JP2002274347A - 制動制御装置 - Google Patents

制動制御装置

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JP2002274347A
JP2002274347A JP2002001042A JP2002001042A JP2002274347A JP 2002274347 A JP2002274347 A JP 2002274347A JP 2002001042 A JP2002001042 A JP 2002001042A JP 2002001042 A JP2002001042 A JP 2002001042A JP 2002274347 A JP2002274347 A JP 2002274347A
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braking
urgency
driver
preliminary
preliminary braking
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JP2002001042A
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English (en)
Inventor
Minoru Tamura
実 田村
Hideaki Inoue
秀明 井上
Takayuki Watanabe
隆行 渡辺
Naoki Maruko
直樹 丸古
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予備制動を運転者の制動操作より早く完了さ
せると共に、運転者が違和感を覚えることのない制動制
御装置を提供する。 【解決手段】 アクセルペダルの戻し速度、フットレス
ト踏力、先行車との相対距離とから緊急度を評価し、緊
急度大であるほど予備制動力の時間変化速度を大とす
る。緊急度評価は、アクセルペダルの戻し速度が所定値
より大きい場合を最大の第一の緊急度とし、それ以外の
場合であってフットレスト踏力が所定値以上の場合を第
一の緊急度より低い第二の緊急度と判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自車両の前方の
障害物に自車両が接近したときに、運転者が制動操作に
入る以前に予備制動を行う制動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平11−175898号には、自車
両前方の障害物との距離から、運転者の制動操作に先立
ち当該制動操作によらない予備制動を行う装置が開示さ
れている。また、特開平8−80822号公報や特開平
10−59150号公報には、いずれも運転者の操作す
るアクセルペダルを解除する速度が所定値以上である場
合に、続いてブレーキペダルを踏込むなどの制動操作が
行われるとして事前に制動流体圧をホイールシリンダに
供給する予備制動を行う装置が開示されている。
【0003】これらの技術では、自車両前方の障害物と
の距離や運転者のアクセル操作から、制動操作に先立つ
予備制動を行うか否かの判断を行うものであるが、かか
る判断の他の例として、緊急時における運転者の生体反
応を用いる技術も開示されている。生体反応の例として
は、ステアリングの軸方向に作用する力や(特開平10
−24818号公報)、ステアリングホイールの握り力
(特開平11−286264号公報)、フットレスト踏
力(特開平11−5528号公報や特開平11−255
087号公報)、心拍数(特開平5−112158号公
報や特開平11−286264号公報)を利用するもの
が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような予備制動は
運転者の制動操作より早く完了させる必要があるが、予
備制動を常に迅速に行なってしまうと、予備制動の圧力
の大きさによっては、運転者に与える違和感が時として
大きくなってしまう可能性が懸念される。
【0005】本発明では、運転者が制動操作に入る以前
に予備制動を行う制動制御装置において、緊急度合に応
じて予備制動の変化速度を変更することで、上記問題点
を解決可能な制動制御装置を提供することを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決する為の手段】上記課題を解決する為に、
本発明に係る制動制御装置は、請求項1に記載されるよ
うに、車両前方の障害物に対する相対距離を検出する相
対距離検出手段と、自車両の速度を検出する自車速検出
手段と、前記相対距離検出手段で検出された相対距離と
自車速検出手段で検出された自車速とに基づき、自車両
が車両前方の障害物に接近しているときに、運転者の制
動操作に先立って、予備制動を行うための予備制動力を
制御する予備制動力制御手段と、を備える制動制御装置
