JP2002272049A - スロットレスモータ - Google Patents
スロットレスモータInfo
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- JP2002272049A JP2002272049A JP2001064163A JP2001064163A JP2002272049A JP 2002272049 A JP2002272049 A JP 2002272049A JP 2001064163 A JP2001064163 A JP 2001064163A JP 2001064163 A JP2001064163 A JP 2001064163A JP 2002272049 A JP2002272049 A JP 2002272049A
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- stator coil
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- Windings For Motors And Generators (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 モータの出力や効率の低下、およびコギング
の発生を招くことがなく、かつ占積率の向上を図ること
ができるスロットレスモータを提供する。 【解決手段】 固定子コア４の内周面に回転磁界形成用
の空芯状の固定子コイル５を装着してなる固定子２と、
回転子コア４の外周面上に永久磁石１３を取り付けてな
り、かつ固定子コイル５に空隙を介して対向するように
配置された回転子７とを有するスロットレスモータ１に
おいて、固定子コイル５に平角導体を用いるとともに、
これを２層で構成し、２つのコイル端５ａ、５ｂを外周
側から同一方向に取り出して配置する。
の発生を招くことがなく、かつ占積率の向上を図ること
ができるスロットレスモータを提供する。 【解決手段】 固定子コア４の内周面に回転磁界形成用
の空芯状の固定子コイル５を装着してなる固定子２と、
回転子コア４の外周面上に永久磁石１３を取り付けてな
り、かつ固定子コイル５に空隙を介して対向するように
配置された回転子７とを有するスロットレスモータ１に
おいて、固定子コイル５に平角導体を用いるとともに、
これを２層で構成し、２つのコイル端５ａ、５ｂを外周
側から同一方向に取り出して配置する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ＦＡ、ＯＡに使用
される平滑電機子巻線形ブラシレスＤＣモータ、いわゆ
るスロットレスモータに関するものである。
される平滑電機子巻線形ブラシレスＤＣモータ、いわゆ
るスロットレスモータに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のスロットレスモータは、図４およ
び図５に示すように構成されている。両図において、１
はスロットレスモータ、２は固定子で、フレーム３の内
周面に嵌合固着した固定子コア４の内周面に、回転磁界
形成用の空芯状の固定子コイル５Ａを装着している。前
記固定子コイル５Ａの結線は、反負荷側に配置した基板
６で行っている。７は前記固定子コイル５Ａの内側に空
隙を介して対向するように配置された回転子で、前記フ
レーム３の両端部に嵌合固着した負荷側ハウンジング８
および反負荷側ハウジング９に軸受１０、１１を介して
回転自在に支承されるとともに、回転子コア１２の外周
面上に複数個の略扇状の永久磁石１３を取り付けて構成
されている。
び図５に示すように構成されている。両図において、１
はスロットレスモータ、２は固定子で、フレーム３の内
周面に嵌合固着した固定子コア４の内周面に、回転磁界
形成用の空芯状の固定子コイル５Ａを装着している。前
記固定子コイル５Ａの結線は、反負荷側に配置した基板
６で行っている。７は前記固定子コイル５Ａの内側に空
隙を介して対向するように配置された回転子で、前記フ
レーム３の両端部に嵌合固着した負荷側ハウンジング８
および反負荷側ハウジング９に軸受１０、１１を介して
回転自在に支承されるとともに、回転子コア１２の外周
面上に複数個の略扇状の永久磁石１３を取り付けて構成
されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のスロットレスモータにおいては、次のような
問題があった。 (1) 図５に示すように、空芯状の固定子コイル５Ａは、
内周側に巻き始め５Ａａが位置し、外周側に巻き終わり
５Ａｂが位置している。固定子コイル５Ａの結線は反負
荷側で行うため、固定子コイル５Ａの巻き始め５Ａａを
反負荷側に引き出す必要がある。この場合前記巻き始め
５Ａａを反負荷側に引き出すために、固定子２にコイル
の逃げ部を設ける必要があるが、図６（ａ）、（ｂ）に
示すように、回転子側にコイル逃げ部１４を設けた場合
は、固定子２と回転子７との間の磁気的空隙が広がり、
モータの出力が低下する。また、図７（ａ）、（ｂ）に
示すように、固定子コア４側にコイル逃げ部１４を設け
た場合は、固定子コア４に切欠きを形成することにな
り、モータ効率の低下やコギングトルクの発生の要因と
なる。 (2) コイルに丸導体を使用しているため、導体の占積率
