JP2002280835A - 表面実装用の水晶発振器 - Google Patents

表面実装用の水晶発振器

Info

Publication number
JP2002280835A
JP2002280835A JP2001082040A JP2001082040A JP2002280835A JP 2002280835 A JP2002280835 A JP 2002280835A JP 2001082040 A JP2001082040 A JP 2001082040A JP 2001082040 A JP2001082040 A JP 2001082040A JP 2002280835 A JP2002280835 A JP 2002280835A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container body
chip
fixed
crystal
end side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001082040A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Asamura
文雄 浅村
Kozo Ono
公三 小野
Kuichi Kubo
九一 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Dempa Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nihon Dempa Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Dempa Kogyo Co Ltd filed Critical Nihon Dempa Kogyo Co Ltd
Priority to JP2001082040A priority Critical patent/JP2002280835A/ja
Publication of JP2002280835A publication Critical patent/JP2002280835A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】耐衝撃性を良好に維持して小型化を促進する表
面実装発振器を提供する。 【構成】容器本体1の一端側のみに設けた段部に水晶片
3の一端部を固着し、凹部底面に固着したICチップ2
の他端側の表面にスペーサ9を設けた構成とする。ま
た、容器本体1の一端側のみに設けた段部に一端部が固
着された水晶片3と、凹部底面に固着したICチップ2
との間隙を300μm以内とした構成とする。さらに、容
器本体1の一端側に設けた段部に水晶片3の一端部を固
着し、カバー4の他端側の表面を容器本体1内に突出さ
せた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表面実装用の水晶発
振器(表面実装発振器とする)を産業上の技術分野と
し、特に小型化を促進して水晶片の破損を防止した表面
実装発振器に関する。
【0002】
【従来の技術】(発明の背景)表面実装発振器は、小型
・軽量であることから、特に電話等の携帯機器に使用さ
れる。近年では、小型化が著しく進行し、例えば携帯電
話用では平面外形を5×3.2mm以下としたものの開発が
進められている。
【0003】(従来技術の一例)第4図は一従来例を説
明する表面実装発振器の断面図である。表面実装発振器
は容器本体1にICチップ2と水晶片3を収容し、カバ
ー4を被せてなる。容器本体1は外表面に実装電極5を
有する積層セラミックからなり、両端側の側壁に段部を
有する凹状とする。ICチップ2は水晶振動子とともに
発振回路を構成するコンデンサや増幅器を集積化する。
そして、容器本体1の凹部底面に図示しないバンプを用
いた超音波熱圧着や単なる熱圧着によってICチップ2
を固着する。
【0004】水晶片3は両主面に励振電極6(ab)を
有し、一端部両側に引出電極7(ab)を延出する(第
5図)。そして、凹部の一端側の段部に水晶片3の一端
部両側を導電性接着剤8によって固着し、他端側の段部
に水晶片3の他端部を位置させる。なお、一端側の段部
表面には図示しない水晶接続端子を有する。そして、例
えば容器本体1の図示しない金属リング上にシーム溶接
によって、あるいは樹脂やガラス封止によってカバー4
を接合して封止する。
【0005】このようなものでは、水晶片3の他端部を
段部上に位置させるので、例えば衝撃時に水晶片3の他
端部の上下方向特に下方向への揺動を抑制する。すなわ
ち、水晶片3の他端部の振幅が制限される。したがっ
て、水晶片3の破損等を防止して耐衝撃性を向上する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】(従来技術の問題点)
しかしながら、上記構成の表面実装発振器では、容器本
体1の平面外形寸法をさらに小さくすると、凹部底面に
ICチップ2を収容することが困難になる問題があっ
た。
【0007】(発明の目的)本発明は、耐衝撃性を良好
に維持して小型化を促進する表面実装発振器を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】(着目点)本発明は、特
許第2969526号に示される、容器本体1の一端部のみに
段部を設けて水晶片3の一端部両側を固着した表面実装
発振器に着目した。
【0009】(解決手段)本発明は容器本体1の一端側
のみに設けた段部に水晶片3の一端部を固着し、凹部底
面に固着したICチップ2の他端側の表面にスペーサ9
を設けたことを第1の解決手段とする(請求項1)。
【0010】本発明は、容器本体1の一端側のみに設け
た段部に一端部が固着された水晶片3と、凹部底面に固
着したICチップ2との間隙を300μm以内としたこと
