JP2002279695A - 光情報媒体 - Google Patents

光情報媒体

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JP2002279695A JP2001032228A JP2001032228A JP2002279695A JP 2002279695 A JP2002279695 A JP 2002279695A JP 2001032228 A JP2001032228 A JP 2001032228A JP 2001032228 A JP2001032228 A JP 2001032228A JP 2002279695 A JP2002279695 A JP 2002279695A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 支持基体表面に反射層が形成され、反射層形
成面側から再生光が入射する光情報媒体において、再生
信号のノイズを低減する。また、支持基体表面に反射層
および記録層がこの順で積層され、反射層形成面側から
記録光および再生光が入射する光情報媒体において、再
生信号のノイズを低減すると共に、記録特性の悪化を防
ぐ。 【解決手段】 支持基体上20に反射層5が形成され、
前記反射層5の結晶子径が30nm以下であり、反射層5
形成面側から再生光が入射するように使用される光情報
媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、再生専用光ディス
ク、光記録ディスク等の光情報媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、再生専用光ディスクや光記録ディ
スク等の光情報媒体では、動画情報等の膨大な情報を記
録ないし保存するため、記録密度向上による媒体の高容
量化が求められ、これに応えるために、高記録密度化の
ための研究開発が盛んに行われてきた。
【0003】その中のひとつとして、例えばDVD(Di
gital Versatile Disk)にみられるように、記録・再生
波長を短くし、かつ、記録・再生光学系の対物レンズの
開口数(NA)を大きくして、記録・再生時のレーザー
ビームスポット径を小さくすることが提案されている。
DVDをCDと比較すると、記録・再生波長を780nm
から650nmに変更し、NAを0.45から0.6に変
更することにより、6〜8倍の記録容量(4.7GB/
面)を達成している。
【0004】しかし、このように高NA化すると、チル
トマージンが小さくなってしまう。チルトマージンは、
光学系に対する光情報媒体の傾きの許容度であり、NA
によって決定される。記録・再生波長をλ、記録・再生
光が入射する透明基体の厚さをtとすると、チルトマー
ジンは λ/(t・NA3) に比例する。また、光情報媒体がレーザービームに対し
て傾くと、すなわちチルトが発生すると、波面収差(コ
マ収差)が発生する。基体の屈折率をn、傾き角をθと
すると、波面収差係数は (1/2)・t・{n2・sinθ・cosθ}・NA3/(n
2−sin2θ)-5/2 で表される。これら各式から、チルトマージンを大きく
し、かつコマ収差の発生を抑えるためには、基体の厚さ
tを小さくすればよいことがわかる。実際、DVDで
は、基体の厚さをCD基体の厚さ(1.2mm程度)の約
半分(0.6mm程度)とすることにより、チルトマージ
ンを確保している。一方、基体の厚みムラマージンは、 λ/NA4 で表される。基体に厚みムラが存在すると、さらに波面
収差(球面収差)が発生する。基体の厚みムラを△tと
すると、球面収差係数は、 {(n2−1)/8n3}・NA4・△t で表される。これら各式から、NAを大きくした場合の
球面収差を抑えるためには、厚みムラを小さく抑える必
要があることがわかる。例えば、CDでは△tが±10
0μmに対して、DVDでは±30μmに抑えられてい
る。
【0005】ところで、より高品位の動画像を長時間記
録するために、基体をさらに薄くできる構造が提案され
ている。この構造は、通常の厚さの基体を剛性維持のた
めの支持基体として用い、その表面にピットや記録層を
形成し、その上に薄型の基体として厚さ0.1mm程度の
光透過層を設け、この光透過層を通して記録・再生光を
入射させるものである。この構造では、従来に比べ基体
を著しく薄くできるため、高NA化による高記録密度達
成が可能である。このような構造をもつ媒体は、例えば
特開平10−320859号公報および特開平11−1
20613号公報に記載されている。
【0006】上記特開平10−320859号公報に記
載された媒体は、光磁気記録媒体である。この光磁気記
録媒体は、基板上に、金属反射膜、第1の誘電体膜、光
磁気記録膜、第2の誘電体膜および光透過層が順次積層
