JP2002276147A - 仕上剤の塗布用ヘラ - Google Patents

仕上剤の塗布用ヘラ

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JP2002276147A
JP2002276147A JP2001073180A JP2001073180A JP2002276147A JP 2002276147 A JP2002276147 A JP 2002276147A JP 2001073180 A JP2001073180 A JP 2001073180A JP 2001073180 A JP2001073180 A JP 2001073180A JP 2002276147 A JP2002276147 A JP 2002276147A
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Hitomi Konno
ひとみ 今野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗布対象物に凹凸がある場合等におけるパテ
材やコーキング材の塗布効率を高める。 【解決手段】 仕上剤を塗布するためのブレードと、当
該ブレードの基端部を支持する把持部とを備える仕上剤
の塗布用ヘラを技術的前提として、前記ブレードを、先
端から基端部に向かって所定長の弾性材をもって構成す
る。ブレードは、弾性材で構成したブレード本体と、当
該ブレード本体の基端部を着脱可能に支持するブレード
基板とから構成する場合がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パテ材やコーキン
グ材等の仕上剤を対象部位に塗布するためのヘラの構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】窓枠の嵌め込み処理や、パネル材や水回
りの継ぎ目処理には、いわゆるパテ材やコーキング材を
塗布して仕上げを行う。これらのパテ処理やコーキング
処理では、通常、各種の形状をもったヘラ(パテベラ、
コーキングベラ)を用いる。尚、コーキング材は防水性
を高めるシリコン系の目地(隙間)材、パテ材は炭酸カ
ルシウム等の固形粉末を乾性油でこねたゴム状物質とし
た用途の広い接合材として呼称される。
【0003】従来、このような仕上げ処理に用いる器具
(ヘラ)は、例えば図6に示すように、把持部1と、各
種形状のブレード2とをもってなり、ブレード2は比較
的肉薄の金属板を用いて成形した。ブレード2の材質と
して金属を用いる理由は、伝統的な左官器具と同様の感
覚で操作が可能であり、破損の虞れも少ないためであ
る。例えば従来提案されているこの種の器具(パテベ
ラ、コーキングベラ)をみても、ブレード2の材質は一
様に金属成形を前提とする(例えば特開平07−305
492号、特開平08−144498号等)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、パテ処理や
コーキング処理は一般に、狭い範囲の領域において材料
を均等かつ綺麗に塗布仕上げすることが要求される。し
かも防水が必要な箇所にしろ建材の接合部分にしろ、パ
テやコーキングの処理技能が十分に高くないと(熟練し
ていないと)、防水性の問題や外観品質の問題を惹起す
る。
【0005】一方、従来の塗布用のヘラは、十分な経験
のある熟練者は比較的スムースに塗布処理を行えるので
あるが、経験の浅い者は対象部位の凹凸の具合や、施工
領域の狭さに起因して、一定肉厚で綺麗に塗布材を施す
ことが難しいという問題があった。また十分に経験のあ
る者でも、施工部位の凹凸の程度や角部のように施工の
難しい箇所によっては必要以上に時間を要する問題があ
る。
【0006】そこで本発明の目的は、仕上げ対象となる
部位の狭さや凹凸の程度の如何に拘わらず、効率的にパ
テ材やコーキング材の塗布施工を可能とする点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る仕上剤の塗布用ヘラは、仕上剤を塗布
するためのブレードと、当該ブレードの基端部を支持す
る把持部とを備える仕上剤の塗布用ヘラを技術的前提と
して、前記ブレードを、先端から基端部に向かって所定
長の弾性材をもって構成する。
【0008】また前記ブレードは、弾性材で構成したブ
レード本体と、当該ブレード本体の基端部を着脱可能に
支持するブレード基板とから構成する場合がある。
【0009】
【作用】本発明に係る仕上剤の塗布用ヘラは、金属を用
いたブレードに替え、弾性材を用いてブレードを成形す
ることにより、仕上剤の塗布作業時におけるブレードの
動きに柔軟性をもたせる、弾性材としては例えばシリコ
ンゴムや天然系ゴム材を使用する。塗布時の操作圧力に
応じて柔軟に撓む素材であれば天然、樹脂系の素材を問
わない。
【0010】この結果、熟練の度合いに拘わらず、また
凹凸の程度に拘わらず、施工者の力の入れ具合に応じて
ブレードは外力に応じて撓み変形し、必要量の塗布材を
対称部位に規則的かつ均一に塗布する機能を営むことが
可能となる。
【0011】弾性材で成形されたブレードが外力に応じ
て自由に撓み変形するため、狭い領域における塗布作業
時であっても、押圧力の加減に起因する出来/不出来と
いった問題は、確実に減少する。押圧力が弱ければその
力の程度でブレードの先端/外周部が撓んで一定量の塗
布材を対称部位に塗布でき、押圧力が強ければその力の
範囲でブレードの先端/外周部が撓んで略一定量の塗布
材を対称部位に塗布できるからである。
【0012】ブレードは、その全体を弾性材で成形して
も良いし、或いは先端の一部分を弾性材で成形しても良
い。本明細書でいう弾性材とは十分な弾性をもった易可
撓性の材料という意味であり、天然ゴム、合成ゴムの種
別を問わない。ゴム材は劣化や損傷を呈しやすいため、
請求項2に記載したように、使用する部位だけを独立し
