JP2002281246A - 画像処理装置および記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置および記憶媒体

Info

Publication number
JP2002281246A
JP2002281246A JP2001076329A JP2001076329A JP2002281246A JP 2002281246 A JP2002281246 A JP 2002281246A JP 2001076329 A JP2001076329 A JP 2001076329A JP 2001076329 A JP2001076329 A JP 2001076329A JP 2002281246 A JP2002281246 A JP 2002281246A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
unit
mode
main body
apparatus main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001076329A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Isozaki
篤 磯崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2001076329A priority Critical patent/JP2002281246A/ja
Publication of JP2002281246A publication Critical patent/JP2002281246A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Image Input (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 状況に応じてイメージデータの転送にかかる
データ転送時間を短縮し、イメージデータを速やかに表
示させることができるファクシミリ装置を提供する。 【解決手段】 装置本体AとハンディスキャナBとを備
えたファクシミリ装置であって、ハンディスキャナBの
CPU30は、装置本体Aにてイメージデータを表示す
る表示モードが選択されている場合、転送すべきイメー
ジデータを間引きしてから装置本体Aへと転送する一
方、装置本体Aにてイメージデータを印刷する印刷モー
ドが選択されている場合、転送すべきイメージデータを
そのまま装置本体Aへと転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばハンディ
スキャナを介して原稿から読み取って得たイメージデー
タを表示可能なファクシミリ装置などの画像処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】装置本体と、その装置本体に着脱可能に
構成されたハンディスキャナとを備えたファクシミリ装
置には、その装置本体に表示部や印刷部を有するが、そ
の表示部には、イメージデータを表示可能な液晶ディス
プレイを採用したものがある。
【0003】ハンディスキャナを操作して原稿から読み
取って得られたイメージデータは、一旦ハンディスキャ
ナのメモリに蓄えられ、ユーザのキー操作などに応じて
無線やコードあるいは接点などを介して装置本体へと転
送される。その後、イメージデータは、表示部にて表示
されることでユーザにより確認され、確認した内容で良
ければ印刷部にて用紙上に印刷することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、イメー
ジデータを表示部にて表示する際には、イメージデータ
をハンディスキャナから装置本体へと転送する速度に応
じてある程度のデータ転送時間を要し、このデータ転送
時間を経過した後でなければイメージデータを表示させ
ることができず、データ転送時間によっては、イメージ
データを速やかに表示させることができなかった。特
に、すでに読み取って蓄積されたイメージデータを表示
する場合には、表示時間は転送時間で決まってしまう。
しかし、データ転送時間を短縮するための装置本体との
データ転送用のライン、接点、無線のチャネル数を増や
すなどのことは、コスト、スペースなどの点で問題があ
る。また、装置本体との接続方法によって、たとえばコ
ードによって接続する場合、無線によって接続する場合
などでは、内蔵する場合と比べて通信速度の限界が低
い。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みて提案されたも
のであって、状況に応じてイメージデータの転送にかか
るデータ転送時間を短縮し、イメージデータを速やかに
出力させることができる画像処理装置、およびそのよう
な画像処理装置の動作を実現するためのプログラムを記
憶した記憶媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載した発明の画像処理装置は、イメー
ジデータを出力する出力手段を有する装置本体と、読取
手段を介して原稿から読み取って得たイメージデータを
前記装置本体に転送する走査ユニットとを備えた画像処
理装置であって、前記装置本体と前記走査ユニットとに
設けられ、これら双方の間で通信を行う装置本体用およ
び走査ユニット用の通信手段と、前記走査ユニットの通
信手段から前記装置本体の通信手段へとイメージデータ
を転送する際、そのイメージデータを前記出力手段にて
高解像度出力するモードか、または低解像度出力するモ
ードかを選択するモード選択手段と、前記モード選択手
段により低解像度出力モードが選択されている場合、イ
メージデータを間引きして前記走査ユニットの通信手段
から前記装置本体の通信手段へと転送する一方、前記モ
ード選択手段により高解像度出力モードが選択されてい
る場合、イメージデータをそのまま前記走査ユニットの
通信手段から前記装置本体の通信手段へと転送するデー
タ転送手段とを有することを特徴とする。
【0007】このような画像処理装置によれば、走査ユ
ニットで読み取って得たイメージデータを装置本体へと
転送し、低解像度で出力させる場合には、転送前のイメ
ージデータを間引きしてデータ量を減らすことができる
ので、イメージデータの転送にかかるデータ転送時間を
短縮することができ、画質より出力速度が優先される場
合にイメージデータを速やかに出力させることができ
る。
【0008】また、請求項2に記載した発明の画像処理
装置は、請求項1に記載の画像処理装置であって、前記
モード選択手段は、前記装置本体で設定された表示モー
ドに基づいて、高解像度出力するモードか低解像度出力
するモードかを選択する。
