JP2002274349A - 車両の制動装置 - Google Patents

車両の制動装置

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JP2002274349A
JP2002274349A JP2001084742A JP2001084742A JP2002274349A JP 2002274349 A JP2002274349 A JP 2002274349A JP 2001084742 A JP2001084742 A JP 2001084742A JP 2001084742 A JP2001084742 A JP 2001084742A JP 2002274349 A JP2002274349 A JP 2002274349A
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pressure
brake
braking
air
brake system
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JP2001084742A
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Eiji Sekiguchi
英司 関口
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Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サービスブレーキを立ち上げたときの効き始
めの遅れを確実に抑制する。 【解決手段】 ブレーキペダルの踏み込みに応じて制動
力が可変となる補助ブレーキ系1とサービスブレーキ系
2とを併用作動させる車両の制動装置において、少なく
ともサービスブレーキ系2が併用作動されるまでのブレ
ーキペダルの踏み込みがある間はサービスブレーキ系2
側に所定圧の流体を供給する予圧制御系9を設け、補助
ブレーキ系1での制動時にもサービスブレーキ系に所定
圧の流体を供給してサービスブレーキ系2を立ち上げた
ときの効き始めの遅れを確実に抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブレーキペダルの
踏み込みに応じて制動力が可変となる補助ブレーキ系を
備えた車両の制動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ブレーキペダルの踏み込みに
応じて制動力が可変となる補助ブレーキ系、例えば、車
両の運動エネルギーを蓄積する負荷により制動を行う回
生ブレーキを備えた制動装置が知られている。このよう
な制動装置を備えた車両においては、ブレーキペダルの
踏み込み量に対応する要求制動力が回生ブレーキによる
制動力で足りる場合には、サービスブレーキは作動され
ずに回生ブレーキのみにより制動している。要求制動力
が回生ブレーキによる制動力の限界を越えると、サービ
スブレーキを作動させ、回生ブレーキとサービスブレー
キとを併用して制動を行うようになっている。これによ
り、車両の運動エネルギーを無駄にすることなく有効に
回収することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
制動装置では、ブレーキペダルを踏み足していった場合
に、制動途中でサービスブレーキを立ち上げるため、ブ
レーキ配管系に流体圧が充填されるまでの時間や、ブレ
ーキドラムとシューのクリアランスが詰まるまでの時間
の間、サービスブレーキが効き始めるのが遅れてしま
い、乗員が空走感を感じることになってフィーリングが
悪くなる虞があった。
【0004】一方、特開平5-199606号公報には、油圧ブ
レーキに回生ブレーキを適用した車両において、最終的
に油圧ブレーキと回生ブレーキのいずれの制動が選択さ
れる場合であっても、その制動力を素早く立ち上げて応
答遅れを防止する技術が開示されている。
【0005】具体的には、制動モードを3モードに分
け、そのうちの通常時には回生ブレーキにより制動して
回生ブレーキによる制動力が限界に達すると油圧ブレー
キを立ち上げて制動を行う。そして、油圧ブレーキを立
ち上げた際に、可動部のクリアランスにより発生する制
動力の応答遅れを回避するため、制動直後の所定時間だ
け油圧ブレーキと回生ブレーキとを併用し、その後、す
ぐに油圧ブレーキを停止する技術である。
【0006】しかしながら、特開平5-199606号公報の技
術では、制動開始直後の所定時間だけ油圧ブレーキと回
生ブレーキとを併用しその後すぐに油圧ブレーキを停止
しているので、油圧ブレーキの可動部のクリアランスを
つめることはできるものの、マスタシリンダで発生した
油圧がブレーキシリンダに伝達される時間により応答遅
