JPH09137098A - 記録用水性カラーインク及びインクジェット記録方法 - Google Patents
記録用水性カラーインク及びインクジェット記録方法Info
- Publication number
- JPH09137098A JPH09137098A JP31956495A JP31956495A JPH09137098A JP H09137098 A JPH09137098 A JP H09137098A JP 31956495 A JP31956495 A JP 31956495A JP 31956495 A JP31956495 A JP 31956495A JP H09137098 A JPH09137098 A JP H09137098A
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- JP
- Japan
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- ink
- color
- weight
- recording
- yellow
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D11/00—Inks
- C09D11/30—Inkjet printing inks
- C09D11/40—Ink-sets specially adapted for multi-colour inkjet printing
Abstract
(57)【要約】
【課題】 色バランスが良好であり、記録画像が鮮明
で、インクジェット記録用に適した記録用水性カラーイ
ンク及びインクジェット記録方法を提供する。 【解決手段】 イエローインク、マゼンタインク、及
び、シアンインクからなる記録用水性カラーインクにお
いて、上記イエローインクが、カラーインデックスナン
バー・アシッドイエロー23を0.7〜3重量%含有す
るものであり、上記マゼンタインクが、カラーインデッ
クスナンバー・アシッドレッド52及びカラーインデッ
クスナンバー・アシッドレッド289からなる混合染料
を0.7〜3重量%含有するものであり、上記シアンイ
ンクが、カラーインデックスナンバー・アシッドブルー
9を0.7〜3重量%含有するものである記録用水性カ
ラーインク及びそれを用いたインクジェット記録方法。
で、インクジェット記録用に適した記録用水性カラーイ
ンク及びインクジェット記録方法を提供する。 【解決手段】 イエローインク、マゼンタインク、及
び、シアンインクからなる記録用水性カラーインクにお
いて、上記イエローインクが、カラーインデックスナン
バー・アシッドイエロー23を0.7〜3重量%含有す
るものであり、上記マゼンタインクが、カラーインデッ
クスナンバー・アシッドレッド52及びカラーインデッ
クスナンバー・アシッドレッド289からなる混合染料
を0.7〜3重量%含有するものであり、上記シアンイ
ンクが、カラーインデックスナンバー・アシッドブルー
9を0.7〜3重量%含有するものである記録用水性カ
ラーインク及びそれを用いたインクジェット記録方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録用水性カラー
インク及びインクジェット記録方法に関するものであ
る。
インク及びインクジェット記録方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方法は、例えば、静
電吸引方法、圧電素子を用いてインクに機械的振動又は
変位を与える方法、インクを加熱することにより気泡を
発生させ、このときに発生する圧力を利用する方法等、
種々のインク吐出方法により、インク滴を形成し、これ
らの一部又は全部を紙等の被記録材に付着させて記録を
行うものである。
電吸引方法、圧電素子を用いてインクに機械的振動又は
変位を与える方法、インクを加熱することにより気泡を
発生させ、このときに発生する圧力を利用する方法等、
種々のインク吐出方法により、インク滴を形成し、これ
らの一部又は全部を紙等の被記録材に付着させて記録を
行うものである。
【0003】このようなインクジェット記録方法に使用
するインク組成物としては各色を呈する水溶性顔料又は
水溶性染料を、水、又は、水と水溶性有機溶剤との混合
溶媒に分散又は溶解してなる顔料インク組成物又は染料
インク組成物が知られている。
するインク組成物としては各色を呈する水溶性顔料又は
水溶性染料を、水、又は、水と水溶性有機溶剤との混合
溶媒に分散又は溶解してなる顔料インク組成物又は染料
インク組成物が知られている。
【0004】インクジェット記録用インク組成物には、
記録装置のヘッド先端部やインク流路内で目詰まりを起
こさないこと、保存中に物性変化又は固形分の析出を生
じないこと、鮮明な色調で充分に高い濃度の記録画像を
与えること、被記録材の種類を制限せずに記録が行える
こと、被記録材への定着速度が速いこと、耐水性、耐候
性、耐溶剤性、耐摩耗性に優れていること、解像度の優
れた画像を与えること、粘度、表面張力等の物性値が適
正範囲内にあること等の性能が要求される。なかでも、
記録装置のヘッド先端部やインク流路内で目詰まりを起
こしたりせず、沈殿物が発生したりしない液安定性が重
要である。
記録装置のヘッド先端部やインク流路内で目詰まりを起
こさないこと、保存中に物性変化又は固形分の析出を生
じないこと、鮮明な色調で充分に高い濃度の記録画像を
与えること、被記録材の種類を制限せずに記録が行える
こと、被記録材への定着速度が速いこと、耐水性、耐候
性、耐溶剤性、耐摩耗性に優れていること、解像度の優
