JP2002275226A - 光硬化性樹脂組成物、これを用いた塗料及び硬化膜 - Google Patents

光硬化性樹脂組成物、これを用いた塗料及び硬化膜

Info

Publication number
JP2002275226A
JP2002275226A JP2001188487A JP2001188487A JP2002275226A JP 2002275226 A JP2002275226 A JP 2002275226A JP 2001188487 A JP2001188487 A JP 2001188487A JP 2001188487 A JP2001188487 A JP 2001188487A JP 2002275226 A JP2002275226 A JP 2002275226A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
meth
resin composition
acrylate
photocurable resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001188487A
Other languages
English (en)
Inventor
啓司 ▲濱▼田
Keiji Hamada
Shuichi Kondo
秀一 近藤
Kenichi Oyasu
健一 往安
Atsushi Sugawara
淳 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP2001188487A priority Critical patent/JP2002275226A/ja
Publication of JP2002275226A publication Critical patent/JP2002275226A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 紫外線又は電子線の照射によって硬化可能
で、製造工程に不可欠な洗浄行程においても分離が良好
なため生産性に優れ、得られた樹脂組成物が常温で液状
でありハンドリング性に優れ、さらに、硬化により可と
う性、耐薬品性及び耐マジック汚染性が良好な硬化物を
与える光硬化性樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 (A)(a)(a−1)2,4−ジエチ
ル−1,5−ペンタンジオールを含有するアルコールと
(b)2塩基酸との重縮合反応で得られるポリエステル
ポリオールに(メタ)アクリル酸を脱水縮合エステル化
させたポリエステル(メタ)アクリレート並びに(B)
光重合開始剤を含有してなる光硬化性樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紫外線又は電子線の
照射によって硬化可能な塗料として有用な光硬化性樹脂
組成物及びこれを用いた塗料及び硬化膜に関する。特
に、酸化重合系のオフセット印刷インキへの付着性に優
れ、硬化塗膜表面の表面平滑性、耐薬品性に優れた塗料
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、紙パッケージ、紙ラベル、ポ
スター、カレンダーなどの印刷物には、表面の擦り傷防
止、耐ブロッキング、つや出しを目的にオーバープリン
トワニスをコートしている。近年、印刷分野での生産性
向上を目的にUV硬化型のオーバープリントワニスが開
発されており、従来の溶剤系、水系、酸化重合系に比べ
短時間で表面加工、積み重ね納倉が可能であることか
ら、相当量使用されてきている。さらに、オフセット印
刷関連では生産性の向上目的に、酸化重合系インキの印
刷直後にUV硬化性オーバープリントワニスをコートす
ることが検討されている。現在、UV硬化性オーバープ
リントワニスとして市販されている紫外線又は電子線の
照射により硬化可能な化合物としては、エポキシ樹脂と
アクリル酸とのエポキシ開環付加反応から得られるエポ
キシ(メタ)アクリレートや、多価アルコールと多価イ
ソシアネートとのウレタン化反応から得られるウレタン
(メタ)アクリレートなどが挙げられる。しかし、これ
ら化合物はエポキシ開環により生成する水酸基やウレタ
ン化反応により生成するウレタン結合などのために粘度
が高く、粘度調整のために低粘度のモノマーを多く配合
する必要がある。このため、硬化性、硬化特性が全般的
に低下し、また高価であり利用可能な用途が限定され
る。前述のエポキシ(メタ)アクリレート、ウレタン
(メタ)アクリレートに比べ、低粘度であり安価な材料
から得られる硬化性樹脂として、多価アルコールと多塩
基酸とからなるポリエステルポリオールに(メタ)アク
リル酸を脱水エステル化反応して得られるポリエステル
(メタ)アクリレートがあり、特開昭63−21571
9号公報、特許第2797628号公報等に記載され、
特に無溶剤型のUV硬化性オーバープリントワニスとし
て広範囲な用途に使用されている。しかし、ポリエステ
ル(メタ)アクリレートは、合成時の洗浄工程にてポリ
エステル(メタ)アクリレートの加水分解、乳化などを
起こしやすく、樹脂液層と洗浄水層との分離に注意が必
要であり、また、ポリエステル由来の結晶構造による樹
脂の固形化、ワックス化が起こり、樹脂のハンドリング
などに劣る傾向にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、紫外
線又は電子線の照射によって硬化可能な光硬化性樹脂組
成物を与えることにあり、特に、製造工程に不可欠な洗
浄行程においても分離が良好なため生産性に優れ、得ら
れた樹脂組成物が常温で液状でありハンドリング性に優
れ、さらに、硬化により可とう性、耐薬品性及び耐マジ
ック汚染性が良好な硬化物を与える光硬化性樹脂組成物
を提供することにある。本発明の光硬化性樹脂組成物は
建物、建材、構造物、自動車部品、電気、印刷紙、精密
機器等に塗布されるコーティング剤、印刷インキ、シル
クスクリーンインキ、グラビアインキ、オーバープリン
トワニス、接着剤、粘着剤、磁気テープ用のバインダ
ー、フォトレジスト等に有用である。
【0004】本発明の他の目的は、さらに、オーバープ
リントワニスとして最適であり、特に酸化重合系オフセ
ットインキとの付着性、塗膜の平滑性、耐薬品性、耐マ
ジック汚染性が良好な硬化物を与える光硬化性樹脂組成
