JP2002283614A - 画像形成装置、画像形成方法及び該方法を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法及び該方法を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

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JP2002283614A
JP2002283614A JP2001084125A JP2001084125A JP2002283614A JP 2002283614 A JP2002283614 A JP 2002283614A JP 2001084125 A JP2001084125 A JP 2001084125A JP 2001084125 A JP2001084125 A JP 2001084125A JP 2002283614 A JP2002283614 A JP 2002283614A
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敦 戸上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、PWM方式を用いて書き込み位相
を制御した場合においても安定した出力を得られると共
に階調とびや逆転のない滑らかな出力を得ることがで
き、更に細線などの文字部に書き込み位相を切り替える
中間調処理を行った場合においても細線の白抜けや細り
太りのない中間調処理を行い得る。 【解決手段】 本発明の画像形成装置は、パルス幅変調
を行う光書き込み手段と、書き込み位相を主走査方向に
切り替える書き込み位相切替手段と、中間調処理を行う
中間調処理手段とを有する。そして、書き込み位相切替
手段によって書き込み位相を主走査方向で切り替える際
に、中間調処理手段によって切り替わり先の書き込み位
相における画像信号が一定の値まで先に成長させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置、画像
形成方法及び該方法を実行するためのプログラムを格納
したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関し、詳細
にはデジタル複写機、レーザプリンタ、ファクシミリ装
置、ディスプレイなどのデジタル画像処理装置及びデジ
タル画像表示装置に応用される画像処理装置における1
ドット変調による多値書き込みを用いた階調処理方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来からCCDなどのラインイメージセ
ンサで光学的に原稿を読み取り、読み取った画像信号に
処理を施して光変調による半導体レーザの光を感光体上
に走査することにより潜像を形成し、潜像をトナー現像
して画像形成を行う電子写真プロセスと言われる画像形
成装置が知られており、デジタル複写機、レーザプリン
タなどに応用されている。電子写真プロセス自体におい
て元々画像形成が不安定な面があり、このため画像処理
で中間調処理を行い、安定性を確保している。これらの
中でもフルカラーデジタル複写機においては画質に対す
る要求が特に高く、ドットや万線の再現性、階調性など
の向上が求められている。
【0003】このような中間調処理としてはパルス幅変
調(PWM)方式を使用した多値ディザによる面積階調
法が広く知られている。この方式にも様々なアプローチ
が提案されているが、この中にPWM方式の書き込み位
相を制御してドットや万線を形成する方法が特開平5−
292301号公報(以下従来例1と称す)及び特開平
2000−188684号公報(以下従来例2と称す)
に提案されている。これらの方法では、従来のPWM方
式による書き込みの様子を示す図26に示すように、図
26の(a)に示す右位相のPWM書き込みと図26の
(b)に示す左位相のPWM書き込みを組み合わせてド
ットや万線を主走査2画素で画像形成を行うことによ
り、図26の(c)に示すように中間調濃度領域の再現
性を向上させている。このため、画像を文字領域と写真
領域に像域分離を行い、それぞれに適した画像処理を行
う方法が一般には用いられている。例えば、階調処理に
おいて400dpiの画素密度の入力画像であれば、写
真部は主走査の画素密度を半分の200dpiとした中
間処理出力とし、現像プロセスの安定性を図る。これに
対し、文字部は400dpiの画素密度のまま出力し、
文字の解像度を優先させる。しかし、近年では画素密度
が600dpiや1200dpiというように高解像度
化が進み、現像プロセスにとってはより厳しい条件にな
っている。このため文字解像度のバランスから、像域分
離結果の文字領域でも画素密度を落とす中間調処理を行
い、多少解像度を犠牲にしても現像プロセスの安定化を
図る場合がある。この場合、写真部には文字部よりも解
像度の低い中間調処理が用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、半導体レー
ザ(LD)の多値変調方式の一つである上記PWM方式
は中間露光領域を使用しないため現像プロセスとしては
安定しやすいが、その反面例えば1画素8ビットで書き
込むとすると、1画素数十nsecの間を1/256単
位で制御しなくてはならず、非常に高速かつ高精度のL
D制御が必要となってしまう。これに加えて、近年では
高速化が進んでおり、LDの駆動周波数も高速にシフト
してきている。このような条件下において上記の書き込
み位相を切り替える制御を行うと、光出力が追随できず
に不安定になり、階調とびや階調逆転が発生するケース
がある。これは、次の画素に切り替わった際に図27の
(b)に示すようにパルス幅がある程度大きい場合には
それほど問題にならないが、図27の(a)に示すよう
に出力の弱い低濃度部へ遷移する場合において特に発生
しやすい。
【0005】また、これら書き込み位相を切り替える中
間調処理方式を文字領域での中間調処理として使用する
と、画素密度は半分になり、600dpiの入力画像信
号であれば300dpiの出力画像信号になる。例え
ば、図28に示すような少し傾いた細線のような600
dpiでの入力画像を考えてみると、実際の書き込み部
のPWM出力は図29のように書き込み位相が交互に切
り替わる出力となる。しかし、図29のような出力で
は、解像度が600dpiから300dpiに落ちてし
まったために細線の白抜けが発生する場合がある。ま
た、図29の副走査3ライン単位でエラーが生じたパタ
ーンと生じていないパターンが繰り返されて文字領域内
のドットの輪郭線を見ると太くなったり細くなったりし
ており、線幅が均一とならない。更に、写真領域から文
字領域へと遷移する場合、写真領域と文字領域の境界線
にかかわらず右位相、左位相の書き込み位相方向が縦方
向に揃っているため、図28のデータを書き込みパター
ンに置き換えると最初の文字エッジパターンの書き込み
位相が左位相から始まる場合と、右位相から始める場合
とが混在し、領域境界における書き出す位相がばらばら
になる。
【0006】本発明はこれらの問題点に鑑みてなされた
ものであり、PWM方式を用いて書き込み位相を制御し
た場合においても安定した出力を得られると共に階調と
びや逆転のない滑らかな出力を得ることができる、画像
形成装置、画像形成方法及び該方法を実行するためのプ
ログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒
体を提供し、更に細線などの文字部に書き込み位相を切
り替える中間調処理を行った場合においても細線の白抜
けや細り太りのない中間調処理を行い得る、画像形成装
置、画像形成方法及び該方法を実行するためのプログラ
ムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
めに、多値のデジタル画像信号を光変調して画像を形成
する画像形成装置は、パルス幅変調を行う光書き込み手
段と、書き込み位相を主走査方向に切り替える書き込み
位相切替手段と、中間調処理を行う中間調処理手段とを
有する。そして、書き込み位相切替手段によって書き込
み位相を主走査方向で切り替える際に、中間調処理手段
によって切り替わり先の書き込み位相における画像信号
が一定の値まで先に成長させることに特徴がある。よっ
て、書き込み位相を切り替えてディザパターンを作成す
る際に書き込み位相が右位相から左位相へ切り替わる時
の切り替え先の画像信号(E1)が、切り替え前の画像
信号(E0)により一定値まで成長して安定するように
ディザパターンを作成することにより、高速に書き込み
位相が切り替わる場合にも光出力の安定化が図れ、階調
とびや逆転のない滑らかな出力を得ることができる。
【0008】更に、中間調処理手段によって書き込み位
相が切り替わる前の書き込み位相における画像信号も所
定の値まで成長させて、書き込み位相切替手段によって
左位相又は右位相の書き込み位相を切替え、切り替わっ
た書き込み位相における画像信号が画素の所定領域まで
成長させて各位相とも均等に成長させて作成した万線タ
イプのディザパターンを用いて光書き込み手段によって
パルス幅変調を行うことにより、万線パターンが高速に
書き込み位相が切り替わる場合にも光LDの出力を安定
化することができ、階調とびや逆転のない滑らかな出力
が得られる。
【0009】また、中間調処理手段は、中間調パターン
を格納するメモリと、画像信号、水平同期信号及び垂直
同期信号に基づいてメモリのアドレス及び書き込み位相
切替手段を制御する書き込み位相制御信号を出力するア
ドレスデコーダと、書き込み位相制御信号を所定値遅延
させる遅延手段とを含んで構成し、切り替わり先の書き
込み位相における画像信号が一定の値以上なるように変
換されるまで、又は画素の所定領域まで成長させて各位
相とも均等に成長させるまで遅延手段によって書き込み
位相制御信号を遅延させ、遅延した書き込み位相制御信
号に基づいてメモリに格納した中間調パターンを読み出
し、切り替わり先の書き込み位相における画像信号が一
定の値以上になるまで又は各位相とも均等になるまで先
に成長させた万線タイプのディザパターンを作成する。
よって、高速に書き込み位相が切り替わる場合にも光L
Dの出力を安定化することができ、階調とびや逆転のな
い滑らかな出力が得られる。
【0010】別の発明としての画像形成装置は、パルス
幅変調を行う光書き込み手段と、書き込み位相を主走査
