JP2002283321A - スラリー成形装置 - Google Patents

スラリー成形装置

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JP2002283321A
JP2002283321A JP2001090181A JP2001090181A JP2002283321A JP 2002283321 A JP2002283321 A JP 2002283321A JP 2001090181 A JP2001090181 A JP 2001090181A JP 2001090181 A JP2001090181 A JP 2001090181A JP 2002283321 A JP2002283321 A JP 2002283321A
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JP
Japan
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slurry
thin sheet
sheet
molding
forming plate
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JP2001090181A
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English (en)
Inventor
Katsumi Matsui
克己 松井
Katsuhiro Maruyama
勝広 丸山
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Kenzai Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Kenzai Gijutsu Kenkyusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、生産性に優れ且つ不良品の発生
を抑制することができるスラリー成形装置を提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】 肉薄シート14を成形プレート7の表面
に密着させた状態でスラリーの連続成形を行い、肉薄シ
ート14の表面に固着物が付着してきたら、巻き取りボ
ビン16を回転させて肉薄シート14を所定量だけ巻き
取ることにより、成形プレート7の表面に新たな肉薄シ
ート14を密着させてそのまま連続成形を続ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スラリー成形装
置に係り、特にセメントスラリーをベルト状の移動コン
ベア上で連続して成形することによりセメントボードを
製造する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】セメントボードは、施工性及び防火性に
優れ、かつ種々のデザインに対応し得るという自由度も
有していることから、その需要が急速に伸びてきてい
る。このセメントボードは、硬化性のセメントスラリー
を成形することにより製造され、その成形方法としては
従来、プレス成形や押し出し成形等が採用されていた
が、これらの成形方法ではバッチプロセスとなるため
に、大量消費材の域にあるセメントボードの製造法とし
ては生産性に劣るものであった。そこで、ベルト状の移
動コンベア上に硬化性スラリーを連続的に供給して成形
する連続流し込み成形法が用いられるようになった。移
動コンベア上に供給された硬化性スラリーは成形プレー
トで所望の厚さの成形体に圧延され、必要に応じて成形
体の表面に凹凸模様を付された後、切断、養生されてセ
メントボードとなる。この連続流し込み成形法によれ
ば、高効率及び高生産性でセメントボードを製造するこ
とができる。
【0003】このような連続流し込み成形法において、
連続して硬化性スラリーを成形プレートで成形すると、
徐々に成形プレートにスラリーが固着するために、安定
した成形体表面を得ることができなくなる虞があった。
そこで、従来は、一旦成形を停止して成形プレートをク
リーニングしたり、あるいは図7に示されるように、予
め二つの成形プレート1及び2を用意し、成形プレート
1をクリーニングする際には予備の成形プレート2で成
形を行うようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一旦成
形を停止して成形プレートをクリーニングすると、その
間セメントボードの製造が停止するため生産効率が低下
すると共に停止前後の成形体が不良品になるという問題
点があった。一方、予備の成形プレートで成形を続けな
がらクリーニングを行うと、成形プレートの切替え時に
成形体の表面精度が低下するため、不良品の発生を余儀
なくされていた。この発明はこのような問題点を解消す
るためになされたもので、生産性に優れ且つ不良品の発
生を抑制することができるスラリー成形装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係るスラリー
成形装置は、移動コンベア上に供給された硬化性スラリ
ーを所望の厚さの成形体に圧延すると共に表面を均すた
めの成形プレートと、成形プレートの表面に密着される
肉薄シートと、成形プレートに対して肉薄シートを移動
させることにより成形プレートへの硬化性スラリーの固
着を防止するシート移動機構とを備えたものである。な
お、シート移動機構が、肉薄シートを送り出す送り出し
ボビンと、肉薄シートを巻き取る巻き取りボビンとを備
えており、肉薄シートが送り出しボビンから成形プレー
トの表面を介して巻き取りボビンに至るように構成する
ことができる。あるいは、肉薄シートをエンドレス構造
とし、シート移動機構に肉薄シートをクリーニングする
ためのクリーナーを備えさせることもできる。また、好
ましくは、シート移動機構は、硬化性スラリーの移動方
向とは逆方向に肉薄シートを移動させる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。図1にこの発明の実施の形
態に係るスラリー成形装置の全体構成を示す。連続ミキ
サー3で混練された硬化性スラリーが展開ロール4及び
5上に流し込まれ、所定の幅まで展開されて移動コンベ
ア6上に供給され、成形プレート7により所望の厚さに
圧延されると共にその表面が均された成形体8となる。