れが発生してしまう。このため、回生ブレーキとサービ
スブレーキとを併用して制動を行う際に制動途中でサー
ビスブレーキを立ち上げると、サービスブレーキが効き
始めるのが遅れてしまい、乗員が空走感を感じることを
確実に抑えることができなかった。
【0007】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、補助ブレーキ系とサービスブレーキ系とを併用して
制動を行う際に制動途中でサービスブレーキを立ち上げ
ても、サービスブレーキの効き始めの遅れを確実に抑制
することができる車両の制動装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1の本発明では、ブレーキペダルの踏み込みに
応じて制動力が可変となる補助ブレーキ系を備え、上記
ブレーキペダルの踏み込みに応じて上記補助ブレーキ系
を作動させると共に上記補助ブレーキ系の制動力が所定
上限になったときにサービスブレーキを併用作動させる
制御系を備えた車両の制動装置において、少なくとも上
記サービスブレーキが併用作動されるまでの上記ブレー
キペダルの踏み込みがある間は上記サービスブレーキの
系統側に所定圧の流体を供給する予圧制御系を設け、補
助ブレーキ系での制動時にもサービスブレーキの系統側
に所定圧の流体を供給してサービスブレーキを立ち上げ
たときの効き始めの遅れを確実に抑制するようにしたも
のである。
【0009】上記目的を達成するための請求項2の本発
明では、ブレーキペダルの踏み込み量に応じて制動力が
可変となる補助ブレーキ系と、上記ブレーキペダルの踏
み込み量に応じた流体圧によりブレーキ駆動機構を駆動
し制動力を発生させて制動を行うサービスブレーキ系と
を有する車両の制動装置において、上記ブレーキペダル
の踏み込み量の応じた要求制動力が上記補助ブレーキ系
の発生し得る最大制動力となる補助制動能力を超える場
合には、上記補助ブレーキ系の制動力に上記サービスブ
レーキ系の制動力を付加して上記要求制動力となるよう
に、上記ブレーキペダルの踏み込み量に応じた第1制動
圧を上記ブレーキ駆動機構に供給し、上記サービスブレ
ーキ系を作動させる一方、上記要求制動力が上記補助制
動能力以下である場合には、上記補助ブレーキ系を上記
ブレーキペダルの踏み込み量に応じて作動させると共
に、上記サービスブレーキ系の予圧制御系により上記ブ
レーキ駆動機構に所定の第2制動圧を供給して、上記サ
ービスブレーキ系を作動させるようにしたものである。
【0010】そして、請求項3の本発明では、サービス
ブレーキ系は、流体圧力源に接続され上記ブレーキペダ
ルの踏み込みに応じた指示圧を出力するブレーキバルブ
と、上記ブレーキバルブに接続され上記指示圧により作
動して流体圧力源からの流体圧を上記指示圧に応じた上
記第1制動圧に減圧して上記ブレーキ駆動機構に供給す
る減圧手段とを有し、上記予圧制御系は、上記ブレーキ
バルブの後流側に接続され上記指示圧を所定の上記第2
制動圧に減圧して上記ブレーキ駆動機構に供給する圧力
調整手段を有することを特徴とするものである。また、
請求項4の本発明では、上記サービスブレーキ系は、上
記流体圧力源に接続され上記ブレーキペダルの踏み込み
に応じた指示圧を出力するブレーキバルブと、上記ブレ
ーキバルブに接続され、上記指示圧により作動して上記
流体圧力源からの上記流体圧を上記指示圧に応じた上記
第1制動圧に減圧して上記ブレーキ駆動機構に供給する
減圧手段とを有し、上記予圧制御系は、上記流体圧源に
接続され、流体圧を所定の第2制動圧に減圧して上記ブ
レーキ駆動機構に供給する圧調整手段と、前記圧調整手
段に直列に接続され、上記ブレーキペダルが踏み込まれ
ている場合に開作動して、上記第2制動圧が上記ブレー
キ駆動機構に供給されることを許容する開閉弁装置とを
有することを特徴とするものである。また、請求項5の
本発明では、上記第1制動圧は、上記第1制動圧を、上
記ブレーキペダルの踏み込み量が上記補助制動能力であ
るときの上記指示圧に略等しい所定圧の分だけ減圧した
制動圧であり、上記第2制動圧は、上記サービスブレー
キ系が極めて小さな制動力を発生する制動圧であること
を特徴とするものである。
【0011】上記目的を達成するための請求項6の本発
明では、車両の運動エネルギーを蓄積する負荷により制
動を行いブレーキペダルの踏み込み量に応じた要求制動
力により制動力が可変となる回生ブレーキ系と、エア圧
力源からのエア圧によりサービスブレーキ機構を作動さ
せ車両の制動を行うサービスブレーキ系とを有する車両
の制動装置において、上記ブレーキペダルの踏み込み量
の応じた要求制動力が上記回生ブレーキ系の発生し得る
最大制動力となる回生能力を超える場合には、上記回生
ブレーキ系の制動力に上記サービスブレーキ系の制動力
