JP2002274451A - 車体組立装置 - Google Patents

車体組立装置

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JP2002274451A
JP2002274451A JP2001079735A JP2001079735A JP2002274451A JP 2002274451 A JP2002274451 A JP 2002274451A JP 2001079735 A JP2001079735 A JP 2001079735A JP 2001079735 A JP2001079735 A JP 2001079735A JP 2002274451 A JP2002274451 A JP 2002274451A
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JP
Japan
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skid
vehicle body
stage
storage area
vehicle
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Application number
JP2001079735A
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English (en)
Inventor
Takeshi Yanagisawa
猛 柳澤
Hiroshi Yuhara
浩 油原
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易構造で占有スペースの小さなライン編成
とした車体組立装置を提供する。 【解決手段】 バー状のスキッド5に車体受け治具とし
てフィンガー7を装着し、スキッド5に車体を位置決め
支持させた状態でステージ間を搬送する。溶接ステージ
には、スキッド5を位置決め支持するスキッド支持手段
66と、スキッドに走行推力を付与するドライブローラ
11等のスキッド駆動手段のほか、溶接に際して所定レ
ベルまで車体を持ち上げて位置決めする直交3軸の動作
自由度をもつ自律型のロケータ治具17を複数配置す
る。ロケータ治具17はロケートピンユニット19を先
端に備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の車体組立ラ
インとして使用される車体組立装置に関し、特に複数車
種の車体をいわゆる混流形態で組み立てるのに好適な汎
用型の車体組立装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の汎用型の車体組立設備として、
例えば特許第2745841号公報に記載されているよ
うに台車搬送方式と称されるものがある。
【0003】この従来の構造では、所定の間隔毎に作業
ステージが設定された車体組立ラインの最終ステージと
最初のステージとを復帰ラインをもって連結して、車体
を支持して搬送する搬送台車を循環使用するにあたり、
搬送台車にロケータ治具として直交3軸の動作自由度を
もつ複数の多軸ユニットを配置するとともに、各々の多
軸ユニットの先端にロケートピンを持たせて実質的に各
ロケートピンの三次元位置を任意の位置に切り換えるこ
とができるようにする一方、上記循環ラインに設定され
る切換ステージには切換ロボットを配置し、搬送台車に
て別の車種の車体を搬送する際には、切換ステージにお
いて、各多軸ユニットの動作自由度を拘束しているブレ
ーキユニット等の締結力(拘束力)を一旦解除した上
で、その切換ステージにある切換ロボットにて各多軸ユ
ニットのロケートピンを把持して任意の位置に移動させ
て位置決めし、再度各多軸ユニットの動作自由度を拘束
することで各ロケートピンの位置の切り換えを行うよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来車体組
立設備では、各々の搬送台車上に配置された多軸ユニッ
トにアクチュエータを付帯させる必要がないという利点
がある反面、搬送台車には多車種対応のために常に複数
の多軸ユニットが付帯していることになるため、搬送台
車そのものが複雑且つ大型化するとともに台車駆動能力
も大きなものとならず、設備費の高騰が余儀なくされ
る。
【0005】また、搬送台車を循環使用するためには台
車回送レーンが必須となるが、上記のように搬送台車に
は常時複数の多軸ユニットが付帯しているためにその台
車回送レーンとして大きなスペースを必要とし、しかも
その回送レーンを含めたライン全体の長さが非常に長い
ものとならざるを得ず、結果として工場建屋のスペース
効率がきわめて悪くなる。
【0006】その上、上記のように複数の搬送台車がエ
ンドレスに循環していると、いずれか一つの搬送台車に
不具合等が発生して走行不能になると全ての搬送台車が
停止することになり、いわゆるライン稼働率が極端に悪
くなる。
【0007】本発明は以上のような課題に着目してなさ
れたもので、車体一台ごとに独立した台車等の走行体に
てそれぞれ車体を位置決め支持して搬送するいわゆる多
車種対応可能な汎用性のある車体組立設備であることを
