JP2002276487A - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents

内燃機関の吸気装置

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JP2002276487A JP2001077467A JP2001077467A JP2002276487A JP 2002276487 A JP2002276487 A JP 2002276487A JP 2001077467 A JP2001077467 A JP 2001077467A JP 2001077467 A JP2001077467 A JP 2001077467A JP 2002276487 A JP2002276487 A JP 2002276487A
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信一 竹村
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俊一 青山
Takanobu Sugiyama
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸気装置のコンパクト化及びコレクタ40の
支持剛性の向上等を図る。 【解決手段】 複数の吸気ポート34が開口するシリン
ダヘッド30の側壁32に取付ブラケット36を固定す
る。この取付ブラケット36に、吸気コレクタ40を直
接的に固定する。このコレクタ40内に、各気筒の吸気
ポート34にそれぞれ連通する複数の吸気ブランチ40
を突出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に用いら
れる内燃機関の吸気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な内燃機関の吸気装置で
は、図10に示すように、各気筒の吸気ポート100が
開口するシリンダヘッド101の側壁102に、複数の
吸気ポート100にそれぞれ連通する複数の吸気ブラン
チ(又は吸気マニホールドの一部)103の一端が取り
付けられており、この吸気ブランチ103の他端にコレ
クタ104が取り付けられている(特開平11−937
86号公報参照)。なお、図10において、105はエ
アクリーナ,106はスロットル弁である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、コレクタ1
04が吸気ブランチ103の分だけシリンダヘッド10
1の側壁102から離間することとなり、コレクタ10
4の支持剛性を確保することが難しく、また、吸気装置
の大型化や機関搭載性の低下を免れない。
【0004】そこで、吸気ブランチ103を短くしてコ
レクタ104をシリンダヘッド101の側壁102に近
接させることも考えられる。しかしながら、スロットル
弁105により吸入空気量を調整する一般的なガソリン
式内燃機関では、吸気ブランチ103の長さは吸気の動
的効果と大きく関連しており、吸気ブランチ103を容
易に短縮化できないというのが実状である。
【0005】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たものであり、簡素な構造で支持剛性及び搭載性に優れ
た新規な内燃機関の吸気装置を提供することを一つの目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る内
燃機関の吸気装置では、複数の吸気ポートが開口するシ
リンダヘッドの側壁又はこの側壁に取り付けられる取付
部材に、一つのコレクタを直接的に取り付け、このコレ
クタ内に、上記複数の吸気ポートにそれぞれ連通する複
数の吸気ブランチを突出させている。
【0007】このように、コレクタがシリンダヘッドの
側壁又はその取付部材に直接的に取り付けられているた
め、例えば吸気ブランチの突出端部にコレクタを取り付
ける場合に比して、コレクタの支持剛性が向上するとと
もに、コレクタへ作用する振動入力も低減される。ま
た、コレクタがシリンダヘッドの側壁に近接配置される
とともに、吸気ブランチが実質的にコレクタ内に内臓さ
れることとなり、吸気装置がコンパクト化されるととも
に、機関搭載性が向上する。
