JP2002274446A - 作業機の姿勢制御装置 - Google Patents

作業機の姿勢制御装置

Info

Publication number
JP2002274446A
JP2002274446A JP2001082100A JP2001082100A JP2002274446A JP 2002274446 A JP2002274446 A JP 2002274446A JP 2001082100 A JP2001082100 A JP 2001082100A JP 2001082100 A JP2001082100 A JP 2001082100A JP 2002274446 A JP2002274446 A JP 2002274446A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
respect
inclination angle
cylinder
traveling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001082100A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3597138B2 (ja
Inventor
Hiroshi Ikeda
博 池田
Kazuhiro Takahara
高原  一浩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2001082100A priority Critical patent/JP3597138B2/ja
Publication of JP2002274446A publication Critical patent/JP2002274446A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3597138B2 publication Critical patent/JP3597138B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Harvester Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行装置の接地部に対する機体本体の前後傾
斜角を変更操作自在な姿勢変更操作手段と、機体本体の
水平基準面に対する前後傾斜角が設定傾斜角になるよう
に姿勢変更操作手段の作動を制御するピッチング制御を
実行する制御手段とを設けた作業機において、走行面の
傾斜が大きくても機体本体を設定傾斜角に維持できるよ
うに、かつ、下り傾斜の開始点で停止しても、機体本体
がピッチング制御と重心移動とに起因して繰返し前後揺
動することを回避できるようにする。 【解決手段】 機体本体の前部と後部の走行装置の接地
部に対する高さを各別に変更調節自在な一対の駆動手段
C2〜C5が、制御手段によってピッチング制御のため
に操作される。機体本体が水平基準面に対して前傾側に
傾斜してから設定距離を前進するまでの間、機体本体の
前部を昇降調節する駆動手段C2,C4が上昇側に駆動
操作されない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行装置の接地部
に対する機体本体の前後傾斜角を変更操作自在な姿勢変
更操作手段と、前記機体本体の水平基準面に対する前後
傾斜角を検出する前後傾斜角検出手段と、この前後傾斜
角検出手段の検出情報に基づいて、機体本体の水平基準
面に対する前後傾斜角が設定傾斜角に維持されるよう
に、前記姿勢変更操作手段の作動を制御するピッチング
制御を実行する制御手段とが設けられている作業機の姿
勢制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記した作業機は、走行面に隆起部や傾
斜があっても、姿勢変更操作手段と前後傾斜角検出手段
と制御手段との作用により、機体本体の前後傾斜角を水
平などの設定傾斜角に維持しながら走行できるものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の作業機におい
て、機体本体における前部の走行装置の接地部に対する
高さを変更調節する駆動手段と、機体本体における後部
の走行装置の接地部に対する高さを変更調節する駆動手
段とを各別に備えて前記姿勢変更操作手段を構成する
と、地面の隆起部や傾斜が大きくても、機体本体の水平
基準面に対する前後傾斜角が設定傾斜角になるようにピ
ッチング制御させられ、しかも、その割には極力コンパ
クトに得られるとともに有利に走行できる。
【0004】すなわち、機体本体の前後方向での一端部
を走行装置に対して下降限界まで移動調節してなった傾
斜姿勢の状態と、他端部を走行装置に対して上昇限界ま
で移動調節してなった傾斜姿勢の状態との間で機体本体
の前後傾斜角が変化するようにでき、これにより、機体
本体が走行装置の接地部に対して移動する最大ストロー
クを小にしながら、かつ、機体本体が水平姿勢にあると
きの機体重心を低くしながら、機体本体が走行装置の接
地部に対して前後傾斜する変化量を大きくできる。
【0005】このように、機体本体が走行装置の接地部
に対して大きな角度範囲にわたって前後傾斜する状態で
ピッチング制御できることになると、次の如きトラブル
が発生する場合がある。すなわち、たとえばコンバイン
の場合、図15に示す如く自走によって前下がり傾斜の
法面から圃場に進入されることがある。このとき、図1
5(イ),(ロ)に示すように、平坦地から傾斜地に移
動し、走行装置1L,1Rの前側が傾斜地に入って接地
した地点で走行停止されると、機体本体Vが水平基準面
に対して前傾斜側の傾斜状態になることから、これを解
消するべくピッチング制御が実行される。すると、機体
本体Vが走行装置1L,1Rの接地部に対して後傾斜側
になっていくことから、機体本体Vの重心Gが機体後方
側に移動し、図15(ハ)に示すように、それまでは傾
斜地に接地していた走行装置1L,1Rの前側が傾斜地
から浮き上がり、それまでは平坦地から浮き上がってい
た走行装置1L,1Rの後側が平坦地に下降して接地し
た状態になる。すると、機体本体Vが水平基準面に対し
て後傾斜側の傾斜状態になることから、これを解消する
べくピッチング制御が実行される。すると、図15
(ニ)に示すように、機体本体Vの重心Gが再び機体前
方側に移動し、再度、走行装置1L,1Rの前側が傾斜
地に下降して接地し、後側が平坦地から浮き上がった状
態になる。すると、再度、当初に走行装置1L,1Rの
前側が傾斜地に入って接地したときと同様のピッチング
制御が実行される。つまり、ピッチング制御と、これに
よる機体本体Vの重心移動とのために、下り傾斜が始ま
る地点を支点にして機体が前後側に繰り返して揺動する
ことになる。
【0006】本発明の目的は、コンパクト化や走行の有
利化を図りながら機体本体のピッチング制御を調節量の
面で有利に行なわせることができ、しかも、上記した傾
斜地進入の際のトラブルが発生しにくい作業機の姿勢制
御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、冒頭
に記した作業機の姿勢制御装置において、前記姿勢変更
操作手段が、機体本体における前部の走行装置の接地部
に対する高さと、機体本体における後部の走行装置の接
地部に対する高さとを各別に変更調節自在な一対の駆動
手段を備えて構成され、機体本体の走行状態を検出する
走行状態検出手段と、機体本体の走行距離を検出する走
行距離検出手段とが設けられ、前記制御手段は、前記ピ
ッチング制御において、前記一対の駆動手段を操作する
ように構成され、且つ、前記前後傾斜角検出手段、前記
走行状態検出手段及び前記走行距離検出手段の検出情報
