコハク酸イミド660mg(3.71mmo
l)をテトラヒドロフラン15mlに溶解し、トリフェ
ニルホスフィン1.02g(3.89mmol)を加え
て30分間攪拌した。反応混合物に、7)で得た2−
(4−フルオロフェニル)−5−[4−(3−ヒドロキ
シプロピルチオ)フェニル]−3−(ピリジン−4−イ
ル)−1H−ピロール750mg(1.85mmol)
を加えて室温で2時間攪拌し、飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液及び水を順次加え、酢酸エチルで抽出した。有機
層を水洗して無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧
濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=2:1)に付して標記
の化合物750mgを淡褐色粉末として得た(収率86
%)。
【0164】1H−核磁気共鳴スペクトル(270MH
z,CDCl3)δppm:8.82(1H,br.s), 8.43(2H,b
r.s), 7.49(2H,d,J=8Hz),7.39(2H,d,J=8Hz), 7.40-7.35
(2H,m), 7.24(2H,d,J=6Hz),7.08(2H,t,J=9Hz), 6.73(1
H,d,J=3Hz), 3.54(2H,t,J=7Hz),3.10(2H,t,J=7Hz), 2.2
3-2.13(2H,m)。 9) 2−(4−フルオロフェニル)−5−[4−(3
−ニトロプロピルチオ)フェニル]−3−(ピリジン−
4−イル)−1H−ピロール 8)で得た5−[4−(3−ブロモプロピルチオ)フェ
ニル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジ
ン−4−イル)−1H−ピロール750mg(1.61
mmol)をジメチルスルホキシド15mlに溶解し、
亜硝酸ナトリウム221mg(3.21mmol)を加
えて室温で2時間攪拌した後、反応混合物を氷水中に注
ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗して、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮し、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン:酢
酸エチル=1:1)に付して、標記の化合物400mg
を黄色粉末として得た(収率57%)。
【0165】1H−核磁気共鳴スペクトル(270MH
z,CDCl3)δppm:8.72(1H,br.s), 8.44(2H,d,
J=6Hz), 7.49(2H,d,J=8Hz),7.40(2H,d,J=8Hz), 7.37(2
H,dd,J=9Hz,6Hz), 7.22(2H,d,J=6Hz),7.09(2H,t,J=9H
z), 6.74(2H,d,J=3Hz), 4.55(2H,t,J=7Hz),3.04(2H,t,J
=7Hz), 2.37-2.27(2H,m)。
【0166】赤外吸収スペクトル(KBr)νmax
(cm-1):1552、1379。
【0167】
【実施例4】2−(4−フルオロフェニル)−5−[4
−(3−ニトロソオキシプロピルチオ)フェニル]−3
−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合
物番号1−16) 実施例3−9)のシリカゲルカラムクロマトグラフィー
処理において実施例3の化合物より先に溶出する画分と
して、標記の化合物を黄色粉末として得た(収率33
%)。
【0168】融点:153−155℃1 H−核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDC
3)δppm:8.59(1H,br.s), 8.45(2H,d,J=6Hz), 7.
48(2H,d,J=8Hz),7.38(2H,d,J=8Hz), 7.41-7.36(2H,m),
7.23(2H,d,J=6Hz),7.09(2H,t,J=9Hz), 6.73(1H,d,J=3H
z), 4.83(2H,t,J=6Hz),3.02(2H,t,J=7Hz), 2.14-2.04(2
H,m)。
【0169】赤外吸収スペクトル(KBr)νmax
(cm-1):1646。
【0170】
【実施例5】2−(4−フルオロフェニル)−5−[4
−(3−ニトロプロピルスルフィニル)フェニル]−3
−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合
物番号1−158) 実施例3で得た2−(4−フルオロフェニル)−5−
[4−(3−ニトロプロピルチオ)フェニル−3−(ピ
リジン−4−イル)−1H−ピロールを出発原料とし
て、実施例2と同様に酸化反応を行って、標記の化合物
を黄色粉末として得た(収率71%)。
【0171】融点:183−185℃1 H−核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDCl3
−DMSO−d6)δppm:11.20(1H,s), 8.63-8.52
(2H,br.s), 7.98(2H,d,J=8Hz),6.98(2H,d,J=8Hz), 7.55
-7.50(2H,m), 7.29(2H,d,J=5Hz),7.16(2H,t,J=9Hz), 6.
92(1H,d,J=3Hz), 4.70-4.59(2H,m),3.15-3.04(1H,m),
2.99-2.88(1H,m), 2.62-2.51(1H,m),2.48-2.32(1H,m)。
【0172】
【実施例6】2−(4−フルオロフェニル)−5−[4
−(3−ニトロプロピルスルホニル)フェニル]−3−
(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合物
番号1−575) 実施例5の反応を、出発原料(スルフィド体)1等量に
対して2等量のm−クロロ過安息香酸(酸化剤)を用い
て行うことにより、標記の化合物を淡黄色粉末として得
た(収率74%)。
【0173】融点:228−230℃1 H−核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDCl3
−DMSO−d6)δppm:11.40(1H,br.s), 8.45(2
H,d,J=6Hz), 7.95(2H,d,J=9Hz),7.87(2H,d,J=9Hz), 7.4
6(2H,dd,J=9Hz,5Hz), 7.22(2H,d,J=6Hz),7.10(2H,t,J=9
Hz), 6.92(1H,d,J=3Hz), 4.62(2H,t,J=7Hz),3.28(2H,t,
J=7Hz), 2.52-2.42(2H,m)。
【0174】
【実施例7】2−(4−フルオロフェニル)−5−[4
−(3−ニトロキシプロピルスルフィニル)フェニル]
−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示
化合物番号1−160) 1) 5−[4−(3−ブロモプロピルスルフィニル)
フェニル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピ
リジン−4−イル)−1H−ピロール 実施例3−8)で得た5−[4−(3−ブロモプロピル
チオ)フェニル]−2−(4−フルオロフェニル)−3
−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロールを用いて、
実施例2と同様に酸化反応を行って、標記の化合物を黄
色非晶性固体として得た(収率71%)。
【0175】1H−核磁気共鳴スペクトル(270MH
z,CDCl3)δppm:9.29(1H,br.s), 8.46(2H,d,
J=6Hz), 7.73(2H,d,J=8Hz),7.61(2H,d,J=8Hz), 7.42(2
H,dd,J=9Hz,5Hz), 7.24(2H,d,J=6Hz),7.10(2H,t,J=9H
z), 6.84(1H,d,J=2Hz), 3.53-3.43(2H,m),3.08-2.85(2
H,m), 2.39-2.23(1H,m), 2.21-2.09(1H,m)。 2) 2−(4−フルオロフェニル)−5−[4−(3
−ニトロキシプロピルスルフィニル)フェニル]−3−
(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール 1)で得た5−[4−(3−ブロモプロピルスルフィニ
ル)フェニル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−