方向に切り替える書き込み位相切替手段と、中間調処理
を行う中間調処理手段と、中間調処理された画像信号を
変換する画像変換手段とを有する。そして、画像変換手
段で書き込み位相を主走査方向で切り替える際に切り替
わり先の書き込み位相における画像信号が一定の値以上
になるように変換する。よって、どのようなディザパタ
ーンを使用しても切り替わり先の画像信号(E1)が安
定して一定の値以上となるようにディザパターンを変換
するため、高速に書き込み位相が切り替わる場合の書き
込みの特性を意識することなく、ディザパターンを組む
ことができ、光出力の安定化が図れ、階調とびや逆転の
ない滑らかな出力を得ることができる。
【0011】また、書き込み位相切替手段は、入力され
た画像信号の画素クロックの分周信号に基づいて書き込
み位相を切り替えることにより、簡単な構成により書き
込み位相を主走査方向で交互に切り替えられる。
【0012】更に、中間調処理手段は、中間調パターン
を格納するメモリと、画像信号、水平同期信号及び垂直
同期信号に基づいてメモリのアドレス及び書き込み位相
切替手段を制御する書き込み位相制御信号を出力するア
ドレスデコーダと、書き込み位相制御信号を所定値遅延
させる遅延手段とを含んで構成し、切り替わり先の書き
込み位相における画像信号が一定の値以上なるように変
換されるまで遅延手段によって書き込み位相制御信号を
遅延させ、遅延した書き込み位相制御信号に基づいてメ
モリに格納した中間調パターンを読み出し、切り替わり
先の書き込み位相における画像信号(E1)が一定の値
まで先に成長させた万線タイプのディザパターンを作成
する。よって、どのようなディザパターンを使用しても
切り替わり先の画像信号が安定するようにディザパター
ンを変換するため、高速に書き込み位相が切り替わる場
合の書き込みの特性を意識することなく、ディザパター
ンを組むことができ、かつ光出力の安定化が図れ、階調
とびや逆転のない滑らかな出力を得ることができる。
【0013】別の発明としての画像形成装置は、パルス
幅変調を行う光書き込み手段と、書き込み位相を主走査
方向に切り替える書き込み位相切替手段と、文字領域と
写真領域の像域分離を行う像域分離手段と、文字領域に
おけるエッジを検出するエッジ検出手段と、中間調処理
を行う中間調処理手段とを有している。そして、像域分
離手段により文字領域と写真領域の像域分離を行い、写
真領域から文字領域へ領域遷移する際であって書き込み
位相切替手段によって書き込み位相を主走査方向で切り
替える際に、エッジ検出手段によって検出された文字領
域と写真領域の境界線から最初の文字エッジでは必ず右
位相となるように書き込み位相切替手段によって書き込
み位相の同期をとる。よって、写真領域から文字領域に
変わるときに解像度が極端に変わる際であっても、文字
領域と写真領域の境界線から最初の文字エッジでは必ず
右位相となるように、書き込み位相の同期をとることに
より、文字領域と写真領域の境界線から最初の文字エッ
ジパターンの書き込み位相が左位相から始まる場合と右
位相から始まる場合が混在することによって生じていた
文字の細り太りを抑制することができる。
【0014】更に、像域分離手段で検出された写真領域
から文字領域への切り替わりでの書き込み位相を保持す
るメモリを具備し、文字領域と写真領域の切り替わりで
の書き込み位相の同期をとることにより、写真から文字
への切り替わりにおいて文字領域内の文字エッジまでの
距離が変化した場合にもハードを変更することなく同様
でかつ再現性の良好な出力を得ることができる。
【0015】更に、中間調処理手段は、中間調パターン
及び前記書き込み位相制御信号を各々整数倍にまとめて
整数分周の動作クロックでディザ変換処理を行うことに
より、簡単な論理回路構成でディザ変換処理ができる。
【0016】別の発明として、多値のデジタル画像信号
を光変調して画像を形成する画像形成方法によれば、画
像信号をパルス幅変調して主走査方向で書き込み位相を
左位相又は右位相に切り替えて書き込む際、切り替わり
先の書き込み位相における画像信号(E1)が所定の値
まで先に成長してから書き込み位相を切り替えることに
特徴がある。よって、切り替わり先の画像信号が安定す
るようにディザパターンを組むため、高速に書き込み位
相が切り替わる場合にも光出力の安定化が図れ、階調と
びや逆転のない滑らかな出力を得ることができる。
【0017】また、書き込み位相が切り替わる前の書き
込み位相における画像信号も所定の値まで成長して左位
相及び右位相の書き込み位相における画像信号が画素の
所定領域まで成長した後は各位相とも均等に成長させる
ことが好ましい。
【0018】更に、別の発明としての画像形成方法によ
れば、画像信号をパルス幅変調し、書き込み位相を主走
査方向で切り替えて中間調処理された画像信号を変換す
る際に、切り替わり先の書き込み位相における画像信号
(E1)が所定の値以上になるように変換することに特
徴がある。よって、どのようなディザパターンを使用し
ても切り替わり先の画像信号が安定するようにディザパ
ターンを変換するため、高速に書き込み位相が切り替わ
る場合の書き込みの特性を意識することなく、ディザパ
ターンを組むことができ、かつ光出力の安定化が図れ、
階調とびや逆転のない滑らかな出力を得ることができ
る。
【0019】書き込み位相が切り替わる前の書き込み位
相における中間調処理された画像信号も所定の値まで成
長して左位相及び右位相の書き込み位相における中間調
処理された画像信号が画素の所定領域まで成長した後は
各位相とも均等に成長させて変換することが好ましい。
【0020】更に、別の発明としての画像形成方法によ
れば、入力された画像における文字領域と写真領域の像
域分離を行い、写真領域から文字領域へ領域変化する際
であって、画像信号をパルス幅変調して主走査方向で書
き込み位相を左位相又は右位相に切り替えて書き込む
際、切り替わり先の書き込み位相における文字用の画像
信号が所定の値まで先に成長してから書き込み位相を切
り替えることに特徴がある。よって、書き込み位相が右
位相から左位相へ切り替わる時に、切り替え先の画像信
号(E1)が文字領域であった場合には文字用の画像信
号も安定するようにディザパターンを組むことにより写
真領域と文字領域とにおける書き込み位相の同期を取る
ことができ、写真領域から文字領域へと書き込み位相が
遷移するときに写真領域と文字領域とにおける書きこみ
位相の相違から、また文字領域の階調に追従できずに階
調が逆転してしまうことから生じていた文字の白抜けや
細り太りを抑制することができる。
【0021】また、別の発明としての画像形成方法によ
れば、入力された画像における文字領域と写真領域の像
域分離を行い、写真領域から文字領域へ領域変化する際
であって、画像信号をパルス幅変調し、書き込み位相を
主走査方向で切り替えて中間調処理を行う際に、切り替
わり先の書き込み位相における文字用の画像信号が所定
の値まで先に成長させることに特徴がある。よって、書
き込み位相が右から左へ切り替わる時の切り替わり先の
文字用の画像信号も安定するようにディザパターンを組
むことにより写真領域と文字領域とにおける書き込み位
相の同期を取ることができ、写真領域から文字領域へと
書き込み位相が遷移するときに写真領域と文字領域とに
おける書き込み位相の相違から、また文字領域の階調に
追従できずに階調が逆転してしまうことにより生じてい
た文字の白抜けや細り太りを抑制することができる。
【0022】また、書き込み位相が切り替わる前の書き
込み位相における文字用の画像信号も所定の値まで成長
して左位相及び右位相の書き込み位相における文字用の
画像信号が画素の所定領域まで成長した後は各位相とも
均等に成長させることが好ましい。
【0023】更に、文字領域と写真領域の像域分離時は
書き込み位相の同期を取ることにより、文字領域におけ
る少し傾いた細線に対してディザ処理を行った場合にも
解像度の低下を防ぎ、文字の白抜けや細り太りを抑制す
ることができ、再現性の良好な出力を得ることができ
る。
【0024】また、別の発明として、コンピュータによ
り、多値のデジタル画像信号を光変調して画像を形成す
る画像形成方法を実行するためのプログラムを格納した
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体において、画像信
号をパルス幅変調して主走査方向で書き込み位相を左位
相又は右位相に切り替えて書き込む際、切り替わり先の
書き込み位相における画像信号が所定の値まで先に成長
してから書き込み位相を切り替える機能を有することを
特徴とする。よって、既存のシステムを変えることな
く、かつ画像形成システムを構築する装置を汎用的に使
用することができると共に、切り替わり先の画像信号が
安定するようにディザパターンを組むため、高速に書き
込み位相が切り替わる場合にも光出力の安定化が図れ、
階調とびや逆転のない滑らかな出力を得ることができ
る。
【0025】また、コンピュータにより、多値のデジタ
ル画像信号を光変調して画像を形成する画像形成方法を
実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み
取り可能な記憶媒体において、画像信号をパルス幅変調
し、書き込み位相を主走査方向で切り替えて中間調処理
された画像信号を変換する際に、切り替わり先の書き込
み位相における画像信号が所定の値以上になるように変
換する機能を有することを特徴とする。よって、既存の
システムを変えることなく、かつ画像形成システムを構
築する装置を汎用的に使用することができると共に、ど
のようなディザパターンを使用しても切り替わり先の画
像信号が安定するようにディザパターンを変換するた
め、高速に書き込み位相が切り替わる場合の書き込みの
特性を意識することなく、ディザパターンを組むことが
でき、かつ光出力の安定化が図れ、階調とびや逆転のな
い滑らかな出力を得ることができる。
【0026】更に、コンピュータにより、多値のデジタ
ル画像信号を光変調して画像を形成する画像形成方法を
実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み
取り可能な記憶媒体において、入力された画像における
文字領域と写真領域の像域分離を行い、写真領域から文
字領域へ領域変化する際であって、画像信号をパルス幅
変調して主走査方向で書き込み位相を左位相又は右位相
に切り替えて書き込む際、文字領域と写真領域の境界線
から最初の文字エッジでは右位相となるように、切り替
