JP2002276102A - 雨樋受金具 - Google Patents

雨樋受金具

Info

Publication number
JP2002276102A
JP2002276102A JP2001070730A JP2001070730A JP2002276102A JP 2002276102 A JP2002276102 A JP 2002276102A JP 2001070730 A JP2001070730 A JP 2001070730A JP 2001070730 A JP2001070730 A JP 2001070730A JP 2002276102 A JP2002276102 A JP 2002276102A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rain gutter
gutter receiving
slide
operation handle
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001070730A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryusuke Nojima
隆介 野島
Shunsuke Nojima
俊介 野島
Atsushi Nojima
淳志 野島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nojima Kakusei Seisakusho KK
Original Assignee
Nojima Kakusei Seisakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nojima Kakusei Seisakusho KK filed Critical Nojima Kakusei Seisakusho KK
Priority to JP2001070730A priority Critical patent/JP2002276102A/ja
Publication of JP2002276102A publication Critical patent/JP2002276102A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 取付杆部に対する雨樋受杆部の位置調整作業
が容易に行われる画期的な雨樋受金具を提供する。 【解決手段】 雨樋受杆部2と取付杆部3とのスライド
重合部4に、このスライド重合部4よりも高さのある断
面略コ字形の被嵌体5をスライド重合部4に被嵌し、こ
の被嵌体5の両側壁部5A間に取付軸6を架設し、この
取付軸6に操作ハンドル7を回動自在に枢着し、この操
作ハンドル7を回動することでスライド重合部4を圧接
係止する圧接部を操作ハンドル7に設け、この操作ハン
ドル7を回動して圧接部がスライド重合部4を圧接する
とスライド重合部4のスライド移動が阻止され、この状
態から操作ハンドル7を反対方向に回動すると圧接部に
よる圧接係止が解除されてスライド重合部4がスライド
可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根軒先に取り付
けた雨樋の位置を軒先に対して接離調整することができ
る雨樋受金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
雨樋の位置を軒先に対して接離調整できる調整機構付の
雨樋受金具としては色々なものがある。
【0003】本発明は、この種の接離調整機構付の雨樋
受金具の実用性を更に追求したもので、取付杆部に対す
る雨樋受杆部の位置調整作業が極めて容易に行われる画
期的な雨樋受金具を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0005】雨樋1を吊り下げ若しくは受支承する帯状
の雨樋受杆部2と、軒先に固定される帯状の取付杆部3
とから成り、この雨樋受杆部2と取付杆部3とをスライ
ド自在に重合連結して、雨樋受杆部2を取付杆部3に対
しこの雨樋受杆部2に吊り下げ若しくは受支承する雨樋
1の幅方向にスライド調整自在に設けた雨樋受金具にお
いて、前記雨樋受杆部2と前記取付杆部3とのスライド
重合部4に、このスライド重合部4よりも高さのある両
側壁部5Aを備えた断面略コ字形の被嵌体5をスライド
重合部4の上方若しくは下方から被嵌し、この被嵌体5
の両側壁部5A間に取付軸6を架設し、この取付軸6に
操作ハンドル7を回動自在に枢着し、この操作ハンドル
7を回動することでスライド重合部4を圧接係止する圧
接部7Aを操作ハンドル7に設け、この操作ハンドル7
を回動して圧接部7Aがスライド重合部4を圧接する
と、操作ハンドル7の圧接部7Aと前記被嵌体5とが前
記スライド重合部4を挟持圧接係止してスライド重合部