【0009】このような画像処理装置によれば、請求項
1に記載の画像処理装置による効果に加えて、装置本体
上で設定された表示モードに応じてイメージデータの転
送手順を切り換えることができる。
【0010】さらに、請求項3に記載した発明の画像処
理装置は、請求項1に記載の画像処理装置であって、前
記モード選択手段は、前記走査ユニットで読み取られた
イメージデータの解像度に基づいて、高解像度出力する
モードか低解像度出力するモードかを選択する。
【0011】このような画像処理装置によれば、請求項
1に記載の画像処理装置による効果に加えて、走査ユニ
ットの読み取り解像度に応じてイメージデータの転送手
順を切り換えることができる。
【0012】また、請求項4に記載した発明の画像処理
装置は、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像処理
装置であって、前記出力手段は、イメージデータを表示
する際、読取走査の解像度に応じて縮小率を変える。
【0013】このような画像処理装置によれば、請求項
1ないし3のいずれかに記載の画像処理装置による効果
に加えて、読取走査の解像度によらず表示サイズが一定
となるようにイメージデータを表示させることができ
る。
【0014】さらに、請求項5に記載した発明の画像処
理装置は、表示手段および印刷手段を有する装置本体
と、読取手段を介して原稿から読み取って得たイメージ
データを前記装置本体に転送する走査ユニットとを備え
た画像処理装置であって、前記装置本体と前記走査ユニ
ットとに設けられ、これら双方の間で通信を行う装置本
体用および走査ユニット用の通信手段と、前記走査ユニ
ットの通信手段から前記装置本体の通信手段へとイメー
ジデータを転送する際、そのイメージデータを前記表示
手段にて表示するモードか、または前記印刷手段にて印
刷するモードかを選択するモード選択手段と、前記モー
ド選択手段により表示モードが選択されている場合、イ
メージデータを間引きして前記走査ユニットの通信手段
から前記装置本体の通信手段へと転送する一方、前記モ
ード選択手段により印刷モードが選択されている場合、
イメージデータをそのまま前記走査ユニットの通信手段
から前記装置本体の通信手段へと転送するデータ転送手
段とを有することを特徴とする。
【0015】このような画像処理装置によれば、走査ユ
ニットで読み取って得たイメージデータを装置本体へと
転送し、たとえば印刷前にイメージデータをプレビュー
表示させる場合には、転送前のイメージデータを間引き
してデータ量を減らすことができるので、イメージデー
タの転送にかかるデータ転送時間を短縮することがで
き、印刷モードよりも即時性が要求される表示モードに
おいてイメージデータを速やかに表示させることができ
る。
【0016】また、請求項6に記載した発明の画像処理
装置は、請求項5に記載の画像処理装置であって、前記
データ転送手段は、読取走査の解像度に応じて間引く量
を変える。
【0017】このような画像処理装置によれば、請求項
5に記載の画像処理装置による効果に加えて、読取走査
の解像度に応じてイメージデータの間引く量を変えるこ
とで転送すべきデータ量を変化させることができる。
【0018】さらに、請求項7に記載した発明の画像処
理装置は、表示手段および印刷手段を有する装置本体
と、読取手段を介して原稿から読み取って得たイメージ
データを前記装置本体に転送する走査ユニットとを備え
た画像処理装置であって、前記装置本体と前記走査ユニ
ットとに設けられ、これら双方の間で通信を行う装置本
体用および走査ユニット用の通信手段と、前記走査ユニ
ットの通信手段から前記装置本体の通信手段へとイメー
ジデータを転送する際、そのイメージデータを前記表示
手段にて表示するモードか、または前記印刷手段にて印
刷するモードかを選択するモード選択手段と、前記モー
ド選択手段により表示モードが選択されている場合、イ
メージデータの一部のみを前記走査ユニットの通信手段
から前記装置本体の通信手段へと転送する一方、前記モ
ード選択手段により印刷モードが選択されている場合、
イメージデータをそのまま前記走査ユニットの通信手段
から前記装置本体の通信手段へと転送するデータ転送手
段とを有することを特徴とする。
【0019】このような画像処理装置によれば、走査ユ
ニットで読み取って得たイメージデータを装置本体へと
転送し、たとえば印刷前にイメージデータをプレビュー
表示させる場合には、イメージデータの一部のみを転送
するとしてデータ量を減らすことができるので、イメー
ジデータの転送にかかるデータ転送時間を短縮すること
ができ、印刷モードよりも即時性が要求される表示モー
ドにおいてイメージデータを速やかに表示させることが
できる。
【0020】また、請求項8に記載した発明の記憶媒体
は、イメージデータを出力する出力手段を有する装置本
体と、読取手段を介して原稿から読み取って得たイメー
ジデータを前記装置本体に転送する走査ユニットとを備
えた画像処理装置を制御するためのプログラムを記憶し
た記憶媒体であって、前記走査ユニットから前記装置本
体へとイメージデータを転送する際、そのイメージデー
タを前記出力手段にて高解像度出力するモードか、また
は低解像度出力するモードかを選択するためのモード選
択プログラムと、前記モード選択プログラムに基づいて
低解像度出力モードが選択されている場合、イメージデ
ータを間引きして前記走査ユニットから前記装置本体へ
と転送する一方、前記モード選択プログラムに基づいて
高解像度出力モードが選択されている場合、イメージデ
ータをそのまま前記走査ユニットから前記装置本体へと
転送するためのデータ転送プログラムとを含むプログラ
ムを記憶したことを特徴とする。
【0021】このような記憶媒体によれば、記憶された
プログラムに基づいてCPUを動作させることにより、
請求項1に記載の画像処理装置の動作を実現することが
できる。
【0022】さらに、請求項9に記載した発明の記憶媒
体は、表示手段および印刷手段を有する装置本体と、読
取手段を介して原稿から読み取って得たイメージデータ
を前記装置本体に転送する走査ユニットとを備えた画像
処理装置を制御するためのプログラムを記憶した記憶媒
体であって、前記走査ユニットから前記装置本体へとイ
メージデータを転送する際、そのイメージデータを前記
表示手段にて表示するモードか、または前記印刷手段に
て印刷するモードかを選択するためのモード選択プログ
ラムと、前記モード選択プログラムに基づいて表示モー
ドが選択されている場合、イメージデータを間引きして
前記走査ユニットから前記装置本体へと転送する一方、
前記モード選択プログラムに基づいて印刷モードが選択
されている場合、イメージデータをそのまま前記走査ユ
ニットから前記装置本体へと転送するためのデータ転送
