JP2002275997A - 衛生洗浄装置 - Google Patents

衛生洗浄装置

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JP2002275997A
JP2002275997A JP2001082351A JP2001082351A JP2002275997A JP 2002275997 A JP2002275997 A JP 2002275997A JP 2001082351 A JP2001082351 A JP 2001082351A JP 2001082351 A JP2001082351 A JP 2001082351A JP 2002275997 A JP2002275997 A JP 2002275997A
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Hajime Mase
元 間瀬
Ryosuke Hayashi
良祐 林
Haruo Tsutsui
治雄 筒井
Yukinori Kubozono
幸徳 窪園
Yoshikazu Ushijima
義和 牛島
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、局部洗浄用ノズルの洗浄を行うために
バイパス電磁弁なる駆動手段を用いて流路の開閉をおこ
なっていたため、電源の供給がその分大きくなり、部品
点数も増え、コストがかかるという問題があった。 【解決手段】 局部洗浄用ノズルの胴体を洗浄するため
のノズル洗浄水を貯溜しておくノズル胴体洗浄用タンク
を局部洗浄用ノズルの上部に配置し、局部洗浄用ノズル
の伸縮移動と連動して、ノズル胴体洗浄用タンクに貯溜
しているノズル洗浄水を落下させて局部洗浄用ノズルの
洗浄を行う構成とした。これにより、従来電磁弁を用い
てノズル洗浄用流路の開閉を行っていたのに比べて、電
源の供給を減らし、部品点数も減らすことになるので、
コストの低減を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体の局部を洗浄
する衛生洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の衛生洗浄装置の一例を図5に示
す。給水管1より流入した給水圧の水は、減圧弁2によ
って減圧される。電磁弁3を通電すると水路は開き、二
流路に別れる。一方の流路4aでは熱交換器5に至って
湯となり、また他方の流路4bでは水のまま流れ、ミキ
シング部6で湯と水が混合し適温水となる。適温水は、
ミキシング部6の二次側で流調切替弁7によって、おし
り洗浄、ビデ洗浄の目的に叶う局部洗浄用流路7a、7
bの一方を通り局部洗浄用ノズル8から吐水するか、あ
るいは止水される。一方で、バイパス電磁弁9は、局部
洗浄用ノズル8が伸縮中に局部洗浄用ノズル8の胴体を
洗浄するための水が通るバイパス流路10aの開閉を行
うもので、非通電時にはバイパス流路10aを開き、通
電時にはバイパス流路10aを閉じているものである。
【0003】局部洗浄時における本衛生洗浄装置の一連
の動きを説明する。局部洗浄スイッチ(図示なし)をO
Nすると電磁弁3が通電して水路を開き、冷水処理をす
る。ここで、冷水処理とはミキシング部6における湯と
水の混合水が適温となるまでの間の混合水を便器面に捨
てることである。次にバイパス電磁弁9に通電してバイ
パス流路10aを閉じ、流調切替弁7を開いて局部洗浄
用ノズル8の前洗浄(ノズルヘッド8bの洗浄)を行
う。ここで、局部洗浄用ノズル8のノズルヘッド8bの
洗浄では、局部洗浄用ノズル8が収納時にはノズルヘッ
ド8bがノズル洗浄室8a内に配置している。このた
め、局部洗浄用ノズル8から吐水した水が、ノズル洗浄
室8a内でノズルヘッド8bを洗浄することになる。次
に流調切替弁7を閉じて、バイパス電磁弁9が非通電と
