JP2002282735A - ケースの仕分け装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 強磁性体の材料で作られた収納物を収納する
ケースを中身有りと無しとに確実かつ高速に仕分ける。 【解決手段】 ケース詰め機から供給されるケース２５
は、搬送コンベヤ４５で一列に搬送される。搬送コンベ
ヤ４５の搬送方向の下流側には、逆さマグネットコンベ
ヤ４４が対面して配されている。逆さマグネットコンベ
ヤ４４は、中に写真フイルムパトローネが入っているも
のだけを上方から磁気的に保持して搬送する。空のケー
ス２５は、搬送コンベヤ４５の下流側に落下して不良品
収納箱４６に貯められる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、一部又は全部に強
磁性体の材料を使用した収納物を収納するケースをその
中に収納物が入っているか否かで仕分けるケースの仕分
け装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、１３５タイプの写真フイルムカー
トリッジには、写真フイルムを収納するカートリッジの
一部に金属部品が使われている。このカートリッジは、
各々乳白色のプラスチックケースに収納された形態で複
数まとめてシュリンク包装されている。プラスチックケ
ースは、写真フイルムカートリッジをスプール軸方向か
ら収納するケース本体と、そのケース本体の開口を塞ぐ
ケースキャップとから構成されている。

【０００３】近年、オートメーション化が進み、工場で
は、写真フイルムカートリッジをプラスチックケースに
自動機によって自動的に収納している。このような自動
機を用いる場合には、必ず、写真フイルムカートリッジ
が収納されているか否かを検査する作業が必要となる。
そこで、ケースの中の写真フイルムカートリッジの有無
を検知する装置が望まれている。

【０００４】写真フイルムカートリッジのように一部に
金属性部品が使用されている収納物がケースの中に有る
か否かを検知する方法としては、光検知、磁気検知、及
び重量検知などが考えられる。光検知は、透過型の光電
センサを用いて中身の有無を検知する。磁気検知は、近
接スイッチを用いて中の金属性部品の有無を検知する。
重量検知は、１個ずつ重量を量って空か実を検出する。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】光検知を用いた場合に
は、ケースが透明の場合には問題ないのに対し、ケース
が不透明の場合には中のものを検知することができない
欠点がある。磁気検知の場合には、予め決められた設定
距離以内で金属検出体を検知する磁気センサを用いる。
この場合、金属検出体との間の検知距離に応じて磁気セ
ンサの出力感度のバラツキが大きく、検知能力の面で信
頼性に欠ける欠点がある。重量検知は、１個ずつ重力を
量るため、処理能力の点で採用しにくい面があった。

【０００６】本発明は、上記欠点を鑑み成されたのも
で、ケースが不透明でも、また検知距離の違いに係わら
ず確実に、かつ高速に仕分けすることができるケースの
仕分け装置を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１記載のケースの仕分け装置は、一部又は全
部に強磁性体の材料を使用した収納物をケースに収納す
るケース詰め手段と、前記ケース詰め手段から供給され
るケースを一方向に向けて搬送する搬送手段と、前記搬
送手段に対してケースの通過を許容する間隔離れて対面
し、かつ一部が重なるようにして配されており、前記搬
送手段により搬送されるケースを磁気的に保持して一方
向又は他方向に向けて搬送する保持搬送手段とで構成さ
れ、保持搬送手段がケースを磁気的に保持するか否か
で、ケースをその中に収納物が有るものと無いものとに
仕分けるようにしたものである。保持搬送手段として
は、上方から磁気的に保持するマグネットコンベヤとし
てもよい。

【０００８】搬送手段で連続してケースが搬送される
と、保持搬送手段が前後２つの実ケースを磁気的に保持
したときにこれらの間で空のケースが挟持された状態で
搬送されるおそれがある。このような不都合を防止する
ために、保持搬送手段の搬送速度を搬送手段よりも早く
するのが望ましい。このようにすれば、保持搬送手段は
前後との間隔を開けてケースを１個ずつ保持搬送するた
め、保持された前後２つのケースで挟まれて空のケース
が搬送されるのを確実に防止することができる。

【０００９】また、保持搬送手段で保持搬送されるケー
スの通過を検知するセンサと、前記センサから得られる
検知信号のパルス幅を、ケース１個分が通過したときに
得られる検知信号の基準パルス幅と比較して、その結果
が異なっている場合に異常表示を行う異常検知手段とを
備えることでも、前述した不都合を防止することができ
る。

