JP2002273502A - シートバーの仕上げ圧延方法 - Google Patents

シートバーの仕上げ圧延方法

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JP2002273502A
JP2002273502A JP2001076410A JP2001076410A JP2002273502A JP 2002273502 A JP2002273502 A JP 2002273502A JP 2001076410 A JP2001076410 A JP 2001076410A JP 2001076410 A JP2001076410 A JP 2001076410A JP 2002273502 A JP2002273502 A JP 2002273502A
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JP
Japan
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sheet bar
rolling
temperature
finish rolling
mill
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JP2001076410A
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English (en)
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Eitaro Shidara
英太郎 設楽
Takeshi Otani
剛 大谷
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱延ラインにおいて、シートバーを粗圧延
後、仕上げ圧延温度となるまで搬送ライン上で待機させ
た後、仕上げ圧延する仕上げ圧延方法に関する。 【解決手段】 粗圧延後、シートバーの温度を測定し、
測定した該温度を基に、仕上げ圧延機に進入させるまで
の搬送ライン上での待機時間を予測し、予測した待機時
間の間、搬送ライン上でシートバーをオシレーションし
ながら待機させ、その後、シートバー先端のクロップ部
を切断して仕上げ圧延機に進入させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホットコイル(熱
延コイル)を生産する熱間圧延ラインにおいて、粗圧延
機から仕上げ圧延機までシートバー(仕上げ圧延前のホ
ットコイル用素材)を搬送させ、仕上げ圧延機に進入さ
せる仕上げ圧延方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、熱間圧延ラインにおいて、ライン
パイプ等の素材として用いられる厚物広幅コイルの生産
が盛んに行われるようになってきた。ラインパイプ用と
して用いられる素材は、強度、靭性に対する要求が厳し
く、仕上げ圧延における制御圧延が不可欠である。
【0003】制御圧延を行うためには、仕上げ圧延での
温度を厳しく管理する必要があり、粗圧延終了後のシー
トバーを搬送ライン上でオシレーション待機させ、所定
の温度となるまで空冷を行うことが必須である。オシレ
ーション待機させた後仕上げ圧延を行う場合に従来から
行われているシートバーの仕上げ圧延方法を、図2に基
づき説明する。
【0004】粗圧延機(例えば、R1〜R5スタンドから構
成される)3で粗圧延したシートバー1は、搬送ライン
2上を進行し(a)、仕上げ圧延機(例えば、F1〜F7ス
タンドから構成される)7入側のフライングクロップシ
ャー5で先端部の位置決めが行われ、先端がクロップ10
として切断される(b)。このクロップ切断のタイミン
グで、同時に、仕上げ圧延機入側温度計(FET )8でシ
ートバーの測温を行い、その測温した温度に基づき制御
圧延を行うための仕上げ圧延温度にまでシートバー1の
温度が低下するのに要する時間の予測を行う。
【0005】従来は、この予測を行うために、粗圧延を
完了したシートバー1を、まず、仕上げ圧延機7の入側
近傍にまで搬送し、仕上げ圧延機入側温度計(FET )8
での測温を行う必要があった。そのため、仕上げ圧延機
7の入側近傍設備での一連の作業の一つとして、あらか
じめクロップ切断も行われ、サイクルタイムを最小化す
ることが行われていた。
【0006】そして、その予測した時間が経過するま
で、搬送ライン2上でシートバーをオシレーションしな
がら待機する(c)。ここで、オシレーション動作を行
うのは、シートバーの温度低下むらを防止するととも
に、ロールの焼きつきを防止するためである。次に、上
記の予測時間が経過した段階で、シートバー1を搬送
し、仕上げ圧延機7で仕上げ圧延を行う(d)。
【0007】なお、4はエッジヒータ(EH)、6は仕上
げ圧延機入側のスケールブレーカ(FSB )であり、通
常、仕上げ圧延機の入側に付設されている設備である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シートバー
の先端クロップを先に切断し、搬送ライン上でオシレー
ション待機させて冷却を行うと、クロップを切断した先
端部が定常部に比較して過冷却となりやすく、その温度
が低下しすぎるため、仕上げ圧延機に進入した際の噛み
込み時の衝撃トルクが大きくなりすぎるという問題があ
った。
【0009】そのため、圧延機ロールと駆動用のモータ
とを連結しているスピンドルに過大な負荷がかかり、設
備トラブルの大きな要因となっていた。本発明は、該ス
ピンドルに与える過大な衝撃トルクを解消し、設備に過
負荷を与えることなく仕上げ圧延を行うことを可能とす
るシートバーの仕上げ圧延方法を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、シートバー
を、粗圧延後、仕上げ圧延温度となるまで搬送ライン上
で待機させて後、仕上げ圧延機に進入させる仕上げ圧延
方法であって、粗圧延後、シートバーの温度を測定し、
測定した該温度を基に、仕上げ圧延機に進入させるまで
の搬送ライン上での待機時間を予測し、予測した待機時
間の間、搬送ライン上でシートバーをオシレーションし
