JP2002277749A - 顕微鏡装置 - Google Patents

顕微鏡装置

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JP2002277749A
JP2002277749A JP2001081120A JP2001081120A JP2002277749A JP 2002277749 A JP2002277749 A JP 2002277749A JP 2001081120 A JP2001081120 A JP 2001081120A JP 2001081120 A JP2001081120 A JP 2001081120A JP 2002277749 A JP2002277749 A JP 2002277749A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対物レンズの瞳位置と開口絞りの関係を常に
光学的共役位置に保つことができ、最適な照明効果を期
待できるとともに、コスト的にも安価にできる顕微鏡装
置を提供する。 【解決手段】 光源33からの照明光を少なくとも開口
絞り37を有する光路を介してハーフミラー40に入射
し、このハーフミラー40で反射した光束を対物レンズ
45に入射させるケーラー照明の落射照明光学系を有す
る顕微鏡装置であって、ハーフミラー40の前面に、こ
のハーフミラー40で反射した光束の結像位置を調整可
能な凹レンズ66を配置し、この凹レンズ66による光
束の結像位置の調整により対物レンズ45の瞳位置と開
口絞り37の光学的共役関係を保つようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、落射照明を用いた
顕微鏡装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、顕微鏡として、図5(a)に示す
ように、顕微鏡本体1に上下方向に移動可能に設けられ
た移動台2に、サンプルを載置するステージ3を設け、
このようなステージ3を顕微鏡本体1側に固定された対
物レンズ4を有するレボルバ5に対して上下動させて焦
準を行う方式のものが多く用いられているが、サンプル
が重い場合や、サンプルを固定しなければならない場合
(例えばマニュピレータとの間系でサンプルの高さ方向
の位置を変えられない場合、サンプルを観察しながら組
立作業を行うような場合)には、組み立て内容を一部変
更することで、同図(b)に示すように、顕微鏡本体1
に上下方向に移動可能に設けられた移動台2に対物レン
ズ4を有するレボルバ5を設け、このレボルバ5を顕微
鏡本体1側に固定されたステージ3に対して上下動させ
て焦準を行う方式を選択できるようにしたものがある。
【0003】ところで、このような顕微鏡には、落射照
明としてケーラー照明が多く用いられている。図6は、
このようなケーラー照明を説明する落射照明光学系を示
すもので、図面では、照明光学系の主光線を示してい
る。
【0004】この場合、光源11から出射された照明光
は、コレクタレンズ12でほぼ平行光束となり、リレー
レンズ13により集光され、開口絞り14で焦点を結
ぶ。また、開口絞り14を通った光束は、リレーレンズ
15を介してハーフミラー16に入射され、ここで、反
射された光束は、対物レンズ4の瞳位置(対物レンズの
後側焦点位置)18で再度焦点を結び、対物レンズ4を
構成するレンズ群4aを通ってサンプル19に照射され
る。一方、照明光が照射されたサンプル19の反射光
は、対物レンズ4を通り、ハーフミラー16を透過して
平行光束として結像レンズ20に入射、結像され、プリ
ズム21を介して接眼レンズ22により観察される。
【0005】このようなケーラー照明によれば、対物レ
ンズ4の瞳位置と開口絞り14の光学的共役関係によ
り、倍率の異なる対物レンズ4を使用しても、サンプル
19にむらのない照明を行うことができる。また、開口
絞り14には、絞り羽根などにより径を可変可能なもの
が用いられるが、この開口絞り14は、光源11と共役
の位置にあるので、開口絞り14の径を小さくしても、
