JPH08122643A - テレセントリック照明光学装置 - Google Patents

テレセントリック照明光学装置

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JPH08122643A
JPH08122643A JP6263568A JP26356894A JPH08122643A JP H08122643 A JPH08122643 A JP H08122643A JP 6263568 A JP6263568 A JP 6263568A JP 26356894 A JP26356894 A JP 26356894A JP H08122643 A JPH08122643 A JP H08122643A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】最小形状の光学部品の使用を可能として装置全
体の小型化に大きく寄与し得るテレセントリックな照明
光学装置の提供にある。 【構成】光源と、該光源からの光束を集光して光源像を
形成する集光光学系と、該光源像からの光束をコリメー
トして被照明面を照明するコリメート光学系とを有する
テレセントリックな照明光学装置において、前記コリメ
ート光学系は、前記光源側から順に、正の屈折力を持つ
第1コリメートレンズと、正の屈折力を持つ第2コリメ
ートレンズとを有する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、投影検査機,工場顕微
鏡などの光学測定機用の照明光学装置に関するものであ
り、特に、透過型のテレセントリック照明光学装置に好
適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の投影検査機の照明光学装置では、
被検物体(被照明物体)に関する測定時において生ずる
合焦誤差の影響を極力小さくするために、被検物体をテ
レセントリック透過照明していた。そして、投影検査機
の載物台上に載置されている被検物体を投影光学系によ
ってスクリーン上に拡大投影する際のピント合わせ(合
焦)は、載物台を上下することにより被検物体にピント
を合わせる方式が知られている。
【0003】投影検査機では厚みのある被検物体を測定
することがあり、載物台を上下することにより被検物に
ピントを合わせる方式の投影検査機では、透過型照明光
学装置のレンズから被検物までの距離を大きくする必要
がある。しかしながら、測定する頻度の高い被検物体は
比較的薄いものが多いため、透過照明の最適位置は透過
照明光学装置内の最も被検物体側のコリメートレンズ
(コンデンサーレンズ)から離れた所に設定されてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、被検物体を
スクリーン上に拡大投影する投影光学系を保持する投影
ヘッドを上下動することによりピント合わせを行なう方
式の投影検査機では、投影ヘッドの移動空間を確保しな
がら、投影検査機全体をコンパクトにするためには、透
過照明の最適位置は、透過照明装置内の最も被検物体側
のコリメートレンズから近い側に設定する必要がある。
このため、載物台を上下する合焦方式の投影検査機の透
過型照明光学装置をそのまま使用すると、被検物体(被
照明物体面)から光源までの距離が大きくなり、照明光
学装置自体の大型化を招く問題がある。
【0005】また、投影検査機下面から載物台までの高
さを低く抑えるためにテレセントリック透過型照明装置
の光路をコリメートレンズと被検物体との間で折り曲げ
ようとすると図7のように大きなミラーが必要となり、
このミラーがむき出しになって傷、ほこり等がつかない
ようにカバーガラスを取り付ける必要がある。また、透
過照明装置内の最も被検物体側のコリメートレンズから
被検物体までの距離を小さくしてコンパクト化を図るた
めに、コリメートレンズのパワー(屈折力)を大きくす
ることが考えられるが、この場合、コリメートレンズの
曲率半径が小さくなる事に伴いコリメートレンズの中心
厚が増し、結果的にコンパクト化が難しくなる。
【0006】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、最小形状の光学部品の使用を可能として装置全
体の小型化に大きく寄与し得るテレセントリック照明光
学装置の提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、光源と、該光源からの光束を集光して