(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール180mg
(0.37mmol)を、アセトニトリル15mlとジ
メチルスルホキシド5mlの混合液に溶解し、硝酸銀1
26mg(0.74mmol)を加えて室温で一夜攪拌
してろ過した。ろ液に水を加えて酢酸エチルで抽出し、
有機層を水洗して無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、
減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=1:1)に付し
て、標記の化合物40mgを淡黄色粉末として得た(収
率23%)。
【0176】融点:225℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDC
3)δppm:9.04(1H,br.s), 8.47-8.43(2H,m), 7.7
3(2H,d,J=8Hz),7.64(2H,d,J=8Hz), 7.45-7.40(2H,m),
7.36-7.34(2H,m),7.13(2H,t,J=9Hz), 6.88(1H,d,J=2H
z), 4.58-4.52(2H,m),3.02-2.94(1H,m), 2.91-2.82(1H,
m), 2.35-1.86(2H,m)。
【0177】
【実施例8】5−[4−(2−ジエチルホスホノエチル
チオ)フェニル]−2−(4−フルオロフェニル)−3
−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合
物番号1−7) 1) 4−(2−ジエチルホスホノエチルチオ)安息香
4−メルカプト安息香酸0.50g(3.25mmo
l)を、N,N−ジメチルホルムアミド5mlと水5m
lの混合液に溶解し、室温で15分間攪拌した後、2−
ブロモエチルホスホン酸ジエチルエステル0.59ml
(3.25mmol)を加え、50℃で1時間攪拌し
た。反応液を室温まで冷却した後、水20mlを加え、
濃塩酸でpHを約3に調整し、酢酸エチルで抽出した。
有機層を水洗して、無水硫酸マグネシウムで乾燥した
後、減圧濃縮し、標記の化合物1.04gを淡黄色油状
物として得た(収率;定量的)。
【0178】1H−核磁気共鳴スペクトル(270MH
z,CDCl3)δppm:7.98(2H,d,J=8Hz), 7.33(2
H,d,J=8Hz), 4.22-4.05(4H,m),3.28-3.17(2H,m), 2.20-
2.08(2H,m), 1.39-1.28(6H,m)。 2) 4−(2−ジエチルホスホノエチルチオ)ベンゾ
イル酢酸 p−ニトロベンジルエステル 4−(2−アセトキシエチルチオ)安息香酸の代わり
に、1)で得た4−(2−ジエチルホスホノエチルチ
オ)安息香酸を用いて実施例1−5)と同様に反応を行
い、標記の化合物を淡黄色油状物として得た(収率;定
量的)。
【0179】1H−核磁気共鳴スペクトル(270MH
z,CDCl3)δppm:8.12(2H,d,J=9Hz), 7.85(2
H,d,J=9Hz), 7.50(2H,d,J=9Hz),7.33(2H,d,J=9Hz), 5.3
0(2H,s), 4.22-4.05(4H,m), 4.06(2H,s),3.30-3.15(2H,
m), 2.20-2.02(2H,m), 1.40-1.28(6H,m)。 3) 5−[4−(2−ジエチルホスホノエチルチオ)
フェニル]−2−(4−フルオロフェニル)−4−(p
−ニトロベンジルオキシカルボニル)−3−(ピリジン
−4−イル)−1H−ピロール 4−(2−アセトキシエチルチオ)ベンゾイル酢酸 p
−ニトロベンジルエステルの代わりに、2)で得た4−
(2−ジエチルホスホノエチルチオ)ベンゾイル酢酸
p−ニトロベンジルエステルを用いて、実施例1−6)
と同様に反応を行って、標記の化合物を淡褐色油状物と
して得た(収率31%)。
【0180】1H−核磁気共鳴スペクトル(270MH
z,CDCl3)δppm:9.15-9.00(1H,br.s), 8.51
(2H,d,J=6Hz), 8.06(2H,d,J=9Hz),7.54(2H,d,J=8Hz),
7.32(2H,d,J=8Hz), 7.22(2H,d,J=6Hz),7.16(2H,dd,J=9H
z,5Hz), 6.98(2H,t,J=9Hz), 6.97(2H,d,J=9Hz),5.09(2
H,s), 4.20-4.00(4H, m), 3.21-3.06(2H,m),2.17-1.98
(2H,m), 1.33(6H,t,J=7Hz)。 4) 5−[4−(2−ジエチルホスホノエチルチオ)
フェニル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピ
リジン−4−イル)−1H−ピロール 3)で得た5−[4−(2−ジエチルホスホノエチルチ
オ)フェニル]−2−(4−フルオロフェニル)−4−
(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−3−(ピリ
ジン−4−イル)−1H−ピロールを用いて、実施例3
−6)と同様に、エステルの加水素分解反応及び脱炭酸
反応を行って、標記の化合物を褐色油状物として得た
(収率27%)1 H−核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDC
3)δppm:8.76-8.63(1H,br.s), 8.47(2H,d,J=6H
z), 7.51(2H,d,J=9Hz),7.45-7.32(4H,m), 7.24(2H,d,J=
6Hz), 7.09(2H,t,J=9Hz),6.75(1H,d,J=3Hz), 4.18-3.99
(4H,m), 3.20-3.08(2H,m),2.17-1.99(2H,m), 1.32(6H,
t,J=7Hz)。
【0181】
【実施例9】5−[4−(2−ジエチルホスホノエチル
スルフィニル)フェニル]−2−(4−フルオロフェニ
ル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール
(例示化合物番号1−150) 実施例8で得た5−[4−(2−ジエチルホスホノエチ
ルチオ)フェニル]−2−(4−フルオロフェニル)−
3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロールを出発原
料として用いて、実施例2と同様に酸化反応を行い、標
記の化合物を淡褐色粉末として得た(収率50%)。
【0182】融点:160−162℃1 H−核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDC
3)δppm:9.93-9.63(1H,br.s), 8.46(2H,d,J=6H
z), 7.77(2H,d,J=8Hz),7.55(2H,d,J=8Hz), 7.43(2H,dd,
J=9Hz,5Hz),7.23(2H,d,J=6Hz), 7.09(2H,t,J=9Hz), 6.8
5(1H,d,J=3Hz),4.00-3.92(4H,m), 3.21-3.04(1H,m), 2.
96-2.78(1H,m),2.28-2.04(1H,m), 1.90-1.67(1H,m), 1.
28(3H,t,J=7Hz),1.27(3H,t,J=7Hz)。
【0183】
【実施例10】5−[4−(2−ジエチルホスホノエチ
ルスルホニル)フェニル]−2−(4−フルオロフェニ
ル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール
(例示化合物番号1−567) 実施例9で得た5−[4−(2−ジエチルホスホノエチ
ルスルフィニル)フェニル]−2−(4−フルオロフェ
ニル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール
を出発原料として用いて、実施例2と同様に酸化反応を
行い、標記の化合物を淡黄色粉末として得た(収率70
%)。
【0184】融点:212−214℃1 H−核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDC
3)δppm:9.26-9.09(1H,br.s), 8.48(2H,d,J=6H
z), 7.99(2H,d,J=9Hz),7.75(2H,d,J=9Hz), 7.42(2H,dd,
J=9Hz,5Hz), 7.24(2H,d,J=6Hz),7.11(2H,t,J=9Hz), 6.9
3(1H,d,J=3Hz), 4.15-3.98(4H,m),3.37-3.22(2H,m), 2.
