JP2002284227A - 包装体及び包装方法 - Google Patents

包装体及び包装方法

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JP2002284227A
JP2002284227A JP2001100722A JP2001100722A JP2002284227A JP 2002284227 A JP2002284227 A JP 2002284227A JP 2001100722 A JP2001100722 A JP 2001100722A JP 2001100722 A JP2001100722 A JP 2001100722A JP 2002284227 A JP2002284227 A JP 2002284227A
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coating layer
conveyor
packaged
package
film
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JP2001100722A
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English (en)
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Hikari Kawamura
光 河村
Atsushi Shinohara
淳 篠原
Kozo Hirai
浩三 平井
Ryozo Matsumoto
良三 松本
Yoshihiro Takanami
佳広 高波
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MATSUMOTO SYSTEM ENGINEERING K
Gunze Ltd
Matsumoto System Engineering Co Ltd
Original Assignee
MATSUMOTO SYSTEM ENGINEERING K
Gunze Ltd
Matsumoto System Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被包装体まわりにフィルムのロール体を公転
させることにより、ロール体から巻き出される帯状のフ
ィルムを被包装体に螺旋状に巻回させるという包装装置
において、被包装体が白ボール紙製の箱等である場合に
は、フィルムによる巻回作用によってヒシャゲやツブレ
等の変形を起こしてしまうことがあった。 【解決手段】 被包装体6に対し、螺旋方向が互いに逆
向きとなるようにして第1被覆層及び第2被覆層の延伸
フィルム7を巻回させているので、被包装体6にヒシャ
ゲやツブレ等の変形が起きることがなく、また複数個の
被包装体6を包装する場合にも各被包装体6がねじれ状
の位置ズレを起こすことがないので、得られた包装体5
は綺麗な包装状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装体及び包装方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、被包装体をプラスチックフィルム
で包装する包装装置として、特公昭59−46845号
公報や特願平11−104968号公報等に記載された
ものが知られている。これらの包装装置は、被包装体を
搬送しつつ、このときの搬送軸を中心として被包装体ま
わりにプラスチックフィルムのロール体を公転させるこ
とにより、ロール体から巻き出される帯状のプラスチッ
クフィルムを、その幅方向の一部を重合させながら被包
装体に螺旋状に巻回させるというものである。
【0003】なお、特願平11−104968号公報記
載の包装装置では、プラスチックフィルムのロール体か
らプラスチックフィルムを巻き出した後に、このプラス
チックフィルムに長手方向及び幅方向の延伸を施すもの
となっている。言うまでもなく、この種の包装装置によ
って得られた包装体は、被包装体に対し、そのまわりに
帯状のプラスチックフィルムがその幅方向の一部を重合
させつつ、且つ一方向の螺旋を描きながら巻回されたも
のとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の包装装置で
包装された包装体は、被包装体が白ボール紙で製作され
た箱や段ボール箱、その他、型くずれし易い物品等であ
る場合には、帯状のプラスチックフィルムによる巻回作
用(巻き締め力)によってヒシャゲやツブレ等の変形を
起こしてしまうことがあった。また、被包装品が上記の
ような変形を起こさない程度に頑丈なものである場合で
も、プラスチックフィルムの螺旋軸に沿って複数個の被
包装体を並べた状態でこれらを一緒に包装させたような
場合には、各被包装体がねじれ状の位置ズレを起こすと
いうことがあった。
【0005】これらのことは殊に、プラスチックフィル
ムに長手方向の延伸を施した場合に顕著に現れることが