を付加して上記要求制動力となるように、上記ブレーキ
ペダルの踏み込み量に応じた第1制動圧エアを上記ブレ
ーキ駆動機構に供給し、上記サービスブレーキ系を作動
させる一方、上記要求制動力が上記回生能力以下である
場合には、上記回生ブレーキ系を上記ブレーキペダルの
踏み込み量に応じて作動させると共に、上記サービスブ
レーキ系の予圧制御系により上記ブレーキ駆動機構に所
定の第2制動圧エアを供給して、上記サービスブレーキ
系を作動させることを特徴とするものである。
【0012】そして、請求項7の本発明では、上記サー
ビスブレーキ系は、エア圧力源に接続され、上記ブレー
キペダルの踏み込みに応じた指示圧エアを出力するブレ
ーキバルブと、上記ブレーキバルブに接続され上記指示
圧エアにより作動して、上記エア圧力源からのエア圧
を、上記ブレーキペダルの踏み込み量が上記回生ブレー
キ系の上記回生能力であるときの上記指示圧エアに略等
しい所定圧の分だけ減圧した上記第1制動圧エアを上記
ブレーキ駆動機構に供給する減圧弁とを有し、上記予圧
制御系は、上記ブレーキバルブの後流側に接続されて上
記指示圧エアが入力され、上記指示圧エアを極めて小さ
な上記第2制動圧エアに減圧して上記ブレーキ駆動機構
に供給するプレッシャレギュレータを有することを特徴
とするものである。
【0013】また、請求項8の本発明では、上記サービ
スブレーキ系は、エア圧力源に接続され、上記ブレーキ
ペダルの踏み込みに応じた指示圧エアを出力するブレー
キバルブと、上記ブレーキバルブに接続され上記指示圧
エアにより作動して、上記エア圧力源からのエア圧を、
上記ブレーキペダルの踏み込み量が上記回生ブレーキ系
の上記回生能力であるときの上記指示圧エアに略等しい
所定圧の分だけ減圧した上記第1制動圧エアを上記ブレ
ーキ駆動機構に供給する減圧弁とを有し、上記予圧制御
系は、上記ブレーキバルブの後流側に接続され、上記エ
ア圧力源のエア圧を極めて小さな上記第2制動圧エアに
減圧して上記ブレーキ駆動機構に供給するプレッシャレ
ギュレータと、上記プレッシャレギュレータに直列に接
続され、上記ブレーキペダルが踏み込まれている場合に
開作動して、上記第2制動圧が上記ブレーキ駆動機構に
供給されることを許容する開閉弁装置とを有することを
特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】図1には本発明の実施形態例に係
る車両の制動装置の概略構成を示してある。
【0015】図に示すように、ブレーキペダルの踏み込
みに応じて制動力が可変となる補助ブレーキ系1が備え
られると共に、ブレーキペダルの踏み込みに応じて補助
ブレーキ系1を作動させると共に補助ブレーキ系1の制
動力が所定上限になったときにサービスブレーキを併用
作動させる制御系3をを有するサービスブレーキ系2を
備えている。即ち、ECU4には、車速センサ5の信号
及びブレーキバルブ7で発生した流体圧源6からの流体
圧を検出するブレーキ圧センサ8の信号が入力され、E
CU4からは、補助ブレーキ系1及び制御系3に動作信
号が出力される。これにより、所定の条件下で補助ブレ
ーキ系1及びサービスブレーキ系2により制動制御され
る。
【0016】具体的には、ブレーキペダルの踏み始めに
は、補助ブレーキ系1の作動により制動が実施され、補
助ブレーキ系1の制動力が所定上限になったときに流体
圧源6からブレーキバルブ7を介して送られる流体圧が
制御系3で制御されてサービスブレーキに送られサービ
スブレーキ系2が作動して制動が実施される。
【0017】そして、サービスブレーキ系2には、ブレ
ーキ圧センサ8の後流側から分岐してサービスブレーキ
につながる予圧制御系9が設けられ、予圧制御系9には
ブレーキ圧センサ8の後流側の流体圧を所定の低圧力に
制御(減圧制御等)する圧力調整手段10が設けられて
いる。これにより、サービスブレーキ系2には所定の低
圧力の流体が供給され、補助ブレーキ系1の作動で制動
が実施されているときにもサービスブレーキ系2には極
めて弱い制動力が発生している。
【0018】従って、要求制動力が補助ブレーキ系1の
最大制動力以下である場合には、主に補助ブレーキ系1
により制動が行われると共に、サービスブレーキ系2の
配管系に流体圧が充填されつつクリアランスがつめられ
ている。要求制動力が補助ブレーキ系1の最大制動力を
越えた場合には、サービスブレーキ系2の制動力を増大
させて制動が行なわれる。このため、サービスブレーキ
系2は配管系に流体圧が充填され、かつ、クリアランス
がつめられているため、サービスブレーキ系2を併用す
る際に、応答遅れなく制動力を立ち上げることができ、
制動途中でサービスブレーキ系2の制動力を立ち上げて
も、サービスブレーキの効き始めの遅れを確実に抑制し
て乗員に空走感を与えることがない。