前提としながらも、とりわけ走行体構造を簡素化しつつ
設備全体のコスト低減を図った車体組立装置を提供する
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、所定の搬送経路に沿って複数の組立作業ステージを
設定するとともに、搬送すべき車体一台ごとに独立して
いる走行体にそれぞれ車体を位置決め支持させ、走行体
を上記搬送経路に沿って走行移動させながら各組立作業
ステージで所定の組立作業を施すようにした車体組立装
置であることを前提としている。
【0009】その上で、上記走行体として機能するバー
状のスキッドに車体を位置決め支持するための複数のフ
ィンガーを設ける一方、上記各組立作業ステージには、
該当する組立作業ステージに搬入されてきたスキッドを
位置決め支持するスキッド支持手段と、少なくとも直交
3軸の動作自由度を有していて、上記スキッドにより組
立作業ステージに搬入されてきた車体を支持しつつスキ
ッドからリフトアップさせて、当該組立作業ステージで
の作業に必要な高さ位置に車体を位置決めする複数の自
律型のロケータ治具と、前段のステージから該当する組
立作業ステージへのスキッドの搬入および後段のステー
ジへのスキッドの搬出に際してそのスキッドに走行推力
を付与するスキッド駆動手段と、を設けたことを特徴と
している。
【0010】上記の各々の組立作業ステージは、多くの
場合に単数もしくは複数の溶接ロボットによるスポット
溶接ステージとして構成される。
【0011】この場合、各ロケータ治具はその機能より
して請求項2に記載の発明のように、先端部には、車体
パネルを位置決めするロケートピンとこのロケートピン
によって位置決めされた車体パネルをクランプするクラ
ンプ手段とが設けられていることが望ましい。
【0012】したがって、この請求項1,2に記載の発
明では、走行体として機能する各スキッドには特定の車
種の車体を位置決め支持するのに必要な複数のフィンガ
ーが設けられているだけであるから、複数の車種間でフ
ィンガーで受ける車体側位置が共通化されている場合は
別として、多くの場合にはその複数のフィンガーを有す
るスキッドは各車種ごとに専用化されたものとなる。こ
れに対して、各組立作業ステージそのものは多自由度で
且つ汎用性の高い複数の自律型のロケータ治具をもって
構成されていることから、多車種対応可能となってい
る。すなわち、各ロケータ治具は、外部から車種情報を
位置指令として与えることで先端の位置決め支持部の三
次元位置を各車種に応じた位置に変更もしくは切り換え
ることが可能である。
【0013】各組立作業ステージ間でのスキッドの走行
移動は、相互に隣接するステージにそれぞれに設けられ
ているスキッド駆動手段による推力付与によって行われ
る。特定の組立作業ステージに、車体を位置決め支持し
たスキッドが搬送されてくると、スキッドが位置決め停
止するのを待ってそのステージに設けられた複数のロケ
ータ治具が作動して、その自律動作によりスキッドから
車体をリフトアップさせながら所定の高さ位置に車体を
位置決めし、この位置決め完了を待って、例えばその特
定の組立作業ステージで予め待機している溶接ロボット
が作動して所定のスポット溶接を施すことになる。
【0014】そして、その組立作業ステージでの溶接作
業等が終了すると、車体は再び元のスキッドに移載され
た上で次の組立作業ステージへと搬送される。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の車体組立装置を前提とした上で、車体の搬送
を終えた空載状態のスキッドを上記搬送経路の始端部に
戻して循環使用するようになっていて、上記搬送経路の
終端部と始端部との間には、空載状態のスキッドを横向
き前詰め方式にてストレージするスキッドストレージエ
リアが設けられていることを特徴としている。
【0016】この場合、請求項4に記載の発明のよう
に、上記スキッドストレージエリアに隣接して、搬送経
路の終端部にある空載状態のスキッドをスキッドストレ
ージエリアへと搬出するスキッド搬出用ロボットと、上
記スキッドストレージエリアのスキッドを搬送経路の始
端部へと搬入する同じくスキッド搬入用ロボットとが設
けられていることが望ましい。
【0017】また、搬送経路上を複数車種のスキッドが
流れることから、スキッドストレージエリアでは各車種
のスキッドごとに区分してストレージするものとする。
【0018】したがって、この請求項3に記載の発明で
は、スキッドが搬送経路に沿って各組立作業ステージ間
を走行移動する過程ではそのスキッドは長手方向に走行
移動する一方で、空載状態となってストレージされる際
には横向き前詰めとされる。これにより、スキッドその
ものがバー状のものである故に、スキッドストレージエ
リアとして必要な面積が大幅に縮小化される。
【0019】特に、請求項4に記載の発明のように、搬
送経路とスキッドストレージエリアとの間のスキッドの
移動がスキッド搬出入用ロボットによって行われると、
その搬送経路とスキッドストレージエリアが必ずしも閉
ループ状に連続している必要がなくなる。
【0020】請求項5に記載の発明は、上記請求項3ま
たは4に記載の車体組立装置を前提とした上で、搬送経
路の途中には、スキッドに位置決め支持された車体を一