であって、運転者の加速意図に応じて操作される加速操
作手段と、前記加速操作手段の加速操作変化量を検出す
る加速操作変化量検出手段と、運転者の所定以上の生体
反応を検出する生体反応検出手段と、をさらに有すると
ともに、前記予備制動力制御手段は、前記相対距離、自
車速、加速操作変化量、及び生体反応から緊急度を評価
する緊急度評価部を備えるとともに、該緊急度が大なる
ほど前記予備制動力の時間変化量を大とすることを特徴
とするよう構成されるものである。
【0007】また、請求項2に関わる制動制御装置で
は、前記緊急度評価部は、前記加速操作変化量が負であ
って、且つ加速操作変化量の絶対値が所定値以上の場合
に、緊急度を最大の値である第一の緊急度と判定するこ
とを特徴とするよう構成されるものである。
【0008】また、請求項3に関わる制動制御装置で
は、前記緊急度評価部は、前記運転者の所定以上の生体
反応が検出された場合であって、且つ前記第一の緊急度
と判定されていない場合に、前記第一の緊急度より低い
第二の緊急度と判定するよう構成されるものである。
【0009】また、請求項4に関わる制動制御装置で
は、前記予備制動力制御手段は、前記緊急度評価部にお
いて第一の緊急度と判定された場合には、前記予備制動
力の時間変化量を、前記第一の緊急度と判定されていな
い場合に比して大きい第一の変化速度とするよう構成さ
れるものである。
【0010】また、請求項5に関わる制動制御装置で
は、前記予備制動力制御手段は、前記緊急度評価部にお
いて第二の緊急度と判定された場合には、前記予備制動
力の時間変化量を、前記該第二の緊急度と判定されてい
ない場合に比して大きく、且つ前記第一の変化速度より
小さい第二の変化速度とするよう構成されるものであ
る。
【0011】また、請求項6に関わる制動制御装置で
は、前記予備制動力制御手段は、前記加速操作手段の加
速操作変化量が正である場合には、前記予備制動力の時
間変化量を大とするよう構成されるものである。
【0012】
【作用】請求項1記載の構成によれば、予備制動力制御
手段は、緊急度評価部にて車両前方の障害物に対する相
対距離、自車速、加速操作手段の加速操作変化量、及び
生体反応から緊急度を評価する。緊急度が大なるほど運
転者が制動操作に入るまでの時間は短いと判断し、この
緊急度が大なるほど予備制動力の時間変化量を大とす
る。
【0013】請求項2記載の構成によれば、運転者の加
速操作が減少方向であり且つ所定値以上の値で変化して
いる場合には、その直後に制動操作が行われる可能性の
高い場面であると判断し、緊急度を最大の値である第一
の緊急度と判定する。
【0014】請求項3記載の構成によれば、運転者の所
定以上の生体反応が検出され、且つ前記第一の緊急度と
判定されていない場合には、生体反応が検出された直後
に制動操作が行なわれる可能性は第一の緊急度と判定さ
れている場合に比して小さいと判定する。
【0015】請求項4記載の構成によれば、第一の緊急
度の場合は、予備制動力の時間変化量を、それ以外の場
合に比して大きい第一の変化速度とする。
【0016】請求項5記載の構成によれば、第一の緊急
度より低い第二の緊急度の場合は、予備制動の時間変化
量を、第一の緊急度の場合に比して小さい第二の変化速
度とする。
【0017】請求項6記載の構成によれば、加速操作変
化量が正である場合には、予備制動力の時間変化量を大
とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0019】(第一の実施形態)図1は本発明の第一の
実施形態を示すシステム構成図であり、図中、21F
L,21FRは自車両の前輪、21RL,21RRは後
輪であって、これら前輪21FL,21FR及び後輪2
1RL,21RRには夫々ブレーキアクチュエータ22
FL,22FR及び22RL,22RRが装着されてい
る。ブレーキアクチュエータ22FL〜22RRの夫々
は、後述のマスタシリンダ25から供給される流体圧に
応じた制動力を発生するように構成されている。
【0020】23はブレーキペダルであり、オペレーテ
ィングロッド6を介して電子式負圧ブースタ24及びマ
スタシリンダ25に連結されている。ブレーキペダル2
3にはその踏込みを検出するブレーキスイッチ26が配
設されている。電子式負圧ブースタ24に関しては後に
詳述するものとする。
【0021】マスタシリンダ25の出力側とブレーキア
クチュエータ22FL,22FRとの間は配管17aに
よって、ブレーキアクチュエータ22RL,RRとの間
は配管17bによって、それぞれ連通されており、配管
17a,17bの夫々には車両で発現する制動力を検出
するために流体圧Pw1,Pw2 を検出する二つの圧力
センサ32,33が配設されている。これら二つの圧力
センサ32,33で検出される流体圧Pw1,Pw2 は
本来同じ値を検出するはずであるが、何れか一方に検出
誤差が生じたときにでも、システムの制御性を確保する