物を提供することにある。本発明の他の目的は、製造工
程に不可欠な洗浄時においても分離が良好なため生産性
に優れ、得られた樹脂が常温で液状でありハンドリング
性に優れ、さらに、硬化により可とう性、耐薬品性及び
耐マジック汚染性が良好な硬化物を与える塗料を提供す
ることにある。
【0005】本発明の他の目的は、可とう性、耐薬品性
及び耐マジック汚染性が良好な硬化膜を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、
(A)(a)(a−1)2,4−ジエチル−1,5−ペ
ンタンジオールを含有するアルコールと(b)2塩基酸
との重縮合反応で得られるポリエステルポリオールに
(メタ)アクリル酸を脱水縮合エステル化させたポリエ
ステル(メタ)アクリレート並びに(B)光重合開始剤
を含有してなる光硬化性樹脂組成物に関する。
【0007】本発明はまた、(A)成分のポリエステル
(メタ)アクリレートが(a)(a−1)2,4−ジエ
チル−1,5−ペンタンジオールを含有するアルコール
と(b)2塩基酸との重縮合反応で得られるポリエステ
ルポリオールに(メタ)アクリル酸を脱水縮合エステル
化させたポリエステル(メタ)アクリレートに(c)分
子内に活性水素を1個有するアミン化合物をマイケル付
加反応させたアミノ基含有ポリエステル(メタ)アクリ
レートである前記の光硬化性樹脂組成物に関する。
【0008】本発明はまた、(A)′(a)′(a−
1)′アジピン酸と重縮合反応させることにより、重量
平均分子量が1000±100であり、かつ、100℃
の水に14日間浸漬した後の酸価が20mgKOH/g
以下であるポリエステルポリオールを形成するアルコー
ルを含有するアルコールと(b)2塩基酸との重縮合反
応で得られるポリエステルポリオールに(メタ)アクリ
ル酸を脱水縮合エステル化させたポリエステル(メタ)
アクリレート並びに(B)光重合開始剤を含有してなる
光硬化性樹脂組成物に関する。
【0009】本発明はまた、(b)成分の2塩基酸がフ
タル酸、イソフタル酸、アジピン酸、セバシン酸、コハ
ク酸又はフマル酸である前記の光硬化性樹脂組成物に関
する。
【0010】本発明はまた、(c)成分の分子内に活性
水素を1個有するアミン化合物がジエタノールアミン又
はジイソプロパノールアミンである前記の光硬化性樹脂
組成物に関する。
【0011】本発明はまた、(a)成分のアルコールが
(a−1)2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオー
ルと(a−2)2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジ
オール以外のアルコールとを(a−1):(a−2)=
0.1:1.5〜0.3:1.3(好ましくは0.1:
1.5〜0.4:1.2)のモル比率で含有するもので
ある前記の光硬化性樹脂組成物に関する。
【0012】また、本発明は、前記の光硬化性樹脂組成
物を含有してなる塗料に関する。また、本発明は、前記
の光硬化性樹脂組成物を光硬化させてなる硬化膜に関す
る。
【発明の実施の形態】
【0013】以下、本発明について詳細に説明する。な
お、本発明における(メタ)アクリル酸とはアクリル酸
又はそれに対応するメタクリル酸を意味し、(メタ)ア
クリレートとはアクリレート又はそれに対応するメタク
リレートを意味し、(メタ)アクリロイル基とはアクリ
ロイル基又はそれに対応するメタクリロイル基を意味す
る。また、本発明における重量平均分子量は、ゲルパー
ミエーションクロマトグラフィー法により測定され、標
準ポリスチレンを用いて作成した検量線により換算され
た値である。
【0014】本発明の光硬化性樹脂組成物は、(A)
(a)(a−1)2,4−ジエチル−1,5−ペンタン
ジオールを含有するアルコールと(b)2塩基酸との重
縮合反応で得られるポリエステルポリオールに(メタ)
アクリル酸を脱水縮合エステル化させたポリエステル
(メタ)アクリレート並びに(B)光重合開始剤を含有
してなる。
【0015】前記(a)成分のアルコールは、(a−
2)2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオール以外
のアルコールを含有することができ、前記アルコールは
多価アルコールであることが好ましく、2価アルコール
であることがより好ましい。
【0016】また、本発明の光硬化性樹脂組成物におい
ては、(a)成分のアルコールとして、(a)′(a−
1)′アジピン酸と重縮合反応させることにより、重量
平均分子量が1000±100であり、かつ、100℃
の水に14日間浸漬した後の酸価が20mgKOH/g
以下であるポリエステルポリオールを形成するアルコー
ルを含有するアルコールを用いることができる。この場
合、本発明における(A)成分のポリ(メタ)アクリレ
ートは、(a)′成分のアルコールと(b)成分の2塩
基酸との重縮合反応で得られるポリエステルポリオール
に(メタ)アクリル酸を脱水縮合エステル化させたポリ
エステル(メタ)アクリレート(A)′、あるいは、こ
れに更に(c)成分のアミン化合物をマイケル付加反応
させたアミノ基含有ポリエステル(メタ)アクリレート
である。上記酸価が20mgKOH/g以下であるポリ
エステルポリオールを形成しうるアルコール(a−
1)′を用いることにより、塗膜形成時の耐水性、耐ア
ルカリ性等を向上させることができる。上記酸価は1〜
15mgKOH/gであることがより好ましい。前記酸
価の条件を満たすアルコール(a−1)′としては、例
えば、(a−1)成分である2,4−ジエチル−1,5
−ペンタンジオール等が挙げられ、重量平均分子量10
00±100のポリエステルポリオールは、例えば、ア
ジピン酸1.0molに対し、2,4−ジエチル−1,
5−ペンタンジオール1.3mol程度を重縮合反応さ
せることにより得ることができる。(a)′成分のアル
コールは、(a−1)′以外のアルコール(a−2)′
を含有することができ、これらのアルコールは多価アル
コールであることが好ましく、2価アルコールであるこ
とがより好ましい。
【0017】上記(a−2)又は(a−2)′成分とし
ては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ネ
オペンチルグリコール、3−メチル−1,5−ペンタン