【0008】このような請求項1の発明は、典型的に
は、吸気ブランチを短縮化するとともに、コレクタを大
容量化することにより実現可能となる。そして、このよ
うな吸気ブランチの短縮化及びコレクタの大容量化は、
例えば請求項8に係る発明のように、吸気弁のバルブリ
フト特性を変更可能な可変動弁装置と、この可変動弁装
置を制御して吸入空気量を調整する制御手段と、を有す
る構成により実現可能である。つまり、従来は主として
スロットル弁により行っていた吸入空気量の調整を、吸
気弁のバルブリフト特性(開閉時期やバルブリフト量)
を可変制御することにより行うシステムとすることによ
り、吸気ブランチの短縮化とコレクタの大容量化とを達
成できる。
【0009】この点について更に考察すると、コレクタ
の容量が小さくなると全開出力が低下するため、出力性
能の面ではコレクタ容量を大きくしたい。しかしなが
ら、主にスロットル弁により吸入空気量の調整を行う従
来構成では、コレクタ容量の増加に伴って吸気応答性が
低下してしまう。例えば加速したいときにスロットル弁
を開いても、スロットル弁の下流側に配置されるコレク
タの容積が大きいと、吸気弁付近の圧力(吸気流量)が
上昇するまでにかかる時間が長くなり、ひいては機関ト
ルクが上昇するまでの時間も長くなってしまう。減速時
も同様であり、コレクタ容量の増加に伴って、スロット
ル弁を閉じてからコレクタ内の圧力が低下するまでの時
間が長くなり、例えば機関トルクが低下してエンジンブ
レーキが効くまでの時間が長くなってしまう。
【0010】これに対し、コレクタよりも燃焼室に近い
吸気弁のバルブリフト特性を変更することにより吸入空
気量を調整する場合、コレクタ容量を大きくしても上述
したような吸気応答性の低下を招くことはない。つま
り、吸気応答性の低下を懸念することなく、コレクタ容
量を十分に大きくできる。
【0011】また、吸気ブランチの実質的な長さは、吸
気の動的効果と大きく関連しているため、スロットル弁
を用いた従来構成では、あまり短くできないのが現状で
ある。これに対し、吸気弁のバルブリフト特性を変更す
ることにより吸入空気量を調整する構成では、吸気ブラ
ンチを十分に短縮化しつつ、所望の吸気特性を確保する
ことができる。例えば低回転域では、吸気弁の閉時期を
下死点へ向けて遅角させることにより、充填効率を向上
してトルク向上を図ることができる。中回転域では、吸
気ブランチの短縮化による充填効率の低下を、吸気弁の
閉時期を調整することや、吸気ブランチの短縮化に伴う
静的通路抵抗の低減効果や、バルブオーバーラップによ
る掃気効果等により補うことができる。高回転域では、
吸気ブランチの短縮化に伴う慣性過給効果によりトルク
向上が可能となる。
【0012】上記可変動弁装置は、典型的には請求項9
に係る発明のように、吸気弁の作動角及びバルブリフト
量を変更可能な作動角変更機構と、クランクシャフトに
対する吸気弁の作動角の位相を変更可能な位相変更機構
と、の少なくとも一方を有している。
【0013】好ましくは請求項2に係る発明のように、
上記コレクタは、上記シリンダヘッドの側壁に略沿う上
下方向寸法が、上記シリンダヘッドの側壁と略直交する
幅方向寸法に比して長く設定されている。
【0014】この場合、コレクタがシリンダヘッドの側
壁に沿って長尺な形状となり、この側壁に略直交する機
関幅方向へのコレクタの張出量が抑制されるため、更な
るコンパクト化及び機関搭載性の向上を図ることができ
る。
【0015】請求項3に係る発明では、上記コレクタへ
の吸気取入口が、気筒列方向で上記複数の吸気ブランチ
の略中央に配置されている。この場合、各気筒の吸気弁
の開口部から吸気ブランチのブランチ開口部までの実質
的な距離を吸気通路全長とすると、複数の気筒間での吸
気通路全長のばらつきが抑制され、音振性能が向上す
る。
【0016】請求項4に係る発明では、上記コレクタ内
にエアクリーナが内蔵されている。この場合、エアクリ
ーナをコレクタと別の位置に配置する必要がなく、更な
るコンパクト化を図ることができる。
【0017】請求項5に係る発明では、上記エアクリー
ナが、上記吸気ブランチの突出方向から外れた位置に配
置されている。この場合、バルブオーバーラップ時等に
仮に燃焼室内の燃焼ガスが吸気ポート内を逆流して吸気
ブランチからコレクタ内へ吐出される場合にも、この燃