れた画像を与えること、粘度、表面張力等の物性値が適
正範囲内にあること等の性能が要求される。なかでも、
記録装置のヘッド先端部やインク流路内で目詰まりを起
こしたりせず、沈殿物が発生したりしない液安定性が重
要である。
【0005】顔料インク組成物は、耐候性に優れるが、
顔料は溶媒中に分散しているので、液安定性が悪く、長
期間保存すると、顔料の分散が不安定となり凝集が起こ
る。このため、インクジェット記録装置のヘッド先端部
等で目詰まりを起こしやすい。そこで、特開平1−20
4979号公報等に開示されているように、顔料インク
組成物の構成内容を規定したり、特開昭64−6074
号公報等に開示されているように、水性顔料インクのp
Hを制御することにより改良が図られているが、インク
ジェット記録用インクとしての使用に充分に耐えうるも
のではない。
顔料は溶媒中に分散しているので、液安定性が悪く、長
期間保存すると、顔料の分散が不安定となり凝集が起こ
る。このため、インクジェット記録装置のヘッド先端部
等で目詰まりを起こしやすい。そこで、特開平1−20
4979号公報等に開示されているように、顔料インク
組成物の構成内容を規定したり、特開昭64−6074
号公報等に開示されているように、水性顔料インクのp
Hを制御することにより改良が図られているが、インク
ジェット記録用インクとしての使用に充分に耐えうるも
のではない。
【0006】染料インク組成物は、顔料インク組成物に
比べて耐候性は劣るものの、記録装置のヘッド先端部や
インク流路内での目詰まりを起こしにくいので、インク
ジェット記録用インクとして広く使用されている。この
ような染料インク組成物としては、さまざまな化学構造
を有する水溶性染料を水、又は、水と水溶性有機溶剤と
の混合溶媒に溶解させた水性インク組成物が多い。
比べて耐候性は劣るものの、記録装置のヘッド先端部や
インク流路内での目詰まりを起こしにくいので、インク
ジェット記録用インクとして広く使用されている。この
ような染料インク組成物としては、さまざまな化学構造
を有する水溶性染料を水、又は、水と水溶性有機溶剤と
の混合溶媒に溶解させた水性インク組成物が多い。
【0007】一方、水性染料インクを用いてフルカラー
の記録画像を再現する場合には、イエローインク、マゼ
ンタインク及びシアンインクの3原色のインクにブラッ
クインクを加えた4原色のインクを使用し、これらの滅
色混合によって記録画像の色調が決定される。これらの
インクには、上述したインクの性能の1つである鮮明な
色調の記録画像を与えるために、色相がそれぞれ他の色
味を帯びていない理想的なイエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの原色を呈することも必要とされる。
の記録画像を再現する場合には、イエローインク、マゼ
ンタインク及びシアンインクの3原色のインクにブラッ
クインクを加えた4原色のインクを使用し、これらの滅
色混合によって記録画像の色調が決定される。これらの
インクには、上述したインクの性能の1つである鮮明な
色調の記録画像を与えるために、色相がそれぞれ他の色
味を帯びていない理想的なイエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの原色を呈することも必要とされる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在製
品化されている染料インク組成物では、イエロー、マゼ
ンタ、シアンの各色の色バランスや、記録画像の鮮明度
は充分ではなく、さまざまな改良が必要とされている。
品化されている染料インク組成物では、イエロー、マゼ
ンタ、シアンの各色の色バランスや、記録画像の鮮明度
は充分ではなく、さまざまな改良が必要とされている。
【0009】特開平5−214259号公報には、アシ
ッドイエロー23、ジエチレングリコール、防腐剤及び
水からなるイエローインクと、ダイレクトレッド22
7、ジエチレングリコール、防腐剤及び水からなるマゼ
ンタインクと、アシッドブルー9、ジエチレングリコー
ル、防腐剤及び水からなるシアンインクとからなる染料
セットが開示されている。しかし、この技術では、色バ
ランスは改善されるものの、記録画像の鮮明度が充分で
はない。
ッドイエロー23、ジエチレングリコール、防腐剤及び
水からなるイエローインクと、ダイレクトレッド22
7、ジエチレングリコール、防腐剤及び水からなるマゼ
ンタインクと、アシッドブルー9、ジエチレングリコー
ル、防腐剤及び水からなるシアンインクとからなる染料
セットが開示されている。しかし、この技術では、色バ
ランスは改善されるものの、記録画像の鮮明度が充分で
はない。
【0010】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、色バランスが良好であり、記録
画像が鮮明で、インクジェット記録用に適した記録用水
性カラーインク及びインクジェット記録方法を提供する
ことを目的とする。
になされたものであり、色バランスが良好であり、記録
画像が鮮明で、インクジェット記録用に適した記録用水
性カラーインク及びインクジェット記録方法を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、イエローイ
ンク、マゼンタインク、及び、シアンインクからなる記
録用水性カラーインクにおいて、上記イエローインク
が、カラーインデックスナンバー・アシッドイエロー2
3を0.7〜3重量%含有するものであり、上記マゼン
タインクが、カラーインデックスナンバー・アシッドレ
ッド52及びカラーインデックスナンバー・アシッドレ
