JP2002274169A - 水没センサ付きパワーウインドウ装置 - Google Patents

水没センサ付きパワーウインドウ装置

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JP2002274169A
JP2002274169A JP2001075257A JP2001075257A JP2002274169A JP 2002274169 A JP2002274169 A JP 2002274169A JP 2001075257 A JP2001075257 A JP 2001075257A JP 2001075257 A JP2001075257 A JP 2001075257A JP 2002274169 A JP2002274169 A JP 2002274169A
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sensor
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submerged
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JP2001075257A
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Masahiro Kato
昌弘 加藤
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構成の複雑化を抑止しつつ、車両水没を確実に
検出可能な水没センサ付きパワーウインドウ装置を提供
すること。 【解決手段】水没センサ300の両水没検出電極30
1、302の一方は、配線基板100上に露出配置さ
れ、他方は、配線基板100に所定間隔を隔てて対面す
るケース200の内側表面に露出配置されている。 こ
のようにすれば、配線基板100表面上の水没検出電極
301と、それに対面するケース200の内側表面上の
水没検出電極302との間の沿面距離はきわめて大きい
ため、たとえ結露が生じてもそれによる水没センサのリ
ーク電流は極めて保持することができる一方、水没が生
じた場合には、互いに小間隔を隔てて対面するその二つ
の水没検出電極間の電気抵抗値を非常に小さくすること
ができるので、結露による水没誤検出を低減しつつ水没
を高感度に検出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水没センサ付きパ
ワーウインドウ装置やスライドルーフに関し、特に水没
検出信頼性に優れた水没センサ付きパワーウインドウ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】実開平9−2623号公報は、車両水没
時にパワーウインドウ装置の制御部への浸水によりパワ
ーウインドウが開不能となって乗員が内部に閉じ込めら
れるのを防止するために、水没センサにより車両の水没
を検出して自動的にパワーウインドウを開くことを提案
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の水没セ
ンサ付きパワーウインドウ装置では、装置の小型化や製
造工程の簡素化、更には製造コスト低減を図るために、
窓昇降用モータを駆動制御する制御部と水没センサとを
同一のプリント基板に実装しているので、プリント基
板、制御部及び水没センサを収容するケースは、水没時
に水がケースに侵入するための開口をもつ必要があっ
た。
【0004】このため、ケース内に湿気が侵入して、水
没センサを構成する一対の電極が結露による沿面抵抗の
低下により導通し、誤って水没と認識してしまう可能性
があった。水没センサを構成する一対の電極をプリント
基板上の互いに離れた位置に配置すれば、結露による沿
面抵抗低下を抑止できるが、当然、水没時のリーク電流
の減少により水没検出感度も低下してしまう。更に、プ
リント基板上の高電位の導体パターンや端子と水没セン
サの非接地側の水没検出電極との間の電流リークによ
り、水没検出が妨害されてしまう危険が増大する。
【0005】その他、従来では、水没センサからの信号
状態は、窓降下用の操作スイッチや窓上昇用の操作スイ
ッチからの信号状態とともに、制御部内の昇降制御回路
で判断された後、この昇降制御回路が、窓昇降用モータ
を駆動制御する窓降下用の切り替えリレー及び窓上昇用
の切り替えリレーを制御していた。