に基づいて、機体本体が水平基準面に対して前傾斜側に
傾斜したことを検出されると、このときから機体本体が
前進側に設定距離を走行し終えるまでの間、前記一対の
駆動手段のうち、機体本体前部に作用する方の駆動手段
を機体本体前部の上昇側には駆動させないように構成さ
れている。
【0008】すなわち、姿勢変更操作手段が、機体本体
における前部の走行装置の接地部に対する高さと、機体
本体における後部の走行装置の接地部に対する高さとを
各別に変更調節自在な一対の駆動手段を備えて構成さ
れ、制御手段は、ピッチング制御において、前記一対の
駆動手段を操作するものだから、上記した如く機体本体
が走行装置の接地部に対して移動する最大ストロークを
小にしながら、かつ、機体本体が水平姿勢にあるときの
機体重心を低くしながら、機体本体が走行装置の接地部
に対して前後傾斜する変化量を大きくし、地面の隆起部
や傾斜が大きくても、機体本体の水平基準面に対する前
後傾斜角が設定傾斜角になるようにピッチング制御させ
られる。
【0009】さらに、機体本体が水平基準面に対して前
傾斜側に傾斜したことを検出されると、このときから機
体本体が前進側に設定距離を走行し終えるまでの間、機
体本体前部に作用する方の駆動手段を機体本体前部の上
昇側には駆動させないようにしてピッチング制御が実行
されるものだから、前記設定距離を適切に設定すれば、
上記した如く走行装置の前側が傾斜地に入った状態で停
止されることがあっても、機体がその地点で繰り返して
前後揺動する事態が発生しにくくなる。すなわち、走行
装置の前端側が傾斜地に入って接地し、機体本体が水平
基準面に対して前傾斜側の傾斜状態になってピッチング
制御が実行されることになっても、機体本体が前傾状態
になってから前進走行していないことにより、機体本体
の前部を上昇させるまでのピッチング制御が行われず、
ピッチング制御のために機体重心が機体後方側に移動す
ることになってもその移動はわずかとなり、走行装置の
前側が傾斜地から浮き上がらなくなる。その停止位置か
ら前進して設定距離を移動した後にあっては、機体本体
の前部を上昇させるピッチング制御が行われることにな
っても、すなわち、機体重心が後方側に比較的大きく移
動することになっても、走行装置が設定距離を既に移動
していて傾斜地に大幅に入り込んでいることにより、走
行装置の前側が傾斜地から浮き上がらなくなる。
【0010】従って、大きな隆起部や傾斜がある箇所で
作業する場合とか、傾斜地から作業箇所に進入する場
合、機体本体が走行装置の接地部に対して大きな角度範
囲にわたって前後傾斜するようにピッチング制御させ、
機体本体の水平基準面に対する前後傾斜角を設定傾斜角
に良好に維持しながら作業したり走行できる。しかも、
その割には、機体本体の走行装置に対する移動ストロー
クが小で済むコンパクトな状態に得られるとともに、機
体本体が水平姿勢にあるときの機体重心を極力低くして
安定よく走行できる。さらに、傾斜地から作業箇所に進
入する際、傾斜地の開始点付近で停止させることがあっ
ても、上記した如く機体本体が繰り返して前後揺動する
ことを回避しながら停止することが可能になった。
【0011】請求項2によれば、請求項1において、前
記制御手段は、機体本体が水平基準面に対して前傾斜側
に傾斜したことを検出されたときから前進側に前記設定
距離を走行し終えた後、機体本体が水平基準面に対して
前傾斜側に設定角以上傾斜したことを検出されると、機
体本体の前部に作用する方の駆動手段を機体本体前部の
上昇側に駆動操作する前記ピッチング制御を実行するよ
うに構成されている。
【0012】たとえばコンバインなどの刈取収穫機にあ
っては、上記した如く前下がりの傾斜地から圃場に進入
する際、刈取り作業を行ないながら進入することを要望
される場合がある。このとき、機体本体が走行装置の接
地部に対して後傾斜側に傾斜する状態にピッチング制御
されても、その傾斜角が小さくて機体本体の前端側が傾
斜地からあまり高く上昇しないと、前進に伴って刈取部
の前端側が圃場に突っ込むなどによって刈取り作業でき
なくなる。
【0013】ところが、機体本体が前進側に前記設定距
離を走行し終えた後、機体本体が水平基準面に対して前
傾斜側に設定角以上傾斜したことを検出されると、機体
本体の前部に作用する方の駆動手段を機体本体前部の上
昇側に駆動させてピッチング制御されるものだから、前
記設定角度を適切に設定しておけば、前記設定距離を前
進走行した後には、機体本体の前部を走行装置の接地部
に対して上昇させるピッチング制御が実行され、機体本
体の前端側が傾斜地から高く上昇する状態にして傾斜地
から作業箇所に進入できる。
【0014】従って、傾斜地から作業箇所に進入する
際、機体を傾斜地の開始点付近で前後揺動しないいよう
にしながら停止させ得るものでありながら、機体本体の
前端側を高く上昇させながら前進でき、刈取収穫機では
刈取り作業を行ないながら進入できる如く有利に進入で
きる。
【0015】請求項3によれば、請求項1又は2におい
て、機体本体の前部に作用する前記駆動手段として、機
体本体の左側前部と右側前部とに各別に作用する2個の
駆動手段が備えられ、機体本体の後部に作用する前記駆
動手段として、機体本体の左側後部と右側後部とに各別
に作用する2個の駆動手段が備えられ、前記制御手段
は、前記ピッチング制御において、前記4個の駆動手段
のうち、左側前部及び右側前部に作用する2個の駆動手
段と、左側後部及び右側後部に作用する2個の駆動手段
のいずれか一方の2個の駆動手段を駆動停止させた状態
で、他方の2個の駆動手段を駆動操作するように構成さ
れている。
【0016】すなわち、姿勢変更操作手段が、前記4個
の駆動手段を備えて構成されているものだから、機体本
体の前後方向での一端部を走行装置に対して下降限界ま
で移動調節した傾斜姿勢になった状態と、他端部を走行
装置に対して上昇限界まで移動調節した傾斜姿勢になっ
た状態との間で機体本体の前後傾斜角が変化するように
してピッチング調節ができる。これにより、機体本体が
走行装置の接地部に対して移動する最大ストロークを小
にしながら、かつ、機体本体が水平姿勢にあるときの機
体重心を低くしながら前後傾斜角の変化量を大きくでき
る。
【0017】機体本体の前後傾斜角を変更操作するの
に、4個の駆動手段のうち、3個以上の駆動手段を同時
に駆動すると、機体本体の姿勢が不安定になって各駆動
手段に対する荷重負荷が変動し、その荷重負荷の変動に
よって各駆動手段の操作速度が変化しようとして他の駆
動手段に対して互いに影響し合うため、滑らかな駆動操
作が行なわれにくくなる。これに対し、機体本体の水平
基準面に対する前後傾斜角を設定前後傾斜角に維持する
ピッチング制御において、機体本体の左側前部及び右側
前部に作用する2個の駆動手段と、左側後部及び右側後
部に作用する2個の駆動手段のうちの一方の2個の駆動
手段だけが駆動されものだから、機体本体の姿勢が不安
定になりくくしながら、かつ、2個の駆動手段を極力滑
らかに駆動操作させながら適正なピッチング制御を実行
させられる。
【0018】したがって、前後傾斜の調節範囲を大きく
し、地面の隆起部や傾斜が大きくても充分に対応できる
など有利にピッチング制御を行なわせられる。しかもそ
の割には、機体本体や駆動手段を小型してコンパクトに
得られる。さらには、機体重心が低くなるとともに、ピ
ッチング制御が実行される際に駆動手段がスムーズに安
定よく駆動されて安定よくかつ乗り心地よく走行でき
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1に示すように、左右一対のクロ
ーラ走行装置1L,1Rによって支持されるように構成
してあるとともに搭乗型の運転部2、運転座席の下方に
位置する原動部を備えている機体本体Vの機体フレーム
