JP2002280347A - 薬液処理方法および薬液処理装置 - Google Patents

薬液処理方法および薬液処理装置

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JP2002280347A
JP2002280347A JP2001073638A JP2001073638A JP2002280347A JP 2002280347 A JP2002280347 A JP 2002280347A JP 2001073638 A JP2001073638 A JP 2001073638A JP 2001073638 A JP2001073638 A JP 2001073638A JP 2002280347 A JP2002280347 A JP 2002280347A
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processing
etching
film thickness
chemical
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Tatsufumi Kusuda
達文 楠田
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エッチングの進行状況を精度良く把握するこ
とのできる薬液処理方法及び薬液処理装置を提供する。 【解決手段】エッチング処理の終点検出手段40は、接
離機構49によりファイバー部43cを基板W表面上の
測定位置に位置させる。制御部50は、エッチング処理
が開始されるタイムラグ期間T20に第1の膜厚測定工
程T20を行い、フッ酸L2の供給が停止されるタイム
ラブ期間T6〜T12に第2の膜厚測定工程T21〜第
5の膜厚測定工程T24を行う。すなわち、エッチング
処理の間、断続的にフッ酸L2の供給を停止して膜厚測
定工程を行いエッチングの終点を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示器用のガ
ラス基板や半導体ウェハなどの基板を保持した状態で、
薬液を吹き付けて基板表面をエッチングする薬液処理方
法及び薬液処理装置に関し、特にエッチングの終点を検
出するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体、ガラス基板に限らず基板
上に形成された薄膜を部分的に削除するためのエッチン
グ方法として、装置が簡単で製造コストが安価なウェッ
トエッチング法が多用されていた。この従来の基板の回
転式処理装置としては、例えば、図7に示すように、基
板Wをスピンチャック101上に吸着保持させて水平面
内で駆動回転させながら、基板W上方に配置したノズル
102から処理液を噴射させて基板表層に散布供給する
手段が知られている。
【0003】そして、所定時間のエッチング時間が経過
すると、エッチング液を止めた後、水などのリンス配管
を開いて基板Wの表面にリンス液を吹き付けるこにより
エッチング液を洗い流してエッチングが完了する。な
お、エッチング時の基板回転数とノズル102の揺動数
はエッチング液と被エッチング薄膜の組み合せにより適
当に調整する。
【0004】また、エッチング処理においては、例え
ば、発光素子103からの光を受ける投光用ファイバー
104と、受光素子105および処理終点検出部に接続
された受光用ファイバー106を基板W上下に対向配置
して、透過光の強度から基板W上の薄膜の膜厚を測定し
処理終点を検知するような手段がとられていた。
【0005】しかしながら、上記従来技術では、次のよ
うな不具合があった。処理液を噴霧して基板W表面に散
布供給するので、基板表面上の処理液の振動、基板回転
に伴う遠心力による処理液の拡散具合などによって投光
用ファイバー104から受光用ファイバー106への透
過光が大きく乱れやすく、終点検出が不正確になりがち
であった。
【0006】そこで処理終点の検出が正確に行えるよう
に特開平2−51229号公報に記載される技術が提供
されている。上記の従来技術は、水平面内で回転してい
る基板の表面に対して斜め上方向から連続流として処理
液を吹き付け、回転中心へ向けて供給し、処理終点検出
においては、予め基板表面の外周部における処理膜厚さ
を反射式もしくは透過式の光学手段で検出するものであ
る。
【0007】このような従来技術では、基板表面では、
処理液供給圧による中央部への処理液流動と、遠心力に
よる半径方向への拡散流動が同時に進行し、基板表面全
体に均一な処理液供給が行われる。そして、処理終点検
出部位では、基板表面の処理液が層状に流動して光路が
安定することによって、正確なっ処理終点検出を行うも
のである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
回転式処理装置では回転している基板表面にエッチング
液を供給し基板回転に伴う遠心力で基板表面全体に行き
渡ることとなるが、エッチング液の連続供給により基板
