JP2002275402A - インクジェット記録用インクセット - Google Patents
インクジェット記録用インクセットInfo
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D11/00—Inks
- C09D11/30—Inkjet printing inks
- C09D11/40—Ink-sets specially adapted for multi-colour inkjet printing
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Ink Jet (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 普通紙へ記録してもカラーブリードが低減さ
れる記録用インクからなるセットを提供する。 【解決手段】 黒インクとカラーインクとから構成され
るインクジェット記録用インクセットであって、前記黒
インク及びカラーインクは、それぞれ、少なくとも、
水、着色剤、及び、水溶性有機溶媒を含有しており、前
記黒インク及びカラーインクに含有される水溶性有機溶
媒は、互いの溶解性パラメーターが4以上異なってお
り、いずれのインクにおいても水の次に多く含有されて
いるインクジェット記録用インクセット。
れる記録用インクからなるセットを提供する。 【解決手段】 黒インクとカラーインクとから構成され
るインクジェット記録用インクセットであって、前記黒
インク及びカラーインクは、それぞれ、少なくとも、
水、着色剤、及び、水溶性有機溶媒を含有しており、前
記黒インク及びカラーインクに含有される水溶性有機溶
媒は、互いの溶解性パラメーターが4以上異なってお
り、いずれのインクにおいても水の次に多く含有されて
いるインクジェット記録用インクセット。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンターに用いる記録用インクセットに関する。
リンターに用いる記録用インクセットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録方式として
は、静電吸引方式、圧電素子等を用いてインクに機械的
振動又は変位を与える方式、インクを加熱させることに
より気泡を発生させ、その時の圧力を利用する方法等の
インク吐出方式が知られている。これらの吐出方式によ
りインク小滴を形成し、それらの一部又は全部を紙等の
被記録材に付着させて記録を行うものである。このよう
なインクジェット記録方式に使用するインクとしては、
各種の水溶性染料又は顔料を、水又は水と水溶性有機溶
媒とからなる液媒体に溶解又は分散させたものが知ら
れ、使用されている。
は、静電吸引方式、圧電素子等を用いてインクに機械的
振動又は変位を与える方式、インクを加熱させることに
より気泡を発生させ、その時の圧力を利用する方法等の
インク吐出方式が知られている。これらの吐出方式によ
りインク小滴を形成し、それらの一部又は全部を紙等の
被記録材に付着させて記録を行うものである。このよう
なインクジェット記録方式に使用するインクとしては、
各種の水溶性染料又は顔料を、水又は水と水溶性有機溶
媒とからなる液媒体に溶解又は分散させたものが知ら
れ、使用されている。
【0003】このようなインクを用い長時間にわたって
良好な記録を行うためには、使用するインクの粘度、表
面張力、導電率、密度等の特性値が適当な値であるこ
と、記録装置のノズル、オリフィスでの目詰まりを防止
するために、熱等により析出物が生じたり、物性値が変
化したりしないこと、記録画像が耐水性、耐光性等に優
れていること、等の条件が必要である。これらの条件を
満足させるため、数多くの提案がなされている。
良好な記録を行うためには、使用するインクの粘度、表
面張力、導電率、密度等の特性値が適当な値であるこ
と、記録装置のノズル、オリフィスでの目詰まりを防止
するために、熱等により析出物が生じたり、物性値が変
化したりしないこと、記録画像が耐水性、耐光性等に優
れていること、等の条件が必要である。これらの条件を
満足させるため、数多くの提案がなされている。
【0004】しかしながら近年は、コスト、環境への配
慮からインクジェット専用紙に記録するよりも普通紙へ
の記録要求が高まってきている。従来の多くのインクで
は普通紙に記録した場合、異なった色同士が隣接する部
分で混ざり合うことによっておこるカラーブリードが発
生し易く、結果として印字品質が悪化するという問題が
あった。
慮からインクジェット専用紙に記録するよりも普通紙へ
の記録要求が高まってきている。従来の多くのインクで
は普通紙に記録した場合、異なった色同士が隣接する部
分で混ざり合うことによっておこるカラーブリードが発
生し易く、結果として印字品質が悪化するという問題が
あった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点を解決するためになされたものであり、普通紙へ記
録してもカラーブリードが低減される記録用インクから
なるセットを提供することを目的するものである。