照明光を視野全体に均一に減少させることができる。ま
た、対物レンズ4の開口数に合わせて開口絞り14の径
を変更することにより、照明の適正化を図ることがで
き、さらに、対物レンズ4の開口数に対して絞り径をを
変えることで、照明のコントラスト、焦点深度を変化さ
せることもできる。また、光軸上の光線23をサンプル
19と共役の位置に配置される視野絞り24で焦点を結
ばせることで、視野絞り24の径により視野の可変を行
うこともできる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この場合、図5(a)
に示すステージ3側を移動させる方式のものは、図6で
述べたケーラー照明を採用する場合、顕微鏡本体1の上
部に光源11からの照明光の光軸上にコレクタレンズ1
2、リレーレンズ13、開口絞り14、視野絞り24、
リレーレンズ15およびハーフミラー16を有する落射
投光管6が配置されるが、このような落射投光管6に対
して対物レンズ4の位置が固定で、これら間の距離を常
に一定にできるので、この距離を小さくできる光学的な
有利さもあって何ら問題ない。
【0007】ところが、図5(b)に示すレボルバ5側
を移動させる方式のものは、レボルバ5の上下動によ
り、対物レンズ4の瞳位置と落射投光管6との距離が変
化するため、上述したケーラー照明の効果を期待するこ
とができない。
【0008】そこで、従来、実開平3−55931号公
報に開示されるように、開口絞りをリレーレンズととも
に移動可能にする移動機構を設け、このような移動機構
により開口絞りとリレーレンズを所定距離移動させて平
行光束を伸縮させることで、対物レンズの瞳位置と開口
絞りを光学的共役関係に保つ方法が知られている。
【0009】ところが、このように特殊な移動機構を落
射投光管内部に設けることは、開口絞りの操作部まで含
めると光学的筒形状などを大幅に変更しなければなら
ず、極力シンプルに抑えるべき汎用の落射投光管が大型
で、コスト的に高価になってしまう。
【0010】また、特開平10−73768号公報に
は、対物レンズの瞳位置の変化を補正するため、開口絞
りの位置を切換えたり、別途設けるようにものが開示さ
れているが、このようにしても開口絞りを別体にして移
動させるのに変わりなく、上述したような特殊な移動機
構を必要とする。
【0011】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、対物レンズの瞳位置と開口絞りの関係を常に光学的
共役位置に保つことができ、最適な照明効果を期待でき
るとともに、コスト的にも安価にできる顕微鏡装置を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
光源からの照明光を少なくとも開口絞りを有する光路を
介して反射部材に入射させ、この反射部材で反射した光
束を対物レンズに入射させるケーラー照明の落射照明光
学系を有する顕微鏡装置において、前記反射部材の前記
照明光入射面側に、前記反射部材で反射した光束の結像
位置を調整可能な補助光学素子を配置し、前記補助光学
素子により前記対物レンズの瞳位置と前記開口絞りの光
学的位置関係を調整できるようにしたことを特徴として
いる。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記補助光学素子は、前記反射部材ととも
に反射部材ブロックに収容され、前記反射部材ブロック
を前記落射照明光学系に対して着脱可能にしたことを特
徴としている。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、前記落射照明光学系の光源と開口
絞りの間の光路で、前記開口絞りに近接して拡散板を配
置したことを特徴としている。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記落射照明光学系と前記対物レンズの間
に挿入される中間部材をさらに具備し、前記補助光学素
子は、前記中間部材が挿入された状態における前記対物
レンズの瞳位置と前記開口絞りの光学的共役関係を保つ