プログラムとを含むプログラムを記憶したことを特徴と
する。
【0023】このような記憶媒体によれば、記憶された
プログラムに基づいてCPUを動作させることにより、
請求項5に記載の画像処理装置の動作を実現することが
できる。
【0024】また、請求項10に記載した発明の記憶媒
体は、表示手段および印刷手段を有する装置本体と、読
取手段を介して原稿から読み取って得たイメージデータ
を前記装置本体に転送する走査ユニットとを備えた画像
処理装置を制御するためのプログラムを記憶した記憶媒
体であって、前記走査ユニットから前記装置本体へとイ
メージデータを転送する際、そのイメージデータを前記
表示手段にて表示するモードか、または前記印刷手段に
て印刷するモードかを選択するためのモード選択プログ
ラムと、前記モード選択プログラムに基づいて表示モー
ドが選択されている場合、イメージデータの一部のみを
前記走査ユニットから前記装置本体へと転送する一方、
前記モード選択プログラムに基づいて印刷モードが選択
されている場合、イメージデータをそのまま前記走査ユ
ニットから前記装置本体へと転送するためのデータ転送
プログラムとを含むプログラムを記憶したことを特徴と
する。
【0025】このような記憶媒体によれば、記憶された
プログラムに基づいてCPUを動作させることにより、
請求項7に記載の画像処理装置の動作を実現することが
できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図面を参照して説明する。
【0027】図1は、本発明に係る画像処理装置の一実
施形態として、装置本体とハンディスキャナとを備えた
ファクシミリ装置の外観を示す斜視図、図2は、ハンデ
ィスキャナを読み取り走査側から見た状態の斜視図であ
る。これら図1および図2を参照して簡単に説明する
と、本発明に係るファクシミリ装置は、表示部24や図
示しない印刷部などを有する装置本体Aと、読取手段と
してのイメージセンサ37を内蔵し、机上などに置かれ
た原稿の表面を手でなぞるようにして移動させられるの
に伴いイメージデータを読み取るコードレス方式のハン
ディスキャナ(走査ユニット)Bとを備える。特に図2
に示すように、ハンディスキャナBには、低解像度モー
ドのスタンダードと高解像度モードのファインの読み取
り解像度を選択するためのスイッチSが設けられてい
る。
【0028】装置本体Aの表示部24には、一例として
320×240ドットとした液晶ディスプレイが設けら
れており、この表示部24によれば、複数のイメージデ
ータを任意の大きさで表示することができる。一方、ハ
ンディスキャナBは、図1に示すように、装置本体Aに
取り付けられた状態でも使用されるが、特に取り外した
状態で使用される場合、装置本体Aに対して無線でイメ
ージデータを転送可能に構成されている。
【0029】図3は、ファクシミリ装置の回路構成を示
したブロック図である。この図に示すように、ファクシ
ミリ装置の装置本体Aは、CPU10、NCU11、R
AM12、モデム13、ROM14、NVRAM(不揮
発性RAM:Non-Volatile RAM)15、ゲートアレイ1
6、コーデック17、DMAC18、無線通信部21、
印刷部22、操作部23、および表示部24などを具備
して概略構成されている。CPU10、NCU11、R
AM12、モデム13、ROM14、NVRAM15、
ゲートアレイ16、コーデック17、およびDMAC1
8は、バス線27により相互に接続されている。バス線
27には、アドレスバス、データバス、および制御信号
線が含まれる。ゲートアレイ16には、無線通信部2
1、印刷部22、操作部23、および表示部24が接続
されている。NCU11には、公衆電話回線28が接続
されている。
【0030】CPU10は、装置本体Aの動作を制御す
る。NCU11は、公衆電話回線28に接続されて網制
御を行う。RAM12は、CPU10の作業領域や各種
データの展開領域などを提供する。モデム13は、ファ
クシミリデータなどの変調や復調などを行う。ROM1
4は、CPU10が実行すべきプログラムなどを記憶し
ている。NVRAM15は、各種の情報やデータを記憶
する。ゲートアレイ16は、CPU10と各部21〜2
4とのインターフェイスとして機能する。コーデック1
7は、ファクシミリデータなどの符号化や復号化を行
う。DMAC18は、主にRAM12へのデータの書き
込みや読み出しを行う。
【0031】無線通信部21は、RF(Radio Frequenc
y )回路などを備え、無線周波数に載せてハンディスキ
ャナBの無線通信部38との間でイメージデータや制御
コマンドをやり取りする。印刷部22は、たとえばイン
クジェット方式などによりイメージデータに応じた文字
や図形などの画像を用紙上に印刷する。操作部23は、
テンキーや各種の機能ボタンなどを備え、ユーザの操作
に応じた入力信号をCPU10に伝える。表示部24
は、先述したように液晶ディスプレイを備え、各種の情
報を表示するほか、複数のイメージデータを表示するこ
とができる。
【0032】一方、ハンディスキャナBは、CPU3
0、RAM32、ROM34、入出力インターフェイス
36、イメージセンサ37、および無線通信部38など
を具備して概略構成されている。CPU30、RAM3
2、ROM34、および入出力インターフェイス36
は、バス線39により相互に接続されている。バス線3
9には、アドレスバス、データバス、および制御信号線
が含まれる。入出力インターフェイス36には、イメー
ジセンサ37および無線通信部38が接続されている。
【0033】CPU30は、ハンディスキャナBの動作
を制御する。RAM32は、CPU30の作業領域や各
種データの展開領域などを提供する。ROM34は、C
PU30が実行すべきプログラムなどを記憶している。
入出力インターフェイス36は、CPU30と各部3
7,38との間でイメージデータや各種の信号をやり取
りする。特にこの入出力インターフェイス36には、イ
メージデータの符号化や復号化をはじめとして各種の画
像処理を行うための画像処理回路が設けられている。イ
メージセンサ37は、副走査方向に沿って移動する原稿
などから画像を読み取って画像信号を出力する。無線通
信部38は、RF(Radio Frequency )回路などを備
え、無線周波数に載せて装置本体Aの無線通信部21と
の間でイメージデータや制御コマンドをやり取りする。
【0034】要点について説明すると、ハンディスキャ
ナBにより読み取って得たイメージデータは、一旦ハン
ディスキャナBのRAM32に蓄積され、装置本体Aま
たはハンディスキャナBからのユーザの操作に応じて装
置本体Aへと転送される。このとき、装置本体Aには、
その転送されたイメージデータを表示部24に表示する
表示モードあるいは該イメージデータを印刷する印刷モ
