JP2002284452A - 着脱式シート状部材とその巻取り具 - Google Patents

着脱式シート状部材とその巻取り具

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JP2002284452A
JP2002284452A JP2001092152A JP2001092152A JP2002284452A JP 2002284452 A JP2002284452 A JP 2002284452A JP 2001092152 A JP2001092152 A JP 2001092152A JP 2001092152 A JP2001092152 A JP 2001092152A JP 2002284452 A JP2002284452 A JP 2002284452A
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秀夫 高元
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徹二郎 大村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート状部材を容易に巻き取ることができる
とともに、巻取り操作を誤ってもシート状部材にクラッ
クや皺が発生したり、その両端部に反りが発生したりす
ることのない信頼性の高いシート状部材及びその巻取り
具を提供すること。 【解決手段】 シート状部材20の両端に永久磁石2
6,34とフック38aを取り付ける一方、巻取り具2
2を軸方向に形成された凹部40aを有する円筒状の筒
体40と、この筒体40の両端に取り付けられ嵌合部6
2を有するキャップ42,44とで構成した。また、永
久磁石26,34を被磁着体に磁着させることによりシ
ート状部材20を被磁着体に取り付ける一方、フック3
8aを嵌合部62に嵌合させてシート状部材20を巻取
り具22に巻き取るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、黒板あるいはホワ
イトボード用シート、プロジェクタ用スクリーン、これ
らの兼用シート等の着脱式シート状部材とその巻取り具
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、従来の黒板に代わり、水性あるい
は油性インキのフェルトペン等で筆記し、拭き取ること
により消去できるホワイトボードと称される筆記板が普
及している。このホワイトボードの筆記面を構成する筆
記層は、各種ボード上に貼付して黒板と同様な形態で使
用されたり、巻取りのできる軟質のシートとして例えば
電子写真複写装置と組み合わせて、筆記した文字、図形
等を直ちに複写できる製品にも用いられている。
【0003】最近では、上記のように筆記及び消去が可
能なシートを映写機等のプロジェクタ用反射型スクリー
ンとしても使用できるようにした筆記ボード/反射型ス
クリーン両用シートも各種提案され、実用化されている
(例えば、特開平6−27532号公報、特開平9−2
30506号公報、特開平10−287091号公報
等)。
【0004】このようなシートは、使用後は通常巻き取
って紐でくくるか、あるいは、所定の筒に入れて収納し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シート
状のものをただ単に巻き取って収納しただけでは、巻取
り操作を誤ってシート状のものを押し潰した際にシート
面に皺が発生したり、巻取り径が小さ過ぎるとクラック
や皺が発生して、筆記及び消去性能あるいはスクリーン
性能が低下したり、シートの両端部に反りが発生すると
いう問題があった。
【0006】本発明は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みてなされたものであり、容易に巻き取り可能
で、巻取り操作を誤ってもクラックや皺が発生したり、
端部に反りが発生したりすることのない信頼性の高いシ
ート状部材とその巻取り具を提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうちで請求項1に記載の発明は、被磁着体
に対し着脱自在のシート状部材とその巻取り具であっ