なってバイパス流路10aを開くことにより洗浄水がノ
ズル洗浄室8aに至って、伸出中である局部洗浄用ノズ
ル8の胴体を洗浄する。次にバイパス電磁弁9に通電し
てバイパス流路10aを閉じ、流調切替弁7を開いて局
部洗浄を行う。次に止スイッチ(図示なし)をONする
と流調切替弁7を閉じて、バイパス電磁弁9が非通電と
なってバイパス流路10aを開くことにより洗浄水がノ
ズル洗浄室8aに至って、収縮中である局部洗浄用ノズ
ル8の胴体を洗浄する。次にバイパス電磁弁9に通電し
てバイパス流路10aを閉じ、流調切替弁7を開いて局
部洗浄用ノズル8の後洗浄(ノズルヘッド8bの洗浄)
を行う。最後に電磁弁3が非通電となって水路を閉じ、
バイパス電磁弁9が非通電となってバイパス流路10a
を開き、残水が抜けた後、流調切替弁7を閉じる。この
一連の動作により、局部への吐水と局部洗浄用ノズル8
との洗浄を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の衛生洗浄装置において、局部洗浄用ノズルの洗浄を行
うためにバイパス電磁弁なる駆動手段を用いるため、電
源の供給がその分大きくなり、部品点数も増え、コスト
がかかるという問題がある。そこで本発明では、衛生洗
浄装置において上記課題を解決すること、つまり、局部
洗浄用ノズルの洗浄を別段の駆動手段無しに行うことを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用・効果】請求項
1記載の発明における衛生洗浄装置は、局部洗浄用ノズ
ルを洗浄するためのノズル洗浄水を局部洗浄用ノズル外
周に導くノズル洗浄用流路の開閉を行う開閉手段を設
け、開閉手段を、局部洗浄用ノズルを駆動する駆動手段
により動作させたことにより、局部洗浄用ノズルの洗浄
に関して、別段の駆動手段なしに局部洗浄用ノズルの胴
体を洗浄するものである。これにより電源の供給を小さ
く抑え、部品点数も減らすことで、コスト低減を図るも
のである。
【0006】請求項2記載の発明における衛生洗浄装置
は、開閉手段が大気圧中で前記ノズル洗浄用流路の開閉
を行うことにより、開閉手段に対して圧力による負担を
かけないことで、開閉手段の構成、材質に関して容易
に、安価に成し得るものである。
【0007】請求項3記載の発明における衛生洗浄装置
は、開閉手段を局部洗浄用ノズルから吐水時にはノズル
洗浄用流路を閉じ、局部洗浄用ノズルの伸縮時にはノズ
ル洗浄用流路を開くことで、局部洗浄用ノズルの伸縮中
に局部洗浄用ノズルの胴体を洗浄せしめるものである。
【0008】請求項4記載の発明における衛生洗浄装置
は、ノズル洗浄用流路に局部洗浄用ノズルを洗浄するた
めのノズル洗浄水を貯溜するノズル胴体洗浄用タンクを
設け、ノズル胴体洗浄用タンクを介して局部洗浄用ノズ
ルへノズル洗浄水を供給することにより、ノズル洗浄水
をノズル胴体洗浄用タンクに確保し、ノズル洗浄水の局
部洗浄用ノズルへの供給を、局部洗浄用ノズルを駆動す
る駆動手段により動作させるものである。これにより、
局部洗浄用ノズルの洗浄に関して、別段の駆動手段なし
に局部洗浄用ノズルの胴体を洗浄することが出来、電源
の供給を小さく抑え、部品点数も減らすことで、コスト
低減を図るものである。
【0009】請求項5記載の発明における衛生洗浄装置
は、ノズル胴体洗浄用タンクを局部洗浄用ノズルの上部
に配置したことにより、ノズル胴体洗浄用タンクに貯溜
したノズル洗浄水を落下させ、局部洗浄用ノズルの胴体
を洗浄するものである。
【0010】請求項6記載の発明における衛生洗浄装置
は、ノズル胴体洗浄用タンクの開閉手段としてノズル胴
体洗浄用タンクの底部乃至側面を移動可能にし、局部洗
浄用ノズルと連結したことにより、ノズル胴体洗浄用タ
ンクの底部乃至側面を、局部洗浄中は塞ぎ、局部洗浄用
ノズルが伸縮移動中は開放することで、局部洗浄中はノ
