JPH11109562A - フイルムの加工包装方法 - Google Patents

フイルムの加工包装方法

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JPH11109562A
JPH11109562A JP26694897A JP26694897A JPH11109562A JP H11109562 A JPH11109562 A JP H11109562A JP 26694897 A JP26694897 A JP 26694897A JP 26694897 A JP26694897 A JP 26694897A JP H11109562 A JPH11109562 A JP H11109562A
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film
case
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spool
patrone
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Yoshinobu Misumi
嘉信 三隅
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佐藤  進
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フイルムロールから包装品を製造する各種作業
中に、不良の有無検査を適宜行うことにより、高品質な
包装品を効率的に得ることを可能にする。 【解決手段】フイルムロール14より包装品12を得る
までの各工程で、長尺フイルムFの不良の有無を検出す
る工程と、スプール20の不良の有無を検出する工程
と、巻き込みパトローネ34の不良の有無を検出する工
程と、ケース38の不良の有無を検出する工程とが設け
られ、これらの各工程で検出された各種欠陥品は、次段
の工程に搬送されることなく、適宜取り出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の長さ毎に切
断された定寸フイルムをスプールに巻回してパトローネ
に挿入した後、ケース内に収容して包装品を得るフイル
ムの加工包装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、写真感光用フイルムを加工して
包装する際には、フイルムの加工、加工された定寸フイ
ルムの巻き取り、巻き取られた定寸フイルムのパトロー
ネへの組み込み、および定寸フイルム入りパトローネの
ケースへの装填等の種々の処理が行われている。
【0003】この場合、各種処理を行うステーションと
して、具体的には、フイルムロールを巻き戻して所定の
長さ毎に切断し定寸フイルムを得るフイルム供給部と、
スプールに前記定寸フイルムを巻き込んで巻回体を形成
するフイルム巻き込み部と、丸め成形された胴板の一端
にキャップをかしめて片開パトローネを製造するパトロ
ーネ製造部と、前記片開パトローネ内に前記巻回体を挿
入した後に該片開パトローネの開口する他端にキャップ
をかしめて巻き込みパトローネを製造する組立部と、前
記巻き込みパトローネをケース内に収容した後に前記ケ
ースの開口端部にケースキャップを装着して包装品を得
るケース詰め部とを備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のステ
ーションでは、フイルムロールから包装品を製造するた
めに、多数の工程が設けられている。しかしながら、上
記のステーションでは、フイルムロールから包装品を製
造する各種作業中に不良の有無検査を行っていないため
に、各工程で不良が発生すると、不良品が次工程に順次
移送されてしまい、最終的に得られる包装品の不良の発
生率が相当に高くなってしまう。これにより、効率的な
包装品製造工程を遂行することができず、高品質な包装
品を効率的に得ることができないという問題がある。
【0005】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、フイルムロールから包装品を製造する各種作業中
に不良の有無検査を行うことにより、高品質な包装品を
効率的に得ることが可能なフイルムの加工包装方法を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明に係るフイルムの加工包装方法では、フイ
ルムロールより長尺な写真感光用フイルムを巻き戻す工
程から包装品を得るまでの各工程で、種々の不良の有無
検査が行われる。すなわち、写真感光用フイルムの不良
の有無を検出するフイルム検査工程と、スプールの不良
の有無を検出するスプール検査工程と、巻き込みパトロ
ーネの不良の有無を検出する巻き込みパトローネ検査工
程と、ケースの不良の有無を検出するケース検査工程と
が自動的に遂行される。
【0007】これにより、各種欠陥品を適宜取り出すこ
とができ、前記欠陥品が次工程に搬送されて不要な処理
が行われることがない。従って、高品質な包装品を効率
的に得ることが可能になり、前記包装品の不良の発生率
を有効に低減することができる。
【0008】具体的には、フイルム検査工程が、写真感
光用フイルムの側部に形成されたパーフォレーションの
位置を検出する工程と、前記写真感光用フイルムの長さ
を検出する工程と、前記写真感光用フイルムの接合部を
検出する工程とを有している。このため、定寸フイルム
の前後の切断部位がパーフォレーションに掛かること
や、前記定寸フイルムが所望の長さに切断されないこと
や、該定寸フイルム中に接合部が存在すること等を、確
実に阻止することが可能になる。
【0009】また、スプール検査工程でスプールの欠損
を検出するとともに、ケース検査工程でケースの変形を
検出することにより、不良なスプールおよびケースを有
効に除去することができる。しかも、ケース検査工程で
ケースの色違いを検出することにより、所望の色を有す
るケースを効率的かつ確実に供給することが可能にな
る。
【0010】さらにまた、巻き込みパトローネ検査工程
が、巻き込みパトローネから突出する定寸フイルムの端
部を引き出す際の引き出し抵抗を検出する工程と、前記
巻き込みパトローネの高さを検出する工程と、前記巻き
込みパトローネのキャップの有無を検出する工程とを有
する。これにより、欠陥のない高品質な巻き込みパトロ
ーネを容易に得ることができる。
【0011】ここで、ケースキャップがケースの開口端
部に所定の姿勢で装着されたか否かを検出する工程を有
することにより、高品質な包装品が効率的に得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
加工包装方法を実施するための加工包装装置10により
製品である包装品12を製造する際の概略斜視説明図で
あり、図2は、この加工包装装置10の概略構成平面図
であり、図3は、前記加工包装装置10の概略構成側面
図である。
【0013】加工包装装置10は、長尺な写真感光用フ
イルムF(以下、長尺フイルムFという)が巻回された
フイルムロール14を巻き戻して所定の長さに切断する
ことにより定寸フイルム16を供給するフイルム供給部
18と、スプール20と前記定寸フイルム16とを互い
に位置決めして前記スプール20に該定寸フイルム16
を巻き込むフイルム巻き込み部22と、胴板24を丸め
るとともに、その一方の端部にキャップ26aをかしめ
て片開パトローネ28を製造するパトローネ製造部30
と、このパトローネ製造部30で製造された前記片開パ
トローネ28内に前記スプール20に前記定寸フイルム
16が巻き込まれた巻回体32を挿入した後、該片開パ
トローネ28の開口する他方の端部にキャップ26bを
かしめて巻き込みパトローネ34を形成する組立部36
と、この巻き込みパトローネ34をケース38内に収納
し、このケース38の開口端部にケースキャップ40を
装着して包装品12を得るケース詰め部42とを備え
る。フイルム供給部18、フイルム巻き込み部22およ
び組立部36が一体的に暗室44に収容される一方、そ
の他の設備、すなわち、ケース詰め部42等が明室45
に収容される。
【0014】図2に示すように、フイルム供給部18、
フイルム巻き込み部22、組立部36およびケース詰め