4のスライド移動が阻止され、且つこの状態から操作ハ
ンドル7を反対方向に回動すると圧接部7Aによる圧接
係止が解除されてスライド重合部4がスライド可能とな
るように構成し、前記被嵌体5は前記雨樋受杆部2に固
定してこの雨樋受杆部2と共に取付杆部3に対してスラ
イド移動自在に設けたことを特徴とする雨樋受金具に係
るものである。
【0006】また、前記操作ハンドル7は、操作用の摘
まみ部7Bの下部に取付用脚部7Cを設けた構成とし
て、この取付用脚部7Cを前記取付軸6に枢着し、この
取付用脚部7Cの周縁をカム形状に形成して操作ハンド
ル7を回動操作することにより取付用脚部7Cと前記ス
ライド重合部4との間隔が広狭変化するように構成する
と共に、この操作ハンドル7を回動操作することによっ
て前記スライド重合部4に圧接係止する取付用脚部7C
の周縁部位を前記圧接部7Aとして構成したことを特徴
とする請求項1記載の雨樋受金具に係るものである。
【0007】また、前記操作ハンドル7の回動作動に際
して、前記被嵌体5が前記雨樋受杆部2に対し前記スラ
イド重合部4のスライド方向に移動し得ない状態に係止
し得る係止部8をこの被嵌体5と雨樋受杆部2とのいず
れか一方若しくは双方に設けたことを特徴とする請求項
1,2のいずれか1項に記載の雨樋受金具に係るもので
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0009】例えば、屋根軒先の鼻隠しに本発明品の取
付杆部3を釘止めすることにより、複数の本発明品を鼻
隠しに間隔を置いて取り付ける。
【0010】そして、この複数の本発明品の雨樋受杆部
2に雨樋1を吊り下げ若しくは受支承して雨樋1を軒先
に固定するが、本発明では、スライド重合部4を介して
雨樋受杆部2を取付杆部3に対しこの雨樋受杆部2に吊
り下げ若しくは受支承する雨樋1の幅方向にスライド調
整することができる。
【0011】具体的には、被嵌体5の両側壁部5A間に
架設した取付軸6を介して操作ハンドル7を回動し、こ
の操作ハンドル7の圧接部7Aで被嵌体5が被嵌してい
るスライド重合部4を圧接すると、この圧接部7Aと被
嵌体5とがスライド重合部4を挟持圧接係止してスライ
ド重合部4のスライド移動が阻止されることになり、こ
の移動阻止状態から操作ハンドル7を反対方向に回動す
ると、圧接部7Aによる圧接係止が解除されてスライド
重合部4がスライド可能となる。
【0012】従って、操作ハンドル7を回動操作するだ
けのワンタッチ操作により雨樋受杆部2を取付杆部3に
対してスライド調整することも、所望位置に位置決め固
定することもできる。
【0013】また、この際本発明では、前記被嵌体5は
雨樋受杆部2に固定してこの雨樋受杆部2と共に取付杆
部3に対してスライド移動するため、スライド重合部4
をスライド可能とした状態では、被嵌体5に設けられた
操作ハンドル7を掴んで調整移動することで取付杆部3
に対して雨樋受杆部2を調整移動させることができ、所
望位置に移動させたら、そのまま操作ハンドル7を回動
操作してスライド重合部4を位置決め固定することがで
きる。
【0014】従って、このように操作ハンドル7を操作
することによる一連の作業動作により、雨樋1の軒先に
対する固定位置調整を極めて容易に行うことができる極
めて作業性・実用性に秀れた画期的な雨樋受金具とな
る。
【0015】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0016】本実施例の雨樋受金具は、雨樋1を吊り下
げ若しくは受支承する帯状の雨樋受杆部2と、軒先に固
定される帯状の取付杆部3とから成り、この雨樋受杆部
2と取付杆部3とをスライド自在に重合連結して、雨樋
受杆部2を取付杆部3に対しこの雨樋受杆部2に吊り下
げ若しくは受支承する雨樋1の幅方向にスライド調整自
在に設けている。
【0017】具体的に説明すると、本実施例の雨樋受杆
部2は、平板状の帯板体により構成し、この帯板体の先
端部(図面左側端部)を上方へ折曲し、基端部を下方へ
折曲している。そして、この雨樋受杆部2の中間平板部
分を雨樋受杆部2側のスライド重合部4とし、折曲先端
部を雨樋1を係止し得る雨樋係止片10に形成し、折曲基
端部を同じく雨樋1を係止する雨樋係止段部13に形成し
ている。
【0018】また、取付杆部3も、平板状の帯板体によ
り構成し、この帯板体の先端部(図面左側端部)を上方
へ折曲し、基端部を下方へ折曲している。そして、この
取付杆部3の中間平板部分を取付杆部3側のスライド重
合部4としている。また、この取付杆部3の折曲先端部
を,雨樋受杆部2の折曲先端部と後述する被嵌体5とに
係止してスライド重合部4のスライド範囲を規制するス
ライド規制片9とし、折曲基端部にはこの取付杆部3を
屋根軒先の鼻隠しに取り付けするための取付金具11を一
体に溶着している。図中符号12は取付金具11に形成した
