JP3019314U - ドリンクホルダー等のルーバーへの取付具 - Google Patents

ドリンクホルダー等のルーバーへの取付具

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JP3019314U
JP3019314U JP1995006834U JP683495U JP3019314U JP 3019314 U JP3019314 U JP 3019314U JP 1995006834 U JP1995006834 U JP 1995006834U JP 683495 U JP683495 U JP 683495U JP 3019314 U JP3019314 U JP 3019314U
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貞雄 宮中
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ミヤ化学株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドリンクホルダー等に着脱自在で、各種のル
ーバーに適用することができるドリンクホルダー等のル
ーバーへの取付具の提供。 【構成】 取付アーム3とストッパー部材5とからな
り、取付アームは板状部31の基端部に3つの鍔部36
が形成され、各鍔部は取付体7の垂直壁77に形成され
たアーム差込穴74よりも小径に形成され、且つ鍔部同
士の離間距離がアーム係合溝75の深さとほぼ等しく形
成されてなり、鍔部間に形成される溝部37の径がアー
ム係合溝の幅とほぼ等しい大きさに形成されてなり、板
状部の先端部にルーバーと係合する係合部33が形成さ
れ、板状部の上部に設けられたツマミ部34に係止片3
5が形成されてなり、ストッパー部材は取付アーム嵌挿
穴53を前後方向に貫通して形成され、その上面に係止
片と係止可能な係止歯54が長手方向に複数個連続に形
成されてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車のエアコン吹出口のルーバーに、飲料缶を保持するための ドリンクホルダーや、携帯電話を保持するための携帯電話ホルダー等を取り付け るのに使用される「ドリンクホルダー等のルーバーへの取付具」に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
自動車内のエアコン吹出口にドリンクホルダー等を設置する際に使用される従 来の取付具としては、例えば、実開平5−67534号公報に示されるようなも のが知られている。 この従来の取付具は、図6に示すように、先端部にフックaを形成されると共 に上面に鋸歯bを複数個連続に形成されてなる縦方向スライド片Xと、この縦方 向スライド片Xに沿って任意の位置で固定されるルーバー固定部材Yとからなる ものであった。そして、この取付具は、縦方向スライド片Xの基端部をドリンク ホルダー本体に設けた固定部材に固定すると共に、縦方向スライド片Xに対して ルーバー固定部材Yをスライドさせて両部材X,Yのフックa,cの間でルーバ ーZを挟持して、ルーバーZにドリンクホルダーを固定するものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の方法では、ルーバー固定部材Yの係合解除レバーdが、 図6に示すように、縦方向スライド片Xを嵌挿する固定部材本体eに支点Oを中 心として揺動するように直接固着されてなる構成であったので、係合解除レバー dの操作時や、係合解除レバーdのつめfと縦方向スライド片Xの鋸歯bとを係 合させてドリンクホルダーをルーバーZに取り付けた使用時において前記固着部 Oへの負担が大きかった。 