11に脱穀装置3や穀粒タンク4などを搭載し、引起装
置5やバリカン型の刈取装置7などを備える刈取部10
の刈取部フレーム10aの基端部を、前記機体フレーム
11の前部に位置する支持部11aに機体横向きの軸芯
P1まわりで回動自在に連結し、刈取部フレーム10a
に一端側が連結している屈伸自在なリンク機構10b
と、機体フレーム11とにわたって油圧式のリフトシリ
ンダC1を取付け、機体本体Vの原動部から刈取部10
に動力伝達するように構成して、コンバインを構成して
ある。このコンバインは、稲・麦などの収穫作業を行う
ものであり、詳しくは次の如く構成してある。
【0020】すなわち、リフトシリンダC1によって刈
取部フレーム10aを軸芯P1まわりで上下に揺動操作
することにより、刈取部10を機体本体Vに対して昇降
操作する。つまり、引起装置5の下端や刈取装置7が地
面上近くに位置して穀稈の刈取りを行なう下降作業位置
と、機体本体Vに対して上昇エンドやその近くまで上昇
して刈取りしないで走行する上昇非作業位置とに昇降操
作する。そして、刈取部10を作業位置にして機体本体
Vを走行させると、刈取部10は、分草具6によって稲
・麦などの植立穀稈を刈取り対象と非刈取り対象とに分
草し、刈取り対象の植立穀稈を引起装置5によって引起
こし処理するとともにその株元を刈取装置7によって切
断し、刈取装置7からの刈取穀稈を株元側に挟持搬送作
用する株元側搬送部と、穂先側に係止搬送作用する穂先
側搬送部とで成る搬送装置8によって機体後方に搬送し
て脱穀装置3の脱穀フィードチェーン3aの搬送始端部
に供給する。脱穀装置3は、前記搬送装置8からの刈取
穀稈の株元側を脱穀フィードチェーン3aによって挟持
して搬送しながら穂先側を扱室に供給して回動する扱胴
によって扱き処理し、脱穀排ワラを脱穀フィードチェー
ン3aによって扱室から搬出する。脱穀装置3からの脱
穀粒をコンベアによって穀粒タンク4に搬送して貯留し
ていく。
【0021】図2に示すように、左側のクローラ走行装
置1Lは、機体本体Vの機体フレーム11が備えている
支持フレーム12の前端側に前ベルクランク17aを介
して前端側が連結し、前記支持フレーム12の後端側に
後ベルクランク17bと補助リンク17b1とを介して
後端側が連結している機体本体の前後方向に長いトラッ
クフレーム16と、前記支持フレーム12の前端部によ
って回動自在に支持されている駆動自在なクローラ駆動
スプロケット13と、前記支持フレーム12の前後方向
での中間部に遊転自在に支持されている上部転輪14a
と、前記トラックフレーム16の長手方向での複数箇所
に遊転自在に支持されている接地転輪14と、前記トラ
ックフレーム16の後端部に遊転自在に支持されている
クローラ緊張輪15と、前記複数個の輪体15,13,
14a,14の全てにわたって巻回しているゴム製の無
端クローラベルトBとによって構成してある。
【0022】前ベルクランク17aのうち、支持フレー
ム12に回動自在に連結している回転支軸部からトラッ
クフレーム16の方とは反対側に一体回動自在に延出し
ている揺動自在なアーム部と、支持フレーム12によっ
て支持されているシリンダブラケットとにわたって油圧
式で複動型の前シリンダC2を取付け、後リンク17b
のうち、支持フレーム12に回動自在に連結している回
転支軸部からトラックフレーム16の方とは反対側に一
体回動自在に延出している揺動自在なアーム部と、支持
フレーム12によって支持されているシリンダブラケッ
トとにわたって油圧式で複動型の後シリンダC3を取付
けてある。すなわち、前シリンダC2が前ベルクランク
17aを軸芯P2まわりで支持フレーム12に対して回
動操作してトラックフレーム16の前端側を機体フレー
ム11に対して昇降操作し、後シリンダC3が後ベルク
ランク17bを軸芯P3まわりで支持フレーム12に対
して回動操作してトラックフレーム16の後端側を機体
フレーム12に対して昇降操作するように構成してあ
る。
【0023】右側のクローラ走行装置1Rは、左側のク
ローラ走行装置1Lと同一の構成を備えており、左側の
クローラ走行装置1Lにおいても、右側のクローラ走行
装置1Rにおいても、前シリンダC2,C4と後シリン
ダC3,C5とを駆動操作することにより、前シリンダ
C2,C4と後シリンダC3,C5の駆動力によってト
ラックフレーム12が機体フレーム11に対して昇降す
る。
【0024】これにより、図2に示すように、左右の前
シリンダC2,C4を最も伸張させ、且つ、左右の後シ
リンダC3,C5を最も短縮させると、左右走行装置1
L,1Rのトラックフレーム16が機体フレーム11に
最も近づいてほぼ平行になった状態になる。このときの
機体本体Vの姿勢が下限基準姿勢である。
【0025】図3に示すように、前記下限基準姿勢にあ
る状態から、左右の後シリンダC3,C5をそのままの
状態に維持しながら左右の前シリンダC2,C4を短縮
作動させると、左右走行装置1L,1Rのトラックフレ
ーム16の前端側が後端側より機体フレーム11に対し
て下降した状態になる。すなわち、機体本体Vを前部側
がクローラ走行装置1L,1Rの接地部に対して離間す
る方向に姿勢変更(前上昇操作)することになる。図4
に示すように、前記下限基準姿勢にある状態から、左右
の前シリンダC2,C4をそのままの状態に維持しなが
ら左右の後シリンダC3,C5を伸長作動させると、左
右走行装置1L,1Rのトラックフレーム16の後端側
が前端側より機体フレーム11に対して下降した状態に
なる。機体本体Vを後部側がクローラ走行装置1L,1
Rの接地部に対して離間する方向に姿勢変更(後上昇操
作)することになる。図5に示すように、前記下限基準
姿勢にある状態から、左右の前シリンダC2,C4を短
縮作動させ、且つ、左右の後シリンダC3,C5を伸長
作動させると、左右走行装置1L,1Rのトラックフレ
ーム16が機体フレーム11に対してほぼ平行に下降し
た状態になる。機体本体Vを走行装置1L,1Rの接地
部に対して平行姿勢のまま離間する方向に姿勢変更(上
昇操作)することになる。
【0026】左側のクローラ走行装置1Lにおけるトラ
ックフレーム16と機体フレーム11との上下間隔が、
右側のクローラ走行装置1Rにおけるトラックフレーム
16のそれより小になる側に各油圧シリンダC2〜C5
を操作させると、機体本体Vを走行装置1L,1Rの接
地部に対して右上げ方向に姿勢変更(左傾斜操作)する
ことになる。
【0027】右側のクローラ走行装置1Rにおけるトラ
ックフレーム16と機体フレーム11との上下間隔が、
左側のクローラ走行装置1Lにおけるトラックフレーム
16のそれより小に側に各油圧シリンダC2〜C5を操
作させると、機体本体Vを走行装置1L,1Rの接地部
に対して左上げ方向に姿勢変更(右傾斜操作)すること
になる。
【0028】したがって、左側の前シリンダC2(以
下、単に左前シリンダC2と呼称する。)と、左側の後
シリンダC3(以下、単に左後シリンダC3と呼称す
る。)と、右側の前シリンダC4(以下、単に右前シリ
ンダC4と呼称する。)と、右側の後シリンダC5(以
下、単に右後シリンダC5と呼称する。)とが、走行装
置1L,1Rの接地部に対する機体本体Vの左右傾斜角
及び前後傾斜角を変更操作する姿勢変更操作手段100
を構成している。そして、左前シリンダC2が、機体本
体Vにおける左側前部に昇降操作するべく作用する駆動
手段となっており、機体本体Vにおける左側前部の走行
装置1L,1Rの接地部に対する高さを変更調節する。
左後シリンダC3が、機体本体Vにおける左側後部に昇
降操作するべく作用する駆動手段となっており、機体本
体Vにおける左側後部の走行装置1L,1Rの接地部に
対する高さを変更調節する。右前シリンダC4が、機体
本体Vにおける右側前部に昇降操作するべく作用する駆