時的に横向き前詰め方式にてストレージする車体ストレ
ージエリアが設けられていることを特徴としている。
【0021】この場合、車体ストレージエリアでは、搬
送経路上を流れる順番通りに車体を横向き前詰め方式に
てストレージしてもよく、また各車種ごとに区分して同
じく横向き前詰め方式にてストレージしてもよい。
【0022】したがって、この請求項5に記載の発明で
は、車体ストレージエリアが実質的にバッファエリアと
して機能することになり、各組立作業ステージでの作業
負担を平均化できるほか、スキッドを走らせながらスト
レージする場合と比べてそのストレージに必要な面積を
大幅に縮小化できることになる。
【0023】請求項6に記載の発明は、上記請求項1〜
5のいずれかに記載の発明を前提とした上で、スキッド
支持手段は、スキッドの下面と両側面とを案内支持する
複数のガイドローラを備えているとともに、スキッドの
長手方向両端の位置を規制する位置決めクランプ手段を
備えていることを特徴としている。
【0024】この場合、上記ガイドローラの一部もしく
は全部をスキッドに走行推力を付与するためのスキッド
駆動手段のドライブローラとして使用することもでき
る。
【0025】したがって、この請求項6に記載の発明で
は、スキッドがバー状のものでありながらスキッド支持
手段に安定して支持される一方、各組立作業ステージに
おけるスキッド位置決め精度も良好なものとなる。
【0026】
【発明の効果】請求項1,2に記載の発明によれば、搬
送台車と同等の機能を有するスキッドがバー状のもので
あり、しかも車体を位置決め支持するにあたって必要最
小限のフィンガーを備えているだけであるため、スキッ
ドそのものが小型化且つ簡素化されて駆動能力も小さく
て済むようになり、設備コストを大幅に低減することが
可能となる。また、スキッドを回送して循環使用する場
合であってもスキッドそのものが小型化されているため
に回送レーンとして必要な面積が小さくて済み、スペー
ス効率が向上する。
【0027】請求項3に記載の発明によれば、空載状態
のスキッドを横向き前詰め方式にてストレージするスキ
ッドストレージエリアを設けてあるため、スキッドスト
レージのためのストレージエリアがきわめて小さくて済
むようになり、スペース効率が一段と向上するほか、請
求項1,2に記載の発明と同様の効果に加えて、例えば
搬送経路の下流側のステージにおいてスキッド等にトラ
ブルが発生したとしても、スキッドストレージエリアに
複数のスキッドがストレージされていて且つ搬送経路の
上流側にスキッドを受け入れる余裕さえあればラインと
して稼動することが可能であり、設備稼働率が向上す
る。
【0028】請求項4に記載の発明によれば、搬送経路
とスキッドストレージエリアとの間でのスキッドの搬出
入をロボットにて行うようにしたことから、スキッド自
体を走行させて搬出入を行う場合と比べてその搬出入の
ためのスペースが小さくて済み、設備のスペース効率が
さらに一段と向上する。
【0029】請求項5に記載の発明によれば、スキッド
に位置決め支持された車体を一時的に横向き前詰め方式
にてストレージする車体ストレージエリアを設けたた
め、車体ストレージのためのストレージエリアが小さく
て済み、これによってもまた設備のスペース効率が一段
と向上するほか、車体ストレージエリアがいわゆるバッ
ファ機能を発揮するために搬送経路の一部のステージも
しくはスキッドにトラブル等が発生したとしてもライン
の一部は稼働させることが可能であり、設備稼働率が飛
躍的に向上する。
【0030】請求項6に記載の発明によれば、各組立作
業ステージにてスキッドを支持する手段がガイドローラ
と位置決めクランプ手段とを備えていることから、請求
項1〜5のいずれかに記載の発明と同様の効果に加え
て、各組立作業ステージでのスキッドの位置決め精度も
向上する効果がある。
【0031】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る車体組立装
置をより具体化したいわゆる混流生産形態の自動車の車
体組立ラインの概略平面図を示している。
【0032】同図に示すように、この車体組立ライン
は、パネル投入ステージSsのほか溶接ロボットRを主
体とした複数の溶接ステージ(組立作業ステージ)S
1,S2…Sn等を含むフロアメイン増打ライン1と、
同じく溶接ロボットRを主体とした複数の溶接ステージ
(組立作業ステージ)S11,S12…Smのほかパネ
ル搬出ステージSeを含むボデーメイン仮打ライン2
と、フロアメイン増打ライン1の始端部であるパネル搬
入ステージSsとボデーメイン仮打ライン2の終端部で
あるパネル搬出ステージSeとの間に設定されたスキッ
ドストレージエリア3、およびフロアメイン増打ライン
1の終端部とボデーメイン仮打ライン2の始端部との間
に設定された車体ストレージエリア4とをもって略閉ル
ープ状のものとして形成されている。
【0033】そして、本実施の形態では、組立対象とな
る車体(車体の一部を構成することになるフロアメイン
あるいはボデーメイン等の車体パネルを含む)を搬送台
車ではなくきわめて簡易構造の細いバー状のスキッド5
(図2,3参照のこと)を走行体としてこれに位置決め
支持させて搬送することを特徴の一つとしており(スキ
ッド5の詳細は後述する)、フロアメイン増打ライン1