釘打ち用の釘孔である。
【0019】尚、図面のスライド重合部4は、図1に示
すように、雨樋受杆部2の上に取付杆部3をスライド可
能に重合した場合を示している。
【0020】また、本実施例では、前記雨樋受杆部2と
取付杆部3とのスライド重合部4にこのスライド重合部
4の重合高さよりも高さのある両側壁部5Aを備えた断
面略コ字形の被嵌体5を被嵌し、この被嵌体5によって
スライド重合部4の重合状態を保持すると共に、このス
ライド重合部4が横方向へガタつきにくい状態でスライ
ド移動し得るように保持している。
【0021】本実施例の被嵌体5は、金属製板材を略コ
字状に折曲して構成している。また、この被嵌体5は、
図2に示すように左右両側壁部5Aをその中程位置で一
旦対向内側に折曲させてから、再び下方へ折曲させた構
成とし、これにより、両側壁部5Aの対向幅が上方部分
ではスライド重合部4の左右幅よりもやや幅広となり、
この両側壁部5Aの中程の段差部14より下方部分では両
側壁部5Aの対向幅がスライド重合部4の左右幅よりも
幅狭となるように構成している。
【0022】本実施例では、スライド重合部4の上方か
ら、即ち取付杆部3の上方からこの被嵌体5を被嵌した
場合を示しており、この被嵌体5の中間支承面部5Bが
スライド重合部4の上面(取付杆部3の上面)に当接し
た際、前記段差部14が雨樋受杆部2よりも下方側に位置
するようにこの段差部14の形成位置を設定している。
【0023】また、このスライド重合部4に被嵌した被
嵌体5の左右両側壁部5Aの下方部分に取付軸6を架設
し、この被嵌体5の中間支承面部5Bと取付軸6との間
にスライド重合部4が配されるように構成している。
【0024】本実施例では、この取付軸6に操作ハンド
ル7を回動自在に枢着し、この操作ハンドル7には、こ
の操作ハンドル7を倒して回動することでスライド重合
部4を圧接係止する圧接部7Aを設けている。
【0025】この操作ハンドル7について具体的に説明
すると、一枚の板材の一端側を断面略コ字状に形成し
て、この一枚の板材の他端側を操作用の摘まみ部7Bと
している。
【0026】また、この取付用脚部7Cの周縁部を図
2,図3に示すようなカム形状に形成して、この操作ハ
ンドル7を回動操作することにより取付用脚部7Cと前
記スライド重合部4との間隔が広狭変化するように構成
している。そして、この操作ハンドル7を回動操作する
ことによって前記スライド重合部4に圧接係止する取付
用脚部7Cの周縁部位を前記圧接部7Aに構成してい
る。
【0027】この圧接部7Aによるスライド重合部4の
圧接係止構造を更に説明すると、図1,図3に示すよう
に、摘まみ部7Bが略水平状態となるように操作ハンド
ル7を回動操作すると圧接部7Aが図3,図4に示すよ
うにスライド重合部4(雨樋受杆部2下面)に圧接し、
これによりこの圧接部7Aと前記被嵌体5の中間支承面
部5Bとが前記スライド重合部4を挟持圧接係止してス
ライド重合部4のスライド移動が阻止されることにな
る。また、このスライド阻止状態から操作ハンドル7を
反対方向(図3における右下側)に45度程回動すると
図5に示すように圧接部7Aによるスライド重合部4の
圧接係止が解除されて(圧接部7Aがスライド重合部4
(雨樋受杆部2下面)から離れて)スライド重合部4が
スライド可能となるように構成している。
【0028】即ち、単に操作ハンドル7の摘まみ部7B
を45度程度の範囲内で回動操作するだけのワンタッチ
操作で、雨樋受杆部2を取付杆部3に対して雨樋受杆部
2に吊り下げ若しくは受支承した雨樋1の幅方向にスラ
イド調整自在とすることも、スライド不能状態に位置決
め係止することもできるから、軒先に対する雨樋1の固
定位置を極めて容易に接離調整することができる。
【0029】また、本実施例では、この操作ハンドル7
の左右横幅寸法を、前記被嵌体5の左右両側壁部5Aの
上方部の左右間幅に略合致する横幅寸法に設定し、操作
ハンドル7が被嵌体5の両側壁部5A間でガタつくこと
なく前記取付軸6に対して回動自在となるように構成し
ている。
【0030】また、図面の被嵌体5は、左右両側壁部5
Aの下縁部を緩やかな凸湾曲状縁に形成し、操作ハンド
ル7の回動操作の際に指がこの両側壁部5Aの上縁に触
れても怪我をしないようにしている。
【0031】また、本実施例では、前記操作ハンドル7
の回動操作に際して、前記被嵌体5が前記雨樋受杆部2
に対し前記スライド重合部4のスライド方向に移動し得
ない状態に係止し得る係止部8を、この雨樋受杆部2に
設けている。
【0032】即ち、本実施例の被嵌体5は、雨樋受杆部
2に固定してこの雨樋受杆部2と共に取付杆部3に対し
てスライド移動自在に設けている。
【0033】具体的に説明すると、雨樋受杆部2側のス
ライド重合部4の所定の四箇所を下方へ切り出し形成し
てこの切り出し片を前記係止部8とし、この四箇所の切
り出し片8が被嵌体5の下部四隅に係止することでこの