動手段となっており、機体本体Vにおける右側前部での
走行装置1L,1Rの接地部に対する高さを変更調節す
る。右後シリンダC5が、機体本体における右側後部に
昇降操作するべく作用する駆動手段になっており、機体
本体における右側後部での走行装置1L,1Rの接地部
に対する高さを変更調節する。
【0029】左右のクローラ走行装置1L,1Rにおけ
る前記各ベルクランク17a,17bの回転支軸部に対
応する箇所に、その回転支軸部の回動量に基づいて前記
各油圧シリンダC2,C3,C4,C5の操作量(油圧
シリンダC2〜C5の伸縮作動したストローク量)を検
出する操作量検出手段としてのポテンショメータ形のス
トロ−クセンサ18,19,20,21が設けられてい
る。
【0030】機体本体Vには、機体本体Vの水平基準面
に対する左右傾斜角を検出する左右傾斜角検出手段とし
ての重力式の左右傾斜角センサ23、及び、機体本体V
の水平基準面に対する前後傾斜角を検出する前後傾斜角
検出手段としての重力式の前後傾斜角センサ24が備え
られている。
【0031】前記搬送装置8の始端部には、刈取穀稈が
当接したときにオン状態となり、刈取穀稈が外れたとき
にオフ状態となる株元センサ53が設けられている。そ
して、刈取り作業を行なうと、刈取穀稈が刈取部10に
導入されて株元センサ53に当接し、刈取作業を止める
と、刈取穀稈が刈取部10に入り込まなくて株元センサ
53が穀稈に当接しなくなる。
【0032】前記分草具6の後方側箇所に、刈取部10
の地面に対する高さを検出する超音波式の刈高さセンサ
9が設けられている。詳述はしないが、この刈高さセン
サ9は、下方側に向けて超音波を発信してから受信する
までの時間を計測することで、刈取部10の地面に対す
る高さを検出するように非接触式に構成されている。
【0033】動力伝達系を図6に示すように構成してあ
る。すなわち、機体本体Vの原動部に搭載されたエンジ
ンEから出力された動力は、脱穀クラッチ45を介して
脱穀装置3に伝達されるとともに、走行クラッチ46及
び油圧式の無段変速装置47を介して左右のクローラ走
行装置1L,1Rのミッション部48に伝達され、ミッ
ション部48に伝達された動力は、クローラ走行装置1
L,1Rに伝達されるとともに、刈取クラッチ49を介
して刈取部10に伝達される。図中、50は、ミッショ
ン部48への入力回転数に基づいて車速を検出する車速
センサである。
【0034】上記無段変速装置47は、前記搭乗運転部
2に設けた変速レバー51によって変速操作される。図
6に示すように、変速レバー51の基端部付近に中立ス
イッチ52と前進スイッチ54とを設けてある。変速レ
バー51が中立位置にあると、変速レバー51の基部に
変速操作レバー51と一体回動するように付設してある
一対の検出対象体としての一方の中立カム51aが中立
スイッチ52の操作部に押圧作用してこの中立スイッチ
52をオンに操作し、他方の前進カム51bが前進スイ
ッチ54の操作部から離れていて前進スイッチ54がオ
フになる。変速レバー51が中立位置Nから前進側の操
作域Fに操作されると、中立カム51aが中立スイッチ
52の操作部から離れて中立スイッチ52がオフにな
り、前進カム51bが前進スイッチ54の操作部に押圧
作用してこの前進スイッチ54をオンに操作する。変速
レバー51が中立位置Nから後進側の操作域Rに操作さ
れると、中立カム51aが中立スイッチ52の操作部か
ら離れて中立スイッチ52がオフになり、前進カム51
bが前進スイッチ54の操作部から離れ、前進スイッチ
54はオフのままになる。したがって、前進スイッチ5
4と中立スイッチ52とが機体本体の走行状態を検出す
る走行状態検出手段400を構成しており、この走行状
態検出手段400により、機体本体Vが前進走行をした
か否かを検出できる。すなわち、前進スイッチ54がオ
フからオンに切り換わり、中立スイッチ52がオンから
オフに切り換わったことを検出することにより、機体本
体が前進走行をしたと検出できる。
【0035】図7に示すように、機体本体Vに設けたマ
イクロコンピュータ利用の制御装置22に、前記各スト
ロークセンサ18〜21、刈高さセンサ9、左右傾斜角
センサ23、前後傾斜角センサ24、車速センサ50、
中立スイッチ52、前進スイッチ54、及び株元センサ
53の各検出情報が入力されている。又、搭乗運転部2
の操作パネルには、姿勢変更スイッチユニットSUと、
前上げスイッチ40a及び後上げスイッチ40bが設け
られ、それらの各操作情報も制御装置22に入力されて
いる。
【0036】さらに、搭乗運転部2の操作パネルには、
機体本体Vに対する刈取部10の地面に対する高さ即ち
刈取高さを設定するボリューム式の刈高さ設定器39、
刈取部10の上昇指令及び下降指令を指令する刈取昇降
レバー28の操作に基づいて、刈取部上昇を指令する上
昇スイッチSW1、刈取部下降を指令する下降スイッチ
SW2等が備えられ、これらの情報も前記制御装置22
に入力されている。
【0037】図8に示すように、上記姿勢変更スイッチ
ユニットSUには、機体本体Vの水平基準面に対する左
右傾斜角を設定する左右傾斜角設定器25、水平制御
(後述のローリング制御)を入り切りする水平自動スイ
ッチ26、水平制御の入り状態を示す水平ランプ26
a、前後制御(後述のピッチング制御)を入り切りする
前後自動スイッチ27、前後制御の入り状態を示す前後
ランプ27aが設けられ、前後制御の入り状態を示す前
後ランプ27aが設けられ、さらに、十字レバー式の操
作具36にて作動する、右上げスイッチ37a、左上げ
スイッチ37b、機体上げスイッチ38a及び機体下げ
スイッチ38bが設けられている。
【0038】上記十字レバー式の操作具36の操作につ
いて説明すると、操作具36を左側に倒したときに、右
上げスイッチ37aがオン作動して右上げ操作(左傾斜
操作)が指令され、操作具36を右側に倒したときに、
左上げスイッチ37bがオン作動して左上げ操作(右傾
斜操作)が指令される。又、操作具36を後方側に倒し
たときに、機体上げスイッチ38aがオン作動して機体
上げ操作が指令され、操作具36を前方側に倒したとき
に、機体下げスイッチ38bがオン作動して機体下げ操
作が指令される。
【0039】前記前上げスイッチ40aと後上げスイッ
チ40bとは、前記操作具36の握り部に設けてある。
そして、前上げスイッチ40aがオンすると機体前上げ
操作(後傾斜操作)が指令され、後上げスイッチ40b
がオンすると機体後上げ操作(前傾斜操作)が指令され
る。
【0040】又、上記左右傾斜角設定器25には、水平
スイッチ25a、左傾斜スイッチ25b及び右傾斜スイ
ッチ25cが備えられている。つまり、水平スイッチ2
5aを押すと、設定左右傾斜角として水平状態に対応す
る傾斜角が設定され、左傾斜スイッチ25bを押すと、
現在設定されている設定左右傾斜角が設定角度づつ左傾
斜方向に修正され、右傾斜スイッチ25cを押すと、現
在設定されている設定左右傾斜角が設定角度づつ右傾斜
方向に修正される。そして、左右傾斜角設定器25にて
設定されている左右傾斜角については、搭乗運転部2の
前方側に設けた表示装置(図示しない)に、図9に示す
ように、1〜7の7段階(角度0の段階4が水平状態を
表わし、プラスの角度が右傾斜方向、マイナスの角度が
左傾斜方向を夫々表わす)のいずれであるかが表示され
る。尚、前後傾斜角については、傾斜角0(水平状態)
が設定前後傾斜角として予め設定されている。
【0041】制御装置22は、車速センサ50及び走行
状態検出手段400からの情報を基に、前進走行を開始
されてからの走行距離が如何なる距離になったかを演算
する。これにより、制御装置22は、機体本体が前進走
行を開始してから走行した距離がどれだけの距離になっ
たかを検出する走行距離検出手段500を構成してい