形成されたものである。同公報では、スパッタ法により
形成される金属反射膜は表面粗さが大きいため、再生信
号のノイズが増加してしまうとして、誘電体膜と金属反
射膜との界面における金属反射膜の表面粗さを8.0nm
未満としている。同公報では、このような表面粗さを得
るために、金属反射膜構成材料としてAlを含有する材
料、好ましくはAlにFe、Cr、Ti、Siの少なく
とも1種を添加した材料を用いるか、AuまたはAgを
用い、形成方法としてイオンビームスパッタまたはマグ
ネトロンスパッタを利用している。
【0007】また、上記特開平11−120613号公
報に記載された媒体は、相変化型光記録媒体である。こ
の媒体は、基板上に、特定組成の反射膜、相変化型記録
膜および光透過層を順次積層して形成される。この媒体
においても、反射膜を特定組成とすることにより、反射
膜の表面粗さを小さくしている。同公報に「反射膜の結
晶性や反射膜の組成に依存する粒径により形成される界
面形状」という記載があることから、同公報では結晶粒
径を小さくすることにより反射膜の表面粗さを小さくし
ていると考えられる。
【0008】しかし、実際の媒体設計において記録感度
および反射率の最適化を考慮すると、表面粗さを小さく
するために金属反射膜構成材料が限定されることは実用
的ではない。
【0009】また、本発明者らの研究によれば、光磁気
記録媒体や相変化型光記録媒体など、ヒートモードを利
用する光記録媒体では、反射層の結晶粒径が小さすぎる
と記録特性に問題が生じることがわかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、支持
基体表面に反射層が形成され、反射層形成面側から再生
光が入射する光情報媒体において、再生信号のノイズを
低減することである。また、本発明の他の目的は、支持
基体表面に反射層および記録層がこの順で積層され、反
射層形成面側から記録光および再生光が入射する光情報
媒体において、再生信号のノイズを低減すると共に、記
録特性の悪化を防ぐことである。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(3)の本発明により達成される。 (1) 支持基体上に反射層が形成され、反射層の結晶
子径が30nm以下であり、反射層形成面側から再生光が
入射するように使用される光情報媒体。 (2) 反射層上に記録層が形成され、反射層形成面側
から記録光が入射するように使用される上記(1)の光
情報媒体。 (3) 反射層の平均結晶粒径が20nm以上である上記
(2)の光情報媒体。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の光情報媒体の構成例を、
図1に示す。図1に示す光情報媒体は相変化型光記録媒
体であり、支持基体20上に、反射層5、第2誘電体層
32、記録層4、第1誘電体層31および透光性基体2
を、この順で積層して形成したものである。記録光およ
び再生光は、透光性基体2を通して入射する。なお、支
持基体20と反射層5との間に、誘電体材料からなる中
間層を設けてもよい。
【0013】本発明は、記録層の種類によらず適用でき
る。すなわち、例えば、相変化型記録媒体であっても、
ピット形成タイプの記録媒体であっても、光磁気記録媒
体であっても適用できる。また、本発明は、記録媒体に
限らず、例えばプリピットを設けた再生専用型媒体にも
適用できる。
【0014】以下、図1に示す媒体について、各部の具
体的構成を説明する。
【0015】支持基体20 支持基体20は、媒体の剛性を維持するために設けられ
る。支持基体20の厚さは、通常、0.2〜1.2mm、
好ましくは0.4〜1.2mmとすればよく、透明であっ
ても不透明であってもよい。支持基体20は、通常の光
記録媒体と同様に樹脂から構成すればよいが、ガラスか
ら構成してもよい。光記録媒体において通常設けられる
案内溝21は、図示するように、支持基体20に設けた
溝を、その上に形成される各層に転写することにより、
形成できる。
【0016】反射層5 本発明では、反射層5の結晶子径を30nm以下、好まし
くは25nm未満、より好ましくは24nm以下とする。結
晶子径をこの範囲とすることにより、反射層の光入射側
の表面性が良好となる。その結果、再生信号のノイズを
低減することができる。
【0017】本発明では、反射層の結晶粒径ではなく、
結晶子径を限定する。結晶子とは、結晶粒中において同
一の結晶方位をもつ領域である。本発明において結晶子
径は、X線回折法により測定する。具体的には、反射層
に対し、粉末X線回折装置または薄膜X線回折装置によ
り測定を行い、
【0018】
【数1】
【0019】で表されるシェラーの式に測定データを代
入することにより、結晶子径Dhklを算出する。上記式
(1)において、Kは定数であり、本発明ではK=0.