【0019】
【実施例】以下、図2乃至図4に基づいて本発明の実施
例を具体的に説明する。図示例では、補助ブレーキ系と
して回生ブレーキを適用し、サービスブレーキ系として
エアブレーキを適用したものである。図2には本発明の
第1実施例に係る車両の制動装置の回路構成、図3には
本発明の第2実施例に係る車両の制動装置の回路構成を
示してある。また、図4にはブレーキペダルの踏み込み
量と減速Gとの関係を示してある。
【0020】図2に示すように、車両の運動エネルギー
を蓄積する負荷により制動を行いブレーキペダルの踏み
込み量に応じた要求制動力により制動力が可変となる回
生ブレーキ系11が備えられていると共に、エア圧力源
としてのエアタンク12からのエア圧(タンク圧X)に
よりブレーキ駆動機構としてのブレーキブースタ26を
作動させ車両の制動を行うサービスブレーキ系13とが
備えられている。
【0021】ECU21には、車速センサ22の信号及
びブレーキバルブ14で発生した流体圧源としてのエア
タンク12からのエア圧を検出するブレーキ圧センサ2
3の信号が入力され、ECU21からは、回生ブレーキ
系11及びサービスブレーキ系13のソレノイドバルブ
25に動作信号が出力される。これにより、ブレーキペ
ダルの踏み込みに応じて回生ブレーキ系11を作動させ
ると共に回生ブレーキ系11の制動力が所定上限(回生
限界)になったときにサービスブレーキ系13を併用し
て作動させる。
【0022】回生ブレーキ系11としては、例えば、斜
板式油圧ポンプ・モータと蓄圧器とを組み合わせた蓄圧
式のもので、車輪の駆動軸にギヤを介して斜板式油圧ポ
ンプ・モータを連結し、制動時にポンプ作動させて車両
の運動エネルギーを油圧に変換して蓄圧器に蓄圧し、車
両の発進・加速時に蓄圧した油圧によりモータ作動させ
て駆動補助するものが適用できる。また、発電機・電気
モータと蓄電池とを組み合わせて、制動時に発電機作動
させて車両の運動エネルギーを電気エネルギーに変換し
て蓄電池に蓄え、発進・加速時にモータ作動させて駆動
補助するものが適用できる。更に、補助ブレーキ系とし
て、ブレーキペダルの踏み込み量に応じて制動力が可変
となるものであれば、排気ブレーキ装置やリターダ装置
等を適用することも可能である。
【0023】サービスブレーキ系13には、エアタンク
12に接続されブレーキペダルの踏み込みに応じた第1
指示圧エアYを出力するブレーキバルブ14が備えられ
ている。
【0024】ブレーキバルブ14には減圧弁18が接続
され、減圧弁18には指示圧エアYが入力される入力ポ
ート19と、ブレーキバルブ14に入力されるタンク圧
Xが分岐して入力される高圧入力ポート20と、ブレー
キペダルの踏み込み量が回生ブレーキ系11の最大発生
回生能力であるときの指示圧エア(回生限界圧Ym)に
略等しい所定圧の分だけ指示圧エアYを減圧した値とな
るようにタンク圧Xを減圧した、即ち、指示圧エアYに
応じてタンク圧Xを減圧した第1制動圧エアZを出力す
る低圧出力ポート24とが備えられている。尚、減圧弁
18は、入力ポート19に入力される指示圧エアYが0
の場合には低圧出力ポート24を大気開放しているが、
指示圧エアYが発生すると、第1制動圧エアZを出力し
ていない場合でも低圧出力ポート24を閉塞する。
【0025】ブレーキバルブ14からの指示圧エアYが
入力されると共に減圧弁18からの第1制動圧エアZが
入力されるソレノイドバルブ25が設けられている。ソ
レノイドバルブ25はECU21からの信号により、指
示圧エアYをブレーキブースタ26に出力するライン
(OFF:図2の状態:サービスブレーキ系13のみで
制動)と、第1制動圧エアZをブレーキブースタ26に
出力するライン(ON:図示しない状態:回生ブレーキ
系11とサービスブレーキ系3を併用して制動)とに切
り換えられる。ソレノイドバルブ25からブレーキブー
スタ26に送られたエアによりホイールブレーキ27が
作動して制動が行われる。
【0026】一方、ブレーキバルブ14の後流側にはプ
レッシャレギュレータ15が接続されて指示圧エアYが
入力され、このプレッシャレギュレータ15は、指示圧
エアYを所定の極めて小さな第2制動圧エアVに制限し
て出力する。そして、第2制動圧エアVはソレノイドバ
ルブ25からブレーキブースタ26に至る流路につなが
り、合流部の前流側には合流部側にのみエアを流通させ
る逆止弁28が設けられている。つまり、ブレーキペダ
ルが踏まれて指示圧エアYが発生している状態では、ブ
レーキブースタ26には、ソレノイドバルブ25からの
指示圧エアYまたは第1制動圧エアZ、プレッシャレギ
ュレータ15からの第2制動圧エアVのいずれか高い方
のエア圧が入力されるようになっている。ここで、プレ
ッシャレギュレータ15は、第2制動圧エアZを出力し