ードのいずれかを選択するボタンなどの選択部(図示省
略)の設定により表示モードを選択した場合、受信した
イメージデータが印刷前のプレビュー表示として表示部
24により表示される。その一方、印刷モードが選択さ
れている場合には、装置本体Aにて受信したイメージデ
ータが印刷部22を介して用紙上に印刷される。つま
り、表示モードによりイメージデータをユーザが確認し
た後、その確認した内容で良ければ印刷モードとしてイ
メージデータを印刷することができる。イメージデータ
は、表示や印刷ごとにハンディスキャナBのRAM32
から読み出されて装置本体Aに転送されるのである。
【0035】ところで、イメージデータを印刷する速度
は、すでに読み取ってRAM32に蓄積されているイメ
ージデータをハンディスキャナBから装置本体Aに転送
する速度に比べてそれほど速くないことから、データ転
送時間がそれほど問題とされないが、イメージの表示
は、機械的な駆動部が無いことから、印刷する場合と比
べて高速であり、表示の時間はデータの転送時間で決ま
ってしまう。そのため、イメージデータを表示する際に
は、データ転送時間をできる限り短くすることが望まし
い。
【0036】また、装置本値Aには表示モードとして、
イメージデータを高解像度により表示するファイン表示
モードのほか、低解像度により表示するスタンダード表
示モードを選択するためのスイッチSなどの選択部を備
えている。ここで、ファイン表示モードに比べてスタン
ダード表示モードでは、画質よりも表示速度が優先させ
られるために、スタンダード表示モードに応じてイメー
ジデータを表示する際にも、データ転送時間をできる限
り短くすることが望ましい。
【0037】そこで、本実施形態では、装置本体Aにて
スタンダード表示モードが選択されている場合、ハンデ
ィスキャナBのCPU30は、RAM32から転送すべ
きイメージデータを読み出し、そのイメージデータを間
引きしてデータ量を減らした後、装置本体Aへと転送す
るように制御している。一方、印刷モードやファイン表
示モードが選択されている場合には、転送すべきイメー
ジデータがRAM32に取り込まれたデータ量そのまま
として装置本体Aへと転送される。これにより、画質よ
り表示速度を優先する場合には、取り込まれたイメージ
データをそのまま装置本体Aに転送し、装置本体Aでイ
メージデータを間引きして表示する場合と比較して、ハ
ンディスキャナBから装置本体Aへとイメージデータを
転送するのにかかるデータ転送時間が短縮され、イメー
ジデータを速やかに表示させることができるのである。
【0038】すなわち、装置本体AのCPU10は、走
査ユニット(ハンディスキャナB)の通信手段(無線通
信部38)から装置本体Aの通信手段(無線通信部2
1)へとイメージデータを転送する際、そのイメージデ
ータを出力手段(表示部24)にて高解像度出力するモ
ードか、または低解像度出力するモードかを選択するモ
ード選択手段を実現している。また、装置本体AのCP
U10は、走査ユニットの通信手段から装置本体Aの通
信手段へとイメージデータを転送する際、そのイメージ
データを表示手段(表示部24)にて表示するモード
か、または印刷手段(印刷部22)にて印刷するモード
かを選択するモード選択手段を実現している。
【0039】一方、ハンディスキャナBのCPU30
は、モード選択手段により低解像度出力モードが選択さ
れている場合、イメージデータを間引きして走査ユニッ
トの通信手段から装置本体Aの通信手段へと転送する一
方、モード選択手段により高解像度出力モードが選択さ
れている場合、イメージデータをそのまま走査ユニット
の通信手段から装置本体Aの通信手段へと転送するデー
タ転送手段を実現している。また、ハンディスキャナB
のCPU30は、モード選択手段により表示モードが選
択されている場合、イメージデータを間引きして走査ユ
ニットの通信手段から装置本体Aの通信手段へと転送す
る一方、モード選択手段により印刷モードが選択されて
いる場合、イメージデータをそのまま走査ユニットの通
信手段から装置本体Aの通信手段へと転送するデータ転
送手段を実現している。
【0040】装置本体AのROM14およびハンディス
キャナBのROM34は、イメージデータを出力する出
力手段を有する装置本体と、読取手段を介して原稿から
読み取って得たイメージデータを装置本体に転送する走
査ユニットとを備えた画像処理装置を制御するためのプ
ログラムを記憶した記憶媒体であって、走査ユニットか
ら装置本体へとイメージデータを転送する際、そのイメ
ージデータを出力手段にて高解像度出力するモードか、
または低解像度出力するモードかを選択するためのモー
ド選択プログラムと、モード選択プログラムに基づいて
低解像度出力モードが選択されている場合、イメージデ
ータを間引きして走査ユニットから装置本体へと転送す
る一方、モード選択プログラムに基づいて高解像度出力
モードが選択されている場合、イメージデータをそのま
ま走査ユニットから装置本体へと転送するためのデータ
転送プログラムとを含むプログラムを記憶した記憶媒体
を実現している。また、装置本体AのROM14および
ハンディスキャナBのROM34は、表示手段および印
刷手段を有する装置本体と、読取手段を介して原稿から
読み取って得たイメージデータを装置本体に転送する走
査ユニットとを備えた画像処理装置を制御するためのプ
ログラムを記憶した記憶媒体であって、走査ユニットか
ら装置本体へとイメージデータを転送する際、そのイメ
ージデータを表示手段にて表示するモードか、または印
刷手段にて印刷するモードかを選択するためのモード選
択プログラムと、モード選択プログラムに基づいて表示
モードが選択されている場合、イメージデータを間引き
して走査ユニットから装置本体へと転送する一方、モー
ド選択プログラムに基づいて印刷モードが選択されてい
る場合、イメージデータをそのまま走査ユニットから装
置本体へと転送するためのデータ転送プログラムとを含
むプログラムを記憶した記憶媒体を実現している。
【0041】次に、ファクシミリ装置の動作について説
明する。
【0042】図4は、装置本体Aにおけるイメージデー
タ出力処理の動作手順を示すフローチャートである。な
お、イメージデータ出力処理の際には、既にハンディス
キャナBのRAM32に読み取って得られたイメージデ
ータが格納された状態にあるとする。
【0043】まず、装置本体AのCPU10は、ユーザ
の操作により選択部にて表示モードが選択されているか
否かを判断する(S1)。
【0044】表示モードが選択されている場合(S1:
YES)、さらにCPU10は、スタンダード表示モー
ドが選択されているか否かを判断する(S2)。
【0045】スタンダード表示モードが選択されている
場合(S2:YES)、CPU10は、低解像度により
