JP2002281204A - 操作部の一部を覆う蓋付きシート取り扱い装置 - Google Patents

操作部の一部を覆う蓋付きシート取り扱い装置

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JP2002281204A
JP2002281204A JP2001079332A JP2001079332A JP2002281204A JP 2002281204 A JP2002281204 A JP 2002281204A JP 2001079332 A JP2001079332 A JP 2001079332A JP 2001079332 A JP2001079332 A JP 2001079332A JP 2002281204 A JP2002281204 A JP 2002281204A
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lid
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Yoshiaki Suzuki
義章 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋を閉じたとき操作部の全部を覆わないよう
にする。 【解決手段】 ファクシミリ30は、シートが挿入され
るシート挿入口を有する装置本体1と、装置本体に設け
られた操作部2と、装置本体に接離回動可能に設けられ
て、装置本体から離間したときシート挿入口を開口して
シートを積載可能となり、装置本体に載置したときシー
ト挿入口を閉じて操作部2の一部分を覆う蓋3と、を備
えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートを取り扱う
シート取り扱い装置、特に、操作部の一部分を覆う蓋を
備えたシート取り扱い装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シート取り扱い装置には、ファク
シミリ、プリンタ等の画像形成装置、シート孔あけ装
置、シート綴じ装置等があり、装置によって、シート挿
入口から挿入したシートを、操作部で操作することによ
って、シートに画像を形成したり、孔をあけたり、ある
いは、シートを束状にして綴じたりするようになってい
る。
【0003】シート取り扱い装置の一例であるファクシ
ミリは、原稿の画像を読み取る読み取り部と、この読み
取り部を操作する操作部とを一体的に備えている。そし
て、ファクシミリは、図9に示すように装置本体201
の上面の中央部に原稿挿入口202を有している。
【0004】しかし、ファクシミリ200は、原稿挿入
口202から塵や埃等の塵埃が入り込み、誤動作や、動
作不良を起こすおそれがあった。また、原稿Sを支持す
る原稿台203は、装置本体201に着脱自在に設けて
あり、ユーザが搬送時などに落下、破損等のおそれがあ
った。
【0005】これらの問題に対処する構成を備えたファ
クシミリとして、特公平7−87504号公報、特開平
10−126544号公報、および特公平6−9159
4号公報等に開示してあるものがある。
【0006】これらの各公報に開示されたファクシミリ
は、いずれも、原稿挿入口の近辺に蓋を備えている。そ
して、その蓋は、開いたとき原稿挿入口を開いて、原稿
積載トレイとして使用されて、閉じたとき原稿挿入口を
塞いで、装置本体の外装面を覆うようになっている。
【0007】なお、特開平10−126544号公報に
開示したファクシミリの蓋は、リブを有している。この
リブは、蓋を開いたとき原稿挿入口への原稿を案内する
役目をし、かつ閉じたとき蓋の撓み防止の役目をしてい
る。
【0008】シートには、普通紙、普通紙の代用品であ
る樹脂製のもの、圧紙等がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特公平7−8
7504号公報に開示したファクシミリの蓋には、閉じ
たときファクシミリの操作部が露出するように先端のほ
ぼ中央に切り欠きを形成してある。このため、このファ
クシミリは、ユーザが開いた蓋に長尺の原稿などをセッ
トしたとき、切り欠きから原稿の後端の中央部が垂れ下
がり、原稿を円滑に装置本体内に供給することができ