23-2.05(2H,m), 1.30(6H,t,J=7Hz)。
【0185】
【実施例11】2−(4−フルオロフェニル)−3−
(ピリジン−4−イル)−5−[4−(2−チオシアナ
ートエチルチオ)フェニル]−1H−ピロール(例示化
合物番号1−5) 1) 5−[4−(2−ブロモエチルチオ)フェニル]
−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4
−イル)−1H−ピロール 2−(4−フルオロフェニル)−5−[4−(3−ヒド
ロキシプロピルチオ)フェニル]−3−(ピリジン−4
−イル)−1H−ピロールの代わりに、実施例1−7)
で得た2−(4−フルオロフェニル)−5−[4−(2
−ヒドロキシエチルチオ)フェニル]−3−(ピリジン
−4−イル)−1H−ピロールを用いて実施例3−8)
と同様に反応を行い、標記の化合物を淡褐色粉末として
得た(収率89%)。
【0186】1H−核磁気共鳴スペクトル(270MH
z,CDCl3)δppm:8.55-8.45(1H,br.s), 8.47
(2H,d,J=6Hz), 7.50(2H,d,J=9Hz),7.43(2H,d,J=9Hz),
7.39(2H,dd,J=9Hz,5Hz), 7.25(2H,d,J=6Hz),7.10(2H,t,
J=7Hz), 6.76(1H,d,J=3Hz), 3.54-3.43(2H,m),3.37-3.2
7(2H,m)。 2) 2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン
−4−イル)−5−[4−(2−チオシアナートエチル
チオ)フェニル]−1H−ピロール 1)で得た5−[4−(2−ブロモエチルチオ)フェニ
ル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン
−4−イル)−1H−ピロール1.00g(2.32m
mol)を、N,N−ジメチルホルムアミド20mlと
ジメチルスルホキシド5mlの混合液に溶解し、チオシ
アン酸カリウム2.14g(13.42mmol)を加
えて80℃で1時間攪拌した。反応液を室温まで冷却し
た後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗
して無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧留去し
て、標記の化合物0.91gを淡黄色粉末として得た
(収率;定量的)。
【0187】1H−核磁気共鳴スペクトル(270MH
z,CDCl3)δppm:8.62-8.52(1H,br.s), 8.47
(2H,d,J=6Hz), 7.53(2H,d,J=9Hz),7.46(2H,d,J=9Hz),
7.39(2H,dd,J=9Hz,5Hz), 7.25(2H,d,J=6Hz),7.10(2H,t,
J=9Hz), 6.77(1H,d,J=3Hz), 3.36-3.27(2H,m),3.18-3.0
8(2H,m)。
【0188】
【実施例12】2−(4−フルオロフェニル)−3−
(ピリジン−4−イル)−5−[4−(2−チオシアナ
ートエチルスルフィニル)フェニル]−1H−ピロール
(例示化合物番号1−148) 実施例11で得た2−(4−フルオロフェニル)−3−
(ピリジン−4−イル)−5−[4−(2−チオシアナ
ートエチルチオ)フェニル]−1H−ピロールを出発原
料として用いて、実施例2と同様に酸化反応を行い、標
記の化合物を白色粉末として得た(収率73%)。
【0189】融点:195−196℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDC
3)δppm:8.88-8.68(1H,br.s), 8.47(2H,d,J=6H
z), 7.74(2H,d,J=9Hz),7.66(2H,d,J=9Hz), 7.41(2H,dd,
J=9Hz,5Hz),7.24(2H,d,J=6Hz), 7.11(2H,t,J=9Hz), 6.8
8(1H,d,J=3Hz),3.43-3.26(2H,m), 3.24-3.09(2H,m)。
【0190】
【実施例13】2−(4−フルオロフェニル)−3−
(ピリジン−4−イル)−5−[4−(2−チオシアナ
ートエチルスルホニル)フェニル]−1H−ピロール
(例示化合物番号1−565) 実施例11で得た2−(4−フルオロフェニル)−3−
(ピリジン−4−イル)−5−[4−(2−チオシアナ
ートエチルチオ)フェニル]−1H−ピロールを出発原
料として用いて、実施例6と同様に酸化反応を行い、標
記の化合物を黄色粉末として得た(収率79%)。
【0191】融点:230−232℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDC
3)δppm:11.42-11.25(1H,br.s), 8.46(2H,d,J=6
Hz), 7.96(2H,d,J=9Hz),7.89(2H,d,J=9Hz), 7.47(2H,d
d,J=9Hz,5Hz), 7.22(2H,d,J=6Hz),7.10(2H,t,J=9Hz),
6.94(1H,d,J=3Hz), 3.63-3.55(2H,m),3.36-3.27(2H,
m)。
【0192】
【実施例14】5−[4−(3−アジドプロピルチオ)
フェニル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピ
リジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合物番号
1−14) 5−[4−(2−クロロエチルチオ)フェニル]−2−
(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イ
ル)−1H−ピロールの代わりに、実施例3−8)で得
た5−[4−(3−ブロモプロピルチオ)フェニル]−
2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−
イル)−1H−ピロールを用いて、実施例1−9)と同
様に反応を行い、標記の化合物を淡黄色粉末として得た
(収率92%)。
【0193】1H−核磁気共鳴スペクトル(270MH
z,CDCl3)δppm:8.58(1H,br.s), 8.45(2H,d,
J=6Hz), 7.48(2H,d,J=9Hz),7.38(2H,d,J=9Hz), 7.37-7.
35(2H,m), 7.23(2H,d,J=6Hz),7.07(2H,t,J=9Hz), 6.73
(1H,d,J=3Hz), 3.46(2H,t,J=7Hz),3.03(2H,t,J=7Hz),
1.97-1.87(2H,m)。
【0194】
【実施例15】5−[4−(3−アジドプロピルスルフ
ィニル)フェニル]−2−(4−フルオロフェニル)−
3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化
合物番号1−157) 実施例14で得た5−[4−(3−アジドプロピルチ
オ)フェニル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−
(ピリジン−4−イル)−1H−ピロールを出発原料と
して用いて、実施例2と同様に酸化反応を行い、標記の
化合物を白色粉末として得た(収率73%) 融点:158−160℃1 H−核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDC
3)δppm:9.79(1H,br.s), 8.44(2H,br.s), 7.74
(2H,d,J=8Hz),7.58(2H,d,J=8Hz), 7.45-7.40(2H,m), 7.
24(2H,d,J=6Hz),7.08(2H,t,J=9Hz), 6.83(1H,d,J=2Hz),
3.48-3.28(2H,m),2.93-2.77(2H,m), 2.00-1.90(2H,
m)。
【0195】
【実施例16】5−[4−(3−アジドプロピルスルホ
ニル)フェニル]−2−(4−フルオロフェニル)−3
−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合
物番号1−574) 実施例14で得た5−[4−(3−アジドプロピルチ
オ)フェニル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−
(ピリジン−4−イル)−1H−ピロールを出発原料と
して用いて、実施例6と同様に酸化反応を行い、標記の
化合物を淡黄色粉末として得た(収率82%)。
【0196】融点:188−190℃1 H−核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDC
3)δppm:9.41(1H,br.s), 8.45(2H,br.s), 7.87
(2H,d,J=8Hz),7.74(2H,d,J=8Hz), 7.41(2H,dd,J=8Hz,6H
z), 7.23(2H,d,J=5Hz),7.09(2H,t,J=8Hz), 6.91(1H,d,J
=3Hz), 3.44(2H,t,J=6Hz),3.19(2H,t,J=7Hz), 2.06-1.9
6(2H,m)。
【0197】
【実施例17】2−(4−フルオロフェニル)−3−
(ピリジン−4−イル)−5−[4−(2−チオシアナ
ートプロピルチオ)フェニル]−1H−ピロール(例示
化合物番号1−18) 5−[4−(2−ブロモエチルチオ)フェニル]−2−
(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イ
ル)−1H−ピロールの代わりに、実施例3−8)で得
た5−[4−(3−ブロモプロピルチオ)フェニル]−
2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−
イル)−1H−ピロールを用いて、実施例11−2)と
同様に反応を行い、標記の化合物を淡黄色粉末として得
た(収率96%)。
【0198】1H−核磁気共鳴スペクトル(270MH
z,CDCl3)δppm:8.61(1H,br.s), 8.46(2H,d,
J=6Hz), 7.50(2H,d,J=9Hz),7.41(2H,d,J=9Hz), 7.41-7.
36(2H,m), 7.24(2H,d,J=6Hz),7.09(2H,t,J=9Hz), 6.74
(1H,d,J=3Hz), 3.14-3.08(4H,m),2.20-2.14(2H,m)。
【0199】
【実施例18】2−(4−フルオロフェニル)−3−
(ピリジン−4−イル)−5−[4−(3−チオシアナ
ートプロピルスルフィニル)フェニル]−1H−ピロー
(例示化合物番号1−161) 実施例17で得た2−(4−フルオロフェニル)−3−
(ピリジン−4−イル)−5−[4−(2−チオシアナ
ートプロピルチオ)フェニル]−1H−ピロールを出発
原料として用いて、実施例2と同様に酸化反応を行い、
標記の化合物を白色粉末として得た(収率67%)。
【0200】融点:108−110℃1 H−核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDC
3)δppm:8.82(1H,br.s), 8.48(2H,d,J=6Hz), 7.