ため、後述の演算処理に備えて夫々配管17a,17b
に設けるものとする。
【0022】27はアクセルペダルであり、そのストロ
ークからアクセル開度θを検出するアクセルストローク
センサ28が配設されている。また35はフットレスト
であり、このフットレスト35の踏力を検出するフット
レスト踏力センサ36が配設されている。
【0023】前述の電子式負圧ブースタ24は、図2に
示すように、変圧室1と負圧室2とがダイヤフラム14
によって画成され、変圧室1はブレーキ非作動時はエン
ジン負圧によって定まる負圧状態となって、負圧室2と
圧力釣り合い状態にあり、ブレーキ作動時には大気が導
入され、負圧室2との差圧が生じて、マスタシリンダ2
5に倍力された荷重が伝達される。負圧室2は、エンジ
ン始動中は常に所定の負圧に維持されている。
【0024】ダイヤフラム14の中央部には軸筒17が
固定され、この軸筒17内に負圧室2と変圧室1とを連
通する連通路11が形成され、この連通路11の右端側
開口部に真空弁3が配設され、この真空弁3は運転者に
よってブレーキペダル23がストロークしたとき或いは
電磁弁5が励磁されたときに閉じ、負圧室2と変圧室1
との連通を遮断する。
【0025】また、変圧室1と大気との間には大気弁4
が配設され、この大気弁4は、後述する摺動筒体5bに
形成された弁体12と協働して動作し、運転者によりブ
レーキペダル23がストロークしたとき或いは電磁弁5
が励磁されたときに開き、変圧室1に大気が導入され
る。
【0026】電磁弁5は、軸筒17の内周部に配設され
たソレノイド5aと、このソレノイド5aと対向して摺
動自在に配設された摺動筒体5bとで構成され、摺動筒
体5bの右端側に前述した真空弁3及び大気弁4を作動
させる係合部18が形成されている。
【0027】この摺動筒体5bは、負圧室2内に配設さ
れたリターンスプリング15によって右方向に付勢され
ているとともに、内部には、オペレーティングロッド6
が配設され、このオペレーティングロッド6の先端がプ
ッシュロッド8を介してマスタシリンダ25に連結され
ている。
【0028】そして、オペレーティングロッド6と軸筒
17及び真空弁3,大気弁4との間に夫々リターンスプ
リング13a及び13bが配設されていると共に、オペ
レーティングロッド6と摺動筒体5bとの間にリターン
スプリング16が配設されている。
【0029】図1に戻り、30は車速センサであり、変
速装置の出力軸回転数から自車速Vmを検出する。31
は車間距離センサであり、車両の前部配設されたレーザ
レーダもしくはミリ波レーダにより車両前方の障害物ま
での相対距離Lを検出する。34は自動的に予備制動を
行うか否かを選択する切替えスイッチ34である。
【0030】29は制御装置であり、前記ブレーキスイ
ッチ26からのブレーキスイッチ信号SBRK、アクセル
ストロークセンサ28のアクセル開度θ、圧力センサ3
2、33の制動流体圧Pw1,Pw2 、車速センサ30
の車速Vm、車間距離センサ31の相対距離L、切替ス
イッチ34のスイッチ信号Sw、フットレスト踏力セン
サ36からのフットレスト踏力信号FTが入力され、こ
れらに基づき予備制動流体圧目標値PPBとその変化速度
ΔPPBとを設定し、前記電子式負圧ブースタ24の電磁
弁5を制御する予備制動制御処理を行う。
【0031】なお、予備制動流体圧目標値の変化速度Δ
PBは、標準状態の“N”,中位の“M”,及び最大の
“H”の3段階とし、以下の考え方に基づいて設定す
る。
【0032】すなわち、運転者が前方に障害物を発見し
た場合、図3に示す様に、障害物の認識→反応→操作の
順となる。運転者がアクセルを戻す操作は制動操作に先
立って行われると共に、前方に障害物を発見した場合の
運転者の生体反応は運転者がアクセルを戻す操作よりは
先立って発生する。このことからすると、運転者がアク
セルを戻す操作をした場合は、運転者に生体反応が見ら
れた場合に比して、制動操作に至るまでの時間が短く、
予備制動制御は運転者の制動操作以前に完了させる必要
がある。
【0033】一方、予備制動制御は、運転者の制動操作
に先立って微少とはいえ制動圧を発生させる構成である
ため、運転者が違和感を覚えることのないようにするた
めには、予備制動制御を出来るだけ緩やかに実行する必
要がある。
【0034】したがって、運転者がアクセルを戻す操作
をした場合は予備制動流体圧の変化速度ΔPPBを最大の
“H”に設定し、運転者がアクセルを戻す操作をしてい
ないものの運転者に生体反応が見られた場合は中位の
“M”に設定するとともに、これらのいずれにも当ては
まらない場合であって予備制動制御を実行する際は、標
準状態の“N”として、比較的小さい変化速度に設定す
るものである。
【0035】次に、前記制御装置29で行われる予備制
動制御のための演算処理を図4のフローチャートに従っ
て説明する。
【0036】この演算処理は、所定時間ΔT(例えば1
0msec. )毎のタイマ割込処理として実行される。な