ず、再度、原稿をセットし直さなければならないことが
あった。
【0010】また、特開平10−126544号公報に
開示したファクシミリの蓋にも、閉じたとき操作部中央
の操作パネル部とファクスボタンを露出させる切り欠き
を中心付近に形成してある。このため、このファクシミ
リも、蓋に短尺の原稿や、腰の弱い原稿などをセットし
たとき、切り欠きから原稿の後端の中央部が垂れ下が
り、原稿を円滑に装置本体内に供給することができず、
再度、原稿をセットし直さなければならないことがあっ
た。
【0011】さらに、特公平6−91594号公報に開
示したファクシミリの蓋は、閉じたとき操作部全域を覆
うため、ファクシミリを電話機として使用するとき、テ
ンキー等も覆って、電話機としての操作性を悪くしてい
た。
【0012】本発明は、シート挿入口を開閉する蓋を、
開いたときシートを確実に支持してシートのセットをし
直さなくてすむようにし、さらに、閉じたとき操作部の
全部を覆わないようにして、装置としての操作性を損な
わないようにしたシート取り扱い装置を提供することを
目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の操作部の一部を覆う蓋付きシート取り扱い
装置は、シートが挿入されるシート挿入口を有する装置
本体と、前記装置本体に設けられた操作部と、前記装置
本体に接離回動可能に設けられて、前記装置本体から離
間したとき前記シート挿入口を開口して前記シートを積
載可能となり、前記装置本体に載置したとき前記シート
挿入口を閉じて前記操作部の一部分を覆う蓋と、を備え
ている。
【0014】本発明の操作部の一部を覆う蓋付きシート
取り扱い装置の前記蓋は、前記装置本体に載置されたと
き、回動先端が装置本体から突出する長さを有してい
る。
【0015】本発明の操作部の一部を覆う蓋付きシート
取り扱い装置の前記蓋は、前記蓋が覆う領域内の操作部
の一部を外部から見えるようにする透明な透過部を有し
ている。
【0016】本発明の操作部の一部を覆う蓋付きシート
取り扱い装置において、前記シート挿入口の前記シート
の挿入方向と交差する方向の中心と、前記蓋のシート積
載面の前記シートの挿入方向と交差する方向の中心とが
ほぼ一致している。
【0017】本発明の操作部の一部を覆う蓋付きシート
取り扱い装置の前記操作部は、装置の動作を設定する機
能設定キー群と、前記機能設定キー群の一方の側に配設
されたテンキー群と、他方の側に配設された留守番電話
キー群とを有し、前記蓋は、前記機能設定キー群を覆う
ようになっている。
【0018】本発明の操作部の一部を覆う蓋付きシート
取り扱い装置は、さらに、前記機能設定キー群に着脱可
能に設けられてキーの機能を表示する表示パネルを備
え、前記表示パネルは、縁が前記装置本体に進入して外
れ防止されている。
【0019】本発明の操作部の一部を覆う蓋付きシート
取り扱い装置は、前記テンキー群側にハンドセットを備
えている。
【0020】本発明の操作部の一部を覆う蓋付きシート
取り扱い装置の前記機能設定キー群は、装置の動作を設
定する機能設定キーおよび前記動作を再設定する機能再
設定キーを有している。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態のシート
取り扱い装置であるファクシミリを図1ないし図8に基
づいて説明する。
【0022】なお、シート取り扱い装置には、ファクシ
ミリ、プリンタ等の画像形成装置、シート孔あけ装置、
あるいはシート綴じ装置等がある。これらの装置は、シ
ート挿入口から挿入したシートを、操作部で操作するこ
とによって、シートに画像を形成したり、孔をあけた
り、シートを束状にして綴じたりしてシートを取り扱う
ようになっており、開閉によってシート挿入口を開閉す
る蓋を有している形式のものがある。
【0023】したがって、本実施形態のファクシミリの
蓋に関する構成は、ファクシミリ以外のシート取り扱い
装置にも組み込むことができるので、本発明は、ファク
シミリのみに限定されるものでなく、ファクシミリ以外
のシート取り扱い装置も含むものである。
【0024】また、本実施形態に記載されている構成部
品の材質、形状それらの相対配置などは、特に特定的な
記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定す