この考案は、これらの課題を解決するためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この考案は、基端部から先端部に向けて、取付部 (32)、板状部(31)、及び、先端が折り返された係合部(33)が連設さ れてなる取付アーム(3)と、この取付アームと協働して、前記係合部を自動車 のエアコン吹出口のルーバーに固定するストッパー部材(5)とからなり、前記 取付アームの取付部(32)を、ドリンクホルダー等の取付体(7)の垂直壁( 77)に設けられた差込穴(74)に差し込んだ後、この差込穴に連続する長穴 の係合溝(75)に移動させて係止する着脱自在の取付具(1)であって、前記 取付部(32)は、離間的に位置する少なくとも2つの鍔部(36)と、前記鍔 部より小径に形成された前記鍔部間の溝部(37)とからなり、前記鍔部(36 )の離間距離は、前記取付体の垂直壁(77)の厚さにほぼ等しく、且つ、前記 溝部(37)の外径は、前記係合溝(75)の幅とほぼ等しく形成されてなり、 前記板状部(31)は、前後方向に長細い略矩形に形成されて、その上部には、 首状に形成された第1アーム(34A)の上端部から先端側に突出形成された第 2アーム(34B)により前記第1アーム上端部を中心として揺動可能なツマミ 部(34)が設けられ、このツマミ部には、上下方向に形成された先端面(35 a)と先端側に向けて下方に傾斜する下端面(35b)とで鋭角をなす係止片( 35)が幅方向に延在して形成され、前記ストッパー部材(5)には、前記取付 アームが嵌挿される嵌挿穴(53)を前後方向に貫通して形成され、この嵌挿穴 (53)は、前記第1アームの幅寸法よりもやや大きい幅寸法で上方に開口する 開口部(53c)を備え、この開口部の左右両側における上面に、前記係止片と 係止可能で幅方向に延在する係止歯(54)が前後方向に複数個連続に形成され ている。
【0005】 この取付具は、好ましくは、前記ストッパー部材(5)の先端部には、径方向 外側に突出する板状の鍔状突出部(52)が形成されると共にその鍔状突出部の 前記嵌挿穴の下部に板状のルーバー受部(56)が先端側に突出して形成されて なり、前記ストッパー部材の上面の前記係止歯(54)を挟んだ左右両側に、上 方に突出するガイド壁(55)が形成されてなり、このガイド壁の離間距離が、 前記ツマミ部の幅寸法よりもやや大きい寸法とされ、前記溝部(37)は、前記 係合溝(75)の幅とほぼ等しい幅寸法を有する正方形状の縦断面に形成されて なるものである。
【0006】
【作用】
この考案の取付具は、自動車内のエアコン吹出口に、ドリンクホルダーや携帯 電話ホルダー等の取付体を取り付けるのに使用されるものである。取付具のルー バーへの固定は、取付アームの係合部をルーバーに引っ掛けた後、この係合部と の間でルーバーを挟持するように、ストッパー部材を取付アームに係止して行わ れる。そして、取付アームの鍔部に、取付体を係合して固定して使用される。取 付体の鍔部への固定は、鍔部を取付体の差込穴に差し込んで、溝部を係合溝の方 に移動させて行われる。 さらに、取付アームは、周方向に回転させて使用することができるので、板状 部の板面を水平方向と平行にして使用できることはもちろん、90度回転させて 垂直方向と平行にして使用したり、180度回転させて裏返しにして使用したり することも可能であり、各種のルーバーに対応できる。
【0007】
【実施例】
以下、この考案の「ドリンクホルダー等のルーバーへの取付具」について、さ らに詳細に説明する。 図1は、この考案の取付具1の一実施例を示す斜視分解図である。また、図2 は、取付アーム3にストッパー部材5を嵌挿した状態の中央縦断面図である。 この考案の取付具1は、エアコン吹出口9にほぼ水平状態で取り付けられる取 付アーム3と、この取付アーム3の先端部をルーバー91に固定するためのスト ッパー部材5とからなり、取付アーム3の基端部にドリンクホルダー7等を取り 付けて使用される。なお、この実施例の場合、取付アーム3とストッパー部材5 とは、いずれもプラスチックによって形成されてなる。
