JP2008049838A - タングプレート保持具 - Google Patents
タングプレート保持具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008049838A JP2008049838A JP2006228313A JP2006228313A JP2008049838A JP 2008049838 A JP2008049838 A JP 2008049838A JP 2006228313 A JP2006228313 A JP 2006228313A JP 2006228313 A JP2006228313 A JP 2006228313A JP 2008049838 A JP2008049838 A JP 2008049838A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tongue plate
- webbing
- plate
- holding
- insertion hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Abstract
【課題】クウォータトリムを特殊形状に成形する必要が無く、かつタングプレート保持位置の自由度が高いとともに、ウェビングの振れも規制できる。
【解決手段】バックルから分離されて、上下方向へ延びるウェビングWの途中に位置する3点式シートベルトのタングプレートTを保持するタングプレート保持具であって、車室トリムへの取付用突起21を形成した取付部2と、タングプレートTのプレート部T1を挿入する挿入孔11と、プレート部T1を挿入した状態で、ウエビングWを受け入れてその振れを防止する保持間隙3とを本体Hに一体に形成してある。。
【選択図】 図1
【解決手段】バックルから分離されて、上下方向へ延びるウェビングWの途中に位置する3点式シートベルトのタングプレートTを保持するタングプレート保持具であって、車室トリムへの取付用突起21を形成した取付部2と、タングプレートTのプレート部T1を挿入する挿入孔11と、プレート部T1を挿入した状態で、ウエビングWを受け入れてその振れを防止する保持間隙3とを本体Hに一体に形成してある。。
【選択図】 図1
Description
本発明は、三点式シートベルトを使用しないときにそのタングプレートを保持しておくためのタングプレート保持具に関する。
3点式シートベルトを使用しない状態では、ウェビングが車室側壁に沿って上下方向へ延び、バックルと分離されたタングプレートは上記ウェビングの上下方向中間に位置している。そこで、車両走行中等にタングプレートが揺れて車室側壁と干渉することがないように、例えば特許文献1にはタングプレートの保持構造が示されている。ここでは、クウォータロアトリムにタングプレートを挿入する挿入口を設けるとともに、挿入口の下方に位置するクウォータアッパトリムに、挿入された上記タングプレートを保持する保持部材を設けている。
特開2006−44526号
しかし上記従来の保持構造では、車室側壁を構成するクウォータトリムを特殊形状に成形する必要があるとともに、タングプレートを保持する位置が制約されるという問題がある。また、ウェビングは保持されていないために車両走行時等にウェビングが大きく振れるという問題もあった。
そこで、本発明はこのような課題を解決するもので、クウォータトリムを特殊形状に成形する必要が無く、かつタングプレート保持位置の自由度が高いとともに、ウェビングの振れも規制できるタングプレート保持具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、バックルから分離されて、上下方向へ延びるウェビング(W)の途中に位置する3点式シートベルトのタングプレート(T)を保持するタングプレート保持具であって、車室側壁(R)への取付部(2)と、タングプレート(T)のプレート部(T1)を挿入する挿入孔(11)と、プレート部(T1)を挿入した状態で、ウエビング(W)を受け入れてその振れを防止する保持間隙(3)とを本体(H)に一体に形成する。
本第1発明においては、プレート部を挿入孔内に挿入することによってこれを保持できるとともに、ウェビングを保持間隙内に受け入れてその振れを防止することができる。タングプレート保持具は取付部によって車両側壁の所望位置に固定することができるから、タングプレートを保持する位置を自由に選択することができる。
本第2発明では、上記挿入孔(11)の内面(11a,11b,11c,11d)の一部(111,112,113)を、挿入されたプレート部(T1)の幅ないし厚みよりもやや小さい間隔で対向するように形成して、挿入されたプレート部(T1)に弾性的に圧接させるようにする。
本第2発明においては、挿入孔の内面の一部がプレート部に圧接することによって当該プレート部を挿入孔内に確実に保持することができる。
なお、上記カッコ内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明のタングプレート保持具によれば、クウォータトリムを特殊形状に成形する必要が無く、かつタングプレート保持位置の自由度が高いとともに、ウェビングの振れも規制することができる。
(第1実施形態)
図1にタングプレート保持具の斜視図を示す。保持具本体Hは樹脂の一体成形品で、横長厚肉の本体部1と、当該本体部1の一端からこれと間隔をおいて略平行に折り返された薄肉の取付部2を備えている。本体部1には長手方向の中間部に上下方向へ貫通する挿入孔11が形成されている。挿入孔11は長手方向へ延びる扁平な長孔で、その長さLはタングプレートTのプレート部T1の横幅よりもやや長く、その幅D1は上記プレート部T1の厚みよりもやや大きくしてある。