ッド289からなる混合染料を0.7〜3重量%含有す
るものであり、上記シアンインクが、カラーインデック
スナンバー・アシッドブルー9を0.7〜3重量%含有
するものである記録用水性カラーインクにより達成する
ことができる。以下に本発明を詳述する。
ンク、マゼンタインク、及び、シアンインクからなる記
録用水性カラーインクにおいて、上記イエローインク
が、カラーインデックスナンバー・アシッドイエロー2
3を0.7〜3重量%含有するものであり、上記マゼン
タインクが、カラーインデックスナンバー・アシッドレ
ッド52及びカラーインデックスナンバー・アシッドレ
ッド289からなる混合染料を0.7〜3重量%含有す
るものであり、上記シアンインクが、カラーインデック
スナンバー・アシッドブルー9を0.7〜3重量%含有
するものである記録用水性カラーインクにより達成する
ことができる。以下に本発明を詳述する。
【0012】本発明で使用されるイエローインクの着色
剤は、水溶性酸性染料であるカラーインデックスナンバ
ー・アシッドイエロー23(以下、「C.I.アシッド
イエロー23」という。)である。上記C.I.アシッ
ドイエロー23の含有量は、イエローインク全量に対し
て、0.7〜3重量%である。0.7重量%未満であっ
ても、3重量%を超えても、イエローインク、マゼンタ
インク、シアンインクにより記録された画像の色濃度が
適当でないばかりでなく、各色の色バランスが悪くなる
ので、上記範囲に限定される。
剤は、水溶性酸性染料であるカラーインデックスナンバ
ー・アシッドイエロー23(以下、「C.I.アシッド
イエロー23」という。)である。上記C.I.アシッ
ドイエロー23の含有量は、イエローインク全量に対し
て、0.7〜3重量%である。0.7重量%未満であっ
ても、3重量%を超えても、イエローインク、マゼンタ
インク、シアンインクにより記録された画像の色濃度が
適当でないばかりでなく、各色の色バランスが悪くなる
ので、上記範囲に限定される。
【0013】本発明で使用されるマゼンタインクの着色
剤は、水溶性酸性染料であるカラーインデックスナンバ
ー・アシッドレッド52(以下、「C.I.アシッドレ
ッド52」という。)及びカラーインデックスナンバー
・アシッドレッド289(以下、「C.I.アシッドレ
ッド289」という。)である。上記C.I.アシッド
レッド52及びC.I.アシッドレッド289の混合染
料の含有量は、マゼンタインク全量に対して、0.7〜
3重量%である。0.7重量%未満であっても、3重量
%を超えても、イエローインク、マゼンタインク、シア
ンインクにより記録された画像の色濃度が適当でないば
かりでなく、各色の色バランスが悪くなるので、上記範
囲に限定される。
剤は、水溶性酸性染料であるカラーインデックスナンバ
ー・アシッドレッド52(以下、「C.I.アシッドレ
ッド52」という。)及びカラーインデックスナンバー
・アシッドレッド289(以下、「C.I.アシッドレ
ッド289」という。)である。上記C.I.アシッド
レッド52及びC.I.アシッドレッド289の混合染
料の含有量は、マゼンタインク全量に対して、0.7〜
3重量%である。0.7重量%未満であっても、3重量
%を超えても、イエローインク、マゼンタインク、シア
ンインクにより記録された画像の色濃度が適当でないば
かりでなく、各色の色バランスが悪くなるので、上記範
囲に限定される。
【0014】本発明で使用されるシアンインクの着色剤
は、カラーインデックスナンバー・アシッドブルー9
(以下、「C.I.アシッドブルー9」という。)であ
る。上記C.I.アシッドブルー9の含有量は、シアン
インク全量に対して、0.7〜3重量%である。0.7
重量%未満であっても、3重量%を超えても、イエロー
インク、マゼンタインク、シアンインクにより記録され
た画像の色濃度が適当でないばかりでなく、各色の色バ
ランスが悪くなるので、上記範囲に限定される。
は、カラーインデックスナンバー・アシッドブルー9
(以下、「C.I.アシッドブルー9」という。)であ
る。上記C.I.アシッドブルー9の含有量は、シアン
インク全量に対して、0.7〜3重量%である。0.7
重量%未満であっても、3重量%を超えても、イエロー
インク、マゼンタインク、シアンインクにより記録され
た画像の色濃度が適当でないばかりでなく、各色の色バ
ランスが悪くなるので、上記範囲に限定される。
【0015】本発明において、上記イエローインク、上
記マゼンタインク及び上記シアンインクは、着色剤を溶
媒に溶解させて得ることができる。上記溶媒としては、
水、又は、水と水溶性有機溶剤との混合溶媒が好まし
い。上記水としては、種々のイオンを含有する一般の水
ではなく、脱イオン水を使用することが好ましい。
記マゼンタインク及び上記シアンインクは、着色剤を溶
媒に溶解させて得ることができる。上記溶媒としては、
水、又は、水と水溶性有機溶剤との混合溶媒が好まし
い。上記水としては、種々のイオンを含有する一般の水
ではなく、脱イオン水を使用することが好ましい。
【0016】上記水と水溶性有機溶剤との混合溶媒にお
いて、上記水溶性有機溶剤は、インクの乾燥を防止する
ために用いられる。
いて、上記水溶性有機溶剤は、インクの乾燥を防止する
ために用いられる。
【0017】上記水溶性有機溶剤としては特に限定され
ず、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、n
−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−
ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、ter