9としてDhklを算出する。λはX線波長(単位:nm)
であり、βは回折線の半値幅(単位:rad)であり、θ
はその回折線に関するブラッグ角である。結晶子径算出
には、強度の最も大きい回折線を用いることが好まし
い。例えば面心立方構造の金属反射層では、通常、(1
11)面の回折線を利用して結晶子径を求めることにな
る。
【0020】結晶子径が小さいということは、結晶粒中
において同一方向に成長している領域が狭いことを意味
する。したがって、結晶粒径が同じであっても結晶子径
が小さければ、反射層表面の凹凸は小さくなり、再生信
号のノイズを少なくすることができる。
【0021】本発明において反射層の結晶子径の下限は
特になく、X線回折パターンに明瞭なピークが現れなく
ても、すなわち多結晶ではなくアモルファス状態であっ
てもよい。
【0022】なお、特開平9−63118号公報には、
基板上に記録層および金属反射層が形成されている光記
録媒体において、金属反射層の結晶子サイズを250Å
以上、その膜厚を700〜1500Åとすることが記載
されている。金属反射層の結晶子径を限定する点におい
て、同公報記載の発明と本発明とは類似する。しかし同
公報記載の媒体は、記録層形成後に金属反射層が形成さ
れ、記録層を通して再生光が入射する構成であり、この
点が本発明の媒体と異なる。また、同公報では、温度お
よび湿度に関する金属反射層の耐久性を向上させるため
に結晶子径の下限を限定しており、この点も本発明とは
異なる。
【0023】本発明を、相変化型光記録媒体や光磁気記
録媒体などのヒートモードを利用する光記録媒体に適用
する場合、反射層の平均結晶粒径は好ましくは20nm以
上、より好ましくは30nm以上である。平均結晶粒径が
小さいと、熱伝導率が低くなるので、記録光照射時に記
録層に熱が滞留してしまい、その結果、記録特性が損な
われる。例えば相変化型光記録媒体では、滞留した熱に
より記録マークの一部が消去されてしまい、CNR(ca
rrier to noise ratio)が低くなってしまう。したがっ
て、ヒートモードを利用する光記録媒体に本発明を適用
する場合、結晶粒径をある程度大きくした状態で、結晶
子径だけを小さくすることが好ましい。ただし、平均結
晶粒径が大きすぎると、反射層の表面性が悪くなるの
で、平均結晶粒径は、好ましくは100nm以下、より好
ましくは70nm以下とする。
【0024】本発明では、結晶子径の制御によってノイ
ズ低減が実現するので、光記録媒体において良好な記録
特性を確保するために結晶粒径を比較的大きくした場合
でも、再生信号のノイズを低減することが可能である。
【0025】なお、この場合の平均結晶粒径は、反射層
の透過型電子顕微鏡像を用い、結晶粒を球形と仮定して
求める。具体的には、透過型電子顕微鏡像において、単
位長さの直線と交わる結晶粒の数をNL(単位:個/n
m)とし、単位面積中の結晶粒の数をNS(単位:個/nm
2)としたとき、平均結晶粒径dは d=4NL/(πNS) で表される。なお、NLを求めるに際しては、長さ0.