表面上のエッチング液のうねりをなくすのは困難であっ
た。
【0009】特に、近年、処理される基板の大型化に伴
い、大量のエッチング液が供給されるとともに、処理時
間の短縮により基板回転数が高くなればなるほど、基板
表面におけるエッチング液のうねりは大きくなった。そ
の為、基板表面の処理液が層状に流動して光路が安定す
ることによって、正確なっ処理終点検出を行うことがで
きなかった。
【0010】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、エッチングの進行状況を精度良く把握
することができ、処理終点の検出も正確に行なえる薬液
処理装置及び処理方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記目的を達成するために、本発明は、基板表面で薬液を
流動させる薬液処理方法において、薬液を基板表面に供
給して基板表面上の薄膜を削り取るエッチング工程と、
前記エッチング工程中にエッチング液の供給を停止し
て、基板上の薄膜の膜厚を測定しエッチング処理の終点
を検出する終点検出工程と、を具備したことを特徴とす
る薬液処理方法である。
【0012】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
薬液処理方法において、前記エッチング工程中、基板を
回転させ、前記基板表面における薬液の流動は、当該基
板表面の回転で生じる遠心力によることを特徴とするも
のである。
【0013】請求項3に係る発明は、請求項1および請
求項2に記載の薬液処理方法において、前膜厚の測定を
断続的に行い、エッチングの進行状況を監視することを
特徴とするものである。
【0014】請求項4に係る発明は、請求項1および請
求項2に記載の薬液処理方法において、前記膜厚の測定
を少なくとも2回行い、その時点における膜厚から進行
度を算出し、薄膜の膜厚が所定の値となる処理時間を決
定することを特徴とするものである。
【0015】請求項5に係る発明は、薬液が供給された
基板を回転させながら、基板に所要の処理を施す薬液処
理装置において、基板を略水平に保持する基板保持手段
と、前記基板保持手段に保持された基板処理面にエッチ
ング液を供給する処理液供給手段と、前記処理液供給手
段が供給された基板の表面の薄膜の膜厚を測定する膜厚
測定手段と、前記膜厚測定手段による測定を処理液供給
手段による処理液の供給を停止した状態で行うように制
御する制御手段と、を具備したことを特徴とする薬液処
理装置である。
【0016】本発明の作用は次のとおりである。請求項
1に係る発明の薬液処理方法においては、薬液を基板表
面に供給して基板表面をエッチングするエッチング工程
中に、薬液の供給を停止して基板上の薄膜の膜厚を測定
しエッチング処理の終点を検出する終点検出工程と有す
る。よって、膜厚の測定中は薬液の供給が停止されるの
で、液の基板表面上でのうねりの影響を受けることがな
い。その結果、エッチング処理の終点検出を精度高く行
うことができる。
【0017】請求項2に係る発明の薬液処理方法におい
ては、エッチング工程中、基板を回転させる。その結
果、膜厚の測定中、薬液の供給が停止されるのに伴って
回転により液面のうねりがより抑えられため、さらに精
度高く終点検出が行なわれる。
【0018】請求項3に係る発明の薬液処理方法におい
ては、膜厚の測定を断続的に行い、エッチングの進行状
況を監視する。すなわち薬液の供給と停止を交互に行う
ことで、膜厚の測定が断続的に行える。このことにより
膜厚が所定値に達した状態を精度高く検知することがで
きる。その結果、処理時間も短縮される。
【0019】請求項4に係る発明の薬液処理方法におい
ては、膜厚の測定を少なくとも2回行い、その時点にお
ける膜厚からエッチングの進行度を算出し、薄膜の膜厚
が所定の値となる処理時間を決定する。このことにより
膜厚が所定値に達した状態を精度高く検知することがで
きる。よって、短時間でより精度の高いエッチング終了
検出を行うことができる。
【0020】請求項5に係る発明の薬液処理装置におい
ては、基板を略水平に保持された基板処理面にエッチン
グ液を供給し、膜厚測定手段による測定を処理液供給手
段による処理液の供給を停止した状態で行う。その結
果、膜厚測定時に処理液のうねりの影響を受けることな
く膜厚の検出を行うことができる。よって、エッチング
終了検出が精度高く行われる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。 <第1実施例>本実施例で説明する薬液処理方法及び薬
液処理装置は、処理対象の半導体ウエハや液晶基板等の
基板(以下、単に基板と称す)表面に対して薬液や純水
を用いた湿式洗浄や湿式エッチングを行うものである。
【0022】図1は本発明の一実施形態に係る基板処理
装置の構成を示す縦断面図である。基板Wは、基板保持
手段としてのスピンチャック1に水平姿勢で保持され
る。このスピンチャック1は、回転軸2の上端に一体回
転可能に取り付けられた回転支持板としてのスピンベー