ジオール,メチルオクタンジオール、1,6−ヘキサン
ジオール、1,9−ノナンジオール、ビスフェノールA
のエチレンオキサイド変性化合物、ビスフェノールAの
プロピレンオキサイド変性化合物、ビスフェノールAの
エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド共重合変性
化合物、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドと
の共重合系ポリエーテルポリオールなどが挙げられ、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール又はポリ
エチレングリコールが本発明の効果を充分に得ることが
できるため好ましい。これらは単独で又は2種類以上を
組み合わせて使用される。
【0018】前記(a−1)成分及び(a−2)成分の
含有割合は、(a−1):(a−2)=0.1:1.5
〜0.3:1.3のモル比率で含有することが好まし
い。(a)成分のアルコールは(b)成分の2塩基酸1
モルに対して1.3〜1.9モル反応させることが好ま
しく、また(b)成分の2塩基酸1モルに対して、(a
−1)成分は0.1〜1.5モル、(a−2)成分は
0.3〜1.3モル反応させることが好ましい。
【0019】(a−1):(a−2)の比が0.1:
1.5より小さいと、すなわち(a−2)成分のアルコ
ール総計に対するモル比が0.93より大きい場合は、
ポリエステルアクリレートの合成時に樹脂液層と洗浄水
層との分離が困難であり生産効率に劣り、さらに得られ
たポリエステル(メタ)アクリレートの粘度が高くハン
ドリング性が劣る傾向があり、(a−1):(a−2)
の比が0.3:1.3より大きいと、すなわち(a−
2)成分のアルコール総計に対するモル比が0.81よ
り小さい場合は、硬化塗膜特性全般が低下する傾向があ
る。(a−1)′成分及び(a−2)′成分の含有割合
は、(a−1)′:(a−2)′=0.1:1.5〜
0.3:1.3のモル比率で含有することが好ましい。
(a)′成分のアルコールは(b)成分の2塩基酸1モ
ルに対して1.3〜1.9モル反応させることが好まし
く、また(b)成分の2塩基酸1モルに対して、(a−
1)′成分は0.1〜1.5モル、(a−2)′成分は
0.3〜1.3モル反応させることが好ましい。
【0020】前記(b)2塩基酸としては、例えば、脂
肪族ジカルボン酸、芳香族ジカルボン酸、これらの無水
カルボン酸等が挙げられる。具体的には、アジピン酸、
セバシン酸、コハク酸、フマル酸、イソフタル酸、フタ
ル酸、無水コハク酸、無水フタル酸、テトラヒドロ無水
フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒ
ドロ無水フタル酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、
エンドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸、エンドメチ
レンヘキサヒドロ無水フタル酸等が挙げられ、アジピン
酸、セバシン酸、コハク酸、フマル酸、イソフタル酸又
はフタル酸が本発明の効果を充分に得ることができるた
め好ましい。これらは単独で又は2種類以上を組み合わ
せて使用される。
【0021】重縮合反応には好ましくはジブチルチンラ
ウレートなどの触媒が用いられる。
【0022】さらに、アミノ基含有ポリエステル(メ
タ)アクリレートを得るために使用される、(c)成分
の分子内に活性水素を1個有するアミン化合物として
は、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジブチルアミ
ン、ジイソプロパノールアミン、ジエタノールアミンな
どが挙げられ、これらの中でもジエタノールアミン及び
ジイソプロパノールアミンが本発明の効果を十分に得る
ことができ、好ましい。(c)成分の分子内に活性水素
を1個有するアミン化合物は、上記記載のポリエステル
(メタ)アクリレートのアクリル酸残基1当量に対し
て、0.1〜0.3当量付加反応させることが好まし
い。アクリル酸残基の1当量に対して、付加反応させる
アミン化合物の当量が0.1未満ではインキに対する付
着性が劣る傾向があり、また0.3当量を超えると得ら
れた硬化物の特性が全般的に低下し、特に耐水性が著し
く劣る傾向がある。
【0023】前記ポリエステル(メタ)アクリレート
(A)又は(A)′の重量平均分子量は、500〜5,
000であることが好ましく、700〜3,000であ
ることがより好ましい。この重量平均分子量が500未
満では得られた硬化塗膜の可とう性が劣る傾向があり、
5,000を超えると硬化特性全般が低下する傾向があ
る。
【0024】また、前記ポリエステル(メタ)アクリレ
ートの合成時や合成後のラジカル重合を抑制することを
目的に、市販のラジカル重合禁止剤、抑制剤、酸化防止
剤などをアルコールと2塩基酸の総量に対して0.01
〜0.5重量%添加することができる。この添加量が
0.01重量%未満ではゲル化抑制効果が低くなる傾向
があり、0.5重量%を超えると硬化特性全般が低下す
る傾向がある。前記ポリエステル(メタ)アクリレート
の合成方法は公知の方法で合成できる。
【0025】さらに本発明の光硬化性樹脂組成物には、
必要に応じて、光重合性単量体を含有させることがで
き、例えば、単官能性又は多官能性のアクリレート系化
合物などを好ましく用いることができる。
【0026】これらの光重合性単量体としては例えば、
メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレ
ート、n−プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル
(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレー
ト、イソブチル(メタ)アクリレート、エチルヘキシル
(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレー
ト、n−ヘキシル(メタ)アクリレート、ステアリル
(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレー
ト、トリデシル(メタ)アクリレート、エトキシエチル