お、このフローチャートでは、特に通信のためのステッ
プを設けていないが、演算によって得られた情報は随時
記憶され、記憶されている情報は、必要に応じて、随時
読込まれる。
【0037】まずステップS1で、前記各センサやスイ
ッチ類の出力を読込む。
【0038】次にステップS2に移行して、前記ステッ
プS1で読込んだ各情報の中から自車速Vmを読込む。
【0039】次にステップS3に移行して、前記ステッ
プS1で読込んだ各情報の中から前方障害物までの相対
距離Lを読込む。
【0040】次にステップS4に移行して、前記相対距
離Lの時間微分値から相対距離変化速度dL/dtを算
出する。
【0041】次にステップS5に移行して、前記自車速
Vm、前方障害物までの相対距離L、相対距離変化速度
dL/dtを用いて、下記1式に従って目標減速度Gx
*を算出する。
【0042】 Gx*={Vm2−(Vm−dL/dt)2 }/2L ……… (1) 次にステップS6に移行して、前記ブレーキスイッチ2
6からのブレーキスイッチ信号SBRK がON状態を示す
“1”であるか否かを判定し、当該ブレーキスイッチ信
号SBRK がON状態である場合にはステップS19に移
行し、そうでない場合にはステップS7に移行する。
【0043】ステップS7では、前記アクセルストロー
クセンサ28で検出されたアクセル開度θが、予め設定
されたアクセル閉所定値θOFF以上であるか否かを判定
し、当該アクセル開度θがアクセル閉所定値θOFF以上
である場合にはステップS19に移行し、そうでない場
合にはステップS8に移行する。
【0044】ステップS8では、予備制動制御フラグF
PBが“1”のセット状態であるか否かを判定し、当該予
備制動制御フラグFPBがセット状態である場合にはステ
ップS16に移行し、そうでない場合にはステップS9
に移行する。
【0045】ステップS9では、前記アクセルストロー
クセンサ28で検出されたアクセル開度θからアクセル
開度変化量dθ/dtを算出し、これが負であって、且
つその絶対値が予め設定された所定値αを超えるか否か
を判定する(ここでα>0)。dθ/dt<0且つ|d
θ/dt|>αである場合にはステップS10に移行
し、そうでない場合にはステップS11に移行する。
【0046】ステップS10では、予備制動の液圧変化
速度ΔPPBを最大の“H”に設定してからステップS1
5に進む。これは、ステップS9の判定結果が、運転者
が何らかの外部状況に対応してアクセルペダル27を素
早く戻している状況であり、ブレーキペダル23の踏み
込みに至るまでの余裕時間が後述のステップS11、ス
テップS13に比して短いと推定されることに基づく。
【0047】一方、前述のステップS11では、前記フ
ットレスト踏力センサ36からのフットレスト踏力信号
FTが所定値FT0を超えるか否かを判定し(ここでF
0>0)、FT>FT0である場合にはステップS12
に移行し、そうでない場合にはステップS13に移行す
る。
【0048】ステップS12では、予備制動の液圧変化
速度ΔPPBを中位の“M”に設定してからステップS1
5に進む。これは、ステップS11の判定結果が、運転
者が何らかの外部状況に反応したことを示すものである
ものの、この反応はアクセルペダル27の戻し操作より
早い時期に行われることを考慮すれば、この反応が「運
転者がアクセルペダル27を素早く戻した」という現象
よりは早い時期に検出可能であるため、ステップS11
の判定結果がYESとなった場合に比較すれば、ブレー
キペダル23の踏み込みに至るまでの余裕時間は僅かな
がらも大きいとの考え方に基づき、液圧変化速度ΔPPB
を最大の“H”に比して緩やかななるも標準状態に比し
て大きい“M”となし、予備制動の効果と運転者に対す
る違和感防止効果とをバランスさせるものである。
【0049】さらに、前述のステップS13では、ステ
ップS5で算出した目標減速度の絶対値|Gx*|が、
予め設定された目標減速度所定値Gx0 *以上である(数
値としては目標減速度所定値の負値(−Gx0 *)以下で
ある)か否かを判定し、当該目標減速度の絶対値|Gx
*|が目標減速度所定値Gx0 *以上である場合にはステ
ップS14に移行し、そうでない場合にはステップS2
3に移行する。
【0050】ステップS14では、予備制動の液圧変化
速度ΔPPBを標準の“N”に設定してからステップS1
5に進む。これは、ステップS9及びステップS11の
判定結果がYESとなった場合に比較すれば、ブレーキ
ペダル23の踏み込みに至るまでの余裕時間はさらに大
きいとの考え方に基づき、液圧変化速度ΔPPBを標準状
態の“N”となし、予備制動の効果と運転者に対する違
和感防止効果とをバランスさせるものである。
【0051】そしてステップS15では、予備制動制御
フラグFPBを“1”にセットするとともに、予備制動流
体圧目標値PPBを設定する。本実施例の場合、運転者が
ブレーキペダル23を踏み込んだ際の応答性を向上させ