ように作用するものであることを特徴としている。
【0016】この結果、本発明によれば、ケーラー照明
の落射照明光学系の対物レンズの瞳位置と開口絞りの光
学的共役関係を保つことができるので、ムラのない照明
と開口絞りを機能させることができる。
【0017】また、本発明によれば、顕微鏡の基幹ユニ
ットを共通に利用できるので、各ユニットを最小限のコ
ストで提供でき、これら各ユニットとともに複数の反射
部材ブロックを用意するだけで、異なる方式の顕微鏡を
構築できるので、経済的に有利にできる。
【0018】さらに、本発明によれば、開口絞りの近傍
に拡散板を配置したことで、照明光学系の変更による軸
外光の収差による照明ムラや光源の投影倍率の僅かな差
を補正し、通常使用時との差を極力目立たなくできる。
【0019】さらにまた、本発明によれば、落射照明光
学系と対物レンズの間の光路に中間部材として、中間ユ
ニットや中間鏡筒を設けることができるので、つまり、
対物レンズからの観察系平行光束部に中間部材を挿入で
きるので、光線の取り出し、別な光学系の付加などのシ
ステム化に適した構成を得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従い説明する。
【0021】(第1の実施の形態)図1および図2は、
本発明が適用される顕微鏡装置の概略構成図で、図1
は、ステージ側を焦準移動させる方式、図2は、対物レ
ンズ側を焦準移動させる方式を示している。
【0022】まず、図1は、ステージ側を焦準移動させ
る方式を適用したもので、図において、31は顕微鏡本
体で、この顕微鏡本体31は、水平方向のベース31a
に直立して胴部31bが設けられ、この胴部31bの上
部には、ベース31aに対して平行な方向に落射投光管
32がボルト30により直接取り付けられている。
【0023】この落射投光管32は、ケーラー照明の落
射照明光学系を構成するもので、点光源からなる光源3
3およびコレクタレンズ34を有するランプハウス35
が設けられ、光源33から出射された照明光の光軸上に
沿ってコレクタレンズ34、リレーレンズ36、開口絞
り37、視野絞り38、リレーレンズ39および反射部
材としてハーフミラー40が配置されている。この場
合、ハーフミラー40は、反射部材ブロックを構成する
キューブ41内に収容されている。このようなキューブ
41は、複数個がキューブユニット42に収容され、選
択的に落射投光管32の光軸上に切換えることができる
ようになっている。
【0024】落射投光管32の先端部には、レボルバ4
4が設けられている。このレボルバ44には、複数の対
物レンズ45が設けられ、レボルバ44の回転操作によ
り、これら対物レンズ45を選択的に光軸上に切換え可
能にしている。
【0025】一方、顕微鏡本体31の胴部31bには、
上下方向に沿ってガイド部46が形成され、このガイド
部46に沿ってステージ受け部47が上下動可能に設け
られている。このステージ受け部47には、サンプル4
8が載置されるステージ49が設けられ、ステージ受け
部47の上下動によりステージ49を対物レンズ45の
光軸方向に移動可能にしている。この場合、ステージ4
9は、顕微鏡本体31の側面に配置された焦準ハンドル
50を回転操作することで胴部31b内部に設けられた
図示しない焦準機構を介して上下動され、サンプル63
を対物レンズ45の焦点位置に合わせるようにしてい
る。
【0026】このような方式の顕微鏡では、光源33か
ら出射された照明光は、コレクタレンズ34でほぼ平行
光束となり、リレーレンズ36により集光され、開口絞
り37で結像される。その後、開口絞り37を通った光
束は、リレーレンズ39を介してハーフミラー40に入
射され、ここで、反射された光束は、対物レンズ45の
瞳位置(対物レンズの後側焦点位置)51で再度結像さ
れ、対物レンズ45を通ってサンプル48に照射され
る。一方、サンプル48からの反射光は、対物レンズ4
5を通り、ハーフミラー40を透過して平行光束として
図示しない結像レンズ、接眼レンズを介して観察され
る。
