JP2002274852A - 金属固定化ハイドロタルサイト、及びそれを用いるアルデヒド、ケトンまたはカルボン酸の製造方法 - Google Patents

金属固定化ハイドロタルサイト、及びそれを用いるアルデヒド、ケトンまたはカルボン酸の製造方法

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JP2002274852A
JP2002274852A JP2001072709A JP2001072709A JP2002274852A JP 2002274852 A JP2002274852 A JP 2002274852A JP 2001072709 A JP2001072709 A JP 2001072709A JP 2001072709 A JP2001072709 A JP 2001072709A JP 2002274852 A JP2002274852 A JP 2002274852A
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hydrotalcite
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ketone
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JP2001072709A
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Kiyoomi Kaneda
清臣 金田
Hiroo Ogawa
博生 小川
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Asahi Kasei Corp
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Asahi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルコール類、メチレン化合物類を酸化する
際に用いる高効率の触媒を提供することを目的とする。 【解決手段】 一般式 (M2+)a(M3+)b(OH-)cd
nH2O[式中、M2+は二価の金属であり、Co、M
n、Fe、Zn、及びMgから選ばれる少なくとも1種
の金属を示す。M3+は三価の金属であり、Al、Ruか
ら選ばれる少なくとも1種の金属を示す。Xは水酸化物
イオン(OH-)以外のアニオンを示す。ここで、a、
b、c及びdは各々、2a+2b=cかつb=mdを満
足する正の数である。ここでmはアニオンXの価数であ
り、1〜4の整数である。nは0〜30の数である。]
で表されるハイドロタルサイトに金属を固定化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な金属固定化
ハイドロタルサイト、及びそれを用いるアルデヒド、ケ
トンまたはカルボン酸の製造方法に関するものである。
更に詳しくは、金属固定化ハイドロタルサイトの存在
下、アルコール、メチレン化合物を酸化することを特徴
とするアルデヒド、ケトンまたはカルボン酸の製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アルコール類またはメチレン化合
物類を酸化してカルボニル化合物またはカルボン酸を製
造するには、二酸化マンガン、クロム酸、二酸化セレン
等が用いられているが、これらは化学量論量が必要であ
り、非常に不経済であるばかりでなく、マンガン、クロ
ム酸、セレン誘導体を化学量論量副生するため環境面に
おいても好ましくない。
【0003】また、ルテニウム−トリフェニルホスフィ
ン等錯体化合物の存在下、分子状酸素で酸化する方法が
知られているが、これら化合物の調製と反応後の回収が
非常に煩雑であり、工業的には不利である。さらに、合
成ハイドロタルサイトでその基本骨格であるブルサイト
層にルテニウムを含有するものの存在下、分子状酸素で
酸化する方法が見い出されている(特開2000−86
245)。これは固体触媒であり、反応後の触媒分離が
錯体化合物触媒を用いるより簡便であるが、ルテニウム
量の割に触媒活性が低いため、合成ハイドロタルサイト
の使用量が非常に多くなり、触媒分離槽が大きくなる等
操作が煩雑になる、または反応時間が長くなり、反応器