て、上記シート状部材の両端に第1永久磁石と被吸着部
材を取り付ける一方、上記巻取り具を軸方向に形成され
た凹部を有する円筒状の筒体と、上記凹部に収容された
平坦な第2永久磁石とで構成し、上記第1永久磁石を被
磁着体に磁着させることにより上記シート状部材を被磁
着体に取り付ける一方、上記被吸着部材を上記第2永久
磁石に吸着させて上記シート状部材を上記巻取り具に巻
き取るようにしたことを特徴とする。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、上記被吸
着部材がばね鋼であることを特徴とする。
【0009】さらに、請求項3に記載の発明は、被磁着
体に対し着脱自在のシート状部材とその巻取り具であっ
て、上記シート状部材の両端に永久磁石とフックを取り
付ける一方、上記巻取り具を軸方向に形成された凹部を
有する円筒状の筒体と、該筒体の両端に取り付けられ嵌
合部を有するキャップとで構成し、上記永久磁石を被磁
着体に磁着させることにより上記シート状部材を被磁着
体に取り付ける一方、上記フックを上記嵌合部に嵌合さ
せて上記シート状部材を上記巻取り具に巻き取るように
したことを特徴とする。
【0010】また、請求項4に記載の発明は、上記キャ
ップを上記筒体の軸方向にスライド自在に取り付け、上
記キャップを上記筒体に対し軸方向にスライドさせるこ
とにより上記フックと上記嵌合部との嵌合及びその解除
を行うようにしたことを特徴とする。
【0011】また、請求項5に記載の発明は、上記シー
ト状部材が筆記ボード/反射型スクリーン両用シートで
あることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実
施の形態1にかかる筆記ボード/反射型スクリーン両用
シート2(以下、単にシート2と称する)を示してお
り、プラスチックフィルム等の基材の表面及び裏面に特
殊コート層及びマグネットシートがそれぞれ設けられて
いる。シート2のサイズとしては、例えば1200〜1
800mmL×900mmHのものが使用される。シー
ト2の両端部には、その高さ方向の全長にわたって、例
えば約10mm幅のばね鋼4,4が粘着剤等により貼着
されている。
【0013】また、シート2の四隅、すなわち、ばね鋼
4,4の上端部および下端部には、図2に示されるよう
に、矩形状の永久磁石6が粘着剤等により貼着されると
ともに、永久磁石6は、例えば鉄製の磁石カバー8に覆
われている。
【0014】使用に際し、シート2は、黒板あるいはホ
ワイトボード等にマグネットシート及び永久磁石6の磁
力を利用して吸着されるが、シート2の両端部の全長に
わたって設けられたばね鋼4,4及び永久磁石6,…,
6によりシート2の両端部の反りが防止される。
【0015】図3に示されるように、磁石カバー8に
は、例えばプラスチック製のカバー10が着脱自在に設
けられており、シート2の使用時、カバー10をスライ
ドさせて磁石カバー8を覆うことにより美観を向上させ
る一方、シート2の使用後、カバー10を取り外すこと
により収納性を向上させている。
【0016】図4乃至図6は、上記構成のシート2を巻
き取るために使用される巻取り具12を示しており、シ
ート2の巻取り部である円筒状の筒体14を有し、筒体
14の両端には円形キャップ16,16が取り付けられ
ている。
【0017】筒体14には、軸方向に延びる凹部14a
が形成されており、軸方向に垂直な凹部14aの断面は
略U字状を呈している。また、凹部14aの略平坦な底
面には、凹部14aより幅が小さく平坦で長尺な永久磁
石18が粘着剤等により貼着されており、この永久磁石
18は、キャップ16,16から所定距離Lだけ離間し
た位置で終端している。また、永久磁石18の長さL1
は、シート2の各端部に取り付けられた磁石カバー8,
8の内法L2よりも小さく設定されており(L1<L
2)、磁石カバー8,8の各々の長さは上述したLより
も短く設定されている。
【0018】上記構成の巻取り具12の周囲にシート2
を巻き取る場合、図4に示されるように、シート2の上
に巻取り具12をまず配置する。次に、図5及び図6に
示されるように、シート2の一端に設けられたばね鋼4
を筒体14の凹部14aに設けられた永久磁石18に吸
着させるとともに、ばね鋼4の両端に設けられた凸部
(磁石カバー8,8)を、永久磁石18の両端とキャッ
