JPH0756440Y2 - 曲面用工具 - Google Patents

曲面用工具

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Publication number
JPH0756440Y2
JPH0756440Y2 JP8465091U JP8465091U JPH0756440Y2 JP H0756440 Y2 JPH0756440 Y2 JP H0756440Y2 JP 8465091 U JP8465091 U JP 8465091U JP 8465091 U JP8465091 U JP 8465091U JP H0756440 Y2 JPH0756440 Y2 JP H0756440Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
curved surface
curved
tool
base plate
concave
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP8465091U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH064249U (ja
Inventor
國昭 冨樫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Gypsum Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Gypsum Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH064249U publication Critical patent/JPH064249U/ja
Application granted granted Critical
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Coating Apparatus (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建築物の曲面壁を、石
膏パテ等の塗付け材を用いて凹凸のない綺麗な曲面にす
る曲面用工具に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、石膏ボードは、防火性、遮音性及
び施工性等の観点から内装下地材として多用されてい
る。石膏ボードは、一般に板状の形態を成し、石膏を主
体とする芯材に石膏ボード用原紙を被覆して構成され、
その強度は、概ねその石膏ボード用原紙の強度によると
ころが大きい。
【0003】このことから、壁や天井における曲面形成
部に、下地材として石膏ボードを使用するときには、石
膏ボードの片側の石膏ボード用原紙の面にナイフ等で切
り筋を多数入れ、その反対側に折り曲げて上記曲面形成
部に適合する凹状の曲面石膏ボードを製作したり、ま
た、特開平3ー33131号明細書に開示されているよ
うに、石膏ボードの片面に多数の凹溝を設けて折り曲
げ、該凹溝に接着剤を充填して固化させ、壁や天井の凹
面や凸面の曲面形成部に適合する曲面石膏ボードが製作
されている。後者の場合には、前者の方法で生じる強度
低下や持ち運び等の施工上の問題点を解決し、かつ、曲
率半径が約10cmの非常に小さい曲面をも形成できる
ことが知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
方法により得られる内装下地面となる曲面石膏ボードの
表面には、ナイフの切り筋に当たるところや溝部に当た
るところに折れ目が生じ、クロスやペンキを用いて綺麗
な曲面に仕上げるためには、その曲面に石膏パテ等を塗
り付けて滑らかにする処理工程を必要とし、特に、凹状
の曲面石膏ボード面の処理工程において、その曲率半径
が約30cm以下の場合には、凹面を滑らかに簡単にか
つ容易に行える適当な工具がなく、難儀な作業とされて
おり、滑らかにするのに長時間を要している。
【0005】本考案は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、上記方法等で得られる曲面石膏ボードの凹面に
生じる折れ目を隠すために、その凹面の全面に石膏パテ
等を塗付け、その硬化前に、効率よく短時間に滑らかに
均すことのでき曲面用工具を提供することを目的として
いる。また、本考案は、曲面石膏ボードの凸面や凹面に
塗付けた石膏パテ等を硬化乾燥後に研磨して、その面を
より滑らかに簡単に綺麗にできる研磨用の曲面用工具を
提供することを目的としている。
【0006】さらに、本考案は、上記曲面用工具の曲面
を自在に調整できる調節手段を備えた曲面用工具を提供
することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的を達
成するために、本考案は、台板が凸面を有し、該凸面上