2μm以上の試験線を透過型電子顕微鏡像に描き、この
試験線と交わる結晶粒の数を測定して、単位長さあたり
の交差数を算出することが好ましい。試験線が短すぎる
と、十分な測定精度が得られない。ただし、試験線は
0.5μmを超える長さとする必要はない。また、NS
求めるに際しては、一辺が0.2μm以上の試験矩形を
透過型電子顕微鏡像に描き、この試験矩形内に存在する
粒子数を測定して、単位面積中の粒子数を算出すること
が好ましい。試験矩形の一辺の長さが短すぎると、十分
な測定精度が得られない。ただし、試験矩形の一辺は、
0.5μmを超える長さとする必要はない。
【0026】結晶子は結晶粒の一部または全部を占める
ため、結晶子径は結晶粒径以下となるはずであるが、上
記方法で求めた結晶子径および平均結晶粒径について
は、結晶子径が平均結晶粒径よりも大きくなることもあ
る。
【0027】結晶子径および結晶粒径の制御は、反射層
の形成条件を制御することにより行うことができる。反
射層はスパッタ法により形成することが好ましいが、ス
パッタパワーを高くするほど、また、スパッタ圧力を低
くするほど結晶子径および結晶粒径を小さくすることが
できる。このとき、スパッタ条件を適宜制御することに
より、結晶粒径の変化量を比較的小さくし、かつ、結晶
子径の変化量を比較的大きくすることも可能である。
【0028】本発明において反射層構成材料は特に限定
されないが、通常、Al、Au、Ag、Pt、Cu、N
i、Cr、Ti、Si等の金属または半金属の単体ある
いはこれらの1種以上を含む合金などから構成すればよ
い。
【0029】反射層の組成を制御することにより、結晶
粒径の変化量に対し結晶子径の変化量を比較的大きくす
ることが可能である。具体的には、AgやAl等の高反
射率金属を主成分とし、これに微量の副成分金属を少な
くとも1種、好ましくは2種以上添加することにより、
結晶粒径の減少や副成分金属元素の偏析を抑えながら、
結晶構造欠陥を生じさせることができ、その結果、結晶
粒径に対し比較的小さな結晶子径を実現することができ
る。反射層中における副成分金属の添加量は、各金属に
ついて好ましくは0.05〜2.0モル%、より好まし
くは0.2〜0.5モル%であり、副成分全体として好
ましくは0.2〜5モル%、より好ましくは0.5〜3
モル%である。添加量が少なすぎると添加による効果が
不十分となる。一方、添加量が多すぎると、結晶粒径も
小さくなってしまう。主成分金属としては、熱伝導率の
高いAgが好ましい。一方、副成分金属は、主成分金属
と合金化しやすい元素ないし主成分金属に対する固溶限
の高い元素が好ましい。特に好ましい組み合わせは、主
成分金属がAg、副成分金属がAu、Cu、Pt、Pd
およびSbの少なくとも1種、好ましくは2種以上であ
る。
【0030】また、反射層をアモルファス状態として形
成するためには、反射層が、2種以上の元素を含有し、
かつ、共融混合物を含有しうるものであることが好まし
い。本明細書において反射層が共融混合物を含有しうる
とは、溶融状態から結晶化させたときに共融混合物が存
在しうることを意味する。共融混合物を含有しうる合金
としては、例えば、Alに、Au、Ce、Ge、In、
La、Ni、Pd、Pt、Si、TeおよびCuから選
択される少なくとも1種の元素を添加した合金、Ag
に、Ce、Cu、Ge、La、S、Sb、Si、Teお
よびZrから選択される少なくとも1種の元素を添加し
た合金、Auに、Co、Ge、In、La、Mn、S
b、SiおよびTeから選択される少なくとも1種の元
素を添加した合金、Cuに、Fe、Ge、Sb、Si、
TeおよびTiから選択される少なくとも1種の元素を
添加した合金が好ましい。具体的に例示すると、Al−
Pd合金における共融混合物の組成は原子比でAl92.5
Pd7.5である。本発明では、反射層を共融混合物と同
じ組成としてもよいが、後述する実施例において使用し
たAl79.3Pd20.7合金のように、共融混合物とは異な
る組成であっても共融混合物を含有しうるものであれ
ば、アモルファス状態の反射層が得られる。したがっ
て、アモルファス状反射層を形成可能な組成は、実験的
に決定することができる。
【0031】反射層の厚さは、通常、10〜300nmと
することが好ましい。厚さが前記範囲未満であると十分
な反射率が得にくくなる。また、前記範囲を超えても反
射率の向上は小さく、コスト的に不利になる。ただし、
再生信号のノイズは、反射層厚さが20nm以上、特に3
0nm以上となると臨界的に大きくなるため、本発明で