ス3と、スピンベース3上に保持させた基板Wに薬液等
を供給する上処理液供給手段7と下処理液供給手段70
とを備えている。そして、基板Wの外周部位には、エッ
チングの処理終点を光学的に検出する終点検出手段40
が配備されている。
【0023】スピンベース3の上面には、基板Wの外周
端縁を3箇所以上で保持する駆動ピン4が、スピンベー
ス3の周縁に沿って等間隔で立設されている。なお、図
1以下では、図面が煩雑になることを避けるために、2
個の駆動ピン4のみを示している。各駆動ピン4は、基
板Wの外周端縁を下方から支持する支持面4aと支持面
4aに支持された基板Wの外周端面に当接して基板Wの
移動を規制する案内立ち上がり面4bとを備えている。
【0024】回転軸2の下端付近には、ベルト伝動機構
5などによって回転駆動手段としての電動モータ6が連
動連結されていて、電動モータ6を駆動することによっ
て、回転軸2、スピンチャック1とともに、スピンチャ
ック1に保持された基板Wを鉛直方向の軸芯J周りで回
転させる。
【0025】また、回転軸2は中空を有する筒状の部材
で構成され、この中空部に処理液供給管7aが貫通さ
れ、その上端部の処理液供給部7bからスピンチャック
1に保持された基板Wの下面の回転中心付近に洗浄液を
供給できるように下処理液供給手段7が構成されてい
る。
【0026】処理液供給管7aは配管8に連通接続され
ている。この配管8の基端部は分岐されていて複数種類
の供給源が接続された構成になっている。分岐配管8a
には第1の薬液供給源9aが連通接続され、分岐配管8
bには第2の薬液供給源9bが連通接続され、分岐配管
8cには純水供給源10が連通接続されている。各分岐
配管8a、8b、8cには開閉バルブ11a、11b、
11cが設けられていて、これら開閉バルブ11a、1
1b、11cの開閉を切り換えることで、処理液供給部
7bから薬液と純水とを選択的に切り換えて供給できる
ようになっている。
【0027】また、回転軸2の中空部の内壁面と処理液
供給管7aの外壁面との間の隙間は、気体供給路12と
なっている。この気体供給路12は、開閉バルブ13が
設けられた配管14を介して気体供給源15に連通接続
されていて、気体供給路12の上端部の気体供給部12
aからスピンベース3と基板Wの下面との間の空間に、
清浄な空気や清浄な不活性ガス(窒素ガスなど)などの
清浄な気体を供給できるように構成されている。
【0028】そして、回転軸2やベルト伝動機構5、電
動モータ6などは、この処理装置の底板としてのベース
部材20上に設けられた円筒状のケーシング16内に収
容されている。ベース部材20は略円盤状で、その上面
でケーシング16の周囲には壁部材21が固定的に取り
付けられている。
【0029】壁部材21は、円筒状に立設されていて、
壁部材21の内壁面とケーシング16の外壁面とによっ
て、平面視でドーナツ形状の排液槽24が形成されてい
る。そして、この排液槽2の底部には廃棄ドレイン27
に連通接続された排液口28が設けらている。この排液
口28は、排気ダクトにも連通接続され排気口としても
機能し、排液口28から排液槽24内の気体も吸引され
るように構成されている。
【0030】なお、図1以下では、図面が煩雑になるこ
とを避けるために、ケーシング16及び壁部材21は、
断面形状のみを示している。そして、このベース部材2
0に設置される構造を含むベース部材20が、この処理
装置の処理カップに相当する。
【0031】そして、壁部材21は、軸芯Jに対して回
転対称な形状を有する内壁面を有している。この内壁面
には、上部に形成された傾斜面により、断面がくの字状
の回収案内部29が形成されている。この回収案内部2
9は、スピンチャック1に保持された基板Wの高さ位置
に位置し、回転される基板Wから振り切られる処理液が
受け止められ、回収案内部29に沿って排液槽24に導
かれ、排液口28から排液するための部位である。
【0032】スピンチャック1の上方には中心部に開口
を有する上部回転板60が配置されている。この上部回
転板60は、基板Wの径より若干大きく、中空を有する
筒状の支持軸61の下端部に一体回転可能に取り付けら
れている。
【0033】支持軸61は、支持アーム62に回転自在
に支持されている。支持軸61には従動プーリ63が一
体回転可能に取り付けられている。その従動プーリ63
と、電動モータ64の駆動軸に連結された主動プーリ6
5との間に無端ベルト66が架け渡されていて、電動モ
ータ64を駆動することにより支持軸61とともに上部
回転板60が鉛直方向の軸芯J周りに回転されるように
構成されている。
【0034】また、支持アーム62は、接離機構67に
よって昇降され、この支持アーム62の昇降によって、
スピンチャック1に対して上部回転板60が接離される
ように構成されている。この装置では、上部回転板60
がスピンチャック1に保持された基板Wの上面に対して
近接する近接位置と、上部回転板60がスピンチャック
1に保持された基板Wの上面から上方に離れた退避位置
との間で昇降できるように構成されている。このような