72(2H,d,J=9Hz),7.66(2H,d,J=9Hz), 7.43-7.38(2H,m),
7.24(2H,d,J=6Hz),7.11(2H,t,J=9Hz), 6.85(1H,d,J=3H
z), 3.12-2.86(4H,m),2.34-2.15(2H,m)。
【0201】
【実施例19】2−(4−フルオロフェニル)−3−
(ピリジン−4−イル)−5−[4−(3−チオシアナ
ートプロピルスルホニル)フェニル]−1H−ピロール
(例示化合物番号1−578) 実施例17で得た2−(4−フルオロフェニル)−3−
(ピリジン−4−イル)−5−[4−(2−チオシアナ
ートプロピルチオ)フェニル]−1H−ピロールを出発
原料として用いて、実施例6と同様に酸化反応を行い、
標記の化合物を淡黄色粉末として得た(収率81%)。
【0202】融点:210−214℃1 H−核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDC
3)δppm:8.84(1H,br.s), 8.48(2H,d,J=5Hz), 7.
93(2H,d,J=8Hz),7.74(2H,d,J=8Hz), 7.40(2H,dd,J=9Hz,
6Hz), 7.23(2H,d,J=5Hz),7.11(2H,t,J=9Hz), 6.93(1H,
d,J=3Hz), 3.23(2H,t,J=7Hz),3.16(2H,t,J=7Hz), 2.38-
2.31(2H,m)。
【0203】
【実施例20】5−[4−(2−アジドエチルスルホニ
ル)フェニル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−
(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合物
番号1−561) 実施例1で得た5−[4−(2−アジドエチルチオ)フ
ェニル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリ
ジン−4−イル)−1H−ピロールを出発原料として用
いて、実施例6と同様に酸化反応を行い、標記の化合物
を白色粉末として得た(収率73%)。
【0204】融点:207−208℃1 H−核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CDC
3)δppm:8.75-8.64(1H,br.s), 8.49(2H,d,J=5H
z), 7.95(2H,d,J=9Hz),7.73(2H,d,J=9Hz), 7.41(2H,dd,
J=9Hz,5Hz), 7.24(2H,d,J=5Hz),7.12(2H,t,J=9Hz), 6.9
4(1H,d,J=3Hz), 3.74(2H,t,J=7Hz),3.37(2H,t,J=7Hz)。
【0205】
【実施例21】5−(4−アジドメチルスルフィニルフ
ェニル)−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリ
ジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合物番号1
−131) 1) 1−(4−フルオロフェニル)−4−(4−メチ
ルスルフィニルフェニル)−2−(ピリジン−4−イ
ル)ブタン−1,4−ジオン 1−(4−フルオロフェニル)−4−(4−メチルチオ
フェニル)−2−(ピリジン−4−イル)ブタン−1,
4−ジオンを用いて実施例2と同様に酸化反応を行い、
標記の化合物を淡褐色粉末として得た(収率76%)。
【0206】1H−核磁気共鳴スペクトル(400MH
z,CDCl3)δppm:8.58(2H,d,J=6Hz), 8.13(2
H,d,J=8Hz), 8.04(2H,dd,J=9Hz,5Hz),7.75(2H,d,J=8H
z), 7.30(2H,d,J=6Hz), 7.12(2H,t,J=9Hz),5.28(1H,dd,
J=10Hz,4Hz), 4.27-4.14(1H,m), 3.31(1H,dd,J=18Hz, 3
Hz),2.76(3H,s)。 2) 4−(4−クロロメチルチオフェニル)−1−
(4−フルオロフェニル)−2−(ピリジン−4−イ
ル)ブタン−1,4−ジオン 1)で得た1−(4−フルオロフェニル)−4−(4−
メチルスルフィニルフェニル)−2−(ピリジン−4−
イル)ブタン−1,4−ジオン0.82g(2.1mm
ol)をジクロロメタン8mlに溶解し、チオニルクロ
リド0.18ml(2.5mmol)を加えて室温で1
0分間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を水洗後無水硫
酸ナトリウムで乾燥して溶媒を減圧下に留去し、標記の
化合物0.97gを黄色非晶性固体として得た(収率9
4%)。
【0207】1H−核磁気共鳴スペクトル(270MH
z,CDCl3)δppm:8.56-8.55(2H,m), 8.05-8.0
2(2H,m), 7.96-7.94(2H,m), 7.52-7.50(2H,m),7.29-7.2
7(2H,m), 7.11(2H,t,J=8Hz), 5.27-5.24(1H,m), 5.04(2
H,s),4.19-4.11(1H,m), 3.32-3.26(1H,m)。 3) 4−(4−アジドメチルチオフェニル)−1−
(4−フルオロフェニル)−2−(ピリジン−4−イ
ル)ブタン−1,4−ジオン 2)で得た4−(4−クロロメチルチオフェニル)−1
−(4−フルオロフェニル)−2−(ピリジン−4−イ
ル)ブタン−1,4−ジオン0.97g(2.3mmo
l)をN,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解
し、アジ化ナトリウム0.45g(7.0mmol)を
加えて40℃で3時間攪拌した。反応液に水を加えて酢
酸エチルで抽出し、有機層を水洗後減圧濃縮して残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサ
ン:酢酸エチル=1:2)に付し、標記の化合物0.6
0gを黄色非晶性固体として得た(収率62%)。
【0208】1H−核磁気共鳴スペクトル(270MH
z,CDCl3)δppm:8.56-8.55(2H,m), 8.05-8.0
4(2H,m), 7.93-7.91(2H,m), 7.50-7.48(2H,m),7.29-7.2
5(2H,m), 7.11(2H,t,J=8Hz), 5.28-5.24(1H,m), 4.64(2
H,s),4.19-4.11(1H,m), 3.31-3.26(1H,m)。 4) 5−(4−アジドメチルチオフェニル)−2−
(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イ
ル)−1H−ピロール 3)で得た4−(4−アジドメチルチオフェニル)−1
−(4−フルオロフェニル)−2−(ピリジン−4−イ
ル)ブタン−1,4−ジオン0.60g(1.4mmo
l)を酢酸6mlに溶解し、酢酸アンモニウム0.44
g(5.7mmol)を加えて125℃で2時間攪拌し
た。室温にまで冷却して氷水中に注入し、炭酸水素ナト
リウムでアルカリ性とした後酢酸エチルで抽出した。有
機層を水洗して無水硫酸マグネシウムで乾燥後減圧濃縮
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
媒;ヘキサン:酢酸エチル=2:1)に付して標記の化
合物0.40gを白色粉末として得た(収率71%)。
【0209】1H−核磁気共鳴スペクトル(270MH
z,CDCl3)δppm:8.83(1H,br.s), 8.44-8.43
(2H,m), 7.54-7.23(8H,m), 7.09(2H,t,J=9Hz),6.77(1H,
d,J=3Hz), 4.56(2H, s)。 5) 5−(4−アジドメチルスルフィニルフェニル)
−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4
−イル)−1H−ピロール 4)で得た5−(4−アジドメチルチオフェニル)−2
−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−イ
ル)−1H−ピロールを用いて実施例2と同様に酸化反
応を行い、標記の化合物を白色粉末として得た(収率1
7%)。
【0210】融点:188−190℃1 H−核磁気共鳴スペクトル(270MHz,CD3
D)δppm:8.32(2H,d,J=5Hz), 7.93(2H,d,J=9Hz),
7.72(2H,d,J=9Hz),7.47-7.43(2H,m), 7.33-7.32(2H,m),
7.15(2H,t,J=9Hz), 7.02(1H,s),4.60-4.26(2H,m)。
【0211】
【実施例22】5−(4−アジドメチルスルホニルフェ
ニル)−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジ
ン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合物番号1−
548) 実施例21−4)で得た5−(4−アジドメチルチオフ
ェニル)−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリ
ジン−4−イル)−1H−ピロールを用いて実施例6と
同様に酸化反応を行ない、標記の化合物を白色粉末とし
て得た(収率58%)。
【0212】融点:217−220℃(分解)1 H−核磁気共鳴スペクトル(270MHz,DMSO
−d6)δppm:12.00(1H,br.s), 8.44-8.42(2H,m),
8.09(2H,d,J=8Hz),7.91(2H,d,J=8Hz), 7.60-7.47(2H,
m), 7.34-7.17(5H,m), 4.98(2H,s)。
【0213】実施例1,2,3,5,6又は20の方法
に準じて実施例23乃至45の化合物を合成した。
【0214】
【化29】
【0215】
【化30】
【0216】
【化31】
【0217】
【実施例46】5−[4−(2−アジドエチルスルフィ
ニル)フェニル]−2−(4−フルオロフェニル)−3
−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(実施例
2、例示化合物番号1−144)の光学分割 実施例2の化合物を光学活性カラムを用いたHPLCに
より分取した。 <HPLC条件> カラム:CHIRALCEL OJ(ダイセル化学工業
(株)製、内径:0.46cm、長さ:25cm) 移動相:ヘキサン/エタノール=40/60(vol/
vol) 流速 :1.0ml/分 温度 :40℃ 検出 :UV 330nm <保持時間> 第1ピーク: 9.23分(実施例46a) 第2ピーク:12.96分(実施例46b) 分取した各光学活性体の1H−核磁気共鳴スペクトルは
実施例2の化合物のそれと一致した。
【0218】
【実施例47】5−(4−アジドメチルスルフィニルフ
ェニル)−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリ
ジン−4−イル)−1H−ピロール(実施例21、例示
化合物番号1−131)の光学分割 実施例21の化合物を光学活性カラムを用いたHPLC
により分取した。 <HPLC条件> カラム:CHIRALCEL OC(ダイセル化学工業
(株)製、内径:0.46cm、長さ:25cm) 移動相:ヘキサン/エタノール=60/40(vol/
vol) 流速 :1.0ml/min 温度 :40℃ 検出 :UV 330nm <保持時間> 第1ピーク:11.78分(実施例47a) 第2ピーク:15.09分(実施例47b) 分取した各光学活性体の1H−核磁気共鳴スペクトルは
実施例21の化合物のそれと一致した。
【0219】
【実施例48】5−(1−ジメチルホスホリルピペリジ
ン−4−イル)−2−(4−フルオロフェニル)−3−
(ピリジン−4−イル)−1H−ピロール(例示化合物
番号6−40) 2−(4−フルオロフェニル)−5−(ピペリジン−4
−イル)−3−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロー
ル・二塩酸塩500mg(1.27mmol)をテトラ
ヒドロフラン5mlに溶解し、トリエチルアミン0.5
4ml(3.87mmol)を加えて30分間攪拌し
た。次いで氷冷下にジメチルホスホリルクロリド0.1
4ml(1.27mmol)を加えて室温で1時間攪拌
し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてから酢酸エ
チルで抽出した。有機層を水洗して減圧濃縮し、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;酢酸エチ
ル:メタノール=9:1)に付して標記の化合物299
mgを黄色粉末として得た(収率55%)。
【0220】融点:177−179℃1 H−核磁気共鳴スペクトル(500MHz,CDC
3)δppm:8.42(2H,d,J=6Hz), 8.19-8.08(1H,br.
s), 7.31(2H,dd,J=9Hz,5Hz),7.19(2H,d,J=6Hz), 7.05(2
H,t,J=9Hz), 6.19(1H,d,J=3Hz), 3.72(3H,s),3.72-3.63
(2H,m), 3.70(3H,s), 2.92-2.83(2H,m), 2.81-2.73(1H,
m),2.05-1.97(2H,m), 1.73-1.62(2H, m)。
【0221】
【製剤例】本発明の前記一般式(I)を有する化合物又
はその薬理上許容される塩、エステル若しくはその他の
誘導体を有効成分として含有する製剤は、例えば次の方
法により製造することができる。
【0222】
【製剤例1】 散剤 実施例2の化合物 5g、乳糖 895gおよびトウモ
ロコシデンプン 100gをブレンダーで混合すると、
散剤が得られる。
【0223】
【製剤例2】 顆粒剤 実施例5の化合物 5g、乳糖 865gおよび低置換
度ヒドロキシプロピルセルロース 100gを混合した
後、10%ヒドロキシプロピルセルロース水溶液 30
0gを加えて練合する。これを押し出し造粒機を用いて
造粒し、乾燥すると顆粒剤が得られる。
【0224】
【製剤例3】 カプセル剤 実施例6の化合物 5g、乳糖 115g、トウモロコ
シデンプン 58gおよびステアリン酸マグネシウム
2gをV型混合機を用いて混合した後、3号カプセルに
180mgずつ充填するとカプセル剤が得られる。
【0225】
【製剤例4】 錠剤 実施例20の化合物 5g、乳糖 90g、トウモロコ
シデンプン 34g、結晶セルロース 20gおよびス
テアリン酸マグネシウム 1gをブレンダーで混合した
後、錠剤機で打錠すると錠剤が得られる。
【0226】
【試験例】
【0227】
【試験例1】ヒト全血IL−1β,TNFα産生に対す
る抑制試験(in vitro) Hartmanらの方法(D.A.Hartman,S.J.Ochalski a
nd R.P.Carlson; Theeffects of antiinflammatory and
antiallergic drugs on cytokine release after stim
ulation of human whole blood bylipopolysaccharide
and zymosan A: Inflamm. Res.,44,269(1995))に準じ
て行なった。
【0228】健常人のボランティアよりヘパリン存在下
末梢血を採取した。全血1000μlを、被検化合物の
ジメチルスルホキシド溶液2μlを予め添加したエッペ
ンドルフチューブに加え、更に刺激剤としてリポ多糖
(LPS)(E.coli O26:B6由来、Dif
co社)(終濃度10μg/ml)10μlを添加後よ
く混和し、37℃、5%CO2の条件下で6時間培養を
行なった。培養終了後、4℃に冷却して反応を止め、直
ちに14,000rpmの条件で5分間遠心し、上清の
血漿を分離回収した。血漿中に産生、放出されたIL−
1βおよびTNFαは酵素免疫測定(ELISA)キッ
ト(Cayman社およびGenzyme社)で測定し
た。被検化合物存在下および非存在下のサイトカイン産
生量より抑制率を求めた。
【0229】本試験において、本発明の化合物は優れた
サイトカイン産生抑制作用を示した。
【0230】
【試験例2】TNFα産生抑制試験(in vivo) Ochalskiらの方法(S.J.Ochalski, D.A.Hartma
n, M.T.Belfast, T.L.Walter, K.B.Glaser and R.P.Car
lson; Inhibition of endotoxin-induced hypothermia
and serum TNF-α levels in CD-1 mice by various ph
armacologicalagents: Agents Actions 39,C52-C54(199
3) )に準じて行なった。
【0231】LPSをマウスに静脈内注射することによ
りTNFαの産生を誘導した。実験前日より一晩絶食し
たBalb/c系マウス(雄、5乃至7週齢、体重22
g前後、日本チャールスリバー)の尾静脈に生理食塩水
溶液を用いて0.045mg/mlになるように調製し
たLPS(E.coli O26:B6由来、Difc
o社)を10ml/体重1kgの割合で投与した。1時
間後にエーテル麻酔下でマウスを開腹し、腹大静脈から
採血した。なお、採血には23G針を装着し内壁をヘパ
リンで湿潤した1ml容のディスポーザブル注射筒を用
いた。採血後、血液をすぐに1.5ml容のエッペンド
ルフチューブに移し、4℃、14,000rpmの条件
で遠心分離を行ない血漿を分離した。この血漿はTNF
αの測定まで−20℃で保存した。
【0232】TNFα量の測定は酵素免疫測定(ELI
SA)キット(mouse TNFαELISA KI
T、Genzyme社)にて行なった。
【0233】被検化合物は0.5%トラガント液に懸濁
し、LPSの注射30分前に10ml/体重1kgの割
合で経口投与を行なった。1被検化合物につき最低3用
量をそれぞれ5匹のマウスに投与した。各投与量につい
てコントロール群に対する平均抑制率を算出した。
【0234】本試験において、本発明の化合物は優れた
TNFα産生抑制作用を示した。
【0235】
【試験例3】IL−1β産生抑制試験(in viv
o) Griffithらの方法(Richard J.Griffiths,Ethan J.Sta