【0006】この方式の問題は、水没センサの水没検出
より先に昇降制御回路への浸水により昇降制御回路が動
作不良となると、その後、水没センサが水没検出しても
もはや昇降制御回路の窓下降動作を保証できない可能性
が生じる点である。この問題を解決するには、制御部を
完全防水とし、水没センサだけが浸水検出可能とすれば
よいが、このような防水保証は費用が掛かる。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、構成の複雑化を抑止しつつ、車両水没を確実に検
出可能な水没センサ付きパワーウインドウ装置を提供す
ることを、その目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の水没セン
サ付きパワーウインドウ装置は、窓昇降用モータ、窓上
昇用及び窓降下用の操作スイッチ、互いに離れて配設さ
れるとともに一方が接地される一対の水没検出電極によ
り構成されて前記両水没検出電極間の電気抵抗の減少に
より水没を検出する水没センサ、前記操作スイッチ及び
前記水没センサから入力する信号に基づいて前記窓昇降
用モータを制御する制御部、前記制御部が実装される配
線基板、及び、前記制御部、前記配線基板及び前記水没
センサを収容するケースを備える水没センサ付きパワー
ウインドウ装置において、前記水没センサの前記両水没
検出電極の一方は、前記配線基板上に露出配置され、前
記水没センサの前記両水没検出電極の他方は、前記配線
基板に所定間隔を隔てて対面する前記ケースの内側表面
に露出配置されていることを特徴としている。
【0009】すなわち、本構成では、配線基板がケース
に収容され、ケースの内側表面と配線基板の表面とが所
定間隔を隔てて対面していることを利用して、配線基板
表面とそれに対面するケースの内側表面とに個別に、水
没検出電極を設けている。
【0010】このようにすれば、配線基板表面上の水没
検出電極と、それに対面するケースの内側表面上の水没
検出電極との間の沿面距離はきわめて大きいため、たと
え結露が生じてもそれによる水没センサのリーク電流は
極めて保持することができる一方、水没が生じた場合に
は、互いに小間隔を隔てて対面するその二つの水没検出
電極間の電気抵抗値を非常に小さくすることができるの
で、結露による水没誤検出を低減しつつ水没を高感度に
検出することができる。更に、上記した立体構造の水没
センサ構造を既存のケースを用いて実現するので、部品
点数増大、製造作業の難化を回避することもできる。
【0011】請求項2記載の構成によれば請求項1記載
の水没センサ付きパワーウインドウ装置において更に、
前記水没センサの前記両水没検出電極は、前記配線基板
の面方向において互いに重なることを特徴としている。
【0012】本構成によれば、水没時の水没センサの電
気抵抗値を従来より格段に低下することができるので、
水没検出SN比の向上や水没検出信号増幅回路の簡素化
を実現することができる。
【0013】更に説明すると、上述した従来の水没セン
サ付きパワーウインドウ装置では、水没センサの一対の
水没検出電極は同一のプリント基板表面に配置されるの
で、リーク電流経路の断面積(電流経路と直角方向)を
増加し、電流経路の長さを短縮することが難しく、その
結果として電気抵抗値を低減することが困難である。
【0014】これに対して、本構成では、一対の水没検
出電極は対面配置されるので、リーク電流経路の断面積
(電流経路と直角方向)を格段に増加することができる
ので、水没センサのオン抵抗は極めて小さくなる。
【0015】請求項3記載の構成によれば請求項1記載
の水没センサ付きパワーウインドウ装置において更に、
前記ケース側の前記水没検出電極は、前記配線基板に対
面する前記ケースの前記内側表面に突設された凸部上に
露出配置されていることを特徴としている。
【0016】本構成によれば、一対の水没検出電極間の
リーク電流経路の距離を低減することができるので、水
没センサのオン抵抗は低減して、水没検出SN比の向上
や水没検出信号増幅回路の簡素化を実現することができ
る。
【0017】請求項4記載の構成によれば請求項1記載
の水没センサ付きパワーウインドウ装置において更に、
前記ケース側の前記水没検出電極は、前記配線基板を経
由することなく水没時に車体に電気的にアースされるこ
とを特徴としている。
【0018】本構成によれば、ケース側の水没検出電極
を接地側の水没検出電極とするとともに、この接地側の
水没検出電極を少なくとも水没時に配線基板を経由する