接離動を実現する接離機構67は、螺軸などを用いた機
構や、あるいは、エアシリンダなどで構成されている。
そして、図3に示すように、この接離制御も制御部50
によって行われるように構成されている。この上部回転
板60が、基板Wに対して近接位置する時に、基板Wは
雰囲気遮断による雰囲気制御された状態となる。
【0035】図1に戻って、上部回転板60の中心の開
口及び支持軸61の中空部には、処理洗浄液供給管70
aが貫通され、その下端部の処理液供給部70bからス
ピンチャック1に保持された基板Wの上面の回転中心付
近に処理液を供給できるように上処理液供給手段70が
構成されている。
【0036】洗浄液供給管70aは配管71に連通接続
されている。この配管71の基端部は分岐されていて、
分岐配管71aには第1の薬液供給源9aが連通接続さ
れ、分岐配管71bには第2の薬液供給源9bが連通接
続され、分岐配管71cには純水供給源10が連通接続
されている。各分岐配管71a、71b、71cには開
閉バルブ72a、72b、72cが設けられていて、こ
れら開閉バルブ72a、72b、72cの開閉を切り換
えることで、処理液供給部70bから薬液と純水とを選
択的に切り換えて供給できるようになっている。
【0037】また、上部回転板60の中心の開口の内壁
面及び支持軸61の中空部の内壁面と、処理液供給管7
0aの外壁面との間の隙間は、気体供給路73となって
いる。この気体供給路73は、開閉バルブ74が設けら
れた配管75を介して気体供給源15に連通接続されて
いて、気体供給路73の下端部の気体供給部73aから
上部回転板60と基板Wの上面との間の空間に清浄な気
体を供給できるように構成されている。
【0038】次に、終点検出手段40について、図2も
参照して説明する。図2は、処理装置の一部拡大図であ
る。本実施例において、終点検出手段40における膜厚
測定部41は、反射式のものが用いられており、発光素
子42からの光を投光用ファイバー43aを介してレン
ズ44で集光して基板の表面に照射し、その反射光を受
光用ファイバー43bを介して受光素子46に導く。
【0039】受光素子46からの出力を増幅器47で増
幅した後、A/D変換器48に入力し、制御部50にお
いて、光干渉波形の変化から基板Wの表面の薄膜の除
去、つまり、薄膜の膜厚を検出する。こうして膜厚が所
定の値になったら制御部50にてエッチング処理のエッ
チング終了時点と判別される。なお、後述するように本
実施例での薄膜は、具体的にシリコン酸化膜であり、シ
リコン酸化膜の膜厚を検出する。
【0040】符号49は、膜厚測定部41の基板W表面
上からの接離動を実現する接離機構であり、螺軸などを
用いた機構や、あるいは、エアシリンダなどで構成され
ている。投光用ファイバー43aと受光用ファイバー4
3bが結合されるファイバー部43cが支持アーム49
aにより保持され、この支持アーム49aが接離機構4
9によって昇降され、この支持アーム49aの昇降によ
って、スピンチャック1に対してファイバー部43cが
接離されるように構成されている。
【0041】この装置では、ファイバー部43cがスピ
ンチャック1に保持された基板Wの端部上面に対して近
接する測定位置と、スピンチャック1に保持された基板
Wの上面から上方に離れた待機位置との間で移動でき、
図2中点線で示すように旋回して待機位置に移動するよ
うに構成されている。このような、接離制御も制御部5
0によって行われるように構成されている。
【0042】図3は、本装置の制御系の構成を示すブロ
ック図であり、スピンチャック1を回転制御するための
電動モータ6と、上部回転板60の回転制御するための
電動モータ64と、洗浄液供給部7a、70aと気体供
給部12a、73aからの薬液、純水、気体の供給制御
をするための開閉バルブ11a、11b、11c、1
3、72a、72b、72c、74と、上部回転板60
の接離制御をするための接離機構67と、ファイバー部
43cの接離制御するための接離機構49と、膜厚測定
部41における発光素子42の点灯を制御するための構
成が示されている。
【0043】そして、基板Wに応じた処理条件が、処理
プログラム(レシピーとも呼ばれれる)として予め制御
部50に格納されており、各基板Wごとの処理プログラ
ムに準じて前記各部が制御されている。さらに、制御部
50は、処理プログラムに従って供給される薬液の種類
や供給量、そして薬液の供給開始及び供給停止のタイミ
ングを制御する。この制御部50が本発明の制御手段に
相当する。なお、制御部50には、さらに処理プログラ
ムの作成・変更や、複数の処理プログラムの中から所望
のものを選択するために用いる指示部51が接続されて
いる。
【0044】次に、以上のような構成を有する装置の動
作を図4を参照して説明する。図4はスピンチャック1
に対する基板Wの薬液処理フローの状態を示すフローチ
ャートである。なお、一例として、シリコンからなる基
板W表面のパーティクルを除去するための湿式洗浄処理
の実施例として、図1に示す処理装置を用いて基板Wの