(メタ)アクリレート、メトキシエチル(メタ)アクリ
レート、グリシジル(メタ)アクリレート、ブトキシエ
チル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート、2−メトキシエトキシ(メタ)アクリレー
ト、2−エトキシエトキシエチル(メタ)アクリレー
ト、メトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレー
ト、エトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレー
ト、メトキシジプロピレングリコール(メタ)アクリレ
ート、オクタフルオロペンチル(メタ)アクリレート、
N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、
N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、
アリル(メタ)アクリレート、1,3−ブタンジオール
(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオール(メ
タ)アクリレート、(メタ)アクリロイルモルフォリ
ン、1,6−ヘキサンジオール(メタ)アクリレート、
3−メチルペンタンジオール(メタ)アクリレート、N
−ビニルピロリドン等の単官能性(メタ)アクリレート
系化合物、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペン
チルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレング
リコールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン
酸エステルネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレ
ート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレー
ト、α,ω−ジアクリルビスジエチレングリコールフタ
レート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレ
ート、ペンタエリトリット(メタ)アクリレート、ペン
タエリトリットヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタ
エリトリットモノヒドロキシペンタ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、
ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート,ト
リヒドロキシエチルイソシアヌレートのトリ(メタ)ア
クリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)ア
クリレート、これらのエチレン(プロピレン)オキサイ
ド変性化合物、α,ω−テトラアリルビストリメチロー
ルプロパンテトラヒドロフタレート、2−ヒドロキシエ
チル(メタ)アクリロイルフォスフェート、1,4−ブ
タンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサ
ンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリ
コールジ(メタ)アクリレート、ジ(メタ)アクリロキ
シエチルフォスフェート等の多官能性(メタ)アクリレ
ート系化合物などが挙げられ、アクリル酸エステル誘導
体が好ましい。これらは単独で又は2種類以上を組み合
わせて使用される。さらに、エポキシアクリレート、ウ
レタンアクリレート、ポリエステルアクリレート等及び
光重合性官能基を有する重合性アクリル樹脂などの光重
合性オリゴマーを含むことができる。
【0027】前記(B)光重合開始剤としては、例え
ば、カルボニル系[ベンゾフェノン、ジアセチル、ベン
ジル、ベンゾイン、ω−ブロモアセトフェノン、クロロ
アセトン、アセトフェノン、2,2−ジエトキシアセト
フェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセト
ン、p−ジメチルアミノアセトフェノン、p−ジメチル
アミノプロピオフェノン、2−クロロベンゾフェノン、
p,p′−ビスジエチルアミノベンゾフェノン、ミヒラ
ーケトン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインイソ
ブチルエーテル、ベンゾイン−n−ブチルエーテル、ベ
ンジルジメチルケタール、1−ヒドロキシシクロヘキシ
ルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−
フェニルプロパン−1−オン、1−(4−イソプロピル
フェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1
−オン、メチルベンゾイルホルメート、2,2−ジエト
キシアセトフェノン、4−N,N′−ジメチルアセトフ
ェノン等]、スルフィド系(ジフェニルジスルフィド、
ジベンジルジスルフィド等)、キノン系(ベンゾキノ
ン、アントラキノン等)、アゾ系(アゾビスイソブチロ
ニトリル、2,2′−アゾビスプロパン、ヒドラジン
等)、スルホクロリド系(チオキサントン等)、過酸化
物系(過酸化ベンゾイル、ジ−t−ブチルペルオキシド
等)、o−ジメチルアミノ安息香酸イソアミルなどが挙
げられる。これらは単独で又は2種類以上を組み合わせ
て使用される。
【0028】前記(A)又は(A)′成分の配合量は、
(A)又は(A)′成分及び(B)成分の総量100重
量部に対して、90〜99重量部であることが好まし
く、93〜97重量部であることがより好ましい。この
配合量が90重量部未満では得られた塗膜の物性が全般
的に低下する傾向があり、99重量部を超えると光硬化
性が充分でない傾向がある。
【0029】前記(B)成分の配合量は、(A)又は
(A)′成分及び(B)成分の総量100重量部に対し
て、1〜10重量部であることが好ましく、3〜7重量
部であることがより好ましい。この配合量が1重量部未
満では光硬化性が充分でない傾向があり、10重量部を
超えると得られた塗膜の物性が全般的に低下する傾向が
ある。