部42は、フイルム加工包装工程(矢印A方向)に沿っ
て直線上に配設されるとともに、パトローネ製造部30
から前記組立部36に片開パトローネ28を搬送する直
線状の第1搬送路46と、この組立部36から前記ケー
ス詰め部42に巻き込みパトローネ34を搬送する直線
状の第2搬送路48とが設けられる。
【0015】フイルム加工包装工程の下流側には、スプ
ール20をフイルム巻き込み部22に供給するためのス
プール供給部50と、キャップ26bを組立部36に供
給するためのキャップ供給部52と、ケースキャップ4
0を前記ケース詰め部42に供給するためのケースキャ
ップ供給部54と、ケース38を前記ケース詰め部42
に供給するためのケース供給部56とが集中的に配設さ
れることにより、部品供給部58が一体的に構成され
る。
【0016】図2に示すように、パトローネ製造部30
には、キャップ26aを供給するためのキャップ供給部
59と、胴板24を供給するための胴板供給部60とが
近接して配設される。
【0017】部品供給部58に近接して製品集積部であ
る包装品集積部61a〜61cが配置される。包装品集
積部61a〜61cとケース詰め部42とが搬送コンベ
ア62を介して連結されるとともに、この搬送コンベア
62の途上に半製品集積部64が設けられる。搬送コン
ベア62に近接して操作盤66が配置されている。
【0018】図4および図5に示すように、フイルム供
給部18は、フイルムロール14を保持してこのフイル
ムロール14を巻き戻す送り出し部70と、前記フイル
ムロール14の終端と新たなフイルムロール14の先端
とを接合する接合部72と、前記フイルムロール14か
ら巻き戻される長尺フイルムFの両側にパーフォレーシ
ョン74(図1参照)を形成する穿孔部76と、前記長
尺フイルムFの片側または両側にサイドプリントを潜像
として記録するサイドプリント部78と、前記長尺フイ
ルムFを所定の長さに切断して定寸フイルム16を形成
する切断部80とを備える。
【0019】接合部72は、長尺フイルムFの終端を吸
着保持する接合台82と、新たな長尺フイルムFの先端
を吸着保持する接合準備台84とを備える。接合台82
の上方には、両面貼着テープである接合テープ86を所
定の長さ毎に送り出す回転自在な断面正方形状の貼り付
け台88が設けられ、この貼り付け台88は、シリンダ
90を介してテープカッタ92と一体的に昇降自在であ
る。
【0020】穿孔部76は、固定されたダイブロック9
3と、このダイブロック93の下方に配置された駆動手
段(図示せず)によって昇降自在なパンチブロック94
とを備える。パンチブロック94の上流側および下流側
には、それぞれサクションチャンバ96、98が設けら
れ、このサクションチャンバ96の上部側には、パスロ
ーラ100およびフィードローラ102が配置されると
ともに、前記サクションチャンバ98の上部側には、ス
プロケットローラ104およびパスローラ106がそれ
ぞれ間欠回転が可能なように配置される。
【0021】サイドプリント部78は、定速搬送用のパ
スローラ110に対応して配置される第1プリント部1
12と、定尺フィード用スプロケット114に対応して
配置される第2プリント部116とを備える。第1プリ
ント部112は、長尺フイルムFの片側または両側にフ
イルム品種に応じて帯状のサイドプリントを潜像として
記録する一方、第2プリント部116は、フイルムサイ
ズに応じてDXバーコード、コマ番号数字、コマ番号バ
ーコード、商品名等を潜像として記録する。
【0022】図4に示すように、第1プリント部112
には、パスローラ110の外周に沿って長尺フイルムF
が確実に摺接しているか否かを検出するフイルム浮き検
出手段115と、前記第1プリント部112が発光して
いるか否かを検出する発光検出手段117とが設けられ
る。フイルム浮き検出手段115は、図示していない
が、赤外線反射型フォトセンサを備えており、長尺フイ
ルムFがパスローラ110の外周から浮いているか否か
を検出する。発光検出手段117は、第1プリント部1
12を構成する複数の発光素子の各々に発光指令信号を
出力する発光指令手段と、各々の発光素子に流れる電流
に基づき、個々の発光素子の発光状態を検知し、発光素
子毎に発光確認信号を出力する発光検知手段と、前記発
光指令信号とこれに対応する発光確認信号とをそれぞれ
比較し、これらが一致しているか否かを判定する判定手
段とを備えている(特許第2506165号参照)。な
お、第2プリント部116側には、必要に応じて、同様
のフイルム浮き検出手段および発光検出手段が設けられ
ている。
【0023】切断部80は、図5に示すように、互いに
上下方向に対向して配置される可動刃118と固定刃1
20とを備え、フイルムサイズに応じて長尺フイルムF
を所定の長さ毎に切断して定寸フイルム16を形成す
る。切断部80の下流側には、端末送り用ニップローラ
122、開閉ガイド124、インサート用ローラ対12
6、128およびガイド板130、132が配設され
る。開閉ガイド124は、フイルム搬送路から退避自在
であり、その下方側に不良フイルムを排出するための排
出口部材136が配設される。
【0024】図4および図6に示すように、排出口部材
136は、フイルム搬送路に対して図面に直交する方向
に進退自在であり、この排出口部材136に排出シュー
ト138の一端が接続される。排出口部材136は、例
えば、塩化ビニル製の樹脂パイプで形成されており、そ
の他端側が暗室44から明室45に延在して排出ボック
ス140内の集積チャンバ142に連通する(図6参
照)。排出ボックス140の上部には、管路144の一
端が接続され、この管路144は、鉛直下方向に延在し
てエアブロー手段146に接続される。
【0025】切断部80の上流側近傍には、長尺フイル
ムFに形成されたパーフォレーション74の位置ずれを
検出するフイルム位置検出器150と、長尺フイルムF
の長さを検出する全長検出器152と、前記長尺フイル
ムFの終端と新たな長尺フイルムFの先端とを接合する
接合テープ(接合部)86を検出するための接合検出器
154とが配設される(図4参照)。
【0026】図7Aに示すように、フイルム位置検出器
150は、矢印A方向に巻き戻される長尺フイルムFの
一方の側部に形成されたパーフォレーション74が通過
する通路S上に向かって配設される2組の赤外線フォト
センサを備える。具体的には、赤外線を照射する第1お
よび第2投光器156a、158aと、前記赤外線を受
光する第1および第2受光器156b、158bとが設
けられる。
【0027】第1投光器156aおよび第1受光器15
6bは、長尺フイルムFの切断部80による切断端面
(後端16cの端面)159から所定間隔離間して配設
されるとともに、この第1投光器156aと第2投光器
158aとの離間間隔が予め設定される。これにより、
長尺フイルムFが切断部80に対して正確に配置された
状態では、第1および第2投光器156a、158aか
ら照射されるそれぞれの検査光(赤外線)が、それぞれ
のパーフォレーション74を通過してそれぞれ第1およ
び第2受光器156b、158bに照射される。
【0028】第1および第2受光器156b、158b
は、判定手段161に接続され、この判定手段161
は、前記第1および第2受光器156b、158bから
オン信号が入力された際にのみ、パーフォレーション7
4が所定の切断位置に配置されて、切断端面159に掛
かっていないと判定する。
【0029】図7Bに示すように、全長検出器152
は、パーフォレーション74を計数して長尺フイルムF
の長さを検出するための赤外線フォトセンサである投光
器160aと受光器160bとを備える。図7Cに示す
ように、接合検出器154は、接合テープ86を検出す
るための赤外線フォトセンサである投光器162aと受
光器162bとを備える。
【0030】図8に示すように、フイルム巻き込み部2
2は、矢印方向に回転駆動される主軸170に固着され
たターンテーブル172と、このターンテーブル172
に等角度間隔離間して、例えば6箇所に設けられるスプ
ールチャック手段174と、このスプールチャック手段
174に保持されたスプール20の位置決めを行うスプ
ール位置決め手段176と、前記スプール20に先端1
6aが挿入された定寸フイルム16を押さえるニップロ
ーラ178と、前記定寸フイルム16をプレワインドす