ている状態で指示圧エアYの入力側を大気開放しないタ
イプのものを用いているが、このようなプレッシャレギ
ュレータ15は従来公知のものであるので、その詳細に
ついては省略する。
【0027】ブレーキペダルが踏まれて指示圧エアYが
発生すると、ブレーキ圧センサ23がそれを検出し、E
CU21は指示圧エアYに応じた要求制動力を発生する
ように回生ブレーキ系11を制御する。同時に、ECU
21はソレノイドバルブ25を励磁してON位置に切り
換え、第1制動圧エアZがブレーキブースタ26に入力
される状態とする。ここで、上述したように、第1制動
圧エアZは(指示圧エアY−回生限界圧Ym)に略等し
いため、指示圧エアYが回生限界圧Ymを超えない限
り、第1制動圧エアZは発生しない。また、指示圧エア
Yが発生すると、プレッシャレギュレータ15から極め
て小さな第2制動圧エアVが出力され、ブレーキブース
タ26に入力される。
【0028】その結果、ブレーキペダルの踏み込み量が
回生ブレーキ系11の回生限界に相当する所定値(図4
におけるA)以下の場合、第2制動圧エアVがブレーキ
ブースタ26に加えられ、サービスブレーキ系13(ホ
イールブレーキ27)が微弱に作動する。また、指示圧
エアYが減圧弁18の入力ポート19に入力されるが、
指示圧エアYが回生限界圧Ym以下であるので、減圧弁
18の低圧出力ポート27に第1制動圧エアZは発生し
ない。
【0029】これにより、回生ブレーキ系11でブレー
キペダルの踏み込み量に応じた制動が実施されると共
に、サービスブレーキ系13には所定の低圧力のエア
(第2制動圧エアV)が供給され、回生ブレーキ系11
の作動で制動が実施されているときにもサービスブレー
キ系13には極めて弱い制動力が発生している。
【0030】ブレーキペダルを踏み足した場合、指示圧
エアYが増加し回生ブレーキ系11の制動力が限界に達
する。指示圧エアYが回生限界圧Ymを超えて増加して
減圧弁18の入力ポート19に伝わることで、低圧出力
ポート27に第1制動圧エアZが発生する。この第1制
動圧エアZがブレーキブースタ26に加えられ、サービ
スブレーキ系13が本格的に立ち上がる。
【0031】このように、指示圧エアYが回生限界圧Y
mを超えると(図4においてペダル踏み込み量がA以
降)、回生ブレーキ系11は最大発生回生能力で制動を
行うが、回生ブレーキ系11の制動力のみでは要求制動
力を満足できない。このとき、指示圧エアYに応じた第
1制動圧エアZが立ち上がることにより、サービスブレ
ーキ系13が要求制動力に満たない分の制動力を補い、
回生ブレーキ系11の制動とサービスブレーキ系13の
制動とが併用されて制動が実施される。尚、車速が停止
直前の極めて小さな値となったことを車速センサ22が
検出すると、ECU21は回生ブレーキ系11による制
動を止め、同時にソレノイドバルブ25をOFF位置に
切り換えて指示圧エアYが直接ブレーキブースタ26に
入力される状態として、要求制動力に応じたサービスブ
レーキ系26のみによる制動を行い、停止時のフィーリ
ングを向上する。
【0032】従って、要求制動力が回生ブレーキ系11
の回生限界以下である場合には、主に回生ブレーキ系1
1により制動が行われると共に、第2制動圧エアVが発
生することで、サービスブレーキ系13の配管系にエア
圧が充填されつつクリアランスがつめられている。要求
制動力が回生ブレーキ系11の回生限界を越えた場合に
は、サービスブレーキ系13の制動力を増大させて制動
が行なわれる。このとき、サービスブレーキ系13は配
管系にエア圧が充填され、かつ、クリアランスがつめら
れているため、サービスブレーキ系13を本格的に立ち
上げる際に、応答遅れなく制動力を立ち上げることがで
き、制動途中でサービスブレーキ系13を立ち上げて
も、サービスブレーキの効き始めの遅れを確実に抑制し
て乗員に空走感を与えることがない。
【0033】つまり、図4に実線で示したように、ペダ
ル踏み込み量がAの時にも直線的に減速Gを増加させる
ことができ、図4に点線で示したような、減速Gが増加
しない(空走感を感じる)部分が生じることがない。
【0034】プレッシャレギュレータ15及び減圧弁1
8の減圧割合としては、プレッシャレギュレータ15
を、例えば、0.2Kg/cm2 程度に設定することで、第2制
動圧エアV=0.2Kg/cm2 (最大)となる。また、減圧弁
18を、例えば、0.8Kg/cm2 程度に設定することで、第
1制動圧エアZは(指示圧エアY−0.8Kg/cm2 )とな
り、指示圧エアYが0.8Kg/cm2 程度で回生ブレーキ系1
1が回生限界に達することになる。この程度に設定する
ことで適正な減圧割合となる。
【0035】上記実施例では、プレッシャレギュレータ
15を有する予圧制御系を設けて回生ブレーキ系11の
作動中に第2制動圧エアVをブレーキブースタ26側に