題点を解決するためになされたものであり、普通紙へ記
録してもカラーブリードが低減される記録用インクから
なるセットを提供することを目的するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、黒インクとカ
ラーインクとから構成されるインクジェット記録用イン
クセットであって、上記黒インク及びカラーインクは、
それぞれ、少なくとも、水、着色剤、及び、水溶性有機
溶媒を含有しており、上記黒インク及びカラーインクに
含有される水溶性有機溶媒は、互いの溶解性パラメータ
ーが4以上異なっており、いずれのインクにおいても水
の次に多く含有されているインクジェット記録用インク
セットである。以下に本発明を詳述する。
ラーインクとから構成されるインクジェット記録用イン
クセットであって、上記黒インク及びカラーインクは、
それぞれ、少なくとも、水、着色剤、及び、水溶性有機
溶媒を含有しており、上記黒インク及びカラーインクに
含有される水溶性有機溶媒は、互いの溶解性パラメータ
ーが4以上異なっており、いずれのインクにおいても水
の次に多く含有されているインクジェット記録用インク
セットである。以下に本発明を詳述する。
【0007】本発明のインクジェット記録用インクセッ
トは、黒インクとカラーインクとから構成されており、
上記黒インク及びカラーインクは、それぞれ、少なくと
も、水、着色剤、及び、水溶性有機溶媒を含有している
ものである。本発明のインクジェット記録用インクセッ
トに含まれるカラーインクとしては特に限定されず、例
えば、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク
等を挙げることができ、黒インクは含まれない。これら
のカラーインクは単独で用いられてもよく、2種以上が
併用されてもよい。
トは、黒インクとカラーインクとから構成されており、
上記黒インク及びカラーインクは、それぞれ、少なくと
も、水、着色剤、及び、水溶性有機溶媒を含有している
ものである。本発明のインクジェット記録用インクセッ
トに含まれるカラーインクとしては特に限定されず、例
えば、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク
等を挙げることができ、黒インクは含まれない。これら
のカラーインクは単独で用いられてもよく、2種以上が
併用されてもよい。
【0008】本発明で用いられる水としては特に限定さ
れないが、水道水等ではなく、イオン交換水、蒸留水等
の純度の高いものを使用することが好ましい。上記水の
含有量は、上記着色剤及び水溶性有機溶媒の種類、その
組成又は所望されるインクの特性に依存して決定すれば
よいが、インクの全重量に対して一般に10〜97重量
%であることが好ましい。10重量%未満であると、イ
ンク粘度が高くなり過ぎ、ヘッドからの吐出が困難とな
り、97重量%を超えると、乾燥しやすいインクとなっ
てしまう。より好ましくは、30〜95重量%であり、
更に好ましくは、40〜90重量%である。
れないが、水道水等ではなく、イオン交換水、蒸留水等
の純度の高いものを使用することが好ましい。上記水の
含有量は、上記着色剤及び水溶性有機溶媒の種類、その
組成又は所望されるインクの特性に依存して決定すれば
よいが、インクの全重量に対して一般に10〜97重量
%であることが好ましい。10重量%未満であると、イ
ンク粘度が高くなり過ぎ、ヘッドからの吐出が困難とな
り、97重量%を超えると、乾燥しやすいインクとなっ
てしまう。より好ましくは、30〜95重量%であり、
更に好ましくは、40〜90重量%である。
【0009】本発明で用いられる着色剤としては、例え
ば、染料、顔料等を用いることができる。上記染料とし
ては、直接染料、酸性染料、塩基性染料、反応性染料等
に代表される水溶性染料が用いられる。上記水溶性染料
としては特に限定されないが、インクジェット記録方式
に用いられるインクに好適で、鮮明性、水溶性、安定
性、耐光性、その他の要求される性能を満たすものが好
ましく、例えば、C.I.ダイレクトブラック17、1
9、32、51、71、108、146、154、16
8;C.I.ダイレクトブルー6、22、25、71、
86、90、106、199;C.I.ダイレクトレッ
ド1、4、17、28、83、227;C.I.ダイレ
クトイエロー12、24、26、86、98、132、
142;C.I.ダイレクトオレンジ34、39、4
4、46、60;C.I.ダイレクトバイオレット4
7、48;C.I.ダイレクトブラウン109;C.
I.ダイレクトグリーン59;C.I.アシッドブラッ
ク2、7、24、26、31、52、63、112、1
18;C.I.アシッドブルー9、22、40、59、
93、102、104、113、117、120、16
7、229、234;C.I.アシッドレッド1、6、
32、37、51、52、80、85、87、92、9
4、115、181、256、289、315、31
7;C.I.アシッドイエロー11、17、23、2
5、29、42、61、71;C.I.アシッドオレン
ジ7、19;C.I.アシッドバイオレット49;C.