【0027】このような方式の顕微鏡によれば、ケーラ
ー照明の落射照明光学系を構成する落射投光管32は、
対物レンズ45との間の距離を一定にしているので、上
述したケーラー照明による利点を得られ、また、落射投
光管32と対物レンズ45を最も近い距離で取り付ける
こともできるので、広い視野を照明、観察することがで
きる。
【0028】次に、図2は、図1に示す構成の一部を変
更した対物レンズ側を焦準移動させる方式を採用したも
ので、ここでは、図1と同一部分には、同符号を付して
いる。
【0029】この場合、顕微鏡本体31の胴部31b上
には、所定高さ寸法の嵩上げスペーサ61を介して落射
投光管32がボルト60により取り付けられている。
【0030】また、顕微鏡本体31のベース31a上に
は、ステージ受け部62が図示しないアリなどにより着
脱可能に設けられ、このステージ受け部62に、サンプ
ル63を載置したステージ64が設けられている。
【0031】一方、顕微鏡本体31の胴部31bの上下
方向に沿って形成されるガイド部46には、対物アーム
65が設けられ、ガイド部46に沿って上下動可能にし
ている。また、対物アーム65の先端には、レボルバ4
4が設けられ、対物アーム65の上下動によりレボルバ
44をステージ64に対して光軸方向に移動可能にして
いる。この場合、レボルバ44は、顕微鏡本体31の側
面に配置された焦準ハンドル50を回転操作することで
胴部31b内部に設けられた図示しない焦準機構を介し
て上下動され、サンプル63を対物レンズ45の焦点位
置に合わせるようにしている。
【0032】また、落射投光管32のキューブユニット
42に収容される反射部材ブロックを構成する複数のキ
ューブ41は、それぞれ反射部材のハーフミラー40の
前面に、補助光学素子として凹レンズ66が配置されて
いる。この凹レンズ66は、リレーレンズ39の焦点距
離を延ばし、ハーフミラー40に入射される光束の光線
角度をやや浅くして、ハーフミラー40で反射された光
束を対物レンズ45の瞳位置で結像させるためのもので
ある。つまり、この場合、対物アーム65の厚み寸法お
よび上下動ストロークにより、落射投光管32と対物レ
ンズ45の距離がLだけ伸びた分、凹レンズ66により
リレーレンズ39の焦点距離を延ばすようにしている。
【0033】その他は、図1と同様なので、ここでの説
明は省略する。
【0034】このようなステージ側を焦準移動させる方
式の顕微鏡では、光源33から出射された照明光は、コ
レクタレンズ34でほぼ平行光束となり、リレーレンズ
36により集光され、開口絞り37で結像される。その
後、開口絞り37よりリレーレンズ39を通った光束
は、凹レンズ66を介してハーフミラー40に入射され
る。この場合、凹レンズ66によりリレーレンズ39の
焦点距離が延ばされ、ハーフミラー40で反射された光
束は、対物レンズ45の瞳位置(対物レンズの後側焦点
位置)51で再度結像され、対物レンズ45を通ってサ
ンプル48に照射される。一方、サンプル48からの反
射光は、対物レンズ45を通り、ハーフミラー40を透
過して平行光束として図示しない結像レンズ、接眼レン
ズを介して観察される。
【0035】このような対物レンズ側を焦準移動させる
方式の顕微鏡によれば、ケーラー照明の落射照明光学系
を構成する落射投光管32は、ハーフミラー40の前面
に、補助光学素子として凹レンズ66を配置し、この凹
レンズ66により、リレーレンズ39の焦点距離を延ば
し、ハーフミラー40に入射される光束の光線角度をや
や浅くして、ハーフミラー40で反射した光束を対物レ
ンズ45の瞳位置51で結像させるようにしたので、落
射投光管32と対物レンズ45の距離がLだけ伸びた場
合も、対物レンズ45の瞳位置と開口絞り37の光学的
共役関係を保つことができ、ケーラー照明による全ての
利点を確保することができる。特に、落射照明において
重要な開口絞りの性能を確保できるので、開口絞りの径
を小さくしても、照明光がケラれる(照野が狭くなる)
ことがなく、照明光を視野全体に均一に減少させること
ができる。
【0036】なお、ハーフミラー40の前面に凹レンズ