る趣旨のものではない。
【0025】(操作部)図1、図2において、ファクシ
ミリ30の装置本体1の外装面9の前部上面には、装置
本体1に対して送信、コピー、および電話番号入力の各
動作を行う操作部2を設けてある。この操作部2は、図
2、図3に示すようにテンキー群10、留守番電話キー
群11、機能設定キー群12の3つのブロックで構成さ
れている。
【0026】機能設定キー群12は、後述する蓋3を閉
じると、蓋3に覆われるように操作部の中央に配設して
ある。一方、テンキー群10と留守番電話キー部11
は、図1、図2に示すように蓋3の開閉に関係なく常時
露出している。このため、ファクシミリの原稿読み取り
機能を使用しないで、ファクシミリ30を電話機として
使用するとき、テンキー群10と留守番電話キー部11
は、蓋3を閉じたままで使用することができる。なお、
テンキー群10と留守番電話キー部11は、本実施形態
において操作部2のそれぞれ左と右に配設してあるが、
配置関係は逆になってもよい。
【0027】また、操作部2の中央に配設した機能設定
キー群12には、キーの説明を行うための表示パネル1
4を着脱自在に取り付けてある。機能設定キー12は、
短縮ダイヤルの機能も兼ねている。
【0028】表示パネル14(図8参照)は、登録した
相手先の電話番号や、相手先名等を鉛筆等で書き込んだ
り消したりできるよう、マット処理が施されて保護層1
4aを形成してある。この保護層14aによって、表示
パネル14に鉛筆等での書き込み、消しゴムでの消去が
できるようになっている。さらに、表示パネル14の裏
側には、印刷層14bを形成してある。
【0029】表示パネル14は、透明であるので、印刷
層14bを上面から見ることができる。印刷層14bに
は、操作機能、ファクシミリのメーカ名等を印刷してあ
る。表示パネル14は、保護層14aの上から登録した
相手先の電話番号や、相手先名等を記入できるようにな
っている。印刷層14bは、表示パネル14の裏側に形
成してあるため、登録した相手先の電話番号や、相手先
名等を消しゴムで消しても、剥がれたり、乱れたりする
ようなことがない。
【0030】また、図3、図7に示すように、表示パネ
ル14には、後述する各キー121,122,123,
124,125を貫通させる4つの丸孔41と、8つの
長孔42とを形成してある。
【0031】さらに、表示パネル14は、図6および図
7に示すように、四隅近くに突出した表示パネル爪部1
4cを操作部2内へ潜り込ませるようにして進入させる
ことによって操作部2に保持されているのみであるの
で、ユーザが容易に着脱交換できるようになっている。
【0032】(キー)図3に示すようにキーは、前述の
通り3つの機能に大別され、操作部2上に機能毎にまと
めて配置してある。
【0033】テンキー群10は、相手先番号を入力する
キーである。テンキー群10の右には、オンフックキー
101、リダイヤル/ポーズキー102、電話帳キー1
03等の相手先電話番号入力を補助するキーを配列して
ある。
【0034】留守番電話キー群11は、留守番電話機能
のON/OFF設定をするTAM(Talking A
nswering Machine)キー111、録音
内容の再生を行う再生キー112、同じく応答録音を行
う録音キー113、録音内容の消去を行う消去キー11
4があり、留守番電話キーの下部には、送信操作の開始
命令等を行うスタートキー116、ストップキー11
7、オンフックキー115など使用頻度の高いキーを配
列してある。
【0035】機能設定キー群12には、送信解像度の設
定を行う解像度キー121、各種データ登録を行う登録
キー124、カートリッジ交換等の命令を行うカートリ
ッジ交換キー122、記録カートリッジクリーニングを
行うクリーニングキー125などを配置してある。
【0036】さらに、機能設定キー群12はワンタッチ
キーの機能を兼ねており、ユーザはファンクションキー
123を押すことで機能の切り分けを行うことができ
る。本実施形態のファクシミリは、ファンクションキー
123を押さずに機能設定キー群12のいずれかを押せ
ば、あらかじめ登録された相手先番号を呼び出すことが
できるようになっている。
【0037】(蓋)図4、図5において、蓋3は、支持
軸18によって装置本体1に回転自在に設けてある。蓋
3は、図2、図5に示すように原稿挿入口4の後方で斜