ズル胴体洗浄用タンクにノズル洗浄水を貯溜し、局部洗
浄用ノズルが伸縮移動中はノズル胴体洗浄用タンクに貯
溜していたノズル洗浄水で局部洗浄用ノズルを洗浄する
ものである。
【0011】請求項7記載の発明における衛生洗浄装置
は、ノズル胴体洗浄用タンクの開閉手段としてノズル胴
体洗浄用タンクの前側面を上下方向に自在に移動可能と
し、前側面と干渉する位置に局部洗浄用ノズルの上部に
略凸部を設けたことにより、局部洗浄中はノズル胴体洗
浄用タンクの前側面を塞ぎ、局部洗浄用ノズルが伸縮移
動中は開放することで、局部洗浄中にノズル胴体洗浄用
タンクに貯溜したノズル洗浄水を、局部洗浄用ノズルの
伸縮移動中に局部洗浄用ノズルを洗浄するタイミングで
落下させるように、ノズル胴体洗浄用タンクの前側面と
局部洗浄用ノズルとを連動するものである。
【0012】請求項8記載の発明における衛生洗浄装置
は、局部に吐水を行う局部洗浄用ノズルまでの主流路を
備えるとともに、衛生洗浄装置の水路の開閉を行う電磁
弁より下流にバイパス流路を設けて主流路と分岐し、バ
イパス流路をノズル胴体洗浄用タンクに連結することに
より、電磁弁の通電時に主流路に流水すると同時に局部
洗浄用ノズルを洗浄するためのノズル洗浄水をノズル胴
体洗浄用タンクに貯溜することで、別段の駆動手段によ
るノズル洗浄水の供給の制御を必要としないためのもの
である。
【0013】請求項9記載の発明における衛生洗浄装置
は、局部に吐水を行う局部洗浄用ノズルまでの主流路を
備えるとともに、衛生洗浄装置の水路の開閉を行う電磁
弁より下流であって水を湯に変える熱交換器より上流で
ある区間にバイパス流路を設けて主流路と分岐し、バイ
パス流路をノズル胴体洗浄用タンクに連結することによ
り、特に熱交換器が貯湯タイプである場合に、熱交換器
で加熱した湯を使わずに水で局部洗浄用ノズルの胴体洗
浄を行い、湯の持続時間の減少を防ぐためのものであ
る。
【0014】請求項10記載の発明における衛生洗浄装
置は、バイパス流路の途中にバキュームブレーカーを具
備することにより、バイパス流路における凍結を防止す
るものである。
【0015】請求項11記載の発明における衛生洗浄装
置は、バイパス流路の途中に流量調節機構を具備するこ
とことにより、バイパス流路に対して局部洗浄用ノズル
の胴体洗浄に必要な水の供給量を与えるためのものであ
る。
【0016】請求項12記載の発明における衛生洗浄装
置は、バイパス流路の途中に定流量弁を具備することに
より、バイパス流路に一定の水の流量を定常的に与える
ためのものである。
【0017】
【発明の実施の形態】実施例を添付した図1に基づいて
詳細に説明する。図1は本実施例の衛生洗浄装置に関す
る水路構成図である。衛生洗浄装置において、給水管1
より流入した給水圧の水は減圧弁2によって減圧され
る。電磁弁3を通電すると水路は開き、二流路に別れ
る。一方の流路4aでは熱交換器5に至って湯となり、
また他方の流路4bでは水のまま流れ、ミキシング部6
で湯と水が混合し適温水となる。適温水はミキシング部
6の二次側で流調切替弁7によって、おしり洗浄、ビデ
洗浄の目的に叶う局部洗浄用流路7a、7bの一方を通
り局部洗浄用ノズル8から吐水する。一方で、流調切替
弁7の上流では流路を分岐してバイパス流路10aを設
けており、バイパス流路10aを通った適温水は局部洗
浄用ノズル8の上部に設けたノズル胴体洗浄用タンク8
cに至る。
【0018】この構成において、局部洗浄時における本
実施例の一連の動きを図2、図3を用いて説明する。図
2は本実施例の衛生洗浄装置における局部洗浄用ノズル
の洗浄機構、図3は図2に示したところのノズル胴体洗
浄用タンク8cの前側面8dを示している。前側面8d
はノズル胴体洗浄用タンク8cの開閉手段を担ってお
り、局部洗浄用ノズル8の駆動力によってノズル胴体洗
浄用タンク8cの開閉を行っている。
【0019】局部洗浄スイッチ(図示なし)をONする