を第2の解決手段とする(請求項2)。
【0011】本発明は容器本体1の一端側に設けた段部
に水晶片3の一端部を固着し、カバー4の他端側の表面
を容器本体1内に突出させたことを第3の解決手段とす
る(請求項3)。
【0012】本発明の第1及び第2解決手段では、容器
本体1の一端側にのみ段部を設けて水晶片3の一端部を
保持するので、他端側の段部が除去されて凹部底面の面
積をおおきくする。そして、第1解決手段ではICチッ
プ2の他端側にスペーサ9を設けたので、また第2解決
手段では水晶片3とICチップ2との間隙を300μm以
内にしたので水晶片3の他端部の上下揺動を抑制する。
【0013】本発明の第3解決手段では、カバー4の他
端側の表面を容器本体1内に突出させたので、水晶片3
の他端部の上下揺動を抑制する。以下、本発明の各実施
例を説明する。
【0014】
【第1実施例】第1図は本発明の第1実施例を説明する
表面実装発振器の断面図である。なお、前従来例図と同
一部分には同番号を付与してその説明は簡略又は省略す
る。表面実装発振器は、前述したように実装電極5を有
する容器本体1に発振回路を構成するICチップ2と一
端部両側に引出電極7(ab)を延出した水晶片3を収
容し、カバー4を被せてなる。
【0015】そして、この実施例では、容器本体1は一
端側の内壁のみに段部を形成する。そして、凹部底面に
ICチップ2を超音波熱圧着によって固着する。ICチ
ップ2の他端側(即ち段部とは反対側)の表面には絶縁
性のスペーサ9が設けられる。スペーサ9は例えばシー
トを貼着したり、接着剤を硬化させて形成される。そし
て、引出電極7(ab)の延出した水晶片3の一端部両
側を一端側の段部に導電性接着剤8によって固着し、水
晶片3の他端部をスペーサ9上に位置させる。なお、水
晶片3の他端部とスペーサ9とは当接を含めて300μm
以内とする。
【0016】このような構成であれば、容器本体1の一
端部のみに段部を設けて他端部からは除去したので、凹
部底面の面積を広げて、ICチップ2を収容できる。ま
た、必要に応じて例えばIC化が困難な容量の大きいコ
ンデンサをも収容できる。そして、ICチップ2の表面
にスペーサ9を設けたので、水晶片3の他端部との間隙
を300μm以内とする。したがって、衝撃時における水
晶片3の他端部の揺動(振幅)を小さく制限する。これ
により、水晶片の破損を防止して耐衝撃性を良好に維持
する。
【0017】
【第2実施例】第2図は本発明の第2実施例を説明する
表面実装発振器の断面図である。なお、前第1実施例と
同一部分の説明は省略する。第1実施例ではスペーサ9
を設けて水晶片3の他端部とICチップ2との間を300
μm以内に小さくしたが、スペーサ9を設ける製造工程
を要して生産性を低下させるおそれがある。そこで、こ
の実施例では、段部の高さを制御して水晶片3とICチ
ップ2との差を300μm以内とする。この場合は水晶片
3とICチップ2は当接はさせない。この理由は、水晶
片3の振動部である中央部が当接すると振動が阻害され
るためである。
【0018】このような構成であっても、容器本体1の
一端側にのみ段部を設けるので、凹部底面の面積を大き
くして小型化を促進する。そして、水晶片3の他端部が
ICチップ2に接近するので、衝撃時に揺動を防止して
耐衝撃性を向上する。
【0019】
【第3実施例】第3図は本発明の第3実施例を説明する
表面実装発振器の断面図である。なお、前実施例と同一
部分の説明は省略する。前述の各実施例では、水晶片3
の他端部とICチップ2側との間隙を小さくして揺動を
防止したが、水晶片3の他端部は上下方向に揺動するの
で例えばカバー4との衝突によっての破損が考えられ
る。したがって、上方向の振幅をも小さくした方がベタ
ーである。
【0020】そこで、この実施例では段部のない内壁方
向となるカバー4の他端側に突出部10を設けて水晶片
3との間隙を300μ以内に小さくする。例えばカバー4
が金属の場合は外表面から他端側の一部をあるいは複数
箇所を膨出させる。セラミックの場合は粉を型に入れて
焼結する。また、ICチップ2の他端側には前述したス
ペーサ9を設ける。
【0021】このような構成であれば、前述同様に凹部
底面の面積を大きくして小型化を促進して、耐衝撃性を
向上する。そして、水晶片3における他端部の上下方向
の揺動(振幅)を突出部10とスペーサ9とにより制限
するので、更に耐衝撃性を向上する。なお、スペーサ9
を設けない場合でも、水晶片3の突出部10により上下
揺動を防止する。そして、容器本体1の他端側に段部を
設けて水晶片3の他端部を位置させた場合でも適用でき
る。
【0022】
【発明の効果】本発明は、容器本体1の一端側のみに設
けた段部に水晶片3の一端部を固着し、凹部底面に固着
したICチップ2の他端側の表面にスペーサ9を設け
る。また、容器本体1の一端側のみに設けた段部に一端
部が固着された水晶片3と、凹部底面に固着したICチ
ップ2との間隙を300μm以内とする。したがって、耐
衝撃性を良好に維持して小型化を促進する表面実装発振
器を提供できる。
【0023】さらに、容器本体1の一端側に設けた段部
に水晶片3の一端部を固着し、カバー4の他端側の表面
を容器本体1内に突出させたので、耐衝撃性を向上する
表面実装発振器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を説明する表面実装発振器
の断面図である。
【図2】本発明の第2実施例を説明する表面実装発振器
の断面図である。
【図3】本発明の第3実施例を説明する表面実装発振器
の断面図である。
【図4】従来例を説明する表面実装発振器の断面図であ
る。
【図5】従来例を説明する水晶片3の図である。
【符号の説明】
1 容器本体、2 ICチップ、3 水晶片、4 カバ
ー、5 実装電極、6励振電極、7 引出電極、8 導
電性接着剤、9 スペーサ、10 突出部.