が大きくなる等の問題点を有している。以上の如く、ア
ルコール類を酸化してアルデヒド、ケトンまたはカルボ
ン酸を製造する方法は、効率が低く、工業的に実施する
上で、より効率の高い方法が求められていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、アルデヒ
ド、ケトンまたはカルボン酸を、工業的に有利に製造す
る方法を提供することを目的とするものである。すなわ
ち、アルコール類、メチレン化合物類を酸化する際に用
いる高効率の触媒を提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意、検討を重ねた結果、下記の一般式
(1)で表されるハイドロタルサイトに金属を固定化し
た金属固定化ハイドロタルサイトの開発に成功し、該金
属固定化ハイドロタルサイトがアルコール類、メチレン
化合物類を酸化してアルデヒド、ケトンまたはカルボン
酸を得る反応の触媒として、高活性を有することを見い
出し、本発明を完成させるに至った。 一般式 (M2+)a(M3+)b(OH-)cd・nH2O (1) [式中、M2+は二価の金属であり、Co、Mn、Fe、
Zn、及びMgから選ばれる少なくとも1種の金属を示
す。M3+は三価の金属であり、Al、Ruから選ばれる
少なくとも1種の金属を示す。Xは水酸化物イオン(O
-)以外のアニオンを示す。ここで、a、b、c及びd
は各々、2a+2b=cかつb=mdを満足する正の数
である。ここでmはアニオンXの価数であり、1〜4の
整数である。nは0〜30の数である。]
【0006】すなわち、本発明者らは、本発明の金属固
定化ハイドロタルサイトを酸化触媒として存在させるこ
とにより、アリルアルコール、ベンジルアルコール等の
α,β−不飽和アルコール及びα,β−不飽和結合を有
するメチレン化合物を酸化して各々対応するα,β−不
飽和アルデヒドもしくはケトンを容易に製造すること、
さらに本発明者らは、飽和第二級アルコールを酸化して
脂肪族飽和ケトンを容易に製造し得ること、並びに脂肪
族第一級アルコールを酸化して脂肪族飽和カルボン酸を
容易に製造し得ることを見い出した。
【0007】本発明の金属固定化ハイドロタルサイトは
製造が容易であり、また簡便な操作で回収、再使用でき
るので、工業的に極めて有利である。また、本発明の金
属固定化ハイドロタルサイトは酸化反応に繰り返し使用
してもほとんど活性が低下せず、煩雑な触媒劣化に伴う
再生操作を行う必要がなく非常に好ましい。
【0008】金属固定化ハイドロタルサイトの製造本発
明の金属固定化ハイドロタルサイトは、一般式(1) (M2+)a(M3+)b(OH-)cd・nH2O (1) [式中、M2+は二価の金属であり、Co、Mn、Fe、
Zn、及びMgから選ばれる少なくとも1種の金属を示
す。M3+は三価の金属であり、Al、Ruから選ばれる
少なくとも1種の金属を示す。Xは水酸化物イオン(O
-)以外のアニオンを示す。ここで、a、b、c及びd
は各々、2a+2b=cかつb=mdを満足する正の数
である。ここでmはアニオンXの価数であり、1〜4の
整数である。nは0〜30の数である。]で表されるハ
イドロタルサイトに金属を固定化した、金属固定化ハイ
ドロタルサイトである。
【0009】上記一般式(1)において、Xで示される
アニオンとしては、例えば炭酸アニオン、硫酸アニオ
ン、硝酸アニオン、リン酸アニオン、塩素アニオン、臭
素アニオン、ヨウ素アニオン、過塩素酸アニオン、塩素
酸アニオン、チオ硫酸アニオン、フェリシアンアニオ
ン、フェロシアンアニオン、クロム酸アニオン、タング
ステン酸アニオン、ケイ酸アニオン等が挙げられる。ま
た、酢酸アニオン、プロピオン酸アニオン、アジピン酸
アニオン、グルタル酸アニオン、コハク酸アニオン、安
息香酸アニオン等の1価または多価のカルボン酸アニオ
ン、メタンスルホン酸アニオン、ベンゼンスルホン酸ア
ニオン、p−トルエンスルホン酸アニオン等の1価また
は高のスルホン酸アニオンが挙げられる。好ましくは炭
酸アニオン、酢酸アニオン、塩素アニオン、硫酸アニオ
ン、テレフタル酸アニオン、アジピン酸アニオン、グル
タル酸アニオン、コハク酸アニオンであり、炭酸アニオ
ンが特に好ましい。
【0010】M2+は二価の金属であり、Co、Mn、F
e、Zn、及びMgから選ばれる少なくとも1種の金属