ことなく車体に導通させるので、この接地側の水没検出
電極を配線基板に延引する必要がなく、配線が簡単とな
る。
【0019】なお、ケース側の接地側の水没検出電極は
非水没時に車体からギャップで非接地状態となっていて
もよい。
【0020】請求項5記載の構成によれば請求項4記載
の水没センサ付きパワーウインドウ装置において更に、
前記ケース側の前記水没検出電極は、前記ケースの一部
又は全部を構成する金属部品からなることを特徴として
いる。
【0021】本構成によれば、ケース側の水没検出電極
がケースの一部又は全部を構成するので、ケース側の水
没検出電極を省略することができ、装置構造を簡素化
し、部品点数を削減することができる。
【0022】請求項6記載の水没センサ付きパワーウイ
ンドウ装置の製造方法は、窓昇降用モータ、窓上昇用及
び窓降下用の操作スイッチ、互いに離れて配設されると
ともに一方が接地される一対の水没検出電極により構成
されて前記両水没検出電極間の電気抵抗の減少により水
没を検出する水没センサ、前記操作スイッチ及び前記水
没センサから入力する信号に基づいて前記窓昇降用モー
タを制御する制御部、前記制御部が実装される配線基
板、及び、前記制御部、前記配線基板及び前記水没セン
サを収容するケースを備える水没センサ付きパワーウイ
ンドウ装置の製造方法において、前記ケースの内側表面
に露出配置された前記両水没検出電極の間に配設されて
前記両水没検出電極間の沿面放電を抑止する凹凸部を有
し、前記凹凸部が、樹脂成形品である前記ケースの成形
工程により同時に形成されることを特徴としている。
【0023】すなわち、本構成は、配線基板などを収容
する樹脂ケースの内側表面に、互いに所定間隔を隔てて
一対の水没検出電極を配設し、これら水没検出電極間に
沿面放電距離延長用の凹凸部を設けるものである。ケー
スは樹脂成形品であるので、ケースの樹脂成形工程によ
り同時にこの凹凸部を設けることができ、製造工程の増
加を抑止しつつ、水没センサの沿面放電やマイグレーシ
ョンの低減を図ることができる。
【0024】請求項7記載の水没センサ付きパワーウイ
ンドウ装置は、窓昇降用モータ、窓上昇用及び窓降下用
の操作スイッチ、互いに離れて配設されるとともに一方
が接地される一対の水没検出電極により構成されて前記
両水没検出電極間の電気抵抗の減少により水没を検出す
る水没センサ、前記操作スイッチから入力する信号に基
づいて前記窓昇降用モータを制御する制御部、前記制御
部が実装される配線基板、及び、前記制御部、前記配線
基板及び前記水没センサを収容するケースを備える水没
センサ付きパワーウインドウ装置において、前記制御部
が、前記両操作スイッチからの入力信号に基づいて前記
窓昇降用モータを駆動制御する窓降下用の切り替えリレ
ー及び窓上昇用の切り替えリレーを制御する昇降制御回
路と、窓降下用の前記操作スイッチと直列に接続された
前記水没センサにより直接駆動されて前記窓降下用の切
り替えリレーを駆動制御するリレー駆動トランジスタと
を備えることを特徴としている。
【0025】すなわち本構成によれば、水没センサは、
正常な制御時に窓昇降用モータをリレー駆動用トランジ
スタ及び切り替えリレーを順次通じて制御する昇降制御
回路を経由することなく、窓上昇用の操作スイッチの操
作信号で窓下降用のリレー駆動用トランジスタ(場合に
よっては窓降下用の切り替えリレー)を直接作動させ
る。
【0026】これにより、昇降制御回路が水没時に先に
動作不良となっても必要に応じて確実に窓を下降するこ
とができる。
【0027】
【発明を実施するための態様】以下、本発明の好適な態
様を以下の実施例に基づいて説明する。
【0028】
【実施例1】この実施例の水没センサ付きパワーウイン
ドウ装置を図1に示す回路図を参照して以下に説明す
る。
【0029】プリント基板(配線基板)100には、リ
レー101、102、リレー駆動用のトランジスタ10
3、104、コントローラ105、フライホイルダイオ
ード106、107が実装されている。リレー駆動用の
トランジスタ103はリレー101のコイル1011の
電流を制御し、リレー101の切り替え接点1012を
切り替える。リレー駆動用のトランジスタ104はリレ
ー102のコイル1021の電流を制御し、リレー10
2の切り替え接点1022を切り替える。
【0030】切り替え接点1012、1022の切り替
えにより、窓昇降用モータ108の正転、逆転、停止の
各動作が実行される。コントローラ105は、窓上昇用