から車体ストレージエリア4さらにはボデーメイン仮打
ライン2へと車体を搭載したスキッド5が順次走行移動
することで車体としての完成度が高められることにな
る。
【0034】ここで、フロアメイン増打ライン1とは、
前工程にてエンジンコンパートメントとフロントフロア
およびリアフロアとの仮止めをもって組み立てられた車
体パネルとしてのフロアメインにさらに多数の打点のス
ポット溶接を施す工程であり、同様にボデーメイン仮打
ライン2とは、増打完了後のフロアメインに対して左右
のボデーサイドおよびルーフパネル等を組み付けてスポ
ット溶接をもって仮止めする工程である。
【0035】フロアメイン増打ライン1の始端部である
パネル投入ステージSsにスキッド5が位置決めされる
と、図示外のオーバーヘッドコンベア等によって搬送さ
れてきたフロアメインが同じく図示しないドロップリフ
タによってスキッド上に投入されて、そのスキッド5上
にフロアメインが位置決め載置される。そして、フロア
メイン増打ライン1の各溶接ステージS1,S2…Sn
をスキッド5が走行移動する過程で順次スポット溶接
(増打ち)が施されて、その増打ちを終えたフロアメイ
ンを載せたスキッド5がフロアメイン増打ライン1から
車体ストレージエリア4へと搬送される。
【0036】車体ストレージエリア4ではフロアメイン
を載せたままのスキッド5が横向き前詰め方式にてスト
レージされ、やがてはフロアメイン増打ライン1通過時
とは逆向きでボデーメイン仮打ライン2に搬入される。
そして、ボデーメイン仮打ライン2の各溶接ステージS
11,S12…Smをスキッド5が走行移動する過程で
順次スポット溶接(仮打ち)が施される。その仮打ちを
終えたボデーメインを載せたスキッド5がボデーメイン
仮打ライン2の終端部のパネル搬出ステージSeに位置
決めされると、図示しないドロップリフタによってボデ
ーメインのみが持ち上げられてオーバーヘッドコンベア
等によって次工程へと搬送される。
【0037】一方、上記ボデーメインの搬出によって空
載状態となったスキッド5はそのままスキッドストレー
ジエリア3へと搬送されて横向き前詰め方式にてストレ
ージされ、やがてはフロアメイン増打ライン1の始端部
に戻されて循環使用される。
【0038】図2〜4は上記スキッド5の詳細ならびに
そのスキッド5が溶接ステージもしくはパネル投入ステ
ージSsに位置決めされた状態を示しており、スキッド
5は角柱状をなす長尺なスキッドバー6の上面に車体
(図2ではフロアメインFm)を安定して支持するのに
必要な最小限の複数のフィンガー7を装着したもので、
スキッドバー6自体は車種の違いにかかわらず共通化さ
れているものの、フィンガー7はそれぞれの車種固有の
受け面を備えていて、スキッド5は実質的に各種種ごと
に専用化されている。
【0039】一方、パネル投入ステージSsおよびパネ
ル搬出ステージSeを含む各溶接ステージでは、架台8
の上に複数のポスト9が立設されているとともに、その
各ポスト9上には左右方向で互いに対向する複数のガイ
ドローラ10のほか、ガイドローラを兼ねた単一のドラ
イブローラ11が装着されている。また、上記ポスト9
には単一の駆動モータ12が付設されている。各ドライ
ブローラ11と同軸一体にプーリ13が装着されてお
り、隣接するドライブローラ11,11同士のプーリ1
3,13間には歯付きベルトあるいはチェーン等の巻掛
伝達手段14が巻き掛けられているとともに、図3,4
の最も左端のドライブローラ11のプーリ13と駆動モ
ータ12側のプーリ13との間にも巻掛伝達手段14が
巻き掛けられている。したがって、上記駆動モータ12
の起動により各ドライブローラ11が一斉に回転駆動さ
れて、スキッド5に走行推力が付与されるようになって
いる。すなわち、パネル投入ステージSsやパネル搬出
ステージSeおよび各溶接ステージやにあるスキッド5
を1ステージずつ走行移動させる際には、各ステージの
ドライブローラ11を一斉に回転駆動させることにより
行われるようになっている。
【0040】上記架台8の前後には、位置決めクランプ
手段としてエアシリンダもしくは油圧シリンダ駆動のク
ランプレバーを有するクランプ装置15,16が配設さ
れている。そして、双方のクランプ装置15,16を共
にアンクランプ状態とすることで、当該ステージから次
ステージへのスキッド5の搬出と、前ステージから当該
ステージへのスキッド5の搬入とを許容するようになっ
ているとともに、当該ステージにスキッド5が搬入され
た後に双方のクランプ装置15,16をクランプ状態と
することでそのステージにおけるスキッド5の前後方向
の位置決めがなされるようになっている。以上のよう
に、各ステージにおける架台8や複数のポスト9、ガイ
ドローラ10、ドライブローラ11および前後一対のク
ランプ装置15,16等によりスキッド支持手段66が
形成されているとともに、駆動モータ12とドライブロ
ーラ11等によりスキッド5に走行推力を付与するため
のスキッド駆動手段が形成されている。
【0041】上記パネル投入ステージSsおよびパネル
搬出ステージSe以外の各溶接ステージには、図5〜8
に示すようにスキッド支持手段66に加えてその両側に
複数のロケータ治具17が立設されている(ただし、図
1に示した溶接ロボットRについては図示省略してあ