光源像を形成する集光光学系と、該光源像からの光束を
集光して被照明面を照明するコリメート光学系とを有す
るテレセントリック照明光学装置において、前記コリメ
ート光学系は、前記光源側から順に、正の屈折力を持つ
第1コリメートレンズと、正の屈折力を持つ第2コリメ
ートレンズとを有する構成としたものである。
【0008】以上の構成に基づいて、前記第1コリメー
トレンズと前記第2コリメートレンズとの間の光路中に
光路を反射偏向させる反射型偏向部材を設けたることが
望ましい。また、前記集光光学系は、前記光源側から順
に、固定された第1集光レンズと、前記集光レンズの光
軸方向に沿って移動可能な第2及び第3集光レンズとを
有し、該第2及び第3集光レンズが前記集光レンズの光
軸方向に移動することにより、前記被照明面の照明領域
の大きさを変化させることが好ましく、さらに、前記第
1コリメートレンズの焦点距離をf21とし、前記第2コ
リメートレンズの焦点距離をf22とするとき、以下の条
件を満足することがより好ましい。
【0009】f21<f22 さらに、前記第1コリメートレンズの焦点距離をf21と
し、前記第2コリメートレンズの焦点距離をf22とする
とき、以下の条件を満足することより望ましい。 1.5<f22/f21<3
【0010】
【作用】図6は、本発明によるテレセントリック照明光
学装置の原理を示す図である。図6に示す如く、光源1
からの光束は、集光光学系10により集光され、この集
光位置には光源像Iが形成される。そして、この光源像
Iからの光束は、正の屈折力を持つ第1コリメートレン
ズ21と同じく正の屈折力を持つ第2コリメートレンズ
22とを有するコリメータ光学系20によってコリメート
光(平行光束)に変換され、このコリメート光が不図示
の載物台に載置されている被照明物体面30をテレセン
トリック照明する。
【0011】本発明では、まず、照明光学装置の最も被
検物体側のコリメートレンズ22から照明物体面30ま
での距離を短くするために、コリメータ光学系20のパ
ワーを強く(合成焦点距離を短く)している。そして、
本発明では、この強いパワーを持つコリメータ光学系2
0のパワーを各コリメートレンズ(21,22)に分担
させるという手法により、コリメータ光学系20の合成
焦点距離(コリメータ光学系20の後側主点位置から被
検物体面30までの距離)を決定するコリメータ光学系
20の後側主点の位置を光源側へ移動させることができ
る。この結果、コリメータ光学系20全体の合成焦点距
離を比較的小さくしながら、コリメータ光学系20の最
も被検物体側のレンズ面と被照明物体面30との間の距
離を大幅に短くすることができる。しかも、コリメータ
光学系20のパワーを各コリメートレンズ(21,2
2)に分担させているため、各コリメートレンズ(2
1,22)のパワーはコリメータ光学系20の合成パワ
ーよりも小さくなり、各コリメートレンズ(21,2
2)は、曲率半径が大きく中心厚の薄い製造容易な小型
のレンズで構成することが可能となり、コリメータ光学
系20の全長を短くすることができる。
【0012】従って、コリメータ光学系20のパワーを
各コリメートレンズ(21,22)に分担させると、照
明光学装置の大幅なる小型化が実現できる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の実施例によるズーム方式のテ
レセントリック透過照明型の光学装置の基本構成図を示
している。そして、図2は本実施例の高倍率状態の基本
構成図を示しており、図3は本実施例の低倍率状態の基
本構成図を示している。この装置は、図1〜図3に示す
如く、光源側から順に、光源1からの光束を集光して光
源像Iを形成する集光光学系10と、この光源像Iから
の光束をコリメート光束(平行光束)に変換して不図示
の載物台に載置されている被検物体の照明面30をテレ
セントリック照明するコリメート光学系20とで構成さ
れている。
【0014】そして、集光光学系10は、光源側から順
に、正の屈折力を持つ第1集光レンズとしての両凸レン
ズ11と、光軸に沿って移動可能な正の屈折力を持つ第
2集光レンズとしての光源側に凸面を向けた正メニスカ
スレンズ12と、光軸に沿って移動可能な負の屈折力を
持つ第3集光レンズとしての両凹レンズ13とから構成
され、コリメート光学系20は、光源側から順に、正の