と電磁弁3が通電して水路を開き、冷水処理をする。こ
こで、冷水処理とはミキシング部6における湯と水の混
合水が適温となるまでの間の混合水を便器面に捨てるこ
とである。
【0020】次に前洗浄(ノズルヘッド8bの洗浄)を
行う。ここで、局部洗浄用ノズル8のノズルヘッド8b
の洗浄では、局部洗浄用ノズル8が収納時にはノズルヘ
ッド8bがノズル洗浄室8a内に配置している。このた
め、局部洗浄用ノズル8から吐水した水が、ノズル洗浄
室8a内でノズルヘッド8bを洗浄することになる。
【0021】一方で、バイパス流路10aを通った適温
水は図2(1)のように、大気圧中に開放されているノ
ズル胴体洗浄用タンク8cに貯溜し始め、ノズル胴体洗
浄用タンク8cが満水になるとそれ以降の適温水は便器
面に排出する。ここで、ノズル胴体洗浄用タンク8cの
前側面8dは図3のようになっており、前側面8dの下
端は局部洗浄用ノズル8の頂部によって支持されてい
る。また、前側面8dの中央部に空けてある小穴8fの
上端はノズル胴体洗浄用タンク8cの底面8gよりもわ
ずかに高い位置にあり、小穴8fの上端とノズル胴体洗
浄用タンク8cの底面8gの隙間からノズル胴体洗浄用
タンク8cに貯溜した適温水が若干漏れるが、それ以上
の流量の適温水がバイパス流路10aから流入してくる
ため、ノズル胴体洗浄用タンク8cに適温水が溜まらな
いというおそれはない。
【0022】次に電磁弁3を非通電にして水路を閉じ、
局部洗浄用ノズル8からの吐水を止め、局部洗浄用ノズ
ル8が前方へ伸出する。この時、ノズル胴体洗浄用タン
ク8cの前側面8dは、図2(2)のように、局部洗浄
用ノズル8が伸出するにつれて局部洗浄用ノズル8の頂
部に設けてある略凸部8eによって上昇し、ノズル胴体
洗浄用タンク8cに貯溜している適温水が、前側面8d
の小穴8fから流出し、落下して局部洗浄用ノズル8の
胴体を洗浄する。
【0023】次に電磁弁3を通電して水路を開き、局部
への洗浄を行う。この時、ノズル胴体洗浄用タンク8c
の前側面8dは図2(3)のように最大限に持ち上が
り、ノズル胴体洗浄用タンク8cの前側部は前側面8d
の小穴8fよりも下の部分によって塞ぐので、局部洗浄
中はノズル胴体洗浄用タンク8cに適温水が溜まる。
尚、満水になるとそれ以降の適温水は便器面に排出され
る。
【0024】次に局部洗浄のOFFスイッチ(図示な
し)が押されると電磁弁3が非通電となって水路を閉
じ、局部洗浄用ノズル8からの吐水を止め、局部洗浄用
ノズル8が後方へ収縮する。この時、ノズル胴体洗浄用
タンク8cの前側面8dは、図2(4)のように、局部
洗浄用ノズル8が収縮する程局部洗浄用ノズル8の頂部
に設けてある略凸部8eによって下降し、ノズル胴体洗
浄用タンク8cに溜まっている適温水が、前側面8dの
中央部に空けてある小穴8fから流出し、落下して局部
洗浄用ノズル8の胴体を洗浄する。
【0025】次に局部洗浄用ノズル8が収納後、電磁弁
3を通電して水路を開いて後洗浄(ノズルヘッド8bの
洗浄)を行う。この時、ノズル胴体洗浄用タンク8cの
前側面8dは前洗浄時と同じ位置であり、ノズル胴体洗
浄用タンク8cに適温水が貯溜されることになる。
【0026】最後に電磁弁3を非通電にして水路を閉じ
る。この時、電磁弁3を非通電にした瞬間にはノズル胴
体洗浄用タンク8c内に適温水が残っているが、それ以
降は電磁弁3を非通電にしたことによってバイパス流路
10aからの適温水の供給がなくなり、前側面8dの小
穴8fの上端とノズル胴体洗浄用タンク8cの底面8g
の隙間からノズル胴体洗浄用タンク8cに貯溜した適温
水が流れ出し、いずれは図2(5)のようにノズル胴体
洗浄用タンク8c内の水がなくなる。これにより残水に
よる凍結のおそれはない。
【0027】ここで、局部洗浄用ノズル8はモータ8h
によって駆動され、たとえばラック・ピニオンやプーリ
・ベルト等、モータ8hの回転運動を直線運動に変換す