m,James T.Downs and Ivan G.Otterness; ATPInduces t
he Release of IL-1 from LPS-Primed Cells InVivo:
J.Immunol., 154, 2821-2828(1995) )に準じて行なっ
た。
【0236】LPSとアデノシントリフォスフェート
(ATP)をマウスに腹腔内注射することによりIL−
1βの産生を誘導した。実験前日より一晩絶食したBa
lb/c系マウス(雄、5乃至7週齢、22g前後、日
本チャールスリバー)の腹腔内に生理食塩水溶液を用い
て0.0045mg/mlになるように調製したLPS
(E.coli O26:B6由来、Difco社)を
10ml/体重1kgの割合で投与した。さらに2時間
後、生理食塩水溶液を用いて6.03mg/mlになる
ように調製した0.5mlのATPを腹腔内に投与し
た。ATP投与0.5時間後、ドライアイスを用いて窒
息死させた後すぐに3mlの洗浄用PBS(ヘパリン:
10U/ml、PMSF:0.25mM、leupep
sin:1μg/ml、pepstatin:1μg/
ml、EDTA:1mMを含有する)を腹腔内に注入
し、腹腔内を洗浄した。洗浄液の回収には21G針を装
着した1ml容のディスポーサブル注射筒を用いた。回
収後、腹腔内からの洗浄液はすぐに1.5ml容のエッ
ペンドルフチューブに移し、4℃、7,500rpmの
条件で遠心分離を行ない上清を分離した。この上清はI
L−1βの測定まで−20℃に保存した。
【0237】IL−1β量の測定は酵素免疫測定(EL
ISA)キット(mouse ELISA KIT、G
enzyme社)にて行なった 被検化合物は0.5%トラガント液に懸濁し、LPSの
注射30分前に10ml/体重1kgの割合で経口投与
を行なった。1被検化合物につき最低3用量をそれぞれ
5匹のマウスに投与した。各投与量についてコントロー
ル群に対する平均抑制率を算出した。
【0238】本試験において、本発明の化合物は優れた
IL−1β産生抑制作用を示した。
【0239】
【発明の効果】本発明の化合物は、優れた炎症性サイト
カイン産生抑制作用(特に、IL−1β、TNFα産生
抑制作用)を有しており、経口吸収性が良好であり、且
つ、毒性が低いので、医薬として有用であり、例えば、
鎮痛・抗炎症剤、抗ウイルス剤、及び慢性関節リウマ
チ、変形性関節症、アレルギー性疾患、喘息、敗血症、
乾せん、骨粗鬆症、自己免疫疾患(例えば、全身性エリ
トマトーデス、潰瘍性大腸炎、クローン病等)、糖尿
病、糸球体腎炎、肝炎、動脈硬化症の予防剤又は治療剤
として有用であり、特に、鎮痛・抗炎症剤、及び慢性関
節リウマチ、変形性関節症、アレルギー性疾患、敗血
症、乾せん、骨粗鬆症、潰瘍性大腸炎、糖尿病、肝炎、
動脈硬化症の予防剤又は治療剤として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/00 637 A61K 31/00 637B 643 643A 643C 643D 31/44 613 31/44 613 31/445 615 31/445 615 31/505 601 31/505 601 C07D 403/04 C07D 403/04 413/04 413/04 413/14 413/14 (72)発明者 中尾 彰 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 牛山 茂 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 下里 隆一 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 鈴木 啓介 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(I)を有する化合物又はその
    薬理上許容される塩、エステル若しくはその他の誘導
    体: 【化1】 {式中、 環Aは、5員ヘテロアリール環を示し、 Ar1及びAr2は、同一若しくは異なって、それぞれ、
    アリール基、ヘテロアリール基、置換基群α及び置換基
    群βから選択される基で置換されたアリール基、又は置
    換基群α及び置換基群βから選択される基で置換された
    ヘテロアリール基を示し、 Qはアリーレン基、ヘテロアリーレン基、置換基群α及
    び置換基群βから選択される基で置換されたアリーレン
    基、置換基群α及び置換基群βから選択される基で置換
    されたヘテロアリーレン基、又は少なくとも1個の窒素
    原子を含有する2価の3乃至8員飽和複素環基を示し、 R1は環上の炭素原子に結合する基であって、水素原
    子、炭素数1乃至15個のアルキル基、炭素数2乃至1
    5個のアルケニル基、炭素数2乃至15個のアルキニル
    基、置換基群α及び置換基群γから選択される1乃至3
    個の基で置換された炭素数1乃至15個のアルキル基、
    置換基群α及び置換基群γから選択される1乃至3個の
    基で置換された炭素数2乃至15個のアルケニル基、置
    換基群α及び置換基群γから選択される1乃至3個の基
    で置換された炭素数2乃至15個のアルキニル基、ハロ
    ゲン原子又はニトロ基を示し、 R2は環上の窒素原子に結合する基であって、水素原
    子、炭素数1乃至15個のアルキル基、炭素数2乃至1
    5個のアルケニル基、炭素数2乃至15個のアルキニル
    基、置換基群α及び置換基群γから選択される1乃至3
    個の基で置換された炭素数1乃至15個のアルキル基、
    置換基群α及び置換基群γから選択される1乃至3個の
    基で置換された炭素数2乃至15個のアルケニル基、又
    は置換基群α及び置換基群γから選択される1乃至3個
    の基で置換された炭素数2乃至15個のアルキニル基を
    示し、 R3は、一般式−WR4、−OWR4、−S(O)m
    4、−N(WR4)R5、−SO2N(WR4)R5、−C
    ON(WR4)R5、−COWR4又は−PO(OR 6
    (OR7)を有する基[式中、 mは、0、1又は2を示し、 Wは、アルキレン基、低級アルケニレン基、シクロアル
    キレン基、シクロアルケニレン基又は低級アルキニレン
    基を示し、 R4は、アジド基、ニトロ基、ニトロソオキシ基、ニト
    ロキシ基、チオシアナート基、基PO(OR6)(O
    7)、基C(=NOR8)R9又は基CON(OR 8)R
    9を示し、 R5、R8及びR9は、同一若しくは異なって、それぞ
    れ、水素原子、炭素数1乃至15個のアルキル基、炭素
    数2乃至15個のアルケニル基、炭素数2乃至15個の
    アルキニル基、アリール基、アラルキル基、ヘテロアリ
    ール基、ヘテロアリールアルキル基又は保護基を示し、 R6及びR7は、同一若しくは異なって、それぞれ、水素
    原子、炭素数1乃至15個のアルキル基、炭素数2乃至
    15個のアルケニル基、炭素数2乃至15個のアルキニ
    ル基又はアラルキル基を示す。]を示し、 但し、(a)環Aが、酸素原子、硫黄原子及び窒素原子
    から選択される3個の原子を含有する場合、及び(b)
    環Aが、酸素原子、硫黄原子及び窒素原子から選択され
    る2個の原子を含有し、そのうち1個が酸素原子又は硫
    黄原子である場合には、R1及びR2は存在せず、(c)
    環Aが、2個の窒素原子を含有する場合、R1及びR2
    いずれか一方は存在せず、(d)環Aが、窒素原子を含
    有しない場合、R2は存在しない。} [置換基群α]ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、N
    1011(式中、R10及びR11は、同一又は異なって、
    それぞれ、水素原子、炭素数1乃至15個のアルキル基
    又はハロゲノ低級アルキル基を示すか、或いは、それら
    が結合している窒素原子と一緒になって、少なくとも1
    個の窒素原子を含有するヘテロシクリル基を形成す
    る。)、OR10(式中、R10は、前記と同意義を示
    す。)及びSR10(式中、R10は、前記と同意義を示
    す。)、 [置換基群β]低級アルキル基、及び上記置換基群αか
    ら選択される1乃至3個の基で置換された低級アルキル基 [置換基群γ]アリール基、ヘテロアリール基、及びヘ
    テロシクリル基(これらの基は、置換基群α及び置換基
    群βから選択される1乃至3個の基で置換されていてもよ
    い。)
  2. 【請求項2】請求項1において、環Aが、窒素原子を少
    なくとも1個含み、更に酸素原子又は窒素原子を含んで
    いてもよい5員芳香族複素環である化合物又はその薬理
    上許容される塩、エステル若しくはその他の誘導体。
  3. 【請求項3】請求項1において、環Aが、ピロール、イ
    ミダゾール又はオキサゾールである化合物又はその薬理
    上許容される塩、エステル若しくはその他の誘導体。
  4. 【請求項4】請求項1において、下記一般式(I−
    A): 【化2】 を有する化合物又はその薬理上許容される塩、エステル