る)。これらの各ロケータ治具17は、スキッド5によ
って搬送されてきた車体(例えばフロアメインFm)を
位置決め支持するために先端に後述するようにクランプ
機能付きのロケートピン18を主体とするロケートピン
ユニット19を有しており、各ロケータ治具17は混流
生産形態であるが故に複数車種の車体の位置決め支持に
対応するために上記ロケートピン18の三次元位置を任
意に切換可能もしくは変更可能となっている。
【0042】より詳しくは、各ロケータ治具17は、そ
れぞれサーボモータを駆動源とするボールねじ式のX軸
ユニットとY軸ユニットおよびZ軸ユニットとをそのZ
軸ユニットが最も上側のものとなるように組み合わせる
ことにより直交(直角)3軸の動作自由度をもつマニピ
ュレータもしくはロボットの如き形態をもってロケータ
母機とし、そのロケータ母機におけるZ軸ユニットの先
端部に上向きのロケートピンユニット19を具備させる
ことによりロケータ治具17としたもので、各ロケータ
治具17は直交3軸の動作自由度をもってそれぞれ独立
しつつその自律動作により先端のロケートピン18の位
置を任意に変更できる機能を有している。
【0043】図9,10は上記の各ロケータ17の先端
部に装着されるロケートピンユニット19の詳細を示し
ており、中空円筒状のポスト部21とエアシリンダもし
くは油圧シリンダタイプの略角柱状をなすクランプシリ
ンダ22とが双方の軸心を同じくするようにして結合さ
れていて、そのポスト部21の先端には根元部側に着座
フランジ部23を有するテーパ状のロケートピン18が
スペーサ24を介してボルト結合されている。
【0044】なお、上記クランプシリンダ22は内蔵す
る圧縮コイルスプリングによってそのピストンロッド2
5およびそれに連結されるクランプアーム26を引き下
げていて(クランプ状態)、外部から圧縮空気もしくは
油圧が導入された時にのみピストンロッド25を押し上
げてアンクランプ状態となるタイプのものである。
【0045】上記ロケートピン18の一部には直径方向
に貫通するすり割り溝27が形成されているとともに、
このすり割り溝27はポスト部21の内部空間と連通し
ていて、これらすり割り溝27およびポスト部21の内
部空間に相当する部分には略鉤形状のクランプアーム2
6が挿入されている。このクランプアーム26はその鉤
形状の先端部をロケートピン18の根元部の開口部28
から外部に臨ませてある一方、他端部をクランプシリン
ダ22のピストンロッド25に連結し、さらに略くの字
状に形成された溝カム29をポスト部21の直径方向に
横架された固定ピン30に係合させてある。これによ
り、先に述べたようにクランプシリンダ22を伸縮動作
させればそれに応じてクランプアーム26がクランプ位
置C1とアンクランプ位置C2との間でクランプ,アン
クランプ動作して、特にクランプ状態では図10に示す
ようにそのクランプアーム26の先端部と着座フランジ
部23とをもって所定のパネル例えばフロアメインFm
の一部を挟圧状態としてクランプするようになってい
る。
【0046】一方、上記ロケートピン18により位置決
めされることになる相手側のフロアメインFmには、図
10に示すようにそのロケートピン18に挿入されるこ
とになるロケート穴31の周縁部にエンボス部Eが膨出
形成されていて、ロケートピン18とロケート穴31と
の相互嵌合と同時に上記エンボス部Eがロケートピン1
8側の着座フランジ部23に着座することでそのロケー
トピン18による最終的な位置決めがなされるようにな
っている。
【0047】また、上記ロケートピンユニット19のポ
スト部21内には段付軸状のシャフト32がロケートピ
ン18の軸心と平行となるようにスライド可能に配置さ
れていて、このシャフト32は圧縮コイルスプリング3
3によって図10の上方向に付勢されている。上記シャ
フト32の小径端部には連結プレート34が連結されて
いて、この連結プレート34にはそのシャフト32から
オフセットした位置に該シャフト32と平行で且つロケ
ートピン18側の着座フランジ部23のワーク着座面か
ら出没可能な検知ピン35が連結されている。そして、
この検知ピン35は着座フランジ部23にフロアメイン
Fmが着座していない時にはその着座フランジ部23か
ら突出しているも、着座フランジ部23に所定のフロア
メインFm等が着座するとその着座フランジ部23内に
没し、それに応じてシャフト32全体が下降するように
なっている。
【0048】さらに、上記ポスト部21のうちシャフト
32の大径側の端部と対向する位置には近接スイッチ3
6が配置されていて、同図に示すように着座フランジ部
23から検知ピン35が突出していてシャフト32の大
径側の端部が近接スイッチ36から離間している時には
その近接スイッチ36はOFFとなっているものの、上
記のように検知ピン35が着座フランジ部23内に没す
るとそれに応じたシャフト32のスライド動作に基づく
接近を感知してその近接スイッチ36がON動作するよ
うになっている。
【0049】すなわち、上記シャフト32や検知ピン3
5および近接スイッチ36をもって着座フランジ部23
に対するフロアメインFm等の着座,非着座を検知する
ためのワーク着座検知手段が形成されており、着座フラ
ンジ部23に対するフロアメインFm等の着座に伴う検