焼ガスの直進方向つまり吸気ブランチの突出方向にエア
クリーナが配置されていないため、この燃焼ガスによる
エアクリーナの損傷や劣化を未然に回避することができ
る。
【0018】請求項6に係る発明では、上記コレクタ
が、上記エアクリーナを挟んで着脱可能に固定されるコ
レクタ上部分割体及びコレクタ下部分割体を有し、上記
エアクリーナが、上記コレクタ内に開口する上記吸気ブ
ランチのブランチ開口部よりも上方に配置されている。
この場合、コレクタ上部分割体をコレクタ下部分割体か
ら取り外すことで、エアクリーナを容易に交換すること
ができ、保守・整備時などでの作業性に優れている。
【0019】請求項7に係る発明では、上記コレクタの
下面が、このコレクタへの吸気取入口へ向かって下方へ
傾斜している。この場合、コレクタ内に侵入する水等が
コレクタの下面を伝ってコレクタの吸気取入口から外部
へ速やかに排出されることとなり、コレクタの排水性が
向上する。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、コレク
タがシリンダヘッドの側壁又はその取付部材に直接的に
取り付けられているため、例えば吸気ブランチの突出端
部にコレクタを取り付ける場合に比して、コレクタの支
持剛性が向上するとともに、コレクタへ作用する振動入
力も低減される。また、コレクタがシリンダヘッドの側
壁に近接配置されるとともに、吸気ブランチが実質的に
コレクタ内に内臓されることとなり、吸気装置がコンパ
クト化されるとともに、機関搭載性が向上する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を4気筒ガソリン式
内燃機関に適用した実施の形態について、図面を参照し
て詳細に説明する。先ず図9を参照して、全実施形態に
共通する構成として、吸気弁1のバルブリフト特性(バ
ルブタイミング及びバルブリフト量)を変更可能な可変
動弁装置について説明する。この可変動弁装置は、吸気
弁1の作動角及びバルブリフト量を変更可能な作動角変
更機構10と、クランクシャフト(図示省略)に対する
吸気弁の作動角の位相(例えば中心位相)を変更可能な
位相変更機構20と、により構成されている。
【0022】作動角変更機構10は、互いに平行に気筒
列方向へ延びる駆動軸11及び制御軸12を有してい
る。駆動軸11は、クランクシャフトから伝達される回
転動力により軸周りに回転する。この駆動軸11には、
吸気弁1のバルブリフタ2に接触可能な揺動カム13が
回転自在に外嵌されているとともに、各気筒毎に偏心カ
ム14が固定又は一体形成されている。この偏心カム1
4の外周面の軸心は駆動軸11の軸心に対して偏心して
おり、この偏心カム14の外周面にリング状の第1リン
ク15が回転自在に外嵌している。
【0023】制御軸12には、各気筒毎に制御カム16
が固定又は一体形成されている。この制御カム16の外
周面の軸心は制御軸12の軸心に対して偏心しており、
この制御カム16の外周面に、ロッカーアーム17の中
央部が回転自在に外嵌している。このロッカーアーム1
7の一端部は第1リンク15の先端部と回転自在に連結
されており、ロッカーアーム17の他端はロッド状の第
2リンク18の一端部と回転自在に連結されている。こ
の第2リンク18の他端は揺動カム13の先端部と回転
自在に連結されている。
【0024】従って、クランクシャフトの回転に連動し
て駆動軸11が軸周りに回転すると、偏心カム14に外
嵌する第1リンク15がほぼ並進方向に作動し、この第
1リンク15の並進運動がロッカーアーム17の揺動運
動に変換されて、第2リンク18を介して揺動カム13
が揺動する。この揺動する揺動カム13が吸気弁1のバ
ルブリフタ2に当接してこれを押圧することにより、吸
気弁1が図外のバルブスプリングの反力に抗して開閉駆
動される。
【0025】また、アクチュエータ19により制御軸1
2を回転駆動すると、ロッカーアーム17の揺動中心と
なる制御カム16の中心位置が変化して、このロッカー
アーム17及びリンク15,18の姿勢が変化し、揺動
カム13の揺動特性が変化する。これにより、吸気弁1
の作動角及びバルブリフト量の双方が連続的に変更され
る。
【0026】このような構成の作動角変更機構10は、
吸気弁1を開閉駆動する揺動カム13が駆動軸11に同
軸上に取り付けられているため、揺動カム13と駆動軸