    若しくはその他の誘導体。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項4から選択されるいず
    れか1項において、Ar1が、ヘテロアリール基、又は
    置換基群α及び置換基群βから選択される基で置換され
    たヘテロアリール基である化合物又はその薬理上許容さ
    れる塩、エステル若しくはその他の誘導体。
  6. 【請求項6】請求項1乃至請求項4から選択されるいず
    れか1項において、Ar1が、窒素原子を1若しくは2個
    含む5乃至6員芳香族複素環基、又は置換基群α及び置
    換基群βから選択される基で置換された、窒素原子を1
    若しくは2個含む5乃至6員芳香族複素環基である化合
    物又はその薬理上許容される塩、エステル若しくはその
    他の誘導体。
  7. 【請求項7】請求項1乃至請求項4から選択されるいず
    れか1項において、Ar1が、ピリジル、ピリミジニ
    ル、置換基群α及び置換基群βから選択される基で置換
    されたピリジル、又は置換基群α及び置換基群βから選
    択される基で置換されたピリミジニルである化合物又は
    その薬理上許容される塩、エステル若しくはその他の誘
    導体。
  8. 【請求項8】請求項1乃至請求項4から選択されるいず
    れか1項において、Ar1が、4−ピリジル、又は置換
    基群α及び置換基群βから選択される基で置換された4
    −ピリジルである化合物又はその薬理上許容される塩、
    エステル若しくはその他の誘導体。
  9. 【請求項9】請求項1乃至請求項8から選択されるいず
    れか1項において、Ar2が、アリール基、ヘテロアリ
    ール基又は置換基群α及び置換基群βから選択される基
    で置換されたアリール基である化合物又はその薬理上許
    容される塩、エステル若しくはその他の誘導体。
  10. 【請求項10】請求項1乃至請求項8から選択されるい
    ずれか1項において、Ar2が、アリール基、又は置換
    基群α及び置換基群βから選択される基で置換されたア
    リール基である化合物又はその薬理上許容される塩、エ
    ステル若しくはその他の誘導体。
  11. 【請求項11】請求項1乃至請求項10から選択される
    いずれか1項において、Qが、アリーレン基、ヘテロア
    リーレン基、又は置換基群α及び置換基群βから選択さ
    れる基で置換されたアリーレン基である化合物又はその
    薬理上許容される塩、エステル若しくはその他の誘導
    体。
  12. 【請求項12】請求項1乃至請求項10から選択される
    いずれか1項において、Qが、アリーレン基、又は置換
    基群α及び置換基群βから選択される基で置換されたア
    リーレン基である化合物又はその薬理上許容される塩、
    エステル若しくはその他の誘導体。
  13. 【請求項13】請求項1乃至請求項10から選択される
    いずれか1項において、Qが、1,4−フェニレン、又
    は置換基群α及び置換基群βから選択される基で置換さ
    れた1,4−フェニレンである化合物又はその薬理上許
    容される塩、エステル若しくはその他の誘導体。
  14. 【請求項14】請求項11乃至請求項13から選択され
    るいずれか1項において、R3が、一般式−WR4、−O
    WR4又は−S(O)mWR4を有する基である化合物又
    はその薬理上許容される塩、エステル若しくはその他の
    誘導体。
  15. 【請求項15】請求項11乃至請求項13から選択され
    るいずれか1項において、R3が、一般式−S(O)m
    4を有する基である化合物又はその薬理上許容される
    塩、エステル若しくはその他の誘導体。
  16. 【請求項16】請求項11乃至請求項13から選択され
    るいずれか1項において、R3が、一般式−S(O)m
    4を有する基であり、mが、1又は2である化合物又
    はその薬理上許容される塩、エステル若しくはその他の
    誘導体。
  17. 【請求項17】請求項1乃至請求項10から選択される
    いずれか1項において、Qが、少なくとも1個の窒素原
    子を含有する2価の3乃至8員飽和複素環基である化合
    物又はその薬理上許容される塩、エステル若しくはその
    他の誘導体。
  18. 【請求項18】請求項1乃至請求項10から選択される
    いずれか1項において、Qが、アゼチジンジイル、ピロ
    リジンジイル、イミダゾリジンジイル、オキサゾリジン
    ジイル、チアゾリジンジイル、ピペリジンジイル、ピペ
    ラジンジイル、モルホリンジイル又はチオモルホリンジ
    イルである化合物又はその薬理上許容される塩、エステ
    ル若しくはその他の誘導体。
  19. 【請求項19】請求項1乃至請求項10から選択される
    いずれか1項において、Qが、アゼチジンジイル、ピロ
    リジンジイル、ピペリジンジイル又はピペラジンジイル
    である化合物又はその薬理上許容される塩、エステル若
    しくはその他の誘導体。
  20. 【請求項20】請求項17乃至請求項19から選択され
    るいずれか1項において、基−Q−R3が、下記一般式
    (II): 【化3】 {式中、環式基: 【化4】 は、Qの定義における、少なくとも1個の窒素原子を含
    有する2価の3乃至8員飽和複素環基を示し、R3
    は、R3の定義における、一般式−WR4、−S(O)m
    WR4、−SO2N(WR4)R5、−CON(WR4
    5、−COWR4又は−PO(OR6)(OR7)を有す
    る基を示す。}を有する基である化合物又はその薬理上
    許容される塩、エステル若しくはその他の誘導体。
  21. 【請求項21】請求項20において、R3aが、一般式
    −WR4、−S(O)mWR4又は−COWR4を有する基
    である化合物又はその薬理上許容される塩、エステル若
    しくはその他の誘導体。
  22. 【請求項22】請求項20において、R3aが、一般式
    −WR4又は−COWR4を有する基である化合物又はそ
    の薬理上許容される塩、エステル若しくはその他の誘導
    体。
  23. 【請求項23】請求項20において、R3aが、一般式
    −WR4を有する基である化合物又はその薬理上許容さ
    れる塩、エステル若しくはその他の誘導体。
  24. 【請求項24】請求項1乃至請求項23から選択される
    いずれか1項において、Wが、アルキレン基、低級アル
    ケニレン基又は低級アルキニレン基である化合物又はそ
    の薬理上許容される塩、エステル若しくはその他の誘導
    体。
  25. 【請求項25】請求項1乃至請求項23から選択される
    いずれか1項において、Wが、アルキレン基である化合
    物又はその薬理上許容される塩、エステル若しくはその
    他の誘導体。
  26. 【請求項26】請求項1乃至請求項23から選択される
    いずれか1項において、Wが、炭素数1乃至4個の直鎖
    若しくは分枝鎖アルキレン基である化合物又はその薬理
    上許容される塩、エステル若しくはその他の誘導体。
  27. 【請求項27】請求項1乃至請求項23から選択される
    いずれか1項において、Wが、炭素数1乃至3個の直鎖
    若しくは分枝鎖アルキレン基である化合物又はその薬理
    上許容される塩、エステル若しくはその他の誘導体。
  28. 【請求項28】請求項1乃至請求項23から選択される
    いずれか1項において、Wが、メチレン、エチレン又は
    トリメチレンである化合物又はその薬理上許容される
    塩、エステル若しくはその他の誘導体。
  29. 【請求項29】請求項1乃至請求項23から選択される
    いずれか1項において、Wが、メチレン又はエチレンで
    ある化合物又はその薬理上許容される塩、エステル若し
    くはその他の誘導体。
  30. 【請求項30】請求項1乃至請求項29から選択される
    いずれか1項において、R4が、アジド基、ニトロ基、
    チオシアナート基又は基PO(OR6)(OR7)[式
    中、R6、R7、R8及びR9は、前記と同意義を示す。]
    である化合物又はその薬理上許容される塩、エステル若
    しくはその他の誘導体。
  31. 【請求項31】請求項1乃至請求項29から選択される
    いずれか1項において、R4が、アジド基又はニトロ基
    である化合物又はその薬理上許容される塩、エステル若
    しくはその他の誘導体。
  32. 【請求項32】請求項1乃至請求項31から選択される
    いずれか1項において、R1が、水素原子、炭素数1乃
    至15個のアルキル基、又は置換基群α及び置換基群γ
    から選択される1乃至3個の基で置換された炭素数1乃
    至15個のアルキル基である化合物又はその薬理上許容
    される塩、エステル若しくはその他の誘導体。
  33. 【請求項33】請求項1乃至請求項31から選択される