ることを目的としており、予備制動流体圧目標値PPB
0.1Mpaに設定する。この値は車両に減速Gがほと
んど発生しない値であるが、制動効果を重視してより大
きな値に設定してもよい。
【0052】ステップS16では、予備制動制御カウン
タCNTをインクリメントする。
【0053】ステップS17では、予備制動制御カウン
タCNTが予備制動カウントアップ所定値CNT0以上
であるか否かを判定する。当該予備制動制御カウンタC
NTが予備制動カウントアップ所定値CNT0以上であ
る場合にはステップS18に移行し、そうでない場合に
はリターンする。ここで、予備制動カウントアップ所定
値CNT0は、ステップS9、S11、S13にて予備
制動が必要であると判断されてから、運転者がブレーキ
ペダル23を踏み込むであろうと考えられる経過時間を
考慮して設定する。本実施例では1秒に設定するが、こ
れは予備制動が必要と判断されてから1秒以内には運転
者がブレーキペダル23を踏み込むであろうし、もしそ
うでない場合は予備制動を必要とした判断が誤判断であ
ったと考えることに基づく。もちろん、この予備制動カ
ウントアップ所定値CNT0は任意に設定可能である。
【0054】ステップS18では、予備制動制御フラグ
PBを“0”に、及び予備制動制御カウンタCNTを
“0”にリセットするとともに、予備制動流体圧目標値
PBを0に、及び液圧変化速度ΔPPBを標準の“N”に
設定してからリターンする。
【0055】一方、ステップS6もしくはS7における
判断がYesとなった場合にはステップS19に移行
し、予備制動制御フラグFPBが“1”にセットされてい
るか否かを判断する。予備制動制御フラグFPBが“1”
にセットされている場合はステップS20に進むが、そ
うでない場合にはリターンする。
【0056】次にステップS20に移行して、アクセル
開度θが、予め設定されたアクセル閉所定値θOFF以上
であるか否かを再度判定し、当該アクセル開度θがアク
セル閉所定値θOFF以上である場合にはステップS21
に移行し、そうでない場合にはステップS22に移行す
る。
【0057】ステップS21では、予備制動の液圧変化
速度ΔPPBを最大の“H”に設定してからステップS2
3に移行する一方、ステップS22では、予備制動の液
圧変化速度ΔPPBを標準の“N”に設定してからステッ
プS23に移行する。これは、運転者がブレーキペダル
23を踏んだり、アクセルペダル27を踏んだりしてい
る状況下では、もはや予備制動制御が不必要であるの
で、後述のステップS23にて予備制動流体圧目標値P
PBを0に設定するのだか、アクセルペダル27の踏み込
みが行われた場合に限り液圧変化速度ΔPPBを最大とし
て運転者の加速意図に適応させると共に、ブレーキペダ
ル23の踏み込みが行われた場合には予備制動制御の液
圧変化速度ΔPPBを“N”として液圧変化速度を“H”
よりも小さくすることで、予備制動制御が行われている
状態から運転者がブレーキペダルを踏み込んだ際に、予
備制動流体圧が急速に減少することに起因する運転者の
違和感を最小限にとどめるという考え方に基づく。
【0058】そして、ステップS23では予備制動流体
圧目標値PPBを0に設定し、リターンする。
【0059】なお、予備制動流体圧目標値PPB、液圧変
化速度ΔPPB、予備制動制御フラグFPB、及び予備制動
制御カウンタCNTは、例えば、イグニションON時に
イニシャライズする(PPB=0,ΔPPB=0,FPB
0,CNT=0)。
【0060】次に、本実施例の作用について説明する。
【0061】ステップS1にて種々の車両情報を読込ん
だ後、ステップS2〜ステップS5で目標減速度Gx*
を算出する。続くステップS6、ステップS7ではブレ
ーキペダル23もしくはアクセルペダル27の踏み込み
があった場合にはステップS19に移行するが、この状
態では予備制動制御の実行前であるのでリターンする。
なお、予備制動の実行中である場合の制御については後
述する。
【0062】一方、ステップS6、ステップS7にてブ
レーキペダル23及びアクセルペダル27のいずれも踏
み込まれていない場合は、ステップS8にて予備制動制
御の実行中であるか否かを判断した後に、制御実行中で
ない場合には以下によって予備制動制御の実行可否と予
備制動流体圧の変化速度を決定する。この予備制動流体
圧の変化速度決定に際しては、ステップS9、S11、
S13にて説明したように、運転者がブレーキペダル2
3を踏み込むまでの余裕時間の評価結果を用いている
(ステップS9〜S14)。なお、液圧変化速度ΔPPB
は、H>M>Nの順に設定されるものとする。 a)アクセル開度変化量dθ/dt<0、且つ|dθ/
dt|>αである場合液圧変化速度ΔPPB=H b)上記a)が否で、フットレスト踏力信号FT>FT
0の場合液圧変化速度ΔPPB=M c)上記a)b)共に否で、目標減速度の絶対値|Gx
*|≧Gx0 *以上の場合液圧変化速度ΔPPB=N 上記a)〜c)いずれの場合も、所定時間にわたり、予