わり先の書き込み位相における文字用の画像信号(E
1)が所定の値まで先に成長してから書き込み位相を切
り替える機能を有することを特徴とする。よって、既存
のシステムを変えることなく、かつ画像形成システムを
構築する装置を汎用的に使用することができると共に、
書き込み位相が右から左へ切り替わる時の切り替わり先
の文字用の画像信号(E1)も安定するようにディザパ
ターンを組むことにより、文字の細り太りを抑制するこ
とができる。
【0027】また、コンピュータにより、多値のデジタ
ル画像信号を光変調して画像を形成する画像形成方法を
実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み
取り可能な記憶媒体において、入力された画像における
文字領域と写真領域の像域分離を行い、写真領域から文
字領域へ領域変化する際であって、画像信号をパルス幅
変調し、書き込み位相を主走査方向で切り替えて中間調
処理を行う際に、文字領域と写真領域の境界線から最初
の文字エッジでは右位相となるように、切り替わり先の
書き込み位相における文字用の画像信号(E1)が所定
の値まで先に成長させる機能を有することを特徴とす
る。よって、既存のシステムを変えることなく、かつ画
像形成システムを構築する装置を汎用的に使用すること
ができると共に、書き込み位相が右から左へ切り替わる
時の切り替わり先の文字用の画像信号も安定するように
ディザパターンを組むことにより、文字の細り太りを抑
制することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の画像形成装置は、パルス
幅変調を行う光書き込み手段と、書き込み位相を主走査
方向に切り替える書き込み位相切替手段と、中間調処理
を行う中間調処理手段とを有する。そして、書き込み位
相切替手段によって書き込み位相を主走査方向で切り替
える際に、中間調処理手段によって切り替わり先の書き
込み位相における画像信号が一定の値まで先に成長させ
る。
【0029】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例に係る画像形成
装置の構成を示すブロック図である。同図において、第
1の実施例の画像形成装置は、スキャナ11と、像域分
離部12と、平滑フィルタ13と、スキャナγ補正部1
4と、エッジ強調フィルタ15と、色補正部16と、プ
リンタγ補正部17と、階調処理部18と、レーザプリ
ンタ19とを含んで構成されている。スキャナ11から
入力される例えば8ビットのRGB画像信号は像域分離
部12に入力され、文字領域と写真領域が判定される。
この判定結果は平滑フィルタ13に戻され、以降のブロ
ックで文字領域と写真領域とで処理方法を切り替えるた
めに用いられる。ここでは、デジタルカラー複写機を元
に説明するが、これに限るものではない。平滑フィルタ
13では、網点原稿によるモアレの抑制やスキャナのノ
イズを除去するための平滑化処理を行う。スキャナγ補
正部14では、スキャナ11で読み取られた反射率リニ
アなRGB画像信号を濃度リニアなRGB画像信号に変
換する。エッジ強調フィルタ15では、文字などのエッ
ジをシャープに見せるために、RGB画像信号でのエッ
ジ成分の強調を行う。色補正部16では、濃度リニアな
RGB画像信号をそれぞれの補色であるCMYK画像信
号に変換する。プリンタγ補正部17では、後段のエン
ジン特性に合うようにテーブルを用いてγ特性を補正す
る。階調処理部18では、多値のCMYK画像信号にデ
ィザ処理を行い、同様に多値の画像信号をレーザプリン
タ19へ出力する。レーザプリンタ19では半導体レー
ザダイオードをパルス幅変調(PWM)方式により光変
調して出力する。また、PWMの書き込み位相は図26
の(a),(b)に示すように、左位相書き込み及び右
位相書き込みを選択可能で、動的に切り替えることによ
って図26の(c)のように隣接ドットを結合し、光出
力の安定化を図ることが可能である。
【0030】図2は図1の階調処理部の構成を示すブロ
ック図である。同図において、階調処理部18は、階調
処理部18への8ビットの入力画像データ[7:0]、
画素クロック信号、水平同期信号及び垂直同期信号から
後述するSRAM11のアドレスをデコード及び書き込
み位相制御信号を出力するアドレスデコーダ20と、2
×2のディザパターンを格納する10ビットのSRAM
21と、アドレスデコーダ20から出力される書き込み
位相制御信号をSRAM21との遅延を補正するラッチ
22と、8ビットの入力を書き込みの16ビットのデー
タに変換するビデオインターフェース23とを含んで構
成されている。各種入力信号からアドレスデコーダ20
でデコードされた10ビットのSRAMアドレス[9:
0]は、ディザパターンの格納されるSRAM21へと
出力され、SRAM21に格納されたディザパターンへ
と変換される。アドレス空間は、256階調分のアドレ
スが2×2=4つ順に並んでおり、256×4=102
4=10ビットとなっている。なお、ここでは2×2の
パターンを用いるがこれに限るものではなく、ディザパ
ターンを格納するSRAMのサイズも必要に応じて変更
することが可能である。
【0031】図3は図2のアドレスデコーダの構成を示
すブロックである。同図において、アドレスデコーダ2
0は、主走査方向の画素位置を数える1ビットの画素ク
ロックカウンタ25と副走査方向の画素位置を数える水
平同期信号カウンタ26という二つの1ビットのカウン
タと、データの遅延を合わせる8ビットのフリップフロ
ップ24とを含んで構成されている。画素クロックカウ
ンタ25は主走査方向のディザパターンの位置を検出
し、SRAMアドレスの8ビット目として出力する。水
平同期信号カウンタ26は副走査方向のディザパターン
の位置を検出し、SRAMアドレスの9ビット目として
出力する。また、フリップフロップ24は二つのカウン
タの遅延を補正し、8ビットの画像信号をSRAMアド
レス[7:0]として図2のSRAM21に出力する。
【0032】ここで、図4はディザ処理を行う際に使用
するディザパターンの一例を示すもので、後述する書き
込み位相を主走査方向に切り替える手段と合わせて使用
し、2画素の間に万線を形成するものである。先ず、同
図の(a),(b)に示すように、書き込み位相が右位
相から左位相に切り替わる際の切り替わり先の画素のデ
ィザパターンE1を光出力が安定する書き込み値まで切
り替わり前の画素のディザパターンE0より先に成長さ
せる。出力の安定する書き込み値はケースバイケースで
あるが、ここでは例として32/255まで成長させる
ものとする。光出力が安定してきたら、同図の(c)〜
(e)に示すように、書き込み位相が切り替わり前の画
素のディザパターンE0も成長を始める。画素の半分を
埋める程度になったら、同図の(f)に示すように書き
込みの切り替わる前後の値を等しいものにする。そし
て、それ以降は同図の(g),(h)に示すように均等
に成長させていく万線タイプのディザパターンである。
【0033】図5は図2のビデオインターフェースの構
成を示すブロック図である。同図において、入力された
ディザ信号(D1)を1クロック保持して1クロック遅
延させたディザ信号(D0)を出力するD型フィリップ
フロップ27、書き込み位相制御信号(C1)を1クロ
ック保持して1クロック遅延させたディザ信号(C0)
を出力するD型フィリップフロップ28、入力されたデ
ィザ信号(D1)及び書き込み位相制御信号(C1)と
2つのD型フィリップフロップ27,28で1クロック
遅延されたディザ信号(D0)及び書き込み位相制御信
号(C0)から、2倍のデータバスにパッキングして1
/2の動作クロックでディザパターンE0,E1を出力
するパッキング回路29から構成される。なお、パルス
幅変調を行う光書き込み手段については、例えば特開平
2−243363号公報、特開平3−167852号公
報、特開平6−347852号公報などに記載されたも
のを利用して構成することが可能である。また、書き込
み位相を主走査方向に切り替える手段は、画素クロック
の分周信号を使用することにより、書き込み位相を主走
査方向で交互に切り替えることができる。これについて
は、図3に示した画素クロックカウンタ25を利用して
簡単に実現することができる。
【0034】図6は図1の階調処理部の別の構成を示す
ブロック図である。同図に示す階調処理部は、階調処理
部への8ビットの入力画像信号と、画素クロック信号、
水平同期信号及び垂直同期信号とからSRAM31のア
ドレスをデコードするアドレスデコーダ30と、2×2
のディザパターンを格納する10ビットSRAM31
と、アドレスデコーダ30から出力される書き込み位相
制御信号をSRAM31との遅延を補正するラッチ32
と、SRAM31から出力されたディザパターンを変換
し、8ビットの入力を書き込みの16ビットのデータに
変換するディザ変換回路33とを含んで構成されてい
る。なお、アドレスデコーダ30は、図3に示したもの
をそのまま使用することができる。
【0035】図7は図6のSRAM31に格納されるデ
ィザパターンの一例を示す図である。同図からわかるよ
うに、書き込み位相を主走査方向に切り替える手段と合
わせて使用し、2画素の間に万線を形成するものであ
る。前述したディザパターンとは異なり、単純に万線を
形成していく。
【0036】図8は図6のディザ変換回路の構成を示す
ブロック図である。同図に示すディザ変換回路は、入力
されたディザ信号(D1)を1クロック保持して1クロ
ック遅延されたディザ信号(D0)を出力するD型フリ
ップフロップ34と、書き込み位相制御信号(C1)を
1クロック保持して1クロック遅延させた書き込み位相
制御信号(C0)を出力するD型フリップフロップ35
と、入力されたディザ信号(D1)及び書き込み位相制
御信号(C1)と2つのD型フィリップフロップ34,
35で1クロック遅延されたディザ信号(D0)及び書
き込み位相制御信号(C0)から、2倍のデータバスに
パッキングして1/2の動作クロックでディザパターン
E0,E1を出力する加算/分配回路36とを含んで構
成されている。加算/分配回路36での加算・分配のア
ルゴリズムは、書き込み位相が右から左に切り替わる際
の切り替わり先の画素の光出力が安定する書き込み値が
図4に示したものと同じく32/255とすると、次の
ようになる。
【0037】(1)0≦D1<32かつ0≦D0<32