判っている。本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、被包装体にヒシャゲやツブレ等の変形が起き
ることがなく、また複数個の被包装体を包装する場合に
も各被包装体がねじれ状の位置ズレを起こすことがない
ようにして、綺麗な包装状態が得られるようにした包装
体及びこのような包装体を得るための包装方法を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は次の手段を講じた。即ち、本発明に係る包
装体は、被包装体に対し、長手方向とこの長手方向に直
交する幅方向とに延伸された帯状の延伸フィルムによ
り、その幅方向の一部を重合させた状態で螺旋状に巻回
されることにより、まず第1被覆層が形成されている。
また、この第1被覆層の上から別の延伸フィルムによ
り、その幅方向の一部を重合させた状態で上記第1被覆
層とは逆向きの螺旋状に巻回されることによって第2被
覆層が形成されているものである。
【0007】このように、第1被覆層だけでなく第2被
覆層を設けており、これら両被覆層が巻回作用(巻き締
め力)を逆向きにしているため、第1被覆層で発生する
巻回作用と第2被覆層で発生する巻回作用との間で、被
包装体に変形を生じさせようとする作用が互いに相殺さ
れることになる。従って、被包装体に変形は生じない。
また、被包装体として、第1被覆層及び第2被覆層の螺
旋軸方向に沿って複数が整列されているものの場合で
も、第1被覆層で発生する巻回作用と第2被覆層で発生
する巻回作用との間で、被包装体に位置ズレを生じさせ
ようとする作用が互いに相殺されることになる。
【0008】従って、被包装体相互間で位置ズレは生じ
ない。なお、被包装体を上下方向に複数が段積み又は積
層した状態で、これらを第1被覆層及び第2被覆層の延
伸フィルムにより、螺旋状に巻回させることも可能であ
る。第1被覆層及び第2被覆層には、それらの螺旋軸方
向に沿って切り取り部を設けておくのが好適である。切
り取り部とは、例えばミシン目のような破断線である。
なお、これに限定はされない。
【0009】このような切り取り部を設けておけば、必
要に応じて包装体の開封(延伸フィルムの破断)が簡単
に行えることになり、好適である。また、本発明に係る
包装方法は、被包装体を互いに区分隙間を保持させて搬
送しつつ、長手方向とこの長手方向に直交する幅方向と
に延伸された帯状の延伸フィルムを上記被包装体の搬送
方向を螺旋軸としてこの被包装体まわりに巻回させてそ
の幅方向の一部が重合した状態の第1被覆層を形成させ
る。そして次に、この第1被覆層の上から別の延伸フィ
ルムを上記被包装体の搬送方向を螺旋軸として上記第1
被覆層とは逆向きで被包装体まわりに巻回させてその幅
方向の一部が重合した状態の第2被覆層を形成させる。
【0010】次に、被包装体の相互間に設けた区分隙間
で第1被覆層及び第2被覆層を形成する延伸フィルムを
切断する、というものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づき説明する。図1及び図2は、本発明に係る延
伸フィルムによる包装装置1の一実施形態について、そ
の全体を示したものである。図3にその一例を示すよう
に、この包装装置1は、横倒しの円筒体2aを長方形台
2b上へ載せたような形体のカバー2によって全体が覆
われるようになっており、その上流側及び下流側にはベ
ルトコンベアやローラコンベア等の適宜搬送手段3,4
が接続されて所定の工程間等へ設置される。
【0012】図4は、この包装装置1によって包装され
た包装体5の一例を示しており、被包装体6に対してそ
の周りにプラスチックフィルム7が被覆されたものとな
っているが、被包装体6は、白ボール紙製とされた正方
形状の薄型の箱体6aを複数個(図例では3個)整列さ
せたものとしてあり、プラスチックフィルム7は、被包
装体6において各箱体6aが並べられた方向に沿うよう
にしつつ、この被包装体6の周りを螺旋状に巻回された
ものとなっている。被包装体6は、正方形状の薄型の箱
体に限られるものではなく、例えば、ハーフトレー(瓶
などを縦横に複数本整列配置し、各瓶などの足下を規制
するようにされたトレーであり、瓶などの高さの半分或
いはそれ以下、又はそれ以上であっても瓶などの全高さ
を有しないもの)に整列した瓶、缶、ボトルなど、更
に、上下又は左右に積層或いは整列される長尺の板材、
棒材、管材、パネル等、自動車、家電製品、ゴミ、紙、
アルミやスチールなどの缶類など圧縮機により加圧圧縮
固形定型化された廃棄物など、一定の形状に保持されて
おり、フィルムを螺旋状に巻き付けることにより、荷崩
れしない包装体として形成可能な物品であれば適用可能
である。
【0013】言うまでもなく、各箱体6aはその1個1
個としても被包装体である。なお、被包装体6の両端部
では、プラスチックフィルム7が溶断されると、延伸フ
ィルムであるので切断口が縮径すると共に、切断端は溶
着固化されている。上記プラスチックフィルム7は、帯
状をしたものがロール体として巻回されて準備されてお
り、被包装体6へ巻回される段階で、帯状の長手方向及