備制動流体圧目標値PPBを所定値に設定する(ステップ
S15〜S17)。これにより、予備制動の開始当初
は、運転者がブレーキペダル23を踏み込むまでの余裕
時間に基づいて判断した変化速度で液圧が上昇されるた
め、予備制動を運転者の制動操作に先立って完了させる
ことが可能になるとともに、前記余裕時間が比較的大き
い場合には、予備制動の圧力の大きさによっては運転者
に与えかねない違和感を最小限にとどめることが可能と
なる。そして、所定時間が経過した場合は予備制動を行
った判断が誤っていたとして、液圧変化速度ΔPPBを通
常値“N”に設定して予備制動流体圧を比較的緩やかに
0とすることで、予備制動の圧力の大きさによっては運
転者に与えかねない違和感を最小限にとどめることが可
能となる(ステップS17,S18)。
【0063】一方、予備制動が行われている所定時間の
経過中、運転者によるブレーキペダル23もしくはアク
セルペダル27の踏み込みが有った場合には、もはや予
備制動は不要であるため、最終的にはステップS23に
て予備制動流体圧を0とするのであるが、これに先立っ
て、アクセルペダル27の踏み込みが有った場合には液
圧変化速度ΔPPBを最大の“H”に設定して予備制動流
体圧を速やかに0となし、運転者の加速意図に適応させ
る一方、ブレーキペダル23の踏み込みが有った場合に
は液圧変化速度ΔPPBを標準の“N”に設定して予備制
動流体圧を緩やかに0となし、ブレーキペダルの踏み込
みの際に予備制動流体圧が急速に減少することによる運
転者の違和感を最小限にする(ステップS6,S7,S
19〜23)。
【0064】以上より、前記車間距離センサ31が本発
明の相対距離検出手段を構成し、以下同様に、車速セン
サ30が自車速検出手段を構成し、図4の演算処理全体
が予備制動力制御手段を構成し、アクセルペダル27が
加速操作手段を構成し、アクセルストロークセンサ28
が加速操作変化量検出手段を構成し、前記フットレスト
踏力センサ36が生体反応検出手段を構成し、図4の演
算処理のステップS9〜ステップS14が緊急度評価部
を構成している。
【0065】ここで、生体反応検出手段としては、特開
平11−286264号公報に開示されるように、ステ
アリングホイールに握り力や心拍数、筋肉収縮の変化、
発汗等を検出するセンサを設けるものとしたり、特開平
10−24818号公報に開示されるように、ステアリ
ング回転軸の軸力変化を測定するセンサを設けるものと
してもよい。この場合は上述の図4において、ステップ
S11にて前記センサの検出値が所定値以上になったと
きにステップS12に移行するように構成する。同様
に、シートに荷重センサを設けて生体反応検出手段とし
てもよく、この場合は上述の図4において、ステップS
11にて単位時間当たり(例えば1秒)における荷重変
化のピーク値が所定値以上になった場合にステップS1
2に移行するように構成する。
【0066】(第二の実施形態)次に本発明の第二の実
施形態について説明する。
【0067】システム構成及びハード構成に関しては図
1及び図2に記載した第一の実施形態と共通である。
【0068】前記制御装置29で行われる予備制動制御
のための演算処理を、以下の通り図5のフローチャート
に基づいて説明する。本実施形態では、第一の実施形態
に対し、緊急度評価部(図4のフローチャートにおいて
はステップS9〜ステップS14)に相当するロジック
を、下記図5のステップS50〜ステップS56のよう
に変更している。すなわち、前記緊急度評価部にてアク
セル開度変化量dθ/dt、フットレスト踏力信号F
T、及び目標減速度の絶対値|Gx*|を用いて緊急度
評価を行う際に、これら3つの検出結果のうち2つ以上
が所定値以上である場合に緊急と判断するロジックと
し、緊急度評価の確実性をさらに高めんとするものであ
る。
【0069】以下、変更部分のみ説明する。
【0070】ステップS8では、予備制動制御フラグF
PBが“1”のセット状態であるか否かを判定し、当該予
備制動制御フラグFPBがセット状態である場合にはステ
ップS16に移行し、そうでない場合にはステップS5
0に移行する。
【0071】ステップS50では、前記アクセルストロ
ークセンサ28で検出されたアクセル開度θからアクセ
ル開度変化量dθ/dtを算出し、これが負であって、
且つその絶対値が予め設定された所定値αを超えるか否
かを判定する(ここでα>0)。dθ/dt<0且つ|
dθ/dt|>αである場合にはステップS51に移行
し、そうでない場合にはステップS54に移行する。
【0072】ステップS51では、前記フットレスト踏
力センサ36からのフットレスト踏力信号FTが所定値
FT0を超えるか否かを判定し(ここでFT0>0)、F
T>FT0である場合にはステップS53に移行し、そ
うでない場合にはステップS52に移行する。
【0073】ステップS52では、ステップS5で算出