【００１０】

【発明の実施の形態】写真フイルムカートリッジ１０
は、図１に示すように、一対のキャップ１１，１２、胴
部１３、スプール１４、及び写真フイルム片１５とから
構成されている。写真フイルム片１５は、長尺状の連続
写真フイルムから規定の撮影枚数に応じて切断した長さ
となっており、後端がスプール１４の軸１６に係合して
いる。スプール１４は、胴部１３に軸方向から収納さ
れ、胴部１３の両端に嵌合する一対のキャップ１１，１
２によって回転可能に保持される。スプール１４は、プ
ラスチックで成形加工され、また、胴部１３とキャップ
１１，１２とは強磁性体の材料で作られている。

【００１１】胴部１３は、矩形の薄板を丸めてその両端
を輪郭円形の接線方向に折り曲げてフイルム送出口１７
を作った形状となっている。フイルム送出口１７の内壁
には、内部遮光用のテレンプ１８，１９が対向して貼り
付けられている。キャップ１１，１２には、開口２０と
溝２１とが形成されている。開口２０はスプール１４の
軸１６両端を外部に露呈するためのものであり、また、
溝２１は、胴部１３の両側縁１３ａ，１３ｂにそれぞれ
挿入した後にカシメられる。

【００１２】写真フイルムカートリッジ１０は、図２に
示すプラスチック製のケース２５に収納される。ケース
２５は、円柱形状をしており、写真フイルムカートリッ
ジ１０が収納されるケース本体２６と、ケース本体２６
の開口２６ａを塞ぐケースキャップ２７とからなる。写
真フイルムカートリッジ１０は、スプール１４の軸方向
からケース本体２６に挿入される。ケースキャップ２７
は、ケース本体２６に対して着脱自在となっている。ケ
ース本体２６とケースキャップ２７とは、不透明となっ
ており、内部でがたつくことがないようにケースキャッ
プ２７の裏面とケース本体２６の底面との間で写真フイ
ルムカートリッジ１０を保持する。

【００１３】図３は、写真フイルムカートリッジ１０の
製造システムを示すものである。連続写真フイルムは、
間欠式穿孔装置３０によりパーフォレーションの穿孔が
行われた後に、トリマー３１に順に送られて規定枚数に
応じた長さに切断されて写真フイルム片１５とされる。
写真フイルム片１５は、スプール巻取り工程３２に送ら
れてスプール１４に巻き取られる、写真フイルム片１５
を巻き取ったスプール１４はカートリッジ組立工程３３
でキャップ付き胴部１３に挿入される。キャップ付き胴
部１３には、残りのキャップ１１をカシメにより固定す
る。これにより、写真フイルムカートリッジ１０が完成
する。

【００１４】完成した写真フイルムカートリッジ１０
は、ケース詰め工程３４に送られる。ケース詰め工程３
４では、写真フイルムカートリッジ１０をケース本体２
６にスプール軸方向から挿入し、その後にケースキャッ
プ２７を取り付けてケース２５を作成する。そのケース
２５は集合包装工程３５に送られ、ここで複数個まとめ
てシュリンク包装される。シュリンク包装した包装体
は、防湿防水用の包装袋に収納した形態で出荷される。

【００１５】ケース詰め工程３４は、図４に示すよう
に、一個出し機３８、姿勢整列機３９、ケース詰め機４
０、及びケース詰め検査機４１とから構成され、その順
番に写真フイルムカートリッジ１０が供給される。一個
出し機３８は、カートリッジ組立工程３３から供給され
る写真フイルムカートリッジ１０を一列でかつ前後との
間隔を空けて一個ずつ姿勢整列機３９に搬送する。姿勢
整列機３９は、写真フイルムカートリッジ１０を一定の
姿勢に整列してケース詰め機４０に搬送する。ケース詰
め機４０には、写真フイルムカートリッジ１０の他に、
ケース本体２６、及びケースキャップ２７とがパーツフ
ィーダにより一定姿勢でそれぞれ供給されている。ケー
ス詰め機４０は、収納位置にケース本体２６を位置決め
した後に、そのケース本体２６に写真フイルムカートリ
ッジ１０をスプール１４の軸方向に挿入し、その後同じ
方向からケースキャップ２７を挿入して、ケース本体２
６の開口２６ａを塞ぐ。