スタンダード表示すべきイメージデータを転送すること
をハンディスキャナBに対して要求する(S3)。
【0046】それに応じてハンディスキャナBからイメ
ージデータが転送されると、CPU10は、転送されて
きたイメージデータを受信する(S4)。このとき、詳
細については後述するが、ハンディスキャナBからは、
スイッチSがスタンダードに設定され低解像度で読み取
ったイメージデータを転送する場合を除き、間引きされ
たイメージデータが転送されてくる。そのため、たとえ
ば高解像度のイメージデータをそのまま転送する場合に
比べてデータ転送時間が短く抑えられ、装置本体Aは、
イメージデータを受信する処理を速やかに終えて直ちに
次の処理に進むことができる。
【0047】こうしてイメージデータを受信したCPU
10は、そのイメージデータを表示部24にて低解像度
により表示させ(S5)、その後このイメージデータ出
力処理を終える。
【0048】S2において、スタンダード表示モードで
はなくファイン表示モードが選択されている場合(S
2:NO)、CPU10は、高解像度によりファイン表
示すべきイメージデータを転送することをハンディスキ
ャナBに対して要求する(S6)。
【0049】それに応じてハンディスキャナBからイメ
ージデータが転送されると、CPU10は、転送されて
きたイメージデータを受信する(S7)。このとき、ハ
ンディスキャナBからは、先述した場合とは異なり、低
解像度あるいは高解像度で読み取られたイメージデータ
がそのまま転送されてくる。
【0050】こうしてイメージデータを受信したCPU
10は、特に間引き処理を行わずそのイメージデータを
表示部24にそのまま表示させる(S8)。すなわち、
低解像度のイメージデータは低解像度で表示され、高解
像度のイメージデータは高解像度で表示される。その
後、CPU10は、このイメージデータ出力処理を終え
る。
【0051】S1において、表示モードではなく印刷モ
ードが選択されている場合(S1:NO)、CPU10
は、印刷すべきイメージデータを転送することをハンデ
ィスキャナBに対して要求する(S9)。
【0052】それに応じてハンディスキャナBからイメ
ージデータが転送されると、CPU10は、転送されて
きたイメージデータを受信する(S10)。このとき
も、ハンディスキャナBからは、低解像度あるいは高解
像度で読み取られたイメージデータがそのまま転送され
てくる。
【0053】こうしてイメージデータを受信したCPU
10は、ハンディスキャナBで読み取られた解像度に基
づいてそのイメージデータを印刷部22に印刷させ(S
11)、その後このイメージデータ出力処理を終える。
【0054】次に、図5は、ハンディスキャナBにおけ
るイメージデータ転送処理の動作手順を示すフローチャ
ートである。なお、イメージデータ転送処理の際には、
既にハンディスキャナBのRAM32に読み取って得ら
れたイメージデータが格納された状態にあるとする。
【0055】まず、ハンディスキャナBのCPU30
は、装置本体Aからイメージデータの転送要求があるか
否かを判断する(S21)。
【0056】装置本体Aからイメージデータの転送要求
がある場合(S21:YES)、CPU30は、転送要
求されたイメージデータがスタンダード表示されるもの
か否かを判断する(S22)。
【0057】イメージデータがスタンダード表示される
場合(S22:YES)、さらにCPU30は、転送す
べきイメージデータが高解像度で読み取られてRAM3
2に格納されたものか否かを判断する(S23)。
【0058】転送すべきイメージデータが高解像度で読
み取られたものの場合(S23:YES)、CPU30
は、そのイメージデータを間引き処理した後に装置本体
Aに対して転送し(S24)、その後このイメージデー
タ転送処理を終える。このような間引き転送処理によれ
ば、イメージデータが元の画素数より少ない画素数に変
換される。つまり、ハンディスキャナBからは、データ
量をそのままとして転送する場合よりも短いデータ転送
時間で高解像度のイメージデータが転送されるのであ
る。
【0059】一方、S23において、転送すべきイメー
ジデータが高解像度ではなく低解像度で読み取られたも
のの場合(S23:NO)、CPU30は、そのイメー
ジデータをそのまま装置本体Aに対して転送し(S2
5)、その後このイメージデータ転送処理を終える。つ
まり、転送すべきイメージデータが低解像度としてデー
タ量がすでに小さい場合には、データ転送時間がそれほ
どかからないためにそのまま低解像度のイメージデータ
が転送されるのである。もちろん、さらに表示速度を優
先したい場合は、高解像度で読み取られたイメージデー
タと同様に間引き処理を行ってから転送処理を行っても
良い。
【0060】また、S22において、イメージデータが
スタンダード表示ではなくファイン表示や印刷される場
合にも(S22:NO)、CPU30は、S25に進ん
で転送すべきイメージデータをそのまま装置本体Aに対
して転送する。つまり、イメージデータを装置本体Aの
表示部24にて高解像度で表示する場合には、画質を優
先するためにたとえば高解像度で読み取られたデータ量
の大きいイメージデータでもそのまま転送される。ま
た、イメージデータを装置本体Aの印刷部22にて印刷
する場合にも、たとえば高解像度で読み取られたデータ
量の大きいイメージデータでもそのまま転送される。
【0061】S21において、装置本体Aからイメージ
データの転送要求がない場合(S21:NO)、CPU
30は、転送要求があるまでS21を繰り返し、このイ
メージデータ転送処理を始めることはない。
【0062】したがって、上記ファクシミリ装置によれ
ば、ハンディスキャナBで読み取って得たイメージデー
タを装置本体Aへと転送し、たとえば低解像度により表
示させる場合には、転送前のイメージデータを間引きし
てデータ量を減らすことができるので、間引きする前の
イメージデータを転送し、装置本体Aで間引き処理を行
う場合と比較し、イメージデータの転送にかかるデータ
転送時間を短縮することができ、画質より表示速度が優
先される場合にイメージデータを速やかに表示させるこ
とができる。
【0063】また、たとえば印刷前にイメージデータを
低解像度でプレビュー表示させる場合には、転送前のイ
メージデータを間引きしてデータ量を減らすことができ
るので、イメージデータの転送にかかるデータ転送時間
を短縮することができ、印刷時よりも即時性が要求され
るプレビュー表示においてイメージデータを速やかに表
示させることができる。なお、装置本体Aとハンディス
キャナBとハンディスキャナBにおける間引き処理の有
無は、図6のように表すことができる。
【0064】なお、本発明は、上記の実施形態に限定さ
れるものではない。
【0065】他の実施形態としては、転送前のイメージ