被嵌体5を雨樋受杆部2に対して移動不能状態に固定保
持し、且つこの雨樋受杆部2と共に取付杆部3に対して
スライド移動自在となるように構成としている。
【0034】また、この係止部8により前記操作ハンド
ル7の回動操作に際して、被嵌体5が雨樋受杆部2に対
し前記スライド重合部4のスライド方向に移動し得ない
状態に保持される構成としている。
【0035】従って、このように単に係止部8は雨樋受
杆部2から切り出し形成する構成としたから、この構成
は簡易に設計実現可能な構成であり量産性に秀れ安価に
構成可能となる。
【0036】また、本実施例では、前記雨樋受杆部2の
上面に、スライド重合部4の前後スライド方向に所定間
隔を置いて複数の係合凹部15を並設形成する一方、この
係合凹部15に係止し得る係止凸部16を取付杆部3の下面
(図面では一箇所)に設けて、この係合凹部15と係止凸
部16とが係止することにより、雨樋受杆部2が被嵌体5
に対して位置決めされ、前記操作ハンドル7の回動操作
による圧接係止状態が極めて強固なものとなるように構
成している。
【0037】具体的には、単に雨樋受杆部2の上面を波
板状に形成してこの並設する凹部を前記係合凹部15とし
ている。また、取付杆部3の下面に突起を形成してこの
突起を前記係止凸部16としている。従って、この係合凹
部15並びに係止凸部16の構造は簡易に設計実現可能な構
成であり、量産性に秀れ安価に構成できる。
【0038】従って、本実施例では上述のように構成し
たから、前記雨樋受杆部2側のスライド重合部4若しく
は取付杆部3側のスライド重合部4に、このスライド重
合部4のスライドガイドとなるガイド孔を設けないか
ら、スライド調整に際してスライド重合部4の移動範囲
がガイド孔による移動制約を受けず、それだけ調整移動
範囲が拡大するから実用的となる。
【0039】また、ガイド孔を設けないだけ前記雨樋受
杆部2側のスライド重合部4若しくは取付杆部3側のス
ライド重合部4の強度落ちがなく秀れた耐久強度を発揮
し、例えば積雪荷重による変形などを生じにくくなる
上、加工コストも掛からないことになる。
【0040】また、仮に、被嵌体5が雨樋受杆部2に対
しても取付杆部3に対しても固定されていなかった場合
には、操作ハンドル7を回動操作すると、圧接部7Aの
雨樋受杆部2の下面に対する圧接部位の推移に伴って、
被嵌体5も雨樋受杆部2に対して取付金具11方向に向か
って移動してしまうことになり、これでは雨樋受杆部2
と取付杆部3とのスライド重合部4の位置調整を行う場
合に、操作ハンドル7を回動操作する前に被嵌体5を任
意の位置に合わせるまでは良いが、操作ハンドル7を回
動操作すると被嵌体5の位置がずれて正確な位置に位置
決め固定できなくなってしまうという問題が生じること
が、出願人の試作実験によりわかっている。
【0041】しかし本実施例にあっては、上記したよう
に操作ハンドル7を回動操作しても、前記係止部8によ
って被嵌体5がスライド重合部4のスライド方向に移動
しないから、このような欠点を生じることのない秀れた
構成となる。
【0042】また、本実施例の操作ハンドル7は、単に
一枚の板材を折曲形成するだけの構成のために、簡易に
設計実現可能であり量産性に秀れ安価に構成できる。
【0043】図中符号17は雨樋係止段部13に係止した雨
樋1の上周縁部を雨樋係止段部13より抜け止め不能に弾
圧係止する押さえバネ、18は押さえバネ17を雨樋受杆部
2に固定するためのリベットなどの固定部材である。
【0044】尚、本発明は、本実施例に限られるもので
はなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るもの
である。
【0045】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、操
作ハンドルのワンタッチ回動操作により雨樋受杆部を取
付杆部に対して雨樋受杆部に吊り下げ若しくは受支承し
た雨樋の幅方向にスライド調整することも、所望の位置
に位置決め固定することもでき、しかも本発明では、前
記被嵌体は雨樋受杆部に固定してこの雨樋受杆部と共に
取付杆部に対してスライド移動自在に設けたために、被
嵌体に設けられた操作ハンドルを掴んで調整移動するこ
とで取付杆部に対して雨樋受杆部を調整移動させること
ができるし、所望位置に移動させたらそのまま操作ハン
ドルを回動操作してスライド重合部を位置決め固定する
ことができ、従って、操作ハンドルを操作することによ
る一連の作業動作により、雨樋の軒先に対する固定位置
調整を極めて容易に行うことができる極めて作業性・実
用性に秀れた雨樋受金具となり、その上、この位置決め
スライド調整構造を構成する構成部材が、被嵌体と,取
付軸と,操作ハンドルとのわずか三点の部品で足りるた
め、組み立て作業効率が良く量産性に秀れ、安価な製品
を提供できることになるなど極めて秀れた実用上の効果