る。
【0042】一方、制御装置22からは、前記リフトシ
リンダC1及び前記4個の機体姿勢変更用の油圧シリン
ダC2〜C5を制御するための電磁制御弁29〜33に
対する駆動信号が夫々出力されている。尚、前記制御装
置22は、刈取作業中において、刈高さセンサ9の検出
値が刈高さ設定器39にて設定された設定刈高さに維持
されるようにリフトシリンダC1を作動させる刈高さ制
御を実行する。
【0043】上記制御装置22を利用して、前記前後傾
斜角センサ24の検出情報に基づいて、機体本体Vの水
平基準面に対する前後傾斜角が設定傾斜角(前後水平)
に維持されるように、前記姿勢変更操作手段100の作
動を制御する前後姿勢制御(以下、ピッチング制御と称
する。)、及び、前記左右傾斜角センサ23の検出情報
に基づいて、機体本体Vの水平基準面に対する左右傾斜
角が設定傾斜角に維持されるように、前記姿勢変更操作
手段100の作動を制御する左右姿勢制御(以下、ロー
リング制御と称する。)を実行する制御手段200が構
成されている。
【0044】制御手段200は、ピッチング制御を実行
するに当り、前記前後傾斜角センサ24の検出信号と、
前記設定傾斜角(前後水平)に対応する設定信号との偏
差がピッチング制御用の不感帯を外れたと判断すると、
偏差が不感帯に入るように姿勢変更操作手段100を作
動させる動作を実行する。ローリング制御を実行する場
合も、同様に、左右傾斜角センサ23の検出信号と、設
定傾斜角に対応する設定信号との偏差がローリング制御
用の不感帯を外れると、偏差が不感帯に入るように姿勢
制御手段100を作動させる動作を実行する。
【0045】そして、上記制御手段200が、上記ピッ
チング制御において、前記4個の油圧シリンダC2〜C
5のうち、左側前部及び右側前部に位置する2個の油圧
シリンダ(左前シリンダC2と右前シリンダC4)と、
左側後部及び右側後部に位置する2個の油圧シリンダ
(左後シリンダC3と右後シリンダC5)のいずれか一
方の2個の油圧シリンダC2〜C5を駆動停止させた状
態で、他方の2個の油圧シリンダC2〜C5を駆動操作
するように構成され、且つ、上記ローリング制御におい
て、前記4個の油圧シリンダC2〜C5のうち、左側前
部及び左側後部に位置する2個の油圧シリンダ(左前シ
リンダC2と左後シリンダC3)と、右側前部及び右側
後部に位置する2個の油圧シリンダ(右前シリンダC4
と右後シリンダC5)のいずれか一方の2個の油圧シリ
ンダC2〜C5を駆動停止させた状態で、他方の2個の
油圧シリンダC2〜C5を駆動操作するように構成され
ている。
【0046】次に、前記ローリング制御、及びピッチン
グ制御による姿勢変更操作について具体的に説明する。
即ち、ローリング制御の場合は、走行面が左下がり状態
であれば、前記下限基準姿勢(図2)にある状態から、
左側のクローラ走行装置1Lにおいて、左前シリンダC
2を短縮作動させ、且つ、左後シリンダC3を伸長作動
させると、機体本体Vが接地部に対して左上り傾斜姿勢
(右傾斜姿勢)に変化して、機体本体Vの水平基準面に
対する左右傾斜角を水平状態にすることができる。又、
走行面が右下がり状態であれば、前記下限基準姿勢にあ
る状態から、右側のクローラ走行装置1Rにおいて、右
前シリンダC4を短縮作動させ、且つ、右後シリンダC
5を伸長作動させると、機体本体Vが接地部に対して右
上り傾斜姿勢(左傾斜姿勢)に変化して、機体本体Vの
水平基準面に対する左右傾斜角を水平状態にすることが
できる。
【0047】ピッチング制御の場合は、走行面が前下が
り状態であれば、前記下限基準姿勢(図2)にある状態
から、左後シリンダC3及び右後シリンダC5を、夫
々、そのままの状態に維持しながら、左前シリンダC2
及び右前シリンダC4を同時に短縮作動させると、機体
本体Vの前部側が左右のクローラ走行装置1L,1Rの
夫々の接地部に対して上昇して後傾姿勢に姿勢変化し
て、機体本体Vの水平基準面に対する前後傾斜角を水平
状態にすることができる。又、走行面が前上がり状態で
あれば、前記下限基準姿勢にある状態から、左前シリン
ダC2及び右前シリンダC4を、夫々、そのままの状態
に維持しながら、左後シリンダC3及び右後シリンダC
5を同時に伸長作動させると、機体本体Vの後部側が左
右のクローラ走行装置1L,1Rの夫々の接地部に対し
て上昇して前傾姿勢に姿勢変化して、機体本体Vの水平
基準面に対する前後傾斜角を水平状態にすることができ
る。
【0048】又、前記機体本体Vの走行装置1L,1R
の接地部に対する傾斜状態を検出する傾斜状態検出手段
18〜21が、前記各ストロークセンサ18〜21にて
構成されている。具体的には、前記各ストロークセンサ
18〜21にて検出される4個の油圧シリンダC2〜C
5の走行装置1L,1Rの接地部に対する各高さ位置の
差に基づいて、機体本体Vの傾斜状態を求める。例え
ば、図10の場合について説明すると、斜線で示される
位置の機体本体Vは、左前部の高さaが最も低く、次
に、右前部の高さc、左後部の高さb、右後部の高さd
の順で高くなっているので、この場合、機体本体Vは全
体として前傾側に傾斜した状態であることが検出され
る。尚、図中a2は、左前部の最高を示し、a0は、左
前部の最低を示す。b2は、左後部の最高を示し、b0
は、左後部の最低を示す。c2は、右前部の最高を示
し、c0は、右前部の最低を示す。d2は、右後部の最
高を示し、d0は、右後部の最低を示す。
【0049】そして、前記制御手段200は、前記前後
傾斜角センサ24、前記走行状態検出手段400及び走
行距離検出手段500の検出情報に基づいて、機体本体
Vが水平基準面に対して前傾斜側に傾斜したことを検出
されると、このときから機体本体Vが前進側に設定距離
を走行し終えるまでの間、機体本体Vの前部に作用する
左右のシリンダC2,C4と、機体本体Vの後部に作用
する左右のシリンダC3,C5とのうち、機体本体前部
に作用する方の左右のシリンダC2,C4を機体本体前
部が走行装置1L,1Rの接地部に対して上昇する側に
駆動させない前記ピッチング制御を実行するように構成
され、かつ、機体本体Vが水平基準面に対して前傾斜側
に傾斜したことを検出されてから前記設定距離を走行し
終えた後、機体本体Vが水平基準面に対して前傾斜側に
設定角以上傾斜したことを検出されると、機体本体Vの
前部に作用する左右のシリンダC2,C4を機体本体前
部が走行装置1L,1Rの接地部に対して上昇する側に
駆動操作する前記ピッチング制御を実行するように構成
されている。
【0050】前記設定距離として、走行装置1L,1R
の前端側が傾斜地に入って接地して走行停止され、機体
本体Vの前部に作用する左右のシリンダC2,C4が機
体前部の上昇側に駆動操作するピッチング制御が実行さ
れた場合、このピッチング制御と、このピッチング制御
による機体本体Vの重心Gの移動とのために機体本体V
が傾斜地の開始点を支点にして前後に繰り返して揺動す
ることとなる位置から前進走行する距離、約20cmを
設定してある。この設定距離(約20cm)を前記停止
位置から走行すると、機体本体Vの前部に作用する左右
のシリンダC2,C4が機体前部の上昇側に駆動操作す
るピッチング制御が実行され、このピッチング制御のた
めに機体本体Vが走行装置1L,1Rの接地部に対して
揺動してその重心Gが移動しても、走行装置1L,1R
の前端が傾斜地から浮き上がる事態が発生しなくなる。
【0051】前記設定角として、5度を設定してある。
すなわち、前下がりの傾斜地から圃場に進入する際、機
体本体Vの前部に作用する左右のシリンダC2,C4を
機体本体Vが上昇する側に駆動操作するピッチング制御
を実行させると、機体本体Vの前端側が傾斜地から高く
上昇して刈取作業を行ないながら傾斜地から圃場に進入
できることになるのであり、そのピッチング制御を実行