t−ブチルアルコール等の低級アルコール類;ジメチル
ホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;ア
セトン等のケトン類;ジアセトンアルコール等のケトア
ルコール類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエー
テル類;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリ
コール等のポリアルキレングリコール類;エチレングリ
コール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプ
ロピレングリコール、トリプロピレングリコール、チオ
ジグリコール、ヘキシレングリコール等のアルキレング
リコール類;エチレングリコールモノメチルエーテル、
エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレング
リコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモ
ノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエ
ーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーチル、
トリエチレングリコールモノエチルエーチル、トリエチ
レングリコールモノブチルエーテル等の多価アルコール
の低級アルキルエーテル類;グリセリン、2−ピロリド
ン、N−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−
2−イミダゾリジノン等が挙げられる。
ず、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、n
−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−
ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、ter
t−ブチルアルコール等の低級アルコール類;ジメチル
ホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;ア
セトン等のケトン類;ジアセトンアルコール等のケトア
ルコール類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエー
テル類;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリ
コール等のポリアルキレングリコール類;エチレングリ
コール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプ
ロピレングリコール、トリプロピレングリコール、チオ
ジグリコール、ヘキシレングリコール等のアルキレング
リコール類;エチレングリコールモノメチルエーテル、
エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレング
リコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモ
ノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエ
ーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーチル、
トリエチレングリコールモノエチルエーチル、トリエチ
レングリコールモノブチルエーテル等の多価アルコール
の低級アルキルエーテル類;グリセリン、2−ピロリド
ン、N−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−
2−イミダゾリジノン等が挙げられる。
【0018】なかでも、グリセリン、ジエチレングリコ
ール等のアルキレングリコール類;トリエチレングリコ
ールモノエチルエーテル等の多価アルコールの低級アル
キルエーテル類が好ましい。
ール等のアルキレングリコール類;トリエチレングリコ
ールモノエチルエーテル等の多価アルコールの低級アル
キルエーテル類が好ましい。
【0019】上記水溶性有機溶剤の含有量は、一般的に
は各インクの全量に対して、0〜95重量%が好まし
い。より好ましくは、10〜80重量%であり、更に好
ましくは、10〜50重量%である。このときの水の含
有量は、上記水溶性有機溶剤の種類、組成、又は、所望
されるインクの特性に依存して広い範囲で決定される
が、インクの全量に対して、一般に10〜95重量%、
好ましくは、10〜70重量%、より好ましくは、20
〜70重量%である。
は各インクの全量に対して、0〜95重量%が好まし
い。より好ましくは、10〜80重量%であり、更に好
ましくは、10〜50重量%である。このときの水の含
有量は、上記水溶性有機溶剤の種類、組成、又は、所望
されるインクの特性に依存して広い範囲で決定される
が、インクの全量に対して、一般に10〜95重量%、
好ましくは、10〜70重量%、より好ましくは、20
〜70重量%である。
【0020】本発明において、上記イエローインク、上
記マゼンタインク及び上記シアンインクには、必要に応
じて、例えば、カチオン系、アニオン系、ノニオン系の
各種界面活性剤;ポリビニルアルコール、セルロース
類、水溶性樹脂等の粘度調整剤;表面張力調整剤;防黴
剤等、従来公知の添加剤を添加してもよい。また、記録
液を帯電する様式のインクジェット記録方法に使用され
る水性インクを調合する場合には、塩化アンモニウム等