I.ベーシックブラック2;C.I.ベーシックブルー
1、3、5、7、9、24、25、26、28、29;
C.I.ベーシックレッド1、2、9、12、13、1
4、37;C.I.ベーシックバイオレット7、14、
27;C.I.フードブラック1、2等を挙げることが
できる。
ば、染料、顔料等を用いることができる。上記染料とし
ては、直接染料、酸性染料、塩基性染料、反応性染料等
に代表される水溶性染料が用いられる。上記水溶性染料
としては特に限定されないが、インクジェット記録方式
に用いられるインクに好適で、鮮明性、水溶性、安定
性、耐光性、その他の要求される性能を満たすものが好
ましく、例えば、C.I.ダイレクトブラック17、1
9、32、51、71、108、146、154、16
8;C.I.ダイレクトブルー6、22、25、71、
86、90、106、199;C.I.ダイレクトレッ
ド1、4、17、28、83、227;C.I.ダイレ
クトイエロー12、24、26、86、98、132、
142;C.I.ダイレクトオレンジ34、39、4
4、46、60;C.I.ダイレクトバイオレット4
7、48;C.I.ダイレクトブラウン109;C.
I.ダイレクトグリーン59;C.I.アシッドブラッ
ク2、7、24、26、31、52、63、112、1
18;C.I.アシッドブルー9、22、40、59、
93、102、104、113、117、120、16
7、229、234;C.I.アシッドレッド1、6、
32、37、51、52、80、85、87、92、9
4、115、181、256、289、315、31
7;C.I.アシッドイエロー11、17、23、2
5、29、42、61、71;C.I.アシッドオレン
ジ7、19;C.I.アシッドバイオレット49;C.
I.ベーシックブラック2;C.I.ベーシックブルー
1、3、5、7、9、24、25、26、28、29;
C.I.ベーシックレッド1、2、9、12、13、1
4、37;C.I.ベーシックバイオレット7、14、
27;C.I.フードブラック1、2等を挙げることが
できる。
【0010】上記顔料としては水相に分散可能なもので
あれば特に限定されず、例えば、アゾレーキ、不溶性ア
ゾ顔料、縮合アゾ顔料、キレートアゾ顔料等のアゾ顔
料;フタロシアニン顔料、ペリレン、ペリノン顔料、ア
ントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔
料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフ
タロン顔料等の多環式顔料;塩基性染料型レーキ、酸性
染料型レーキ等の染料レーキ;ニトロ顔料、ニトロソ顔
料、アニリンブラック昼光蛍光顔料等の有機顔料;酸化
チタン、酸化鉄系顔料、カーボンブラック系顔料等の無
機顔料を挙げることができる。本発明で用いられる顔料
として、上記の各種顔料を界面活性剤や高分子分散剤等
で表面処理したもの等を使用することも可能である。こ
のようなものとしては、例えば、グラフトカーボンを挙
げることができる。
あれば特に限定されず、例えば、アゾレーキ、不溶性ア
ゾ顔料、縮合アゾ顔料、キレートアゾ顔料等のアゾ顔
料;フタロシアニン顔料、ペリレン、ペリノン顔料、ア
ントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔
料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフ
タロン顔料等の多環式顔料;塩基性染料型レーキ、酸性
染料型レーキ等の染料レーキ;ニトロ顔料、ニトロソ顔
料、アニリンブラック昼光蛍光顔料等の有機顔料;酸化
チタン、酸化鉄系顔料、カーボンブラック系顔料等の無
機顔料を挙げることができる。本発明で用いられる顔料
として、上記の各種顔料を界面活性剤や高分子分散剤等
で表面処理したもの等を使用することも可能である。こ
のようなものとしては、例えば、グラフトカーボンを挙
げることができる。
【0011】上記顔料を本発明で用いられる着色剤とし
て使用する場合、適当な分散剤、溶媒、純水及び必要に
応じて他の添加剤とともに、従来知られている方法によ
り分散処理を行う。上記分散剤としては、例えば、特開
昭62−101672号公報に記載されている顔料分散
に用いられる高分子分散剤や界面活性剤を使用すること
ができる。上記高分子分散剤としては特に限定されず、
例えば、ゼラチン、アルブミン等の蛋白質;アラビアゴ
ム、トラガントゴム等の天然ゴム類;サポニン等のグル
コシド類;メチルセルロース、カルボキシセルロース、
ヒドロキシメチルセルロース等のセルロース誘導体;リ
グニンスルホン酸塩、セラック等の天然高分子;ポリア
クリル酸塩、スチレン−アクリル酸共重合物の塩、ビニ