操作スイッチ2010、窓下降用操作スイッチ2020
から入力した窓開閉信号に基づいてトランジスタの10
3、104を制御し、トランジスタ103、104がリ
レー101、102を制御してモータ108の制御が行
われる。上記説明したモータ108、スイッチ201、
202を除く回路部品、回路素子は本発明でいう制御部
を構成している。上記パワーウインドウ装置の構成及び
制御自体は周知であるので、これ以上の説明は省略され
る。
【0031】この実施例の特徴部分を、図2を参照して
更に詳細に説明する。
【0032】ケース200は、上端が開口した樹脂製の
箱部201と、この樹脂箱部201の開口を閉鎖する樹
脂製の蓋部202とからなり、上記説明したプリント基
板(配線基板)100を収容している。蓋部202は図
示しないねじにより箱部201の上端面に締結されてい
る。203は水を導入するための孔である。
【0033】箱部201の底面にはプリント基板100
が載置、締結される台座部204が適数個設けられてい
る。プリント基板100上には、水没センサ300の非
接地側の水没検出電極301を構成する導体パターンが
パターニングされており、この水没検出電極301に向
けて、蓋部202から断面台形の垂下部205が垂下し
ている。垂下部205の平坦な頂面は、水没検出電極3
01から短間隔を隔てて平行に形成されており、この頂
面に金属薄板からなる接地側の水没検出電極302が固
定されている。
【0034】水没検出電極302は、この水没検出電極
を構成する金属薄板と一体に形成されてインサート成形
により蓋部202内に埋設された配線部(図示せず)に
より、ケース200に固定又は一体形成された不図示の
コネクに達し、このコネクタに接続される配線を通じて
車体に接地されている。
【0035】このようにすれば、水没検出電極301、
302により、オン抵抗が小さく、結露時の電気抵抗が
大きい水没センサが形成されるので、結露時の誤水没検
出を抑止しつつ真の水没を確実に検出することができ
る。なお、両水没検出電極301、302間のギャップ
は結露により電気的に導通しない幅に設定されている。
【0036】(変形態様)接地側の水没検出電極302
をインサート成形により蓋部202に固定する代わり
に、蓋部202の表面に金属薄板を張り付けるか、はめ
込んでもよい。その他、ケース200と一体に成形した
コネクタの端子にプリント基板100の端子又は窓下降
用の操作スイッチの端子を接続してもよい。箱部201
側にも金属導体をインサート成形により埋設し、接地側
の水没検出電極302を箱部201を通じてプリント基
板100上のコントローラ105まで延引してもよい。
【0037】水没検出電極302を箱部201の底面に
設け、水没検出電極301をなす導体パターンをプリン
ト基板100の裏面に設けてもよい。
【0038】
【実施例2】実施例2の水没センサ付きパワーウインド
ウ装置を図3を参照して以下に説明する。
【0039】この実施例は、実施例1の蓋部202を金
属製の蓋部202’に変更したものである。また、蓋部
202’は車体4に密着又は接近配置されている。この
実施例では、蓋部202’は、接地側の水没検出電極3
02を兼ねている。
【0040】浸水すると、プリント基板100上の非接
地側の水没検出電極301は水、蓋部202’を通じて
車体にアースされ、水没検出電極301の略接地電位へ
の電位低下がプリント基板100に実装されたコントロ
ーラ(図示せず)により増幅、検出される。
【0041】この実施例によっても、実施例1と同様の
効果を奏することができる。
【0042】
【実施例3】実施例3の水没センサ付きパワーウインド
ウ装置を図4、図5を参照して以下に説明する。
【0043】この実施例は、実施例1の箱部201の底
面部に、非接地側の水没検出電極301と接地側の水没
検出電極302とを互いに所定間隔を隔ててインサート
成形により設けたものであり、これら水没検出電極30
1、302は、箱部201に上記インサート成形より埋
設されたバスバー(図示せず)を通じて箱部201とプ
リント基板100との接触部206、207に個別に延
引され、この接触部206、207でプリント基板10
0上の導体パターン(図示せず)と密着している。
【0044】これにより、水没検出電極301、302
間の電気抵抗が低下して非接地側の水没検出電極301
の電位が低下すると、プリント基板100上のコントロ
ーラ105がそれを検出し、増幅して水没信号を出力す
る。