【0030】さらに本発明の光硬化性樹脂組成物には必
要に応じて(i)炭化水素系有機溶剤、エステル系有機
溶剤、ケトン系有機溶剤等の有機溶剤、(ii)不飽和
ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、ビニルウレタ
ン樹脂、ビニルエステルウレタン樹脂、ポリイソシアネ
ート、ポリエポキシド、エポキシ末端ポリオキサゾリド
ン、アクリル樹脂類、アルキド樹脂類、尿素樹脂類、メ
ラミン樹脂類、ポリジエン系エラストマー、飽和ポリエ
ステル類、飽和ポリエーテル類、ポリエーテル変性ジメ
チルシロキサン等のポリエーテル類、ニトロセルロー
ス、セルロースアセテートブチレート等のセルロース誘
導体、アマニ油、桐油、大豆油、ヒマシ油、エポキシ化
油等の油脂類等の天然及び合成高分子物質、(iii)
炭酸カルシウム、タルク、マイカ、クレー、シリカパウ
ダー、コロイダルシリカ、硫酸バリウム、水酸化アルミ
ニウム、ステアリン酸亜鉛、亜鉛華、ベンガラ、アゾ顔
料等の各種充填剤や顔料、(iv)銀、銅、亜鉛やそれ
らをゼオライト、アパタイト、チタニア、アルミナ、シ
リカ等に担持させた無機抗菌剤などの抗菌剤、(v)ハ
イドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、ベ
ンゾキノン、p−t−ブチルカテコール、2,6−ジ−
t−ブチル−4−メチルフェノール等の重合禁止剤、
(vi)ナフテン酸コバルト、オクテン酸コバルト、ナ
フテン酸等の金属ドライヤー、(vii)レベリング
剤、消泡剤等の改質剤などを添加し、鉄、アルミニウム
等の金属素材、珪酸カルシウム板、軽量コンクリート
板、石綿セメント板、モルタル等の無機建材、木材、
紙、プラスチック基材などの光硬化性塗料や印刷インキ
などとすることができる。
【0031】
【実施例】以下本発明を実施例により詳細に説明する。
なお、以下において、「部」及び「%」は、特に断りの
ない限り、全て重量基準である。
【0032】製造例1(ポリエステルアクリレート−
1) 撹拌機、温度計、冷却管および窒素ガス導入管を装備し
た反応容器に窒素ガスを導入させた後、下記表1に記載
されている配合1の材料を仕込み、200〜240℃で
5時間加熱攪拌させ、縮合水を留出させながら酸価が5
mgKOH/g以下になるまで合成を継続した。得られ
た樹脂は、酸価2mgKOH/g、重量平均分子量10
00のポリエステルポリオール−1であった。
【0033】次に、撹拌機、温度計、冷却管および空気
ガス導入管を装備した反応容器に空気ガスを導入させた
後、上記のポリエステルポリオール−1 254部、パ
ラベンゾフェノール1部、パラトルエンスルフォン酸2
6部、アクリル酸72部、トルエン80部を仕込み、8
0〜90℃、減圧度−200〜−500mmHgで10
時間減圧環流脱水させ、酸価45mgKOH/gに至っ
たところで反応を完了させ、トルエンを400部投入し
た。反応液を冷却後、10%食塩水と10%無水炭酸水
素ナトリウム水溶液で、次いで10%硫安水溶液で洗浄
した。下層の洗浄水層を抜き出した後、パラベンゾフェ
ノール0.25部を投入し5mmHgの減圧下、85℃
でトルエンを脱溶させてポリエステルアクリレート−1
を得た。
【0034】
【表1】
【0035】製造例2(ポリエステルアクリレート−
2) 製造例1の配合を上記表1に記載されている配合2に代
えた以外は全て製造例1に従い、ポリエステルアクリレ
ート−2を合成した。
【0036】製造例3(ポリエステルアクリレート−
3) 製造例1の配合を上記表1に記載されている配合3に代
えた以外は全て製造例1に従い、ポリエステルアクリレ
ート−3を合成した。
【0037】製造例4(ポリエステルアクリレート−
4) 製造例1の配合を上記表1に記載されている配合4に代
えた以外は全て製造例1に従い、ポリエステルアクリレ
ート−4を合成した。製造例4のポリエステルアクリレ
ート−4は、洗浄工程時に乳化してしまい、また得られ
た樹脂は常温でワックス状であった。
【0038】製造例5(アミン変性ポリエステルアクリ
レート−1) 撹拌機、温度計、冷却管及び窒素ガス導入管を装備した
反応容器に空気ガスを導入させた後、製造例1のポリエ
ステルアクリレート−1を1000部(アクリル酸残基
含有量は3モルに相当)及びジエタノールアミンを63
部(ポリエステルアクリレート−1のアクリル酸残基3
モルに対して20%の0.6モルに相当)を仕込み、6
0〜75℃で約5時間加熱攪拌させてアミン変性ポリエ
ステルアクリレート−1を合成した。
【0039】製造例6(アミン変性ポリエステルアクリ
レート−2) 撹拌機、温度計、冷却管及び窒素ガス導入管を装備した
反応容器に空気ガスを導入させた後、製造例1のポリエ
ステルアクリレート−1を1000部(アクリル酸残基
含有量は3モルに相当)及びジイソプロピルアミンを8
0部(ポリエステルアクリレート−1のアクリル酸残基
3モルに対して20%の0.6モルに相当)を仕込み、
60〜75℃で約5時間加熱攪拌させてアミン変性ポリ
エステルアクリレート−2を合成した。
【0040】製造例7(アミン変性ポリエステルアクリ
レート−3) 撹拌機、温度計、冷却管及び窒素ガス導入管を装備した
反応容器に空気ガスを導入させた後、製造例1のポリエ
ステルアクリレート−1を1000部(アクリル酸残基
含有量は3モルに相当)及びジエタノールアミンを12
6部(ポリエステルアクリレート−1のアクリル酸残基
3モルに対して40%の1.2モルに相当)を仕込み、
60〜75℃で約5時間加熱攪拌させてアミン変性ポリ
エステルアクリレート−3を合成した。
【0041】次いで、製造例1〜7で得られたポリエス
テルアクリレートを使用して、下記表2及び表3に示す
配合で、本発明に関わる実施例1〜6及び比較例1〜3
の光硬化性樹脂組成物を調製した。
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】なお、表2及び表3における光重合開始剤
は、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパ
ン−1−オン(チバスペシャリティーケミカル社製商品
名ダロキュア1173)である。
【0045】上記各実施例1〜3及び比較例1で得られ
た光硬化性樹脂組成物を、下記(1)の手法で塗装、硬
化させて評価用試験板を作成し、80W/cm高圧水銀