知ピン35およびシャフト32のスライド変位をもって
上記フロアメインFm等の着座,非着座を近接スイッチ
36にてON−OFF的に検知するようになっている。
【0050】図11,12は図1に示したスキッドスト
レージエリア3の詳細を示しており、そのスキッドスト
レージエリア3の架台37上には多数のスキッド置台3
8が二列にわたり並べられており、空載状態となったス
キッド5を各車種ごとに区分して且つ横向き前詰め方式
にて整列してストレージすることができるようになって
いる。上記架台37の両側にはスキッド仮置台39,4
0が用意されているほか、フロアメイン増打ライン1の
初期ステージであるパネル搬入ステージSsに近い部分
にはスキッド搬出用ロボット41とスキッド搬入用ロボ
ット42とが、またボデーメイン仮打ライン2の最終ス
テージであるパネル搬出ステージSeに近い部分にはス
キッド搬出用ロボット43とスキッド搬入用ロボット4
4とがそれぞれ配置されていて、各ロボット41〜44
は図13〜15に示すようにスキッド5の長手方向中央
部を安定して把持することが可能なロボットハンド45
を有している。すなわち、ロボットハンド45は例えば
エアシリンダ駆動の前後左右の合計4組のクランパー4
6,47にてスキッド5を把持するようになっている。
【0051】そして、上記各ロボット41〜44のう
ち、ボデーメイン仮打ライン2側のスキッド搬出用ロボ
ット43は、車体(ボデーメイン)搬出後のスキッド5
をそのボデーメイン仮打ライン2のパネル搬出ステージ
Seからスキッド仮置台40に移載する機能を有する一
方、同じくボデーメイン仮打ライン2側のスキッド搬入
用ロボット44は上記スキッド仮置台40からスキッド
置台38のうち該当する車種の空いているエリアにスキ
ッド5を移載する機能を有している。同様に、フロアメ
イン増打ライン1側のスキッド搬出用ロボット41は、
パネル投入ステージSsに投入されるべきフロアメイン
Fmの車種の順番に応じ該当するスキッド5をスキッド
置台38上からスキッド仮置台39に移載する機能を有
する一方、同じくフロアメイン増打ライン1側のスキッ
ド搬入用ロボット42は上記スキッド仮置台39からパ
ネル投入ステージSsにスキッド5を移載する機能を有
している。なお、上記スキッドストレージエリア3にお
けるスキッド5のストレージ位置の管理(在席位置管
理)は図示しない制御装置によって行われるようになっ
ているとともに、そのスキッドストレージエリア3から
搬出すべきスキッド5の車種種別の順番は車体そのもの
の生産順位を管理している上位の生産指示装置から与え
られる。
【0052】図1に示した車体ストレージエリア4はチ
ェーンコンベア方式のストレージコンベア48〜50を
主体としたストレージラインとして形成されているもの
で、車体(フロアメインFm)を位置決め支持したまま
のスキッド5を一台ごとに所定のストレージ台車55に
移載した上で同図の矢印A1〜A4の順に低速にて走行
させることでストレージするようになっている。
【0053】より詳しくは、図1のほか図16〜18に
示すように、フロアメイン増打ライン1の最終ステージ
Snよりも下流側にアイドルステージSa1,Sa2お
よび移載ステージSaを、ボデーメイン仮打ライン2の
初期ステージS11よりも上流側に同じく移載ステージ
Sbをそれぞれ設定し、それらの移載ステージSa,S
bの間に3列にわたり上下二段構造のチェーンコンベア
方式のストレージコンベア48,49,50を配置し、
さらにストレージコンベア48,49,50同士を同じ
くチェーンコンベア方式の補助コンベア51または52
で接続してある。ここで、ストレージコンベア48,4
9,50として図17のように二段構造のものを採用し
ているのは、上段を上記ストレージ台車55の搬送レー
ンとし、下段をストレージ台車55の回送レーンとする
ためである。
【0054】上記ストレージ台車55には先に述べたス
キッド支持手段66と同様のガイドローラ53が設けら
れており、車体(フロアメインFm)を位置決め支持し
たままのスキッド5は移載ステージSaにおいてストレ
ージ台車55に移載された上で、ストレージコンベア4
8上を横向き前詰め方式で矢印方向A1に搬送される。
ストレージコンベア48の終端部まで搬送されたストレ
ージ台車55は補助コンベア51を介して隣のストレー
ジコンベア49に移載され、同様にしてそのストレージ
コンベア49上を矢印方向A2に搬送される。さらにス
トレージコンベア49の終端部まで搬送されたストレー
ジ台車55は補助コンベア52を介してさらに隣のスト
レージコンベア50に移載されて、そのストレージコン
ベア50上を矢印方向A3に搬送される。そして、スト
レージ台車55が最終的に移載ステージSbまで搬送さ
れると、スキッド5はストレージ台車55を残してスキ
ッド5単独でボデーメイン仮打ライン2の初期ステージ
S11へと送り出されることになる。このとき、移載ス
テージSbにおいて空載状態となったストレージ台車5
5は図17,18に示すように各ストレージコンベア4
8,49,50の下段側の回送レーンを使って最初の移
載ステージSaに回送される。
【0055】したがって、以上のように構成された車体
組立装置によれば、図1に示すようにフロアメイン増打