【００１６】ケース詰め検査機４１は、中に写真フイル
ムカートリッジ１０が入っているケース２５と入ってい
ないケース２５とに仕分け、入っているケース２５だけ
を集合包装工程３５に供給する。そして、入っていない
ケース２５は、不良品として排出する。

【００１７】ケース詰め検査機は、図５及び図６に示す
ように、搬送コンベヤ４５、逆さマグネットコンベヤ４
４、不良品収納箱４６、良品シュータ４７、及び良品カ
ウント機構４８とから構成されている。搬送コンベヤ４
５には、ケース詰め機４０からケース２５が一列で送ら
れてくる。ケース２５の搬送姿勢は、断面円形の中心軸
方向（スプール軸方向）を搬送方向に合わせた姿勢（横
に寝かせた姿勢）となっている。

【００１８】搬送コンベヤ４５は、水平移動式のコンベ
ヤであり、コンベヤベルトの上面４９でケース２５を一
方向に搬送する。逆さマグネットコンベヤ４４は、搬送
コンベヤ４５に対して搬送面がケース２５の通過を許容
する間隔離れて対面し、かつ搬送長さの一部が搬送コン
ベヤ４５に重なるように配された吊り下げ式のコンベヤ
となっており、搬送コンベヤ４５で搬送されるケース２
５のうちの写真フイルムカートリッジ１０が入ったケー
ス２５だけを上方から磁気的に保持して一方向に向けて
搬送する。この逆さマグネットコンベヤ４４がケース２
５を磁気的に保持して搬送する保持搬送手段を構成する
とともに、中身有りと無しのものとにケース２５を仕分
ける仕分け手段を構成する。

【００１９】搬送コンベヤ４５の搬送方向の下流側に
は、保持されない空のケース２５を不良品収納箱４６に
ガイドするガイド板５２が配置されている。逆さマグネ
ットコンベヤ４４の下流側には、ケース２５に当接して
保持を解除させる落とし板５３が配されている。落とし
板５３は、ケース２５を逆さマグネットコンベヤ４４か
ら良品シュータ４７の入口４７ａに向けて落下させる方
向に傾斜して配されている。良品のケース２５は，良品
シュータ４７で次工程に向けて送られる。逆さマグネッ
トコンベヤ４４の保持範囲は、落とし板５３と搬送コン
ベヤ４５との間の長さに相当する。

【００２０】良品カウント機構４８は、透過型の一対の
光電センサ５５、コントローラ５６、メモリ５７、及び
表示器５８とから構成されている。透過型の光電センサ
５５は、逆さマグネットコンベヤ４４が保持搬送するケ
ース２５を検知して、コントローラ５６に検知信号を送
る。コントローラ５６は、検知信号を受ける毎に計数し
てその値をメモリ５７に記憶させるとともに、メモリ５
７に記憶した値を表示器５８に表示させる。

【００２１】搬送コンベヤ４５は、ベルトが駆動側プー
リー６２とリターン側プーリー６３とに巻き掛けられて
おり、第１モータ６４の回転により駆動側プーリー６２
が回転される。逆さマグネットコンベヤ４４は、ベルト
が駆動側プーリー６５、リターン側プーリー６６、及び
テンションプーリー６７とに巻き掛けられており、第２
モータ６８の駆動により駆動側プーリー６５が回転され
る。これらモータ６４，６８は、各ドライバ６９，７０
を介してコントローラ５６で統括的に制御される。

【００２２】不良品収納箱４６には、不良品のケース２
５を検知する透過型の一対のセンサ６０が配されてい
る。コントローラ５６は、センサ６０から得られる不良
品検知信号を受けると、表示器５８に不良品を検知した
旨の表示を行う。なお、不良品を検出した場合にモータ
６４，６８の回転を停止させてもよい。