供給するようにしているので、回生ブレーキ系とサービ
スブレーキ系とを併用する既存の制動装置に対して簡単
な構成の予圧制御系を追加するだけの構成で実現可能と
なり、コストの増加を最小限に抑えることができる。
【0036】尚、上記実施例では、ブレーキバルブ14
の後流側にプレッシャレギュレータ15を接続し、指示
圧エアYが入力されて第2制動圧Vを出力する構成とし
たが、例えば、図3に示すように、エアタンク12のタ
ンク圧をプレッシャレギュレータ15で第2制動圧Vに
調整してブレーキブースタ26に入力するように構成
し、このエア管路中に、ECU21からの指令により指
示圧エアYが発生している場合に開作動して第2制動圧
Vをブレーキブースタ26に導く開閉弁29を設けるよ
うにしてもよい。この場合、プレッシャレギュレータ1
5としては、上記実施例に用いたものと同様のものを用
いる。このように構成した場合にも、上記実施例と同様
の作用効果を奏することが可能である。
【0037】
【発明の効果】請求項1の本発明は、少なくともサービ
スブレーキが併用作動されるまでのブレーキペダルの踏
み込みがある間はサービスブレーキの系統側に所定圧の
流体を供給する予圧制御系を設けたので、補助ブレーキ
系での制動時にもサービスブレーキの系統側に所定圧の
流体を供給してサービスブレーキを立ち上げたときの効
き始めの遅れを確実に抑制することができる。この結
果、補助ブレーキ系とサービスブレーキ系とを併用して
制動を行う際に制動途中でサービスブレーキを立ち上げ
ても、サービスブレーキの効き始めの遅れを確実に抑制
することが可能になる。
【0038】請求項2の本発明は、要求制動力が補助ブ
レーキ系の発生し得る最大制動力となる補助制動能力以
下である場合には、補助ブレーキ系をブレーキペダルの
踏み込みに応じて作動させると共に、予圧制御系により
サービスブレーキ系側に所定圧の流体を供給して作動さ
せ、要求制動力が補助制動能力を越える場合には、補助
ブレーキ系の制動力にサービスブレーキ系の制動力を付
加してブレーキペダルの踏み込みに応じた要求制動力と
なるように供給する流体圧を増大させてサービスブレー
キ系を作動させるようにしたので、補助ブレーキ系での
制動時にもサービスブレーキの系統側に所定圧の流体を
供給してサービスブレーキを立ち上げたときの効き始め
の遅れを確実に抑制することができる。この結果、補助
ブレーキ系とサービスブレーキ系とを併用して制動を行
う際に制動途中でサービスブレーキを立ち上げても、サ
ービスブレーキの効き始めの遅れを確実に抑制すること
が可能になる。
【0039】請求項3の本発明は、サービスブレーキ系
は、流体圧力源に接続されブレーキペダルの踏み込みに
応じた指示圧を出力するブレーキバルブと、ブレーキバ
ルブに接続され指示圧の流体圧により作動して流体圧力
源からの流体圧を減圧する減圧手段と、指示圧を第2制
動圧に減圧する圧調整手段とからなるので、圧調整手段
を追加することでサービスブレーキの効き始めの遅れを
確実に抑制することが可能になる。
【0040】請求項4の本発明は、サービスブレーキ系
は、流体圧力源に接続されブレーキペダルの踏み込みに
応じた指示圧を出力するブレーキバルブと、指示圧に応
じた第1制動圧に流体を減圧する減圧手段とを有し、予
圧制御系は、指示圧を第2制動圧に減圧する圧調整手段
と、第1制動圧及び第2制動圧を切り換える開閉弁装置
とからなるので、減圧手段、圧調整手段及び開閉弁装置
を追加することでサービスブレーキの効き始めの遅れを
確実に抑制することが可能になる。
【0041】請求項5の本発明は、極めて小さな一定の
制動力を発生するので、回生効率の低下を最小限にとど
めることができる。
【0042】請求項6の本発明は、要求制動力が回生ブ
レーキ系の発生し得る最大制動力となる回生能力以下で
ある場合には、回生ブレーキ系をブレーキペダルの踏み
込みに応じて作動させると共に、予圧制御系によりサー
ビスブレーキ系側に所定圧のエアを供給して作動させ、
要求制動力が回生能力を越える場合には、回生ブレーキ
系の制動力にサービスブレーキ系の制動力を付加してブ
レーキペダルの踏み込みに応じた要求制動力となるよう
に供給するエア圧を増大させてサービスブレーキ系を作
動させるようにしたので、回生ブレーキ系での制動時に
もサービスブレーキの系統側に所定圧のエアを供給して
サービスブレーキを立ち上げたときの効き始めの遅れを
確実に抑制することができる。この結果、回生ブレーキ
系とサービスブレーキ系とを併用して制動を行う際に制
動途中でサービスブレーキを立ち上げても、サービスブ
レーキの効き始めの遅れを確実に抑制することが可能に
なる。
【0043】請求項7の本発明は、回生ブレーキ系での
制動時にもサービスブレーキの系統側に所定圧のエアを
供給してサービスブレーキを立ち上げたときの効き始め