のとき、E0=0、E1=D0+D1 (2)0≦D1<32かつ32≦D0 のとき、E
0=D0+D1−32、E1=32 (3)32≦D1 のとき、E
0=D0、E1=D1
【0038】例えばディザ信号の大きさD0が10でD
1が20であった場合は上記(1)に相当し、その加算
/分配の結果、出力されるディザパターンの大きさE0
は0となり、ディザパターンの大きさE1は図6のSR
AM31及びディザ変換回路33により30の大きさの
ディザパターンに成長させる。この場合は図4の
(a),(b)に相当する。また、ディザ信号の大きさ
D0が40でD1が10であった場合は上記(2)に相
当し、その加算/分配の結果、出力されるディザパター
ンの大きさE1は図6のSRAM31及びディザ変換回
路33により32とし、ディザパターンの大きさE0は
18とする。この場合は図4の(c)〜(e)に相当す
る。更に、ディザ信号の大きさD0に関わらずD1が3
2以上の例えばD0,D1共に40であった場合上記
(3)に相当し、その加算/分配の結果、出力されるデ
ィザパターンの大きさE0もディザパターンの大きさE
1もその値、つまり40とする。このようにどのような
パターンが入力されても、図6のSRAM31及びディ
ザ変換回路33により、切り替わり先の書き込み値(E
1)を優先して安定する所定値まで成長させるように変
換して書き込み位相を切り替えることで、光出力の安定
化を図ることができる。
【0039】図9は本発明の第2の実施例に係る画像処
理装置における階調処理部の構成を示すブロック図であ
る。同図に示す階調処理部は、8ビットの入力画像デー
タに写真用のディザ処理を行う写真用ディザ回路40
と、8ビットの入力画像データに像域分離信号を用いて
文字用のディザ処理を行う文字用ディザ回路41と、デ
ィザ処理回路での画像信号遅延を補正するラッチ42
と、像域分離信号から写真用ディザ処理結果あるいは文
字用ディザ処理結果を選択するセレクタ43と、二つの
8ビットの出力画像データ及び1ビットの位相制御信号
を16ビットの出力画像データと2ビットの位相制御信
号にまとめるビデオインターフェース44とを含んで構
成されている。8ビットの入力画像信号は、写真用ディ
ザ回路40及び文字用ディザ回路41によってそれぞれ
に適したディザ処理が行われる。この二つの回路の出力
からラッチ42で遅延された像域分離信号に基づいてセ
レクタ43でどちらかの回路の出力が選ばれ、ビデオイ
ンターフェース44へと送られる。ビデオインターフェ
ース44では8ビットの画像信号+1ビットの位相制御
信号を2クロック分まとめた16ビットの画像信号+2
ビットの位相制御信号として半分の画素クロックで書き
込み部へ出力される。
【0040】図10は図9の写真用ディザ回路の構成を
示すブロック図である。同図に示す写真用ディザ回路
は、各種入力信号からSRAM46のアドレスをデコー
ドするアドレスデコーダ45と、写真用のディザパター
ンを格納するSRAM46と、位相制御信号を生成する
位相制御信号生成回路47とを含んで構成されている。
また、各種衆力信号からアドレスデコーダ45でデコー
ドされたSRAM46の10ビットのSRAMアドレス
は、ディザパターンが格納されるSRAM46へ出力さ
れ、SRAM46に格納されたディザパターンへ変換さ
れる。SRAM46に格納されるディザパターンは図1
1の(a)〜(h)に示すようなものであり、主走査4
画素の左端から順次万線を成長させるものとなってい
る。この場合、600dpiの出力であれば、1/4の
150dpiとなる。SRAM46のアドレス空間は2
56階調分のアドレス4×1=4つ順に並んでおり、2
56×4=1024=10ビットとなっている。なお、
ここでは4×1のパターンを用いるがこれに限定するも
のではなく、ディザパターンを格納するSRAMのサイ
ズも必要に応じて変更することが可能である。
【0041】図12は図10のアドレスデコーダの構成
を示すブロック図である。同図に示すアドレスデコーダ
は、主走査方向の画素位置を数える2ビットの画素クロ
ックカウンタ48と、入力画像信号の遅延を合わせる8
ビットのフリップフロップ49とを含んで構成されてい
る。画素クロックカウンタ48は主走査方向のディザパ
ターンの位置を検出し、SRAMアドレスの[9:8]
ビットとして出力する。フリップフロップ49は画素ク
ロックカウンタ48の遅延を補正し、8ビットの画像信
号をSRAMアドレス[7:0]として図10に示した
SRAM46に出力する。
【0042】図13は図10の位相制御信号生成回路の
構成を示すブロック図である。同図に示す位相制御信号
生成回路は、書き込みの位相を設定する位相設定レジス
タ50と、画素クロック信号に同期して位相設定レジス
タ50に設定された位相制御信号を出力するフリップフ
ロップ51とを含んで構成されている。ここでは、位相
設定レジスタ50が1(High)に設定されると位相
制御信号として1(High:右位相)が出力され、位
相設定レジスタ50が0(Low)に設定されると位相
制御信号として0(Low:左位相)が出力されるもの
とする。
【0043】図14は図9の文字用ディザ回路の構成を
示すブロック図である。同図に示す文字用ディザ回路
は、各種入力信号からSRAM63のアドレスをデコー
ドするアドレスデコーダ62と、文字用のディザパター
ンを格納するSRAM63と、位相制御信号を生成する
位相制御生成回路64とを含んで構成されている。各種
入力信号からアドレスデコーダ62でデコードされたS
RAM63の10ビットのSRAMアドレスは、ディザ
パターンが格納されているSRAM63へ出力され、S
RAM63に格納されたディザパターンに変換される。
SRAM63に格納されるディザパターンは図15の
(a)〜(h)に示すようなもので、左右の位相を切り
替えることにより、二つの画素の間に万線を形成するも
のである。この場合、600dpiの出力であれば、1
/2の300dpiとなる。SRAM63のアドレス空
間は256階調分のアドレスが2×2=4つ順に並んで
おり、256×4=1024=10ビットとなってい
る。なお、ここではディザパターンとして2×2のパタ
ーンを用いるがこれに限るものではなく、ディザパター
ンを格納するSRAM63のサイズも必要に応じて変更
することが可能である。これと並行して、像域分離信号
が位相制御信号生成回路64に入力され、位相制御信号
1ビットが出力される。
【0044】図15は図14のアドレスデコーダの構成
を示すブロック図である。同図に示すアドレスデコーダ
は、主走査方向の画素位置を数える1ビットの画素クロ
ックカウンタ65と、副走査方向の水平同期信号を数え
る1ビットの水平同期信号カウンタ66と、入力画像信
号の遅延を合わせる8ビットのフリップフロップ67と
を含んで構成されている。画素クロックカウンタ65は
主走査方向のディザパターンの位置を検出し、SRAM
アドレスの8ビット目として出力する。水平同期信号カ
ウンタ66は副走査方向のディザパターンの位置を検出
し、SRAMアドレスの9ビット目として出力する。フ
リップフロップ67は画素クロックカウンタ65の遅延
を補正し、8ビットの画像信号をSRAMアドレス
[7:0]として図14のSRAM63に出力する。
【0045】図16は本発明の書き込み位相制御手段の
構成の一例を示すブロック図である。また、図17は書
き込み位相制御手段の動作を示すタイムチャートであ
る。図16に示す書き込み位相制御手段は、入力された
像域分離信号をラッチするラッチ68と、ラッチされた
像域分離信号を反転するインバータ69と、像域分離信
号とインバータ69の出力の論理積をとるAND回路7
0と、水平同期信号とAND回路70の出力の論理和を
とるOR回路71と、画素クロックをカウントする1ビ
ットカウンタ72と、1ビットカウンタ72の出力を反
転するインバータ73とを含んで構成されている。入力
された像域分離信号(時刻t)はラッチ68で1画素
遅延され(時刻t)、その出力がインバータ69で反
転される(時刻t)。AND回路70はラッチ68で
遅延されていない像域分離信号と、ラッチ68で1画素
遅延され、インバータ69で論理反転された像域分離信
号との論理積を出力する(時刻t)。このAND回路
70の出力論理が真となるのは、像域分離信号が0から
1へと変化したとき、すなわち写真領域から文字領域に
変化したときのみである。AND回路70の出力はOR
回路71で水平同期信号との論理和が取られ、画素クロ
ックをカウントする1ビットカウンタ72のカウンタリ
セット信号として1ビットカウンタ72に入力される。
これにより、1ビットカウンタ72では写真領域から文
字領域へと遷移した場合、あるいは水平同期が取られた
場合にカウンタが同期リセットされる(時刻t)。前
述したように、写真領域と文字領域の境界から実際の文
字エッジまでは2画素空いている(時刻t)。このた
め、図18に示したように、文字領域と写真領域の境界
線から最初の文字エッジでは右位相になるようになり、
1ビットカウンタ72の出力はインバータ73で一度反
転され、これが位相制御信号として出力される。よっ
て、最初の文字エッジパターンの書き込み位相は全て右
位相から始まり、従来生じていた左位相から始まる場合
と右位相から始まる場合とが混在することがなくなり、
細線の細り太りは生じなくなる。
【0046】図19は図14の位相制御信号生成回路の
構成を示すブロック図である。同図に示す位相制御信号
生成回路は、像域分離手段で検出された写真領域から文
字領域への切り替わりでの書き込み位相を保持するメモ
リ手段を備えたものであり、入力された像域分離信号を
ラッチするラッチ74と、ラッチされた像域分離信号を
反転するインバータ75と、像域分離信号とインバータ
75の出力との論理積をとるAND回路76と、水平同
期信号とAND回路76の出力の論理和をとるOR回路
77と、画素クロックをカウントする1ビットカウンタ
78と、カウンタの出力を反転するインバータ79と、
リセット時の初期位相を設定する初期位相レジスタ80
と、カウンタ78の出力を反転したもの、又は反転して
いないもののいずれかを初期位相レジスタ80によって
選択するセレクタ81とを含んで構成されている。入力
された像域分離信号はラッチ74で1画素遅延され、そ
の出力がインバータ75で反転される。AND回路76
は、ラッチ74で遅延されていない像域分離信号と、ラ
ッチ74で1画素遅延され、インバータ75で論理反転
された像域分離信号との論理積を出力する。このAND
回路76の出力論理が真となるのは、像域分離信号が0