は、このような厚さの反射層を有する媒体に対して特に
有効である。ところで、反射層が薄いと、反射層の厚さ
のばらつきによる反射率変化が大きくなるため、量産の
際に性能ばらつきが大きくなってしまう。したがって本
発明では、性能ばらつきが小さく、しかも再生信号のノ
イズが少ない媒体が得られる。
【0032】反射層は、スパッタ法や蒸着法等の気相成
長法により形成することが好ましい。
【0033】第1誘電体層31および第2誘電体層32 これらの誘電体層は、記録層の酸化、変質を防ぎ、ま
た、記録時に記録層から伝わる熱を遮断ないし面内方向
に逃がすことにより、支持基体20や透光性基体2を保
護する。また、これらの誘電体層を設けることにより、
変調度を向上させることができる。各誘電体層は、組成
の相異なる2層以上の誘電体層を積層した構成としても
よい。
【0034】これらの誘電体層に用いる誘電体として
は、例えば、Si、Ge、Zn、Al、Zr、Ta、
B、アルカリ土類元素、希土類元素等から選択される少
なくとも1種の金属成分を含む各種化合物が好ましい。
化合物としては、酸化物、窒化物、フッ化物または硫化
物が好ましく、これらの化合物の2種以上を含有する混
合物を用いることもできる。具体的には、例えば硫化亜
鉛と酸化ケイ素との混合物(ZnS−SiO2)、窒化
アルミニウム、酸化アルミニウムなどが好ましい。な
お、第1誘電体層および第2誘電体層の厚さは、保護効
果や変調度向上効果が十分に得られるように適宜決定す
ればよいが、通常、第1誘電体層31の厚さは好ましく
は30〜300nm、より好ましくは50〜250nmであ
り、第2誘電体層32の厚さは好ましくは10〜50n
m、より好ましくは13〜45nmである。各誘電体層
は、スパッタ法により形成することが好ましい。
【0035】記録層4 記録層の組成は特に限定されず、各種相変化材料から適
宜選択すればよいが、少なくともSbおよびTeを含有
するものが好ましい。SbおよびTeだけからなる記録
層は、結晶化温度が130℃程度と低く、保存信頼性が
不十分なので、結晶化温度を向上させるために他の元素
を添加することが好ましい。この場合の添加元素として
は、In、Ag、Au、Bi、Se、Al、P、Ge、
H、Si、C、V、W、Ta、Zn、Ti、Sn、P
b、Pdおよび希土類元素(Sc、Yおよびランタノイ
ド)から選択される少なくとも1種が好ましい。これら
のうちでは、保存信頼性向上効果が特に高いことから、
希土類元素、Ag、InおよびGeから選択される少な
くとも1種が好ましい。
【0036】SbおよびTeを含有する組成としては、
以下のものが好ましい。SbおよびTeをそれぞれ除く
元素をMで表し、記録層構成元素の原子比を 式I (SbxTe1-x1-yy で表したとき、好ましくは 0.2≦x≦0.90、 0≦y≦0.25 であり、より好ましくは 0.55≦x≦0.85、 0.01≦y≦0.20 である。
【0037】上記式Iにおいて、Sbの含有量を表すx
が小さすぎると、結晶化速度が遅くなりすぎる。また、
記録層の結晶質領域での反射率が低くなるため、再生信
号出力が低くなる。また、xが著しく小さいと、記録も
困難となる。一方、xが大きすぎると、結晶状態と非晶
質状態との間での反射率差が小さくなってしまう。
【0038】元素Mは特に限定されないが、保存信頼性
向上効果を示す上記元素のなかから少なくとも1種を選
択することが好ましい。元素Mの含有量を表すyが大き
すぎると結晶化速度が低下してしまうので、yは上記範
囲内であることが好ましい。
【0039】記録層の厚さは、好ましくは4nm超50nm
以下、より好ましくは5〜30nmである。記録層が薄す
ぎると結晶相の成長が困難となり、結晶化が困難とな
る。一方、記録層が厚すぎると、記録層の熱容量が大き
くなるため記録が困難となるほか、再生信号出力の低下
も生じる。
【0040】記録層の形成は、スパッタ法により行うこ
とが好ましい。
【0041】透光性基体2 透光性基体2は、記録再生光を透過するために透光性を
有する。本発明の効果は、透光性基体2の構成材料およ
び厚さには影響を受けない。例えば、支持基体20と同
程度の厚さの樹脂板やガラス板を透光性基体2として用
いてもよい。
【0042】ただし、本発明は、高密度記録を行う場合
に特に有効である。したがって、記録再生光学系の高N
A化による高記録密度達成のために、前記特開平10−
320859号公報に記載された光透過層と同様に、透
光性基体2を薄型化して透光性層とすることが好まし