び幅方向の双方に延伸された状態とされる(以下、「延
伸フィルム」と言い換える)。そして、被包装体6への
巻回状態として、帯状としての幅方向の一部が適量だけ
重合される(図示略)ようになっている。
【0014】更に、この延伸フィルム7は、その螺旋軸
方向に沿って巻回方向を互いに逆向きにするようにして
二重螺旋に重ね合わされている。すなわち、延伸フィル
ム7には、第1被覆層を形成するものと第2被覆層を形
成するものとがある。そして、この延伸フィルム7に対
し、包装体5の側面に対応する位置付けで上記螺旋軸に
沿って1本又は複数本の切り取り部8が、互いに平行、
近接して設けられている。本実施形態では、切り取り部
8を2本にしたので、これら2本の切り取り部8の相互
間に、細帯状の引きちぎり片9を形成可能になってい
る。
【0015】この包装体5では、図5に示すように、延
伸フィルム7の巻回作用(巻き締め力)によってヒシャ
ゲやツブレ等の変形を起こした不良品Xとなることはな
く、また各箱体6aがねじれ状の位置ズレを起こした不
良品Yとなることもなく、綺麗な包装状態が得られてい
る。図1及び図2において、上記包装装置1は、搬入部
10、巻付部11、取出部12がこの順番で設けられて
いる。まずこれらの概略構成を説明すると、搬入部10
は、駆動コンベア15と、転倒防止手段16とを有して
いる。
【0016】また巻付部11は、両面コンベア17と、
巻付装置18と、位置ズレ防止手段19とを有してい
る。そして取出部12は、切取形成部20と、駆動コン
ベア21と、切り出し部22とを有している。これらの
うち、まず巻付部11から説明する。図6は、この巻付
部11を理解しやすいように簡素化して示したものであ
る。この図6から明らかなようなように、この巻付部1
1では、両面コンベア17と位置ズレ防止手段19とで
被包装体6の上下両面を挟持状に支えながらこの被包装
体6を搬送しつつ、この搬送途中に、巻付装置18が具
備する延伸フィルム7のロール体25を被包装体6のま
わりで公転させ、このとき同時に延伸フィルム7を繰り
出させることによって、両面コンベア17と位置ズレ防
止手段19とを含めた被包装体6全体に、延伸フィルム
7を巻回させるものとなっている。
【0017】この巻付部11において、両面コンベア1
7は、主コンベア30と副コンベア31とを、上側が主
コンベア30となり下側が副コンベア31となるよう
に、上下に組み合わしたものである。主コンベア30
は、上面を支持面30aとするエンドレスのベルトコン
ベアであって、被包装体6を搬入部10側から取出部1
2側へ向けて搬送するものである。副コンベア31は、
下面を支持面31aとするエンドレスのベルトコンベア
であって、延伸フィルム7を上記被包装体6と同調させ
つつ搬送するものである。
【0018】位置ズレ防止手段19は、上記両面コンベ
ア17上を搬送されつつある被包装体6に対し、その位
置ズレを防止するためのものである。この位置ズレ防止
手段19にも、主コンベア34と副コンベア35とを上
下に組み合わせた両面コンベア36を使用することがで
きる。ただ、この位置ズレ防止手段19として使用する
両面コンベア36において、上側に設けるものは副コン
ベア35とし、下側に設けるものは主コンベア34とし
てある。
【0019】従って、主コンベア34の下面が押圧面3
4aとなって、被包装体6を搬入部10側から取出部1
2側へ向けて押圧保持するようになり、副コンベア35
の上面が支持面35aとなって延伸フィルム7を上記被
包装体6と同調させつつ搬送するものである。この両面
コンベア36には、主コンベア34の押圧面34aを被
包装体6へ向けて付勢するための付勢手段40が設けら
れている。本実施形態において、この付勢手段40に
は、押圧面34aの裏側(上面)に当接させたシュー4
1をバネ等の弾性材42によって下向きに押圧するとい
った簡潔な構造を採用した。この他、種々の構造を採用
することができる。例えば、弾性材42にスポンジを用
い、シュー41としてテフロン(登録商標)などのテー
プを用い、テープをスポンジに張り合わせ、弾性を有し
摩擦係数の小さい積層タイプのテープ等使用可能であ
る。更に、シュー41としては、複数のフリーロラーを
用い、バネ等で付勢してもよい。
【0020】この位置ズレ防止手段19として使用する
両面コンベア36は、被包装体6の大きさに応じて上下
位置調節可能になっている。また、左右に位置調整する
こともできる。このように上下または左右に位置調整す
ることにより、被包装体として、種々のサイズのものに
対応させることが出来る。図7に示すように、上記した
下側の両面コンベア17及び位置ズレ防止手段19とし
て使用する両面コンベア36は、いずれも、それらの上
流側(図7左側であって搬入部10側に相当)を支持さ
れ、下流側(図7右側であって取出部12側に相当)が
自由端として、片持ち状態に設置される。
【0021】そして、このうち下側の両面コンベア17
は、その下流側が支持部材45によって支持されてい
る。この支持部材45としては、例えば延伸フィルム7
の支持面31aに当接した状態で転動自在となるローラ