から1へと変化した時、即ち写真領域から文字領域に変
化した時のみである。AND回路76の出力はOR回路
77で水平同期信号との論理和がとられ、画素クロック
をカウントする1ビットカウンタ78のカウンタリセッ
ト信号となる。これにより、1ビットカウンタ78では
写真領域から文字領域へと遷移した場合、あるいは水平
同期信号が取られた場合にカウンタが同期リセットされ
る。リセット時の1ビットカウンタ78の出力はインバ
ータ79によって反転したものと、そのままのものとが
セレクタ81に入力され、初期位相レジスタ80に設定
されたリセット時の位相設定に基づき、セレクタ81か
らいずれかの信号が位相制御信号として出力される。こ
のとき、初期位相レジスタ80に1が設定されている場
合はインバータ79の出力が選択され、0が設定されて
いる場合は1ビットカウンタの出力が選択される。初期
位相レジスタ80には、文字と写真の境目から最初の文
字エッジでは右位相になるように値が設定される。図2
7のような場合には初期位相レジスタ80に1を設定
し、インバータ79の出力を位相制御信号として出力す
る。
【0047】図20は図9の文字用ディザ回路の構成を
示すブロック図である。同図に示す文字用ディザ回路
は、各種入力信号からSRAM83のアドレスをデコー
ドするアドレスデコーダ82と、文字用のディザパター
ンを格納するSRAM83と、位相制御信号を生成する
位相制御信号生成回路84とを含んで構成されている。
各種入力信号からアドレスデコーダ82でデコードされ
たSRAM83の10ビットのSRAMアドレスは、デ
ィザパターンが格納されるSRAM83へと出力され、
SRAM83に格納されたディザパターンへと変換され
る。SRAM83に格納されるディザパターンは図7の
(a)〜(h)に示すようなもので、左右の位相を切り
替えることにより、二つの画素の間に万線を形成するも
のである。この場合、600dpiの出力であれば、1
/2の300dpiとなる。SRAM83のアドレス空
間は256階調分のアドレスが2×2=4つ順に並んで
おり、256×4=1024=10ビットとなってい
る。なお、ここではディザパターンとして2×2のパタ
ーンを用いるがこれに限るものではなく、ディザパター
ンを格納するSRAM83のサイズも必要に応じて変更
することが可能である。これと並行して、像域分離信号
及び入力画像信号が位相制御信号生成回路84に入力さ
れ、位相制御信号1ビットが出力される。
【0048】図21は図14の位相制御信号生成回路の
別の構成を示すブロック図である。また、図22は図2
1の位相制御信号生成回路の動作を示すフローチャート
である。図21に示す位相制御信号生成回路はエッジ検
出手段を備えており、入力画像信号のエッジを検出する
エッジ検出回路85と、入力された像域分離信号をラッ
チするラッチ86と、ラッチされた像域分離信号を反転
するインバータ87と、像域分離信号とインバータ87
の出力の論理積をとるAND回路88と、AND回路8
8の出力を保持するJK型フリップフロップ89と、エ
ッジ検出回路85の出力とJK型フリップフロップ89
の出力の論理積をとるAND回路90と、AND回路9
0の出力と水平同期信号との論理和をとるOR回路91
と、画素クロックをカウントする1ビットカウンタ92
と、カウンタの出力を反転するインバータ93とを含ん
で構成されている。以下図21の位相制御信号生成回路
の動作を図22に従って説明すると、入力された画素の
位置がそのフレームの終端であるか否かを判定して終端
でない場合一画素インクリメントしていき(ステップS
101、ステップS102;NO、ステップS10
3)、入力された画像信号のエッジがエッジ検出回路8
5によって検出され、その結果はAND回路90へ出力
される。入力された像域分離信号はラッチ86で1画素
遅延され、その出力がインバータ87で反転される。A
ND回路88は、ラッチ86で遅延されていない像域分
離信号と、ラッチ86で1画素遅延されてインバータ8
7で論理反転された像域分離信号との論理積を出力す
る。このAND回路88の出力論理が真となるのは、像
域分離信号が0から1へと変化した時、即ち写真領域か
ら文字領域に変化した時のみである(ステップS10
4)。AND回路88の出力はJK型フリップフロップ
49のJ入力端子に入力される。AND回路88の出力
が一度Highになると、JK型フリップフロップ89
の出力はK入力がHighにならない限りQ出力はHi
ghを保持する。JK型フリップフロップ89の出力は
エッジ検出回路85の出力とAND回路90で論理積が
とられる。つまり、AND回路90はJK型フリップフ
ロップ89の出力がHighにならない限り、エッジ検
出回路85の出力はAND回路90でマスクされてい
る。JK型フリップフロップ89がHighになると、
AND回路90の出力にエッジ検出回路85の検出結果
が出力されるようになり、この検出結果はOR回路91
で水平同期信号との論理和がとられ、画素クロックをカ
ウントする1ビットカウンタ92のカウンタリセット信
号となる(ステップS105)。同時に、AND回路9
0の出力はJK型フリップフロップ89のK入力端子に
入力され、エッジが検出されるとリセットされ、出力は
Lowとなり、AND回路90でエッジ検出回路85の
出力は再びマスクされるようになる(ステップS10
6;YES)。これにより、1ビットカウンタ92では
写真領域から文字領域へと遷移してから最初のエッジが
検出された場合、あるいは水平同期がとられた場合には
カウンタが同期リセットされる(ステップS107;Y
ES)。エッジ検出回路85で検出されたエッジでは書
き込みは右位相である必要があるため、1ビットカウン
タ92の出力はインバータ93を介して位相制御信号と
して出力される(ステップS108)。なお、ステップ
S102で検出した画素がそのフレームの終端画素であ
れば処理を一端終了して次フレームに移行する(ステッ
プS102;YES)。
【0049】図23は図21のエッジ検出回路の構成を
示すブロック図である。同図に示すエッジ検出回路は、
入力画像信号をラッチするラッチ94と、エッジかどう
かを判定するための閾値を格納する閾値レジスタ95
と、二つの画素間のエッジ判定を行う比較器96とを含
んで構成されている。入力された画像信号はラッチ94
で1画素遅延され、このラッチ94の出力と入力画像信
号が比較器96で比較される。比較器96では入力画像
信号からラッチ94の出力の差分をとった結果が閾値レ
ジスタ95で設定されている閾値よりも大きい場合にエ
ッジと判定され、1が出力される。その他の場合はエッ
ジと判定されず、0が出力される。
【0050】次に、図24は本発明のシステム構成を示
すブロック図である。つまり、同図は上記実施例におけ
る画像形成方法によるソフトウェアを実行するマイクロ
プロセッサ等から構築されるハードウェアを示すもので
ある。同図において、画像形成システムはインターフェ
ース(以下I/Fと略す)101、CPU102、RO
M103、RAM104、表示装置105、ハードディ
スク106、キーボード107及びCD−ROMドライ
ブ108を含んで構成されている。また、汎用の処理装
置を用意し、CD−ROM109などの読取可能な記録
媒体には、本発明の画像形成方法を実行するプログラム
が記録されている。更に、I/F101を介して外部装
置から制御信号が入力され、キーボード107によって
操作者による指令又は自動的に本発明のプログラムが起
動される。そして、CPU102は当該プログラムに従
って上述の画像形成方法に伴う画像形成処理を施し、そ
の処理結果をRAM104やハードディスク106等の
記憶装置に格納し、必要により表示装置105などに出
力する。以上のように、本発明の画像形成方法を実行す
るプログラムが記憶した媒体を用いることにより、既存
のシステムを変えることなく、かつ画像形成システムを
構築する装置を汎用的に使用することができる。
【0051】図25は本発明の画像形成装置としてのデ
ジタル複写機の全体構成を示す概略断面図である。同図
において、デジタル複写機は、主に、複写機本体300
と画像読取ユニット400とを含んで構成されている。
そして、複写機本体300は、光走査装置301と、用
紙を収容するカセット302,302’と、カセット3
02,302’から用紙を1枚ずつ取り出す給紙ローラ
303,303’と、搬送タイミングをコントロールす
るレジストローラ304と、転写帯電器305と、感光
体ドラム306、現像ローラ307、帯電ローラ308
等を一体化されているプロセスカートリッジ309と、
ハロゲンヒータが内蔵された定着ローラ310と、加圧
ローラ311と、搬送ローラ312と、排紙ローラ31
3、手差しテーブル314とを含んで構成されている。
また、画像読取ユニット400は、原稿台に固定された
原稿の読み取り部401における画像を結像レンズ40
2を介してCCD等の光電変換素子403上に結像さ
せ、ミラー群404を移動して順次、電子データに変換
する。このような構成を有するデジタル複写機におい
て、先ず光走査装置301によって画像信号に応じて半
導体レーザが変調され、帯電ローラ308によって一様
に帯電された感光体ドラム306上に潜像を形成し、現
像ローラ307から供給されるトナーによって顕像化さ
れる。一方、給紙ローラ303又は303’によって取
り出された用紙はレジストローラ304によって光走査
装置301の画像書き出しのタイミングに合わせて搬送
されトナー像が転写される。転写された画像は定着ロー
ラ310により定着されて排紙される。
【0052】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、特許請求の範囲内の記載であれば多種の変
形や置換可能であることは言うまでもない。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、多値のデジタル画
像信号を光変調して画像を形成する画像形成装置は、パ
ルス幅変調を行う光書き込み手段と、書き込み位相を主
走査方向に切り替える書き込み位相切替手段と、中間調
処理を行う中間調処理手段とを有する。そして、書き込
み位相切替手段によって書き込み位相を主走査方向で切
り替える際に、中間調処理手段によって切り替わり先の
書き込み位相における画像信号が一定の値まで先に成長
させることに特徴がある。よって、書き込み位相を切り
替えてディザパターンを作成する際に書き込み位相が右
