JP3065441B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3065441B2
JP3065441B2 JP4242757A JP24275792A JP3065441B2 JP 3065441 B2 JP3065441 B2 JP 3065441B2 JP 4242757 A JP4242757 A JP 4242757A JP 24275792 A JP24275792 A JP 24275792A JP 3065441 B2 JP3065441 B2 JP 3065441B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高解像度の出力装置を
有するファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、G3ファクシミリ装置は急激に企
業内に浸透し、ビジネスに必須のOA機器としての地位
を確立してきた。現在では機能拡充と低価格化が進み、
ハイエンドからローエンドまで充実したラインナップが
開発されている。
【0003】さらに近年、従来の電話回線に変わるディ
ジタル通信網であるISDN回線のサービスも開始さ
れ、ISDN網に接続するG4ファクシミリも徐々に普
及しつつある。G4ファクシミリにおいては、高解像
度、高速通信性が大きな特徴となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般的に、
高解像度(G4では400ppi)の画像データは、画
像の再現性が非常によいが、通信時間がかかり通信コス
トが大きくなるという欠点がある。従って多数のユーザ
は、通常の原稿なら低解像度(G4では200ppi)
で送信することが多い。しかしながら、受信側では、高
解像度の出力装置(400ppi)を有している場合、
受信した画像データが高解像度、低解像度によらず高解
像度に変換して出力する。
【0005】一方、世界的に環境保全が叫ばれ、都市の
ゴミ問題とも相まって、ビジネス社会における紙の消費
量の低減が求められており、できる限り紙の使用量を減
らすような機能がビジネスマシーンに求められている。
【0006】本発明は、高解像度の出力装置を有するフ
ァクシミリ装置において、ユーザに実使用上の問題を与
えることなく、さらに紙の使用量を低減することができ
るファクシミリ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
高解像度の出力装置を有し、受信した画像データの主走
査画素数が、上記出力装置の印字主走査画素数の1/2
以下の場合、あるいはほぼ1/2の場合に、出力1主走
査に対して、2ページ分の画像データを印字するファク
シミリ装置において、記録紙としてカット紙を有し、受
信した原稿が1ページの場合には、受信データの主走査
画素数が出力装置の印字主走査画素数の1/2以下の場
合でも、拡大して出力するファクシミリ装置である。
求項2記載の発明は、高解像度の出力装置を有し、受信
した画像データの主走査画素数が、上記出力装置の印字
主走査画素数の1/2以下の場合、あるいはほぼ1/2
の場合に、出力1主走査に対して、2ページ分の画像デ
ータを印字するファクシミリ装置において、出力紙を正
方向に搬送する手段と、逆方向に搬送する手段と、主走
査方向に画像印字位置をシフト制御する手段とを有し、
第1のページの印字終了後、出力紙を第1のページの印
字開始位置まで逆転搬送し、第2のページを第1のペー
ジに対して印字開始位置をシフトして印字することによ
り、出力1主走査に対して2ページ分の画像データを印
字するファクシミリ装置である。
【0008】請求項3記載の発明は、高解像度の出力装
置を有し、受信した画像データの主走査画素数が、上記
出力装置の印字主走査画素数の1/2以下の場合、ある
いはほぼ1/2の場合に、出力1主走査に対して、2ペ
ージ分の画像データを印字するファクシミリ装置におい
て、画像メモリより画像データを読み出して出力装置に
出力する2つ以上のポートと、これらポートを切り換え
る手段とを有し、主走査方向の印字において、第1のポ
ートにより第1のページを出力した後、ポートを切り換
え、第2のポートにより第2のページを印字することに
より、出力1主走査に対して2ページ分の画像データを
印字するファクシミリ装置である。 請求項4記載の発明
は、高解像度の出力装置を有し、受信した画像データの
主走査画素数が、上記出力装置の印字主走査画素数の1
/2以下の場合、あるいはほぼ1/2の場合に、出力1
主走査に対して、2ページ分の画像データを印字するフ
ァクシミリ装置において、同一主走査に印字する2ペー
ジのライン数が異なる場合は、ライン数の少ないページ
の画像データに白画像を付加するファクシミリ装置であ