コロや、ボールユニット等を用いることができる。な
お、図8に示すように、下側の両面コンベア17は、好
ましくは被包装体6の幅寸法よりも小さく、大きくても
せいぜい被包装体6と同等にするのが、延伸フィルム7
を被包装体6に確実に巻回させるうえで好適である。
【0022】また、位置ズレ防止手段19の両面コンベ
ア36は、この下側の両面コンベア17よりも更に幅狭
にしておくことが、構造上の簡潔化、搬送抵抗の抑制
化、延伸フィルム7の巻回容易性等々の面で好適とな
る。これら位置ズレ防止手段19の両面コンベア36
と、下側の両面コンベア17とは、図2及び図14に示
すように、連動伝動機構48(略図)によって同時に駆
動が伝えられ、同調駆動されるようになっている。図9
及び図10に示すように、巻付装置18は、装置内フレ
ーム49(図1及び図2参照)に固定された固定輪体5
0を基礎として、このまわりに第1輪体51と第2輪体
52とがそれぞれ回転自在に設けられ、第1輪体51に
対しては第1駆動部53が設けられ、第2輪体52に対
しては負荷発生装置54が設けられたものとなってい
る。
【0023】第1輪体51と第2輪体52とは同軸であ
り、これらの中心を、上記した両面コンベア17によっ
て搬送される被包装体6が通過するようになっている。
また、これら第1輪体51及び第2輪体52は、いずれ
もリングギヤとして形成されており、それらの外周面に
ギヤ歯が刻設されたものとなっている。第1輪体51の
方が第2輪体52よりも径大に形成されている。第1駆
動部53は、第1輪体51の外周部に対し、減速ギヤ6
7を介設(当接)させるか又は設けないで直接に、駆動
シャフト68の伝動ギヤ69を噛合させており、この駆
動シャフト68は、図1及び図2に示したように、原動
部70からギヤボックス71を介して回転駆動可能とさ
れている。
【0024】従って、この原動部70を駆動させること
で、必要に応じて第1輪体51を回転駆動させることが
できるものである。負荷発生装置54は、パウダーブレ
ーキをはじめとして、トルクリミッターや電磁ブレー
キ、モータ等であって、要は、第2輪体52に噛合させ
た減速ギヤ64を介して、第2輪体52に必要に応じた
程度の回転負荷(回転抵抗)を与えるようになったもの
である。この負荷発生装置54には、遠隔操作(特に電
気的制御)によって負荷の強弱調節ができる構造のもの
を採用するのが好適である。
【0025】第1輪体51は、フィルム保持部56と、
二軸延伸部57と、ガイドローラ58と、入力伝動部5
9と、フィルム展開部60と、フィード部61と、傾斜
ローラ62とを有している。また、この第1輪体51に
は、上記フィルム保持部56等に対する荷重バランスを
調整してその回転を円滑にするためのカウンターウエイ
ト63が設けられている。フィルム保持部56は、延伸
フィルム7のロール体(このロール状態では未だ延伸さ
れていない素材フィルムである)25を回転自在に保持
するところである。
【0026】二軸延伸部57は、並行状態で相互近接し
て設けられた一対の第1ローラ73と第2ローラ74と
を有している。図10に示すように、これら第1ローラ
73及び第2ローラ74は、第1輪体51に固定された
1/4円弧状(図9参照)の取付ベース75と、この取
付ベース75に所定間隔をおいて対向保持された略同形
の挟持ベース76との間で架設され、回転自在となって
いる。図11に示すように、第1ローラ73の外周面に
はその軸方向に沿って突条部73aと溝部73bとが交
互に設けられ、また第2ローラ74の外周面にはその軸
方向に沿って突条部74aと溝部74bとが交互に設け
られている。そして、これら第1ローラ73と第2ロー
ラ74とは、それぞれの突条部73a,74aと溝部7
3b、74bとが交互に噛み合うように配置されてい
る。
【0027】従って、フィルム保持部56から繰り出さ
れる素材フィルムがこれら両ローラ73,74間にタス
キ掛け状に掛け渡されると、この素材フィルムが長手方
向とこの長手方向に直交する幅方向との二方向へ同時に
延伸されることになる。この場合、両ローラ73,74
の回転速度比や相互間ピッチ等を調節することで、長手
方向及び幅方向の延伸度を調節することができる。本実
施形態の場合、後述する入力伝動部59に伴う両ローラ
73,74の配置関係により、フィルム保持部56から
繰り出された素材フィルムは、まず第1ローラ73に掛
け回され、次に第2ローラ74に掛け回されるようにな
っている。
【0028】入力伝動部59は、上記の二軸延伸部57
に駆動力を伝えるためのもので、取付ベース75及び第
1輪体51を貫通するローラ73の軸心にこれと一体回
転可能に設けられた第1伝動ホイール77と、取付ベー
ス75だけを貫通するローラ74の軸心にこれと一体回
転可能に設けられた第2伝動ホイール78とを有してお
り、これら両伝動ホイール77,78が互いに当接しあ
うと共に、このうち一方(図例では第1伝動ホイール7
7)が第2輪体52の外周部に当接されることによって
構成されている(図12も併せて参照)。
【0029】本実施形態では、上記したように第2輪体