位相から左位相へ切り替わる時の切り替え先の画像信号
(E1)が、切り替え前の画像信号(E0)により一定
値まで成長して安定するようにディザパターンを作成す
ることにより、高速に書き込み位相が切り替わる場合に
も光出力の安定化が図れ、階調とびや逆転のない滑らか
な出力を得ることができる。
【0054】更に、中間調処理手段によって書き込み位
相が切り替わる前の書き込み位相における画像信号も所
定の値まで成長させて、書き込み位相切替手段によって
左位相又は右位相の書き込み位相を切替え、切り替わっ
た書き込み位相における画像信号が画素の所定領域まで
成長させて各位相とも均等に成長させて作成した万線タ
イプのディザパターンを用いて光書き込み手段によって
パルス幅変調を行うことにより、万線パターンが高速に
書き込み位相が切り替わる場合にも光LDの出力を安定
化することができ、階調とびや逆転のない滑らかな出力
が得られる。
【0055】また、中間調処理手段は、中間調パターン
を格納するメモリと、画像信号、水平同期信号及び垂直
同期信号に基づいてメモリのアドレス及び書き込み位相
切替手段を制御する書き込み位相制御信号を出力するア
ドレスデコーダと、書き込み位相制御信号を所定値遅延
させる遅延手段とを含んで構成し、切り替わり先の書き
込み位相における画像信号が一定の値以上なるように変
換されるまで、又は画素の所定領域まで成長させて各位
相とも均等に成長させるまで遅延手段によって書き込み
位相制御信号を遅延させ、遅延した書き込み位相制御信
号に基づいてメモリに格納した中間調パターンを読み出
し、切り替わり先の書き込み位相における画像信号が一
定の値以上になるまで又は各位相とも均等になるまで先
に成長させた万線タイプのディザパターンを作成する。
よって、高速に書き込み位相が切り替わる場合にも光L
Dの出力を安定化することができ、階調とびや逆転のな
い滑らかな出力が得られる。
【0056】別の発明としての画像形成装置は、パルス
幅変調を行う光書き込み手段と、書き込み位相を主走査
方向に切り替える書き込み位相切替手段と、中間調処理
を行う中間調処理手段と、中間調処理された画像信号を
変換する画像変換手段とを有する。そして、画像変換手
段で書き込み位相を主走査方向で切り替える際に切り替
わり先の書き込み位相における画像信号が一定の値以上
になるように変換する。よって、どのようなディザパタ
ーンを使用しても切り替わり先の画像信号(E1)が安
定して一定の値以上となるようにディザパターンを変換
するため、高速に書き込み位相が切り替わる場合の書き
込みの特性を意識することなく、ディザパターンを組む
ことができ、光出力の安定化が図れ、階調とびや逆転の
ない滑らかな出力を得ることができる。
【0057】また、書き込み位相切替手段は、入力され
た画像信号の画素クロックの分周信号に基づいて書き込
み位相を切り替えることにより、簡単な構成により書き
込み位相を主走査方向で交互に切り替えられる。
【0058】更に、中間調処理手段は、中間調パターン
を格納するメモリと、画像信号、水平同期信号及び垂直
同期信号に基づいてメモリのアドレス及び書き込み位相
切替手段を制御する書き込み位相制御信号を出力するア
ドレスデコーダと、書き込み位相制御信号を所定値遅延
させる遅延手段とを含んで構成し、切り替わり先の書き
込み位相における画像信号が一定の値以上なるように変
換されるまで遅延手段によって書き込み位相制御信号を
遅延させ、遅延した書き込み位相制御信号に基づいてメ
モリに格納した中間調パターンを読み出し、切り替わり
先の書き込み位相における画像信号(E1)が一定の値
まで先に成長させた万線タイプのディザパターンを作成
する。よって、どのようなディザパターンを使用しても
切り替わり先の画像信号が安定するようにディザパター
ンを変換するため、高速に書き込み位相が切り替わる場
合の書き込みの特性を意識することなく、ディザパター
ンを組むことができ、かつ光出力の安定化が図れ、階調
とびや逆転のない滑らかな出力を得ることができる。
【0059】別の発明としての画像形成装置は、パルス
幅変調を行う光書き込み手段と、書き込み位相を主走査
方向に切り替える書き込み位相切替手段と、文字領域と
写真領域の像域分離を行う像域分離手段と、文字領域に
おけるエッジを検出するエッジ検出手段と、中間調処理
を行う中間調処理手段とを有している。そして、像域分
離手段により文字領域と写真領域の像域分離を行い、写
真領域から文字領域へ領域遷移する際であって書き込み
位相切替手段によって書き込み位相を主走査方向で切り
替える際に、エッジ検出手段によって検出された文字領
域と写真領域の境界線から最初の文字エッジでは必ず右
位相となるように書き込み位相切替手段によって書き込
み位相の同期をとる。よって、写真領域から文字領域に
変わるときに解像度が極端に変わる際であっても、文字
領域と写真領域の境界線から最初の文字エッジでは必ず
右位相となるように、書き込み位相の同期をとることに
より、文字領域と写真領域の境界線から最初の文字エッ
ジパターンの書き込み位相が左位相から始まる場合と右
位相から始まる場合が混在することによって生じていた
文字の細り太りを抑制することができる。
【0060】更に、像域分離手段で検出された写真領域
から文字領域への切り替わりでの書き込み位相を保持す
るメモリを具備し、文字領域と写真領域の切り替わりで
の書き込み位相の同期をとることにより、写真から文字
への切り替わりにおいて文字領域内の文字エッジまでの
距離が変化した場合にもハードを変更することなく同様
でかつ再現性の良好な出力を得ることができる。
【0061】更に、中間調処理手段は、中間調パターン
及び前記書き込み位相制御信号を各々整数倍にまとめて
整数分周の動作クロックでディザ変換処理を行うことに
より、簡単な論理回路構成でディザ変換処理ができる。
【0062】別の発明として、多値のデジタル画像信号
を光変調して画像を形成する画像形成方法によれば、画
像信号をパルス幅変調して主走査方向で書き込み位相を
左位相又は右位相に切り替えて書き込む際、切り替わり
先の書き込み位相における画像信号(E1)が所定の値
まで先に成長してから書き込み位相を切り替えることに
特徴がある。よって、切り替わり先の画像信号が安定す
るようにディザパターンを組むため、高速に書き込み位
相が切り替わる場合にも光出力の安定化が図れ、階調と
びや逆転のない滑らかな出力を得ることができる。
【0063】また、書き込み位相が切り替わる前の書き
込み位相における画像信号も所定の値まで成長して左位
相及び右位相の書き込み位相における画像信号が画素の
所定領域まで成長した後は各位相とも均等に成長させる
ことが好ましい。
【0064】更に、別の発明としての画像形成方法によ
れば、画像信号をパルス幅変調し、書き込み位相を主走
査方向で切り替えて中間調処理された画像信号を変換す
る際に、切り替わり先の書き込み位相における画像信号
(E1)が所定の値以上になるように変換することに特
徴がある。よって、どのようなディザパターンを使用し
ても切り替わり先の画像信号が安定するようにディザパ
ターンを変換するため、高速に書き込み位相が切り替わ
る場合の書き込みの特性を意識することなく、ディザパ
ターンを組むことができ、かつ光出力の安定化が図れ、
階調とびや逆転のない滑らかな出力を得ることができ
る。
【0065】書き込み位相が切り替わる前の書き込み位
相における中間調処理された画像信号も所定の値まで成
長して左位相及び右位相の書き込み位相における中間調
処理された画像信号が画素の所定領域まで成長した後は
各位相とも均等に成長させて変換することが好ましい。
【0066】更に、別の発明としての画像形成方法によ
れば、入力された画像における文字領域と写真領域の像
域分離を行い、写真領域から文字領域へ領域変化する際
であって、画像信号をパルス幅変調して主走査方向で書
き込み位相を左位相又は右位相に切り替えて書き込む
際、切り替わり先の書き込み位相における文字用の画像
信号が所定の値まで先に成長してから書き込み位相を切
り替えることに特徴がある。よって、書き込み位相が右
位相から左位相へ切り替わる時に、切り替え先の画像信
号(E1)が文字領域であった場合には文字用の画像信
号も安定するようにディザパターンを組むことにより写
真領域と文字領域とにおける書き込み位相の同期を取る
ことができ、写真領域から文字領域へと書き込み位相が
遷移するときに写真領域と文字領域とにおける書きこみ
位相の相違から、また文字領域の階調に追従できずに階
調が逆転してしまうことから生じていた文字の白抜けや
細り太りを抑制することができる。
【0067】また、別の発明としての画像形成方法によ
れば、入力された画像における文字領域と写真領域の像
域分離を行い、写真領域から文字領域へ領域変化する際
であって、画像信号をパルス幅変調し、書き込み位相を
主走査方向で切り替えて中間調処理を行う際に、切り替
わり先の書き込み位相における文字用の画像信号が所定
の値まで先に成長させることに特徴がある。よって、書
き込み位相が右から左へ切り替わる時の切り替わり先の
文字用の画像信号も安定するようにディザパターンを組
むことにより写真領域と文字領域とにおける書き込み位
相の同期を取ることができ、写真領域から文字領域へと
書き込み位相が遷移するときに写真領域と文字領域とに
おける書き込み位相の相違から、また文字領域の階調に
追従できずに階調が逆転してしまうことにより生じてい
た文字の白抜けや細り太りを抑制することができる。
【0068】また、書き込み位相が切り替わる前の書き
込み位相における文字用の画像信号も所定の値まで成長
して左位相及び右位相の書き込み位相における文字用の
画像信号が画素の所定領域まで成長した後は各位相とも
均等に成長させることが好ましい。
【0069】更に、文字領域と写真領域の像域分離時は
書き込み位相の同期を取ることにより、文字領域におけ
る少し傾いた細線に対してディザ処理を行った場合にも
解像度の低下を防ぎ、文字の白抜けや細り太りを抑制す
ることができ、再現性の良好な出力を得ることができ
る。
【0070】また、別の発明として、コンピュータによ
り、多値のデジタル画像信号を光変調して画像を形成す
る画像形成方法を実行するためのプログラムを格納した
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体において、画像信
号をパルス幅変調して主走査方向で書き込み位相を左位
相又は右位相に切り替えて書き込む際、切り替わり先の