である。M2+はCo、Mn、Feが好ましく、Coまた
はMnがより好ましく、Mnが特に好ましい。M3+は三
価の金属であり、Al、Ruから選ばれる少なくとも1
種の金属である。すなわちM3+は、Alのみでも、Ru
のみでも、AlとRuの両方から構成されていても良い
が、Alのみから構成されているのが好ましい。
【0011】M2+:M3+のモル比は、特に制限はない
が、通常10:1〜1:10、好ましくは5:1〜1:
5、特に好ましくは:5:1〜1:1、非常に好ましく
は2.5:1〜4:1である。本発明のハイドロタルサ
イトは、通常知られている方法で製造される。すなわ
ち、M2+塩とM3+塩を溶かした溶液と、水酸化物アニオ
ンとアニオンXを溶かした溶液を混合することにより製
造される。
【0012】M2+塩またはM3+塩の種類に特に制限はな
いが、例えば、塩化物、臭化物、ヨウ化物、硝酸塩、硫
酸塩、水酸化物等を用いることができる。また水和物も
用いることができる。塩化物を用いるのがより好まし
い。本発明のハイドロタルサイトは、合成したもの以外
に、天然に得られるものも用いることができる。本発明
のハイドロタルサイトは、金属固定化操作前に焼成して
用いるのが、得られる金属固定化ハイドロタルサイトの
酸化触媒活性が向上するので好ましい。焼成温度は10
0〜700℃、好ましくは300〜600℃、より好ま
しくは400〜500℃である。
【0013】本発明の金属固定化ハイドロタルサイト
は、ハイドロタルサイトに金属を固定化して製造され
る。ここで固定化とは、金属とハイドロタルサイトを混
合することにより、ハイドロタルサイトに金属を付加さ
せることを言う。通常、金属塩の溶液にハイドロタルサ
イトを混合することによって行われる。本発明で用いら
れる金属は、周期表の8、9、10、11族から選ばれ
る少なくとも1種の金属である。好ましくはRu、R
h、Pd、Ptであり、1種でも多種の混合でも良い。
より好ましくはRuまたはPdであり、さらに好ましく
はRuである。
【0014】金属固定化操作に用いる金属塩は、特に制
限はないが、塩化物、臭化物、ヨウ化物、硝酸塩、硫酸
塩、リン酸塩等を用いることができる。また、金属塩以
外に、ホスフィン錯体、フタロシアニン錯体、アンミン
錯体等の金属錯体を用いることができる。Pd塩として
は、塩化パラジウム、臭化パラジウム、ヨウ化パラジウ
ム、酢酸パラジウム、硝酸パラジウム、硫酸パラジウ
ム、酸化パラジウム、パラジウムアセチルアセトネー
ト、ビス(ベンゾニトリル)パラジウムジクロライド、
ビス(アセニトリル)パラジウムジクロライド、ビスア
ンミンパラジウムジクロライド、ビストリフェニルホス
フィンパラジウムジクロライド、テトラキストリフェニ
ルホスフィンパラジウム等を用いることができる。
【0015】Ru塩としては、塩化ルテニウム、臭化ル
テニウム、ヨウ化ルテニウム、酢酸ルテニウム、酸化ル
テニウム、ルテニウムレッド、ルテノセン、ヘキサアン
ミンルテニウムトリクロライド、過ルテニウム酸ジナト
リウム、ヘキサクロロルテニウムジカリウム、ルテニウ
ムアセチルアセトネート、テトラ(n−プロピル)アン
モニウム過ルテニウム酸塩((Pr4N)+[Ru
4-)等の過ルテニウム酸塩、ルテニウムカルボニル
等を用いることができる。より好ましくは、塩化ルテニ
ウム、過ルテニウム酸ジナトリウム、テトラ(n−プロ
ピル)アンモニウム過ルテニウム酸塩等の過ルテニウム
酸塩であり、さらに好ましくは、テトラ(n−プロピ
ル)アンモニウム過ルテニウム酸塩である。
【0016】本発明での、金属固定化操作の条件は特に
制限はないが、温度は0から100℃が好ましい。用い
る溶媒は、水、アセトン、アルコール類、エーテル類等
が好ましい。混合時のpHは2〜12、好ましくは4〜
11、より好ましくは6〜10である。混合時間は、通
常0.1〜1000時間、好ましくは1〜100時間、
より好ましくは、2〜10時間である。本発明における
金属固定化ハイドロタルサイトの金属含有率は、高すぎ
ると活性を発現しない金属の割合が増大し、低すぎると
金属固定化ハイドロタルサイト単位重量あたりの酸化触
媒活性が低くなるため、ハイドロタルサイト1gあた
り、0.01〜2mmolが好ましい。より好ましく
は、0.05〜0.5mmolであり、さらに好ましく
は、0.1〜0.2mmolである。