い。
【0043】透光性層の形成に際しては、例えば、透光
性樹脂からなる光透過性シートを各種接着剤や粘着剤に
より第1誘電体層31に貼り付けて透光性層としたり、
塗布法を利用して透光性樹脂層を第1誘電体層31上に
直接形成して透光性層としたりすればよい。また、透光
性層は、反射層や記録層を十分に保護できるものであれ
ばよいので、透光性層を例えば無機材料からなる薄膜か
ら構成してもよい。透光性層に用いる無機材料は、例え
ば上記誘電体層の説明において挙げた各種無機化合物か
ら選択することができ、また、炭化ケイ素やダイヤモン
ドライクカーボンなどの炭化物、炭素またはこれらの混
合物を用いてもよい。無機材料からなる透光性層は、例
えばスパッタ法等の気相成長法によって形成することが
できる。
【0044】樹脂からなる透光性層の厚さは、30〜3
00μmの範囲から選択することが好ましい。透光性層
が薄すぎると、透光性層表面に付着した塵埃による光学
的な影響が大きくなる。一方、透光性層が厚すぎると、
高NA化による高記録密度達成が難しくなる。無機材料
からなる透光性層の厚さは、5〜500nmの範囲から選
択することが好ましい。無機材料からなる透光性層が薄
すぎると、保護効果が不十分となり、厚すぎると、内部
応力が大きくなってクラックが発生しやすくなる。な
お、塵埃の影響を考慮する必要がなければ、樹脂からな
る透光性層の厚さは30μm未満であってもよく、例え
ば0.5〜15μmの厚さとすれば十分な保護効果が得
られる。透光性層の厚さが30μm未満である場合、ハ
ードディスクのような密閉タイプの固定ディスクとした
り、ディスクをカートリッジに収容した構造の媒体とし
たりすることが好ましい。
【0045】
【実施例】実施例1(光記録ディスク) 以下の手順で、図1に示す構造の光記録ディスクサンプ
ルを作製した。
【0046】支持基体20には、射出成形によりグルー
ブを同時形成した直径120mm、厚さ1.2mmのディス
ク状ポリカーボネートを用いた。
【0047】反射層5は、Ar雰囲気中においてスパッ
タ法により支持基体20上に形成した。反射層の組成、
形成時のスパッタ圧力およびスパッタパワーを表1に示
す。なお、サンプルNo.101、No.102では合金ター
ゲットを用い、サンプルNo.107ではAgターゲット
に他の金属のチップを貼り付けたターゲットを用い、サ
ンプルNo.109ではAlターゲットとPdターゲット
とを用いた。反射層の厚さは100nmとした。
【0048】第2誘電体層32は、ZnS(50モル
%)−SiO2(50モル%)ターゲットを用いてAr
雰囲気中でスパッタ法により形成した。第2誘電体層の
厚さは28nmとした。
【0049】記録層4は、Ag−In−Sb−Te合金
を用い、Ar雰囲気中でスパッタ法により形成した。記
録層の組成(モル比)は、 (Sb0.72Te0.280.9(Ag0.6In0.40.1 とした。記録層の厚さは15nmとした。
【0050】第1誘電体層31は、ZnS(80モル
%)−SiO2(20モル%)ターゲットを用いてAr
雰囲気中でスパッタ法により形成した。第1誘電体層の
厚さは230nmとした。
【0051】透光性基体2は、第1誘電体層31の表面
に、厚さ0.6mmのポリカーボネートディスクを接着す
ることにより形成した。
【0052】各サンプルの記録層をバルクイレーザーに
より初期化(結晶化)した後、各サンプルを光記録媒体
評価装置に載せ、 レーザー波長:634nm、 開口数NA:0.6、 線速度:3.5m/s、 リードパワー:0.9mW の条件で再生動作を行って、周波数4.3MHz(8−1
6変調の3T信号に相当する周波数)におけるノイズレ
ベルを測定した。また、上記条件で8−16変調の3T
単一信号を記録し、そのCNRを測定した。なお、反射
層の組成によって媒体の反射率が異なるため、ノイズレ
ベルの測定に際しては反射率に基づく較正を行った。こ
れらの結果を表1に示す。
【0053】また、結晶子径および結晶粒径を測定する
ために、反射層5だけを設けた測定用サンプルも作製し
た。これらの測定用サンプルについて、薄膜X線回折装
置を用い、前記した方法により結晶子径を算出した。ま
た、これらの測定用サンプルについて、透過型電子顕微
鏡により結晶粒径を測定し、前述した方法により平均結
晶粒径を算出した。なお、前記試験線は長さ0.4μm
とし、前記試験矩形は一辺が0.4μmの正方形とし
た。これらの結果を表1に示す。
【0054】
【表1】