データを間引き処理するのに代えて、イメージデータの
一部のみを転送するとしても良い。さらに、間引き処理
とイメージデータの一部のみを転送することとを組み合
わせるようにしても良い。このような実施形態でも、先
の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0066】また、イメージデータの間引き処理におい
ては、読取走査の解像度に合わせて間引く量を変えるよ
うにしても良い。たとえば、ファクシミリ装置の場合に
は、読み取り解像度を変えても主走査方向は常に一定で
8本/mmであり、副走査方向のみ低解像度のスタンダ
ードで3.85本/mm、高解像度のファインで7.7
本/mmと変わる。ここで、主走査方向の間引き処理は
表示モードによらず常に一定で4本から1本を選択し、
副走査方向のみについて、スタンダード表示モードで
は、副走査方向のライン数を2本から1本に間引く一
方、ファイン表示モードでは、副走査方向のライン数を
4本から1本に間引くようにしても良い。こうした場
合、解像度の変更によっても間延びすることはなく、デ
ータ量の大きさに応じて転送前のイメージデータを適当
なサイズに変更することができ、イメージデータを表示
させることができる。なお、間引き量については、表示
部24の大きさ、解像度に応じて変えるようにしても良
く、表示時の縦横比も1:1に合わせなくても良い。
【0067】表示モードには、低解像度で表示するスタ
ンダード表示モードと、高解像度で表示するファイン表
示モードとがあるが、印刷モードにも、低解像度で印刷
するスタンダード印刷モードと、高解像度で印刷するフ
ァイン印刷モードとがあるとして、イメージデータを低
解像度で印刷する場合には間引き処理した後、データ転
送するとしても良い。この場合は、単に間引き処理され
たイメージデータをそのまま印刷すると、間引かれた分
だけ小さくなる。縮小印刷することで高速にしても良い
が、間引かれた分を補間して印刷されるイメージサイズ
が変わらないようにしても良い。表示の場合も表示部2
4が大きければ、同様に間引かれた分を補間して表示す
るようにしても良い。もちろん、スタンダードモードと
ファインモードのみで切り分けられるのではなく、より
高い解像度のスーパーファインモードがあっても良い。
【0068】また、表示モードと印刷モードとを単純に
切り分け、表示モードが選択された場合に限ってイメー
ジデータを間引き処理するとしても良い。
【0069】表示モードや印刷モードのほか、ハンディ
スキャナBで読み取ったイメージデータを公衆電話回線
28を通じて相手先に送信するといったファクシミリ送
信モードを選択可能とし、このファクシミリ送信モード
が選択された場合には、表示モードあるいは印刷モード
と同様の手順で処理を進めるとしても良い。
【0070】装置本体AとハンディスキャナBとは、無
線により通信可能な構成としたが、装置本体Aにハンデ
ィスキャナBが取り付けられた状態では、これら装置本
体AとハンディスキャナBとが互いにコネクタなどの接
点を介して電気的に接続されるとしても良い。また、装
置本体AとハンディスキャナBとは、通信コードを介し
て互いに接続されているとしても良い。さらに、装置本
体AとハンディスキャナBとの接続手段が複数ある場合
には、使用されている接続手段を検出し、その手段によ
って転送速度、転送イメージデータの間引き量を変える
ようにしても良い。たとえば、通信条件の良い場合は転
送速度を速くし、悪い条件の場合は遅くするとか、転送
速度が速く、転送時間が短く済む場合には、イメージデ
ータの間引き量を減らすなどしても良い。一例を挙げれ
ば、ケーブルを使って装置本体AとハンディスキャナB
とを接続する場合は、コードを使わず単にコネクタのみ
を介して接続する場合より通信条件が悪いため、転送速
度を遅くするように制御する。
【0071】装置本体AとハンディスキャナBとは、そ
れぞれに組み込まれたCPU10,30によって制御さ
れるとしたが、たとえば装置本体AにのみCPU10を
設け、このCPU10がハンディスキャナBの動作を制
御するとしても良い。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載し
た発明の画像処理装置によれば、走査ユニットで読み取
って得たイメージデータを装置本体へと転送し、低解像
度で出力させる場合には、転送前のイメージデータを間
引きしてデータ量を減らすことができるので、イメージ
データの転送にかかるデータ転送時間を短縮することが
でき、画質より出力速度が優先される場合にイメージデ
ータを速やかに出力させることができる。
【0073】また、請求項2に記載した発明の画像処理
装置によれば、請求項1に記載の画像処理装置による効
果に加えて、装置本体上で設定された表示モードに応じ
てイメージデータの転送手順を切り換えることができ
る。
【0074】さらに、請求項3に記載した発明の画像処
理装置によれば、請求項1に記載の画像処理装置による
効果に加えて、走査ユニットの読み取り解像度に応じて
イメージデータの転送手順を切り換えることができる。
【0075】また、請求項4に記載した発明の画像処理
装置によれば、請求項1ないし3のいずれかに記載の画
像処理装置による効果に加えて、読取走査の解像度によ
らず表示サイズが一定となるようにイメージデータを表
示させることができる。
【0076】さらに、請求項5に記載した発明の画像処
理装置によれば、走査ユニットで読み取って得たイメー
ジデータを装置本体へと転送し、たとえば印刷前にイメ
ージデータをプレビュー表示させる場合には、転送前の
イメージデータを間引きしてデータ量を減らすことがで
きるので、イメージデータの転送にかかるデータ転送時
間を短縮することができ、印刷モードよりも即時性が要
求される表示モードにおいてイメージデータを速やかに
表示させることができる。
【0077】また、請求項6に記載した発明の画像処理
装置によれば、請求項5に記載の画像処理装置による効
果に加えて、読取走査の解像度に応じてイメージデータ
の間引く量を変えることで転送すべきデータ量を変化さ
せることができる。
【0078】さらに、請求項7に記載した発明の画像処
理装置によれば、走査ユニットで読み取って得たイメー
ジデータを装置本体へと転送し、たとえば印刷前にイメ
ージデータをプレビュー表示させる場合には、イメージ
データの一部のみを転送するとしてデータ量を減らすこ
とができるので、イメージデータの転送にかかるデータ
転送時間を短縮することができ、印刷モードよりも即時
性が要求される表示モードにおいてイメージデータを速
やかに表示させることができる。
【0079】また、請求項8に記載した発明の記憶媒体
によれば、記憶されたプログラムに基づいてCPUを動