の無機塩類等の比抵抗調整剤を添加してもよい。
記マゼンタインク及び上記シアンインクには、必要に応
じて、例えば、カチオン系、アニオン系、ノニオン系の
各種界面活性剤;ポリビニルアルコール、セルロース
類、水溶性樹脂等の粘度調整剤;表面張力調整剤;防黴
剤等、従来公知の添加剤を添加してもよい。また、記録
液を帯電する様式のインクジェット記録方法に使用され
る水性インクを調合する場合には、塩化アンモニウム等
の無機塩類等の比抵抗調整剤を添加してもよい。
【0021】本発明の記録用水性カラーインクは、上記
イエローインク、上記マゼンタインク及び上記シアンイ
ンクの3原色からなるものであるが、必要に応じて、ブ
ラックインクを使用して4原色からなるものとしてもよ
い。
イエローインク、上記マゼンタインク及び上記シアンイ
ンクの3原色からなるものであるが、必要に応じて、ブ
ラックインクを使用して4原色からなるものとしてもよ
い。
【0022】本発明のインクジェット記録方法は、上記
記録用水性カラーインクを用い、上記水性カラーインク
のインク滴を記録信号に応じて吐出口から吐出させて被
記録材に記録を行うものである。上記被記録材としては
特に限定されず、例えば、普通紙、コート紙、透明フィ
ルム等を挙げることができる。
記録用水性カラーインクを用い、上記水性カラーインク
のインク滴を記録信号に応じて吐出口から吐出させて被
記録材に記録を行うものである。上記被記録材としては
特に限定されず、例えば、普通紙、コート紙、透明フィ
ルム等を挙げることができる。
【0023】本発明において、上記記録用水性カラーイ
ンクを用いると、イエロー、マゼンタ、シアンの色バラ
ンスが良好で、鮮明な画像を得ることができ、インクジ
ェット記録装置のヘッド先端部やインク流路内で目詰ま
りを起こさないインクジェット記録方法が達成される。
ンクを用いると、イエロー、マゼンタ、シアンの色バラ
ンスが良好で、鮮明な画像を得ることができ、インクジ
ェット記録装置のヘッド先端部やインク流路内で目詰ま
りを起こさないインクジェット記録方法が達成される。
【0024】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。なお、実施例、比較例中で記録に使用した記
録紙は、特に断らない限りゼロックス社製「ゼロックス
4024DP201b」である。
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。なお、実施例、比較例中で記録に使用した記
録紙は、特に断らない限りゼロックス社製「ゼロックス
4024DP201b」である。
【0025】実施例1 純水(71.5重量部)にC.I.アシッドイエロー2
3(1.5重量部)、グリセリン(22重量部)、ジエ
チレングリコール−n−モノブチルエーテル(5重量
部)を添加し、30分間攪拌した後に孔径0.7μmの
メンブランフィルターにて濾過し、イエローインク組成
物を得た。同様に純水(72重量部)、C.I.アシッ
ドレッド52(0. 5重量部)、C.I.アシッドレッ
ド289(0.5重量部)、グリセリン(22重量
部)、ジエチレングリコール−n−モノブチルエーチル
(5重量部)よりマゼンタインク組成物を得た。同様に
純水(71.7重量部)、C.I.アシッドブルー9
(1.3重量部)、グリセリン(22重量部)、ジエチ
レングリコール−n−モノブチルエーテル(5重量部)
よりシアンインク組成物を得た。これらのインク組成物
を、特開平2−150355号公報に開示されているせ
ん断モード型のインクジェットヘッドに用いてカラー記
録したところ、噴射は良好であり、得られた記録物は鮮
明で、黄色みを帯びたり赤みを帯びたり青みを帯びたり
することなく、色バランスが良好であった。
3(1.5重量部)、グリセリン(22重量部)、ジエ
チレングリコール−n−モノブチルエーテル(5重量
部)を添加し、30分間攪拌した後に孔径0.7μmの
メンブランフィルターにて濾過し、イエローインク組成
物を得た。同様に純水(72重量部)、C.I.アシッ
ドレッド52(0. 5重量部)、C.I.アシッドレッ
ド289(0.5重量部)、グリセリン(22重量
部)、ジエチレングリコール−n−モノブチルエーチル
(5重量部)よりマゼンタインク組成物を得た。同様に
純水(71.7重量部)、C.I.アシッドブルー9
(1.3重量部)、グリセリン(22重量部)、ジエチ
レングリコール−n−モノブチルエーテル(5重量部)
よりシアンインク組成物を得た。これらのインク組成物
を、特開平2−150355号公報に開示されているせ
ん断モード型のインクジェットヘッドに用いてカラー記
録したところ、噴射は良好であり、得られた記録物は鮮
明で、黄色みを帯びたり赤みを帯びたり青みを帯びたり
することなく、色バランスが良好であった。
【0026】実施例2 純水(70.5重量部)にC.I.アシッドイエロー2
3(2.5重量部)、グリセリン(22重量部)、ジエ
チレングリコール−n−モノブチルエーテル(5重量
部)を添加し、30分間攪拌した後に孔径0.7μmの
メンブランフィルターにて濾過し、イエローインク組成
物を得た。同様に純水(70.5重量部)、C.I.ア
シッドレッド52(1.5重量部)、C.I.アシッド
レッド289(1重量部)、グリセリン(22重量
部)、ジエチレングリコール−n−モノブチルエーテル
(5重量部)よりマゼンタインク組成物を得た。同様に
純水(70.3重量部)、C.I.アシッドブルー9
(2.7重量部)、グリセリン(22重量部)、ジエチ
レングリコール−n−モノブチルエーテル(5重量部)
よりシアンインク組成物を得た。これらのインク組成物