11との軸ズレ等を生じるおそれがなく、制御精度に優
れていると共に、ロッカーアーム17や各リンク15,
18を駆動軸11の周囲に集約させて、コンパクト化を
図ることができ、機関搭載性に優れている。また、偏心
カム14と第1リンク15との軸受部分や、制御カム1
6とロッカーアーム17との軸受部分のように、部材間
の連結部分の多くが面接触となっているため、潤滑が行
いやすく、耐久性,信頼性にも優れている。更に、この
作動角変更機構10を、固定カム及びカムシャフトを備
えた一般的な固定動弁系に適用する場合にも、これら固
定カム及びカムシャフトの位置に揺動カム13及び駆動
軸11を配置すれば良く、レイアウトの変更が非常に少
なくて済むため、その適用が極めて容易である。
【0027】位相変更機構20は、クランクシャフトに
対する駆動軸11(固定動弁系の場合にはカムシャフ
ト)の位相を変化させることにより、吸気弁のリフト作
動角の中心位相を連続的に変更するもので、ベーンを用
いたタイプ、ヘリカルスプラインを用いたタイプ等が公
知であり、詳細な説明は省略する。
【0028】制御手段としてのECU(エンジンコント
ロールユニット)4は、各種センサ等により検出される
機関運転状態に基づいて、燃料噴射制御等の一般的なエ
ンジン制御を行う他、作動角変更機構10のアクチュエ
ータ19及び位相変更機構20(のアクチュエータ)の
作動を制御して、吸気弁のバルブリフト特性を変更制御
する。そして、このような吸気弁のバルブリフト特性の
変更制御により、吸入空気量の調整を行うことができ
る。例えば、吸気弁の閉時期を下死点よりも進角させる
ことにより吸入空気量を小さくでき、また吸気弁の作動
角及びバルブリフト量を小さくすることによっても吸入
空気量を減少させることができる。このため、吸入空気
量を調整するためのスロットル弁を敢えて必要としない
簡素な構造を実現できる。
【0029】次に、第1実施形態に係る吸気装置につい
て、図1〜4を参照して説明する。図1にも示すよう
に、シリンダヘッド30の吸気側の側壁32には、気筒
列を構成する複数(この実施形態では4つ)の気筒の吸
気ポート34の一端が開口しており、これら複数の吸気
ポート34のポート開口部35を覆うように、取付ブラ
ケット36が側壁32に固定されている。そして、この
取付ブラケット36に、一つのコレクタ38が直接的に
取り付けられており、このコレクタ38内に、複数の吸
気ポート34にそれぞれ連通する複数の吸気ブランチ4
0を突出させている。
【0030】コレクタ38は、軽量な樹脂材料からなる
コレクタ上部分割体42及びコレクタ下部分割体44の
2部材により構成されており、両分割体42,44の間
にはエアクリーナ46が介装されている。すなわち、図
4に示すように、コレクタ上部分割体42とコレクタ下
部分割体44の間にエアクリーナ46及びガスケット4
8を挟み込んだ状態で、例えばクリップ50により両分
割体42,44が着脱可能に固定されている。なお、分
割体42,44には、クリップ取付位置に適宜なクリッ
プ係止部52が凹設されており、それ以外の部分では、
図4の破線Hに示すように、上記の係止部52が形成さ
れていない。
【0031】このコレクタ38の大部分を構成するコレ
クタ下部分割体44は、例えば図3に示すように、一対
の上側ボルト54により上側フランジ部55が取付ブラ
ケット36へ締結固定されるとともに、一対の下側ボル
ト56により下側フランジ部57がシリンダヘッド30
又はシリンダブロック31あるいはこれらの取付部材へ
締結固定される。
【0032】コレクタ上部分割体42には、図2に示す
ように、筒状の吸気取入口58が一体的に形成され、こ
の吸気取入口58にはガスケット60を介して吸気取入
管62が取り付けられている。この吸気取入管62に
は、圧力調整弁64が配設されている。この圧力調整弁
64は、吸入空気量を調整するというよりは、むしろ機
関に必要な最低限の吸入負圧を得るために設けられてお
り、エンジン回転数,アクセル開度等の機関運転状態に
応じて上記ECU4により駆動制御される。
【0033】この圧力調整弁64へ大きなゴミ等が噛み
込まないように、吸気取入管62の入口部には、上記の
エアクリーナ46に比して濾過機能の低い(目が粗い)
フィルタ66が取り付けられている。
【0034】コレクタ下部分割体44は、図1に示すよ