させるための前傾斜角としての最小の角度を設定してあ
る。
【0052】次に、制御装置22による姿勢変更動作に
ついて、図11〜図14のフローチャートに基づいて説
明する。図11に示すように、先ず、手動操作指令(左
右傾斜、前後傾斜、上下昇降)がされた否かを判断し、
手動操作指令がされた場合には、手動姿勢変更処理を実
行する。上記手動操作指令がされていない場合は、水平
自動スイッチ26と前後自動スイッチ27の状態を調
べ、水平自動スイッチ26だけがオンしている場合は、
ローリング制御だけを実行する。
【0053】両スイッチ26,27がオンしている場合
は、ローリング制御とピッチング制御とを実行する。こ
のとき、ローリング制御を優先して先に実行する。
【0054】図12に示すように、手動姿勢変更処理で
は、左上げスイッチ37bにて左上げが指令されていれ
ば、右傾斜処理を実行する。尚、右傾斜処理では、右前
シリンダC4及び右後シリンダC5のいずれかが下限位
置に達するまで、右前シリンダC4を伸長作動させると
ともに右後シリンダC5を短縮作動させ、右前シリンダ
C4及び右後シリンダC5のいずれかが下限位置に操作
されれば、左前シリンダC2及び左後シリンダC3のい
ずれかが上限位置に達するまで、左前シリンダC2を短
縮作動させるとともに左後シリンダC3を伸長作動させ
る。
【0055】又、右上げスイッチ37aにて右上げが指
令されていれば、左傾斜処理を実行する。尚、左傾斜処
理では、左前シリンダC2及び左後シリンダC3のいず
れかが下限位置に達するまで、左前シリンダC2を伸長
作動させるとともに左後シリンダC3を短縮作動させ、
左前シリンダC2及び左後シリンダC3のいずれかが下
限位置に操作されれば、右前シリンダC4及び右後シリ
ンダC5のいずれかが上限位置に達するまで、右前シリ
ンダC4を短縮作動させるとともに右後シリンダC5を
伸長作動させる。
【0056】又、後上げスイッチ40bにて後上げが指
令されていれば、前傾斜処理を実行する。尚、前傾斜処
理では、左前シリンダC2及び右前シリンダC4のいず
れかが下限位置に達するまで、左前シリンダC2及び右
前シリンダC4を伸長作動させ、左前シリンダC2及び
右前シリンダC4のいずれかが下限位置に操作されれ
ば、左後シリンダC3及び右後シリンダC5のいずれか
が上限位置に達するまで、左後シリンダC3及び右後シ
リンダC5を伸長作動させる。
【0057】又、前上げスイッチ40aにて前上げが指
令されていれば、後傾斜処理を実行する。尚、後傾斜処
理では、左後シリンダC3及び右後シリンダC5のいず
れかが下限位置に達するまで、左後シリンダC3及び右
後シリンダC5を短縮作動させ、左後シリンダC3及び
右後シリンダC5のいずれかが下限位置に操作されれ
ば、左前シリンダC2及び右前シリンダC4のいずれか
が上限位置に達するまで、左前シリンダC2及び右前シ
リンダC4を短縮作動させる。
【0058】又、機体上げスイッチ38aにて機体上げ
が指令されていれば、機体上昇処理を実行する。尚、機
体上昇処理では、左前シリンダC2が上限位置になるま
で短縮作動させ、左後シリンダC3が上限位置になるま
で伸長作動させ、右前シリンダC4が上限位置になるま
で短縮作動させ、右後シリンダC5が上限位置になるま
で伸長作動させる。
【0059】又、機体下げスイッチ38bにて機体下げ
が指令されていれば、機体下降処理を実行する。尚、機
体下降処理では、左前シリンダC2が下限位置になるま
で伸長作動させ、左後シリンダC3が下限位置になるま
で短縮作動させ、右前シリンダC4が下限位置になるま
で伸長作動させ、右後シリンダC5が下限位置になるま
で短縮作動させる。
【0060】図13に示すように、ローリング制御で
は、左右傾斜角センサ23の検出値と、設定左右傾斜角
に対応する信号値との偏差がローリング制御用の不感帯
を機体本体Vの左傾斜側に外れていれば、機体右側の前
後に位置する各ストロークセンサ20、21の検出情報
に基づいて、右前シリンダC4及び右後シリンダC5の
いずれかが下限位置に操作されているか否かを判断し、
両シリンダC4,C5がいずれも下限位置に操作されて
いなければ、その両シリンダC4,C5のいずれかが下
限位置に達するまで、右前シリンダC4を伸長作動させ
るとともに右後シリンダC5を短縮作動させる。右前シ
リンダC4及び右後シリンダC5のいずれかが下限位置
に操作されれば、左前シリンダC2及び左後シリンダC
3のいずれかが上限位置に達するまで、左前シリンダC
2を短縮作動させるとともに左後シリンダC3を伸長作
動させる。
【0061】上記左右傾斜角センサ23の検出値と、設
定左右傾斜角に対応する信号値との偏差がローリング制
御用の不感帯を機体本体Vの右傾斜側に外れていれば、
機体左側の前後に位置する各ストロークセンサ18、1
9の検出情報に基づいて、左前シリンダC2及び左後シ
リンダC3のいずれかが下限位置に操作されているか否
かを判断し、両シリンダC2,C3がいずれも下限位置
に操作されていなければ、その両シリンダC2,C3の
いずれかが下限位置に達するまで、左前シリンダC2を
伸長作動させるとともに左後シリンダC3を短縮作動さ
せる。左前シリンダC2及び左後シリンダC3のいずれ
かが下限位置に操作されれば、右前シリンダC4及び右
後シリンダC5のいずれかが上限位置に達するまで、右
前シリンダC4を短縮作動させるとともに右後シリンダ
C5を伸長作動させる。このようにして、機体本体Vの
高さを極力低くするようにしながら、機体本体Vの左右
傾斜角と左右傾斜角設定器25にて設定された設定左右
傾斜角との角度ずれが不感帯F内に収まるようにローリ
ング制御を実行するのである。
【0062】図14に示すように、ピッチング制御で
は、前後傾斜角センサ24の検出値と、水平状態に対応
する信号値との偏差がピッチング制御用の不感帯を機体
本体Vの前傾斜側に外れていれば、走行距離検出手段5
00の検出情報に基づいて、機体本体Vが水平基準面に
対して前傾斜側に傾斜したことを検出されてから前記設
定距離(約20cm)以上を前進走行されたか否かを判
断する。その前進走行距離が設定距離に達していないと
判断した場合、機体後部に位置する左右のストロークセ
ンサ19、21の検出情報に基づいて、左後シリンダC
3と右後シリンダC5のいずれかが下限位置に操作され
ているか否かを判断し、両シリンダC3,C5がいずれ
も下限位置に操作されていなければ、その両シリンダC
3,C5のいずれかが下限位置に達するまで、左後シリ
ンダC3及び右後シリンダC5を短縮作動させる。この
場合、左前シリンダC2及び右前シリンダC4を短縮作
動させない。
【0063】機体本体Vが水平基準面に対して前傾斜側
に傾斜したことを検出されてから前記設定距離(約20
cm)以上を前進走行されたと判断し、かつ、前後傾斜
角センサ24の検出情報に基づいて、機体本体Vの前傾
斜側への傾斜角が前記設定角度以上であると判断した場
合、機体後部に位置する左右のストロークセンサ19、
21の検出情報に基づいて、左後シリンダC3及び右後
シリンダC5のいずれかが下限位置に操作されれば、左
前シリンダC2及び右前シリンダC4のいずれかが上限
位置に達するまで、左前シリンダC2及び右前シリンダ
C4を短縮作動させる。左後シリンダC3及び右後シリ
ンダC5のいずれかが下限位置に操作されれば、左前シ
リンダC2及び右前シリンダC4のいずれかが上限位置
に達するまで、左前シリンダC2及び右前シリンダC4
を短縮作動させる。
【0064】前後傾斜角センサ24の検出値と、水平状
態に対応する信号値との偏差がピッチング制御用の不感
帯を機体本体Vの後傾斜側に外れていれば、機体前部に
位置する左右のストロークセンサ18、20の検出情報
に基づいて、左前シリンダC2と右前シリンダC4のい