書き込み位相における画像信号が所定の値まで先に成長
してから書き込み位相を切り替える機能を有することを
特徴とする。よって、既存のシステムを変えることな
く、かつ画像形成システムを構築する装置を汎用的に使
用することができると共に、切り替わり先の画像信号が
安定するようにディザパターンを組むため、高速に書き
込み位相が切り替わる場合にも光出力の安定化が図れ、
階調とびや逆転のない滑らかな出力を得ることができ
る。
【0071】また、コンピュータにより、多値のデジタ
ル画像信号を光変調して画像を形成する画像形成方法を
実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み
取り可能な記憶媒体において、画像信号をパルス幅変調
し、書き込み位相を主走査方向で切り替えて中間調処理
された画像信号を変換する際に、切り替わり先の書き込
み位相における画像信号が所定の値以上になるように変
換する機能を有することを特徴とする。よって、既存の
システムを変えることなく、かつ画像形成システムを構
築する装置を汎用的に使用することができると共に、ど
のようなディザパターンを使用しても切り替わり先の画
像信号が安定するようにディザパターンを変換するた
め、高速に書き込み位相が切り替わる場合の書き込みの
特性を意識することなく、ディザパターンを組むことが
でき、かつ光出力の安定化が図れ、階調とびや逆転のな
い滑らかな出力を得ることができる。
【0072】更に、コンピュータにより、多値のデジタ
ル画像信号を光変調して画像を形成する画像形成方法を
実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み
取り可能な記憶媒体において、入力された画像における
文字領域と写真領域の像域分離を行い、写真領域から文
字領域へ領域変化する際であって、画像信号をパルス幅
変調して主走査方向で書き込み位相を左位相又は右位相
に切り替えて書き込む際、文字領域と写真領域の境界線
から最初の文字エッジでは右位相となるように、切り替
わり先の書き込み位相における文字用の画像信号(E
1)が所定の値まで先に成長してから書き込み位相を切
り替える機能を有することを特徴とする。よって、既存
のシステムを変えることなく、かつ画像形成システムを
構築する装置を汎用的に使用することができると共に、
書き込み位相が右から左へ切り替わる時の切り替わり先
の文字用の画像信号(E1)も安定するようにディザパ
ターンを組むことにより、文字の細り太りを抑制するこ
とができる。
【0073】また、コンピュータにより、多値のデジタ
ル画像信号を光変調して画像を形成する画像形成方法を
実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み
取り可能な記憶媒体において、入力された画像における
文字領域と写真領域の像域分離を行い、写真領域から文
字領域へ領域変化する際であって、画像信号をパルス幅
変調し、書き込み位相を主走査方向で切り替えて中間調
処理を行う際に、文字領域と写真領域の境界線から最初
の文字エッジでは右位相となるように、切り替わり先の
書き込み位相における文字用の画像信号(E1)が所定
の値まで先に成長させる機能を有することを特徴とす
る。よって、既存のシステムを変えることなく、かつ画
像形成システムを構築する装置を汎用的に使用すること
ができると共に、書き込み位相が右から左へ切り替わる
時の切り替わり先の文字用の画像信号も安定するように
ディザパターンを組むことにより、文字の細り太りを抑
制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る画像形成装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1の階調処理部の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】図2のアドレスデコーダの構成を示すブロック
である。
【図4】ディザ処理を行う際に使用するディザパターン
の一例を示す図である。
【図5】図2のビデオインターフェースの構成を示すブ
ロック図である。
【図6】図1の階調処理部の別の構成を示すブロック図
である。
【図7】図6のSRAMに格納されるディザパターンの
一例を示す図である。
【図8】図6のディザ変換回路の構成を示すブロック図
である。
【図9】本発明の第2の実施例に係る画像処理装置にお
ける階調処理部の構成を示すブロック図である。
【図10】図9の写真用ディザ回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図11】図10のSRAMに格納されるディザパター
ンの一例を示す図である。
【図12】図10のアドレスデコーダの構成を示すブロ
ック図である。
【図13】図10の位相制御信号生成回路の構成を示す
ブロック図である。
【図14】図9の文字用ディザ回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図15】図14のアドレスデコーダの構成を示すブロ
ック図である。
【図16】本発明の書き込み位相制御手段の構成の一例
を示すブロック図である。
【図17】書き込み位相制御手段の動作を示すタイムチ
ャートである。
【図18】本実施例における画素出力の様子を示す図で
ある。
【図19】図14の位相制御信号生成回路の構成を示す
ブロック図である。
【図20】図9の文字用ディザ回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図21】図14の位相制御信号生成回路の別の構成を
示すブロック図である。
【図22】図21の位相制御信号生成回路の動作を示す
フローチャートである。
【図23】図21のエッジ検出回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図24】本発明のシステム構成を示すブロック図であ
る。
【図25】本発明の画像形成装置としてのデジタル複写
機の全体構成を示す概略断面図である。
【図26】従来のPWM方式による書き込みの様子を示
す図である。
【図27】従来のPWM方式による書き込みの切り替え
時の様子を示す図である。
【図28】少し傾いた細線の入力画像を示す図である。
【図29】図28の入力画像における画素出力の様子を
示す図である。
【符号の説明】
11:スキャナ11、12:像域分離部、13:平滑フ
ィルタ、14:スキャナγ補正部、15:エッジ強調フ
ィルタ、16:色補正部、17:プリンタγ補正部、1
8:階調処理部、19:レーザプリンタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C262 AA05 AA24 AA26 BB06 BB12 BB20 BB22 BB44 DA02 DA03 EA07 2C362 CA03 CA09 CA14 CB23 CB24 CB29 CB37 5C074 AA05 BB03 CC26 DD07 DD15 EE11 FF03 FF06 FF08 FF11 FF13 HH02 5C077 LL08 LL09 LL19 MP05 MP06 NN09 NN17 NN19 NP05 PP27 PP47 PQ04 PQ08 PQ17 PQ20 PQ22 RR10 TT03

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多値のデジタル画像信号を光変調して画
    像を形成する画像形成装置において、 パルス幅変調を行う光書き込み手段と、 書き込み位相を主走査方向に切り替える書き込み位相切
    替手段と、 中間調処理を行う中間調処理手段とを有し、 前記書き込み位相切替手段によって書き込み位相を主走
    査方向で切り替える際に、前記中間調処理手段によって
    切り替わり先の書き込み位相における画像信号が一定の
    値まで先に成長させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記中間調処理手段により、書き込み位
    相が切り替わる前の書き込み位相における画像信号も所
    定の値まで成長させて、前記書き込み位相切替手段によ
    って左位相又は右位相の書き込み位相を切替えて切り替
    わった書き込み位相における画像信号が画素の所定領域
    まで成長させて各位相とも均等に成長させて作成した万
    線タイプのディザパターンを用いて前記光書き込み手段
    によってパルス幅変調を行う請求項1記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記中間調処理手段は、中間調パターン
    を格納するメモリと、画像信号、水平同期信号及び垂直
    同期信号に基づいて前記メモリのアドレス及び前記書き
    込み位相切替手段を制御する書き込み位相制御信号を出
    力するアドレスデコーダと、前記書き込み位相制御信号
    を所定値遅延させる遅延手段とを含んで構成し、切り替
    わり先の書き込み位相における画像信号が一定の値以上
    なるように変換されるまで、又は画素の所定領域まで成
    長させて各位相とも均等に成長させるまで前記遅延手段
    によって前記書き込み位相制御信号を遅延させ、遅延し
    た前記書き込み位相制御信号に基づいて前記メモリに格
    納した中間調パターンを読み出し、切り替わり先の書き
    込み位相における画像信号が一定の値以上になるまで又
    は各位相とも均等になるまで先に成長させた万線タイプ
    のディザパターンを作成する請求項1又は2に記載の画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 多値のデジタル画像信号を光変調して画
    像を形成する画像形成装置において、 パルス幅変調を行う光書き込み手段と、 書き込み位相を主走査方向に切り替える書き込み位相切
    替手段と、 中間調処理を行う中間調処理手段と、 中間調処理された画像信号を変換する画像変換手段とを
    有し、 該画像変換手段で書き込み位相を主走査方向で切り替え
    る際に切り替わり先の書き込み位相における画像信号が
    一定の値以上になるように変換することを特徴とする画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記書き込み位相切替手段は、入力され