る。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例の構成を示すブ
ロック図である。
【0010】制御部1−1は、CPU、ROM、RA
M、時計IC、I/O、CGROM、DMAC等により
構成されるマイクロコンピュータ回路であり、マイクロ
コンピュータのソフトウエア制御により、装置全体の動
作制御や各種データの管理を行う。
【0011】操作部1−2は、各種キーや表示部等によ
り構成され、オペレータのキー入力の受付や、各種情報
の表示を行う。読取部1−3は、CCD、A/D変換回
路、画像処理回路等により構成され光学的に読み取られ
たデータを光電変換、A/D変換、画像補正、2値化処
理等の画像処理を行う。
【0012】記録部1−4は、サーマルプリンタまたは
レーザビームプリンタ等の画像出力装置であり、特に4
00ppi等の高解像度を有するものである。そして、
読取部1−3で読み取られた画像データや受信した画像
データあるいは制御部により形成した画像データを出力
する。
【0013】画像処理部1−5は、読取部1−3で読み
取った画像データを圧縮コードに符号化する符号化制
御、受信した圧縮コードを生画像データに復号化する復
号化制御、ならびに画像データの縮小、拡大の画像変換
制御を行う。
【0014】画像メモリ制御部1−6は、読み取った画
像データ、符号化したコードデータ、受信したコードデ
ータ、復号化した生画像データを、半導体メモリ等より
なる画像メモリ1−7に蓄積する。
【0015】通信制御部1−8は、回線インターフェイ
スおよび電話回路等よりなり、画像データや通信制御デ
ータの送受信、電話の発着呼制御を行う。
【0016】次に、図2は、受信した画像データの印字
制御動作を説明するフローチャートである。
【0017】まず、S1において、受信した画像データ
の解像度をチェックし、画像出力装置の解像度の1/2
以下であるかどうかを調べる。そして、1/2よりも大
きい場合は、通常通り1ページ1枚の画像出力を行う。
【0018】また、解像度が1/2以下の場合は、S2
でページポインタをセットし、S3において、受信した
画像データを復号し、画像メモリ1−7に展開する。こ
の際、図5に示す条件によって解像度変換を行う。そし
て、1ページの受信が終了すると(S4)、そのページ
で受信が終了した場合(S5)、またはページポインタ
=4の場合(S6)には、S8で印字を開始するが、そ
れ以外の場合はページポインタを1つ進め(S7)、S
3に戻って受信を続け、受信データの画像メモリ1−7
への展開を続ける。
【0019】また、S8で印字を開始し、これが終了す
ると(S9)、受信終了の場合には、受信、印字動作を
終了し、受信が続いている場合には、S3に戻り、受信
データの画像メモリ1−7への展開を続ける。
【0020】図3は、画像メモリ1−7に展開した受信
データの様子を示す模式図である。図示のように、ペー
ジをライン単位に区切り、合成して生画像データに展開
していくこととなるが、受信データを復号化しながら図
3に示すように格納することも可能であり、印字する前
にDMA転送により、図3に示すように並べ換えてもよ
い。また、各ページの受信ライン数が異なる場合には、
空きエリアに白データ(0データ)を書き込めばよい。
【0021】図4は、受信した画像データのイメージと
出力した画像データのイメージ例を示す模式図である。
図示のように、4つの受信画像が1枚に出力される。
【0022】また、図5は、受信解像度と変換解像度の
一例を示す模式図である。図示のような組み合わせによ
って解像度変換を行い、印字を行う。
【0023】次に、図6は、本発明の第2実施例の構成
を示すブロック図である。なお、上記第1実施例(図
1)と共通する構成については、同一符号を付して説明
は省略する。
【0024】画像処理装置6−1は、メモリ制御部1−
6を通して生画像データを読み出し、パラレル−シリア
ル変換を行い、スムージング処理等を実行し、シリアル
画像データを出力する。印字制御部6−2は、ワンチッ
プマイクロコンピュータ等で構成され、制御部1−1に
よりコマンドステイタスのやりとりを行うことにより印
字動作の動作を行う。また、印字制御部6−2は、モー
タドライバ6−3を制御し、記録紙の搬送制御、記録紙
カット制御を行い、サーマルプリンタ6−4に対して印
字ストローブ出力、画像データラッチタイミング制御を
行い、画像処理装置6−1に対して画像データの出力タ
イミング制御を行うことにより、画像データの印字動作
を直接制御する。
【0025】次に、図7は、この第2実施例の印字制御
動作を説明するフローチャートである。S21において
受信した画像データの解像度をチェックし、画像出力装
置の解像度の1/2以下であるかどうかを調べる。そし
て、1/2よりも大きい場合は、通常通り1ページ1枚
の画像出力を行う。