る装置によって、モータ8hの動力が局部洗浄用ノズル
8に伝達されているが、例えば局部洗浄用ノズル8の駆
動を水圧によって行う場合は、局部洗浄範囲を広くする
為に局部洗浄用ノズル8を前後に運動させるムーブ機能
におけるムーブ駆動用モータの動力を利用してもよい。
【0028】また、ここで、ノズル胴体洗浄用タンク8
cは大気圧中に配置されている為、ノズル胴体洗浄用タ
ンク8cには水圧による負担がかからない。その為、前
側面8dなどの開閉手段に対して耐水圧強度を考慮する
必要がなく、開閉手段の構成や材質において、安いコス
トでノズル胴体洗浄用タンク8cの設計を行うことが出
来る。
【0029】また、ここで、本実施例ではノズル胴体洗
浄用タンク8cの側面を開閉手段としたが、例えばノズ
ル胴体洗浄用タンク8cの底面を開閉手段とするような
構成としてもよい。
【0030】また、ここで、本実施例ではバイパス流路
10aを流調切替弁7の一次側より分岐したが、熱交換
器5が貯湯タイプである場合、熱交換器5で暖めた湯の
一部が局部洗浄用ノズル8の洗浄に使われてしまい、局
部洗浄時の温水の持続時間を低減させてしまうことにな
る。そこで、水路構成図4のように、電磁弁3より下流
であって熱交換器4より上流である区間にバイパス流路
10bを設けてノズル胴体洗浄用タンク8cに連結して
もよい。これにより、熱交換器4で加熱された湯を使わ
ずに水で局部洗浄用ノズル8の胴体洗浄を行い、局部洗
浄時の湯の持続時間の低減を防ぐことが出来る。さらに
この場合、バイパス流路10bの途中にバキュームブレ
ーカー11を配置することにより、バイパス流路10b
における凍結を防止することが出来る。
【0031】また、ここで、本実施例では水路構成図1
におけるバイパス流路10a、あるいは水路構成図4に
おけるバイパス流路10bに対して局部洗浄用ノズル8
の胴体洗浄に必要なノズル洗浄水の供給量を与える保証
がない。そこで、バイパス流路10a、あるいは10b
の途中に流量調節機構を設けてもよい。これにより、胴
体洗浄に必要な分だけのノズル洗浄水のノズル胴体洗浄
用タンク8cへの供給量を確保することが出来る。また
はこの場合、バイパス流路10a、10bの途中に定流
量弁を設けてもよい。これにより、バイパス流路10
a、10bに一定の水の流量を定常的に与えることで、
ノズル洗浄水のノズル胴体洗浄用タンク8cへの供給量
を確保することが出来る。
【0032】この実施例では、本発明の目的である「局
部洗浄用ノズルの洗浄を別段の駆動手段無しに行うこ
と」の解決策として、局部洗浄用ノズルの胴体を洗浄す
るためのノズル洗浄水を貯溜しておくノズル胴体洗浄用
タンクを局部洗浄用ノズルの上部に配置し、局部洗浄用
ノズルの伸縮移動と連動して、ノズル胴体洗浄用タンク
に貯溜しているノズル洗浄水を落下させて局部洗浄用ノ
ズルの洗浄を行った。この結果、従来電磁弁を用いてノ
ズル洗浄用流路の開閉を行っていたのに比べて、電源の
供給を減らし、部品点数も減らすことになるので、コス
トの低減を図ることが達成出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の衛生洗浄装置における一実施例の水
路構成図である。
【図2】 本発明の衛生洗浄装置における局部洗浄用ノ
ズルの洗浄方法を示す図である。
【図3】 本発明の衛生洗浄装置におけるノズル胴体洗
浄用タンクの前側面を示す図である。
【図4】 本発明の衛生洗浄装置における一実施例の水
路構成図である。
【図5】 従来の衛生洗浄装置における一実施例を示す
図である。
【符号の説明】