図1にタングプレート保持具の斜視図を示す。保持具本体Hは樹脂の一体成形品で、横長厚肉の本体部1と、当該本体部1の一端からこれと間隔をおいて略平行に折り返された薄肉の取付部2を備えている。本体部1には長手方向の中間部に上下方向へ貫通する挿入孔11が形成されている。挿入孔11は長手方向へ延びる扁平な長孔で、その長さLはタングプレートTのプレート部T1の横幅よりもやや長く、その幅D1は上記プレート部T1の厚みよりもやや大きくしてある。
挿入孔11の両端内面11a,11bは内方へ膨出する円弧面としてあり、これら円弧面の頂部111の間隔D2はプレート部T1の幅よりもやや小さくなっている。また、挿入孔11の両側内面11c,11dも図3の拡大断面で示すように内方へ膨出する円弧面としてあって、対向する頂部112の間隔D3はプレート部T1の厚みよりもやや小さくなっている。
本体部1と取付部2の間には一方へ開放する略一定幅の保持間隙3(図1)が形成されており、その幅D4はウェビングWの厚みよりもやや大きくしてある。また、取付部2には背面の左右二箇所に、円柱状の取付用突起21が形成してある。
このようなタングプレート保持具Hは、図2に示すように、車室側壁を構成するトリムRに設けた取付孔R1に取付用突起21を挿入し、これにトリムR裏面側から菊ワッシャ22を取着することによりトリムRに固定される。この状態で、バックルと分離され上下方向へ延びるウェビングWの中間に位置するタングプレートTのプレート部T1を、本体部1の挿入孔11内に上方から挿入する。
挿入されたプレート部T1の両側端面と板面には円弧状に膨出する挿入孔内面11a〜11dの頂部111,112(図1、図3)が弾性的に圧接し、これによって、タングプレートTが挿入孔11内に保持される。そして、このタングプレートT挿入時に、上下方向へ延びるウェビングWは、一方へ開放する保持間隙3の開放口31(図1)からその中へ進入する。
保持間隙3内へ進入したウェビングWはその面直方向(図2の左右方向)への動きが本体部1と取付部2によって規制されるとともに、張力がかかった状態でタングプレート基部T2の通し穴内を屈曲通過していることによって滑りを生じることなくここに固定される。これにより、車両走行時等におけるウェビングWの振れも抑制される。
本実施形態においてはタングプレート保持具Hを固定するのに、トリムRに一対の取付孔R1を設けるだけで良いから、従来のようにクウォータトリムを特殊形状に成形する必要がない。また、タングプレート保持具Hを固定する位置をトリムR上で比較的自由に設定することができるから、タングプレートTを保持する位置が制約されるということもない。さらに、ウェビングWも振れることなく保持される。なお、取付部2に前述のような取付用突起21を形成するのに代えて、トリムに設けた取付開口の開口縁に係止できる係止片を形成するようにしても良い。なお、プレート部T1に圧接する頂部111,112を有する円弧面を、両端内面11a,11bないし両側内面11c,11dのいずれか一方のみとしても良い。
(第2実施形態)
挿入孔11の両側内面11c,11dを円弧状に膨出させるのに代えて、図4に示すように、両側内面11c,11dの適宜箇所に凸部113を形成して、挿入されたタングプレートTのプレート部T1に上記凸部113が圧接することによりタングプレートTを保持するようにしても良い。
挿入孔11の両側内面11c,11dを円弧状に膨出させるのに代えて、図4に示すように、両側内面11c,11dの適宜箇所に凸部113を形成して、挿入されたタングプレートTのプレート部T1に上記凸部113が圧接することによりタングプレートTを保持するようにしても良い。
(第3実施形態)
図5に示すように、保持間隙3の開放口31に位置する本体部1と取付部2の対向面1a,2aを、対向間隔が開放方向に向けて漸次大きくなるようなラッパ形状にすれば、プレート部T1を挿入孔11内へ挿入するのと同時になされる保持間隙3内へのウェビングWの進入を、より円滑に行うことができる。
図5に示すように、保持間隙3の開放口31に位置する本体部1と取付部2の対向面1a,2aを、対向間隔が開放方向に向けて漸次大きくなるようなラッパ形状にすれば、プレート部T1を挿入孔11内へ挿入するのと同時になされる保持間隙3内へのウェビングWの進入を、より円滑に行うことができる。
1…本体部、11…挿入孔、11a,11b,11c,11d…内面、111,112…頂部(一部)、113…凸部、2…取付部、3…保持間隙、H…保持具本体、R…トリム(車室側壁)、T…タングプレート、T1…プレート部、W…ウェビング。
Claims (2)
- バックルから分離されて、上下方向へ延びるウェビングの途中に位置する3点式シートベルトのタングプレートを保持するタングプレート保持具であって、車室側壁への取付部と、前記タングプレートのプレート部を挿入する挿入孔と、前記プレート部を挿入した状態で、前記ウエビングを受け入れてその振れを防止する保持間隙とを本体に一体に形成したタングプレート保持具。
- 前記挿入孔の内面の一部を、挿入された前記プレート部の幅ないし厚みよりもやや小さい間隔で対向するように形成して、挿入された前記プレート部に弾性的に圧接させるようにした請求項1に記載のタングプレート保持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006228313A JP2008049838A (ja) | 2006-08-24 | 2006-08-24 | タングプレート保持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006228313A JP2008049838A (ja) | 2006-08-24 | 2006-08-24 | タングプレート保持具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008049838A true JP2008049838A (ja) | 2008-03-06 |