るプレワインド手段180と、前記プレワインドされた
定寸フイルム16を所望の状態に巻回させるワインド手
段182とを備える。
【0031】図5に示すように、ターンテーブル172
には、時計方向に向かってスプール供給ステーションS
T1、スプール位置決めステーションST2、インサー
トステーションST3、プレワインドステーションST
4、ワインドステーションST5および受け渡しステー
ションST6が設けられている。ターンテーブル172
には、図示していないが、スプール20が回転すること
を阻止するための自己保持用ブレーキが備えられてい
る。
【0032】プレワインドステーションST4には、フ
イルムガイド184が設けられ、このフイルムガイド1
84に所定間隔離間して二対の第1および第2赤外線フ
ォトセンサ186a、186bが配設される。プレワイ
ンドステーションST4でスプール20にプレワインド
される定寸フイルム16の後端16cが第1赤外線フォ
トセンサ186aを通過すると、プレワインド手段18
0が減速され、さらに第2赤外線フォトセンサ186b
を通過することにより、前記プレワインド手段180が
停止される。
【0033】図9に示すように、プレワインドステーシ
ョンST4とワインドステーションST5との間には、
このプレワインドステーションST4でスプール20に
プレワインドされた定寸フイルム16の後端16cの長
さに異常があるか否かを検出する巻長異常検出手段18
5が配設される。巻長異常検出手段185は、下方に向
かって湾曲するガイド板187と、このガイド板187
を挟んで互いに対向する赤外線フォトセンサである投光
器189aおよび受光器189bとを備え、前記ガイド
板187には、前記投光器189aと前記受光器189
bの光軸上に位置して図示しない孔部が形成されてい
る。
【0034】巻長異常検出手段185は、ワインドステ
ーションST5で定寸フイルム16を巻回する前後に検
出を行い、この定寸フイルム16の巻き動作前におい
て、後端16cが十分な長さを有しているか、または、
ガイド板187内に正常に入っているか否かの検査を行
う一方、前記定寸フイルム16の巻き動作後において、
前記後端16cが、所望の長さまで巻き取られたか否か
の検査が行われる。
【0035】フイルム巻き込み部22の下流側には、第
1トランスファ188と第2トランスファ190とが配
列される(図8参照)。第1トランスファ188は、ス
プール20に定寸フイルム16が巻回された巻回体32
をスプールチャック手段174から受け取った後に18
0°旋回する際、この巻回体32を水平姿勢から立位姿
勢に姿勢変換させる。この第1トランスファ188は、
回転軸192とこの回転軸192により矢印方向に旋回
するホルダ194とを備える。
【0036】第2トランスファ190は、鉛直回転軸1
96を介して鉛直軸回りに旋回自在な旋回台198を備
え、この旋回台198には、昇降自在な複数の把持部材
200が配設される。第2トランスファ190は、第1
トランスファ188から受け取った巻回体32を、組立
部36のインデックステーブル202に載置された片開
パトローネ28内に挿入する。
【0037】図10に示すように、第2トランスファ1
90に近接して排出シュート204が配設される。この
排出シュート204には、巻き込み不良を発生した巻回
体32aが図示しない払い出し手段を介して排出され
る。
【0038】インデックステーブル202は、図8に示
すように、鉛直回転軸206に固着されて割出し可能に
構成されており、各ステーション(後述する)に片開パ
トローネ28を位置決め保持するためのチャック208
が装着される。
【0039】図10に示すように、インデックステーブ
ル202は、矢印方向に回転することにより、片開パト
ローネ供給ステーションST1a、片開パトローネ有無
検出ステーションST2a、巻済スプールインサートス
テーションST3a、検出およびチャック開放ステーシ
ョンST4a、キャップ供給ステーションST5a、チ
ャック芯出し用アイドルステーションST6a、キャッ
プかしめステーションST7a、アイドルステーション
ST8a、キャップ高さおよびトルク検出ステーション
ST9a、ベロ(定寸フイルム16の後端16c)長検
出ステーションST10a、インデックステーブル20
2から巻き込みパトローネ34を第2搬送路48に送り
出す製品アンローディングステーションST11a、お
よびこのインデックステーブル202に前記巻き込みパ
トローネ34が残存しているか否かを検出する残存検出
ステーションST12aに、順次、割り出される。
【0040】片開パトローネ供給ステーションST1a
には、第1搬送路46からインデックステーブル202
に片開パトローネ28を搬送するローディング手段21
0が配置され、キャップ供給ステーションST5aに
は、キャップ送り手段212が配設されるとともに、キ
ャップかしめステーションST7aには、圧入手段21
4が配設される。製品アンローディングステーションS
T11aには、インデックステーブル202から巻き込
みパトローネ34を第2搬送路48に送り出すためのア
ンローディング手段216が配設される。
【0041】図11に示すように、検出およびチャック
開放ステーションST4aには、片開パトローネ28に
巻回体32が確実に挿入されて後端16cがこの片開パ
トローネ28の端部から露出しているか否かを検出する
ベロ有無検出手段218が設けられる。ベロ有無検出手
段218は、図示しない昇降手段を介して昇降自在なブ
ロック220を備え、このブロック220には、後端1
6cを案内するための一対のガイド板222a、222
bと、センサ取り付け用の一対のブラケット224a、
224bとが取着される。
【0042】ガイド板222a、222bは、それぞれ
の下端が互いに外方に向かって傾斜しており、所定の位
置には孔部226a、226bが形成されている。ブラ
ケット224a、224bには、所定の距離Hだけ離間
して透過型の赤外線フォトセンサ228a、228bが
装着される。
【0043】検出およびチャック開放ステーションST
4aには、スプール20の有無を検出するためのフォト
センサと、チャック208内の閉状態確認用の近接セン
サとが備えられており、このチャック208は、図示し
ないスイッチ等により開放可能である。なお、ベロ長検
出ステーションST10aには、図示していないがベロ
有無検出手段218と同様の手段が配置されている。
【0044】図12に示すように、キャップ高さおよび
トルク検出ステーションST9aでは、巻き込みパトロ
ーネ34のキャップ26bの有無を検出するキャップ有
無検出手段230と、前記キャップ26bのかしめ不良
等により前記巻き込みパトローネ34の高さが高くなっ
たものを検出する高さ検出手段232と、前記巻き込み
パトローネ34から突出する定寸フイルム16の後端1
6cを所定の長さまで引き出す際のトルクを検出し、一
定トルク以上であるものを不良と判定するトルク検出手
段234とが設けられている。
【0045】図12および図13に示すように、図示し
ないカム手段により上下運動自在なロッド236が、ベ
アリング238に案内されて昇降自在に支持されるとと
もに、このロッド236の下端にドグ部材240が設け
られる。ドグ部材240は、巻き込みパトローネ34の
スプール20の端部を避けるために中心部分が凹状に構
成されており、このドグ部材240の周縁部には、キャ
ップ有無検出手段230を構成する近接センサ242が
埋設される。近接センサ242は、金属であるキャップ
26bを検出して、このキャップ26bの有無を判定す
る。
【0046】ロッド236には、高さ検出用バー244
の一端が固着されるとともに、この高さ検出用バー24
4の他端側には、固定ブロック246を介して高さ検出
手段232を構成する反射型フォトセンサ248が配設
される。この反射型フォトセンサ248は、高さ検出用
バー244との距離Tを測定することにより、キャップ
26bのかしめ不良等があるか否かを判定する。
【0047】図12に示すように、トルク検出手段23
4は、図示しないカムによって矢印D方向に進退自在な
可動ブラケット250を備え、この可動ブラケット25
0には、レール252を介してハンド部254が矢印D
方向に個別に移動自在に支持される。ハンド部254