52をリングギヤとしているので、第1伝動ホイール7
7及び第2伝動ホイール78も平ギヤとして、これら三
者が互いにスリップなく当接する噛合伝動関係にした。
ただ、これに限定されるものではない。また、第1伝動
ホイール77と第2伝動ホイール78との歯数関係を2
対1にして、第1伝動ホイール77(即ち、第1ローラ
73)よりも第2伝動ホイール78(即ち、第2ローラ
74)が倍速で回転するように設定されているので、縦
方向に延伸される。
【0030】フィルム展開部60は、いわゆるバナナロ
ーラと呼ばれるもので、取付ベース75と挟持ベース7
6との間で弓型に曲がった状態で架設された軸心に対
し、その軸方向に短いローラが数珠繋ぎ状に串刺し連結
され、それぞれ回転自在になっている。そのため、二軸
延伸部57で延伸されて延伸フィルム7とされた状態
で、この延伸フィルム7がこのフィルム展開部60に巻
掛けられることで、この延伸フィルム7は主として幅方
向に広げられることになる。
【0031】フィード部61は、取付ベース75と挟持
ベース76との間に架設された駆動ローラ82と、この
駆動ローラ82用の回転駆動部83とを有しており、延
伸フィルム7に対して引き出し方向に送りをかけること
ができるようになっている。回転駆動部83としては、
モータを直結的に取り付ける構造を採用してもよいが、
本実施形態では、図12に示すように第2輪体52の回
転を利用するようにした。すなわち、駆動ローラ82の
回転軸を、第1輪体51を貫通させるまで延ばし、その
先端部に第2輪体52の外周部に噛合当接する平ギヤ8
4を設けるものとした。
【0032】従って、第2輪体52が回転駆動されると
き(なお、第2輪体52の回転駆動については後述す
る)に、同時に、この回転駆動部83を介してフィード
部61が駆動されることになる。なお、本実施形態で
は、別付けとしてモータ85を設けると共に、このモー
タ85に設けた平ギヤ86を第2輪体52の外周部に噛
合当接させる構造とした。従って、このモータ85を必
要に応じて回転駆動させることで、第2輪体52を介し
て駆動ローラ82を回転させることができることになる
が、このとき第2輪体52が回転することが、同時に、
上記した入力伝動部59を介して二軸延伸部57をも駆
動させることにも繋がるため、構造的及び制御的に簡潔
でありながら、延伸フィルム7の繰り出しが確実化且つ
円滑に行えるものとなる。
【0033】なお、モータ85は、延伸フィルム7の引
き出し時(延伸フィルム7のロール体25を最初にフィ
ルム保持部56へ保持させたとき)だけ回転駆動させる
ものとし、それ以外は空転する状態として、第2輪体5
2の回転に影響を及ぼさないものとする。傾斜ローラ6
2は、取付ベース75と挟持ベース76との間で所定角
度に傾斜した状態で回転自在に架設されたローラであっ
て、上記フィード部61を経て両面コンベア17上の被
包装体6へと向かわされる延伸フィルム7に対して、こ
れを被包装体6へ螺旋状に巻回させるのに適した角度に
ガイドするようになっている。
【0034】以上の説明から明らかなように、この巻付
装置18において、第1駆動部53を駆動させると、ま
ず第1輪体51が回転され、この第1輪体51が回転す
ることで、フィルム保持部56をはじめとして二軸延伸
部57、ガイドローラ58、入力伝動部59、フィルム
展開部60、フィード部61、及び傾斜ローラ62がそ
の全体として、両面コンベヤ17上の被包装体6のまわ
りを公転するようになる。このとき、入力伝動部59を
介して二軸延伸部57が駆動され、またフィード部61
が回転駆動されるので、フィルム保持部56から素材フ
ィルムが引き出され且つ二軸延伸部57で延伸されるこ
とによって延伸フィルム7とされつつ、この延伸フィル
ム7が両面コンベヤ17上の被包装体6へと向けて繰り
出される。
【0035】一方、上記のようにして第1輪体51と共
に二軸延伸部57が回転するとき、入力伝動部59によ
る第2輪体52との噛合関係(回転方向に対する係合状
態)から、この第2輪体52が第1輪体51と同一方向
へ連動回転されることとなる。このときの第2輪体52
の回転数は、負荷発生装置54による負荷の強弱度合い
によって調節することができる。従って、この第2輪体
52の回転数に応じて、二軸延伸部57やフィード部6
1の回転速度、即ち、延伸フィルム7を両面コンベヤ1
7上の被包装体6へ向けて繰り出す速度を調節すること
ができる(ゼロにもできる)ものである。
【0036】結局、上記した第1駆動部53と、第1輪
体51と、二軸延伸部57の入力伝動部59と、第2輪
体52と、負荷発生装置54とによって、差動歯車機構
が構成されているものである。該作動機構は歯車機構に
限らず、ベルトやチェーンなどの他の伝動方式で作動機
構を構成してもよい。図1及び図2に示したように、巻
付部11において、上記巻付装置18は、両面コンベア
17の搬送方向に沿って2台設けられている。従って、
被包装体6は、両面コンベア17を連続搬送される過程
で延伸フィルム7が二重に巻回されることになる。
【0037】この場合、2台の巻付装置18は、相対的