【0026】また、解像度が1/2以下の場合には、S
22でページポインタをセットし、S23において印字
開始位置を印字用紙の左端にセットし、S24において
復号化した受信データを、S25においてライン単位で
印字する。
【0027】この印字制御は、各画像系信号の出力とモ
ータドライバ6−3の励磁により実行される。図8は、
各画像系信号のタイミングチャートである。1ページの
受信(S26)と、1ページの印字(S27)が終了す
ると、全ページの終了かどうかをチェックし(S2
8)、全ページ受信終了の場合は、所定数紙を正転搬送
し、記録紙をカットして、記録紙の頭出し(印字開始位
置までの紙の搬送)を行って受信データの印字を終了す
る(S29〜S31)。
【0028】また、全ページの受信が終了していない場
合は、受信ページ数をチェックし、受信終了ページ数が
「4の倍数」の場合は(S32)、所定数紙を正転搬送
し、記録紙をカットして、記録紙の頭出し(印字開始位
置までの紙の搬送)を行って記録紙1ページの印字を終
了する(S33〜S35)。
【0029】さらに、受信ページ数のページポインタを
1つ進め(S36)、S23に戻って受信、印字制御を
続ける。また、受信ページ数が「4の倍数−2」の場合
には(S37)、ページポインタを1つ進め(S3
6)、S23に戻って受信、印字制御を続ける。
【0030】また、受信ページ数が「4の倍数−1また
は4の倍数−3」の場合には(S37)、記録紙を1ペ
ージ分逆転搬送し(S38)、ページポインタを1つ進
め(S39)、印字開始位置を中央にセットし(S4
0)、S24に戻り、受信、印字制御を続ける。
【0031】次に、図9は、本発明の第3実施例の構成
を示すブロック図である。なお、上記第1実施例(図
1)と共通する構成については、同一符号を付して説明
は省略する。
【0032】画像処理装置9−1は、メモリ制御部1−
6を通して生画像データを読み出し、パラレル−シリア
ル変換を行い、スムージング処理等を実行してシリアル
画像データを出力する。画像処理装置9−2は、メモリ
制御部1−6を通して生画像データを読み出し、パラレ
ル−シリアル変換を行い、シリアル画像データを出力す
る。
【0033】タイミング制御部9−3は、LBP9−5
より出力される同期信号を制御し、画像処理装置9−
1、9−2に対して出力する。セレクタ9−4は、画像
処理装置9−1、9−2から出力される画像信号を切り
換え選択して、LBP9−5に対して出力する。
【0034】図10は、画像信号、同期信号のタイミン
グチャートであり、図11は、受信および印字制御動作
を説明するフローチャートである。
【0035】まず、S51において、受信した画像デー
タの解像度をチェックし、画像出力装置の解像度の1/
2以下であるかどうかを調べる。そして、1/2よりも
大きい場合には、通常通り1ページ1枚の画像出力を行
う。
【0036】また、解像度が1/2以下の場合には、S
52でページポインタをセットし、S53でnページの
受信終了を待つ。そして、nページの受信が終了する
と、そのページで全ページの受信が終了したかどうかを
チェックする(S54)。
【0037】そして、全ページの受信が終了した場合に
は、S55に進み、トータルの受信枚数をチェックし、
トータルの受信ページが1ページの場合には、S56に
進み、低解像度の受信データを印字装置の高解像度に拡
大して出力する。また、トータルの受信ページが1ペー
ジより多い場合は、S59に進み、印字動作を開始す
る。
【0038】また、S54において、全ページの受信が
終了していない場合は、S57でページポインタをチェ
ックし、「n=4」の場合は、S59に進み、印字動作
を開始する。また、「n≠4」の場合は、S58におい
て、ページポインタを1つ進め、S53の受信制御に戻
る。
【0039】また、S59では、受信した4ページ(全
ページ受信終了した場合は残っている枚数)の印字を行
うが、まず、「n=1、3」である前半2ページ(また
は「n=1、2」の2ページ)の印字を開始し、これが
終了すると(S60)、「n=2、4」である後半2ペ
ージ(または「n=3、4」の2ページ)の印字を開始
し(S61)、これが終了すると(S62)、全ページ
の受信が終了している場合は(S63)、受信、印字動
作は終了し、まだ終了していない場合は、S52に戻り
受信、印字動作を続ける。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
受信した画像データの主走査画素数が出力装置の印字主
走査画素数の1/2以下である場合、出力1主走査に対
して、2ページの画像データを印字することにより、出
力紙を最大1/4に減らすことができる効果がある。そ
して、このように受信画像をまとめて出力することによ