シリコン酸化膜をフッ酸の処理液でエッチング処理する
場合について説明する。よって、前述の第1の薬液とし
てオゾンを純水中に溶解させたオゾン水によるオゾン水
処理と、第2の薬液としてフッ酸水溶液によるフッ酸処
理とを行う洗浄処理を行った。
【0045】まず、所定の基板Wに応じた洗浄プログラ
ムを指示部51から選択して実行する。そうすると、未
処理の基板Wをスピンチャック1に搬入する。制御部5
0は、接離機構67を制御して、上部回転板60を上昇
させ退避位置に位置させ、上部回転板60とスピンチャ
ック1との間の間隔を広げる。これに伴い、上部回転板
60とこれに関連して設けられている洗浄液供給管70
aや各種の配管71などが上昇する。こうして、上部回
転板60とスピンベース3との間に、基板Wの搬入経路
が確保される。
【0046】この状態で、図示しない基板搬送ロボット
が未処理の基板Wをスピンチャック1に引き渡す。スピ
ンチャック1は受け取った基板Wを保持する。基板搬送
ロボットの基板保持ハンドがスピンチャック1内に入り
込み、駆動ピン4の上に未処理の基板Wをおき、その
後、スピンチャック1外に退避する。この過程で、上述
のように、基板Wは、駆動ピン4の案内立ち上がり面4
bによって、支持面4aへと落とし込まれる。
【0047】続いて、基板Wの受け取りが終わると、図
2に示すように、制御部50は、上部回転板60を退避
位置のままで、駆動制御信号を与え、電動モータ6を回
転させる。これにより、回転軸2が回転され、回転軸2
に固定されているスピンベース3がその中心を通る鉛直
軸芯Jまわりに一体的に回転することになる。したがっ
て、スピンベース3に保持されている基板Wは、水平に
保持された状態で、そのほぼ中心を通る鉛直軸芯Jまわ
りに回転されることになる。
【0048】次いで、この状態で、制御部50は、洗浄
液供給部70bから処理液を基板Wの上面に供給して本
発明の薬液処理、すなわちエッチング処理工程を開始す
る。制御部50は、開閉バルブ11aを開成することに
より、洗浄液供給管70aの洗浄液供給部70bから回
転させた基板Wの表面上に、第1の薬液としてオゾン水
L1を供給する。オゾン水L1は酸化膜形成用薬液とし
て作用する。
【0049】オゾン水L1は処理時間T1の間、基板W
上に供給され、基板Wの表面でオゾン水L1を流動させ
オゾン水L1による基板W表面の処理を行った後、オゾ
ン水L1の供給を停止する。これにより、基板Wの表面
にシリコン酸化膜の薄膜が形成される。供給されたオゾ
ン水L1は、基板Wの回転に伴う遠心力によって回転半
径方向外方側へと導かれるので、結果として、基板Wの
表面の全域に対して隈無く処理を行うことができる。
【0050】この処理の際に、回転される基板Wの周縁
から振り切られて周囲に飛散するオゾン水L1は、回収
案内部29で受け止められ、排液槽24に導かれ、排液
口28から排液され、廃棄ドレイン27を経て廃棄され
ることになる。
【0051】次に、タイムラグ期間T2の後、回転させ
た基板Wの表面上に、開閉バルブ72cを開成して純水
L3を供給する。すなわち、処理時間T3の間、純水L
3を基板W上に供給して基板Wの表面で純水を流動させ
た後、純水による基板Wの表面のリンス処理を行う。な
お、このオゾン水L1と純水L3による表面処理は複数
回繰り返すように適宜設定される。
【0052】次に、リンス処理が終了しタイムラグ期間
T4の経過の後、回転させた基板Wの表面上に、第2の
薬液としてフッ酸L2を複数回に分けて供給する。すな
わち、処理時間T5、T7、T9、T11の間、フッ酸
L2を基板W上に供給して基板Wの表面でフッ酸L2を
流動させる。すなわち、開閉バルブ72aを閉成し開閉
バルブ72bを開成することにより、洗浄液供給管70
aの洗浄液供給部70bからエッチング液としてフッ酸
L2を吐出させる。
【0053】これにより、基板Wの表面の中央に向けて
フッ酸L2が供給される。供給されたフッ酸L2は、基
板Wの回転に伴う遠心力によって回転半径方向外方側へ
と導かれるので、結果として、基板Wの表面の全域に対
して隈無くエッチング処理を行うことができる。このエ
ッチング処理によりオゾン水L1により形成されたシリ
コン酸化膜が削り取られる。
【0054】フッ酸L2の供給は、図4のタイムチャー
トに示すように、タイムラグ期間T6、T8、T10の
間、停止する。すなわち、フッ酸L2の供給停止を複数
回のタイムラグ期間を挟んで順次行う。
【0055】ここで、各処理時間T5、T7、T9、T
11の間に供給されたフッ酸L2を、タイムラグ期間T
6、T8、T10を設けて基板W上から除去されるよう
にしている。すなわち、このタイムラグ期間は新たなフ
ッ酸L2が供給されず、基板W表面上のフッ酸L2は基
板Wの回転に伴う遠心力によって回転半径方向外方側へ
と導かれるので、結果として、基板Wの表面の全域に対
して除去されるか、万遍なく減少される。このため、基
板W上のフッ酸L2の流動における表面うねりは減少さ
れ、平坦面を呈する。そしてこの複数のタイムラグ期間
に膜厚測定工程が行われる。