した目標減速度の絶対値|Gx*|が、予め設定された
目標減速度所定値Gx0 *以上である(数値としては目標
減速度所定値の負値(−Gx0 *)以下である)か否かを
判定し、当該目標減速度の絶対値|Gx*|が目標減速
度所定値Gx0 *以上である場合にはステップS53に移
行し、そうでない場合にはステップS23に移行する。
【0074】ステップS53では、予備制動の液圧変化
速度ΔPPBを最大の“H”に設定してからステップS1
5に進む。
【0075】一方、前述のステップS54では、前記フ
ットレスト踏力センサ36からのフットレスト踏力信号
FTが所定値FT0を超えるか否かを判定し(ここでF
0>0)、FT>FT0である場合にはステップS55
に移行し、そうでない場合にはステップS23に移行す
る。
【0076】ステップS55では、ステップS5で算出
した目標減速度の絶対値|Gx*|が、予め設定された
目標減速度所定値Gx0 *以上である(数値としては目標
減速度所定値の負値(−Gx0 *)以下である)か否かを
判定し、当該目標減速度の絶対値|Gx*|が目標減速
度所定値Gx0 *以上である場合にはステップS56に移
行し、そうでない場合にはステップS23に移行する。
【0077】ステップS56では、予備制動の液圧変化
速度ΔPPBを中位の“M”に設定してからステップS1
5に進む。
【0078】その他は図4で説明した第一の実施形態と
同様である。
【0079】上述のステップS50〜ステップS56
は、アクセル開度変化量dθ/dt、フットレスト踏力
信号FT、及び目標減速度の絶対値|Gx*|の検出結
果のうち2つ以上が所定値以上である場合に緊急と判断
するロジックであるが、これに加え、上記判断にアクセ
ル開度変化量dθ/dtを用いた検出結果が含まれてお
れば、これが含まれていない場合に比べて予備制動の液
圧変化速度ΔPPBを大きい値に設定している。これは、
ステップS50の判定結果が、運転者が何らかの外部状
況に対応してアクセルペダル27を素早く戻している状
況であり、ブレーキペダル23の踏み込みに至るまでの
余裕時間がそれ以外の状況に比して短いと推定されるこ
とに基づく。また、アクセル開度変化量dθ/dtを用
いた検出結果が含まれていないがフットレスト踏力信号
FTを用いた検出結果が含まれている場合には、そうで
ない場合に比べて予備制動の液圧変化速度ΔPPBを大き
い値(但しアクセル開度変化量dθ/dtを用いた検出
結果が含まれているばあいよりは小さい)に設定してい
る。これは、ステップS51やステップS54の判定結
果が、運転者が何らかの外部状況に反応したことを示す
ものであるものの、この反応はアクセルペダル27の戻
し操作より早い時期に行われることを考慮すれば、この
反応が「運転者がアクセルペダル27を素早く戻した」
という現象よりは早い時期に検出可能であるため、ステ
ップS50の判定結果がYESとなった場合に比較すれ
ば、ブレーキペダル23の踏み込みに至るまでの余裕時
間は僅かながらも大きいとの考え方に基づき、液圧変化
速度ΔPPBを最大の“H”に比して緩やかななるも標準
状態に比して大きい“M”となし、予備制動の効果と運
転者に対する違和感防止効果とをバランスさせるという
考え方に基づくものである。
【0080】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0081】本実施形態においては、予備制動制御の実
行可否を、アクセル開度変化量dθ/dt、フットレス
ト踏力信号FT、及び目標減速度の絶対値|Gx*|の
検出結果のうち2つ以上が所定値以上である場合にのみ
実行すると共に、予備制動流体圧の変化速度を決定する
に際しては、運転者がブレーキペダル23を踏み込むま
での余裕時間の評価結果を用いている(ステップS50
〜S56)。なお、液圧変化速度ΔPPBは、H>Mの順
に設定されるものとする。 a)アクセル開度変化量dθ/dt<0、且つ|dθ/
dt|>αである場合 液圧変化速度ΔPPB=H b)上記a)が否で、フットレスト踏力信号FT>FT
0の場合 液圧変化速度ΔPPB=M これにより、緊急度の評価をさらに確実なものとするこ
とが可能である。
【0082】その他については第一の実施形態と同様で
ある。
【0083】
【発明の効果】請求項1記載の構成によれば、予備制動
を運転者の制動操作に先立って完了させることが可能に
なると共に、予備制動によって運転者が違和感をうける
可能性を最小限にとどめ得る。
【0084】請求項2記載の構成によれば、変化量から
緊急度が最大の値である第一の緊急度であるとの判定を
確実に実行し得る。
【0085】請求項3記載の構成によれば、運転者の生
体反応から緊急度が第一の緊急度であるほど差し迫って
いない第二の緊急度であることの判定を確実に実行し得
る。
【0086】請求項4記載の構成によれば、第一の緊急
度の場合は予備制動を運転者の制動操作に先立って完了
させることが可能となる。