【0017】金属固定化ハイドロタルサイトの使用 本発明の金属固定化ハイドロタルサイトを用いることに
より、脂肪族飽和第二級アルコール、α,β−不飽和ア
ルコール、α,β−不飽和結合を有するメチレン化合
物、第一級アルコールを酸化して、各々対応する脂肪族
飽和ケトン、α,β−不飽和アルデヒドもしくはケト
ン、α,β−不飽和結合を有するケトン、飽和カルボン
酸を容易に製造することができる。
【0018】脂肪族飽和第二級アルコールとしては、鎖
状(直鎖、分岐)でも環状でも良く、具体的には、鎖状
ではイソプロパノール、2−ブタノール、2−ペンタノ
ール、3−ペンタノール、2−ヘキサノール、3−ヘキ
サノール、2−ヘプタノール、3−ヘプタノール、2−
オクタノール、3−オクタノール、4−オクタノール、
2−ノナノール、2−デカノール、2−ウンデカノー
ル、2−ドデカノール、環状では、シクロブタノール、
シクロペンタノール、シクロヘキサノール、シクロヘプ
タノール、シクロオクタノール、シクロデカノール、シ
クロドデカノール等が挙げられる。これらから各々、酸
化して脱水素することにより対応するアセトン等の飽和
ケトンを製造することができる。
【0019】α,β−不飽和アルコールとしては、鎖状
(直鎖、分岐)でも環状でも良く、具体的には、アリル
アルコール、シンナミルアルコール、2−ヘキセノー
ル、2,4−ヘキセジエン−1−オール、ベンジルアル
コール、メチルフェニルカービノール、シクロペンテノ
ール、シクロヘキセノール等が挙げられる。これらから
各々、酸化して脱水素することにより対応するアクロレ
イン等のα,β−不飽和アルデヒドもしくは、シクロヘ
キセノン等のα,β−不飽和ケトンを製造することがで
きる。
【0020】α,β−不飽和結合を有するメチレン化合
物としては、鎖状(直鎖、分岐)でも環状でも良く、具
体的には、ジフェニルメタン、フルオレン、キサンテ
ン、イソクロマン、9,10−ジヒドロアントラセン等
が挙げられる。これらから各々、酸化して脱水素するこ
とにより対応するジフェニルケトン等のα,β−不飽和
結合を持つケトンを製造することができる。第一級アル
コールとしては、直鎖状でも分岐状でも良く、具体的に
は、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノー
ル、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オク
タノール、ノナノール、デカノール、ドデカノール、ヘ
キサデカノール、2−エチルヘキサノール等が挙げられ
る。これらから各々、酸化することにより対応する飽和
カルボン酸を製造することができる。
【0021】また、2価以上の多価アルコールを酸化す
ることもでき、対応する多官能のアルデヒド、ケトンま
たはカルボン酸を製造することができる。但し、スチレ
ングリコール等の隣接ジオールは、炭素−炭素結合が切
断されてできるアルデヒドが得られる。また、以上のア
ルコール類、メチレン化合物は、アルキル基、フェニル
基、ナフチル基等の炭化水素基以外の官能基として、エ
ーテル基、カルボニル基、カルボキシル基、N、S等を
含むニトロ基、ニトリル基、ピリジン環、アミノ基、メ
ルカプト基、クロロ基等のハロゲン等の基を含んでも良
い。
【0022】本発明の酸化反応は、分子状酸素のガスま
たは酸素含有ガス雰囲気下で行われる。反応圧は、通常
0.01〜10MPa、好ましくは0.02〜1MP
a、より好ましくは、0.05〜0.5MPaである。
酸素含有ガスとしては空気等が用いられる。分子状酸素
の他に、過酸化水素、硝酸等の酸化剤も用いられる。本
発明の酸化反応は、無溶媒または溶媒存在下に行うこと
ができる。溶媒としては、自らは酸化されず、酸化反応
に悪影響をおよぼさなければ、従来公知のものを広く使
用できる。例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、シ
クロヘキサン、アセトニトリル、ジクロロメタン、クロ
ロベンゼン、ニトロベンゼン等が挙げられ、好ましく
は、ベンゼン、トルエン、アセトニトリル、クロロベン
ゼンである。本発明の酸化反応の反応温度は、0〜20
0℃が好ましく、より好ましくは、20〜150℃、さ
らに好ましくは、30〜100℃である。反応時間は、
使用する原料化合物の種類、有機溶媒の種類、反応温度