・構造的に表裏対称となるように設けられ、第1輪体5
1及び第2輪体52の回転方向が逆方向とされている。
そのため、上記したように、被包装体6に対する延伸フ
ィルム7の巻回状態は、その螺旋軸方向に沿って巻回方
向を互いに逆向きにして、第1被覆層と第2被覆層との
二重螺旋に重ね合わされていることになる。次に、取出
部12(切取形成部20、駆動コンベア21、切り出し
部22)について説明する。
【0038】図13に示すように、切取形成部20は、
位置ズレ防止手段19として設けられた(上側配置の)
両面コンベア36の下流端上面に対し、切れ目ロータ9
0を押圧させる構造となっている。この切れ目ロータ9
0は、その外周面に放射状に突出する針(図示略)が設
けられたものであって、回転自在であり、両面コンベア
36の上面(延伸フィルム7用の支持面35a)を搬送
される延伸フィルム7との接触によって転動しつつ、延
伸フィルム7にミシン目のような破断線としての切り取
り部8(図4に関して説明済み)を形成させるものとな
っている。
【0039】更に、この切れ目ロータ90は、両面コン
ベア36の上側だけでなく、両面コンベア17の下側に
設ける場合がある。何故なら被包装体が重量物である場
合は、両面コンベア36を配置する必要がなく、両面コ
ンベア17の上に被包装体6を載置搬送しながら延伸フ
ィルム7を螺旋状に巻き回されればよい。この場合は切
れ目ロータ90を包装体5の上側から押圧したのでは、
フィルム7と針との接離が良好でなくなる場合が多いの
で、切れ目ロータ90を両面コンベア17の下側に設け
る支持部材45のローラコロに仕込んでもよいし、別に
配置してもよい。
【0040】図7に示すように、この切れ目ロータ90
が設けられる部分には、ロータ受板91が設けられてお
り、このロータ受板91は、上記両面コンベア36にお
ける上流側の支持部から延びる片持ちアーム92を介し
て保持されるようになっている。従って、切れ目ロータ
90と両面コンベア36の上面(延伸フィルム7用の支
持面35a)との上下間は、完全に区画されるか又は所
定隙間に保持された状態として仕切られ、この両面コン
ベア36が切れ目ロータ90との接触干渉によって傷つ
けられることがないようにしてある。
【0041】駆動コンベア21と切り出し部22とは、
互いに所定位置関係に組み合わされている。駆動コンベ
ア21は、ベルトコンベアやロープコンベア、チェーン
コンベア、或いはローラコンベア等であって(図例では
ベルトコンベアとしている)、要は、延伸フィルム7を
巻回後の包装体5を積極的に搬出するようになったもの
であって、この搬送方向の中途部に、切り出し部22に
対応させてU字状の凹み部96が設けられている。
【0042】また、この凹み部96の前部及び後部とな
る部分の上方には、包装体5の浮き上がりを防止する上
部送り手段97,98が設けられている。これら上部送
り手段97,98は、ロープコンベアやローラコロ等に
よって構成されたもので、上記した駆動コンベア21と
連動ベルト100,101を介して連動可能になってい
る。なお、これら上部送り手段97,98は非駆動とし
てもよく、又は必ず必要とされるものではなく、被包装
体6が軽量である場合やスリップし易い場合等に設ける
ことが好ましいとされるものである。
【0043】これに対し、切り出し部22は、上記駆動
コンベア21上でカッター105を上下動可能にしたも
のである。すなわち、被包装体6は、包装単位ごとに互
いに所定間隔の区分隙間を形成させた状態のまま、巻付
部11内を搬送されるものであり、その結果、延伸フィ
ルム7の巻回された後の包装体5も、この区分隙間を保
持したまま、切り出し部22へと搬入されることにな
る。そして、包装体5の相互間に形成された区分隙間に
も延伸フィルム7が巻回されることから、この区分隙間
に対応する部分には延伸フィルム7だけによる(中空状
態となった)空環部が形成されることになる。
【0044】そこで、この空環部が駆動コンベア21の
上記凹み部96に到達したときに、この空環部を狙っ
て、カッター105を下降させるというものである。カ
ッター105は、例えばニクロム線等の電気抵抗切断方
式により、延伸フィルム7の空環部を溶断するものとす
ればよい。これであれば、延伸フィルム7の切断と同時
に、その切断口を縮径させ、またその切断端を溶着固化
させることができて、好都合である。また、カッター1
05としては、電気抵抗切断方式以外にもカッターナイ
フなどの刃物類でもよいし、一方、切り出し部22とし
ては、レーザー方式を用いることも可能である。
【0045】なお、このことから自明なように、上記駆
動コンベア21に設けられた凹み部96は、このカッタ
ー105が最も下降したときに駆動コンベア21と接触
干渉するのを防止するための逃げである。カッター10
5の上下動は、上下方向に掛け回したエンドレスチェー
ン107によって行うようにしてあるが、このエンドレ
スチェーン107の掛け回し形体は、逆三角形状として
あるので、切断口は包装体の側面に平行に形成される。
そのため、このカッター105の上下動軌跡はV字状軌
道を含んだものとなっており、これによって駆動コンベ