灯2灯、照射距離15cm、コンベア速度10m/分
(1回の照射量約250mJ/cm)で照射した。
【0046】(1)評価用UV硬化塗膜板作成方法 (1−1)硬化特性評価用サンプル 基材:透明硬質塩ビ板(日本テストパネル(株)製、ポ
リカーボネート樹脂板、0.5mm×200mm×30
0mm) 塗装:バーコーター8番 UV照射:80W/cm、高圧水銀灯1灯、コンベア速
度10m/分 (UV照射装置(日本電池(株)製):6kW、80W
/cm×2灯、UV照射量:コンベア速度10m/分
(100mJ/cm照射に相当)、測定機器:トプコ
ン工業用UVチェッカーUV R−T35、測定波長範
囲:約300〜390nm)
【0047】(1−2)引っ張り強度、伸び率測定用サ
ンプル 基材:ガラス板 塗装:アプリケータ150(ドライ膜厚70μm) UV照射:80W/cm、高圧水銀灯1灯、コンベア速
度10m/分 (UV照射装置(日本電池(株)製):6kW、80W
/cm×2灯、UV照射量:コンベア速度10m/分
(100mJ/cm照射に相当)、測定機器:トプコ
ン工業用UVチェッカーUV R−T35、測定波長範
囲:約300〜390nm)
【0048】こうして得られた塗膜について、各種の性
能試験(2)〜(8)を行った。結果を下記表4に示
す。 (2)UV硬化性:塗膜表面がタックフリーに至るまで
のUV照射量(mJ/cm)を評価した。 (3)樹脂外観:25℃における樹脂の外観(状態)を
目視で評価した。 (4)塗膜外観:目視にて塗膜表面の平滑性を評価し
た。
【0049】(5)耐薬品性:キシレンを染み込ませた
ガーゼを使用し、塗膜表面を100回擦り、塗膜表面状
態を観察した。 (6)マジック汚染性:赤マジック、黒マジックで塗膜
表面に長さ3cm程度の直線を描き、24時間後に市販
ペーパータオルで拭き取り、塗膜表面を観察した。 (7)ポリエステルアクリレートの洗浄工程時の分離状
態:攪拌停止5分後の静止状態での上層(樹脂層)と下
層(洗浄水層)との分離状態を目視観察した。
【0050】(8)硬化フィルムの伸び率および抗張
力:25℃の環境温度で硬化フィルムを長さ100m
m、幅10mmの短冊形に切り出し、測定サンプルを作
成し、下記測定方法により評価した。 <測定方法>テストスパン50mmに調整し、1元・2
元冷凍機式恒温槽((株)島津製作所製)内で25℃の
環境温度での、引っ張り速度10mm/分の速度で硬化
フィルムが破断するまで引っ張りを行い、破断時の伸び
(mm)および強度(N)から計算伸び率(%)および
抗張力を下記数式(I)及び(II)から求めた。
【0051】
【数1】
【0052】
【数2】
【0053】
【表4】
【0054】上記各実施例4〜6及び比較例2及び3で
得られた硬化性樹脂組成物を、下記(1)の手法で塗
装、硬化させて評価用試験板を作成した。80W/cm
高圧水銀灯2灯、照射距離15cm、コンベア速度5m
/分(1回の照射量約300mJ/cm)で照射し
た。 (1)評価用UV硬化塗膜板作成方法 大豆油をベースとする赤色オフセットインキをRIテス
ター((株)明製作所型式RI−2)を用い市販コート
ボール紙へ20mg/100cmの塗布量で印刷し、
直ちに調製済みのオーバープリントワニス液をK−LO
XPROOFER(英国RKPrint-Coat Instruments Lt
d. 社製 アロニックスロール 線数=180線/イン
チ)で塗布した。 UV照射 ; 80W/cm 高圧水銀灯 1灯 コンベア
速度 5m/分 (紫外線照射装置:6kW、80W/cm×2灯、UV
照射装置;日本電池株式会社製 UV照射量: コンベア速度5m/分 は300mJ/c
照射に相当する 測定機器:トプコン工業用UVチェッカーUV R−T
75、測定波長範囲:約300〜390nm) こうして得られた塗膜を23℃の室内に12時間放置さ
せた後、各評価試験を行った。結果を表5に示す。
【0055】塗膜評価方法 (1)塗膜外観 :目視にて塗膜表面の平滑性を評価し
た。 (2)付着性 :セロテープ(登録商標)を使用した
剥離試験を行った。 (3)耐薬品性 :キシレンを染み込ませたガーゼを使
用し、塗膜表面を100回擦り塗膜表面状態を観察し
た。 (4)耐水性 :塗膜表面に水道水を垂らした後、時計
皿で覆い、6時間後の塗膜表面状態を観察した。 (5)マジック汚染性:赤マジック、黒マジックで塗膜
表面に長さ3cm程度の直線を描き、3時間後にブタノ
ールを染み込ませた脱脂綿でふき取り、塗膜の外観を評
価した。結果を表5に示す。
【0056】
【表5】
【0057】
【発明の効果】本発明の光硬化性樹脂組成物は、製造工
程に不可欠な洗浄時においても分離が良好なため生産性
に優れ、得られた樹脂が常温で液状でありハンドリング
性に優れる。更にオーバープリントワニスとして最適で
あり、インキとの付着性、耐薬品性、耐マジック汚染性
に優れた特性を有する塗膜を生じる。本発明の塗料は硬
化により、可とう性、耐薬品性及び耐マジック汚染性が
良好な硬化膜を与える。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 往安 健一 茨城県鹿島郡波崎町大字砂山五番壱 日立 化成工業株式会社山崎事業所内 (72)発明者 菅原 淳 茨城県鹿島郡波崎町大字砂山五番壱 日立 化成工業株式会社山崎事業所内 Fターム(参考) 4F071 AA49 AG05 AG14 AG15 AH04 AH19 BA02 BB02 BB12 BC02 4J027 AA02 AB03 AB07 AB14 AB15 AB16 AB17 AB18 AB23 AB24 AB25 AB29 AB33 AJ01 AJ05 BA07 BA08 BA09 BA10 BA13 BA15 BA19 BA20 BA21 BA24 BA25 BA26 BA27 CA12 CA14 CA16 CA18 CA20 CA24 CA29 CA36 CB10 CC05 CC06 CD08 CD09 4J038 DD211 DD212 FA121 FA122 FA151 FA152 FA161 FA162 FA251 FA252 FA261 FA262 FA281 FA282 GA01 GA09 JA33 JA66 JB16 JC03 KA03 MA12 MA14 NA04 NA05 NA12 PA17 PB03 PB05 PB06 PB07 PB09 PB11 PC08