屈折力を持つ第1コリメートレンズとしての被検物体側
に凸面を向けた正メニスカスレンズ21と、正の屈折力
を持つ第3コリメートレンズ22としての被検物体側に
より強い曲率の面を向けた正レンズとから構成されてい
る。
【0015】高倍率状態のテレセントリック照明から低
倍率状態のテレセントリック照明へのへの変倍に際し
て、図2及び図3に示される如く、第2集光レンズ12
は、光源1に近づくように非直線状(曲線状)に移動
し、第3集光レンズ13は、照明物体面30に近づくよ
うに非直線状(曲線状)に移動する。ここで、図1〜図
3に示した本実施例の各レンズを薄肉系とし時のパワー
配置の数値例をそれぞれ第1実施例として表1、第2実
施例として表2に示す。但し、第1集光レンズ11、第
2集光レンズ12、第3集光レンズ13、第1コリメー
トレンズ21、第2コリメートレンズ22の焦点距離を
それぞれf11、f12、f13、f21、f22とし、第1コリ
メートレンズ21と第2コリメートレンズ22との合成
焦点距離をf20、光源1から第1集光レンズ11の主点
までの軸上間隔をd0 、第1集光レンズ11の主点から
第2集光レンズ12の主点までの軸上間隔をd1 、第2
集光レンズ12の主点から第3集光レンズ13の主点ま
での軸上間隔をd2 、第3集光レンズ13の主点から第
1コリメートレンズ21の主点までの軸上間隔をd3 、
第1コリメートレンズ21の主点から第2コリメートレ
ンズ22の主点までの軸上間隔をd4 、第2コリメート
レンズ22の主点から被照明物体面30までの軸上間隔
をWD、第2コリメートレンズ22の主点からミラー4
0までの軸上距離をdM 、被照明物体面30の照明領域
の直径をφ、光源1から被照明物体面30までの軸上距
離をΣdとする。
【0016】 一方、図4は、図1に示したズーム方式のテレセントリ
ック透過照明型の光学装置のコリメート光学系20を1
群構成とした場合の比較例の基本構成図を示している。
そして、以下には、この比較例の各レンズを薄肉系とし
た時のパワー配置を上記の第1及び第2実施例と等しく
した場合での数値例を表2に示す。ここで、第1集光レ
ンズ11、第2集光レンズ12、第3集光レンズ13、
第1コリメートレンズ20の焦点距離をそれぞれf11、
f12、f13、f20とし、光源1から第1集光レンズ11
の主点までの軸上間隔をd0 、第1集光レンズ11の主
点から第2集光レンズ12の主点までの軸上間隔をd1
、第2集光レンズ12の主点から第3集光レンズ13
の主点までの軸上間隔をd2 、第3集光レンズ13の主
点からコリメートレンズ20の主点までの軸上間隔をd
3'、コリメートレンズ20の主点から被照明物体面30
までの軸上間隔をWD' 、コリメートレンズ20の主点
からミラー40までの軸上距離をdM'、被検物体面30
の照明領域の直径をφとする。但し、この比較例の低倍
率状態での第3集光レンズ13の主点とコリメートレン
ズ20の主点との間隔d3'は、第3集光レンズ13とコ
リメートレンズ20との間のミラー40の配置空間を確
保するために82.7とした時の数値例を示している。
【0017】 図1に示した第1及び第2実施例のコリメータレンズ群
20の合成焦点距離と図4に示した比較例のコリメータ
レンズ20の焦点距離は、表1〜表3に示す如く、とも
にf=87である。
【0018】まず、図4の比較例における最も低倍のポ
ジションでは可動レンズである第3集光レンズ13がコ
リメータレンズ20にかなり近づき、特に、コリメータ
レンズ20の焦点距離を小さくした場合はさらに第3集
光レンズ13とコリメータレンズ20が接近する傾向に
ある。従って、第3集光レンズ13とコリメータレンズ
20との間の光路中にミラーが斜設されていると、可動
レンズ13が移動できる範囲は大幅に制限されるため、コ
リメータレンズ20の焦点距離を小さくするにも限界が
ある。なお、この事を換言すれば、可動レンズ13が移動
できる範囲を制限しないと、コリメータレンズ20の焦
点距離を大きくなり、装置全体が大きくなる。
【0019】以上の事を具体的に説明すると、表3に示
した比較例では、表1及び表2に示した各実施例と同じ
パワー配分として、コリメータレンズ20の焦点距離も
各実施例と同じにしているが、表3に示した比較例の変
倍比は、2.5であり、変倍比が10である各実施例と
は、変倍範囲が大きく制約されていることが明らかであ
る。従って、比較例のコリメータレンズ20の焦点距離