プ16,16との間のスペースに嵌入させる。
【0019】この時、上述したように、永久磁石18の
長さL1は、磁石カバー8,8の内法L2よりも小さく
設定される一方、磁石カバー8,8の長さは、永久磁石
18の両端とキャップ16,16との間隔より小さく設
定されていることから、ばね鋼4は、ほぼ全面にわたっ
て永久磁石18に吸着されるとともに、磁石カバー8,
8は、永久磁石18の両端とキャップ16,16との間
のスペースに確実に嵌入し、シート2の内面は筒体14
の外面とほぼ面一となる。
【0020】したがって、巻取り具12を回転させる
(転がす)ことによりシート2を筒体14の周囲に徐々
に巻き取ることができるとともに、巻取りが円滑に行わ
れることから、シート2に皺が発生することもない。
【0021】なお、上記実施の形態において、筆記ボー
ド/反射型スクリーン両用シート2を巻取り具12に巻
き取る場合について説明したが、少なくとも一端にばね
鋼等の被吸着部材が設けられたシート状部材であれば、
本発明にかかるシートの巻取り具を適用できることは言
うまでもない。
【0022】また、巻取り具12の筒体14としては、
パイプ状の中空軸及び中実軸のいずれも使用可能であ
る。
【0023】図7は、本発明の実施の形態2にかかるシ
ート20と、このシート20を巻き取るための巻取り具
22を示している。
【0024】図8乃至図10に示されるように、シート
20の片側には、シート20の高さより短い、例えば約
10mm幅の中空角材状のスペーサ24が貼着されてお
り、スペーサ24は、例えばアルミニウム、プラスチッ
ク等により製作される。スペーサ24の上下(シートの
上下端)には、それぞれ一つの矩形状の永久磁石26,
26(図8では一つだけ示した)が貼着されており、永
久磁石26,26の各々には、断面U字状の鉄板28,
28が取り付けられている。
【0025】また、永久磁石26,26と鉄板28,2
8は、プラスチックカバー30,30で覆われており、
シート20の使用時における美観を向上させている。上
部プラスチックカバー30の上端部はシート20の上縁
部から上方に、また、下部プラスチックカバー30の下
端部はシート20の下縁部から下方にそれぞれ突出して
おり、この突出部にシート20の後方側に開口する略U
字状の切り欠き30a,30aが形成されている。プラ
スチックカバー30,30の切り欠き30a,30aと
は反対側の端部には挿入部30b,30bが形成されて
おり、この挿入部30b,30bがスペーサ24の上端
部及び下端部に挿入され保持されている。
【0026】図11及び図12に示されるように、シー
ト20の反対側にも同様に、シート20の高さより短
い、例えば約10mm幅の中空角材状のスペーサ32が
貼着されており、スペーサ32は、例えばアルミニウ
ム、プラスチック等により製作される。スペーサ32の
上下(シートの上下端)には、それぞれ一つの矩形状の
永久磁石34,34(図12では一つだけ示した)が貼
着されており、永久磁石34,34の各々には、断面U
字状の鉄板36,36が取り付けられている。
【0027】また、永久磁石34,34と鉄板36,3
6は、プラスチックカバー38,38で覆われており、
上部プラスチックカバー38の上端部はシート20の上
縁部から上方に、また、下部プラスチックカバー38の
下端部はシート20の下縁部から下方にそれぞれ突出し
ている。上部プラスチックカバー38の上端部及び下部
プラスチックカバー38の下端部には、シート20の前
方側に突出するフック38a,38aが形成されてお
り、その先端には傾斜面38b,38bが形成されてい
る。また、フック38a,38aとは反対側の端部には
挿入部38c,38cが形成されており、この挿入部3
8c,38cがスペーサ32の上端部及び下端部に挿入
され保持されている。
【0028】なお、シート20、スペーサ24,32、
永久磁石26,26,34,34、鉄板28,28,3
6,36、プラスチックカバー30,30,38,38
はすべて接着剤等により一体的に接合される。
【0029】図13乃至図16は、上記構成のシート2
0を巻き取るための巻取り具22を示しており、シート
20の巻取り部である円筒状の筒体40を備えている。
【0030】筒体40には、軸方向に延びる凹部40a