    いずれか1項において、R1が、水素原子である化合物
    又はその薬理上許容される塩、エステル若しくはその他
    の誘導体。
  34. 【請求項34】請求項1乃至請求項33から選択される
    いずれか1項において、R2が、水素原子、炭素数1乃
    至15個のアルキル基、又は置換基群α及び置換基群γ
    から選択される1乃至3個の基で置換された炭素数1乃
    至15個のアルキル基である化合物又はその薬理上許容
    される塩、エステル若しくはその他の誘導体。
  35. 【請求項35】請求項1乃至請求項33から選択される
    いずれか1項において、R2が、水素原子である化合物
    又はその薬理上許容される塩、エステル若しくはその他
    の誘導体。
  36. 【請求項36】請求項1において、下記から選択される
    化合物又はその薬理上許容される塩、エステル若しくは
    その他の誘導体: ・5−[4−(2−アジドエチルスルフィニル)フェニ
    ル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン
    −4−イル)−1H−ピロール、 ・2−(4−フルオロフェニル)−5−[4−(3−ニ
    トロプロピルスルフィニル)フェニル]−3−(ピリジ
    ン−4−イル)−1H−ピロール、 ・2−(4−フルオロフェニル)−5−[4−(3−ニ
    トロプロピルスルホニル)フェニル]−3−(ピリジン
    −4−イル)−1H−ピロール、 ・2−(4−フルオロフェニル)−5−[4−(3−ニ
    トロキシプロピルスルフィニル)フェニル]−3−(ピ
    リジン−4−イル)−1H−ピロール、 ・5−[4−(2−ジエチルホスホノエチルスルフィニ
    ル)フェニル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−
    (ピリジン−4−イル)−1H−ピロール、 ・5−[4−(2−ジエチルホスホノエチルスルホニ
    ル)フェニル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−
    (ピリジン−4−イル)−1H−ピロール、 ・2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4
    −イル)−5−[4−(2−チオシアナートエチルスル
    フィニル)フェニル]−1H−ピロール、 ・2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4
    −イル)−5−[4−(2−チオシアナートエチルスル
    ホニル)フェニル]−1H−ピロール、 ・5−[4−(3−アジドプロピルスルフィニル)フェ
    ニル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジ
    ン−4−イル)−1H−ピロール、 ・5−[4−(3−アジドプロピルスルホニル)フェニ
    ル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン
    −4−イル)−1H−ピロール、 ・2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4
    −イル)−5−[4−(3−チオシアナートプロピルス
    ルフィニル)フェニル]−1H−ピロール、 ・2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4
    −イル)−5−[4−(3−チオシアナートプロピルス
    ルホニル)フェニル]−1H−ピロール、 ・5−[4−(2−アジドエチルスルホニル)フェニ
    ル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン
    −4−イル)−1H−ピロール、 ・5−[4−(アジドメチルスルフィニル)フェニル]
    −2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4
    −イル)−1H−ピロール、 ・5−[4−(アジドメチルスルホニル)フェニル]−
    2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4−
    イル)−1H−ピロール、 ・5−[1−(2−ジエチルホスホノエチル)ピペリジ
    ン−4−イル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−
    (ピリジン−4−イル)−1H−ピロール、 ・2−(4−フルオロフェニル)−5−[1−(2−ニ
    トロエチル)ピペリジン−4−イル]−3−(ピリジン
    −4−イル)−1H−ピロール、 ・5−[1−(ジエチルホスホノメチル)ピペリジン−
    4−イル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピ
    リジン−4−イル)−1H−ピロール、 ・2−(4−フルオロフェニル)−5−[1−(3−ニ
    トロプロピオニル)ピペリジン−4−イル]−3−(ピ
    リジン−4−イル)−1H−ピロール、 ・2−(4−フルオロフェニル)−5−[1−(ジメチ
    ルホスホリル)ピペリジン−4−イル]−3−(ピリジ
    ン−4−イル)−1H−ピロール、 ・2−(4−フルオロフェニル)−5−[4−(4−ニ
    トロブチルスルフィニル)フェニル]−3−(ピリジン
    −4−イル)−1H−ピロール、 ・2−(3−クロロフェニル)−5−[4−(3−ニト
    ロプロピルスルフィニル)フェニル]−3−(ピリジン
    −4−イル)−1H−ピロール、及び ・2−(3,4−ジフルオロフェニル)−5−[4−
    (3−ニトロプロピルスルフィニル)フェニル]−3−
    (ピリジン−4−イル)−1H−ピロール。
  37. 【請求項37】請求項1において、下記から選択される
    化合物又はその薬理上許容される塩、エステル若しくは
    その他の誘導体: ・5−[4−(2−アジドエチルスルフィニル)フェニ
    ル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン
    −4−イル)−1H−ピロール、 ・2−(4−フルオロフェニル)−5−[4−(3−ニ
    トロプロピルスルフィニル)フェニル]−3−(ピリジ
    ン−4−イル)−1H−ピロール、 ・2−(4−フルオロフェニル)−5−[4−(3−ニ
    トロプロピルスルホニル)フェニル]−3−(ピリジン
    −4−イル)−1H−ピロール、 ・5−[4−(3−アジドプロピルスルフィニル)フェ
    ニル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジ
    ン−4−イル)−1H−ピロール、 ・5−[4−(3−アジドプロピルスルホニル)フェニ
    ル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン
    −4−イル)−1H−ピロール、 ・5−[4−(2−アジドエチルスルホニル)フェニ
    ル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン
    −4−イル)−1H−ピロール、 ・5−[4−(アジドメチルスルフィニル)フェニル]
    −2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピリジン−4
    −イル)−1H−ピロール、 ・5−[1−(2−ジエチルホスホノエチル)ピペリジ
    ン−4−イル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−
    (ピリジン−4−イル)−1H−ピロール、 ・2−(4−フルオロフェニル)−5−[1−(2−ニ
    トロエチル)ピペリジン−4−イル]−3−(ピリジン
    −4−イル)−1H−ピロール、 ・5−[1−(ジエチルホスホノメチル)ピペリジン−
    4−イル]−2−(4−フルオロフェニル)−3−(ピ
    リジン−4−イル)−1H−ピロール、及び ・2−(4−フルオロフェニル)−5−[1−(3−ニ
    トロプロピオニル)ピペリジン−4−イル]−3−(ピ
    リジン−4−イル)−1H−ピロール。
  38. 【請求項38】請求項1乃至請求項37から選択される
    いずれか1項に記載の化合物又はその薬理上許容される
    塩、エステル若しくはその他の誘導体を有効成分として
    含有する医薬。
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WO2000066124A1 (fr) * 1999-04-28 2000-11-09 Sankyo Company, Limited Agents preventifs ou inhibiteurs destines a une hepatopathie
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