ア21の搬送速度に同調しつつ下降及び上昇するものと
なる。
【0046】このようにすることで、カッター105を
上下動させる間も駆動コンベア21をはじめ、その上流
側の全てのコンベアは停止させる必要がなく、また被包
装体6の相互間に保持させる区分隙間も可及的に狭く
(端部処理の必要最小限となる長さ分に)設定できる。
勿論、各コンベアの搬送速度を遅くさせる必要もない。
尚図示省略しているが、カッター105を支点が貴台の
下部にあり、エンドレスチェーン107に連結された揺
動バー上をスライドする構成にすれば、カッター105
がエンドレスチェーン107と全く連動して逆三角形状
の軌道を回動しなくても必要な高さを上下方向にV字状
軌道を上下することになるので、カッター105にニク
ロム線などを使用した場合でも、配線の接続などに格別
配慮する必要がない。
【0047】図3に関して既に説明したように、この包
装装置1は、この切り出し部22を含め、全体としてカ
バー2により覆われているので、延伸フィルム7の溶断
で発生したガスが包装装置1の周辺に広がることはな
い。このカバー2には、必要に応じて排煙部108を設
けてもよい。これらのことによって、この包装装置1の
周辺作業環境を異臭等で汚染させずに、良質に維持させ
ることができる。次に、搬入部10(駆動コンベア1
5、転倒防止手段16)について説明する。
【0048】図14に示すように、駆動コンベア15と
転倒防止手段16とは、互いに所定位置関係に組み合わ
されている。駆動コンベア15は、ベルトコンベアやロ
ープコンベア、チェーンコンベア、或いはローラコンベ
ア等であって(図例ではベルトコンベアとしている)、
要は、被包装体6を積極的に搬入するようになったもの
である。転倒防止手段16は、駆動コンベア15の両脇
において、互いに平行して設けられた一対のエンドレス
ベルト駆動手段110(図1及び図2も併せて参照)を
有したもので、これらエンドレスベルト駆動手段110
で被包装体6を両脇から挟持状に保持しつつ、駆動コン
ベア15による安定供給を実現させようとするものであ
る。
【0049】本実施形態では、この転倒防止手段16と
して、特願平11−101523号に詳しく説明された
「転倒防止用挟持装置」と略同じものを採用した。この
転倒防止用挟持装置は、洗濯バサミを上下逆にしたよう
な形状で側方への付勢力を奏するフィンガーを、エンド
レスベルトに沿って多数連結した構造である。勿論、こ
れを使用することが限定されるものではない。例えば、
駆動コンベア15の両脇に一対のガイドレールを設ける
ような単純構造にすることも可能であり、被包装体6の
幅寸法に合わせてその位置調整が可能であればより好ま
しい。そして図1からも明らかなように転倒防止手段1
6は、駆動コンベヤ15と両面コンベア17,36に橋
渡し状に配置されるので、整列された複数個のは固体6
aは転倒防止手段16により幅方向、左右から保持され
た状態で両面コベア17,36により上下から保持され
つつ搬送が継続されるので、前後左右にその整列状態を
乱すことなく受け渡しされている。
【0050】図1及び図2で示すように、搬入部10の
駆動コンベア15及び転倒防止手段16(図14参
照)、また取出部12の駆動コンベア21(図13参
照)は、巻付部11において両面コンベア17、巻付装
置18、及び位置ズレ防止手段19を駆動させるための
駆動機構(図10参照)、即ち、原動部70からギヤボ
ックス71を介して前後方向へのびる駆動シャフト68
から、ギヤボックス115を介して駆動力を受けるよう
になっている。一方、第1駆動部53の減速ギヤ67,
伝動ギヤ69の組み合わせは、ギア方式でなくてもベル
ト伝動方式でも可能であり、更に巻付部11の第1駆動
部53の駆動方式は、別モーターを用いての電気的同期
方式を用いることにより、巻きピッチを自由に変更可能
であり、同一の被包装品に何重に巻くことも、長尺物で
あれば両端を密に中央部は粗に巻く等、被包装品の形状
に合わせて好適な巻き形状を選択できる。
【0051】すなわち、これらは一つの原動部70によ
って一体的に連動されるものである。従って、各部の動
作タイミングにおいて同調がとりやすく、狂いは生じ
ず、また構造的にも制御的にも極めて簡単なものとなっ
ている。以上説明したところから明らかなように、この
包装装置1では、被包装体6が搬入部10を駆動コンベ
ア15及び転倒防止手段16によって保持されつつ搬入
されると、次の巻付部11では位置ズレ防止手段19の
両面コンベア36と下側の両面コンベア17とで保持さ
れつつ搬送が継続され、この途中、2台の巻付装置18
によってこれら位置ズレ防止手段19の両面コンベア3
6と下側の両面コンベア17を含めて延伸フィルム7が
螺旋状に二重に巻回される。
【0052】そして、このまま位置ズレ防止手段19の
両面コンベア36と下側の両面コンベア17とを尻抜け
することによって包装体5とされた後、次の取出部12
で、駆動コンベア21及び上部送り手段97,98で保
持されつつ搬送が継続され、この過程で、切取形成部2
0による切り取り部8の形成と、切り出し部22による