の遅れを確実に抑制することができる。この結果、回生
ブレーキ系とサービスブレーキ系とを併用して制動を行
う際に制動途中でサービスブレーキを立ち上げても、サ
ービスブレーキの効き始めの遅れを確実に抑制すること
が可能になり、圧調整手段を追加することでサービスブ
レーキの効き始めの遅れを確実に抑制することが可能に
なり、更に、極めて小さな一定の制動力を発生するの
で、回生効率の低下を最小限にとどめることができる。
【0044】請求項8の本発明は、回生ブレーキ系での
制動時にもサービスブレーキの系統側に所定圧のエアを
供給してサービスブレーキを立ち上げたときの効き始め
の遅れを確実に抑制することができる。この結果、回生
ブレーキ系とサービスブレーキ系とを併用して制動を行
う際に制動途中でサービスブレーキを立ち上げても、サ
ービスブレーキの効き始めの遅れを確実に抑制すること
が可能になり、減圧手段、圧調整手段及び開閉弁装置を
追加することでサービスブレーキの効き始めの遅れを確
実に抑制することが可能になり、更に、極めて小さな一
定の制動力を発生するので、回生効率の低下を最小限に
とどめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例に係る車両の制動装置の概
略構成図。
【図2】本発明の第1実施例に係る車両の制動装置の回
路構成図。
【図3】本発明の第2実施例に係る車両の制動装置の回
路構成図。
【図4】ブレーキペダルの踏み込み量と減速Gとの関係
を表すグラフ。
【符号の説明】
1 補助ブレーキ系 2,13 サービスブレーキ系 3 制御系 4,21 ECU 5,22 車速センサ 6 流体圧源 7,14 ブレーキバルブ 8,23 ブレーキ圧センサ 9 予圧制御系 10 圧力調整手段 11 回生ブレーキ系 12 エアタンク 15 プレッシャレギュレータ 18 減圧弁 25 ソレノイドバルブ 26 ブレーキブースタ 27 ホイールブレーキ 28 逆止弁

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキペダルの踏み込みに応じて制動
    力が可変となる補助ブレーキ系を備え、上記ブレーキペ
    ダルの踏み込みに応じて上記補助ブレーキ系を作動させ
    ると共に上記補助ブレーキ系の制動力が所定上限になっ
    たときにサービスブレーキを併用作動させる制御系を備
    えた車両の制動装置において、少なくとも上記サービス
    ブレーキが併用作動されるまでの上記ブレーキペダルの
    踏み込みがある間は上記サービスブレーキの系統側に所
    定圧の流体を供給する予圧制御系を設けたことを特徴と
    する車両の制動装置。
  2. 【請求項2】 ブレーキペダルの踏み込み量に応じて制
    動力が可変となる補助ブレーキ系と、上記ブレーキペダ
    ルの踏み込み量に応じた流体圧によりブレーキ駆動機構
    を駆動し制動力を発生させて制動を行うサービスブレー
    キ系とを有する車両の制動装置において、上記ブレーキ
    ペダルの踏み込み量の応じた要求制動力が上記補助ブレ
    ーキ系の発生し得る最大制動力となる補助制動能力を超
    える場合には、上記補助ブレーキ系の制動力に上記サー
    ビスブレーキ系の制動力を付加して上記要求制動力とな
    るように、上記ブレーキペダルの踏み込み量に応じた第
    1制動圧を上記ブレーキ駆動機構に供給し、上記サービ
    スブレーキ系を作動させる一方、上記要求制動力が上記
    補助制動能力以下である場合には、上記補助ブレーキ系
    を上記ブレーキペダルの踏み込み量に応じて作動させる
    と共に、上記サービスブレーキ系の予圧制御系により上
    記ブレーキ駆動機構に所定の第2制動圧を供給して、上
    記サービスブレーキ系を作動させることを特徴とする車
    両の制動装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、サービスブレーキ系
    は、流体圧力源に接続され上記ブレーキペダルの踏み込
    みに応じた指示圧を出力するブレーキバルブと、上記ブ
    レーキバルブに接続され上記指示圧により作動して流体
    圧力源からの流体圧を上記指示圧に応じた上記第1制動
    圧に減圧して上記ブレーキ駆動機構に供給する減圧手段
    とを有し、上記予圧制御系は、上記ブレーキバルブの後
    流側に接続され上記指示圧を所定の上記第2制動圧に減
    圧して上記ブレーキ駆動機構に供給する圧力調整手段を
    有することを特徴とする車両の制動装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、上記サービスブレー