【0055】表1から、本発明の効果が明らかである。
すなわち、結晶子径が30nm以下であるサンプルでは、
再生信号のノイズレベルが低くなっている。また、サン
プルNo.101、No.102間での比較およびサンプルN
o.103、No.104間での比較から、反射層の組成が
同じであっても、スパッタ圧力を下げるかスパッタパワ
ーを上げることにより結晶子径を小さくでき、その結
果、ノイズレベルを低くできることがわかる。また、サ
ンプルNo.103とサンプルNo.104とでは、平均結晶
粒径が同等で結晶子径が異なることから、結晶子径と平
均結晶粒径とを独立して制御できることがわかる。ま
た、ノイズレベルが平均結晶粒径ではなく結晶子径に依
存することもわかる。
【0056】サンプルNo.109は、反射層の平均結晶
粒径が20nm未満(アモルファス状態)であるため、良
好な記録が行えず、CNRが低くなった。これに対し反
射層の平均結晶粒径が20nm以上であるサンプルでは、
十分に高いCNRが得られており、記録が良好に行われ
たことがわかる。
【0057】サンプルNo.107では、Agを主成分と
し、副成分元素を微量添加した反射層を有するため、A
gだけからなる反射層を有するサンプルNo.106に比
べ、結晶子径が小さい。しかも、サンプルNo.107で
は平均結晶粒径が40nmであり、熱伝導率の低下が少な
いので、サンプルNo.106に対しCNRはほとんど低
下していない。
【0058】実施例2(光記録ディスク) 以下の手順で、図1に示す構造の光記録ディスクサンプ
ルを作製した。
【0059】支持基体20には、射出成形によりグルー
ブを同時形成した直径120mm、厚さ1.1mmのディス
ク状ポリカーボネートを用いた。
【0060】反射層5は、Ar雰囲気中においてスパッ
タ法により支持基体20上に形成した。反射層の組成、
形成時のスパッタ圧力およびスパッタパワーを表2に示
す。反射層の厚さは100nmとした。なお、表2のサン
プルNo.201〜No.209の反射層は、表1のサンプル
No.101〜No.109の反射層とそれぞれ同条件で形成
したものである。
【0061】第2誘電体層32は、Al23ターゲット
を用いてAr雰囲気中でスパッタ法により形成した。第
2誘電体層の厚さは25nmとした。
【0062】記録層4は、Ar雰囲気中でスパッタ法に
より形成した。記録層の組成(モル比)は、 (Sb0.8Te0.20.93(Ag0.07In0.07Ge0.86
0.07 とした。記録層の厚さは12nmとした。
【0063】第1誘電体層31は、ZnS(80モル
%)−SiO2(20モル%)ターゲットを用いてAr
雰囲気中でスパッタ法により形成した。第1誘電体層の
厚さは140nmとした。
【0064】透光性基体2(透光性層)は、第1誘電体
層31の表面に、紫外線硬化型樹脂を塗布して硬化する
ことにより形成した。透光性基体2の厚さは100μm
とした。
【0065】各サンプルの記録層をバルクイレーザーに
より初期化(結晶化)した後、各サンプルを光記録媒体
評価装置に載せ、 レーザー波長:405nm、 開口数NA:0.85、 線速度:6.5m/s、 リードパワー:0.3mW の条件で再生動作を行って、周波数4.7MHz{(1,
7)RLL変調の8T信号に相当する周波数}における
ノイズレベルを測定した。また、上記条件で(1,7)
RLL変調の8T単一信号を記録し、そのCNRを測定
した。なお、反射層の組成によって媒体の反射率が異な
るため、ノイズレベルの測定に際しては反射率に基づく
較正を行った。これらの結果を表2に示す。
【0066】また、これらのサンプルについて、実施例
1と同様にして結晶子径および結晶粒径を測定した。結
果を表2に示す。
【0067】
【表2】
【0068】表2から、本発明の効果が明らかである。
すなわち、結晶子径が30nm以下であるサンプルでは、
再生信号のノイズレベルが低くなっている。
【0069】サンプルNo.209は、反射層の平均結晶
粒径が20nm未満であるため、良好な記録が行えず、C
NRが低くなった。これに対し反射層の平均結晶粒径が
20nm以上であるサンプルでは、十分に高いCNRが得
られており、記録が良好に行われたことがわかる。
【0070】実施例3(再生専用光ディスク) 以下の手順で、再生専用型光ディスクサンプルを作製し
た。
【0071】8−16変調のランダム信号を保持するピ
ット(最短ピット長0.224μm)を形成したディス
ク状支持基体(ポリカーボネート製、外径120mm、厚