ルナフタレン−アクリル酸共重合物の塩、スチレン−マ
レイン酸共重合物の塩、ビニルナフタレン−マレイン酸
共重合物の塩、β−ナフタレンスルホン酸ホリマリン縮
合物のナトリウム塩、リン酸塩等の陰イオン性高分子;
ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリエ
チレングリコール等の非イオン性高分子等を挙げること
ができる。
て使用する場合、適当な分散剤、溶媒、純水及び必要に
応じて他の添加剤とともに、従来知られている方法によ
り分散処理を行う。上記分散剤としては、例えば、特開
昭62−101672号公報に記載されている顔料分散
に用いられる高分子分散剤や界面活性剤を使用すること
ができる。上記高分子分散剤としては特に限定されず、
例えば、ゼラチン、アルブミン等の蛋白質;アラビアゴ
ム、トラガントゴム等の天然ゴム類;サポニン等のグル
コシド類;メチルセルロース、カルボキシセルロース、
ヒドロキシメチルセルロース等のセルロース誘導体;リ
グニンスルホン酸塩、セラック等の天然高分子;ポリア
クリル酸塩、スチレン−アクリル酸共重合物の塩、ビニ
ルナフタレン−アクリル酸共重合物の塩、スチレン−マ
レイン酸共重合物の塩、ビニルナフタレン−マレイン酸
共重合物の塩、β−ナフタレンスルホン酸ホリマリン縮
合物のナトリウム塩、リン酸塩等の陰イオン性高分子;
ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリエ
チレングリコール等の非イオン性高分子等を挙げること
ができる。
【0012】上記界面活性剤としては、例えば、高級ア
ルコール硫酸エステル塩類、液体脂肪油硫酸エステル塩
類、アルキルアリルスルホン酸塩類等の陰イオン界面活
性剤;ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオ
キシエチレンアルキルエステル類、ソルビタンアルキル
エステル類、ポリオキシエチレンソルビタンアルキルエ
ステル類等の非イオン性界面活性剤等を挙げることがで
きる。これらの分散剤は単独で用いられてもよく、2種
以上が併用されてもよい。上記分散剤の配合量は、一般
的にインクの全重量に対して0.01〜20重量%であ
ることが好ましい。0.01重量%未満であると、表面
張力の調整等の効果が充分に現れず、20重量%を超え
ると、効果の上昇が見られないばかりか、インク粘度増
加等の弊害が生じることがある。
ルコール硫酸エステル塩類、液体脂肪油硫酸エステル塩
類、アルキルアリルスルホン酸塩類等の陰イオン界面活
性剤;ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオ
キシエチレンアルキルエステル類、ソルビタンアルキル
エステル類、ポリオキシエチレンソルビタンアルキルエ
ステル類等の非イオン性界面活性剤等を挙げることがで
きる。これらの分散剤は単独で用いられてもよく、2種
以上が併用されてもよい。上記分散剤の配合量は、一般
的にインクの全重量に対して0.01〜20重量%であ
ることが好ましい。0.01重量%未満であると、表面
張力の調整等の効果が充分に現れず、20重量%を超え
ると、効果の上昇が見られないばかりか、インク粘度増
加等の弊害が生じることがある。
【0013】上記顔料の分散処理に用いる分散機として
は特に限定されず、一般的な分散機を広く使用すること
ができるが、例えば、ボールミル、ロールミル、サンド
ミル等を挙げることができる。なかでも、高速型のサン
ドミルが好ましい。上記染料及び顔料は、それぞれ単独
で用いられてもよいし、染料同士、顔料同士、また、染
料と顔料を2種以上混合して用いられてもよい。上記着
色剤の含有量は、インクの全重量に対して一般に0.1
〜20重量%であることが好ましい。0.1重量%未満
であると、普通紙に対して、充分に発色することが困難
となり、20重量%を超えると、インク中で、着色剤の
析出、凝集が起こることがある。より好ましくは、0.
3〜15重量%であり、更に好ましくは、0.5〜10
重量%である。
は特に限定されず、一般的な分散機を広く使用すること
ができるが、例えば、ボールミル、ロールミル、サンド
ミル等を挙げることができる。なかでも、高速型のサン
ドミルが好ましい。上記染料及び顔料は、それぞれ単独
で用いられてもよいし、染料同士、顔料同士、また、染
料と顔料を2種以上混合して用いられてもよい。上記着
色剤の含有量は、インクの全重量に対して一般に0.1
〜20重量%であることが好ましい。0.1重量%未満
であると、普通紙に対して、充分に発色することが困難
となり、20重量%を超えると、インク中で、着色剤の
析出、凝集が起こることがある。より好ましくは、0.