【0008】 取付アーム3は、前後方向に長細い略矩形の板状に形成された板状部31と、 この板状部31の基端部に形成されてドリンクホルダー7等が取り付けられる取 付部32と、前記板状部31の先端部に形成されるルーバー91への係合部33 と、ストッパー部材5と係止される係止片35が形成されたツマミ部34とから なる。 取付部32は、円柱状の鍔部36(36a〜36c)が等間隔に3つ形成され てなり、板状部31側の鍔部36cのみ、板状部の上端面よりも上方左右両部が 切り欠かれて切欠鍔部36dを形成されてなる。これは、後述するように、スト ッパー部材5の取付アーム嵌挿穴53の上部の開口部53cに嵌挿可能とするた めである。また、鍔部36同士の離間距離は、鍔部36の厚さよりもやや大きく 形成されてなる。さらに、鍔部36と鍔部36との間に形成された溝部37は、 縦断面が正方形状に形成されてなると共に、その上下面が前記板状部31の板面 と平行に形成されてなる。
【0009】 係合部33は、板状部31の先端部と連続に形成され、その先端部が基端側に 折り返されてなる。係合部33は、板状部31の幅寸法よりもやや小さい幅寸法 に形成され、且つ、板状部31の板厚よりもやや薄い厚さに形成されてなる。係 合部31の折返部38は、基端側に行くに従って板状部31に対して所要の角度 で下方に向けて傾斜して形成されてなる。板状部31に対する折返部38の傾斜 角度は、ルーバー91の形状に応じて適宜設定されるが、この実施例では、板状 部31と折返部38との間の角度が45度に設定されている。 板状部31の基端部には、ツマミ部34が形成されてなる。このツマミ部34 は、板状部31の基端部から上方に突出形成された第1アーム34Aと第2アー ム34Bを介して設けられている。第1アーム34Aは、板状部31の基端部か ら板状部31に対して垂直に上方に突出形成されており、この第1アーム34A の上端部から先端側の斜め下方に向けて第2アーム34Bが形成されてなり、こ の第2アーム34Bの先端部にツマミ部34が設けられてなる。なお、各アーム 34A,34Bの幅寸法は、前記基端側の切欠鍔部36dの幅寸法と等しく形成 されてなる。ツマミ部34は、上端部が先端側に突出形成されて操作部39とさ れてなり、先端側の下部に、係止片35が幅方向に延在して形成されてなる。こ の係止片35は、後述するストッパー部材5の係止歯54と係止可能に形成され てなり、具体的には、先端面35aが上下方向と平行に形成されてなると共に、 下端面35bが先端側に行くに従って若干下方に傾斜して形成されてなる。そし て、ツマミ部34は、操作部39を基端側に付勢することによって、第1アーム 34Aの上端部を中心として第2アーム34Bを揺動させることにより揺動させ ることができる。
【0010】 ストッパー部材5は、縦断面矩形状の筒体51に形成されてなると共に、その 先端部には径方向外側に突出する円板状の鍔状突出部52が一体形成されてなる 。ストッパー部材5の中心部には、前後方向に貫通する略矩形状の取付アーム嵌 挿穴53が形成されている。この取付アーム嵌挿穴53は、取付アーム3の板状 部31の断面形状とほぼ等しい形状の板状部嵌挿穴53aと、この板状部嵌挿穴 53aの下部に連続して形成され、板状部嵌挿穴53aよりやや幅狭の折返部嵌 挿穴53bとからなる。なお、折返部嵌挿穴53bの幅寸法は、取付アーム3の 係合部33の折返部38の幅寸法とほぼ等しい幅寸法に形成されてなる。 さらに、取付アーム嵌挿穴53は、ストッパー部材5の本体部51の上面に、 開口して形成されている。この開口部53cは、本体部51の幅方向中央部に形 成され、取付アーム3の各アーム34A,34Bの幅寸法よりもやや大きい幅寸 法とされている。
【0011】 本体部51の上面には、開口部53cを挟んで左右両側に、前記取付アーム3 の係止片35と係止可能で幅方向に延在する係止歯54がラック状に長手方向( 前後方向)に複数個連続に形成されてなる。各係止歯54の形状は、先端側に行 くに従って下方に傾斜する傾斜面54bを先端側に形成されてなると共に、この 傾斜面54bの基端部に上下方向に延びる係止面54aが形成されてなる。そし て、これらの係止歯54を挟むように、ストッパー部材5の上面には、上方に突 出するガイド壁55が形成されてなり、このガイド壁55間の離間距離が、取付 アーム3のツマミ部34の幅寸法よりも若干広く形成されてなる。 また、鍔状突出部52の先端面には、図2に示すように、折返部嵌挿穴53b の下端面と連続に、ルーバー受部56が先端側に突出して形成されている。