が形成されており、軸方向に垂直な凹部40aの断面は
略U字状を呈している。また、筒体40の各端部には、
外キャップ42と内キャップ44が設けられている。
【0031】外キャップ42は、第1円筒部46と、第
1円筒部46の内端部に一体的に形成され第1円筒部4
6より小径の第2円筒部48と、第1円筒部46の外端
部に一体的に形成され第1円筒部46より大径のフラン
ジ50とを備えている。第1円筒部46の内端部にはね
じ孔52aが穿設された取付部52が一体的に形成され
ており、第1円筒部46に対し、フランジ50は偏心し
ている。
【0032】第1円筒部46は、第2円筒部48に向か
って直径が漸減するテーパ状に形成されており、フラン
ジ50近傍の直径は、筒体40の凹部40aとその反対
側に位置する対向面との間の距離と略等しく設定されて
いるので、フランジ50が筒体40の端面に当接するま
で第1円筒部46を筒体40に挿入し、凹部40aに穿
設された孔40bにねじ54を挿通した後取付部52の
ねじ孔52aに螺着することにより外キャップ42は筒
体40に固定される。なお、筒体40の凹部40a及び
外キャップ42の第1円筒部46とフランジ50には略
同一形状の切り欠き40c,42aが形成されており、
外キャップ42が筒体40に固定された状態では、二つ
の切り欠き40c,42aは互いに対向している。
【0033】一方、内キャップ44は、円筒状挿入部5
6と、その外端部に偏心した状態で一体的に形成された
フランジ58とを有し、フランジ58とは反対側の挿入
部56の端部にはテーパ状の係止部60が形成されてい
る。また、フランジ58より軸方向に所定距離だけ離間
した挿入部56には嵌合部62が半径方向外方に突設し
て形成されている。嵌合部62の一部には傾斜面62a
が形成されており、上下二つの傾斜面62a,62aの
間隔は、シート20に設けられた二つのフック38a,
38aの傾斜面38b,38bの間隔に略等しく設定さ
れている。さらに、挿入部56の周囲には所定の間隔で
複数(例えば、三つ)のリブ64,…,64が形成され
ており、嵌合部62の底面とリブ64,…,64の底面
は同一レベルとなっている。また、挿入部56には、係
止部60が形成された端部から軸方向に延びる二つの切
り欠き66,66が設けられている。
【0034】内キャップ44を外キャップ42に取り付
ける場合、まずコイルスプリング68を内キャップ44
の挿入部56の周囲に取り付け、次に挿入部56を外キ
ャップ42の第1円筒部46に挿入する。この時、内キ
ャップ44の係止部60が外キャップ42の第2円筒部
48に当接するが、内キャップ44の挿入部56に切り
欠き66,66が形成され、係止部60にテーパ面60
aが形成されていることから、内キャップ44を外キャ
ップ42に向かって押圧すると、係止部60が多少縮径
して内キャップ44が外キャップ42にさらに挿入さ
れ、図15に示されるように、係止部60が第2円筒部
48の内端面(図15では下端面)に係止される。この
状態では、コイルスプリング68は、その両端が嵌合部
62とリブ64,…,64及び第1円筒部46の下端部
と当接しているので、内キャップ44は常に軸方向外方
(図15では上方)に向かって付勢されている。
【0035】なお、フランジ50とフランジ58は、第
1円筒部46と挿入部56に対しそれぞれ偏心した状態
で設けられているので、外キャップ42と内キャップ4
4を所定の位置に取り付けると、二つのフランジ50,
58は筒体40に対し同心状に配置される。
【0036】また、図14に示されるように、内キャッ
プ44には、留め具70が取り付けられており、筒体4
0の内部に係止されたスプリングあるいは他の弾性部材
(図示せず)により筒体40の内部に向かって常に付勢
されている。
【0037】上記構成のシート20の非使用時、シート
20は巻取り具22に巻回されており、内キャップ4
4,44の中心近傍に設けられた留め具70,70を弾
性部材の弾性力に抗して引き出し、シート20の片側
(図7では左側)に設けられたプラスチックカバー3
0,30の切り欠き30a,30aに係止することによ
り、シート20は巻取り具22の周囲に保持されてい
る。
【0038】このシート20を使用する場合、留め具7
0,70とプラスチックカバー30,30の切り欠き3
0a,30aとの係止をまず解除し、シート20の片側