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)(a)(a−1)2,4−ジエチ
    ル−1,5−ペンタンジオールを含有するアルコールと
    (b)2塩基酸との重縮合反応で得られるポリエステル
    ポリオールに(メタ)アクリル酸を脱水縮合エステル化
    させたポリエステル(メタ)アクリレート並びに(B)
    光重合開始剤を含有してなる光硬化性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 (A)成分のポリエステル(メタ)アク
    リレートが(a)(a−1)2,4−ジエチル−1,5
    −ペンタンジオールを含有するアルコールと(b)2塩
    基酸との重縮合反応で得られるポリエステルポリオール
    に(メタ)アクリル酸を脱水縮合エステル化させたポリ
    エステル(メタ)アクリレートに(c)分子内に活性水
    素を1個有するアミン化合物をマイケル付加反応させた
    アミノ基含有ポリエステル(メタ)アクリレートである
    請求項1記載の光硬化性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 (b)成分の2塩基酸がフタル酸、イソ
    フタル酸、アジピン酸、セバシン酸、コハク酸又はフマ
    ル酸である請求項1又は2記載の光硬化性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 (b)成分の2塩基酸がフタル酸、イソ
    フタル酸、アジピン酸、セバシン酸、コハク酸又はフマ
    ル酸である請求項2記載の光硬化性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 (c)成分の分子内に活性水素を1個有
    するアミン化合物がジエタノールアミン又はジイソプロ
    パノールアミンである請求項2又は4記載の光硬化性樹
    脂組成物。
  6. 【請求項6】 (a)成分のアルコールが(a−1)
    2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオールと(a−
    2)2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオール以外
    のアルコールとを(a−1):(a−2)=0.1:
    1.5〜0.3:1.3のモル比率で含有するものであ
    る請求項1〜5何れか記載の光硬化性樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 (A)′(a)′(a−1)′アジピン
    酸と重縮合反応させることにより、重量平均分子量が1
    000±100であり、かつ、100℃の水に14日間
    浸漬した後の酸価が20mgKOH/g以下であるポリ
    エステルポリオールを形成するアルコールを含有するア
    ルコールと(b)2塩基酸との重縮合反応で得られるポ
    リエステルポリオールに(メタ)アクリル酸を脱水縮合
    エステル化させたポリエステル(メタ)アクリレート並
    びに(B)光重合開始剤を含有してなる光硬化性樹脂組
    成物。
  8. 【請求項8】 (b)成分の2塩基酸がフタル酸、イソ
    フタル酸、アジピン酸、セバシン酸、コハク酸又はフマ
    ル酸である請求項7記載の光硬化性樹脂組成物。
  9. 【請求項9】 (a)′成分のアルコールが(a−
    1)′と(a−2)′(a−1)′以外のアルコールと
    を(a−1)′:(a−2)′=0.1:1.5〜0.
    3:1.3のモル比率で含有するものである請求項7又
    は8記載の光硬化性樹脂組成物。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9何れか記載の光硬化性樹
    脂組成物を含有してなる塗料。
  11. 【請求項11】 請求項1〜9何れか記載の光硬化性樹
    脂組成物を光硬化させてなる硬化膜。
JP2001188487A 2000-06-22 2001-06-21 光硬化性樹脂組成物、これを用いた塗料及び硬化膜 Pending JP2002275226A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001188487A JP2002275226A (ja) 2000-06-22 2001-06-21 光硬化性樹脂組成物、これを用いた塗料及び硬化膜