等により異なるが、通常0.01〜100時間、好まし
くは、0.1〜30時間である。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、実施例によって本発明をさ
らに具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例に
限定されるものではない。
【0024】
【実施例1】(ハイドロタルサイトの製造)MnCl2
・4H2O(15mmol)とAlCl3・6H2O(5
mmol)を三角フラスコ中で、脱イオン水(10m
L)に溶解して溶液Aを得た。また、NaOH(36m
mol)とNa2CO3(13mmol)を三口フラスコ
中で、脱イオン水(13mL)に溶解し溶液Bを得た。
溶液Bを激しく撹拌し、滴下ロートを用いて溶液Aを室
温でゆっくり滴下した。滴下終了後、こげ茶色のスラリ
ーを、65℃で18時間撹拌し、結晶化させた。得られ
たスラリーを吸引ろ過して固体を取得し、脱イオン水で
ろ液が中性になるまで洗浄した。得られた固体を110
℃で一晩乾燥した後、乳鉢で細かくすりつぶして、マン
ガンを含有するハイドロタルサイト(これをMn−Al
−CO3と表す)を得た。
【0025】
【実施例2】(金属固定化ハイドロタルサイトの製造
(1))pHを9に調整したNaOHの水溶液Cと、
(Pr4N)+[RuO4-((テトラ(n−プロピル)
アンモニウム過ルテニウム酸塩)(0.05g)をアセ
トン(20mL)に溶かして得た溶液Dを調製した。溶
液Dに溶液Cを混合した後、実施例1で製造したマンガ
ン含有ハイドロタルサイト(Mn−Al−CO3
(1.5g)を加えて、室温で6時間撹拌した。得られ
た固体を吸引ろ過して取得し、脱イオン水で洗浄した。
一晩真空乾燥した後、乳鉢で細かくすりつぶして、Ru
固定化マンガン含有ハイドロタルサイト(これをRu/
Mn−Al−CO 3と表す)を得た。
【0026】
【実施例3】(金属固定化ハイドロタルサイトの製造
(2))RuCl3・3H2O(0.14mmol)をイ
オン交換水(20mL)に溶解して得た溶液に、実施例
1で製造したマンガン含有ハイドロタルサイト(Mn−
Al−CO3)(1.5g)を加えた後、実施例2と同
様の方法で、Ru固定化マンガン含有ハイドロタルサイ
ト(これをRu/Mn−Al−CO3(RuCl3)と表
す)を得た。
【0027】
【実施例4】(アルコール類の酸化反応)三方コック付
ガラス製シュレンク管に、撹拌子を入れ、実施例2で得
たRu固定化マンガン含有ハイドロタルサイト(Ru/
Mn−Al−CO3)をRuが0.028mmol含ま
れる量入れ、冷却管を取り付けた後、容器内を酸素置換
した。ベンジルアルコール(1mmol)とトルエン溶
媒(5mL)を加えた後、大気圧の分子状酸素の流通下
で、60℃の油浴で加熱しながら、40分反応させた。
反応終了後、反応液に内部標準を加え、Ru固定化マン
ガン含有ハイドロタルサイトをろ過分離し、生成物をガ
スクロマトグラフを用いて分析、定量した。ベンジルア
ルコールの転化率は100%、ベンズアルデヒドの収率
は91%であった。
【0028】
【実施例5】ベンジルアルコールの酸化反応を、Ru/
Mn−Al−CO3の代わりに、実施例1及び実施例2
もしくは実施例3と同様の方法で製造した他の金属固定
化ハイドロタルサイト触媒(Ru含有量は0.028m
mol)を用いて、実施例4と同様の方法で実施した。
ベンジルアルコールの転化率、ベンズアルデヒドの収率
を表1に示す。
【0029】
【比較例1】ベンジルアルコールの酸化反応を、特開2
000−86245記載の方法で製造したRuを基本骨
格であるブルサイト層に含む合成ハイドロタルサイト
(これをMg−Al−Ru−CO3と表す)を触媒(R
u含有量は実施例4と同じ0.028mmol)として
用い、実施例4と同様の方法で40分間行った。ベンジ
ルアルコールの転化率は8%、ベンズアルデヒドの収率
は5%であった。
【0030】
【実施例6】(α,β−不飽和アルコール類の酸化反
応)シンナミルアルコールの酸化反応を、実施例4と同
様の方法(Ru含有量0.028mmol)で行った。
シンナミルアルコールの転化率は100%、シンナミル
アルデヒドの収率は100%であった。
【0031】
【比較例2】シンナミルアルコールの酸化反応を、特開