【００２３】ケース２５は、搬送コンベヤ４５で一列に
並んで送られる。このときの搬送間隔は規制されていな
い。このため、連なって供給されると、逆さマグネット
コンベヤ４４が繋がった形態で複数のケース２５を保持
する場合があり、このうち、前後２つのケース２５で空
のケース２５が挟まれて良品として搬送されるおそれが
ある。これを防止するために、逆さマグネットコンベヤ
４４は、搬送コンベヤ４５よりも搬送速度が早く設定さ
れている。こうすることで、逆さマグネットコンベヤ４
４で保持搬送されるケース２５は、その前後の間隔にス
ペースが取られ、前述したような不都合を防止すること
ができる。

【００２４】また、そのような不都合を確実に防止する
ために、前述した良品カウント機構４８を用いて電気的
に前述した不都合を検知することができる。コントロー
ラ５６に送られる検知信号は、ケース２５を検知すると
１パルスの信号波形となる。３個連なったケース２５を
検知すると、パルス幅の異なる検知信号となる。コント
ローラ５６は、送られてくる検知信号のパルス幅を、１
個のケース２５を検知したときのパルス幅（基準のパル
ス幅）と比較して、その結果が異なるか否かで異常を検
出する。異常を検出した場合には表示器５８に異常を表
示してモータ６４，６８の回転を停止する。基準のパル
ス幅の情報は、予めメモリ５７に記憶されている。

【００２５】逆さマグネットコンベヤ４４には、図７に
示すように、搬送側ベルト７５をガイドするガイド板７
６が取り付けられている。マグネット７７は、ガイド板
７６の上に固定して配されている。マグネット７７とし
ては、異方性ラバーマグネットが用いられている。ガイ
ド板７６は、磁性を通すプラスチックや強磁性体などの
材料で作られており、テンションプーリー６７により緊
張された搬送側ベルト７５を搬送方向にガイドする。

【００２６】上記構成の作用を簡単に説明する。写真フ
イルムカートリッジ１０は、胴部１３と一対のキャップ
１１，１２とが強磁性体の材料で作られている。この写
真フイルムカートリッジ１０は、カートリッジ組立工程
３３から一個出し機３８、姿勢整列機３９、及びケース
詰め機４０に順に搬送され、ケース詰め機４０でケース
２５に収納される。ケース２５は、ケースキャップ２７
とケース本体２６とがプラスチック材料で作られてい
る。

【００２７】ケース詰め機４０から搬送されるケース２
５は、横に寝かした姿勢で断面円形の中心軸を搬送方向
に向けた姿勢で一列に搬送コンベヤ４５に搬送される。
ケース２５は、搬送コンベヤ４５で搬送方向の下流側に
向けて水平に搬送される。搬送方向の下流側には、上に
逆さマグネットコンベヤ４４の上流側が配されている。
中に写真フイルムカートリッジ１０が入っているのケー
ス２５は、搬送コンベヤ４５と逆さマグネットコンベヤ
４４とが搬送方向において重なっている区間に搬送され
ると、逆さマグネットコンベヤ４４に磁気的に保持さ
れ、そのまま搬送方向に搬送される。逆さマグネットコ
ンベヤ４４は、搬送コンベヤ４５よりも搬送速度が早く
なっている。これにより、ケース２５は、前後との間に
所定間隔のスペースを空けた状態で搬送される。

【００２８】逆さマグネットコンベヤ４４に保持搬送さ
れたケース２５は、途中で光電センサ５５で検知され
る。光電センサ５５から送られる検知信号は、コントロ
ーラ５６に送られる。コントローラ５６は、得られた検
知信号に応じて計数して、その値を表示器５８に表示す
る。

【００２９】ケース２５は、光電センサ５５で検知され
た後に、落とし板５３に当接する。落とし板５３に当接
したケース２５は、逆さマグネットコンベヤ４４での磁
着が解除され、良品シュータ４７に落下する。良品シュ
ータ４７は、落下したケース２５を集合包装工程３５に
向けて搬送する。

【００３０】逆さマグネットコンベヤ４４に保持されな
いケース２５は、搬送コンベヤ４５の搬送方向の下流端
から落下する。落下したケース２５は、ガイド板５２に
ガイドされて不良品収納箱４６に送られる。不良品収納
箱４６に送られたケース２５は、光電センサ６０で検知
される。コントローラ５６は、光電センサ６０から検知
信号を受け取ると、表示器５８にその旨を知らせる表示
を行う。