    た画像信号の画素クロックの分周信号に基づいて書き込
    み位相を切り替える請求項1〜4のいずれかに記載の画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記中間調処理手段は、中間調パターン
    を格納するメモリと、画像信号、水平同期信号及び垂直
    同期信号に基づいて前記メモリのアドレス及び前記書き
    込み位相切替手段を制御する書き込み位相制御信号を出
    力するアドレスデコーダと、前記書き込み位相制御信号
    を所定値遅延させる遅延手段とを含んで構成し、切り替
    わり先の書き込み位相における画像信号が一定の値以上
    なるように変換されるまで前記遅延手段によって前記書
    き込み位相制御信号を遅延させ、遅延した前記書き込み
    位相制御信号に基づいて前記メモリに格納した中間調パ
    ターンを読み出して切り替わり先の書き込み位相におけ
    る画像信号が一定の値まで先に成長させた万線タイプの
    ディザパターンを作成する請求項4記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 多値のデジタル画像信号を光変調して画
    像を形成する画像形成装置において、 パルス幅変調を行う光書き込み手段と、 書き込み位相を主走査方向に切り替える書き込み位相切
    替手段と、 文字領域と写真領域の像域分離を行う像域分離手段と、 文字領域におけるエッジを検出するエッジ検出手段と、 中間調処理を行う中間調処理手段とを有し、 前記像域分離手段により文字領域と写真領域の像域分離
    を行い、写真領域から文字領域へ領域遷移する際であっ
    て前記書き込み位相切替手段によって書き込み位相を主
    走査方向で切り替える際に、前記エッジ検出手段によっ
    て検出された文字領域と写真領域の境界線から最初の文
    字エッジでは必ず右位相となるように前記書き込み位相
    切替手段によって書き込み位相の同期をとることを特徴
    とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記像域分離手段で検出された写真領域
    から文字領域への切り替わりでの書き込み位相を保持す
    るメモリを具備し、文字領域と写真領域の切り替わりで
    の書き込み位相の同期をとる請求項7記載の画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 前記中間調処理手段は、前記中間調パタ
    ーン及び前記書き込み位相制御信号を各々整数倍にまと
    めて整数分周の動作クロックでディザ変換処理を行う請
    求項1〜4,6,7のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 多値のデジタル画像信号を光変調して
    画像を形成する画像形成方法において、 画像信号をパルス幅変調して主走査方向で書き込み位相
    を左位相又は右位相に切り替えて書き込む際、切り替わ
    り先の書き込み位相における画像信号が所定の値まで先
    に成長してから書き込み位相を切り替えることを特徴と
    する画像形成方法。
  11. 【請求項11】 書き込み位相が切り替わる前の書き込
    み位相における画像信号も所定の値まで成長して左位相
    及び右位相の書き込み位相における画像信号が画素の所
    定領域まで成長した後は各位相とも均等に成長させる請
    求項10記載の画像形成方法。
  12. 【請求項12】 多値のデジタル画像信号を光変調して
    画像を形成する画像形成方法において、 画像信号をパルス幅変調し、主走査方向で書き込み位相
    を切り替えて中間調処理された画像信号を変換する際
    に、切り替わり先の書き込み位相における画像信号が所
    定の値以上になるように変換することを特徴とする画像
    形成方法。
  13. 【請求項13】 書き込み位相が切り替わる前の書き込
    み位相における中間調処理された画像信号も所定の値ま
    で成長して左位相及び右位相の書き込み位相における中
    間調処理された画像信号が画素の所定領域まで成長した
    後は各位相とも均等に成長させて変換する請求項12記
    載の画像形成方法。
  14. 【請求項14】 多値のデジタル画像信号を光変調して
    画像を形成する画像形成方法において、 入力された画像における文字領域と写真領域の像域分離
    を行い、写真領域から文字領域へ領域遷移する際であっ
    て、画像信号をパルス幅変調して主走査方向で書き込み
    位相を左位相又は右位相に切り替えて書き込む際、文字
    領域と写真領域の境界線から最初の文字エッジでは右位
    相となるように、切り替わり先の書き込み位相における
    文字用の画像信号が所定の値まで先に成長してから書き
    込み位相を切り替えることを特徴とする画像形成方法。
  15. 【請求項15】 多値のデジタル画像信号を光変調して
    画像を形成する画像形成方法において、 入力された画像における文字領域と写真領域の像域分離
    を行い、写真領域から文字領域へ領域変化する際であっ
    て、画像信号をパルス幅変調し、書き込み位相を主走査
    方向で切り替えて中間調処理を行う際に、切り替わり先
    の書き込み位相における文字用の画像信号が所定の値ま
    で先に成長させることを特徴とする画像形成方法。
  16. 【請求項16】 書き込み位相が切り替わる前の書き込
    み位相における文字用の画像信号も所定の値まで成長し
    て左位相及び右位相の書き込み位相における文字用の画
    像信号が画素の所定領域まで成長した後は各位相とも均
    等に成長させる請求項15記載の画像形成方法。
  17. 【請求項17】 文字領域と写真領域の像域分離時は書
    き込み位相の同期を取る請求項14〜16のいずれかに
    記載の画像形成方法。
  18. 【請求項18】 コンピュータにより、多値のデジタル
    画像信号を光変調して画像を形成する画像形成方法を実
    行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取
    り可能な記憶媒体において、 画像信号をパルス幅変調して主走査方向で書き込み位相
    を左位相又は右位相に切り替えて書き込む際、切り替わ
    り先の書き込み位相における画像信号が所定の値まで先
    に成長してから書き込み位相を切り替える機能を有する
    ことを特徴とする画像形成方法を実行するためのプログ
    ラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  19. 【請求項19】 コンピュータにより、多値のデジタル
    画像信号を光変調して画像を形成する画像形成方法を実
    行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取
    り可能な記憶媒体において、 画像信号をパルス幅変調し、書き込み位相を主走査方向
    で切り替えて中間調処理された画像信号を変換する際
    に、切り替わり先の書き込み位相における画像信号が所
    定の値以上になるように変換する機能を有することを特
    徴とする画像形成方法を実行するためのプログラムを格
    納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  20. 【請求項20】 コンピュータにより、多値のデジタル
    画像信号を光変調して画像を形成する画像形成方法を実
    行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取
    り可能な記憶媒体において、 入力された画像における文字領域と写真領域の像域分離
    を行い、写真領域から文字領域へ領域変化する際であっ
    て、画像信号をパルス幅変調して主走査方向で書き込み
    位相を左位相又は右位相に切り替えて書き込む際、切り
    替わり先の書き込み位相における文字用の画像信号が所
    定の値まで先に成長してから書き込み位相を切り替える
    機能を有することを特徴とする画像形成方法を実行する
    ためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能
    な記憶媒体。
  21. 【請求項21】 コンピュータにより、多値のデジタル
    画像信号を光変調して画像を形成する画像形成方法を実
    行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取
    り可能な記憶媒体において、 入力された画像における文字領域と写真領域の像域分離
    を行い、写真領域から文字領域へ領域遷移する際であっ
    て、画像信号をパルス幅変調し、書き込み位相を主走査
    方向で切り替えて中間調処理を行う際に、文字領域と写
    真領域の境界線から最初の文字エッジでは右位相となる
    ように、切り替わり先の書き込み位相における文字用の
    画像信号が所定の値まで先に成長させる機能を有するこ
    とを特徴とする画像形成方法を実行するためのプログラ
    ムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7437002B2 (en) 2003-08-25 2008-10-14 Canon Kabushiki Kaisha Image recognition system utilizing an edge image and a binary image
JP2010030214A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成方法、プログラムおよび記録媒体
JP2015147404A (ja) * 2014-01-10 2015-08-20 株式会社リコー 画像形成装置及び画像形成方法
JP2015150864A (ja) * 2014-02-19 2015-08-24 株式会社リコー 画像形成装置及び画像形成方法
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