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端側の内壁にのみ段部を有する凹状とし
    た容器本体と、前記容器本体の底面に固着したICチッ
    プと、前記容器本体の段部に水晶片の一端部を固着した
    表面実装用の水晶発振器において、前記容器本体の一端
    側の段部とは反対方向の前記ICチップの他端側の表面
    にスペーサを設けて、前記水晶片の他端部の上下揺動を
    抑制したことを特徴とする水晶発振器。
  2. 【請求項2】一端側の内壁にのみ段部を有する凹状とし
    た容器本体と、前記容器本体の底面に固着したICチッ
    プと、前記容器本体の段部に水晶片の一端部を固着した
    表面実装用の水晶発振器において、前記ICチップと水
    晶片の間隙を0を越える300μ以内として、前記水晶片
    の他端部の上下揺動を抑制したことを特徴とする水晶発
    振器。
  3. 【請求項3】一端側の内壁に段部を有する凹状とした容
    器本体及び該容器本体を封止するカバーと、前記容器本
    体の底面に固着したICチップと、前記容器本体の一端
    側の段部に水晶片の一端部を固着した表面実装用の水晶
    発振器において、前記容器本体の一端側の段部とは反対
    方向の前記カバーの他端側に容器本体内に突出する突出
    部を設けて、前記水晶片の他端部の上下揺動を抑制した
    ことを特徴とする水晶発振器。
JP2001082040A 2001-03-22 2001-03-22 表面実装用の水晶発振器 Pending JP2002280835A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001082040A JP2002280835A (ja) 2001-03-22 2001-03-22 表面実装用の水晶発振器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001082040A JP2002280835A (ja) 2001-03-22 2001-03-22 表面実装用の水晶発振器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002280835A true JP2002280835A (ja) 2002-09-27

Family

ID=18938038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001082040A Pending JP2002280835A (ja) 2001-03-22 2001-03-22 表面実装用の水晶発振器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002280835A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7135810B2 (en) 2003-08-20 2006-11-14 Nihon Dempa Kogyo Co., Ltd. Surface mount crystal oscillator
JP2016086324A (ja) * 2014-10-28 2016-05-19 京セラクリスタルデバイス株式会社 水晶振動子

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7135810B2 (en) 2003-08-20 2006-11-14 Nihon Dempa Kogyo Co., Ltd. Surface mount crystal oscillator
JP2016086324A (ja) * 2014-10-28 2016-05-19 京セラクリスタルデバイス株式会社 水晶振動子

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010050778A (ja) 圧電デバイス
CN101964637B (zh) 压电振动片、压电振动器、振荡器、电子设备、电波钟及压电振动片的制造方法
JP2002280835A (ja) 表面実装用の水晶発振器
JP2003163567A (ja) 水晶振動子
JP2001094378A (ja) 表面実装容器、圧電装置及び温度補償水晶発振器
JP2001177347A (ja) 水晶発振器
JP2001308644A (ja) 表面実装型の水晶発振器
JP4356133B2 (ja) 圧電デバイス
JP2000134037A (ja) 表面実装用の水晶発振器
JP2009135562A (ja) 表面実装用の水晶発振器
JP4223299B2 (ja) 表面実装用の水晶発振器
JP2008252799A (ja) 圧電デバイス
JP2001177055A (ja) Icの面実装構造、セラミックベース及び水晶発振器
JP2005311769A (ja) 表面実装用の水晶発振器
JP2001185954A (ja) 水晶発振器
JP2013157701A (ja) パッケージ、振動デバイス及び電子機器
JPH11214947A (ja) 圧電デバイスのパッケージ構造
JP2009141666A (ja) 表面実装用の水晶発振器
JP2002271163A (ja) 表面実装用の水晶振動子
JP2001036345A (ja) 水晶発振器
JP4034593B2 (ja) 表面実装用の水晶発振器
JP2006060280A (ja) 圧電発振器の製造方法及び圧電発振器
JPH1075152A (ja) 水晶発振器
KR100609120B1 (ko) 수정발진기용 세라믹 패키지
JP4585847B2 (ja) 水晶発振器及びその製造方法