を87として短くする事は、変倍範囲を確保するという
点から無理がある。しかも、光源1から被検物体面30
までの距離に関しては、比較例では各実施例よりも4
9.4〜61.1も長くなっており、またミラー40か
ら被照明物体面30までの軸上距離(ミラー40から被
照明物体面30までの高さ方向での距離)に関しては、
100も長くなっており、装置全体が大きくなっている
ことが理解される。
【0020】これに対し、各実施例では、コリメータ光
学系20の屈折力をミラー40の前後に配置された2つ
のコリメートレンズ(21、22)に分担させているた
め、図1に示す如く、コリメータ光学系20の前側主点
位置H1 は第2コリメータレンズ22よりも光源側に位
置し、変倍範囲を確保するために可動レンズとしての第
3集光レンズ13をコリメータ光学系20にかなり近づ
けられ、しかも、コリメータ光学系20の後側主点位置
H2 を第2コリメートレンズ22よりも光源側に位置さ
せることができる。従って、各実施例では、コリメータ
光学系20の合成焦点距離を小さくしかも大きな変倍範
囲を確保しつつ、コリメータ光学系20内の最も被検面
側のレンズ面から物体面30までの距離を格段に短くで
きることが理解できる。
【0021】しかも、本発明による各実施例では、コリ
メータ光学系20の屈折力を2つのコリメートレンズ
(21、22)に分担させていることから、比較例と比
べて、コリメータ光学系20を構成する各レンズの焦点
距離f21,f22を、コリメータ光学系20の合成焦点距
離f20よりも大きくできるため、レンズ厚が薄く曲率半
径が大きい製造容易な形状としながら、コリメータ光学
系20の全長を短くできる。
【0022】以上の事から、本発明の各実施例では、大
きな変倍範囲を確保しつつ装置の小型化に極めて有利
で、しかも製造上が容易な照明光学装置が実現できてい
ることが明らかである。ここで、コリメータ光学系20
を構成する第1コリメートレンズ21と第2コリメート
レンズの焦点距離をそれぞれf21,f22とするとき、レ
ンズ中心厚が薄く曲率半径が大きい製造容易な形状の各
コリメートレンズ(21、22)を実現し、しかも第2
コリメータレンズ22の最も被照明物体側のレンズ面か
ら被照明物体面までの距離が短く、コンパクトな装置を
図るためには、以下の条件(1)の関係を満足すること
が望ましい。 (1) f21<f22 この関係を満足しないと、第1コリメータレンズ21は
レンズ中心厚が厚く曲率半径が小さいレンズとなるのみ
ならず、図1に示す如く、コリメータ光学系20の主点
(後側主点)が被照明物体側へ移動し、第2コリメータ
レンズ22の最も被照明物体側のレンズ面から被照明物
体面までの距離が長くなるという問題がある。
【0023】さらに、コリメータ光学系20の主点を最
適位置に位置させ、広い変倍域を確保するためには、以
下の条件(2)の関係を満足することがより望ましい。 (2) 1.5<f22/f21<3 この条件(2)の下限を越えると、第1コリメータレン
ズ21はレンズ中心厚が厚く曲率半径が比較的小さいレ
ンズとなり、コリメータ光学系20の主点(後側主点)
が被照明物体側へ移動する傾向となり、この結果、第2
コリメータレンズ22の最も被照明物体側のレンズ面か
ら被照明物体面までの距離が長くなる恐れがある。逆
に、この条件(2)の上限を越えると、第2コリメータ
レンズ22はレンズ中心厚が厚く曲率半径が小さいレン
ズとなり、コリメータ光学系20の合成屈折力を強くす
ることが難しくなる。
【0024】以上の事から、比較例では、表3に示す如
く、光源1から最適照明位置(被照明面30)までの距
離(光学系の全長)はそれぞれ501.6であり、ミラ
ー40から被照明物体面30までの軸上距離(ミラー4
0から被検物体面30までの高さ方向での距離)は26
0である。これに対し、本発明の第1及び第2実施例で
は、表1及び表2に示す如く、光源1から最適照明位置
(被照明面30)までの距離(光学系の全長)はそれぞ
れ440.6、452.2であり、ミラー40から被照
明物体面30までの軸上距離(ミラー40から被検物体
面30までの高さ方向での距離)は共に160.0であ
り、比較例よりも照明光学装置全体が格段に小型になっ
ていることが理解される。
【0025】なお、以上の各実施例では第1コリメート
レンズ21と第2コリメートレンズ22との間の光路中
に光路を反射偏向させるためのミラー40を配置してい
るが、このミラー40の代わりに直角プリズム等の偏向