は、定寸フイルム16の後端16cを把持する一対の把
持部材286a、286bを備えるとともに、このハン
ド部254には、可動ブラケット250に固着されたロ
ードセル288が係着されている。このロードセル28
8により検出された引き出し抵抗が250gf以下であ
れば、良と判定する。
【0048】図14に示すように、胴板24の丸め成形
は、丸めインデックス300で、常時、行われている。
この丸めインデックス300で成形された片開パトロー
ネ28は、斜行搬送路302に保持されて水平姿勢から
垂直姿勢に姿勢変換された後、第1搬送路46に送り出
される。
【0049】パトローネ製造部30に近接して配置され
た胴板供給部60には、複数枚の胴板24を複数列(例
えば5列)に垂直姿勢で収容したコンテナ304を導入
する導入位置306と、このコンテナ304から前記胴
板24を1列ずつ取り出すための取り出し位置308
と、全ての胴板24が取り出された空のコンテナ304
を排出するための導出位置310とが設けられる。な
お、コンテナ304内の全ての胴板24は、成形工程で
予め種類が検出されている。
【0050】取り出し位置308に対応して胴板取り出
し機構312が設けられ、この胴板取り出し機構312
は、コンテナ304と前記胴板24を丸めインデックス
300に送り出すための傾斜コンベア314との間を移
動可能に構成される。
【0051】キャップ供給部59は、複数のキャップ2
6aを貯留するホッパー316を備え、このホッパー3
16から所定量のキャップ26aを保持して昇降自在な
部品リフタ318が、前記ホッパー316とその上方側
に配置されたフィーダ320との間を往復移動する。部
品リフタ318は、その下端位置でホッパー316から
所定数のキャップ26aを収容した後、上昇してフィー
ダ320に前記所定数のキャップ26aを自動的に供給
する。
【0052】図15に示すように、第2搬送路48は、
暗室44から明室45に配設されたケース詰め部42側
に向かって延在しており、この第2搬送路48が遮光カ
バー322により囲繞されている。第2搬送路48の終
端部には、組立部36で検査された結果、不良品と判断
された巻き込みパトローネ34aをケース詰め部42に
移送することなく排出するための排出シュート324が
設けられる。
【0053】ケース詰め部42は、図15および図16
に示すように、矢印方向に回転するインデッステーブル
326を備え、このインデックステーブル326は、8
位置に割り出し自在である。このインデックステーブル
326が割り出される位置には、ケース38を供給する
ケース供給ステーションST1b、アイドルステーショ
ンST2b、このケース38内に巻き込みパトローネ3
4を挿入する巻き込みパトローネ挿入ステーションST
3b、前記巻き込みパトローネ34の有無を検出する巻
き込みパトローネ有無検出ステーションST4b、前記
ケース38の開放端部にケースキャップ40を挿入する
ケースキャップ挿入ステーションST5b、アイドルス
テーションST6b、正常な包装品12およびサンプル
品12aを排出する包装品排出ステーションST7b、
および不良な包装品12を排出する不良品排出ステーシ
ョンST8bが設けられる。
【0054】巻き込みパトローネ挿入ステーションST
3bには、第2搬送路48からケース38内に巻き込み
パトローネ34を挿入するパトローネローディング手段
328が設けられるとともに、包装品排出ステーション
ST7bには、正常な包装品12およびサンプル品12
aをインデックステーブル326から送り出すためのア
ンローディング手段330が設けられる。
【0055】パトローネローディング手段328は、図
16に示すように、第2搬送路48と巻き込みパトロー
ネ挿入ステーションST3bとの間に中間位置332を
設け、この中間位置332にバーコード読み取り手段3
34が配設される。中間位置332には、巻き込みパト
ローネ34から外部に突出する後端16cをこの巻き込
みパトローネ34の外周部に設けられたバーコード(図
示せず)から強制的に離間させるためのガイド板336
が配設され、このバーコードがバーコードリーダ338
により読み取られる。
【0056】アンローディング手段330は、インデッ
クステーブル326上の包装品12を取り出して一旦載
置する中間配置部位340を有し、この中間配置部位3
40に一旦載置された包装品12は、搬送コンベア62
に送り出される。一方、サンプル品12aは、中間配置
部位340に配置されると、この中間配置部位340か
らサンプル品シュート342に送り出される。不良品排
出ステーションST8bには、排出シュート344が配
設されている。
【0057】図17に示すように、ケース供給ステーシ
ョンST1bには、ケース38の有無を検出するケース
有無検出手段346と、このケース38が上下に逆転し
ているか否かを検出するケース逆転検出手段348と、
前記ケース38が所望の色であるか否かを検出する色違
い検出手段350とが配設される。ケース38は、ケー
ス供給部56からケース詰め部42に沿って延在するケ
ース搬送路352に沿って搬送されており、このケース
詰め部42の近傍に設けられた押し出し部材354の押
圧作用下に、このケース搬送路352からインデックス
テーブル326側に、順次、送り出される。
【0058】この押し出し位置に対応して、ケース有無
検出手段346を構成する反射型ファイバセンサ356
が配設される。ファイバセンサ356は、アーム部材3
58に水平方向に指向して装着されており、ケース38
の上端側周面部に対向している。アーム部材358に
は、ケース逆転検出手段348を構成する反射型ファイ
バセンサ360が下方向に指向して装着される。ファイ
バセンサ360は、ケース38の底面38aが上方に向
かって配置される際に、この底面38aで反射する検出
光を検出する。色違い検出手段350は、ケース38の
側面部に向かって配設される色識別センサ362を備え
る。
【0059】図18に示すように、巻き込みパトローネ
有無検出ステーションST4bには、ブラケット364
を介して巻済み品有無検出手段である透過型フォトセン
サ366が装着される。このフォトセンサ366は、投
光器368と受光器370とを備え、その光軸Lがケー
ス38に対し傾斜して設定されている。
【0060】ケースキャップ挿入ステーションST5b
には、ケース38の開口端部にケースキャップ40が確
実に装着されているか否かを検出するケースキャップ良
否検出手段372が配設される。図19に示すように、
ケースキャップ良否検出手段372は、円筒状支持体3
74内に支持されて図示しない駆動機構を介し回転およ
び昇降自在な回転軸376を備え、この回転軸376の
上端部に水平方向に延在する支持バー378の一端が固
定される。支持バー378の他端には、サクション軸3
80が昇降自在に配置され、このサクション軸380の
下端に吸着部材382が装着される。サクション軸38
0の上端側には、ドグ384a、384bが固定され、
このドグ384a、384b間で検出光の照射を行うフ
ォトセンサ386a、386bが配設される。
【0061】図2に示すように、スプール供給部50か
らフイルム巻き込み部22にわたってスプール搬送路3
90が配設される。スプール搬送路390は、所定の高
さ位置を水平方向に向かって延在した後、下方向に指向
しており、この鉛直部分にスプール欠陥検出手段392
が設けられる。
【0062】図20に示すように、スプール欠陥検出手
段392は、スプール搬送路390内の検査位置にスプ
ール20を保持する保持部材394と、このスプール2
0の大径部396a、396bと前記スプール搬送路3
90の内壁390aとの間に形成される空間398に検
査用エアを導入するエアノズル400と、この空間39
8内のエア圧を検出することにより、前記大径部396
a、396bの欠損の有無を検査する圧力センサ402
とを備える。スプール搬送路390の下部には、良品の
スプール20をフイルム巻き込み部22に送る一方、不
良品のスプール20を図示しない排出部に送るための切
り替え搬送路404が配設される。
【0063】図2に示すように、ケース供給部56から
ケース詰め部42にわたってケース搬送路352が設け
られ、このケース搬送路352の途上には、不良なケー
ス38、例えば、変形ケース38bを検出して排出する