2000−86245記載の方法で製造したRu、Mn
含有合成ハイドロタルサイト(Ru−Mn−Al−CO
3)を触媒(Ru含有量0.11mmol)を用いて、
実施例6と同様の方法で行った。シンナミルアルコール
の転化率は99%、シンナミルアルデヒドの収率は92
%であった。
【0032】
【実施例7】(2価アルコール類の酸化反応)隣接2価
アルコールであるスチレングリコールの酸化反応を、R
u/Mg−Al−CO3(Ru含有量は0.04mmo
l)を用いて、120℃、クロロベンゼン溶媒中、24
時間行った。生成物としてベンズアルデヒドを収率24
%で得た。
【0033】
【実施例8】(α,β−不飽和結合を有するメチレン化
合物類の酸化反応)ジフェニルメタンの酸化反応を、実
施例6と同様の方法で行った。生成物として、ベンゾフ
ェノンを収率24%で得た。
【0034】
【実施例9】ベンジルアルコールの酸化反応を、実施例
2の金属固定化ハイドロタルサイトの製造においてRu
の使用量を変えて、Ru含有率を変えたRu金属固定化
ハイドロタルサイトを用いて実施例4と同様の方法で行
った。結果を表2に示す。
【0035】
【実施例10】ベンジルアルコールの酸化反応を、実施
例1同様のハイドロタルサイトMg−Al−CO3の製
造において、混合するMgとAlのモル比を変えた以外
は、実施例2及び実施例4(但し、反応時間は3時間)
と同様の方法で行った。結果を表3に示す。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【0039】
【発明の効果】本発明の金属固定化ハイドロタルサイト
を酸化触媒として用いることにより、脂肪族飽和第二級
アルコール、α,β−不飽和アルコール、α,β−不飽
和結合を有するメチレン化合物、脂肪族第一級アルコー
ルを酸化して、各々対応する脂肪族飽和ケトン、α,β
−不飽和アルデヒドもしくはケトン、α,β−不飽和結
合を有するケトン、脂肪族飽和カルボン酸を容易かつ高
効率で行うことが可能となった。すなわち、従来と比較
して、金属含有率あたりの触媒活性が大きく向上し、触
媒コストを大幅に低減できるだけでなく、反応時間を短
縮することができるため、生産性が向上し、反応設備を
簡略化することができる。また、上記金属固定化ハイド
ロタルサイトは、製造が容易であり、反応液からの分離
回収も簡便であり、繰り返し使用による劣化もほとんど
見られないため、煩雑な触媒再生操作が必要ない。これ
らの効果を有する金属固定化ハイドロタルサイトは、工
業的に実施する上で極めて有利である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 45/38 C07C 45/38 47/232 47/232 47/54 47/54 49/786 49/786 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 Fターム(参考) 4G048 AA05 AB02 AB03 AC08 AD03 AE06 4G069 AA03 AA08 BA36A BB01A BB01B BB02A BB02B BB16A BB16B BC10A BC10B BC16A BC16B BC30A BC35A BC62A BC62B BC65A BC66A BC67A BC67B BC69A BC70A BC70B BC71A BC72A BC75A BD02A BD08A BD12A BE08A BE21A BE22A CB07 CB19 CB74 FA02 FB14 FC08 4G076 AA01 AA09 AB01 AB10 BA13 BE12 CA02 DA01 4H006 AA02 AC44 AC45 BA06 BA07 BA09 BA16 BA19 BA20 BA23 BA32 BA35 BA36 BA37 BE30 4H039 CA62 CC20 CC30

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 (M2+)a(M3+)b(OH-)cd
    nH2O[式中、M2+は二価の金属であり、Co、M
    n、Fe、Zn、及びMgから選ばれる少なくとも1種
    の金属を示す。M3+は三価の金属であり、Al、Ruか
    ら選ばれる少なくとも1種の金属を示す。Xは水酸化物