【0045】両水没検出電極301、302の間にはコ
字状の線状溝部207、208、211と線状山部20
9、210とが交互に配置されて、両水没検出電極30
1、302間の沿面放電を抑止している。
【0046】この実施例によれば、線状溝部207、2
08、及び、線状山部209、210を、箱部201の
樹脂成形により同時に形成するので、それによる製造工
程の増加を防止することができる。
【0047】
【実施例4】実施例4の水没センサ付きパワーウインド
ウ装置を図6を参照して以下に説明する。
【0048】この実施例は、図1に示す回路において、
水没センサ300の接地側の水没検出電極302を窓降
下用の操作スイッチ2020の一端に接続し、水没セン
サ300の非接地側の水没検出電極301を、窓降下用
の切り替えリレー102を駆動するためのトランジスタ
104のベース電極に直結したものである。
【0049】すなわち、この実施例では、水没センサ3
00は、窓制御用の昇降制御回路をなすコントローラ1
05を迂回して接続されている。
【0050】このようにすれば、浸水により、コントロ
ーラ105への入力信号が不良となったり、コントロー
ラ105自体が動作不良となっても、窓降下用の操作ス
イッチ2020をオンすれば、問題なく、窓降下用の切
り替えリレー102を駆動して窓を開くことができる。
なお、好適には、トランジスタ104、リレー102、
ダイオード107は防水処理される。もちろん、接地側
の水没検出電極302は上記説明したようにプリント基
板100ではなく、ケース200に固定されてもよい。
【0051】この実施例の水没センサ300に好適な構
造を図7を参照して以下に説明する。
【0052】この水没センサ300は、図2に示す実施
例1に示す水没センサ300において、水没検出電極3
01、302を、プリント基板100の回路部品実装面
と反対側の表面にパターニングした導体パターンで構成
し、箱部201の底面に中間電極をなす金属板303を
固定したものである。金属板303は、水没検出電極3
01、302と小間隙を隔てて対面している。
【0053】このようにすれば、2つの上記小間隙が水
没することにより、プリント基板100上の二つの水没
検出電極301、302間の電気抵抗が急減する。ケー
ス200を接地又はバッテリ又はプリント基板100に
電気的に接続する必要がないので、配線が簡素となる。
プリント基板100上の二つの水没検出電極301、3
02は離れて配置することができるので、両者間の沿面
放電やマイグレーションを良好に防止することができ
る。なお、水没検出電極301、302は、プリント基
板100にはんだ付けした端子で代用することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の水没センサを有するパワーウインド
ウ装置の回路図である。
【図2】図1の水没センサのを一例を示す断面図であ
る。
【図3】実施例2の水没センサを有するパワーウインド
ウ装置の断面図である。
【図4】実施例3の水没センサを有するパワーウインド
ウ装置の断面図である。
【図5】図4の水没センサの拡大平面図である。
【図6】実施例4の水没センサを有するパワーウインド
ウ装置の回路図である。
【図7】図6の水没センサを有するパワーウインドウ装
置の断面図である。
【符号の説明】
100 プリント基板(配線基板) 105 コントローラ(制御部の一部) 108 窓昇降用モータ 200 ケース 201 箱部 202 蓋部 300 水没センサ 301 非接地側の水没検出電極 302 接地側の水没検出電極 2010 窓上昇用操作スイッチ 2020 窓降下用操作スイッチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】窓昇降用モータ、 窓上昇用及び窓降下用の操作スイッチ、 互いに離れて配設されるとともに一方が接地される一対
    の水没検出電極により構成されて前記両水没検出電極間
    の電気抵抗の減少により水没を検出する水没センサ、 前記操作スイッチ及び前記水没センサから入力する信号
    に基づいて前記窓昇降用モータを制御する制御部、 前記制御部が実装される配線基板、及び、 前記制御部、前記配線基板及び前記水没センサを収容す
    るケース、 を備える水没センサ付きパワーウインドウ装置におい
    て、 前記水没センサの前記両水没検出電極の一方は、前記配
    線基板上に露出配置され、 前記水没センサの前記両水没検出電極の他方は、前記配