ためのケース欠陥検出手段410が装着される。
【0064】図21に示すように、ケース欠陥検出手段
410は、ケース搬送路352に連なる搬送位置P1
と、このケース搬送路352上から離脱する取り出し位
置P2とに図示しないアクチュエータを介して配置自在
な通路部材412を備える。通路部材412の中心に
は、ケース搬送方向(矢印B方向)に階段状に内径が変
化する貫通路414が設けられる。この貫通路414の
途上には、矢印B方向に向かって縮径する変形ケース用
係止部416が設けられるとともに、この係止部416
の出口側の直径がケース38の外径よりもわずかに大径
に設定されている。
【0065】取り出し位置P2には、通路部材412内
で滞留する変形ケース38bを矢印C方向に押し出す押
し出しロッド418が配設される。この押し出しロッド
418の中央部には、変形ケース38bに押し出し用エ
アを噴射するエア通路420が形成されている。なお、
ケース搬送路352の途上に、ケース有無検出手段34
6、ケース逆転検出手段348および色違い検出手段3
50を配置し、不良と判定された変形ケース38bを前
記ケース搬送路352の途上で排出するように構成して
もよい。
【0066】図2に示すように、加工包装装置10は、
コンピュータ440を組み込む工場内ネットワークによ
り制御されており、このコンピュータ440が前記加工
包装装置10を複数のブロックに分割してそれぞれ専用
のコンピュータにより個別に制御する。
【0067】このように構成される加工包装装置10の
動作について、以下に説明する。
【0068】先ず、図4および図5に示すように、フイ
ルム供給部18では、送り出し部70が駆動されてフイ
ルムロール14が矢印方向に回転し、その巻き戻し先端
部が接合部72に搬送される。図4に示すように、接合
部72では、接合台82に長尺フイルムFの後端が吸着
保持されており、送り出し部70から送り出された新た
な長尺フイルムFの先端が接合準備台84に吸着保持さ
れる。
【0069】接合テープ86が貼り付け台88の周囲に
巻き付けられた後、シリンダ90の駆動作用下に前記貼
り付け台88およびテープカッタ92が下降する。これ
により、接合台82上の長尺フイルムFの後端に接合テ
ープ86が所定の幅に貼り付けられ、次いで、接合準備
台84に吸着されている新たな長尺フイルムFの先端に
前記接合テープ86を介して長尺フイルムFの後端が一
部を重ね合わされて貼り付けられる。
【0070】上記接合処理が行われた後、長尺フイルム
Fは、穿孔部76に搬送される。この穿孔部76では、
サクションチャンバ96、98が吸引されることによ
り、長尺フイルムFの上流側がフィードローラ102と
パスローラ100との間で吸引されるとともに、この長
尺フイルムFの下流側がスプロケットローラ104とパ
スローラ106との間で吸引される。従って、長尺フイ
ルムFは、スプロケットローラ104とフィードローラ
102との間で所定の張力が付与されており、パンチブ
ロック94が昇降することによって、前記パンチブロッ
ク94およびダイブロック93の作用下に前記長尺フイ
ルムFの両側にパーフォレーション74が形成される。
【0071】次に、図示しないインデックス装置を介し
てフィードローラ102とスプロケットローラ104と
が間欠回転される。そして、長尺フイルムFが、所定の
送り量で間欠送りされた後、パンチブロック94が昇降
することにより、このパンチブロック94とダイブロッ
ク93とを介して前記長尺フイルムFの両側にパーフォ
レーション74が形成される。上記の動作を繰り返すこ
とにより、長尺フイルムFには、一定のピッチでパーフ
ォレーション74が連続して形成されることになる(図
1参照)。
【0072】穿孔処理された長尺フイルムFは、サイド
プリント部78に搬送され、第1プリント部112を介
してこの長尺フイルムFの片側または両側にフイルム品
種に応じた帯状のサイドプリントが潜像として記録され
る(図4および図5参照)。サイドプリントされた長尺
フイルムFは、パスローラ110とスプロケット114
との間でフリーループが設けられた後、このスプロケッ
ト114に対応して配置された第2プリント部116を
介してフイルムサイズに応じたDXバーコード、コマ番
号数字、コマ番号バーコードおよび商品名等が潜像とし
て記録される。
【0073】サイドプリント部78では、フイルム浮き
検出手段115を介して長尺フイルムFがパスローラ1
10等から浮いているか否かの検出が行われるととも
に、発光検出手段117を介して第1プリント部112
の発光状態が検出される。ここで、長尺フイルムFに浮
きが発生していると、この長尺フイルムFに記録される
潜像がぼけてしまい、また、発光素子の発光状態に異常
があれば、所望の潜像が得られなくなる。
【0074】このため、フイルム浮き検出手段115お
よび発光検出手段117により異常と判定された長尺フ
イルムFは、後述するように、排出口部材136から集
積チャンバ142に配設される。なお、この排出口部材
136への排出に間に合わない場合には、第2トランス
ファ190に沿って設けられた排出シュート204から
排出される。
【0075】サイドプリント部78を通過した長尺フイ
ルムFは、フイルム位置検出器150、全長検出器15
2および接合検出器154に対応して搬送される。フイ
ルム位置検出器150では、長尺フイルムFが、切断部
80に対応して配置されると、第1および第2投光器1
56a、158aの付勢作用下に赤外線検出光が照射さ
れる。それぞれの検出光が、長尺フイルムFのパーフォ
レーション74を通過して第1および第2受光器156
b、158bに照射されると、この第1および第2受光
器156b、158bから判定手段161にそれぞれオ
ン信号が入力され、いずれのパーフォレーション74も
切断端面159に掛かっていないと判定する。
【0076】一方、第1および第2投光器156a、1
58aから照射される少なくともいずれか一方の検出光
が、長尺フイルムFに遮蔽される際には、判定手段16
1にはオン/オフ信号、オフ/オン信号またはオフ/オ
フ信号が入力され、いずれの場合にもパーフォレーショ
ン74が切断端面159に掛かるとしてNGであると判
定する。
【0077】全長検出器152は、長尺フイルムFのパ
ーフォレーション74を計数することにより、この長尺
フイルムFが切断されて得られる定寸フイルム16の全
長が検出される。さらに、接合検出器154を構成する
フォトセンサ162a、162bを介して長尺フイルム
Fの接合テープ86が検出される。
【0078】その際、接合テープ86が検出された長尺
フイルムFは、この接合テープ86に後続する予め設定
された本数分のフイルム長だけ排出口部材136から集
積チャンバ142に排出される。また、所定の寸法に設
定されていない長尺フイルムFは、同様に排出口部材1
36から排出される。
【0079】長尺フイルムFは、切断部80に送られて
可動刃118と固定刃120とにより所定の長さに切断
され、定寸フイルム16が得られる。この切断時には、
切り離された定寸フイルム16の後端16cと次に作成
される定寸フイルム16の先端16aとの加工が行われ
る。また、この先端16aの加工と同時に、スプール係
止用の穴が形成される。
【0080】フイルム巻き込み部22では、図5および
図8に示すように、スプール20がターンテーブル17
2のスプール供給ステーションST1に配置されたスプ
ールチャック手段174に送り込まれる。次いで、主軸
170が矢印方向に間欠回転され、スプール20を把持
しているスプールチャック手段174がスプール位置決
めステーションST2に至ると、スプール位置決め手段
176が前記スプール20に押圧されて前記スプール2
0の位置決めが行われる。
【0081】ターンテーブル172がさらに矢印方向に
回転し、スプール20がインサートステーションST3
に至ると、定寸フイルム16がこのターンテーブル17
2側に移送され、前記定寸フイルム16の先端16aが
スプール20の溝部に挿入される。そして、ガイド板1
32が開放されて定寸フイルム16の後端16cがフイ
ルムガイド184側に垂下する(図5参照)。
【0082】さらに、ターンテーブル172が回転して
スプール20を保持しているスプールチャック手段17
4がプレワインドステーションST4に至ると、図8に