作させることにより、請求項1に記載の画像処理装置の
動作を実現することができる。
【0080】さらに、請求項9に記載した発明の記憶媒
体によれば、記憶されたプログラムに基づいてCPUを
動作させることにより、請求項5に記載の画像処理装置
の動作を実現することができる。
【0081】また、請求項10に記載した発明の記憶媒
体によれば、記憶されたプログラムに基づいてCPUを
動作させることにより、請求項7に記載の画像処理装置
の動作を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理装置の一実施形態とし
て、装置本体とハンディスキャナとを備えたファクシミ
リ装置の外観を示す斜視図である。
【図2】ハンディスキャナを読み取り走査側から見た状
態の斜視図である。
【図3】ファクシミリ装置の回路構成を示したブロック
図である。
【図4】装置本体におけるイメージデータ出力処理の動
作手順を示すフローチャートである。
【図5】ハンディスキャナにおけるイメージデータ転送
処理の動作手順を示すフローチャートである。
【図6】装置本体とハンディスキャナとハンディスキャ
ナにおける間引き処理の有無を説明するための説明図で
ある。
【符号の説明】
10 CPU 11 NCU 12 RAM 13 モデム 14 ROM 15 NVRAM 16 ゲートアレイ 17 コーデック 18 DMAC 21 無線通信部 22 印刷部 23 操作部 24 表示部 28 公衆電話回線 30 CPU 32 RAM 34 ROM 36 入出力インターフェイス 37 イメージセンサ 22 無線通信部 A 装置本体 B ハンディスキャナ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イメージデータを出力する出力手段を有
    する装置本体と、読取手段を介して原稿から読み取って
    得たイメージデータを前記装置本体に転送する走査ユニ
    ットとを備えた画像処理装置であって、 前記装置本体と前記走査ユニットとに設けられ、これら
    双方の間で通信を行う装置本体用および走査ユニット用
    の通信手段と、 前記走査ユニットの通信手段から前記装置本体の通信手
    段へとイメージデータを転送する際、そのイメージデー
    タを前記出力手段にて高解像度出力するモードか、また
    は低解像度出力するモードかを選択するモード選択手段
    と、 前記モード選択手段により低解像度出力モードが選択さ
    れている場合、イメージデータを間引きして前記走査ユ
    ニットの通信手段から前記装置本体の通信手段へと転送
    する一方、前記モード選択手段により高解像度出力モー
    ドが選択されている場合、イメージデータをそのまま前
    記走査ユニットの通信手段から前記装置本体の通信手段
    へと転送するデータ転送手段とを有することを特徴とす
    る画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記モード選択手段は、前記装置本体で
    設定された表示モードに基づいて、高解像度出力するモ
    ードか低解像度出力するモードかを選択する、請求項1
    に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記モード選択手段は、前記走査ユニッ
    トで読み取られたイメージデータの解像度に基づいて、
    高解像度出力するモードか低解像度出力するモードかを
    選択する、請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記出力手段は、イメージデータを表示
    する際、読取走査の解像度に応じて縮小率を変える、請
    求項1ないし3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 表示手段および印刷手段を有する装置本
    体と、読取手段を介して原稿から読み取って得たイメー
    ジデータを前記装置本体に転送する走査ユニットとを備
    えた画像処理装置であって、 前記装置本体と前記走査ユニットとに設けられ、これら
    双方の間で通信を行う装置本体用および走査ユニット用
    の通信手段と、 前記走査ユニットの通信手段から前記装置本体の通信手
    段へとイメージデータを転送する際、そのイメージデー
    タを前記表示手段にて表示するモードか、または前記印
    刷手段にて印刷するモードかを選択するモード選択手段
    と、 前記モード選択手段により表示モードが選択されている
    場合、イメージデータを間引きして前記走査ユニットの
    通信手段から前記装置本体の通信手段へと転送する一
    方、前記モード選択手段により印刷モードが選択されて
    いる場合、イメージデータをそのまま前記走査ユニット
    の通信手段から前記装置本体の通信手段へと転送するデ
    ータ転送手段とを有することを特徴とする画像処理装
    置。
  6. 【請求項6】 前記データ転送手段は、読取走査の解像
    度に応じて間引く量を変える、請求項5に記載の画像処
    理装置。
  7. 【請求項7】 表示手段および印刷手段を有する装置本
    体と、読取手段を介して原稿から読み取って得たイメー
    ジデータを前記装置本体に転送する走査ユニットとを備
    えた画像処理装置であって、 前記装置本体と前記走査ユニットとに設けられ、これら
    双方の間で通信を行う装置本体用および走査ユニット用
    の通信手段と、 前記走査ユニットの通信手段から前記装置本体の通信手
    段へとイメージデータを転送する際、そのイメージデー
    タを前記表示手段にて表示するモードか、または前記印
    刷手段にて印刷するモードかを選択するモード選択手段
    と、 前記モード選択手段により表示モードが選択されている
    場合、イメージデータの一部のみを前記走査ユニットの
    通信手段から前記装置本体の通信手段へと転送する一
    方、前記モード選択手段により印刷モードが選択されて
    いる場合、イメージデータをそのまま前記走査ユニット
    の通信手段から前記装置本体の通信手段へと転送するデ
    ータ転送手段とを有することを特徴とする画像処理装
    置。
  8. 【請求項8】 イメージデータを出力する出力手段を有
    する装置本体と、読取手段を介して原稿から読み取って
    得たイメージデータを前記装置本体に転送する走査ユニ
    ットとを備えた画像処理装置を制御するためのプログラ
    ムを記憶した記憶媒体であって、 前記走査ユニットから前記装置本体へとイメージデータ
    を転送する際、そのイメージデータを前記出力手段にて