【0056】膜厚測定工程は、最初の測定がエッチング
処理を行う始めのタイムラグ期間T4の間に実施され
る。制御部50によりエッチング処理の開始とともに接
離機構49が作動され、ファイバー部43cは図2に示
す基板W表面上の測定位置に移動される。この状態で発
光素子42が点灯され、基板W表面からの反射光を受光
して、受光素子46からの検出信号が入力されると、制
御部50はその光量からシリコン酸化膜の膜厚を測定す
る第1の膜厚測定工程T20が行われる。第1の膜厚測
定工程T20が完了した後、第1処理期間T5が開始さ
れる。
【0057】そして、第1処理期間T5と第2処理期間
T7との間のタイムラグ期間T6、第2処理期間T7と
第3処理期間T9との間のタイムラグ期間T8、第3処
理期間T9と第4処理期間T11との間のタイムラグ期
間T10において第2の膜厚測定工程T21、第3の膜
厚測定工程T22、第4の膜厚測定工程T23として膜
厚測定が繰り返し続行われる。
【0058】制御部50は、仮に第5の膜厚測定工程T
24において、膜厚が所定の値になったらエッチング処
理の終了と判断する。よって、期間T13では、フッ酸
L2の供給は行われず開閉バルブ72bは閉成される。
すなわち、エッチング処理工程中に断続的に膜厚測定を
行うことでエッチング終点検出が行われるので、膜厚が
所定の値になった時に速やかにエッチング処理を終了さ
せることができ、不必要にエッチング処理時間を長くす
ることを防止できる。
【0059】なお、タイムラグ期間に膜厚測定工程を実
施する場合、タイムラグ期間になった時点で測定を開始
しても良いし、フッ酸L2の供給を停止して液面のうね
りが減少し平坦を呈する時間の経過後に測定を行うよう
に、測定タイミングをずらすようにしてもよい。いずれ
にしろ、このタイムラグ期間T6〜T12では新たなフ
ッ酸L2の供給が行われず、基板Wが回転しているので
膜厚測定において好適な液面状態で精度の高い測定が実
現される。
【0060】エッチング処理工程が終了すると、開閉用
バルブ72bを閉成して洗浄液供給部70bからのフッ
酸L2の供給を停止し、エッチング処理過程を終了する
とともに、続いて、制御部50は、接離機構49を作動
してファイバー部43cを壁部材22の外側の待機位置
へ移動させる。さらに、上部回転板60を下降して位置
させて、スピンチャック1に保持された基板Wの表面に
近接する高さ、図1に示す状態に位置させる。
【0061】そして、制御部50は、共通の駆動制御信
号を与え、電動モータ6、64を同期回転させる。ただ
し、電動モータ6、64は互いに反対方向に回転する。
これにより、上下の回転軸2、61が同じ方向に回転さ
れ、これらの回転軸2、61に固定されている上部回転
板60およびスピンベース3がそれぞれの中心を通る鉛
直軸芯Jまわりに一体的に同期回転することになる。し
たがって、スピンベース3に保持されている基板Wは、
水平に保持された状態で、そのほぼ中心を通る鉛直軸芯
Jまわりに回転されることになる。
【0062】そして、開閉バルブ11c、72cを開成
する。これにより、洗浄液供給部7b、70bからは、
洗浄液として純水L3が、基板Wの上下面の中央に向け
て供給されることになる。よって、基板Wに付着してい
るフッ酸L2を純水L3で洗い落とす洗浄処理工程T1
3を行う。なお、洗浄液としては、他に電解イオン水な
どであってもよい。
【0063】この洗浄処理の際に、回転される基板Wの
周縁から振り切られて周囲に飛散する廃液(薬液が混ざ
った純水L3)は、回収案内部29で受け止められ、排
液槽24に導かれ、排液口28から排液され、廃棄ドレ
イン27を経て廃棄されることになる。
【0064】次に、制御部50は開閉バルブ11c、7
2cを閉成し、洗浄液供給部7b、70bから純水の供
給を停止させ、電動モータ6、64を高速回転させるた
めの制御信号を与える。これにより、基板Wの回転が加
速され、その表面の液成分が遠心力によって振り切られ
る。こうして、乾燥工程が行われる。
【0065】この乾燥工程の際、制御部50は、開閉用
バルブ13、74を開成し、気体供給部12a、73a
から基板Wの上下面に窒素ガスを供給させる。これによ
り、上部回転板60とスピンベース3との間の制限され
た小容積の空間の空気は、すみやかに窒素ガスに置換さ
れるので、洗浄処理後の基板Wの上下面に不所望な酸化
膜が成長することはない。
【0066】乾燥工程の終了後には、制御部50は、電
動モータ6、64の回転を停止させ、さらに、接離機構
67によって上部回転板60を上方の退避位置に上昇さ
せる。この状態で、基板搬送ロボットが、洗浄および乾
燥処理済みの基板Wを駆動ピン4から受け取って、スピ
ンチャック1外に搬出することになる。従って、1枚の
基板Wに対する回転処理を終了する。
【0067】以上、上記実施例によれば、基板Wを水平
面内で回転させながら、基板に薬液処理を施す装置であ
る。そして、薬液を供給して基板表面をエッチングする
エッチング工程中に薬液の供給を停止して、基板上の薄
膜の膜厚を測定しエッチング処理の終点を検出する。よ