示すように、プレワインド手段180が駆動され、図示
しないタッチローラがスプールチャック手段174に摺
接して前記スプール20を矢印方向に回転させる。この
ため、スプール20に先端16aが係止されている定寸
フイルム16がこのスプール20に所定の長さまでプレ
ワインドされる。その際、図5に示すように、定寸フイ
ルム16の後端16cが第1フォトセンサ186aを通
過する際に、タッチローラの回転速度が減速され、さら
に第2フォトセンサ186bにより前記後端16cが検
出されると、スプール20の回転が停止される。
【0083】次に、ターンテーブル172が回転し、プ
レワインドされたスプール20を把持しているスプール
チャック手段174がワインドステーションST5に至
ると、図9に示すように、巻長異常検出手段185が駆
動される。ここで、定寸フイルム16は、プレワインド
されているために所定の長さに渡ってガイド板187内
に配置されており、投光器189aから照射される検出
光は、この定寸フイルム16に阻止されて受光器189
bに入射されない。
【0084】このため、ワインド手段182による巻始
め前に、受光器189bからオフ信号が得られれば、定
寸フイルム16が所定のプレワインド状態にあると判定
される。一方、受光器189bに検査光が入射されてオ
ン信号が得られる際には、定寸フイルム16が必要以上
にプレワインドされて短尺となっているか、あるいは、
この定寸フイルム16がガイド板187内に正常に入っ
ていないと判断され、NGと判定される(表1参照)。
【0085】
【表1】
【0086】次いで、ワインド手段182が駆動され、
スプール20に定寸フイルム16がワインドされて巻回
体32が得られる。この際に、巻長異常検出手段185
が再度駆動される。定寸フイルム16がスプール20に
所望の状態にワインドされていれば、投光器189aか
ら照射される検査光が、受光器189bに入射されてオ
ン信号が得られ、OKであると判定される。一方、投光
器189aから照射される検出光が定寸フイルム16に
遮蔽されて、受光器189bからオフ信号が得られる
と、前記定寸フイルム16が所定の巻き取り状態よりも
長いことが検出され、異常であると判定される。
【0087】巻回体32は、第1トランスファ188を
構成するホルダ194に把持された後、このホルダ19
4が180°旋回される際に水平姿勢から垂直姿勢に9
0°だけ回転され、この立位姿勢で第2トランスファ1
90を構成する把持部材200に把持される。この第2
トランスファ190では、旋回台198が鉛直回転軸1
96と一体的に回転し、把持部材200に把持されてい
る巻回体32を立位姿勢のまま組立部36を構成するイ
ンデックステーブル202の巻済スプールインサートス
テーションST3aに配置されているチャック208の
上方に待機させる。このチャック208には、片開パト
ローネ28が載置されている。
【0088】ここで、フイルム浮き検出手段115およ
び発光検出手段117において不良と判定されて、排出
口部材136から排出されずにフイルム巻き込み部22
に送られた定寸フイルム16、および巻長異常検出手段
185で不良と判定された巻回体32aは、排出シュー
ト204に排出される(図10参照)。
【0089】一方、パトローネ製造部30では、図14
に示すように、コンテナ304内に収納されている胴板
24が、胴板取り出し機構312を介して傾斜コンベア
314上に順次取り出される。この傾斜コンベア314
は、胴板24を丸めインデックス300に送り出し、前
記胴板24が丸め成形される。丸めインデックス300
には、キャップ供給部59からキャップ26aが順次供
給され、丸め成形された胴板24の一端に前記キャップ
26aが嵌合される。そして、キャップ26aにかしめ
処理が施されることにより片開パトローネ28が製造さ
れる。
【0090】片開パトローネ28は、丸めインデックス
300から斜行搬送路302に送り出された後、第1搬
送路46を介して組立部36側に搬送される。さらに、
片開パトローネ28は、図10に示すように、ローディ
ング手段210を介してインデックステーブル202の
片開パトローネ供給ステーションST1aに対応して受
け渡される。インデックステーブル202は、矢印方向
に間欠回転されており、片開パトローネ供給ステーショ
ンST1aで受け渡された片開パトローネ28が巻済ス
プールインサートステーションST3aに配置される
と、第2トランスファ190を介して前記片開パトロー
ネ28内に巻回体32が挿入される。
【0091】巻回体32が挿入された片開パトローネ2
8は、片開パトローネ有無検出ステーションST2aで
定寸フイルム16の後端16cの有無が検出された後、
検出およびチャック開放ステーションST4aに搬送さ
れる。この検出およびチャック開放ステーションST4
aでは、図11に示すように、ベロ有無検出手段218
が駆動される。
【0092】すなわち、先ず、ブロック220が下降し
て、一対のガイド板222a、222b間に定寸フイル
ム16の後端16cが案内される。次いで、フォトセン
サ228a、228bが付勢されて、赤外線検査光がこ
の後端16cに照射される。そして、後端16cがフォ
トセンサ228a、228b間の所定の距離Hの範囲内
に入っていれば、すなわち、少なくとも前記フォトセン
サ228bからオフ信号が得られた場合は、巻回体32
が片開パトローネ28内に正常に挿入されていると判定
される。なお、検出およびチャック開放ステーションS
T4aでは、スプール20の有無検出およびチャック2
08の閉状態確認の検出が行われている。
【0093】さらに、片開パトローネ28は、キャップ
供給ステーションST5aに搬送され、キャップ送り手
段212を介して送り込まれるキャップ26bが上方開
口端に配置された後、キャップかしめステーションST
7aで圧入手段214を介して前記キャップ26bが前
記片開パトローネ28の開口部側に圧入され、かしめら
れる。
【0094】キャップ26bがかしめられて巻き込みパ
トローネ34が得られた後、この巻き込みパトローネ3
4は、キャップ高さおよびトルク検出ステーションST
9aに移送される。このキャップ高さおよびトルク検出
ステーションST9aでは、キャップ有無検出手段23
0、高さ検出手段232およびトルク検出手段234が
略同時に駆動される。
【0095】図12および図13に示すように、先ず、
図示しないカム手段によってロッド236が下降し、そ
の先端に設けられているドグ部材240が巻き込みパト
ローネ34上に当接してこの巻き込みパトローネ34を
押圧保持する。その際、ドグ部材240には、キャップ
有無検出手段230を構成する近接センサ242が埋設
されており、この近接センサ242が、キャップ26b
の有無を判定する。
【0096】また、ロッド236に設けられた高さ検出
用バー244と固定ブロック246との距離Tが、高さ
検出手段232を構成するフォトセンサ248により検
出される。ここで、キャップ26bのかしめ不良等によ
りこのキャップ26bの高さが一定の高さ以上になる
と、フォトセンサ248により検出される距離Tが変動
する。このため、キャップ26bのかしめ不良が検出さ
れることになる。
【0097】ドグ部材240により巻き込みパトローネ
34が押圧保持された状態で、トルク検出手段234を
構成する一対の把持部材286a、286bが、前記巻
き込みパトローネ34から突出する後端16cを把持す
る。次いで、図示しないカム等によって可動ブラケット
250が、図12中、矢印D方向に移動すると、レール
252を介して、この可動ブラケット250に進退自在
に支持されているハンド部254が矢印D方向に移動す
る。そして、ハンド部254が、後端16cの引き出し
トルクが作用することにより可動ブラケット250に対
して変位し、このハンド部254に連結されたロードセ
ル288が後端16cの引き出しトルクを検出する。こ
の検出されたトルクが一定トルク以下(例えば、250
gf以下)であるものを良品と判定する。
【0098】巻き込みパトローネ34は、ベロ長検出ス
テーションST10aに搬送され、図11に示すベロ有
無検出手段218と同様の手段により、引き出し抵抗検
査後に、後端16cの突出長さが規定範囲内にあるか否
かの検出が行われる。