が低い。 本発明は、このような問題を解消するためになされたも
ので、モータの出力や効率の低下、およびコギングの発
生を招くことがなく、かつ占積率の向上を図ることがで
きるスロットレスモータを提供することを目的とするも
のである。
うな従来のスロットレスモータにおいては、次のような
問題があった。 (1) 図５に示すように、空芯状の固定子コイル５Ａは、
内周側に巻き始め５Ａａが位置し、外周側に巻き終わり
５Ａｂが位置している。固定子コイル５Ａの結線は反負
荷側で行うため、固定子コイル５Ａの巻き始め５Ａａを
反負荷側に引き出す必要がある。この場合前記巻き始め
５Ａａを反負荷側に引き出すために、固定子２にコイル
の逃げ部を設ける必要があるが、図６（ａ）、（ｂ）に
示すように、回転子側にコイル逃げ部１４を設けた場合
は、固定子２と回転子７との間の磁気的空隙が広がり、
モータの出力が低下する。また、図７（ａ）、（ｂ）に
示すように、固定子コア４側にコイル逃げ部１４を設け
た場合は、固定子コア４に切欠きを形成することにな
り、モータ効率の低下やコギングトルクの発生の要因と
なる。 (2) コイルに丸導体を使用しているため、導体の占積率
が低い。 本発明は、このような問題を解消するためになされたも
ので、モータの出力や効率の低下、およびコギングの発
生を招くことがなく、かつ占積率の向上を図ることがで
きるスロットレスモータを提供することを目的とするも
のである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明は、固定子コアの内周面に回転磁界形成用の
空芯状の固定子コイルを装着してなる固定子と、回転子
コアの外周面上に永久磁石を取り付けてなり、かつ前記
固定子コイルに空隙を介して対向するように配置された
回転子とを有するスロットレスモータにおいて、前記固
定子コイルに平角導体を用いるとともに、これを２層で
構成し、２つのコイル端を外周側から同一方向に取り出
して配置するようにしたものである。
め、本発明は、固定子コアの内周面に回転磁界形成用の
空芯状の固定子コイルを装着してなる固定子と、回転子
コアの外周面上に永久磁石を取り付けてなり、かつ前記
固定子コイルに空隙を介して対向するように配置された
回転子とを有するスロットレスモータにおいて、前記固
定子コイルに平角導体を用いるとともに、これを２層で
構成し、２つのコイル端を外周側から同一方向に取り出
して配置するようにしたものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図に基づ
いて説明する。図１は本発明の実施例における固定子コ
イルの２層構造を示す斜視図、図２は本発明の実施例に
おける固定子コイルを示す斜視図、図３は本発明の実施
例における固定子コイルの結線構成を示す部分側断面図
である。本発明の固定子コイル５は、図１に示すよう
に、１本の平角導体を内周側から２つに分けて巻き上げ
ていった２層で構成している。そのため、それぞれのコ
イル端は外周側から同一方向に引き出された構成をして
おり、いずれか一方が巻き始め５ａで、他方が巻き終わ
り５ｂとなる。これら２層のコイルを重ねて、図２に示
すように、１つの空芯状の固定子コイル５として使用す
る。２層を重ねるにあたっては、コイル自身を自己融着
巻線を使用して巻線後に融着固定させるか、あるいは通
常のコイルを用いて、巻線後に接着剤等で固定させるか
等の手段を用いる。このように構成した固定子コイル５
を用い、図３に示すように、巻き始め５ａと巻き終わり
５ｂが反負荷側に配置されるようにして固定子コア４の
内周面に装着する。このようにすることにより、固定子
２にコイルの逃げ部を設ける必要がなくなるとともに、
コイルの結線作業も容易になる。したがって、モータの
出力や効率の低下、およびコギングトルクの発生といっ
た、モータ性能の阻害要因をなくすことができるととも
に、結線作業を容易にすることができる。
いて説明する。図１は本発明の実施例における固定子コ
イルの２層構造を示す斜視図、図２は本発明の実施例に
おける固定子コイルを示す斜視図、図３は本発明の実施
例における固定子コイルの結線構成を示す部分側断面図
である。本発明の固定子コイル５は、図１に示すよう
に、１本の平角導体を内周側から２つに分けて巻き上げ
ていった２層で構成している。そのため、それぞれのコ
イル端は外周側から同一方向に引き出された構成をして
おり、いずれか一方が巻き始め５ａで、他方が巻き終わ
り５ｂとなる。これら２層のコイルを重ねて、図２に示
すように、１つの空芯状の固定子コイル５として使用す
る。２層を重ねるにあたっては、コイル自身を自己融着
巻線を使用して巻線後に融着固定させるか、あるいは通
常のコイルを用いて、巻線後に接着剤等で固定させるか
等の手段を用いる。このように構成した固定子コイル５
を用い、図３に示すように、巻き始め５ａと巻き終わり
５ｂが反負荷側に配置されるようにして固定子コア４の
内周面に装着する。このようにすることにより、固定子
２にコイルの逃げ部を設ける必要がなくなるとともに、
コイルの結線作業も容易になる。したがって、モータの
出力や効率の低下、およびコギングトルクの発生といっ
た、モータ性能の阻害要因をなくすことができるととも
に、結線作業を容易にすることができる。
【０００６】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば次の