66を挿入すると、光路が延び、光線角度が浅くなるこ
とから、軸外光が減少し、照野が狭くなって、軸上光線
の結像位置が視野絞り38の位置から移動してしまうこ
とがあるが、ケーラー照明の性能については確保され
る。また、落射照明の場合、視野絞りは、視野周辺での
フレア防止のために最適な径にする必要があるが、その
他は、対物レンズの倍率に関わらず一定の径であるの
で、固定してあるか特に使用しないことが多い。
【0037】従って、このような第1の実施の形態によ
れば、ステージ側を焦準移動させる方式および対物レン
ズ側を焦準移動させる方式のいずれの構成に対しても、
ケーラー照明の落射照明光学系を構成する落射投光管3
2における開口絞り14と対物レンズ4の瞳位置との光
学的共役関係を保つことができるので、ムラのない照明
と開口絞りを機能させることができ、常に最適な照明光
効果を期待することができる。また、これらの方式のい
ずれに対しても、顕微鏡の基幹ユニットである顕微鏡本
体1、落射投光管32レボルバ44などを共通に利用で
きるので、各ユニットを最小限のコストで提供でき、こ
れら各ユニットとともに複数の反射部材ブロックを用意
するだけで、それぞれの方式の顕微鏡を構築できるの
で、経済的に極めて有利にできる。
【0038】なお、上述した図1および図2において、
光源33と開口絞り37との間の光路上で、開口絞り3
7の近傍に拡散板70を配置するようにしてもよい。こ
のような拡散板70は、通常、光源のフィラメント形状
の相違や輝度差によるむらの抑制のために配置される
が、ここでは、照明光学系の変更による軸外光の収差に
よる照明ムラや光源の投影倍率の僅かな差を補正し、通
常使用時との差を極力目立たなくするのに効果的であ
る。
【0039】(第2の実施の形態)図3は、本発明の第
2の実施の形態の要部の概略構成を示すもので、図1と
同一部分には、同符号を付している。
【0040】この場合、ステージ側を焦準移動させる方
式の顕微鏡で、落射照明光学系と対物レンズ45の間の
光路、つまり、落射投光管32とレボルバ44との間に
中間部材として、中間ユニット72を挿入している。こ
の場合、中間ユニット72は、例えば対物レンズ45に
近いほど効果的な輪帯照明、補助照明装置、オートフォ
ーカス、微細な焦準装置(ピエゾ素子を用いた焦点合わ
せユニットなどである。
【0041】また、落射投光管32のキューブユニット
42に収容される複数のキューブ41は、ハーフミラー
40の前面に、補助光学素子として凹レンズ73が配置
されている。この凹レンズ73は、リレーレンズ39の
焦点距離を延ばし、ハーフミラー40に入射される光束
の光線角度をやや浅くして、ハーフミラー40で反射さ
れた光束を対物レンズ45の瞳位置で結像させるための
もので、中間ユニット72の挿入により落射投光管32
と対物レンズ45の距離がL’だけ伸びた分、凹レンズ
73によりリレーレンズ39の焦点距離を延ばすように
している。
【0042】このようにしても、対物レンズ45の瞳位
置51と開口絞り37の光学的共役関係を保つことがで
きるので、ムラのない照明と開口絞りを機能させること
ができ、さらに、顕微鏡本体1、落射投光管32レボル
バ44などを共通に利用でき、しかも、これらユニット
とともに複数の反射部材ブロックを用意するだけで、そ
れぞれの方式の顕微鏡を構築できるので、経済的に極め
て有利にできる。さらに、対物レンズ45からの観察系
平行光束部(無限遠光束)部に中間ユニット72が挿入
できるので、光線の取り出し、別な光学系の付加などの
システム化に適した構成を得ることができる。
【0043】(第3の実施の形態)図4は、本発明の第
3の実施の形態の要部の概略構成を示すもので、図1と
同一部分には、同符号を付している。
【0044】この場合、顕微鏡本体31の胴部31bの
上部には、ベース31aに対して平行な方向に対物アー
ム31cが一体に形成され、この対物アーム31cの上
方に中間鏡筒81を介して落射投光管32が設けられる
とともに、対物アーム31cの下方にレボルバ44が設
けられている。つまり、この場合も、落射照明光学系と