【0099】これらの検出結果は、組立部36の専用コ
ンピュータを介してコンピュータ440に記憶される。
各巻き込みパトローネ34は、それぞれ前記の検出結果
に基づいて良品または不良品としての情報を担持したま
ま、アンローディング手段216を介して第2搬送路4
8に移載される。
【0100】第2搬送路48は、暗室44から明室45
側に延在しており、図15および図16に示すように、
巻き込みパトローネ34は、遮光カバー322で遮光さ
れた状態で、前記第2搬送路48の終端部側、すなわ
ち、ケース詰め部42側に搬送される。
【0101】ケース詰め部42では、ケース供給ステー
ションST1bでインデックステーブル326にケース
38が送り込まれた後、このインデックステーブル32
6が矢印方向に間欠回転されて巻き込みパトローネ挿入
ステーションST3bに配置される。そこで、第2搬送
路48を介して搬送されてくる巻き込みパトローネ34
が遮光カバー322の取り出し用開口部322aに対応
する位置に配置されると、この巻き込みパトローネ34
に係る情報(良品か不良品か)によって前記巻き込みパ
トローネ34が振り分けられる。
【0102】すなわち、組立部36の各種検査によって
不良品と判定された巻き込みパトローネ34aは、ケー
ス詰め部42に移送されることなく、排出シュート32
4に排出される。一方、良品と判定された巻き込みパト
ローネ34は、パトローネローディング手段328の作
用下に、第2搬送路48から中間位置332に一旦配置
される。
【0103】この中間位置332では、後端16cがガ
イド板336により強制的に保持された状態で、バーコ
ード読み取り手段334を構成するバーコードリーダ3
38が巻き込みパトローネ34の外面に形成された図示
しないバーコードを読み取り、この巻き込みパトローネ
34の種類が確認される。次いで、所望の種類の巻き込
みパトローネ34が、パトローネローディング手段32
8を介して中間位置332からインデックステーブル3
26上のケース38内に挿入される。
【0104】巻き込みパトローネ34が挿入されたケー
ス38は、図16に示すように、インデックステーブル
326と一体的に矢印方向に間欠回転され、巻き込みパ
トローネ有無検出ステーションST4bに搬送される。
この巻き込みパトローネ有無検出ステーションST4b
では、図18に示すように、フォトセンサ366を構成
する投光器368からケース38に向かって下方に傾斜
して検出光が照射される。この検出光は、ケース38を
透過する一方、巻き込みパトローネ34により閉塞され
る。このため、ケース38に巻き込みパトローネ34が
収容されていなければ、検出光が受光器370に入射し
てオン信号が得られることになる。
【0105】巻き込みパトローネ34が挿入されたケー
ス38は、さらにケースキャップ挿入ステーションST
5bに搬送されて、その開口端部にケースキャップ40
が挿入されて包装品12が得られる。その際、ケースキ
ャップ良否検出手段372が駆動される。
【0106】図19に示すように、吸着部材382が下
降してケースキャップ40を吸着保持すると、サクショ
ン軸380の高さがフォトセンサ386a、386bと
ドグ384a、384bを介して検出される。このた
め、ケースキャップ40の装着状態の良否が判定され
る。
【0107】次いで、包装品12は、良品と判定された
際に包装品排出ステーションST7bから中間配置部位
340に一旦配置され、搬送コンベア62に送り出され
る一方、サンプル品12aがサンプル品シュート342
に送り出される。各種検査により不良と判定された包装
品12は、不良品排出ステーションST8bに送られ、
排出シュート344に排出される。
【0108】なお、巻き込みパトローネ34は、ケース
詰め部42でケース38に挿入されることなく、搬送コ
ンベア62を介して半製品集積部64に集積される場合
もある。
【0109】ところで、スプール供給部50からフイル
ム巻き込み部22に供給されるスプール20は、スプー
ル搬送路390の途上でその良否が判定され、良品と判
定された前記スプール20のみが前記フイルム巻き込み
部22に送られる。一方、ケース供給部56からケース
詰め部42に供給されるケース38は、ケース搬送路3
52の途上で良否判定が行われ、良品と判定された前記
ケース38のみが前記ケース詰め部42に送られる。
【0110】すなわち、図20に示すように、スプール
搬送路390に沿って、順次搬送されるスプール20
は、スプール欠陥検出手段392を構成する保持部材3
94に一旦保持される。この状態で、スプール20の大
径部396a、396bと内壁390aとの間に形成さ
れる空間398にエアノズル400から検査用エアが導
入される。この空間398内のエア圧が圧力センサ40
2により測定され、その測定結果に基づいてスプール2
0の大径部396a、396bに欠け等が生じているか
否かが検出される。
【0111】スプール20の良否判定が行われた後、保
持部材394が進退変位することにより、このスプール
20が切り替え搬送路404に送られ、良品と判定され
た前記スプール20がフイルム巻き込み部22に送られ
る一方、不良品と判定された前記スプール20が図示し
ない排出位置に排出される。
【0112】ケース38は、図21に示すように、ケー
ス供給部56からケース詰め部42に連なるケース搬送
路352に沿って搬送され、ケース欠陥検出手段410
に送られる。ケース欠陥検出手段410を構成する通路
部材412には、矢印B方向に指向して縮径する係止部
416が設けられるとともに、この係止部416の出口
側の直径が規定のケース38の外径より僅かに大きく設
定されている。このため、通路部材412の貫通路41
4に変形のない良品のケース38が導入されると、この
良品のケース38は、前記貫通路414に滞留すること
なく、矢印B方向に搬送されてケース詰め部42に送ら
れる。
【0113】一方、変形ケース38bが貫通路414に
送られると、この変形ケース38bが前記貫通路414
の係止部416に係止されて滞留する。ここで、係止部
416に対応して配置される図示しないフォトセンサ等
により、変形ケース38bが一定時間以上滞留している
ことを検出すると、通路部材412が搬送位置P1から
取り出し位置P2に移送される。次に、押し出しロッド
418が通路部材412内に滞留している変形ケース3
8b側に進出するとともに、この押し出しロッド418
のエア通路420からエアが噴射される。これにより、
変形ケース38bは、通路部材412から円滑かつ確実
に送り出されて、図示しない排出位置に排出される。
【0114】ケース欠陥検出手段410を通過した良品
のケース38は、図17に示すように、押し出し部材3
54の押圧作用下にケース詰め部42を構成するインデ
ックステーブル326側に、順次、送り出される。ここ
で、ケース38の上部側周面部に対応して配設されるケ
ース有無検出手段346を構成するファイバセンサ35
6が駆動され、このケース38の有無が判定される。さ
らに、ケース逆転検出手段348を構成するファイバセ
ンサ360が駆動され、ケース38が逆転しているか、
すなわち底面38aが上方に配置されているか否かを判
定するとともに、色違い検出手段350を構成する色識
別センサ362により前記ケース38が所望の色である
か否かが判定される。
【0115】ケース38がないと判定されると、その情
報とともに、順次、各ステーションに移送される一方、
不良と判定されたケース38は、巻き込みパトローネ3
4の挿入が行われず、排出シュート344から排出され
る。
【0116】この場合、本実施形態では、長尺フイルム
Fの不良の有無を検出する工程と、スプール20の不良
の有無を検出する工程と、巻き込みパトローネ34の不
良の有無を検出する工程と、ケース38の不良の有無を
検出する工程とが適宜行われている。このため、フイル
ムロール14から長尺フイルムFを巻き戻して包装品1
2を得るまでの各工程で、各種欠陥品の有無を確実に検
出することができ、前記欠陥品が次段の工程に移送され
て処理されることがない。これにより、高品質な包装品
12を効率的に得ることが可能になるとともに、前記包
装品12の不良の発生率を一挙に低減し得るという効果
がある。
【0117】具体的には、フイルム供給部18では、フ
イルム浮き検出手段117、発光検出手段117、フイ