3〜15重量%であり、更に好ましくは、0.5〜10
重量%である。
【0014】本発明で用いられる水溶性有機溶媒として
は特に限定されず、例えば、メチルアルコール、エチル
アルコール、n−プロピルアルコール、n−ブチルアル
コール等の炭素数1〜5のアルキルアルコール類;ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド
類;アセトン、ジアセトンアルコール等のケトン又はケ
トアルコール類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等の
エーテル類;エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ジエチレングリコール等
の炭素数2〜6のアルキレン基含むアルキレングリコー
ル類;グリセリン;ポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール等のポリアルキレングリコール類;エ
チレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル、
ジエチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテ
ル、トリエチレングリコールモノメチル(又はエチル)
エーテル等の多価アルコールの低級モノアルキルエーテ
ル類;トリエチレングリコールジメチル(又はエチル)
エーテル等の多価アルコールの低級ジアルキルエーテル
類;スルフォラン、ピロリドン、N−メチル−2−ピロ
リドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、
1,5−ペンタンジオール等を挙げることができる。こ
れらは単独で用いられてもよく、2種以上が併用されて
もよい。
は特に限定されず、例えば、メチルアルコール、エチル
アルコール、n−プロピルアルコール、n−ブチルアル
コール等の炭素数1〜5のアルキルアルコール類;ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド
類;アセトン、ジアセトンアルコール等のケトン又はケ
トアルコール類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等の
エーテル類;エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ジエチレングリコール等
の炭素数2〜6のアルキレン基含むアルキレングリコー
ル類;グリセリン;ポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール等のポリアルキレングリコール類;エ
チレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル、
ジエチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテ
ル、トリエチレングリコールモノメチル(又はエチル)
エーテル等の多価アルコールの低級モノアルキルエーテ
ル類;トリエチレングリコールジメチル(又はエチル)
エーテル等の多価アルコールの低級ジアルキルエーテル
類;スルフォラン、ピロリドン、N−メチル−2−ピロ
リドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、
1,5−ペンタンジオール等を挙げることができる。こ
れらは単独で用いられてもよく、2種以上が併用されて
もよい。
【0015】上記水溶性有機溶媒の含有量は、いずれの
インクにおいても水の次に多く含有されていれば特に限
定されず、インクの組成又は所望されるインクの特性に
依存して広い範囲で決定されればよいが、3重量%以上
含有されることが好ましい。水溶性有機溶媒の含有量が
これよりも少ないと、隣接するインクと接触する際に充
分なカラーブリード抑制効果が発現しない。より好まし
くは、3〜40重量%であり、更に好ましくは、5〜3
0重量%である。
インクにおいても水の次に多く含有されていれば特に限
定されず、インクの組成又は所望されるインクの特性に
依存して広い範囲で決定されればよいが、3重量%以上
含有されることが好ましい。水溶性有機溶媒の含有量が
これよりも少ないと、隣接するインクと接触する際に充
分なカラーブリード抑制効果が発現しない。より好まし
くは、3〜40重量%であり、更に好ましくは、5〜3
0重量%である。
【0016】本発明のインクジェット記録用インクセッ
トに含まれる黒インクとカラーインクとに含有される水
溶性有機溶媒は、互いの溶解性パラメーターが4以上異
なっているように組み合わせて用いられる。本明細書に
おいて、溶解性パラメーター(δ)は、化学構造の原子
又は原子団の蒸発エネルギー(Δei)とモル体積(Δ
vi)から、下記のFedorsの計算式により算出し
た値をいう。 [δ=(ΣΔei/ΣΔvi)1/2] (Fedors
の計算式) なお、溶解性パラメータは、上記の通り、化学組成から
計算で求める他、蒸発熱からの計算、屈折率からの計
算、カウリブタノール価からの計算、表面張力からの計
算等の実測値からも求めることができる。
トに含まれる黒インクとカラーインクとに含有される水
溶性有機溶媒は、互いの溶解性パラメーターが4以上異
なっているように組み合わせて用いられる。本明細書に
おいて、溶解性パラメーター(δ)は、化学構造の原子
又は原子団の蒸発エネルギー(Δei)とモル体積(Δ
vi)から、下記のFedorsの計算式により算出し
た値をいう。 [δ=(ΣΔei/ΣΔvi)1/2] (Fedors
の計算式) なお、溶解性パラメータは、上記の通り、化学組成から
計算で求める他、蒸発熱からの計算、屈折率からの計
算、カウリブタノール価からの計算、表面張力からの計
算等の実測値からも求めることができる。
【0017】通常、溶解性パラメーターの値が近いと相
溶しやすく、値の差が大きくなるほど相溶しにくくな