ながら待機させ、その後、シートバー先端のクロップ部
を切断して仕上げ圧延機に進入させ、仕上げ圧延を行う
ことを特徴とするシートバーの仕上げ圧延方法によって
上記課題を解決した。
【0011】また、本発明は、前記温度を、粗圧延機出
側温度計で測定することが好適であることを見出したの
である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のシートバーの仕上げ圧延
方法の好適な実施の形態を、図1に基づき説明する。な
お、すでに図2において説明した熱間圧延ラインにおけ
る各設備と同一の設備には同一の番号を付し、ここでの
説明を省略する。本発明では、まず、シートバー1が粗
圧延機3を抜け、粗圧延機出側温度計(R5DT)9を通過
する時点でシートバーの測温を行い、その測温した温度
に基づいて制御圧延を行う仕上げ圧延温度にまでシート
バー1の温度が低下する時間の予測を行う(a)。
【0013】そして、その予測した時間が経過するま
で、搬送ライン2上でシートバーをオシレーションしな
がら待機させておく(b)。その後、上記の予測時間が
経過した段階で、シートバー1を搬送し、仕上げ圧延機
7入側のフライングクロップシャー5でシートバー先端
部の位置決めを行って先端のクロップ10の切断を行い
(c)、そのままシートバー1を仕上げ圧延機7に進入
させて仕上げ圧延を行う(d)。
【0014】こうすることで、シートバー1の先端部が
待機によって過冷却となっていた場合であっても、その
過冷却部はクロップ10として切り捨てられることにな
り、シートバー1先端部の温度を略定常部と同等の温度
にすることができ、仕上げ圧延機に噛み込む際にも過負
荷となることを解消できるのである。なお、以上では、
シートバーの待機時間を予測するための温度測定を粗圧
延機出側温度計(R5DT)で行うとして説明したが、これ
に限定するものではなく、粗圧延を完了したシートバー
1を、まず、仕上げ圧延機7の入側近傍にまで搬送し、
仕上げ圧延機入側温度計(FET )8で測温し、クロップ
を切断せずに搬送ラインに逆送して、オシレーション待
機させてもよいことは言うまでもない。
【0015】
【実施例】本発明のシートバーの仕上げ圧延方法を、ラ
インパイプ用の靭性基準の厳しい材料の熱延に適用し、
従来の方法との比較を実施した。まず、本発明方法で
は、粗圧延後、そのままオシレーション待機を行い、搬
送ライン上で所定時間だけ待機した後、先端クロップを
切断し、仕上げ圧延処理を実施した。
【0016】一方、従来の方法では、粗圧延終了後、ま
ず、先端クロップの切断を行い、その後、搬送ライン上
で所定時間だけ待機した後、そのまま仕上げ圧延処理を
実施している。ここで、比較を実施したシートバーにお
いては、制御圧延を行うために必要となる仕上げ圧延入
り側のシートバー進入温度は960 ℃である。また、条件
を等しくするため、本発明方法と従来の方法のいずれの
場合も、オシレーション待機時間を同一とした。
【0017】従来の方法を適用した操業においては、仕
上げ圧延機進入時のシートバーの先端温度が900 ℃にま
で下がり過冷却状態となっていたが、本発明方法を採用
した操業では、シートバー先端部の温度は、定常部と同
じ960 ℃であり、差は認められなかった。その結果、本
発明方法では、従来の方法と比較して、仕上げ圧延機の
モータスピンドル負荷を約20%低減することができた。
【0018】
【発明の効果】本発明によって、仕上げ圧延機のモータ
スピンドル負荷を低減することができ、仕上げ圧延機設
備の信頼性を大きく向上することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシートバーの仕上げ圧延方法を説明す
る工程図である。
【図2】従来のシートバーの仕上げ圧延方法を説明する
工程図である。
【符号の説明】
1 シートバー 2 (仕上げ圧延機入側の)搬送ライン 3 粗圧延機 4 エッジヒータ(EH) 5 フライングクロップシャー(FCS ) 6 スケールブレーカ(FSB ) 7 仕上げ圧延機 8 仕上げ圧延機入側温度計(FET ) 9 粗圧延機出側温度計(R5DT) 10 (先端の)クロップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバーを、粗圧延後、仕上げ圧延温
    度となるまで搬送ライン上で待機させて後、仕上げ圧延
    機に進入させる仕上げ圧延方法であって、粗圧延後、シ
    ートバーの温度を測定し、測定した該温度を基に、仕上
    げ圧延機に進入させるまでの搬送ライン上での待機時間
    を予測し、予測した待機時間の間、搬送ライン上でシー
    トバーをオシレーションしながら待機させ、その後、シ
    ートバー先端のクロップ部を切断して仕上げ圧延機に進
    入させ、仕上げ圧延を行うことを特徴とするシートバー
    の仕上げ圧延方法。
  2. 【請求項2】 前記温度を、粗圧延機出側温度計で測定
    することを特徴とする請求項1に記載のシートバーの仕
    上げ圧延方法。
JP2001076410A 2001-03-16 2001-03-16 シートバーの仕上げ圧延方法 Pending JP2002273502A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100905116B1 (ko) 2002-12-23 2009-06-30 주식회사 포스코 열연바 형상을 고려한 열연판 선미단부 크롭 커팅방법 및커팅장치
JP2009248103A (ja) * 2008-04-02 2009-10-29 Nippon Steel Corp 熱間圧延設備における鋼材の搬送制御装置及び方法
KR101376571B1 (ko) 2011-12-26 2014-04-01 (주)포스코 열간 압연 시스템 및 그 방법
KR20160121709A (ko) * 2015-04-10 2016-10-20 동국제강주식회사 아크센싱 특성이 우수한 후강판 제조 방법 및 이에 의해 제조된 아크센싱 특성이 우수한 후강판

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