ルム位置検出器150、全長検出器152および接合検
出器154が設けられている。フイルム位置検出器15
0は、パーフォレーション74の位置がずれているか否
かを検出することにより、定寸フイルム16の切断端面
159が前記パーフォレーション74に掛かることを阻
止することができる。なお、パーフォレーション74の
位置がずれている場合には、フイルム搬送系の位置調整
等により前記パーフォレーション74の位置ずれを調整
する。全長検出器152は、定寸フイルム16が所望の
長さに切断されることを保証し、接合検出器154は、
接合テープ86が定寸フイルム16中に存在することを
阻止するために機能する。
【0118】また、フイルム巻き込み部22には、巻長
異常検出手段185が設けられる。一方、組立部36に
は、ベロ有無検出手段218、キャップ有無検出手段2
30、高さ検出手段232、トルク検出手段234、お
よびベロ長検出手段(図示せず)等が設けられている。
これにより、種々の欠陥品を確実に検出して適宜排出す
ることができ、欠陥のない高品質な巻き込みパトローネ
34を容易に得ることが可能になるという利点がある。
【0119】さらにまた、ケース詰め部42には、ケー
ス有無検出手段346、ケース逆転検出手段348、色
違い検出手段350、バーコード読み取り手段334お
よび巻済み品有無検出手段等が設けられる。従って、高
品質な包装品12を効率的に製造することが可能にな
る。
【0120】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るフイルムの
加工包装方法では、フイルムロールから包装品を得るま
での間に、写真感光用フイルムの不良の有無を検出する
工程と、スプールの不良の有無を検出する工程と、巻き
込みパトローネの不良の有無を検出する工程と、ケース
の不良の有無を検出する工程とが適宜遂行される。これ
により、フイルムの加工包装工程中に発生した各種欠陥
品は、次段の工程に搬送されて不要な処理が行われるこ
とがなく、欠陥品が検出された時点で、あるいは次工程
の直前で適宜取り出すことが可能になる。従って、高品
質な包装品を効率的に得るとともに、前記包装品の不良
の発生率を有効に低減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る加工包装方法を実施す
る加工包装装置により包装品を製造する際の概略斜視説
明図である。
【図2】前記加工包装装置の概略構成平面図である。
【図3】前記加工包装装置の概略構成側面図である。
【図4】前記加工包装装置を構成するフイルム供給部の
構成側面図である。
【図5】前記フイルム供給部から組立部に至る概略構成
図である。
【図6】前記フイルム供給部の不良フイルム排出構造の
斜視説明図である。
【図7】図7Aは、フイルム位置検出器の斜視説明図で
あり、図7Bは、全長検出器の斜視説明図であり、図7
Cは、接合検出器の斜視説明図である。
【図8】前記加工包装装置を構成するフイルム巻き込み
部および組立部の構成側面図である。
【図9】前記加工包装装置を構成する巻長異常検出手段
の説明図である。
【図10】前記組立部の平面概略説明図である。
【図11】ベロ有無検出手段の概略斜視図である。
【図12】トルク検出手段の概略斜視図である。
【図13】キャップ有無検出手段および高さ検出手段の
説明図である。
【図14】パトローネ製造部の概略平面構成図である。
【図15】ケース詰め部の概略平面説明図である。
【図16】前記ケース詰め部の平面構成図である。
【図17】ケースの有無、逆転および色違いを検出する
各種手段の説明図である。
【図18】巻済み品有無検出手段の説明図である。
【図19】ケースキャップ良否検出手段の斜視説明図で
ある。
【図20】スプール欠陥検出手段の縦断面説明図であ
る。
【図21】ケース欠陥検出手段の概略斜視説明図であ
る。
【符号の説明】
10…加工包装装置 12…包装品 14…フイルムロール 16…定寸フイ
ルム 18…フイルム供給部 20…スプール 22…フイルム巻き込み部 30…パトロー
ネ製造部 32…巻回体 34…巻き込み
パトローネ 36…組立部 38…ケース 40…ケースキャップ 42…ケース詰
め部 74…パーフォレーション 80…切断部 86…接合テープ 115…フイル
ム浮き検出手段 117…発光検出手段 150…フイル
ム位置検出器 152…全長検出器 154…接合検
出器 218…ベロ有無検出手段 230…キャッ
プ有無検出手段 232…高さ検出手段 234…トルク
検出手段 372…ケースキャップ良否検出手段 390…スプー
ル搬送路 392…スプール欠陥検出手段 410…ケース
欠陥検出手段 F…長尺フイルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神原 隆之 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写真 フイルム株式会社内 (72)発明者 佐藤 進 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写真 フイルム株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺な写真感光用フイルムが巻回されたフ
    イルムロールを巻き戻す工程と、 前記写真感光用フイルムの不良の有無を検出するフイル
    ム検査工程と、 前記写真感光用フイルムを所定の長さ毎に切断すること
    により、定寸フイルムを供給する工程と、 スプールの不良の有無を検出するスプール検査工程と、 前記スプールに前記定寸フイルムを巻き込む工程と、 一方の端部にキャップがかしめられた片開パトローネ内
    に、前記スプールに前記定寸フイルムが巻き込まれた巻
    回体を挿入した後、該片開パトローネの開口する他方の
    端部にキャップをかしめて巻き込みパトローネを製造す
    る工程と、 前記巻き込みパトローネを製造する途上で、該巻き込み
    パトローネの不良の有無を検出する巻き込みパトローネ
    検査工程と、 ケースの不良の有無を検出するケース検査工程と、 前記巻き込みパトローネを前記ケース内に収容し、該ケ
    ースの開口端部にケースキャップを装着して包装品を得
    る工程と、 を有することを特徴とするフイルムの加工包装方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の加工包装方法において、前
    記フイルム検査工程は、前記写真感光用フイルムの側部
    に形成されたパーフォレーションの位置を検出する工程
    と、 前記写真感光用フイルムの長さを検出する工程と、 前記写真感光用フイルムの接合部を検出する工程と、 を有することを特徴とするフイルムの加工包装方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の加工包装方法において、前
    記スプール検査工程は、前記スプールの欠損を検出する
    ことを特徴とするフイルムの加工包装方法。
  4. 【請求項4】請求項1記載の加工包装方法において、前
    記ケース検査工程は、前記ケースの変形を検出すること
    を特徴とするフイルムの加工包装方法。
  5. 【請求項5】請求項1または4記載の加工包装方法にお
    いて、前記ケース検査工程は、前記ケースの色違いを検
    出することを特徴とするフイルムの加工包装方法。
  6. 【請求項6】請求項1記載の加工包装方法において、前
    記巻き込みパトローネ検査工程は、前記巻き込みパトロ
    ーネから突出する定寸フイルムの端部を引き出す際の引
    き出し抵抗を検出する工程と、 前記巻き込みパトローネの高さを検出する工程と、 前記巻き込みパトローネのキャップの有無を検出する工
    程と、 を有することを特徴とするフイルムの加工包装方法。
  7. 【請求項7】請求項1記載の加工包装方法において、前
    記ケースの開口端部に前記ケースキャップが所定の姿勢
    で装着されたか否かを検出する工程を有することを特徴
    とするフイルムの加工包装方法。
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