を、特開平2−150355号公報に開示されているせ
ん断モード型のインクジェットヘッドに用いてカラー記
録したところ、噴射は良好であり、得られた記録物は鮮
明で、黄色みを帯びたり赤みを帯びたり青みを帯びたり
することなく、色バランスが良好であった。
3(2.5重量部)、グリセリン(22重量部)、ジエ
チレングリコール−n−モノブチルエーテル(5重量
部)を添加し、30分間攪拌した後に孔径0.7μmの
メンブランフィルターにて濾過し、イエローインク組成
物を得た。同様に純水(70.5重量部)、C.I.ア
シッドレッド52(1.5重量部)、C.I.アシッド
レッド289(1重量部)、グリセリン(22重量
部)、ジエチレングリコール−n−モノブチルエーテル
(5重量部)よりマゼンタインク組成物を得た。同様に
純水(70.3重量部)、C.I.アシッドブルー9
(2.7重量部)、グリセリン(22重量部)、ジエチ
レングリコール−n−モノブチルエーテル(5重量部)
よりシアンインク組成物を得た。これらのインク組成物
を、特開平2−150355号公報に開示されているせ
ん断モード型のインクジェットヘッドに用いてカラー記
録したところ、噴射は良好であり、得られた記録物は鮮
明で、黄色みを帯びたり赤みを帯びたり青みを帯びたり
することなく、色バランスが良好であった。
【0027】実施例3 C.I.アシッドレッド52とC.I.アシッドレッド
289の混合割合を7:3とし、混合合計量を変えずに
マゼンタインク組成物を調製したこと以外は、実施例1
と同様にしてインク組成物を得た。実施例1と同様に記
録したところ、噴射は良好であり、得られた記録物は鮮
明で、黄色みを帯びたり赤みを帯びたり青みを帯びたり
することなく、色バランスが良好であった。
289の混合割合を7:3とし、混合合計量を変えずに
マゼンタインク組成物を調製したこと以外は、実施例1
と同様にしてインク組成物を得た。実施例1と同様に記
録したところ、噴射は良好であり、得られた記録物は鮮
明で、黄色みを帯びたり赤みを帯びたり青みを帯びたり
することなく、色バランスが良好であった。
【0028】実施例4 C.I.アシッドレッド52とC.I.アシッドレッド
289の混合割合を4:6とし、混合合計量を変えずに
マゼンタインク組成物を調製したこと以外は、実施例1
と同様にしてインク組成物を得た。実施例1と同様に記
録したところ、噴射は良好であり、得られた記録物は鮮
明で、黄色みを帯びたり赤みを帯びたり青みを帯びたり
することなく、色バランスが良好であった。。
289の混合割合を4:6とし、混合合計量を変えずに
マゼンタインク組成物を調製したこと以外は、実施例1
と同様にしてインク組成物を得た。実施例1と同様に記
録したところ、噴射は良好であり、得られた記録物は鮮
明で、黄色みを帯びたり赤みを帯びたり青みを帯びたり
することなく、色バランスが良好であった。。
【0029】比較例1 C.I.アシッドイエロー23を0.5重量部としたこ
と以外は、実施例1と同様にしてインク組成物を得た。
実施例1と同様に記録したところ、噴射は良好であった
が、得られた記録物のイエローが薄く、本来赤となるべ
き色が紅色になり、緑となるべき色が青緑色となり、全
体として青みがかった色となり、色バランスが悪かっ
た。 比較例2 C.I.アシッドイエロー23を3.5重量部としたこ
と以外は実施例1と同様にしてインク組成物を得た。実
施例1と同様に記録したところ、噴射は良好であった
が、得られた記録物のイエローが濃く、本来赤となるべ
き色が燈色になり、緑となるべき色が黄緑色となり、全
体として黄色みがかった色となり、色バランスが悪かっ
た。
と以外は、実施例1と同様にしてインク組成物を得た。
実施例1と同様に記録したところ、噴射は良好であった
が、得られた記録物のイエローが薄く、本来赤となるべ
き色が紅色になり、緑となるべき色が青緑色となり、全
体として青みがかった色となり、色バランスが悪かっ
た。 比較例2 C.I.アシッドイエロー23を3.5重量部としたこ
と以外は実施例1と同様にしてインク組成物を得た。実
施例1と同様に記録したところ、噴射は良好であった
が、得られた記録物のイエローが濃く、本来赤となるべ
き色が燈色になり、緑となるべき色が黄緑色となり、全
体として黄色みがかった色となり、色バランスが悪かっ
た。
【0030】比較例3 C.I.アシッドレッド52を0. 2重量部、C.I.
アシッドレッド289を0.2重量部(両者合わせて
0.4重量部)としたこと以外は、実施例1と同様にし
てインク組成物を得た。実施例1と同様に記録したとこ
ろ、噴射は良好であったが、得られた記録物のマゼンタ
が薄く、本来赤となるべき色が燈色になり、青となるべ
き色が水色になり、全体として緑みがかった色となり、
色バランスが悪かった。 比較例4 C.I.アシッドレッド52を1. 8重量部、C.I.
アシッドレッド289を1.8重量部(両者合わせて
3.6重量部)としたこと以外は、実施例1と同様にし
てインク組成物を得た。実施例1と同様に記録したとこ
ろ、噴射は良好であったが、得られた記録物のマゼンタ
が濃く、本来赤となるべき色が紅色となり、青となるべ
き色が紫色となり、全体として紅色がかった色となり、
色バランスが悪かった。
アシッドレッド289を0.2重量部(両者合わせて
0.4重量部)としたこと以外は、実施例1と同様にし
てインク組成物を得た。実施例1と同様に記録したとこ
ろ、噴射は良好であったが、得られた記録物のマゼンタ
が薄く、本来赤となるべき色が燈色になり、青となるべ
き色が水色になり、全体として緑みがかった色となり、
色バランスが悪かった。 比較例4 C.I.アシッドレッド52を1. 8重量部、C.I.