って、膜厚の測定中は薬液の供給が停止されるので、基
板表面上での液のうねりの影響を受けることがない。そ
の結果、エッチング処理の終点検出を精度高く行うこと
ができる。
【0068】以上、この発明の一実施形態について説明
したが、本発明は他の形態で実施することもできる。 <第2実施例>図5は、第2実施例に係る薬液処理方法
を示すフローチャートである。なお、第1実施例と同様
の構成に関しては、同符号を付与し説明を省略する。第
2実施例のこの方法は、エッチング終点の検出方法にお
いて第1実施例と異なる手法を用いた実施例である。
【0069】この実施例方法においては、まず、エッチ
ング処理工程開始後に第1処理時間T30は、所定時間
が経過した時点でフッ酸L2の供給を停止してタイムラ
グ期間T31が開始する。このタイムラグ期間T31中
に第2の膜厚測定工程T40により膜厚が測定される。
【0070】ここで制御部50は、第1の膜厚測定工程
T20における膜厚X1と第2の膜厚測定工程T40お
ける膜厚X2から所定時間α(第1処理時間T30に相
当)による、エッチングレートRを、(X1−X2)/
αとして算出する。そして、算出されたエッチングレー
トRより、エッチング終点の所定の値として目標膜厚を
Yとおくと、必要以上にエッチング処理されない処理時
間βとして(Rβ<X2−Y)を設定する。
【0071】この処理時間βを第2処理時間T32とし
てフッ酸L2を供給するエッチング処理を行う。この
後、タイムラグ期間T33で第3の膜厚測定工程T41
を行い、目標膜厚Yであればエッチング処理の終点検出
として処理を終了する。
【0072】しかしながら、処理時間βは短く設定して
いるので、以後、調整工程を実施する。これは、第3の
膜厚測定工程T41による膜厚がX3であれば、(Rγ
=X3−Y)より調整処理時間γを算出する。その調整
処理時間γを調整エッチング処理として処理時間T34
を行う。そして、タイムラグ期間T35における第4の
膜厚測定工程T42で目標膜厚Yであればエッチング処
理の終点検出として処理を終了する。このように断続的
にライムラグ期間を設定し膜厚測定工程を実施し、エッ
チングレートRから処理時間を設定し目標膜厚になるま
で終点検出を継続する。
【0073】以上、上記実施例によれば、この薬液処理
方法は、エッチング処理の初期に少なくとも2回の膜厚
測定工程よりエッチング進行度(エッチングレート)を
算出し、その結果でもって、残りの必要なエッチング処
理時間を設定し実施する。その結果、膜厚測定工程を少
なくすることができ、処理時間を短縮することができ
る。
【0074】また、上記実施例においては、第2処理時
間T32を必要以上にエッチング処理されない処理時間
βとして設定したが、(Rβ=X2−Y)と設定して目
標膜厚Yになる処理時間として設定してもよい。そうす
ることで、後の調整工程をなくすようにしてもよい。
【0075】<第3実施例>図6は、第3実施例に係る
薬液処理方法を示すフローチャートである。なお、第1
実施例と同様の構成に関しては、同符号を付与し説明を
省略する。第2実施例のこの方法は、エッチング終点の
検出方法において第1実施例とさらに異なる手法を用い
た実施例である。
【0076】この実施例方法においては、まず、シリコ
ン酸化膜の形成される前の初期値を第1の膜厚測定工程
T50で測定する。次にシリコン酸化膜が形成されリン
ス処理が終了したタイムラグ期間T4に第2の膜厚測定
工程T51を行い生成されたシリコン酸化膜厚を求め
る。そして、オゾン水L1による処理時間T1(断続的
に行う場合はその合計時間)により酸化膜レートを算出
する。
【0077】この酸化膜レートをエッチングレートとし
て、第2実施例と同様に目標膜厚から第1処理時間T6
0の処理時間を設定して実施する。そして、第1処理時
間T60に続くタイムラグ期間T61に第3の膜厚測定
工程T52を行い、目標膜厚であればエッチング処理の
終点検出として処理を終了する。
【0078】以上、この実施例においては、シリコン酸
化膜の生成速度と、シリコン酸化膜をエッチング速度が
近似する処理液を使用する場合に、より短時間で正確な
処理終点の検出を行うことができる。
【0079】なお、本発明は、上述した実施例および変
形例に限定されるものではなく、以下のように他の形態
でも実施することができる。
【0080】(1)上記の実施例においては反射式で処
理終点検出を行う場合を示したが、例えば、光を透過し
ないアルミニウムなどの金属薄膜のエッチング処理終了
検出ででは、透過式の検出手段が用いられる薬液処理装
置にも同様に適用することができる。
【0081】(2)上述の実施形態では、受光素子は反
射光全体の光量を検出するものとしたが、本実施例の形
態はこれに限らず被エッチング薄膜及び基板の反射率に
応じて、任意の波長の強度あるいはスペクトルパターン
の変化を検出するようにしてもよい。
【0082】(3)さらに、反射光量を検出するに当た
り、対応する膜の反射光の特性差が無い場合、検出する
反射光は薄膜の反射光とを区別するため、フィルターを