    線基板に所定間隔を隔てて対面する前記ケースの内側表
    面に露出配置されていることを特徴とする水没センサ付
    きパワーウインドウ装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の水没センサ付きパワーウイ
    ンドウ装置において、 前記水没センサの前記両水没検出電極は、前記配線基板
    の面方向において互いに重なることを特徴とする水没セ
    ンサ付きパワーウインドウ装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の水没センサ付きパワーウイ
    ンドウ装置において、 前記ケース側の前記水没検出電極は、前記配線基板に対
    面する前記ケースの前記内側表面に突設された凸部上に
    露出配置されていることを特徴とする水没センサ付きパ
    ワーウインドウ装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の水没センサ付きパワーウイ
    ンドウ装置において、 前記ケース側の前記水没検出電極は、前記配線基板を経
    由することなく水没時に車体に電気的にアースされるこ
    とを特徴とする水没センサ付きパワーウインドウ装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の水没センサ付きパワーウイ
    ンドウ装置において、 前記ケース側の前記水没検出電極は、前記ケースの一部
    又は全部を構成する金属部品からなることを特徴とする
    水没センサ付きパワーウインドウ装置。
  6. 【請求項6】窓昇降用モータ、 窓上昇用及び窓降下用の操作スイッチ、 互いに離れて配設されるとともに一方が接地される一対
    の水没検出電極により構成されて前記両水没検出電極間
    の電気抵抗の減少により水没を検出する水没センサ、 前記操作スイッチ及び前記水没センサから入力する信号
    に基づいて前記窓昇降用モータを制御する制御部、 前記制御部が実装される配線基板、及び、 前記制御部、前記配線基板及び前記水没センサを収容す
    るケース、 を備える水没センサ付きパワーウインドウ装置の製造方
    法において、 前記ケースの内側表面に露出配置された前記両水没検出
    電極の間に配設されて前記両水没検出電極間の沿面放電
    を抑止する凹凸部を有し、 前記凹凸部は、樹脂成形品である前記ケースの成形工程
    により同時に形成されることを特徴とする水没センサ付
    きパワーウインドウ装置の製造方法。
  7. 【請求項7】窓昇降用モータ、 窓上昇用及び窓降下用の操作スイッチ、 互いに離れて配設されるとともに一方が接地される一対
    の水没検出電極により構成されて前記両水没検出電極間
    の電気抵抗の減少により水没を検出する水没センサ、 前記操作スイッチから入力する信号に基づいて前記窓昇
    降用モータを制御する制御部、 前記制御部が実装される配線基板、及び、 前記制御部、前記配線基板及び前記水没センサを収容す
    るケース、 を備える水没センサ付きパワーウインドウ装置におい
    て、 前記制御部は、前記両操作スイッチからの入力信号に基
    づいて前記窓昇降用モータを駆動制御する窓降下用の切
    り替えリレー及び窓上昇用の切り替えリレーを制御する
    昇降制御回路と、 窓降下用の前記操作スイッチと直列に接続された前記水
    没センサにより直接駆動されて前記窓降下用の切り替え
    リレーを駆動制御するリレー駆動トランジスタと、 を備えることを特徴とする水没センサ付きパワーウイン
    ドウ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN1318720C (zh) * 2003-05-13 2007-05-30 株式会社东海理化电机制作所 自动开闭式窗户装置
JP2015161118A (ja) * 2014-02-27 2015-09-07 株式会社東海理化電機製作所 浸漬検出装置

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JP2015161118A (ja) * 2014-02-27 2015-09-07 株式会社東海理化電機製作所 浸漬検出装置

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