アシッドレッド289を1.8重量部(両者合わせて
3.6重量部)としたこと以外は、実施例1と同様にし
てインク組成物を得た。実施例1と同様に記録したとこ
ろ、噴射は良好であったが、得られた記録物のマゼンタ
が濃く、本来赤となるべき色が紅色となり、青となるべ
き色が紫色となり、全体として紅色がかった色となり、
色バランスが悪かった。
【0031】比較例5 C.I.アシッドブルー9を0.5重量部としたこと以
外は、実施例1と同様にしてインク組成物を得た。実施
例1と同様に記録したところ、噴射は良好であったが、
得られた記録物のシアンが薄く、本来青となるべき色が
紫色となり、緑となるべき色が黄緑色となり、全体とし
て赤みがかった色となり、色バランスが悪かった。 比較例6 C.I.アシッドブルー9を3.5重重部としたこと以
外は、実施例1と同様にしてインク組成物を得た。実施
例1と同様に記録したところ、噴射は良好であったが、
得られた記録物のシアンが濃く、本来青となるべき色が
水色となり、緑となるべき色が青緑色となり、全体とし
て青みがかった色となり、色バランスが悪かった。
外は、実施例1と同様にしてインク組成物を得た。実施
例1と同様に記録したところ、噴射は良好であったが、
得られた記録物のシアンが薄く、本来青となるべき色が
紫色となり、緑となるべき色が黄緑色となり、全体とし
て赤みがかった色となり、色バランスが悪かった。 比較例6 C.I.アシッドブルー9を3.5重重部としたこと以
外は、実施例1と同様にしてインク組成物を得た。実施
例1と同様に記録したところ、噴射は良好であったが、
得られた記録物のシアンが濃く、本来青となるべき色が
水色となり、緑となるべき色が青緑色となり、全体とし
て青みがかった色となり、色バランスが悪かった。
【0032】比較例7 C.I.アシッドイエロー23の代わりにカラーインデ
ックスナンバー・ダイレクトイエロー86を使用してイ
エローインク組成物を調製したこと以外は、実施例1と
同様にしてインク組成物を得た。実施例1と同様に記録
したところ、噴射は良好であったが、得られた記録物の
イエローが山吹色となり、全体の色バランスも悪かっ
た。 比較例8 C.I.アシッドレッド289のみ(1重量部)を使用
してマゼンタインク組成物を調製したこと以外は、実施
例1と同様にしてインク組成物を得た。実施例1と同様
に記録したところ、噴射は良好であったが、得られた記
録物のマゼンタがピンク色を帯び、全体の色バランスも
悪かった。
ックスナンバー・ダイレクトイエロー86を使用してイ
エローインク組成物を調製したこと以外は、実施例1と
同様にしてインク組成物を得た。実施例1と同様に記録
したところ、噴射は良好であったが、得られた記録物の
イエローが山吹色となり、全体の色バランスも悪かっ
た。 比較例8 C.I.アシッドレッド289のみ(1重量部)を使用
してマゼンタインク組成物を調製したこと以外は、実施
例1と同様にしてインク組成物を得た。実施例1と同様
に記録したところ、噴射は良好であったが、得られた記
録物のマゼンタがピンク色を帯び、全体の色バランスも
悪かった。
【0033】比較例9 C.I.アシッドブルー9の代わりにカラーインデック
スナンバー・ダイレクトブルー86を使用してシアンイ
ンクを調製したこと以外は、実施例1と同様にしてイン
ク組成物を得た。実施例1と同様に記録したところ、噴
射は良好であったが、得られた記録物のシアンが青みを
帯び、全体の色バランスも悪かった。 比較例10 C.I.アシッドイエロー23を0.5重量部とし、
C.I.アシッドレッド52を0.2重量部とし、C.
I.アシッドレッド289を0.2重量部とし、C.
I.アシッドブルー9を0.5重量部としてそれぞれの
インク組成物を調製したこと以外は、実施例1と同様に
してインク組成物を得た。実施例1と同様に記録したと
ころ、噴射は良好であったが、記録物全体の色が薄く、
色濃度が充分でなかった。
スナンバー・ダイレクトブルー86を使用してシアンイ
ンクを調製したこと以外は、実施例1と同様にしてイン
ク組成物を得た。実施例1と同様に記録したところ、噴
射は良好であったが、得られた記録物のシアンが青みを
帯び、全体の色バランスも悪かった。 比較例10 C.I.アシッドイエロー23を0.5重量部とし、
C.I.アシッドレッド52を0.2重量部とし、C.
I.アシッドレッド289を0.2重量部とし、C.
I.アシッドブルー9を0.5重量部としてそれぞれの
インク組成物を調製したこと以外は、実施例1と同様に
してインク組成物を得た。実施例1と同様に記録したと
ころ、噴射は良好であったが、記録物全体の色が薄く、
色濃度が充分でなかった。
【0034】比較例11 C.I.アシッドイエロー23を3.5重量部とし、
C.I.アシッドレッド52を1.8重量部とし、C.
I.アシッドレッド289を1.8重量部とし、C.
I.アシッドブルー9を3.5重量部としてそれぞれの
インク組成物を調製したこと以外は、実施例1と同様に
してインク組成物を得た。実施例1と同様に記録したと
ころ、噴射は良好であったが、記録物全体の色が濃く、
鮮明性に欠ける暗い記録物となった。
C.I.アシッドレッド52を1.8重量部とし、C.
I.アシッドレッド289を1.8重量部とし、C.