用いて波長を制限して検出するようにしてもよい。
【0083】(4)さらに、上述の実施形態では、半導
体ウエハを洗浄する装置を例にとったが、この発明は、
洗浄以外の処理を行う装置にも適用でき、また、ウエハ
以外にも液晶表示装置用ガラス基板やフォトマスク用の
ガラス基板、光ディスク用の基板などの各種の基板に対
して処理する装置にも同様に適用することができる。
【0084】なお、薬液供給源9bから基板Wに供給さ
れるエッチング液としては、フッ酸(HF)以外に、例
えば、BHF(希フッ酸)、HPO、HNO、H
F+H(フッ酸過水)、HPO+H
(リン酸過水)、HSO+H(硫酸過
水)、HCl+ H(アンモニア過水)、H
+CHCOOH+HNO、ヨウ素+ヨウ化アン
モニウム、しゅう酸系やクエン酸系の有機酸、TMAH
(テトラ・メチル・アンモニウム・ハイドロオキサイ
ド)やコリンなどの有機アルカリを例示することができ
る。
【0085】その他、特許請求の範囲に記載された技術
的事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能であ
る。
【0086】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、薬液を基板表面に供給して基板表面をエッチ
ングするエッチング工程中に薬液の供給を停止して、基
板上の薄膜の膜厚を測定しエッチング処理の終点を検出
する。よって、膜厚の測定中は薬液の供給が停止される
ので、液の基板表面上でのうねりの影響を受けることが
ない。その結果、エッチング処理の終点検出を精度高く
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る基板処理装置の構成
を示す縦断面図である。
【図2】基板処理装置の要部拡大断面図である。
【図3】第1実施形態に係る装置の制御系の構成を示す
ブロック図である。
【図4】第1実施形態に係る装置の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図5】第2実施例の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図6】第3実施例の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図7】従来装置の構成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
W 基板 1、101 スピンチャック 3 スピンベース 6、64 電動モータ 9a 第1の薬液供給源 9b 第2の薬液供給源 10 純水供給源 40 終点検出手段 41 膜厚測定部 42、103 発光素子 46、105 受光素子 49、67 接離機構 50 制御部 51 指示部 60 上部回転板 L1 オゾン水 L2 フッ酸 L3 純水

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板表面で薬液を流動させる薬液処理方
    法において、 薬液を基板表面に供給して基板表面上の薄膜を削り取る
    エッチング工程と、 前記エッチング工程中に薬液の供給を停止して、基板上
    の薄膜の膜厚を測定しエッチング処理の終点を検出する
    終点検出工程と、を具備したことを特徴とする薬液処理
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の薬液処理方法におい
    て、 前記エッチング工程中、基板を回転させ、前記基板表面
    における薬液の流動は、当該基板表面の回転で生じる遠
    心力によることを特徴とする薬液処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1および請求項2に記載の薬液処
    理方法において、 前膜厚の測定を断続的に行い、エッチングの進行状況を
    監視することを特徴とする薬液処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項1および請求項2に記載の薬液処
    理方法において、 前記膜厚の測定を少なくとも2回行い、その時点におけ
    る膜厚から進行度を算出し、薄膜の膜厚が所定の値とな
    る処理時間を決定することを特徴とする薬液処理方法。
  5. 【請求項5】 薬液が供給された基板を回転させなが
    ら、基板に所要の処理を施す薬液処理装置において、 基板を略水平に保持する基板保持手段と、 前記基板保持手段に保持された基板処理面にエッチング
    液を供給する処理液供給手段と、 前記処理液供給手段が供給された基板の表面の薄膜の膜
    厚を測定する膜厚測定手段と、 前記膜厚測定手段による測定を処理液供給手段による処
    理液の供給を停止した状態で行うように制御する制御手
    段と、を具備したことを特徴とする薬液処理装置。
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