対物レンズ45の間の光路に中間部材として、中間鏡筒
81を設けるようにしている。
【0045】また、落射投光管32のキューブユニット
42に収容されるキューブ41は、ハーフミラー40の
前面に、補助光学素子として凹レンズ82が配置されて
いる。この凹レンズ82は、リレーレンズ39の焦点距
離を延ばし、ハーフミラー40に入射される光束の光線
角度をやや浅くして、ハーフミラー40で反射された光
束を対物レンズ45の瞳位置で結像させるためのもの
で、中間鏡筒81の挿入により落射投光管32と対物レ
ンズ45の距離がL’’だけ伸びた分、凹レンズ82に
よりリレーレンズ39の焦点距離を延ばすようにしてい
る。
【0046】このようにしても、第2の実施の形態と同
様な効果を期待できる。
【0047】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、対物
レンズの瞳位置と開口絞りの関係を常に光学的共役位置
に保つことができ、最適な照明効果を期待できるととも
に、コスト的にも安価にできる顕微鏡装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のステージ側を焦準
移動させる方式の顕微鏡の概略構成を示す図。
【図2】第1の実施の形態のレボルバ側を移動させる方
式の顕微鏡の概略構成を示す図。
【図3】本発明の第2の実施の形態の要部の概略構成を
示す図。
【図4】本発明の第3の実施の形態の要部の概略構成を
示す図。
【図5】従来の顕微鏡の概略構成を示す図。
【図6】ケーラー照明を説明する落射照明光学系を示す
図。
【符号の説明】
30…ボルト 31…顕微鏡本体 31a…ベース 31b…胴部 31c…対物アーム 32…落射投光管 33…光源 34…コレクタレンズ 35…ランプハウス 36…リレーレンズ 37…開口絞り 38…視野絞り 39…リレーレンズ 40…ハーフミラー 41…キューブ 42…キューブユニット 44…レボルバ 45…対物レンズ 46…ガイド部 47…ステージ受け部 48…サンプル 49…ステージ 50…焦準ハンドル 51…瞳位置 60…ボルト 61…スペーサ 63…サンプル 64…ステージ 65…対物アーム 66…凹レンズ 70…拡散板 72…中間ユニット 73…凹レンズ 81…中間鏡筒 82…凹レンズ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの照明光を少なくとも開口絞り
    を有する光路を介して反射部材に入射させ、この反射部
    材で反射した光束を対物レンズに入射させるケーラー照
    明の落射照明光学系を有する顕微鏡装置において、 前記反射部材の前記照明光入射面側に、前記反射部材で
    反射した光束の結像位置を調整可能な補助光学素子を配
    置し、 前記補助光学素子により前記対物レンズの瞳位置と前記
    開口絞りの光学的位置関係を調整できるようにしたこと
    を特徴とする顕微鏡装置。
  2. 【請求項2】 前記補助光学素子は、前記反射部材とと
    もに反射部材ブロックに収容され、前記反射部材ブロッ
    クを前記落射照明光学系に対して着脱可能にしたことを
    特徴とする請求項1記載の顕微鏡装置。
  3. 【請求項3】 前記落射照明光学系の光源と開口絞りの
    間の光路で、前記開口絞りに近接して拡散板を配置した
    ことを特徴とする請求項1または2記載の顕微鏡装置。
  4. 【請求項4】 前記落射照明光学系と前記対物レンズの
    間に挿入される中間部材をさらに具備し、 前記補助光学素子は、前記中間部材が挿入された状態に
    おける前記対物レンズの瞳位置と前記開口絞りの光学的
    共役関係を保つように作用するものであることを特徴と
    する請求項1記載の顕微鏡装置。
JP2001081120A 2001-03-21 2001-03-21 顕微鏡装置 Expired - Fee Related JP4792163B2 (ja)

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