め上方に延びて、蓋延長部3aが原稿(シート)Sを保
持する開位置と、図1,図4に示すように原稿挿入口4
を覆う閉位置とを回転するようになっている。
【0038】蓋3は、外装面9上の表示パネル14に載
置された閉状態のとき、装置本体1に形成された原稿挿
入口(シート挿入口)4、および機能設定キー群12を
隠し、表示パネル14から離間した開状態のとき、原稿
挿入口4を開口して原稿Sがセットされる原稿積載トレ
イとしての役目をするようになっている。
【0039】また、蓋3は、閉状態において、上面から
見たとき、蓋延長部3aの先端(蓋3の回動先端3b)
が装置本体1の前端よりも数mm突出する長さを有して
いる。すなわち、蓋3の回動先端3bは、装置本体1か
ら突出している。このように、蓋3は、操作部2の中央
に位置するすべての機能設定キー群12を覆う形状に形
成されている。
【0040】したがって、蓋の閉状態において、表示パ
ネル14に書き込まれたワンタッチキーの登録内容を来
客等から隠し、プライバシーを守ることができる。ま
た、蓋延長部3aが、装置本体1から数mm突出してい
ることによって、閉状態の蓋3を開けるとき、蓋3の回
動先端3bは、取っ手としての役割を果たし、ユーザは
蓋3を容易に開くことができる。また、蓋3には、閉状
態になったとき、操作部2の中央に位置する表示部15
を外部から見えるようにする透明板19がはめ込んであ
る孔部17を形成してある。したがって、蓋3の閉状態
においてもファクシミリの動作状態を表示部15によっ
て確認することができる。透明板19と孔部17は、透
過部24を構成している。
【0041】さらに、蓋3の裏面(表示パネル14と対
向する面)には、蓋3の閉状態においてキーと干渉しな
い位置で、エッジが操作部2上の表示パネル14に当接
するリブ5,5を突設してある。このリブ5は、蓋3の
閉状態で蓋3上に静圧がかけられたとき、蓋3によっ
て、各キー121,122,123,124,125を
オン状態になることを防いでいる。また、リブ5は、蓋
3の開状態で蓋3にセットされた原稿Sを蓋3の裏面か
ら浮かして、原稿Sが静電気によって蓋3の裏面に張り
付いて、搬送不良になることを防止している。
【0042】また、テンキー群10の外装面9cは、蓋
延長部3aを受け入れて、蓋3の表面とテンキー群10
や留守番電話キー群11の外装面9a,9bとが同一面
になるようにへこんでいる。しかも、蓋3は、閉状態で
テンキー群10や留守番電話キー群11の外装面9a,
9bと同一面をなすように湾曲形状に形成してある。
【0043】(画像読み取り動作)ファクシミリ30
で、原稿を読み取って他のファクシミリに送信したり、
コピーしたりする画像読み取り動作を行うとき、ユーザ
は、図2、図5に示すように蓋3を起こし、蓋3の裏面
に原稿Sをセットして原稿Sの先端を原稿挿入口4に挿
入する。操作部2の動作開始命令に応じて図示しない読
み取りモータは、分離ローラ21を回転させる。分離ロ
ーラ21は、原稿を1枚ずつ装置本体1内に送り込む。
分離搬送される原稿Sは、回転している給送ローラ26
と給送ころ27に挟まれて矢印A方向に搬送されて、先
端を、ドキュメントエッジセンサ(DES)23で検知
されて、イメージセンサ24と白地板金25との間の経
路へ送り込まれる。そして、原稿Sは、回転している排
紙ローラ28と排紙ころ29とに挟まれて、原稿排出ト
レイ7に排出される。なお、原稿は、イメージセンサ2
4によって、読み取られる。
【0044】仮に、ドキュメントセンサ(DS)22が
スタートキー押下時に原稿を検知しない場合、ファクシ
ミリ30は、表示部15に「原稿なし」とエラー表示を
行い、原稿読み取り処理を中止する。
【0045】本実施形態のファクシミリ30の画像読み
取り動作における原稿の基準位置は、原稿の搬送方向と
交差する方向(原稿の幅方向)の中心を基準にしてい
る。すなわち、蓋3にセットされた原稿は、原稿スライ
ダ8によって、幅方向規制されて、原稿Sの幅中心と、
蓋3の幅方向中心CL(図2参照)と、原稿挿入口4の
幅中心とがほぼ一致するようになっている。このよう
に、中心を一致させると、原稿Sは、常に、蓋3のほぼ
中央にセットされて、確実に装置本体1内に送り込ま
れ、画像が正確に読み取られる。
【0046】一方、蓋3は、蓋延長部3aを、前述した