に弾性体を積層し、その上に硬質面材を取付けて凸面を
形成し、台板の背面にグリップを設けてなることを特徴
とする曲面用工具を提供する。この構成によれば、凸状
の曲面に形成された、石膏パテ等と接する硬質面材が、
該硬質面材と台板との間に介在させてある弾性体の作用
で、曲面石膏ボードの凹面に容易にフイット(適合)
し、硬化前の石膏パテ等を該凹面の弧に沿って均すとき
には、コテ圧を微妙に変化させなくとも、該凹面上にあ
る折れ目のところや他の面の石膏パテ等の面が同じ曲率
半径上になるように容易に均すことができ、該凹面は滑
らかに綺麗に仕上がる。特に、この曲面用工具の使用
は、凹状の曲面石膏ボードの曲率半径が約30cm以下
のときに、威力を発揮する。
【0008】また、本考案は、上記目的を達成するため
に、台板が曲面を有し、該曲面上に弾性体と硬質面材を
順次積層し、その上に研磨材を取付けて曲面を形成し、
台板の背面にグリップを設けてなることを特徴とする曲
面用工具を提供する。この構成によれば、研磨材と台板
との間に介在させた弾性体の作用で、工具の曲面をなす
研磨材が凹状や凸状の曲面に容易にフイット(適合)
し、該面の硬化前の石膏パテ等を均す時にできる微小の
凹凸、特に、コテの乗り継ぎ箇所の硬化した微小の凸部
を簡単に研磨でき、曲面は滑らかに綺麗になる。
【0009】更に、本考案は、上記の目的を達成するた
めに、上記曲面用工具のそれぞれにおいて、使用する台
板に弾性を有する可撓性の板を用い、該板の背面に該板
の曲率半径を自在に調整できる調節手段を設けてなるこ
とを特徴とする曲面用工具を提供する。
【0010】
【実施例】以下、添付図面を参照して本考案による曲面
用工具の実施例を詳細に説明する。図1は、凹面に塗付
けた硬化前の石膏パテ等を均す曲面用工具Aの斜視図、
図2は、凹面に塗布した硬化乾燥後の石膏パテ等を研磨
する曲面用工具Bの斜視図、図3は、凸面に塗布した硬
化乾燥後の石膏パテ等を研磨する曲面用工具Cの斜視図
である。
【0011】これらの曲面用工具において、1a、1b
は台板であって、それぞれ凸状、凹状の曲面を有し、弾
性を有する材質のものが好ましいが、剛性のものであっ
てもよく、例えば、木、合板、金属板及び樹脂板等が挙
げられる。台板1a、1bは少なくとも一面が凸状、凹
状の曲面を成していれば、曲面状の板でも、カマボコ型
等のものであってもよい。台板の寸法は特に限定されな
いが、工具全体に弾力性を持たせるときには、要求する
腰の強さ(復元力)に応じて、厚さや材質等を適宜選択
できる。
【0012】台板1a、1bのそれぞれの凸状曲面、凹
状曲面には弾性体2が接着剤を用いて積層されており、
この弾性体は、主として、ゴムからなるが、スポンジ状
材料のものであってもよい。弾性体の厚さは、瞬時に復
元するような範囲のものであって、5〜20mmが適当
である。弾性体2の表面には硬質面材3が接着剤を用い
て積層され、この硬質面材としては、撓み易く復元力の
ある弾力性を有するものが好ましく、衝撃が加わっても
変形しない程度の剛性を有する、例えば、鋼板(厚さ
0.3〜0.8mm)や樹脂板(厚さ0.3〜0.8m
m)が適当である。
【0013】図2及び図3の曲面用工具B及びCにおい
て、4は研磨材であって、一般には紙ヤスリ(#60〜
180)が使用され、その目の粗さは適宜必要に応じて
選択できる。研磨材4は弾性体2に直接積層することも
できるが、研磨材4が磨耗したときに、簡単に新しいも
のに替えられるように、硬質面材3に接着剤(例えば、
両面粘着テープ等)を用いて積層するのがよい。さら
に、図2(B)に示すように、研磨材4を接着するので
はなく、単に硬質面材3を覆ってその端を越えて延び、
台板1aの端部のまわりに当接させ、これを、台板の端
部に設けた紙挟みのような固定手段4aで固定してもよ
い。この場合には、研磨材4の取替えがより容易にな
る。
【0014】台板1a、1bの背面にはグリップ5が設
けられ、その形状として、弓状を示しているが、この形
状に限定されるものではなく棒状、その他の形状であっ
てもよく、材質も寸法も数も問わない。グリップは、台
板1a、1bの弧の中心線上のところに位置決めされる
のが一般的であるが、弧に直交、斜交または平行してグ
リップを置き、ビス等を用いて取り付けることができ
る。
【0015】図4及び図5は、曲面用工具の曲面を自在
に調整する調節手段を兼ね備えたグリップ5aをもった
例を示している。5aは、本例では、長さを調整できる
ターンバックルからなるグリップであって、両端が台板
1a、1bにそれぞれ固定された支持体7に枢着されて
いる。図6はグリップのターンバックルと支持体7との
枢着による連結部の拡大斜視図である。枢着連結の代わ
りに、他の自在継手を用いてもよい。勿論、調節手段の
ターンバックルはグリップと別にしてもよい。かくし
て、ターンバックルにより長さを調整すると曲面用工具
の曲面を変更することができる。
【0016】凹面壁の硬化前の石膏パテ等を均す曲面用
工具Aの曲率半径は、凹面壁の曲率半径と同一とする