【0012】 図3は、この考案の取付具1によってルーバー91に取り付けられる取付体7 の一実施例を示す斜視図である。また、図4は、この取付体7の使用状態を示す 縦断面図である。 この実施例の取付体7は、携帯電話ホルダー72を備えたドリンクホルダー7 1であり、先端側の垂直壁77には、取付アーム3の鍔部36と係合されるアー ム取付部73が形成されてなると共に、エアコン吹出口9から排出される空気を 挿通するための空気挿通穴76が複数個形成されてなる。
【0013】 アーム取付部73は、アーム差込穴74と、これに連続に形成されたアーム係 合溝75とからなる。つまり、図3に示すように、垂直壁77の幅方向中央部に は、鍔部36の径よりも僅かに大きい円形のアーム差込穴74が形成されており 、このアーム差込穴74の左右両部には、これと連続に、アーム係合溝75が左 右方向に形成されてなる。このアーム係合溝75の上下方向の幅寸法は、取付ア ーム3の溝部37の幅寸法にほぼ等しい寸法に形成されてなる。また、アーム係 合溝75の前後方向の深さは、取付アーム3の鍔部36同士の離間寸法にほぼ等 しく形成されてなる。よって、取付アーム3の鍔部36をドリンクホルダー7の アーム差込穴74から差し込んで、アーム係合溝75の方へ移動させることによ り、鍔部36と鍔部36との間で取付体7の垂直壁77を跨ぐようにして、取付 アーム3に取付体7を安定して固定できる。なお、最も基端側の鍔部36aと中 央の鍔部36bとの間で垂直壁77を跨ぐようにしてもよいし、中央の鍔部36 bと先端側の鍔部36c及び切欠鍔部36dとの間で垂直壁77を跨ぐようにし てもよい。 そして、これと同様に、取付具1を垂直壁77の左右両側のアーム係合溝75 ,75にそれぞれ一つずつ設ける等して使用される。なお、使用時においてドリ ンクホルダー7等の回転を抑制するようにアーム係合溝75等が形成されてなる 場合や、回転してもよいものを取り付ける場合には、ドリンクホルダー7等を一 個の取付具1によってルーバー91に取り付けてもよい。また、取付具1を3つ 以上使用してルーバー91に取り付けてもよいことはもちろんである。
【0014】 各取付アーム3には、先端側からストッパー部材5が嵌挿されて使用される。 これには、ストッパー部材5の取付アーム嵌挿穴53に、取付アーム3の先端部 を挿し込むことによって行われる。この際、操作部39を基端側に付勢すること によってツマミ部34を第1アーム34A上端部を中心として揺動させて、取付 アーム3の係止片35がストッパー部材5の係止歯54と係止しないようにしな がら取付アーム3に対してストッパー部材5を十分奥まで嵌挿する。その後、ツ マミ部34の付勢を解くと、ツマミ部34は元の状態に復元し、その係止片35 が係止歯54と係止される。この状態では、上下方向と平行に形成された係止片 35の先端面35aと係止歯54の係止面(基端面)54aとが当接することに よって係止されるので、取付アーム3に対してストッパー部材5を相対的に基端 側(嵌挿方向)に移動させることはできないが、これとは逆に取付アーム3に対 してストッパー部材5を相対的に先端側(抜脱方向)に移動させることはできる 。なぜなら、係止片35の下端面35bは先端側に行くに従って下方に傾斜して 形成されてなり、且つ、各係止歯54の傾斜面54bも先端側に行くに従って下 方に傾斜して形成されてなるために、ストッパー部材5を取付アーム3に対して 相対的に先端側に移動させた場合には、ツマミ部34が第1アーム上端部で若干 弾性変形することによって各係止歯54を順に乗り越えることができるからであ る。