うに、コレクタ38内部へ向かって筒状に延び、吸気ブ
ランチ40の一部を構成する複数の第1ブランチ構成部
68と、吸気ポート34へ燃料を噴射する燃料噴射弁7
0との干渉を回避するための凹部72と、取付ブラケッ
ト36に面接触状態で固定される取付プレート部74
と、を有し、これらの各部68,72,74が一体的に
形成されている。取付プレート部74は、取付剛性を確
保するために他の部分に比して相対的に厚肉化されてい
る。
【0035】取付ブラケット36は、シリンダヘッド3
0と同様に剛性の高いアルミ合金等により形成されてお
り、各吸気ブランチ40の一部を構成する筒状の第2ブ
ランチ構成部76と、燃料噴射弁70の取付ボス部78
と、シリンダヘッド30の側壁32とコレクタ下部分割
体44の取付プレート部74との間に介装される取付プ
レート部80と、を有し、これら各部76,78,80
が一体的に形成されている。この取付ブラケット36
は、典型的には図3に示すように複数のボルト82によ
りシリンダヘッド30の側壁32に締結固定される。
【0036】吸気ブランチ40は、吸気ポート34のポ
ート開口部35からコレクタ38内に開口するベルマウ
ス状のブランチ開口部84までの吸気通路を形成する筒
状体を意味しており、この実施形態では、ガスケット8
6を介して嵌合する第1ブランチ構成部68と第2ブラ
ンチ構成部76とにより構成されている。
【0037】このように本実施形態では、シリンダヘッ
ド30の側壁32に取り付けられる取付ブラケット36
にコレクタ38を直接的に取り付けているため、例えば
シリンダヘッドから機関幅方向へ突出する吸気ブランチ
(又は吸気マニホールド)の突出端部にコレクタを取り
付ける場合に比して、コレクタ38の支持剛性が向上す
るとともに、コレクタ38へ作用する振動入力も低減さ
れる。また、コレクタ38がシリンダヘッド30の側壁
32に近接配置されるとともに、吸気ブランチ40が実
質的にコレクタ38内に内臓されることとなるため、吸
気装置がコンパクト化されるとともに、機関搭載性が向
上する。
【0038】このようなレイアウトを実現するために
は、上述したように、吸気ブランチ40の短縮化とコレ
クタ38の大容量化とが要求され、これら吸気ブランチ
40の短縮化とコレクタ38の大容量化とは、吸気弁1
のバルブリフト特性を変更することにより吸入空気量を
調整するシステムを用いることにより達成できる。つま
り、図1〜4に示すような吸気装置のレイアウトは、吸
入空気量を調整可能な可変動弁装置(図9参照)を用い
ることにより実現できる。
【0039】また、図1に示すように、コレクタ38
は、シリンダヘッド30の側壁32に略沿う機関上下方
向(図1の上下方向)の寸法が、シリンダヘッド30の
側壁32と略直交する機関幅方向(図1の左右方向)の
寸法に比して長く設定されている。つまり、コレクタ3
8は、機関上下方向(シリンダ軸線方向)に沿う縦長の
形状となっている。このため、機関幅方向へのコレクタ
38の張出量が抑制されるとともに、シリンダヘッド3
0下方のデッドスペースを有効に使うことができ、コレ
クタ38の支持剛性及び機関搭載性が更に向上する。
【0040】また、エアクリーナ46が着脱可能なコレ
クタ上部分割体42とコレクタ下部分割体44との間に
介装されるとともに、コレクタ下部分割体44に吸気ブ
ランチ40の一部(第1ブランチ構成部68)が形成さ
れ、この吸気ブランチ40のブランチ開口部84よりも
エアクリーナ46が上方に配置されているため、コレク
タ上部分割体42を取り外すことにより、コレクタ容積
の大部分をなすコレクタ下部分割体44を機関から取り
外すことなく、エアクリーナ46を容易に交換できると
いうメリットもある。
【0041】ところで、燃費向上や出力向上を図るため
に、吸気弁と排気弁の双方が開弁するバルブオーバーラ
ップが設定されている場合、吸気側へ燃焼ガスが逆流す
るおそれがある。この逆流した燃焼ガスがエアクリーナ
に直接的にかかると、エアクリーナの損傷や劣化を招く
おそれがある。そこで本実施形態では、燃焼ガスが吐出
される吸気ブランチ40の突出方向から外れた位置、具
体的には突出方向に対して略直角上方に、エアクリーナ
46を配置している。
【0042】図5〜8は他の実施形態を示している。な
お、以下に説明する実施形態において、第1実施形態と
同じ(又は相当する)構成には同じ(又はA,Bを付記