その後、図示しない加熱ヒータにより第1養生ゾーン9
にて成形体8を養生し、続くエンボスによる模様付けに
適度な程度にまで硬化させ、エンボスロール10により
成形体8の表面に凹凸模様を形成する。凹凸模様を形成
した直後に噴霧器11により成形体8の表面に硬化促進
剤を噴霧する。続いて成形体8を切断機12で切断した
後、第2養生ゾーン13で養生し、セメントボードを得
る。なお、品種によっては、エンボスロール10による
凹凸模様の形成が省略される。
【0007】図2に示されるように、成形プレート7の
表面には肉薄シート14が密着して配置されている。肉
薄シート14は送り出しボビン15に巻回されており、
肉薄シート14の表面を経由して巻き取りボビン16に
巻き取られている。成形プレート7は、図3に示される
ように、円弧状の断面形状を有しており、先端部のエッ
ジ角Aが90度以下になるように設定されている。肉薄
シート14は、塩化ビニール、PET、テフロン(登録
商標)、ポリプロピレン、ゴム、さらにはセロハン等の
高分子フィルムから作られており、シート状に成形され
たり、クロス状に作られた物で構成されている。好まし
くは、スラリーとの濡れ性が悪い、すなわち離型性が良
いテフロン等が適しており、成形プレート7の形状にな
じむように出来るだけ薄く(特に1mm以下のもの)且つ
柔らかいものが適している。
【0008】このような肉薄シート14を成形プレート
7の表面に密着させた状態でスラリーの連続成形を行
い、肉薄シート14の表面に固着物が付着してきたら、
図2に示されるように、巻き取りボビン16を矢印の方
向に回転させて肉薄シート14を所定量だけ巻き取るこ
とにより、成形プレート7の表面に新たな肉薄シート1
4を密着させてそのまま連続成形を続ける。このように
することにより、スラリー成形装置の運転を一時停止さ
せたり、成形プレート7をスラリーから離すことなく、
固着物を除去することができる。
【0009】このとき、肉薄シート14は、スラリーの
移動方向とは逆方向に移動される。肉薄シート14の送
り速度は、成形プレート7単体での成形性を損なうこと
の無い程度の非常にゆっくりとした速度、例えば、移動
コンベア6の移動速度の半分以下の速度が好ましい。ま
た、固着物が付着してきたら肉薄シート14を巻き取る
のではなく、常時肉薄シート14をゆっくりと送りつつ
スラリーの連続成形を行うこともできる。この場合に
は、成形プレート7に密着する肉薄シート14の表面を
常に清浄な状態に保つことができる。肉薄シート14は
使い捨て、あるいは何回か使用した後に廃棄される。
【0010】成形プレートとしては、例えば図4に示さ
れるように円弧状断面の先端に平坦なフラット部が形成
された成形プレート17や、図5に示されるように傾斜
面に続いてフラット部が形成された成形プレート18等
を用いることもできる。ただし、これらの成形プレート
17及び18においても、フラット部の先端部のエッジ
角Aを90度以下に設定することが好ましい。
【0011】また、図6に示されるように、肉薄シート
14をエンドレス構造とし、ベルトコンベアのように循
環して成形プレート7の表面に送り込むように構成する
こともできる。この場合には、肉薄シート14をクリー
ニングするクリーナー19が設けられ、肉薄シート14
をクリーニングしながら循環して使用する。さらに、ク
リーナー19以外にも、スラリーとの離型性を良くする
ための離型剤や、成形体表面に白華防止のための白華防
止剤等の薬剤を肉薄シート14の表面に塗布する薬剤塗
布装置20を設けることができる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、成形プレートの表面に肉薄シートを密着させると共
に成形プレートに対して肉薄シートを移動させるように
したので、運転を一時停止させたり、成形プレートをス
ラリーから離すことなく、固着物を除去することがで
き、不良品の発生を抑制しつつ生産性を向上させること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態に係るスラリー成形装
置の全体構成を示す側面図である。
【図2】 実施の形態における成形プレートとシート移
動機構を示す側面図である。
【図3】 成形プレートを示す側面図である。
【図4】 成形プレートの変形例を示す側面図である。
【図5】 成形プレートの変形例を示す側面図である。
【図6】 他の実施の形態における成形プレートとシー
ト移動機構を示す側面図である。
【図7】 従来の成形プレートのクリーニング方法を示
す図である。
【符号の説明】
3 連続ミキサー、4,5 展開ロール、6 移動コン
ベア、7,17,18成形プレート、8 成形体、9
第1養生ゾーン、10 エンボスロール、11 噴霧
器、12 切断機、13 第2養生ゾーン、14 肉薄
シート、15送り出しボビン、16 巻き取りボビン、
19 クリーナー、20 薬剤塗布装置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬化性スラリーをベルト状の移動コンベ
    ア上で連続して成形するスラリー成形装置において、 移動コンベア上に供給された硬化性スラリーを所望の厚
    さの成形体に圧延すると共に表面を均すための成形プレ
    ートと、 前記成形プレートの表面に密着される肉薄シートと、 前記成形プレートに対して前記肉薄シートを移動させる
    ことにより前記成形プレートへの硬化性スラリーの固着
    を防止するシート移動機構とを備えたことを特徴とする
    スラリー成形装置。
  2. 【請求項2】 前記シート移動機構は、前記肉薄シート
    を送り出す送り出しボビンと、前記肉薄シートを巻き取
    る巻き取りボビンとを備え、前記肉薄シートは送り出し
    ボビンから前記成形プレートの表面を介して巻き取りボ
    ビンに至る請求項1に記載のスラリー成形装置。
  3. 【請求項3】 前記肉薄シートはエンドレス構造を有
    し、前記シート移動機構は前記肉薄シートをクリーニン
    グするためのクリーナーを備えた請求項1に記載のスラ
    リー成形装置。
  4. 【請求項4】 前記シート移動機構は、硬化性スラリー
    の移動方向とは逆方向に前記肉薄シートを移動させる請
    求項1〜3のいずれか一項に記載のスラリー成形装置。
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