ライン1の初期ステージであるパネル投入ステージSs
に特定の車種用のスキッド5がスキッドストレージエリ
ア3から搬入されて位置決めされると、そのスキッド5
の上に該当する車種のフロアメインFmがドロップリフ
タ等によって投入されて位置決めされる。そして、その
スキッド5と車体の一部を構成することになるフロアメ
インFmとの関係は、スキッド5がボデーメイン仮打ラ
イン2の最終ステージであるパネル搬出ステージSeに
搬送されるまで継続される。
【0056】上記のようにフロアメインFmが位置決め
支持されたスキッド5は各ステージSsおよびS1〜S
nのドライブローラ11(図2〜4参照)によって推力
が与えられて1ステージずつ搬送される。フロアメイン
増打ライン1の各溶接ステージS1〜Snでは、図5〜
8に示すようにスキッド5が所定位置に位置決めされる
とロケータ治具17が作動して、それまで搬送レベルに
あったフロアメインFmを一旦スキッド5から押し上げ
て溶接レベルに位置決めし、その状態で溶接ロボットR
によるスポット溶接が施される。溶接が終了したフロア
メインFmは再度各ロケータ治具17から元のスキッド
5に移し替えられて、上記と同様に次のステージへと搬
送される。
【0057】フロアメイン増打ライン1の最終ステージ
Snでの溶接を終えたフロアメインFmはスキッド5に
位置決め支持された状態でアイドルステージSa1,S
a2を経て移載ステージへSaと搬入され、先に述べた
ようにそのスキッド5ごとストレージ台車55に載せら
れた上でストレージコンベア48,49,50に投入さ
れて、矢印A1,A2,A3方向に順次移動しながらい
わゆる横向き前詰め方式にてストレージされる。
【0058】ストレージコンベア48,49,50にス
トレージされているフロアメイン(スキッド5を含む)
Fmのうちその最前列のものから順にストレージ台車5
5ごと移載ステージSbに投入され、ここにおいてスト
レージ台車55から切り離された上でスキッド5ごとボ
デーメイン仮打ライン2の初期ステージS11に投入さ
れる。ボデーメイン仮打ライン2の各溶接ステージS1
1〜Smでは、先に述べたフロアメイン増打ライン1の
各溶接ステージS1〜Snと同様にロケータ治具17と
溶接ロボットRとの協働により所定の溶接が施されて、
最終的には溶接作業を終えたボデーメインがスキッド5
ごとパネル搬出ステージSeに搬入される。
【0059】このパネル搬出ステージSeでは、先ず車
体たるボデーメインが図示しないドロップリフタ等によ
って吊り上げられることにより搬出され、スキッド5は
この時点で空載状態となる。
【0060】空載状態となったスキッド5はスキッド搬
出用ロボット43に把持された上でスキッド仮置台40
に一時的に置かれた後、スキッド搬入用ロボット44に
よってスキッド置台38上の所定位置に車種別に区分さ
れるようにして戻される。
【0061】他方、もう一つのスキッド搬出用ロボット
41は、パネル投入ステージSs側からの要求に応じて
該当するスキッド5をスキッド置台38から取り出した
上でスキッド仮置台39に移載し、さらにそのスキッド
仮置台39に載せられたスキッド5はスキッド搬入用ロ
ボット42によってフロアメイン増打ライン1の初期ス
テージであるパネル投入ステージSsに投入されて循環
使用されることになる。そして、これ以降は上記と同様
の動作を繰り返すことになる。
【0062】ここで、上記の実施の形態では、車体スト
レージエリア4において複数車種のフロアメインFmが
混在した状態でいわゆる横向き前詰め方式でストレージ
するようにしているが、例えばストレージコンベア48
〜50を各車種ごとに分けて車種別にそのフロアメイン
Fmをストレージするようにしてもよい。また、上記実
施の形態ではフロアメイン増打ライン1およびボデーメ
イン仮打ライン2に本発明を適用した場合について例示
しているが、他の車体組立ライン例えばメタルライン等
にも本発明を適用できることは言うまでもない。
【0063】このように本実施の形態によれば、車体搬
送の母体となる走行体としてバー状のスキッド5を用
い、このスキッド5に車体を安定支持するのに必要な最
小限のフィンガー7を装着した構造とすることにより、
ライン全体をコンパクトな構造とすることができ、特に
スキッドストレージエリア3および車体ストレージエリ
ア4ではスキッド5もしくは車体を横向き前詰め方式に
てストレージするようにしているのでそのストレージ効
率が飛躍的に向上し、ライン全体のスペース効率を一段
と高めることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車体組立装置が適用される車体組立ラ
インの概略平面説明図。
【図2】図1のラインでの搬送主体となるスキッドおよ
びそのスキッド支持手段の側面図。
【図3】図2の平面図。
【図4】図2の縦断面拡大図。
【図5】スキッドと各溶接ステージにおけるロケータ治
具との相互関係を示す斜視図。
【図6】図5の正面図。
【図7】図6の平面図。
【図8】図6の左側面拡大図。
【図9】ロケータ治具の先端のロケートピンユニットの
拡大図。
【図10】図9の縦断面説明図。
【図11】図1におけるスキッドストレージエリアの拡
大図。
【図12】図11の右側面図。
【図13】図12に示す各ロボットのハンドの詳細を示
