JP4308832B2 - 基板洗浄装置および基板洗浄方法 - Google Patents
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Description
この請求項2に係る発明の基板洗浄方法によると、乾燥工程において基板が回転されるとともに基板表面に気体が供給されるので、基板表面でのリンス液の蒸発が促進される。したがって、気体の供給、基板の回転、およびリンス液蒸発速度の速さの協働作用により、さらに基板乾燥に要する時間を短縮することができ、基板の生産効率をさらに向上させることができる。
また、請求項3に係る発明は、請求項2に記載の基板洗浄方法において、上記乾燥工程において基板表面に供給される気体は、加熱された気体であることを特徴とする、基板洗浄方法である。
また、請求項4に係る発明は、請求項2または3に記載の基板洗浄方法において、基板表面に対向する平面で基板表面を覆いつつ基板を乾燥させることを特徴とする、基板洗浄方法である。
また、請求項5に記載のように、上記ハイドロフルオロエーテルは、CF3CF2CF2CF2OCH3であってもよいし、CF3CF2CF2CF2OCH2CH3であってもよい。
図1は、本発明の一実施形態に係る基板洗浄装置の主要部の構成を簡略的に示す側面図である。なお、この基板洗浄装置は、別の両面洗浄装置において、CMP処理後のウエハWの両面をスクラブ洗浄して、比較的大きな異物を除去した後に、主にウエハWの上面Wa(薄膜形成面)を再度洗浄して比較的微細な異物を除去する装置である。また、この基板洗浄装置に対するウエハWの搬出または搬入は、図示しない吸着保持するハンドを有するウエハ搬送ロボット等によって適宜行われている。
また、ふっ酸供給部20は、上ノズル64および下ノズル14それぞれとふっ酸供給源とを連通接続するふっ酸供給パイプ21,22と、このふっ酸供給パイプ21,22それぞれの途中部に介装された開閉可能なふっ酸供給バルブ23,24と、からなっている。
また、洗浄液集液部40は、スピンチャック12の側方周囲を取り囲むような環状に形成されて、回転するウエハWやスピンチャック12から飛散した洗浄液を集めるためのカップ41と、このカップ41の底部に設けられ、カップ41によって受け止められた洗浄液を下方へ流出させるドレン口42と、からなっている。
まず、図示しないウエハ搬送ロボットによって、予め両面が予備洗浄されたウエハWが基板洗浄装置内に搬入され、スピンチャック12の上に載置されて複数の保持ピン12aに保持される。次に、ウエハWを保持したスピンチャック12が図示しない回転駆動源によって高速で回転されて、ウエハWが回転軸Rを中心に回転される。そして、まず、ふっ酸供給バルブ23,24が開成されて、上ノズル64および下ノズル14より洗浄液としてのふっ酸がウエハWの両面Wa,Wbに供給され、ふっ酸によるウエハWの洗浄が行われる。
<本実施形態の効果>
以上のようなこの一実施形態の基板洗浄装置および基板洗浄方法によれば、洗浄処理後にウエハW表面に残留する洗浄液としてのふっ酸は、リンス液としてのHFEによって洗い流され、その後、ウエハW表面に残留するHFEは、ウエハWの回転によって振り切り乾燥される。有機溶剤としてのHFEは、従来の純水などのリンス液に比べて蒸発速度が速いので、ウエハW表面のふっ酸を洗い流すとともに、乾燥工程においてウエハWの回転にともなって即座に蒸発する。このため、乾燥工程におけるウエハWの乾燥に要する時間を短縮することができ、ウエハWの生産効率を向上させることができる。
<他の実施形態>
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は、さらに他の形態で実施することもできる。たとえば、上述した一実施形態においては、ウエハWに対して、ふっ酸およびHFEを供給するノズルは、同一のノズル14,64で兼用されているが、それぞれ別のノズルであってもよい。
また、上述した一実施形態においては、乾燥処理における気体は、不活性ガスとしての窒素ガスで構成されていたが、たとえば、ヘリウムやアルゴンなどの他の不活性ガス、またはクリーンエア(清浄化された空気)等であってもよい。ただし、上述したように、不活性ガスである方が、ウォーターマークの発生を防止できるのでより好ましい。
また、上述した一実施形態においては、ウエハ上面Waを覆う平面62aが形成される部材(円板62)の形状を円板状としたが、これに限らず、角板などの平板であってもよいし、平板状ではなく立体的な形状であってもよい。
さらに、上述した一実施形態においては、半導体ウエハWを洗浄する場合について説明しているが、本発明は、液晶表示装置用ガラス基板、PDP(プラズマ・ディスプレイ・パネル)基板、磁気ディスク用のガラス基板やセラミック基板、あるいは、光または光磁気ディスク用の樹脂基板などのような他の各種の基板の洗浄に対して広く適用することができる。また、その基板の形状についても、上述した一実施形態の円形基板の他、正方形や長方形の角型基板に対しても、本発明を適用することができる。
20 ふっ酸供給部(洗浄液供給手段)
30 HFE供給部(リンス液供給手段)
50 ガス供給部
60 回転円板部
62a 円板の下面(基板表面を覆う平面)
W ウエハ(基板)
Claims (6)
- 回転している基板に有機酸または有機アルカリの薬液を含む洗浄液を供給して、基板を洗浄する洗浄工程と、
この洗浄工程の後、回転している基板に有機溶剤を含むリンス液を供給して、基板表面の上記洗浄液を洗い流すリンス工程と、
このリンス工程の後、基板に対する上記リンス液の供給が停止している状態で基板を回転させて、基板表面の上記リンス液を振り切り乾燥させる乾燥工程とを備え、
上記有機溶剤は、ハイドロフルオロエーテルであることを特徴とする、基板洗浄方法。 - 上記乾燥工程は、基板表面に気体を供給しつつ基板を乾燥させることを特徴とする、請求項1に記載の基板洗浄方法。
- 上記乾燥工程において基板表面に供給される気体は、加熱された気体であることを特徴とする、請求項2に記載の基板洗浄方法。
- 上記乾燥工程は、基板表面に対向する平面で基板表面を覆いつつ基板を乾燥させることを特徴とする、請求項2または3に記載の基板洗浄方法。
- 上記ハイドロフルオロエーテルは、CF3CF2CF2CF2OCH3、または、CF3CF2CF2CF2OCH2CH3であることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の基板洗浄方法。
- 基板を保持しつつ回転させる基板回転手段と、
この基板回転手段によって回転されている基板に、有機酸または有機アルカリの薬液を含む洗浄液を供給する洗浄液供給手段と、
上記基板回転手段によって回転されている基板に、有機溶剤を含むリンス液を供給するリンス液供給手段とを備え、
上記有機溶剤は、ハイドロフルオロエーテルであることを特徴とする、基板洗浄装置。
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