る。この数値の差が4未満であると、カラーブリードに
対する充分な抑制効果が発現しない。値の差が4以上で
あればその効果が認められるが、通常は4〜10の差を
持ったものが好適に選択される。なお、本発明のインク
ジェット記録用インクセットに含まれるカラーインクが
2種類以上である場合、それぞれのカラーインクに含有
される水溶性有機溶媒の溶解性パラメーターは同じであ
ってもよい。
溶しやすく、値の差が大きくなるほど相溶しにくくな
る。この数値の差が4未満であると、カラーブリードに
対する充分な抑制効果が発現しない。値の差が4以上で
あればその効果が認められるが、通常は4〜10の差を
持ったものが好適に選択される。なお、本発明のインク
ジェット記録用インクセットに含まれるカラーインクが
2種類以上である場合、それぞれのカラーインクに含有
される水溶性有機溶媒の溶解性パラメーターは同じであ
ってもよい。
【0018】好適な水溶性有機溶媒の組み合わせとして
は、例えば、エチレングリコール(δ=17.8)と
1,3−ブタンジオール(δ=11.6)、エチレング
リコール(δ=17.8)と2−ピロリドン(δ=1
3.1)、グリセリン(δ=20.2)と2−ピロリド
ン(δ=13.1)、グリセリン(δ=20.2)とジ
エチレングリコール(δ=15.0)、ジエチレングリ
コール(δ=15.0)とジエチレングリコールモノエ
チルエーテル(δ=10.9)、ポリプロピレングリコ
ール(δ=10.3)とジエチレングリコール(δ=1
5.0)等を挙げることができる。
は、例えば、エチレングリコール(δ=17.8)と
1,3−ブタンジオール(δ=11.6)、エチレング
リコール(δ=17.8)と2−ピロリドン(δ=1
3.1)、グリセリン(δ=20.2)と2−ピロリド
ン(δ=13.1)、グリセリン(δ=20.2)とジ
エチレングリコール(δ=15.0)、ジエチレングリ
コール(δ=15.0)とジエチレングリコールモノエ
チルエーテル(δ=10.9)、ポリプロピレングリコ
ール(δ=10.3)とジエチレングリコール(δ=1
5.0)等を挙げることができる。
【0019】本発明のインクジェット記録用インクセッ
トに含まれるインクは、その他、従来公知の各種分散
剤、界面活性剤、粘度調整剤、表面張力調整剤、pH調
整剤、防腐防カビ剤等を必要に応じて含有してもよい。
また、本発明のインクジェット記録用インクセットが、
記録液を帯電させるタイプのインクジェット記録方法に
使用される場合には、塩化リチウム、塩化アンモニウ
ム、塩化ナトリウム等の無機塩類等の比抵抗調整剤を含
有してもよい。更に、本発明のインクジェット記録用イ
ンクセットが、熱エネルギーの作用によってインクを吐
出させるタイプのインクジェット方式に使用される場合
には、例えば、比熱、熱膨張係数、熱電導率等の熱的な
物性値が調整されてもよい。
トに含まれるインクは、その他、従来公知の各種分散
剤、界面活性剤、粘度調整剤、表面張力調整剤、pH調
整剤、防腐防カビ剤等を必要に応じて含有してもよい。
また、本発明のインクジェット記録用インクセットが、
記録液を帯電させるタイプのインクジェット記録方法に
使用される場合には、塩化リチウム、塩化アンモニウ
ム、塩化ナトリウム等の無機塩類等の比抵抗調整剤を含
有してもよい。更に、本発明のインクジェット記録用イ
ンクセットが、熱エネルギーの作用によってインクを吐
出させるタイプのインクジェット方式に使用される場合
には、例えば、比熱、熱膨張係数、熱電導率等の熱的な
物性値が調整されてもよい。
【0020】以上のようにして得られる本発明のインク
ジェット記録用インクセットは、従来技術の問題点が充
分に解決されており、インクジェット方式におけるカラ
ーブリードが低減され、普通紙においても鮮明なカラー
記録を与えることができる。
ジェット記録用インクセットは、従来技術の問題点が充
分に解決されており、インクジェット方式におけるカラ
ーブリードが低減され、普通紙においても鮮明なカラー
記録を与えることができる。
【0021】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0022】 (実施例1) <ブラックインク組成> C.I.ダイレクトブラック154 2重量部 C.I.ダイレクトブラック19 2重量部 エチレングリコール(δ=17.8) 23重量部 純水 残量 合計 100重量部 <シアンインク組成> C.I.ダイレクトブルー199 2重量部 1,3−ブタンジオール(δ=11.6) 20重量部 純水 残量 合計 100重量部
【0023】以上の各材料を充分に混合攪拌した後、
0.8μmのメンブランフィルタで濾過して記録評価に
使用した。これらのインクをMFC−7150C(ブラ
ザー工業社製)を用いて記録した。記録サンプルは色の
異なる2色のインクがそれぞれ文字色と背景色になるよ
うに色を組み合わせて記録し、色の混ざり合う境界面の
滲みと文字の判別を評価対象とし、各色背景なしで記録
した文字を評価の基準となる記録サンプルとした。記録
した文字の大きさはMicrosoftWord97を
用いて文字のサイズを11に設定し、MFC−7150
Cを用いて普通紙(Xerox4200)を使用して記
録した。この組合せでの溶解性パラメーターの差は6.
3であり、普通紙上の出力においてカラーブリードのな
い鮮明な画像が形成された。
0.8μmのメンブランフィルタで濾過して記録評価に
使用した。これらのインクをMFC−7150C(ブラ
ザー工業社製)を用いて記録した。記録サンプルは色の
異なる2色のインクがそれぞれ文字色と背景色になるよ
うに色を組み合わせて記録し、色の混ざり合う境界面の
滲みと文字の判別を評価対象とし、各色背景なしで記録
した文字を評価の基準となる記録サンプルとした。記録
した文字の大きさはMicrosoftWord97を
用いて文字のサイズを11に設定し、MFC−7150
Cを用いて普通紙(Xerox4200)を使用して記
録した。この組合せでの溶解性パラメーターの差は6.