Family
ID=39234288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006228313A Pending JP2008049838A (ja) | 2006-08-24 | 2006-08-24 | タングプレート保持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008049838A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017109554A (ja) * | 2015-12-15 | 2017-06-22 | 三菱自動車工業株式会社 | タングプレート保持具 |
WO2022045321A1 (ja) * | 2020-08-31 | 2022-03-03 | いすゞ自動車株式会社 | シートベルト保持具 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11348726A (ja) * | 1998-06-12 | 1999-12-21 | Mitsubishi Motors Corp | シートベルトの保持構造 |
JP2006044526A (ja) * | 2004-08-06 | 2006-02-16 | Suzuki Motor Corp | シートベルトのタングプレート保持構造 |
-
2006
- 2006-08-24 JP JP2006228313A patent/JP2008049838A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11348726A (ja) * | 1998-06-12 | 1999-12-21 | Mitsubishi Motors Corp | シートベルトの保持構造 |
JP2006044526A (ja) * | 2004-08-06 | 2006-02-16 | Suzuki Motor Corp | シートベルトのタングプレート保持構造 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017109554A (ja) * | 2015-12-15 | 2017-06-22 | 三菱自動車工業株式会社 | タングプレート保持具 |
WO2022045321A1 (ja) * | 2020-08-31 | 2022-03-03 | いすゞ自動車株式会社 | シートベルト保持具 |
JP2022041315A (ja) * | 2020-08-31 | 2022-03-11 | いすゞ自動車株式会社 | シートベルト保持具 |
JP7269553B2 (ja) | 2020-08-31 | 2023-05-09 | いすゞ自動車株式会社 | シートベルト保持具 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2002276633A (ja) | 樹脂クリップ | |
JP2009083829A (ja) | 係止構造 | |
JP5860981B1 (ja) | バックル装置 | |
JP6136867B2 (ja) | 加飾部品 | |
JP4787649B2 (ja) | 組立構造体 | |
JP2008049838A (ja) | タングプレート保持具 | |
JP2009029328A (ja) | カーテンサイドエアバッグ用トリムに適したトリムクリップ | |
JP2009299850A (ja) | クリップ取付座 | |
JP4336956B2 (ja) | 部品取付クリップ | |
JP3543623B2 (ja) | シートベルトの保持構造 | |
CN108177570B (zh) | 交通工具座椅 | |
WO2014132807A1 (ja) | シートベルト保持用ベゼル、シートベルト用ガイドユニット、及びシートベルト装置 | |
JP6670027B2 (ja) | ハーネスの保持構造 | |
JP2016137884A (ja) | バックル装置 | |
JP2006290016A (ja) | スイッチ取付構造 | |
US9610918B2 (en) | Seatbelt device bezel | |
JP7264575B2 (ja) | アンカ装置 | |
JP2015086928A (ja) | 取付部材の取付構造 | |
JP6988270B2 (ja) | シートベルトホルダ | |
JP2001275783A (ja) | 乗り物用ヘッドレスト装置 | |
JP2012224253A (ja) | 車両用シートベルトのタングプレート固定構造 | |
JP7269553B2 (ja) | シートベルト保持具 | |
JP3582637B2 (ja) | リヤピラートリムの接合構造 | |
JP2005076644A (ja) | クリップ | |
JP6605239B2 (ja) | シートベルトのタング保持装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090114 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110127 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20111122 |