ずれかが下限位置に操作されているか否かを判断し、両
シリンダC2,C4がいずれも下限位置に操作されてい
なければ、その両シリンダC2,C4のいずれかが下限
位置に達するまで、左前シリンダC2及び右前シリンダ
C4を伸長作動させる。左前シリンダC2及び右前シリ
ンダC4のいずれかが下限位置に操作されれば、左後シ
リンダC3及び右後シリンダC5のいずれかが上限位置
に達するまで、左後シリンダC3及び右後シリンダC5
を伸長作動させる。このようにして、機体本体Vの高さ
を極力低くするようにしながら、機体本体Vの前後傾斜
角と水平状態に対応する前後傾斜角との角度ずれが不感
帯内に収まるようにピッチング作動処理を実行するので
ある。
【0065】〔別実施形態〕次に別実施形態を列記す
る。上記実施形態では、走行装置を、左右一対のクロー
ラ走行装置1L,1Rで構成したが、これに限るもので
はなく、例えば、単一の走行装置でもよく、又、クロー
ラ式ではなく車輪式の走行装置でもよい。
【0066】上記実施形態では、左右傾斜角検出手段2
3及び前後傾斜角検出手段24を、重力式の傾斜角セン
サ23,24にて構成したが、これに限るものではな
く、例えばレーザージャイロ等の角速度を検出するセン
サの検出信号を積分して傾斜角を検出する手段でもよ
い。
【0067】上記実施形態では、姿勢変更操作手段10
0を、機体本体Vの前後左右の4箇所に位置した4個の
駆動手段C2〜C5にて構成したが、例えば、左右の走
行装置を各別に昇降駆動する左右一対の駆動手段(ロー
リング用油圧シリンダ)と、左右の走行装置を一体的に
前後方向に傾斜させる1個の駆動種手段(ピッチング用
油圧シリンダ)とにて構成してもよい。又、上記4個の
駆動手段C2〜C5を構成する場合も、油圧シリンダ以
外に、電動モータとネジ送り機構等からなる他の駆動手
段にて構成してもよい。
【0068】上記実施形態では、エンジンEからの動力
を油圧式の無段変速装置47によって変速して走行装置
1L,1Rに伝達するとともに、走行状態検出手段40
0を、上記無段変速装置47を変速操作する変速レバー
51が中立位置Nに操作されているか否かを検出する中
立スイッチ52、及び、変速レバー51が前進操作域F
に操作されているか否かを検出する前進スイッチ54に
て構成したが、これに限るものではない。例えば、無段
変速装置ではなく、スイッチ操作によって複数段(例え
ば、低速、中速、高速の3段式)に切り換えられる有段
式の変速装置で変速された動力を走行装置に伝達する場
合には、その各変速位置(低速、中速、高速)に切り換
えられていることを検出する検出スイッチにて構成して
もよい。
【0069】上記実施形態では、作業機の一例としてコ
ンバインを例示したが、コンバイン以外の刈取収穫機
や、刈取収穫機以外の作業車であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの前部を示す側面図
【図2】走行装置の昇降操作構成を示す側面図
【図3】走行装置の昇降操作構成を示す側面図
【図4】走行装置の昇降操作構成を示す側面図
【図5】走行装置の昇降操作構成を示す側面図
【図6】コンバインの動力伝達図
【図7】制御構成を示すブロック図
【図8】姿勢変更操作用のスイッチユニットの正面図
【図9】左右傾斜角の設定値を示す図
【図10】機体本体の傾斜状態の検出要領を示す説明図
【図11】制御作動を示すフローチャート
【図12】制御作動を示すフローチャート
【図13】ローリング制御を示すフローチャート
【図14】ピッチング制御を示すフローチャート
【図15】コンバインの繰り返し前後揺動を示す説明図
【符号の説明】
1L,1R 走行装置 24 前後傾斜角検出手段 100 姿勢変更操作手段 200 制御手段 400 走行状態検出手段 500 走行距離検出手段 C2〜C5 駆動手段 V 機体本体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置の接地部に対する機体本体の前
    後傾斜角を変更操作自在な姿勢変更操作手段と、前記機
    体本体の水平基準面に対する前後傾斜角を検出する前後
    傾斜角検出手段と、この前後傾斜角検出手段の検出情報
    に基づいて、機体本体の水平基準面に対する前後傾斜角
    が設定傾斜角に維持されるように、前記姿勢変更操作手
    段の作動を制御するピッチング制御を実行する制御手段
    とが設けられている作業機の姿勢制御装置であって、 前記姿勢変更操作手段が、機体本体における前部の走行
    装置の接地部に対する高さと、機体本体における後部の
    走行装置の接地部に対する高さとを各別に変更調節自在
    な一対の駆動手段を備えて構成され、 機体本体の走行状態を検出する走行状態検出手段と、機
    体本体の走行距離を検出する走行距離検出手段とが設け
    られ、 前記制御手段は、前記ピッチング制御において、前記一
    対の駆動手段を操作するように構成され、且つ、前記前
    後傾斜角検出手段、前記走行状態検出手段及び前記走行
    距離検出手段の検出情報に基づいて、機体本体が水平基
    準面に対して前傾斜側に傾斜したことを検出されると、
    このときから機体本体が前進側に設定距離を走行し終え
    るまでの間、前記一対の駆動手段のうち、機体本体前部
    に作用する方の駆動手段を機体本体前部の上昇側には駆
    動させないように構成されている作業機の姿勢制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、機体本体が水平基準面
    に対して前傾斜側に傾斜したことを検出されたときから
    前進側に前記設定距離を走行し終えた後、機体本体が水
    平基準面に対して前傾斜側に設定角以上傾斜したことを
    検出されると、機体本体の前部に作用する方の駆動手段
    を機体本体前部の上昇側に駆動操作する前記ピッチング
    制御を実行するように構成されている請求項1記載の作
    業機の姿勢制御装置。
  3. 【請求項3】 機体本体の前部に作用する前記駆動手段
    として、機体本体の左側前部と右側前部とに各別に作用
    する2個の駆動手段が備えられ、機体本体の後部に作用
    する前記駆動手段として、機体本体の左側後部と右側後
    部とに各別に作用する2個の駆動手段が備えられ、 前記制御手段は、前記ピッチング制御において、前記4
    個の駆動手段のうち、左側前部及び右側前部に作用する
    2個の駆動手段と、左側後部及び右側後部に作用する2
    個の駆動手段のいずれか一方の2個の駆動手段を駆動停
    止させた状態で、他方の2個の駆動手段を駆動操作する
    ように構成されている請求項1又は2記載の作業機の姿
    勢制御装置。
JP2001082100A 2001-03-22 2001-03-22 作業機の姿勢制御装置 Expired - Lifetime JP3597138B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001082100A JP3597138B2 (ja) 2001-03-22 2001-03-22 作業機の姿勢制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001082100A JP3597138B2 (ja) 2001-03-22 2001-03-22 作業機の姿勢制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002274446A true JP2002274446A (ja) 2002-09-25
JP3597138B2 JP3597138B2 (ja) 2004-12-02