の上端部及び下端部に取り付けられた永久磁石26,2
6を黒板あるいはホワイトボード等の被磁着体に磁着さ
せてシート20の片側を固定する。
【0039】次に、巻取り具22を被磁着体に沿って回
転させてシート20を展張することによりシート20の
裏面に形成されたマグネットシートを被磁着体に磁着さ
せる。さらに、シート20の反対側(図7では右側)の
上端部及び下端部に取り付けられた永久磁石34,34
を被磁着体に磁着させることによりシート20の被磁着
体への固定が完了する。
【0040】最後に、巻取り具22のフランジ58,5
8をコイルスプリング68,68の付勢力に抗して筒体
40に向かって押圧すると、嵌合部62,62とフック
38a,38aとの嵌合が解除され、巻取り具22をシ
ート20から切り離すことができる。
【0041】なお、図10に示されるように、鉄板2
8,28,36,36の外端をシート20の裏面より僅
かに(例えば、0.2〜0.3mm)突出させているの
は、永久磁石26,26,34,34の磁着力を増大さ
せるためである。
【0042】使用後、シート20を収納する場合、巻取
り具22の両端に設けられた嵌合部62,62の傾斜面
62a,62aをシート端部の上下に設けられたフック
38a,38aの傾斜面38b,38bにまず当接さ
せ、嵌合部62,62をフック38a,38aに向かっ
て押圧する。その結果、筒体40の軸方向内方に向かう
力が嵌合部62,62に加わり、コイルスプリング6
8,68の付勢力に抗して内キャップ44,44が筒体
40に向かってスライドし、嵌合部62,62が対応す
るフック38a,38aと嵌合する。
【0043】この状態で、巻取り具22を被磁着体に沿
って回転させると、シート20は巻取り具22に巻き取
られ、シート端部に設けられた二つのプラスチックカバ
ー30,30の切り欠き30a,30aに留め具70,
70を係止することによりシート20の巻取りが完了す
る。
【0044】なお、上記実施の形態において、シート
2,20として筆記ボード/反射型スクリーン両用シー
トを例に取り説明したが、シート2,20の裏面にマグ
ネットシートが設けられていない他のシートも適用可能
である。
【0045】また、シート2の反りの発生防止と、シー
ト2の巻取りあるいは展張時の操作性の点から、巻取り
具4の直径は、例えば20φ〜70φに設定される。
【0046】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。本
発明のうちで請求項1に記載の発明によれば、第1永久
磁石を被磁着体に磁着させることによりシート状部材を
被磁着体に取り付ける一方、被吸着部材を第2永久磁石
に吸着させてシート状部材を巻取り具に巻き取るように
したので、シート状部材の巻取りが極めて容易で、巻取
り操作を誤ってもシート状部材にクラックや皺が発生す
ることがなく、シート状部材の信頼性が向上する。
【0047】また、請求項2に記載の発明によれば、被
吸着部材をばね鋼で構成したので、ばね鋼により反りの
発生を防止した状態でシート状部材を巻き取ることがで
きる。
【0048】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
永久磁石を被磁着体に磁着させることによりシート状部
材を被磁着体に取り付ける一方、シート状部材に設けら
れたフックを巻取り具に設けられた嵌合部に嵌合させて
シート状部材を巻取り具に巻き取るようにしたので、シ
ート状部材の巻取りが極めて容易で、巻取り操作を誤っ
てもシート状部材にクラックや皺が発生することがな
く、シート状部材の信頼性が向上する。
【0049】また、請求項4に記載の発明によれば、キ
ャップを筒体に対し軸方向にスライドさせることにより
フックと嵌合部との嵌合及びその解除を行うようにした
ので、シート状部材の展張及び巻取りを極めて容易に行
うことができる。
【0050】また、請求項5に記載の発明によれば、シ
ート状部材を筆記ボード/反射型スクリーン両用シート
としたので、ハードコート層を有するシートであって
も、皺が発生することなく確実に巻き取ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1にかかる筆記ボード/
反射型スクリーン両用シートの斜視図である。