    イオン(OH-)以外のアニオンを示す。ここで、a、
    b、c及びdは各々、2a+2b=cかつb=mdを満
    足する正の数である。ここでmはアニオンXの価数であ
    り、1〜4の整数である。nは0〜30の数である。]
    で表されるハイドロタルサイトに金属を固定化した、金
    属固定化ハイドロタルサイト。
  2. 【請求項2】 該金属が、8、9、10、11族から選
    ばれる少なくとも1種の金属である請求項1記載の金属
    固定化ハイドロタルサイト。
  3. 【請求項3】 該8、9、10、11族の金属が、R
    u、Rh、Pd、Ptである請求項1または請求項2記
    載の金属固定化ハイドロタルサイト。
  4. 【請求項4】 該金属固定化ハイドロタルサイトが、一
    般式 (M2+)a(M3+)b(OH-)cd・nH2O[式中、M
    2+は二価の金属であり、Co、Mn、Fe、Zn、及び
    Mgから選ばれる少なくとも1種の金属を示す。M3+
    三価の金属であり、Al、Ruから選ばれる少なくとも
    1種の金属を示す。Xは水酸化物イオン(OH-)以外の
    アニオンを示す。ここで、a、b、c及びdは各々、2
    a+2b=cかつb=mdを満足する正の数である。こ
    こでmはアニオンXの価数であり、1〜4の整数であ
    る。nは0〜30の数である。]で表されるハイドロタ
    ルサイトと、金属塩の溶液を混合させて金属を固定化す
    ることによって調製されたものである請求項1記載の金
    属固定化ハイドロタルサイト。
  5. 【請求項5】 該金属の固定化量が、該ハイドロタルサ
    イト1gあたり、2mmol以下である請求項1記載の
    金属固定化ハイドロタルサイト。
  6. 【請求項6】 該ハイドロタルサイトのXが、炭酸アニ
    オン、塩素アニオン、酢酸アニオン、硫酸アニオン、テ
    レフタル酸アニオン、1,5−ナフタレンジスルホン酸
    アニオン、ドデシル硫酸アニオン、及びセバシン酸アニ
    オンから選ばれる少なくとも1種のアニオンである請求
    項1または請求項2記載の金属固定化ハイドロタルサイ
    ト。
  7. 【請求項7】 一般式 (M2+)a(M3+)b(OH-)cd
    nH2O[式中、M2+は二価の金属であり、Co、M
    n、Fe、Zn、及びMgから選ばれる少なくとも1種
    の金属を示す。M3+は三価の金属であり、Al、Ruか
    ら選ばれる少なくとも1種の金属を示す。Xは水酸化物
    イオン(OH-)以外のアニオンを示す。ここで、a、
    b、c及びdは各々、2a+2b=cかつb=mdを満
    足する正の数である。ここでmはアニオンXの価数であ
    り、1〜4の整数である。nは0〜30の数である。]
    で表されるハイドロタルサイトに金属を固定化した、金
    属固定化ハイドロタルサイトから成る酸化触媒。
  8. 【請求項8】 一般式 (M2+)a(M3+)b(OH-)cd
    nH2O[式中、M2+は二価の金属であり、Co、M
    n、Fe、Zn、及びMgから選ばれる少なくとも1種
    の金属を示す。M3+は三価の金属であり、Al、Ruか
    ら選ばれる少なくとも1種の金属を示す。Xは水酸化物
    イオン(OH-)以外のアニオンを示す。ここで、a、
    b、c及びdは各々、2a+2b=cかつb=mdを満
    足する正の数である。ここでmはアニオンXの価数であ
    り、1〜4の整数である。nは0〜30の数である。]
    で表されるハイドロタルサイトに金属を固定化した、金
    属固定化ハイドロタルサイト酸化触媒の存在下、脂肪族
    飽和第二級アルコール、α,β−不飽和アルコール、
    α,β−不飽和結合を有するメチレン化合物、脂肪族飽
    和第一級アルコールを酸化して、各々対応する脂肪族飽
    和ケトン、α,β−不飽和アルデヒドもしくはケトン、
    α,β−不飽和結合を有するケトン、脂肪族飽和カルボ
    ン酸を得ることを特徴とするアルデヒド、ケトンまたは
    カルボン酸の製造方法。
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