    キ系は、上記流体圧力源に接続され上記ブレーキペダル
    の踏み込みに応じた指示圧を出力するブレーキバルブ
    と、上記ブレーキバルブに接続され、上記指示圧により
    作動して上記流体圧力源からの上記流体圧を上記指示圧
    に応じた上記第1制動圧に減圧して上記ブレーキ駆動機
    構に供給する減圧手段とを有し、上記予圧制御系は、上
    記流体圧源に接続され、流体圧を所定の第2制動圧に減
    圧して上記ブレーキ駆動機構に供給する圧調整手段と、
    前記圧調整手段に直列に接続され、上記ブレーキペダル
    が踏み込まれている場合に開作動して、上記第2制動圧
    が上記ブレーキ駆動機構に供給されることを許容する開
    閉弁装置とを有することを特徴とする車両の制動装置。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至請求項4のいずれか一項に
    おいて、上記第1制動圧は、上記第1制動圧を、上記ブ
    レーキペダルの踏み込み量が上記補助制動能力であると
    きの上記指示圧に略等しい所定圧の分だけ減圧した制動
    圧であり、上記第2制動圧は、上記サービスブレーキ系
    が極めて小さな制動力を発生する制動圧であることを特
    徴とする車両の制動装置。
  6. 【請求項6】 車両の運動エネルギーを蓄積する負荷に
    より制動を行いブレーキペダルの踏み込み量に応じた要
    求制動力により制動力が可変となる回生ブレーキ系と、
    エア圧力源からのエア圧によりサービスブレーキ機構を
    作動させ車両の制動を行うサービスブレーキ系とを有す
    る車両の制動装置において、上記ブレーキペダルの踏み
    込み量の応じた要求制動力が上記回生ブレーキ系の発生
    し得る最大制動力となる回生能力を超える場合には、上
    記回生ブレーキ系の制動力に上記サービスブレーキ系の
    制動力を付加して上記要求制動力となるように、上記ブ
    レーキペダルの踏み込み量に応じた第1制動圧エアを上
    記ブレーキ駆動機構に供給し、上記サービスブレーキ系
    を作動させる一方、上記要求制動力が上記回生能力以下
    である場合には、上記回生ブレーキ系を上記ブレーキペ
    ダルの踏み込み量に応じて作動させると共に、上記サー
    ビスブレーキ系の予圧制御系により上記ブレーキ駆動機
    構に所定の第2制動圧エアを供給して、上記サービスブ
    レーキ系を作動させることを特徴とする車両の制動装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、上記サービスブレー
    キ系は、エア圧力源に接続され、上記ブレーキペダルの
    踏み込みに応じた指示圧エアを出力するブレーキバルブ
    と、上記ブレーキバルブに接続され上記指示圧エアによ
    り作動して、上記エア圧力源からのエア圧を、上記ブレ
    ーキペダルの踏み込み量が上記回生ブレーキ系の上記回
    生能力であるときの上記指示圧エアに略等しい所定圧の
    分だけ減圧した上記第1制動圧エアを上記ブレーキ駆動
    機構に供給する減圧弁とを有し、上記予圧制御系は、上
    記ブレーキバルブの後流側に接続されて上記指示圧エア
    が入力され、上記指示圧エアを極めて小さな上記第2制
    動圧エアに減圧して上記ブレーキ駆動機構に供給するプ
    レッシャレギュレータを有することを特徴とする車両の
    制動装置。
  8. 【請求項8】 請求項6において、上記サービスブレー
    キ系は、エア圧力源に接続され、上記ブレーキペダルの
    踏み込みに応じた指示圧エアを出力するブレーキバルブ
    と、上記ブレーキバルブに接続され上記指示圧エアによ
    り作動して、上記エア圧力源からのエア圧を、上記ブレ
    ーキペダルの踏み込み量が上記回生ブレーキ系の上記回
    生能力であるときの上記指示圧エアに略等しい所定圧の
    分だけ減圧した上記第1制動圧エアを上記ブレーキ駆動
    機構に供給する減圧弁とを有し、上記予圧制御系は、上
    記ブレーキバルブの後流側に接続され、上記エア圧力源
    のエア圧を極めて小さな上記第2制動圧エアに減圧して
    上記ブレーキ駆動機構に供給するプレッシャレギュレー
    タと、上記プレッシャレギュレータに直列に接続され、
    上記ブレーキペダルが踏み込まれている場合に開作動し
    て、上記第2制動圧が上記ブレーキ駆動機構に供給され
    ることを許容する開閉弁装置とを有することを特徴とす
    る車両の制動装置。
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