【図2】 図1の線II-IIに沿った断面図である。
【図3】 図1の筆記ボード/反射型スクリーン両用シ
ートのコーナー部の部分拡大斜視図である。
【図4】 図1の筆記ボード/反射型スクリーン両用シ
ートを巻取り具で巻き取る場合の斜視図である。
【図5】 巻取り前の筆記ボード/反射型スクリーン両
用シートと巻取り具との位置関係を示しており、(a)
は巻取り具を、(b)は筆記ボード/反射型スクリーン
両用シートをそれぞれ示している。
【図6】 巻取り直前の筆記ボード/反射型スクリーン
両用シートと巻取り具との位置関係を示す断面図であ
る。
【図7】 本発明の実施の形態2にかかるシートと巻取
り具の斜視図である。
【図8】 図7に示されたシートの片側の端部に設けら
れた複数の部材の分部分解斜視図である。
【図9】 図8に示された部材の縦断面図である。
【図10】 図8に示された部材の横断面図である。
【図11】 図7のシートの反対側の端部に設けられた
複数の部材の部分斜視図である。
【図12】 図11に示された部材の分解斜視図であ
る。
【図13】 図7に示された巻取り具の部分分解斜視図
である。
【図14】 図13の巻取り具の組み立て後の斜視図で
ある。
【図15】 図13の巻取り具の組み立て後の縦断面図
である。
【図16】 図13の巻取り具の平面図である。
【符号の説明】
2,20 筆記ボード/反射型スクリーン両用シート 4 ばね鋼 6,18,26,34 永久磁石 8 磁石カバー 10 カバー 12,22 巻取り具 14,40 筒体 14a,40a 凹部 16 キャップ 24,32 スペーサ 28,36 鉄板 30,38 プラスチックカバー 38a フック 38b 傾斜面 42 外キャップ 44 内キャップ 46 第1円筒部 48 第2円筒部 50,58 フランジ 52 取付部 56 挿入部 60 係止部 62 嵌合部 64 リブ 66 切り欠き 68 コイルスプリング 70 留め具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C071 CA01 CA05 CB12 CC01 CD01 CD07 EB01 3F058 AA03 AB01 BB12 CA03 DA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被磁着体に対し着脱自在のシート状部材
    とその巻取り具であって、 上記シート状部材の両端に第1永久磁石と被吸着部材を
    取り付ける一方、上記巻取り具を軸方向に形成された凹
    部を有する円筒状の筒体と、上記凹部に収容された平坦
    な第2永久磁石とで構成し、上記第1永久磁石を被磁着
    体に磁着させることにより上記シート状部材を被磁着体
    に取り付ける一方、上記被吸着部材を上記第2永久磁石
    に吸着させて上記シート状部材を上記巻取り具に巻き取
    るようにしたシート状部材とその巻取り具。
  2. 【請求項2】 上記被吸着部材がばね鋼である請求項1
    に記載のシート状部材とその巻取り具。
  3. 【請求項3】 被磁着体に対し着脱自在のシート状部材
    とその巻取り具であって、 上記シート状部材の両端に永久磁石とフックを取り付け
    る一方、上記巻取り具を軸方向に形成された凹部を有す
    る円筒状の筒体と、該筒体の両端に取り付けられ嵌合部
    を有するキャップとで構成し、上記永久磁石を被磁着体
    に磁着させることにより上記シート状部材を被磁着体に
    取り付ける一方、上記フックを上記嵌合部に嵌合させて
    上記シート状部材を上記巻取り具に巻き取るようにした
    シート状部材とその巻取り具。
  4. 【請求項4】 上記キャップを上記筒体の軸方向にスラ
    イド自在に取り付け、上記キャップを上記筒体に対し軸
    方向にスライドさせることにより上記フックと上記嵌合
    部との嵌合及びその解除を行うようにした請求項3に記
    載のシート状部材とその巻取り具。
  5. 【請求項5】 上記シート状部材が筆記ボード/反射型
    スクリーン両用シートである請求項1乃至4のいずれか
    1項に記載のシート状部材とその巻取り具。
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