Family

ID=18938090

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001082100A Expired - Lifetime JP3597138B2 (ja) 2001-03-22 2001-03-22 作業機の姿勢制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3597138B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010058644A (ja) * 2008-09-03 2010-03-18 Kubota Corp 作業機の姿勢制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010058644A (ja) * 2008-09-03 2010-03-18 Kubota Corp 作業機の姿勢制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3597138B2 (ja) 2004-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4250606B2 (ja) 刈取収穫機の姿勢制御装置
JP3597138B2 (ja) 作業機の姿勢制御装置
JP2002284055A (ja) 作業車の姿勢制御装置
JP4053054B2 (ja) 刈取収穫機の姿勢制御装置
JP2002284054A (ja) 作業車
JP3549489B2 (ja) 刈取収穫機の姿勢制御装置
JP2002272246A (ja) 刈取収穫機の姿勢制御装置
JP2002272243A (ja) 作業車
JP3725039B2 (ja) 刈取収穫機の姿勢制御装置
JP3652250B2 (ja) 作業車の姿勢制御装置
JP2002262642A (ja) 刈取収穫機の姿勢制御装置
JP3719943B2 (ja) 刈取収穫機の姿勢制御装置
JP3719942B2 (ja) 刈取収穫機の姿勢制御装置
JP4362503B2 (ja) 作業車の姿勢制御装置
JP2002308161A (ja) 刈取収穫機の姿勢制御装置
JP3652253B2 (ja) 作業車の姿勢制御装置
JP4053018B2 (ja) 作業車の姿勢制御装置
JP2002204613A (ja) 刈取収穫機の姿勢制御装置
JP4966274B2 (ja) 作業機の姿勢制御装置
JP2002268747A (ja) 作業車の姿勢制御装置
JP2002176829A (ja) 刈取収穫機の姿勢制御装置
JP3710374B2 (ja) 作業車の姿勢制御装置
JP2003276656A (ja) 作業車の姿勢制御装置
JP2002262641A (ja) 作業車
JP2002205667A (ja) 農作業車における姿勢制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040819

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040907

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3597138

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090917

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090917

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100917

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110917

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120917

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120917

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140917

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term