を発揮する画期的な雨樋受金具となる。
【0046】また、請求項2記載の発明においては、操
作ハンドルの圧接係止構造を簡易に設計実現可能とな
り、しかもこの操作ハンドルの一部をスライド重合部に
圧接して位置決め固定する構造のために、この操作ハン
ドルを圧接係止状態と係止解除状態とに固定しておくよ
うな他の固定機構なども不要となり、一層簡易構成にし
て安価に構成可能となる秀れた構成の雨樋受金具とな
る。
【0047】また、請求項3記載の発明においては、雨
樋受杆部と共にスライド移動する被嵌体のこの雨樋受杆
部に対する固定構造を簡易に設計実現可能となり、しか
も操作ハンドルを回動操作した際に、被嵌体がスライド
重合部のスライド方向に移動しないため、操作ハンドル
の回動操作後に被嵌体の位置がずれて正確な位置にスラ
イド重合部を位置決め固定できなくなってしまうことも
ないなど極めて実用性に秀れた雨樋受金具となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例を示す斜視図である。
【図2】本実施例の分解斜視図である。
【図3】本実施例の使用状態を示す一部を切り欠いた側
面図である。
【図4】本実施例の操作ハンドルを下方へ起こしてスラ
イド重合部をスライド可能とした状態を示す説明部分断
面図である。
【図5】本実施例の操作ハンドルを略水平状態となるよ
うに回動させてスライド重合部のスライドを阻止した状
態を示す説明部分断面図である。
【符号の説明】
1 雨樋 2 雨樋受杆部 3 取付杆部 4 スライド重合部 5 被嵌体 5A 側壁部 6 取付軸 7 操作ハンドル 7A 圧接部 7B 摘まみ部 7C 取付用脚部 8 係止部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雨樋を吊り下げ若しくは受支承する帯状
    の雨樋受杆部と、軒先に固定される帯状の取付杆部とか
    ら成り、この雨樋受杆部と取付杆部とをスライド自在に
    重合連結して、雨樋受杆部を取付杆部に対しこの雨樋受
    杆部に吊り下げ若しくは受支承する雨樋の幅方向にスラ
    イド調整自在に設けた雨樋受金具において、前記雨樋受
    杆部と前記取付杆部とのスライド重合部に、このスライ
    ド重合部よりも高さのある両側壁部を備えた断面略コ字
    形の被嵌体をスライド重合部の上方若しくは下方から被
    嵌し、この被嵌体の両側壁部間に取付軸を架設し、この
    取付軸に操作ハンドルを回動自在に枢着し、この操作ハ
    ンドルを回動することでスライド重合部を圧接係止する
    圧接部を操作ハンドルに設け、この操作ハンドルを回動
    して圧接部がスライド重合部を圧接すると、操作ハンド
    ルの圧接部と前記被嵌体とが前記スライド重合部を挟持
    圧接係止してスライド重合部のスライド移動が阻止さ
    れ、且つこの状態から操作ハンドルを反対方向に回動す
    ると圧接部による圧接係止が解除されてスライド重合部
    がスライド可能となるように構成し、前記被嵌体は前記
    雨樋受杆部に固定してこの雨樋受杆部と共に取付杆部に
    対してスライド移動自在に設けたことを特徴とする雨樋
    受金具。
  2. 【請求項2】 前記操作ハンドルは、操作用の摘まみ部
    の下部に取付用脚部を設けた構成として、この取付用脚
    部を前記取付軸に枢着し、この取付用脚部の周縁をカム
    形状に形成して操作ハンドルを回動操作することにより
    取付用脚部と前記スライド重合部との間隔が広狭変化す
    るように構成すると共に、この操作ハンドルを回動操作
    することによって前記スライド重合部に圧接係止する取
    付用脚部の周縁部位を前記圧接部として構成したことを
    特徴とする請求項1記載の雨樋受金具。
  3. 【請求項3】 前記操作ハンドルの回動作動に際して、
    前記被嵌体が前記雨樋受杆部に対し前記スライド重合部
    のスライド方向に移動し得ない状態に係止し得る係止部
    をこの被嵌体と雨樋受杆部とのいずれか一方若しくは双
    方に設けたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1
    項に記載の雨樋受金具。
JP2001070730A 2001-03-13 2001-03-13 雨樋受金具 Pending JP2002276102A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001070730A JP2002276102A (ja) 2001-03-13 2001-03-13 雨樋受金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001070730A JP2002276102A (ja) 2001-03-13 2001-03-13 雨樋受金具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002276102A true JP2002276102A (ja) 2002-09-25