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000187084 2000-06-22
JP2001-4071 2001-01-11
JP2001004071 2001-01-11
JP2000-187084 2001-01-11
JP2001188487A JP2002275226A (ja) 2000-06-22 2001-06-21 光硬化性樹脂組成物、これを用いた塗料及び硬化膜

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002275226A true JP2002275226A (ja) 2002-09-25

Family

ID=27343797

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001188487A Pending JP2002275226A (ja) 2000-06-22 2001-06-21 光硬化性樹脂組成物、これを用いた塗料及び硬化膜

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002275226A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011129390A1 (ja) * 2010-04-15 2011-10-20 太陽ホールディングス株式会社 ポリエステル及びその変性物の製造方法
JP2012521472A (ja) * 2009-03-25 2012-09-13 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. 改善された生物付着防止コーティング
JP2012241040A (ja) * 2011-05-16 2012-12-10 Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The ポリエステル系樹脂およびポリエステル系接着剤
JP2013060587A (ja) * 2011-08-22 2013-04-04 Mitsubishi Rayon Co Ltd 硬化性樹脂組成物、硬化物及び光学部材
JP2013116933A (ja) * 2011-12-01 2013-06-13 Mitsubishi Rayon Co Ltd ポリエステル(メタ)アクリレート、およびその製造方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02248414A (ja) * 1989-03-23 1990-10-04 Chisso Corp ポリエステルアクリレート
WO1999054377A1 (fr) * 1998-04-22 1999-10-28 Kyowa Yuka Co., Ltd. Composition de resine polyester insaturee et article durci fabrique a partir de cette derniere
JP2000017030A (ja) * 1998-07-02 2000-01-18 Dainippon Ink & Chem Inc 活性エネルギー線硬化型水性樹脂組成物
JP2000086302A (ja) * 1998-09-09 2000-03-28 Takeda Chem Ind Ltd 光ファイバ被覆用樹脂組成物
JP2000311516A (ja) * 1999-02-24 2000-11-07 Mitsui Chemicals Inc 高分子固体電解質

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02248414A (ja) * 1989-03-23 1990-10-04 Chisso Corp ポリエステルアクリレート
WO1999054377A1 (fr) * 1998-04-22 1999-10-28 Kyowa Yuka Co., Ltd. Composition de resine polyester insaturee et article durci fabrique a partir de cette derniere
JP2000017030A (ja) * 1998-07-02 2000-01-18 Dainippon Ink & Chem Inc 活性エネルギー線硬化型水性樹脂組成物
JP2000086302A (ja) * 1998-09-09 2000-03-28 Takeda Chem Ind Ltd 光ファイバ被覆用樹脂組成物
JP2000311516A (ja) * 1999-02-24 2000-11-07 Mitsui Chemicals Inc 高分子固体電解質

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012521472A (ja) * 2009-03-25 2012-09-13 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. 改善された生物付着防止コーティング
WO2011129390A1 (ja) * 2010-04-15 2011-10-20 太陽ホールディングス株式会社 ポリエステル及びその変性物の製造方法
CN102844352A (zh) * 2010-04-15 2012-12-26 太阳控股株式会社 聚酯及其改性物的制造方法
JPWO2011129390A1 (ja) * 2010-04-15 2013-07-18 太陽ホールディングス株式会社 ポリエステル及びその変性物の製造方法
JP2012241040A (ja) * 2011-05-16 2012-12-10 Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The ポリエステル系樹脂およびポリエステル系接着剤
JP2013060587A (ja) * 2011-08-22 2013-04-04 Mitsubishi Rayon Co Ltd 硬化性樹脂組成物、硬化物及び光学部材
JP2013116933A (ja) * 2011-12-01 2013-06-13 Mitsubishi Rayon Co Ltd ポリエステル(メタ)アクリレート、およびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2694603B1 (en) Radiation curable compositions
JP6100360B2 (ja) 放射線硬化性(メタ)アクリル化化合物
WO2009105625A2 (en) Uv-curable low surface energy coatings
JPH1036462A (ja) 活性エネルギー線硬化型組成物
WO2007119714A1 (ja) 活性光線硬化型ハイパーブランチポリマー
JP2002275226A (ja) 光硬化性樹脂組成物、これを用いた塗料及び硬化膜
JPS63145372A (ja) 活性エネルギ−線硬化型塗料
TW201610028A (zh) 活性能量線硬化型組成物
TWI690542B (zh) 樹脂與墨水
JP4095380B2 (ja) (メタ)アクリレート系化合物の製造方法及び樹脂組成物の製造方法
JPH1160540A (ja) 芳香族エステル(メタ)アクリレートデンドリマー及び硬化性樹脂組成物
JPH09278736A (ja) ウレタン化合物、光重合開始剤、感光性樹脂組成物およびその硬化物
JP4171154B2 (ja) 光硬化性樹脂組成物
CA2397958A1 (en) Radiation-curable powder coatings
JPH0441563A (ja) 活性エネルギー線硬化性オーバーコートワニス
JP2001059005A (ja) 光硬化性樹脂組成物及び塗料
TW200305566A (en) Novel acidic-and unsaturated-group-containing polyether compound, method for preparing the same and resin composition
JP2005015525A (ja) 光硬化性樹脂組成物、塗料組成物及びこれらの硬化物
JP2000234045A (ja) 反応性共重合体の水性組成物
JP2001323032A (ja) 光硬化性樹脂組成物、これを用いた塗料及びオーバープリントニス
JP5610470B2 (ja) 多官能モノマー、これを用いた樹脂組成物
CN111918935B (zh) 可辐射固化的组合物
JP2017179045A (ja) 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物
JPS5829814A (ja) 重合性樹脂組成物
JPS60374B2 (ja) 光硬化型樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080321

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100223

A02 Decision of refusal

Effective date: 20100713

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02