す拡大図。
【図14】図13の平面図。
【図15】図13の左側面拡大図。
【図16】図1に示す車体ストレージエリアのQ部拡大
図。
【図17】図16の正面図。
【図18】図16の左側面図。
【符号の説明】
1…フロアメイン増打ライン 2…ボデーメイン仮打ライン 3…スキッドストレージエリア 4…車体ストレージエリア 5…スキッド(走行体) 7…フィンガー 10…ガイドローラ 11…ドライブローラ(スキッド駆動手段) 12…駆動モータ(スキッド駆動手段) 15,16…クランプ装置(位置決めクランプ手段) 17…ロケータ治具 18…ロケートピン 19…ロケートピンユニット 26…クランプアーム(クランプ手段) 41…スキッド搬出用ロボット 42…スキッド搬入用ロボット 43…スキッド搬出用ロボット 44…スキッド搬入用ロボット 48〜50…ストレージコンベア 55…ストレージ台車 66…スキッド支持手段 Fm…フロアメイン(車体) R…溶接ロボット S1,S2,Sn…溶接ステージ(組立作業ステージ) S11,S12,Sm…溶接ステージ(組立作業ステー
ジ) Ss…パネル投入ステージ(始端部) Se…パネル搬出ステージ(終端部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B23P 19/00 302 B23P 19/00 302J 21/00 303 21/00 303A 307 307E B62D 65/02 B62D 65/02 65/04 65/04 Fターム(参考) 3C030 CC01 CC06 DA01 DA13 DA14 DA25 DA27 DA34 DA35 DA36 DA37 DA38 3D114 AA06 AA11 AA15 BA01 CA05 DA01 DA05 DA11 EA03 FA02 GA02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の搬送経路に沿って複数の組立作業
    ステージを設定するとともに、搬送すべき車体一台ごと
    に独立している走行体にそれぞれ車体を位置決め支持さ
    せ、走行体を上記搬送経路に沿って走行移動させながら
    各組立作業ステージで所定の組立作業を施すようにした
    車体組立装置であって、 上記走行体として機能するバー状のスキッドに車体を位
    置決め支持するための複数のフィンガーを設ける一方、 上記各組立作業ステージには、 該当する組立作業ステージに搬入されてきたスキッドを
    位置決め支持するスキッド支持手段と、 少なくとも直交3軸の動作自由度を有していて、上記ス
    キッドにより組立作業ステージに搬入されてきた車体を
    支持しつつスキッドからリフトアップさせて、当該組立
    作業ステージでの作業に必要な高さ位置に車体を位置決
    めする複数の自律型のロケータ治具と、 前段のステージから該当する組立作業ステージへのスキ
    ッドの搬入および後段のステージへのスキッドの搬出に
    際してそのスキッドに走行推力を付与するスキッド駆動
    手段と、 を設けたことを特徴とする車体組立装置。
  2. 【請求項2】 上記各ロケータ治具の先端部には、車体
    パネルを位置決めするロケートピンと、このロケートピ
    ンによって位置決めされた車体パネルをクランプするク
    ランプ手段とが設けられていることを特徴とする請求項
    1に記載の車体組立装置。
  3. 【請求項3】 車体の搬送を終えた空載状態のスキッド
    を上記搬送経路の始端部に戻して循環使用するようにな
    っていて、 上記搬送経路の終端部と始端部との間には、空載状態の
    スキッドを横向き前詰め方式にてストレージするスキッ
    ドストレージエリアが設けられていることを特徴とする
    請求項1または2に記載の車体組立装置。
  4. 【請求項4】 上記スキッドストレージエリアに隣接し
    て、搬送経路の終端部にある空載状態のスキッドをスキ
    ッドストレージエリアへと搬出するスキッド搬出用ロボ
    ットと、上記スキッドストレージエリアのスキッドを搬
    送経路の始端部へと搬入するスキッド搬入用ロボットと
    が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の車
    体組立装置。
  5. 【請求項5】 上記搬送経路の途中には、スキッドに位
    置決め支持された車体を一時的に横向き前詰め方式にて
    ストレージする車体ストレージエリアが設けられている
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の車体組立装
    置。
  6. 【請求項6】 上記スキッド支持手段は、スキッドの下
    面と両側面とを案内支持する複数のガイドローラを備え
    ているとともに、スキッドの長手方向両端の位置を規制
    する位置決めクランプ手段を備えていることを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれかに記載の車体組立装置。
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