【0087】請求項5記載の構成によれば、第一の緊急
度より低い第二の緊急度の場合は、予備制動を運転者の
制動操作に先立って完了させることが可能となると共
に、予備制動によって運転者が違和感を受ける可能性を
最小限にとどめ得る。
【0088】請求項6記載の構成によれば、運転者の意
図に合った加速特性を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態におけるシステムを
示す構成図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態における負圧ブース
ターの構成を示す図である。
【図3】運転者の制動操作に対する運転者のアクセル戻
し操作及び運転者の生体反応の時間的関係を示す図であ
る。
【図4】本発明の第一の実施の形態における制御装置の
演算処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第二の実施の形態における制御装置の
演算処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 変圧室 2 負圧室 3 真空弁 4 大気弁 5 電磁弁 6 オペレーティングロッド 8 プッシュロッド 23 ブレーキペダル 24 電子式負圧ブースタ 25 マスタシリンダ 26 ブレーキスイッチ 27 アクセルペダル 28 アクセルストロークセンサ 29 制御装置 30 車速センサ 31 車間距離センサ 34 切替えスイッチ 35 フットレスト 36 フットレスト踏力センサ
フロントページの続き (72)発明者 丸古 直樹 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3D046 BB03 BB18 CC02 EE01 HH00 HH02 HH05 HH16 HH20 HH22 JJ03 JJ05 JJ16 LL02 LL08 LL10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両前方の障害物に対する相対距離を検
    出する相対距離検出手段と、 自車両の速度を検出する自車速検出手段と、 前記相対距離検出手段で検出された相対距離と自車速検
    出手段で検出された自車速とに基づき、自車両が車両前
    方の障害物に接近しているときに、運転者の制動操作に
    先立って、予備制動を行うための予備制動力を制御する
    予備制動力制御手段と、を備える制動制御装置であっ
    て、 運転者の加速意図に応じて操作される加速操作手段と、 前記加速操作手段の加速操作変化量を検出する加速操作
    変化量検出手段と、 運転者の所定以上の生体反応を検出する生体反応検出手
    段と、をさらに有するとともに、 前記予備制動力制御手段は、前記相対距離、自車速、加
    速操作変化量、及び生体反応から緊急度を評価する緊急
    度評価部を備えるとともに、該緊急度が大なるほど前記
    予備制動力の時間変化量を大とすることを特徴とする制
    動制御装置。
  2. 【請求項2】 前記緊急度評価部は、前記加速操作変化
    量が負であって、且つ加速操作変化量の絶対値が所定値
    以上の場合に、緊急度を最大の値である第一の緊急度と
    判定することを特徴とする請求項1記載の制動制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記緊急度評価部は、前記運転者の所定
    以上の生体反応が検出された場合であって、且つ前記第
    一の緊急度と判定されていない場合に、前記第一の緊急
    度より低い第二の緊急度と判定することを特徴とする請
    求項2記載の制動制御装置。
  4. 【請求項4】 前記予備制動力制御手段は、前記緊急度
    評価部において第一の緊急度と判定された場合には、前
    記予備制動力の時間変化量を、前記第一の緊急度と判定
    されていない場合に比して大きい第一の変化速度とする
    ことを特徴とする請求項2に記載の制動制御装置。
  5. 【請求項5】 前記予備制動力制御手段は、前記緊急度
    評価部において第二の緊急度と判定された場合には、前
    記予備制動力の時間変化量を、前記該第二の緊急度と判
    定されていない場合に比して大きく、且つ前記第一の変
    化速度より小さい第二の変化速度とすることを特徴とす
    る請求項3に記載の制動制御装置。
  6. 【請求項6】 前記予備制動力制御手段は、前記加速操
    作手段の加速操作変化量が正である場合には、前記予備
    制動力の時間変化量を大とすることを特徴とする請求項
    1に記載の制動制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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