プリズムを用いても良い。図5は、本発明による上述如
き、照明光学装置を投影系が対物光学系(投影レンズ)
の光軸方向で移動可能な投影検査機に応用した例を示す
概略断面図である。この投影検査機では、投影光学系P
Lと第1及び第2のミラーM1 、M2 、さらにはスクリ
ーンSが投影ヘッド部PHとして一体に構成され、被検
物体Oの厚さに応じて、本体に沿って上下動が可能であ
る。本体の下部には透過照明系が内蔵され、載物台ST
が固設されている。本体の下部に内蔵された透過照明系
は、光源1、第1集光レンズ11、移動可能な第2及び
第3集光レンズ(12、13)、第1コリメートレンズ
21、ミラー40、第2コリメートレンズ22を有して
おり、被検物体Oの被照明面30をテレセントリック透
過照明する。なお、本体8の中間部に内蔵された落射照
明系は、第2光源100、集光レンズ101を有してお
り、この光源100からの光束は、集光レンズ101及
び投影光学系PLを介して被検物体Oの被照明面30を
テレセントリック落射照明する。
【0026】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、投影検査
機・工場顕微鏡などの光学測定機において被照明物体に
対しテレセントリック透過照明を実現しながら、照明装
置全体の大幅なる小型化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例の基本構成図である。
【図2】図1に示した実施例の高倍率状態での基本構成
図である。
【図3】図1に示した実施例の低倍率状態での基本構成
図である。
【図4】比較例の基本構成図である。
【図5】本発明による照明光学装置を投影検査機に応用
した時の概略断面図である。
【図6】本発明の原理を示す図である。
【図7】従来の照明光学装置の概略構成を示す図であ
る。
【主要部分の符号の説明】
1・・・光源 10・・・集光光学系 11・・・第1集光レンズ 12・・・第2集光レンズ 13・・・第3集光レンズ 20・・・コリメータ光学系 21・・・第1コリメータレンズ 22・・・第2コリメータレンズ 30・・・被照明物体面 40・・・ミラー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源と、該光源からの光束を集光して光源
    像を形成する集光光学系と、該光源像からの光束をコリ
    メートして被照明面を照明するコリメート光学系とを有
    するテレセントリック照明光学装置において、 前記コリメート光学系は、前記光源側から順に、正の屈
    折力を持つ第1コリメートレンズと、正の屈折力を持つ
    第2コリメートレンズとを有することを特徴とするテレ
    セントリック照明光学装置。
  2. 【請求項2】前記第1コリメートレンズと前記第2コリ
    メートレンズとの間の光路中に光路を反射偏向させる反
    射型偏向部材を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    テレセントリック照明光学装置。
  3. 【請求項3】前記集光光学系は、前記光源側から順に、
    固定された第1集光レンズと、前記集光レンズの光軸方
    向に沿って移動可能な第2及び第3集光レンズとを有
    し、該第2及び第3集光レンズが前記集光レンズの光軸
    方向に移動することにより、前記被照明面の照明領域の
    大きさを変化させることを特徴とする請求項1または請
    求項2記載のテレセントリック照明光学装置。
  4. 【請求項4】前記第1コリメートレンズの焦点距離をf
    21とし、前記第2コリメートレンズの焦点距離をf22と
    するとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求
    項3記載のテレセントリック照明光学装置。 f21<f22
  5. 【請求項5】前記第1コリメートレンズの焦点距離をf
    21とし、前記第2コリメートレンズの焦点距離をf22と
    するとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求
    項3記載のテレセントリック照明光学装置。 1.5<f22/f21<3
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