り、内容が見やすくなる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【図2】上記第1実施例における受信画像データの印字
制御動作を説明するフローチャートである。
【図3】上記第1実施例において画像メモリに展開した
受信データの様子を示す模式図である。
【図4】上記第1実施例において受信した画像データの
イメージと出力した画像データのイメージ例を示す模式
図である。
【図5】上記第1実施例の受信解像度と変換解像度の一
例を示す模式図である。
【図6】本発明の第2実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図7】上記第2実施例の印字制御動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図8】上記第2実施例の各画像系信号のタイミングチ
ャートである。
【図9】本発明の第3実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図10】上記第3実施例の画像信号、同期信号のタイ
ミングチャートである。
【図11】上記第3実施例の受信および印字制御動作を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1−1…制御部、 1−2…操作部、 1−3…読取部、 1−4…記録部、 1−5…画像処理部、 1−6…画像メモリ制御部、 1−7…画像メモリ、 1−8…通信制御部。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高解像度の出力装置を有し、受信した画
    像データの主走査画素数が、上記出力装置の印字主走査
    画素数の1/2以下の場合、あるいはほぼ1/2の場合
    に、出力1主走査に対して、2ページ分の画像データを
    印字するファクシミリ装置において、 記録紙としてカット紙を有し、受信した原稿が1ページ
    の場合には、受信データの主走査画素数が出力装置の印
    字主走査画素数の1/2以下の場合でも、拡大して出力
    することを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 高解像度の出力装置を有し、受信した画
    像データの主走査画素数が、上記出力装置の印字主走査
    画素数の1/2以下の場合、あるいはほぼ1/2の場合
    に、出力1主走査に対して、2ページ分の画像データを
    印字するファクシミリ装置において、 出力紙を正方向に搬送する手段と、逆方向に搬送する手
    段と、主走査方向に画像印字位置をシフト制御する手段
    とを有し、第1のページの印字終了後、出力紙を第1の
    ページの印字開始位置まで逆転搬送し、第2のページを
    第1のページに対して印字開始位置をシフトして印字す
    ることにより、出力1主走査に対して2ページ分の画像
    データを印字することを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 高解像度の出力装置を有し、受信した画
    像データの主走査画素数が、上記出力装置の印字主走査
    画素数の1/2以下の場合、あるいはほぼ1/2の場合
    に、出力1主走査に対して、2ページ分の画像データを
    印字するファクシミリ装置において、 画像メモリより画像データを読み出して出力装置に出力
    する2つ以上のポートと、これらポートを切り換える手
    段とを有し、主走査方向の印字において、第1のポート
    により第1のページを出力した後、ポートを切り換え、
    第2のポートにより第2のページを印字することによ
    り、出力1主走査に対して2ページ分の画像データを印
    字することを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 高解像度の出力装置を有し、受信した画
    像データの主走査画素数が、上記出力装置の印字主走査
    画素数の1/2以下の場合、あるいはほぼ1/2の場合
    に、出力1主走査に対して、2ページ分の画像データを
    印字す るファクシミリ装置において、 同一主走査に印字する2ページのライン数が異なる場合
    は、ライン数の少ないページの画像データに白画像を付
    加することを特徴とするファクシミリ装置。
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JP6471211B2 (ja) 2017-06-02 2019-02-13 株式会社エスイー 水素化マグネシウム等の製造方法、水素化マグネシウムを用いた発電方法及び水素化マグネシウム等の製造装置

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