    高解像度出力するモードか、または低解像度出力するモ
    ードかを選択するためのモード選択プログラムと、 前記モード選択プログラムに基づいて低解像度出力モー
    ドが選択されている場合、イメージデータを間引きして
    前記走査ユニットから前記装置本体へと転送する一方、
    前記モード選択プログラムに基づいて高解像度出力モー
    ドが選択されている場合、イメージデータをそのまま前
    記走査ユニットから前記装置本体へと転送するためのデ
    ータ転送プログラムとを含むプログラムを記憶したこと
    を特徴とする記憶媒体。
  9. 【請求項9】 表示手段および印刷手段を有する装置本
    体と、読取手段を介して原稿から読み取って得たイメー
    ジデータを前記装置本体に転送する走査ユニットとを備
    えた画像処理装置を制御するためのプログラムを記憶し
    た記憶媒体であって、 前記走査ユニットから前記装置本体へとイメージデータ
    を転送する際、そのイメージデータを前記表示手段にて
    表示するモードか、または前記印刷手段にて印刷するモ
    ードかを選択するためのモード選択プログラムと、 前記モード選択プログラムに基づいて表示モードが選択
    されている場合、イメージデータを間引きして前記走査
    ユニットから前記装置本体へと転送する一方、前記モー
    ド選択プログラムに基づいて印刷モードが選択されてい
    る場合、イメージデータをそのまま前記走査ユニットか
    ら前記装置本体へと転送するためのデータ転送プログラ
    ムとを含むプログラムを記憶したことを特徴とする記憶
    媒体。
  10. 【請求項10】 表示手段および印刷手段を有する装置
    本体と、読取手段を介して原稿から読み取って得たイメ
    ージデータを前記装置本体に転送する走査ユニットとを
    備えた画像処理装置を制御するためのプログラムを記憶
    した記憶媒体であって、 前記走査ユニットから前記装置本体へとイメージデータ
    を転送する際、そのイメージデータを前記表示手段にて
    表示するモードか、または前記印刷手段にて印刷するモ
    ードかを選択するためのモード選択プログラムと、 前記モード選択プログラムに基づいて表示モードが選択
    されている場合、イメージデータの一部のみを前記走査
    ユニットから前記装置本体へと転送する一方、前記モー
    ド選択プログラムに基づいて印刷モードが選択されてい
    る場合、イメージデータをそのまま前記走査ユニットか
    ら前記装置本体へと転送するためのデータ転送プログラ
    ムとを含むプログラムを記憶したことを特徴とする記憶
    媒体。
JP2001076329A 2001-03-16 2001-03-16 画像処理装置および記憶媒体 Pending JP2002281246A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001076329A JP2002281246A (ja) 2001-03-16 2001-03-16 画像処理装置および記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001076329A JP2002281246A (ja) 2001-03-16 2001-03-16 画像処理装置および記憶媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002281246A true JP2002281246A (ja) 2002-09-27

Family

ID=18933283

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001076329A Pending JP2002281246A (ja) 2001-03-16 2001-03-16 画像処理装置および記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002281246A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6603506B2 (en) Digital image-sensing apparatus and control method therefor
JP3376052B2 (ja) ファクシミリ装置及びその制御方法
JP2002281246A (ja) 画像処理装置および記憶媒体
JP3326302B2 (ja) データ通信機能付き情報端末装置及びその制御方法
JP3065441B2 (ja) ファクシミリ装置
JPS62286363A (ja) フアクシミリ装置
US6332162B1 (en) Data processing apparatus with communication function
KR100452681B1 (ko) 외부프린터이용팩시밀리장치와그제어방법
JP2023176820A (ja) 画像通信装置
JP2000295387A (ja) 通信端末装置
JP2000216992A (ja) ファクシミリ装置
JP2000115444A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び記憶媒体
JP2000224388A (ja) 通信端末装置
JP2000165561A (ja) 通信端末装置
JP2001203867A (ja) ファクシミリ装置
JPH11177747A (ja) ファクシミリ装置
JPH04319863A (ja) 画像処理方法とその装置
JPH10136200A (ja) 多機能周辺装置
JPH11177729A (ja) 複写機能付き通信端末装置
JPH06189095A (ja) ファクシミリ装置
JP2003008807A (ja) ファクシミリ装置
JP2002300368A (ja) 通信装置およびコンピュータプログラム
JP2001211293A (ja) ファクシミリ装置、ファクシミリ装置の制御方法、およびファクシミリ装置の制御プログラムを格納したコンピュータ読取可能な記憶媒体
JPH04354257A (ja) ファクシミリ装置
JPH10190908A (ja) 読取装置およびファクシミリ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040217

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040413

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050104