ような効果がある。 (1) 固定子にコイル逃げ部を設ける必要がないため、モ
ータの出力や効率が低下することがなく、また、コギン
グトルクが発生することがない。 (2) コイルに丸導体を使用せず、平角導体を使用してい
るため、導体の占積率が大きく向上する。したがって、
モータを小型化することができる。 (3) コイルの結線作業が容易になる。
ような効果がある。 (1) 固定子にコイル逃げ部を設ける必要がないため、モ
ータの出力や効率が低下することがなく、また、コギン
グトルクが発生することがない。 (2) コイルに丸導体を使用せず、平角導体を使用してい
るため、導体の占積率が大きく向上する。したがって、
モータを小型化することができる。 (3) コイルの結線作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の実施例における固定子コイルの２層
構造を示す斜視図である。
構造を示す斜視図である。
【図２】 本発明の実施例における固定子コイルを示す
斜視図である。
斜視図である。
【図３】 本発明の実施例における固定子コイルの結線
構成を示す部分側断面図である。
構成を示す部分側断面図である。
【図４】 従来技術におけるスロットレスモータを示す
側断面図である。
側断面図である。
【図５】 従来技術における固定子コイルを示す斜視図
である。
である。
【図６】 従来技術において、コイル逃げ部を回転子側
に設けた場合を示す図で、（ａ）は部分正面図、（ｂ）
は部分側断面図である。
に設けた場合を示す図で、（ａ）は部分正面図、（ｂ）
は部分側断面図である。
【図７】 従来技術において、コイル逃げ部を固定子コ
ア側に設けた場合を示す図で、（ａ）は部分正面図、
（ｂ）は部分側断面図である。
ア側に設けた場合を示す図で、（ａ）は部分正面図、
（ｂ）は部分側断面図である。
１ スロットレスモータ、 ２ 固定子、 ３ フレーム、 ４ 固定子コア、 ５ 固定子コイル、 ５ａ 巻き始め、 ５ｂ 巻き終わり、 ６ 基板、 ７ 回転子、 ８ 負荷側ハウンジング、 ９ 反負荷側ハウジング、 １０、１１ 軸受、 １２ 回転子コア、 １３ 永久磁石、 １４ コイル逃げ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０２Ｋ 21/14 Ｈ０２Ｋ 21/14 Ｍ ５Ｈ６２１ 29/00 29/00 Ｚ Ｆターム(参考） 5H002 AA09 AC04 5H019 AA03 AA04 CC03 CC08 DD01 5H603 BB01 BB04 BB10 BB12 CA01 CA05 CB04 CB19 CC02 CC17 CD02 CD21 CE02 FA18 5H604 BB01 BB07 BB14 BB17 CC01 CC05 CC12 5H615 AA01 BB01 BB14 PP01 PP02 PP07 PP15 PP17 QQ02 QQ19 5H621 AA02 GB14 HH01
Claims (1)
- 【請求項１】 固定子コアの内周面に回転磁界形成用の
空芯状の固定子コイルを装着してなる固定子と、回転子
コアの外周面上に永久磁石を取り付けてなり、かつ前記
固定子コイルに空隙を介して対向するように配置された
回転子とを有するスロットレスモータにおいて、 前記固定子コイルに平角導体を用いるとともに、これを
２層で構成し、２つのコイル端を外周側から同一方向に
取り出して配置したことを特徴とするスロットレスモー
タ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001064163A JP2002272049A (ja) | 2001-03-08 | 2001-03-08 | スロットレスモータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001064163A JP2002272049A (ja) | 2001-03-08 | 2001-03-08 | スロットレスモータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002272049A true JP2002272049A (ja) | 2002-09-20 |
Family
ID=18923025
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001064163A Pending JP2002272049A (ja) | 2001-03-08 | 2001-03-08 | スロットレスモータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002272049A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2001
- 2001-03-08 JP JP2001064163A patent/JP2002272049A/ja active Pending
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|---|---|---|---|
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