て交換可能にした構造であっても良いことは勿論であ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る仕上剤の塗
布用ヘラの一実施形態を示すものであり、特にパテ処理
を行うためのパテベラを示す。このパテベラ10は、把
持部11とブレード12とを備え、ブレード12の全体
を弾性のあるゴム材、例えばシリコンゴムによって成形
してある。
【0014】またブレード12は、この実施形態におい
ては把持部11から突出させた支持材14に嵌装させて
固定してある。支持材14は、図2に示すように、その
肉厚が基端部ほど大きく、先端に向かって細くなるよう
成形しておくことが望ましい。ブレード12の肉厚も同
様である。ブレード12の先端を肉薄にすることによっ
て、パテ材の塗布時における可撓性を保証するためであ
る。
【0015】パテ材の塗布時に、ブレード12の先端部
と外周部に弾力性をもたせるため、例えば図3に斜線で
示すように、一定の範囲(S1、S2)を可撓性のある
部分として確保する。つまり、この斜線部分(S1,S
2)には支持材14のような硬質材を配さない。使用環
境やブレード12の大きさによっても異なるが、弾力性
を持たせるべき部位の寸法は、例えば、先端部において
前後方向に5〜40mm(W1)、外周部において左右
に3〜20mm(W2)程度である。
【0016】従って、かかるパテベラ10によれば、先
端および先端外周部が押圧時に撓むので、塗布の対象物
に凹凸がある場合でも、スムースにパテ材を塗布するこ
とができる。また塗布対象物を傷つけることもない。こ
のため熟練を要せず簡単にパテ処理が可能となり、また
熟練者にとっても作業効率を確実に高めることが可能と
なる。
【0017】把持部11およびブレード12の形状は問
わない。またブレード12を固定する構造も限定されな
い。これらは使用目的や製品コストに応じて適切な形状
と構造を取るべきだからである。例えば図4は、ブレー
ド12がいわゆるナイフ状を呈するコーキングベラ20
の一例を示す図であるが、このような形状の場合は、先
端21と、先端外周の一側面22のブレード部位だけが
可撓性をもてばよく、先端外周の両側に可撓性(弾力
性)を必要としない。ナイフを扱う感覚と同じように使
用可能とするため、ナイフの刃があるべき形状箇所の一
側面22に所定範囲で弾力をもたせれば良い。支持材2
4は一定肉厚でも構わない。
【0018】尚、本発明に係る塗布用ヘラは、作業性が
向上する限度内においてブレードの適宜部位に弾力性を
持たせるものであるから、ブレードの形状や弾性材の配
置構造、およびブレードを把持部へ装着するための構造
は限定されない。但し、ブレード本体として軟質のゴム
材を使用する場合は劣化が早いので、交換使用すること
が望まれる。
【0019】このため、例えば図5に示すように、ブレ
ード30の構成部材を弾性材からなる適宜形状のブレー
ド本体31と、ブレード本体31を支持する適宜形状の
ブレード基板32とから構成し、ブレード基板32に対
して適宜形状のブレード本体31を装着可能とする一
方、把持部33に対して適宜形状のブレード基板32を
装着可能とすることが望ましい。このようにすれば、把
持部33およびブレード本体31の形状を、ブレード基
板32を介して自由に変更可能とすることが出来るから
である。35,36はそれぞれ装着部である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る仕上
剤の塗布用ヘラによれば、パテ材やコーキング材の塗布
施工の作業効率を高めることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパテベラの一例を示す平面図であ
る。
【図2】本発明に係るパテベラの一例を示す側面図であ
る。
【図3】本発明に係るパテベラの可撓部位を例示する図
である。
【図4】本発明に係るコーキングベラの一例を示す図で
ある。
【図5】本発明に係るヘラの構成単位を例示する図であ
る。
【図6】従来のヘラを例示する図である。
【符号の説明】
10 パテベラ 11、33 把持部 12、30 ブレード 14、24 支持材 20 コーキングベラ 21 先端 22 一側面 31 ブレード本体 32 ブレード基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今野 ひとみ 北海道札幌市西区福井8丁目21番6号 Fターム(参考) 4F042 AA28 AA30 DD02 DD07 FA22 FA46

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】仕上剤を塗布するためのブレードと、当該
    ブレードの基端部を支持する把持部とを備える仕上剤の
    塗布用ヘラにおいて、 前記ブレードを、先端から基端部に向かって所定長の弾
    性材をもって構成することを特徴とする仕上剤の塗布用
    ヘラ。
  2. 【請求項2】前記ブレードは、弾性材で構成したブレー
    ド本体と、当該ブレード本体の基端部を着脱可能に支持
    するブレード基板とから構成することを特徴とする請求
    項1記載の仕上剤の塗布用ヘラ。
JP2001073180A 2001-03-14 2001-03-14 仕上剤の塗布用ヘラ Withdrawn JP2002276147A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006326494A (ja) * 2005-05-26 2006-12-07 Fujiwara Kagaku Kk 水系多彩柄仕上材の施工方法
CN113944305A (zh) * 2021-11-14 2022-01-18 曾祥伟 一种环保型建筑施工用墙面抹平装置及其操作方法

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