【0015】 つまり、取付アーム3の係合部33をルーバー91に引っ掛けた後、取付アー ム3に対してストッパー部材5を先端側にスライドさせるだけで、取付アーム3 の係合部33とストッパー部材5のルーバー受部56との間でルーバー91を挟 んで、容易で確実に取付アーム3をルーバー91に固定することができる。しか も、取付後は、前記したように、取付アーム3の係合部33とストッパー部材5 の先端面52aとの距離が離間する方向への移動が拘束されているので、使用時 にルーバー91との係合が解除されるおそれはない。なお、係止歯54は長手方 向に複数個連続に形成されてなるので、ルーバー91の大きさに合わせて任意の 位置でストッパー部材5を取付アーム3に係止することができる。 上記の取り付け方法では、取付アーム3の板状部31の板面を水平方向にして 使用した例を述べたが、ルーバー91の形状によっては取付アーム3を周方向に 90度回転させて、つまり板状部31の板面を垂直方向にして使用してもよいし 、さらには、取付アーム3を周方向に180度回転させて裏返しにして使用して もよい。
【0016】 なお、この考案の取付具1は、上記実施例の構成に限らず適宜変更可能である 。 たとえば、取付アーム3の係合部33を、ルーバー91の先端部の形状と適合 する形状に折り返して形成したり、ストッパー部材5の先端部の取付アーム嵌挿 穴53の下部に、ルーバー91の基端部と適合する溝を形成してなる構成として もよく、この場合、取付アーム3をルーバー91に更に確実に固定することがで きて便利である。 また、使用時には、ドリンクホルダー7等の下部から角度調整ステー等を先端 側に突出させて、このステーの先端部でダッシュボードを突っ張ることによって 、ドリンクホルダー7を水平状態に保つ構成としてもよい。なお、角度調整ステ ーの代わりに、図4に示すように、角度調節用スポンジ10をドリンクホルダー 7等の垂直壁77の先端面下部に固着しておき、この角度調節用スポンジ10で ダッシュボードを突っ張るようにドリンクホルダー7等を水平に調節してもよい 。 さらに、ルーバー91への負担を軽減するために、取付具1に加えて図5に示 すような補助ベルト11を使用してもよい。この補助ベルト11は、樹脂等の可 撓性材料が帯状に形成されてなると共に、その両端部11aが略円形に形成され てなり、この両端部11aに両面テープが貼着されてなる。そして、この補助ベ ルト11の使用に際しては、例えば図3に示すドリンクホルダー7の場合、垂直 壁77の空気挿通穴76に、左右に跨がるようにして補助ベルト11を通し、そ の補助ベルト11の両端部11aを両面テープ等によりダッシュボードに貼付す ることが好適である。 その上、取付アーム3とドリンクホルダー7等との連結は、上記実施例のよう に、取付アーム3の鍔部36の間でドリンクホルダー7等の垂直壁77を跨いで なる構成に限らず、例えば、ドリンクホルダー7等に形成された穴に鍔部36を 引っ掛けて、ドリンクホルダー7を取付アーム3に吊り下げる構成であってもよ い。
【0017】
【考案の効果】
このように、この考案のドリンクホルダー等のルーバーへの取付具によれば、 ストッパー部材の係止歯と係止される係止片が形成された取付アームのツマミ部 は、板状部から首状に形成された第1アームの上端部を中心として揺動される第 2アームの先端部に設けてなるので、係合を解除する際のツマミ部の操作が容易 であると共に、使用時は第1アームと第2アームとの角度が狭くなるように荷重 がかかるので、取付アームの係止片がストッパー部材の係止歯と確実に係合され る。しかも、各アームを介してツマミ部を操作するので、一部に過度の負担がか かるおそれもなく、製品寿命を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の取付具の一実施例を示す斜視分解図
である。
【図2】図1の取付具を示し、ストッパー部材に取付ア
ームが嵌挿された状態の中央縦断面図である。
【図3】この考案の取付具によってルーバーに取り付け
られる取付体の一実施例を示す斜視図であり、携帯電話
ホルダー付ドリンクホルダーを示す。
【図4】図1の取付具の使用状態を示す縦断面図であ
る。
【図5】補助ベルトの一実施例を示す図である。