3であり、普通紙上の出力においてカラーブリードのな
い鮮明な画像が形成された。
【0024】 (実施例2) <ブラックインク組成> C.I.ダイレクトブラック154 2重量部 C.I.ダイレクトブラック19 2重量部 エチレングリコール(δ=17.8) 23重量部 純水 残量 合計 100重量部 <マゼンタインク組成> C.I.ダイレクトレッド80 2重量部 2−ピロリドン(δ=13.1) 23重量部 純水 残量 合計 100重量部 以上の各インクを用いて実施例1と同様にして普通紙上
に出力を行なった。この組合せでの溶解性パラメーター
の差は4.7であり、普通紙上の出力においてカラーブ
リードのない鮮明な画像が形成された。
に出力を行なった。この組合せでの溶解性パラメーター
の差は4.7であり、普通紙上の出力においてカラーブ
リードのない鮮明な画像が形成された。
【0025】 (実施例3) <ブラックインク組成> C.I.ダイレクトブラック154 2重量部 C.I.ダイレクトブラック19 2重量部 グリセリン(δ=20.2) 20重量部 純水 残量 合計 100重量部 <イエローインク組成> C.I.ダイレクトイエロー142 2重量部 2−ピロリドン(δ=13.1) 23重量部 純水 残量 合計 100重量部 以上の各インクを用いて実施例1と同様にして普通紙上
に出力を行なった。この組合せでの溶解性パラメーター
の差は7.1であり、普通紙上の出力においてカラーブ
リードのない鮮明な画像が形成された。以上、各実施例
において、本発明のインクジェット記録用インクセット
ではカラーブリードによる滲みはほとんど認められなか
った。
に出力を行なった。この組合せでの溶解性パラメーター
の差は7.1であり、普通紙上の出力においてカラーブ
リードのない鮮明な画像が形成された。以上、各実施例
において、本発明のインクジェット記録用インクセット
ではカラーブリードによる滲みはほとんど認められなか
った。
【0026】(比較例1)実施例1において、ブラック
インクに用いたエチレングリコール(δ=17.8)2
3重量部を1,3−ブタンジオール(δ=11.6)2
1重量部に入れ替えた以外は同様にしてインクを作成し
出力を行なった。この組合せでの溶解性パラメーターの
差は0であり、普通紙上の出力において、互いに隣接す
る部分においてカラーブリードが起こり不鮮明な画像と
なった。
インクに用いたエチレングリコール(δ=17.8)2
3重量部を1,3−ブタンジオール(δ=11.6)2
1重量部に入れ替えた以外は同様にしてインクを作成し
出力を行なった。この組合せでの溶解性パラメーターの
差は0であり、普通紙上の出力において、互いに隣接す
る部分においてカラーブリードが起こり不鮮明な画像と
なった。
【0027】(比較例2)実施例2において、ブラック
インクに用いたエチレングリコール(δ=17.8)2
3重量部をジエチレングリコール(δ=15.0)20
重量部に入れ替えた以外は同様にしてインクを作成し出
力をおこなった。この組合せでの溶解性パラメーターの
差は1.9であり、普通紙上の出力において、互いに隣
接する部分においてカラーブリードが起こり不鮮明な画
像となった。
インクに用いたエチレングリコール(δ=17.8)2
3重量部をジエチレングリコール(δ=15.0)20
重量部に入れ替えた以外は同様にしてインクを作成し出
力をおこなった。この組合せでの溶解性パラメーターの
差は1.9であり、普通紙上の出力において、互いに隣
接する部分においてカラーブリードが起こり不鮮明な画
像となった。
【0028】(比較例3)実施例3において、イエロー
インクに用いた2−ピロリドン(δ=13.1)23重
量部をエチレングリコール(δ=17.8)20重量部
に入れ替えた以外は同様にしてインクを作成し出力をお
こなった。この組合せでの溶解性パラメーターの差は
2.8であり、普通紙上の出力において、互いに隣接す
る部分においてカラーブリードが起こり不鮮明な画像と
なった。
インクに用いた2−ピロリドン(δ=13.1)23重
量部をエチレングリコール(δ=17.8)20重量部
に入れ替えた以外は同様にしてインクを作成し出力をお
こなった。この組合せでの溶解性パラメーターの差は
2.8であり、普通紙上の出力において、互いに隣接す
る部分においてカラーブリードが起こり不鮮明な画像と
なった。
【0029】
【発明の効果】本発明は、上述の構成よりなるので、カ
ラーブリードが低減され、鮮明なカラー記録が可能なイ
ンクジェット記録用インクセットを提供することができ
る。
ラーブリードが低減され、鮮明なカラー記録が可能なイ
ンクジェット記録用インクセットを提供することができ
る。
フロントページの続き (72)発明者 後藤 数摩 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 古賀 成美 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 青山 美千子 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 東山 俊一 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 Fターム(参考) 2C056 FC01 2H086 BA01 BA53 BA55 BA62 4J039 BA04 BA13 BA35 BA37 BC07 BC09 BC12 BC13 BC16 BC31 BC36 BC37 BC39 BC50 BC51 BC60 BE01 BE03 BE04 BE05 BE12 CA03 CA06 EA15 EA16 EA17 EA19 EA42 EA47 GA24
Claims (2)
- 【請求項1】 黒インクとカラーインクとから構成され
るインクジェット記録用インクセットであって、前記黒
インク及びカラーインクは、それぞれ、少なくとも、
水、着色剤、及び、水溶性有機溶媒を含有しており、前
記黒インク及びカラーインクに含有される水溶性有機溶
媒は、互いの溶解性パラメーターが4以上異なってお
り、いずれのインクにおいても水の次に多く含有されて
いることを特徴とするインクジェット記録用インクセッ
ト。 - 【請求項2】 それぞれのインクにおける水溶性有機溶
媒の含有量が3重量%以上であることを特徴とする請求
項1記載のインクジェット記録用インクセット。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001081259A JP2002275402A (ja) | 2001-03-21 | 2001-03-21 | インクジェット記録用インクセット |