さ1.2mm)の表面に、スパッタ法により厚さ100nm
の反射層を形成した。反射層の組成、形成時のスパッタ
圧力およびスパッタパワーを、表3に示す。次いで、反
射層上に、紫外線硬化型樹脂をスピンコート法により塗
布し硬化することにより、厚さ100μmの透光性層を
形成し、光ディスクサンプルを得た。
【0072】これらのサンプルについて、光記録媒体評
価装置を用い、 レーザー波長:405nm、 開口数NA:0.85、 線速度:5.5m/s の条件で信号再生を行って、再生信号のジッタを測定し
た。結果を表3に示す。なお、このジッタはクロックジ
ッタであり、再生信号をタイムインターバルアナライザ
により測定し、検出窓幅をTwとして σ/Tw (%) により算出した。上記条件においては、Tw=13.3
nsとなる。このジッタが13%以下であれば、エラーが
許容範囲内に収まる。また、各種マージンを十分に確保
するためには、このジッタが10%以下であればよい。
【0073】また、これらのサンプルについて、実施例
1と同様にして結晶子径および結晶粒径を測定した。結
果を表3に示す。
【0074】
【表3】
【0075】表3から、本発明の効果が明らかである。
すなわち、最短ピット長が短い高記録密度ディスクにお
いて、反射層の結晶子径を小さくすれば、特に、アモル
ファス状態とすれば、再生信号のジッタを著しく低減で
きることがわかる。
【0076】なお、反射層の厚さを50nmとしたほかは
表3に示すサンプルNo.301およびNo.303とそれぞ
れ同様にして、光ディスクサンプルを作製し、ジッタを
測定した。その結果、サンプルNo.301の反射層厚さ
を50nmに変更したサンプルではジッタが10.6%で
あり、サンプルNo.303の反射層厚さを50nmに変更
したサンプルではジッタが8.1%であった。この結果
から、反射層厚さが50nmであっても、反射層の結晶子
径の制御が有効であることがわかる。
【0077】また、表3に示す各サンプル、および、反
射層厚さを変更したほかはこれらのサンプルと同様にし
て作製したサンプルについて、反射光量を測定した。反
射層厚さと反射光量との関係を、図2に示す。図2にお
いて、Ag98Pd1Cu1はAPCで表し、Al79.3Pd
20.7はAlPdで表してある。図2から、反射層を厚く
することにより、反射層の厚さ変動に対する反射光量の
変動率が小さくなることがわかる。
【0078】
【発明の効果】本発明では、支持基体表面に反射層が形
成された光情報媒体において、結晶子径を制御すること
により再生信号のノイズを低減することができる。ま
た、支持基体表面に、反射層および記録層がこの順で積
層された光情報媒体において、結晶子径を平均結晶粒径
と独立して制御することにより、記録特性に悪影響を与
えずにノイズを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光情報媒体の構成例を示す部分断面図
である。
【図2】反射層の厚さと反射光量との関係を示すグラフ
である。
【符号の説明】
2 透光性基体 20 支持基体 21 案内溝 31 第1誘電体層 32 第2誘電体層 4 記録層 5 反射層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新開 浩 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 宇都宮 肇 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 Fターム(参考) 2H111 EA03 EA12 EA23 EA32 FA01 FA12 FA14 FA21 FA37 FB09 FB12 FB17 FB21 GA03 5D029 MA13 MA14 MA17 NA07 NA08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持基体上に反射層が形成され、反射層
    の結晶子径が30nm以下であり、反射層形成面側から再
    生光が入射するように使用される光情報媒体。
  2. 【請求項2】 反射層上に記録層が形成され、反射層形
    成面側から記録光が入射するように使用される請求項1
    の光情報媒体。
  3. 【請求項3】 反射層の平均結晶粒径が20nm以上であ
    る請求項2の光情報媒体。
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