した)参照符号を付して、重複する説明を適宜省略す
る。
【0043】図5及び図6に示す第2実施形態では、コ
レクタ38Aを構成するコレクタ上部分割体42Aとコ
レクタ下部分割体44Aのうち、コレクタ上部分割体4
2Aがコレクタ容積の大部分を占めており、このコレク
タ上部分割体42Aに、第1ブランチ構成部68A,凹
部72A,及び取付プレート部74Aが形成されてい
る。
【0044】そして、コレクタ下部分割体44Aに、吸
気取入管62が取り付けられる吸気取入口58Aが形成
されており、この吸気取入口58Aへ連なるコレクタ下
部分割体44Aの下面(コレクタ38Aの下面)75
が、車両搭載状態で、図6に示すように吸気取入口58
Aへ向けて下方へ傾斜している。つまり、コレクタ下部
分割体44Aの下面75は、吸気取入口58Aへ向かう
に従って低くなるように、基準水平面Gに対して所定の
角度αで傾斜している。
【0045】従って、雪や激しい雨等によりコレクタ3
8Aへ水(水分)等が混入しても、この水等は下方へ向
けて傾斜するコレクタ下部分割体44Aの下面75を伝
って速やかに外部へ排出されるため、コレクタ38A内
に水等が溜まったままになることを確実に回避すること
ができる。
【0046】また、エアクリーナ46は、吸気ブランチ
40の突出方向に対してほぼ直角下方に配置されている
ため、第1実施形態と同様、燃焼室からの燃焼ガスが吸
気ブランチ40を経由してコレクタ38A内へ吐出され
る場合にも、この燃焼ガスがエアクリーナ46に直接的
にかかるおそれがなく、燃焼ガスによるエアクリーナ4
6の損傷や劣化を未然に防止することができる。
【0047】図7及び図8は第3実施形態を示してい
る。コレクタ38Bへの吸気取入口58B(及び吸気取
入管62B)の近傍では、各気筒から発せられる脈動に
より騒音を生じ易く、これら脈動のピークの間隔が複数
の気筒間でそろうことが音振上望ましい。つまり、燃焼
室を構成する吸気弁の開口部から吸気取入口58Bまで
の実質的な距離を吸気通路全長とすると、複数の気筒間
で吸気通路全長をできるたけ揃えたい。
【0048】この実施形態では、コレクタ上部分割体4
2Bに、気筒列方向でブランチ開口部84Bの中央上部
より延びる補助管部90が一体的に形成され、機関上方
へ向けて湾曲しつつ延びる補助管部90の先端部に、吸
気取入口58Bが形成されている。つまり、図8に示す
ように、コレクタ38Bへの吸気取入口58B及び吸気
取入管62Bを、気筒列方向で複数の気筒の吸気ブラン
チ40B及びそのブランチ開口部84Bに対して略中央
部に配置している。更に言えば、複数のブランチ開口部
84Bは、気筒列方向(図8の左右方向)に沿って同一
直線上に略等間隔毎に配置されており、これら吸気取入
口58Bの中央部の上方に、吸気取入口58B及び吸気
取入管62Bを配置している。この結果、複数の気筒間
での吸気通路全長のばらつきが抑制され、音振性能が向
上する。
【0049】特に本実施形態のように従来の一般的な吸
気系に比して吸気ブランチ40Bを短縮化するとともに
コレクタ38Bを大容量化している場合、吸気弁開口部
からコレクタ38Bへの吸気取入口58Bまでの吸気通
路全長の中で、コレクタ38B内での距離が占める割合
が大きい。従って、このような吸気装置においては、上
述したようにコレクタ38Bへの吸気取入口58Bを複
数の気筒のブランチ開口部84Bの略中央部に配置する
ことは、音振性能の面で極めて有効である。
【0050】以上のように本発明を具体的な実施形態に
基づいて説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定
されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で、種
々の変形,変更を含むものである。例えば、上記実施形
態では燃料噴射弁の取付位置等の関係で取付ブラケット
(取付部材)をコレクタと別体としているが、取付ブラ
ケットをコレクタと一体的に形成し、つまり取付ブラケ
ットを省略して、コレクタをシリンダヘッドの側壁に直
接的に取り付ける構成としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る吸気装置を示す断
面対応図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面対応図。