Family

ID=18928547

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001070730A Pending JP2002276102A (ja) 2001-03-13 2001-03-13 雨樋受金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002276102A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010196342A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Otis:Kk 軒樋支持具セット
JP2010196343A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Otis:Kk 軒樋支持具、これに用いる取付基板および取付杆
JP2010196344A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Otis:Kk 軒樋支持具、これに用いる取付基板および取付杆
JP2015206203A (ja) * 2014-04-21 2015-11-19 株式会社オーティス 座板、座板の取付構造および軒樋支持具

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010196342A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Otis:Kk 軒樋支持具セット
JP2010196343A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Otis:Kk 軒樋支持具、これに用いる取付基板および取付杆
JP2010196344A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Otis:Kk 軒樋支持具、これに用いる取付基板および取付杆
JP2015206203A (ja) * 2014-04-21 2015-11-19 株式会社オーティス 座板、座板の取付構造および軒樋支持具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7052035B2 (en) Assembly unit having an airbag module and a vehicle steering wheel
US7748782B2 (en) Tilt adjustment mechanism for child safety seat
US8850671B2 (en) Clip and attaching structure
JP2002276102A (ja) 雨樋受金具
JP2001098719A (ja) 雨樋受金具
JP2992884B2 (ja) 雨樋受金具
JP2000145060A (ja) 雨樋受金具
US7225745B2 (en) Free standing ironing board
JP2008113651A (ja) 生垣バリカンへのチップレシーバの取付構造
JP3723194B2 (ja) ロック式の雨樋支持具
JP6709252B2 (ja) 樋受け具
JP2872936B2 (ja) 折板屋根構造
JP3429472B2 (ja) 樋支持具
JPH053441U (ja) 樋受金具の締結装置
JP2000320094A (ja) 樋支持具
JP3364463B2 (ja) スライド式雨樋支持具
JP4714365B2 (ja) 雨樋支持具
JP3749895B2 (ja) 綴じ具
JP2753815B2 (ja) クランプ装置
JP6937277B2 (ja) フードロック装置の組み付け構造
JP2020183661A (ja) 軒樋支持具
JP3019314U (ja) ドリンクホルダー等のルーバーへの取付具
JP4653905B2 (ja) 雨樋支持具
JP3513118B2 (ja) 横回転ロック式の雨樋支持具
JP4557395B2 (ja) 回転ロック式の雨樋支持具

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040329

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040510

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040809