ように、機能設定キー群12全域を覆うように長く形成
してあるので、図5に示すような開状態で原稿を支持す
るとき、原稿の後端まで支持することが可能であり、原
稿を安定した状態で支持することができる。また、蓋3
に蓋延長部3aを形成してあることによって、蓋延長部
3aの両脇の切除部3c、3c(図2参照)が形成され
て、A4幅以上の大きさの原稿は、その切除部3c、3
cにはみ出して、原稿を両手でセット、取り外しを容
易、かつ確実に行うことができる。
【0047】(電話動作)ファクシミリ30を電話機と
して使用するときには、蓋3を開ける必要がない。この
ため、図1に示すように、機能設定キー群12は蓋3に
よって覆われているが、テンキー群10と留守番電話キ
ー群11は蓋3に覆われることなく露出している。
【0048】そこで、ユーザは、ハンドセット16を持
ち上げ(もしくは、オフフックキー101を押し)、外
装面9に露出しているテンキー群10等を押して、ダイ
ヤルする。また、留守番録音の有無等は、パネル右側の
留守番電話キー群11のTAMキー111の点滅等によ
りユーザが判断することができる。ユーザは、留守番電
話の内容を必要に応じて再生キー112を押して聞いた
り、消去キー114を押して録音された内容を消したり
する。
【0049】したがって、本実施形態のファクシミリ3
0は、電話機として使用するとき、蓋3を開くことなく
使用することができ、ユーザにとって使いやすいという
特徴がある。
【0050】(受信動作および記録動作)次に、ファク
シミリ30の記録装置としての記録動作を説明する。フ
ァクシミリ30は、記録動作を開始するコマンドが操作
部2から与えられるか、または、他のファクシミリから
の画像情報を受信すると、記録紙給紙ローラ32を回転
させて、記録紙トレイ31に積載された記録紙Pの内、
最上位の記録紙から1枚ずつ分離して、装置本体1内に
引き込む。このとき、図示しない記録紙先端検出センサ
によって、記録紙Pの先端が検知されないとき、記録紙
給紙ローラ32は記録紙の搬送を停止する。このこと
は、表示部15にエラー表示される。
【0051】記録紙給紙ローラ32によって繰り出され
た記録紙Pは、記録駆動モータ20からの駆動によって
回転している給送ローラ33とピンチローラ34とに挟
まれて矢印B方向に搬送されて、プラテン37の記録位
置に到達する。記録動作は、キャリッジ38が往復移動
しながら、画像情報に応じてインクジェットカートリッ
ジ39からインクを吐出することによって行われる。記
録終了後の記録紙Pは、回転している排出ローラ35と
拍車36によって挟まれて搬送され、ファクシミリ30
の装置本体1外の記録紙排出トレイ6に順次排出されて
積載される。
【0052】以上説明したように、本実施形態のファク
シミリ30は、次ぎの特徴がある。蓋3を閉じること
で、原稿挿入口4を覆い塵埃が装置本体1内へ入り込む
ことを防止することができる。ファクシミリ30を電話
機として使用するとき、必要なキーが露出しているので
蓋を開けることなく電話機として容易に使用することが
できる。蓋3を開いて蓋を原稿積載トレイとして使用す
るとき、従来と異なって蓋の原稿中央部分を支持する部
分に切り欠きが形成されていないので、原稿を確実に支
持することができて、原稿のセットをし直さなくてす
む。蓋3を閉じたときの蓋延長部3aが、操作部の一部
分を蓋延長部3aの延長方向全域に亘って覆い、かつ装
置本体1から突出する長さに形成されているので、蓋3
を開いて、蓋を原稿積載トレイとして使用するとき、蓋
3は、原稿後端まで保持することができ、原稿を安定し
た状態で支持し、原稿の搬送を補助することができる。
【0053】
【発明の効果】本発明の蓋付き電子機器は、蓋を閉じる
ことで、シート挿入口を覆い塵埃が装置本体内へ入り込
むことを防止することができる。また、蓋を閉じたとき
操作部の全部を覆わないようになっているので、装置と
しての操作性を損なわれるようなことがなく、操作性を
高めることができる。さらに、従来と異なって蓋に切り
欠きが形成していないので、開いた蓋をシート積載トレ
イとして使用するとき、シートを確実に支持してシート
のセットのし直しをする必要がなく、操作性を高めるこ
とができる。
【0054】特に、蓋の回動先端を、蓋が装置本体に載
置されたとき装置本体から突出するようになっている