【図6】従来の取付具の一例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 取付具 3 取付アーム 5 ストッパー部材 7 取付体(ドリンクホルダー等) 9 エアコン吹出口 31 板状部 32 取付部 33 係合部 34 ツマミ部 34A 第1アーム 34B 第2アーム 35 係止片 35a 係止片の先端面 35b 係止片の下端面 36(36a,36b,36c) 鍔部 37 溝部 38 折返部 52 鍔状突出部 53 取付アーム嵌挿穴 53c 取付アーム嵌挿穴の開口部 54 係止歯 54a 係止歯の基端面(係止面) 54b 係止歯の上面(傾斜面) 55 ガイド壁 56 ルーバー受部 74 アーム差込穴 75 アーム係合溝 77 垂直壁 91 ルーバー

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基端部から先端部に向けて、取付部(3
    2)、板状部(31)、及び、先端が折り返された係合
    部(33)が連設されてなる取付アーム(3)と、この
    取付アームと協働して、前記係合部を自動車のエアコン
    吹出口のルーバーに固定するストッパー部材(5)とか
    らなり、前記取付アームの取付部(32)を、ドリンク
    ホルダー等の取付体(7)の垂直壁(77)に設けられ
    た差込穴(74)に差し込んだ後、この差込穴に連続す
    る長穴の係合溝(75)に移動させて係止する着脱自在
    の取付具(1)であって、 前記取付部(32)は、離間的に位置する少なくとも2
    つの鍔部(36)と、前記鍔部より小径に形成された前
    記鍔部間の溝部(37)とからなり、前記鍔部(36)
    の離間距離は、前記取付体の垂直壁(77)の厚さにほ
    ぼ等しく、且つ、前記溝部(37)の外径は、前記係合
    溝(75)の幅とほぼ等しく形成されてなり、 前記板状部(31)は、前後方向に長細い略矩形に形成
    されて、その上部には、首状に形成された第1アーム
    (34A)の上端部から先端側に突出形成された第2ア
    ーム(34B)により前記第1アーム上端部を中心とし
    て揺動可能なツマミ部(34)が設けられ、このツマミ
    部には、上下方向に形成された先端面(35a)と先端
    側に向けて下方に傾斜する下端面(35b)とで鋭角を
    なす係止片(35)が幅方向に延在して形成され、 前記ストッパー部材(5)には、前記取付アームが嵌挿
    される嵌挿穴(53)を前後方向に貫通して形成され、
    この嵌挿穴(53)は、前記第1アームの幅寸法よりも
    やや大きい幅寸法で上方に開口する開口部(53c)を
    備え、この開口部の左右両側における上面に、前記係止
    片と係止可能で幅方向に延在する係止歯(54)が前後
    方向に複数個連続に形成されていることを特徴とするド
    リンクホルダー等のルーバーへの取付具。
  2. 【請求項2】前記ストッパー部材(5)の先端部には、
    径方向外側に突出する板状の鍔状突出部(52)が形成
    されると共にその鍔状突出部の前記嵌挿穴の下部に板状
    のルーバー受部(56)が先端側に突出して形成されて
    なり、前記ストッパー部材の上面の前記係止歯(54)
    を挟んだ左右両側に、上方に突出するガイド壁(55)
    が形成されてなり、このガイド壁の離間距離が、前記ツ
    マミ部の幅寸法よりもやや大きい寸法とされ、前記溝部
    (37)は、前記係合溝(75)の幅とほぼ等しい幅寸
    法を有する正方形状の縦断面に形成されてなる請求項1
    に記載のドリンクホルダー等のルーバーへの取付具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7464468B2 (ja) 2020-07-02 2024-04-09 株式会社カーメイト エアコン吹き出し口に対する物品取付具

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JP7464468B2 (ja) 2020-07-02 2024-04-09 株式会社カーメイト エアコン吹き出し口に対する物品取付具

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