【００３１】万が一、逆さマグネットコンベヤ４４にお
いて、前後２つのケース２５で空のケース２５が挟持さ
れた状態で搬送された場合には、コントローラ５６が光
電センサ５５から得られる検知信号のパルス幅を基準パ
ルス幅を比較して、ケース２５の１個分の通過に相当す
るパルス幅でなかった場合に表示器５８に異常を表示す
るとともに、搬送コンベヤ４５と逆さマグネットコンベ
ヤ４４との搬送を停止させるため、ケース２５の中身有
りと無しとに確実に仕分けることができる。

【００３２】上記実施形態では、１３５タイプの写真フ
イルムカートリッジ１０を収納するケースを対象として
いるが、本発明ではこれに限らず、強磁性体の材料を一
部又は全部に使用した収納物を収納するケース（容器）
であれば、何れでもよい。また、ケースを円柱形として
いるが、本発明ではこれに限らず、横長矩形状（箱形
状）や球状のものでもよい。また、逆さマグネットコン
ベヤ４４を搬送コンベヤ４５に対して直交又は斜め交差
方向に向けて配しても良い。さらに、マグネット７７を
固定する代わりに、ラバーマグネット自体をコンベヤベ
ルトとして使用してもよい。

【００３３】

【発明の効果】以上のように本発明では、搬送手段で搬
送されるケースを磁気的に保持する保持搬送手段を備え
たから、中に強磁性体を使用した収納物が入っているか
否かでケースを確実に仕分けすることができる。また、
保持搬送手段の搬送速度を搬送手段よりも早めること
で、前後に間隔を空けてケースを１個ずつ保持搬送する
ことができ、前後２つのケースで挟まれて空のケースが
保持搬送される不都合を防止することができる。さら
に、保持搬送されるケースの通過をセンサで検知するこ
とで、センサから得られる検知信号のパルス幅を調べれ
ば、前述した不都合を二重に検出することができるた
め、より確実な仕分けが行える。

【図面の簡単な説明】

【図１】写真フイルムパトローネの分解斜視図である。

【図２】写真フイルムパトローネを収納するケースを示
した分解斜視図である。

【図３】写真フイルムカートリッジの製造ラインの概略
を示した説明図である。

【図４】ケース詰め工程の概略を示した説明図である。

【図５】ケース詰め検査機の概略を示した斜視図であ
る。

【図６】ケース詰め検査機の概略を示した正面図であ
る。

【図７】逆さマグネットコンベヤの要部を示した拡大正
面図である。

【符号の説明】

１０ 写真フイルムカートリッジ ２５ ケース ４５ 搬送コンベヤ ４４ 逆さマグネットコンベヤ ５５，６０ 光電センサ ７７ マグネット

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０３Ｃ 3/00 ５７０ Ｇ０３Ｃ 3/00 ５７０Ｚ ５８０ ５８０Ｂ ５９０ ５９０Ｄ ５９０Ｇ

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 一部又は全部に強磁性体の材料を使用し
   た収納物をケースに収納するケース詰め手段と、前記ケ
   ース詰め手段から供給されるケースを一方向に向けて搬
   送する搬送手段と、前記搬送手段に対してケースの通過
   を許容する間隔離れて対面し、かつ一部が重なるように
   して配されており、前記搬送手段により搬送されるケー
   スを磁気的に保持して一方向又は他方向に向けて搬送す
   る保持搬送手段とを備え、前記保持搬送手段は、ケース
   を磁気的に保持するか否かで、ケースをその中に収納物
   が有るものと無いものとに仕分けることを特徴とするケ
   ースの仕分け装置。
2. 【請求項２】 前記保持搬送手段は、上方から保持する
   マグネットコンベヤであることを特徴とする請求項１記
   載のケースの仕分け装置。
3. 【請求項３】 前記保持搬送手段の搬送速度は、搬送手
   段よりも早くなっていることを特徴とする請求項１又は
   ２記載のケースの仕分け装置。
4. 【請求項４】 前記保持搬送手段で保持搬送されるケー
   スの通過を検知するセンサと、前記センサから得られる
   検知信号のパルス幅を、ケース１個分が通過したときに
   得られる検知信号の基準パルス幅と比較して、その結果
   が異なっている場合に異常表示を行う異常検知手段とを
   備えたことを特徴とする請求項１ないし３いずれか記載
   のケースの仕分け装置。