と、突出した部分に手をかけて蓋を容易に開くことがで
きるとともに、開いた蓋の長さが長いため、シート積載
トレイとして使用するとき、シートを確実に支持するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のシート取り扱い装置として
のファクシミリの外観斜視図である。
【図2】図1のファクシミリの蓋を開いたときのファク
シミリの外観斜視図である。
【図3】図1のファクシミリの操作部の平面拡大図であ
る。
【図4】図1のファクシミリのシート搬送方向に沿った
断面図である。
【図5】図2の蓋を開いたファクシミリのシート搬送方
向に沿った断面図である。
【図6】図1のファクシミリにおいて、表示パネルの取
り付け構造を示した図である。
【図7】シート部材である表示パネルの平面図である。
【図8】図7の表示パネルの断面図である。
【図9】従来のファクシミリの外観斜視図である。
【符号の説明】
S 原稿(シート) P 記録紙 CL 蓋の中心 1 装置本体 2 操作部 3 蓋 3a 蓋延長部 3b 回動先端 3c 切除部 4 原稿挿入口(シート挿入口) 9 外装面 9a テンキー群の外装面 9b 留守番電話キー群の外装面 9c 機能設定キー群の外装面 10 テンキー群 11 留守番電話キー群 12 機能設定キー群 14 表示パネル 14a 保護層 14b 印刷層 14c 爪部 15 表示部 16 ハンドセット 17 孔部 18 支持軸 19 透明板 24 透過部 30 ファクシミリ(シート取り扱い装置)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートが挿入されるシート挿入口を有す
    る装置本体と、 前記装置本体に設けられた操作部と、 前記装置本体に接離回動可能に設けられて、前記装置本
    体から離間したとき前記シート挿入口を開口して前記シ
    ートを積載可能となり、前記装置本体に載置したとき前
    記シート挿入口を閉じて前記操作部の一部分を覆う蓋
    と、 を備えたことを特徴とする操作部の一部を覆う蓋付きシ
    ート取り扱い装置。
  2. 【請求項2】 前記蓋は、前記装置本体に載置されたと
    き、回動先端が装置本体から突出する長さを有している
    ことを特徴とする請求項1に記載の操作部の一部を覆う
    蓋付きシート取り扱い装置。
  3. 【請求項3】 前記蓋は、前記蓋が覆う領域内の操作部
    の一部を外部から見えるようにする透明な透過部を有し
    ていることを特徴とする請求項1または2に記載の操作
    部の一部を覆う蓋付きシート取り扱い装置。
  4. 【請求項4】 前記シート挿入口の前記シートの挿入方
    向と交差する方向の中心と、前記蓋のシート積載面の前
    記シートの挿入方向と交差する方向の中心とがほぼ一致
    していることを特徴とする請求項1ないし3の内、いず
    れか1項に記載の操作部の一部を覆う蓋付きシート取り
    扱い装置。
  5. 【請求項5】 前記操作部は、装置の動作を設定する機
    能設定キー群と、前記機能設定キー群の一方の側に配設
    されたテンキー群と、他方の側に配設された留守番電話
    キー群とを有し、前記蓋は、前記機能設定キー群を覆う
    ことを特徴とする請求項1ないし4の内、いずれか1項
    に記載の操作部の一部を覆う蓋付きシート取り扱い装
    置。
  6. 【請求項6】 前記機能設定キー群に着脱可能に設けら
    れてキーの機能を表示する表示パネルを備え、前記表示
    パネルは、縁が前記装置本体に進入して外れ防止されて
    いることを特徴とする請求項5に記載の操作部の一部を
    覆う蓋付きシート取り扱い装置。
  7. 【請求項7】 前記テンキー群側にハンドセットを備え
    たことを特徴とする請求項5に記載の操作部の一部を覆
    う蓋付きシート取り扱い装置。
  8. 【請求項8】 前記機能設定キー群は、装置の動作を設
    定する機能設定キーおよび前記動作を再設定する機能再
    設定キーを有していることを特徴とする請求項5または
    6に記載の操作部の一部を覆う蓋付きシート取り扱い装
    置。
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