US10/097,617 US6523947B2 (en) | 2001-03-21 | 2002-03-15 | Ink set for ink-jet recording |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001081259A JP2002275402A (ja) | 2001-03-21 | 2001-03-21 | インクジェット記録用インクセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002275402A true JP2002275402A (ja) | 2002-09-25 |
Family
ID=18937397
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001081259A Withdrawn JP2002275402A (ja) | 2001-03-21 | 2001-03-21 | インクジェット記録用インクセット |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6523947B2 (ja) |
JP (1) | JP2002275402A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8586647B2 (en) | 2005-10-24 | 2013-11-19 | Ricoh Company, Ltd. | Recording ink, recording ink set, records, ink cartridge, recording method, and inkjet recording apparatus |
JP2016176070A (ja) * | 2015-03-20 | 2016-10-06 | 株式会社リコー | インクセット、インクジェット記録方法 |
JP2017019918A (ja) * | 2015-07-09 | 2017-01-26 | 株式会社リコー | インクセット、インクカートリッジ、インクジェット記録装置、及びインクジェット記録方法 |
JP2017171876A (ja) * | 2016-03-17 | 2017-09-28 | 株式会社リコー | インクセット、記録装置、記録方法、及びインク |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7766438B2 (en) * | 2004-06-04 | 2010-08-03 | Lexmark International, Inc. | Method of ink evaporation prediction for an ink reservoir |
WO2009054829A1 (en) * | 2007-10-24 | 2009-04-30 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Magenta inks and ink sets for ink-jet imaging |
JP2012228867A (ja) * | 2011-04-15 | 2012-11-22 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、画像形成方法 |
JP6292065B2 (ja) * | 2013-09-13 | 2018-03-14 | 株式会社リコー | インクジェット記録用インク、画像形成方法、画像形成装置及び画像形成物 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62101672A (ja) | 1985-10-29 | 1987-05-12 | Pentel Kk | 筆記具用水性顔料インキ |
US5518534A (en) * | 1995-08-04 | 1996-05-21 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Ink set and process for alleviating bleed in printed elements |
US5833743A (en) * | 1996-09-10 | 1998-11-10 | Colorspan Corporation | Method of selecting an ink set of an ink jet printer |
-
2001
- 2001-03-21 JP JP2001081259A patent/JP2002275402A/ja not_active Withdrawn
-
2002
- 2002-03-15 US US10/097,617 patent/US6523947B2/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8586647B2 (en) | 2005-10-24 | 2013-11-19 | Ricoh Company, Ltd. | Recording ink, recording ink set, records, ink cartridge, recording method, and inkjet recording apparatus |
JP2016176070A (ja) * | 2015-03-20 | 2016-10-06 | 株式会社リコー | インクセット、インクジェット記録方法 |
JP2017019918A (ja) * | 2015-07-09 | 2017-01-26 | 株式会社リコー | インクセット、インクカートリッジ、インクジェット記録装置、及びインクジェット記録方法 |
JP2017171876A (ja) * | 2016-03-17 | 2017-09-28 | 株式会社リコー | インクセット、記録装置、記録方法、及びインク |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20020180856A1 (en) | 2002-12-05 |
US6523947B2 (en) | 2003-02-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20040610 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060317 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20061025 |