1: 給水管 2: 減圧弁 3: 電磁弁 4: 分岐流路 5: 熱交換器 6: ミキシング部 7: 流調切替弁 8: 局部洗浄用ノズル 9: バイパス電磁弁 10: バイパス流路 11: バキュームブレーカー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 窪園 幸徳 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 牛島 義和 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D038 JA02 JA05 JB05 JF06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 局部洗浄用ノズルの洗浄を行うように
    した衛生洗浄装置において、前記局部洗浄用ノズルを洗
    浄するためのノズル洗浄水を前記局部洗浄用ノズル外周
    に導くノズル洗浄用流路の開閉を行う開閉手段を設け、
    前記開閉手段を、前記局部洗浄用ノズルを駆動する駆動
    手段により動作させたことを特徴とする衛生洗浄装置
  2. 【請求項2】 前記開閉手段は、大気圧中で前記ノズ
    ル洗浄用流路の開閉を行うことを特徴とする請求項1記
    載の衛生洗浄装置
  3. 【請求項3】 前記開閉手段は、前記局部洗浄用ノズ
    ルから吐水時には前記ノズル洗浄用流路を閉じ、前記局
    部洗浄用ノズルの伸縮時には前記ノズル洗浄用流路を開
    くことを特徴とする請求項1または2記載の衛生洗浄装
  4. 【請求項4】 前記ノズル洗浄用流路に前記局部洗浄
    用ノズルを洗浄するためのノズル洗浄水を貯溜するノズ
    ル胴体洗浄用タンクを設け、前記ノズル胴体洗浄用タン
    クを介して前記局部洗浄用ノズルへノズル洗浄水を供給
    することを特徴とする請求項1乃至3記載の衛生洗浄装
  5. 【請求項5】 前記ノズル胴体洗浄用タンクは、前記
    局部洗浄用ノズルの上部に配置したことを特徴とする請
    求項4記載の衛生洗浄装置
  6. 【請求項6】 前記ノズル胴体洗浄用タンクの前記開
    閉手段として前記ノズル胴体洗浄用タンクの底部乃至側
    面を移動可能にし、前記局部洗浄用ノズルと連結したこ
    とを特徴とする請求項4または5記載の衛生洗浄装置
  7. 【請求項7】 前記ノズル胴体洗浄用タンクの前記開
    閉手段として前記ノズル胴体洗浄用タンクの前側面を上
    下方向に自在に移動可能とし、前記前側面と干渉する位
    置に前記局部洗浄用ノズルの上部に略凸部を設けたこと
    を特徴とする請求項6記載の衛生洗浄装置
  8. 【請求項8】 局部に吐水を行う前記局部洗浄用ノズ
    ルまでの主流路を備えるとともに、衛生洗浄装置の水路
    の開閉を行う電磁弁より下流にバイパス流路を設けて前
    記主流路と分岐し、前記バイパス流路を前記ノズル胴体
    洗浄用タンクに連結することを特徴とする請求項4乃至
    7記載の衛生洗浄装置
  9. 【請求項9】 局部に吐水を行う前記局部洗浄用ノズ
    ルまでの主流路を備えるとともに、衛生洗浄装置の水路
    の開閉を行う前記電磁弁より下流であって水を湯に変え
    る熱交換器より上流である区間に前記バイパス流路を設
    けて前記主流路と分岐し、前記バイパス流路を前記ノズ
    ル胴体洗浄用タンクに連結することを特徴とする請求項
    4乃至7記載の衛生洗浄装置
  10. 【請求項10】 前記バイパス流路の途中にバキュー
    ムブレーカーを具備することを特徴とする請求項8また
    は9記載の衛生洗浄装置
  11. 【請求項11】 前記バイパス流路の途中に流量調節
    機構を具備することを特徴とする請求項8乃至10記載
    の衛生洗浄装置
  12. 【請求項12】 前記バイパス流路の途中に定流量弁
    を具備することを特徴とする請求項8乃至10記載の衛
    生洗浄装置
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