【図3】コレクタ及び取付ブラケットの取付態様を示す
概略構成図。
【図4】コレクタ上部分割体とコレクタ下部分割体との
取付態様を示す説明図。
【図5】本発明の第2実施形態に係る吸気装置を示す断
面対応図。
【図6】図5のB−B線に沿う断面対応図。
【図7】本発明の第3実施形態に係る吸気装置を示す断
面対応図。
【図8】図7の吸気取入口の配置を示す断面対応図。
【図9】全実施形態に共通する可変動弁装置を示す斜視
図。
【図10】従来例に係る内燃機関の吸気装置を示す断面
図。
【符号の説明】
4…ECU4(制御手段) 10…作動角変更機構(可変動弁装置) 20…位相変更機構(可変動弁装置) 30…シリンダヘッド 32…側壁 34…吸気ポート 36…取付ブラケット(取付部材) 38…コレクタ 40…吸気ブランチ 46…エアクリーナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青山 俊一 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 杉山 孝伸 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3G018 AB05 BA19 BA33 BA34 CA07 DA02 DA03 DA04 DA09 DA10 DA12 DA21 FA01 FA06 FA08 GA14 GA23 GA27

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の吸気ポートが開口するシリンダヘ
    ッドの側壁又はこの側壁に取り付けられる取付部材に、
    一つのコレクタを直接的に取り付け、このコレクタ内
    に、上記複数の吸気ポートにそれぞれ連通する複数の吸
    気ブランチを突出させたことを特徴とする内燃機関の吸
    気装置。
  2. 【請求項2】 上記コレクタは、上記シリンダヘッドの
    側壁に略沿う上下方向寸法が、上記シリンダヘッドの側
    壁と略直交する幅方向寸法に比して長く設定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の吸気装
    置。
  3. 【請求項3】 上記コレクタへの吸気取入口が、気筒列
    方向で上記複数の吸気ブランチの略中央に配置されてい
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の
    吸気装置。
  4. 【請求項4】 上記コレクタ内にエアクリーナが内蔵さ
    れていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載の内燃機関の吸気装置。
  5. 【請求項5】 上記エアクリーナが、上記吸気ブランチ
    の突出方向から外れた位置に配置されていることを特徴
    とする請求項4に記載の内燃機関の吸気装置。
  6. 【請求項6】 上記コレクタが、上記エアクリーナを挟
    んで着脱可能に固定されるコレクタ上部分割体及びコレ
    クタ下部分割体を有し、 上記エアクリーナが、上記コレクタ内に開口する上記吸
    気ブランチのブランチ開口部よりも上方に配置されてい
    ることを特徴とする請求項4又は5に記載の内燃機関の
    吸気装置。
  7. 【請求項7】 上記コレクタの下面が、このコレクタへ
    の吸気取入口へ向かって下方へ傾斜していることを特徴
    とする請求項4又は5に記載の内燃機関の吸気装置。
  8. 【請求項8】 吸気弁のバルブリフト特性を変更可能な
    可変動弁装置と、この可変動弁装置を制御して吸入空気
    量を調整する制御手段と、を有することを特徴とする請
    求項1〜7のいずれかに記載の内燃機関の吸気装置。
  9. 【請求項9】 上記可変動弁装置が、吸気弁の作動角及
    びバルブリフト量を変更可能な作動角変更機構と、クラ
    ンクシャフトに対する吸気弁の作動角の位相を変更可能
    な位相変更機構と、の少なくとも一方を有することを特
    徴とする請求項8に記載の内燃機関の吸気装置。
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