切断とを施され、装置外へと搬出されると言うものであ
る。ところで、本発明は、上記実施形態に限定されるも
のではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る包装体では、被包装体に対し、螺旋方向が互いに
逆向きとなるようにして第1被覆層及び第2被覆層の延
伸フィルムを巻回させているので、被包装体にヒシャゲ
やツブレ等の変形が起きることがない。また複数個の被
包装体を包装する場合にも各被包装体がねじれ状の位置
ズレを起こすことがない。従って、得られた包装体は綺
麗な包装状態となっている。
【0054】また、本発明に係る包装方法では、このよ
うな綺麗な包装状態の包装体を得ることができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る包装体を得るための延伸フィルム
による包装装置の一実施形態についてその内部構造を判
りやすい状態にして示した側面図である。
【図2】図1に対応する平面図である。
【図3】図1に示した包装装置の外観斜視図である。
【図4】本発明に係る包装体の一例を示した斜視図であ
る。
【図5】本発明に係る包装体が良質であることを比較説
明した斜視図である。
【図6】巻付部を理解しやすいように簡素化して示した
斜視図である。
【図7】両面コンベア及び位置ズレ防止手段を抽出して
示した側面図である。
【図8】図7のA−A線拡大断面図である。
【図9】図1のB−B線拡大矢視図である。
【図10】図9のC−C線拡大断面図である。
【図11】二軸延伸部を抽出して示した拡大図である。
【図12】図10のD−D線矢視図である。
【図13】図2のE−E線拡大矢視図である。
【図14】図2のF−F線拡大矢視図である。
【符号の説明】
1 包装装置 5 包装体 6 被包装体 7 延伸フィルム 8 切り取り部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠原 淳 大阪府茨木市藤の里2−13−44 グンゼ株 式会社SOZ事業本部内 (72)発明者 平井 浩三 大阪府茨木市藤の里2−13−44 グンゼ株 式会社SOZ事業本部内 (72)発明者 松本 良三 福岡県粕屋郡篠栗町和田1053番地 松本シ ステムエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 高波 佳広 福岡県粕屋郡篠栗町和田1053番地 松本シ ステムエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3E051 AA07 AB06 BA16 CA02 CA08 CB01 DA07 EA03 FA04 FA07 FA08 HE10 JA02 JA06 KA03 KA08 KB01 LA02 LA03 LA04 LA08 LB03 3E067 AA24 AC14 BA10A BA31A BB14A BB18A EA06 EB03 EB23 FA01 FB06 FC02 GD10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被包装体(6)に対し、長手方向と該長
    手方向に直交する幅方向とに延伸された帯状の延伸フィ
    ルム(7)により、その幅方向の一部を重合させた状態
    で螺旋状に巻回されることによって第1被覆層が形成さ
    れると共に、該第1被覆層の上から別の延伸フィルム
    (7)により、その幅方向の一部を重合させた状態で上
    記第1被覆層とは逆向きの螺旋状に巻回されることによ
    って第2被覆層が形成されていることを特徴とする包装
    体。
  2. 【請求項2】 前記被包装体(6)は、第1被覆層及び
    第2被覆層の螺旋軸方向に沿って複数が整列されている
    ことを特徴とする請求項1記載の包装体。
  3. 【請求項3】 前記第1被覆層及び第2被覆層には、そ
    れらの螺旋軸方向に沿って切り取り部(8)が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の包
    装体。
  4. 【請求項4】 被包装体(6)を互いに区分隙間を保持
    させて搬送しつつ、 長手方向と該長手方向に直交する幅方向とに延伸された
    帯状の延伸フィルム(7)を上記被包装体(6)の搬送
    方向を螺旋軸として該被包装体(6)まわりに巻回させ
    てその幅方向の一部が重合した状態の第1被覆層を形成
    させ、 次に該第1被覆層の上から別の延伸フィルム(7)を上
    記被包装体(6)の搬送方向を螺旋軸として上記第1被
    覆層とは逆向きで被包装体(6)まわりに巻回させてそ
    の幅方向の一部が重合した状態の第2被覆層を形成さ
    せ、 次に被包装体(6)の相互間に設けた区分隙間で第1被
    覆層及び第2被覆層を形成する延伸フィルム(7)を切
    断することを特徴とする包装方法。
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