か、少々小さめとするのがよい。小さめの方が、凹面壁
が広いときにも石膏パテ等を容易に均せて好都合であ
る。凸状や凹状の曲面壁に塗付けた硬化後の石膏パテ等
を研磨する曲面用工具B、Cのそれぞれの曲率半径は、
曲面壁のそれと同一か少々小さめがよいのは前記と同様
である。
【0017】本考案の曲面用工具は、壁、天井、柱等の
曲面形成部に使用する折れ目のある曲面石膏ボードの面
に適用するばかりでなく、他の材料で構成される曲面に
も、また他の建築物のそれにも使用できることは勿論で
ある。
【0018】
【考案の効果】本考案の上記の構成によれば、凹面の塗
付けに用いる曲面用工具は、硬質面材と台板との間に弾
性体が介在しているので、曲面石膏ボードの面に容易に
適合し、折れ目等の凹凸のある曲面石膏ボードの面に塗
付けた石膏パテ等を、その硬化前に、効率よく短時間に
滑らかに均すことができる。
【0019】また、本考案の研磨用の曲面用工具は、凸
状や凹状の曲面石膏ボード上の乾燥後の凸部の石膏パテ
等を、簡単に短時間に研磨でき、より滑らかな綺麗な面
にすることができる。さらに、グリップに組み込んだ調
節手段により、曲面用工具の曲面を簡単に自在に調整す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】凹面に塗付けた硬化前の石膏パテ等を均す曲面
用工具の斜視図である。
【図2】図2(A)は凹面に塗布した硬化乾燥後の石膏
パテ等を研磨する曲面用工具の斜視図である。図2
(B)は研磨用の曲面用工具において、研磨材を装着す
る変形例を示す部分斜視図である。
【図3】凸面に塗布した硬化乾燥後の石膏パテ等を研磨
する曲面用工具の斜視図である。
【図4】曲面用工具の曲面を自在に調整できる調節手段
を備えたグリップを有する曲面用工具の斜視図である。
【図5】曲面用工具の曲面を自在に調整できる調節手段
を備えたグリップを有する曲面用工具の別の例を示す斜
視図である。
【図6】図4及び図5における曲面用工具のグリップの
ターンバックル連結部を拡大して示す部分斜視図であ
る。
【符号の説明】
1a 台板 1b 台板 2 弾性体 3 硬質面材 4 研磨材 5 グリップ 5a グリップ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台板が凸面を有し、該凸面上に弾性体を
    積層し、その上に硬質面材を取付けて凸面を形成し、台
    板の背面にグリップを設けてなることを特徴とする曲面
    用工具。
  2. 【請求項2】 台板が曲面を有し、該曲面上に弾性体と
    硬質面材を順次積層し、その上に研磨材を取付けて曲面
    を形成し、台板の背面にグリップを設けてなることを特
    徴とする曲面用工具。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、使用する台板
    に弾性を有する可撓性の板を用い、該板の背面に該板の
    曲率半径を自在に調整できる調節手段を設けてなること
    を特徴とする曲面用工具。
JP8465091U 1991-10-17 1991-10-17 曲面用工具 Expired - Lifetime JPH0756440Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8465091U JPH0756440Y2 (ja) 1991-10-17 1991-10-17 曲面用工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8465091U JPH0756440Y2 (ja) 1991-10-17 1991-10-17 曲面用工具

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Publication Number Publication Date
JPH064249U JPH064249U (ja) 1994-01-21
JPH0756440Y2 true JPH0756440Y2 (ja) 1995-12-25

Family

ID=13836588

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JP8465091U Expired - Lifetime JPH0756440Y2 (ja) 1991-10-17 1991-10-17 曲面用工具

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JP7152059B2 (ja) * 2021-02-16 2022-10-12 株式会社五百蔵製作所 左官鏝

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JPH064249U (ja) 1994-01-21

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