I.アシッドブルー9を3.5重量部としてそれぞれの
インク組成物を調製したこと以外は、実施例1と同様に
してインク組成物を得た。実施例1と同様に記録したと
ころ、噴射は良好であったが、記録物全体の色が濃く、
鮮明性に欠ける暗い記録物となった。
【0035】上述したように、噴射が良好であり、鮮明
で色バランスが良好な記録物が得られた実施例1〜実施
例4のインク組成物では、いずれもイエローインクの着
色剤としてC.I.アシッドイエロー23を、マゼンタ
インクの着色剤としてC.I.アシッドレッド52と
C.I.アシッドレッド289の混合染料を、シアンイ
ンクの着色剤としてC.I.アシッドブルー9を使用し
ていた。また上記C.I.アシッドイエロー23の濃度
が0. 7〜3重量%であり、上記C.I.アシッドレッ
ド52とC.I.アシッドレッド289の混合合計濃度
が0.7〜3重量%であり、上記C.I.アシッドブル
ー9の濃度が0.7〜3重量%であった。
で色バランスが良好な記録物が得られた実施例1〜実施
例4のインク組成物では、いずれもイエローインクの着
色剤としてC.I.アシッドイエロー23を、マゼンタ
インクの着色剤としてC.I.アシッドレッド52と
C.I.アシッドレッド289の混合染料を、シアンイ
ンクの着色剤としてC.I.アシッドブルー9を使用し
ていた。また上記C.I.アシッドイエロー23の濃度
が0. 7〜3重量%であり、上記C.I.アシッドレッ
ド52とC.I.アシッドレッド289の混合合計濃度
が0.7〜3重量%であり、上記C.I.アシッドブル
ー9の濃度が0.7〜3重量%であった。
【0036】これに対し、得られた記録物が鮮明ではな
く、色バランスが悪かった比較例1〜11では、いずれ
も上記条件を満たしていなかった。
く、色バランスが悪かった比較例1〜11では、いずれ
も上記条件を満たしていなかった。
【0037】
【発明の効果】本発明の記録用水性カラーインク及びイ
ンクジェット記録方法は上述のとおりであるので、イン
クジェットプリンターのヘッドの先端部やインク流路内
で目詰まりすることがなく、イエロー、マゼンタ、シア
ンの色バランスが良好で鮮明な記録画像を得ることがで
きる。
ンクジェット記録方法は上述のとおりであるので、イン
クジェットプリンターのヘッドの先端部やインク流路内
で目詰まりすることがなく、イエロー、マゼンタ、シア
ンの色バランスが良好で鮮明な記録画像を得ることがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 政仁 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 東山 俊一 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 イエローインク、マゼンタインク、及
び、シアンインクからなる記録用水性カラーインクにお
いて、前記イエローインクが、カラーインデックスナン
バー・アシッドイエロー23を0.7〜3重量%含有す
るものであり、前記マゼンタインクが、カラーインデッ
クスナンバー・アシッドレッド52及びカラーインデッ
クスナンバー・アシッドレッド289からなる混合染料
を0.7〜3重量%含有するものであり、前記シアンイ
ンクが、カラーインデックスナンバー・アシッドブルー
9を0.7〜3重量%含有するものであることを特徴と
する記録用水性カラーインク。 - 【請求項2】 インク滴を記録信号に応じて吐出口から
吐出させて被記録材に記録を行うインクジェット記録方
法において、前記インクが、請求項1記載の記録用水性
カラーインクであることを特徴とするインクジェット記
録方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31956495A JPH09137098A (ja) | 1995-11-13 | 1995-11-13 | 記録用水性カラーインク及びインクジェット記録方法 |
US08/743,154 US5795375A (en) | 1995-11-13 | 1996-11-04 | Water color ink for recording and ink-jet recording process |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31956495A JPH09137098A (ja) | 1995-11-13 | 1995-11-13 | 記録用水性カラーインク及びインクジェット記録方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09137098A true JPH09137098A (ja) | 1997-05-27 |
Family
ID=18111680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31956495A Pending JPH09137098A (ja) | 1995-11-13 | 1995-11-13 | 記録用水性カラーインク及びインクジェット記録方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5795375A (ja) |
JP (1) | JPH09137098A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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US6676254B2 (en) | 2000-12-21 | 2004-01-13 | Canon Kabushiki Kaisha | Recording method, ink cartridge, printing device and information recording apparatus |
US6835239B2 (en) | 2000-08-08 | 2004-12-28 | Canon Kabushiki Kaisha | Fluorescent ink, and ink cartridge, recording unit, ink-jet recording method, and ink-jet recording apparatus employing the fluorescent ink |
JP2007217524A (ja) * | 2006-02-16 | 2007-08-30 | Brother Ind Ltd | インクジェット記録用マゼンタインク |
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US8430953B2 (en) | 2009-11-30 | 2013-04-30 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Water-based ink for ink-jet recording, ink cartridge, and ink-jet recording apparatus |
US8449664B2 (en) | 2009-11-30 | 2013-05-28 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Water-based ink for ink-jet recording, ink cartridge, and ink-jet recording apparatus |
US8460449B2 (en) | 2009-11-30 | 2013-06-11 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Water-based ink set for ink jet recording, ink cartridge, and ink-jet recording apparatus |
US8632629B2 (en) | 2010-09-30 | 2014-01-21 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Water-based ink set for ink-jet recording, ink-jet recording method, and ink-jet recording apparatus |
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JP5706159B2 (ja) | 2007-08-23 | 2015-04-22 | センシエント カラーズ エルエルシー | 自己分散型顔料ならびにその製造方法および使用 |
KR20110135989A (ko) | 2009-04-07 | 2011-12-20 | 센션트 컬러스 엘엘씨 | 자가-분산 입자 및 그의 제조 및 사용 방법 |
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1995
- 1995-11-13 JP JP31956495A patent/JPH09137098A/ja active Pending
-
1996
- 1996-11-04 US US08/743,154 patent/US5795375A/en not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
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---|---|
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